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シャングリラ学園つれづれ語り
☆回避出来た危機


さて、7月。梅雨も期末テストも終了、生徒会長宅な週末。
エアコンが効いているので、暑さも無縁な御一同様でして。

シロエ 「年々、暑くなって来ますよね…」
ジョミー「ホントだよねえ、梅雨の間から蒸し暑いしさ…」
サム  「けどよ、キースのヤツ、頑張ったよなあ…」

雨の中を法衣で月参りでよ、とサム君が振っている首。

サム  「瞬間移動も、足元スニーカーも、コケたしよ…」
スウェナ「せっかくのチャンスを、パアにしたものね…」
キース 「やかましい!」

あんな条件で誰がやるか、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「トイレに閉じ込めで、出られないんだぞ!」
ジョミー「そうなんだけどさ、よく逃げられたよね…」
シロエ 「言えてますよね、相手は例の人なのに…」
サム  「他のヤツなら、詰んでいたぜ、アレ…」

逃げられたの、坊主ならではだよな、とサム君。

サム  「棚経を盾に取るとか、思わねえしよ…」
シロエ 「今後は来ない、と言い切りましたしねえ…」
ジョミー「真っ青な顔して、撤回だったよ…」
スウェナ「今年だけなら、踏ん張ったかもだけど…」

今後ってことは、お彼岸だって、とスウェナちゃんも。

スウェナ「放棄されたら、無縁仏になるわけよね…」
サム  「供養してくれる寺、他にねえしなあ…」
ジョミー「例の戒名が有難いのも、通用しないって…」
キース 「俺が証拠を出さないんだからな!」

身元証明が無いのと同じだ、とキース君、キッパリ。

キース 「普通は、他所に任せる場合は、何か証拠が…」
シロエ 「紹介状が要るんですか?」
キース 「無くてもいいが、証明出来る品がだ…」

まるで無いのが、例のヤツだ、とキース君の勝ち誇った顔。

キース 「過去帳どころか、位牌も無いという有様で…」
サム  「立派な戒名、絵に描いた餅ってか…」
シロエ 「キツイですねえ…」
キース 「だから勝てた!」

無縁仏のピンチではな、と爽やかな笑顔ですけど。
良かったですね…。


2026/07/01 (Wed)



☆使えない最終兵器


期末テストも無事に終了、週末は生徒会長宅で夏休み待機。
梅雨も終わって、キース君が回避したピンチが話題でして。

シロエ 「過去帳の話は、前に聞いたような気がします」
サム  「そういや、載せてねえのが問題だっけなあ…」
スウェナ「キースが管轄違いだからでしょ?」

住職はアドス和尚だものね、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「事務で過去帳の管理はしてても、記入の方は…」
ブルー 「出来ないだろうね、代理を頼まれない限りはさ」
キース 「そういうことだな、俺が載せたいと思っても…」

門前払いを食らうわけだ、とキース君、ニンマリ。

キース 「あの馬鹿野郎が頼み込もうが、絶対に出来ん!」
サム  「いいじゃねえかよ、ヤバい時には使えるぜ?」
ジョミー「火だるまショーとかも、回避出来そう!」
シロエ 「どうなんでしょう? 多用した場合、耐性が…」

出来てしまいませんか、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「あの人ですから、断られた後もですね…」
スウェナ「食い下がって来るとか、ありそうだわねえ…」
キース 「俺も正直、そういう気しか…」

だから使わん、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「最終兵器的な構えで、抑止力にするしか…」
サム  「んじゃよ、無茶を言われても、ババのままかよ」
シロエ 「この前みたいなのは、そうそう来ませんって!」

何処かで救いが入りますから、とシロエ君の読み。

シロエ 「トイレ閉じ込め騒ぎの時は、会長までが…」
ジョミー「あっちサイドについてたっけね…」
サム  「ぶるぅも、やる気満々だったっけなあ…」
ぶるぅ 「だって、出来そうだったから…」

