シャングリラ学園つれづれ語り
☆回避出来た危機
さて、7月。梅雨も期末テストも終了、生徒会長宅な週末。
エアコンが効いているので、暑さも無縁な御一同様でして。
シロエ 「年々、暑くなって来ますよね…」
ジョミー「ホントだよねえ、梅雨の間から蒸し暑いしさ…」
サム 「けどよ、キースのヤツ、頑張ったよなあ…」
雨の中を法衣で月参りでよ、とサム君が振っている首。
サム 「瞬間移動も、足元スニーカーも、コケたしよ…」
スウェナ「せっかくのチャンスを、パアにしたものね…」
キース 「やかましい!」
あんな条件で誰がやるか、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「トイレに閉じ込めで、出られないんだぞ!」
ジョミー「そうなんだけどさ、よく逃げられたよね…」
シロエ 「言えてますよね、相手は例の人なのに…」
サム 「他のヤツなら、詰んでいたぜ、アレ…」
逃げられたの、坊主ならではだよな、とサム君。
サム 「棚経を盾に取るとか、思わねえしよ…」
シロエ 「今後は来ない、と言い切りましたしねえ…」
ジョミー「真っ青な顔して、撤回だったよ…」
スウェナ「今年だけなら、踏ん張ったかもだけど…」
今後ってことは、お彼岸だって、とスウェナちゃんも。
スウェナ「放棄されたら、無縁仏になるわけよね…」
サム 「供養してくれる寺、他にねえしなあ…」
ジョミー「例の戒名が有難いのも、通用しないって…」
キース 「俺が証拠を出さないんだからな!」
身元証明が無いのと同じだ、とキース君、キッパリ。
キース 「普通は、他所に任せる場合は、何か証拠が…」
シロエ 「紹介状が要るんですか?」
キース 「無くてもいいが、証明出来る品がだ…」
まるで無いのが、例のヤツだ、とキース君の勝ち誇った顔。
キース 「過去帳どころか、位牌も無いという有様で…」
サム 「立派な戒名、絵に描いた餅ってか…」
シロエ 「キツイですねえ…」
キース 「だから勝てた!」
無縁仏のピンチではな、と爽やかな笑顔ですけど。
良かったですね…。
2026/07/01 (Wed)
☆使えない最終兵器
期末テストも無事に終了、週末は生徒会長宅で夏休み待機。
梅雨も終わって、キース君が回避したピンチが話題でして。
シロエ 「過去帳の話は、前に聞いたような気がします」
サム 「そういや、載せてねえのが問題だっけなあ…」
スウェナ「キースが管轄違いだからでしょ?」
住職はアドス和尚だものね、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「事務で過去帳の管理はしてても、記入の方は…」
ブルー 「出来ないだろうね、代理を頼まれない限りはさ」
キース 「そういうことだな、俺が載せたいと思っても…」
門前払いを食らうわけだ、とキース君、ニンマリ。
キース 「あの馬鹿野郎が頼み込もうが、絶対に出来ん!」
サム 「いいじゃねえかよ、ヤバい時には使えるぜ?」
ジョミー「火だるまショーとかも、回避出来そう!」
シロエ 「どうなんでしょう? 多用した場合、耐性が…」
出来てしまいませんか、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「あの人ですから、断られた後もですね…」
スウェナ「食い下がって来るとか、ありそうだわねえ…」
キース 「俺も正直、そういう気しか…」
だから使わん、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「最終兵器的な構えで、抑止力にするしか…」
サム 「んじゃよ、無茶を言われても、ババのままかよ」
シロエ 「この前みたいなのは、そうそう来ませんって!」
何処かで救いが入りますから、とシロエ君の読み。
シロエ 「トイレ閉じ込め騒ぎの時は、会長までが…」
ジョミー「あっちサイドについてたっけね…」
サム 「ぶるぅも、やる気満々だったっけなあ…」
ぶるぅ 「だって、出来そうだったから…」
マスター出来たら便利だよねって、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「瞬間移動も、足元スニーカーも、どっちも!」
キース 「それはそうだが、条件がだな…」
ブルー 「追い詰めないとさ…」
ぶるぅ 「発動しないんだもん…」
応援したくなっちゃうでしょ、と言ってますけど。
正論…。
2026/07/02 (Thu)
☆悟れなくていい人
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチが話題で、トイレ閉じ込めの件で。
キース 「追い詰めるにしても、トイレ以外でも…」
ブルー 「肝心な所は、切迫の度合いだしねえ…」
ぶるぅ 「それもあるけど、後の修理に便利なんだもん!」
トイレだったら、その周りだけで、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「業者さんが通る所と、ゲストルームが1つで…」
ブルー 「資材搬入に使う通路も、限定されるよね」
ぶるぅ 「そうなの! 端っこのを使うつもりだったし…」
ブルー 「ゲストルームの窓からだって、いけるしさ…」
他の部屋の眺望に、さほど影響は、と生徒会長も。
ブルー 「下の駐車場から、クレーンで上げても…」
シロエ 「端っこ、角部屋でしたよね?」
サム 「ゲストルームの窓はでけえし、使えるよなあ…」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ!」
このお部屋がパアになったら、もっと大変、と真剣な表情。
ぶるぅ 「修理期間も長くなっちゃうし、他のお部屋も…」
ジョミー「出入りするのに、不便かもね…」
スウェナ「通路を塞ぐくらいに、資材、積むかも…」
ブルー 「一時的には、ありそうだよ?」
通路の幅は広げられないし、と生徒会長。
ブルー 「真面目な話、トイレがベストってこと!」
キース 「しかしだな…!」
ぶるぅ 「逃げられたんだし、いいと思うの!」
スキルアップは残念だったけど、と料理上手なお子様の言。
ぶるぅ 「キースにしたって、ちょっとくらいは…」
ブルー 「惜しい部分は、皆無じゃないだろうね」
キース 「正直、否定出来ないんだが…」
俺も命が惜しいからな、とキース君、合掌。
キース 「自分の尊厳を捨て去ってまでは、流石に…」
ブルー 「悟りが開けていない時点で、そうなるけどさ…」
ぶるぅ 「次があったら、頑張ってみない?」
キース 「一生、悟れないままで構わん!」
ただの坊主で充分すぎる、と叫んでますけど。
高僧とかは…?
2026/07/03 (Fri)
☆悟りを開く場所
夏休みを待つ御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君の危機が話題でして。
ブルー 「ただの坊主って、目標は、ぼくなんだろう?」
シロエ 「初の夏休みで、キース先輩の家に行きましたね」
サム 「非日常を体験ってえから、何かと思ったらよ…」
ジョミー「お寺ライフだったオチだっけね…」
アレで運命狂っちゃった、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「ブルーが高僧だったばかりに、ロックオンで…」
サム 「いいじゃねえかよ、直弟子なんだぜ?」
ジョミー「お坊さんなんて、なりたくないし!」
シロエ 「でもですね…。キース先輩だって、同じで…」
会長の緋の衣を目にして、気が変わって、とシロエ君。
シロエ 「負けられないから、って方向転換でしたよ?」
ブルー 「ソレがある以上、キースだってさ…」
ただの坊主で終わるのはね、と生徒会長、ニンマリ。
ブルー 「悟りの境地は、是非とも!」
キース 「トイレで悟りは、御免蒙る!」
シロエ 「誰だって、嫌がる場所ですしね…」
スウェナ「同じ悟りだったら、家の本堂とかがいいわよね」
場所を選んで開きたいと思うわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「時期は過ぎたけど、沙羅の花の木の下とか…」
サム 「あー…。諸行無常な…」
シロエ 「雰囲気は大事だと思うんですよ」
ブルー 「そう言われてもねえ…」
トイレだって大事な場所なんだよ、と生徒会長が立てる指。
ブルー 「そもそも、お袈裟の由来は、トイレなんだし…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「ホントだってば、今でこそ、トイレの時はさ…」
外して入れって言われるけどね、と生徒会長、目がマジ。
ブルー 「嘘だと思うなら、そこのスマホで検索したまえ」
シロエ 「検索って、何でやればいいんです?」
ブルー 「ズバリ、袈裟と、糞と、衣でオッケー!」
一同 「「「ええっ!?」」」
マジですか、と皆の視線が集中してますけど。
検索…?
2026/07/04 (Sat)
☆トンデモな単語
夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話で、盛り上がっていますけど。
シロエ 「会長、冗談はやめて下さい!」
スウェナ「そんな単語で検索なんて、普通、ないでしょ?」
ブルー 「でもねえ…。袈裟とトイレじゃ、作法しか…」
引っ掛かってくれないし、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「トイレに入る時は、袈裟はどうするか、って…」
サム 「外して入れって教わってるけど、アレだよな?」
ブルー 「ソレしか引っ掛からないよ?」
嘘だと思うなら、やってみたまえ、と立てている人差し指。
シロエ 「えっと…? 袈裟とトイレですね…?」
ジョミー「検索するわけ?」
シロエ 「葬儀会社とか、墓地なら、お断りですけど…」
後の広告が嫌すぎますし、とシロエ君の渋面。
シロエ 「そっち系しか来なくなります、動画サイトも…」
一同 「「「うーん…」」」
そういう傾向は確かにあるな、と誰もが納得。
スウェナ「キースのせいで、たまに調べるのよね…」
サム 「マジで、そっち系のが増えるよなあ…」
キース 「裏山が墓地で悪かったな!」
スウェナ「専門用語で喋るからでしょ!」
つい気になって、とジャーナリスト志望だった人。
スウェナ「シロエ、今のはどうだったの?」
シロエ 「会長が言う通り、トイレに入る時のマナーで…」
サム 「他には見当たらねえってか?」
シロエ 「はい…。検索ワードを変えるしか…」
でもですね、とシロエ君の苦虫を噛み潰したような顔。
シロエ 「袈裟と衣はともかく、残りの一つが問題です…」
ジョミー「あんまり打ちたいヤツじゃないよね…」
絵文字で代用したらダメだし、とジョミー君も。
ジョミー「言い換えとかでやるの、無理かなあ…?」
ブルー 「残念ながら、そのものズバリだけでしか…」
シロエ 「出ないんですね…?」
一同 「「「うーん…」」」
よりにもよって糞だなんて、と呻いてますけど。
どうする…?
2026/07/05 (Sun)
☆調べたくない単語
夏休み間近な御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君のピンチが話題な今。
ブルー 「検索したら、トイレで悟りもアリが分かるよ?」
シロエ 「正直、嫌すぎるんですけど…」
サム 「俺だって、遠慮してえぜ…」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、スウェナがやったら?」
ジャーナリスト志望だったんだし、とジョミー君の指名。
ジョミー「記事を書くなら、色々、調べないとダメだし…」
スウェナ「そんなので記事は書かないわよ!」
サム 「でもよ、トイレの記事って、あるじゃねえかよ」
シロエ 「悪質な修理業者とか、そういうのですね?」
スウェナ先輩、お願いします、とシロエ君も丸投げ。
シロエ 「ぼくは、機械には強いんですけど…」
サム 「トイレは管轄外だよなあ?」
シロエ 「当然ですって!」
タンクの修理も未経験です、とシロエ君が広げる両手。
シロエ 「ウォシュレットのリモコンだって、未経験で…」
ジョミー「でもさ、理屈は分かってるよね?」
シロエ 「分解修理は出来るでしょうけど…」
サム 「まあなあ、機械には違いねえしよ…」
やっぱ、スウェナで、とサム君からも御指名が。
サム 「スウェナ、頼むぜ!」
スウェナ「ちょっと待ちなさいよ、専門家がいるでしょ!」
一同 「「「は?」」」
検索しろと言った人では、と皆の視線が生徒会長に。
シロエ 「会長、解説してくれるんですか?」
ブルー 「お断りだね、検索したまえ!」
サム 「やっぱ、ダメじゃねかよ…」
スウェナ「そうじゃなくって、もう一人、忘れないでよ!」
其処にいる人、とキース君にビシィ! と突き付ける指。
スウェナ「キース、プロでしょ、知っているわよね?」
一同 「「「あっ!!!」」」
ブルー 「もちろん、知らないわけがないと思うよ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「キース、どうなんだい?」
まさか習っていないとか、と聞いてますけど。
大学とかで…?
2026/07/06 (Mon)
☆由来だそうです
夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
エアコンの効いた快適空間、先月のキース君のピンチの話。
ブルー 「お袈裟の由来も教えないとか、ないと思うけど」
一同 「「「は?」」」
由来とは、と想定外な展開の台詞でして。
シロエ 「まさか、トイレが由来なんでしょうか…?」
ブルー 「そうなるねえ…」
一同 「「「ええっ!?」」」
それはないだろ、と誰もが仰天。
シロエ 「つけて入るの、アウトなんですよね?」
サム 「弟子入りした時、ブルーがうるさく注意でよ…」
ジョミー「首から下げてるだけだし、つい、ウッカリさ…」
スウェナ「入っちゃうわけね?」
ネクタイ的な感覚で、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースの法衣のみたいに、ビッグサイズなら…」
サム 「気付く以前に、トイレ、無理だぜ?」
シロエ 「そうかもです…」
キンキラキンの布ですし、とシロエ君の相槌。
シロエ 「アレの由来がトイレだなんて、嘘っぽい気が…」
サム 「俺もだけどよ…」
ブルー 「本当なんだし、検索してみたまえ!」
一同 「「「うーん…」」」
そう言われても、と回避したいのが、検索ワード。
シロエ 「キース先輩、どうなんです?」
ジョミー「専門家なんだし、知ってるんだよね?」
ブルー 「習っていない筈は、ないだろうけど…」
状況的に、言いたくないかも、と生徒会長、クスクス笑い。
ブルー 「トイレで悟れ、と迫られそうだしさ…」
サム 「嫌すぎるよなあ、ソレ…」
ジョミー「ぼくなら、絶対、遠慮したい場所…」
シロエ 「それで、だんまりなんでしょうか…?」
ヤバい立場に追い込まれそうで、とシロエ君が見る副住職。
シロエ 「聞いたとしても、トイレ、強制しませんよ?」
サム 「俺もしねえし、説明して欲しいぜ」
ジョミー「ぼくも、しないよ?」
ブルー 「どうするんだい、キース?」
それとも知らないヤツなのかな、と質問ですけど。
答えは…?
2026/07/07 (Tue)
☆一筆入れるそうです
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
話題になったキース君の先月のピンチ、其処から袈裟の話。
シロエ 「キース先輩、覚えていないんですか?」
サム 「ねえだろ、キースに限ってよ」
ジョミー「知らない方だって、ないような気しかしないよ」
スウェナ「大丈夫、話しても絶対、トイレで悟りを…」
開けだなんて言わないから、とスウェナちゃんの太鼓判。
スウェナ「心配だったら、一筆入れるわよ?」
サム 「俺も書くしよ」
ジョミー「ぼくも書くから、誰か文章を練ってさ…」
シロエ 「みんなでサインで、オッケーですよね!」
それで問題ないでしょう、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「スウェナ先輩、書いて貰えますか?」
スウェナ「いいわよ、ぶるぅ、何か書く紙あるかしら?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ どんな紙がいい?」
可愛い便箋もあるし、巻物用のヤツもあるけど、と質問。
ぶるぅ 「スウェナの好きなの、どういうの?」
スウェナ「そうねえ、筆は慣れてないから、普通ので…」
シロエ 「キース先輩に渡すからには、可愛いのよりも…」
サム 「カッチリしている紙がいいよな!」
白紙か、白紙に罫線程度でよ、とサム君の意見。
サム 「でもって、サインした後は、封筒でよ…」
シロエ 「そうだ、会長のサインも貰えますか?」
ブルー 「いいとも、キース的には貴重だろうしね!」
銀青様の直筆サイン、と生徒会長、快諾。
ブルー 「キース、そういう条件でいいかな?」
キース 「あんたのサインで、誘い出す気か!」
ブルー 「そうでもしないと信用しないし…」
お袈裟の由来が謎なままだしさ、と生徒会長。
ブルー 「ぶるぅ、適当な紙を持って来て!」
ぶるぅ 「んとんと、ブルーのハンコも、持って来る?」
サム 「最高じゃねえかよ、銀青様のハンコだぜ!」
シロエ 「レア度、ハンコで、アップなんですね?」
それでいきましょう、とシロエ君もプッシュ。
一筆入れると…?
2026/07/08 (Wed)
☆トイレが嫌なら
夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
其処で出た話題が、先月のキース君とトイレの件ですけど。
キース 「悔しい話だが、銀青様のハンコは欲しくはある」
シロエ 「それなら、一筆入れる方向で決まりですね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 紙と、ブルーのハンコだね!」
取りに行って来る、とドアの方へと跳ねてゆくお子様。
ぶるぅ 「どの紙がいいかな、白紙か、罫線入り!」
ブルー 「ハンコを押すわけだし、滲まないので頼むよ」
ぶるぅ 「そっか、和紙にした方がいいのかも!」
いいの探すね、とドアを開けた所で、キース君の叫びが。
キース 「ちょっと待ってくれ!」
ぶるぅ 「えっと…? もっと普通の紙がいいわけ?」
キース 「紙ではなくて、文章の方が問題で…」
何と書く気だ、とキース君の視線がスウェナちゃんに。
キース 「代表で書く上、文面も練るんだったな?」
スウェナ「センスが悪いとか、言う気じゃないわよね…?」
喧嘩だったら受けて立つわよ、とスウェナちゃん、キッと。
スウェナ「柔道部員とガチで喧嘩は無理だし、舌戦で!」
シロエ 「スウェナ先輩、ファイトです!」
サム 「キース、お経で慣れてやがるし、舌は強いぜ?」
ジョミー「怒鳴り合いでも、喉はいけそうだよね…」
スウェナを応援するけどさ、とジョミー君、心配そうな顔。
ジョミー「お坊さん相手に舌戦だとか、不利な気がするよ」
スウェナ「論破しちゃえばケリがつくでしょ!」
キース 「いや、そういう問題ではなく…」
スウェナ「だったら何なの、サッサと言いなさいよ!」
入れて欲しい文章あるのかしら、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「トイレの様式を問わずだとか、そっち系なの?」
キース 「違う、文章にトイレは必須なのか…?」
ブルー 「嫌なら、東司でいいかもね」
一同 「「「とうす?」」」
ブルー 「ズバリ、トイレで…」
座禅の宗派で使う言葉、という説明ですけど。
そう書けと…?
2026/07/09 (Thu)
☆聞けそうな由来
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話から、袈裟とトイレの関係へ。
スウェナ「座禅の宗派のトイレって、漢字は何なの?」
ブルー 「東と、司会に使われる司になるね」
シロエ 「なるほどです! 知識が無ければ謎単語ですね」
サム 「見た目も、トイレらしくねえしよ…」
ソレにしろよな、とサム君もオススメ。
サム 「キースだってよ、文句ねえだろ?」
キース 「生憎、俺にも知識はあるし、坊主仲間も…」
シロエ 「承知なんですか?」
キース 「座禅の宗派以外でも、坊主の間で使いもする」
一般人に分かりにくいのが便利だし、と副住職。
キース 「会食の途中で席を立つには、トイレより…」
スウェナ「ソフトな言い回しになるってことね…」
了解、とスウェナちゃん、ニッコリ。
スウェナ「トイレを避けた文面にすればいいんでしょ?」
キース 「その方向で頼む!」
スウェナ「だったら、例の災難だった日の、日付を…」
シロエ 「明記しておいて、厄介な場所での悟り回避で…」
約束します、と書けばベストでしょう、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩、ソレでどうです?」
キース 「その文面だったら、文句は無いな」
スウェナ「決まりだわね、ぶるぅ、紙をお願い!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 良さそうな紙、持って来る!」
ブルーのハンコも、と跳ねて出掛けて、戻りまして。
ぶるぅ 「はい、スウェナ! 普通のペンで書けるから!」
スウェナ「さっき言ってたように書くのね!」
サインとハンコ用のスペースを空けて、と紙にサラサラ。
スウェナ「キース、こんな感じでどうかしら?」
キース 「特に問題は見当たらないし、皆でサインを…」
入れてくれ、とキース君の注文。
キース 「ブルーは、ハンコも頼みたい」
ブルー 「もちろんだよ!」
シロエ 「会長がハンコを押したら、完成ですね!」
袈裟の由来を聞けそうです、と笑顔ですけど。
でしょうねえ…。
2026/07/10 (Fri)
☆悩ましいサイン
夏休み待ちの御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
先月のキース君とトイレの話から、袈裟の由来へ転がって。
シロエ 「はい、サイン、揃いました。会長だけです」
ブルー 「オッケー! サインと、ハンコで…」
サインは銀青でいいのかな、と生徒会長の問い。
ブルー 「それともブルーか、どっちが好みなんだい?」
キース 「ブルーか、銀青様か…」
悩ましい、とキース君、腕組み。
キース 「ブルーの方でも、ハンコは銀青になるんだな?」
ブルー 「もちろん、そうだから、確認したわけで…」
シロエ 「何か違いがあるんですか?」
ブルーと書くか、銀青かで、とシロエ君が横から。
シロエ 「どっちにしたって、サインとハンコですよ?」
サム 「分かってねえなあ、坊主心をよ…」
そう言う俺も見習いだけどな、とサム君の苦笑。
サム 「門前の小僧に近いけれどよ、分かるぜ?」
シロエ 「どう違うんです?」
サム 「銀青様のサインに、銀青様のハンコだとよ…」
レアではあっても、定番なんだよな、とサム君の説明。
サム 「けどよ、ブルーのサインに、銀青様はよ…」
シロエ 「ハンコを押さない、っていう意味ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
まず絶対に有り得ないね、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「頼み込まれたって、押すわけなくてさ…」
サム 「もしかしなくても、押したことねえって?」
ブルー 「一度も無いと記憶してるよ」
この先も多分、無いと思うね、と生徒会長。
ブルー 「レア度の高さは、とんでもないヤツで…」
キース 「どっちにすべきか、真面目に悩むんだが…」
そんな選択肢が出て来るとは、とキース君、思案中。
キース 「ブルーを選ぶか、銀青様か…」
シロエ 「思い切り悩んじゃうんですね?」
サム 「銀青様のサインとハンコだけでもよ…」
キース 「欲しくて、条件を飲んだわけで…」
どっちにすべきか、と長考の構えですけど。
チョイス…?
2026/07/11 (Sat)
☆オススメは定番
夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
其処で出たのが先月のキース君のピンチで、トイレで悟り。
シロエ 「どっちに転んでも、袈裟の由来は聞けますか?」
サム 「重要なポイントだよなあ、ソレ…」
スウェナ「ブルーを選んだら、スルーするのは無しよ?」
ブルーは使い分けしてるだけに、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「普段は、お坊さんな正体なんか、出さないし…」
ジョミー「キースが、盾に取ること、あるかもね」
キース 「誓って、やらん!」
話が此処まで進んでるしな、と覚悟は出来てるようでして。
キース 「レア度で行くか、定番で行くかが悩ましい…」
ブルー 「オススメのコースは、定番の方だね」
一同 「「「えっと…?」」」
ブルー 「キースが見せびらかす相手が、ぼくをさ…」
知っているとは限らないし、と生徒会長、クスクスと。
ブルー 「伝説の高僧、銀青の存在は、都市伝説で…」
シロエ 「そうなんですか!?」
ブルー 「三百年以上も、若いままの姿でいるだけでも…」
都市伝説になりそうだよ、と言われれば、そう。
ブルー 「今は何処で何をしているのか、謎なわけでさ…」
サム 「普通に高校生でいるとか、知られてねえのな?」
ブルー 「話が拡散されたら、大迷惑だし…」
知られないようにしてるんだけど、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「坊主の間の定説としては、人里離れた山奥で…」
キース 「読経三昧の日々を送っている、と言い伝えで…
衆生の救済と平和を願って、とキース君。
キース 「俗名がブルーと知られてはいても、実在かは…」
サム 「謎なのかよ…」
それじゃ見せびらかしても、とサム君が振っている首。
サム 「レア度高めでも、真贋が怪しいってか…」
ブルー 「そういう気がするから、定番が良さげかと…」
シロエ 「捏造を疑われるんですね?」
キース 「不本意すぎる…」
そんな末路は御免蒙る、と呻いてますけど。
定番で行くと?
2026/07/12 (Sun)
☆レアすぎるブツ
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来を聞く話でして。
ブルー 「捏造疑惑を回避するんだったら、定番だけだよ」
キース 「止むを得ん…。銀青の名前にハンコで頼む」
ブルー 「了解。それじゃサインと、ハンコで完成ってね」
ペンでサラサラと銀青の署名で、立派なハンコをペタン。
ブルー 「これでいいかな、キース?」
キース 「有難く頂戴いたします!」
ハハーッと一礼、合掌してから、押し頂くサイン入りの紙。
キース 「銀青様のサインとハンコをゲットか、感無量だ」
ブルー 「その他数人、余計なサインが入ってるけどね」
キース 「しかし、考えようによっては、レア物で…」
銀青様ともあろう御方が、一般人と寄せ書き、とキース君。
キース 「余程のことがない限りは、ありはしないぞ」
サム 「そうかもなあ…」
シロエ 「結婚披露宴の寄せ書きとかですね?」
ブルー 「そういう席に行った時には、書くと思うよ」
ただし、ハンコを持っていないわけで、と生徒会長の笑み。
ブルー 「キース、レア度の高さは保証するから!」
キース 「言われてみれば、持ち歩くには向かないか…」
ブルー 「そこそこ大きさがある上、入れておく箱もね」
シロエ 「渋いですけど、錦で出来てる箱っぽいです」
重いんでしょうね、とシロエ君の問い。
シロエ 「中にしたって、ハンコを保護する仕様ですから」
ブルー 「ズッシリ重いわけじゃないけど、軽くはないよ」
サム 「認印とは違いそうだよな…」
キース 「持ち歩かないなら、寄せ書きには押せないな…」
充分にレア過ぎるサインらしい、とキース君、感激の表情。
キース 「頂いた以上、さっきの約束は守らせて貰う」
シロエ 「キース先輩、待ってました!」
??? 「楽しそうだね、ぼくも聞かせて欲しいんだけど」
一同 「「「げっ!」」」
なんで来るんだ、と皆の視線が集中ですけど。
誰が来たと?
2026/07/13 (Mon)
☆聞くために参加
夏休みを控えた御一同様、生徒会長宅が週末の溜まり場で。
先月のキース君のトイレなピンチから、話が袈裟の由来へ。
??? 「御挨拶だねえ、げっ、ていうのは…」
キース 「日頃の行いが悪いからだろう!」
??? 「でもさ、先月は回避だったわけでさ…」
取り消したしね、とソルジャー(会話表記はAブルー)。
Aブルー「棚経に来ないだなんていうのは、怖すぎて…」
キース 「そう思うんなら、なんで来たんだ!」
Aブルー「袈裟の由来が聞けるらしいし、やっぱりさ…」
聞き逃すなんて有り得ないよ、と好奇心の塊な模様。
Aブルー「それで、どういう由来になるわけ?」
シロエ 「どうして外野が仕切るんです!」
サム 「言えているよな、俺たちは一筆入れたんだぜ?」
ジョミー「ブルーだって、サインを書いてるんだよ?」
おまけに銀青様のハンコつきで、とジョミー君も。
ジョミー「レア過ぎるヤツになったらしいし、外野はさ…」
シロエ 「黙って、お引き取り願いたいですよ!」
スウェナ「帰りなさいよ、場が荒れない間に!」
サム 「キースがキレたら、棚経、ヤバいぜ?」
殆ど最終兵器なんだしよ、とサム君、ズイと。
サム 「お盆の棚経、スルーされたら、後がねえしよ」
シロエ 「引き受けてくれる所は、無いんですしね」
Aブルー「じゃあさ、ぼくもサインに参加するから!」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と皆の視線がソルジャーに集中。
シロエ 「まさか、さっきの紙に書く気なんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
ハンコは持っていないけれどね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「寄せ書き的なサインらしいし、ぼくも後から!」
キース 「あんた、全てをパアにする気か、加筆して!」
Aブルー「レア度アップだよ、ぼくのサインだし!」
シロエ 「何処がなんです!」
Aブルー「ぼくのシャングリラだと、ぼくのサインは…」
重要事項の承認にしか、と言ってますけど。
別の世界では…?
2026/07/14 (Tue)
☆レア度が下がる件
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
キース君から袈裟の由来を聞くという件、ソルジャー乱入。
シロエ 「そっちの世界じゃ、価値があってもですね…」
サム 「こっちじゃ、意味が全くねえしよ」
ジョミー「レア度アップどころか、下がりそうだよ?」
キース 「まったくだ…」
他人様に見せる分には、問題無いが、とキース君の仏頂面。
キース 「俺が充分、迷惑するんだ、あんたのサインは!」
Aブルー「御挨拶だねえ、なんで迷惑?」
キース 「あんたの日頃の行い、俺には迷惑でしかない!」
サム 「そんな輩のサインを貰って、喜ぶヤツはよ…」
いねえんでねえの、とサム君も。
サム 「どっちかってえと、書かねえ方が喜ばれるぜ?」
シロエ 「書かずに、サッサと帰って下さい!」
ジョミー「真面目に棚経、すっぽかされるよ?」
今年限定イベにしてもね、と棚経のお供でお馴染みの人。
ジョミー「来年以降は復活したって、今年はスルーで…」
サム 「いいじゃねえかよ、楽が出来るぜ?」
キース 「サインされた場合は、それが良さそうだ」
帰って貰おう、とキース君が指差すドアの方向。
キース 「お袈裟の由来は、知らなくていい!」
Aブルー「なるほどねえ…。ちなみに、ぼくの頭のさ…」
コレなんだけど、とソルジャーが指す、ヘッドフォン。
Aブルー「聴力が弱いし、補聴器なんだけれどね…」
一同 「「「えっと…?」」」
Aブルー「補聴器だけなら、ぼくのハーレイみたいにさ…」
耳だけで済ませられるわけで、とソルジャーの説明。
Aブルー「こういう形になっているのも、意味があるわけ」
シロエ 「ずっと以前に、聞いた気がしますよ、確か…」
記憶装置を兼ねていたような、とシロエ君の複雑な顔。
シロエ 「うろ覚えですから、自信は無いんですけど…」
Aブルー「ピンポーン! ついでに、こっちのスマホも…」
持っているから、どうなるのかな、と笑顔ですけど。
スマホ…?
2026/07/15 (Wed)
さて、7月。梅雨も期末テストも終了、生徒会長宅な週末。
エアコンが効いているので、暑さも無縁な御一同様でして。
シロエ 「年々、暑くなって来ますよね…」
ジョミー「ホントだよねえ、梅雨の間から蒸し暑いしさ…」
サム 「けどよ、キースのヤツ、頑張ったよなあ…」
雨の中を法衣で月参りでよ、とサム君が振っている首。
サム 「瞬間移動も、足元スニーカーも、コケたしよ…」
スウェナ「せっかくのチャンスを、パアにしたものね…」
キース 「やかましい!」
あんな条件で誰がやるか、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「トイレに閉じ込めで、出られないんだぞ!」
ジョミー「そうなんだけどさ、よく逃げられたよね…」
シロエ 「言えてますよね、相手は例の人なのに…」
サム 「他のヤツなら、詰んでいたぜ、アレ…」
逃げられたの、坊主ならではだよな、とサム君。
サム 「棚経を盾に取るとか、思わねえしよ…」
シロエ 「今後は来ない、と言い切りましたしねえ…」
ジョミー「真っ青な顔して、撤回だったよ…」
スウェナ「今年だけなら、踏ん張ったかもだけど…」
今後ってことは、お彼岸だって、とスウェナちゃんも。
スウェナ「放棄されたら、無縁仏になるわけよね…」
サム 「供養してくれる寺、他にねえしなあ…」
ジョミー「例の戒名が有難いのも、通用しないって…」
キース 「俺が証拠を出さないんだからな!」
身元証明が無いのと同じだ、とキース君、キッパリ。
キース 「普通は、他所に任せる場合は、何か証拠が…」
シロエ 「紹介状が要るんですか?」
キース 「無くてもいいが、証明出来る品がだ…」
まるで無いのが、例のヤツだ、とキース君の勝ち誇った顔。
キース 「過去帳どころか、位牌も無いという有様で…」
サム 「立派な戒名、絵に描いた餅ってか…」
シロエ 「キツイですねえ…」
キース 「だから勝てた!」
無縁仏のピンチではな、と爽やかな笑顔ですけど。
良かったですね…。
2026/07/01 (Wed)
☆使えない最終兵器
期末テストも無事に終了、週末は生徒会長宅で夏休み待機。
梅雨も終わって、キース君が回避したピンチが話題でして。
シロエ 「過去帳の話は、前に聞いたような気がします」
サム 「そういや、載せてねえのが問題だっけなあ…」
スウェナ「キースが管轄違いだからでしょ?」
住職はアドス和尚だものね、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「事務で過去帳の管理はしてても、記入の方は…」
ブルー 「出来ないだろうね、代理を頼まれない限りはさ」
キース 「そういうことだな、俺が載せたいと思っても…」
門前払いを食らうわけだ、とキース君、ニンマリ。
キース 「あの馬鹿野郎が頼み込もうが、絶対に出来ん!」
サム 「いいじゃねえかよ、ヤバい時には使えるぜ?」
ジョミー「火だるまショーとかも、回避出来そう!」
シロエ 「どうなんでしょう? 多用した場合、耐性が…」
出来てしまいませんか、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「あの人ですから、断られた後もですね…」
スウェナ「食い下がって来るとか、ありそうだわねえ…」
キース 「俺も正直、そういう気しか…」
だから使わん、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「最終兵器的な構えで、抑止力にするしか…」
サム 「んじゃよ、無茶を言われても、ババのままかよ」
シロエ 「この前みたいなのは、そうそう来ませんって!」
何処かで救いが入りますから、とシロエ君の読み。
シロエ 「トイレ閉じ込め騒ぎの時は、会長までが…」
ジョミー「あっちサイドについてたっけね…」
サム 「ぶるぅも、やる気満々だったっけなあ…」
ぶるぅ 「だって、出来そうだったから…」
マスター出来たら便利だよねって、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「瞬間移動も、足元スニーカーも、どっちも!」
キース 「それはそうだが、条件がだな…」
ブルー 「追い詰めないとさ…」
ぶるぅ 「発動しないんだもん…」
応援したくなっちゃうでしょ、と言ってますけど。
正論…。
2026/07/02 (Thu)
☆悟れなくていい人
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチが話題で、トイレ閉じ込めの件で。
キース 「追い詰めるにしても、トイレ以外でも…」
ブルー 「肝心な所は、切迫の度合いだしねえ…」
ぶるぅ 「それもあるけど、後の修理に便利なんだもん!」
トイレだったら、その周りだけで、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「業者さんが通る所と、ゲストルームが1つで…」
ブルー 「資材搬入に使う通路も、限定されるよね」
ぶるぅ 「そうなの! 端っこのを使うつもりだったし…」
ブルー 「ゲストルームの窓からだって、いけるしさ…」
他の部屋の眺望に、さほど影響は、と生徒会長も。
ブルー 「下の駐車場から、クレーンで上げても…」
シロエ 「端っこ、角部屋でしたよね?」
サム 「ゲストルームの窓はでけえし、使えるよなあ…」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ!」
このお部屋がパアになったら、もっと大変、と真剣な表情。
ぶるぅ 「修理期間も長くなっちゃうし、他のお部屋も…」
ジョミー「出入りするのに、不便かもね…」
スウェナ「通路を塞ぐくらいに、資材、積むかも…」
ブルー 「一時的には、ありそうだよ?」
通路の幅は広げられないし、と生徒会長。
ブルー 「真面目な話、トイレがベストってこと!」
キース 「しかしだな…!」
ぶるぅ 「逃げられたんだし、いいと思うの!」
スキルアップは残念だったけど、と料理上手なお子様の言。
ぶるぅ 「キースにしたって、ちょっとくらいは…」
ブルー 「惜しい部分は、皆無じゃないだろうね」
キース 「正直、否定出来ないんだが…」
俺も命が惜しいからな、とキース君、合掌。
キース 「自分の尊厳を捨て去ってまでは、流石に…」
ブルー 「悟りが開けていない時点で、そうなるけどさ…」
ぶるぅ 「次があったら、頑張ってみない?」
キース 「一生、悟れないままで構わん!」
ただの坊主で充分すぎる、と叫んでますけど。
高僧とかは…?
2026/07/03 (Fri)
☆悟りを開く場所
夏休みを待つ御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君の危機が話題でして。
ブルー 「ただの坊主って、目標は、ぼくなんだろう?」
シロエ 「初の夏休みで、キース先輩の家に行きましたね」
サム 「非日常を体験ってえから、何かと思ったらよ…」
ジョミー「お寺ライフだったオチだっけね…」
アレで運命狂っちゃった、とジョミー君の嘆き節。
ジョミー「ブルーが高僧だったばかりに、ロックオンで…」
サム 「いいじゃねえかよ、直弟子なんだぜ?」
ジョミー「お坊さんなんて、なりたくないし!」
シロエ 「でもですね…。キース先輩だって、同じで…」
会長の緋の衣を目にして、気が変わって、とシロエ君。
シロエ 「負けられないから、って方向転換でしたよ?」
ブルー 「ソレがある以上、キースだってさ…」
ただの坊主で終わるのはね、と生徒会長、ニンマリ。
ブルー 「悟りの境地は、是非とも!」
キース 「トイレで悟りは、御免蒙る!」
シロエ 「誰だって、嫌がる場所ですしね…」
スウェナ「同じ悟りだったら、家の本堂とかがいいわよね」
場所を選んで開きたいと思うわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「時期は過ぎたけど、沙羅の花の木の下とか…」
サム 「あー…。諸行無常な…」
シロエ 「雰囲気は大事だと思うんですよ」
ブルー 「そう言われてもねえ…」
トイレだって大事な場所なんだよ、と生徒会長が立てる指。
ブルー 「そもそも、お袈裟の由来は、トイレなんだし…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「ホントだってば、今でこそ、トイレの時はさ…」
外して入れって言われるけどね、と生徒会長、目がマジ。
ブルー 「嘘だと思うなら、そこのスマホで検索したまえ」
シロエ 「検索って、何でやればいいんです?」
ブルー 「ズバリ、袈裟と、糞と、衣でオッケー!」
一同 「「「ええっ!?」」」
マジですか、と皆の視線が集中してますけど。
検索…?
