今年も開催されるらしい運動会。
ただしサイオンを持つ仲間だけでやる運動会で、ハロウィンもセットで。
ジョミー「ダンスで開幕って言われてもさ! 意味が分からないよ!」
ブルー 「そのまんまだろう、ダンスで開幕するだけさ」
ジョミー「そうじゃなくって、ハロウィンつきとかそういうのが!」
ブルー 「ああ、その辺は……追い追い分かって来るんじゃないかな?」
ぶるぅ 「えっとね、今は準備中なの!」
全員 「「「準備中?」」」
ブルー 「そう、色々と下準備が要る。カボチャとかさ」
キース 「………。またカボチャの馬車をやらかすつもりか?」
シロエ 「あの馬車は強烈でしたよねえ…」
カボチャの馬車と言えば去年のハロウィン。
教頭先生とゼル先生がシンデレラの王子様の座を争って…。
サム 「お、思い出しちまった、教頭先生のメイク…」
ブルー 「好評だったね、そういえば。王子様っていうのもいいかも」
キース 「やめてくれ、あんたが何かを考えつくとロクなことが無い」
ブルー 「そうかなぁ?」
シロエ 「否定する理由は無いですね」
マツカ 「ぼくもです」
スウェナ「そうね、そういう傾向なのよね」
ブルー 「みんなメチャクチャ言うんだから…。酷いよね、ぶるぅ?」
ぶるぅ 「んーと、んーと…。あまりブルーを苛めないでね?」
キース 「それは逆だ、ぶるぅ。俺たちが苛められてる方だ」
ジョミー「そうだよ、さっきもダンスをしろって言われたし!」
ぶるぅ 「えぇっ、ダンスはしてくれるんでしょ?」
踊りたいもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
生徒会長がニヤニヤしております。
ブルー 「ダンスは決定みたいだねえ? 今年も頑張ってくれたまえ」
ジョミー「で、でも…。学校じゃないから全校ダンスは…」
ブルー 「かみほー♪ でダンスするんだろう? そこが大切」
あれは大事な歌なんだから、と生徒会長はパチンとウインク。
ジョミー君は今年も『かみほー♪』で踊りまくることに決定でしょうか?
拍手ありがとうございました!
お坊さんの世界は体力も必須。
まず鍛えるなら体力から、と逃げを打つジョミー君が思い出したものは。
キース 「運動会か。去年、確かにやっていたな」
サム 「先生チームに負けちまったけどな。ぶっつけ本番だったし」
スウェナ「全校ダンスでジョミーが燃えていたのよね?」
ジョミー「違うよ、ぼくが全校ダンスをマスターするのが条件で!」
あっ、と声を上げるジョミー君。
ジョミー「も、もしかして、ぼくがダンスを練習しないから無しとか?」
シロエ 「そうかもしれません。自発的にやれということで」
キース 「有り得るな。お前のせいで無いんじゃないか?」
ジョミー「や、やっぱり…?」
マズイ、と周囲を見回すジョミー君ですが。
ブルー 「残念ながらハズレだね。今年は内輪でやる予定なんだ」
全員 「「「内輪?」」」
ブルー 「ハーレイの日のスカイダイビングが馬鹿ウケしてさ…」
ぶるぅ 「お祭りはみんなでやりたいんだって!」
マツカ 「それで運動会ですか?」
ブルー 「ついでにハロウィンもセットなんだよ」
キース 「な、何なんだ、それは?」
シロエ 「仮装つきの運動会になるんでしょうか?」
サム 「悪戯つきってことじゃねえのか?」
ジョミー「両方かも…。でもって、ダンスをやらされるのかも…」
ブルー 「そんなにダンスをやりたいんなら止めないよ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ダンス、大好き!」
また『かみほー♪』で踊らせてよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
瞳がキラキラしております。
ぶるぅ 「去年のダンスも楽しかったし、また踊りたいな♪」
サム 「御指名だぜ、ジョミー。今度は中継つきじゃねえのか?」
キース 「仲間内でやるんだったらそうだろうな。まあ、頑張れ」
ブルー 「それじゃ提案しておこう。ダンスで開幕ということで」
ジョミー「ま、待ってよ、踊るとは言っていないし!」
降りかかってきたダンスの危機。
運動会はあるようですけど、内輪だけなら地味なんですかねえ?
拍手ありがとうございました!
百日間の缶詰どころの騒ぎではなく生き葬式。
生徒会長も修行した恵須出井寺には、とんでもないモノがあるようで…。
ジョミー「い、生きて出られるかどうかって……それも缶詰?」
ブルー 「お堂の中に九日だけど、深夜の2時には外へ出る決まり」
シロエ 「それが休憩タイムですか?」
ブルー 「違うね、お堂の不動明王様に供える水を汲みに行くんだ」
サム 「不眠不休の間にかよ?」
ブルー 「そうだよ、おまけに断食、断水。当然、最後の方はフラフラ」
ジョミー「だ、断食…」
キース 「断水の方がキツイだろうな。九日間だぞ」
ブルー 「終わりの方ではウガイが出来るとは聞いたけどねえ…」
スウェナ「ホントに死んじゃう人もいそうね」
ブルー 「だから生き葬式って言うんだよ。身体から死臭が漂うらしい」
サム 「半端ねえなあ…」
シロエ 「お坊さんの世界って、けっこう体力要りそうですね」
キース 「俺たちの宗派は甘い方だが、修行中のノリは体育会系だしな」
古参のお坊さんが指導と称して殴る、蹴るもアリだそうでございます。
ブルー 「同じ体育会系でも柔道部の方がまだマシだろうね」
キース 「柔道部も礼儀作法は厳しく言われるが、修行よりはな…」
サム 「俺も鍛えといた方がいいのかな? 修行するなら」
ブルー 「荒行は無いから必要ないよ。普通に運動してれば充分」
シロエ 「体育の授業もありますもんね」
ジョミー「そ、そっか…。体育の授業に出てればいいんだ?」
キース 「お前の場合は心配は其処じゃないだろうが!」
ブルー 「体力バカではダメなんだよ。お経が大切なんだからさ」
ジョミー「だけど体力も必要だよね? ぼくが鍛えるならそっちから!」
思い切り逃げを打ったジョミー君。
お坊さんの世界を逆手に取って、まずは体力らしいです。
ジョミー「あ、そういえば…。今年は運動会は無いわけ?」
去年は休日にやったよね、と言われてみればそのとおり。
あれも十月でしたけれども、今年はどうなる?
