行き先は南無阿弥陀仏のお寺ではない、と聞かされたジョミー君。
それなら安全圏とばかりに行く気になった上、菊の争奪戦がお目当てで。
ジョミー「それってさあ、沢山ゲットすればいいわけ?」
ブルー 「罰当たりな…。御利益グッズだと言っただろう?」
サム 「一人一本限りかよ?」
ブルー 「そうなるね。ただ、手に入れられない人も多いから…」
分けてあげれば喜ばれるよ、と生徒会長は申しております。
ブルー 「重陽の菊は不老長寿のお守りなんだ。君たちの場合は…」
シロエ 「あまり関係無さそうですね」
キース 「どうやら歳は取らないようだし、寿命も長いか…」
ブルー 「だから争奪戦に負けた人に分けてあげるのさ」
これも一種のボランティア、と言われてみればそのとおりかも。
ブルー 「せっかくのお守りなんだからねえ、扱いの方は大切に!」
スウェナ「サッカーボールじゃないっていうのはそのことね」
ジョミー「分かったよ、ちゃんと大事に扱うってば!」
キース 「そして寺の行事に参加する…、と。気を付けろよ」
シロエ 「お坊さん多数でしょうからねえ…」
サム 「菊酒もあるって言うもんな。要注意だぜ」
ジョミー「一杯だけなら酔っ払わないよ!」
というわけで、9月9日はお寺にお出掛けに決定です。
キース 「持ち物は特に要らないのか? たとえば数珠とか」
ブルー 「法衣で出たけりゃ数珠も要るけど…。お勧めしないな」
素人さんには宗派の区別がつかないから、と生徒会長。
ブルー 「関係者まで菊を奪い合ってたなんてスキャンダルだよ」
サム 「そりゃそうだよなぁ、見た目は普通に坊主だもんな」
キース 「分かった、俺が坊主だとバレそうなモノは自粛する」
ブルー 「数珠レットくらいはいいと思うな、素人さんも愛用してるし」
それ以外のグッズは封印すること、と生徒会長は厳しく指導。
集合場所と時間も決まって、後は9月9日を待つのみ。
重陽の節句、どんなイベントなんでしょうねえ?
※ちょこっと、お知らせ。
ハーレイの日がテーマだった先月のこと。
とある船長大好きな方から「不定期にお邪魔してます」とメッセージを
頂戴いたしました。
そこまではいいのですが、あの「船長が出ずっぱり」なハーレイの日を
不定期訪問でお読み頂くのは「ものっすご~く大変」だったのでは、と
先日やっと気付いた阿呆です。
流れ去った後で「仕方ないか」と読んでおられない部分もあったかも…。
ブログの構造上、遡るのはかなり根性要りますからね。
というわけで、遅ればせながら『過去ログ置き場』の設置を考え中です。
1ヶ月分ずつ纏めてズラーッと並べてみようか、と。
ところが、ここに問題が一つ。
すみません、実はここのお話は「書き捨て形式」でございまして…。
投稿したら原稿は削除してきていたため、これからサルベージ開始です。
も、もう少し……お時間下さいです、はい~。
拍手ありがとうございました!