2026/07/04 (Sat)
☆トンデモな単語
夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話で、盛り上がっていますけど。
シロエ 「会長、冗談はやめて下さい!」
スウェナ「そんな単語で検索なんて、普通、ないでしょ?」
ブルー 「でもねえ…。袈裟とトイレじゃ、作法しか…」
引っ掛かってくれないし、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「トイレに入る時は、袈裟はどうするか、って…」
サム 「外して入れって教わってるけど、アレだよな?」
ブルー 「ソレしか引っ掛からないよ?」
嘘だと思うなら、やってみたまえ、と立てている人差し指。
シロエ 「えっと…? 袈裟とトイレですね…?」
ジョミー「検索するわけ?」
シロエ 「葬儀会社とか、墓地なら、お断りですけど…」
後の広告が嫌すぎますし、とシロエ君の渋面。
シロエ 「そっち系しか来なくなります、動画サイトも…」
一同 「「「うーん…」」」
そういう傾向は確かにあるな、と誰もが納得。
スウェナ「キースのせいで、たまに調べるのよね…」
サム 「マジで、そっち系のが増えるよなあ…」
キース 「裏山が墓地で悪かったな!」
スウェナ「専門用語で喋るからでしょ!」
つい気になって、とジャーナリスト志望だった人。
スウェナ「シロエ、今のはどうだったの?」
シロエ 「会長が言う通り、トイレに入る時のマナーで…」
サム 「他には見当たらねえってか?」
シロエ 「はい…。検索ワードを変えるしか…」
でもですね、とシロエ君の苦虫を噛み潰したような顔。
シロエ 「袈裟と衣はともかく、残りの一つが問題です…」
ジョミー「あんまり打ちたいヤツじゃないよね…」
絵文字で代用したらダメだし、とジョミー君も。
ジョミー「言い換えとかでやるの、無理かなあ…?」
ブルー 「残念ながら、そのものズバリだけでしか…」
シロエ 「出ないんですね…?」
一同 「「「うーん…」」」
よりにもよって糞だなんて、と呻いてますけど。
どうする…?
2026/07/05 (Sun)
☆調べたくない単語
夏休み間近な御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君のピンチが話題な今。
ブルー 「検索したら、トイレで悟りもアリが分かるよ?」
シロエ 「正直、嫌すぎるんですけど…」
サム 「俺だって、遠慮してえぜ…」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、スウェナがやったら?」
ジャーナリスト志望だったんだし、とジョミー君の指名。
ジョミー「記事を書くなら、色々、調べないとダメだし…」
スウェナ「そんなので記事は書かないわよ!」
サム 「でもよ、トイレの記事って、あるじゃねえかよ」
シロエ 「悪質な修理業者とか、そういうのですね?」
スウェナ先輩、お願いします、とシロエ君も丸投げ。
シロエ 「ぼくは、機械には強いんですけど…」
サム 「トイレは管轄外だよなあ?」
シロエ 「当然ですって!」
タンクの修理も未経験です、とシロエ君が広げる両手。
シロエ 「ウォシュレットのリモコンだって、未経験で…」
ジョミー「でもさ、理屈は分かってるよね?」
シロエ 「分解修理は出来るでしょうけど…」
サム 「まあなあ、機械には違いねえしよ…」
やっぱ、スウェナで、とサム君からも御指名が。
サム 「スウェナ、頼むぜ!」
スウェナ「ちょっと待ちなさいよ、専門家がいるでしょ!」
一同 「「「は?」」」
検索しろと言った人では、と皆の視線が生徒会長に。
シロエ 「会長、解説してくれるんですか?」
ブルー 「お断りだね、検索したまえ!」
サム 「やっぱ、ダメじゃねかよ…」
スウェナ「そうじゃなくって、もう一人、忘れないでよ!」
其処にいる人、とキース君にビシィ! と突き付ける指。
スウェナ「キース、プロでしょ、知っているわよね?」
一同 「「「あっ!!!」」」
ブルー 「もちろん、知らないわけがないと思うよ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「キース、どうなんだい?」
まさか習っていないとか、と聞いてますけど。
大学とかで…?
2026/07/06 (Mon)
☆由来だそうです
夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
エアコンの効いた快適空間、先月のキース君のピンチの話。
ブルー 「お袈裟の由来も教えないとか、ないと思うけど」
一同 「「「は?」」」
由来とは、と想定外な展開の台詞でして。
シロエ 「まさか、トイレが由来なんでしょうか…?」
ブルー 「そうなるねえ…」
一同 「「「ええっ!?」」」
それはないだろ、と誰もが仰天。
シロエ 「つけて入るの、アウトなんですよね?」
サム 「弟子入りした時、ブルーがうるさく注意でよ…」
ジョミー「首から下げてるだけだし、つい、ウッカリさ…」
スウェナ「入っちゃうわけね?」
ネクタイ的な感覚で、とスウェナちゃん。
スウェナ「キースの法衣のみたいに、ビッグサイズなら…」
サム 「気付く以前に、トイレ、無理だぜ?」
シロエ 「そうかもです…」
キンキラキンの布ですし、とシロエ君の相槌。
シロエ 「アレの由来がトイレだなんて、嘘っぽい気が…」
サム 「俺もだけどよ…」
ブルー 「本当なんだし、検索してみたまえ!」
一同 「「「うーん…」」」
そう言われても、と回避したいのが、検索ワード。
シロエ 「キース先輩、どうなんです?」
ジョミー「専門家なんだし、知ってるんだよね?」
ブルー 「習っていない筈は、ないだろうけど…」
状況的に、言いたくないかも、と生徒会長、クスクス笑い。
ブルー 「トイレで悟れ、と迫られそうだしさ…」
サム 「嫌すぎるよなあ、ソレ…」
ジョミー「ぼくなら、絶対、遠慮したい場所…」
シロエ 「それで、だんまりなんでしょうか…?」
ヤバい立場に追い込まれそうで、とシロエ君が見る副住職。
シロエ 「聞いたとしても、トイレ、強制しませんよ?」
サム 「俺もしねえし、説明して欲しいぜ」
ジョミー「ぼくも、しないよ?」
ブルー 「どうするんだい、キース?」
それとも知らないヤツなのかな、と質問ですけど。
答えは…?
2026/07/07 (Tue)
☆一筆入れるそうです
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
話題になったキース君の先月のピンチ、其処から袈裟の話。
シロエ 「キース先輩、覚えていないんですか?」
サム 「ねえだろ、キースに限ってよ」
ジョミー「知らない方だって、ないような気しかしないよ」
スウェナ「大丈夫、話しても絶対、トイレで悟りを…」
開けだなんて言わないから、とスウェナちゃんの太鼓判。
スウェナ「心配だったら、一筆入れるわよ?」
サム 「俺も書くしよ」
ジョミー「ぼくも書くから、誰か文章を練ってさ…」
シロエ 「みんなでサインで、オッケーですよね!」
それで問題ないでしょう、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「スウェナ先輩、書いて貰えますか?」
スウェナ「いいわよ、ぶるぅ、何か書く紙あるかしら?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ どんな紙がいい?」
可愛い便箋もあるし、巻物用のヤツもあるけど、と質問。
ぶるぅ 「スウェナの好きなの、どういうの?」
スウェナ「そうねえ、筆は慣れてないから、普通ので…」
シロエ 「キース先輩に渡すからには、可愛いのよりも…」
サム 「カッチリしている紙がいいよな!」
白紙か、白紙に罫線程度でよ、とサム君の意見。
サム 「でもって、サインした後は、封筒でよ…」
シロエ 「そうだ、会長のサインも貰えますか?」
ブルー 「いいとも、キース的には貴重だろうしね!」
銀青様の直筆サイン、と生徒会長、快諾。
ブルー 「キース、そういう条件でいいかな?」
キース 「あんたのサインで、誘い出す気か!」
ブルー 「そうでもしないと信用しないし…」
お袈裟の由来が謎なままだしさ、と生徒会長。
ブルー 「ぶるぅ、適当な紙を持って来て!」
ぶるぅ 「んとんと、ブルーのハンコも、持って来る?」
サム 「最高じゃねえかよ、銀青様のハンコだぜ!」
シロエ 「レア度、ハンコで、アップなんですね?」
それでいきましょう、とシロエ君もプッシュ。
一筆入れると…?
2026/07/08 (Wed)
☆トイレが嫌なら
夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
其処で出た話題が、先月のキース君とトイレの件ですけど。
キース 「悔しい話だが、銀青様のハンコは欲しくはある」
シロエ 「それなら、一筆入れる方向で決まりですね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 紙と、ブルーのハンコだね!」
取りに行って来る、とドアの方へと跳ねてゆくお子様。
ぶるぅ 「どの紙がいいかな、白紙か、罫線入り!」
ブルー 「ハンコを押すわけだし、滲まないので頼むよ」
ぶるぅ 「そっか、和紙にした方がいいのかも!」
いいの探すね、とドアを開けた所で、キース君の叫びが。
キース 「ちょっと待ってくれ!」
ぶるぅ 「えっと…? もっと普通の紙がいいわけ?」
キース 「紙ではなくて、文章の方が問題で…」
何と書く気だ、とキース君の視線がスウェナちゃんに。
キース 「代表で書く上、文面も練るんだったな?」
スウェナ「センスが悪いとか、言う気じゃないわよね…?」
喧嘩だったら受けて立つわよ、とスウェナちゃん、キッと。
スウェナ「柔道部員とガチで喧嘩は無理だし、舌戦で!」
シロエ 「スウェナ先輩、ファイトです!」
サム 「キース、お経で慣れてやがるし、舌は強いぜ?」
ジョミー「怒鳴り合いでも、喉はいけそうだよね…」
スウェナを応援するけどさ、とジョミー君、心配そうな顔。
ジョミー「お坊さん相手に舌戦だとか、不利な気がするよ」
スウェナ「論破しちゃえばケリがつくでしょ!」
キース 「いや、そういう問題ではなく…」
スウェナ「だったら何なの、サッサと言いなさいよ!」
入れて欲しい文章あるのかしら、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「トイレの様式を問わずだとか、そっち系なの?」
キース 「違う、文章にトイレは必須なのか…?」
ブルー 「嫌なら、東司でいいかもね」
一同 「「「とうす?」」」
ブルー 「ズバリ、トイレで…」
座禅の宗派で使う言葉、という説明ですけど。
そう書けと…?
2026/07/09 (Thu)
☆聞けそうな由来
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話から、袈裟とトイレの関係へ。
スウェナ「座禅の宗派のトイレって、漢字は何なの?」
ブルー 「東と、司会に使われる司になるね」
シロエ 「なるほどです! 知識が無ければ謎単語ですね」
サム 「見た目も、トイレらしくねえしよ…」
ソレにしろよな、とサム君もオススメ。
サム 「キースだってよ、文句ねえだろ?」
キース 「生憎、俺にも知識はあるし、坊主仲間も…」
シロエ 「承知なんですか?」
キース 「座禅の宗派以外でも、坊主の間で使いもする」
一般人に分かりにくいのが便利だし、と副住職。
キース 「会食の途中で席を立つには、トイレより…」
スウェナ「ソフトな言い回しになるってことね…」
了解、とスウェナちゃん、ニッコリ。
スウェナ「トイレを避けた文面にすればいいんでしょ?」
キース 「その方向で頼む!」
スウェナ「だったら、例の災難だった日の、日付を…」
シロエ 「明記しておいて、厄介な場所での悟り回避で…」
約束します、と書けばベストでしょう、とシロエ君。
シロエ 「キース先輩、ソレでどうです?」
キース 「その文面だったら、文句は無いな」
スウェナ「決まりだわね、ぶるぅ、紙をお願い!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 良さそうな紙、持って来る!」
ブルーのハンコも、と跳ねて出掛けて、戻りまして。
ぶるぅ 「はい、スウェナ! 普通のペンで書けるから!」
スウェナ「さっき言ってたように書くのね!」
サインとハンコ用のスペースを空けて、と紙にサラサラ。
スウェナ「キース、こんな感じでどうかしら?」
キース 「特に問題は見当たらないし、皆でサインを…」
入れてくれ、とキース君の注文。
キース 「ブルーは、ハンコも頼みたい」
ブルー 「もちろんだよ!」
シロエ 「会長がハンコを押したら、完成ですね!」
袈裟の由来を聞けそうです、と笑顔ですけど。
でしょうねえ…。
2026/07/10 (Fri)
☆悩ましいサイン
夏休み待ちの御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
先月のキース君とトイレの話から、袈裟の由来へ転がって。
シロエ 「はい、サイン、揃いました。会長だけです」
ブルー 「オッケー! サインと、ハンコで…」
サインは銀青でいいのかな、と生徒会長の問い。
ブルー 「それともブルーか、どっちが好みなんだい?」
キース 「ブルーか、銀青様か…」
悩ましい、とキース君、腕組み。
キース 「ブルーの方でも、ハンコは銀青になるんだな?」
ブルー 「もちろん、そうだから、確認したわけで…」
シロエ 「何か違いがあるんですか?」
ブルーと書くか、銀青かで、とシロエ君が横から。
シロエ 「どっちにしたって、サインとハンコですよ?」
サム 「分かってねえなあ、坊主心をよ…」
そう言う俺も見習いだけどな、とサム君の苦笑。
サム 「門前の小僧に近いけれどよ、分かるぜ?」
シロエ 「どう違うんです?」
サム 「銀青様のサインに、銀青様のハンコだとよ…」
レアではあっても、定番なんだよな、とサム君の説明。
サム 「けどよ、ブルーのサインに、銀青様はよ…」
シロエ 「ハンコを押さない、っていう意味ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
まず絶対に有り得ないね、と生徒会長が立てる親指。
ブルー 「頼み込まれたって、押すわけなくてさ…」
サム 「もしかしなくても、押したことねえって?」
ブルー 「一度も無いと記憶してるよ」
この先も多分、無いと思うね、と生徒会長。
ブルー 「レア度の高さは、とんでもないヤツで…」
キース 「どっちにすべきか、真面目に悩むんだが…」
そんな選択肢が出て来るとは、とキース君、思案中。
キース 「ブルーを選ぶか、銀青様か…」
シロエ 「思い切り悩んじゃうんですね?」
サム 「銀青様のサインとハンコだけでもよ…」
キース 「欲しくて、条件を飲んだわけで…」
どっちにすべきか、と長考の構えですけど。
チョイス…?
2026/07/11 (Sat)
☆オススメは定番
夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
其処で出たのが先月のキース君のピンチで、トイレで悟り。
シロエ 「どっちに転んでも、袈裟の由来は聞けますか?」
サム 「重要なポイントだよなあ、ソレ…」
スウェナ「ブルーを選んだら、スルーするのは無しよ?」
ブルーは使い分けしてるだけに、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「普段は、お坊さんな正体なんか、出さないし…」
ジョミー「キースが、盾に取ること、あるかもね」
キース 「誓って、やらん!」
話が此処まで進んでるしな、と覚悟は出来てるようでして。
キース 「レア度で行くか、定番で行くかが悩ましい…」
ブルー 「オススメのコースは、定番の方だね」
一同 「「「えっと…?」」」
ブルー 「キースが見せびらかす相手が、ぼくをさ…」
知っているとは限らないし、と生徒会長、クスクスと。
ブルー 「伝説の高僧、銀青の存在は、都市伝説で…」
シロエ 「そうなんですか!?」
ブルー 「三百年以上も、若いままの姿でいるだけでも…」
都市伝説になりそうだよ、と言われれば、そう。
ブルー 「今は何処で何をしているのか、謎なわけでさ…」
サム 「普通に高校生でいるとか、知られてねえのな?」
ブルー 「話が拡散されたら、大迷惑だし…」
知られないようにしてるんだけど、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「坊主の間の定説としては、人里離れた山奥で…」
キース 「読経三昧の日々を送っている、と言い伝えで…
衆生の救済と平和を願って、とキース君。
キース 「俗名がブルーと知られてはいても、実在かは…」
サム 「謎なのかよ…」
それじゃ見せびらかしても、とサム君が振っている首。
サム 「レア度高めでも、真贋が怪しいってか…」
ブルー 「そういう気がするから、定番が良さげかと…」
シロエ 「捏造を疑われるんですね?」
キース 「不本意すぎる…」
そんな末路は御免蒙る、と呻いてますけど。
定番で行くと?
2026/07/12 (Sun)
☆レアすぎるブツ
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来を聞く話でして。
ブルー 「捏造疑惑を回避するんだったら、定番だけだよ」
キース 「止むを得ん…。銀青の名前にハンコで頼む」
ブルー 「了解。それじゃサインと、ハンコで完成ってね」
ペンでサラサラと銀青の署名で、立派なハンコをペタン。
ブルー 「これでいいかな、キース?」
キース 「有難く頂戴いたします!」
ハハーッと一礼、合掌してから、押し頂くサイン入りの紙。
キース 「銀青様のサインとハンコをゲットか、感無量だ」
ブルー 「その他数人、余計なサインが入ってるけどね」
キース 「しかし、考えようによっては、レア物で…」
銀青様ともあろう御方が、一般人と寄せ書き、とキース君。
キース 「余程のことがない限りは、ありはしないぞ」
サム 「そうかもなあ…」
シロエ 「結婚披露宴の寄せ書きとかですね?」
ブルー 「そういう席に行った時には、書くと思うよ」
ただし、ハンコを持っていないわけで、と生徒会長の笑み。
ブルー 「キース、レア度の高さは保証するから!」
キース 「言われてみれば、持ち歩くには向かないか…」
ブルー 「そこそこ大きさがある上、入れておく箱もね」
シロエ 「渋いですけど、錦で出来てる箱っぽいです」
重いんでしょうね、とシロエ君の問い。
シロエ 「中にしたって、ハンコを保護する仕様ですから」
ブルー 「ズッシリ重いわけじゃないけど、軽くはないよ」
サム 「認印とは違いそうだよな…」
キース 「持ち歩かないなら、寄せ書きには押せないな…」
充分にレア過ぎるサインらしい、とキース君、感激の表情。
キース 「頂いた以上、さっきの約束は守らせて貰う」
シロエ 「キース先輩、待ってました!」
??? 「楽しそうだね、ぼくも聞かせて欲しいんだけど」
一同 「「「げっ!」」」
なんで来るんだ、と皆の視線が集中ですけど。
誰が来たと?
2026/07/13 (Mon)
☆聞くために参加
夏休みを控えた御一同様、生徒会長宅が週末の溜まり場で。
先月のキース君のトイレなピンチから、話が袈裟の由来へ。
??? 「御挨拶だねえ、げっ、ていうのは…」
キース 「日頃の行いが悪いからだろう!」
??? 「でもさ、先月は回避だったわけでさ…」
取り消したしね、とソルジャー(会話表記はAブルー)。
Aブルー「棚経に来ないだなんていうのは、怖すぎて…」
キース 「そう思うんなら、なんで来たんだ!」
Aブルー「袈裟の由来が聞けるらしいし、やっぱりさ…」
聞き逃すなんて有り得ないよ、と好奇心の塊な模様。
Aブルー「それで、どういう由来になるわけ?」
シロエ 「どうして外野が仕切るんです!」
サム 「言えているよな、俺たちは一筆入れたんだぜ?」
ジョミー「ブルーだって、サインを書いてるんだよ?」
おまけに銀青様のハンコつきで、とジョミー君も。
ジョミー「レア過ぎるヤツになったらしいし、外野はさ…」
シロエ 「黙って、お引き取り願いたいですよ!」
スウェナ「帰りなさいよ、場が荒れない間に!」
サム 「キースがキレたら、棚経、ヤバいぜ?」
殆ど最終兵器なんだしよ、とサム君、ズイと。
サム 「お盆の棚経、スルーされたら、後がねえしよ」
シロエ 「引き受けてくれる所は、無いんですしね」
Aブルー「じゃあさ、ぼくもサインに参加するから!」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と皆の視線がソルジャーに集中。
シロエ 「まさか、さっきの紙に書く気なんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
ハンコは持っていないけれどね、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「寄せ書き的なサインらしいし、ぼくも後から!」
キース 「あんた、全てをパアにする気か、加筆して!」
Aブルー「レア度アップだよ、ぼくのサインだし!」
シロエ 「何処がなんです!」
Aブルー「ぼくのシャングリラだと、ぼくのサインは…」
重要事項の承認にしか、と言ってますけど。
別の世界では…?
2026/07/14 (Tue)
☆レア度が下がる件
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
キース君から袈裟の由来を聞くという件、ソルジャー乱入。
シロエ 「そっちの世界じゃ、価値があってもですね…」
サム 「こっちじゃ、意味が全くねえしよ」
ジョミー「レア度アップどころか、下がりそうだよ?」
キース 「まったくだ…」
他人様に見せる分には、問題無いが、とキース君の仏頂面。
キース 「俺が充分、迷惑するんだ、あんたのサインは!」
Aブルー「御挨拶だねえ、なんで迷惑?」
キース 「あんたの日頃の行い、俺には迷惑でしかない!」
サム 「そんな輩のサインを貰って、喜ぶヤツはよ…」
いねえんでねえの、とサム君も。
サム 「どっちかってえと、書かねえ方が喜ばれるぜ?」
シロエ 「書かずに、サッサと帰って下さい!」
ジョミー「真面目に棚経、すっぽかされるよ?」
今年限定イベにしてもね、と棚経のお供でお馴染みの人。
ジョミー「来年以降は復活したって、今年はスルーで…」
サム 「いいじゃねえかよ、楽が出来るぜ?」
キース 「サインされた場合は、それが良さそうだ」
帰って貰おう、とキース君が指差すドアの方向。
キース 「お袈裟の由来は、知らなくていい!」
Aブルー「なるほどねえ…。ちなみに、ぼくの頭のさ…」
コレなんだけど、とソルジャーが指す、ヘッドフォン。
Aブルー「聴力が弱いし、補聴器なんだけれどね…」
一同 「「「えっと…?」」」
Aブルー「補聴器だけなら、ぼくのハーレイみたいにさ…」
耳だけで済ませられるわけで、とソルジャーの説明。
Aブルー「こういう形になっているのも、意味があるわけ」
シロエ 「ずっと以前に、聞いた気がしますよ、確か…」
記憶装置を兼ねていたような、とシロエ君の複雑な顔。
シロエ 「うろ覚えですから、自信は無いんですけど…」
Aブルー「ピンポーン! ついでに、こっちのスマホも…」
持っているから、どうなるのかな、と笑顔ですけど。
スマホ…?
2026/07/15 (Wed)
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☆有望な瞬間移動
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末も雨で生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君には憧れですけど。
Aブルー「タイプ・イエローだったら、かなり有望だよ?」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「瞬発力と言うか、こう、瞬間的にさ…」
爆発的なサイオン、発動するよね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくの経験上、そうなんだけど、どうかな?」
サム 「そういや、キース、学校の、ぶるぅの部屋を…」
シロエ 「吹っ飛ばしてましたね、警察が来る勢いで…」
ジョミー「サイオン・バーストだったっけか?」
アレを切っ掛けに、坊主頭の技をマスター、と証言が。
ジョミー「部屋が吹っ飛んだわけだし、パワー凄いよ?」
キース 「それはそうだが、やった俺には、無自覚で…」
Aブルー「なるほど、経験アリなら、更に有望!」
瞬間移動も、いけそうだよ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「最初の間は、至近距離しか動けなくても…」
サム 「慣れりゃ、月参りの距離でも動けるってか?」
Aブルー「頑張り次第で、もしかしたらね!」
チャレンジしてみる価値はありそう、とプッシュする人。
Aブルー「なにしろ、先例があったの、知っているから!」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか、と誰もがビックリ仰天。
シロエ 「先例って、そっちの世界で起きたんですよね?」
サム 「当たり前だろ、こっちじゃ数えるほどしかよ…」
ジョミー「人数いないし、あったら噂になっているよね…」
Aブルー「もちろん、ぼくの船での出来事だってば!」
凄すぎたから、公式文書で記録されてる、とクスクス笑い。
Aブルー「起きた現場も、起きた理由も、不名誉だけど…」
キース 「不名誉というのが、引っ掛かるんだが…?」
Aブルー「やった本人、きっと忘れて欲しい筈だしね…」
シロエ 「いったい何が起こったんです?」
Aブルー「瞬間移動!」
未遂で終わったんだけど、と苦笑ですけど。
何故に不名誉…?
2026/06/16 (Tue)
☆気になる不名誉
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
其処で出て来た瞬間移動という便利技、キース君には憧れ。
シロエ 「未遂だとしても、瞬間移動ですよね?」
サム 「名誉じゃねえかよ、なんで逆になるって?」
ジョミー「だよね、タイプ・ブルーじゃないのにさ…」
ぼくなら威張り返ると思う、とジョミー君が指す自分の顔。
ジョミー「どうやればいいのか、サッパリ謎だし…」
スウェナ「未遂な所が恥だっていうなら、分かるけど…」
シロエ 「起きた現場と、理由が不名誉は引っ掛かります」
キース 「俺にも、関係して来そうなんだが…?」
同じ状況を作る気じゃなかろうな、とキース君の睨み。
キース 「不名誉という辺りが、嫌すぎるぞ!」
Aブルー「流石に、君は勘がいいねえ…」
キース 「ド真ん中か!?」
Aブルー「ピンポーン!」
再現したら、いける可能性がね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「切羽詰まって、瞬間移動をしかけたんだし…」
キース 「まさか、現場は格納庫とかで…」
シロエ 「いるのを知らない誰かが、小型艇とかで…」
発進しようとしていた場合、ヤバいですよね、とシロエ君。
シロエ 「発進口が開くまで、カウントダウン状態で…」
サム 「開いちまったとしたら、放り出されるぜ?」
ジョミー「宇宙空間じゃなくっても、危なすぎるよ…」
スウェナ「真っ逆様でしょ、飛べるのも、確か…」
タイプ・ブルーだけの筈よ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「カウントダウンが鳴り響いてたら、焦るわ…」
シロエ 「その状況に陥った理由が、うっかりミスなら…」
ジョミー「不名誉すぎるし、ソレじゃないかな」
キース 「問題は、現場が不名誉な点で…」
格納庫の何処が不名誉なんだ、とキース君が傾げる首。
キース 「もっとも、場所によるかもしれないが…」
シロエ 「個室から出たのかもです」
キース 「トイレか…」
出て来た途端にカウント開始か、という読み。
戻れないと…?
2026/06/17 (Wed)
☆格納庫とトイレ
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
話題に出て来た瞬間移動、雨も平気でキース君の羨望の的。
シロエ 「格納庫の仕様によっては、ロックかもです」
ジョミー「ドアが開いてる状態だったら、発進する時に…」
サム 「風圧で吹っ飛んじまうとか、ありそうだぜ」
キース 「そういう場合は、すぐに閉まるな…」
個室に逆戻りしたくても、とキース君の引き攣った顔。
キース 「ロックされたのでは、戻れそうにないし…」
シロエ 「安全面を考えての設計だったら、そうなります」
ジョミー「ただ閉めただけだと、開いちゃいそうだしね…」
シロエ 「ドアの隙間は侮れませんから…」
台風の時でも、隙間が怖いそうです、とシロエ君。
シロエ 「雨戸をガッチリ閉めていないと、風が入って…」
キース 「最悪、屋根が飛ばされるらしいし…」
サム 「やっぱり、出た瞬間に、オートロックかよ…」
ジョミー「普段は違っても、発進が近い時だけね…」
カウントダウン開始5分前からとか、とジョミー君の説。
ジョミー「トイレの中にも、放送、ありそう…」
シロエ 「運悪く、放送が入らなかったかもです…」
サム 「あるあるだぜ…」
キース 「そのせいで、格納庫に取り残されたら…」
確かにピンチだ、とキース君の悪い顔色。
キース 「誰か気付いてくれない限りは、放り出されて…」
シロエ 「真っ逆様に落ちるだけですしね…」
サム 「カウントダウンが止まらねえなら、詰みだぜ…」
ジョミー「脱出するには、瞬間移動くらいしか…」
走り抜けようにも間に合わないしね、とジョミー君。
ジョミー「多分、ソレだよ、現場と理由はトイレでさ…」
キース 「不名誉の極みのような話ではある…」
サム 「んじゃよ、お前も、やられるんでねえの?」
シロエ 「シャングリラ号でですか!?」
キース 「まさか、地球に帰還中なのか、あの船…?」
人員交代で戻っているとか、と真っ青ですけど。
場所はあると…?
2026/06/18 (Thu)
☆ヤバすぎる状況
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君の憧れなのが問題でして。
シロエ 「シャングリラ号に送られそうです」
サム 「でもって、格納庫でカウントダウンかよ…」
ジョミー「トイレとは無関係に、縛られるとかさ…」
縄で縛って転がしておいて、小型艇を、とジョミー君。
ジョミー「発進させられたら、真っ逆様だよ…」
キース 「流石に、周囲を確認しないか?」
サム 「トイレから出るのは、仕方ねえけど…」
スウェナ「子供の飛び出しと同じで、想定外だものね…」
だけど縛って転がされてるのは別よ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「操縦士はともかく、管制官とかが気付きそう」
ジョミー「でもさ、言い出しっぺが、普通じゃないしさ…」
キース 「タイプ・ブルーか…」
サム 「キースがいるのを隠すくらいは、出来るよな…」
ガチでヤベえぜ、とサム君が竦める肩。
サム 「火だるまショーでも、かますようなヤツでよ…」
ジョミー「瞬間移動出来ずに、落っこちたってさ…」
シロエ 「回収に行ける人なんですよね…」
なんと言っても飛べますから、とシロエ君も肩をブルッと。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「そうだね、ぼくたちに出来るの、応援だけで…」
サム 「やっぱ、現場で見守りだろうしよ…」
スウェナ「シャングリラ号か、地上か、どっちかしら…」
真っ逆様の率が高いなら、地上だわね、とスウェナちゃん。
スウェナ「キース、勝算はありそうなの?」
キース 「あるわけなかろう!」
サム 「詰んでるじゃねえかよ…」
キース 「俺も正直、そうとしか…」
なんてこった、とキース君が仰ぐ天井。
キース 「とんでもないヤツに、愚痴を聞かれたせいで…」
シロエ 「ご愁傷様です…」
ブルー 「待ってよ、ぼくが使用許可を出すとでも?」
一同 「「「あー…」」」
船の実権を握ってる人がいたっけ、と視線が集中。
立ち消え…?
2026/06/19 (Fri)
☆許可が出ない船
梅雨のシーズンは雨が多くて、週末は生徒会長宅が定位置。
其処で出て来た瞬間移動の話題、キース君には憧れの技で。
シロエ 「会長が許さないんじゃ、シャングリラ号は…」
サム 「使えねえよな、キース、良かったじゃねえか!」
キース 「本当にな…」
真っ逆様に落とされるのは、二度と御免だ、と経験者の言。
キース 「吊り橋からダイブは、タイミングを選べたが…」
ジョミー「シャングリラ号から放り出されるのは、違うね」
シロエ 「カウントダウン終了で、真っ逆様ですけど…」
サム 「心の準備ってヤツが、出来るわけねえよな…」
いくら坊主で悟っててもよ、とサム君、うんうん、と。
サム 「結果オーライ、使えねえ船じゃ、使えねえし」
キース 「まったくだ。死ぬ気で欲しいスキルでもないし」
ジョミー「やっぱさ、法衣を誤魔化す方向でさ…」
スウェナ「スニーカーを草履に見せるべきだわよ!」
命あっての物種だものね、とスウェナちゃんもプッシュ。
スウェナ「ぶるぅ、スリッパ、持って来てあげて!」
ぶるぅ 「オッケー!」
お客様用の、とドアの方へ跳ねてゆく家事万能なお子様。
ぶるぅ 「どれがいいかな、青いヤツかな?」
キース 「ショッキングピンクでも、俺は許すぞ!」
ジョミー「命拾いしたから、笑いを取ってくれるって?」
キース 「そういうことだな、見世物でかまわん!」
格納庫から落ちるショーよりマシだ、と繰る数珠レット。
キース 「成功するまで、足元にピンクのスリッパでも…」
シロエ 「キース先輩、流石です!」
ぶるぅ 「それじゃ、可愛いアヒルちゃんスリッパで!」
黄色のアヒルちゃんの形なんだよ、とピョンピョン。
ぶるぅ 「取って来るから、頑張ってね!」
キース 「心得た! 晒し者な期間が長そうだが…」
サム 「成功した時には、祝ってやるしよ!」
Aブルー「あのねえ…。人の話は、最後まで…」
きちんと聞いてくれないかな、と言ってますけど。
問題でも…?
2026/06/20 (Sat)
☆格納庫に無いトイレ
雨が多いのが梅雨のシーズンで、週末は生徒会長宅が一番。
話題になった瞬間移動、キース君の羨望の的な技ですけど。
Aブルー「シャングリラ号が必須とは、言っていないよ?」
シロエ 「現場は、シャングリラじゃないんですか?」
サム 「そっちの世界だと、船の中だけの生活だよな?」
潜入班で出ねえ限りはよ、とサム君、確認。
サム 「不名誉とかいうヤツ、再現するにはよ…」
シロエ 「シャングリラ号を、使う以外にないでしょう?」
ジョミー「そっくり同じ仕様の船って聞くしね」
ブルー 「その件だけどさ、格納庫内にトイレなんかは…」
設置されていないね、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「君たちが好きに話してたような理由で…」
シロエ 「小型艇とかが出る時に、危ないからですね?」
ブルー 「ピンポーン! 多分、ブルーの世界の船もさ…」
Aブルー「格納庫にトイレは、作っていないよ」
たまに、ソレで遅刻が出るんだけどさ、と苦笑する人。
Aブルー「乗り込んだ後にトイレに行っても、遅れるし…」
サム 「操縦士な?」
Aブルー「他の乗員だってそうだよ、トイレ中には…」
シロエ 「発進するのは、有り得ないでしょう」
こっちの世界の飛行機だって、とシロエ君も。
シロエ 「離着陸の時には、使用を控えるものですし…」
ブルー 「急を要する場合は、仕方なくても…」
個室内から動けないね、と生徒会長。
ブルー 「宇宙船から飛び立つ小型艇だって、同じで…」
Aブルー「予定通りに発進するには、トイレは早めに…」
格納庫に入る前にね、とソルジャーが立てる人差し指。
Aブルー「でもさ、最寄りのトイレが使用中だと…」
サム 「入れねえから、発進、遅れるわけな?」
仕方ねえよ、とサム君が軽く広げる両手。
サム 「んじゃよ、不名誉な現場、トイレ以外でよ…」
キース 「そうなりそうだが、何処だったんだ?」
俺は不安になって来たぞ、と顔色が悪いですけど。
でしょうねえ…。
2026/06/21 (Sun)
☆当たりだった現場
梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末を過ごす生徒会長宅。
瞬間移動の話が出まして、月参りで悩むキース君の憧れで。
シロエ 「トイレ以外で不名誉な場所は、お風呂かもです」
ジョミー「そうかもだけど、瞬間移動の出番ありそう?」
サム 「必要になる場面がねえかもなあ…」
スウェナ「何処かで火事でも、シャングリラの中だから…」
避難するより、動かない方が良さそう、とスウェナちゃん。
スウェナ「防火ドアとか、酸素の供給システムとかも…」
シロエ 「完備でしょうねえ、その場で待機ですか…」
サム 「ゆっくり着替えて、ドライヤーとかまでよ…」
ジョミー「使えそうだよ、停電したら別だけど…」
そっちも非常電源ありそう、とジョミー君も。
ジョミー「お風呂から必死に脱出する理由なんてさ…」
シロエ 「無さそうです…。ぼくの考え、浅かったです…」
Aブルー「ホントにねえ…」
そもそもトイレを否定してない、とソルジャーの割り込み。
Aブルー「格納庫には無い、と言っただけだよ?」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさかトイレで正解なのか、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「現場は、トイレだったんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
鍵が壊れて、出られなくてね、とソルジャー、クスクス。
Aブルー「トイレのあった場所が悪くて、非常ボタンも…」
サム 「無かったのかよ?」
Aブルー「事件を切っ掛けに、設置されたよ」
なにしろ人類とは違う思考で、と苦笑い。
Aブルー「そんな手段を使わなくても、思念波があるし…」
ジョミー「だったら、どうして使わなかったわけ?」
Aブルー「本人、焦ってパニックなんだよ?」
鍵が開けられないんだから、とソルジャーの解説。
Aブルー「君たちにしたって、学校とかのトイレでさ…」
サム 「個室に入って、出ようとしたら、無理ってか?」
シロエ 「焦りそうです…」
非常ボタンも思い付かないかも、という声が。
焦りますよね…。
2026/06/22 (Mon)
☆辺境で過疎な場所
雨がシトシトな梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が定番。
話題になった瞬間移動、キース君が月参りで使いたい技で。
Aブルー「学校のトイレだったら、その内に誰かがさ…」
シロエ 「来るでしょうけど、そっちは違ったんですね?」
Aブルー「言ったトコだよ、場所が悪かった、って!」
船の中でも辺境でね、とソルジャーのクスクス笑い。
Aブルー「船の大きさ、君たちだって知っているだろう?」
サム 「桁外れにデカい船だし、辺境もよ…」
ジョミー「出来て来るよね、僻地って言うかさ…」
シロエ 「どっちかと言えば、過疎かもです…」
近くに人がいないんでしょう、とシロエ君の指摘。
シロエ 「同じトイレを使用する人、来ないくらいに…」
Aブルー「辺境で過疎って感じになるかな…」
こっちの世界の船より、人は多いけど、とソルジャーの言。
Aブルー「なにしろ、仲間が暮らす船だし、必然的にね」
シロエ 「ぼくたちの世界だと、最低限の人だけですし…」
過疎ってる場所の方が多いですね、とシロエ君。
シロエ 「人っ子一人いない区域が、殆どですよ」
ブルー 「何処もカメラがついているから、担当者がさ…」
ジョミー「チェックしてるし、過疎でいいけど…」
Aブルー「ぼくの船だと、事情がさ…」
違うからね、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「SD体制がある世界だから、カメラ嫌いで…」
サム 「もしかして、設置していねえのかよ?」
Aブルー「非常時だけしか、作動しなくて…」
普段は其処にあるというだけ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「だからトイレで一人消えても、誰一人さ…」
シロエ 「気付いてくれない仕様ですね…?」
人員点呼をしない限りは、とシロエ君。
シロエ 「下手をしたなら、辺境のトイレで孤立ですか…」
ジョミー「誰も助けに来ないままでさ…」
Aブルー「ピンポーン!」
一同 「「「うーん…」」」
かなりピンチな状況かも、と納得ですけど。
現場がトイレ…。
2026/06/23 (Tue)
☆思念は不可な場所
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君の羨望の技なのが問題。
シロエ 「閉じ込められた人、思念波はどうしたんです?」
サム 「そういやそうだよな、助け、呼べるぜ?」
ジョミー「カメラ設置を嫌うほどなら、思念波はさ…」
スウェナ「日常生活に定着してるでしょ?」
連絡すれば良かったのよ、とスウェナちゃんたちの正論。
スウェナ「辺境からでも、近い誰かに届くと思うわ」
キース 「確かにな…。俺たちでさえ、仲間内だったら…」
シロエ 「思念で連絡つけられますよね?」
サム 「使えねえ理由あるとか、そんなのかよ?」
トイレでは使用禁止とかよ、とサム君の問い。
サム 「トイレでサイオン使えるんなら、覗きとかよ…」
シロエ 「出来ちゃいますしね、男性用と女性用のが…
ジョミー「隣同士であった場合は、覗けちゃいそう…」
スウェナ「酷い話よね、禁止するのが当然だわ…」
使い方の方は問わないで、とスウェナちゃんが震わせる肩。
スウェナ「安心して入れないじゃない!」
キース 「サイオンの検知装置を、置いていそうではある」
サム 「使った途端に、警報が鳴る仕様かよ…」
シロエ 「直ちに出入り口をロックで、警備員ですね…」
それは確かに無理なヤツです、とシロエ君も。
シロエ 「だから思念で連絡しないで、詰んだのかも…」
サム 「でもって、瞬間移動しそうな所で、検知でよ…」
ジョミー「警報が響いて、未遂に終わって、警備員がさ…」
キース 「駆け付けて来て、瞬間移動未遂を確認なのか?」
ごくごく自然な流れのようだが、とキース君、腕組み。
キース 「俺たちの推測が正しかったら、俺をトイレに…」
シロエ 「閉じ込めてしまって、出さない気でしょうか?」
サム 「ありそうすぎて、怖いんだけどよ…」
ジョミー「ソレなのかな…?」
Aブルー「ピンポーン!」
トイレさえあればオッケーで、と笑顔ですけど。
閉じ込め…?
