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シャングリラ学園つれづれ語り

拍手ありがとうございました!

生徒会長に暮れのご挨拶、とジョミー君が持って来たお歳暮なるもの。
重なった品物を持って来たらしくて、熨斗紙の名前が自筆ですが。

ぶるぅ 「重なっちゃったものでも、貰えてしまうと嬉しいよね!」
ブルー 「まあ、悪い気分はしないよね」

お気遣いどうも、と生徒会長。

ブルー 「ずいぶん大きな箱だけど…。重かっただろう?」
ジョミー「大したことないから! バスには乗り遅れちゃったけど…」
キース 「降りる時にも苦労してたな、そういえば」
ジョミー「こういうのを持って乗るようには出来ていないしね」

路線バスは人間用だから、と言われてみれば確かにそうかも。

ジョミー「普通は配達を頼むんだろうけど…。それじゃ高いし」
サム  「配送料をケチったのかよ?」
ジョミー「自分で運べばお得だしね!」
シロエ 「それはそうですが…。ぼくたち、かなり待たされましたよ」
ジョミー「ごめん、ごめん! その分、お歳暮、持って来たから」

みんなで食べて、とニッコリ笑顔。

ぶるぅ 「そっか、食べ物! 開けてみなくちゃ!」
ジョミー「うん、どうぞ」
ぶるぅ 「えーっと、熨斗紙…」

これを剥がして、と熨斗紙を剥がし、それから蓋を。

ぶるぅ 「…あれ?」
ブルー 「保冷剤がギッシリとはねえ…」

重いわけだ、と生徒会長、納得の様子。

ブルー 「アイスクリームとか、そっち系かな?」
ジョミー「お楽しみってコトでいいと思うよ」
ぶるぅ 「わぁーい、何かな?」

アイスクリームもいいしアイスケーキも、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
保冷剤を次々に放り出し、目的の箱に辿り着いたようで。

ぶるぅ 「じゃあ、開けるねーっ!」
サム  「アイスケーキも悪くねえよな、暖房の効いた部屋だしよ」
キース 「贅沢な楽しみ方ではあるな」
シロエ 「暖房を入れてアイスですしね、冬ならではですよ」
スウェナ「ホント、アイスもいいわよね!」

保冷材の多さに高まる期待。
アイスケーキかアイスクリームか、さて何が?


※ちょこっと予告。
  シャングリラ学園番外編は来週月曜、12月15日の更新です!
  タイトルは 『俳句と新蕎麦』 となっております。
  舞台は夏です、季節外れも甚だしい夏休み真っ只中のお話です。

※ちょこっと予告・その2
  ハレブル別館もシャン学と同じく12月15日に更新いたします。
  転生ネタの第28弾、タイトルは 『貰いたいキス』 です。
  このシリーズは14歳ブルーとハーレイ先生のお話です。
  こちらもよろしくお願いします~v

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土曜日は生徒会長の家で遊ぼう、とバス停で集合のシャン学メンバー。
大荷物を抱えたジョミー君が遅刻したものの、面子も揃って。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
一同  「「「お邪魔しまぁーす!」」」

生徒会長が住むマンションの最上階、無事に到着でございます。

ブルー 「やあ、来たね。それでジョミーのその荷物は?」
ジョミー「あっ、これは…。いつもお世話になってるから…」

どうぞ、と箱を差し出すジョミー君。

ぶるぅ 「わぁーい、お歳暮?」
ジョミー「うん、そんなトコ」
ぶるぅ 「ありがとー! ブルー、お歳暮だって!」

中身、何かなぁ? と茶色の包み紙を剥がせば、下に熨斗紙。

ブルー 「ふうん…。本格的だね、ジョミーが書いたみたいだけれど」
ぶるぅ 「そだね、お歳暮って所は印刷だけどね」

下手くそな毛筆で「ジョミー」と書かれている熨斗紙。
キース君が眉を顰めまして。

キース 「お前な…。こんな下手な字は却って失礼だろうが!」
ジョミー「そういうものかな、頑張ったんだけど」
キース 「プロに任せろ、買った店で頼めばいいんだからな」
サム  「まったくだぜ。坊主になるなら書道も必須じゃあるけどよ」

