シャングリラ学園つれづれ語り
☆検索したら貸し
夏休みを控えた御一同様、生徒会長宅で涼しい週末でして。
先月のキース君の話がズレて、袈裟の由来を聞く方向へと。
シロエ 「記憶装置ということは、もしかしたらですね…」
ジョミー「こっちの世界のスマホも、あるんだよね…?」
サム 「お袈裟の由来を、検索する気なのかよ?」
まさか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「検索ワードを記憶したなら、可能ですけど…」
Aブルー「バッチリ、頭に入ってるってね!」
もちろん、記憶装置にも、とソルジャー、ニヤニヤ。
Aブルー「検索ワードは三つだっけね、どうしようかな?」
キース 「何をする気だ!」
Aブルー「君の代わりに教えた場合は、貸しが出来るよ?」
レアなサインも貰っていた分、価値は高そう、と鋭い指摘。
Aブルー「其処までしないと聞けない話を、披露したら?」
シロエ 「それって、条件は無いんですか?」
Aブルー「何も無いって、タダでサービス!」
君たちが嫌がる単語で検索してもね、とサービス精神。
Aブルー「どうせ、そんなに使う機会も無いスマホだし…」
サム 「広告、トイレまみれでも、気にしねえって?」
Aブルー「実験動物で生きた時代も長いしさ…」
拷問まがいの世界なんだよ、とソルジャー、指をチッチッ。
Aブルー「人体実験される最中、トイレに行けると思う?」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
なんて世界だ、と誰もがガクブル。
Aブルー「分かってくれたかな? トイレどころか…」
ブルー 「その先、喋らなくてもいいから!」
Aブルー「もう少しだけ! そのものズバリも日常でさ…」
意識を失くして転がってる間に、後始末、と恥が無い人。
Aブルー「検索くらいは、お安い御用!」
一同 「「「うーん…」」」
なんて人だ、と震え上がりそうな体験談。
Aブルー「どうかな、検索、タダなんだけど?」
シロエ 「キース先輩に、貸しを作る気ですね…?」
キース先輩、ヤバいですよ、と言ってますけど。
貸し…。
2026/07/16 (Thu)
☆互角らしい人たち
夏休み待ちの御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅な今。
袈裟の由来が問題でして、ソルジャーが検索するという話。
キース 「あんたが検索して、みんなに教えると!?」
Aブルー「簡単なことだし、貸しを作っておけるしね!」
どうかな、とソルジャーが折ってゆく指。
Aブルー「検索ワードは、たった三つで、一つ目は袈裟!」
シロエ 「その通りですけど、キース先輩、ヤバいです!」
サム 「早く止めねえと、借りが出来ちまうぜ?」
ジョミー「焦った方がいいと思うよ、今の状態…」
止めるか、先に早口で喋るか、とジョミー君も焦りの表情。
ジョミー「こんな人にさ、借りが出来たら、ヤバすぎ…」
スウェナ「落ち着きなさいよ、キースは互角よ?」
一同 「「「は?」」」
互角とは、と皆の視線が、スウェナちゃんに。
シロエ 「スウェナ先輩、互角って何のことなんです?」
サム 「思い当たる節がねえんだけど?」
スウェナ「互角って言うより、格が上かもしれないわよ?」
先月の件を忘れてないでしょ、とスウェナちゃん、ズイと。
スウェナ「棚経をスルーされるだけでも、大ダメージ!」
一同 「「「あっ!」」」
スウェナ「最終兵器で投下するなら、無縁仏もあるのよ?」
一同 「「「あー…」」」
そうだった、と今度は視線が、ソルジャーの方に。
シロエ 「大丈夫なんですか、強気に出ちゃって?」
サム 「ヤベえんでねえの、無縁仏はガチでキツイぜ?」
Aブルー「うーん…。言われてみると、キース、最強…」
よくぞ今まで無事だった、とソルジャーが竦める肩。
Aブルー「もっとも、音頭取りは、主に、ぶるぅで…」
キース 「あんた、責任は無いと言う気か!?」
まあ、かまわないが、とキース君、腕組み。
キース 「さっきの検索する件についても、どうでもいい」
シロエ 「いいんですか?」
キース 「どうせ、検索してみても…」
ド素人が他人様に解説は出来ん、と余裕ですけど。
難しいと…?
2026/07/17 (Fri)
☆無いらしい基礎
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来が問題なわけで。
サム 「仏教用語、てんこ盛りなのかよ?」
ジョミー「そうだとしたら、サムでも無理なんじゃあ?」
僧籍で、ぼくより真面目なんだけどさ、とジョミー君。
ジョミー「ブルーから教わってるのって、現場用だよね?」
サム 「お経の読み方とか、所作だとかでよ…」
シロエ 「専門用語の類は、教わってないんですね?」
ブルー 「面倒な上に、大学に入れば、必須の講義だし…」
ぼくが教えても二度手間なだけ、と生徒会長、納得の理由。
ブルー 「お彼岸とか、お盆とかの由来程度でさ…」
キース 「やはり、入門編だけなんだな?」
ブルー 「骨折り損はしたくないしね」
教え込むには、かなり時間が、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「子供時代のキースが、習ったレベルかな…」
キース 「サムでそれなら、其処の野郎の場合は…
サム 「手に負えねえって?」
キース 「恐らく、基本のキから抜けている筈だ」
調べた途端に、詰むのは見えている、とキース君の笑み。
キース 「根本的な所が、意味不明だし…」
Aブルー「失礼だねえ、何年、法要に参加してると?」
法話を聞いた回数、そこそこあるし、とソルジャーの反撃。
Aブルー「基本のキの字くらいは、把握してるよ!」
キース 「それはどうだか…」
そもそも宗派で違うからな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「試しに答えを聞きたいんだが、質問はいいか?」
Aブルー「もちろんだとも! 記憶装置はアリだよね?」
キース 「問題無い。あった所で、役に立たんし」
一同 「「「は?」」」
何故に、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「記憶装置って、守備範囲、広いですよね…?」
キース 「そいつの耳まで届かなければ、無駄と思うが」
Aブルー「どういう意味だい…?」
君の話に含まれていない何かが、と聞いてますけど。
さて…?
2026/07/18 (Sat)
☆記憶装置と仕組み
夏休み待ちの御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
其処で話題になった袈裟の由来を、誰が語るかが重要な今。
キース 「単語くらいは、確実に法話に入っていた筈だ」
Aブルー「だったら、記憶装置でカバー出来るよ!」
キース 「どうなんだか…。記憶装置は、あんたの経験…」
全てを記憶しているのか、とキース君の問い。
キース 「昨夜の飯のメニューはともかく、食事の間…」
シロエ 「どうしていたか、とかを指すんですね?」
キース 「噛んだ回数、ナイフやフォークを使った順番…」
全部、覚えているんだろうな、とキース君、ズイと。
キース 「晩飯には、何を食ったんだ?」
Aブルー「え、えっと…? そうだ、シチューだったよ!」
キース 「よし。何のシチューで、具材は何だった?」
Aブルー「クリームシチューだったし、ジャガイモとかさ」
人参とタマネギも入ってたっけ、とソルジャーが折る指。
Aブルー「肉はチキンで、ちょっと硬めだったかな…」
キース 「その肉、何切れ入っていた?」
Aブルー「うーん…。ぼくの食事嫌いは知られてるしさ…」
キース 「少なめなのは分かるが、何切れかを聞いている」
三切れだったか、四切れだったのか、とキース君。
キース 「肉の形も聞いておきたい、皮つきだったか?」
サム 「あー…。皮があるのと、ついてねえのと…」
ジョミー「混ざりがちだよね、意識して食べていないけど」
キース 「其処の所が重要なんだ。無意識に食っても…」
記憶装置はカバーするのか、とソルジャーを、まじっと。
キース 「そうだと言うなら、何も言わんが…」
Aブルー「うーん…。特に美味しいモノでもないしさ…」
そんなことまで記録しないよ、とソルジャーの答え。
Aブルー「でないと、データが溢れちゃうわけで…」
キース 「やはり、あんたが意識しない限り、その装置…」
Aブルー「記録していないけど…」
何か問題があるとでも、と顔色が悪いですけど。
問題アリ…?
