生徒会長とキース君曰く、お寺の維持に金銭は必須だそうでございます。
商売が下手だと修理もままならないらしく…。
ブルー 「電電宮は放っておいても年々稼ぎが増えるからねえ」
キース 「放っておいても? …どういうことだ?」
経営努力は必要だろう、とキース君は大真面目。
キース 「霊園だって今どきのヤツは宣伝しないと売れないぞ」
サム 「キースの所も広告とかを出してるのかよ?」
キース 「いや、ウチは檀家さんのクチコミだけで充分だが」
ブルー 「そこそこ歴史があるお寺だからこそ出来ることだよ」
シロエ 「それじゃ電電宮も由緒あるお寺にあるからいけるんですか?」
ブルー 「違うんだな、これが。電波って所が重要なんだよ」
今どきは何でも電波に電気、とニッコリ笑う生徒会長。
ブルー 「なにしろ電電宮だから…。電気と電波の守り神ってことで」
キース 「後付け設定だとか言わなかったか?」
ブルー 「こういうモノはね、言った者勝ち! だから独り勝ち状態で」
ジョミー「分かった、お賽銭が半端じゃないんだね?」
ブルー 「お賽銭なんてレベルじゃないよ。維持のための会まであるさ」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「電電宮奉賛会と言ってね、お供えも整備もバッチリだってば」
キース 「それ専門の会があるのか…」
ブルー 「年に一度は会員が集まって住職が祈祷。御布施がドカンと」
マツカ 「御布施ですか…。それは凄そうですね」
ブルー 「しかも会員はテレビ局とか電気関連事業の会社だ」
シロエ 「つまり会社が儲かれば儲かるほど御布施も増えるわけですね」
ブルー 「おまけにオンリーワンだろう? 会員数は増える一方」
キース 「あんな小さな神社がか…。分からんものだな」
ブルー 「つまり世の中、アイデアなんだよ。元老寺も何か考えたら?」
キース 「銀青様の台詞とも思えんな…」
新規の商売で儲けてどうする、とキース君は顔を顰めております。
檀家さんだけで充分ですか、そうですか…。
先月分までを1ヶ月単位で纏めてあります。
今後は毎月、月初めに前月の分を収納してゆきますのでよろしくですv
拍手ありがとうございました!
千二百年ほども昔の時代から電波の神様をお祭りするお寺。
いくら後付け設定だからと言っても、最先端なのは間違いない事実で…。
キース 「電電明神だから電電宮か…。でもって電波の神様ときたか」
ブルー 「なかなか商売上手だろ? やっぱりこうでなくっちゃね」
シロエ 「商売上手って…。お寺ってそういうものなんですか?」
ブルー 「それはもう。維持管理にもお金がかかるし」
キース 「確かにそこは間違いないな。ましてこれほどの広さだと…」
ブルー 「そう、維持費も馬鹿にならないよ。稼がなくっちゃね」
サム 「十三参りがあるじゃねえかよ」
ジョミー「大抵の子供は来るんだからさ、充分じゃないの?」
キース 「甘いな。大寺院の経営ってヤツは大変なんだ」
何十年、何百年に一度の大修理とか、とキース君。
キース 「そういう時には大金がかかる。日頃からの備えが大切だ」
ブルー 「修理に合わせて募る寄付金だけでやるのは無理だよ」
シロエ 「えっ、でも…。色々なパターンで集めまくるじゃないですか」
スウェナ「瓦に名前を書いてあげますとか、そういうのよね?」
マツカ 「写経を納めるタイプもありますよ」
ジョミー「修学旅行生でも記念に払えそうな額からあると思うんだけど」
ブルー 「ダメダメ、そんなのじゃ全然足りない」
キース 「塵も積もれば山となる、と言ってもな…。桁が違うんだ」
サム 「あー、そっか…。家を一軒建てるのとは全然別物だもんな」
ブルー 「大工さんだって専門の人が必要なんだよ」
キース 「場合によっては建材から探さなくてはならないんだぞ」
寺院建築は奥が深い、とキース君は人差し指を立てて。
キース 「元老寺くらいの規模の寺の本堂でもピンキリなんだぜ」
ジョミー「なに、それ…」
キース 「建てるのに必要な経費の額だ。凝り始めたらキリがない」
ブルー 「建てた後は維持費がかかるしね」
電電宮は凄いんだよ、と生徒会長。
もしかしなくても稼ぎが半端じゃない神社ですか?
