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シャングリラ学園つれづれ語り

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ソルジャー曰く、仏様になってお盆に戻って来るらしいスッポンタケ。
今年が初盆になるわけですけど、お迎えにはお仏壇や棚経が必須。

Aブルー「棚経ねえ…。しないわけにはいかないのかい?」
キース 「仏壇も置かない主義なら要らないだろうが…」
ブルー 「お仏壇があって初盆となれば、棚経はねえ…」

無しにするなんて有り得ない、と生徒会長。

ブルー 「そもそもお盆は、あらゆる仏様に施餓鬼もするし」
Aブルー「施餓鬼?」
ブルー 「ひらたく言えば御馳走を振舞うようなものかな」
キース 「そういう時期にだ、仏壇だけで棚経無しとはいかないな」
Aブルー「うーん…。それって出前をしてくれるんだよね?」
キース 「出前だと!?」
Aブルー「そう。お経の出前をしてくれるんだろ、お坊さんが」
キース 「出前じゃないっ!」

仏様を敬う心で出向いてゆくのだ、と副住職の法話再び。

キース 「遠い所をお戻りになってお疲れ様です、と労いにな」
Aブルー「あれっ、それだと…。青の間じゃちょっとマズイかな」
キース 「俺はそんな所まで棚経に行く暇は無いからな!」

檀家さんの分だけで手一杯だ、とお断りが。

キース 「第一、空間を超えては飛べん。ブルーに頼め!」
ブルー 「ぼくが棚経? 高くつくよ、それ」
Aブルー「値段はどうでもいいんだよ! ノルディがいるから!」

頼めば出して貰えるであろう、とエロドクターの名前。

Aブルー「でもねえ、その前にスッポンタケの足が問題で」
一同  「「「足?」」」
Aブルー「いくらキュウリの馬があっても、青の間は遠いような気が」
ブルー 「遠いだろうねえ、別の世界だし」
Aブルー「辿り着けなきゃ意味が無くないかい、お仏壇」
ブルー 「それはまあ…」
キース 「肝心の仏様が不在では、初盆も何もないとは思うが…」
Aブルー「そうだろう? 棚経以前に置き場が問題」

お仏壇を何処に置くべきか、と言われましても。
青の間が遠くて駄目なら、こっちの世界…?

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仏様になったスッポンタケに会いたいのだ、と言い出したソルジャー。
目標はお盆らしいですけど、いわゆる初盆、お仏壇が必須。

ブルー 「青の間にお仏壇だって?」
Aブルー「山に置いたら粗大ゴミの山に埋もれると言うし…」

それじゃ仏様に申し訳ない、と殊勝な心掛け。

Aブルー「だからこの際、青の間でもいいかと…。つぶしが利くなら」
ブルー 「つぶしって、何さ?」
Aブルー「大人の時間に役に立つとか、御利益だとか!」
ブルー 「逆だから!」

そういう目的でお仏壇を置くな、と生徒会長、怒りの形相。

ブルー 「お仏壇には阿弥陀様も置くし、清らかに保つ場所なんだ!」
Aブルー「スッポンタケがお戻りになってもかい?」
ブルー 「お盆に帰る仏様より、阿弥陀様の方が上だから!」
キース 「まったくだ。失礼にもほどがあるだろう!」

それに…、と左手首の数珠レットの珠を一つ、二つと繰るキース君。

キース 「あんたが目指すのはスッポンタケの初盆だろうが!」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「お戻りになった仏様にはおもてなしだ、と言った筈だぞ」
Aブルー「それはもう! 下にも置かないおもてなしだよ!」

お戻りになったらハーレイだって漲るだろうし、と極上の笑顔。

Aブルー「お中元に貰った飴とかで充分漲ってるけど、お盆にも!」
キース 「どういうおもてなしをする気だ、あんた!」
Aブルー「えっ? 三食お供えすればいいんだろう、食事」
キース 「それは基本だが、精進料理に限るからな!」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「仏様には生臭いものは厳禁だ!」

そして…、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「迎え火と送り火も必要なんだが、更に大事な行事がな」
Aブルー「それは何だい?」
キース 「お盆ともなれば棚経が必須、初盆とくれば尚更だ!」
Aブルー「棚経だって!?」

君が朝早くから走るアレかい、と棚経は知っている様子。
多分、覗き見してたんでしょうが、さてどう出る?

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去る夏至の日にソルジャー夫妻が採らずに拝んだスッポンタケ。
お盆になったら仏様になって戻るであろう、と言うソルジャーですが。

Aブルー「なるほど、初盆となると大変なんだね」
キース 「仏壇が無ければ、まず仏壇から用意するのがお約束だ」
Aブルー「仏壇かあ…。それって後々、つぶしが利くかい?」
一同  「「「つぶし?」」」
Aブルー「初盆以外でも役に立つのか、っていう意味だよ!」

役に立たないものを買っても…、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「君の話だと仏壇を置くのは家の中らしいし…」
キース 「それは基本だ! 誰が仏壇を屋外に置くか!」
Aブルー「そうなると置き場が問題でねえ…」

スッポンタケが生えてた場所では駄目だよね、という質問。

キース 「当たり前だろう! 山の中に仏壇なんぞがあったら…」
シロエ 「何処から見たって不法投棄ですね」
サム  「ああいうのってよ、けっこう集まる傾向があるぜ」
ジョミー「うん、分かる! なんかゴチャッと捨ててあるよね」