2026/07/19 (Sun)
☆記憶装置の仕様
夏休みを控えた御一同様、週末を過ごす涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来が問題ですけど。
キース 「記憶装置のカバー範囲が、限られる以上は…」
Aブルー「法話を聞いていたって、ダメだって…?」
キース 「あんたが意識して覚えたい場合、どうなる?」
Aブルー「もちろん、記録されるとも!」
単語だけを聞いた時でも、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「ユニバーサルの情報とかだと、ありがちで…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「人類側とミュウでは、同じものでも認識が…」
違ったりするしさ、という説明が。
Aブルー「例えば、アルテミス級とか、分かるかい?」
一同 「「「は…?」」」
Aブルー「人類軍の戦艦を指してて、大きさのことで…」
そんな言い方、ミュウの側には無いんだってば、と力説。
Aブルー「とはいえ、人類軍の通信傍受で頻繁に出るし…」
キース 「本格的な戦闘、してはいないと聞いているが?」
Aブルー「いずれ宇宙に出る予定だから、必須情報で…」
アルテミス級の大きさは知っておかないと、と口調がマジ。
Aブルー「こんな具合で、ぼくだけが聞いた単語もさ…」
シロエ 「船に帰って、調べないとダメなんですね?」
Aブルー「ピンポーン! 暗号なのか、そのものなのか…」
其処から調査しないといけないし、とソルジャーの本業。
Aブルー「忘れないよう、記憶装置に叩き込むってば!」
キース 「くだらない響きの言葉だろうが、記憶すると?」
Aブルー「暗号の恐れがある以上、パンツだろうが!」
パンツを忘れて来た、と言っていてもね、と真剣な表情。
Aブルー「船に帰って忘れていたって、呼び出せるよ!」
キース 「あんたの船で、同じ言葉を聞いた時には?」
Aブルー「誰がパンツを忘れていようが、どうでもいいし」
キース 「調査しないんだな…?」
Aブルー「当たり前だよ!」
誰のパンツか知った所で意味ないし、と言う通り。
意味なし…。
2026/07/20 (Mon)
☆記憶装置の範囲
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君を見舞ったピンチから、袈裟の由来が問題。
キース 「なるほど、同じパンツでも、聞いた状況次第か」
Aブルー「そういうことだね、人類の世界か、船の中かで」
シロエ 「船の中だと、パンツは所詮、パンツですか?」
Aブルー「誰のだろうが、知ったことじゃないって!」
忘れて来たというだけならね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「自分の部屋から、全部消えていたなら別だけど」
キース 「盗難が疑われるせいだな?」
Aブルー「ピンポーン! 部屋を間違えて持ち去るとか…」
まるで無いとも言えないけどさ、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「酔っ払って、留守の個室に入り込んだりね」
一同 「「「あー…」」」
それはありそう、と納得の理由。
サム 「泥酔状態だと、何をやるかは不明だぜ…」
ジョミー「洗濯機に喧嘩を売った話も聞いたことあるよ」
一同 「「「洗濯機!?」」」
ジョミー「うん。なんで黙ってるんだ、って殴ってさ…」
洗濯機が喋るわけないのにね、とジョミー君、クスクスと。
ジョミー「だからパンツも、お菓子の山に見えそうだよ」
スウェナ「お菓子だったら、持って行くわよね…」
シロエ 「正気の時なら、盗まないでしょうけど…」
サム 「酔っ払っていりゃあ、他人様のでも貰うよな…」
酔いが覚めたら真っ青でもよ、とサム君も。
サム 「そういう案件、あんたの出番なのかよ?」
Aブルー「ハーレイになるけど、状況と経過報告は聞くよ」
キース 「つまり、真面目に向き合うべき時には…」
Aブルー「パンツだろうと、記憶装置に記録されるね」
それが何か、とソルジャーの問い。
Aブルー「袈裟の由来と、パンツが関係あるとでも?」
キース 「検索ワード的に、パンツも無縁ではないが…」
Aブルー「それで?」
キース 「あんたの記憶範囲だな」
御本尊様と言ったら、誰になるんだ、と質問返し。
誰って…?
2026/07/21 (Tue)
☆御本尊様が問題
夏休みを控えた御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅で。
話題が先月のキース君のピンチ、袈裟の由来へ転がった今。
Aブルー「御本尊様って、何の話さ…?」
キース 「誰を指すのかと、聞いているんだ」
記憶装置に頼っても許す、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「何度も法要を頼んだ以上、知っている筈だが?」
Aブルー「え、えっと…? 阿弥陀様かなあ…?」
キース 「正式な名称を答えられるか?」
Aブルー「…阿弥陀様じゃないのかい…?」
お念仏でも阿弥陀様だろう、とソルジャー、怪訝そう。
Aブルー「何だったっけ、南無阿弥陀仏だっけ…?」
キース 「お念仏からして怪しいレベルか、あんたは!」
Aブルー「だってさ…!」
キース 「面倒だから略してはいるが、法要の時には…」
必ず皆で唱える場面があるんだ、と副住職。
キース 「お念仏を続けて十回、そういう作法が正しい!」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「ジョミーはともかく、サムは分かるな?」
サム 「同唱十念、違ったっけか…?」
一応、ブルーから知識だけは、と僧籍な人の回答。
サム 「法要に出ている人が揃って、南無阿弥陀仏で…」
キース 「よし、正解だ。ときに、阿弥陀仏な以上は…」
阿弥陀様の仏様としての名前がある、と法話もどき。
キース 「其処の馬鹿には無理なようだし、サムでいい!」
サム 「阿弥陀如来で良かったよなあ…?」
キース 「その通りだが、お念仏が怪しい、あんたは…?」
Aブルー「知らなかったよ…!」
御本尊様が、そんな名前だなんて、と焦っている模様。
Aブルー「法話の中で、出て来たっけ…?」
キース 「阿弥陀様としか言っていないぞ!」
しかし、その気があれば調べるよな、とズイと。
キース 「ところで、御本尊様は、阿弥陀様だけなのか?」
Aブルー「どういう意味だい…?」
キース 「そのまんまだ!」
他にも誰かいらっしゃるのか、と聞いてますけど。
複数…?
2026/07/22 (Wed)
☆御本尊様が色々
夏休みを待つばかりの面々、週末は生徒会長宅が溜まり場。
先月のキース君のピンチが話題で、袈裟の由来を聞く方向。
Aブルー「ええ…。御本尊様は、一人じゃないのかい?」
キース 「例外はあるが、基本は、そうなる」
シロエ 「御本尊様、複数の所があるんですか?」
キース 「寺の経歴で、複数の宗派を兼ねていた場合だ」
それぞれの宗派の御本尊様がいらっしゃるぞ、と副住職。
キース 「とはいえ、普通は違うんだが、今の話で…」
シロエ 「御本尊様が、一人じゃないのは分かりますね…」
サム 「うろ覚えだけどよ、ソレイド八十八カ所のよ…」
御本尊様、阿弥陀様ではなかったよな、と僧籍な人も。
サム 「誰だったっけか、大日如来様だったかなあ…?」
ブルー 「正解! よく覚えてたね、師僧として嬉しいよ」
サム 「ギリギリの記憶で、やべえレベルだけどよ…」
キース 「かまわん、覚えていた所に意義がある」
何処かの馬鹿と違ってな、とキース君も嬉しそう。
キース 「おい、其処のあんた! 少しはピンと来たか?」
Aブルー「ピンと来るって、何をさ…?」
キース 「あんたの基本が怪しい件だ!」
お袈裟の由来を理解するのは無理というもの、とピシャリ。
キース 「そもそも、発端のお方を知らないんだしな!」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「こうなった以上、ノリで喋れる気がする!」
法話をネタなモードでいけばオッケー、と副住職、合掌。
キース 「検索して、俺を出し抜く気だった、馬鹿よりな」
Aブルー「馬鹿というのは、あんまりだってば!」
キース 「言い方はともかく、無理なものは無理としか…」
Aブルー「御本尊様が大切だと…?」
阿弥陀様なら覚えたよ、とソルジャーも必死。
Aブルー「阿弥陀如来で良かったよね?」
キース 「その通りだが、釈尊は理解出来るのか?」
Aブルー「ちょ、シャクソンって…?」
初めて聞いた単語なんだけど、と詰まってますけど。
釈尊とは…?