キース君がついに元老寺の副住職に。
就任祝いにソルジャーがプレゼントしたものは木製の数珠。
キャプテンと一緒に作ったお手製の数珠だそうですが…。
その数珠で是非祈ってほしい、とソルジャーに託された願いとは…?
※アーカイブ追加収録のお知らせ
シャン学アーカイブに『言えない悩み』全3話を追加収録いたしました。
柔道部の合宿を間近に控えた教頭先生、深い悩みがあるようです。
育毛剤に縋りたいほどの悩みの原因、ツーフィンガーとは?
※過去ログ置き場が出来ました。
先月分までを1ヶ月単位で纏めてあります。
今後は毎月、月初めに前月の分を収納してゆきますのでよろしくですv
9月9日、重陽の節句にシャン学メンバーがやって来たのは立派なお寺。
ソレイド八十八ヶ所で知られたお大師様よりも古いそうなのですが…。
キース 「電波の神様は知らなかったぞ。本当なのか?」
ブルー 「宗派が違うし、知らない方が普通かな。でも本当だよ」
サム 「ホントに電波の神様なのかよ、だったら新しい神社だよな?」
ブルー 「んーと…。今のお社が出来たのが60年くらい前だったかと」
全員 「「「60年!?」」」
ブルー 「そう。150年ほど前に火事で焼けちゃって、暫く仮宮」
ジョミー「なんか新しくないんだけど…」
シロエ 「でも、会長はそれより前から生徒会長な筈ですよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーは300年以上も生徒会長だもん!」
ジョミー「あ、そっか。じゃあ、ブルーよりかは新しいんだ?」
ブルー 「失礼な…。人を年寄りみたいに」
それに神社はもっと古い、と唇を尖らせる生徒会長。
ブルー 「この神社はねえ、千年以上も前から此処にあるんだから」
全員 「「「せ、千年!?」」」
ブルー 「千二百年近いかな? とにかく由緒正しい神社なんだよ」
ジョミー「せ、千二百年前に電波の神様って…」
キース 「そんな時代に電波の概念があったのか、おい?」
ブルー 「あるわけないだろ、電波は後付け設定さ」
シロエ 「それじゃ電電宮って名前も後付けですか?」
ブルー 「そこは微妙な所かなぁ…。明星社って名前だったけど…」
ジョミー「だったけど……何さ?」
ブルー 「祭られていたのは電電明神だったわけ」
キース 「分かったぞ! 雷神というオチなんだな?」
ブルー 「残念でした。虚空蔵菩薩様が明星にお姿を変えて御顕現」
そのお姿である明星天子が電電明神、と言われましても。
ジョミー「うーん、頭が混乱してきた…」
ブルー 「本堂に行けばスッキリするよ、菊の香りで一杯だから」
生徒会長は先に立って歩いてゆきますが。
重陽の節句って、菊だらけのイベントなんですかねえ?