マスター出来たら便利だよねって、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「瞬間移動も、足元スニーカーも、どっちも!」
キース 「それはそうだが、条件がだな…」
ブルー 「追い詰めないとさ…」
ぶるぅ 「発動しないんだもん…」

応援したくなっちゃうでしょ、と言ってますけど。
正論…。


2026/07/02 (Thu)



☆悟れなくていい人


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチが話題で、トイレ閉じ込めの件で。

キース 「追い詰めるにしても、トイレ以外でも…」
ブルー 「肝心な所は、切迫の度合いだしねえ…」
ぶるぅ 「それもあるけど、後の修理に便利なんだもん!」

トイレだったら、その周りだけで、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「業者さんが通る所と、ゲストルームが1つで…」
ブルー 「資材搬入に使う通路も、限定されるよね」
ぶるぅ 「そうなの! 端っこのを使うつもりだったし…」
ブルー 「ゲストルームの窓からだって、いけるしさ…」

他の部屋の眺望に、さほど影響は、と生徒会長も。

ブルー 「下の駐車場から、クレーンで上げても…」
シロエ 「端っこ、角部屋でしたよね?」
サム  「ゲストルームの窓はでけえし、使えるよなあ…」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ!」

このお部屋がパアになったら、もっと大変、と真剣な表情。

ぶるぅ 「修理期間も長くなっちゃうし、他のお部屋も…」
ジョミー「出入りするのに、不便かもね…」
スウェナ「通路を塞ぐくらいに、資材、積むかも…」
ブルー 「一時的には、ありそうだよ?」

通路の幅は広げられないし、と生徒会長。

ブルー 「真面目な話、トイレがベストってこと!」
キース 「しかしだな…!」
ぶるぅ 「逃げられたんだし、いいと思うの!」

スキルアップは残念だったけど、と料理上手なお子様の言。

ぶるぅ 「キースにしたって、ちょっとくらいは…」
ブルー 「惜しい部分は、皆無じゃないだろうね」
キース 「正直、否定出来ないんだが…」

俺も命が惜しいからな、とキース君、合掌。

キース 「自分の尊厳を捨て去ってまでは、流石に…」
ブルー 「悟りが開けていない時点で、そうなるけどさ…」
ぶるぅ 「次があったら、頑張ってみない?」
キース 「一生、悟れないままで構わん!」

ただの坊主で充分すぎる、と叫んでますけど。
高僧とかは…?


2026/07/03 (Fri)



☆悟りを開く場所


夏休みを待つ御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君の危機が話題でして。

ブルー 「ただの坊主って、目標は、ぼくなんだろう?」
シロエ 「初の夏休みで、キース先輩の家に行きましたね」
サム  「非日常を体験ってえから、何かと思ったらよ…」
ジョミー「お寺ライフだったオチだっけね…」

アレで運命狂っちゃった、とジョミー君の嘆き節。

ジョミー「ブルーが高僧だったばかりに、ロックオンで…」
サム  「いいじゃねえかよ、直弟子なんだぜ?」
ジョミー「お坊さんなんて、なりたくないし!」
シロエ 「でもですね…。キース先輩だって、同じで…」

会長の緋の衣を目にして、気が変わって、とシロエ君。

シロエ 「負けられないから、って方向転換でしたよ?」
ブルー 「ソレがある以上、キースだってさ…」

ただの坊主で終わるのはね、と生徒会長、ニンマリ。

ブルー 「悟りの境地は、是非とも!」
キース 「トイレで悟りは、御免蒙る!」
シロエ 「誰だって、嫌がる場所ですしね…」
スウェナ「同じ悟りだったら、家の本堂とかがいいわよね」

場所を選んで開きたいと思うわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「時期は過ぎたけど、沙羅の花の木の下とか…」
サム  「あー…。諸行無常な…」
シロエ 「雰囲気は大事だと思うんですよ」
ブルー 「そう言われてもねえ…」

トイレだって大事な場所なんだよ、と生徒会長が立てる指。

ブルー 「そもそも、お袈裟の由来は、トイレなんだし…」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「ホントだってば、今でこそ、トイレの時はさ…」

外して入れって言われるけどね、と生徒会長、目がマジ。

ブルー 「嘘だと思うなら、そこのスマホで検索したまえ」
シロエ 「検索って、何でやればいいんです?」
ブルー 「ズバリ、袈裟と、糞と、衣でオッケー!」
一同  「「「ええっ!?」」」

マジですか、と皆の視線が集中してますけど。
検索…?