2026/06/24 (Wed)
☆サイオンと緊急性
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、キース君が憧れた所が問題な今。
キース 「俺をトイレに閉じ込めて、どうする気だ!」
Aブルー「決まってるじゃないか、窮地に追い込んだら…」
シロエ 「脱出するのに、サイオン・バーストですか?」
Aブルー「ぼくの船で報告されているのは、ソレだしさ…」
バースト寸前だったから、サイオン検知装置が、という話。
Aブルー「瞬間的に凄いエネルギー、発動するしね!」
ジョミー「駆け付けた警備員さんが、見たって?」
Aブルー「ピンポーン!」
移動直前のサイオンの黄色をね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「未遂になったの、駆け付けたせいだしさ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「人が来たから、ホッとしたらしくて、未遂で…」
力尽きて倒れちゃったんだよね、とクスクス笑い。
Aブルー「駆け付けなければ、初の移動で記録樹立で…」
一同 「「「うーん…」」」
極限状態というヤツだ、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「まさか、キース先輩も、それと同じ目に…?」
Aブルー「ちょっと違うね、もっと捻って…」
緊急脱出の必要度を大幅アップ、と立てる親指。
Aブルー「この家、トイレの数は多かったよね?」
ぶるぅ 「うんっ! フロア全部が、この家だから!」
ゲストルームにも全部あるもん、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「他にも便利そうなトコに、幾つか!」
Aブルー「オッケー、1ヶ所、使えないように出来る?」
ぶるぅ 「んとんと、トイレそのもの?」
Aブルー「トイレのメインだけを封じるんだよ!」
個室に入ることは出来ても、使えないヤツ、とニンマリ。
Aブルー「トイレの水が流れないとか…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「そういう個室に、入って貰ってさ…」
キース 「出られないと!?」
Aブルー「どうかな?」
入る前にはビールなんかも、と言ってますけど。
飲ませると…?
2026/06/25 (Thu)
☆閉じ込めと着替え
雨が多いのが梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君が憧れたせいで大ピンチ。
シロエ 「ビール、トイレが近くなると聞いてますけど…」
サム 「一応、未成年だし、ピンと来ねえけどよ…」
割とよく聞く話だよな、とサム君の相槌。
サム 「脱水してる時でも、ビール、よくねえって…」
ジョミー「らしいね、キンキンに冷えていたってさ…」
Aブルー「ピンポーン!」
ぼくの船だと、合成酒がメインだけどね、とソルジャーも。
Aブルー「こっちの世界のビール、美味しいんだけど…」
シロエ 「トイレの回数、増えるんですね?」
Aブルー「ぼくのハーレイと飲んだら、実感するねえ…」
どっちかが不在の時間が出来て、と苦笑する人。
Aブルー「ぼくがトイレか、ハーレイがトイレかで…」
一同 「「「うーん…」」」
Aブルー「それでも、梅雨が明けたら、ビヤガーデンで…」
サム 「懲りてねえのな?」
トイレに行きまくるコースでもよ、とサム君の呆れ顔。
サム 「ジョッキで、ガンガン飲みまくるってか?」
Aブルー「評判のビールを、頼みまくってね!」
シロエ 「キース先輩にも、飲ませる気ですね?」
Aブルー「その前に、まずはトイレの封印から!」
何処のトイレを封じようかな、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「ゲストルームのヤツがいいかな…」
ぶるぅ 「そだね、水を止めたりするんだし…」
Aブルー「もちろん、ぼくのサイオンで、蓋もガッチリ!」
蓋が開いたら、用は足せるし、とトドメも刺す模様。
Aブルー「万一に備えて、床に新聞紙もね!」
ぶるぅ 「オッケー、おもらし対策、防水シートも…」
ちゃんと敷くから大丈夫だよ、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「キースの着替えも、あった方がいいかなあ?」
Aブルー「ジャストサイズのがあれば、安心かもね」
キース 「おい、お前たち…!」
俺の尊厳というヤツはどうした、と文句ですけど。
はてさて…?
2026/06/26 (Fri)
☆好奇心がある人
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、キース君が出来たら月参りが楽。
Aブルー「尊厳を言うんだったら、パンツの方がいい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ドラッグで買える筈だよ!」
普通のパンツみたいに履くヤツ、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「でもでも、何度も履き替えないとダメそう…」
Aブルー「ビールをドッサリ飲むわけだしねえ…」
一枚だけでは無理がありそう、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「防水シートを敷かれるよりは、マシっぽいけど」
ぶるぅ 「そだね、おもらし予防のパンツタイプだし…」
キース 「俺を閉じ込めない発想は無いのか!?」
抜本的な解決策だぞ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「トイレに押し込めるからこそ、そうなるんだ!」
Aブルー「でもさ…。瞬間移動という便利技をさ…」
シロエ 「モノに出来るかもしれない、チャンスですよ?」
サム 「今を逃したら、先送りでよ…」
来年の梅雨にも、愚痴のループだぜ、とサム君も。
サム 「此処は一発、腹を括ってよ…」
ジョミー「トイレで頑張った方が良くない?」
スウェナ「サイオニック・ドリームじゃ、足元が限界で…」
シロエ 「法衣が濡れるの、防げないです!」
雨合羽も、着たまま家に入れませんし、とシロエ君。
シロエ 「檀家さんの家に着いたら、脱ぐんでしょう?」
キース 「その時、どうしても濡れてしまうが…」
ジョミー「タオルを貸して貰えるから、それでいいって?」
キース 「トイレに閉じ込めを食らうよりはな!」
雨の月参りで苦労した方がマシというもの、とキッパリ。
キース 「話は終わりだ、ぶるぅ、土産を詰めてやれ!」
Aブルー「君が仕切れる問題じゃないよね?」
ブルー 「ぼくが言うなら、分かるんだけれどね…」
キース 「あんたまで、俺を追い込むのか!?」
ブルー 「好奇心がさ…」
ゼロじゃないのは認めるよ、と言ってますけど。
止めないと…?
2026/06/27 (Sat)
☆名誉なフォロー
雨が降るのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君の月参りにベストな技で。
キース 「好奇心は猫を殺すと言うんだぞ!」
Aブルー「この場合、猫は君を指していそうだよね」
シロエ 「ですね、会長に被害はありませんし」
ブルー 「ぼくは好奇心が満たされるだけで、無問題!」
君の最期を見届けるから、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「お望みなら、骨も拾ってあげるけれどね?」
サム 「いいじゃねえかよ、銀青様が拾って下さるしよ」
Aブルー「それは、名誉なことになるのかい?」
ブルー 「坊主じゃなくても、喜ぶ人は多いだろうねえ…」
普通は無理な話なんだし、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「拾うからには、後の供養もセットなんだよ?」
Aブルー「えっと…?」
ブルー 「何所のお寺でも、坊主は責任を持ってさ…」
サム 「送った仏様を、フォローするしよ…」
四十九日までは毎週、読経に行くもので、と僧籍な人も。
サム 「緋の衣の高僧、其処までしてはくれねえぜ?」
ブルー 「年功序列でゲットした人でも、その手のは…」
Aブルー「やってくれないって?」
ブルー 「後継者に丸投げするのが基本だってば!」
副住職とかね、と生徒会長の説明が。
ブルー 「キース、どうかな、骨は拾うよ?」
キース 「そういう問題ではないと思うんだが!」
シロエ 「でもですね…。瞬間移動をマスターしたら…」
サム 「愚痴っていたのも忘れて、感謝感激だろ?」
結果オーライで、とサム君、ズイと。
サム 「ぶるぅ、ドラッグ、行って来ねえか?」
ぶるぅ 「んとんと、パンツタイプの、何枚くらい?」
ブルー 「どうなのかな…」
ビールの量にもよるだろうし、と真剣な表情。
ブルー 「酔って寝られちゃ、意味がないしさ…」
Aブルー「そうか、適量にしておかないと…」
キース 「大量でいい!」
寝落ちした方がマシだからな、と怒声ですけど。
まあねえ…。
2026/06/28 (Sun)
☆個室がオススメ
梅雨のシーズンは雨が降りがち、生徒会長宅で週末な面々。
瞬間移動の話題が切っ掛け、キース君が追い込まれた窮地。
Aブルー「寝落ちしたんじゃ、進歩しないよ?」
キース 「もういい、月参りの雨は、キッパリ諦める!」
一同 「「「えーっ!?」」」
そんな、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩、待って下さい!」
ジョミー「瞬間移動はアレかもだけど、足元くらいはさ…」
サム 「スニーカーで行けるコースが、オススメだぜ?」
スウェナ「ぶるぅ、スリッパ、持って来てあげて!」
諦めるなんて、とスウェナちゃんも。
スウェナ「せっかくなんだし、サイオニック・ドリーム…」
シロエ 「極めましょうよ、そっちだったら、トイレは…」
ジョミー「閉じ込められずに、練習だけだよ?」
キース 「それもそうか…」
部屋が吹っ飛ぶ程度だったな、とキース君が顎に当てる手。
キース 「サイオン・バーストに違いはないわけで…」
Aブルー「あのさ、ソレをやるにも、トイレが一番!」
一同 「「「は?」」」
何故にトイレ、と皆の視線がソルジャーに集中。
ジョミー「何処から、トイレが出て来るわけ?」
シロエ 「吹っ飛ぶ部屋なら、何処でもいいでしょう?」
Aブルー「狭い場所だと、トイレだよね?」
被害の規模が違うと思うんだけど、と目がマジ。
Aブルー「ぶるぅの部屋が吹っ飛んだ時、周りに被害は?」
サム 「そういや、あの部屋、限定だっけか…」
シロエ 「確か、シールドしてたんですよね?」
Aブルー「ほらね、同じ理屈で行くなら、トイレ!」
吹っ飛ばされるの、個室だけだよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「中のキースは、切ない気分かもだけど…」
キース 「当たり前だろうが!」
ジョミー「トイレの中に閉じ込められて、追い詰めだよね」
サム 「惨めかもなあ…」
Aブルー「その分、バースト、早くなりそう!」
足元だけのコースも、是非トイレで、と言ってますけど。
酷すぎでは…?
2026/06/29 (Mon)
☆閉じ込めな個室
雨が降るのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
梅雨の月参りを愚痴ったキース君、トイレ閉じ込めの危機。
サム 「追い詰められ度、トイレだと、高そうだぜ…」
ジョミー「ぼくなら絶対、出たくなるしさ…」
シロエ 「トイレ、やっぱり、使えないんですよね?」
Aブルー「ピンポーン!」
ビールよりアイスの方がいいかな、とソルジャーの笑み。
Aブルー「お腹が冷えたら、使いたくなるしさ!」
一同 「「「うわー…」」」
ピンチすぎる、と誰もがガクブル。
シロエ 「ビールより酷くありませんか!?」
Aブルー「パンツタイプのヤツを拒否だし、ヤバいかもね」
ジョミー「もしかしなくても、瞬間移動、出来そう?」
Aブルー「どっちに転ぶか、キース次第かなあ…」
壊して脱出か、瞬間移動か、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「運が良ければ、瞬間移動のスキル、ゲットで!」
サム 「まあなあ…。キースにしてみりゃ災難でもよ…」
ジョミー「結果オーライ、どっちかマスターだよね…」
スウェナ「途中経過がアレな部分は、じきに忘れるわよ!」
喉元過ぎればナントカでしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「キース、トイレにしときなさいよ!」
ブルー 「家の持ち主としても、トイレを推したいねえ…」
ぶるぅ 「トイレの修理も高いんだけど、でもでも…」
Aブルー「ゲストルームとかより、安いと思うよ?」
床面積とか内装が違うんだから、とソルジャー、プッシュ。
Aブルー「そうと決まれば、ぶるぅ、何処のトイレ?」
ぶるぅ 「端っこのゲストルームかなあ…」
Aブルー「オッケー、封じた!」
使用不能にしたから、キースを連行、とズズイと。
Aブルー「おっと、ぶるぅ、アイスあるかな?」
ぶるぅ 「冷凍庫の、全部持って来る!」
一同 「「「ひいぃっ!」」」
キース 「俺を殺す気か!」
Aブルー「出ればいいだけ!」
壊すか瞬間移動でさ、と追い詰めですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/06/30 (Tue)
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末も雨で生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君には憧れですけど。
Aブルー「タイプ・イエローだったら、かなり有望だよ?」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「瞬発力と言うか、こう、瞬間的にさ…」
爆発的なサイオン、発動するよね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「ぼくの経験上、そうなんだけど、どうかな?」
サム 「そういや、キース、学校の、ぶるぅの部屋を…」
シロエ 「吹っ飛ばしてましたね、警察が来る勢いで…」
ジョミー「サイオン・バーストだったっけか?」
アレを切っ掛けに、坊主頭の技をマスター、と証言が。
ジョミー「部屋が吹っ飛んだわけだし、パワー凄いよ?」
キース 「それはそうだが、やった俺には、無自覚で…」
Aブルー「なるほど、経験アリなら、更に有望!」
瞬間移動も、いけそうだよ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「最初の間は、至近距離しか動けなくても…」
サム 「慣れりゃ、月参りの距離でも動けるってか?」
Aブルー「頑張り次第で、もしかしたらね!」
チャレンジしてみる価値はありそう、とプッシュする人。
Aブルー「なにしろ、先例があったの、知っているから!」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか、と誰もがビックリ仰天。
シロエ 「先例って、そっちの世界で起きたんですよね?」
サム 「当たり前だろ、こっちじゃ数えるほどしかよ…」
ジョミー「人数いないし、あったら噂になっているよね…」
Aブルー「もちろん、ぼくの船での出来事だってば!」
凄すぎたから、公式文書で記録されてる、とクスクス笑い。
Aブルー「起きた現場も、起きた理由も、不名誉だけど…」
キース 「不名誉というのが、引っ掛かるんだが…?」
Aブルー「やった本人、きっと忘れて欲しい筈だしね…」
シロエ 「いったい何が起こったんです?」
Aブルー「瞬間移動!」
未遂で終わったんだけど、と苦笑ですけど。
何故に不名誉…?
2026/06/16 (Tue)
☆気になる不名誉
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
其処で出て来た瞬間移動という便利技、キース君には憧れ。
シロエ 「未遂だとしても、瞬間移動ですよね?」
サム 「名誉じゃねえかよ、なんで逆になるって?」
ジョミー「だよね、タイプ・ブルーじゃないのにさ…」
ぼくなら威張り返ると思う、とジョミー君が指す自分の顔。
ジョミー「どうやればいいのか、サッパリ謎だし…」
スウェナ「未遂な所が恥だっていうなら、分かるけど…」
シロエ 「起きた現場と、理由が不名誉は引っ掛かります」
キース 「俺にも、関係して来そうなんだが…?」
同じ状況を作る気じゃなかろうな、とキース君の睨み。
キース 「不名誉という辺りが、嫌すぎるぞ!」
Aブルー「流石に、君は勘がいいねえ…」
キース 「ド真ん中か!?」
Aブルー「ピンポーン!」
再現したら、いける可能性がね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「切羽詰まって、瞬間移動をしかけたんだし…」
キース 「まさか、現場は格納庫とかで…」
シロエ 「いるのを知らない誰かが、小型艇とかで…」
発進しようとしていた場合、ヤバいですよね、とシロエ君。
シロエ 「発進口が開くまで、カウントダウン状態で…」
サム 「開いちまったとしたら、放り出されるぜ?」
ジョミー「宇宙空間じゃなくっても、危なすぎるよ…」
スウェナ「真っ逆様でしょ、飛べるのも、確か…」
タイプ・ブルーだけの筈よ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「カウントダウンが鳴り響いてたら、焦るわ…」
シロエ 「その状況に陥った理由が、うっかりミスなら…」
ジョミー「不名誉すぎるし、ソレじゃないかな」
キース 「問題は、現場が不名誉な点で…」
格納庫の何処が不名誉なんだ、とキース君が傾げる首。
キース 「もっとも、場所によるかもしれないが…」
シロエ 「個室から出たのかもです」
キース 「トイレか…」
出て来た途端にカウント開始か、という読み。
戻れないと…?
2026/06/17 (Wed)
☆格納庫とトイレ
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
話題に出て来た瞬間移動、雨も平気でキース君の羨望の的。
シロエ 「格納庫の仕様によっては、ロックかもです」
ジョミー「ドアが開いてる状態だったら、発進する時に…」
サム 「風圧で吹っ飛んじまうとか、ありそうだぜ」
キース 「そういう場合は、すぐに閉まるな…」
個室に逆戻りしたくても、とキース君の引き攣った顔。
キース 「ロックされたのでは、戻れそうにないし…」
シロエ 「安全面を考えての設計だったら、そうなります」
ジョミー「ただ閉めただけだと、開いちゃいそうだしね…」
シロエ 「ドアの隙間は侮れませんから…」
台風の時でも、隙間が怖いそうです、とシロエ君。
シロエ 「雨戸をガッチリ閉めていないと、風が入って…」
キース 「最悪、屋根が飛ばされるらしいし…」
サム 「やっぱり、出た瞬間に、オートロックかよ…」
ジョミー「普段は違っても、発進が近い時だけね…」
カウントダウン開始5分前からとか、とジョミー君の説。
ジョミー「トイレの中にも、放送、ありそう…」
シロエ 「運悪く、放送が入らなかったかもです…」
サム 「あるあるだぜ…」
キース 「そのせいで、格納庫に取り残されたら…」
確かにピンチだ、とキース君の悪い顔色。
キース 「誰か気付いてくれない限りは、放り出されて…」
シロエ 「真っ逆様に落ちるだけですしね…」
サム 「カウントダウンが止まらねえなら、詰みだぜ…」
ジョミー「脱出するには、瞬間移動くらいしか…」
走り抜けようにも間に合わないしね、とジョミー君。
ジョミー「多分、ソレだよ、現場と理由はトイレでさ…」
キース 「不名誉の極みのような話ではある…」
サム 「んじゃよ、お前も、やられるんでねえの?」
シロエ 「シャングリラ号でですか!?」
キース 「まさか、地球に帰還中なのか、あの船…?」
人員交代で戻っているとか、と真っ青ですけど。
場所はあると…?
2026/06/18 (Thu)
☆ヤバすぎる状況
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君の憧れなのが問題でして。
シロエ 「シャングリラ号に送られそうです」
サム 「でもって、格納庫でカウントダウンかよ…」
ジョミー「トイレとは無関係に、縛られるとかさ…」
縄で縛って転がしておいて、小型艇を、とジョミー君。
ジョミー「発進させられたら、真っ逆様だよ…」
キース 「流石に、周囲を確認しないか?」
サム 「トイレから出るのは、仕方ねえけど…」
スウェナ「子供の飛び出しと同じで、想定外だものね…」
だけど縛って転がされてるのは別よ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「操縦士はともかく、管制官とかが気付きそう」
ジョミー「でもさ、言い出しっぺが、普通じゃないしさ…」
キース 「タイプ・ブルーか…」
サム 「キースがいるのを隠すくらいは、出来るよな…」
ガチでヤベえぜ、とサム君が竦める肩。
サム 「火だるまショーでも、かますようなヤツでよ…」
ジョミー「瞬間移動出来ずに、落っこちたってさ…」
シロエ 「回収に行ける人なんですよね…」
なんと言っても飛べますから、とシロエ君も肩をブルッと。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「そうだね、ぼくたちに出来るの、応援だけで…」
サム 「やっぱ、現場で見守りだろうしよ…」
スウェナ「シャングリラ号か、地上か、どっちかしら…」
真っ逆様の率が高いなら、地上だわね、とスウェナちゃん。
スウェナ「キース、勝算はありそうなの?」
キース 「あるわけなかろう!」
サム 「詰んでるじゃねえかよ…」
キース 「俺も正直、そうとしか…」
なんてこった、とキース君が仰ぐ天井。
キース 「とんでもないヤツに、愚痴を聞かれたせいで…」
シロエ 「ご愁傷様です…」
ブルー 「待ってよ、ぼくが使用許可を出すとでも?」
一同 「「「あー…」」」
船の実権を握ってる人がいたっけ、と視線が集中。
立ち消え…?
2026/06/19 (Fri)
☆許可が出ない船
梅雨のシーズンは雨が多くて、週末は生徒会長宅が定位置。
其処で出て来た瞬間移動の話題、キース君には憧れの技で。
シロエ 「会長が許さないんじゃ、シャングリラ号は…」
サム 「使えねえよな、キース、良かったじゃねえか!」
キース 「本当にな…」
真っ逆様に落とされるのは、二度と御免だ、と経験者の言。
キース 「吊り橋からダイブは、タイミングを選べたが…」
ジョミー「シャングリラ号から放り出されるのは、違うね」
シロエ 「カウントダウン終了で、真っ逆様ですけど…」
サム 「心の準備ってヤツが、出来るわけねえよな…」
いくら坊主で悟っててもよ、とサム君、うんうん、と。
サム 「結果オーライ、使えねえ船じゃ、使えねえし」
キース 「まったくだ。死ぬ気で欲しいスキルでもないし」
ジョミー「やっぱさ、法衣を誤魔化す方向でさ…」
スウェナ「スニーカーを草履に見せるべきだわよ!」
命あっての物種だものね、とスウェナちゃんもプッシュ。
スウェナ「ぶるぅ、スリッパ、持って来てあげて!」
ぶるぅ 「オッケー!」
お客様用の、とドアの方へ跳ねてゆく家事万能なお子様。
ぶるぅ 「どれがいいかな、青いヤツかな?」
キース 「ショッキングピンクでも、俺は許すぞ!」
ジョミー「命拾いしたから、笑いを取ってくれるって?」
キース 「そういうことだな、見世物でかまわん!」
格納庫から落ちるショーよりマシだ、と繰る数珠レット。
キース 「成功するまで、足元にピンクのスリッパでも…」
シロエ 「キース先輩、流石です!」
ぶるぅ 「それじゃ、可愛いアヒルちゃんスリッパで!」
黄色のアヒルちゃんの形なんだよ、とピョンピョン。
ぶるぅ 「取って来るから、頑張ってね!」
キース 「心得た! 晒し者な期間が長そうだが…」
サム 「成功した時には、祝ってやるしよ!」
Aブルー「あのねえ…。人の話は、最後まで…」
きちんと聞いてくれないかな、と言ってますけど。
問題でも…?
2026/06/20 (Sat)
☆格納庫に無いトイレ
雨が多いのが梅雨のシーズンで、週末は生徒会長宅が一番。
話題になった瞬間移動、キース君の羨望の的な技ですけど。
Aブルー「シャングリラ号が必須とは、言っていないよ?」
シロエ 「現場は、シャングリラじゃないんですか?」
サム 「そっちの世界だと、船の中だけの生活だよな?」
潜入班で出ねえ限りはよ、とサム君、確認。
サム 「不名誉とかいうヤツ、再現するにはよ…」
シロエ 「シャングリラ号を、使う以外にないでしょう?」
ジョミー「そっくり同じ仕様の船って聞くしね」
ブルー 「その件だけどさ、格納庫内にトイレなんかは…」
設置されていないね、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「君たちが好きに話してたような理由で…」
シロエ 「小型艇とかが出る時に、危ないからですね?」
ブルー 「ピンポーン! 多分、ブルーの世界の船もさ…」
Aブルー「格納庫にトイレは、作っていないよ」
たまに、ソレで遅刻が出るんだけどさ、と苦笑する人。
Aブルー「乗り込んだ後にトイレに行っても、遅れるし…」
サム 「操縦士な?」
Aブルー「他の乗員だってそうだよ、トイレ中には…」
シロエ 「発進するのは、有り得ないでしょう」
こっちの世界の飛行機だって、とシロエ君も。
シロエ 「離着陸の時には、使用を控えるものですし…」
ブルー 「急を要する場合は、仕方なくても…」
個室内から動けないね、と生徒会長。
ブルー 「宇宙船から飛び立つ小型艇だって、同じで…」
Aブルー「予定通りに発進するには、トイレは早めに…」
格納庫に入る前にね、とソルジャーが立てる人差し指。
Aブルー「でもさ、最寄りのトイレが使用中だと…」
サム 「入れねえから、発進、遅れるわけな?」
仕方ねえよ、とサム君が軽く広げる両手。
サム 「んじゃよ、不名誉な現場、トイレ以外でよ…」
キース 「そうなりそうだが、何処だったんだ?」
俺は不安になって来たぞ、と顔色が悪いですけど。
でしょうねえ…。
2026/06/21 (Sun)
☆当たりだった現場
梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末を過ごす生徒会長宅。
瞬間移動の話が出まして、月参りで悩むキース君の憧れで。
シロエ 「トイレ以外で不名誉な場所は、お風呂かもです」
ジョミー「そうかもだけど、瞬間移動の出番ありそう?」
サム 「必要になる場面がねえかもなあ…」
スウェナ「何処かで火事でも、シャングリラの中だから…」
避難するより、動かない方が良さそう、とスウェナちゃん。
スウェナ「防火ドアとか、酸素の供給システムとかも…」
シロエ 「完備でしょうねえ、その場で待機ですか…」
サム 「ゆっくり着替えて、ドライヤーとかまでよ…」
ジョミー「使えそうだよ、停電したら別だけど…」
そっちも非常電源ありそう、とジョミー君も。
ジョミー「お風呂から必死に脱出する理由なんてさ…」
シロエ 「無さそうです…。ぼくの考え、浅かったです…」
Aブルー「ホントにねえ…」
そもそもトイレを否定してない、とソルジャーの割り込み。
Aブルー「格納庫には無い、と言っただけだよ?」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさかトイレで正解なのか、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「現場は、トイレだったんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
鍵が壊れて、出られなくてね、とソルジャー、クスクス。
Aブルー「トイレのあった場所が悪くて、非常ボタンも…」
サム 「無かったのかよ?」
Aブルー「事件を切っ掛けに、設置されたよ」
なにしろ人類とは違う思考で、と苦笑い。
Aブルー「そんな手段を使わなくても、思念波があるし…」
ジョミー「だったら、どうして使わなかったわけ?」
Aブルー「本人、焦ってパニックなんだよ?」
鍵が開けられないんだから、とソルジャーの解説。
Aブルー「君たちにしたって、学校とかのトイレでさ…」
サム 「個室に入って、出ようとしたら、無理ってか?」
シロエ 「焦りそうです…」
非常ボタンも思い付かないかも、という声が。
焦りますよね…。
2026/06/22 (Mon)
☆辺境で過疎な場所
雨がシトシトな梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が定番。
話題になった瞬間移動、キース君が月参りで使いたい技で。
Aブルー「学校のトイレだったら、その内に誰かがさ…」
シロエ 「来るでしょうけど、そっちは違ったんですね?」
Aブルー「言ったトコだよ、場所が悪かった、って!」
船の中でも辺境でね、とソルジャーのクスクス笑い。
Aブルー「船の大きさ、君たちだって知っているだろう?」
サム 「桁外れにデカい船だし、辺境もよ…」
ジョミー「出来て来るよね、僻地って言うかさ…」
シロエ 「どっちかと言えば、過疎かもです…」
近くに人がいないんでしょう、とシロエ君の指摘。
シロエ 「同じトイレを使用する人、来ないくらいに…」
Aブルー「辺境で過疎って感じになるかな…」
こっちの世界の船より、人は多いけど、とソルジャーの言。
Aブルー「なにしろ、仲間が暮らす船だし、必然的にね」
シロエ 「ぼくたちの世界だと、最低限の人だけですし…」
過疎ってる場所の方が多いですね、とシロエ君。
シロエ 「人っ子一人いない区域が、殆どですよ」
ブルー 「何処もカメラがついているから、担当者がさ…」
ジョミー「チェックしてるし、過疎でいいけど…」
Aブルー「ぼくの船だと、事情がさ…」
違うからね、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「SD体制がある世界だから、カメラ嫌いで…」
サム 「もしかして、設置していねえのかよ?」
Aブルー「非常時だけしか、作動しなくて…」
普段は其処にあるというだけ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「だからトイレで一人消えても、誰一人さ…」
シロエ 「気付いてくれない仕様ですね…?」
人員点呼をしない限りは、とシロエ君。
シロエ 「下手をしたなら、辺境のトイレで孤立ですか…」
ジョミー「誰も助けに来ないままでさ…」
Aブルー「ピンポーン!」
一同 「「「うーん…」」」
かなりピンチな状況かも、と納得ですけど。
現場がトイレ…。
2026/06/23 (Tue)
☆思念は不可な場所
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君の羨望の技なのが問題。
シロエ 「閉じ込められた人、思念波はどうしたんです?」
サム 「そういやそうだよな、助け、呼べるぜ?」
ジョミー「カメラ設置を嫌うほどなら、思念波はさ…」
スウェナ「日常生活に定着してるでしょ?」
連絡すれば良かったのよ、とスウェナちゃんたちの正論。
スウェナ「辺境からでも、近い誰かに届くと思うわ」
キース 「確かにな…。俺たちでさえ、仲間内だったら…」
シロエ 「思念で連絡つけられますよね?」
サム 「使えねえ理由あるとか、そんなのかよ?」
トイレでは使用禁止とかよ、とサム君の問い。
サム 「トイレでサイオン使えるんなら、覗きとかよ…」
シロエ 「出来ちゃいますしね、男性用と女性用のが…
ジョミー「隣同士であった場合は、覗けちゃいそう…」
スウェナ「酷い話よね、禁止するのが当然だわ…」
使い方の方は問わないで、とスウェナちゃんが震わせる肩。
スウェナ「安心して入れないじゃない!」
キース 「サイオンの検知装置を、置いていそうではある」
サム 「使った途端に、警報が鳴る仕様かよ…」
シロエ 「直ちに出入り口をロックで、警備員ですね…」
それは確かに無理なヤツです、とシロエ君も。
シロエ 「だから思念で連絡しないで、詰んだのかも…」
サム 「でもって、瞬間移動しそうな所で、検知でよ…」
ジョミー「警報が響いて、未遂に終わって、警備員がさ…」
キース 「駆け付けて来て、瞬間移動未遂を確認なのか?」
ごくごく自然な流れのようだが、とキース君、腕組み。
キース 「俺たちの推測が正しかったら、俺をトイレに…」
シロエ 「閉じ込めてしまって、出さない気でしょうか?」
サム 「ありそうすぎて、怖いんだけどよ…」
ジョミー「ソレなのかな…?」
Aブルー「ピンポーン!」
トイレさえあればオッケーで、と笑顔ですけど。
閉じ込め…?
2026/06/24 (Wed)
☆サイオンと緊急性
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、キース君が憧れた所が問題な今。
キース 「俺をトイレに閉じ込めて、どうする気だ!」
Aブルー「決まってるじゃないか、窮地に追い込んだら…」
シロエ 「脱出するのに、サイオン・バーストですか?」
Aブルー「ぼくの船で報告されているのは、ソレだしさ…」
バースト寸前だったから、サイオン検知装置が、という話。
Aブルー「瞬間的に凄いエネルギー、発動するしね!」
ジョミー「駆け付けた警備員さんが、見たって?」
Aブルー「ピンポーン!」
移動直前のサイオンの黄色をね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「未遂になったの、駆け付けたせいだしさ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「人が来たから、ホッとしたらしくて、未遂で…」
力尽きて倒れちゃったんだよね、とクスクス笑い。
Aブルー「駆け付けなければ、初の移動で記録樹立で…」
一同 「「「うーん…」」」
極限状態というヤツだ、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「まさか、キース先輩も、それと同じ目に…?」
Aブルー「ちょっと違うね、もっと捻って…」
緊急脱出の必要度を大幅アップ、と立てる親指。
Aブルー「この家、トイレの数は多かったよね?」
ぶるぅ 「うんっ! フロア全部が、この家だから!」
ゲストルームにも全部あるもん、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「他にも便利そうなトコに、幾つか!」
Aブルー「オッケー、1ヶ所、使えないように出来る?」
ぶるぅ 「んとんと、トイレそのもの?」
Aブルー「トイレのメインだけを封じるんだよ!」
個室に入ることは出来ても、使えないヤツ、とニンマリ。
Aブルー「トイレの水が流れないとか…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「そういう個室に、入って貰ってさ…」
キース 「出られないと!?」
Aブルー「どうかな?」
入る前にはビールなんかも、と言ってますけど。
飲ませると…?
2026/06/25 (Thu)
☆閉じ込めと着替え
雨が多いのが梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君が憧れたせいで大ピンチ。
シロエ 「ビール、トイレが近くなると聞いてますけど…」
サム 「一応、未成年だし、ピンと来ねえけどよ…」
割とよく聞く話だよな、とサム君の相槌。
サム 「脱水してる時でも、ビール、よくねえって…」
ジョミー「らしいね、キンキンに冷えていたってさ…」
Aブルー「ピンポーン!」
ぼくの船だと、合成酒がメインだけどね、とソルジャーも。
Aブルー「こっちの世界のビール、美味しいんだけど…」
シロエ 「トイレの回数、増えるんですね?」
Aブルー「ぼくのハーレイと飲んだら、実感するねえ…」
どっちかが不在の時間が出来て、と苦笑する人。
Aブルー「ぼくがトイレか、ハーレイがトイレかで…」
一同 「「「うーん…」」」
Aブルー「それでも、梅雨が明けたら、ビヤガーデンで…」
サム 「懲りてねえのな?」
トイレに行きまくるコースでもよ、とサム君の呆れ顔。
サム 「ジョッキで、ガンガン飲みまくるってか?」
Aブルー「評判のビールを、頼みまくってね!」
シロエ 「キース先輩にも、飲ませる気ですね?」
Aブルー「その前に、まずはトイレの封印から!」
何処のトイレを封じようかな、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「ゲストルームのヤツがいいかな…」
ぶるぅ 「そだね、水を止めたりするんだし…」
Aブルー「もちろん、ぼくのサイオンで、蓋もガッチリ!」
蓋が開いたら、用は足せるし、とトドメも刺す模様。
Aブルー「万一に備えて、床に新聞紙もね!」
ぶるぅ 「オッケー、おもらし対策、防水シートも…」
ちゃんと敷くから大丈夫だよ、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「キースの着替えも、あった方がいいかなあ?」
Aブルー「ジャストサイズのがあれば、安心かもね」
キース 「おい、お前たち…!」
俺の尊厳というヤツはどうした、と文句ですけど。
はてさて…?
2026/06/26 (Fri)
☆好奇心がある人
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、キース君が出来たら月参りが楽。
Aブルー「尊厳を言うんだったら、パンツの方がいい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ドラッグで買える筈だよ!」
普通のパンツみたいに履くヤツ、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「でもでも、何度も履き替えないとダメそう…」
Aブルー「ビールをドッサリ飲むわけだしねえ…」
一枚だけでは無理がありそう、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「防水シートを敷かれるよりは、マシっぽいけど」
ぶるぅ 「そだね、おもらし予防のパンツタイプだし…」
キース 「俺を閉じ込めない発想は無いのか!?」
抜本的な解決策だぞ、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「トイレに押し込めるからこそ、そうなるんだ!」
Aブルー「でもさ…。瞬間移動という便利技をさ…」
シロエ 「モノに出来るかもしれない、チャンスですよ?」
サム 「今を逃したら、先送りでよ…」
来年の梅雨にも、愚痴のループだぜ、とサム君も。
サム 「此処は一発、腹を括ってよ…」
ジョミー「トイレで頑張った方が良くない?」
スウェナ「サイオニック・ドリームじゃ、足元が限界で…」
シロエ 「法衣が濡れるの、防げないです!」
雨合羽も、着たまま家に入れませんし、とシロエ君。
シロエ 「檀家さんの家に着いたら、脱ぐんでしょう?」
キース 「その時、どうしても濡れてしまうが…」
ジョミー「タオルを貸して貰えるから、それでいいって?」
キース 「トイレに閉じ込めを食らうよりはな!」
雨の月参りで苦労した方がマシというもの、とキッパリ。
キース 「話は終わりだ、ぶるぅ、土産を詰めてやれ!」
Aブルー「君が仕切れる問題じゃないよね?」
ブルー 「ぼくが言うなら、分かるんだけれどね…」
キース 「あんたまで、俺を追い込むのか!?」
ブルー 「好奇心がさ…」
ゼロじゃないのは認めるよ、と言ってますけど。
止めないと…?
