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シャングリラ学園つれづれ語り
☆虫も嫌がる暑さ


さて、8月。暑さに拍車がかかる季節で、酷暑すぎる日々。
夏休み中のシャン学メンバー、生徒会長宅でエアコン三昧。

ジョミー「山の別荘、天国だったよね…」
サム  「マジでエアコン、要らねえトコでよ…」
シロエ 「夜になったら、冷えるくらいの勢いでしたし…」

高原は下界と違いますよね、とシロエ君も。

シロエ 「とはいえ、キース先輩のことを思えば…」
スウェナ「今年も地獄の住人なのよね…」
キース 「言わないでくれ…」

今年の夏は特に堪える、とキース君の深い溜息。

キース 「親父は卒塔婆を追加して来るし、蚊も多いし…」
シロエ 「家の中でも蚊取り線香、禁止でしたっけ?」
キース 「違うが、暑さのせいでだな…」

蚊の出る時間帯にも影響が、と窓の外に目を。

キース 「夏の虫でも、暑すぎるのはアウトらしくて…」
ジョミー「そうみたいだね、真昼間はセミも鳴かないしさ」
シロエ 「蚊の活動も、涼しい朝になっているんですか?」

境内の掃除で刺されまくりとか、とシロエ君の問い。

シロエ 「掃除くらいは、蚊取り線香、使えそうですけど」
サム  「だよなあ、墓地とは違うしよ…」
キース 「俺が言うのは、墓地の方だが?」
一同  「「「は?」」」

朝早くから墓地は無いよな、と皆が見合わせる顔。

スウェナ「なんで墓地なの、お盆だったら、まだ先でしょ」
キース 「甘いな、八月の声を聞いたら、墓回向も…」

シーズン入りだと思ってくれ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「常駐するのは、確かに少し先なんだが…」
サム  「熱心な檀家さんが来るとか、そんなのかよ?」
キース 「檀家さん的には、俺や親父を気遣って…」

卒塔婆書きと墓回向のコンボを回避なんだ、と説明が。

キース 「今の時期なら混んでいないし、朝の間に…」
シロエ 「お願いしよう、というコースでしょうか?」
キース 「例年だったら、有難くて…」

お礼を言いたいヤツなんだが、と困り顔。
蚊が出ると…?


2025/08/01 (Fri)



☆早朝から来る人


暑い盛りの8月ですけど、お坊さんにとっては忙しい時期。
お盆を控えて卒塔婆書きがドッサリ、それが終われば棚経。

サム  「今年は朝から蚊が出るのかよ?」
キース 「涼しい間に、食っておこうと思うんだろうな…」

真面目に集中攻撃なんだ、とキース君の嘆き節。

キース 「檀家さんの方には、行きもしないで…」
シロエ 「蚊取り線香か、蚊よけスプレー装備ですね?」
ジョミー「蚊よけスプレーなら、仕方ないけど…」

蚊取り線香だったら、分けて貰えば、とジョミー君。

ジョミー「キースはダメでも、檀家さんは許されるんだし」
スウェナ「そうね、地面とかに置いて貰えば…」
サム  「煙が来るしよ、防げそうだぜ」
キース 「それがだな…」

檀家さんは基本、ノーガードだ、とキース君の衝撃の発言。

キース 「朝早くから、墓回向を頼みに来る人なんだぞ?」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「朝一番の作業を終えた人がメインで…」

つまりは勤め人ではない、とキース君の説明が。

キース 「会社員でも兼業農家でも、朝は職場に出勤で…」
ジョミー「お墓参りは厳しそうだね」
キース 「だったら、朝は誰がフリーだと思う?」

朝の作業が無い人も多いぞ、と副住職からの質問。

キース 「花を持参で菩提寺まで来て、墓回向も頼むんだ」
サム  「時間、けっこうかかるよなあ…」
キース 「俺も親父も、スタンバっていないんだし…」

まずは庫裏へ来て朝の挨拶、と語られる手順。

キース 「時間に余裕が無いと出来んぞ」
サム  「もしかしなくても、ご老人かよ?」
キース 「正解だ。たまに、夏休み中の、お孫さんが…」

ついて来ていることもあるがな、と副住職。

キース 「お孫さんがいれば、蚊よけも必須なんだが…」
シロエ 「ご老人だと、ノーガードですか?」
キース 「蚊に刺されても、平気なんだぞ?」
一同  「「「あー…」」」

先月、話題になったアレか、と納得の理由。
痒くない人…。


2025/08/02 (Sat)



☆平気すぎる人種


お坊さんが超多忙になる時期、お盆前だけに暑さもハード。
少しでも楽をして欲しい気遣い、早朝に来る檀家さんたち。

サム  「自分は痒くねえんだったら、気付かねえよな…」
シロエ 「お孫さんが一緒だったら、気付きますけどね」
ジョミー「ご本人じゃなくて、保護者なんじゃないの?」
キース 「恐らく、そういう線だろうな」

普段、注意を払う必要が無いし、と副住職の深い溜息。

キース 「自分は全く平気なわけで、言われない限り…」
サム  「虫刺されまで、頭が回りそうにねえぜ」
シロエ 「暑さ対策の方も、ヤバいかもです」
スウェナ「ご老人だと、エアコン嫌いも多いものねえ…」

危険な暑さでも無自覚なのよ、とスウェナちゃんの相槌。

スウェナ「お孫さんが暑いかどうかは、気付かないかも…」
キース 「あるあるだと思うぞ」
ジョミー「心当たりがあるわけ?」
キース 「今年は早くから暑かったしな…」

月参りで出掛けた先が蒸し風呂、とキース君、合掌。

キース 「扇風機さえも回っていないんだ…」
一同  「「「うわー…」」」
キース 「あまりに酷いと、俺が窓とか開け放って…」

読経の間だけでも涼しくしてたな、という回想。

キース 「俺のためじゃないぞ、檀家さんのためだ」
シロエ 「熱中症を防ぐためですね?」
キース 「短時間でも部屋を冷やせば、そのままよりは…」

いくらかマシにはなるだろうし、とキース君が竦める肩。

キース 「俺が帰るなり、閉め切っていそうなんだが…」
スウェナ「暑がりな人に認定されてるのね?」
キース 「見た目がコレだし、若いだけに、と…」

幸い、搬送された人はいないようだ、と繰る数珠レット。

キース 「そんな人種が、お孫さんどころか、俺にまで…」
サム  「蚊取り線香、期待出来ねえよなあ…」
シロエ 「絶望的ですよね…」
ジョミー「蚊も、若い血が好きそうだよ」
キース 「正解だ…」

平気な人より、俺に来るんだ、と嘆いてますけど。
グルメ…。


2025/08/03 (Sun)



☆オススメは昼寝


お盆を控えた暑いシーズン、今年も多忙なキース君ですが。
例年以上の暑さで増えた悩みが、早朝の墓回向で蚊の被害。

シロエ 「キース先輩だけを、狙い撃ちですか…」
サム  「例の、足首がキツすぎるヤツな…」
スウェナ「読経してる分、首筋はマシと聞いたものねえ…」

痒くても顔には出せないんでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「卒塔婆書きだけでも、大変なのに…」
ジョミー「まだ、徹夜な時期には、なってないよね?」
キース 「それはそうだが、早朝から蚊にやられるのは…」

徹夜と同じ勢いでダメージが大きい、と副住職の嘆き節。

キース 「例年だったら、いないくせに、と精神的に…」
シロエ 「メンタルに影響が出ているわけですね…」
サム  「ヤバいんでねえの、昼寝しとけよ」

少しは回復すると思うぜ、とサム君が指す扉の方向。

サム  「ぶるぅ、昼寝用に部屋を頼めねえか?」
ぶるぅ 「オッケー、きっと和室の方がいいよね!」

キース、家では和室なんだし、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「環境を近付けておいたら、後が楽そう」
シロエ 「どうでしょう? 此処では基本、ベッドですし」
ジョミー「現実逃避するんだったら、ベッドかもだよ」
サム  「キース、どっちが好みなんだよ?」

好きに選んで頼んじまえよ、とサム君のプッシュ。

サム  「ぐっすり昼寝で、リフレッシュで!」
キース 「やはり、そうするべきだろうな…」
ぶるぅ 「おやつとかなら、ちゃんと残しとくから!」

お昼寝してよ、と布団かベッドか、質問が。

ぶるぅ 「キースの好きな方でオッケー!」
キース 「慣れているのは、布団なんだが…」
??? 「非日常の方も、捨て難いよね!」

分かる、とソルジャー(会話表記はAブルー)が登場。

Aブルー「此処の世界は非日常だし、素敵なんだよ!」
キース 「なんで、あんたが!?」
Aブルー「蚊の話だしね!」

何かお役に立てればさ、と言われましても。
先月がアレ…。


2025/08/04 (Mon)



☆イチオシなグッズ


お盆の前は暑さMAX、お坊さんには多忙な時期ですけど。
今年は暑さが特に酷くて、早朝の墓回向で蚊が出るそうで。

キース 「あんたが、役に立つわけなかろう!」
シロエ 「言っときますけど、キース先輩、超多忙で…」

此処に来るのがギリギリですよ、とシロエ君。

シロエ 「先月のアイデアみたいな、悠長なことなんか…」
サム  「やってられねえよな、抗体作りとか…」
キース 「まったくだ。そんな時間が空いているなら…」

昼寝の方が建設的、とキース君、家事万能なお子様に視線。

キース 「ぶるぅ、和室の方で頼めるか?」
ぶるぅ 「オッケー! お布団、敷いて来る!」
Aブルー「ちょっと待った!」

話は最後まで聞いてくれたまえ、とソルジャーが引き留め。

Aブルー「蚊の話だったら、無茶じゃないから!」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「だって、ハードの問題だよ?」
一同  「「「は?」」」

ハードの問題とは如何に、と誰もがキョトン。

シロエ 「あのぅ…。ハードに決まっているんですけど?」
ジョミー「刺されまくって痒いんだよ?」
サム  「ハードモードとしか、思えねえぜ?」
Aブルー「そうなんだけど、提案なのは違うハードで…」

多分、ハードでいいと思う、とソルジャーの謎な発言。

Aブルー「ハードかソフトか、分類するなら、ハードかと」
キース 「意味がサッパリ不明なんだが…」
Aブルー「装備品の一種で、アイテムなんだよ!」

ぼくのイチオシ、とソルジャーが指す、自分の足。

Aブルー「コレをオススメしたくってさ!」
一同  「「「えっと…?」」」
Aブルー「分からないかな、コレだってば!」

ぼくのアンダー、と引っ張って見せるズボンの生地。

Aブルー「優れものだよ、蚊の針なんかは通さないしね!」
シロエ 「耐寒耐熱仕様でしたっけ?」
Aブルー「おまけに、極薄!」
キース 「貸してくれる、と…?」

法衣の下に履けばいいのか、と聞いてますけど。
防護服…?


2025/08/05 (Tue)



☆貸すしかないブツ


暑さが厳しい盛りですけど、お坊さんは多忙なわけでして。
お盆を控えて卒塔婆書きが佳境、キース君には蚊の受難も。

Aブルー「そうだね、あげるわけにはいかないし…」
キース 「高価なんだな?」
Aブルー「ミュウの船だよ、お金は無関係なんだけどね?」

開発費とかも意味が無いわけ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「必要な物資は奪って来るか、採取するかで…」
キース 「高価と言うより、貴重な方か…」

それなら分けてくれとは言えん、とキース君も納得の理由。

キース 「貸してくれれば、有難いんだが…」
Aブルー「もちろんいいけど、君の解釈、間違ってるし!」

あげられない理由は、そうじゃないよ、とソルジャーの言。

Aブルー「シロエ、質問があるんだけれど…」
シロエ 「何でしょう?」
Aブルー「この服の素材、君でも分析出来るのかな?」
シロエ 「うーん…。専門外になるんですよね…」

でも、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「天然素材のコットンとかなら、顕微鏡とかで…」
ジョミー「あー、覗いてみれば分かりそうだね!」
サム  「けどよ、天然素材じゃねえよな、ソレ…」
シロエ 「そうなんです。どうやって分析するべきか…」

そこから調べることになります、とシロエ君のマジレス。

シロエ 「とはいえ、やってみたい気はするんですけど」
スウェナ「専門外でも、血が騒ぐのね?」
シロエ 「なにしろ、半端ない素材ですから」

どういう仕組みか知りたいですよ、とシロエ君、興味津々。

シロエ 「質問したら、教えて貰えるんでしょうか?」
Aブルー「そうだね、人類側には明かせないけど…」

別の世界なら無問題だし、とソルジャーの笑み。

Aブルー「まずは素材の説明からで構わないかな?」
シロエ 「いいんですか!?」
Aブルー「ケチじゃないから! メインは〇〇〇で…」
シロエ 「はあ?」
Aブルー「〇〇〇!」

これをメインにしてるわけで、と笑顔ですけど。
〇〇〇って…?