お寺に行くのは絶対に嫌だ、と主張しまくるジョミー君ですが。
他のみんなは9月9日にお出掛けするのに、仲間外れにされそうな空気。
ブルー 「ジョミーは放ってみんなで行こう。それでいいよね?」
キース 「そうだな、嫌がるヤツを連れて行ってもうるさいだけだ」
サム 「たまにはジョミー抜きっていうのも楽しそうだぜ」
シロエ 「キース先輩が欠けていたことは何度もありましたけど…」
スウェナ「ジョミーは皆勤賞だったものね。家で留守番していなさいよ」
マツカ 「きっとその方がいいですよ。万一ってこともありますから」
ブルー 「君子危うきに近寄らず…ってね。じゃ、そういうことで」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 他のみんなでお出掛けだね!」
ジョミー「ちょ、ちょっと待ってよ、なんで留守番?」
ブルー 「嫌な所に行く必要は無いだろう? なにしろお寺だ」
サム 「後で話が合わないかもなぁ、留守番になると」
キース 「自業自得だ、放っておけ。で、何処へ行くんだ?」
ブルー 「十三参りで有名なお寺さ。ぼくたちとは宗派が違うけどね」
シロエ 「ああ、あそこですか」
キース 「重陽の行事をやっていたとは知らなかったな…」
それは見に行く価値がある、とキース君は言っております。
他のメンバーも期待に満ちた顔つきですが…。
ジョミー「行くよ、ぼくも一緒に行くってば!」
ブルー 「おや。お寺は却下と言わなかったかい?」
ジョミー「南無阿弥陀仏のお寺じゃないなら無問題だよ!」
サム 「へえ…。節分で行ったお寺は南無阿弥陀仏じゃなかったぜ?」
ジョミー「飲まなきゃ問題ないわけだし!」
キース 「確かに菊酒一杯くらいで酔いはしないか…」
ジョミー「それよりも菊の争奪戦だよ、そういうのは自信あるってば!」
ブルー 「やれやれ、菊はサッカーボールじゃないんだけどねえ?」
丁重に扱わないと滅茶苦茶に、と生徒会長は申しておりますが。
俄然、行く気になったジョミー君、果たして心得ているのやら…。
拍手ありがとうございました!
お彼岸合わせの秋休みの提案を却下されてしまった生徒会長。
その代わりにと持ち出してきたものはお寺で、菊の争奪戦がどうとか…。
ブルー 「9月9日なら日曜だしさ、学校を休む必要もないよね」
ジョミー「待ってよ、行き先はお寺だなんて却下だし!」
スウェナ「ジョミーには鬼門だったわねえ…。お寺」
シロエ 「節分の時も色々ありましたしね。今度もアウトかも」
ブルー 「ああ、その点は大丈夫。今回の振舞い酒は制限つきだ」
キース 「そうなのか?」
ブルー 「菊酒は甘酒とは違うからねえ、飲み放題とはいかないさ」
基本はお一人様一杯限り、と生徒会長は笑っております。
ブルー 「スーパーの特売品ってわけじゃないけど、数に限りが」
キース 「なるほどな…。酔っ払うほどには飲めないわけだ」
シロエ 「それならジョミー先輩も安心ですね」
マツカ 「酔っ払うと漏れなく坊主宣言ですからね…」
ジョミー「言わないでよ、ぼくは覚えていないんだから!」
スウェナ「だけど目撃証言多数よ、きっと密かに願望なのよ」
サム 「分かる、分かる。普段は照れ隠しで言わないだけだよな?」
俺と一緒に修行しようぜ、とサム君の顔がニヤニヤと。
ジョミー「なんでそういうことになるのさ! お断りだよ!」
ブルー 「本当に往生際が悪いね、ジョミーは。ま、気長に待つけど」
ジョミー「待たなくていいっ!」
キース 「おい、ブルーから逃げ切れるなんて思うなよ?」
サム 「そうそう、いつかはきっと坊主なんだぜ」
シロエ 「応援してますよ、ジョミー先輩!」
スウェナ「そうねえ、逃げられるわけがないものねえ…」
ジョミー「お断りだってば!!!」
絶対に嫌だ、と喚くジョミー君ですが。
ブルー 「ふうん…。だったら9月9日は仲間外れで」
ジョミー「えっ?」
ブルー 「お寺は却下なんだろう? 君は自宅でゆっくりしたまえ」
他のみんなはお出掛けだ、と生徒会長はニッコリ笑顔。
お寺は却下なジョミー君だけ仲間外れ…ですか?