2026/07/04 (Sat)



☆トンデモな単語


夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話で、盛り上がっていますけど。

シロエ 「会長、冗談はやめて下さい!」
スウェナ「そんな単語で検索なんて、普通、ないでしょ?」
ブルー 「でもねえ…。袈裟とトイレじゃ、作法しか…」

引っ掛かってくれないし、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「トイレに入る時は、袈裟はどうするか、って…」
サム  「外して入れって教わってるけど、アレだよな?」
ブルー 「ソレしか引っ掛からないよ?」

嘘だと思うなら、やってみたまえ、と立てている人差し指。

シロエ 「えっと…? 袈裟とトイレですね…?」
ジョミー「検索するわけ?」
シロエ 「葬儀会社とか、墓地なら、お断りですけど…」

後の広告が嫌すぎますし、とシロエ君の渋面。

シロエ 「そっち系しか来なくなります、動画サイトも…」
一同  「「「うーん…」」」

そういう傾向は確かにあるな、と誰もが納得。

スウェナ「キースのせいで、たまに調べるのよね…」
サム  「マジで、そっち系のが増えるよなあ…」
キース 「裏山が墓地で悪かったな!」
スウェナ「専門用語で喋るからでしょ!」

つい気になって、とジャーナリスト志望だった人。

スウェナ「シロエ、今のはどうだったの?」
シロエ 「会長が言う通り、トイレに入る時のマナーで…」
サム  「他には見当たらねえってか?」
シロエ 「はい…。検索ワードを変えるしか…」

でもですね、とシロエ君の苦虫を噛み潰したような顔。

シロエ 「袈裟と衣はともかく、残りの一つが問題です…」
ジョミー「あんまり打ちたいヤツじゃないよね…」

絵文字で代用したらダメだし、とジョミー君も。

ジョミー「言い換えとかでやるの、無理かなあ…?」
ブルー 「残念ながら、そのものズバリだけでしか…」
シロエ 「出ないんですね…?」
一同  「「「うーん…」」」

よりにもよって糞だなんて、と呻いてますけど。
どうする…?


2026/07/05 (Sun)



☆調べたくない単語


夏休み間近な御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
生徒会長宅ですけど、先月のキース君のピンチが話題な今。

ブルー 「検索したら、トイレで悟りもアリが分かるよ?」
シロエ 「正直、嫌すぎるんですけど…」
サム  「俺だって、遠慮してえぜ…」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、スウェナがやったら?」

ジャーナリスト志望だったんだし、とジョミー君の指名。

ジョミー「記事を書くなら、色々、調べないとダメだし…」
スウェナ「そんなので記事は書かないわよ!」
サム  「でもよ、トイレの記事って、あるじゃねえかよ」
シロエ 「悪質な修理業者とか、そういうのですね?」

スウェナ先輩、お願いします、とシロエ君も丸投げ。

シロエ 「ぼくは、機械には強いんですけど…」
サム  「トイレは管轄外だよなあ?」
シロエ 「当然ですって!」

タンクの修理も未経験です、とシロエ君が広げる両手。

シロエ 「ウォシュレットのリモコンだって、未経験で…」
ジョミー「でもさ、理屈は分かってるよね?」
シロエ 「分解修理は出来るでしょうけど…」
サム  「まあなあ、機械には違いねえしよ…」