2025/08/06 (Wed)



☆オーパーツなブツ


お盆の前は暑さも最高、それでも休めないお坊さんの世界。
卒塔婆書きというハードなノルマ、蚊の被害まであるとか。

シロエ 「〇〇〇って、何のことです?」
Aブルー「そのまんまだよ、こっちの世界に無い物質でさ」

言い換えようが無いってこと、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「○○○は〇〇〇だし、どうしようもね…」
シロエ 「せめて、鉱物由来だとか、そういうのは?」

何かヒントは無いんでしょうか、とシロエ君の食い下がり。

シロエ 「○○○は諦めますけど、分からないままでは…」
サム  「気になって、夜も寝られねえって?」
シロエ 「いえ、其処までは…。ただ、気になって…」
Aブルー「強いて言うなら、鉱物だろうね」

惑星で採取している中の一つで、とソルジャーの説明。

Aブルー「そのままじゃなくて、精製してから…」
シロエ 「でもって、使う触媒とかにも、謎言語ですね?」
Aブルー「ピンポーン!」

そんなわけだし、貸すことしか、と周囲を見回す人。

Aブルー「何かのはずみで世に出ちゃったら、大変だよ?」
シロエ 「現代における、オーパーツということですか…」
Aブルー「分かりやすく言うなら、ソレになるかな」

ぼくの世界でも、発見されるのは遅かったし、との台詞。

Aブルー「今の時代に出て来るだなんて、有り得なくて…」
キース 「騒ぎになってしまうのか…」
サム  「宇宙人が持って来た説、ガチで来るよな…」
ジョミー「そうでなくても、捏造が多いよね…」

フェイクニュース、とジョミー君。

ジョミー「宇宙人のミイラ発見とか、王道だしさ…」
シロエ 「密かに研究されているとも聞きますよね…」

ガチが出るのはヤバすぎです、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩、借りるだけにして下さい!」
キース 「そうは思うが、こいつのをか…?」
Aブルー「嫌さが顔に出ていないかい?」
キース 「悪いか!?」

日頃の行いを振り返ってみろ、と怒声ですけど。
確かに…。


2025/08/07 (Thu)



☆借りたくないブツ


お盆を控えて暑い季節は、お坊さんの世界が多忙ですけど。
今年のキース君には、朝の墓回向で蚊に刺される被害まで。

Aブルー「ぼくの服なんかは、借りたくない、と?」
キース 「嫌すぎるんだ!」

ろくでもない話題が多すぎてな、と副住職が吊り上げる眉。

キース 「レッドカードと背中合わせで、迷惑なヤツで…」
一同  「「「あー…」」」

それはそうかも、と誰もが納得の理由。

シロエ 「あの手の話と、セットかもですね…」
サム  「連想しちまうトコはあるよな…」
ジョミー「ぼくがキースでも、嫌すぎるかも…」

蚊に刺されている方が、まだマシだよ、とジョミー君も。

ジョミー「使わせて欲しい気がしないよね…」
キース 「まったくだ。仕組み自体は、魅力的だが…」
サム  「それを上回っちまう、嫌悪感な…」

俺にも分かるぜ、とサム君、うんうん、と。

サム  「触りたくもねえ、って思うブツをよ…」
シロエ 「借りて履くとか、罰ゲーですよ…」
Aブルー「あのねえ…」

なんて失礼な連中だろう、とソルジャーの不満そうな顔。

Aブルー「貸してあげると言ったのにさ…」
キース 「断固、断る!」

持って来るなよ、とキース君、キッパリ。

キース 「此処で脱ぐのも、お断りだ!」
シロエ 「そっか、その手がありましたね…」
サム  「こっちの世界で着るための服が、ドッサリ…」

ノルディの家にあるらしいよな、とサム君の遠い目。

サム  「ソレに着替えて、押し付けもアリで…」
キース 「そうなる前に、先手を打っておかないとな」
シロエ 「キース先輩、流石ですよ!」

貸されてからでは遅いですしね、とシロエ君。

シロエ 「これで安心、安全圏です!」
Aブルー「其処まで言うなら、借りて来るのは諦めるよ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ぼくのサイズで、キースの足に合うとでも?」
キース 「…まさか…」

あんたのヤツとは違ったのか、と質問ですけど。
それっぽいかも…。


2025/08/08 (Fri)



☆フィットが大切


お盆の前は暑い盛りで、お坊さんにはキツイ季節ですけど。
卒塔婆書きに加えて、蚊の被害まであって受難なキース君。

Aブルー「もちろんだってば、君に合うのを貸さないとね」
キース 「同じサイズを着ているヤツのを、と…?」
Aブルー「でないと、効果がイマイチでさ…」

刺される方はともかく、暑さの方が、とソルジャーの説明。

Aブルー「意外だろうけど、ぴったりフィットが大切で…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「こっちの世界にだって、涼しいのが売りの服…」

何種類もあるじゃないか、という指摘。

Aブルー「生地そのものが耐寒耐熱、快適なんだよ」
ジョミー「じゃあさ、暑いトコでも涼しい感じなのかな?」
Aブルー「フィットしたのを着ていればね!」

肌から涼しい服になるわけ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「キースの場合は、法衣の下に着込むんだから…」
サム  「涼しいズボンでねえと、暑いかもなあ…」
Aブルー「そう思うからこそ、気遣いでさ…」

きちんとサイズを聞いて帰るつもりで、と殊勝すぎる台詞。

Aブルー「断られちゃったし、諦めるけどね…」
キース 「待ってくれ!」

俺のサイズを教えるから、とキース君の態度が真逆な方へ。

キース 「是非とも借りたい、いや、貸してくれ!」
Aブルー「さっき、断ったばかりなのに?」
キース 「俺の思い違いの件は、謝る!」

他の台詞は取り下げないが、と譲れないらしいポイントも。

キース 「あんたの服なら、お断りだしな!」
Aブルー「失礼な上に、勝手すぎだけど…」

時期が時期だし、貸してあげよう、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「蚊のダメージで倒れられたら、困っちゃうしね」
キース 「なんで、あんたが困るんだ?」
シロエ 「墓回向なんか、まるで無縁じゃないですか」
Aブルー「それとセットの、お盆が控えているわけだよ!」
一同  「「「あー…」」」

お盆と言えば棚経だった、と納得するしかない理由。
強制イベ…。


2025/08/09 (Sat)



☆頼めない代理


暑さが厳しい時期というのに、お坊さんは多忙なお盆の前。
卒塔婆書きに追われるキース君、早朝の墓回向で蚊の被害。

Aブルー「キースがいないと、棚経に来て貰えないし…」
サム  「代理を探すの、無理ゲーだぜ、うん」
シロエ 「そうなんですか?」
サム  「何処のお寺も、超多忙だしよ…」

飛び込みなんかは受けてくれねえ、と僧籍な人。

サム  「来てくれるとしたら、業者のお抱えくらいだぜ」
シロエ 「それはキツイですね…」
ブルー 「ぼくとしても、御免蒙りたいよ」

会場は他所にしてくれたまえ、と生徒会長の苦い顔付き。

ブルー 「銀青のプライドにかけて、そういうのはね…」
ジョミー「マツカの家とかで、やってくれって?」
ブルー 「多分、マツカの家も却下だと思う」
マツカ 「別荘とかなら、いいんですけど…」

家の面子がありますしね、とマツカ君も困った様子。

マツカ 「何処かの会館を、手配するのがベストでしょう」
一同  「「「あー…」」」

お坊さんを雇っている会館か、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「たかが棚経のために、喪服ですか…」
サム  「でもよ、平服で行ける会場じゃねえぜ」
スウェナ「浮きまくりだわよね…」

周りは喪服ばかりじゃないの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キース、頑張って持ち堪えなさいよ!」
シロエ 「此処で棚経をするには、キース先輩しか…」
サム  「いねえ以上は、蚊に耐えてくれよな…」
キース 「言われなくても、俺は借りると言っている!」

お前たちより、親父が怖いからな、とキース君の深い溜息。

キース 「蚊より、卒塔婆のノルマが増え続けてて…」
サム  「倒れられねえのな…」

気を強く持てよ、とサム君の激励。

サム  「お前がいねえと、悲劇だしよ…」
キース 「忍の一字で、耐えるまでだ!」
Aブルー「えっと、サイズは? それに、みんなも…」

棚経を覚えていてくれて嬉しいよ、と笑顔ですけど。
回避不可能…。


2025/08/10 (Sun)



☆分からないサイズ


お盆を控えて暑い盛りで、卒塔婆書きに追われるキース君。
早朝の墓回向で蚊の被害まで、耐えるしかない状態でして。

Aブルー「今年も、スッポンタケの棚経を、よろしく!」
一同  「「「はいっ!」」」

嫌でもそうは言えない面々、泣きそうな気持ち。

Aブルー「いい返事だねえ…。えっと、キースのサイズ…」
キース 「あんたの世界のサイズを、知らないんだが」
Aブルー「そっか、共通じゃないんだっけね…」

これは困った、とソルジャーの困惑顔。

Aブルー「ぼくも、ハーレイも、私服は試着して…」
キース 「買っているから、無関心だ、と?」
Aブルー「もちろん、今は覚えてるとも!」

ぼくとハーレイの分だけはね、とソルジャー、威張り返り。

Aブルー「でもさ、一般的なサイズなんかは…」
ぶるぅ 「んとんと、長さの単位は同じだっけ?」
Aブルー「其処は共通なんだけど…」
ぶるぅ 「だったら、キースを採寸すればオッケー!」

メモに書くから持って帰って、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「服飾部門の人に渡せば、サイズ、分かるよ!」
Aブルー「なるほどね…。どうせ記憶は処理するんだし…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「貸し出したなんて、記憶に残せるとでも?」

借りる仲間の記憶は消すよ、とソルジャー、即答。

Aブルー「ついでに毎日洗濯するから、洗濯部門も…」
シロエ 「記録を含めて、貸した事実を抹消ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

手間がかかるし、恩に着たまえ、と笑顔全開。

Aブルー「というわけで、採寸お願い!」
ぶるぅ 「すぐに測るね!」

サッとメジャーを取って来まして、手早く採寸。

ぶるぅ 「はい、これを見せたら分かる筈だよ!」
Aブルー「ありがとう! 1時間ほど待ってくれるかな?」
シロエ 「マッハの速さで消えましたね…」
サム  「借りられそうだぜ」
キース 「そうなんだが…」

思い切り恩に着せられたぞ、とキース君の深い溜息。
複雑かも…。


2025/08/11 (Mon)



☆会場が変わったら


お盆の前は暑さMAX、それでも多忙なのがお坊さんたち。
キース君には蚊の被害まで、ソルジャーが助け舟ですけど。

ジョミー「分かる、恩着せがましかったよね…」
キース 「いったい俺は、何処で選択肢を間違えたんだ…」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「来た時には、あいつ、貸す気満々だったぞ」

倒れられたら困るとかで、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「あの流れで行けば、恩を売るのは俺の方でだ…」
シロエ 「棚経を盾に借りられましたね…」
サム  「致命的なミスをしたのは、ガチなんだけどよ…」

今となっては取り返しが、とサム君も合掌。

サム  「俺たちにしても、恩を売り損なってよ…」
ジョミー「棚経、強制参加で決定だってば…」
スウェナ「仕方ないわよ、キースが倒れたら、最悪だもの」
一同  「「「あー…」」」

何処かの会館で棚経なコース、と頭痛を覚える御一同様。

シロエ 「それは勘弁願いたいです…」
マツカ 「空調完備で、空間としては快適ですけど…」
ジョミー「雰囲気ってヤツが、キツイんだよ…」
サム  「俺も嫌だぜ、マジで勘弁…」

俺とジョミーは法衣だしよ、とサム君が唱えるお念仏。

サム  「なんせ棚経、真っ最中でよ…」
ジョミー「サムは除外で、アドス和尚のお供なんじゃあ?」
サム  「例年だったら、そうなんだけどよ…」
シロエ 「会場が変わるとなったら、呼ばれそうです」

ジョミー先輩は、もっとキツイかも、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩が倒れた場合は、アドス和尚が…」
キース 「全部回るか、本山に頼んで助っ人コースで…」

どう転んでも、俺の供よりハードなヤツ、とキース君も。

キース 「しかし、棚経の時間だけは、瞬間移動で…」
シロエ 「強制招集、消えていた件は記憶処理ですよね…」
サム  「アドス和尚とか、助っ人のを消去な…」
Aブルー「ピンポーン!」

その分の手間はツケになるよね、とソルジャーが帰還。
怖すぎ…。


2025/08/12 (Tue)