2026/07/23 (Thu)
☆お釈迦様がルーツ
夏休みを控えた御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で揉めてまして。
キース 「やはり、釈尊を知らないようだな?」
Aブルー「え、えっと…? 法要に欠かせない言葉とか?」
キース 「内容によるが、まるで使わない坊主はいないぞ」
何処の宗派の法話でも、とキース君、合掌。
キース 「恐らく、週に一度くらいは何処かで口にする」
Aブルー「君の法話でも出て来たかなあ…?」
キース 「釈尊という言い方は、していない筈だ!」
一般人向けではないからな、と副住職モード。
キース 「注意しておくが、シャンソンを持ち出すなよ!」
Aブルー「そっちだったら、知っているとも!」
ディナーショーとかであるよね、とズレている答え。
Aブルー「ノルディに連れて貰って、コース料理でさ…」
キース 「あんたの知識は、所詮、そのレベルだ!」
お袈裟の由来が聞いて呆れる、と吐き捨てるような口調。
キース 「釈尊と言ったら、お釈迦様を指す!」
Aブルー「うーん…。お釈迦様って、誰だっけか…?」
聞き覚えはある言葉なんだけど、とソルジャー、困惑。
Aブルー「記憶装置に聞いてみたって、ヒットしなくて…」
キース 「俺の法話を聞き流した上、理解しないからだ!」
ついでに興味も無かったらしいな、と突き付ける指。
キース 「場合によっては、パンツさえも記憶するのに!」
Aブルー「そ、そうなんだけどさ…」
キース 「お釈迦様は、全てのルーツでいらっしゃる!」
Aブルー「ルーツって…?」
どういう意味だい、とソルジャーの悪い顔色。
Aブルー「知っていないと、マズイ言葉なのかい…?」
キース 「当然だろう!」
お釈迦様こそがルーツ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「お盆はもちろん、お彼岸もな!」
Aブルー「ええっ!?」
キース 「お釈迦様抜きには、何も語れん!」
お袈裟の由来もそうなんだ、と言ってますけど。
袈裟もですか…?
2026/07/24 (Fri)
☆お釈迦様抜きでは
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチが招いた話題が、袈裟の由来な今。
Aブルー「本当に、何も語れないのかい…?」
キース 「お釈迦様がルーツな以上は、根本的な事はな!」
派生した枝葉は語れるかもだが、と副住職、目がマジ。
キース 「例えば法話で、ネタにするのは体験談とか…」
サム 「あー…。それだと、枝葉だけでいけるよなあ…」
ブルー 「お釈迦様まで遡らなくても、お教えだけでね」
場合によっては、まるで出さない、と銀青様も。
ブルー 「子供さんが多い法要だと、そっち系かな」
キース 「俺も月参りで、ゲームで法話をしたりするし…」
一同 「「「ゲーム!?」」」
キース 「たまに、テスト休みの中高生がいるからで…」
抹香臭い話は良くない、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「流行りのゲームの話で、掴みはオッケー!」
シロエ 「ゲームなんかで、法話が出来るんですか…?」
キース 「不老不死のアイテムとかがあったら、完璧だ」
それを貰ったらどうするのか、だけでいける、と法話事情。
キース 「だから一応、流行りのゲームはチェックするぞ」
一同 「「「うーん…」」」
結び付かない、と皆の視線がキース君に。
ジョミー「キース、いつの間にゲームしてたわけ!?」
サム 「そういや、暇がねえよなあ…?」
キース 「隙間時間に、どうとでもなる!」
ハマらなければ、と納得の回答。
キース 「時間はこれだけ、と決めておくだけだ」
シロエ 「お寺の仕事の合間ですね…?」
キース 「法話に要るから、親父も公認だぞ」
ブルー 「頑張ってるねえ、副住職!」
子供さんに聞いて貰えるのは大事だし、と伝説の高僧。
ブルー 「とはいえ、誰かさんは三百歳超えでさ…」
キース 「法要を頼んでおいて、法話を聞き流しなどは…」
Aブルー「有り得ないって…?」
そう言われても、と引き攣った顔になってますけど。
お釈迦様…。
2026/07/25 (Sat)
☆法話なら語れる人
夏休みが近い御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君が見舞われた危機から、袈裟の由来が問題。
キース 「参列しただけならともかく、お施主様では…」
ブルー 「法話は聞いておくのが心得事だよ」
Aブルー「他の面子が聞き流してるからかな…?」
キース 「後々、挨拶で必要になる場合があるだからだ!」
法要の後の宴席で、とキース君、ピシャリと。
キース 「此処だとスルーで、ただの宴会ではあるが…」
ブルー 「真面目なヤツだと、宴会の前に挨拶が必須!」
Aブルー「挨拶って、どういう…?」
キース 「法要に出て下さった皆さんに、お礼だな」
似合いの法話だった時には、挨拶に入れる、と副住職。
キース 「そのままではなくて、大事なポイントだけで…」
ブルー 「こういった心持ちで参りましょう、とかね」
一同 「「「うーん…」」」
奥が深い、と参列しているだけの面々、愕然。
シロエ 「そうなってくると、お釈迦様も重要ですよね…」
サム 「今日の法話の、お釈迦様のように、ってな…」
Aブルー「その、お釈迦様って、重要人物…?」
ルーツなんだし、そうだろうけど、とソルジャーの問い。
Aブルー「いないと、話が始まらないとか…?」
キース 「全ての教えも、お経全部も、お釈迦様からで…」
ブルー 「ご自身のお言葉もあれば、お弟子さんとか」
サム 「ガチでルーツな御方なんだぜ?」
知らねえで済むような話じゃねえよ、と僧籍な人も。
サム 「やっぱ、お袈裟の由来は、キースだよなあ…?」
キース 「俺も正直、そうとしか思えん!」
Aブルー「検索しただけだと、伝わらないと…?」
キース 「もういい、素人さんは黙っていやがれ!」
法話のつもりで語らせて貰おう、と副住職が決めた覚悟。
キース 「いいか、お袈裟の由来は、雑巾で…」
一同 「「「はあ!?」」」
キース 「本当だ!」
ガチで雑巾がルーツなんだ、と言ってますけど。
掃除用の…?