やっぱ、スウェナで、とサム君からも御指名が。

サム  「スウェナ、頼むぜ!」
スウェナ「ちょっと待ちなさいよ、専門家がいるでしょ!」
一同  「「「は?」」」

検索しろと言った人では、と皆の視線が生徒会長に。

シロエ 「会長、解説してくれるんですか?」
ブルー 「お断りだね、検索したまえ!」
サム  「やっぱ、ダメじゃねかよ…」
スウェナ「そうじゃなくって、もう一人、忘れないでよ!」

其処にいる人、とキース君にビシィ! と突き付ける指。

スウェナ「キース、プロでしょ、知っているわよね?」
一同  「「「あっ!!!」」」
ブルー 「もちろん、知らないわけがないと思うよ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「キース、どうなんだい?」

まさか習っていないとか、と聞いてますけど。
大学とかで…?


2026/07/06 (Mon)



☆由来だそうです


夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
エアコンの効いた快適空間、先月のキース君のピンチの話。

ブルー 「お袈裟の由来も教えないとか、ないと思うけど」
一同  「「「は?」」」

由来とは、と想定外な展開の台詞でして。

シロエ 「まさか、トイレが由来なんでしょうか…?」
ブルー 「そうなるねえ…」
一同  「「「ええっ!?」」」

それはないだろ、と誰もが仰天。

シロエ 「つけて入るの、アウトなんですよね?」
サム  「弟子入りした時、ブルーがうるさく注意でよ…」
ジョミー「首から下げてるだけだし、つい、ウッカリさ…」
スウェナ「入っちゃうわけね?」

ネクタイ的な感覚で、とスウェナちゃん。

スウェナ「キースの法衣のみたいに、ビッグサイズなら…」
サム  「気付く以前に、トイレ、無理だぜ?」
シロエ 「そうかもです…」

キンキラキンの布ですし、とシロエ君の相槌。

シロエ 「アレの由来がトイレだなんて、嘘っぽい気が…」
サム  「俺もだけどよ…」
ブルー 「本当なんだし、検索してみたまえ!」
一同  「「「うーん…」」」

そう言われても、と回避したいのが、検索ワード。

シロエ 「キース先輩、どうなんです?」
ジョミー「専門家なんだし、知ってるんだよね?」
ブルー 「習っていない筈は、ないだろうけど…」

状況的に、言いたくないかも、と生徒会長、クスクス笑い。

ブルー 「トイレで悟れ、と迫られそうだしさ…」
サム  「嫌すぎるよなあ、ソレ…」
ジョミー「ぼくなら、絶対、遠慮したい場所…」
シロエ 「それで、だんまりなんでしょうか…?」

ヤバい立場に追い込まれそうで、とシロエ君が見る副住職。

シロエ 「聞いたとしても、トイレ、強制しませんよ?」
サム  「俺もしねえし、説明して欲しいぜ」
ジョミー「ぼくも、しないよ?」
ブルー 「どうするんだい、キース?」

それとも知らないヤツなのかな、と質問ですけど。
答えは…?


2026/07/07 (Tue)



☆一筆入れるそうです


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
話題になったキース君の先月のピンチ、其処から袈裟の話。

シロエ 「キース先輩、覚えていないんですか?」
サム  「ねえだろ、キースに限ってよ」
ジョミー「知らない方だって、ないような気しかしないよ」
スウェナ「大丈夫、話しても絶対、トイレで悟りを…」

開けだなんて言わないから、とスウェナちゃんの太鼓判。

スウェナ「心配だったら、一筆入れるわよ?」
サム  「俺も書くしよ」
ジョミー「ぼくも書くから、誰か文章を練ってさ…」
シロエ 「みんなでサインで、オッケーですよね!」

それで問題ないでしょう、とシロエ君、ニッコリ。

シロエ 「スウェナ先輩、書いて貰えますか?」
スウェナ「いいわよ、ぶるぅ、何か書く紙あるかしら?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ どんな紙がいい?」