もうちょっと上手くなってから書けよな、とサム君も。

サム  「でもまあ、お歳暮を持って来ようというのは偉いぜ」
シロエ 「ぼくたちも持って来ないと駄目でしょうか?」
ブルー 「お気遣いなく。手ぶらでも、ぼくは大歓迎だし」
ぶるぅ 「うんっ! お客様、大好き!」

遠慮しないで遊びに来てね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ジョミーは持って来てくれたけど…。これ、貰ったの?」
ジョミー「えっ?」
ぶるぅ 「ちょっと包み方が下手だから…」

だから余ったのをくれるのかな、と考えちゃったぁ! と。

ぶるぅ 「ほら、重なるものって、よくあるし!」
ジョミー「あ、うん…。そんな感じ」

重なっちゃって、という話。
お歳暮の中身、何なんでしょうね?


※ちょこっと予告。
  シャングリラ学園番外編、次回は来週月曜、12月15日の更新です!
  今度の舞台は夏でございます、思いっ切り季節外れですねえ…。

※ちょこっと予告・その2
  ハレブル別館、来週月曜、12月15日に更新いたします!
  転生ネタの第28弾です、よろしくお願いいたします~v

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ドクツルタケことイングリッドさんから届くお歳暮。
勇者ジョミーが引き受けるから、とシャン学メンバーは万歳でしたが。

キース 「なんだ、ジョミーは来ていないのか?」
シロエ 「そうみたいですね…。いつもなら来ている時間ですけど」
サム  「おっ、あのバスに乗ってんじゃねえか?」

土曜日に生徒会長宅へ行こうと最寄りのバス停に集合。
年末寒波で寒いと言うのに、若干一名、未到着で。

スウェナ「ジョミーが乗ってる路線だけれど…。いないわよ?」
シロエ 「降りるんだったら前の方にいますよね」
キース 「そうだと思うが…」

まだ遅れるのか、とキース君が毒づいた所でバスが停車。
前の扉がプシューッと開いて、数人が降りて。

サム  「やっぱ、いねえな?」
マツカ 「乗っていなかったようですね…」

降りてこない、と思ったものの。

運転手 「お客さん、早くして下さいよ! 降りないんですか?」
ジョミー「す、すみません! 降ります、降りますーっ!」

荷物が引っ掛かっちゃって、とジョミー君の声が。

一同  「「「荷物?」」」
運転手 「早めに前まで来ておいて下さい、遅れますから」
ジョミー「ご、ごめんなさいーっ!」

すみませんでした、と平謝りで降りて来ましたけれど。

サム  「なんだよ、そのデカイ荷物はよ」
ジョミー「パパに車で送って貰おうと思ったんだけど…」

ゴルフに出掛けて留守だった、とデカイ荷物を両腕で。

シロエ 「それ、ぼくたちに差し入れですか?」
ジョミー「そんなトコかな、プレゼントだよ」
キース 「ほほう…。なかなかにいい心掛けだな、差し入れとはな」
ジョミー「ブルーとぶるぅにいつもお世話になっているしね!」

たまには暮れのご挨拶を、とニコニコニコ。

サム  「へええ…。身銭を切ってお歳暮かよ?」
ジョミー「やっぱり日頃の御礼というのも大事だもんね」
キース 「なら、行くか」

これで面子も揃ったことだし、と一同、出発。
生徒会長の家は徒歩数分~。


※ちょこっと予告。
  シャングリラ学園番外編、次回は来週月曜、12月15日の更新です!
  同日、ハレブル別館も更新いたします、転生ネタの第28弾です。
  よろしくお願いいたします~。

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拍手ありがとうございました!