2026/07/26 (Sun)
☆雑巾らしいルーツ
夏休みを控えた御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅で。
其処での話題が袈裟の由来でして、キース君の危機が原因。
シロエ 「袈裟の由来が、雑巾ですか…?」
サム 「マジかよ、確かに普段の、質素だけどよ…」
ジョミー「でもさ、輪袈裟も、割とキンピカなのがさ…」
ぼくとサムのは地味なんだけど、とジョミー君も途惑い。
ジョミー「キースを追い掛けて、ソレイド八十八カ所で…」
スウェナ「見掛けたお遍路さんたち、輪袈裟だったわね」
シロエ 「錦っぽい輪袈裟も、けっこう見ました」
サム 「俺もよ、寺の近くじゃ、意識してるけどよ…」
お参りの人の、割と華やかだぜ、と僧籍な人の証言。
サム 「第一、法要の時は派手なほど、正装なんだろ?」
ブルー 「そうだね、高価なお袈裟は錦とかだし…」
キース 「しかし、ルーツは、ガチで雑巾なんだ!」
お釈迦様の時に決まった、とキース君、合掌。
キース 「出家するのは、全てを捨てて家を出ることで…」
Aブルー「お釈迦様っていうのは、そうなのかい?」
キース 「この有様だから、検索するだけ無駄だ!」
お袈裟の発端からして理解出来ん、と一喝。
キース 「全てを捨て去り、財産を持たん以上は、服もだ」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「とはいえ、社会のマナーもあるわけで…」
シロエ 「必要最低限が、袈裟だったんですか?」
布のサイズとしては小さいですし、とシロエ君。
シロエ 「褌とかと同じで、最小限を隠したんでしょうか」
キース 「正解だ! 何処かの馬鹿とは、やはり違うな」
シロエ 「キース先輩、光栄です!」
キース 「シロエは、すぐに閃いたわけだが…」
記憶装置が頼りの馬鹿はどうなんだ、とキース君、ズイと。
キース 「お袈裟のルーツに、少しくらいは近付けたか?」
Aブルー「お尻を隠すトコから始まったかな…?」
キース 「記憶装置は、飾りか!?」
俺は雑巾と言った筈だぞ、と怒鳴ってますけど。
そうですよね…。
2026/07/27 (Mon)
☆雑巾を使う場所
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で法話っぽい今。
キース 「パンツの何処が、雑巾なんだ!」
Aブルー「だ、だってさ…! 検索ワードにさ…!」
キース 「あの単語が入って来るのは、掃除の対象物だ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
トイレ掃除用か、と皆が仰天。
シロエ 「トイレ掃除に使う雑巾だったんですか…?」
キース 「対象はトイレに限定ではないが、最高級品で…」
一同 「「「は?」」」
キース 「質素な布であればいいから、ボロ布だとか…」
衣服に使えない布ならオッケー、とキース君、合掌。
キース 「しかし、クオリティが低いほど価値が高くて…」
サム 「雑巾が向いているってわけな?」
キース 「その通りだ。雑巾は拭き掃除にしか使えんし…」
ジョミー「雑巾が一番いいヤツってこと…?」
今の時代はキンキラキンなのに、とジョミー君、ポカーン。
ジョミー「もしかしなくても、トイレ用のが最高級品…?」
キース 「お前にしては、上出来じゃないか!」
やはり僧籍なだけのことはあるな、とキース君の笑み。
キース 「トイレ掃除に使われた布を、拾い集めて…」
サム 「縫い合わせて、服にしてたのかよ…?」
ブルー 「そういうことだね、だからこそ袈裟の種類に…」
キース 「何枚の布を縫い合わせたかで、違いが生まれる」
多いヤツほど格が高い、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「小さい雑巾を集めなければ、作れないしな」
ブルー 「これだけ質素な布しか持っていない、とね…」
シロエ 「アピールするのが、本来の形なんですね?」
キース 「派手な見た目に騙されてはいかん!」
だからこそ、トイレは無縁ではない、と複雑そうな表情。
キース 「もっとも、其処で悟れと言われても…」
ブルー 「難しいだろうねえ…」
キース 「当然だ!」
俺は一介の副住職でしかないぞ、と呻いてますけど。
まあねえ…。
2026/07/28 (Tue)
☆話題が変わって
夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅が溜まり場で。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で法話もどき中。
Aブルー「なるほど、トイレも有難い場所になるんだ?」
キース 「違う、逆だからこそ、拭き掃除用の雑巾が…」
ブルー 「最高級品な扱いなんだよ、有難くないから」
全く理解出来ていないね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「分かってないなら、そろそろ帰ってくれたまえ」
キース 「そうだな、本来、夏休みの過ごし方の相談が…」
サム 「似合いの日だったんだぜ?」
ズレちまっているけどよ、とサム君も。
サム 「あんた、山の別荘、縁がねえだろ!」
Aブルー「海の別荘だったら、ゲストの定番だよ?」
シロエ 「山は全く、ノータッチじゃないですか!」
Aブルー「だってさ、招待してくれないしさ…」
どうしようも、とソルジャーの困惑した顔。
Aブルー「山の方にも、行ってみたいのに…」
マツカ 「よろしかったら、いらして下さい」
一同 「「「うわー…」」」
なんてことを、と皆の視線がマツカ君に集中。
ジョミー「マツカ、こんなの呼んじゃダメだよ!」
マツカ 「いえ、ゲストは歓迎ですしね」
是非、皆さんでお越し下さい、と御曹司、穏やかな笑み。
マツカ 「あちらは、海より滞在期間も長めですから」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
もうダメだ、と頭を抱える面々。
マツカ 「お部屋は、二つでよろしかったでしょうか?」
Aブルー「えっ、ええっ…? ハーレイの休暇がさ…」
マツカ 「難しそうなら、キャプテンは一泊とかでも」
Aブルー「他の日は、ぼくと、ぶるぅだけって…?」
そういう形で御招待かな、とソルジャー、引けている腰。
Aブルー「ぼくが、ぶるぅとセットで、長期滞在…?」
マツカ 「ええ。どうぞ、お二人で御滞在下さい」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
マツカ 「遠慮なさらず、お気軽に」
きっと執事も喜びますよ、と笑顔ですけど。
悪戯小僧と…?
2026/07/29 (Wed)
☆別荘よりも卒塔婆
夏休み待ちの御一同様、週末はエアコン完備な生徒会長宅。
袈裟の由来についての法話もどきが終了、山の別荘の話で。
マツカ 「山の別荘、ぶるぅにも楽しんで貰えそうです」
Aブルー「どういう意味だい…?」
マツカ 「海とは全く違いますしね、ハイキングとかも」
湖でボート遊びも出来ますから、とマツカ君のオススメ。
マツカ 「牧場に行けば、乗馬なんかもありますよ」
Aブルー「乗馬って…。ぶるぅの身長じゃ、無理だよ」
マツカ 「その点でしたら、ご心配なく。お子様用には…」
ぶるぅ 「ポニーがいるしね、ぶるぅでも大丈夫!」
ぼくも、ぶるぅと遊びたいな、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「ポニーじゃ、遠乗りは出来ないんだけど…」
サム 「行ける範囲が限られるもんなあ…」
シロエ 「でもですね…。ぼくたちは、確実にババです…」
キース 「ヤバい気しかしないし、俺はパスするぞ…」
今年は卒塔婆書きに専念しよう、と副住職の悪い顔色。
キース 「どうせ毎年、別荘の前後は、卒塔婆地獄で…」
ジョミー「山の別荘でも書いていた年があるよね…」
スウェナ「そうだったわねえ、和室を借りて何十本も…」
キース 「ババを引くより、エアコン無しでも家で書く!」
お前たちだけで楽しんでくれ、とキース君、逃げの姿勢。
キース 「土産の類は、気にしなくていい!」
シロエ 「分かりました。高原名物のクッキーくらいは…」
サム 「小遣いを出し合って、デカいの買うしよ」
ジョミー「他にも日持ちするのがあったら、考えるから!」
カフェなら、焼き菓子とかもあるしね、とジョミー君も。
ジョミー「別荘で何か作って貰うコースも、アリかな?」
スウェナ「お菓子、美味しいものね」
だけど、ぶるぅが問題なのよ、と悲観的な意見。
スウェナ「マツカは被害を受けないだろうけど…」
シロエ 「御招待ですしね…」
Aブルー「ぼくも頭痛が…」
ぶるぅなんかと長期滞在、と呻いてますけど。
問題があると…?