可愛い便箋もあるし、巻物用のヤツもあるけど、と質問。

ぶるぅ 「スウェナの好きなの、どういうの?」
スウェナ「そうねえ、筆は慣れてないから、普通ので…」
シロエ 「キース先輩に渡すからには、可愛いのよりも…」
サム  「カッチリしている紙がいいよな!」

白紙か、白紙に罫線程度でよ、とサム君の意見。

サム  「でもって、サインした後は、封筒でよ…」
シロエ 「そうだ、会長のサインも貰えますか?」
ブルー 「いいとも、キース的には貴重だろうしね!」

銀青様の直筆サイン、と生徒会長、快諾。

ブルー 「キース、そういう条件でいいかな?」
キース 「あんたのサインで、誘い出す気か!」
ブルー 「そうでもしないと信用しないし…」

お袈裟の由来が謎なままだしさ、と生徒会長。

ブルー 「ぶるぅ、適当な紙を持って来て!」
ぶるぅ 「んとんと、ブルーのハンコも、持って来る?」
サム  「最高じゃねえかよ、銀青様のハンコだぜ!」
シロエ 「レア度、ハンコで、アップなんですね?」

それでいきましょう、とシロエ君もプッシュ。
一筆入れると…?


2026/07/08 (Wed)



☆トイレが嫌なら


夏休みを控えた御一同様、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
其処で出た話題が、先月のキース君とトイレの件ですけど。

キース 「悔しい話だが、銀青様のハンコは欲しくはある」
シロエ 「それなら、一筆入れる方向で決まりですね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 紙と、ブルーのハンコだね!」

取りに行って来る、とドアの方へと跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「どの紙がいいかな、白紙か、罫線入り!」
ブルー 「ハンコを押すわけだし、滲まないので頼むよ」
ぶるぅ 「そっか、和紙にした方がいいのかも!」

いいの探すね、とドアを開けた所で、キース君の叫びが。

キース 「ちょっと待ってくれ!」
ぶるぅ 「えっと…? もっと普通の紙がいいわけ?」
キース 「紙ではなくて、文章の方が問題で…」

何と書く気だ、とキース君の視線がスウェナちゃんに。

キース 「代表で書く上、文面も練るんだったな?」
スウェナ「センスが悪いとか、言う気じゃないわよね…?」

喧嘩だったら受けて立つわよ、とスウェナちゃん、キッと。

スウェナ「柔道部員とガチで喧嘩は無理だし、舌戦で!」
シロエ 「スウェナ先輩、ファイトです!」
サム  「キース、お経で慣れてやがるし、舌は強いぜ?」
ジョミー「怒鳴り合いでも、喉はいけそうだよね…」

スウェナを応援するけどさ、とジョミー君、心配そうな顔。

ジョミー「お坊さん相手に舌戦だとか、不利な気がするよ」
スウェナ「論破しちゃえばケリがつくでしょ!」
キース 「いや、そういう問題ではなく…」
スウェナ「だったら何なの、サッサと言いなさいよ!」

入れて欲しい文章あるのかしら、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「トイレの様式を問わずだとか、そっち系なの?」
キース 「違う、文章にトイレは必須なのか…?」
ブルー 「嫌なら、東司でいいかもね」
一同  「「「とうす?」」」
ブルー 「ズバリ、トイレで…」

座禅の宗派で使う言葉、という説明ですけど。
そう書けと…?


2026/07/09 (Thu)



☆聞けそうな由来


夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチの話から、袈裟とトイレの関係へ。

スウェナ「座禅の宗派のトイレって、漢字は何なの?」
ブルー 「東と、司会に使われる司になるね」
シロエ 「なるほどです! 知識が無ければ謎単語ですね」
サム  「見た目も、トイレらしくねえしよ…」

ソレにしろよな、とサム君もオススメ。

サム  「キースだってよ、文句ねえだろ?」
キース 「生憎、俺にも知識はあるし、坊主仲間も…」
シロエ 「承知なんですか?」
キース 「座禅の宗派以外でも、坊主の間で使いもする」