重陽の節句に出掛けたお寺で、記憶力アップの秘法を聞いたジョミー君。
虚空蔵菩薩様の御真言を百万回も唱えろと言われ、当然の如く敵前逃亡。
しかし…。
ブルー 「師僧の命令は絶対なんだよ。さっさと唱える!」
ジョミー「うえ~…」
ブルー 「うえ~、じゃないっ! 御真言はこれ!」
お経本に書かれた意味不明な御真言を一度は読め、と迫られまして。
ジョミー「の、のうぼう……あきゃ、きゃ?」
キース 「アキャキャと来たか…。そこは、アキャシャだ」
ブルー 「やり直し!」
ジョミー「うー…。のうぼう、あきゃきゃ」
サム 「アキャキャで定着したみたいだぜ?」
ブルー 「分かった、もういい。それ以上やると虚空蔵菩薩様に失礼だ」
キース 「どうも根っから無理なようだな。本当に坊主になれるのか?」
ブルー 「さあねえ…。ぼくたちの宗派に記憶力アップの秘法は無いし」
ジョミー「えぇっ、アレって他所のだったの?」
ブルー 「そうだけど…。君がいつまでも覚えなければ強制する」
ジョミー「そ、そんなぁ…」
キース 「俺も詳しいことは知らんが、キツイらしいぞ」
ブルー 「本式にやるとなったら塩断ちもあるし、頑張るんだね」
サム 「塩断ちかよ? それって身体にヤバくねえか?」
ブルー 「さあ…。人によっては鼻血が出たりもすると聞くけど」
ジョミー「む、無茶だってば!」
百日間の缶詰だけでも大概なのに、加えて塩断ち。
虚空蔵求聞持法、かなりの荒行のようでございます。
ブルー 「これでもマシな方なんだよ。世の中、もっとキツイのもある」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「恵須出井寺の最難関のヤツだと不眠不休で御真言を十万回」
キース 「アレだな、生き葬式とかいうヤツだな」
ジョミー「生き葬式…?」
ブルー 「なにしろ生きて出られるかどうか分からないしね」
サム 「なんだよ、それ…」
荒行どころか生き葬式。
上には上があるようですけど、ジョミー君にはまず無理でしょうねえ…。
拍手ありがとうございました!
十月がやって参りました。
長かった残暑もやっと落ち着き、爽やかな季節の到来でございますが…。
ブルー 「あーあ、本当にジョミーときたら…」
シロエ 「とうとう一日もやりませんでしたねえ、記憶力アップの秘法」
キース 「そもそも最初から無理だろう。こいつに虚空蔵求聞持法は」
サム 「だよなあ、いくら二度とお経を忘れねえって言われてもなぁ」
マツカ 「百日缶詰ですもんねえ…」
スウェナ「だけど一日くらいはチャレンジしたって良かったのに」
ジョミー「嫌だよ、ぼくには絶対無理!」
ブルー 「虚空蔵菩薩様の御真言を覚えられない段階で失格だけど…」
お経本を見ながら棒読みでいいから一日くらい、と嘆く生徒会長。
虚空蔵求聞持法と書いて、「こくぞうぐもんじほう」 と申します。
御真言を百日かけて百万回唱えればどんなお経も忘れないとか。
ブルー 「せめて一日やり抜いてみれば、記憶力がアップしたかも…」
ジョミー「読むだけだって無理だってば! 舌を噛みそうだし!」
キース 「そうか? ごくごく簡単な部類だと思うが」
ブルー 「もっと長いのも必須なんだよ、お坊さんになるためにはさ」
キース 「棚経で俺が唱えていただろう? あれは欠かせん」
ジョミー「えっと…。どういうお経だったっけ?」
サム 「お経じゃねえよ、呪文みたいな陀羅尼だよな?」
ブルー 「そう、そう。流石サムだね、嬉しいよ」
ジョミー「…なんにも思い出せないんだけど…」
キース 「こういう馬鹿には虚空蔵求聞持法しか無いわけだが…」
ブルー 「月も変わったからやれとは言わない。でもさ…」
一回くらい唱えてみろ、と生徒会長が突き付けたのはお経本。
ブルー 「とにかく一度やってみたまえ。ダメで元々」
ジョミー「ちょ、こんなの! 意味不明だし!」
ブルー 「いいから、早く」
ノウボウ アキャシャ キャラバヤ オン アリ キャマリボリ ソワカ。
これが御真言らしいのですけど、ジョミー君は唱えられるでしょうか?
今年の学園祭での売り物はサイオニック・ドリーム。
喫茶店の形で営業するそうですけど、お店の名前で揉めている模様。
トリップ効果を前面に出すか、無難な名前にしておくか。
サイオニック・ドリーム喫茶は果たしてお客を呼べるのでしょうか…?
シャン学アーカイブに『夏を楽しもう』全3話を追加収録いたしました。
今年の夏休みは久しぶりに山の別荘へお出掛けすることに。
しかし、それには条件が一つ。お盆に備えてジョミー君たちが棚経修行?