秋のお彼岸に合わせて秋休みを、と言われてしまったシャン学メンバー。
ただでもサボリは後ろめたいのに、抹香臭い秋休みなどは…。
ジョミー「却下だし! キースに言われなくても却下!」
キース 「当然だ! 野次馬根性で来られても迷惑なだけだ」
ブルー 「うーん…。ぼくが法要に出るって言っても?」
キース 「親父は歓迎するだろうがな、あんたの世話係は俺だろうが!」
あれやこれやと手を焼かされるに決まっている、とキース君。
緋色の衣の生徒会長、なまじ偉いだけに完全にお客様ですし…。
ブルー 「バレちゃったか。いい案だと思ったんだけど…」
キース 「俺の家はあんたの別荘じゃないっ!」
ブルー 「なるほどねえ…。仕方ない、他のお寺で遊ぼう」
キース 「お彼岸にか? あんたは何を考えてるんだ!」
高僧のくせに、とキース君は詰っておりますが。
ブルー 「何もお彼岸とは言っていないよ。今度の日曜はどうだろう」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「9月9日が何の日だったか覚えていない?」
シロエ 「えーっと…。重陽の節句でしたか?」
キース 「そう言えばそんな日だったか…」
ジョミー「チョウヨウの節句…。去年にちょこっと聞いたような…」
ブルー 「長寿を祝う菊の節句さ。盛大にやるお寺があるんだ」
サム 「お寺かよ?」
ブルー 「うん。知る人ぞ知るイベントなのさ」
スウェナ「何があるわけ?」
ブルー 「重陽に因んだ能の奉納とかもあるけど、菊の争奪戦」
全員 「「「争奪戦?」」」
ブルー 「法要に使った菊を善男善女が奪い合うんだよ」
それはもう仁義なき戦いで…、と生徒会長は申しております。
押し合いなんかは序の口だそうで、圧死しそうな勢いなのだとか。
ブルー 「でも御利益があるからねえ…。欲しい人は必死なわけ」
キース 「餅撒きみたいな行事なのか…」
餅を撒いたり散華を撒いたり、お寺の行事は様々です。
菊の争奪戦があるお寺に出掛けて、何をしようというのやら…。
晴れて元老寺の副住職になったキース君。
本格的なお坊さんライフはまだですけれど、責任の方はそれなりに。
そこへドカンと超特大の責任が…。
いきなり現れたソルジャーが、副住職の就任祝いに贈ったものとは?
拍手ありがとうございました!
サボリ大好きな生徒会長のオススメは秋休み。
本来は農繁期に家の手伝いをするためのものだったそうで、対象者は…。
ブルー 「うん、取るならキースがお似合いだね。連休でもあるし」
シロエ 「秋分の日ですもんねえ、秋のお彼岸」
キース 「なんでそういう展開になる! 俺はただでも忙しいんだ!」
サム 「ああ、お彼岸でも墓回向がついてくるもんな」
ブルー 「棚経が無い分、お盆よりかは随分楽だよ」
マツカ 「棚経は大変ですからね。檀家さんを全部回るんでしょう?」
キース 「言わないでくれ、こないだ終わったばかりなんだからな」
聞いただけでも憂鬱になる、とキース君は呻いております。
ブルー 「だったら、やっぱり秋休みを取れば? 少しは楽だよ」
スウェナ「学校に来なくて済むものね。休んでしまえば?」
キース 「休んだら親父にこき使われるだけで終わるだろうが!」
サム 「大変なんだなぁ、本職になると…」
ブルー 「そりゃね、お寺を預かるわけだし責任もあるさ」
お寺は総本山からの預かりもの、と生徒会長。
個人の所有物ではないらしいです。
ブルー 「だから色々頑張らないと…。あ、そうだ」
キース 「なんだ?」
ブルー 「いや、君じゃなくて。サムとジョミーも秋休みはどう?」
サム 「えっ、俺が?」
ジョミー「なんでぼくが?」
ブルー 「ほら、二人とも僧籍だろう? 元老寺に行ってお手伝い!」
キース 「それは助かるな。ジョミーはともかく、サムは使える」
サム 「そ、そうかな…」
ジョミー「却下だし! 夏休みだけで充分だよ!」
ブルー 「いい案だと思ったんだけど…。秋休みを取って楽しくお彼岸」
シロエ 「もしかして、ぼくたちまで巻き込む気ですか?」
ブルー 「お寺に親しむいい機会だよね。お墓参りにお彼岸の法要」
キース 「俺の家に来て遊ぶつもりか、罰当たりな!」
許さんぞ、と拳を握り締めているキース君。
秋のお彼岸にみんな揃って秋休みとは、あまりに抹香臭いのでは…。