一般人に分かりにくいのが便利だし、と副住職。

キース 「会食の途中で席を立つには、トイレより…」
スウェナ「ソフトな言い回しになるってことね…」

了解、とスウェナちゃん、ニッコリ。

スウェナ「トイレを避けた文面にすればいいんでしょ?」
キース 「その方向で頼む!」
スウェナ「だったら、例の災難だった日の、日付を…」
シロエ 「明記しておいて、厄介な場所での悟り回避で…」

約束します、と書けばベストでしょう、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩、ソレでどうです?」
キース 「その文面だったら、文句は無いな」
スウェナ「決まりだわね、ぶるぅ、紙をお願い!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 良さそうな紙、持って来る!」

ブルーのハンコも、と跳ねて出掛けて、戻りまして。

ぶるぅ 「はい、スウェナ! 普通のペンで書けるから!」
スウェナ「さっき言ってたように書くのね!」

サインとハンコ用のスペースを空けて、と紙にサラサラ。

スウェナ「キース、こんな感じでどうかしら?」
キース 「特に問題は見当たらないし、皆でサインを…」

入れてくれ、とキース君の注文。

キース 「ブルーは、ハンコも頼みたい」
ブルー 「もちろんだよ!」
シロエ 「会長がハンコを押したら、完成ですね!」

袈裟の由来を聞けそうです、と笑顔ですけど。
でしょうねえ…。


2026/07/10 (Fri)



☆悩ましいサイン


夏休み待ちの御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
先月のキース君とトイレの話から、袈裟の由来へ転がって。

シロエ 「はい、サイン、揃いました。会長だけです」
ブルー 「オッケー! サインと、ハンコで…」

サインは銀青でいいのかな、と生徒会長の問い。

ブルー 「それともブルーか、どっちが好みなんだい?」
キース 「ブルーか、銀青様か…」

悩ましい、とキース君、腕組み。

キース 「ブルーの方でも、ハンコは銀青になるんだな?」
ブルー 「もちろん、そうだから、確認したわけで…」
シロエ 「何か違いがあるんですか?」

ブルーと書くか、銀青かで、とシロエ君が横から。

シロエ 「どっちにしたって、サインとハンコですよ?」
サム  「分かってねえなあ、坊主心をよ…」

そう言う俺も見習いだけどな、とサム君の苦笑。

サム  「門前の小僧に近いけれどよ、分かるぜ?」
シロエ 「どう違うんです?」
サム  「銀青様のサインに、銀青様のハンコだとよ…」

レアではあっても、定番なんだよな、とサム君の説明。

サム  「けどよ、ブルーのサインに、銀青様はよ…」
シロエ 「ハンコを押さない、っていう意味ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」

まず絶対に有り得ないね、と生徒会長が立てる親指。

ブルー 「頼み込まれたって、押すわけなくてさ…」
サム  「もしかしなくても、押したことねえって?」
ブルー 「一度も無いと記憶してるよ」

この先も多分、無いと思うね、と生徒会長。

ブルー 「レア度の高さは、とんでもないヤツで…」
キース 「どっちにすべきか、真面目に悩むんだが…」

そんな選択肢が出て来るとは、とキース君、思案中。

キース 「ブルーを選ぶか、銀青様か…」
シロエ 「思い切り悩んじゃうんですね?」
サム  「銀青様のサインとハンコだけでもよ…」
キース 「欲しくて、条件を飲んだわけで…」

どっちにすべきか、と長考の構えですけど。
チョイス…?