☆洗濯は不可なブツ


暑い盛りの季節ですけど、お盆を控えて超多忙なお坊さん。
卒塔婆書きに追われる中で、キース君には蚊の被害も甚大。

Aブルー「ツケにされるより、此処で棚経がオススメだよ」
シロエ 「言われなくても分かりますって…」
サム  「俺まで招集されちまうとか、マジでキツイぜ…」

悪いが今年も外させて貰う、とサム君、合掌。

サム  「スクーターを自転車で追うのは、ハードでもよ」
ジョミー「ぼくも巻き添え食らうヤツだよね…」
キース 「それはガチだな、俺の供の方がマシだと思うぞ」
Aブルー「誰だって、楽なコースを選びたいよね」

そうするためにも、コレが一番、とソルジャーの手に紙袋。

Aブルー「キースのサイズ、ぶるぅのお蔭で一発だったよ」
ぶるぅ 「ホント!?」
Aブルー「うん。ついでに同じサイズが誰なのかも…」

服飾部門は詳しかったね、と笑顔でキース君に紙袋を。

Aブルー「一人じゃなかったし、一日あたり三着でどう?」
キース 「家で洗濯してもいいのか?」
Aブルー「ダメダメ、何処でバレるか不明だしさ」

オーパーツもどきな真実が、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「汗をかいたら着替えていいけど、洗濯はさ…」
キース 「あんた任せになるわけだな…」
Aブルー「空間移動で回収、交換で配達!」

ぼくは姿を現さないから安心したまえ、と太っ腹な台詞。

Aブルー「卒塔婆書きには、集中力が必須らしいし…」
キース 「その分も、ツケにしておくと?」
Aブルー「もちろんだよ、と言いたいんだけど…」

倒れられたら困るからね、とサービスな模様。

Aブルー「それじゃ、これで!」
キース 「すまん、素直に感謝しておく」

棚経で会おう、とキース君が見送る中で、姿が消えまして。

シロエ 「キース先輩、良かったですね」
ジョミー「最悪のケース、回避出来たよね…」
キース 「命拾いしたんだったら、棚経は真剣にやれよ」

敵前逃亡は認めないからな、と睨んでますけど。
ですよね…。


2025/08/13 (Wed)



☆涼しかったブツ


やって来ました、棚経の日。朝から暑くて強すぎる日差し。
棚経組は早朝に出発ですけど、生徒会長宅の面子は朝イチ。

シロエ 「おはようございます、暑いですね…」
スウェナ「涼しい間に出ようと思うと、早朝なのよね…」
ブルー 「ぼくは、早くても気にしないけどね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも早いの、全然平気!」

暗い間でも良かったのに、と迎える方は朝に強いわけで。

ぶるぅ 「来るんだったら、朝御飯、用意してたよ!」
シロエ 「まさか、精進料理ですか?」
スウェナ「棚経用のお膳、精進だものね…」
ブルー 「それは無いって、希望するなら用意するけど」

ぼくも、ぶるぅも、普通に朝食、と生徒会長、可笑しそう。

ブルー 「棚経組だと、精進料理一択だろうね」
シロエ 「暑い盛りに走り回るのに、キツイですよね…」
スウェナ「コッソリ肉とか、ダメなのかしら?」
ぶるぅ 「匂いでバレるし、絶対に無理!」

栄養ドリンクをキメて出るのが限界かな、という棚経組。

ぶるぅ 「お坊さんには、地獄なシーズンだよ」
ブルー 「地獄の釜の蓋が開いても、この世の方はね…」

今年のキースは得をしたよ、と生徒会長。

ブルー 「アンダーを借りたお蔭で、かなりマシかと」
シロエ 「らしいですよね、涼しかったみたいで」
スウェナ「下に余分に着込んでるのに、ヒンヤリなのよ」

井戸水に浸かってる気分なんでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「腰から下が冷やされてるから、暑い盛りでも…」
シロエ 「墓回向が楽だと言ってましたよ」

手放せないアイテムだったそうで、とシロエ君も。

シロエ 「三着も貸して貰えたお蔭で、着替えも出来て…」
スウェナ「アドス和尚よりも、涼しい気分で墓回向で…」

ツイてたわよ、という外野の声。

シロエ 「今日も借りられたら、良かったでしょうね」
スウェナ「無理じゃないの?」
ブルー 「借りた場合は…」

棚経のお経が倍になるとか、と言ってますけど。
ありそう…。


2025/08/14 (Thu)



☆棚経と謎の呪文


お盆になったらやって来るのが、スッポンタケの棚経の日。
朝イチで生徒会長宅に集合ですけど、僧籍な面子は棚経中。

シロエ 「棚経のお経が、二倍ですって?」
スウェナ「毎年、時間に追われてるでしょ、大丈夫なの?」
マツカ 「それよりも、お経が気になりますよ」

普段は使わないのを唱えてますし、とマツカ君の疑問。

マツカ 「呪文みたいなの、入ってませんか?」
シロエ 「アレって、お経の一種ですか?」
ブルー 「陀羅尼なんだけど、真言の方が一般的かな」

どっちも同じものを指してるんだよ、と生徒会長。

ブルー 「宗派によって、呼び方が違ってるわけ」
マツカ 「聞いたことがあります、原語のお経ですね」
ブルー 「そう! お釈迦様の国の言葉で唱える規則で…」

この国の言葉に訳したらアウト、と生徒会長の解説。

ブルー 「他のお経だと、ちゃんと訳してあるけどね」
一同  「「「ええっ!?」」」

訳していてもアレなのか、と誰もが仰天。

シロエ 「訳してあるって、何処が訳されてるんです!?」
マツカ 「漢字で書いてある、という意味でしょうか?」
ブルー 「ピンポーン!」

中華料理の国で訳したわけ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「文字の通りに読んだだけでは、この国ではさ…」
シロエ 「読んでいますよ?」
マツカ 「棚経で聞く呪文と違って、それなりに…」

意味が分かると思いますけど、とマツカ君も。

マツカ 「文字の通りに読んでいるのが、お経ですよね?」
ブルー 「お経本という定義だったら、そうなんだけど…」
スウェナ「他に定義があるのかしら?」

お経本と言えば、お経でしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「あれでも訳って、どうなってるのよ?」
ブルー 「中華料理の国の言葉で、読んでいないよ?」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「漢字だってば、読み方の音!」
一同  「「「あー…」」」

言われてみれば、と皆が納得の理由。
棚経用のは、有難いと…?


2025/08/15 (Fri)



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☆最低限な生態系


夏真っ盛りなシーズン到来、週末は生徒会長宅が憩いの場。
キース君の卒塔婆書きの話から、蚊にズレたわけですけど。

サム  「もしかして、蚊はいねえのかよ?」
Aブルー「生態系に必須な生物なのかい?」

いないと世の中、回らないヤツ、とソルジャーの問い。

Aブルー「アルテメシアは、所詮は育英都市だしさ…」
シロエ 「面積、それほど無いんですか?」
Aブルー「君たちが住んでる、此処もアルテメシアで…」

名称は同じなんだけど、とソルジャーが眺める窓の外。

Aブルー「住宅が建っている面積、ぼくの世界のよりも…」
ジョミー「うんと少なく出来ているとか?」
Aブルー「厳密な意味で言うと、そうなるね…」

郊外にあるのは施設とかだけ、と説明が。

Aブルー「大きな生態系を作り上げても、仕方ないしさ…」
スウェナ「バードウォッチングとかも、無理なのかしら?」
Aブルー「観賞用だと思ってくれたまえ!」

種類が少なすぎるんだよ、と挙げられた鳥の名前。

Aブルー「虫もいるけど、最低限になってて…」
サム  「蝶とかはいても、蚊はいねえって?」
Aブルー「ピンポーン!」

ゴキブリだっていないんだしね、と衝撃的な発言。

Aブルー「動物園の昆虫館に行ったら、展示用にさ…」
キース 「ゴキブリを飼育しているのか!?」
Aブルー「世界最古の昆虫だよ?」

ぼくもコッソリ見に行ったことが、というゴキブリ事情。

Aブルー「黒くてツヤツヤ光ってるな、と…」
シロエ 「有難く眺めて来たんですね…」
Aブルー「昼間だったら、ケースの前は人だかりで…」

大人気だと聞いていたのにさ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「こっちの世界じゃ、叩き潰すのが定番なんて…」
キース 「あの迷惑な蚊も、飼育対象になるわけだな…」
Aブルー「そうなんだよねえ、その点、こっちは…」
シロエ 「素晴らしいんですか?」
Aブルー「当然だよ!」

虫刺されなんて、飼育員くらいしか、と真剣な顔。
貴重体験…。


※ちょこっと私語。
 先日、酷い目に遭った、某セキュリティソフトですけど。
 待てど暮らせど、アンケート用のメールが来ないまま。
 遠隔操作の担当者が逃げたヤツです、スルーする模様。
 上手く運んだ時には、必ず来るアンケート。逃げられた。

※ハレブル別館、更新しました!

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 転生ネタの第564弾です。ハーレイ先生と14歳ブルー。
 タイトルは 『お気に入りの席』です、よろしくです~。

※ちょこっと予告。
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 転生ネタの第565弾です、よろしくお願いいたします~。

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2025/07/16 (Wed)



☆観察していた人


暑さ本番の季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
キース君には卒塔婆書きな時期で、その話がズレて蚊な今。

Aブルー「こっちで初めて刺された時には、驚いたねえ…」
サム  「いきなりチクッとやられたのかよ?」
Aブルー「ううん、飛んで来る時の羽音、独特だろう?」

初めて耳にした音だったよ、とソルジャーが言う蚊の羽音。

Aブルー「何の音かな、と見たら虫だし、初めてだし…」
シロエ 「まさか、そのまま見ていたんですか?」
Aブルー「君たちだって、知らなかったら、同じだと思う」

刺されるなんて知らないんだよ、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「もしも来たのがスズメバチなら、初見でもさ…」
ジョミー「大きさだけでも、危険そうだよね…」
キース 「面構えに気付いたら、震え上がるぞ」

どう見ても凶悪な顔でしかない、とキース君も。

キース 「なにしろ、下手に刺された場合は死ぬことも…」
シロエ 「らしいですよね、山歩きでは要注意と聞きます」
キース 「実は墓地でもヤバいんだが?」
一同  「「「ええっ!?」」」

何故に墓地で、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「墓地って、キース先輩の所の話ですよね?」
ジョミー「そっか、裏山あるもんね…」
キース 「違う、ヤツらは墓地も好みで…」

運が良ければミツバチだがな、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「墓石の下には、何があるんだ?」
サム  「何って、仏様のお住まいじゃねえか」
キース 「そのためのスペース、必須なんだぞ?」
シロエ 「もしかして、其処にハチの巣ですか…?」
キース 「罰当たりと言うか…」

たまに住み着くことがあるんだ、とキース君、合掌。

キース 「蚊も充分に厄介とはいえ、アレに比べたら…」
Aブルー「命の危険があるんだしね…。ぼくだってさ…」
キース 「スズメバチなら、逃げていた、と?」
Aブルー「観察しないよ、即!」

あんな小さな虫だったしさ、と語られる体験談。
蚊の餌食…。


※ちょこっと私語。
 夏のスタートが早すぎたせいか、夜に秋っぽい虫の音が。
 例年だったら8月に入ってからで、7月半ばではない筈。
 お蔭で「音だけは秋」の気配ですけど、気温は夏のまま。
 夜になっても暑すぎるわけで、虫の音を味わうなど無理。

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2025/07/17 (Thu)



☆観察した結果は


夏真っ盛りなシーズン到来、週末は生徒会長宅な御一同様。
キース君の卒塔婆書きの話から、虫刺されへと展開でして。

Aブルー「腕に止まったんだけど、逃げようだなんて…」
シロエ 「思いませんよね、あのサイズだと…」
キース 「追い払うこともしないだろうな…」

坊主の場合は鉄板なんだが、とキース君の妙な発言。

キース 「叩いたら最後、死んでしまうし…」
サム  「まさか叩くの、アウトなのかよ?」
キース 「親父でなくても、普通、アウトだ」

特に坊主が集う場所では…、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「事情はどうあれ、殺生だぞ?」
一同  「「「あー…」」」

