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元老寺で除夜の鐘を撞き、宿坊に泊まったシャン学メンバー。
徹夜で遊ぶつもりでしたが、生徒会長に寺で騒ぐなと言われて寝ることに。
不満タラタラでもいつの間にやら寝てしまいまして…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう! 起床、起床ーっ!」
キース 「いつまで寝ている! 夜が明けるぞ!」
さっさと顔を洗ってこい、とキース君。既に墨染めの衣を着ております。
その後ろには「そるじゃぁ・ぶるぅ」と生徒会長、こちらは私服。
ブルー 「きちんと口を漱ぐんだよ? でないと歳神様に失礼になる」
全員 「「「はーい…」」」
寝グセも直して、と生徒会長は厳しく指導。
身支度が整う頃には東の空が赤くなっており、みんな早足で山門へ。
アドス 「よしよし、皆さん揃いましたな」
イライザ「二礼、二拍手、一礼ですよ。間違えたらお雑煮無しですからね」
ジョミー「えぇっ! ちょ、ぼく、自信ない…」
キース 「お前が毎年間違えるからだ! 二礼、二拍手、一礼だぞ」
ジョミー「さ、最初がお辞儀で…それから、えっと…?」
キース 「もういい。一人で茶だけ啜ってろ!」
ジョミー「ま、待ってよ、もう一度説明を…」
アドス 「黙らっしゃい!」
一喝するなりアドス和尚は深々と一礼。さあ、初日の出でございます。
生徒会長以下、揃ってお辞儀をしておりますが…。
二度目のお辞儀から全員が頭を上げない内に柏手の音がパンパンと。
フライング柏手は皆に無視され、残りの人々は一斉に柏手、そして一礼。
キース 「やっちまったな…」
ジョミー「ぼ、ぼく、ちゃんと二回目お辞儀してたし! 早すぎただけで!」
サム 「一回だろ? 見苦しいぜ、ジョミー」
スウェナ「私も見たわよ。一回しかお辞儀していなかったわ」
ブルー 「初日の出もマトモに拝めないなんて…。お雑煮は無しだ」
キース 「決定だな」
ジョミー「…嘘…」
お雑煮は無しと言われたジョミー君。
とんだ事態になっちゃいましたが、まずは新年おめでとう!
拍手ありがとうございました!
元老寺に勢揃いしたシャン学メンバー、目的は除夜の鐘撞きでございます。
宿坊に泊めて貰って初日の出も拝もうという魂胆。
キース 「大広間は残しておいてやったぞ」
全員 「「「は?」」」
キース 「大掃除だ! 宿坊の大広間と廊下がノルマだからな」
ジョミー「ちょ、なんで…!」
キース 「クリスマスカードの礼のつもりだったが、ブルーだったとは…」
しかし、とバケツに雑巾、箒を指差すキース君。
キース 「泊めてやるんだからキリキリ働け! 親父も賛成していたし」
ブルー 「そうそう、一年間の心の汚れを落とすつもりで綺麗にね」
全員 「「「そ、そんなぁ…」」」
キース 「ブルーとぶるぅは当然、免除。頑張れよ」
後で仕上がりをチェックする、とキース君は生徒会長と共に庫裏の方へと。
お掃除の達人の「そるじゃぁ・ぶるぅ」も行ってしまって…。
マツカ 「皆さん、また大掃除になっちゃいましたね」
サム 「マツカは大掃除は初体験だろ? 俺たちの分もやらないか?」
シロエ 「あ、丸投げはダメですよ! キース先輩にバレたら地獄です」
スウェナ「そうね、みんなで真面目にやりましょ」
というわけで、元老寺まで来ても大掃除。
頑張った後の夕食と年越し蕎麦の味は格別で…。
ブルー 「さてと、着替えてこようかな」
生徒会長、今年も除夜の鐘を一番最初に撞く役目です。
御自慢の緋の衣を纏い、キース君をお供に鐘楼へ。
ジョミー「今年もいい年だったよね」
サム 「おう! あ、ぶるぅもお供してるのか」
シロエ 「小僧さんの格好が可愛いですね」
スウェナ「ジョミーも誘われたのに断っちゃって…」
マツカ 「法衣を着るのが条件でしたし、無理ないですよ」
ジョミー「坊主は絶対嫌だからね! 除夜の鐘にもお願いする!」
そこで生徒会長が厳かにゴーンと最初の鐘を。
除夜の鐘は煩悩を払うものであって、祈願の場ではないのですけど…。
ともあれ、皆で並んで鐘撞き。
来年もいい年になりますように~!
拍手ありがとうございました!
キース君に素晴らしい思い出を残したクリスマス会。
翌日が終業式で、その後は祝日を挟んでお決まりのコースでございました。
そして迎えた大晦日。
ジョミー「久しぶり~! やっと大掃除から解放されたー!」
シロエ 「何処もこの時期、大変ですよね」
スウェナ「パーティー三昧との落差がね…」
シャン学メンバー、イブは生徒会長の家に泊まってパーティー。
クリスマス当日は「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお誕生日でまたパーティー!