2026/07/11 (Sat)



☆オススメは定番

夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅で涼しさ満喫。
其処で出たのが先月のキース君のピンチで、トイレで悟り。

シロエ 「どっちに転んでも、袈裟の由来は聞けますか?」
サム  「重要なポイントだよなあ、ソレ…」
スウェナ「ブルーを選んだら、スルーするのは無しよ?」

ブルーは使い分けしてるだけに、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「普段は、お坊さんな正体なんか、出さないし…」
ジョミー「キースが、盾に取ること、あるかもね」
キース 「誓って、やらん!」

話が此処まで進んでるしな、と覚悟は出来てるようでして。

キース 「レア度で行くか、定番で行くかが悩ましい…」
ブルー 「オススメのコースは、定番の方だね」
一同  「「「えっと…?」」」
ブルー 「キースが見せびらかす相手が、ぼくをさ…」

知っているとは限らないし、と生徒会長、クスクスと。

ブルー 「伝説の高僧、銀青の存在は、都市伝説で…」
シロエ 「そうなんですか!?」
ブルー 「三百年以上も、若いままの姿でいるだけでも…」

都市伝説になりそうだよ、と言われれば、そう。

ブルー 「今は何処で何をしているのか、謎なわけでさ…」
サム  「普通に高校生でいるとか、知られてねえのな?」
ブルー 「話が拡散されたら、大迷惑だし…」

知られないようにしてるんだけど、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「坊主の間の定説としては、人里離れた山奥で…」
キース 「読経三昧の日々を送っている、と言い伝えで…

衆生の救済と平和を願って、とキース君。

キース 「俗名がブルーと知られてはいても、実在かは…」
サム  「謎なのかよ…」

それじゃ見せびらかしても、とサム君が振っている首。

サム  「レア度高めでも、真贋が怪しいってか…」
ブルー 「そういう気がするから、定番が良さげかと…」
シロエ 「捏造を疑われるんですね?」
キース 「不本意すぎる…」

そんな末路は御免蒙る、と呻いてますけど。
定番で行くと?


2026/07/12 (Sun)



☆レアすぎるブツ

夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来を聞く話でして。

ブルー 「捏造疑惑を回避するんだったら、定番だけだよ」
キース 「止むを得ん…。銀青の名前にハンコで頼む」
ブルー 「了解。それじゃサインと、ハンコで完成ってね」

ペンでサラサラと銀青の署名で、立派なハンコをペタン。

ブルー 「これでいいかな、キース?」
キース 「有難く頂戴いたします!」

ハハーッと一礼、合掌してから、押し頂くサイン入りの紙。

キース 「銀青様のサインとハンコをゲットか、感無量だ」
ブルー 「その他数人、余計なサインが入ってるけどね」
キース 「しかし、考えようによっては、レア物で…」

銀青様ともあろう御方が、一般人と寄せ書き、とキース君。

キース 「余程のことがない限りは、ありはしないぞ」
サム  「そうかもなあ…」
シロエ 「結婚披露宴の寄せ書きとかですね?」
ブルー 「そういう席に行った時には、書くと思うよ」

ただし、ハンコを持っていないわけで、と生徒会長の笑み。

ブルー 「キース、レア度の高さは保証するから!」
キース 「言われてみれば、持ち歩くには向かないか…」
ブルー 「そこそこ大きさがある上、入れておく箱もね」
シロエ 「渋いですけど、錦で出来てる箱っぽいです」

重いんでしょうね、とシロエ君の問い。

シロエ 「中にしたって、ハンコを保護する仕様ですから」
ブルー 「ズッシリ重いわけじゃないけど、軽くはないよ」
サム  「認印とは違いそうだよな…」
キース 「持ち歩かないなら、寄せ書きには押せないな…」

充分にレア過ぎるサインらしい、とキース君、感激の表情。

キース 「頂いた以上、さっきの約束は守らせて貰う」
シロエ 「キース先輩、待ってました!」
??? 「楽しそうだね、ぼくも聞かせて欲しいんだけど」
一同  「「「げっ!」」」

なんで来るんだ、と皆の視線が集中ですけど。
誰が来たと?