誰かが捨てたら他の誰かも次々に…、と意見が一致。

シロエ 「お仏壇を置いても、周りはたちまちゴミの山ですよ」
スウェナ「お仏壇が大きいものねえ、そっち系のが溜まるわよね?」
マツカ 「冷蔵庫とかの大物ですね」
サム  「洗濯機も絶対入ると思うぜ」
Aブルー「そんな結末になるのかい?」
キース 「まず間違いなく、粗大ゴミを呼ぶな」

そしてゴミの山の中に埋もれるのだ、とキース君。

キース 「そういうことになりたくなければ諦めるんだな」
Aブルー「だけどさ、ぼくはお迎えしたいんだよ!」

スッポンタケを、と引かないソルジャー。

Aブルー「山の中に仏壇が置けないとなると…」
ブルー 「ぼくの家は絶対、貸さないからね!」
Aブルー「つぶしが利くなら、青の間に置いてもいいけどねえ…」
一同  「「「青の間!?」」」

なんと青の間にお仏壇。
ビジュアル的にも大概ですけど、棚経とかは可能ですか?


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お盆はキュウリの馬にナスの牛。早く来て頂いて帰りはゆっくり。
スッポンタケの仏様でもそれは同じだ、とキース君は説いております。

キース 「いいか、お盆に仏様を早めに追い返すのはルール違反だ!」
Aブルー「だけど…。ぼくは是非ともスッポンタケにお会いしたいし」

お帰りになるお盆がチャンスなのだ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「みんな仏様になっちゃったからこそ無いわけだろう?」
シロエ 「それはどうだか知りませんが…」
キース 「スッポンタケにお浄土があるなら、行っただろうな」

この前、あんたが採らなかった分、とキース君。

キース 「あれからずいぶん日も経っているし、そろそろ忌明けだ」
Aブルー「忌明けって、何さ?」
キース 「お亡くなりになってから四十九日で忌明けになるんだ!」
Aブルー「四十九日経てば戻ってくるわけ?」
キース 「もう完璧にお浄土行きだ、という意味だ!」
ブルー 「お浄土の蓮に生まれるんだよ、四十九日経てば確実に」

生前に徳を積んでいたならもっと早く…、と流石は高僧、銀青様。

ブルー 「亡くなった直後にポンと生まれたりね」
Aブルー「ぼくは四十九日も待ちたくないねえ…」

さっさと蓮の上に生まれてハーレイと二人でヤリまくるのだ、と。

Aブルー「その辺の祈祷はキースに任せておくとして…」
キース 「スッポンタケの件なら断るからな!」
Aブルー「せっかく耳寄りな話をゲットしたのに!」
キース 「だから、お盆にはルールがあると言っているだろうが!」

早めのお帰りも殺生の罪も有り得ない、と怒鳴る副住職。

キース 「スッポンタケの仏様をお迎えするなら、おもてなしだ!」
Aブルー「おもてなしって?」
キース 「毎日、三食お膳を供えて、花とか菓子も必要だな」
ブルー 「初盆だと他にも色々と…ね」
Aブルー「初盆?」
キース 「亡くなって最初のお盆のことだ!」

あれこれと準備が必要で…、と始まる解説。
今度こそソルジャー、諦めるかも?


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ソルジャーの御希望は、お盆にスッポンタケの仏様をお迎えすること。
しかし目的がスッポンタケ狩りでは、殺生の罪で。

キース 「仏様をお迎えしてだな、おもてなしがお盆の心だぞ!」
ブルー 「それが基本だねえ、ぼくもこの道、長いけどさ」
サム  「俺は短いけど、そのくらい分かるぜ」

殺しちまってどうするんだよ、とサム君も。

サム  「その御祈祷、キースは受けねえって!」
キース 「まったくだ。俺が御本尊様に見放されてしまう」
Aブルー「採ったら殺生の罪になるんだ?」
キース 「当然だろう!」

何処のスッポンタケが採られた後も生きているか、と真っ当な台詞。

キース 「あんたが引っこ抜いた時点でお亡くなりだ!」
Aブルー「元々、仏様なんだし…。あまり変わらないと思うけど?」

仏様が元の姿に戻るだけだ、と負けないソルジャー。

Aブルー「ちょっと早めにお帰りになるかどうかだよ」
キース 「早めのお帰りは有り得んのだ!」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「いらっしゃる時は早めに、お帰りはごゆっくりなんだ!」
Aブルー「そういう風に決まっているわけ?」
キース 「決まっている!」

お盆のお約束で決まっている、とキース君も負けじと。

キース 「お盆と言えばキュウリとナスで!」
Aブルー「お供え物だね、それくらいは分かるよ」
キース 「ただのお供え物ではないっ!」

足があるのだ、と大真面目な顔。

Aブルー「足だって? なんでキュウリに足なんかが…」
キース 「作り物の足だ、足を四本つけるんだ!」
Aブルー「それに何の意味が?」
キース 「キュウリに足をつければ馬で、ナスが牛なんだ!」

この二つがお盆に欠かせない、と続く解説。

キース 「馬は足が速くて、牛の足は遅い」
Aブルー「それで?」
キース 「速い馬で来て、遅い牛でお帰り頂くものだ!」

ゆえにお盆に早めのお帰りなんぞは有り得ないのだ、という話。
ソルジャー、今度こそ諦めてくれるんですかねえ?


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