仏教の教えは殺生禁止だっけ、と納得の理由。

サム  「んじゃよ、蚊の多い場所で法要だったら…」
キース 「当然、刺され放題になるが?」
一同  「「「うわー…」」」

それはキツイ、と皆がガクブル。

シロエ 「大きなお寺だと、蚊が多そうですよ」
スウェナ「蚊が好きそうな場所が、ドッサリだものね…」
キース 「そういうことだな、防ぎようが無い」

手水鉢なら掃除出来ても、境内全部は…、と副住職。

キース 「しかし、夏場も法要はあるしな…」
サム  「追い払うことしか出来ねえってか…」
Aブルー「お坊さんたちも、大変そうだね…」

ぼくも経験したから分かるよ、とソルジャーも同情。

Aブルー「チクッとしたのは驚いただけで…」
キース 「大したことではなかったんだな?」
Aブルー「もっとハードな、痛い経験、豊富だしさ…」

痛みだったら平気なんだけど、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「これが蚊なのか、って観察してて…」
キース 「放置した、と?」

飛んで行くまで、とキース君の問い。

キース 「その後、派手に腫れて来たとか?」
Aブルー「そうなんだよね…」
キース 「ぱんぱんにか?」
Aブルー「腫れ上がった上に、真っ赤だってば!」

人生初の虫刺されだし、と顔を顰めてますけど。
初体験…。


※ちょこっと私語。
 先日、家族Aが、模様替えで移動させていたプリンター。
 使いたい用が出来たので、仮置き中でも使えるか、質問。
 答えは「用紙トレイが出せない、移動させないと無理」。
 よくよく見ると、置き場に窪みが。引っ掛かる、トレイ。

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2025/07/18 (Fri)



☆痛みには強い人


暑さ本番な季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
キース君には卒塔婆書きの時期で、其処からズレている話。

シロエ 「えっと…。痛いのは平気なんですよね?」
Aブルー「拷問級でも、全然、オッケー!」

人体実験なんて拷問以上、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「もしも拷問で、高温の蒸気の中に入れたら?」
キース 「それは処刑というヤツだな…」
シロエ 「全身火傷で死ぬか、ショック死しますよ…」
Aブルー「普通ならね!」

ぼくは何回やられたと思う、とソルジャーが指す自分の顔。

Aブルー「蒸気どころか、火あぶりも来たし…」
一同  「「「火あぶり!?」」」
Aブルー「皮膚が何処まで耐えられるかの、人体実験!」

自分で見てても焦げてたよね、と他人事のように語る経験。

Aブルー「こう、じりじりと皮膚がやられて…」
サム  「やめてくれよな、話だけでも滅入りそうだぜ…」
シロエ 「焼肉がダメになりそうですよ…」
ジョミー「例えないでよ、ぼくは焼肉、好きなんだし!」

海の別荘でもバーベキューだし、とジョミー君の悲鳴。

ジョミー「痛い話は、もういいから!」
Aブルー「うーん…。痛い話って、ちょっと違うような…」

変な話はしていないよ、とソルジャー、困惑。

Aブルー「痛いヤツとか、言われる覚えは…」
シロエ 「あのですね…。スラングじゃないと思いますが」
ジョミー「言葉通りに痛い方だよ、ケガをしたとかで!」
Aブルー「なるほど、言葉は難しいねえ…」

使い慣れない言葉だと余計に、と痛み耐性が強すぎる人。

Aブルー「とにかく痛いの、ぼくは平気で…」
シロエ 「だったら、痒みの方はどうなんです?」

蚊に刺された後の話ですけど、とシロエ君の問い。

シロエ 「痛みと同じで耐えられたのか、その点ですね」
Aブルー「どうだったのかは、マツカが詳しいかと…」
一同  「「「はあ!?」」」

何故にマツカ、と皆の視線が集中してますけど。
マツカ君ですって…?


※ちょこっと私語。
 知り合いの人が「どうぞ」と、持って来て下さった野菜。
 ご近所の農家で採れたんだそうで、新鮮なのがドッサリ。
 その中に混じったレアもの、黄色く熟れたマクワウリ。
 家族全員が期待した甘さ、感想は「素朴」。甘さ控えめ。

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 転生ネタの第565弾、タイトルは 『忘れた宿題』 です。
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2025/07/19 (Sat)



☆蚊とは無縁かも


夏真っ盛りなシーズン到来、週末は生徒会長宅な御一同様。
キース君の卒塔婆書きからズレた話に、ソルジャーも参入。

シロエ 「どうしてマツカ先輩なんです?」
サム  「詳しいだなんて、どうなってんだよ?」

聞いた覚えはねえんだけど、とサム君の問い。

サム  「そもそも、虫刺されの話自体がよ…」
シロエ 「マツカ先輩の口から、出てませんよね…?」

過去に一度も、とシロエ君も。

シロエ 「刺された経験ゼロっぽいです、環境的に」
ジョミー「蚊取り線香を使う以前に、豪邸だしさ…」
サム  「蚊が入るような隙は、多分ねえよな…」

完全にシャットアウトでねえの、とサム君の言。

サム  「出入りする人も、入り口でスプレー必須でよ」
シロエ 「ありそうですよね、連れて入るといけませんし」
ジョミー「マツカが自分で行かない限りは、庭だってさ…」

蚊のいそうな場所は無いと思う、とジョミー君も同意。

ジョミー「あれだけ広いし、いるだろうけど…」
サム  「庭師さんの作業小屋とか、そっち方面だぜ」
シロエ 「池の水だって、綺麗ですしね」
スウェナ「刺されたこととか、きっと無いわよ」

学校から行くキャンプくらいでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「マツカ、どうなの?」
マツカ 「其処まで酷くはありませんよ…」

家の庭でも刺されています、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「家の中では刺されないのは、事実ですけど」
サム  「やっぱな、ガードは完璧ってか」
マツカ 「そうなりますね、家族だけではないですから…」

お客様が刺されたりしたら大変ですよ、と天晴れな台詞。

マツカ 「特に女性の場合は、気を付けないと…」
一同  「「「あー…」」

露出部分が多い上に、肌が命、と誰もが納得。

シロエ 「虫刺されなんて、ホスト失格ですよね…」
マツカ 「ええ。それだけに、申し訳なくて…」
一同  「「「は?」」」

何の話だ、とキョトンとしている面々ですけど。
申し訳ない…?


※ちょこっと私語。
 明日は7月21日、アニテラ放映当時は、騒がれた土曜。
 「ソルジャー・ブルー、三部作」の二話目、16話の日。
 タイトルは『赤い瞳 青い星』で、ブルーの最期は次回。
 今も覚えている人は何人なのか、考えない方が良さそう。

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2025/07/20 (Sun)



☆虫刺されと被害者


暑さ本番の季節が到来、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
卒塔婆書きから話がズレて蚊と虫刺され、ソルジャーまで。

サム  「申し訳ねえって、誰になんだよ?」
ジョミー「ゲストが誰か刺されたわけ?」
マツカ 「さっきの話に繋がるんです…」

お恥ずかしい限りなんですけれど、とマツカ君、俯き加減。

マツカ 「どうすればいい、と駆け込んで来られまして…」
一同  「「「えっと…?」」」

話が見えない、と皆がキョロキョロ。

シロエ 「いったい誰が駆け込むんです?」
スウェナ「誰なのかしら?」
サム  「庭に出ていた人なんでねえの?」
ジョミー「そっか、夏でも庭に出る人、ゼロじゃないよね」

マツカの家の庭なら出たくなりそう、とジョミー君。

ジョミー「木陰でお茶とか、楽しそうだしさ」
シロエ 「女性だったら、やりそうですね」
スウェナ「やりそうどころか、憧れだわよ」

庭に椅子とかあった筈だし、とスウェナちゃんも。

スウェナ「あそこでアフタヌーンティーとか、最高だわね」
サム  「その最中に、刺されたわけな…」

蚊取り線香は無粋だしよ、とサム君、うんうん、と。

サム  「蚊よけのハーブじゃ、隙があるかもだぜ」
ジョミー「ほらね、そういうケースだと思うよ」
Aブルー「あのねえ…」

話をちゃんと聞いていたかな、とソルジャーの苦々しい顔。

Aブルー「刺された現場は海の別荘、被害者は、ぼく!」
一同  「「「あー…」」」

そう繋がるのか、と一同、納得。

マツカ 「その節は、申し訳ありませんでした…」
Aブルー「いいんだってば、蚊なんて知らなかったから…」

庭に散歩に出てたんだよね、とソルジャー、フウと溜息。

Aブルー「ハーレイは昼寝で、ぼくが一人で…」
シロエ 「蚊に刺されるのを観察していた件ですね…」
ジョミー「シロエが聞いてた、痒み耐性のヤツ…」
Aブルー「ピンポーン!」

マツカが詳しいわけなんだけど、と繋がった内容。
どうだったと…?


※ちょこっと私語。
 18年前の今日は、アニテラ16話が、放映された日。
 タイトルは『赤い瞳 青い星』、忘れられない回でした。
 ブルーが呟いた「地球を見たかった」、記憶に鮮明です。
 二次創作で実現させようと、何度も題材にして来た台詞。

※7月21日、ハレブル別館、更新しました!

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2025/07/21 (Mon)



☆痒すぎて真っ赤


夏真っ盛りのシーズン到来、週末は生徒会長宅な御一同様。
キース君には卒塔婆書きの季節、其処からズレて蚊の話で。

シロエ 「マツカ先輩が、どう詳しいんです?」
Aブルー「さっき、マツカが言った通りだってば!」
一同  「「「あー…」」」

駆け込んで来た人になるのか、と皆の視線がマツカ君に。

サム  「もしかして、パニックだったのかよ?」
ジョミー「慌ててるトコとか、想像出来ないんだけど…」
シロエ 「ぼくもです。マツカ先輩、情報お願いします!」

どんな感じで駆け込みましたか、とシロエ君の問い。

シロエ 「まさか、顔色、青かったんでしょうか?」
マツカ 「どちらかと言えば、赤かったですね」

刺された痒みで、血管が過剰反応かと、とマツカ君。

マツカ 「よく言うでしょう、全身真っ赤、という慣用句」
サム  「恥ずかしい時のヤツなんでねえの?」
マツカ 「そうかもですけど、実際、赤くなっていらして」

痒くて死にそう、と仰ったんです、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「虫刺されだとは思いませんでしたよ」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「全身が赤くて、痒くなるのは、アレルギーで…」

呼吸困難になったりすることも、と御曹司ならではの心得。

マツカ 「焦りましたね、お食事の後の時間でしたし」
ジョミー「食品アレルギーって、その場で出るんじゃあ?」
マツカ 「普通だったら、そうですけど…」

特殊な身体でらっしゃいますから、とソルジャーをチラリ。

マツカ 「アレルギー反応が出るのが、遅くなっても…」
サム  「ありそうだよなあ、人体実験されまくりでよ…」
ジョミー「タイムラグとか、変じゃないかも…」

マツカの意見が正しそう、とジョミー君も。

ジョミー「焦っちゃうのも、無理はないよね」
シロエ 「ゲストが食品アレルギーとか、最悪ですから」
マツカ 「いえ、それよりも、まずは、お医者さんで…」

慌てて呼びに走りました、と言ってますけど。
焦りますよね…。


※ちょこっと私語。
 相も変わらず終わらない暑さ、記録破りの夏になりそう。
 春先に聞いた「黒潮の大蛇行が終わって、涼しい夏」。
 「当たるわけがない」と思ったわけで、その通りな猛暑。
 無責任な予報はやめて下さい、信じなくても腹が立つ件。

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2025/07/22 (Tue)



☆医者に診せたら


暑さ本番の季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
卒塔婆書きの話が虫刺されにズレて、ソルジャーも参入中。

シロエ 「お医者さんって、直ぐに来るんですか?」
サム  「車で迎えに走るんでねえの?」
ジョミー「それじゃ遅いよ、救急車じゃないかな」
スウェナ「だけど、マツカは呼びに走ったって…」

マツカなのよ、とスウェナちゃんが御曹司の方に視線を。

スウェナ「落ち着き方とか人一倍でしょ、救急車なら…」
ジョミー「そっか、その場で連絡するよね」
サム  「スマホもあるしよ、電話だってよ…」

別荘の中なら全室あるよな、とサム君も。

サム  「もしかして、別荘に医者がいるのかよ?」
マツカ 「そうですけど?」
一同  「「「ええっ!?」」」

知らなかった、と誰もが仰天。

シロエ 「お医者さんって、別荘の専属なんでしょうか?」
マツカ 「ええ。お医者さんの少ない地域ですから…」

専属で、と驚きの答え。

マツカ 「ゲストがいらっしゃらない時には、地域で…」
サム  「地元の病院で手伝いかよ?」
マツカ 「診察に出ている時も、あるようですよ」

非常勤的なポジションですね、と御曹司の笑み。

マツカ 「なにしろ、元は名医ですから」
シロエ 「ご老人ですか?」
マツカ 「いえ、ハードな大学病院が嫌になったとかで…」

教授になるのもガラじゃないし、という方ですよ、との話。

マツカ 「ちょうどいいので、父が引き抜きました」
ジョミー「ひょっとして、他の別荘でも?」
マツカ 「そうです、お医者さんがいれば安心ですしね」
サム  「んで、呼んで来た結果は、どうだったんだよ?」

其処の誰かの虫刺されはよ、とサム君の問い。

サム  「名医だったら、一発で見抜くってか?」
マツカ 「まさか。喉とかを調べて、問診で…」
シロエ 「食品アレルギーじゃない、と分かりましたか?」
マツカ 「それが…」

アレルギーっぽい、と言われまして、とマツカ君。
虫刺されで…?


