拍手ありがとうございました!
早く放課後にならないものか、と首を長くして待つシャン学メンバー。
やっと6時間目の授業が終わり、後は終礼となった所で…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ メリー・クリスマース!」
ブルー 「やあ。今日は楽しい行事があるから来てみたよ」
いつの間にやら教室の後ろに机が増えておりました。
生徒会長と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が席につくとグレイブ先生の登場です。
グレイブ「メリー・クリスマス、諸君!」
生徒たち「「「???」」」
グレイブ「募金活動、よく頑張ったな。マザー農場から御礼が来たぞ」
これからサンタクロースが各教室に回ってくる、とグレイブ先生。
募金の御礼にプレゼントと聞いてクラスメイトは大歓声!
学校中から喜びの声が上がっています。そしてシャンシャンと鈴の音が…。
ゼル 「メリー・クリスマス! マザー農場からのプレゼントじゃぞ!」
教室に入って来た真っ赤な衣装のサンタクロースはゼル先生。
それじゃ教頭先生は? 力仕事の橇とやらは…?
ゼル 「プレゼントは橇に載せてきたのじゃ。出でよ、トナカイ!」
生徒たち「「「教頭先生!?」」」
ゼル 「違う、赤鼻のトナカイじゃ! 間違えてはいかんぞ」
言葉遣いは正確に、と訂正しつつゼル先生は橇の方へと。
教頭先生の衣装はトナカイの着くるみでございます。大きな角と首には鈴。
鼻の頭は赤い絵の具でピカピカ光っていたりして…。
ジョミー「ゼル先生がサンタなんだ…」
ブルー 「ヒルマンかとも思ったけどねえ? 妥当な線かな」
ゼル 「ほっほーい! 良い子にはサンタブーツじゃぞ。ほれ、ぶるぅ」
ぶるぅ 「わーい♪ プレゼントだ、プレゼントだぁ!」
ゼル 「それと人生初のクリスマス会の子がいるそうじゃのう?」
生徒たち「「「えっ?」」」
ゼル 「誰じゃ、その子は? 元気一杯に手を上げんかいっ!」
ブルー 「ほら、キース。君のために企画したんだからね」
生徒会長、バッチリ根回し。キース君に挙手する勇気はあるのかな?
拍手ありがとうございました!
今日は待ちに待ったクリスマス会、シャン学メンバーは朝からワクワク。
この日のために馬小屋セットで募金を集めていたのですから!
ジョミー「サンタは昼休みに来るんだっけ?」
ブルー 「ううん、放課後。後の授業に支障が出たら困るしね」
キース 「いりこスナックは給食の時間に配られていたが」
ブルー 「給食は自分のクラスで食べるものだろ? ここは高校」
サム 「そうか、学食ってヤツも多いしなぁ…」
ブルー 「だろう? 全員が揃う時間が短すぎるんだよ」
だから放課後、と言われて納得したジョミー君たちは教室へ。
生徒会長は例によって「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお部屋でサボリです。
クリスマス会の存在を知らない生徒たちは今日も真面目に授業中。
その頃、長老の先生方は…。
ブラウ 「このサンタブーツを配るわけだね。凄い量じゃないか」
エラ 「もっと小さいかと思ってたけど…。ビッグサイズね」
ヒルマン「募金は目標額を超えたそうだし、大きなものが買えたのだろう」
ゼル 「わしの読みは正しかったわい! けっこうな力仕事じゃぞ」
ハーレイ「それはそうなのだが…。サンタを増やせばいいのではないか?」
ブラウ 「ダメダメ、人海戦術のサンタじゃ夢がない! サンタは一人!」
エラ 「そうよ、サンタは一人で充分!」
ハーレイ「……しかしだな……」
ゼル 「ええい、うるさい! ゴチャゴチャ言わずに働かんかいっ!」
どうやらサンタは教頭先生のようでございます。
小柄な方がサンタらしいかもしれませんけど、力仕事とくれば体力で勝負。
大量のサンタブーツを運びまくってもバテない身体が必要で…。
ブラウ 「衣装は届いているからね。ほれ、橇も作ってもらったよ」
エラ 「流石に全部は乗せられないし、2クラス分ずつくらいかしら」
ハーレイ「ふむ。タイヤは上手く隠してあるな」
試し引きをした教頭先生、満足そうでございます。
シャングリラ学園初のクリスマス会、間もなくサンタの登場ですよ~!
便乗商法まで登場してきた馬小屋セット。
校内にはクリスマスツリーやリースが飾り付けられ、華やいだ空気が漂う
中で明日は待望のクリスマス会!
もっとも生徒たちはクリスマス会の存在自体、全く知らないわけですが…。
ブルー 「今日でラストなんだし、張り切っていこう!」
キース 「募金も目標額を軽く超えたな。これで真っ当な寄付が出来る」
ブルー 「うん。サンタブーツは明日の朝には届くってさ」
シロエ 「サンタブーツの代金を超えた分は歳末助け合いに寄付ですよね」
ブルー 「そう。マザー農場で清算して匿名で、って頼んでたけど…」
サム 「何か問題があるのかよ?」
ブルー 「額が多いから学校の名前にしてくれるって。新聞にも載るよ」
スウェナ「いいわね、それ! サンタブーツだけじゃないのね」
マツカ 「募金してくれた人も喜びますよ、目標以上に集まったなんて」
ブルー 「だろう? だから最後まで気を抜かないで頑張ること!」
ジョミー「分かってるよ。ちゃんとマリアに徹するってば」
鏡に向かってメイクを始めるジョミー君。
最初の頃は生徒会長に無理やり塗りたくられていたのに、今では自前。
他の面々も写真部を意識し、お肌の手入れを念入りに…。
寒風で荒れた肌では写りがイマイチ、記念撮影組がガッカリですし!