2026/06/27 (Sat)
☆名誉なフォロー
雨が降るのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
話題になった瞬間移動、キース君の月参りにベストな技で。
キース 「好奇心は猫を殺すと言うんだぞ!」
Aブルー「この場合、猫は君を指していそうだよね」
シロエ 「ですね、会長に被害はありませんし」
ブルー 「ぼくは好奇心が満たされるだけで、無問題!」
君の最期を見届けるから、と生徒会長、しれっと。
ブルー 「お望みなら、骨も拾ってあげるけれどね?」
サム 「いいじゃねえかよ、銀青様が拾って下さるしよ」
Aブルー「それは、名誉なことになるのかい?」
ブルー 「坊主じゃなくても、喜ぶ人は多いだろうねえ…」
普通は無理な話なんだし、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「拾うからには、後の供養もセットなんだよ?」
Aブルー「えっと…?」
ブルー 「何所のお寺でも、坊主は責任を持ってさ…」
サム 「送った仏様を、フォローするしよ…」
四十九日までは毎週、読経に行くもので、と僧籍な人も。
サム 「緋の衣の高僧、其処までしてはくれねえぜ?」
ブルー 「年功序列でゲットした人でも、その手のは…」
Aブルー「やってくれないって?」
ブルー 「後継者に丸投げするのが基本だってば!」
副住職とかね、と生徒会長の説明が。
ブルー 「キース、どうかな、骨は拾うよ?」
キース 「そういう問題ではないと思うんだが!」
シロエ 「でもですね…。瞬間移動をマスターしたら…」
サム 「愚痴っていたのも忘れて、感謝感激だろ?」
結果オーライで、とサム君、ズイと。
サム 「ぶるぅ、ドラッグ、行って来ねえか?」
ぶるぅ 「んとんと、パンツタイプの、何枚くらい?」
ブルー 「どうなのかな…」
ビールの量にもよるだろうし、と真剣な表情。
ブルー 「酔って寝られちゃ、意味がないしさ…」
Aブルー「そうか、適量にしておかないと…」
キース 「大量でいい!」
寝落ちした方がマシだからな、と怒声ですけど。
まあねえ…。
2026/06/28 (Sun)
☆個室がオススメ
梅雨のシーズンは雨が降りがち、生徒会長宅で週末な面々。
瞬間移動の話題が切っ掛け、キース君が追い込まれた窮地。
Aブルー「寝落ちしたんじゃ、進歩しないよ?」
キース 「もういい、月参りの雨は、キッパリ諦める!」
一同 「「「えーっ!?」」」
そんな、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩、待って下さい!」
ジョミー「瞬間移動はアレかもだけど、足元くらいはさ…」
サム 「スニーカーで行けるコースが、オススメだぜ?」
スウェナ「ぶるぅ、スリッパ、持って来てあげて!」
諦めるなんて、とスウェナちゃんも。
スウェナ「せっかくなんだし、サイオニック・ドリーム…」
シロエ 「極めましょうよ、そっちだったら、トイレは…」
ジョミー「閉じ込められずに、練習だけだよ?」
キース 「それもそうか…」
部屋が吹っ飛ぶ程度だったな、とキース君が顎に当てる手。
キース 「サイオン・バーストに違いはないわけで…」
Aブルー「あのさ、ソレをやるにも、トイレが一番!」
一同 「「「は?」」」
何故にトイレ、と皆の視線がソルジャーに集中。
ジョミー「何処から、トイレが出て来るわけ?」
シロエ 「吹っ飛ぶ部屋なら、何処でもいいでしょう?」
Aブルー「狭い場所だと、トイレだよね?」
被害の規模が違うと思うんだけど、と目がマジ。
Aブルー「ぶるぅの部屋が吹っ飛んだ時、周りに被害は?」
サム 「そういや、あの部屋、限定だっけか…」
シロエ 「確か、シールドしてたんですよね?」
Aブルー「ほらね、同じ理屈で行くなら、トイレ!」
吹っ飛ばされるの、個室だけだよ、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「中のキースは、切ない気分かもだけど…」
キース 「当たり前だろうが!」
ジョミー「トイレの中に閉じ込められて、追い詰めだよね」
サム 「惨めかもなあ…」
Aブルー「その分、バースト、早くなりそう!」
足元だけのコースも、是非トイレで、と言ってますけど。
酷すぎでは…?
2026/06/29 (Mon)
☆閉じ込めな個室
雨が降るのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
梅雨の月参りを愚痴ったキース君、トイレ閉じ込めの危機。
サム 「追い詰められ度、トイレだと、高そうだぜ…」
ジョミー「ぼくなら絶対、出たくなるしさ…」
シロエ 「トイレ、やっぱり、使えないんですよね?」
Aブルー「ピンポーン!」
ビールよりアイスの方がいいかな、とソルジャーの笑み。
Aブルー「お腹が冷えたら、使いたくなるしさ!」
一同 「「「うわー…」」」
ピンチすぎる、と誰もがガクブル。
シロエ 「ビールより酷くありませんか!?」
Aブルー「パンツタイプのヤツを拒否だし、ヤバいかもね」
ジョミー「もしかしなくても、瞬間移動、出来そう?」
Aブルー「どっちに転ぶか、キース次第かなあ…」
壊して脱出か、瞬間移動か、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「運が良ければ、瞬間移動のスキル、ゲットで!」
サム 「まあなあ…。キースにしてみりゃ災難でもよ…」
ジョミー「結果オーライ、どっちかマスターだよね…」
スウェナ「途中経過がアレな部分は、じきに忘れるわよ!」
喉元過ぎればナントカでしょ、とスウェナちゃん。
スウェナ「キース、トイレにしときなさいよ!」
ブルー 「家の持ち主としても、トイレを推したいねえ…」
ぶるぅ 「トイレの修理も高いんだけど、でもでも…」
Aブルー「ゲストルームとかより、安いと思うよ?」
床面積とか内装が違うんだから、とソルジャー、プッシュ。
Aブルー「そうと決まれば、ぶるぅ、何処のトイレ?」
ぶるぅ 「端っこのゲストルームかなあ…」
Aブルー「オッケー、封じた!」
使用不能にしたから、キースを連行、とズズイと。
Aブルー「おっと、ぶるぅ、アイスあるかな?」
ぶるぅ 「冷凍庫の、全部持って来る!」
一同 「「「ひいぃっ!」」」
キース 「俺を殺す気か!」
Aブルー「出ればいいだけ!」
壊すか瞬間移動でさ、と追い詰めですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/06/30 (Tue)
☆梅雨に便利な技
さて、6月。梅雨の季節で、週末は生徒会長宅な御一同様。
最近の梅雨は暴れ気味だけに、下手に出掛けるよりも屋内。
シロエ 「よく降りますね、今日はマシな方ですけど」
サム 「普通に傘でいけるしよ」
ジョミー「土砂降りになったら、傘じゃキツイよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動なら、平気だもん!」
お買い物に行くのも、一瞬だしね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「傘で手が塞がる心配だって、ちっとも!」
シロエ 「羨ましいです、両手に荷物でオッケーですよね」
スウェナ「その荷物だって、袋に詰めたら、一瞬だわ」
ジョミー「家に向かって、パッと移動で、重さも無関係…」
どれだけ買っても平気で、雨に強くて、とジョミー君も。
ジョミー「おまけに早いし、梅雨には、最強かも…」
サム 「俺たちだって、出来ればいいのによ…」
シロエ 「雨の中を登校するのも、厄介ですし…」
スウェナ「バス停までの道でも濡れるし、バス停だって…」
屋根のあるトコは満員だわよ、とスウェナちゃんの嘆き節。
スウェナ「割り込めないから、傘ごと雨の中で土砂降り…」
ジョミー「アスファルトで跳ね返って、足も濡れるしさ…」
ぶるぅ 「大変そうだね、瞬間移動、楽なんだけどな…」
キース 「まったくだ…」
羨ましすぎて泣けて来るぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「今の話で、一気に憂鬱度が大幅アップで…」
一同 「「「は?」」」
何の話だ、と皆の視線がキース君に集中。
シロエ 「キース先輩、何か悩み事でもあるんですか?」
ジョミー「梅雨の季節は、精神的に落ち込むとか?」
サム 「あるらしいよな、太陽に当たらねえとよ…」
幸せ度数、減るって言うぜ、とサム君、うんうん、と。
サム 「雨だと、朝の境内の掃除が出来ねえし…」
シロエ 「あー、朝の光が浴びられませんね」
ジョミー「前の日に叱られたショックとかのリセット…」
出来なくなるから辛いかも、とジョミー君の分析。
ありそう…。
2026/06/01 (Mon)
☆憂鬱になる理由
今年も来たのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が一番。
雨の話から瞬間移動が脚光を浴びてますけど、憂鬱な人が。
シロエ 「なるほど、雨はメンタルに良くなさそうです」
サム 「でもよ、キース、精神的にタフな方だぜ?」
ジョミー「火だるまショーでも、落ち込まなかったよね…」
スウェナ「雨の日が何日か続いた程度で、落ち込むかしら」
裏山が崩れたとかなら分かるけど、とスウェナちゃん。
スウェナ「元老寺までは届かなくても、墓地の上の方…」
シロエ 「土砂が入るとかは、あるかもですね」
サム 「その場合、責任、寺にあるよな?」
ジョミー「檀家さんには、落ち度、ないしね…」
お供え物の放置とは違うんだから、とジョミー君も。
ジョミー「置きっ放しだった、お供え物、イノシシがさ…」
シロエ 「食べに現れて、墓石、倒すらしいですよね…」
サム 「そっちだったら、寺の責任、軽くなるけどよ…」
見回りが徹底していなかった程度だし、とサム君が捻る首。
サム 「土砂崩れの方だと、そうはいかねえぜ?」
シロエ 「整備不足で、文句を言われてしまいますよ…」
ジョミー「元に戻す工事も、全額、負担だろうね…」
スウェナ「そうなった時には、キースも、うんと憂鬱で…」
修理費用を何処から出すとか、担当なんでしょ、という声。
スウェナ「雨が降る度に、その心配で、鬱になるかも…」
シロエ 「ありそうですけど、瞬間移動と関係は何処に?」
サム 「身体を張って、土砂崩れは止められねえよな…」
ジョミー「崩れる音で飛んで行っても、下敷きっぽいよ?」
飛んでってシールド張る気なのかな、とジョミー君。
ジョミー「一瞬で移動で、展開出来たら…」
ぶるぅ 「そだね…。でもでも、ソレが出来るんなら…」
ブルー 「出掛けなくても、シールドは展開可能だけどね」
シロエ 「指先一本で、オッケーですね?」
サム 「じゃあよ…」
なんでキースが憂鬱に、と聞いてますけど。
土砂崩れのせい…?
2026/06/02 (Tue)
☆土砂崩れの恐れ
今年も梅雨のシーズンでして、週末は生徒会長宅ですけど。
雨を気にせずに済むのが瞬間移動で、キース君が憂鬱な顔。
スウェナ「やっぱり、土砂崩れの件じゃないかしら?」
ジョミー「雨の激しさ、酷くなって来てるしね…」
シロエ 「今までだったら被害ゼロでも、この先は謎です」
サム 「裏山があるのは、間違いねえしな…」
墓地用に開発されている分、ヤベえかも、とサム君も。
サム 「普通の山より、崩れやすいとか、ありそうだぜ」
シロエ 「墓地は垣根くらいしか、木が無いですから…」
スウェナ「保水力、かなり低いわよね…」
ジョミー「今年こそ崩れるかも、って心配してそう…」
だけど、瞬間移動と結び付かない、とジョミー君の疑問。
ジョミー「憂鬱になるポイント、そっちだよね?」
シロエ 「雨が占めてる部分も、大きいかもです」
サム 「まあなあ、土砂崩れと雨はセットものだしよ…」
キース 「いい加減にしてくれ、縁起でもない!」
崩れた場合、損害賠償を請求するぞ、とキース君の怖い顔。
キース 「言霊は馬鹿に出来んし、今日の話は覚えておく」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「お小遣いじゃ、とても足りませんって!」
サム 「万一の時は、工事現場で働くしよ…」
費用は請求しねえでくれ、とサム君、顔面蒼白。
サム 「マジで小遣い、そんなにねえし…」
シロエ 「ぼくもなんです、請求するならマツカ先輩に…」
キース 「マツカは、何も喋っていないが!」
マツカ 「それはいいです、お困りだったら、請求書を…」
ぼく宛に送って貰えますか、とマツカ君、流石な対応。
マツカ 「執事にも伝えておきます、ご遠慮なく」
キース 「お前まで、土砂崩れ説の肩を持つ気なのか…?」
マツカ 「えっと…? もしかして、別件なんでしょうか」
スウェナ「それっぽいわね…」
シロエ 「土砂崩れの心配でないなら、何なんです?」
言霊の件は謝りますから、と質問ですけど。
何故に憂鬱…?
2026/06/03 (Wed)
☆梅雨の風物詩な愚痴
梅雨のシーズンで週末も雨、生徒会長宅で過ごす御一同様。
雨の日の便利技な瞬間移動の話で、キース君が憂鬱でして。
シロエ 「ぼくたちだって、気になりますし…」
サム 「真面目に、なんで雨だと憂鬱なんだよ?」
キース 「何年、俺と付き合っていやがるんだ!」
一同 「「「えっと…?」」」
何年だっけ、と指を折り始めるくらいに、長い腐れ縁。
ジョミー「十年は軽く超えているよね…」
シロエ 「キース先輩が、大学を卒業してからだって…」
スウェナ「何年目かしら、えーっと…?」
キース 「もういい、俺だけ社会人なのは分かるな?」
働いていることを思い出せ、とキース君、腕組み。
キース 「毎年、梅雨になったら愚痴っているのもだ!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と一気にピンと来るのが梅雨のシーズンの風物詩。
ジョミー「そっか、雨の日の月参りだ!」
サム 「自転車はキツイって話だっけな…」
スウェナ「確か、公共の交通機関で行っていたわね?」
キース 「だったら、そろそろ気付いて欲しいものだな」
瞬間移動が羨ましい理由に、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「これで分からないヤツがいるなら、前に出ろ!」
シロエ 「す、すみません!」
サム 「マジで深刻な理由だったのな…」
ジョミー「土砂崩れと違って、雨だと、必ず来るヤツ…」
雨の降り方が激しい今だと、厳しそう、とジョミー君。
ジョミー「ぼくたちが高校に入った頃だと、雨だって…」
サム 「折り畳みの傘があったら、いけたんだけどよ…」
シロエ 「昔話になっちゃいましたね…」
スウェナ「折り畳み傘で走って、コンビニでビニール傘…」
買わない限りは、濡れ方が半端ないわよ、という声まで。
スウェナ「キースの憧れ、スクーターから、瞬間移動に…」
シロエ 「シフトしたかもしれませんね…」
キース 「全く持って、その通りだ…」
檀家さんの家まで一瞬だったら、と嘆いてますけど。
切実かも…。
2026/06/04 (Thu)
☆専用車があるかも
今年も梅雨のシーズンでして、生徒会長宅が雨の日に最適。
週末で来ている御一同様、瞬間移動の便利さに気付いた件。
サム 「瞬間移動だったら、スクーターの比じゃねえな」
ジョミー「タクシーで送迎するより、快適そうだよ」
シロエ 「乗り降りする時だけは、雨の中ですしね…」
運転手さんが傘を差してくれても、とシロエ君。
シロエ 「マツカ先輩みたいに、車寄せでもない限りは…」
スウェナ「そう言えば、贅沢な家だったわよね…」
サム 「雨に濡れずに、車の乗り降り、出来るしよ…」
マツカ 「そうかもですけど、行先にもあるとは…」
限りませんよ、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「ぼくも今では路線バスで、登下校ですけど…」
ジョミー「そっか、校門前だと、車寄せなんか…」
サム 「あるわけねえよな、けどよ、生徒は門までで…」
マツカ 「許可を取ったら、入れるのかもしれません…」
ブルーなんかは、いけそうですよ、とマツカ君の指摘。
マツカ 「瞬間移動を使う代わりに、誰か送迎だったら…」
一同 「「「あー…」」」
言えているかも、と皆の視線が生徒会長に。
シロエ 「会長、実はソルジャーでしたっけ…」
サム 「事実上のトップなんだし、門を車で通れるぜ…」
ジョミー「しかも、黒塗りのタクシーじゃないかな」
キース 「マツカ級で、お抱え運転手の線もありそうだ」
俺たちが知らないだけで、専用車があるとか、という説。
キース 「シャングリラ号に比べたら、車なんぞは…」
シロエ 「格安ですよね、高級車でも…」
ジョミー「マンションの駐車場とかに、置いてあるとか?」
サム 「他の車に当たられねえように、他所でねえの?」
お抱え運転手とセットで、違う所に、とサム君も。
サム 「あるんだったら、キース、貸して貰えよ」
一同 「「「は?」」」
サム 「瞬間移動の代わりに、雨の日の月参り用によ…」
なにしろ使っていねえんだし、と言ってますけど。
専用車を…?
2026/06/05 (Fri)
☆専用車と道路事情
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
其処で話題が瞬間移動で、濡れないだけに月参り向けかも。
キース 「待て、檀家さんの家まで、運転手つきの車か?」
シロエ 「いいと思うんですけど、何か問題ありますか?」
サム 「借りりゃ楽だぜ、料金だってタダでねえの?」
ジョミー「ブルーのツテで頼むんだったら、そうなりそう」
ブルー専用車なんだし、ブルーはタダ、とジョミー君。
ジョミー「ぶるぅにしたって、セットでタダになるよね?」
シロエ 「日頃、使っていないの、面倒だからでしょう」
サム 「スーパーに行くだけのために、専用車はよ…」
頼んでる方が逆に面倒、とサム君が眺める窓の方向。
サム 「まずは連絡で、送迎の時間を伝えねえとよ…」
マツカ 「登下校だったら、時間が決まってますけれど…」
ジョミー「マツカ、もしかして、普段、使わないのは…」
シロエ 「ぼくたちに遠慮だけじゃないかもです」
ぼくたちの行動、思い立ったが吉日ですし、とシロエ君。
シロエ 「急に決まって集合するとか、ありがちですよ」
マツカ 「確かに、そういう面は否定出来ません…」
運転手に頼んでいるより、動いた方が、とクスクスと。
マツカ 「行先によっては、車が横付け出来ない所も…」
サム 「あー、路地裏のラーメン屋とかな…」
ジョミー「美味しいっていう話、出た途端にさ…」
シロエ 「解散した後の夜でも、行ってますよね…」
高級車は表通りまでが限界でしょう、とシロエ君の相槌。
シロエ 「スーパーの場合も、大型車はキツイかもです」
ぶるぅ 「そだね、スーパーよりも、狭い道とかに…」
食材のお店があったりするよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「でもでも、ブルー、専用車なんかは無いもん!」
サム 「マジかよ、キース、借りられねえって?」
キース 「どうせ、檀家さんの家には横付け出来んし…」
絵に描いた餅だが、少し惜しいな、と残念そう。
車ですしね…。
2026/06/06 (Sat)
☆高級車と諸事情
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には魅力的な移動手段。
サム 「なんで、家に横付け、ダメなんだよ?」
シロエ 「道路事情の問題でしょうか?」
スウェナ「住宅街だと、狭い道とか、ありがちだものねえ」
ジョミー「表通りまでしか無理だと、イマイチかもね…」
歩く間に法衣が濡れちゃいそうだし、とジョミー君も。
ジョミー「横付け出来ないとなったら、魅力半減かなあ…」
シロエ 「マツカ先輩も言ってましたね、学校の門…」
マツカ 「門を入ってから校舎まで、遠いですよ」
サム 「間にグラウンドとか、あるもんなあ…」
キースの事情も同じかもな、とサム君、うんうん、と。
サム 「そういや、棚経で回るコースも、道幅がよ…」
ジョミー「自転車だから、それほど気にならないけど…」
シロエ 「車だったら、イマイチですか?」
サム 「すれ違いとかは厳しいかもなあ…」
どっちかの車が譲らねえと…、と現場を知る人の見解。
サム 「かなり下がって横に寄せるとか、そういう…」
一同 「「「あー…」」」
高級車は入れないヤツだ、と皆が納得。
シロエ 「確かに、会長専用車があったとしても…」
スウェナ「絵に描いた餅とか以前に、使えないわよね…」
ジョミー「だけど、惜しくなる程度にはさ…」
サム 「車、憧れだったのな…」
気の毒によ、とサム君、合掌。
サム 「雨の月参り、車ねえけど、頑張れよな…」
キース 「励ましは嬉しいんだが、勘違いは良くない」
サム 「えっと…?」
キース 「僧籍だったら、心得事だぞ」
檀家さんの家に高級車は不可だ、とキース君、腕組み。
キース 「皆さん、経済的な事情がおありなんだし…」
シロエ 「狭いお家にお住まいだと、マズイですよね」
サム 「ヤベえ、気配り問題かよ…」
キース 「車の使い分けは、坊主の基本だ!」
この際、覚えておくんだな、と睨んでますけど。
使い分け…?
2026/06/07 (Sun)
☆車と使い分け
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君が羨ましがる裏技。
シロエ 「車の使い分けって、何なんですか?」
キース 「坊主の間では、常識なんだが…」
実践している家と、そうでない家が、と副住職、合掌。
キース 「俺の家だと、後者になるわけで…」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「宿坊の方にも車はあるんだが、自家用車は…」
親父の車が一台だけで、とキース君の渋面。
キース 「二台持てるほど、余裕がないからな…」
サム 「お前、欲しがっているじゃねえかよ」
キース 「夢を見るのは、俺の自由だ!」
買えるとしたら、スクーターまでだろう、とキース君。
キース 「そういう寺だと、使い分けは不要なんだが…」
シロエ 「もしかして、高級車と大衆車の違いですか?」
キース 「正解だ!」
高級車を持てる寺なら、大衆車も買えるぞ、とフウと溜息。
キース 「普段、乗り回すのは高級車の方で、月参りは…」
サム 「大衆車の方を使うわけな?」
キース 「でないと、檀家さんに顔向けが出来ん!」
儲かっている理由が何であろうと、と繰る数珠レット。
キース 「空き時間に株で稼いでいようが、車に反映は…」
シロエ 「よろしくないんすね?」
キース 「坊主丸儲け、という言葉が存在するくらいだぞ」
サム 「お布施で高級車、買ったわけじゃねえのにな…」
勘違いされても仕方ねえかも、とサム君、納得した模様。
サム 「借り物にしたって、高級車はアウトだよなあ…」
キース 「軽自動車を持ってやがったら、借りるんだが…」
その場合は運転手が問題で、とキース君の苦笑い。
キース 「専用車と違って、専属の運転手がいなくて…」
ジョミー「自分が免許を取るしかないよね?」
キース 「借りられるんだったら、検討するが…」
ブルー 「生憎と無いね、夢を見るより…」
現実的な策を考えてみたら、と言ってますけど。
どんなの…?
2026/06/08 (Mon)
☆車を持つには
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には羨ましい技でして。
シロエ 「現実的な策って、どんなのですか?」
キース 「バイトを増やして、軽自動車の金を稼げと?」
ジョミー「それっぽいけど、車って、買った後もさ…」
サム 「けっこう金がかかるらしいぜ」
ガソリン代に維持費、馬鹿にならねえんだろ、とサム君も。
サム 「バイトを辞めてる場合じゃねえと思うぜ」
シロエ 「まるで車の奴隷ですよね…」
スウェナ「第一、バイト、何処でやる気なの?」
ジョミー「王道じゃないかな、会館とかで…」
バイトのお坊さん、とジョミー君。
ジョミー「勤務出来る日、選べそうだけど、出勤したら…」
サム 「二日間ほど、拘束だよな?」
ブルー 「そうだろうねえ、枕経から始めた場合は…」
三日間かも、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。
ブルー 「急ぐ家だと、枕経の日に、お通夜になるけど…」
サム 「間を置く家だって、ちゃんとあるよな…」
ブルー 「お坊さんを会館に頼む理由が、正当な時はね…」
菩提寺が遠くて、頼めないとか、と生徒会長、合掌。
ブルー 「そういう場合は、菩提寺の方に連絡してさ…」
シロエ 「誰か回して貰うんですね?」
ブルー 「空きがあったら、菩提寺のツテでいけても…」
サム 「ダメなケースも出て来そうだよな…」
菩提寺って言ってもピンキリだしよ、と僧籍な人。
サム 「顔が狭けりゃ、ツテもねえよなあ…」
ブルー 「ツテで派遣が無理になったら、会館経由で…」
サム 「誰か頼んでくれ、ってヤツかよ…」
ブルー 「ピンポーン!」
だから会館経由と言っても、読経フルコース、という説明。
ブルー 「枕経の日が要るから、三日間、拘束!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「拘束時間はフルじゃないけど、出勤は三回!」
サム 「三回かよ…」
楽なバイトと言えねえよな、と唸ってますけど。
三回ですか…。
2026/06/09 (Tue)
☆無理そうなバイト
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、濡れずに動けてキース君の憧れ。
キース 「会館の坊主バイトは、楽とは言えんぞ」
サム 「やっぱ、三日はキツイよなあ…」
キース 「取り分も、さほど無いらしい」
一同 「「「は?」」」
坊主丸儲けの延長なのでは、と皆がキョトン。
シロエ 「会館でやっても、お坊さんにはお布施ですよね」
キース 「間に会館が入るというのを忘れるな!」
サム 「もしかしなくても、天引きかよ?」
キース 「かなりの部分を、持っていかれると聞いている」
手取りは少なくなるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「軽自動車を買うまでの間に、何回、出勤やら…」
ジョミー「その後、維持費を稼ぐわけだよね?」
スウェナ「大変そうだわ、ホントに文字通り車の奴隷ね…」
サム 「現実的な解決策でも、無理なんでねえの…」
月参りの他にバイトなんだぜ、とサム君が軽く広げる両手。
サム 「諦めた方がマシな気しかしねえんだけど…」
キース 「俺もそう思う…」
現状に甘んじておくしか、とキース君、諦めの境地。
キース 「梅雨の間だけの我慢だしな…」
シロエ 「ですよね、昨今、秋雨も暴れがちですけど…」
スウェナ「梅雨ほど長引くわけじゃないものね…」
ブルー 「あのねえ…」
誰も車とは言っていないよ、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「キースだったら、出来そうなことでさ…」
一同 「「「えっと…?」」」
どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩ならではの、スキルとかですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
キースの頭に注目したまえ、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「キースだけが出来る、特殊なサイオンのさ…」
サム 「アレかよ、坊主頭に見せかけるヤツ…」
ジョミー「サイオニック・ドリームの、応用だよね?」
瞬間移動は無関係じゃあ、という疑問ですけど。
それはそう…。
2026/06/10 (Wed)
☆使わない思念波
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末も雨だと生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、キース君には羨望な件。
ブルー 「瞬間移動は無関係だけど、みんなの中にさ…」
シロエ 「お坊さんだったら、他には、いませんけど?」
スウェナ「サムとジョミーは、名前だけだものねえ…」
ブルー 「違うよ、ああいうスキルを持っている人…」
誰かいるかな、と生徒会長が見回す部屋の中。
ブルー 「せいぜい、思念波止まりなんじゃあ?」
シロエ 「それはまあ…。しかもスマホが便利ですしね…」
ジョミー「思念を飛ばす前に、つい、使っちゃうよね…」
キース 「俺の場合は、仕事関係が多いし、余計にな…」
檀家さんに思念で連絡は出来ん、と副住職な人。
キース 「スマホでさえも、使いこなせない人が多めで…」
サム 「あー…。家の電話も黒電話な、ご高齢者様な…」
キース 「お子様たちがいらして、困るらしいぞ」
シロエ 「家にWi-Fiが無いというパターンですね?」
通信費が高くつくヤツで…、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「けっこう多いと聞いてますけど…」
キース 「年末年始と、お盆の頃には、難民が増えるぞ」
ジョミー「なんで、キースが知っているのさ?」
キース 「墓参りに来た方が、愚痴を漏らしがちで…」
宿坊のWi-Fiを開放している、と気配り完璧。
キース 「難民の方が集って、スマホだからな…」
一同 「「「あー…」」」
お寺かどうかは気にしないか、と誰もが納得。
シロエ 「確かに、宿坊、Wi-Fi、必須ですしね…」
キース 「スターリンクが要る環境でもないし…」
無料開放は寺の義務だろう、と宿坊つきならでは。
キース 「そういう環境で暮らしていると、思念波は…」
サム 「縁遠くなっちまうよなあ…」
ブルー 「その件も込みで、復習しながらスキルをさ…」
キース 「俺に磨けと?」
ブルー 「どうかな?」
いい機会だと思うけれどね、と笑顔ですけど。
スキル…?
2026/06/11 (Thu)
☆スキルを磨けば
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
雨でも濡れない瞬間移動が、キース君の羨望の的な状況で。
キース 「俺のスキルを磨けば、何か起こるのか?」
シロエ 「雨が続いて退屈ですから、坊主ショーかもです」
サム 「あー…。キースがツルピカだったら、笑えるぜ」
ジョミー「修行道場の時に見たのが、最初で最後だもんね」
何年前の話だっけ、とジョミー君が折っている指。
ジョミー「大学時代の修行だったし、えっと…?」
シロエ 「道場が終わった日が、クリスマス当日でした」
サム 「イブはキッチリ、締めの読経だっけなあ…」
スウェナ「アレが原因で、別れるカップルいるらしいわね」
大学生活最後のクリスマスに、デートどころか、という声。
スウェナ「よっぽど出来た彼女以外は、出迎えよりも…」
シロエ 「道場が始まる前に、別れ話を切り出しますよ」
サム 「修行中は、スマホも使えねえしよ…」
ジョミー「キースの時代は、ガラケーだったけれどね…」
どっちにしたって繋がらないし、とジョミー君。
ジョミー「普通、別れて終わりじゃないのかな?」
キース 「同じ大学で出来た彼女でも、正直、厳しい…」
サム 「やっぱ、そうかよ?」
キース 「クリスマス期間に絶縁状態、終われば丸坊主…」
耐えられる女子大生は、そうはいないぞ、と副住職、合掌。
キース 「有名な寺の跡継ぎ狙いか、寺の娘で耐性持ち…」
シロエ 「それ以外の彼女は、逃げるんですね?」
キース 「辛いケースは、無言で逃げていないヤツだな…」
一同 「「「あー…」」」
道場が終わったら、彼女無しだ、と皆がガクブル。
キース 「道場入りの前に、クリスマスプレゼントを…」
サム 「手配しといたヤツだけ貰って、音信不通な…」
キース 「今も例年、あるあるらしいぞ」
シロエ 「悲惨ですねえ…」
ジョミー「思い出話、坊主頭で語ればさ…」
絶対ウケるし、坊主ショー、と注文ですけど。
スキルは磨けそう…。
2026/06/12 (Fri)
☆法衣でなければ
雨が降るのが梅雨のシーズン、生徒会長宅が週末の定位置。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、雨でも濡れずに楽々で。
キース 「坊主ショーなど、断固、断る!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ケチすぎる、と文句が出まくり。
シロエ 「それは無いでしょう、スキル磨きです!」
サム 「ブルーも言ったし、頑張れよな!」
ジョミー「ホントだってば、逃げていないで頑張るべき!」
スウェナ「スキルはアップしてこそだわよ!」
坊主頭に限定でも、とスウェナちゃん、ズイと。
スウェナ「それに本来、サイオニック・ドリームだし…」
ジョミー「使いようによっては、他にも応用出来るよ!」
サム 「雨の月参り、楽が出来るかもしれねえぜ?」
一同 「「「は?」」」
どんな方法、と皆の視線がサム君に集中。
シロエ 「まさか、檀家さんの家で、玄関先だけですか?」
ジョミー「入らないなら、雨合羽とか、着たままだよね?」
スウェナ「月参りをしたふりをして、次に行くのね?」
キース 「流石に、それは酷すぎるかと…」
仏様にも申し訳が立たん、とキース君の渋面。
キース 「入らずに済んだら、確かに楽ではあるが…」
サム 「そうじゃねえって、服の方な!」
キース 「服だと?」
サム 「法衣、着ているフリも出来るんでねえの?」
実際は半袖半パンでもよ、とサム君が立てる親指。
サム 「裾とか袖が長い法衣よりかは、ずっとマシだぜ」
一同 「「「あー…」」」
濡れ方と不快感が違うわけだ、と一同、納得。
ジョミー「タオルで拭いたら、一発だもんね…」
サム 「足元にしてもよ、草履なんかは要らねえし…」
シロエ 「スニーカーなだけでも、違いますよね…」
長靴だったら最強です、とシロエ君の相槌。
シロエ 「キース先輩、やってみませんか?」
サム 「チャレンジする価値、あると思うぜ?」
キース 「そうか、アリかもな…」
法衣を着ずに済むんだったら、と言ってますけど。
確かに…。
2026/06/13 (Sat)
☆実践している人
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、雨に強いので羨ましいキース君。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「実際、やってる人がいたような…」
一同 「「「えっと…?」」」
そうだったかな、と皆の視線が生徒会長に。
サム 「ブルー、やってたっけか?」
ブルー 「坊主頭の方なら、あちこちのお寺で…」
ぶるぅ 「修行の間にやっていたけど、服は知らないよ?」
誤魔化す必要、ないんだもん、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「法衣で行く時は、ちゃんと法衣だし…」
ブルー 「他の場面でも、服なんかでは…」
サイオニック・ドリームは使っていないよ、と断言。
ブルー 「ジョミー、その先、言わない方がさ…」
ジョミー「あーっ!?」
??? 「もしかしなくても、お呼びなのかな?」
身に覚えが、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「ひぃぃっ!!!」」」
ブルー 「だから、ジョミーに注意したのに…」
ジョミー「ウッカリしてたよ…」
思い出しちゃったモンだから、とジョミー君、顔面蒼白。
ジョミー「呼んでないから、すぐに帰って!」
Aブルー「失礼だねえ…」
ぶるぅ 「んとんと、お土産、急いで詰めるから!」
今日のおやつ、と料理上手なお子様も、ワタワタ。
ぶるぅ 「ぶるぅの分と、ハーレイの分も入れるよ!」
Aブルー「追い出しにかからなくても、話くらいはさ…」
聞いてくれてもいいだろう、とソルジャー、居座る体勢。
Aブルー「サイオニック・ドリームで、服の誤魔化し…」
ブルー 「やってるらしいね、常習犯で…」
Aブルー「ピンポーン!」
こっちじゃなくって、ぼくの世界で、と威張り返る人。
Aブルー「ソルジャーの衣装で、人類の街は無理だしさ…」
シロエ 「潜入班に借りればいいでしょう!」
Aブルー「サイズの問題とか、面倒で…」
それに流行りの服でキメたい、と笑顔ですけど。
常習犯…。
2026/06/14 (Sun)
☆目指すなら上を
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君には羨ましい技でして。
Aブルー「それでキースは、どうしたいのかな?」
キース 「法衣に見せかけられたら、楽になるんだが…」
シロエ 「スキルアップしましょう、キース先輩!」
サム 「服が無理なら、足元だけでもよ…」
草履とスニーカーじゃ違うぜ、とサム君のプッシュ。
サム 「髪だけだったら出来るんだし、足先だけもよ…」
スウェナ「服を丸ごとよりかは、簡単そうよ?」
キース 「そうだな…。草履だけでも、何とかしてみるか」
ぶるぅ 「足元だけの練習するなら、スリッパだね!」
みんな、普段は履いてないけど、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「やるんだったら、お客様用のを持って来る!」
キース 「頼む、そいつで練習して…」
サム 「スリッパが草履に見えるようにするのな?」
キース 「出来るようになったら、靴もいけるぞ」
スリッパを借してくれ、とキース君、やる気。
キース 「上等のヤツでなくていいから、適当に」
ぶるぅ 「オッケー!」
取って来るね、とドアの方へと跳ねてピョンピョン。
ぶるぅ 「どれがいいかな、夏用だよね!」
Aブルー「ちょっと待った!」
ぶるぅ 「ん-と…?」
夏用のスリッパ、ダメだったかな、と首を傾げるお子様。
ぶるぅ 「衣替えの季節なんだし、夏用でいいと思うの!」
Aブルー「そうじゃなくって、話は聞いていたわけで…」
スキルアップなら、上を目指そう、と指差す天井。
Aブルー「どうせだったら、瞬間移動!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ソレは無理では、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「待って下さい、サイオン・タイプが違います!」
ジョミー「キースって、タイプ・イエローだった筈だよ?」
キース 「それで合ってる、タイプ・ブルーではない!」
サム 「無理だろ…」
タイプ・ブルーだけの技なんだしよ、という声。
無理ゲー…。
2026/06/15 (Mon)
さて、6月。梅雨の季節で、週末は生徒会長宅な御一同様。
最近の梅雨は暴れ気味だけに、下手に出掛けるよりも屋内。
シロエ 「よく降りますね、今日はマシな方ですけど」
サム 「普通に傘でいけるしよ」
ジョミー「土砂降りになったら、傘じゃキツイよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動なら、平気だもん!」
お買い物に行くのも、一瞬だしね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「傘で手が塞がる心配だって、ちっとも!」
シロエ 「羨ましいです、両手に荷物でオッケーですよね」
スウェナ「その荷物だって、袋に詰めたら、一瞬だわ」
ジョミー「家に向かって、パッと移動で、重さも無関係…」
どれだけ買っても平気で、雨に強くて、とジョミー君も。
ジョミー「おまけに早いし、梅雨には、最強かも…」
サム 「俺たちだって、出来ればいいのによ…」
シロエ 「雨の中を登校するのも、厄介ですし…」
スウェナ「バス停までの道でも濡れるし、バス停だって…」
屋根のあるトコは満員だわよ、とスウェナちゃんの嘆き節。
スウェナ「割り込めないから、傘ごと雨の中で土砂降り…」
ジョミー「アスファルトで跳ね返って、足も濡れるしさ…」
ぶるぅ 「大変そうだね、瞬間移動、楽なんだけどな…」
キース 「まったくだ…」
羨ましすぎて泣けて来るぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「今の話で、一気に憂鬱度が大幅アップで…」
一同 「「「は?」」」
何の話だ、と皆の視線がキース君に集中。
シロエ 「キース先輩、何か悩み事でもあるんですか?」
ジョミー「梅雨の季節は、精神的に落ち込むとか?」
サム 「あるらしいよな、太陽に当たらねえとよ…」
幸せ度数、減るって言うぜ、とサム君、うんうん、と。
サム 「雨だと、朝の境内の掃除が出来ねえし…」
シロエ 「あー、朝の光が浴びられませんね」
ジョミー「前の日に叱られたショックとかのリセット…」
出来なくなるから辛いかも、とジョミー君の分析。
ありそう…。
2026/06/01 (Mon)
☆憂鬱になる理由
今年も来たのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が一番。
雨の話から瞬間移動が脚光を浴びてますけど、憂鬱な人が。
シロエ 「なるほど、雨はメンタルに良くなさそうです」
サム 「でもよ、キース、精神的にタフな方だぜ?」
ジョミー「火だるまショーでも、落ち込まなかったよね…」
スウェナ「雨の日が何日か続いた程度で、落ち込むかしら」
裏山が崩れたとかなら分かるけど、とスウェナちゃん。
スウェナ「元老寺までは届かなくても、墓地の上の方…」
シロエ 「土砂が入るとかは、あるかもですね」
サム 「その場合、責任、寺にあるよな?」
ジョミー「檀家さんには、落ち度、ないしね…」
お供え物の放置とは違うんだから、とジョミー君も。
ジョミー「置きっ放しだった、お供え物、イノシシがさ…」
シロエ 「食べに現れて、墓石、倒すらしいですよね…」
サム 「そっちだったら、寺の責任、軽くなるけどよ…」
見回りが徹底していなかった程度だし、とサム君が捻る首。
サム 「土砂崩れの方だと、そうはいかねえぜ?」
シロエ 「整備不足で、文句を言われてしまいますよ…」
ジョミー「元に戻す工事も、全額、負担だろうね…」
スウェナ「そうなった時には、キースも、うんと憂鬱で…」
修理費用を何処から出すとか、担当なんでしょ、という声。
スウェナ「雨が降る度に、その心配で、鬱になるかも…」
シロエ 「ありそうですけど、瞬間移動と関係は何処に?」
サム 「身体を張って、土砂崩れは止められねえよな…」
ジョミー「崩れる音で飛んで行っても、下敷きっぽいよ?」
飛んでってシールド張る気なのかな、とジョミー君。
ジョミー「一瞬で移動で、展開出来たら…」
ぶるぅ 「そだね…。でもでも、ソレが出来るんなら…」
ブルー 「出掛けなくても、シールドは展開可能だけどね」
シロエ 「指先一本で、オッケーですね?」
サム 「じゃあよ…」
なんでキースが憂鬱に、と聞いてますけど。
土砂崩れのせい…?