2026/07/30 (Thu)
☆別荘がヤバい人
夏休みを控えた御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
袈裟の由来な法話もどきも終わって、山の別荘の話でして。
サム 「ぶるぅでババを引きまくるのは、キースだぜ?」
Aブルー「キースが抜けると、どうなるかが謎でさ…」
一同 「「「は?」」」
他の面子に回るだけでは、と誰もがキョトン。
シロエ 「キース先輩がいないんだったら、ぼくたちに…」
ジョミー「ババが回って来るだけのことだよね…」
サム 「正直、俺も引きたくねえから、元老寺でよ…」
お盆の準備に使って貰えねえかな、とサム君が打つ、逃げ。
サム 「卒塔婆書きの他にも、何かあるだろ?」
キース 「強いて言うなら、水塔婆を書く役目くらいで…」
一同 「「「水塔婆?」」」
キース 「小型サイズの薄い卒塔婆で、おふくろの係で…」
そこそこ時間と手間はかかるな、と副住職。
キース 「しかし、お前は、書道の心得が無いわけで…」
サム 「やっぱ、そこかよ…」
キース 「最低限のラインをクリア出来ていないと…」
使うわけには、と蹴り飛ばされた模様。
サム 「畜生、俺もババを引くしかねえって…?」
キース 「正当な理由が見当たらないしな!」
Aブルー「その点だったら、ぼくも同じで…」
一同 「「「えっと…?」」」
どういう意味だ、と皆の視線が、ソルジャーに集中。
シロエ 「もしかして、ババを引くかもなんですか…?」
Aブルー「ピンポーン…」
消え入りそうな声で、ソルジャーの答え。
Aブルー「シャングリラにいれば、ターゲット多めで…」
サム 「あんたが狙われることはねえって?」
Aブルー「ソルジャーだしね…」
ぶるぅが大目玉を食らいそうで、と苦笑。
Aブルー「長老たちが団結したら無敵で、ぶるぅでも…」
キース 「敵わないんだな?」
Aブルー「そういうこと! だから逃げるよ!」
一同 「「「あれっ!?」」」
山の別荘は、と消えた後には返事も無し。
今月、これにて中継終了~。
2026/07/31 (Fri)
夏休みを控えた御一同様、生徒会長宅で涼しい週末でして。
先月のキース君の話がズレて、袈裟の由来を聞く方向へと。
シロエ 「記憶装置ということは、もしかしたらですね…」
ジョミー「こっちの世界のスマホも、あるんだよね…?」
サム 「お袈裟の由来を、検索する気なのかよ?」
まさか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「検索ワードを記憶したなら、可能ですけど…」
Aブルー「バッチリ、頭に入ってるってね!」
もちろん、記憶装置にも、とソルジャー、ニヤニヤ。
Aブルー「検索ワードは三つだっけね、どうしようかな?」
キース 「何をする気だ!」
Aブルー「君の代わりに教えた場合は、貸しが出来るよ?」
レアなサインも貰っていた分、価値は高そう、と鋭い指摘。
Aブルー「其処までしないと聞けない話を、披露したら?」
シロエ 「それって、条件は無いんですか?」
Aブルー「何も無いって、タダでサービス!」
君たちが嫌がる単語で検索してもね、とサービス精神。
Aブルー「どうせ、そんなに使う機会も無いスマホだし…」
サム 「広告、トイレまみれでも、気にしねえって?」
Aブルー「実験動物で生きた時代も長いしさ…」
拷問まがいの世界なんだよ、とソルジャー、指をチッチッ。
Aブルー「人体実験される最中、トイレに行けると思う?」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
なんて世界だ、と誰もがガクブル。
Aブルー「分かってくれたかな? トイレどころか…」
ブルー 「その先、喋らなくてもいいから!」
Aブルー「もう少しだけ! そのものズバリも日常でさ…」
意識を失くして転がってる間に、後始末、と恥が無い人。
Aブルー「検索くらいは、お安い御用!」
一同 「「「うーん…」」」
なんて人だ、と震え上がりそうな体験談。
Aブルー「どうかな、検索、タダなんだけど?」
シロエ 「キース先輩に、貸しを作る気ですね…?」
キース先輩、ヤバいですよ、と言ってますけど。
貸し…。
2026/07/16 (Thu)
☆互角らしい人たち
夏休み待ちの御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅な今。
袈裟の由来が問題でして、ソルジャーが検索するという話。
キース 「あんたが検索して、みんなに教えると!?」
Aブルー「簡単なことだし、貸しを作っておけるしね!」
どうかな、とソルジャーが折ってゆく指。
Aブルー「検索ワードは、たった三つで、一つ目は袈裟!」
シロエ 「その通りですけど、キース先輩、ヤバいです!」
サム 「早く止めねえと、借りが出来ちまうぜ?」
ジョミー「焦った方がいいと思うよ、今の状態…」
止めるか、先に早口で喋るか、とジョミー君も焦りの表情。
ジョミー「こんな人にさ、借りが出来たら、ヤバすぎ…」
スウェナ「落ち着きなさいよ、キースは互角よ?」
一同 「「「は?」」」
互角とは、と皆の視線が、スウェナちゃんに。
シロエ 「スウェナ先輩、互角って何のことなんです?」
サム 「思い当たる節がねえんだけど?」
スウェナ「互角って言うより、格が上かもしれないわよ?」
先月の件を忘れてないでしょ、とスウェナちゃん、ズイと。
スウェナ「棚経をスルーされるだけでも、大ダメージ!」
一同 「「「あっ!」」」
スウェナ「最終兵器で投下するなら、無縁仏もあるのよ?」
一同 「「「あー…」」」
そうだった、と今度は視線が、ソルジャーの方に。
シロエ 「大丈夫なんですか、強気に出ちゃって?」
サム 「ヤベえんでねえの、無縁仏はガチでキツイぜ?」
Aブルー「うーん…。言われてみると、キース、最強…」
よくぞ今まで無事だった、とソルジャーが竦める肩。
Aブルー「もっとも、音頭取りは、主に、ぶるぅで…」
キース 「あんた、責任は無いと言う気か!?」
まあ、かまわないが、とキース君、腕組み。
キース 「さっきの検索する件についても、どうでもいい」
シロエ 「いいんですか?」
キース 「どうせ、検索してみても…」
ド素人が他人様に解説は出来ん、と余裕ですけど。
難しいと…?
2026/07/17 (Fri)
☆無いらしい基礎
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来が問題なわけで。
サム 「仏教用語、てんこ盛りなのかよ?」
ジョミー「そうだとしたら、サムでも無理なんじゃあ?」
僧籍で、ぼくより真面目なんだけどさ、とジョミー君。
ジョミー「ブルーから教わってるのって、現場用だよね?」
サム 「お経の読み方とか、所作だとかでよ…」
シロエ 「専門用語の類は、教わってないんですね?」
ブルー 「面倒な上に、大学に入れば、必須の講義だし…」
ぼくが教えても二度手間なだけ、と生徒会長、納得の理由。
ブルー 「お彼岸とか、お盆とかの由来程度でさ…」
キース 「やはり、入門編だけなんだな?」
ブルー 「骨折り損はしたくないしね」
教え込むには、かなり時間が、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「子供時代のキースが、習ったレベルかな…」
キース 「サムでそれなら、其処の野郎の場合は…
サム 「手に負えねえって?」
キース 「恐らく、基本のキから抜けている筈だ」
調べた途端に、詰むのは見えている、とキース君の笑み。
キース 「根本的な所が、意味不明だし…」
Aブルー「失礼だねえ、何年、法要に参加してると?」
法話を聞いた回数、そこそこあるし、とソルジャーの反撃。
Aブルー「基本のキの字くらいは、把握してるよ!」
キース 「それはどうだか…」
そもそも宗派で違うからな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「試しに答えを聞きたいんだが、質問はいいか?」
Aブルー「もちろんだとも! 記憶装置はアリだよね?」
キース 「問題無い。あった所で、役に立たんし」
一同 「「「は?」」」
何故に、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「記憶装置って、守備範囲、広いですよね…?」
キース 「そいつの耳まで届かなければ、無駄と思うが」
Aブルー「どういう意味だい…?」
君の話に含まれていない何かが、と聞いてますけど。
さて…?
2026/07/18 (Sat)
☆記憶装置と仕組み
夏休み待ちの御一同様、週末はエアコンの効いた溜まり場。
其処で話題になった袈裟の由来を、誰が語るかが重要な今。
キース 「単語くらいは、確実に法話に入っていた筈だ」
Aブルー「だったら、記憶装置でカバー出来るよ!」
キース 「どうなんだか…。記憶装置は、あんたの経験…」
全てを記憶しているのか、とキース君の問い。
キース 「昨夜の飯のメニューはともかく、食事の間…」
シロエ 「どうしていたか、とかを指すんですね?」
キース 「噛んだ回数、ナイフやフォークを使った順番…」
全部、覚えているんだろうな、とキース君、ズイと。
キース 「晩飯には、何を食ったんだ?」
Aブルー「え、えっと…? そうだ、シチューだったよ!」
キース 「よし。何のシチューで、具材は何だった?」
Aブルー「クリームシチューだったし、ジャガイモとかさ」
人参とタマネギも入ってたっけ、とソルジャーが折る指。
Aブルー「肉はチキンで、ちょっと硬めだったかな…」
キース 「その肉、何切れ入っていた?」
Aブルー「うーん…。ぼくの食事嫌いは知られてるしさ…」
キース 「少なめなのは分かるが、何切れかを聞いている」
三切れだったか、四切れだったのか、とキース君。
キース 「肉の形も聞いておきたい、皮つきだったか?」
サム 「あー…。皮があるのと、ついてねえのと…」
ジョミー「混ざりがちだよね、意識して食べていないけど」
キース 「其処の所が重要なんだ。無意識に食っても…」
記憶装置はカバーするのか、とソルジャーを、まじっと。
キース 「そうだと言うなら、何も言わんが…」
Aブルー「うーん…。特に美味しいモノでもないしさ…」
そんなことまで記録しないよ、とソルジャーの答え。
Aブルー「でないと、データが溢れちゃうわけで…」
キース 「やはり、あんたが意識しない限り、その装置…」
Aブルー「記録していないけど…」
何か問題があるとでも、と顔色が悪いですけど。
問題アリ…?
