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シャングリラ学園つれづれ語り

初穂料を追加で支払い、ソルジャー夫妻の夫婦和合もブチ込めたようで。
お子様二人に千歳飴の袋を渡した巫女さん、キョロキョロと。

巫女さん「こちら、お守りでございますが…。これは、どなたが?」
一同  「「「は?」」」
巫女さん「御夫婦のお守りでございますけど」
Aブルー「それ、ぼくのだから! ほら、ハーレイも!」
A船長 「あ、有難く頂戴いたします」

よりにもよってダークスーツの二人が夫婦和合のお守りゲット。
あまつさえソルジャー、神社の名前が印刷された紙袋を早速開けて。

Aブルー「…なんか普通のお守りだけど…」
巫女さん「夫婦和合のお守りとしては、特に授与しておりませんので」
Aブルー「それで効くわけ?」
巫女さん「御祈祷をなさっておられますから、大丈夫ですよ」
Aブルー「じゃあ、いいや。これはベッドに置くのかい?」
ブルー 「やめたまえ!」

巫女さんも忙しいんだから、とソルジャーの首根っこを掴む生徒会長。

ブルー 「御祈祷が済んだらさっさと次へ! 記念撮影!」
Aブルー「でもさ、お守りの使い方がさ!」
ブルー 「基本は肌身離さずだよ!」
Aブルー「えっ? だったら、これをつけてヤればスゴイとか?」
ブルー 「は?」
Aブルー「だからさ、ぼくとハーレイが首からお守りを下げてヤッたら」
ブルー 「その先、禁止!」

もう喋るな、とソルジャーを引き摺り、生徒会長、ダッと逃走。
巫女さんや周囲の視線を浴びつつ、シャン学メンバーも必死に走って…。

ブルー 「き、君はまったく、なんてことを…!」
Aブルー「それはこっちの台詞だよ! せっかく御祈祷したんだし!」
ブルー 「もういい、それより記念撮影!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで写真を撮るんだよ!」
Aブルー「いいねえ、今日の記念になるんだ?」
A船長 「ああ、日付が書いてあるのですね」

「七五三参拝記念」と書かれたボードに本日の日付。
キャプテン、まじまじと見ておりますけど、日付に何か問題でも…?

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拍手ありがとうございました!

夫婦和合でお願いします、と、かしこみ、かしこみ申す~。
七五三の御祈祷にバカップルが乱入、ドえらい祝詞が奏上されてしまい。

Aブルー「やったね、これでお願いバッチリ!」
A船長 「直接お願い出来ましたからね」

ソルジャー夫妻は大喜びですが、シャン学メンバーたちはブルブルで。

ジョミー「あ、あれって絶対、外まで聞こえた…」
キース 「それ以前に確実に叱られるぞ」
シロエ 「か、神主さんが来るんですけど…!」

どうなるのだ、と生徒会長も声も出ない様子。
神主さんがススス…と近付いて参りまして。

神主さん「お帰りの際に初穂料を追加でお納め願います」
一同  「「「は?」」」
神主さん「御祈祷が追加になりましたので、そのように」
Aブルー「ちょ、ちょっと待ってよ、ついでにお願いしただけだし!」
神主さん「七五三のお子様が夫婦和合でらっしゃいますか?」
一同  「「「………」」」

そうだった、と状況を思い出す御一同様。
「シャングリラ在住、そるじゃぁ・ぶるぅの」の後に叫んだわけでして。

神主さん「御祭神様に「ご両親の」とお伝えするなら追加になります」
Aブルー「つ、追加で! 追加しといてよ、ぶるぅのじゃないし!」
神主さん「既にお伝えしてあります。初穂料をよろしくお願いします」

私もプロでございますので、と颯爽と立ち去る神主さん。
巫女さんが必死に笑いをこらえつつ。

巫女さん「お帰りはこちらでございます。初穂料は受付で承ります」

先に立って行った巫女さん、受付の巫女さんに何やらヒソヒソ。
受付の巫女さん、頷きまして。

巫女さん「ようこそお参り下さいました。初穂料の追加だそうですが」
Aブルー「…え、えっと…」
ハーレイ「ああ、支払いの方は私が」
巫女さん「かしこまりました。七五三のお子様は、こちらをどうぞ」
ぶるぅ 「わぁーい、千歳飴ー!」
Aぶるぅ「貰っちゃったー!」

狂喜乱舞のお子様二人。
願い事の追加もアドリブでブチ込み、結果オーライ?