2026/06/02 (Tue)
☆土砂崩れの恐れ
今年も梅雨のシーズンでして、週末は生徒会長宅ですけど。
雨を気にせずに済むのが瞬間移動で、キース君が憂鬱な顔。
スウェナ「やっぱり、土砂崩れの件じゃないかしら?」
ジョミー「雨の激しさ、酷くなって来てるしね…」
シロエ 「今までだったら被害ゼロでも、この先は謎です」
サム 「裏山があるのは、間違いねえしな…」
墓地用に開発されている分、ヤベえかも、とサム君も。
サム 「普通の山より、崩れやすいとか、ありそうだぜ」
シロエ 「墓地は垣根くらいしか、木が無いですから…」
スウェナ「保水力、かなり低いわよね…」
ジョミー「今年こそ崩れるかも、って心配してそう…」
だけど、瞬間移動と結び付かない、とジョミー君の疑問。
ジョミー「憂鬱になるポイント、そっちだよね?」
シロエ 「雨が占めてる部分も、大きいかもです」
サム 「まあなあ、土砂崩れと雨はセットものだしよ…」
キース 「いい加減にしてくれ、縁起でもない!」
崩れた場合、損害賠償を請求するぞ、とキース君の怖い顔。
キース 「言霊は馬鹿に出来んし、今日の話は覚えておく」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「お小遣いじゃ、とても足りませんって!」
サム 「万一の時は、工事現場で働くしよ…」
費用は請求しねえでくれ、とサム君、顔面蒼白。
サム 「マジで小遣い、そんなにねえし…」
シロエ 「ぼくもなんです、請求するならマツカ先輩に…」
キース 「マツカは、何も喋っていないが!」
マツカ 「それはいいです、お困りだったら、請求書を…」
ぼく宛に送って貰えますか、とマツカ君、流石な対応。
マツカ 「執事にも伝えておきます、ご遠慮なく」
キース 「お前まで、土砂崩れ説の肩を持つ気なのか…?」
マツカ 「えっと…? もしかして、別件なんでしょうか」
スウェナ「それっぽいわね…」
シロエ 「土砂崩れの心配でないなら、何なんです?」
言霊の件は謝りますから、と質問ですけど。
何故に憂鬱…?
2026/06/03 (Wed)
☆梅雨の風物詩な愚痴
梅雨のシーズンで週末も雨、生徒会長宅で過ごす御一同様。
雨の日の便利技な瞬間移動の話で、キース君が憂鬱でして。
シロエ 「ぼくたちだって、気になりますし…」
サム 「真面目に、なんで雨だと憂鬱なんだよ?」
キース 「何年、俺と付き合っていやがるんだ!」
一同 「「「えっと…?」」」
何年だっけ、と指を折り始めるくらいに、長い腐れ縁。
ジョミー「十年は軽く超えているよね…」
シロエ 「キース先輩が、大学を卒業してからだって…」
スウェナ「何年目かしら、えーっと…?」
キース 「もういい、俺だけ社会人なのは分かるな?」
働いていることを思い出せ、とキース君、腕組み。
キース 「毎年、梅雨になったら愚痴っているのもだ!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と一気にピンと来るのが梅雨のシーズンの風物詩。
ジョミー「そっか、雨の日の月参りだ!」
サム 「自転車はキツイって話だっけな…」
スウェナ「確か、公共の交通機関で行っていたわね?」
キース 「だったら、そろそろ気付いて欲しいものだな」
瞬間移動が羨ましい理由に、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「これで分からないヤツがいるなら、前に出ろ!」
シロエ 「す、すみません!」
サム 「マジで深刻な理由だったのな…」
ジョミー「土砂崩れと違って、雨だと、必ず来るヤツ…」
雨の降り方が激しい今だと、厳しそう、とジョミー君。
ジョミー「ぼくたちが高校に入った頃だと、雨だって…」
サム 「折り畳みの傘があったら、いけたんだけどよ…」
シロエ 「昔話になっちゃいましたね…」
スウェナ「折り畳み傘で走って、コンビニでビニール傘…」
買わない限りは、濡れ方が半端ないわよ、という声まで。
スウェナ「キースの憧れ、スクーターから、瞬間移動に…」
シロエ 「シフトしたかもしれませんね…」
キース 「全く持って、その通りだ…」
檀家さんの家まで一瞬だったら、と嘆いてますけど。
切実かも…。
2026/06/04 (Thu)
☆専用車があるかも
今年も梅雨のシーズンでして、生徒会長宅が雨の日に最適。
週末で来ている御一同様、瞬間移動の便利さに気付いた件。
サム 「瞬間移動だったら、スクーターの比じゃねえな」
ジョミー「タクシーで送迎するより、快適そうだよ」
シロエ 「乗り降りする時だけは、雨の中ですしね…」
運転手さんが傘を差してくれても、とシロエ君。
シロエ 「マツカ先輩みたいに、車寄せでもない限りは…」
スウェナ「そう言えば、贅沢な家だったわよね…」
サム 「雨に濡れずに、車の乗り降り、出来るしよ…」
マツカ 「そうかもですけど、行先にもあるとは…」
限りませんよ、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「ぼくも今では路線バスで、登下校ですけど…」
ジョミー「そっか、校門前だと、車寄せなんか…」
サム 「あるわけねえよな、けどよ、生徒は門までで…」
マツカ 「許可を取ったら、入れるのかもしれません…」
ブルーなんかは、いけそうですよ、とマツカ君の指摘。
マツカ 「瞬間移動を使う代わりに、誰か送迎だったら…」
一同 「「「あー…」」」
言えているかも、と皆の視線が生徒会長に。
シロエ 「会長、実はソルジャーでしたっけ…」
サム 「事実上のトップなんだし、門を車で通れるぜ…」
ジョミー「しかも、黒塗りのタクシーじゃないかな」
キース 「マツカ級で、お抱え運転手の線もありそうだ」
俺たちが知らないだけで、専用車があるとか、という説。
キース 「シャングリラ号に比べたら、車なんぞは…」
シロエ 「格安ですよね、高級車でも…」
ジョミー「マンションの駐車場とかに、置いてあるとか?」
サム 「他の車に当たられねえように、他所でねえの?」
お抱え運転手とセットで、違う所に、とサム君も。
サム 「あるんだったら、キース、貸して貰えよ」
一同 「「「は?」」」
サム 「瞬間移動の代わりに、雨の日の月参り用によ…」
なにしろ使っていねえんだし、と言ってますけど。
専用車を…?
2026/06/05 (Fri)
☆専用車と道路事情
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
其処で話題が瞬間移動で、濡れないだけに月参り向けかも。
キース 「待て、檀家さんの家まで、運転手つきの車か?」
シロエ 「いいと思うんですけど、何か問題ありますか?」
サム 「借りりゃ楽だぜ、料金だってタダでねえの?」
ジョミー「ブルーのツテで頼むんだったら、そうなりそう」
ブルー専用車なんだし、ブルーはタダ、とジョミー君。
ジョミー「ぶるぅにしたって、セットでタダになるよね?」
シロエ 「日頃、使っていないの、面倒だからでしょう」
サム 「スーパーに行くだけのために、専用車はよ…」
頼んでる方が逆に面倒、とサム君が眺める窓の方向。
サム 「まずは連絡で、送迎の時間を伝えねえとよ…」
マツカ 「登下校だったら、時間が決まってますけれど…」
ジョミー「マツカ、もしかして、普段、使わないのは…」
シロエ 「ぼくたちに遠慮だけじゃないかもです」
ぼくたちの行動、思い立ったが吉日ですし、とシロエ君。
シロエ 「急に決まって集合するとか、ありがちですよ」
マツカ 「確かに、そういう面は否定出来ません…」
運転手に頼んでいるより、動いた方が、とクスクスと。
マツカ 「行先によっては、車が横付け出来ない所も…」
サム 「あー、路地裏のラーメン屋とかな…」
ジョミー「美味しいっていう話、出た途端にさ…」
シロエ 「解散した後の夜でも、行ってますよね…」
高級車は表通りまでが限界でしょう、とシロエ君の相槌。
シロエ 「スーパーの場合も、大型車はキツイかもです」
ぶるぅ 「そだね、スーパーよりも、狭い道とかに…」
食材のお店があったりするよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「でもでも、ブルー、専用車なんかは無いもん!」
サム 「マジかよ、キース、借りられねえって?」
キース 「どうせ、檀家さんの家には横付け出来んし…」
絵に描いた餅だが、少し惜しいな、と残念そう。
車ですしね…。
2026/06/06 (Sat)
☆高級車と諸事情
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には魅力的な移動手段。
サム 「なんで、家に横付け、ダメなんだよ?」
シロエ 「道路事情の問題でしょうか?」
スウェナ「住宅街だと、狭い道とか、ありがちだものねえ」
ジョミー「表通りまでしか無理だと、イマイチかもね…」
歩く間に法衣が濡れちゃいそうだし、とジョミー君も。
ジョミー「横付け出来ないとなったら、魅力半減かなあ…」
シロエ 「マツカ先輩も言ってましたね、学校の門…」
マツカ 「門を入ってから校舎まで、遠いですよ」
サム 「間にグラウンドとか、あるもんなあ…」
キースの事情も同じかもな、とサム君、うんうん、と。
サム 「そういや、棚経で回るコースも、道幅がよ…」
ジョミー「自転車だから、それほど気にならないけど…」
シロエ 「車だったら、イマイチですか?」
サム 「すれ違いとかは厳しいかもなあ…」
どっちかの車が譲らねえと…、と現場を知る人の見解。
サム 「かなり下がって横に寄せるとか、そういう…」
一同 「「「あー…」」」
高級車は入れないヤツだ、と皆が納得。
シロエ 「確かに、会長専用車があったとしても…」
スウェナ「絵に描いた餅とか以前に、使えないわよね…」
ジョミー「だけど、惜しくなる程度にはさ…」
サム 「車、憧れだったのな…」
気の毒によ、とサム君、合掌。
サム 「雨の月参り、車ねえけど、頑張れよな…」
キース 「励ましは嬉しいんだが、勘違いは良くない」
サム 「えっと…?」
キース 「僧籍だったら、心得事だぞ」
檀家さんの家に高級車は不可だ、とキース君、腕組み。
キース 「皆さん、経済的な事情がおありなんだし…」
シロエ 「狭いお家にお住まいだと、マズイですよね」
サム 「ヤベえ、気配り問題かよ…」
キース 「車の使い分けは、坊主の基本だ!」
この際、覚えておくんだな、と睨んでますけど。
使い分け…?
2026/06/07 (Sun)
☆車と使い分け
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君が羨ましがる裏技。
シロエ 「車の使い分けって、何なんですか?」
キース 「坊主の間では、常識なんだが…」
実践している家と、そうでない家が、と副住職、合掌。
キース 「俺の家だと、後者になるわけで…」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「宿坊の方にも車はあるんだが、自家用車は…」
親父の車が一台だけで、とキース君の渋面。
キース 「二台持てるほど、余裕がないからな…」
サム 「お前、欲しがっているじゃねえかよ」
キース 「夢を見るのは、俺の自由だ!」
買えるとしたら、スクーターまでだろう、とキース君。
キース 「そういう寺だと、使い分けは不要なんだが…」
シロエ 「もしかして、高級車と大衆車の違いですか?」
キース 「正解だ!」
高級車を持てる寺なら、大衆車も買えるぞ、とフウと溜息。
キース 「普段、乗り回すのは高級車の方で、月参りは…」
サム 「大衆車の方を使うわけな?」
キース 「でないと、檀家さんに顔向けが出来ん!」
儲かっている理由が何であろうと、と繰る数珠レット。
キース 「空き時間に株で稼いでいようが、車に反映は…」
シロエ 「よろしくないんすね?」
キース 「坊主丸儲け、という言葉が存在するくらいだぞ」
サム 「お布施で高級車、買ったわけじゃねえのにな…」
勘違いされても仕方ねえかも、とサム君、納得した模様。
サム 「借り物にしたって、高級車はアウトだよなあ…」
キース 「軽自動車を持ってやがったら、借りるんだが…」
その場合は運転手が問題で、とキース君の苦笑い。
キース 「専用車と違って、専属の運転手がいなくて…」
ジョミー「自分が免許を取るしかないよね?」
キース 「借りられるんだったら、検討するが…」
ブルー 「生憎と無いね、夢を見るより…」
現実的な策を考えてみたら、と言ってますけど。
どんなの…?
2026/06/08 (Mon)
☆車を持つには
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には羨ましい技でして。
シロエ 「現実的な策って、どんなのですか?」
キース 「バイトを増やして、軽自動車の金を稼げと?」
ジョミー「それっぽいけど、車って、買った後もさ…」
サム 「けっこう金がかかるらしいぜ」
ガソリン代に維持費、馬鹿にならねえんだろ、とサム君も。
サム 「バイトを辞めてる場合じゃねえと思うぜ」
シロエ 「まるで車の奴隷ですよね…」
スウェナ「第一、バイト、何処でやる気なの?」
ジョミー「王道じゃないかな、会館とかで…」
バイトのお坊さん、とジョミー君。
ジョミー「勤務出来る日、選べそうだけど、出勤したら…」
サム 「二日間ほど、拘束だよな?」
ブルー 「そうだろうねえ、枕経から始めた場合は…」
三日間かも、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。
ブルー 「急ぐ家だと、枕経の日に、お通夜になるけど…」
サム 「間を置く家だって、ちゃんとあるよな…」
ブルー 「お坊さんを会館に頼む理由が、正当な時はね…」
菩提寺が遠くて、頼めないとか、と生徒会長、合掌。
ブルー 「そういう場合は、菩提寺の方に連絡してさ…」
シロエ 「誰か回して貰うんですね?」
ブルー 「空きがあったら、菩提寺のツテでいけても…」
サム 「ダメなケースも出て来そうだよな…」
菩提寺って言ってもピンキリだしよ、と僧籍な人。
サム 「顔が狭けりゃ、ツテもねえよなあ…」
ブルー 「ツテで派遣が無理になったら、会館経由で…」
サム 「誰か頼んでくれ、ってヤツかよ…」
ブルー 「ピンポーン!」
だから会館経由と言っても、読経フルコース、という説明。
ブルー 「枕経の日が要るから、三日間、拘束!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「拘束時間はフルじゃないけど、出勤は三回!」
サム 「三回かよ…」
楽なバイトと言えねえよな、と唸ってますけど。
三回ですか…。
2026/06/09 (Tue)
☆無理そうなバイト
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、濡れずに動けてキース君の憧れ。
キース 「会館の坊主バイトは、楽とは言えんぞ」
サム 「やっぱ、三日はキツイよなあ…」
キース 「取り分も、さほど無いらしい」
一同 「「「は?」」」
坊主丸儲けの延長なのでは、と皆がキョトン。
シロエ 「会館でやっても、お坊さんにはお布施ですよね」
キース 「間に会館が入るというのを忘れるな!」
サム 「もしかしなくても、天引きかよ?」
キース 「かなりの部分を、持っていかれると聞いている」
手取りは少なくなるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「軽自動車を買うまでの間に、何回、出勤やら…」
ジョミー「その後、維持費を稼ぐわけだよね?」
スウェナ「大変そうだわ、ホントに文字通り車の奴隷ね…」
サム 「現実的な解決策でも、無理なんでねえの…」
月参りの他にバイトなんだぜ、とサム君が軽く広げる両手。
サム 「諦めた方がマシな気しかしねえんだけど…」
キース 「俺もそう思う…」
現状に甘んじておくしか、とキース君、諦めの境地。
キース 「梅雨の間だけの我慢だしな…」
シロエ 「ですよね、昨今、秋雨も暴れがちですけど…」
スウェナ「梅雨ほど長引くわけじゃないものね…」
ブルー 「あのねえ…」
誰も車とは言っていないよ、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「キースだったら、出来そうなことでさ…」
一同 「「「えっと…?」」」
どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩ならではの、スキルとかですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
キースの頭に注目したまえ、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「キースだけが出来る、特殊なサイオンのさ…」
サム 「アレかよ、坊主頭に見せかけるヤツ…」
ジョミー「サイオニック・ドリームの、応用だよね?」
瞬間移動は無関係じゃあ、という疑問ですけど。
それはそう…。
2026/06/10 (Wed)
☆使わない思念波
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末も雨だと生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、キース君には羨望な件。
ブルー 「瞬間移動は無関係だけど、みんなの中にさ…」
シロエ 「お坊さんだったら、他には、いませんけど?」
スウェナ「サムとジョミーは、名前だけだものねえ…」
ブルー 「違うよ、ああいうスキルを持っている人…」
誰かいるかな、と生徒会長が見回す部屋の中。
ブルー 「せいぜい、思念波止まりなんじゃあ?」
シロエ 「それはまあ…。しかもスマホが便利ですしね…」
ジョミー「思念を飛ばす前に、つい、使っちゃうよね…」
キース 「俺の場合は、仕事関係が多いし、余計にな…」
檀家さんに思念で連絡は出来ん、と副住職な人。
キース 「スマホでさえも、使いこなせない人が多めで…」
サム 「あー…。家の電話も黒電話な、ご高齢者様な…」
キース 「お子様たちがいらして、困るらしいぞ」
シロエ 「家にWi-Fiが無いというパターンですね?」
通信費が高くつくヤツで…、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「けっこう多いと聞いてますけど…」
キース 「年末年始と、お盆の頃には、難民が増えるぞ」
ジョミー「なんで、キースが知っているのさ?」
キース 「墓参りに来た方が、愚痴を漏らしがちで…」
宿坊のWi-Fiを開放している、と気配り完璧。
キース 「難民の方が集って、スマホだからな…」
一同 「「「あー…」」」
お寺かどうかは気にしないか、と誰もが納得。
シロエ 「確かに、宿坊、Wi-Fi、必須ですしね…」
キース 「スターリンクが要る環境でもないし…」
無料開放は寺の義務だろう、と宿坊つきならでは。
キース 「そういう環境で暮らしていると、思念波は…」
サム 「縁遠くなっちまうよなあ…」
ブルー 「その件も込みで、復習しながらスキルをさ…」
キース 「俺に磨けと?」
ブルー 「どうかな?」
いい機会だと思うけれどね、と笑顔ですけど。
スキル…?
2026/06/11 (Thu)
☆スキルを磨けば
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
雨でも濡れない瞬間移動が、キース君の羨望の的な状況で。
キース 「俺のスキルを磨けば、何か起こるのか?」
シロエ 「雨が続いて退屈ですから、坊主ショーかもです」
サム 「あー…。キースがツルピカだったら、笑えるぜ」
ジョミー「修行道場の時に見たのが、最初で最後だもんね」
何年前の話だっけ、とジョミー君が折っている指。
ジョミー「大学時代の修行だったし、えっと…?」
シロエ 「道場が終わった日が、クリスマス当日でした」
サム 「イブはキッチリ、締めの読経だっけなあ…」
スウェナ「アレが原因で、別れるカップルいるらしいわね」
大学生活最後のクリスマスに、デートどころか、という声。
スウェナ「よっぽど出来た彼女以外は、出迎えよりも…」
シロエ 「道場が始まる前に、別れ話を切り出しますよ」
サム 「修行中は、スマホも使えねえしよ…」
ジョミー「キースの時代は、ガラケーだったけれどね…」
どっちにしたって繋がらないし、とジョミー君。
ジョミー「普通、別れて終わりじゃないのかな?」
キース 「同じ大学で出来た彼女でも、正直、厳しい…」
サム 「やっぱ、そうかよ?」
キース 「クリスマス期間に絶縁状態、終われば丸坊主…」
耐えられる女子大生は、そうはいないぞ、と副住職、合掌。
キース 「有名な寺の跡継ぎ狙いか、寺の娘で耐性持ち…」
シロエ 「それ以外の彼女は、逃げるんですね?」
キース 「辛いケースは、無言で逃げていないヤツだな…」
一同 「「「あー…」」」
道場が終わったら、彼女無しだ、と皆がガクブル。
キース 「道場入りの前に、クリスマスプレゼントを…」
サム 「手配しといたヤツだけ貰って、音信不通な…」
キース 「今も例年、あるあるらしいぞ」
シロエ 「悲惨ですねえ…」
ジョミー「思い出話、坊主頭で語ればさ…」
絶対ウケるし、坊主ショー、と注文ですけど。
スキルは磨けそう…。
2026/06/12 (Fri)
☆法衣でなければ
雨が降るのが梅雨のシーズン、生徒会長宅が週末の定位置。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、雨でも濡れずに楽々で。
キース 「坊主ショーなど、断固、断る!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ケチすぎる、と文句が出まくり。
シロエ 「それは無いでしょう、スキル磨きです!」
サム 「ブルーも言ったし、頑張れよな!」
ジョミー「ホントだってば、逃げていないで頑張るべき!」
スウェナ「スキルはアップしてこそだわよ!」
坊主頭に限定でも、とスウェナちゃん、ズイと。
スウェナ「それに本来、サイオニック・ドリームだし…」
ジョミー「使いようによっては、他にも応用出来るよ!」
サム 「雨の月参り、楽が出来るかもしれねえぜ?」
一同 「「「は?」」」
どんな方法、と皆の視線がサム君に集中。
シロエ 「まさか、檀家さんの家で、玄関先だけですか?」
ジョミー「入らないなら、雨合羽とか、着たままだよね?」
スウェナ「月参りをしたふりをして、次に行くのね?」
キース 「流石に、それは酷すぎるかと…」
仏様にも申し訳が立たん、とキース君の渋面。
キース 「入らずに済んだら、確かに楽ではあるが…」
サム 「そうじゃねえって、服の方な!」
キース 「服だと?」
サム 「法衣、着ているフリも出来るんでねえの?」
実際は半袖半パンでもよ、とサム君が立てる親指。
サム 「裾とか袖が長い法衣よりかは、ずっとマシだぜ」
一同 「「「あー…」」」
濡れ方と不快感が違うわけだ、と一同、納得。
ジョミー「タオルで拭いたら、一発だもんね…」
サム 「足元にしてもよ、草履なんかは要らねえし…」
シロエ 「スニーカーなだけでも、違いますよね…」
長靴だったら最強です、とシロエ君の相槌。
シロエ 「キース先輩、やってみませんか?」
サム 「チャレンジする価値、あると思うぜ?」
キース 「そうか、アリかもな…」
法衣を着ずに済むんだったら、と言ってますけど。
確かに…。
2026/06/13 (Sat)
☆実践している人
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、雨に強いので羨ましいキース君。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「実際、やってる人がいたような…」
一同 「「「えっと…?」」」
そうだったかな、と皆の視線が生徒会長に。
サム 「ブルー、やってたっけか?」
ブルー 「坊主頭の方なら、あちこちのお寺で…」
ぶるぅ 「修行の間にやっていたけど、服は知らないよ?」
誤魔化す必要、ないんだもん、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「法衣で行く時は、ちゃんと法衣だし…」
ブルー 「他の場面でも、服なんかでは…」
サイオニック・ドリームは使っていないよ、と断言。
ブルー 「ジョミー、その先、言わない方がさ…」
ジョミー「あーっ!?」
??? 「もしかしなくても、お呼びなのかな?」
身に覚えが、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「ひぃぃっ!!!」」」
ブルー 「だから、ジョミーに注意したのに…」
ジョミー「ウッカリしてたよ…」
思い出しちゃったモンだから、とジョミー君、顔面蒼白。
ジョミー「呼んでないから、すぐに帰って!」
Aブルー「失礼だねえ…」
ぶるぅ 「んとんと、お土産、急いで詰めるから!」
今日のおやつ、と料理上手なお子様も、ワタワタ。
ぶるぅ 「ぶるぅの分と、ハーレイの分も入れるよ!」
Aブルー「追い出しにかからなくても、話くらいはさ…」
聞いてくれてもいいだろう、とソルジャー、居座る体勢。
Aブルー「サイオニック・ドリームで、服の誤魔化し…」
ブルー 「やってるらしいね、常習犯で…」
Aブルー「ピンポーン!」
こっちじゃなくって、ぼくの世界で、と威張り返る人。
Aブルー「ソルジャーの衣装で、人類の街は無理だしさ…」
シロエ 「潜入班に借りればいいでしょう!」
Aブルー「サイズの問題とか、面倒で…」
それに流行りの服でキメたい、と笑顔ですけど。
常習犯…。
2026/06/14 (Sun)
☆目指すなら上を
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君には羨ましい技でして。
Aブルー「それでキースは、どうしたいのかな?」
キース 「法衣に見せかけられたら、楽になるんだが…」
シロエ 「スキルアップしましょう、キース先輩!」
サム 「服が無理なら、足元だけでもよ…」
草履とスニーカーじゃ違うぜ、とサム君のプッシュ。
サム 「髪だけだったら出来るんだし、足先だけもよ…」
スウェナ「服を丸ごとよりかは、簡単そうよ?」
キース 「そうだな…。草履だけでも、何とかしてみるか」
ぶるぅ 「足元だけの練習するなら、スリッパだね!」
みんな、普段は履いてないけど、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「やるんだったら、お客様用のを持って来る!」
キース 「頼む、そいつで練習して…」
サム 「スリッパが草履に見えるようにするのな?」
キース 「出来るようになったら、靴もいけるぞ」
スリッパを借してくれ、とキース君、やる気。
キース 「上等のヤツでなくていいから、適当に」
ぶるぅ 「オッケー!」
取って来るね、とドアの方へと跳ねてピョンピョン。
ぶるぅ 「どれがいいかな、夏用だよね!」
Aブルー「ちょっと待った!」
ぶるぅ 「ん-と…?」
夏用のスリッパ、ダメだったかな、と首を傾げるお子様。
ぶるぅ 「衣替えの季節なんだし、夏用でいいと思うの!」
Aブルー「そうじゃなくって、話は聞いていたわけで…」
スキルアップなら、上を目指そう、と指差す天井。
Aブルー「どうせだったら、瞬間移動!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ソレは無理では、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「待って下さい、サイオン・タイプが違います!」
ジョミー「キースって、タイプ・イエローだった筈だよ?」
キース 「それで合ってる、タイプ・ブルーではない!」
サム 「無理だろ…」
タイプ・ブルーだけの技なんだしよ、という声。
無理ゲー…。
2026/06/15 (Mon)
☆呼ばれそうな人
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏で暮らせたわけで。
地上にも欲しい所ですけど、キース君の家が安全圏な現実。
キース 「来たいと言うなら、歓迎するが」
サム 「おいおい、張本人を連れて来る気かよ!」
ジョミー「安全圏の逆になりそう、困るってば!」
Aブルー「ぼくも困るよ、安全圏のままになると思うな」
だって、お寺で暮らすんだろう、とソルジャーの悪い顔色。
Aブルー「何かやったら、今までの努力が全部パアでさ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「御本尊様だよ、此処と違って、お膝元だし…」
思いっ切り、目が届くわけでさ、と肩を竦める人。
Aブルー「スッポンタケの法要で、積んだ功徳が…」
シロエ 「没収になってしまう勘定ですか?」
Aブルー「ありそうすぎて、不安しかないって!」
お膝元で御機嫌を損ねでもしたら、と青ざめてまして。
Aブルー「そうならないように、用があっても、着発で…」
キース 「逃げ帰っていたというのか、あんたは!」
Aブルー「他に理由を思い付くとでも?」
キース 「俺は、てっきり、線香だとばかり…」
俺のノートは、線香の匂いがするらしいしな、と副住職。
キース 「移り香が嫌で、着発かと…」
Aブルー「それもあるけど、御本尊様への恐怖が…」
先に立つよね、とソルジャー、本気で怯えている模様。
Aブルー「お願いだから、ぼくは外してくれたまえ!」
シロエ 「そういうことなら、是非、いらして下さい!」
サム 「キースも、いいって言っているしよ…」
ジョミー「お寺ライフを楽しめそうだし、来て欲しいよね」
焼肉がダメな縛りは我慢するよ、とジョミー君、プッシュ。
ジョミー「キース、庫裏でもいいから、安全圏を希望!」
スウェナ「行くしかないわね、この人が暴れないんなら!」
サム 「マジで最高、安全圏の極みじゃねえかよ」
Aブルー「ぼくは嫌だよ、お寺ライフなんて!」
乗り切れる自信がゼロでしか、と悲鳴ですけど。
まあねえ…。
2026/05/16 (Sat)
☆喜ぶらしい人
GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しいとの声で、浮上したのが元老寺という現状。
キース 「そう言わないで、来て貰えると、親父が喜ぶ」
一同 「「「は?」」」
何故に、と顔を見合わせる御一同様。
ジョミー「なんで、アドス和尚が喜ぶわけ?」
シロエ 「一面識も無かった筈ですよね?」
サム 「親父さんと、こいつ、接点がねえという気が…」
するんだけどよ、とサム君の視線がソルジャーに。
サム 「そりゃよ、キースの部屋には、行くけどよ…」
ジョミー「姿も見せない勢いで、着発なんだよね?」
Aブルー「ピンポーン! だから、ぼくもさ…」
正直、途惑っているんだけど、とソルジャー、タラリ冷汗。
Aブルー「もしかして、キース、部屋に監視カメラを…」
サム 「仕掛けてたのかよ、映ってたとか?」
キース 「断じて、そんな仕掛けなどは無い!」
俺はシロエと違うからな、とキース君の仏頂面。
キース 「監視カメラをつけた場合は、丸分かりだ!」
一同 「「「あー…」」」
隠すテクニックが無いわけか、と皆が納得。
シロエ 「確かに、協力は頼まれていません」
キース 「分かったか? シロエが言う以上、カメラは…」
ジョミー「無いってことだね、それじゃ、どうして?」
サム 「親父さんが、こいつに興味を持つんだよ?」
マジで謎だぜ、とサム君が広げる両手。
サム 「お前のことだし、こいつに何をされてもよ…」
シロエ 「家で愚痴って、恥の上塗り、有り得ませんよね」
スウェナ「カエル袋で踏まれまくって、食欲ゼロとか…」
口が裂けても言いそうにないわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「キース、そうでしょ、沈黙を守り抜くわよね?」
キース 「当然だろう! 誰が喋るか、あんな大恥…」
Aブルー「ぼくも姿を見られた覚え、無いしさ…」
サム 「何処から、親父さんなんだよ?」
繋がりが見えて来ねえんだけど、と聞いてますけど。
その通り…。
2026/05/17 (Sun)
☆喋った人が謎
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だった場所が其処。
迷惑な人が現れないので、地上にも欲しいわけですけれど。
キース 「親父は、前から会いたいと言っているからな」
一同 「「「はあ?」」」
何故、とソルジャーまでが揃って「はあ?」。
Aブルー「会いたいだなんて、何処から思い付くのさ!?」
サム 「キースが一切、喋ってねえなら、ねえと思うぜ」
キース 「俺が、喋りたいわけがなかろう!」
シロエ 「だったら、どうして会いたいんです?」
監視カメラは無いんですよね、とシロエ君の念押し。
シロエ 「キース先輩の家は郊外ですから、用だって…」
Aブルー「あるわけないって、有名店だって無いわけで…」
ジョミー「もし、近所まで行っているなら、その辺でさ…」
スウェナ「出会っちゃうから、家に招待しなくても…」
立ち話すればいいのよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「ゆっくり話をしたい時には、連れて帰って…」
シロエ 「お茶とお菓子でもてなせますよね」
サム 「だよなあ、なんで親父さんがよ…」
ジョミー「会いたくなるのか、理由がサッパリ謎だよ…」
第一、顔も知らないんじゃあ、とジョミー君の問い。
ジョミー「存在自体を、知っているのが不思議だってば!」
シロエ 「言われてみれば、そうです!」
スウェナ「キースが家で喋らないなら、知らないままよ?」
サム 「俺たちだって、喋ってねえよな…」
喋っただけでも呼び込みそうでよ、とサム君が傾げる首。
サム 「それとも、誰か、喋ったのかよ?」
マツカ 「すみません、心当たりなら、少しあります…」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか、と皆の視線が、マツカ君に集中。
サム 「マジかよ、一番、口が堅くて、控えめでよ…」
スウェナ「軽口どころか、ジョークも言わないわよ」
ジョミー「喋りそうにないキャラなんだけど…」
Aブルー「冗談だろう?」
マツカが喋っただなんて、とソルジャーも真っ青。
ですよね…。
2026/05/18 (Mon)
☆接点が無い人
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
同じような場所が元老寺でして、迷惑な人が避けるそうで。
サム 「マツカだなんて、信じられねえよ…」
シロエ 「有り得ない度なら、ダントツでマツカ先輩で…」
Aブルー「喋りそうにないのに、何処で喋ったと…?」
元老寺に出掛ける用は無いよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「キースに会いに行くにしたって、ついでにさ…」
ジョミー「アドス和尚と、世間話なタイプじゃなさそう」
シロエ 「誰かさんじゃないですけど、用が済み次第…」
失礼して帰るタイプなのでは、とシロエ君も。
シロエ 「それとも、行ったついでに、夕食とかに…」
サム 「ご招待にしてもよ、喋る気がしねえ…」
スウェナ「待って、ご招待が原因ってこともあるわよ」
一同 「「「は?」」」
夕食の席で喋ったのか、と皆の視線がマツカ君に。
ジョミー「マツカ、キースの家で、晩御飯、食べた?」
マツカ 「いえ、そういった機会は、まだ一度も…」
サム 「ねえんだったら、何処に接点がよ…」
スウェナ「言ったじゃないの、ご招待よ!」
マツカのお父さん、顔が広いわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「お寺関係のパーティーとかでも、出席で…」
シロエ 「お供してった、マツカ先輩とバッタリですか?」
ジョミー「ありそうだけど、それで喋るかなあ…」
人が大勢いる席だよ、とジョミー君が顎に当てる手。
ジョミー「普段以上に、話題を選んでいそうでさ…」
Aブルー「そう思うけど、お酒なんかも出るだろうしね…」
サム 「あんた、ザルだけど、マツカは、やべえかも…」
勧められても、断れねえだろうし、とサム君も悪い顔色。
サム 「まさか、酔っ払って、喋ったのかよ?」
ジョミー「絶対に無いとは言い切れないよね…」
マツカ 「違いますけど、父というのは当たっています」
Aブルー「お父さんのお供で…?」
アドス和尚と喋ったわけ、とソルジャー、愕然。
接点あり…。
2026/05/19 (Tue)
☆原因はパーティー
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない世界で。
地上にも欲しいという話から、持ち出された場所が元老寺。
シロエ 「パーティーの席で、アドス和尚と歓談ですか?」
Aブルー「それにしたって、ぼくの話をしなくてもさ…」
マツカ 「こうなるとは、思っていませんでした…」
申し訳ありません、とマツカ君、平謝り。
マツカ 「父に、きちんと釘を刺しておくべきで…」
一同 「「「釘?」」」
話が見えない、と皆が見合わせる顔。
サム 「話を振ったの、マツカの親父さんかよ?」
マツカ 「多分、違うと思いますけど…」
結果としては同じですよね、と視線がキース君の方へ。
マツカ 「キース、ぼくの想像、合っていますか?」
キース 「お前には、何の責任も無いが…」
不幸なことにド真ん中だ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「璃母恩院の主催のパーティーに…」
ジョミー「マツカのお父さん、呼ばれてたわけ?」
キース 「寺院関係で、お世話になっていない所は…」
本山とつく場所では、多分、皆無だ、とキース君の渋面。
キース 「当然、でかいパーティーとなれば、ご招待で…」
シロエ 「その席で、顔を合わせてしまったんですね?」
キース 「席を決めた係が、俺とマツカの関係を…」
熟知していて、隣同士に、とキース君が抱え込む頭。
キース 「話す間に、別荘ライフの話題も出たわけで…」
サム 「海の別荘とか、花見で別荘、バレたのかよ…」
キース 「別荘ライフ自体は、親父も承知だったが…」
銀青様に瓜二つのゲストがバレたんだ、とキース君の嘆き。
キース 「マツカの親父さんは、承知で招待しているし…」
マツカ 「お会いしたことは皆無ですけど…」
よく知ってます、とマツカ君の証言。
マツカ 「何も知らずに、そっくりさんの話をしそうです」
キース 「それで当たりだ!」
一同 「「「うわー…」」」
会いたくなって当然かも、と納得ですけど。
そっくりさん…。
2026/05/20 (Wed)
☆優秀だった執事
GWはシャングリラ号だった面々、地上にも欲しい安全圏。
迷惑な人が来ない場所でして、浮上したのがキース君の家。
キース 「マツカの家の執事さんは、優秀だからな…」
シロエ 「どういう意味です?」
キース 「そっくりさんの横暴ぶりを、喋ると思うか?」
一同 「「「あー…」」」
それは言えてる、と皆が見合わせる顔。
ジョミー「この人どころか、ぶるぅとかの話もさ…」
サム 「喋りそうにねえよな、大切なお客様だしよ…」
スウェナ「使用人さんたちにだって、口止めしていそうよ」
シロエ 「キース先輩の災難なイベも、封印ですか…」
火だるまショーも何もかも、とシロエ君も愕然。
シロエ 「もしかしなくても、マツカ先輩のお父さん…」
スウェナ「そっくりさんだとしか、知らないのかも…」
サム 「だとしたら、普通に、話題にするぜ…」
ジョミー「別荘ライフのゲストだもんね…」
おまけに、ブルーにそっくりなんだし、とジョミー君。
ジョミー「マツカのお父さん、銀青様は承知してるよね?」
サム 「お寺関係のパーティー、よく行くんだしよ…」
シロエ 「マツカ先輩から、話、行っていますよね…」
マツカ 「はい…。銀青様だと分かった後に、すぐ父に…」
話しました、とマツカ君、申し訳なさそうな顔。
マツカ 「そっくりさんの存在、知らなかった頃です…」
サム 「だよなあ、銀青様、キースの家で知ったしよ…」
ジョミー「高1の夏休みの話なんだし、仕方ないって…」
当時に知っている方が変、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「マツカのお父さん、迷惑な人の正体をさ…」
キース 「不幸なことに、知らないんだ…」
一同 「「「うーん…」」」
会いたくなってしまうわけだ、と納得するしかない今。
Aブルー「会いたがっているから、家に来いって?」
キース 「俺としては、別にかまわないが?」
Aブルー「お寺だよね…」
そんな所で合宿なのかい、と固まってますけど。
ご招待…?