2026/07/19 (Sun)
☆記憶装置の仕様
夏休みを控えた御一同様、週末を過ごす涼しい生徒会長宅。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来が問題ですけど。
キース 「記憶装置のカバー範囲が、限られる以上は…」
Aブルー「法話を聞いていたって、ダメだって…?」
キース 「あんたが意識して覚えたい場合、どうなる?」
Aブルー「もちろん、記録されるとも!」
単語だけを聞いた時でも、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「ユニバーサルの情報とかだと、ありがちで…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「人類側とミュウでは、同じものでも認識が…」
違ったりするしさ、という説明が。
Aブルー「例えば、アルテミス級とか、分かるかい?」
一同 「「「は…?」」」
Aブルー「人類軍の戦艦を指してて、大きさのことで…」
そんな言い方、ミュウの側には無いんだってば、と力説。
Aブルー「とはいえ、人類軍の通信傍受で頻繁に出るし…」
キース 「本格的な戦闘、してはいないと聞いているが?」
Aブルー「いずれ宇宙に出る予定だから、必須情報で…」
アルテミス級の大きさは知っておかないと、と口調がマジ。
Aブルー「こんな具合で、ぼくだけが聞いた単語もさ…」
シロエ 「船に帰って、調べないとダメなんですね?」
Aブルー「ピンポーン! 暗号なのか、そのものなのか…」
其処から調査しないといけないし、とソルジャーの本業。
Aブルー「忘れないよう、記憶装置に叩き込むってば!」
キース 「くだらない響きの言葉だろうが、記憶すると?」
Aブルー「暗号の恐れがある以上、パンツだろうが!」
パンツを忘れて来た、と言っていてもね、と真剣な表情。
Aブルー「船に帰って忘れていたって、呼び出せるよ!」
キース 「あんたの船で、同じ言葉を聞いた時には?」
Aブルー「誰がパンツを忘れていようが、どうでもいいし」
キース 「調査しないんだな…?」
Aブルー「当たり前だよ!」
誰のパンツか知った所で意味ないし、と言う通り。
意味なし…。
2026/07/20 (Mon)
☆記憶装置の範囲
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君を見舞ったピンチから、袈裟の由来が問題。
キース 「なるほど、同じパンツでも、聞いた状況次第か」
Aブルー「そういうことだね、人類の世界か、船の中かで」
シロエ 「船の中だと、パンツは所詮、パンツですか?」
Aブルー「誰のだろうが、知ったことじゃないって!」
忘れて来たというだけならね、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「自分の部屋から、全部消えていたなら別だけど」
キース 「盗難が疑われるせいだな?」
Aブルー「ピンポーン! 部屋を間違えて持ち去るとか…」
まるで無いとも言えないけどさ、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「酔っ払って、留守の個室に入り込んだりね」
一同 「「「あー…」」」
それはありそう、と納得の理由。
サム 「泥酔状態だと、何をやるかは不明だぜ…」
ジョミー「洗濯機に喧嘩を売った話も聞いたことあるよ」
一同 「「「洗濯機!?」」」
ジョミー「うん。なんで黙ってるんだ、って殴ってさ…」
洗濯機が喋るわけないのにね、とジョミー君、クスクスと。
ジョミー「だからパンツも、お菓子の山に見えそうだよ」
スウェナ「お菓子だったら、持って行くわよね…」
シロエ 「正気の時なら、盗まないでしょうけど…」
サム 「酔っ払っていりゃあ、他人様のでも貰うよな…」
酔いが覚めたら真っ青でもよ、とサム君も。
サム 「そういう案件、あんたの出番なのかよ?」
Aブルー「ハーレイになるけど、状況と経過報告は聞くよ」
キース 「つまり、真面目に向き合うべき時には…」
Aブルー「パンツだろうと、記憶装置に記録されるね」
それが何か、とソルジャーの問い。
Aブルー「袈裟の由来と、パンツが関係あるとでも?」
キース 「検索ワード的に、パンツも無縁ではないが…」
Aブルー「それで?」
キース 「あんたの記憶範囲だな」
御本尊様と言ったら、誰になるんだ、と質問返し。
誰って…?
2026/07/21 (Tue)
☆御本尊様が問題
夏休みを控えた御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅で。
話題が先月のキース君のピンチ、袈裟の由来へ転がった今。
Aブルー「御本尊様って、何の話さ…?」
キース 「誰を指すのかと、聞いているんだ」
記憶装置に頼っても許す、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「何度も法要を頼んだ以上、知っている筈だが?」
Aブルー「え、えっと…? 阿弥陀様かなあ…?」
キース 「正式な名称を答えられるか?」
Aブルー「…阿弥陀様じゃないのかい…?」
お念仏でも阿弥陀様だろう、とソルジャー、怪訝そう。
Aブルー「何だったっけ、南無阿弥陀仏だっけ…?」
キース 「お念仏からして怪しいレベルか、あんたは!」
Aブルー「だってさ…!」
キース 「面倒だから略してはいるが、法要の時には…」
必ず皆で唱える場面があるんだ、と副住職。
キース 「お念仏を続けて十回、そういう作法が正しい!」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「ジョミーはともかく、サムは分かるな?」
サム 「同唱十念、違ったっけか…?」
一応、ブルーから知識だけは、と僧籍な人の回答。
サム 「法要に出ている人が揃って、南無阿弥陀仏で…」
キース 「よし、正解だ。ときに、阿弥陀仏な以上は…」
阿弥陀様の仏様としての名前がある、と法話もどき。
キース 「其処の馬鹿には無理なようだし、サムでいい!」
サム 「阿弥陀如来で良かったよなあ…?」
キース 「その通りだが、お念仏が怪しい、あんたは…?」
Aブルー「知らなかったよ…!」
御本尊様が、そんな名前だなんて、と焦っている模様。
Aブルー「法話の中で、出て来たっけ…?」
キース 「阿弥陀様としか言っていないぞ!」
しかし、その気があれば調べるよな、とズイと。
キース 「ところで、御本尊様は、阿弥陀様だけなのか?」
Aブルー「どういう意味だい…?」
キース 「そのまんまだ!」
他にも誰かいらっしゃるのか、と聞いてますけど。
複数…?
2026/07/22 (Wed)
☆御本尊様が色々
夏休みを待つばかりの面々、週末は生徒会長宅が溜まり場。
先月のキース君のピンチが話題で、袈裟の由来を聞く方向。
Aブルー「ええ…。御本尊様は、一人じゃないのかい?」
キース 「例外はあるが、基本は、そうなる」
シロエ 「御本尊様、複数の所があるんですか?」
キース 「寺の経歴で、複数の宗派を兼ねていた場合だ」
それぞれの宗派の御本尊様がいらっしゃるぞ、と副住職。
キース 「とはいえ、普通は違うんだが、今の話で…」
シロエ 「御本尊様が、一人じゃないのは分かりますね…」
サム 「うろ覚えだけどよ、ソレイド八十八カ所のよ…」
御本尊様、阿弥陀様ではなかったよな、と僧籍な人も。
サム 「誰だったっけか、大日如来様だったかなあ…?」
ブルー 「正解! よく覚えてたね、師僧として嬉しいよ」
サム 「ギリギリの記憶で、やべえレベルだけどよ…」
キース 「かまわん、覚えていた所に意義がある」
何処かの馬鹿と違ってな、とキース君も嬉しそう。
キース 「おい、其処のあんた! 少しはピンと来たか?」
Aブルー「ピンと来るって、何をさ…?」
キース 「あんたの基本が怪しい件だ!」
お袈裟の由来を理解するのは無理というもの、とピシャリ。
キース 「そもそも、発端のお方を知らないんだしな!」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「こうなった以上、ノリで喋れる気がする!」
法話をネタなモードでいけばオッケー、と副住職、合掌。
キース 「検索して、俺を出し抜く気だった、馬鹿よりな」
Aブルー「馬鹿というのは、あんまりだってば!」
キース 「言い方はともかく、無理なものは無理としか…」
Aブルー「御本尊様が大切だと…?」
阿弥陀様なら覚えたよ、とソルジャーも必死。
Aブルー「阿弥陀如来で良かったよね?」
キース 「その通りだが、釈尊は理解出来るのか?」
Aブルー「ちょ、シャクソンって…?」
初めて聞いた単語なんだけど、と詰まってますけど。
釈尊とは…?