しかし、宴が終わればガッツリ現実。
マツカ 「皆さん、やっぱり大掃除ですか…」
ジョミー「マツカは関係ないもんね。家族で旅行だったっけ?」
サム 「羨ましいよな、御曹司! おっと、バスが来たぜ」
向かった先は元老寺。下車して山門へと歩く途中でタクシーが。
生徒会長と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が乗っております。
ジョミー「いいなぁ、あっちはお迎えつきだよ」
スウェナ「ジョミーも立派な高僧になればタクシーが迎えに来ると思うわ」
ジョミー「やだよ、それ! バスで充分!」
サム 「だけどブルーは諦めてないぜ? あ、キースだ」
山門前に墨染めの衣のキース君が迎えに出ていました。
生徒会長に丁寧にお辞儀し、シャン学メンバーにはチラリと視線を。
キース 「同時に来たか。…クリスマスには世話になったな」
ジョミー「え? 何さ、今頃」
キース 「クリスマスカードなんか寄越しやがって! しかも連名で!」
ブルー 「ああ、アレ? お父さんたちにウケただろう?」
キース 「あんたの仕業だったのか…」
なら仕方ない、とキース君。
二日連続のパーティーを終えて帰ると写真部特製クリスマスカードが。
馬小屋セットの写真にアドス和尚は怒るどころか大感激。
宗教の壁を越えてよく働いた、と褒められて…。
キース 「大掃除の方も頑張れ、と来た。悲惨だったぞ」
お手伝いの人がやる筈の分までキース君が掃除。
筋肉痛になったらしいですけど、元老寺はスッキリ迎春準備完了ですよ~!
以下、拍手レスです~。
サンタクロースが家に来てくれず、クリスマス会の思い出も無いキース君。
よくぞグレずに成長した、とゼル先生は感動中。
ゼル 「クリスマス無しで育ったことを全く恨みもしないとはのう…」
キース 「家が寺なら当然です。坊主には普通のことですし」
ゼル 「いや、違う! ブルーに聞いたぞ、クリスマスをやる寺もある」
キース 「それは御住職の方針で…」
ゼル 「お前の家は違うのじゃろう? せめて学校で楽しまんかい!」
キース 「充分楽しかったです。募金活動の成果も出ましたし」
ゼル 「自分のことより募金とは…。まさに良い子の鑑じゃな」
ますますもって放っておけん、とキース君の手を握るゼル先生。
サンタクロースと二度目の握手がプレゼントですか?
すかさずジョミー君たちが携帯で撮影しておりますが…。
ゼル 「わしと一緒に来るがいい。サンタの橇でパレードじゃ!」
キース 「ええっ? そ、そこまでして頂くほどのことでは…」
ゼル 「遠慮はいかんぞ、思い出作りと聞いておる」
ブルー 「ほら、早く! サンタと一緒にクリスマスだよ」
ゼル 「橇には二人乗れる仕様じゃ、さあ行くぞ!」
先生の厚意を無にすることはキース君には出来ません。
言われるままにゼル先生の隣に座れば、ジョミー君たちが記念撮影を。
ゼル 「出発じゃあ! 引けい、トナカイ!」
キース 「きょ、教頭先生に余計な御負担は…」
ゼル 「心配無用じゃ! ぶるぅ、しっかり頼んだぞ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
フワリと宙に浮く橇と着ぐるみトナカイ。
シャンシャンシャン…と鈴が鳴り響き、次のクラスからサンタは窓辺に。
ゼル 「ほっほーい、メリー・クリスマース!」
窓から窓へ、校舎から校舎へと飛んでゆく橇は大人気!
教頭先生トナカイも赤い鼻を光らせ、スーパーマンの如く颯爽と…。
キース君の人生初のクリスマス会はサンタの橇で空中散歩。
貰ったサンタブーツと合わせて、最高の思い出が出来ましたよね~!
拍手ありがとうございました!
ゼル先生扮するサンタクロース、1年A組に登場です。
トナカイ役の教頭先生が引っ張る橇からサンタブーツを配布中ですが。
ゼル 「誰じゃ、クリスマス会を知らんのは? 人生の損失じゃぞ!」
ブルー 「キース、手を上げないとサンタブーツが貰えないよ?」
キース 「し、しかし…。俺は別に…」
ゼル 「クリスマス会も知らず、家にサンタも来なかったとは…」
寂しすぎじゃ、とゼル先生。
ブルー 「みんなに誤解されちゃうよ? サンタも来ない悪ガキかって」
キース 「だから違うと言っただろうが! 親父がサンタを断ったんだ!」
生徒たち「「「えぇっ!?」」」
ブルー 「やっちゃった…。自分で暴露しちゃったよ」
キース 「坊主がクリスマス無しで何が悪い! 寺とは関係ない行事だ!」
ゼル 「ほっほーい、メリー・クリスマース! プレゼントじゃ!」
キース 「あ…。ど、どうもありがとうございます」
サンタブーツを手渡されてしまったキース君。礼儀正しく深く一礼!
ゼル先生は満面の笑顔でキース君と握手し、他の生徒にもサンタブーツを。
ジョミー「良かったね、キース。サンタと握手ってスペシャルなんだよ」
キース 「そうなのか?」
ブルー 「子供に人気のイベントさ。一緒に記念撮影とかね」
キース 「知らなかったな…。だが、募金活動の成果が出たのはいいことだ」
クラスメイトたちはサンタブーツに大喜び。
中身は高校生向けのお菓子というのが嬉しいですよね。
ゼル 「さて、次のクラスに行かねばな。じゃが、良い子にはもう一つ!」
配り終わったゼル先生はキース君をビシッと指差して。
ゼル 「今までのクリスマスの分を取り戻したいとは思わんか?」
キース 「えっ? そ、その…。プレゼントだけで充分ですが…」
ゼル 「くぅぅっ、わしまで泣けてきたわい。なんと健気な…」
良い子に素晴らしい思い出を! とゼル先生はブチ上げました。
もしや自分のポケットマネーで何か余分にプレゼント?
以下、拍手レスです~。