※ちょこっと私語。
 先日、酷い目に遭った、某セキュリティソフトですけど。
 今度はPC作業の真っ最中に、再起動を要求されました。
 しかも「後で」な選択肢が無く、その場で再起動な惨劇。
 消えた文書は戻らないわけで、書き直すとか、無理すぎ。

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2025/07/23 (Wed)



☆アレルギーな人


夏真っ盛りなシーズン到来、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも来まして、海の別荘で虫刺されの話ですけど。

サム  「アレルギーっぽいって、蚊に刺されてかよ?」
シロエ 「スズメバチなら分かりますけど…」
ジョミー「なんでスズメバチ?」
シロエ 「アナフィラキシーショックは、知ってますか?」

たまに死人が出てますよね、とシロエ君が話すスズメバチ。

シロエ 「スズメバチに刺された時にも、起こるそうです」
ジョミー「そっか、スズメバチなら、アレルギー…」
サム  「起こるみてえだよな…」

でもよ、とサム君が傾げる首。

サム  「誰かさんが刺されたヤツは、ただの蚊なんだぜ」
ジョミー「アナフィラキシーとか、考えられないよね…」
マツカ 「正直、ぼくもそうでした」

原因は召し上がった物だとばかり、とマツカ君も同じ意見。

マツカ 「とにかく治療をお願いしてから、厨房へ…」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「アレルゲン、調べる必要が出てきますからね」

治療には結び付きませんけど、とマツカ君。

マツカ 「食材を全部リストアップで、お医者さんに…」
シロエ 「見て頂くんですね?」
マツカ 「ええ。怪しい食材を洗い出して、これ以降…」

お出ししないよう注意が必要ですよ、と言われれば、そう。

マツカ 「ですから料理長に頼んで、書いて貰いました」
Aブルー「あの時は、ご迷惑をお掛けしたよね…」

マツカはともかく、料理長さん、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「食品なんかじゃなかったのにさ…」
シロエ 「蚊なんですよね、人体実験の副産物でしたか…」
スウェナ「原因があったの、身体なのね…」

実験された薬品と被ったとか、とスウェナちゃんの分析。

スウェナ「痒み成分のせいで、アレルギー反応…」
サム  「んじゃよ、無敵と言えねえんでねえの?」
ジョミー「人類側にバレたら、ヤバそうだよ…」

アナフィラキシーで殺せちゃうしさ、と指摘ですけど。
そうかも…。


※ちょこっと私語。
 暑さバテしていた昨夜、PC操作のミスで起こった事件。
 書き直した筈の文書が行方不明で、何処にあるのかも謎。
 探す間に更に重なったミス、同名の文書を作った管理人。
 保存しようとしたら「上書きしますか」で、顔面蒼白…。

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2025/07/24 (Thu)



☆ヤバいアレルギー


暑さ本番な季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
其処へ来たソルジャー、虫刺されの件で体験談を披露中で。

シロエ 「それは確かにヤバいですよね…」
サム  「蚊が刺した程度だったし、無事だったけどよ…」
キース 「MAXで来たら、死にそうだな…」

殺しても死にそうにないヤツなんだが、とキース君も。

キース 「刺されたのは、数年前なんだな?」
Aブルー「そうだね、マツカと料理長さんを巻き込んで…」

騒ぎになったの、かなり前だよ、とソルジャーの答え。

Aブルー「今は知識も増えているから、観察しないし…」
ジョミー「刺されなくても、リスクは残ってるよね?」
スウェナ「人類軍に把握されたら、大惨事よ?」

なにしろ技術が進んでるもの、とスウェナちゃん。

スウェナ「痒み成分、致死量をぶつける方法、ありそう…」
シロエ 「どうなんでしょう、出来るんでしょうか…」
サム  「あの制服が盾になりそうだぜ?」

露出部分は顔だけだしよ、とサム君が指すソルジャーの服。

サム  「爆風にも耐える仕様なんだし、そう簡単には…」
ジョミー「痒み成分を注入するのは、難しいかも…」
シロエ 「リスクはあっても、大丈夫かもしれませんね」

アナフィラキシーで殺される点については、という声が。

シロエ 「顔にしたって、シールドで防御出来ますから」
キース 「なるほど、バレても殺されはしない、と」
サム  「リスクだけなら、問題ねえよな」

それ以前にバレる可能性も低いしよ、とサム君、腕組み。

サム  「蚊を動物園で飼育している世界なんだぜ?」
キース 「バレようがない、というわけか」
Aブルー「ピンポーン!」

蚊がいないしね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「もっとも、やられても死にはしないよ」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「痒み成分で、ぼくを殺すヤツだってば!」
シロエ 「マジですか!?」

もう耐性がついたとでも、とシロエ君も、皆も仰天。
迅速すぎ…。


※ちょこっと私語。
 アユを焼くのが好きな親戚がいます。いたと言うべきか。
 先々代は既に焼いていたそうで、改築の時もアユ仕様に。
 屋上に作ったアユ焼き用の台、バーベキュー用に非ず。
 それが猛暑で挫折しました、去年、今年とアユ焼き断念。

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 転生ネタの第565弾です。ハーレイ先生と14歳ブルー。
 タイトルは 『忘れた宿題』です、よろしくです~。

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2025/07/25 (Fri)



☆軽症だそうです


夏真っ盛りなシーズン到来、涼しい生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも来まして、蚊に刺されてアレルギーだった話。

シロエ 「アレルギーまで、克服出来る勢いですって?」
サム  「類似した薬、試されてたとかはねえ筈だよな?」
キース 「そうだった場合は、蚊に刺されても…」

アレルギー反応は出ない筈だぞ、とキース君の冷静な指摘。

キース 「出るんだったら、その実験でもアレルギーで…」
ジョミー「記録が残っていそうだよね…」
シロエ 「それを参考に、特製の兵器を作りそうです」
キース 「いや、こいつが今も生き延びて、のうのうと…」

している以上は、もはや無効だ、とキース君、マジレス。

キース 「アレルギー自体を抑え込んでの、生存だしな」
スウェナ「だったら、蚊のは別件だわね」
シロエ 「凄い早さで克服したなら、驚きですけど…」
サム  「人体実験の副産物とか、ありそうだぜ」

マッハの速度で抑え込むとか、とサム君が顎に当てる手。

サム  「細胞レベルで、変化してるかもしれねえし…」
Aブルー「残念ながら、そういう仕掛けは無いんだよね…」
一同  「「「は?」」」」
Aブルー「単に相手が悪かっただけでさ…」

蚊でもクラゲでも、変わらないかも、とソルジャーの言。

Aブルー「クラゲも、スズメバチと同じ仕組みで…」
シロエ 「怖いらしいですよね」
Aブルー「そう! でもね、ぼくは特殊な体質だから…」

アレルギーで死ぬトコまでは、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「一度やったら、それでおしまい!」
シロエ 「やっぱり、耐性じゃないですか!」
Aブルー「違うんだよねえ、過剰に反応しただけでさ…」

仕組みが分かれば、平気なんだよ、と妙な返事が。

Aブルー「アレルギー反応そのものは、軽かったしね」
サム  「マジかよ、全身真っ赤でかよ?」
キース 「重症だろう!」
マツカ 「そう思いますよね…」

お医者さんも慌てたんですけど、とマツカ君。
なのに軽症…?


※ちょこっと私語。
 明後日は7月28日、アニテラの17話が放映された日。
 当時は無かったブツがスマホで、あれば色々違ってそう。
 無かったモノは多そうだ、と考えていて気付いたSNS。
 日本語版のツイッターさえも、無かった時代。愕然…。

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2025/07/26 (Sat)



☆緊迫した現場


暑さ本番な季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
其処へ来たソルジャー、蚊に刺されてアレルギーだとかで。

シロエ 「どう転がっても、重症ですよね」
スウェナ「呼吸困難になるのは、時間の問題でしょ?」
マツカ 「ですから、お医者さんも大慌てで…」

直ぐに治療を始めました、とマツカ君の回想。

マツカ 「一刻を争う状態なだけに、必死だったそうです」
サム  「だよな、ゲストでなくても、医者としてはよ…」
ジョミー「絶対、放っておけないよね…」
マツカ 「後で聞きましたけど、ヘリの手配も…」

考えていたらしいですね、と緊迫していたらしい現場。

マツカ 「流石に、ヘリは常駐していませんし…」
スウェナ「何処かから呼ぶしかないわけね?」
マツカ 「ええ。契約している会社は、あるんですけど…」

飛行許可が下りませんよ、とマツカ君。

マツカ 「ドクターヘリとは違いますから…」
一同  「「「あー…」」」

ただのヘリだと、そうなるよな、と皆が納得。

マツカ 「ドクターヘリも、別荘の辺りでは救急車で…」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「離れた集落、多いですしね…」

急患が出たら飛んで行きます、と説明が。

マツカ 「出遅れたら最後、ヘリは来ません」
サム  「どうすんだよ!?」
マツカ 「二番手の手配をするしか無いですし…」

先に押さえるか、様子見するかが問題ですよ、と御曹司。

マツカ 「幸い、ぼくが戻った時には、解決済みで…」
ジョミー「治ってたわけ?」
マツカ 「虫刺されの薬を、塗っておられる最中でした」
Aブルー「まさか、あんなので治るなんてね…」

じきに痒みも引いてくれたし、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「死にそうなくらい、痒かったのにさ」
マツカ 「肌の赤みも消えましたよ」
シロエ 「アレルギーって、そんなのでしたっけ?」
マツカ 「特異体質でらっしゃいますから…」

激しい反応が一過性で、と言ってますけど。
蚊に刺されて…?


※ちょこっと私語。
 明日は7月28日、アニテラのブルー様の祥月命日です。
 18年も経っているのに、今年も追悼作品を書きました。
 書かないつもりが、ネタが来たので書いたと言うべきか。
 UPするのは明日になります、タイトルの発表も、当日。

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2025/07/27 (Sun)



平気らしい人
夏真っ盛りなシーズン到来、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも来まして、蚊に刺されてアレルギーだった話。

シロエ 「一過性というのは、どういう意味ですか?」
マツカ 「言葉通りになるんですけど」
Aブルー「痒みが引いたら、それっきりだよ!」

虫刺されは未経験だっただけにね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「痒みなんかは、実験で経験していないしさ…」
キース 「まあ、そうだろうな」
サム  「調べてたのは、殺す方法だろうしよ…」
Aブルー「ピンポーン!」

効率的にミュウを殲滅するためだから、と恐ろしい台詞。

Aブルー「痒くなっても、死にはしないし…」
シロエ 「アナフィラキシーだと、死ぬんですけど?」
Aブルー「恐らく、思い付かなかったかと…」

その手の虫は動物園だし、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「食品アレルギーにしても、過去の遺物で…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「自然出産が無くて、機械が人工子宮でさ…」

子供を作る世界なんだよ、と解説が。

Aブルー「マイナスになる因子なんかは、除去済みで…」
キース 「生まれつきの子は、いないわけか…」
Aブルー「厄介な類のアレルギー自体、無いってこと!」

後天的に発症する人もレア、とニッコリと。

Aブルー「アレルギーになれるほど、その食品を…」
シロエ 「食べる機会が無いんですね…」
Aブルー「有名なのは牡蠣らしいけど、そう簡単には…」
ジョミー「食べ放題とか、難しそうだよ…」

特権階級くらいかな、とジョミー君。

ジョミー「だったら、思い付かなくても変じゃないよね」
Aブルー「機械にしても、多分、そうだよ」

気が付いていたら、指示を出すから、と納得の理由。

Aブルー「お蔭で、たかが虫刺されで過剰反応で…」
サム  「二度目とかだと、まだ無理だろ?」
Aブルー「平気だってば!」
マツカ 「そのようですね…」

特異体質はダテじゃないかと、とマツカ君も。
やはり抗体…?