2026/07/23 (Thu)
☆お釈迦様がルーツ
夏休みを控えた御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で揉めてまして。
キース 「やはり、釈尊を知らないようだな?」
Aブルー「え、えっと…? 法要に欠かせない言葉とか?」
キース 「内容によるが、まるで使わない坊主はいないぞ」
何処の宗派の法話でも、とキース君、合掌。
キース 「恐らく、週に一度くらいは何処かで口にする」
Aブルー「君の法話でも出て来たかなあ…?」
キース 「釈尊という言い方は、していない筈だ!」
一般人向けではないからな、と副住職モード。
キース 「注意しておくが、シャンソンを持ち出すなよ!」
Aブルー「そっちだったら、知っているとも!」
ディナーショーとかであるよね、とズレている答え。
Aブルー「ノルディに連れて貰って、コース料理でさ…」
キース 「あんたの知識は、所詮、そのレベルだ!」
お袈裟の由来が聞いて呆れる、と吐き捨てるような口調。
キース 「釈尊と言ったら、お釈迦様を指す!」
Aブルー「うーん…。お釈迦様って、誰だっけか…?」
聞き覚えはある言葉なんだけど、とソルジャー、困惑。
Aブルー「記憶装置に聞いてみたって、ヒットしなくて…」
キース 「俺の法話を聞き流した上、理解しないからだ!」
ついでに興味も無かったらしいな、と突き付ける指。
キース 「場合によっては、パンツさえも記憶するのに!」
Aブルー「そ、そうなんだけどさ…」
キース 「お釈迦様は、全てのルーツでいらっしゃる!」
Aブルー「ルーツって…?」
どういう意味だい、とソルジャーの悪い顔色。
Aブルー「知っていないと、マズイ言葉なのかい…?」
キース 「当然だろう!」
お釈迦様こそがルーツ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「お盆はもちろん、お彼岸もな!」
Aブルー「ええっ!?」
キース 「お釈迦様抜きには、何も語れん!」
お袈裟の由来もそうなんだ、と言ってますけど。
袈裟もですか…?
2026/07/24 (Fri)
☆お釈迦様抜きでは
夏休みを待つばかりの御一同様、週末は生徒会長宅でして。
先月のキース君のピンチが招いた話題が、袈裟の由来な今。
Aブルー「本当に、何も語れないのかい…?」
キース 「お釈迦様がルーツな以上は、根本的な事はな!」
派生した枝葉は語れるかもだが、と副住職、目がマジ。
キース 「例えば法話で、ネタにするのは体験談とか…」
サム 「あー…。それだと、枝葉だけでいけるよなあ…」
ブルー 「お釈迦様まで遡らなくても、お教えだけでね」
場合によっては、まるで出さない、と銀青様も。
ブルー 「子供さんが多い法要だと、そっち系かな」
キース 「俺も月参りで、ゲームで法話をしたりするし…」
一同 「「「ゲーム!?」」」
キース 「たまに、テスト休みの中高生がいるからで…」
抹香臭い話は良くない、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「流行りのゲームの話で、掴みはオッケー!」
シロエ 「ゲームなんかで、法話が出来るんですか…?」
キース 「不老不死のアイテムとかがあったら、完璧だ」
それを貰ったらどうするのか、だけでいける、と法話事情。
キース 「だから一応、流行りのゲームはチェックするぞ」
一同 「「「うーん…」」」
結び付かない、と皆の視線がキース君に。
ジョミー「キース、いつの間にゲームしてたわけ!?」
サム 「そういや、暇がねえよなあ…?」
キース 「隙間時間に、どうとでもなる!」
ハマらなければ、と納得の回答。
キース 「時間はこれだけ、と決めておくだけだ」
シロエ 「お寺の仕事の合間ですね…?」
キース 「法話に要るから、親父も公認だぞ」
ブルー 「頑張ってるねえ、副住職!」
子供さんに聞いて貰えるのは大事だし、と伝説の高僧。
ブルー 「とはいえ、誰かさんは三百歳超えでさ…」
キース 「法要を頼んでおいて、法話を聞き流しなどは…」
Aブルー「有り得ないって…?」
そう言われても、と引き攣った顔になってますけど。
お釈迦様…。
2026/07/25 (Sat)
☆法話なら語れる人
夏休みが近い御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君が見舞われた危機から、袈裟の由来が問題。
キース 「参列しただけならともかく、お施主様では…」
ブルー 「法話は聞いておくのが心得事だよ」
Aブルー「他の面子が聞き流してるからかな…?」
キース 「後々、挨拶で必要になる場合があるだからだ!」
法要の後の宴席で、とキース君、ピシャリと。
キース 「此処だとスルーで、ただの宴会ではあるが…」
ブルー 「真面目なヤツだと、宴会の前に挨拶が必須!」
Aブルー「挨拶って、どういう…?」
キース 「法要に出て下さった皆さんに、お礼だな」
似合いの法話だった時には、挨拶に入れる、と副住職。
キース 「そのままではなくて、大事なポイントだけで…」
ブルー 「こういった心持ちで参りましょう、とかね」
一同 「「「うーん…」」」
奥が深い、と参列しているだけの面々、愕然。
シロエ 「そうなってくると、お釈迦様も重要ですよね…」
サム 「今日の法話の、お釈迦様のように、ってな…」
Aブルー「その、お釈迦様って、重要人物…?」
ルーツなんだし、そうだろうけど、とソルジャーの問い。
Aブルー「いないと、話が始まらないとか…?」
キース 「全ての教えも、お経全部も、お釈迦様からで…」
ブルー 「ご自身のお言葉もあれば、お弟子さんとか」
サム 「ガチでルーツな御方なんだぜ?」
知らねえで済むような話じゃねえよ、と僧籍な人も。
サム 「やっぱ、お袈裟の由来は、キースだよなあ…?」
キース 「俺も正直、そうとしか思えん!」
Aブルー「検索しただけだと、伝わらないと…?」
キース 「もういい、素人さんは黙っていやがれ!」
法話のつもりで語らせて貰おう、と副住職が決めた覚悟。
キース 「いいか、お袈裟の由来は、雑巾で…」
一同 「「「はあ!?」」」
キース 「本当だ!」
ガチで雑巾がルーツなんだ、と言ってますけど。
掃除用の…?