生徒A 「今日で見納めかぁ…。なんか残念」
生徒B 「クリスマスって感じだものね。中庭だけ空気が違うのよ」
生徒C 「どんなに寒くても身動きしないし、凄いよな」
生徒D 「動く時だって綺麗すぎ! 天使なんか本物みたいでしょ」
寒さには貼るカイロ、身体は湿布だらけだという舞台裏。
それでも頑張るシャン学メンバー!
ようやく放課後、生徒たちが名残惜しげに募金を入れて下校してゆき…。
ジョミー「やった、終わった!」
ブルー 「ご苦労様。後はサンタブーツを待つだけ…ってね」
馬小屋から引き揚げ、冷えた身体を温めながら話題は明日のクリスマス会。
誰がサンタクロースをやるのかな?
拍手ありがとうございました!
サンタブーツの資金ゲットを目指して活動中のシャン学メンバー。
表向きはチャリティーですから、喜んで募金して貰えるよう努力あるのみ!
中庭の馬小屋は既に名物となっております。
ブルー 「いい感じに盛り上がってきてるよね。見物人も増える一方」
ジョミー「良くないよ! 写真も沢山撮られちゃったし」
キース 「そうか? 売り上げの一部を募金箱に入れてくれてるぞ」
シロエ 「写真部の人たち、あれで儲けてますもんねえ…」
スウェナ「便乗商法が出てくるなんてビックリよね」
本格的な衣装と馬小屋、イケメン揃いのクリスマス実行委員たち。
気付けば写真部が商売を始めておりました。
馬小屋セットを背景にしてプロ仕様のカメラで記念の一枚!
女子だけでなく男子生徒も大行列。
ブルー 「クリスマスカードに使いたいとも言ってきたよ」
ジョミー「えぇっ!? なんて返事したの?」
ブルー 「利益の半分を募金するっていう条件で許可したけど?」
ジョミー「じゃ、じゃあ……ぼくの写真が…クリスマスカードに…」
愕然としているジョミー君ですが、生徒会長はニコニコと。
ブルー 「ジョミー単独のカードも出回ると思うよ、マリア役だからね」
キース 「キューピー人形は上手いことカットされてるかもな」
ジョミー「それを言うならキースだって!」
ブルー 「残念でした。ヨセフは一人じゃ絵にならないし!」
マツカ 「マリアとセットで聖家族ですしね」
サム 「俺たちなんか博士役だし、全員集合でしか出番ないよな」
シロエ 「会長は単独の写真が飛ぶように売れるんじゃないですか?」
ブルー 「決まってるだろう。天使ガブリエルは花形なんだ」
おまけに美形、と生徒会長は自信満々です。
写真部製作のクリスマスカードは発売と同時に完売御礼、直ちに増刷。
もちろん売り上げからの募金もドカドカと…。
馬小屋セットで募金活動、正解だったようでございます。
写真部特製クリスマスカード、買いたい方は早めに並んで下さいね~!
拍手ありがとうございました!
中庭に出現したクリスマス実行委員会による馬小屋セット。
讃美歌をBGMに厳かに座り、あるいは立っている面々は一気に注目の的。
生徒A 「へえ…。誰かと思ったらジョミーがマリアだ」
生徒B 「一応メイクもしてるのな。ちゃんと女に見えるのが凄い」
生徒C 「ジョミー君は可愛いの! だから似合うの!」
生徒D 「それより生徒会長よ! すっごく綺麗…」
メイクもしていないくせに輝いて見える生徒会長。超絶美形はお得です。
おまけに大天使ガブリエルときては目立たないわけがありません。
あまつさえ、『きよしこの夜』の曲が終わると…。
生徒全員「「「と、飛んだ!?」」」
スウェナ「そるじゃぁ・ぶるぅの不思議パワーです! 募金にご協力を!」
天使が空を舞う姿まで披露されては、財布の紐も緩むというもの。
募金箱にはチャリンチャリンと小銭が入れられ、お札を入れる女子生徒も。
言わずと知れた生徒会長ファンでございます。
ゼル 「ほほぉ…。中庭で何をやる気かと思うたら…」
グレイブ「なんとも派手にやっていますな。これは募金をしませんと」
ハーレイ「うむ。生徒たちが頑張っているのに知らんふりは出来ん」
ブラウ 「ちゃっかり目標額まで言ってたけどねえ、ブルーときたら」
エラ 「期待されてるのよ、大人の財力。募金してきましょ」
長老の先生方やグレイブ先生、ミシェル先生、シド先生に職員さんたち。
とりあえず今日の分はこれだけ、と言いつつ気前よく…。
ええ、クリスマス会の前日まで募金活動は続くのですから!
シャン学メンバー、昼休みに続いて放課後も中庭で頑張りました。
ブルー 「初日の目標額は達成だ。明日以降も今日のポーズを忘れずに!」
ジョミー「うえ~…。動けないのもメイクも、雪が降るのも勘弁だよ~…」
放課後は雪に降られてしまった馬小屋ですが、見物客も募金も増加。
やはりクリスマスには雪ですよね!
とはいえ、貼るカイロだけでは寒いですから、雪が降るのもほどほどに…。