※ちょこっと私語。
 今日は7月28日、アニテラのブルー様の祥月命日です。
 ギリギリまで予告しませんでしたけど、追悼作品をUP。
 放映当時から18年経っても、まだ忘れられない管理人。
 タイトルは『青の間の夜』です、下のバナーからどうぞ。

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https://blueterra.kyotolog.net/Entry/346/

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2025/07/28 (Mon)



☆抗体だそうです


暑さ本番の季節到来、涼しい生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、蚊に刺されてアレルギーな経験が。

シロエ 「まさか、マッハで抗体が出来たんですか?」
Aブルー「どちらかと言えば、慣れじゃないかな…」
ジョミー「アレルギーって、慣れで克服できるんだっけ?」
Aブルー「蚊に関しては、そうらしいよ」

キースが言ってた通りみたいで、とソルジャーの言。

Aブルー「刺されて痒いの、アレルギー反応の一種でさ…」
サム  「マジかよ!?」
Aブルー「研究した人が、そんな説をね」

マツカの別荘のお医者さんから聞いたんだけど、という話。

Aブルー「初めて刺された赤ん坊とか、腫れ上がるって」
マツカ 「回を重ねる間に、マシになってゆくそうで…」

個人差があると言ってました、とマツカ君も。

マツカ 「酷く腫れる子と、そうでない子です」
Aブルー「ぼくの場合は、後者だったから、次からは…」
キース 「反応自体が軽くなったと?」
Aブルー「ピンポーン!」

それにプラスで特異体質、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「人体実験の副産物で、腫れと痒みも順応ってね」
一同  「「「ええ…」」」

全身真っ赤になるレベルのを、と一同、愕然。

シロエ 「そこまで凄いとは、知りませんでした…」
サム  「細胞レベルで変化してそうだよな…」
Aブルー「さあ? だけど、ホントに今は平気で…」

キースもいけると思うんだよね、と妙な台詞が。

Aブルー「蚊のせいで苦労してるんだろう?」
キース 「それはそうだが、俺は普通の体質だぞ!」
Aブルー「年を取ったら、平気になるらしいしさ…」

ぼくのケースと同じだってば、と親指をグッと。

Aブルー「研究結果も出てるわけだし、協力するよ」
キース 「あんたの血から、抗体を採る、と?」
シロエ 「血清みたいに、キース先輩に投与ですね?」
Aブルー「違うよ、もっと簡単に…」

抗体を作る方法がね、と笑顔ですけど。
どんな方法…?


※ちょこっと私語。
 昨日、UPしていた、ソルジャー・ブルーの追悼作品。
 pixiv でもUPしていますけど、忘れられている命日。
 ブルー様そのものも、多分、記憶の彼方な人が多いかと。
 今年で最後にしておこう、と思い続けて何年目かは謎…。

※ブルー追悼記念作品、UPしました。

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2025/07/29 (Tue)



☆集中的にやれば


夏真っ盛りなシーズン到来、涼しい生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも来まして、蚊に刺された経験を披露ですけど。

キース 「抗体とやらが、そう簡単に出来るとは思えんぞ」
Aブルー「要は、回数と慣れの問題なんだしさ…」

数をこなせば一発だよ、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「幸い、今はシーズンだから、蚊が多いしね!」
シロエ 「まさか、集中的に刺されるコースですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」

とても早くて簡単だってば、と恐ろしすぎる提案。

Aブルー「蚊を集めるための装置も、作れると思うよ」
シロエ 「制作、ぼくの担当じゃないでしょうね?」
Aブルー「君が嫌なら、ぼくのシャングリラで時間外に…」

ちょっと作って貰えばいいし、と勝手に話を進める人。

Aブルー「装置が出来たら、適当な場所に置けばOK!」
キース 「その蚊と俺を、組み合わせると!?」
Aブルー「そう! 何処がいいかな、此処でもいい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 密閉出来る部屋は、幾つも!」

換気は出来ても、蚊は逃げないよ、と家事万能なお子様が。

ぶるぅ 「でもでも、キース、大丈夫なのかなぁ?」
サム  「痒さで狂い死にそうだぜ…」
ジョミー「アレルギー反応も、怖いしさ…」
スウェナ「冗談抜きで、アナフィラキシーがありそうよ?」

相手は蚊でも、数が多すぎ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「そんなの、マジでヤバいじゃないの!」
Aブルー「大丈夫! ぼくも色々、学んだしね!」

興味深い経験だったし、とソルジャーが押す太鼓判。

Aブルー「酷くなったら薬を投与で、蚊は続行で…」
キース 「あんた、自分の経験に過去を上乗せだろう!」
Aブルー「経験者ならでは!」

何十年もやってたんだよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「匙加減は、任せてくれたまえ!」
キース 「本気で俺を殺す気なのか!?」
Aブルー「人聞きの悪い…」

君を手助けするんだしね、と言ってますけど。
人体実験もどき…。


※ちょこっと私語。
 甲子園が終わると「夏が終わる」人が、多いんですけど。
 管理人の場合は前倒しなイベ、7月28日が節目でして。
 暑さ本番はこれからなのに、頭の中だけで夏が終わる件。
 まだ7月が残っていても、気持ちはアニテラ放映後の秋。

※ブルー追悼記念作品、UPしました。

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2025/07/30 (Wed)



☆却下された計画


夏本番な季節が到来、涼しい生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、蚊に刺された経験を活かすそうで。

キース 「その計画の何処が、手助けなんだ!」
Aブルー「蚊に刺されて痒いの、嫌なんだろう?」

ぼくに任せてくれれば解決、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「蚊を集める装置は、急ぎで作らせるよ!」
キース 「真面目に、アレルギーで殺されそうなんだが!」
Aブルー「ぼくを基準にしたりしないし、安心したまえ!」

匙加減はプロの手を借りるから、と謎な発言。

Aブルー「ぼくだと素人判断な上に、特異体質がね…」
シロエ 「プロというのは、誰なんです?」
サム  「マツカの別荘から、医者を連れて来るのかよ?」
ジョミー「そっか、主治医な扱いだよね」

たった一度の付き合いでも、とジョミー君。

ジョミー「アレルギーにも詳しそうだし、ピッタリかも」
マツカ 「呼ぶんだったら、手配しますが?」
Aブルー「ううん、心強いプロが、ちゃんといるから!」
キース 「おい…! まさか、そいつは…」

ノルディという名前じゃないだろうな、とキース君の問い。

キース 「あんたの船にいる方じゃなくて、迷惑な方で…」
Aブルー「ピンポーン!」
ブルー 「却下!!」

プロジェクトごと却下だってば、と生徒会長の割り込み。

ブルー 「ノルディを家に入れるだなんて、論外だよ!」
Aブルー「ええっ!?」
ブルー 「入れたくもないし、他所でやりたまえ!」

マツカの家にも部屋はあるだろう、と生徒会長。

ブルー 「マツカ、別荘でも、何処でもいいから!」
マツカ 「山の別荘にも、幾つか、ありますけれど…」

人体実験まがいには協力出来ません、とマツカ君も却下。

マツカ 「キースが、蚊に耐えるのが最善ですよ」
キース 「俺も同意だ、何年かかろうがな」
シロエ 「ですね、安心安全ですし」
Aブルー「そう言わないでさ…!」

最短ルート、と食い下がってますけど。
今月、これにて中継終了~。


※ちょこっと私語。
 今日で7月が終わりですけど、経験則的に暑いのは8月。
 なのに観測史上最高を記録したのが、昨日だという現実。
 更に記録を更新しそうで、眩暈がして来そうな管理人。
 「黒潮の大蛇行終了で涼しい夏」な予報、やはり大嘘…。

※ブルー追悼記念作品、UPしました。

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2025/07/31 (Thu)


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☆増えそうなノルマ


さて7月。梅雨も終わって暑さ本番、週末は生徒会長宅で。
じきに夏休み到来なだけに、テンションが高めな御一同様。

シロエ 「今年も派手に暑いですけど、此処は天国ですよ」
ジョミー「キンキンに冷えてて、快適だもんね!」
サム  「いいよな、キースは地獄と往復だけどよ」

家に帰れば地獄な季節、とサム君の視線がキース君に。

サム  「今年もエアコン禁止なんだろ、卒塔婆書きは」
一同  「「「あー…」」」

その季節だった、と皆が納得。

シロエ 「これからが佳境でしたっけ…」
ジョミー「山の別荘でも、書いていたこと、あるしね…」
スウェナ「進み具合の方は、どうなってるのよ?」

順調かしら、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「まさか、ノルマが増えているとか?」
シロエ 「ありそうですよね、仏様も増えてますから」
ジョミー「増える一方、減りはしないしね…」

年々、キツくなっていきそう、とジョミー君も。

ジョミー「昔のお坊さんだと、楽だったのかなあ?」
サム  「先々代とか、少なかったかもしれねえぜ」

今よりもよ、とサム君が顎に当てる手。

サム  「檀家さんの数も、増えていそうだしよ…」
シロエ 「元老寺の墓地だと、好条件ですし…」

引越して来た人が入りそうです、とシロエ君。

シロエ 「お墓の掃除、専業の人がついてますしね」
サム  「そういや、墓の掃除は不要だっけか?」
ジョミー「掃除係の人がいるから、そうなんじゃないの?」

現場で見たことないんだけどね、とジョミー君の相槌。

ジョミー「お墓の掃除って、大変だしさ…」
シロエ 「経験者ですか?」

意外でした、とシロエ君の目が真ん丸に。

シロエ 「お仏壇とか、無さそうですから…」
ジョミー「無いけど、田舎の親戚の家に行った時にさ…」
サム  「お手伝いかよ?」
ジョミー「涼しい間に、って朝早くから…」
一同  「「「うわー…」」」

マジか、と誰もが驚いてますけど。
経験者だった、と…?


※ちょこっと私語。
 今日から7月、アニテラ放映当時は、ネット上で大騒ぎ。
 ソルジャー・ブルーの三部作の件、最期がどうなるのか。
 スタッフを騙る人が続出、大嘘をついていた記憶が鮮明。
 結果的には嘘だっただけで、当たる可能性、あったかも。

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2025/07/01 (Tue)



☆忙しくなる時期


暑さ本番の季節到来、週末は生徒会長宅で過ごす御一同様。
エアコンが効いた部屋は快適、其処から卒塔婆書きの話へ。

シロエ 「お手伝いって、まさか、夏にですか?」
ジョミー「お盆の前の掃除だったしね…」

思いっ切り暑い最中だった、とジョミー君の遠い目。

ジョミー「田舎の朝でも、暗い内とは違うからさ…」
サム  「墓地がカンカン照りだったのかよ?」
ジョミー「日陰以外は、日差しがキツくて…」

だけど仕方がなかったんだよ、と嘆き節が。

ジョミー「お手伝いしないと、食べさせて貰えないしね」
シロエ 「朝ご飯とかですね…」
ジョミー「おやつもアウトになっちゃうし…」

草刈りとかもやらされちゃった、と経験者が語る現場。

ジョミー「その草刈りのせいで、暗い内はさ…」
サム  「出来ないってか?」
ジョミー「らしいよ、マムシが出るから、って…」
一同  「「「うわー」」」

それはダメだ、と誰もがガクブル。

シロエ 「マムシとか無理です、噛まれたら詰みで…」
スウェナ「救急車で病院送りだわねえ…」
サム  「危険すぎだぜ…」

元老寺の墓地とは違いそうだし、とサム君も。

サム  「あそこ、雑草、生えてねえしよ…」
キース 「そうならないよう、業者さんを頼んでいる!」

常駐でな、と副住職。

キース 「冬場は、そこそこ暇もあるようだが…」
シロエ 「今の時期だと、大忙しなんですね?」
キース 「掃除の他にも仕事はドッサリ…」

あるしキツイぞ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「墓参りの人が増える時には、大変なんだ」
一同  「「「は?」」」

何故に、と首を傾げてキョトンな面々。

ジョミー「人が増えれば、自分で掃除する人もいそうで…」
サム  「ちっとは暇になりそうだぜ?」
キース 「掃除するには、何が要るんだ?」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「掃除でなくても、水は欠かせん!」

墓参りに来たのならな、と言ってますけど。
水が何か…?