2026/05/21 (Thu)
☆イメージだけで期待
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて満足。
地上にも欲しいのが安全圏で、キース君の家がそうだとか。
シロエ 「もしも、この人が来た場合、どうなるでしょう」
ジョミー「多分、借りて来た猫じゃないかな」
サム 「御本尊様、ガチで、いらっしゃるしよ…」
庫裏の向こうが本堂なんだぜ、とサム君が語る構造上の話。
サム 「渡り廊下で繋がっていてよ、隣同士的でよ…」
スウェナ「宿坊の方だと、繋がってはいないのよね…」
シロエ 「やっぱり、お坊さんの家だからでしょうか?」
キース 「当然だろうが、本堂と坊主は、セットものだ」
大規模な寺でない限り、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「普通、庫裏から、傘を差さずに行ける構造で…」
ジョミー「家の一部って言える感じだよね?」
キース 「そうなるな。家族のために飯を炊いたら、即…」
本堂に運んで、御本尊様方に、お供えしないと、と副住職。
キース 「坊主の家で飯を炊くのは、本堂用が最優先だぞ」
一同 「「「うーん…」」
そこまで生活に密着なのか、と溜息しか出ない環境。
Aブルー「じゃあさ、ぼくがホントに呼ばれたら…」
キース 「何か?」
Aブルー「大人しくしてるだけだと、済まないわけ?」
お寺ライフだよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「それとも、他のみんなと違って、ゲストだし…」
キース 「労働の方は、免除されるが…」
シロエ 「朝晩のお勤め、ついて来るんですね?」
キース 「親父にしたって、期待してるぞ」
坊主じゃないのは承知なんだが、とキース君、目がマジ。
キース 「礼儀作法が、しっかり出来上がっていて…」
シロエ 「立ち居振る舞いが、会長並みのつもりですね?」
イメージだけの思い込みで、とシロエ君。
シロエ 「会長、キース先輩の家だと、うんと優雅で…」
サム 「上品な雰囲気、黙っていたって滲み出るしよ…」
銀青様はダテじゃねえよな、と言ってますけど。
同列だと…?
2026/05/22 (Fri)
☆イメージでドリーム
GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない環境。
地上にも欲しくなるわけで、キース君の家も来ないそうで。
Aブルー「待ってよ、ぼくは上品とかとは、正反対でさ…」
シロエ 「そう聞いてますよね、イメージが大切すぎて…」
サム 「青の間から、そうそう出ねえようにってよ…」
ジョミー「言われてるらしいよね、本性を見せたらアウト」
その点、ブルーは使い分けるし、とジョミー君、クスッと。
ジョミー「はじけてる時と、銀青様モード、完全に別だよ」
サム 「俺たちだって、この目で見てなきゃ信じねえぜ」
スウェナ「スイッチ、キッチリ切り替わるのよね…」
あれは芸だわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「多分、お茶を点てたりしたら、絶品でしょ?」
ブルー 「言われるまでもないね、心得事だし」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「坊主は、茶道と縁が深いぞ」
大抵の宗派は、必須で教わる、とキース君、キッパリ。
キース 「俺にしたって、ガキの頃から仕込まれたし…」
サム 「マジかよ、大学に行ったら、授業あるってか?」
キース 「授業どころか、家元に行って実習もセットだ」
一同 「「「うわー…」」」
ガチすぎるヤツだ、と全員の視線が生徒会長に集中。
シロエ 「すると会長、とても優雅に点てられるんですね」
キース 「恐らくな。親父も、一度、拝見したいと…」
ブルー 「ぼくは御免だね、なんだって、お点前なんか」
キース 「そう言うだろうし、親父が点てて、一服…」
お出しする席を設けたいそうだが、とキース君の苦笑。
キース 「断られるのが見えているから、言い出せん…」
ブルー 「即レスで、却下させて貰うよ」
そういった席は最低限で充分、と生徒会長。
ブルー 「そっくりさんで、我慢してくれたまえ!」
キース 「実は親父も、その気でいるわけで…」
シロエ 「その人を呼んで、お茶席ですか…?」
アドス和尚の野望なんですね、と聞いてますけど。
お茶席…?
2026/05/23 (Sat)
☆先走るイメージ
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて最高。
地上にも欲しい環境ですけど、キース君の家が該当する件。
キース 「親父的には、そっくりさんでもオッケーだしな」
シロエ 「あくまで、ビジュアルを重視でしょうか…?」
キース 「見た目通りだと、思い込んでやがるぞ…」
ブルーと同じで、切り替えられるタイプ、とキース君。
キース 「たとえ内面がどうであろうが、外面が良くて…」
サム 「立ち居振る舞いにしても、いけるわけな?」
キース 「ブルーのイメージが強すぎるせいで、同列で…」
ハイレベルの礼儀作法を持っている気だ、と深い溜息。
キース 「俺にしたって、否定するには、自分の恥をだ…」
ジョミー「暴露するしかないもんねえ…」
シロエ 「他の話をしてみたとしても、何処かで話が…」
スウェナ「キースと繋がってしまいそうよね…」
厄病仏コンビなんだから、とスウェナちゃんも。
スウェナ「イメージだけが先走っていても、仕方ないわね」
キース 「だから現在進行形で、放置していて…」
シロエ 「アドス和尚の野望だけが、膨らむんですね?」
キース 「お茶席にお招き出来たらいいんだが、と…」
おでましを待っている状態だ、とキース君の激白。
キース 「日常的には忘れてやがるが、最近、抹茶味の…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スイーツとか、増えてるよね!」
ブルー 「海の向こうでも大流行で、国内の抹茶の値段…」
上がり続けているからね、と生徒会長も。
ブルー 「アドス和尚が思い出す切っ掛け、多そうだよ」
キース 「檀家さんから頂く品にも、抹茶風味が…」
増えているのが現状で、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「お茶席を設ける野望も、今や膨らむ一方だぞ」
サム 「やっぱ、招待すべきなんでねえの?」
シロエ 「お茶席だけに、正座でしょうけど、出席します」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お茶席もセットで合宿なのかい、と悲鳴ですけど。
実現しそう…。
2026/05/24 (Sun)
☆楽らしいゲスト
GWはシャングリラ号だった面々、安全圏というのを認識。
迷惑な人が来ない環境、キース君の家も同じで合宿の話が。
キース 「シロエもサムも、庫裏で暮らす気あるんだな?」
ジョミー「ぼくも数に入れてよ!」
スウェナ「私も入るわ、だって、この人、来るんでしょ?」
マツカ 「ぼくは最初から、異議はありません」
皆さんの意見に従うだけです、とマツカ君の声で全員一致。
サム 「よっしゃ、全員、揃ったぜ!」
ブルー 「申し訳ないけど、ぼくは遠慮させて貰いたいね」
キース 「かまわん、そっくりさんがいれば充分だ」
銀青様をお招きすると、色々と厄介で、とキース君、即答。
キース 「茶席にお招きするとなったら、道具類とかを…」
マツカ 「揃えなくてはいけませんしね…」
一同 「「「えっと…?」」」
何か特別な道具でも、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩、お茶を点てるの、泡立て器的な…」
サム 「茶筅だっけか、アレと茶碗でよ…」
スウェナ「足りるんじゃないの、揃えるって、何を?」
マツカ 「正式な席だと、そういう道具も重要なんです」
名のある道具を使わないと、とマツカ君の説明が。
マツカ 「抹茶を掬う、匙みたいなのにも、銘があります」
一同 「「「は?」」」
キース 「本当のことだ…。その辺の市販品では…」
マツカ 「失礼になってしまうんですよ…」
お茶席のテーマに合わせて揃えるんです、という解説。
マツカ 「床の間の掛軸も、生け花とかも統一ですね」
一同 「「「うーん…」」」
キース 「分かったか? 俺が奔走する羽目になるんだ」
シロエ 「そうなると、嫌なの分かります…」
そっくりさんなら、要らない手間なんですね、とシロエ君。
シロエ 「どうせ、ぼくたちにだって、分かりませんし…」
キース 「俺としては、こいつを招く方が楽でいいんだ」
Aブルー「そう言われても…!」
お茶席なんて出たこともないよ、と引いてますけど。
本気…?
2026/05/25 (Mon)
☆お茶席とマナー
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しい所ですけど、浮上したのがキース君の家で。
ブルー 「最低限の作法だったら、教えるけれど?」
Aブルー「作法って、何さ!?」
お茶の飲み方にマナーでも、とソルジャー、裏返った声。
Aブルー「確かに、音を立てちゃダメとか、そういうの…」
シロエ 「向こうの世界で言われてるんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ニューイヤーのパーティーの前に、長老たちが、と呻く人。
Aブルー「乾杯だったらバレないんだけど、その後がさ…」
サム 「飲みまくった挙句に、音がするのかよ?」
Aブルー「美味しそうなカクテル、ストローつきだと…」
一同 「「「あー…」」」
それは確かに、と納得の理由。
シロエ 「厳しいですねえ、この国と基本が違いますね…」
ジョミー「外国の人だと、お蕎麦をすする音もさ…」
マツカ 「不快な音に聞こえますから、NGですね…」
外国からのゲストには気を遣います、とマツカ君も。
マツカ 「お召し上がりには、なりたいわけですし…」
サム 「なんか面倒な世界だよなあ…」
Aブルー「分かるよ、ぼくもマナーは大嫌いでさ…」
お茶席なんて、とソルジャーが震わせる肩。
Aブルー「音を立てずに飲めとか、言われたって…」
キース 「違う、真逆だ!」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「茶道の世界は、音を立てる方が礼儀で…」
何回、音を立てて飲むかがマナー、と生徒会長。
ブルー 「せめて、その辺だけでも、心得ておきたまえ」
キース 「そうだな、親父を幻滅させたくないし…」
ぶるぅ 「んとんと、お抹茶、用意した方がいい?」
教えるんなら実地だよね、と料理上手なお子様の提案。
ぶるぅ 「持って来るから、ブルー、点ててあげて!」
キース 「それはいい。銀青様のお点前を拝見出来るな」
ブルー 「そうだね、みんなも…」
ついでに飲んでくれたまえ、と言ってますけど。
お点前…?
2026/05/26 (Tue)
☆本格的なマナー
GWはシャングリラ号だった面々、安全圏が欲しいわけで。
迷惑な人が来ない場所が安全圏、キース君の家は来ない件。
シロエ 「えっと…。お茶って、ぼくたちも練習ですか?」
ブルー 「そんなつもりじゃないけど、キース、どうかな」
キース 「ついでなんだし、仕込んでくれると有難い」
親父が喜ぶ筈だからな、とキース君が見回す部屋。
キース 「お前たちにしても、其処の馬鹿に負けたくは…」
サム 「あっ…! 俺たちも作法が身についてねえと…」
シロエ 「誰かさんの方が、格が上って勘定ですよね…」
ブルー 「確実に、比べられると思うよ」
どうするんだい、と生徒会長の問い。
ブルー 「お望みだったら、足の運び方から教えるけど?」
ジョミー「ええっ、歩き方まで決まってるわけ?」
ブルー 「茶室は畳で分かりやすいし、構造も共通で…」
キース 「他所へ行っても通用するから、出来たようだな」
畳を何歩で通り過ぎるか、とかが決まっている、と説明が。
キース 「習うんだったら、此処にも茶室があったよな?」
ブルー 「使ってないけど、存在してるね」
ぶるぅ 「んとんと、お茶室、使うことにするの?」
ブルー 「本格的にやってみようか、キースの意見は?」
此処でお茶を点てるだけか、お茶室に行くか、と生徒会長。
ブルー 「ぼくは、どっちでも構わないけど?」
キース 「あんたがいいなら、茶室の方で頼みたいが…」
ブルー 「オッケー! 当日は出ない分、お茶の世界を…」
みんなと楽しんでおきたいね、とニコニコと。
ブルー 「そうと決まれば、キース、テーマは?」
一同 「「「は?」」」
何故にテーマ、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「テーマというのは、何なんです?」
キース 「茶席の趣向だ、主題とでも言うか、全体的に…」
マツカ 「同じ主題で揃えるんです、道具類とかですね」
Aブルー「飲み方だけでいいって!」
本格的なのは遠慮したいよ、と叫んでますけど。
ガチで練習…?
2026/05/27 (Wed)
☆お茶席とテーマ
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しいわけで、キース君の家で合宿な計画でして。
シロエ 「この人が嫌がるんだったら、本格派でしょうか」
サム 「正直、俺も遠慮してえけど、事情がよ…」
ジョミー「嫌がるイベなら、やるべきだよね?」
スウェナ「そもそも、元老寺に誘った時点で、そうでしょ」
前夜祭なノリで嫌がらせよ、とスウェナちゃんもプッシュ。
スウェナ「お茶室で懲りてくれたら、安全圏になるわよ?」
シロエ 「あっ、この人が来たら、お茶室に行くんですね」
スウェナ「毎回やるのは、キツイけれども、たまになら…」
ジョミー「ブルーがお茶を点てると言ったら、逃げそう…」
いいと思うよ、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「安全圏な場所が増えるし、本格的にさ…」
サム 「やってくれよな、テーマも決めてよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
元老寺に行く前に、ゲームオーバーしそう、という悲鳴。
Aブルー「聞いてるだけでも、キツそうだしさ…」
ブルー 「心得事だし、我慢したまえ」
キース 「親父も、大いに期待してるし…」
是非とも作法を学んで欲しい、とキース君、ズイと。
キース 「ぶるぅ、茶室の用意をしてくれ」
ぶるぅ 「オッケー! テーマは何にするの?」
ブルー 「何にしようか、五月だしね…」
キース 「端午の節句は過ぎてしまったし…」
何にすべきか、とキース君が顎に当てる手。
キース 「青葉でいくのも、いいと思うが」
Aブルー「それなら分かるよ、初ガツオだよね?」
シロエ 「素人のぼくでも、違うと思いますけど?」
Aブルー「青葉なんかは、食べられないしさ…」
初ガツオの方だと思うんだけど、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「初ガツオをメインに、やるわけだろう?」
キース 「ここまで馬鹿だと、やり甲斐があるな」
ブルー 「正直、ぼくも楽しみだねえ…」
青葉でいこう、とゴーサインですけど。
お茶室で、お点前…。
2026/05/28 (Thu)
☆料理付きで茶席
GWはシャングリラ号だった面々、安全圏だったのが宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、キース君の家もそうだとか。
ぶるぅ 「んとんと、お茶室の準備、青葉でいいよね?」
ブルー 「初ガツオなんて、有り得ないテーマだしね」
キース 「まったくだ。精進料理とも繋がりがあるし…」
茶懐石料理のルーツは寺だぞ、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「流石に、今日は料理までは出ないだろうが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ やるんだったら、用意するよ!」
ブルー 「嫌がらせを極めるためだし、それもいいかもね」
みんなはどうする、と生徒会長の問い。
ブルー 「本格的なヤツだと、料理も出るわけで…」
一同 「「「ええっ!?」」」
お点前だけじゃないのか、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「会長、料理って、どんなヤツなんです?」
ぶるぅ 「んーとね、見た目重視で、上品で…」
キース 「量も少なくて、おかわりなんぞは無い」
一同 「「「うーん…」」」
聞いただけでも厳しそうだ、と考え込むしかない料理。
Aブルー「あのさ…。その料理に、初ガツオは?」
キース 「あるわけなかろう、さっきも言った通りで…」
ブルー 「ルーツは精進料理なんだよ、使うとでも?」
使うとしたら青葉になるね、と生徒会長。
ブルー 「ぶるぅ、今日の趣向は青葉だから…」
ぶるぅ 「青葉が映えるお料理、揃えるんだね?」
キース 「菓子の方も、青葉で頼みたい」
ぶるぅ 「オッケー!」
今から急ぎで頼んで来る、と扉の方へ。
ぶるぅ 「人数分でいいのかな?」
ブルー 「お土産用にも、頼んでくれるかな?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「普段のお菓子には、使っていない店だよ?」
記念のお土産用に、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「受注生産で、頼んだ分しか作らないからね」
Aブルー「それはいいけど、怖そうな気しかしなくって…」
ぼくはどうなってしまうわけ、と聞いてますけど。
ゲストですよね?
2026/05/29 (Fri)
☆ゲストには上席
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない世界。
安全圏だったわけで、キース君の家も同じ条件という事情。
キース 「具体的には、茶席のマナーを仕込まれるわけだ」
ブルー 「料理まで用意するとなったら、手抜き無しだね」
正式な席でも通用するレベルに仕上げる、と生徒会長。
ブルー 「反対な人がいたら、手を挙げてくれたまえ」
シロエ 「えっとですね…。巻き添え組はどうなります?」
サム 「正座さえしてりゃ、他はお目こぼしかよ?」
まさか俺たちもマナーを学ばされるんじゃあ、という質問。
サム 「大学の授業は諦めるしかねえんだけどよ…」
スウェナ「今のところは、遠慮したいわけね?」
ジョミー「そう言うスウェナは、どうなのさ?」
スウェナ「ちょっとくらいは、知りたい気もするけれど…」
お茶席つきのイベもあるでしょ、とスウェナちゃんの言。
スウェナ「舞妓さんが運んで来るとか、お寺の庭とかを…」
Aブルー「拝観しながらのヤツなら、ノルディと一緒に…」
サム 「経験済みなら、いいじゃねえかよ」
キース 「雰囲気は知っているんだな?」
しかし、とキース君、腕組み。
キース 「ああいった席は、外国からの観光客も多いし…」
ブルー 「作法なんかは、知ってなくても済む世界でさ…」
君だって浮かなかっただろう、と生徒会長、ピシャリと。
ブルー 「とにかく、キースの家で、お正客を…」
キース 「勤められる程度までには、なって欲しいね」
一同 「「「は?」」」
何の話だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「お正客って、何のことですか?」
マツカ 「メインゲストですけど、作法は必須になります」
お手本的な立場ですから、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「心得がある人にしたって、緊張しますよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「親父が、末席に回すとでも?」
ブルー 「お正客だね」
頑張って勤めてくれたまえ、と笑顔ですけど。
出来るんですか…?
2026/05/30 (Sat)
☆逃げるなら茶室
GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しくなるわけで、浮上したのがキース君の家で。
Aブルー「そんなの無理だし、末席でいいってば!」
シロエ 「いえ、一番のゲストですしね」
ジョミー「最高の席に行くのがいいと思うよ」
サム 「そうだぜ、キースの親父さんも期待してるしよ」
作法を覚えて行くべきだぜ、とサム君も。
サム 「覚えといても、損はねえしよ」
Aブルー「損してもいいから、末席を希望なんだよ!」
スウェナ「何を言うのよ、名誉な席なんでしょ?」
Aブルー「末席にしてくれるなら、行ってもいいけど…」
此処で練習も要らなさそうだし、とソルジャー、逃げ腰。
Aブルー「お茶はともかく、料理とかは気になるしさ…」
キース 「本当に、末席でいいんだな?」
Aブルー「それでお願い! もちろん今日もね!」
一番の席は、君かマツカに譲るから、と謙虚な姿勢。
Aブルー「キースもマツカも、楽勝だよね?」
キース 「分かった。ブルー、こいつがトリになるそうだ」
ブルー 「オッケー! ぶるぅ、お菓子の注文をね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 青葉で多めに作って貰うね!」
お土産用に、と跳ねてゆくお子様。
ぶるぅ 「何個がいいかな、お土産、みんなの家族分だし」
キース 「トリのこいつには、褒美用に、多めがいいかと」
ブルー 「あれはあれで、難しい席だしね」
一同 「「「は?」」」
なんで末席が、と皆がポカーン。
Aブルー「もしかして、末席、難しいのかい…?」
キース 「茶席の締めくくりは、其処になるしな」
ブルー 「お正客の次くらいには、緊張する席だよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お茶席の話は無しに出来るかな、とソルジャー、真っ青。
Aブルー「キースの家に出掛ける話も、無かったことに…」
シロエ 「マジですか?」
サム 「茶室、安全圏らしいぜ、最高だよな」
次から茶室だ、と盛り上がってますけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/05/31 (Sun)
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏で暮らせたわけで。
地上にも欲しい所ですけど、キース君の家が安全圏な現実。
キース 「来たいと言うなら、歓迎するが」
サム 「おいおい、張本人を連れて来る気かよ!」
ジョミー「安全圏の逆になりそう、困るってば!」
Aブルー「ぼくも困るよ、安全圏のままになると思うな」
だって、お寺で暮らすんだろう、とソルジャーの悪い顔色。
Aブルー「何かやったら、今までの努力が全部パアでさ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「御本尊様だよ、此処と違って、お膝元だし…」
思いっ切り、目が届くわけでさ、と肩を竦める人。
Aブルー「スッポンタケの法要で、積んだ功徳が…」
シロエ 「没収になってしまう勘定ですか?」
Aブルー「ありそうすぎて、不安しかないって!」
お膝元で御機嫌を損ねでもしたら、と青ざめてまして。
Aブルー「そうならないように、用があっても、着発で…」
キース 「逃げ帰っていたというのか、あんたは!」
Aブルー「他に理由を思い付くとでも?」
キース 「俺は、てっきり、線香だとばかり…」
俺のノートは、線香の匂いがするらしいしな、と副住職。
キース 「移り香が嫌で、着発かと…」
Aブルー「それもあるけど、御本尊様への恐怖が…」
先に立つよね、とソルジャー、本気で怯えている模様。
Aブルー「お願いだから、ぼくは外してくれたまえ!」
シロエ 「そういうことなら、是非、いらして下さい!」
サム 「キースも、いいって言っているしよ…」
ジョミー「お寺ライフを楽しめそうだし、来て欲しいよね」
焼肉がダメな縛りは我慢するよ、とジョミー君、プッシュ。
ジョミー「キース、庫裏でもいいから、安全圏を希望!」
スウェナ「行くしかないわね、この人が暴れないんなら!」
サム 「マジで最高、安全圏の極みじゃねえかよ」
Aブルー「ぼくは嫌だよ、お寺ライフなんて!」
乗り切れる自信がゼロでしか、と悲鳴ですけど。
まあねえ…。
2026/05/16 (Sat)
☆喜ぶらしい人
GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しいとの声で、浮上したのが元老寺という現状。
キース 「そう言わないで、来て貰えると、親父が喜ぶ」
一同 「「「は?」」」
何故に、と顔を見合わせる御一同様。
ジョミー「なんで、アドス和尚が喜ぶわけ?」
シロエ 「一面識も無かった筈ですよね?」
サム 「親父さんと、こいつ、接点がねえという気が…」
するんだけどよ、とサム君の視線がソルジャーに。
サム 「そりゃよ、キースの部屋には、行くけどよ…」
ジョミー「姿も見せない勢いで、着発なんだよね?」
Aブルー「ピンポーン! だから、ぼくもさ…」
正直、途惑っているんだけど、とソルジャー、タラリ冷汗。
Aブルー「もしかして、キース、部屋に監視カメラを…」
サム 「仕掛けてたのかよ、映ってたとか?」
キース 「断じて、そんな仕掛けなどは無い!」
俺はシロエと違うからな、とキース君の仏頂面。
キース 「監視カメラをつけた場合は、丸分かりだ!」
一同 「「「あー…」」」
隠すテクニックが無いわけか、と皆が納得。
シロエ 「確かに、協力は頼まれていません」
キース 「分かったか? シロエが言う以上、カメラは…」
ジョミー「無いってことだね、それじゃ、どうして?」
サム 「親父さんが、こいつに興味を持つんだよ?」
マジで謎だぜ、とサム君が広げる両手。
サム 「お前のことだし、こいつに何をされてもよ…」
シロエ 「家で愚痴って、恥の上塗り、有り得ませんよね」
スウェナ「カエル袋で踏まれまくって、食欲ゼロとか…」
口が裂けても言いそうにないわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「キース、そうでしょ、沈黙を守り抜くわよね?」
キース 「当然だろう! 誰が喋るか、あんな大恥…」
Aブルー「ぼくも姿を見られた覚え、無いしさ…」
サム 「何処から、親父さんなんだよ?」
繋がりが見えて来ねえんだけど、と聞いてますけど。
その通り…。
2026/05/17 (Sun)
☆喋った人が謎
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だった場所が其処。
迷惑な人が現れないので、地上にも欲しいわけですけれど。
キース 「親父は、前から会いたいと言っているからな」
一同 「「「はあ?」」」
何故、とソルジャーまでが揃って「はあ?」。
Aブルー「会いたいだなんて、何処から思い付くのさ!?」
サム 「キースが一切、喋ってねえなら、ねえと思うぜ」
キース 「俺が、喋りたいわけがなかろう!」
シロエ 「だったら、どうして会いたいんです?」
監視カメラは無いんですよね、とシロエ君の念押し。
シロエ 「キース先輩の家は郊外ですから、用だって…」
Aブルー「あるわけないって、有名店だって無いわけで…」
ジョミー「もし、近所まで行っているなら、その辺でさ…」
スウェナ「出会っちゃうから、家に招待しなくても…」
立ち話すればいいのよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「ゆっくり話をしたい時には、連れて帰って…」
シロエ 「お茶とお菓子でもてなせますよね」
サム 「だよなあ、なんで親父さんがよ…」
ジョミー「会いたくなるのか、理由がサッパリ謎だよ…」
第一、顔も知らないんじゃあ、とジョミー君の問い。
ジョミー「存在自体を、知っているのが不思議だってば!」
シロエ 「言われてみれば、そうです!」
スウェナ「キースが家で喋らないなら、知らないままよ?」
サム 「俺たちだって、喋ってねえよな…」
喋っただけでも呼び込みそうでよ、とサム君が傾げる首。
サム 「それとも、誰か、喋ったのかよ?」
マツカ 「すみません、心当たりなら、少しあります…」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか、と皆の視線が、マツカ君に集中。
サム 「マジかよ、一番、口が堅くて、控えめでよ…」
スウェナ「軽口どころか、ジョークも言わないわよ」
ジョミー「喋りそうにないキャラなんだけど…」
Aブルー「冗談だろう?」
マツカが喋っただなんて、とソルジャーも真っ青。
ですよね…。
2026/05/18 (Mon)
☆接点が無い人
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
同じような場所が元老寺でして、迷惑な人が避けるそうで。
サム 「マツカだなんて、信じられねえよ…」
シロエ 「有り得ない度なら、ダントツでマツカ先輩で…」
Aブルー「喋りそうにないのに、何処で喋ったと…?」
元老寺に出掛ける用は無いよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「キースに会いに行くにしたって、ついでにさ…」
ジョミー「アドス和尚と、世間話なタイプじゃなさそう」
シロエ 「誰かさんじゃないですけど、用が済み次第…」
失礼して帰るタイプなのでは、とシロエ君も。
シロエ 「それとも、行ったついでに、夕食とかに…」
サム 「ご招待にしてもよ、喋る気がしねえ…」
スウェナ「待って、ご招待が原因ってこともあるわよ」
一同 「「「は?」」」
夕食の席で喋ったのか、と皆の視線がマツカ君に。
ジョミー「マツカ、キースの家で、晩御飯、食べた?」
マツカ 「いえ、そういった機会は、まだ一度も…」
サム 「ねえんだったら、何処に接点がよ…」
スウェナ「言ったじゃないの、ご招待よ!」
マツカのお父さん、顔が広いわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「お寺関係のパーティーとかでも、出席で…」
シロエ 「お供してった、マツカ先輩とバッタリですか?」
ジョミー「ありそうだけど、それで喋るかなあ…」
人が大勢いる席だよ、とジョミー君が顎に当てる手。
ジョミー「普段以上に、話題を選んでいそうでさ…」
Aブルー「そう思うけど、お酒なんかも出るだろうしね…」
サム 「あんた、ザルだけど、マツカは、やべえかも…」
勧められても、断れねえだろうし、とサム君も悪い顔色。
サム 「まさか、酔っ払って、喋ったのかよ?」
ジョミー「絶対に無いとは言い切れないよね…」
マツカ 「違いますけど、父というのは当たっています」
Aブルー「お父さんのお供で…?」
アドス和尚と喋ったわけ、とソルジャー、愕然。
接点あり…。
2026/05/19 (Tue)
☆原因はパーティー
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない世界で。
地上にも欲しいという話から、持ち出された場所が元老寺。
シロエ 「パーティーの席で、アドス和尚と歓談ですか?」
Aブルー「それにしたって、ぼくの話をしなくてもさ…」
マツカ 「こうなるとは、思っていませんでした…」
申し訳ありません、とマツカ君、平謝り。
マツカ 「父に、きちんと釘を刺しておくべきで…」
一同 「「「釘?」」」
話が見えない、と皆が見合わせる顔。
サム 「話を振ったの、マツカの親父さんかよ?」
マツカ 「多分、違うと思いますけど…」
結果としては同じですよね、と視線がキース君の方へ。
マツカ 「キース、ぼくの想像、合っていますか?」
キース 「お前には、何の責任も無いが…」
不幸なことにド真ん中だ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「璃母恩院の主催のパーティーに…」
ジョミー「マツカのお父さん、呼ばれてたわけ?」
キース 「寺院関係で、お世話になっていない所は…」
本山とつく場所では、多分、皆無だ、とキース君の渋面。
キース 「当然、でかいパーティーとなれば、ご招待で…」
シロエ 「その席で、顔を合わせてしまったんですね?」
キース 「席を決めた係が、俺とマツカの関係を…」
熟知していて、隣同士に、とキース君が抱え込む頭。
キース 「話す間に、別荘ライフの話題も出たわけで…」
サム 「海の別荘とか、花見で別荘、バレたのかよ…」
キース 「別荘ライフ自体は、親父も承知だったが…」
銀青様に瓜二つのゲストがバレたんだ、とキース君の嘆き。
キース 「マツカの親父さんは、承知で招待しているし…」
マツカ 「お会いしたことは皆無ですけど…」
よく知ってます、とマツカ君の証言。
マツカ 「何も知らずに、そっくりさんの話をしそうです」
キース 「それで当たりだ!」
一同 「「「うわー…」」」
会いたくなって当然かも、と納得ですけど。
そっくりさん…。
2026/05/20 (Wed)
☆優秀だった執事
GWはシャングリラ号だった面々、地上にも欲しい安全圏。
迷惑な人が来ない場所でして、浮上したのがキース君の家。
キース 「マツカの家の執事さんは、優秀だからな…」
シロエ 「どういう意味です?」
キース 「そっくりさんの横暴ぶりを、喋ると思うか?」
一同 「「「あー…」」」
それは言えてる、と皆が見合わせる顔。
ジョミー「この人どころか、ぶるぅとかの話もさ…」
サム 「喋りそうにねえよな、大切なお客様だしよ…」
スウェナ「使用人さんたちにだって、口止めしていそうよ」
シロエ 「キース先輩の災難なイベも、封印ですか…」
火だるまショーも何もかも、とシロエ君も愕然。
シロエ 「もしかしなくても、マツカ先輩のお父さん…」
スウェナ「そっくりさんだとしか、知らないのかも…」
サム 「だとしたら、普通に、話題にするぜ…」
ジョミー「別荘ライフのゲストだもんね…」
おまけに、ブルーにそっくりなんだし、とジョミー君。
ジョミー「マツカのお父さん、銀青様は承知してるよね?」
サム 「お寺関係のパーティー、よく行くんだしよ…」
シロエ 「マツカ先輩から、話、行っていますよね…」
マツカ 「はい…。銀青様だと分かった後に、すぐ父に…」
話しました、とマツカ君、申し訳なさそうな顔。
マツカ 「そっくりさんの存在、知らなかった頃です…」
サム 「だよなあ、銀青様、キースの家で知ったしよ…」
ジョミー「高1の夏休みの話なんだし、仕方ないって…」
当時に知っている方が変、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「マツカのお父さん、迷惑な人の正体をさ…」
キース 「不幸なことに、知らないんだ…」
一同 「「「うーん…」」」
会いたくなってしまうわけだ、と納得するしかない今。
Aブルー「会いたがっているから、家に来いって?」
キース 「俺としては、別にかまわないが?」
Aブルー「お寺だよね…」
そんな所で合宿なのかい、と固まってますけど。
ご招待…?
2026/05/21 (Thu)
☆イメージだけで期待
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて満足。
地上にも欲しいのが安全圏で、キース君の家がそうだとか。
シロエ 「もしも、この人が来た場合、どうなるでしょう」
ジョミー「多分、借りて来た猫じゃないかな」
サム 「御本尊様、ガチで、いらっしゃるしよ…」
庫裏の向こうが本堂なんだぜ、とサム君が語る構造上の話。
サム 「渡り廊下で繋がっていてよ、隣同士的でよ…」
スウェナ「宿坊の方だと、繋がってはいないのよね…」
シロエ 「やっぱり、お坊さんの家だからでしょうか?」
キース 「当然だろうが、本堂と坊主は、セットものだ」
大規模な寺でない限り、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「普通、庫裏から、傘を差さずに行ける構造で…」
ジョミー「家の一部って言える感じだよね?」
キース 「そうなるな。家族のために飯を炊いたら、即…」
本堂に運んで、御本尊様方に、お供えしないと、と副住職。
キース 「坊主の家で飯を炊くのは、本堂用が最優先だぞ」
一同 「「「うーん…」」
そこまで生活に密着なのか、と溜息しか出ない環境。
Aブルー「じゃあさ、ぼくがホントに呼ばれたら…」
キース 「何か?」
Aブルー「大人しくしてるだけだと、済まないわけ?」
お寺ライフだよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「それとも、他のみんなと違って、ゲストだし…」
キース 「労働の方は、免除されるが…」
シロエ 「朝晩のお勤め、ついて来るんですね?」
キース 「親父にしたって、期待してるぞ」
坊主じゃないのは承知なんだが、とキース君、目がマジ。
キース 「礼儀作法が、しっかり出来上がっていて…」
シロエ 「立ち居振る舞いが、会長並みのつもりですね?」
イメージだけの思い込みで、とシロエ君。
シロエ 「会長、キース先輩の家だと、うんと優雅で…」
サム 「上品な雰囲気、黙っていたって滲み出るしよ…」
銀青様はダテじゃねえよな、と言ってますけど。
同列だと…?
2026/05/22 (Fri)
☆イメージでドリーム
GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない環境。
地上にも欲しくなるわけで、キース君の家も来ないそうで。
Aブルー「待ってよ、ぼくは上品とかとは、正反対でさ…」
シロエ 「そう聞いてますよね、イメージが大切すぎて…」
サム 「青の間から、そうそう出ねえようにってよ…」
ジョミー「言われてるらしいよね、本性を見せたらアウト」
その点、ブルーは使い分けるし、とジョミー君、クスッと。
ジョミー「はじけてる時と、銀青様モード、完全に別だよ」
サム 「俺たちだって、この目で見てなきゃ信じねえぜ」
スウェナ「スイッチ、キッチリ切り替わるのよね…」
あれは芸だわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「多分、お茶を点てたりしたら、絶品でしょ?」
ブルー 「言われるまでもないね、心得事だし」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「坊主は、茶道と縁が深いぞ」
大抵の宗派は、必須で教わる、とキース君、キッパリ。
キース 「俺にしたって、ガキの頃から仕込まれたし…」
サム 「マジかよ、大学に行ったら、授業あるってか?」
キース 「授業どころか、家元に行って実習もセットだ」
一同 「「「うわー…」」」
ガチすぎるヤツだ、と全員の視線が生徒会長に集中。
シロエ 「すると会長、とても優雅に点てられるんですね」
キース 「恐らくな。親父も、一度、拝見したいと…」
ブルー 「ぼくは御免だね、なんだって、お点前なんか」
キース 「そう言うだろうし、親父が点てて、一服…」
お出しする席を設けたいそうだが、とキース君の苦笑。
キース 「断られるのが見えているから、言い出せん…」
ブルー 「即レスで、却下させて貰うよ」
そういった席は最低限で充分、と生徒会長。
ブルー 「そっくりさんで、我慢してくれたまえ!」
キース 「実は親父も、その気でいるわけで…」
シロエ 「その人を呼んで、お茶席ですか…?」
アドス和尚の野望なんですね、と聞いてますけど。
お茶席…?