2026/07/13 (Mon)



☆聞くために参加


夏休みを控えた御一同様、生徒会長宅が週末の溜まり場で。
先月のキース君のトイレなピンチから、話が袈裟の由来へ。

??? 「御挨拶だねえ、げっ、ていうのは…」
キース 「日頃の行いが悪いからだろう!」
??? 「でもさ、先月は回避だったわけでさ…」

取り消したしね、とソルジャー(会話表記はAブルー)。

Aブルー「棚経に来ないだなんていうのは、怖すぎて…」
キース 「そう思うんなら、なんで来たんだ!」
Aブルー「袈裟の由来が聞けるらしいし、やっぱりさ…」

聞き逃すなんて有り得ないよ、と好奇心の塊な模様。

Aブルー「それで、どういう由来になるわけ?」
シロエ 「どうして外野が仕切るんです!」
サム  「言えているよな、俺たちは一筆入れたんだぜ?」
ジョミー「ブルーだって、サインを書いてるんだよ?」

おまけに銀青様のハンコつきで、とジョミー君も。

ジョミー「レア過ぎるヤツになったらしいし、外野はさ…」
シロエ 「黙って、お引き取り願いたいですよ!」
スウェナ「帰りなさいよ、場が荒れない間に!」
サム  「キースがキレたら、棚経、ヤバいぜ?」

殆ど最終兵器なんだしよ、とサム君、ズイと。

サム  「お盆の棚経、スルーされたら、後がねえしよ」
シロエ 「引き受けてくれる所は、無いんですしね」
Aブルー「じゃあさ、ぼくもサインに参加するから!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆の視線がソルジャーに集中。

シロエ 「まさか、さっきの紙に書く気なんですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」

ハンコは持っていないけれどね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「寄せ書き的なサインらしいし、ぼくも後から!」
キース 「あんた、全てをパアにする気か、加筆して!」
Aブルー「レア度アップだよ、ぼくのサインだし!」
シロエ 「何処がなんです!」
Aブルー「ぼくのシャングリラだと、ぼくのサインは…」

重要事項の承認にしか、と言ってますけど。
別の世界では…?


2026/07/14 (Tue)



☆レア度が下がる件


夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
キース君から袈裟の由来を聞くという件、ソルジャー乱入。

シロエ 「そっちの世界じゃ、価値があってもですね…」
サム  「こっちじゃ、意味が全くねえしよ」
ジョミー「レア度アップどころか、下がりそうだよ?」
キース 「まったくだ…」

他人様に見せる分には、問題無いが、とキース君の仏頂面。

キース 「俺が充分、迷惑するんだ、あんたのサインは!」
Aブルー「御挨拶だねえ、なんで迷惑?」
キース 「あんたの日頃の行い、俺には迷惑でしかない!」
サム  「そんな輩のサインを貰って、喜ぶヤツはよ…」

いねえんでねえの、とサム君も。

サム  「どっちかってえと、書かねえ方が喜ばれるぜ?」
シロエ 「書かずに、サッサと帰って下さい!」
ジョミー「真面目に棚経、すっぽかされるよ?」

今年限定イベにしてもね、と棚経のお供でお馴染みの人。

ジョミー「来年以降は復活したって、今年はスルーで…」
サム  「いいじゃねえかよ、楽が出来るぜ?」
キース 「サインされた場合は、それが良さそうだ」

帰って貰おう、とキース君が指差すドアの方向。

キース 「お袈裟の由来は、知らなくていい!」
Aブルー「なるほどねえ…。ちなみに、ぼくの頭のさ…」

コレなんだけど、とソルジャーが指す、ヘッドフォン。

Aブルー「聴力が弱いし、補聴器なんだけれどね…」
一同  「「「えっと…?」」」
Aブルー「補聴器だけなら、ぼくのハーレイみたいにさ…」

耳だけで済ませられるわけで、とソルジャーの説明。

Aブルー「こういう形になっているのも、意味があるわけ」
シロエ 「ずっと以前に、聞いた気がしますよ、確か…」

記憶装置を兼ねていたような、とシロエ君の複雑な顔。

シロエ 「うろ覚えですから、自信は無いんですけど…」
Aブルー「ピンポーン! ついでに、こっちのスマホも…」

持っているから、どうなるのかな、と笑顔ですけど。
スマホ…?


2026/07/15 (Wed)


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