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拍手ありがとうございました!

恐れ多くも神様相手にアドリブだなどと言うソルジャー。
生徒会長の声をサラッと無視して、キャプテンと思念で何やらコソコソ。

Aブルー「と、こんな感じでどうだろう?」
A船長 「やってみる価値はありそうですね」
Aブルー「でもって、大切なのはタイミングだよ」

そこを外すとアウトっぽいし、と口にした所で。

神主さん「アルテメシア在住、そるじゃぁ・ぶるぅの…」
Aブルー「なんかゴチャゴチャ言ってるけれども、これが願い事かぁ…」
A船長 「そのようです。無病息災とか聞こえましたし」
Aブルー「だったらチャンスはぶるぅの時だ」
A船長 「そこで一発、捻じ込むのですね!」

頑張りましょう、と応じるキャプテン。
それを聞いていたシャン学メンバー、マズイと顔を見合わせましたが。

神主さん「シャングリラ在住、そるじゃぁ・ぶるぅの…」
Aブルー「ハーレイ、今だ!」
A船長 「はいっ!」

滔々と読み上げられる祝詞にかぶさるバカップルの声。

Aブルー「夫婦和合で!」
A船長 「お願いしますー!」
一同  「「「うわぁぁぁーっ!」」」

もうダメだ、と頭を抱える一同を他所に、神主さんは慌てず騒がず。

神主さん「…と、かしこみ、かしこみもう~す~…」
A船長 「やりましたね!」
Aブルー「神様もアドリブが上手いんだねえ…」

それは絶対違うだろう、と泣きの涙の一同ですけど。

神主さん「おぉぉぉぉぉぉ~~~~~」
Aブルー「今度は何だい?」
ブルー 「神様をお送りするための声だってば!」

よくも罰当たりな真似をやってくれたな、と睨み付けている生徒会長。
御祈祷は終了、「お立ち下さい」と声がかかって。

巫女さん「皆さん、お疲れ様でした」
Aぶるぅ「ねえねえ、ぼくのパパとママのお願い、届いたかなぁ?」
巫女さん「どうでしょう? 聞いて下さるとよろしいですね」

流石は巫女さん、大人な対応でございます。
ということは、神主さんも大人な対応でアドリブ御祈祷バッチリですか?

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神様に直接お願い出来ると聞いたソルジャー、夫婦和合を御希望ですが。
御祈祷で唱える祝詞は予め作成済みなのだそうで。

ブルー 「手順を踏まないと無効だからねえ、今更どうにも」
Aブルー「い、今から作って貰うとかは?」
ブルー 「もう手遅れ! 御祈祷料を納める時に申告するのがお約束!」
Aブルー「じゃ、じゃあ今日の御祈祷は…」
ブルー 「残念だけれど、ぶるぅ二人分の幸せ祈願ってところかな」
Aブルー「ぼ、ぼくたちも出席するのに?!」
ブルー 「親ってヤツはさ、子供の幸せを願うものだし」

ぶるぅのパパとママ役なんだろ、と生徒会長。

ブルー 「二人ともパパかもしれないけどねえ、ぶるぅの幸せが大切さ」
Aブルー「…そ、そんな…。せっかくのビッグチャンスなのに…」
ブルー 「諦めるんだね、ぶるぅのために」