ジョミー君以外の誰もが敬遠、マツカ君の家に届くと噂の豪華お歳暮。
贈り主はドクツルタケだと聞いたジョミー君、真っ青な顔で。

ジョミー「ど、ドクツルタケって…。イングリッドさん!?」
キース 「他にどういうドクツルタケがいると言うんだ」
シロエ 「アレを貰うなんて、ジョミー先輩はまさしく勇者ですよ!」
サム  「間違いねえな、もう超ド級の勇者だってな!」

ドラゴンならぬドクツルタケは任せたぜ、と肩をバンバン。

サム  「いやもう、マジで復活の呪文はキースでいけるし!」
スウェナ「お坊さんだものねえ、その道のプロよね」
キース 「正確に言えば俺の宗派にその手の呪文は無いんだが…」

知らないこともないから唱えてやろう、と頼もしい言葉。

キース 「後は任せて、もう安心して死んでくれ」
ジョミー「そ、そんな…!」
シロエ 「勇者ですしね、死なないってこともありますからね」
サム  「うんうん、冒険の旅が成功したらいいわけだしよ」
ジョミー「ぼ、冒険って…」
キース 「単に貴様は受け取るだけだ。そいつを開けて御礼状をな」

それをマツカが会社の人に訳して貰えば完璧だ、とキース君。

キース 「貴様の任務は御礼状までだ、頑張れよ」
サム  「運が良ければスモークサーモンとかイクラだぜ!」
ジョミー「で、でも…」

ドクツルタケだよ、とガクガクブルブル。
節分祭に行くバスで出会って以来の御縁の女性がイングリッドさん。
渾名の由来は「死の天使」と呼ばれる毒キノコで。

ジョミー「なんか死ねそうなんだけど!」
キース 「いいか、勇者は死んでこそだ」
シロエ 「死にもしないで終わる旅なんてつまらないですよ」

チートな技で強くなっても直ぐに飽きます、とニッコリと。

シロエ 「ですからよろしくお願いします」
マツカ 「ウチに届いたら、ジョミーの家まで届けさせますよ」
キース 「決まりだな!」

これで十二月は安泰だ、と万歳三唱、そして解散。
何処かの政治家みたいですねえ…?


※ちょこっと予告。
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  よろしくお願いいたします~。

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死んでも呪文で生き返れる、と冒険の旅に行かされそうなジョミー君。
しかし勇者の称号はともかく、死亡エンドとは穏やかではなく。

ジョミー「ぼくはお歳暮を貰うだけだよ、なんで死亡エンド!?」
キース 「勇者でなければ死ぬからだ」
シロエ 「一般人だと死にますね、ええ」
ジョミー「危険物だとか、死亡エンドだとか、どんなお歳暮!?」
サム  「貰うと言い出した時点で勇者に決定なんだぜ」

誰も欲しいと言ってねえから、と鋭い指摘。

サム  「勇者の冒険だってそうだろ、普通は冒険しねえしよ」
シロエ 「選ばれし勇者と言えば、とってもカッコいいですが…」
キース 「単なる命知らずとも言う」
スウェナ「そういう見方もあるわよねえ…」
サム  「要は単純バカっていうのも条件なんだぜ、勇者のよ」

そしてジョミーは選ばれた馬鹿だ、と実に強烈な見解が。

サム  「俺たちからすりゃ、真の勇者と言えるけれどよ…」
キース 「いわゆる馬鹿には間違いないな」
ジョミー「ぼくが馬鹿って…。どういう根拠で!」
キース 「アレを欲しいと言い出す野郎は馬鹿だけだ!」

賢者は敬遠するものだ、と復活の呪文を唱える立場の副住職。

キース 「とにかく、死んでも骨は拾ってやるからな」
サム  「成仏しろよな、でもって除夜の鐘までには復活しろよ」
ジョミー「ちっとも嬉しくないんだけれど!」
シロエ 「お歳暮、喜んでいたじゃないですか」
ジョミー「そうだけど…」

だんだん不安になってきた、と心細そうで。

ジョミー「ズバリ訊くけど、アレって何さ?」
キース 「決まっているだろう、暮れのご挨拶だ」
ジョミー「だから、どんなの?」
キース 「言っても貴様は引き受けるのか?」
ジョミー「豪華お歳暮なら…」
キース 「なら、言ってやろう! ドクツルタケからのお歳暮だ!」
ジョミー「ドクツルタケ!?」

それを聞くなり、ジョミー君、一気に顔面蒼白。
ドクツルタケと言えば、ロクでもないものを寄越す外国人では…?


※ちょこっと予告。
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