2026/05/23 (Sat)
☆先走るイメージ
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来なくて最高。
地上にも欲しい環境ですけど、キース君の家が該当する件。
キース 「親父的には、そっくりさんでもオッケーだしな」
シロエ 「あくまで、ビジュアルを重視でしょうか…?」
キース 「見た目通りだと、思い込んでやがるぞ…」
ブルーと同じで、切り替えられるタイプ、とキース君。
キース 「たとえ内面がどうであろうが、外面が良くて…」
サム 「立ち居振る舞いにしても、いけるわけな?」
キース 「ブルーのイメージが強すぎるせいで、同列で…」
ハイレベルの礼儀作法を持っている気だ、と深い溜息。
キース 「俺にしたって、否定するには、自分の恥をだ…」
ジョミー「暴露するしかないもんねえ…」
シロエ 「他の話をしてみたとしても、何処かで話が…」
スウェナ「キースと繋がってしまいそうよね…」
厄病仏コンビなんだから、とスウェナちゃんも。
スウェナ「イメージだけが先走っていても、仕方ないわね」
キース 「だから現在進行形で、放置していて…」
シロエ 「アドス和尚の野望だけが、膨らむんですね?」
キース 「お茶席にお招き出来たらいいんだが、と…」
おでましを待っている状態だ、とキース君の激白。
キース 「日常的には忘れてやがるが、最近、抹茶味の…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スイーツとか、増えてるよね!」
ブルー 「海の向こうでも大流行で、国内の抹茶の値段…」
上がり続けているからね、と生徒会長も。
ブルー 「アドス和尚が思い出す切っ掛け、多そうだよ」
キース 「檀家さんから頂く品にも、抹茶風味が…」
増えているのが現状で、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「お茶席を設ける野望も、今や膨らむ一方だぞ」
サム 「やっぱ、招待すべきなんでねえの?」
シロエ 「お茶席だけに、正座でしょうけど、出席します」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お茶席もセットで合宿なのかい、と悲鳴ですけど。
実現しそう…。
2026/05/24 (Sun)
☆楽らしいゲスト
GWはシャングリラ号だった面々、安全圏というのを認識。
迷惑な人が来ない環境、キース君の家も同じで合宿の話が。
キース 「シロエもサムも、庫裏で暮らす気あるんだな?」
ジョミー「ぼくも数に入れてよ!」
スウェナ「私も入るわ、だって、この人、来るんでしょ?」
マツカ 「ぼくは最初から、異議はありません」
皆さんの意見に従うだけです、とマツカ君の声で全員一致。
サム 「よっしゃ、全員、揃ったぜ!」
ブルー 「申し訳ないけど、ぼくは遠慮させて貰いたいね」
キース 「かまわん、そっくりさんがいれば充分だ」
銀青様をお招きすると、色々と厄介で、とキース君、即答。
キース 「茶席にお招きするとなったら、道具類とかを…」
マツカ 「揃えなくてはいけませんしね…」
一同 「「「えっと…?」」」
何か特別な道具でも、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩、お茶を点てるの、泡立て器的な…」
サム 「茶筅だっけか、アレと茶碗でよ…」
スウェナ「足りるんじゃないの、揃えるって、何を?」
マツカ 「正式な席だと、そういう道具も重要なんです」
名のある道具を使わないと、とマツカ君の説明が。
マツカ 「抹茶を掬う、匙みたいなのにも、銘があります」
一同 「「「は?」」」
キース 「本当のことだ…。その辺の市販品では…」
マツカ 「失礼になってしまうんですよ…」
お茶席のテーマに合わせて揃えるんです、という解説。
マツカ 「床の間の掛軸も、生け花とかも統一ですね」
一同 「「「うーん…」」」
キース 「分かったか? 俺が奔走する羽目になるんだ」
シロエ 「そうなると、嫌なの分かります…」
そっくりさんなら、要らない手間なんですね、とシロエ君。
シロエ 「どうせ、ぼくたちにだって、分かりませんし…」
キース 「俺としては、こいつを招く方が楽でいいんだ」
Aブルー「そう言われても…!」
お茶席なんて出たこともないよ、と引いてますけど。
本気…?
2026/05/25 (Mon)
☆お茶席とマナー
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しい所ですけど、浮上したのがキース君の家で。
ブルー 「最低限の作法だったら、教えるけれど?」
Aブルー「作法って、何さ!?」
お茶の飲み方にマナーでも、とソルジャー、裏返った声。
Aブルー「確かに、音を立てちゃダメとか、そういうの…」
シロエ 「向こうの世界で言われてるんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ニューイヤーのパーティーの前に、長老たちが、と呻く人。
Aブルー「乾杯だったらバレないんだけど、その後がさ…」
サム 「飲みまくった挙句に、音がするのかよ?」
Aブルー「美味しそうなカクテル、ストローつきだと…」
一同 「「「あー…」」」
それは確かに、と納得の理由。
シロエ 「厳しいですねえ、この国と基本が違いますね…」
ジョミー「外国の人だと、お蕎麦をすする音もさ…」
マツカ 「不快な音に聞こえますから、NGですね…」
外国からのゲストには気を遣います、とマツカ君も。
マツカ 「お召し上がりには、なりたいわけですし…」
サム 「なんか面倒な世界だよなあ…」
Aブルー「分かるよ、ぼくもマナーは大嫌いでさ…」
お茶席なんて、とソルジャーが震わせる肩。
Aブルー「音を立てずに飲めとか、言われたって…」
キース 「違う、真逆だ!」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「茶道の世界は、音を立てる方が礼儀で…」
何回、音を立てて飲むかがマナー、と生徒会長。
ブルー 「せめて、その辺だけでも、心得ておきたまえ」
キース 「そうだな、親父を幻滅させたくないし…」
ぶるぅ 「んとんと、お抹茶、用意した方がいい?」
教えるんなら実地だよね、と料理上手なお子様の提案。
ぶるぅ 「持って来るから、ブルー、点ててあげて!」
キース 「それはいい。銀青様のお点前を拝見出来るな」
ブルー 「そうだね、みんなも…」
ついでに飲んでくれたまえ、と言ってますけど。
お点前…?
2026/05/26 (Tue)
☆本格的なマナー
GWはシャングリラ号だった面々、安全圏が欲しいわけで。
迷惑な人が来ない場所が安全圏、キース君の家は来ない件。
シロエ 「えっと…。お茶って、ぼくたちも練習ですか?」
ブルー 「そんなつもりじゃないけど、キース、どうかな」
キース 「ついでなんだし、仕込んでくれると有難い」
親父が喜ぶ筈だからな、とキース君が見回す部屋。
キース 「お前たちにしても、其処の馬鹿に負けたくは…」
サム 「あっ…! 俺たちも作法が身についてねえと…」
シロエ 「誰かさんの方が、格が上って勘定ですよね…」
ブルー 「確実に、比べられると思うよ」
どうするんだい、と生徒会長の問い。
ブルー 「お望みだったら、足の運び方から教えるけど?」
ジョミー「ええっ、歩き方まで決まってるわけ?」
ブルー 「茶室は畳で分かりやすいし、構造も共通で…」
キース 「他所へ行っても通用するから、出来たようだな」
畳を何歩で通り過ぎるか、とかが決まっている、と説明が。
キース 「習うんだったら、此処にも茶室があったよな?」
ブルー 「使ってないけど、存在してるね」
ぶるぅ 「んとんと、お茶室、使うことにするの?」
ブルー 「本格的にやってみようか、キースの意見は?」
此処でお茶を点てるだけか、お茶室に行くか、と生徒会長。
ブルー 「ぼくは、どっちでも構わないけど?」
キース 「あんたがいいなら、茶室の方で頼みたいが…」
ブルー 「オッケー! 当日は出ない分、お茶の世界を…」
みんなと楽しんでおきたいね、とニコニコと。
ブルー 「そうと決まれば、キース、テーマは?」
一同 「「「は?」」」
何故にテーマ、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「テーマというのは、何なんです?」
キース 「茶席の趣向だ、主題とでも言うか、全体的に…」
マツカ 「同じ主題で揃えるんです、道具類とかですね」
Aブルー「飲み方だけでいいって!」
本格的なのは遠慮したいよ、と叫んでますけど。
ガチで練習…?
2026/05/27 (Wed)
☆お茶席とテーマ
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が来ない安全圏。
地上にも欲しいわけで、キース君の家で合宿な計画でして。
シロエ 「この人が嫌がるんだったら、本格派でしょうか」
サム 「正直、俺も遠慮してえけど、事情がよ…」
ジョミー「嫌がるイベなら、やるべきだよね?」
スウェナ「そもそも、元老寺に誘った時点で、そうでしょ」
前夜祭なノリで嫌がらせよ、とスウェナちゃんもプッシュ。
スウェナ「お茶室で懲りてくれたら、安全圏になるわよ?」
シロエ 「あっ、この人が来たら、お茶室に行くんですね」
スウェナ「毎回やるのは、キツイけれども、たまになら…」
ジョミー「ブルーがお茶を点てると言ったら、逃げそう…」
いいと思うよ、とジョミー君が立てる親指。
ジョミー「安全圏な場所が増えるし、本格的にさ…」
サム 「やってくれよな、テーマも決めてよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
元老寺に行く前に、ゲームオーバーしそう、という悲鳴。
Aブルー「聞いてるだけでも、キツそうだしさ…」
ブルー 「心得事だし、我慢したまえ」
キース 「親父も、大いに期待してるし…」
是非とも作法を学んで欲しい、とキース君、ズイと。
キース 「ぶるぅ、茶室の用意をしてくれ」
ぶるぅ 「オッケー! テーマは何にするの?」
ブルー 「何にしようか、五月だしね…」
キース 「端午の節句は過ぎてしまったし…」
何にすべきか、とキース君が顎に当てる手。
キース 「青葉でいくのも、いいと思うが」
Aブルー「それなら分かるよ、初ガツオだよね?」
シロエ 「素人のぼくでも、違うと思いますけど?」
Aブルー「青葉なんかは、食べられないしさ…」
初ガツオの方だと思うんだけど、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「初ガツオをメインに、やるわけだろう?」
キース 「ここまで馬鹿だと、やり甲斐があるな」
ブルー 「正直、ぼくも楽しみだねえ…」
青葉でいこう、とゴーサインですけど。
お茶室で、お点前…。
2026/05/28 (Thu)
☆料理付きで茶席
GWはシャングリラ号だった面々、安全圏だったのが宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、キース君の家もそうだとか。
ぶるぅ 「んとんと、お茶室の準備、青葉でいいよね?」
ブルー 「初ガツオなんて、有り得ないテーマだしね」
キース 「まったくだ。精進料理とも繋がりがあるし…」
茶懐石料理のルーツは寺だぞ、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「流石に、今日は料理までは出ないだろうが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ やるんだったら、用意するよ!」
ブルー 「嫌がらせを極めるためだし、それもいいかもね」
みんなはどうする、と生徒会長の問い。
ブルー 「本格的なヤツだと、料理も出るわけで…」
一同 「「「ええっ!?」」」
お点前だけじゃないのか、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「会長、料理って、どんなヤツなんです?」
ぶるぅ 「んーとね、見た目重視で、上品で…」
キース 「量も少なくて、おかわりなんぞは無い」
一同 「「「うーん…」」」
聞いただけでも厳しそうだ、と考え込むしかない料理。
Aブルー「あのさ…。その料理に、初ガツオは?」
キース 「あるわけなかろう、さっきも言った通りで…」
ブルー 「ルーツは精進料理なんだよ、使うとでも?」
使うとしたら青葉になるね、と生徒会長。
ブルー 「ぶるぅ、今日の趣向は青葉だから…」
ぶるぅ 「青葉が映えるお料理、揃えるんだね?」
キース 「菓子の方も、青葉で頼みたい」
ぶるぅ 「オッケー!」
今から急ぎで頼んで来る、と扉の方へ。
ぶるぅ 「人数分でいいのかな?」
ブルー 「お土産用にも、頼んでくれるかな?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「普段のお菓子には、使っていない店だよ?」
記念のお土産用に、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「受注生産で、頼んだ分しか作らないからね」
Aブルー「それはいいけど、怖そうな気しかしなくって…」
ぼくはどうなってしまうわけ、と聞いてますけど。
ゲストですよね?
2026/05/29 (Fri)
☆ゲストには上席
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない世界。
安全圏だったわけで、キース君の家も同じ条件という事情。
キース 「具体的には、茶席のマナーを仕込まれるわけだ」
ブルー 「料理まで用意するとなったら、手抜き無しだね」
正式な席でも通用するレベルに仕上げる、と生徒会長。
ブルー 「反対な人がいたら、手を挙げてくれたまえ」
シロエ 「えっとですね…。巻き添え組はどうなります?」
サム 「正座さえしてりゃ、他はお目こぼしかよ?」
まさか俺たちもマナーを学ばされるんじゃあ、という質問。
サム 「大学の授業は諦めるしかねえんだけどよ…」
スウェナ「今のところは、遠慮したいわけね?」
ジョミー「そう言うスウェナは、どうなのさ?」
スウェナ「ちょっとくらいは、知りたい気もするけれど…」
お茶席つきのイベもあるでしょ、とスウェナちゃんの言。
スウェナ「舞妓さんが運んで来るとか、お寺の庭とかを…」
Aブルー「拝観しながらのヤツなら、ノルディと一緒に…」
サム 「経験済みなら、いいじゃねえかよ」
キース 「雰囲気は知っているんだな?」
しかし、とキース君、腕組み。
キース 「ああいった席は、外国からの観光客も多いし…」
ブルー 「作法なんかは、知ってなくても済む世界でさ…」
君だって浮かなかっただろう、と生徒会長、ピシャリと。
ブルー 「とにかく、キースの家で、お正客を…」
キース 「勤められる程度までには、なって欲しいね」
一同 「「「は?」」」
何の話だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「お正客って、何のことですか?」
マツカ 「メインゲストですけど、作法は必須になります」
お手本的な立場ですから、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「心得がある人にしたって、緊張しますよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「親父が、末席に回すとでも?」
ブルー 「お正客だね」
頑張って勤めてくれたまえ、と笑顔ですけど。
出来るんですか…?
2026/05/30 (Sat)
☆逃げるなら茶室
GWはシャングリラ号だった面々、迷惑な人が来ない場所。
地上にも欲しくなるわけで、浮上したのがキース君の家で。
Aブルー「そんなの無理だし、末席でいいってば!」
シロエ 「いえ、一番のゲストですしね」
ジョミー「最高の席に行くのがいいと思うよ」
サム 「そうだぜ、キースの親父さんも期待してるしよ」
作法を覚えて行くべきだぜ、とサム君も。
サム 「覚えといても、損はねえしよ」
Aブルー「損してもいいから、末席を希望なんだよ!」
スウェナ「何を言うのよ、名誉な席なんでしょ?」
Aブルー「末席にしてくれるなら、行ってもいいけど…」
此処で練習も要らなさそうだし、とソルジャー、逃げ腰。
Aブルー「お茶はともかく、料理とかは気になるしさ…」
キース 「本当に、末席でいいんだな?」
Aブルー「それでお願い! もちろん今日もね!」
一番の席は、君かマツカに譲るから、と謙虚な姿勢。
Aブルー「キースもマツカも、楽勝だよね?」
キース 「分かった。ブルー、こいつがトリになるそうだ」
ブルー 「オッケー! ぶるぅ、お菓子の注文をね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 青葉で多めに作って貰うね!」
お土産用に、と跳ねてゆくお子様。
ぶるぅ 「何個がいいかな、お土産、みんなの家族分だし」
キース 「トリのこいつには、褒美用に、多めがいいかと」
ブルー 「あれはあれで、難しい席だしね」
一同 「「「は?」」」
なんで末席が、と皆がポカーン。
Aブルー「もしかして、末席、難しいのかい…?」
キース 「茶席の締めくくりは、其処になるしな」
ブルー 「お正客の次くらいには、緊張する席だよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お茶席の話は無しに出来るかな、とソルジャー、真っ青。
Aブルー「キースの家に出掛ける話も、無かったことに…」
シロエ 「マジですか?」
サム 「茶室、安全圏らしいぜ、最高だよな」
次から茶室だ、と盛り上がってますけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/05/31 (Sun)
☆安全圏だった船
さて、5月。GWはシャングリラ号で過ごした、御一同様。
週末は生徒会長宅に集って、思い出話などに興じてまして。
シロエ 「あの船、やっぱり、最高ですよね!」
サム 「機械弄りが趣味なヤツだと、俺たち以上によ…」
ジョミー「楽しいだろうね、お目にかかれない系のさ…」
機械が詰まった宇宙船だし、とジョミー君が眺める窓の方。
ジョミー「ワープドライブの仕組みなんかは、謎だしさ…」
キース 「仕方なかろう、別の世界の宇宙船だしな…」
ブルー 「とはいえ、船のクルーは把握してるよ」
日常生活と乖離しすぎているらしいけれどね、と生徒会長。
ブルー 「シャングリラだと、当たり前の暮らしがさ…」
シロエ 「地球じゃ、通用しませんからねえ…」
サム 「通信用のシステムからして、大違いでよ…」
ジョミー「内線呼び出し、サイオンを使うらしいよね…」
個人的なヤツじゃなくって、力を纏めて、という相槌。
ジョミー「増幅用の機械は要るけど、エネルギーはさ…」
サム 「とんでもねえレベルで、要らねえってな…」
キース 「異世界の技術の塊というのは、それだけでも…」
分かるんだが、とキース君が顎に当てる手。
キース 「それだけの船を持っていながら、あの馬鹿は…」
ジョミー「入りびたりっていいほど、こっちに来るよね…」
シロエ 「そういう意味でも、シャングリラ号、最高です」
あの船にだけは来ませんから、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「自分の仕事を、連想させるせいでしょうねえ」
サム 「なるほどなあ…。殆ど同じと聞いているしよ」
ジョミー「非現実の世界を楽しむどころか、真逆でさ…」
ブルー 「来たくないのは、火を見るよりも…」
明らかだよね、と生徒会長も。
ブルー 「かと言って、ぼくたちが引っ越すわけにも…」
シロエ 「いきませんよね、宇宙船では…」
キース 「安全圏なら、地上にもあると思うが?」
俺が思うには、と数珠レットを繰ってますけど。
何処に…?
2026/05/01 (Fri)
☆安全圏なら学校
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の良さを語る間に、安全圏な話になった今。
ジョミー「地上にも安全圏って、学校のことだよね?」
サム 「そういや来ねえな、学校も、ぶるぅの部屋も」
シロエ 「結界なんかは、張っていないと思いますけど」
ブルー 「張っていないね、一般の学校と変わらないよ」
セキュリティーはキチンとしてるけれどさ、と生徒会長。
ブルー 「魔物なんかは想定外だし、結界は不要ってね」
サム 「一種の魔物みてえなモンでは、あるけどよ…」
シロエ 「結界が無いなら、入れますよね…」
ジョミー「理由は謎だけど、来ない事だけは確実!」
これだけの年数、付き合っていても、来ない、という指摘。
ジョミー「とはいえ、学校で暮らすのも、キツそうだし…」
サム 「寮の方でも、出ねえだろうとは思ってもよ…」
シロエ 「何が悲しくて、寮生活になるんですか…」
スウェナ「男子寮と女子寮、離れてる上、門限とかも…」
容赦なく存在しているわよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「食事にしたって、寮生、全員、同じメニューよ」
シロエ 「アレルギーの有無で、分かれる程度でしょう」
サム 「正直、入りたくはねえぜ…」
キース 「修行道場よりはマシだが、俺も遠慮したい」
ヌシもいるしな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「とんでもない年数、在籍している大先輩が…」
サム 「欠席大王の、ジルベールとかだよな…」
ジョミー「番を張ってるらしいっていう、噂だよね…」
シロエ 「特別生な身分は、ぼくたちも同じですけど…」
勝てる気が全くしませんよ、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「寮生活を始めるくらいだったら、現状維持で…」
サム 「ババはキースに丸投げしといて、円満によ…」
ジョミー「暮らしてくのが、いいと思うよね…」
キース 「なんてヤツらだ、泣けて来る…」
俺を犠牲にするつもりか、と唸ってますけど。
既にそう…。
2026/05/02 (Sat)
☆紹介だそうです
毎年恒例、GWはシャングリラ号で過ごした面々ですけど。
シャングリラ号に来ないのが、迷惑すぎる人だという事実。
キース 「俺に丸投げすると言うなら、紹介しないぞ」
一同 「「「は?」」」
何を、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「紹介しないって、誰を誰にですか?」
ジョミー「多分、誰にの方は、ぼくたちじゃないかな?」
スウェナ「文脈としては、そうなりそうよね」
サム 「けどよ、今の話と、どう繋がるんだよ?」
話が全く見えて来ねえぜ、とサム君が広げる両手。
サム 「俺たちがしてたの、安全圏の話だったよなあ?」
ジョミー「シャングリラ号と学校だけは、来ないってね」
シロエ 「両方に共通している人なら、紹介は不要ですよ」
スウェナ「ブルーと、ぶるぅになるものね…?」
他は教頭先生だとか、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「ブリッジクルーだと、ゼル先生に、ブラウ先生」
サム 「グレイブ先生みてえに、無関係な先生もよ…」
シロエ 「いるわけですから、ブルーと、ぶるぅが…」
ガチで共通項なんだと思います、とシロエ君の分析。
シロエ 「わざわざ、紹介して貰わなくても、知ってます」
ジョミー「ぼくたち全員、長いお付き合いだしね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 入学式の日からだもんね!」
付き合いの長さは、みんなおんなじ、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「ぼくのお部屋も、出入り自由だもーん!」
サム 「キースが言う意味、分からねえぜ?」
シロエ 「本当に…。あっ、もしかして…!」
若干一名、忘れていました、とシロエ君が小さくする声。
シロエ 「学校とも、シャングリラ号とも、共通な人で…」
サム 「先生以外に、誰かいるのかよ?」
思い当たる人がいねえぜ、とサム君が見回す部屋の中。
サム 「誰かいたっけ、思い付かねえよ…」
シロエ 「思い出したくない気持ちは、分かりますけど…」
本当に一人いるんですよ、と言ってますけど。
誰のことだと…?
2026/05/03 (Sun)
☆紹介される人物
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の思い出を語る間に、安全圏というブツが。
ジョミー「いったい誰が、共通なわけ?」
サム 「学校と、シャングリラ号とを、掛け持ちでよ…」
スウェナ「こなす人って、全員、知っている筈よ?」
シロエ 「嫌というほど、ご存知かと思いますけど…」
校医ですから、とシロエ君が指差す学校の方向。
シロエ 「自分の病院、持ってますから、普段は他所で…」
ジョミー「それって、例のエロドクターじゃあ?」
シロエ 「他に誰がいますか、校医ですよ?」
一同 「「「うーん…」」」
確かに忘れがちではある、と納得せざるを得ない人物。
サム 「でもよ、あいつ、迷惑なヤツと仲良しでよ…」
ジョミー「お小遣いを貢いで、デート三昧だよ?」
スウェナ「安全圏の逆なヤツでしょ、どう考えても…」
シロエ 「そうなんですけど、他に心当たりが皆無で…」
紹介が要るような人を知りません、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「お医者さんだと、お坊さんとも繋がりが…」
サム 「だよなあ、仏様が出たら、お世話になるしよ…」
ジョミー「もしかして、キース、個人的にさ…」
知り合いだったりするのかな、とジョミー君も。
ジョミー「別荘、沢山、持ってるらしいし…」
シロエ 「中には、例の人が避けている場所があるかも…」
しれませんしね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「イマイチ水が合わないだとか、そういうので」
一同 「「「あー…」」」
無いとは言えないケースかも、と考え込んでいる面々。
ジョミー「水の問題、割と大きいらしいね」
シロエ 「合わない場所だと、温泉とかもダメですし…」
そういう別荘、紹介かもです、とシロエ君の説。
シロエ 「キース先輩、合っていますか?」
キース 「なんだって俺が、あんな野郎と…!」
ジョミー「違うんだったら、誰を…?」
紹介してくれるつもりなわけ、と聞いてますけど。
誰を…?
2026/05/04 (Mon)
☆同業者だそうです
GWはシャングリラ号だった面々、生徒会長宅に集う週末。
迷惑な人が来ない世界で過ごしたわけで、安全圏ですけど。
サム 「お前、意外に顔が広いんだけどよ…」
シロエ 「大迷惑な人が、避けて通る場所は、そうそう…」
存在しないと思うんですけど、とシロエ君が振っている首。
シロエ 「とはいえ、紹介して貰えるんなら、ババの件…」
ジョミー「キースに丸投げってヤツは、白紙撤回する!」
サム 「俺も賛成させて貰うぜ、んで、誰なんだよ?」
紹介してくれるってえ人は、とサム君の問い。
サム 「やっぱ、アレかよ、同業者かよ?」
キース 「それ以外に何か、あると思うのか?」
一同 「「「うーん…」」」
お坊さんか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「まさか、座禅の宗派の、厳しい人でしょうか?」
ジョミー「ありそうだよね、そういうトコには、絶対に…」
サム 「来るわけねえよな、あいつら…」
スウェナ「そうなんだけど、私たちだって、遠慮したいわ」
安全安心な場所だとしても、とスウェナちゃん。
スウェナ「確か、朝ご飯、薄いお粥と、タクアンでしょ?」
シロエ 「そう聞きますよね、ついでに三食、精進で…」
サム 「何が出ようが、残せねえっていう話もあるしよ」
一同 「「「は?」」」
普通に精進料理じゃないのか、と誰もがキョトン。
シロエ 「精進料理、トンデモな料理、ありましたっけ?」
ぶるぅ 「んとんと、基本、普通だと思うの!」
ジョミー「不味いって意味なら、分かるんだけど…」
サム 「すり鉢カレーとか、桶豆腐とか、そんなんで…」
食い切れねえ量がドンと、とサム君が竦める肩。
サム 「料理担当のヤツの、匙加減でよ…」
シロエ 「嫌がらせですか、残せない世界ですよね?」
キース 「残そうものなら、後で呼び出し、古参が怒鳴る」
ジョミー「じゃあ、嫌がらせ…」
サム 「伝統的な行事らしいぜ…」
新入り用の歓迎イベで、と言ってますけど。
歓迎イベ…?
2026/05/05 (Tue)
☆怖すぎる歓迎イベ
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
大迷惑な人を避けられる安全圏について、お坊さんな説が。
シロエ 「歓迎イベで、無理やり食べさせるんですか?」
サム 「座禅の宗派の伝統、考えてみれば分かるぜ」
ジョミー「どういう意味さ?」
サム 「三食、粗食で、量だって少しだけでよ…」
おかわり出来ると思うのかよ、とサム君の問い。
サム 「キースの宗派にしたって、変わらねえぜ」
ジョミー「ちょ、マジで!?」
サム 「キース、そうだよなあ?」
キース 「修行道場の食事は、その通りだった」
大柄だろうが、小柄だろうが、量は同じだ、とキース君。
キース 「幸い、俺は標準体形で、助かったんだが…」
シロエ 「それでも、道場明けにマックでしたよね?」
キース 「行ったまではいいが、ヘビーすぎてだ…」
ジョミー「お目当てだったヤツは、ダメだったんだっけ…」
胃袋が縮んだ結果だよね、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「修行道場、ぼくは絶対、行かないってば!」
キース 「まあ、その話は、横に置いてだ…」
サム 「歓迎イベってヤツを聞けよな」
いわゆる大盤振舞いだぜ、とサム君の言。
サム 「おかわりも出来ねえ世界で、食い放題で…」
シロエ 「残せないなら、食べ放題とは言えませんよ!」
スウェナ「ビュッフェにしたって、好きな量だけ食べて…」
お腹一杯になったらオッケーなのよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「普段の食事が少ないからって、残せないのは…」
ジョミー「嫌がらせだよね…」
サム 「歓迎イベの時期ってヤツが、大切でよ…」
ハードな修行の前にあるらしいぜ、とサム君、フウと溜息。
サム 「体力勝負の修行になるから、食いだめでよ…」
シロエ 「すり鉢カレーって、サイズですか?」
ジョミー「まさか、桶豆腐も?」
サム 「すり鉢も、桶も、器で、ドンと盛られてよ…」
全部食うしか、と恐ろしいイベらしいですけど。
怖すぎ…。
2026/05/06 (Wed)
☆保証される食事
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと認識。
けれど引っ越せないわけで、安全圏は地上にもあるそうで。
シロエ 「そんな所が安全圏でも、困りますから!」
ジョミー「ぼくたちが行った場合は、新入り扱いだしね…」
サム 「キースの紹介だったら、違うかもだぜ」
スウェナ「歓迎イベは無いにしたって、行きたくないわよ」
座禅の宗派のお寺なんて、とスウェナちゃん、キッパリ。
スウェナ「三食、粗食は、変わらないでしょ?」
サム 「寺でやってる宿坊とかだと、マシな筈でよ…」
シロエ 「ホテルを持ってるトコもあるのは、話だけは…」
ジョミー「聞いたことはあるけど、どうなのかな…」
やっぱり精進料理なんじゃあ、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「紹介されても、安全圏でも、食事は大事でさ…」
キース 「その点だったら、保証するが?」
一同 「「「は?」」」
キース 「特に希望を出さない限りは、飯は普通で…」
フライなんぞも、普通に出るが、とキース君の太鼓判。
キース 「強いて言うなら、朝飯にパンが出ない程度で…」
シロエ 「縛りがあるのは、其処だけですか?」
キース 「基本、昼食は出していないが、連泊の場合は…」
厨房の方で、簡単なものを、という説明。
キース 「凝った料理を作らないだけで、うどんとか…」
サム 「蕎麦とか、丼かよ?」
キース 「そういうことだな、精進料理にも限らんし…」
飯の事情は心配無用、とキース君。
キース 「もちろん、飯はおかわり出来るぞ」
シロエ 「本当ですか!?」
キース 「料理の方も、多めに作ってあるものだから…」
サム 「頼めば、追加、出て来るわけな?」
実費程度で、とサム君の問い。
サム 「それとも、追加、まさかのタダ飯かよ?」
キース 「残しておいても、傷むだろうが」
ジョミー「其処に紹介してくれるわけ?」
キース 「まあな…」
お前たちが希望するのなら、と言ってますけど。
好条件なのでは…?
2026/05/07 (Thu)
☆避けて通る場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だったことを認識。
とはいえ引っ越すのは無理で、キース君が地上で提供な話。
シロエ 「本当に、あの人、来ないんですね?」
キース 「長い年月、ヤツを見てはいるが、明らかに…」
避けているぞ、とキースが繰る数珠レット。
キース 「御本尊様の目がある場所では、キツイのかもな」
シロエ 「お寺には、欠かせないのが、御本尊様ですしね」
サム 「罰が当たりそうで、避けてやがるとか?」
キース 「理由は知らんが、用があっても、済み次第…」
着発で消えていることは保証する、と頼もしい言葉。
キース 「着発どころか、姿も見せない勢いで消えるな」
サム 「いいじゃねえかよ!」
シロエ 「正真正銘、安全圏に違いないです!」
ジョミー「紹介してくれる見返り、何か要るのかな?」
ぼくたちも、お小遣いは少なくて、とジョミー君の問い。
ジョミー「学校の宿題とかでも、頭はキースの方がさ…」
シロエ 「遥かにいいとは言いませんけど、勝てません!」
ぼくも頭脳には自信があるんですが、とシロエ君の苦笑い。
シロエ 「勝負となったら、負けるんですよね…」
サム 「シロエでダメなら、俺が敵うわけがねえよ」
スウェナ「紹介の条件、何なのよ?」
キース 「コレと言うヤツは、特に無いな」
朝の掃除でも手伝って貰えれば、という答え。
キース 「掃き掃除とか、雑巾がけとか、単純な作業で…」
一同 「「「あー…」」」
お寺だったら、ありがち、と誰もが納得。
サム 「んじゃよ、宿泊料とかは、掃除で払うのかよ?」
キース 「そうだが?」
ジョミー「お金は、払わなくていいんだ?」
キース 「もちろんだ」
食費も、労働だけで支払い可能、とキース君、キッパリ。
キース 「それで、紹介を希望するのか?」
シロエ 「例の迷惑な人が、避ける場所でしょう?」
サム 「美味しすぎるぜ!」
紹介して貰うべきだよな、と見回してますけど。
反対の声は…?
2026/05/08 (Fri)
☆嫌すぎる安全圏
GWはシャングリラ号だった御一同様、安全圏だった宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、そういう場所があるそうで。
ジョミー「紹介して貰うしかないってば!」
シロエ 「労働の方は我慢しますよ、普通っぽいですし」
サム 「そういや、その点、聞いてねえよな…」
ヘマをやったら、お仕置きかよ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「寺な以上は、容赦しねえってか?」
キース 「無いと思うぞ、身内じゃないしな」
一同 「「「は?」」」
身内とは、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「あのぅ…。お寺の修行は、他所へ出ますよね?」
ジョミー「自分の家では、出来ないって聞くよね」
サム 「厳しい宗派だと、数年間は、家を離れる筈だぜ
スウェナ「修行を始める前だと、家にいそうよ?」
中学生とか、とスウェナちゃんの意見。
スウェナ「その頃だったら、失敗した時は、雷かもよ」
キース 「家によるんだろうが、俺の場合は厳しかったな」
しかし…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ゲストとなったら、手加減するかと…」
一同 「「「ゲスト!?」」」
まさか、と声がひっくり返った全員。
シロエ 「紹介するって、先輩の家のことですか!?」
サム 「宿坊、やっていたよな…」
ジョミー「キースの家が、安全圏!?」
そんな馬鹿な、と皆がドン引き。
スウェナ「ババを引きまくる人の家が、安全なわけが…」
シロエ 「あるわけないです、冗談でしょう!」
キース 「だが、本当に姿を見せないか、着発で…」
用だけ済ませて退散するぞ、とキース君、目がマジ。
キース 「よほど苦手な場所で、避けてやがって…」
シロエ 「先輩の家で、暮らすんですか…?」
朝晩、お経を読んだりして、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「あんまり嬉しくないんですけど…!」
キース 「嫌なら別に、来なくてもいいが?」
一同 「「「うーん…」」」
どうするべきか、と考え込んでしまってますけど。
難問…。
2026/05/09 (Sat)
☆郊外で宿坊ライフ
GWを宇宙で過ごした御一同様、宇宙は安全な場所と判断。
迷惑すぎる人が来なくて最高ですけど、地上にもあるとか。
ジョミー「キースの家って、アルテメシアの郊外だっけ…」
シロエ 「割と不便で、バスの本数だって、少ないですね」
サム 「行く時、時刻表のチェック、欠かせねえよな」
スウェナ「乗り損ねたら、次のバスが来るまで、バス停…」
市街地だったら有り得ないわ、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「同じようなルートを走るバスとか、あるでしょ」
サム 「あの辺りには、ソレもねえしよ…」
シロエ 「最寄りのコンビニ、徒歩圏外でしょう?」
キース 「失礼なことを言うな、立派に徒歩圏内だ!」
小学校と同じくらいの距離だぞ、とキース君の反論。
キース 「スクールバスなどがある、ド田舎とは違う!」
ジョミー「歩いて通っていたってことだよね?」
キース 「当然だろうが!」
断じて不便な田舎ではない、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「宿坊にしても、隠れ里とは呼ばれていないぞ」
シロエ 「そうかもですけど、色々とですね…」
サム 「考えちまうトコはあるよな、安全圏でもよ…」
マツカ 「あの…。よろしかったら、通学用に車を…」
御用意させて頂きますが、とマツカ君の控えめな申し出。
マツカ 「部活のある方と、帰宅組とで、分けてですね…」
ジョミー「有難いけど、その話、受けたら、確定だよね…」
シロエ 「そうなるでしょうね、宿坊ライフで…」
サム 「毎朝、本堂と境内の掃除で、お勤めつきでよ…」
宿坊と言うより、お寺ライフだぜ、とサム君が震わせる肩。
サム 「キースと出会った年の夏休みに、行ってよ…」
シロエ 「会長だけが、VIP待遇でしたね…」
でも、あの時は、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「掃除とかは、全く、しませんでした」
ジョミー「家に遊びに行っただけだったしね…」
だけど今度は、ガチで宿坊ライフ、と呻いてますけど。
辛そう…。
2026/05/10 (Sun)
☆設備が気になる
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙なら安全らしい件。
迷惑すぎる人が来なくて、地上にも欲しい安全圏ですけど。
キース 「どうするつもりだ、俺の家に来るのか?」
サム 「宿坊だよなあ、庫裏じゃなくてよ」
シロエ 「宿泊用の施設ですから、マシなんでしょうか?」
ジョミー「普段、泊まるの、庫裏だしね…」
年末年始も、夏休みに最初に行った時にも、とジョミー君。
ジョミー「宿坊だったら、一人部屋とか、いけるのかな?」
キース 「設備としては、当然、シングルもアリだが」
シロエ 「お風呂とトイレは、どうなんです?」
一同 「「「あー…」」」
共用ということもありそう、と思い当たる節はドッサリ。
サム 「修行道場、風呂に入るのも、キツイらしいぜ」
ジョミー「どういう意味でさ?」
サム 「時間厳守で、汗を流せたら、御の字でよ…」
キース 「私語は禁止で、ゆっくり浸かれる時間も無いな」
洗うだけで時間切れだぞ、と経験者ならではの台詞。
キース 「他のヤツらは坊主頭で、楽勝だったが…」
シロエ 「そういえば、髪の毛、誤魔化してましたっけ…」
ジョミー「坊主頭に見えるようにさ、サイオンで…」
キース 「出来たわけだが、風呂が大変で…」
正直、髪が傷んだんだぞ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「シャンプーなんぞは、持っていないし…」
シロエ 「石鹸で洗っていたんですね?」
サム 「そりゃ、傷むよなあ…」
キース 「ついでに言うなら、時間不足で、石鹸の泡を…」」
落とし切れない日も多かった、と深い溜息。
キース 「無い筈の髪を、丁寧に洗うなど、注目の的で…」
ジョミー「それを避けるには、手早くなんだ?」
キース 「頭から、湯を、ザッとかぶって…」
それで終わりの時もあったぞ、と激白。
キース 「傷まない方が、どうかしている」
シロエ 「お気の毒です。それで、宿坊には…」
大浴場しか無いんでしょうか、と聞いてますけど。
お風呂事情…。
2026/05/11 (Mon)
☆泊めて貰える場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない場所。
安全圏なのが確実とはいえ、引っ越すわけにはいかない件。
キース 「ユニットバスなら、各部屋にあるが」
シロエ 「それなら、お風呂とトイレは安心ですね」
サム 「やっぱ、共用はキツイしよ…」
ジョミー「二泊三日とかなら、いけるんだけどさ…」
まるっと引越しもどきだと厳しいよね、とジョミー君も。
ジョミー「お風呂くらいは、好きな時間に入りたいしさ…」
キース 「誰が、宿坊に泊めると言った?」
一同 「「「は?」」」
キース 「寺の大事な収入源だぞ、泊まりたいなら金だ!」
正規の料金を支払って貰いたい、とキース君、目がマジ。
キース 「マツカが纏めて引き受けるにしても、割引は…」
マツカ 「無いわけですね、ぼくは気にしませんけど…」
おいくらでしょう、とマツカ君の問い。
マツカ 「広い部屋だと、やはり高めになりますか?」
キース 「そうだな。しかし、シングルも、値段の方は…」
サム 「高いのかよ?」
キース 「寺という場所で、個室は、厚かましすぎる!」
その精神で、高めに設定している、と副住職、即答。
キース 「当然、部屋の数も少ないわけで、人数分は…」
ジョミー「揃わないって!?」
キース 「スウェナ用に、一部屋、必須になるし…」
仮に、スウェナが、他の女性客と相部屋でも、と折る指。
キース 「ジョミーとサムと、マツカとシロエで四人分だ」
シロエ 「足りないんですね…?」
キース 「部屋数自体は、もっとあるんだが、長期間は…」
占拠されると、親父が怒るぞ、と出て来た、恐ろしい名前。
キース 「一泊くらいだったら、許容出来ても…」
サム 「連泊となったら、アウトなのかよ?」
キース 「普通に泊まりたい方に、ご迷惑がかかるからな」
ジョミー「それじゃ、泊めてくれる場所って、まさか…」
シロエ 「ご自宅でしょうか?」
年末年始に泊めて頂く庫裏、と質問ですけど。
庫裏ですか…?