ほら、お迎えが、と言う側からカラリと扉が開いて。

巫女さん「大変お待たせいたしました。こちらへどうぞ」
ぶるぅ 「わぁーい、貸し切り~!」
Aぶるぅ「とっても楽しみ!」

羽織袴のお子様二人がピョンピョンと。
拝殿に入れば見事に貸し切り、全員、ズラリと並んで座って。

神主さん「皆さん、頭を下げて下さい」

大きな幣がバッサバッサと振られ、いよいよ御祈祷の始まりですが。

神主さん「おぉぉぉぉぉぉ~~~~~」
Aブルー「な、なんだい、あれは?」
ブルー 「シッ! この声で神様をお迎えするんだよ」
A船長 「なるほど、異文化体験ですね」

唸り声にしか聞こえませんが、とキャプテン、なにげに罰当たり発言。

A船長 「これで神様が呼べるのですか…」
Aブルー「らしいね、お賽銭とかより効きそうだよ」
A船長 「同感です。どうでしょう、こっそりお願いするのは」
Aブルー「いいかもね! 神様たるものアドリブくらいは出来ないと」
ブルー 「ちょ、ちょっと…!」

不穏な言葉を交わすソルジャー夫妻。
アドリブがどうとか言ってますけれど、神様ってそういうキャラですか?


※シャングリラ学園番外編、『田舎で縁結び』、UPしております!
    ←シャングリラ学園番外編は、こちらからv

 食欲の秋でマザー農場へ行きたい面々。
 しかしキース君は法事があって参加出来ないらしいです。
 それは寂しい、と何処で法事か尋ねてみれば妙に歯切れが悪くって。
 キース君は何を隠しているのでしょうか…? 
 (シャングリラ学園番外編は毎月第3月曜更新ですv)

 次回更新日は12月16日でございます~。

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貸し切りで御祈祷をして貰うために待合室で順番待ち。
その間に他の人の御祈祷を覗き見したソルジャー、突然慌て出しまして。

Aブルー「ハーレイ、今のを聞いたかい? ぶるぅ専用じゃないそうだ」
A船長 「そうらしいですね」
Aブルー「のんびりしている場合じゃないよ! 御祈祷だよ?」
A船長 「御祈祷がどうかしましたか?」
Aブルー「思い切りビッグチャンスじゃないか!」

神様を貸し切りでお願い出来るんだから、と拳をグッと握るソルジャー。

Aブルー「これは絶対外せない! 夫婦和合をお願いしよう!」
A船長 「それは頼まないといけませんね!」

何より大事な願い事です、とキャプテンも拳を握っております。

A船長 「二人で叫べばいいのでしょうか?」
Aブルー「声を合わせるのが大切かもね!」
ブルー 「ちょ、ちょっと待った!」

生徒会長が止めに入って、シャン学メンバーも顔面蒼白。
貸し切りの御祈祷の真っ最中に叫ばれたが最後、赤っ恥は必至。

キース 「や、ヤバイ…」
ジョミー「拝殿の前って人だらけだよ、絶対外まで聞こえるよ!」

人生終わった、と項垂れるシャン学メンバーですが。

ブルー 「聞こえるも何も、叫ぶだけ無駄だし!」
Aブルー「えっ、なんで? 神様に直接お願いだろう?」
ブルー 「何を神様にお願いするのか、最初にちゃんと言わないと!」
Aブルー「だからハーレイと二人で言うって!」
ブルー 「そうじゃなくって、もうシナリオは出来てるんだよ!」
一同  「「「は?」」」

シナリオとは、と全員キョトン。

ブルー 「御祈祷ってヤツは祝詞を読むんだ。ひらたく言えば呪文かな」
Aブルー「それで?」
ブルー 「御祈祷の度に祝詞を作って、それを読むわけ」
Aブルー「それがシナリオ?」
ブルー 「そういうこと! お願い事も誰が頼んだかもキッチリ書く!」

今回は七五三で作成済みだ、と告げる生徒会長。
ソルジャー夫妻が夫婦和合と絶叫しても、効き目は無いってことですか?

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