2026/07/26 (Sun)
☆雑巾らしいルーツ
夏休みを控えた御一同様、エアコンの効いた生徒会長宅で。
其処での話題が袈裟の由来でして、キース君の危機が原因。
シロエ 「袈裟の由来が、雑巾ですか…?」
サム 「マジかよ、確かに普段の、質素だけどよ…」
ジョミー「でもさ、輪袈裟も、割とキンピカなのがさ…」
ぼくとサムのは地味なんだけど、とジョミー君も途惑い。
ジョミー「キースを追い掛けて、ソレイド八十八カ所で…」
スウェナ「見掛けたお遍路さんたち、輪袈裟だったわね」
シロエ 「錦っぽい輪袈裟も、けっこう見ました」
サム 「俺もよ、寺の近くじゃ、意識してるけどよ…」
お参りの人の、割と華やかだぜ、と僧籍な人の証言。
サム 「第一、法要の時は派手なほど、正装なんだろ?」
ブルー 「そうだね、高価なお袈裟は錦とかだし…」
キース 「しかし、ルーツは、ガチで雑巾なんだ!」
お釈迦様の時に決まった、とキース君、合掌。
キース 「出家するのは、全てを捨てて家を出ることで…」
Aブルー「お釈迦様っていうのは、そうなのかい?」
キース 「この有様だから、検索するだけ無駄だ!」
お袈裟の発端からして理解出来ん、と一喝。
キース 「全てを捨て去り、財産を持たん以上は、服もだ」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「とはいえ、社会のマナーもあるわけで…」
シロエ 「必要最低限が、袈裟だったんですか?」
布のサイズとしては小さいですし、とシロエ君。
シロエ 「褌とかと同じで、最小限を隠したんでしょうか」
キース 「正解だ! 何処かの馬鹿とは、やはり違うな」
シロエ 「キース先輩、光栄です!」
キース 「シロエは、すぐに閃いたわけだが…」
記憶装置が頼りの馬鹿はどうなんだ、とキース君、ズイと。
キース 「お袈裟のルーツに、少しくらいは近付けたか?」
Aブルー「お尻を隠すトコから始まったかな…?」
キース 「記憶装置は、飾りか!?」
俺は雑巾と言った筈だぞ、と怒鳴ってますけど。
そうですよね…。
2026/07/27 (Mon)
☆雑巾を使う場所
夏休み待ちの御一同様、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で法話っぽい今。
キース 「パンツの何処が、雑巾なんだ!」
Aブルー「だ、だってさ…! 検索ワードにさ…!」
キース 「あの単語が入って来るのは、掃除の対象物だ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
トイレ掃除用か、と皆が仰天。
シロエ 「トイレ掃除に使う雑巾だったんですか…?」
キース 「対象はトイレに限定ではないが、最高級品で…」
一同 「「「は?」」」
キース 「質素な布であればいいから、ボロ布だとか…」
衣服に使えない布ならオッケー、とキース君、合掌。
キース 「しかし、クオリティが低いほど価値が高くて…」
サム 「雑巾が向いているってわけな?」
キース 「その通りだ。雑巾は拭き掃除にしか使えんし…」
ジョミー「雑巾が一番いいヤツってこと…?」
今の時代はキンキラキンなのに、とジョミー君、ポカーン。
ジョミー「もしかしなくても、トイレ用のが最高級品…?」
キース 「お前にしては、上出来じゃないか!」
やはり僧籍なだけのことはあるな、とキース君の笑み。
キース 「トイレ掃除に使われた布を、拾い集めて…」
サム 「縫い合わせて、服にしてたのかよ…?」
ブルー 「そういうことだね、だからこそ袈裟の種類に…」
キース 「何枚の布を縫い合わせたかで、違いが生まれる」
多いヤツほど格が高い、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「小さい雑巾を集めなければ、作れないしな」
ブルー 「これだけ質素な布しか持っていない、とね…」
シロエ 「アピールするのが、本来の形なんですね?」
キース 「派手な見た目に騙されてはいかん!」
だからこそ、トイレは無縁ではない、と複雑そうな表情。
キース 「もっとも、其処で悟れと言われても…」
ブルー 「難しいだろうねえ…」
キース 「当然だ!」
俺は一介の副住職でしかないぞ、と呻いてますけど。
まあねえ…。
2026/07/28 (Tue)
☆話題が変わって
夏休みを控えた御一同様、週末は生徒会長宅が溜まり場で。
先月のキース君のピンチから、袈裟の由来で法話もどき中。
Aブルー「なるほど、トイレも有難い場所になるんだ?」
キース 「違う、逆だからこそ、拭き掃除用の雑巾が…」
ブルー 「最高級品な扱いなんだよ、有難くないから」
全く理解出来ていないね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「分かってないなら、そろそろ帰ってくれたまえ」
キース 「そうだな、本来、夏休みの過ごし方の相談が…」
サム 「似合いの日だったんだぜ?」
ズレちまっているけどよ、とサム君も。
サム 「あんた、山の別荘、縁がねえだろ!」
Aブルー「海の別荘だったら、ゲストの定番だよ?」
シロエ 「山は全く、ノータッチじゃないですか!」
Aブルー「だってさ、招待してくれないしさ…」
どうしようも、とソルジャーの困惑した顔。
Aブルー「山の方にも、行ってみたいのに…」
マツカ 「よろしかったら、いらして下さい」
一同 「「「うわー…」」」
なんてことを、と皆の視線がマツカ君に集中。
ジョミー「マツカ、こんなの呼んじゃダメだよ!」
マツカ 「いえ、ゲストは歓迎ですしね」
是非、皆さんでお越し下さい、と御曹司、穏やかな笑み。
マツカ 「あちらは、海より滞在期間も長めですから」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
もうダメだ、と頭を抱える面々。
マツカ 「お部屋は、二つでよろしかったでしょうか?」
Aブルー「えっ、ええっ…? ハーレイの休暇がさ…」
マツカ 「難しそうなら、キャプテンは一泊とかでも」
Aブルー「他の日は、ぼくと、ぶるぅだけって…?」
そういう形で御招待かな、とソルジャー、引けている腰。
Aブルー「ぼくが、ぶるぅとセットで、長期滞在…?」
マツカ 「ええ。どうぞ、お二人で御滞在下さい」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
マツカ 「遠慮なさらず、お気軽に」
きっと執事も喜びますよ、と笑顔ですけど。
悪戯小僧と…?
2026/07/29 (Wed)
☆別荘よりも卒塔婆
夏休み待ちの御一同様、週末はエアコン完備な生徒会長宅。
袈裟の由来についての法話もどきが終了、山の別荘の話で。
マツカ 「山の別荘、ぶるぅにも楽しんで貰えそうです」
Aブルー「どういう意味だい…?」
マツカ 「海とは全く違いますしね、ハイキングとかも」
湖でボート遊びも出来ますから、とマツカ君のオススメ。
マツカ 「牧場に行けば、乗馬なんかもありますよ」
Aブルー「乗馬って…。ぶるぅの身長じゃ、無理だよ」
マツカ 「その点でしたら、ご心配なく。お子様用には…」
ぶるぅ 「ポニーがいるしね、ぶるぅでも大丈夫!」
ぼくも、ぶるぅと遊びたいな、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「ポニーじゃ、遠乗りは出来ないんだけど…」
サム 「行ける範囲が限られるもんなあ…」
シロエ 「でもですね…。ぼくたちは、確実にババです…」
キース 「ヤバい気しかしないし、俺はパスするぞ…」
今年は卒塔婆書きに専念しよう、と副住職の悪い顔色。
キース 「どうせ毎年、別荘の前後は、卒塔婆地獄で…」
ジョミー「山の別荘でも書いていた年があるよね…」
スウェナ「そうだったわねえ、和室を借りて何十本も…」
キース 「ババを引くより、エアコン無しでも家で書く!」
お前たちだけで楽しんでくれ、とキース君、逃げの姿勢。
キース 「土産の類は、気にしなくていい!」
シロエ 「分かりました。高原名物のクッキーくらいは…」
サム 「小遣いを出し合って、デカいの買うしよ」
ジョミー「他にも日持ちするのがあったら、考えるから!」
カフェなら、焼き菓子とかもあるしね、とジョミー君も。
ジョミー「別荘で何か作って貰うコースも、アリかな?」
スウェナ「お菓子、美味しいものね」
だけど、ぶるぅが問題なのよ、と悲観的な意見。
スウェナ「マツカは被害を受けないだろうけど…」
シロエ 「御招待ですしね…」
Aブルー「ぼくも頭痛が…」
ぶるぅなんかと長期滞在、と呻いてますけど。
問題があると…?
2026/07/30 (Thu)
☆別荘がヤバい人
夏休みを控えた御一同様、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
袈裟の由来な法話もどきも終わって、山の別荘の話でして。
サム 「ぶるぅでババを引きまくるのは、キースだぜ?」
Aブルー「キースが抜けると、どうなるかが謎でさ…」
一同 「「「は?」」」
他の面子に回るだけでは、と誰もがキョトン。
シロエ 「キース先輩がいないんだったら、ぼくたちに…」
ジョミー「ババが回って来るだけのことだよね…」
サム 「正直、俺も引きたくねえから、元老寺でよ…」
お盆の準備に使って貰えねえかな、とサム君が打つ、逃げ。
サム 「卒塔婆書きの他にも、何かあるだろ?」
キース 「強いて言うなら、水塔婆を書く役目くらいで…」
一同 「「「水塔婆?」」」
キース 「小型サイズの薄い卒塔婆で、おふくろの係で…」
そこそこ時間と手間はかかるな、と副住職。
キース 「しかし、お前は、書道の心得が無いわけで…」
サム 「やっぱ、そこかよ…」
キース 「最低限のラインをクリア出来ていないと…」
使うわけには、と蹴り飛ばされた模様。
サム 「畜生、俺もババを引くしかねえって…?」
キース 「正当な理由が見当たらないしな!」
Aブルー「その点だったら、ぼくも同じで…」
一同 「「「えっと…?」」」
どういう意味だ、と皆の視線が、ソルジャーに集中。
シロエ 「もしかして、ババを引くかもなんですか…?」
Aブルー「ピンポーン…」
消え入りそうな声で、ソルジャーの答え。
Aブルー「シャングリラにいれば、ターゲット多めで…」
サム 「あんたが狙われることはねえって?」
Aブルー「ソルジャーだしね…」
ぶるぅが大目玉を食らいそうで、と苦笑。
Aブルー「長老たちが団結したら無敵で、ぶるぅでも…」
キース 「敵わないんだな?」
Aブルー「そういうこと! だから逃げるよ!」
一同 「「「あれっ!?」」」
山の別荘は、と消えた後には返事も無し。
今月、これにて中継終了~。
2026/07/31 (Fri)
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