2026/05/12 (Tue)
☆保護者が問題
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れない場所で、聞けば地上にもあるらしくて。
キース 「親父の目が、行き届くという点からしても…」
サム 「なんで、親父さんの名前が出て来るんだよ!」
ジョミー「泊めてくれるの、キースだよね?」
キース 「お前たち、自分の立ち位置を考えてみろ!」
俺と違って、独立していない、とキース君が突き付ける指。
キース 「俺の場合は、寺があるから、家にいるだけで…」
シロエ 「言われてみれば、社会人ですよねえ…」
キース 「俺と同じで副住職でも、嫁を貰ったら別居で…」
他所に自宅で、通うヤツもいるんだ、とキース君。
キース 「俺にしたって、高校生でなければ、今頃はだ…」
ジョミー「お嫁さんを貰って、他所にいるって!?」
サム 「そういや、昔は、家を出るってよ…」
シロエ 「言ってましたね、我慢して同居なわけですか…」
薄給なせいで独立出来なくて、とシロエ君、同情モード。
シロエ 「それに比べると、ぼくたちは親元暮らしで…」
サム 「家を出るとか、思い付かねえ感じだよなあ…」
キース 「分かったか!」
他所のお子様を預かるわけだ、とキース君が見回す部屋。
キース 「親父には、監督責任が出来るんだぞ!」
シロエ 「保護者から預かる形になるんですね…」
キース 「食わせる義務から、無茶をしないか見守りも…」
親父の役目になって来るぞ、とキース君、腕組み。
キース 「宿坊に泊めて、何かあったら親父の責任だ!」
サム 「酒の飲み過ぎで、救急搬送とかかよ!?」
ジョミー「庫裏にいたって、飲む人は飲むよ!」
シロエ 「お正月とか、無礼講ですし…」
みんな揃って飲んでますけど、とシロエ君の反論。
シロエ 「叱られた覚え、ありませんから!」
スウェナ「当たり前だろうが、親父が同席してるんだぞ!」
一同 「「「あー…」」」
監督付きで酒宴だったか、と納得するしかない理由。
ダメかも…。
2026/05/13 (Wed)
☆キツそうな庫裏
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全な場所で生活を希望。
迷惑な人が現れない所を、キース君が紹介するんですけど。
シロエ 「庫裏に泊まるなら、制約、多そうですよね…」
サム 「個室どころか、大部屋じゃねえか…」
キース 「年末年始に、部屋の文句は聞いていないが?」
毎年、大部屋で年越しと正月で、と副住職のツッコミ。
キース 「合宿気分で盛り上がっていて、次の日の朝は…」
ぶるぅ 「お寝坊さんだよね、毎年、起こしてるもん!」
廊下を跳ねて、あけおめの挨拶、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「明けましておめでとう、起床、起床ーっ!って」
ジョミー「そうなんだけどさ、アレは非日常でさ…」
サム 「大晦日と元日だけの泊まりで、帰宅するしよ…」
シロエ 「合宿気分が抜けないままで、名残惜しくて…」
帰った次の日、初詣で会うと嬉しいんです、とシロエ君。
シロエ 「ですが、庫裏での長期滞在になった場合は…」
サム 「名残惜しいどころか、早く解散したくてよ…」
ジョミー「家に帰る日、待ち遠しいよね…」
スウェナ「学校がある日は、帰れないものね…」
土日を待つしか、とスウェナちゃんの悪い顔色。
スウェナ「下手な寮より、キツイんじゃないの…?」
キース 「やかましい! 嫌ならサッサと断ってくれ!」
一同 「「「うーん…」」」
断ったが最後、次は無いな、と誰もが考え込む場面。
シロエ 「きっと、最初で最後のチャンスですよね…」
サム 「キースの機嫌を損ねちまったら、次はねえぜ…」
ジョミー「穏便に、保留とかは無理かな…」
??? 「泊まっちゃえば?」
かまわないよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「お寺ライフで、庫裏で暮らせば?」
シロエ 「何処から湧いて出たんですか!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間から!」
サム 「安全圏、やっぱ、欲しいぜ、こうだしよ…」
大抵の場所に湧いて出るしよ、と呻いてますけど。
その通り…。
2026/05/14 (Thu)
☆縛りのある場所
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れないわけで、キース君の家も同じらしくて。
Aブルー「キースの家が安全圏なのは、保障するよ」
キース 「ほら見ろ、本当だっただろう!」
一同 「「「うーん…」」」
ガチで安全圏だったのか、と分かりはしても、お寺ライフ。
シロエ 「お墨付きですけど、イイネする気になれません」
ジョミー「ぼくも…」
サム 「俺も、言った舌の根が乾いてねえけど…」
キースの家で暮らすチョイスは、ちと、とサム君も苦い顔。
サム 「安全圏ってヤツは、欲しいけどもよ…」
スウェナ「キースの家で寝泊まりするとか、無理すぎるわ」
シロエ 「朝夕のお勤めがあって、境内とかの掃除もです」
ジョミー「嬉しくない気分、満載って気しか…」
食事も宿坊とは違うよね、とジョミー君の問い。
ジョミー「家庭料理で、お寺ライフに特化しててさ…」
シロエ 「精進ではないと思いますけど…」
サム 「ぶっちゃけ、縛りはあると思うぜ」
キース 「当然だろうが!」
焼肉は食えんと思っておけ、とキース君、ピシャリ。
キース 「食えたとしたなら、調理済みのだ」
一同 「「「は?」」」
キース 「焼肉の匂いが、寺からするのはマズイしな…」
宿坊の厨房で焼いて貰って持ち帰り、と解説が。
キース 「野菜だけなら、ホットプレートもアリだが…」
シロエ 「肉は、温め直しも、レンジですか!?」
キース 「でないと、匂いが漂うわけで…」
肉はレンジだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「一番デカい縛りが、その辺りだな」
Aブルー「思った以上に、厳しい世界らしいね…」
キース 「なんなら、あんたも参加するか?」
俺は構わん、と太っ腹な申し出。
キース 「人数くらいは、一人増えても違いは無いし」
サム 「イイネすべきか、迷うトコだぜ…」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お寺ライフに巻き込む気かい、と引いてますけど。
巻き添え?
2026/05/15 (Fri)
さて、5月。GWはシャングリラ号で過ごした、御一同様。
週末は生徒会長宅に集って、思い出話などに興じてまして。
シロエ 「あの船、やっぱり、最高ですよね!」
サム 「機械弄りが趣味なヤツだと、俺たち以上によ…」
ジョミー「楽しいだろうね、お目にかかれない系のさ…」
機械が詰まった宇宙船だし、とジョミー君が眺める窓の方。
ジョミー「ワープドライブの仕組みなんかは、謎だしさ…」
キース 「仕方なかろう、別の世界の宇宙船だしな…」
ブルー 「とはいえ、船のクルーは把握してるよ」
日常生活と乖離しすぎているらしいけれどね、と生徒会長。
ブルー 「シャングリラだと、当たり前の暮らしがさ…」
シロエ 「地球じゃ、通用しませんからねえ…」
サム 「通信用のシステムからして、大違いでよ…」
ジョミー「内線呼び出し、サイオンを使うらしいよね…」
個人的なヤツじゃなくって、力を纏めて、という相槌。
ジョミー「増幅用の機械は要るけど、エネルギーはさ…」
サム 「とんでもねえレベルで、要らねえってな…」
キース 「異世界の技術の塊というのは、それだけでも…」
分かるんだが、とキース君が顎に当てる手。
キース 「それだけの船を持っていながら、あの馬鹿は…」
ジョミー「入りびたりっていいほど、こっちに来るよね…」
シロエ 「そういう意味でも、シャングリラ号、最高です」
あの船にだけは来ませんから、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「自分の仕事を、連想させるせいでしょうねえ」
サム 「なるほどなあ…。殆ど同じと聞いているしよ」
ジョミー「非現実の世界を楽しむどころか、真逆でさ…」
ブルー 「来たくないのは、火を見るよりも…」
明らかだよね、と生徒会長も。
ブルー 「かと言って、ぼくたちが引っ越すわけにも…」
シロエ 「いきませんよね、宇宙船では…」
キース 「安全圏なら、地上にもあると思うが?」
俺が思うには、と数珠レットを繰ってますけど。
何処に…?
2026/05/01 (Fri)
☆安全圏なら学校
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の良さを語る間に、安全圏な話になった今。
ジョミー「地上にも安全圏って、学校のことだよね?」
サム 「そういや来ねえな、学校も、ぶるぅの部屋も」
シロエ 「結界なんかは、張っていないと思いますけど」
ブルー 「張っていないね、一般の学校と変わらないよ」
セキュリティーはキチンとしてるけれどさ、と生徒会長。
ブルー 「魔物なんかは想定外だし、結界は不要ってね」
サム 「一種の魔物みてえなモンでは、あるけどよ…」
シロエ 「結界が無いなら、入れますよね…」
ジョミー「理由は謎だけど、来ない事だけは確実!」
これだけの年数、付き合っていても、来ない、という指摘。
ジョミー「とはいえ、学校で暮らすのも、キツそうだし…」
サム 「寮の方でも、出ねえだろうとは思ってもよ…」
シロエ 「何が悲しくて、寮生活になるんですか…」
スウェナ「男子寮と女子寮、離れてる上、門限とかも…」
容赦なく存在しているわよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「食事にしたって、寮生、全員、同じメニューよ」
シロエ 「アレルギーの有無で、分かれる程度でしょう」
サム 「正直、入りたくはねえぜ…」
キース 「修行道場よりはマシだが、俺も遠慮したい」
ヌシもいるしな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「とんでもない年数、在籍している大先輩が…」
サム 「欠席大王の、ジルベールとかだよな…」
ジョミー「番を張ってるらしいっていう、噂だよね…」
シロエ 「特別生な身分は、ぼくたちも同じですけど…」
勝てる気が全くしませんよ、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「寮生活を始めるくらいだったら、現状維持で…」
サム 「ババはキースに丸投げしといて、円満によ…」
ジョミー「暮らしてくのが、いいと思うよね…」
キース 「なんてヤツらだ、泣けて来る…」
俺を犠牲にするつもりか、と唸ってますけど。
既にそう…。
2026/05/02 (Sat)
☆紹介だそうです
毎年恒例、GWはシャングリラ号で過ごした面々ですけど。
シャングリラ号に来ないのが、迷惑すぎる人だという事実。
キース 「俺に丸投げすると言うなら、紹介しないぞ」
一同 「「「は?」」」
何を、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「紹介しないって、誰を誰にですか?」
ジョミー「多分、誰にの方は、ぼくたちじゃないかな?」
スウェナ「文脈としては、そうなりそうよね」
サム 「けどよ、今の話と、どう繋がるんだよ?」
話が全く見えて来ねえぜ、とサム君が広げる両手。
サム 「俺たちがしてたの、安全圏の話だったよなあ?」
ジョミー「シャングリラ号と学校だけは、来ないってね」
シロエ 「両方に共通している人なら、紹介は不要ですよ」
スウェナ「ブルーと、ぶるぅになるものね…?」
他は教頭先生だとか、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「ブリッジクルーだと、ゼル先生に、ブラウ先生」
サム 「グレイブ先生みてえに、無関係な先生もよ…」
シロエ 「いるわけですから、ブルーと、ぶるぅが…」
ガチで共通項なんだと思います、とシロエ君の分析。
シロエ 「わざわざ、紹介して貰わなくても、知ってます」
ジョミー「ぼくたち全員、長いお付き合いだしね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 入学式の日からだもんね!」
付き合いの長さは、みんなおんなじ、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「ぼくのお部屋も、出入り自由だもーん!」
サム 「キースが言う意味、分からねえぜ?」
シロエ 「本当に…。あっ、もしかして…!」
若干一名、忘れていました、とシロエ君が小さくする声。
シロエ 「学校とも、シャングリラ号とも、共通な人で…」
サム 「先生以外に、誰かいるのかよ?」
思い当たる人がいねえぜ、とサム君が見回す部屋の中。
サム 「誰かいたっけ、思い付かねえよ…」
シロエ 「思い出したくない気持ちは、分かりますけど…」
本当に一人いるんですよ、と言ってますけど。
誰のことだと…?
2026/05/03 (Sun)
☆紹介される人物
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の思い出を語る間に、安全圏というブツが。
ジョミー「いったい誰が、共通なわけ?」
サム 「学校と、シャングリラ号とを、掛け持ちでよ…」
スウェナ「こなす人って、全員、知っている筈よ?」
シロエ 「嫌というほど、ご存知かと思いますけど…」
校医ですから、とシロエ君が指差す学校の方向。
シロエ 「自分の病院、持ってますから、普段は他所で…」
ジョミー「それって、例のエロドクターじゃあ?」
シロエ 「他に誰がいますか、校医ですよ?」
一同 「「「うーん…」」」
確かに忘れがちではある、と納得せざるを得ない人物。
サム 「でもよ、あいつ、迷惑なヤツと仲良しでよ…」
ジョミー「お小遣いを貢いで、デート三昧だよ?」
スウェナ「安全圏の逆なヤツでしょ、どう考えても…」
シロエ 「そうなんですけど、他に心当たりが皆無で…」
紹介が要るような人を知りません、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「お医者さんだと、お坊さんとも繋がりが…」
サム 「だよなあ、仏様が出たら、お世話になるしよ…」
ジョミー「もしかして、キース、個人的にさ…」
知り合いだったりするのかな、とジョミー君も。
ジョミー「別荘、沢山、持ってるらしいし…」
シロエ 「中には、例の人が避けている場所があるかも…」
しれませんしね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「イマイチ水が合わないだとか、そういうので」
一同 「「「あー…」」」
無いとは言えないケースかも、と考え込んでいる面々。
ジョミー「水の問題、割と大きいらしいね」
シロエ 「合わない場所だと、温泉とかもダメですし…」
そういう別荘、紹介かもです、とシロエ君の説。
シロエ 「キース先輩、合っていますか?」
キース 「なんだって俺が、あんな野郎と…!」
ジョミー「違うんだったら、誰を…?」
紹介してくれるつもりなわけ、と聞いてますけど。
誰を…?
2026/05/04 (Mon)
☆同業者だそうです
GWはシャングリラ号だった面々、生徒会長宅に集う週末。
迷惑な人が来ない世界で過ごしたわけで、安全圏ですけど。
サム 「お前、意外に顔が広いんだけどよ…」
シロエ 「大迷惑な人が、避けて通る場所は、そうそう…」
存在しないと思うんですけど、とシロエ君が振っている首。
シロエ 「とはいえ、紹介して貰えるんなら、ババの件…」
ジョミー「キースに丸投げってヤツは、白紙撤回する!」
サム 「俺も賛成させて貰うぜ、んで、誰なんだよ?」
紹介してくれるってえ人は、とサム君の問い。
サム 「やっぱ、アレかよ、同業者かよ?」
キース 「それ以外に何か、あると思うのか?」
一同 「「「うーん…」」」
お坊さんか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「まさか、座禅の宗派の、厳しい人でしょうか?」
ジョミー「ありそうだよね、そういうトコには、絶対に…」
サム 「来るわけねえよな、あいつら…」
スウェナ「そうなんだけど、私たちだって、遠慮したいわ」
安全安心な場所だとしても、とスウェナちゃん。
スウェナ「確か、朝ご飯、薄いお粥と、タクアンでしょ?」
シロエ 「そう聞きますよね、ついでに三食、精進で…」
サム 「何が出ようが、残せねえっていう話もあるしよ」
一同 「「「は?」」」
普通に精進料理じゃないのか、と誰もがキョトン。
シロエ 「精進料理、トンデモな料理、ありましたっけ?」
ぶるぅ 「んとんと、基本、普通だと思うの!」
ジョミー「不味いって意味なら、分かるんだけど…」
サム 「すり鉢カレーとか、桶豆腐とか、そんなんで…」
食い切れねえ量がドンと、とサム君が竦める肩。
サム 「料理担当のヤツの、匙加減でよ…」
シロエ 「嫌がらせですか、残せない世界ですよね?」
キース 「残そうものなら、後で呼び出し、古参が怒鳴る」
ジョミー「じゃあ、嫌がらせ…」
サム 「伝統的な行事らしいぜ…」
新入り用の歓迎イベで、と言ってますけど。
歓迎イベ…?
2026/05/05 (Tue)
☆怖すぎる歓迎イベ
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
大迷惑な人を避けられる安全圏について、お坊さんな説が。
シロエ 「歓迎イベで、無理やり食べさせるんですか?」
サム 「座禅の宗派の伝統、考えてみれば分かるぜ」
ジョミー「どういう意味さ?」
サム 「三食、粗食で、量だって少しだけでよ…」
おかわり出来ると思うのかよ、とサム君の問い。
サム 「キースの宗派にしたって、変わらねえぜ」
ジョミー「ちょ、マジで!?」
サム 「キース、そうだよなあ?」
キース 「修行道場の食事は、その通りだった」
大柄だろうが、小柄だろうが、量は同じだ、とキース君。
キース 「幸い、俺は標準体形で、助かったんだが…」
シロエ 「それでも、道場明けにマックでしたよね?」
キース 「行ったまではいいが、ヘビーすぎてだ…」
ジョミー「お目当てだったヤツは、ダメだったんだっけ…」
胃袋が縮んだ結果だよね、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「修行道場、ぼくは絶対、行かないってば!」
キース 「まあ、その話は、横に置いてだ…」
サム 「歓迎イベってヤツを聞けよな」
いわゆる大盤振舞いだぜ、とサム君の言。
サム 「おかわりも出来ねえ世界で、食い放題で…」
シロエ 「残せないなら、食べ放題とは言えませんよ!」
スウェナ「ビュッフェにしたって、好きな量だけ食べて…」
お腹一杯になったらオッケーなのよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「普段の食事が少ないからって、残せないのは…」
ジョミー「嫌がらせだよね…」
サム 「歓迎イベの時期ってヤツが、大切でよ…」
ハードな修行の前にあるらしいぜ、とサム君、フウと溜息。
サム 「体力勝負の修行になるから、食いだめでよ…」
シロエ 「すり鉢カレーって、サイズですか?」
ジョミー「まさか、桶豆腐も?」
サム 「すり鉢も、桶も、器で、ドンと盛られてよ…」
全部食うしか、と恐ろしいイベらしいですけど。
怖すぎ…。
2026/05/06 (Wed)
☆保証される食事
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと認識。
けれど引っ越せないわけで、安全圏は地上にもあるそうで。
シロエ 「そんな所が安全圏でも、困りますから!」
ジョミー「ぼくたちが行った場合は、新入り扱いだしね…」
サム 「キースの紹介だったら、違うかもだぜ」
スウェナ「歓迎イベは無いにしたって、行きたくないわよ」
座禅の宗派のお寺なんて、とスウェナちゃん、キッパリ。
スウェナ「三食、粗食は、変わらないでしょ?」
サム 「寺でやってる宿坊とかだと、マシな筈でよ…」
シロエ 「ホテルを持ってるトコもあるのは、話だけは…」
ジョミー「聞いたことはあるけど、どうなのかな…」
やっぱり精進料理なんじゃあ、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「紹介されても、安全圏でも、食事は大事でさ…」
キース 「その点だったら、保証するが?」
一同 「「「は?」」」
キース 「特に希望を出さない限りは、飯は普通で…」
フライなんぞも、普通に出るが、とキース君の太鼓判。
キース 「強いて言うなら、朝飯にパンが出ない程度で…」
シロエ 「縛りがあるのは、其処だけですか?」
キース 「基本、昼食は出していないが、連泊の場合は…」
厨房の方で、簡単なものを、という説明。
キース 「凝った料理を作らないだけで、うどんとか…」
サム 「蕎麦とか、丼かよ?」
キース 「そういうことだな、精進料理にも限らんし…」
飯の事情は心配無用、とキース君。
キース 「もちろん、飯はおかわり出来るぞ」
シロエ 「本当ですか!?」
キース 「料理の方も、多めに作ってあるものだから…」
サム 「頼めば、追加、出て来るわけな?」
実費程度で、とサム君の問い。
サム 「それとも、追加、まさかのタダ飯かよ?」
キース 「残しておいても、傷むだろうが」
ジョミー「其処に紹介してくれるわけ?」
キース 「まあな…」
お前たちが希望するのなら、と言ってますけど。
好条件なのでは…?
2026/05/07 (Thu)
☆避けて通る場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だったことを認識。
とはいえ引っ越すのは無理で、キース君が地上で提供な話。
シロエ 「本当に、あの人、来ないんですね?」
キース 「長い年月、ヤツを見てはいるが、明らかに…」
避けているぞ、とキースが繰る数珠レット。
キース 「御本尊様の目がある場所では、キツイのかもな」
シロエ 「お寺には、欠かせないのが、御本尊様ですしね」
サム 「罰が当たりそうで、避けてやがるとか?」
キース 「理由は知らんが、用があっても、済み次第…」
着発で消えていることは保証する、と頼もしい言葉。
キース 「着発どころか、姿も見せない勢いで消えるな」
サム 「いいじゃねえかよ!」
シロエ 「正真正銘、安全圏に違いないです!」
ジョミー「紹介してくれる見返り、何か要るのかな?」
ぼくたちも、お小遣いは少なくて、とジョミー君の問い。
ジョミー「学校の宿題とかでも、頭はキースの方がさ…」
シロエ 「遥かにいいとは言いませんけど、勝てません!」
ぼくも頭脳には自信があるんですが、とシロエ君の苦笑い。
シロエ 「勝負となったら、負けるんですよね…」
サム 「シロエでダメなら、俺が敵うわけがねえよ」
スウェナ「紹介の条件、何なのよ?」
キース 「コレと言うヤツは、特に無いな」
朝の掃除でも手伝って貰えれば、という答え。
キース 「掃き掃除とか、雑巾がけとか、単純な作業で…」
一同 「「「あー…」」」
お寺だったら、ありがち、と誰もが納得。
サム 「んじゃよ、宿泊料とかは、掃除で払うのかよ?」
キース 「そうだが?」
ジョミー「お金は、払わなくていいんだ?」
キース 「もちろんだ」
食費も、労働だけで支払い可能、とキース君、キッパリ。
キース 「それで、紹介を希望するのか?」
シロエ 「例の迷惑な人が、避ける場所でしょう?」
サム 「美味しすぎるぜ!」
紹介して貰うべきだよな、と見回してますけど。
反対の声は…?
2026/05/08 (Fri)
☆嫌すぎる安全圏
GWはシャングリラ号だった御一同様、安全圏だった宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、そういう場所があるそうで。
ジョミー「紹介して貰うしかないってば!」
シロエ 「労働の方は我慢しますよ、普通っぽいですし」
サム 「そういや、その点、聞いてねえよな…」
ヘマをやったら、お仕置きかよ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「寺な以上は、容赦しねえってか?」
キース 「無いと思うぞ、身内じゃないしな」
一同 「「「は?」」」
身内とは、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「あのぅ…。お寺の修行は、他所へ出ますよね?」
ジョミー「自分の家では、出来ないって聞くよね」
サム 「厳しい宗派だと、数年間は、家を離れる筈だぜ
スウェナ「修行を始める前だと、家にいそうよ?」
中学生とか、とスウェナちゃんの意見。
スウェナ「その頃だったら、失敗した時は、雷かもよ」
キース 「家によるんだろうが、俺の場合は厳しかったな」
しかし…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ゲストとなったら、手加減するかと…」
一同 「「「ゲスト!?」」」
まさか、と声がひっくり返った全員。
シロエ 「紹介するって、先輩の家のことですか!?」
サム 「宿坊、やっていたよな…」
ジョミー「キースの家が、安全圏!?」
そんな馬鹿な、と皆がドン引き。
スウェナ「ババを引きまくる人の家が、安全なわけが…」
シロエ 「あるわけないです、冗談でしょう!」
キース 「だが、本当に姿を見せないか、着発で…」
用だけ済ませて退散するぞ、とキース君、目がマジ。
キース 「よほど苦手な場所で、避けてやがって…」
シロエ 「先輩の家で、暮らすんですか…?」
朝晩、お経を読んだりして、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「あんまり嬉しくないんですけど…!」
キース 「嫌なら別に、来なくてもいいが?」
一同 「「「うーん…」」」
どうするべきか、と考え込んでしまってますけど。
難問…。
2026/05/09 (Sat)
☆郊外で宿坊ライフ
GWを宇宙で過ごした御一同様、宇宙は安全な場所と判断。
迷惑すぎる人が来なくて最高ですけど、地上にもあるとか。
ジョミー「キースの家って、アルテメシアの郊外だっけ…」
シロエ 「割と不便で、バスの本数だって、少ないですね」
サム 「行く時、時刻表のチェック、欠かせねえよな」
スウェナ「乗り損ねたら、次のバスが来るまで、バス停…」
市街地だったら有り得ないわ、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「同じようなルートを走るバスとか、あるでしょ」
サム 「あの辺りには、ソレもねえしよ…」
シロエ 「最寄りのコンビニ、徒歩圏外でしょう?」
キース 「失礼なことを言うな、立派に徒歩圏内だ!」
小学校と同じくらいの距離だぞ、とキース君の反論。
キース 「スクールバスなどがある、ド田舎とは違う!」
ジョミー「歩いて通っていたってことだよね?」
キース 「当然だろうが!」
断じて不便な田舎ではない、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「宿坊にしても、隠れ里とは呼ばれていないぞ」
シロエ 「そうかもですけど、色々とですね…」
サム 「考えちまうトコはあるよな、安全圏でもよ…」
マツカ 「あの…。よろしかったら、通学用に車を…」
御用意させて頂きますが、とマツカ君の控えめな申し出。
マツカ 「部活のある方と、帰宅組とで、分けてですね…」
ジョミー「有難いけど、その話、受けたら、確定だよね…」
シロエ 「そうなるでしょうね、宿坊ライフで…」
サム 「毎朝、本堂と境内の掃除で、お勤めつきでよ…」
宿坊と言うより、お寺ライフだぜ、とサム君が震わせる肩。
サム 「キースと出会った年の夏休みに、行ってよ…」
シロエ 「会長だけが、VIP待遇でしたね…」
でも、あの時は、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「掃除とかは、全く、しませんでした」
ジョミー「家に遊びに行っただけだったしね…」
だけど今度は、ガチで宿坊ライフ、と呻いてますけど。
辛そう…。
2026/05/10 (Sun)
☆設備が気になる
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙なら安全らしい件。
迷惑すぎる人が来なくて、地上にも欲しい安全圏ですけど。
キース 「どうするつもりだ、俺の家に来るのか?」
サム 「宿坊だよなあ、庫裏じゃなくてよ」
シロエ 「宿泊用の施設ですから、マシなんでしょうか?」
ジョミー「普段、泊まるの、庫裏だしね…」
年末年始も、夏休みに最初に行った時にも、とジョミー君。
ジョミー「宿坊だったら、一人部屋とか、いけるのかな?」
キース 「設備としては、当然、シングルもアリだが」
シロエ 「お風呂とトイレは、どうなんです?」
一同 「「「あー…」」」
共用ということもありそう、と思い当たる節はドッサリ。
サム 「修行道場、風呂に入るのも、キツイらしいぜ」
ジョミー「どういう意味でさ?」
サム 「時間厳守で、汗を流せたら、御の字でよ…」
キース 「私語は禁止で、ゆっくり浸かれる時間も無いな」
洗うだけで時間切れだぞ、と経験者ならではの台詞。
キース 「他のヤツらは坊主頭で、楽勝だったが…」
シロエ 「そういえば、髪の毛、誤魔化してましたっけ…」
ジョミー「坊主頭に見えるようにさ、サイオンで…」
キース 「出来たわけだが、風呂が大変で…」
正直、髪が傷んだんだぞ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「シャンプーなんぞは、持っていないし…」
シロエ 「石鹸で洗っていたんですね?」
サム 「そりゃ、傷むよなあ…」
キース 「ついでに言うなら、時間不足で、石鹸の泡を…」」
落とし切れない日も多かった、と深い溜息。
キース 「無い筈の髪を、丁寧に洗うなど、注目の的で…」
ジョミー「それを避けるには、手早くなんだ?」
キース 「頭から、湯を、ザッとかぶって…」
それで終わりの時もあったぞ、と激白。
キース 「傷まない方が、どうかしている」
シロエ 「お気の毒です。それで、宿坊には…」
大浴場しか無いんでしょうか、と聞いてますけど。
お風呂事情…。
2026/05/11 (Mon)
☆泊めて貰える場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない場所。
安全圏なのが確実とはいえ、引っ越すわけにはいかない件。
キース 「ユニットバスなら、各部屋にあるが」
シロエ 「それなら、お風呂とトイレは安心ですね」
サム 「やっぱ、共用はキツイしよ…」
ジョミー「二泊三日とかなら、いけるんだけどさ…」
まるっと引越しもどきだと厳しいよね、とジョミー君も。
ジョミー「お風呂くらいは、好きな時間に入りたいしさ…」
キース 「誰が、宿坊に泊めると言った?」
一同 「「「は?」」」
キース 「寺の大事な収入源だぞ、泊まりたいなら金だ!」
正規の料金を支払って貰いたい、とキース君、目がマジ。
キース 「マツカが纏めて引き受けるにしても、割引は…」
マツカ 「無いわけですね、ぼくは気にしませんけど…」
おいくらでしょう、とマツカ君の問い。
マツカ 「広い部屋だと、やはり高めになりますか?」
キース 「そうだな。しかし、シングルも、値段の方は…」
サム 「高いのかよ?」
キース 「寺という場所で、個室は、厚かましすぎる!」
その精神で、高めに設定している、と副住職、即答。
キース 「当然、部屋の数も少ないわけで、人数分は…」
ジョミー「揃わないって!?」
キース 「スウェナ用に、一部屋、必須になるし…」
仮に、スウェナが、他の女性客と相部屋でも、と折る指。
キース 「ジョミーとサムと、マツカとシロエで四人分だ」
シロエ 「足りないんですね…?」
キース 「部屋数自体は、もっとあるんだが、長期間は…」
占拠されると、親父が怒るぞ、と出て来た、恐ろしい名前。
キース 「一泊くらいだったら、許容出来ても…」
サム 「連泊となったら、アウトなのかよ?」
キース 「普通に泊まりたい方に、ご迷惑がかかるからな」
ジョミー「それじゃ、泊めてくれる場所って、まさか…」
シロエ 「ご自宅でしょうか?」
年末年始に泊めて頂く庫裏、と質問ですけど。
庫裏ですか…?
2026/05/12 (Tue)
☆保護者が問題
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れない場所で、聞けば地上にもあるらしくて。
キース 「親父の目が、行き届くという点からしても…」
サム 「なんで、親父さんの名前が出て来るんだよ!」
ジョミー「泊めてくれるの、キースだよね?」
キース 「お前たち、自分の立ち位置を考えてみろ!」
俺と違って、独立していない、とキース君が突き付ける指。
キース 「俺の場合は、寺があるから、家にいるだけで…」
シロエ 「言われてみれば、社会人ですよねえ…」
キース 「俺と同じで副住職でも、嫁を貰ったら別居で…」
他所に自宅で、通うヤツもいるんだ、とキース君。
キース 「俺にしたって、高校生でなければ、今頃はだ…」
ジョミー「お嫁さんを貰って、他所にいるって!?」
サム 「そういや、昔は、家を出るってよ…」
シロエ 「言ってましたね、我慢して同居なわけですか…」
薄給なせいで独立出来なくて、とシロエ君、同情モード。
シロエ 「それに比べると、ぼくたちは親元暮らしで…」
サム 「家を出るとか、思い付かねえ感じだよなあ…」
キース 「分かったか!」
他所のお子様を預かるわけだ、とキース君が見回す部屋。
キース 「親父には、監督責任が出来るんだぞ!」
シロエ 「保護者から預かる形になるんですね…」
キース 「食わせる義務から、無茶をしないか見守りも…」
親父の役目になって来るぞ、とキース君、腕組み。
キース 「宿坊に泊めて、何かあったら親父の責任だ!」
サム 「酒の飲み過ぎで、救急搬送とかかよ!?」
ジョミー「庫裏にいたって、飲む人は飲むよ!」
シロエ 「お正月とか、無礼講ですし…」
みんな揃って飲んでますけど、とシロエ君の反論。
シロエ 「叱られた覚え、ありませんから!」
スウェナ「当たり前だろうが、親父が同席してるんだぞ!」
一同 「「「あー…」」」
監督付きで酒宴だったか、と納得するしかない理由。
ダメかも…。
2026/05/13 (Wed)
☆キツそうな庫裏
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全な場所で生活を希望。
迷惑な人が現れない所を、キース君が紹介するんですけど。
シロエ 「庫裏に泊まるなら、制約、多そうですよね…」
サム 「個室どころか、大部屋じゃねえか…」
キース 「年末年始に、部屋の文句は聞いていないが?」
毎年、大部屋で年越しと正月で、と副住職のツッコミ。
キース 「合宿気分で盛り上がっていて、次の日の朝は…」
ぶるぅ 「お寝坊さんだよね、毎年、起こしてるもん!」
廊下を跳ねて、あけおめの挨拶、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「明けましておめでとう、起床、起床ーっ!って」
ジョミー「そうなんだけどさ、アレは非日常でさ…」
サム 「大晦日と元日だけの泊まりで、帰宅するしよ…」
シロエ 「合宿気分が抜けないままで、名残惜しくて…」
帰った次の日、初詣で会うと嬉しいんです、とシロエ君。
シロエ 「ですが、庫裏での長期滞在になった場合は…」
サム 「名残惜しいどころか、早く解散したくてよ…」
ジョミー「家に帰る日、待ち遠しいよね…」
スウェナ「学校がある日は、帰れないものね…」
土日を待つしか、とスウェナちゃんの悪い顔色。
スウェナ「下手な寮より、キツイんじゃないの…?」
キース 「やかましい! 嫌ならサッサと断ってくれ!」
一同 「「「うーん…」」」
断ったが最後、次は無いな、と誰もが考え込む場面。
シロエ 「きっと、最初で最後のチャンスですよね…」
サム 「キースの機嫌を損ねちまったら、次はねえぜ…」
ジョミー「穏便に、保留とかは無理かな…」
??? 「泊まっちゃえば?」
かまわないよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「お寺ライフで、庫裏で暮らせば?」
シロエ 「何処から湧いて出たんですか!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間から!」
サム 「安全圏、やっぱ、欲しいぜ、こうだしよ…」
大抵の場所に湧いて出るしよ、と呻いてますけど。
その通り…。
2026/05/14 (Thu)
☆縛りのある場所
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れないわけで、キース君の家も同じらしくて。
Aブルー「キースの家が安全圏なのは、保障するよ」
キース 「ほら見ろ、本当だっただろう!」
一同 「「「うーん…」」」
ガチで安全圏だったのか、と分かりはしても、お寺ライフ。
シロエ 「お墨付きですけど、イイネする気になれません」
ジョミー「ぼくも…」
サム 「俺も、言った舌の根が乾いてねえけど…」
キースの家で暮らすチョイスは、ちと、とサム君も苦い顔。
サム 「安全圏ってヤツは、欲しいけどもよ…」
スウェナ「キースの家で寝泊まりするとか、無理すぎるわ」
シロエ 「朝夕のお勤めがあって、境内とかの掃除もです」
ジョミー「嬉しくない気分、満載って気しか…」
食事も宿坊とは違うよね、とジョミー君の問い。
ジョミー「家庭料理で、お寺ライフに特化しててさ…」
シロエ 「精進ではないと思いますけど…」
サム 「ぶっちゃけ、縛りはあると思うぜ」
キース 「当然だろうが!」
焼肉は食えんと思っておけ、とキース君、ピシャリ。
キース 「食えたとしたなら、調理済みのだ」
一同 「「「は?」」」
キース 「焼肉の匂いが、寺からするのはマズイしな…」
宿坊の厨房で焼いて貰って持ち帰り、と解説が。
キース 「野菜だけなら、ホットプレートもアリだが…」
シロエ 「肉は、温め直しも、レンジですか!?」
キース 「でないと、匂いが漂うわけで…」
肉はレンジだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「一番デカい縛りが、その辺りだな」
Aブルー「思った以上に、厳しい世界らしいね…」
キース 「なんなら、あんたも参加するか?」
俺は構わん、と太っ腹な申し出。
キース 「人数くらいは、一人増えても違いは無いし」
サム 「イイネすべきか、迷うトコだぜ…」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お寺ライフに巻き込む気かい、と引いてますけど。
巻き添え?
2026/05/15 (Fri)
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