※ちょこっと私語。
 夏がスタートするのが早すぎ、7月の有難味が全くゼロ。
 アニテラ放映から数年間は、アニテラを見返した7月。
 ソルジャー・ブルーが目を覚ました、七夕の日から順に。
 今年も間もなく七夕ですけど、暑さバテで無理な気が…。

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2025/07/02 (Wed)



☆御曹司の場合は


暑さが厳しい夏が本番、生徒会長宅で過ごす週末ですけど。
キース君の卒塔婆書きの話から、ズレて墓地の掃除な方へ。

シロエ 「水が欠かせないって、何処でです?」
サム  「アレだろ、墓石に水をかけるイベでねえの?」
シロエ 「言われてみれば、そうでしたね…」

ぼくは経験が少ないので、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「お仏壇と同じで、家に無いですから…」
スウェナ「私もだわね、ジョミーもでしょ?」

田舎の親戚の家くらいにしか、とスウェナちゃん。

スウェナ「このメンバーで、ありそうな人と言ったら…」
サム  「マツカだよなあ、仏間も家にありそうでよ…」
マツカ 「否定出来ませんね…」

お墓参りも行っていますよ、と御曹司らしい答え。

マツカ 「お彼岸も、お盆も、ちゃんと行きます」
一同  「「「ええっ!?」」」

知らなかった、と一同、愕然。

シロエ 「どっちも、此処で法要ですけど…?」
サム  「欠席したこと、一度もねえよなあ?」
スウェナ「いつの間に、抜けて行っているのよ?」

もしかして、ぶるぅが協力とか、という読み。

スウェナ「瞬間移動で、コッソリかしら?」
シロエ 「ありそうですよね、留守の間は、会長とかが…」

サイオニック・ドリームで誤魔化すのでは、とシロエ君も。

シロエ 「消えていたって、気付きませんしね…」
サム  「そうなのかよ?」

大事なイベだし特例でよ、とサム君の視線がマツカ君に。

サム  「実は毎回、抜けてたってか?」
マツカ 「違いますって、行く日を前倒しにして…」

先にお参りして来るんです、と納得の説明。

マツカ 「確かに水は必須ですけど、仕事が増えますか?」
キース 「マツカだと、分からない可能性がな…」
マツカ 「分からないって、どういう意味です?」
キース 「お前の場合は、お供が同行するんだろうが」
マツカ 「ええ、まあ…。手の空いた人が…」

ついて来ますが、とマツカ君、怪訝そうな顔。
分からない可能性…?


※ちょこっと私語。
 暑さバテしている管理人。情報収集用に覗いたチャット。
 オーストラリアのヤツなので、もちろん英語オンリー。
 自動翻訳は不可なタイプで、英語でしか表示されない筈。
 其処で目にした気象情報、記憶では日本語。夏バテ最悪。

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2025/07/03 (Thu)



☆論点はバケツ


夏真っ盛りな季節が到来、週末は生徒会長宅で過ごす面々。
出て来た話題がキース君の卒塔婆書き、其処からズレた今。

シロエ 「マツカ先輩だと分からないとか、失礼ですよ?」
サム  「可能性って言っても、やっぱ、アレだぜ…」
ジョミー「決めてかかるの、良くないと思うな」

マツカなんだし、とジョミー君たち、口々に。

ジョミー「そりゃさ、環境、違いすぎだけど…」
シロエ 「一般常識の心得っぷり、普通以上ですしね…」
サム  「俺たちと一緒に行動したって、浮かないしよ…」
スウェナ「露店で売ってる食べ物も、買い食いだわよ?」

そんなモノ食えるか、って人は多いでしょ、という声も。

スウェナ「鼻で笑って、下賤な食べ物扱いにして…」
シロエ 「よく聞きますよ、マツカ先輩は、絶対に…」
サム  「言いもしねえし、やらねえよなあ…」

お前、失礼すぎるってな、とサム君、ズイと。

サム  「マツカに謝るべきと思うぜ」
ジョミー「そうだよ、何が分からないかは、置いといてさ」

謝ったら、とジョミー君も。

ジョミー「でないと、山の別荘、外されるかもだよ?」
キース 「…お前の方こそ、失礼すぎると思うんだが…?」

それこそマツカがやると思うか、とキース君の苦い顔付き。

キース 「あの馬鹿野郎でさえ、あちこち御招待だぞ?」
一同  「「「あー…」」」

確かにそうだ、と皆の視線がジョミー君に。

サム  「ジョミー、今のは失言だろ?」
シロエ 「謝るべきです、悪かった、って!」
ジョミー「そ、そうだね…。マツカ、ごめんよ!」
マツカ 「いえ、そんなのは、いいんですけれど…」

墓地の話が気になりますね、とマツカ君。

マツカ 「どうして、ぼくだと分からないんですか?」
キース 「墓参りの時に、バケツは誰が持つんだ?」
マツカ 「ついて来てくれた人ですけど?」
キース 「やはりな、其処が論点というヤツで…」

たかがバケツと思うだろうが、と言ってますけど。
バケツですって…?


※ちょこっと私語。
 某セキュリティソフト、突然、起動しなくなりました。
 遠隔操作で入れ直ししかなくて、数分で終わる作業の筈。
 2時間経っても終わらない上、管理人のPCのせいとか。
 ところが最後に出たエラー、ソフトに問題で削除不可能。
 担当者、2分で入れ直した後、謝罪も無しで逃亡。呆然。

※ハレブル別館、更新しました!

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 転生ネタの第564弾です。ハーレイ先生と14歳ブルー。
 タイトルは 『お気に入りの席』です、よろしくです~。

※過去ログ置き場に6月分を纏めてUPいたしました。

 よろしかったら、どうぞです~。

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2025/07/04 (Fri)



☆水はバケツで


暑さ本番の季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
卒塔婆書きで多忙なキース君の話から、何故かバケツな件。

シロエ 「バケツと言ったら、バケツですよね?」
キース 「そうなるな」

ごくごくスタンダードなヤツだ、とキース君。

キース 「登山やキャンプなどとは、違うからな」
サム  「折り畳み式のバケツ、便利らしいぜ」
ジョミー「コンパクトなのに、頑丈でさ…」

アウトドアには良さそうだよ、とジョミー君も。

ジョミー「だけど、キースが言っているのは、普通ので…」
キース 「何処の墓地でも、ほぼ共通だな」

たまに木桶の所もあるようだが、と副住職ならではの発言。

キース 「井戸から汲んで、木桶で運ぶ寺もあるんだ」
シロエ 「山奥ですか?」
キース 「そうでもないぞ。井戸というのが名水で…」

その気になったら飲める寺とか、と凄い話が。

キース 「名水なのに、普通のバケツは似合わんしな」
一同  「「「あー…」」」

それは確かに、と納得の理由。

シロエ 「井戸から汲むのも、釣瓶なんですね?」
キース 「もちろんだ。レトロな雰囲気が喜ばれるし…」

特殊事情な例だろう、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「そういう寺なら、水を汲むのも、お楽しみで…」
サム  「幼稚園児でも、やりたがりそうだぜ」
ジョミー「木桶もいいよね、子供だと運べないだろうけど」

水を入れたら重すぎて、とジョミー君。

ジョミー「それでも運びたい気がするアイテムだよ!」
シロエ 「ですね、ぼくでも運びたいです」
サム  「俺も木桶で、運んでみてえよな…」

せっかくの墓参りだしよ、とサム君も。

サム  「あれば運ぶぜ、井戸から汲んで、何往復でも!」
キース 「今の話に、マツカには分からない理由がな…」
一同  「「「は?」」」
キース 「マツカの場合は、自分で運ばないわけで…」
マツカ 「仕事を奪うのは…」

いけませんしね、と付き添いの役目を挙げてますけど。
当然…。


※ちょこっと私語。
 今年も白い桔梗が咲き始めてます。勝手に白くなった花。
 いわゆる「白化」で、植えた覚えは無し。以前は紫一色。
 「桔梗のブルー様」と呼んでおります、咲くのが楽しみ。
 年々、株も増えて来ていて順調。桔梗のブルー様、強し。

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 転生ネタの第564弾です。ハーレイ先生と14歳ブルー。
 タイトルは 『お気に入りの席』です、よろしくです~。

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2025/07/05 (Sat)



☆運べない事情


暑さ真っ盛りな季節が来まして、週末は生徒会長宅な面々。
キース君には卒塔婆書きのシーズン、其処からズレた話題。

シロエ 「確かに、マツカ先輩に、ついて来る人だと…」
ジョミー「お墓参り用に水を汲むのも、仕事だよね…」
サム  「運んで行くのも、お仕事ってな…」

本業はマツカ用の車の運転手さんでもよ、とサム君も。

サム  「マツカにバケツを持たせとくのは、ダメだぜ」
マツカ 「昔、自分で運んだことがあるんですけど…」
サム  「付き添いの人が、叱られたのかよ?」
マツカ 「そうなんです。ついて来たのが、世話係で…」

優しい女性だったんですけど、とマツカ君の悲しそうな顔。

マツカ 「車を停めた場所が悪くて、運転手さんが…」
ジョミー「見ちゃったんだ?」
マツカ 「ええ。小学生には、なってましたが…」

身体が小さくて弱めでしたし、とマツカ君、深い溜息。

マツカ 「坊ちゃんに、バケツを運ばせるなんて、と…」
サム  「怒鳴り込みかよ?」
マツカ 「その方が、まだしもマシでしたね…」

その場で、ぼくが大泣きすればチャラです、とマツカ君。

マツカ 「運びたいのに、と泣き叫んだら、一発ですよ」
一同  「「「あー…」」」

怒鳴り込んだ運転手の方が、悪人か、と誰もが納得。

サム  「坊ちゃんの楽しみを、奪うわけな…」
マツカ 「円満解決したんでしょうけど、生憎と…」

仕事終わりの報告会で言ったんですよ、と嘆くマツカ君。

マツカ 「ぼくの身体への配慮が足りない、と大勢が…」
シロエ 「運転手さん側に回ったんですね…」
マツカ 「執事も迷ったらしいんですが…」

ぼくに話をして来たんです、と語るバケツを運んだ結末。

マツカ 「やりたい気持ちは分かるけれども、お仕事は…」
サム  「奪っちゃダメだ、って言われたのな?」
マツカ 「揉める元です、と心得として…」
一同  「「「うわー…」」」

御曹司稼業も楽じゃなさそう、と皆が同情ですけど。
気遣い…。


※ちょこっと私語。
 明日は七夕、アニテラ放映当時は、七夕が放映日の土曜。
 ちょうどOPが切り替わりで、天の川を背負ったブルー。
 何処から見ても「生きていない」雰囲気、騒がれた記憶。
 今の暑さだと、騒ぎを見る気力も無さそう。地球温暖化。

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2025/07/06 (Sun)



☆運ぶのが仕事


暑さ本番な季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
キース君だけ卒塔婆書きに追われている件から、話が脱線。

ジョミー「バケツを運ぶの、どんな時でもアウトなわけ?」
マツカ 「まさか。キャンプとかなら、セットですしね」

ご飯を炊いたこともあります、とマツカ君の穏やかな笑み。

マツカ 「慣れてないので、焦げましたけれど…」
サム  「いいじゃねえかよ、TPOによるってか?」
マツカ 「でないと、色々、難しいですし…」

ところで、とマツカ君、キース君に視線を。

マツカ 「ぼくがバケツを運ばないのが、問題ですか?」
キース 「ああ。キャンプで運んだんなら、質問だが…」

水を入れると重くなるのは承知なのか、とキース君。

キース 「空の時とは、大違いだぞ」
マツカ 「知っていますよ。一度に沢山、運ぼうとして…」

大失敗をしましたから、とマツカ君、苦笑。

マツカ 「持ち上げられなくて、半泣きでした」
サム  「ちょっと捨てれば、いけるんでねえの?」
マツカ 「山の奥にあったキャンプ場で、水は貴重品で…」

無駄にするな、と言われてましたし、という事情。

マツカ 「大泣きする前に、スタッフさんが通りまして…」
ジョミー「捨てていいから、って?」
マツカ 「大丈夫です、と柄杓で汲んで、他のバケツに…」
一同  「「「あー…」」」

本当に貴重だったヤツか、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「確かに、大失敗ですね…」
マツカ 「自分でも、情けなかったですよ…」
キース 「なるほどな。ウチの墓地でも、井戸の水だが…」

ごく平凡で貴重ではない、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「しかし、立地が裏山なだけに、登り道がな…」
サム  「階段になっているトコ、多かったっけな…」
キース 「そういう現場で、水のバケツを運ぶのが…」
シロエ 「掃除係のお仕事ですか?」
キース 「何処もそうだぞ」

墓参りの人が多いと、増える仕事だ、と説明が。
忙しいかも…。


※ちょこっと私語。
 本日、七夕。アニテラ当時だと、ブルー様が目覚めた日。
 それ以来、数年、七夕の日には見返す習慣だった管理人。
 いつの間にやらフェードアウトで、原因は暑すぎるせい。
 今年も暑くてギブアップでした、涼しい七夕は無理な今。

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2025/07/07 (Mon)



☆キツそうな仕事


暑さ真っ盛りなシーズン到来、週末は生徒会長宅ですけど。
キース君には忙しい時期、卒塔婆書きの話からズレまして。

シロエ 「バケツ、掃除係が運ぶんなら、ハードそうです」
サム  「ついでに、階段だらけなんだぜ…」

複数のルートで階段じゃねえか、とサム君が指摘する裏山。

サム  「墓参りの人には、便利かもだけどよ」
ジョミー「最短ルート、あると嬉しいしね」
スウェナ「自分がお参りする所まで、直結がいいわよ」

特にお盆は、とスウェナちゃんも。

スウェナ「暑い盛りに、長い道のりはキツイでしょ?」
サム  「日陰もねえし、サッサと出掛けて帰りてえよな」
キース 「その通りだから、道を幾つも整備してあるが…」