※過去ログ置き場が出来ました。
先月分までを1ヶ月単位で纏めてあります。
今後は毎月、月初めに前月の分を収納してゆきますのでよろしくですv
路線バスに乗って辿り着いた先は、節分に行ったお寺の近くの観光名所。
そこから橋を渡った対岸の山に目的のお寺がございます。
ブルー 「さてと…。十三参りに来たんじゃないから注意は不要か」
シロエ 「あれは振り向いたら終わりなんですよね、帰り道で」
ブルー 「そう、この橋を渡り終えるまでの間は…ね」
スウェナ「振り返ったらバカになっちゃうのよね?」
ブルー 「うん。御本尊様に頂いた智恵をお返ししてしまうんだ」
サム 「あれは本気で怖かったぜ。でも、振り向いてないのになあ…」
俺の智恵は何処に行ったんだろう、とサム君は首を捻っております。
ジョミー「返さなくてもその程度って話なんじゃないの?」
サム 「お前がそれを言うのかよ! ブルーがいなけりゃ赤点だろ!」
ジョミー「今は関係無いもんね。授業の中身は頭にバッチリ!」
ブルー 「何度も1年生をやっているんだ、覚えて当然」
キース 「ブルーのフォローもあったしな。それと智恵を返す話だが…」
シロエ 「返したんですよね、キース先輩は」
マツカ 「返したんですか!?」
キース 「おふくろがうるさく言うものだから、俺は自力で頑張ろうと」
ブルー 「あえて振り向いたというわけか…」
キース 「そういうことだ。おふくろには思い切り叱られたがな」
サム 「返しちまっても天才かよ…。なんか人生、不公平だぜ…」
ワイワイと思い出話を繰り広げながら橋を渡って参道へ。
ジョミー「あ、そうだ。すっかり忘れちゃっていたんだけど…」
キース 「何をだ?」
ジョミー「ブルーが言ってた話だよ。バスに乗る前に」
最先端のモノって何さ、とジョミー君に生徒会長が指差したものは。
ブルー 「あそこに小さな神社があるだろ? あれがそうだけど」
ジョミー「普通だよ?」
ブルー 「甘いね、あれは電電宮と言って電波の神様」
全員 「「「電波!?」」」
そんな神社が存在するのか、と誰もが仰天。
古いお寺に電波の神様。それは確かに最先端…。
※過去ログ置き場が出来ました。
先月分までを1ヶ月単位で纏めてあります。
今後は毎月、月初めに前月の分を収納してゆきますのでよろしくですv
やって来ました、9月9日の日曜日。
土曜日も遊びまくったシャン学メンバー、今日も朝から燃えております。
ジョミー「よーし、争奪戦には負けないぞー!」
ブルー 「宗教行事だというのを忘れちゃダメだよ? 暴れないように」
サム 「ジョミーが暴れるのは酔った時だろ」
スウェナ「そうそう、緋色の衣を目指して頑張るぞー! ってね」
シロエ 「服は緋色が最高ですよね、と叫んだこともありましたよねえ」
ジョミー「ぼくは覚えてないってば!」
キース 「しかし親父は覚えているぞ? 正月から坊主宣言だったし」
ジョミー「もう時効だよ、半年以上も経ってるんだし!」
ブルー 「次から誓約書を書かせようかな、そういう時は」
シロエ 「いいですね、それ。ハンコは拇印で」
ジョミー「やだよ、絶対書かないから!」
キース 「いいや、あの勢いなら調子に乗って書くと思うぞ」
サム 「本当に坊主を目指していないのかよ? 怪しいよな」
マツカ 「心の底では帰依しているかもしれませんね。阿弥陀様に」
ジョミー「冗談じゃないよ!」
阿弥陀様も坊主も絶対嫌だ、と叫んではいても僧籍なのがジョミー君。
生徒会長に強引に出家させられ、『徐未』という立派な法名までが。
ブルー 「まあ、こればっかりは御仏縁だし…。気長に待つさ」
キース 「いいのか、それで? 何年かかるか分からないぞ」
ブルー 「きっといつかは緋の衣! それを楽しみに待つのも一興」
サム 「でも、今日のお寺は別口だよな?」
ブルー 「うん。ソレイド八十八ヶ所と同じ系列だよ。より古いけど」
キース 「そういえば、あそこは古義だったか…」
サム 「古義って何だよ?」
ブルー 「お大師様の時代より前からあるってことさ」
その割に最先端のモノもあるんだけどね、と生徒会長は路線バスへ。
ブルー 「うん、いい具合に空いてるかな」
降りるのは終点近くだから、と最後尾に陣取るシャン学メンバー。
由緒あるお寺みたいですけど、最先端のモノって何?
※過去ログ置き場が出来ました。
毎日更新のため御覧になれない回も多いかも、と気付いた場外編。
サルベージが完了しましたので過去ログ置き場を作ってみました。
下のバナーからどうぞです。
TOP記事とリンクコーナーにも置きましたので御利用下さいv