バケツ運びには、夏は地獄だ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「あっちこっちに散った現場に、バケツなんだぞ」
シロエ 「水場、下だけでしたっけ?」
キース 「今は中腹に、一つ増設してある」

だが、二カ所しか無いわけでな、とフウと溜息。

キース 「最寄り地点で汲むにしたって、二カ所では…」
サム  「全体に水を運ぶためには、足りねえんじゃあ?」
キース 「檀家さん用の水場としては、充分なんだが…」

掃除係には、充分と言えん、とキース君の視線が窓の外に。

キース 「日差しが痛いような日に、駆け回るんだぞ」
ジョミー「呼ばれちゃうんだ?」
キース 「ご高齢だと、声が届かないしな…」

合図だけだし、目も配らないと、と語られる現場のキツさ。

キース 「お願いします、と手を振っているか、確認で…」
シロエ 「合図に気付けば、バケツを持って急ぐんですね」
キース 「ああ。墓回向も、似ているとはいえ…」

バケツ運びの方がキツイぞ、と副住職。

キース 「坊主は、携帯用の鐘と数珠だけで…」
サム  「バケツと違って、軽いよなあ…」
キース 「それまでの卒塔婆地獄が、あるわけなんだが…」

炎天下で書きはいないしな、と言ってますけど。
それはそう…。


※ちょこっと私語。
 先日、酷い目に遭った、某セキュリティソフトですけど。
 また見舞われた同じトラブル、2時間もパアにされそう。
 イチかバチかで、強制的にやった、PC本体の再起動。
 相手はソフトの不具合だし、と。成功でしたが、泣ける。

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2025/07/08 (Tue)



☆禁止らしいブツ


暑さ本番の季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
キース君は卒塔婆書きで忙しいわけで、その話題ですけど。

サム  「掃除の人より、楽だってか…」
シロエ 「言われてみれば、そうですよねえ…」
ジョミー「重いバケツも、痛い日差しも無関係だしね…」
スウェナ「アドス和尚にも、その方向で指導されるわけ?」

掃除の人の苦労を思え、と鬼の形相で、とスウェナちゃん。

スウェナ「エアコン禁止で書いているのも、ソレかしら?」
キース 「アレは親父の方針なんだが、強制する時に…」

定番の台詞になっているな、とキース君の溜息、超特大。

キース 「もっと暑い所で、仕事している人がいるぞ、と」
一同  「「「あー…」」」

本当なだけに言い返せないヤツ、と皆が納得。

シロエ 「どうすることも出来ませんよね…」
サム  「嘘を言ってるわけじゃねえしな…」
キース 「蚊取り線香があるだけ、マシなんだそうだ」
一同  「「「蚊取り線香?」」」

墓地で使うのは禁止なのか、と誰もが見合わせる顔。

サム  「マジかよ、墓地じゃ禁止だってか?」
シロエ 「一般の人なら、いいでしょうけど…」
ジョミー「思い当たる理由、何かあるって?」
シロエ 「仏教と言えば、殺生禁止ですからね…」

蚊取り線香も含まれそうです、とシロエ君。

シロエ 「墓地で使うなど、言語道断かもですよ」
一同  「「「うわー…」」」

それじゃキースも、とキース君に視線が集中。

サム  「墓回向の時も、使えねえって?」
キース 「他所は知らんが、ウチはアウトだ」

蚊よけスプレーしか使えないぞ、と副住職の嘆き節。

キース 「墓地に行く前に、法衣とかに吹き付けるんだ」
シロエ 「効き目が切れたら、庫裏に戻るんですか?」
キース 「親父はそうだが、俺の場合は見習い扱いで…」
ジョミー「戻れないって…?」
キース 「コッソリ戻れもしないしな…」

長丁場の時は刺され放題、という恐ろしい事情。
痒そう…。


※ちょこっと私語。
 今年の暑さが半端ないのは承知でしたが、追い打ちな話。
 雪国住まいの友人からメールで、夜もエアコン必須とか。
 家の近くにスキー場な人です、そんな所で夜にエアコン。
 眩暈がしそうな気分でした、地球温暖化、恐ろしすぎ…。

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2025/07/09 (Wed)



☆掻くのはアウト


夏真っ盛りのシーズン到来、生徒会長宅で週末な御一同様。
キース君には卒塔婆書きの季節、其処から話題がズレた今。

シロエ 「刺されても、叩いちゃダメなんですよね?」
キース 「殺生禁止の意味が無くなるだろうが!」

忍の一字で耐えるしかない、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「ついでに痒みも、我慢するしか…」
サム  「掻けないのかよ?」
キース 「墓地の立地を考えてみろ」

裏山の斜面で、見通しは抜群、とキース君、合掌。

キース 「墓石の陰に隠れるわけにもいかないしな…」
ジョミー「確かに、掻いたら丸見えだよね…」
サム  「法衣の坊主が、バリバリ掻くのはアレだよな…」
スウェナ「有難味がゼロというヤツだわよ…」

手の甲くらいしか無理じゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「でも、刺されるのは、手だけじゃないわよね…」
キース 「首を狙われるのが、定番なんだが…」

他に隠れた定番がな、とキース君の深い溜息。

キース 「足袋は硬いし、足の指などは回避できるが…」
ジョミー「あー、足の指って、痒いんだっけ…」
サム  「我慢出来ねえ痒さだぜ、うん」
シロエ 「足指の肉が、薄いせいだと聞きましたよ」

刺されるとダメージ大きいです、とシロエ君も。

シロエ 「狂いそうな勢いで、痒いんですよね…」
スウェナ「その足指は、ガードが完璧なんでしょ?」
キース 「足袋の構造は知っているな?」

ちょっと深めの靴程度だぞ、と副住職。

キース 「足首から上は、どうなるんだ?」
サム  「法衣、裾まであるじゃねえかよ」
キース 「棚経の時に着ているんだし、分かりそうだが?」

きっちりカバー出来ているのか、とキース君の問い。

キース 「自転車を漕いでいて、風を全く感じないと?」
サム  「そういや、空いてる部分、あるよな…」
ジョミー「法衣との間に、少し隙がね…」
キース 「其処はどうなる?」

ノーガードというヤツなんだが、と言ってますけど。
確かに…。


※ちょこっと私語。
 とんでもなく暑い今年の夏。愚痴っていて気付いたこと。
 アニテラ基準になっているせいで、スルーしがちな原作。
 本来の『地球へ…』だと、未来の地球は冷えている件。
 氷河期が来ていそうな状況。地表天候、基本ブリザード。

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2025/07/10 (Thu)



☆ノーガードな足首


暑さ本番な季節が到来、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
キース君には卒塔婆書きの時期で、お寺の話題な御一同様。

シロエ 「足首の辺りを、集中的に刺されるんですか?」
キース 「ノーガードな上に、動けないしな…」

読経の間は不動でいるしか、と副住職が語る心得。

キース 「いくら刺されても、微動だに出来ん」
一同  「「「あー…」」」

それはそうだ、と一発で分かる、お坊さんの実情。

サム  「動けねえよな、一歩どころか半歩さえもよ…」
ジョミー「棚経のお供で回る時にも、そうだしね…」

棚経は座って読経だけど、とジョミー君も。

ジョミー「足をずらすのも、出来ないしさ…」
サム  「棚経の時は、蚊はいねえけどなあ…」

キースの苦労は想像がつくぜ、と僧籍なサム君。

サム  「刺されまくるしかねえってな…」
キース 「首筋の方は、まだマシなんだ…」
シロエ 「お経を読むから、動きがあるんですね?」
キース 「読経の声も、かなり大きいからな」

ついでに鐘を叩くのもセット物だぞ、と動きがある上半身。

キース 「その分、首は後ろしか刺されないんだが…」
スウェナ「足首は刺され放題なのね?」
キース 「格好の餌食というヤツでな…」

虫刺されを塗るのも後になるし、と超特大の溜息。

キース 「法衣の裾をまくらない限り、塗れないわけで…」
シロエ 「庫裏に戻るまで、塗れないんですか…」
キース 「そうなるな。戻る頃には、腫れ上がって…」

熱を持っている勢いだぞ、と副住職の嘆き節が炸裂。

キース 「それでも蚊の方は、遠慮しないし…」
ジョミー「腫れ上がっていても、刺して来るって?」
キース 「体温が高いと、よく刺されるという傾向が…」

腫れて熱いと必然的に、と気の毒すぎる墓回向の舞台裏。

キース 「まだ、抗体も出来ていないし…」
一同  「「「は?」」」
キース 「ご高齢の方の場合はだ…」

刺されても平気な人がいるらしい、と真顔ですけど。
抗体…?


※ちょこっと私語。
 家族Aがスーパーで見掛けた、丸ごとのスイカが話題に。
 どうやって冷やすか、気になるわけで、Bが言ったこと。
 「井戸でやるなら、麻縄が蔵にあるので、使っていい」。
 今でも井戸は現役ですけど、ポンプ式なので滑車は無し。
 スイカを入れても引き上げられません、滑車が要ります。

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2025/07/11 (Fri)



☆抗体が出来るまで


暑さ真っ盛りなシーズン到来で、週末は生徒会長宅が一番。
エアコンが効いて涼しいですけど、キース君が愚痴の最中。

サム  「そういや聞くよな、ご老人だと平気ってのは…」
シロエ 「ぼくもですけど、抗体なんですか?」
キース 「俺も知らんが、刺されまくった結果らしいし…」

抗体が出来る仕組みなんだろう、とキース君。

キース 「親父にも、いずれ平気になるんだから、と…」
ジョミー「我慢しろって言われてるんだ?」
サム  「その親父さんは、どうなんだよ?」

蚊に刺されても平気なのかよ、とサム君の問い。

サム  「墓回向に行くんだし、刺されまくるよなあ?」
キース 「…考えてみろ、あの親父だぞ?」
ジョミー「自分だけ、虫よけスプレー、多めそうだね…」
キース 「奥の手を持っていやがるしな…」

わざわざ庫裏まで帰らなくても、とキース君、ブツブツ。

キース 「墓掃除の人の休憩場所に、入れば済むんだ」
一同  「「「あー…」」」

秘密基地か、と誰もが納得。

シロエ 「もしかして、其処で涼んでたりもしますか?」
キース 「しないわけがなかろう、冷蔵庫の中には…」

親父用の冷えたジュースや、アイスまでな、と明かす裏側。

キース 「入って行く度、冷たいおしぼりで顔とかも…」
サム  「拭き放題かよ…」
キース 「流石に、シャワーは借りんようだが…」

法衣の脱ぎ着が面倒だし、と副住職の深い溜息。

キース 「汗の臭いを落として、虫よけスプレーで…」
サム  「完全武装で戻るわけな…」
キース 「そのくせ、俺には、刺されていればいずれは…」

平気になるとか言いやがるんだ、と嘆きまくりな墓回向。

キース 「何年かかるか、考えただけでも眩暈がするぞ」
シロエ 「きっと、何十年とかの単位ですよね…」
ジョミー「年単位ってことはなさそう…」
サム  「抗体作りかよ…」
キース 「刺されまくってな…」

痒い思いを何十年も、と愚痴ってますけど。
仕方なさそう…。


※ちょこっと私語。
 先日、此処に書いていた、庭の白い花の桔梗ですけど。
 どうやら紫色の花の株より、数が増えているような感じ。
 白化が進化の必然だったのか、ただの偶然で増えたのか。
 元は紫色ばかりでした、ブルー様と呼んでいたせいかも。

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2025/07/12 (Sat)



☆切実な虫刺され


暑さ本番の季節到来、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
キース君には卒塔婆書きの時期で、其処から墓回向の話で。

シロエ 「ただ刺されるのとは、違うんですしね…」
ジョミー「直立不動で動けないまま、蚊の餌食だしさ…」
サム  「しかも読経がセットものだぜ?」

刺されたダメージ、隠しながらよ、とサム君が震わせる肩。

サム  「刺され過ぎると、寒気しねえか?」
シロエ 「ぼくは経験ありませんけど、そうなんですか?」
ジョミー「アウトドアだと、たまにあるよね…」

キャンプ場とかで、とジョミー君。

ジョミー「集中的に刺されまくって、痒すぎて…」
サム  「マジで寒気で、どうしようもねえヤツでよ…」
キース 「俺も経験豊富なんだが、それでも親父が…」

将来的には寒気もしない、とゴリ押しで、と深い溜息。

キース 「あと何十年、耐えればいいんだ…」
スウェナ「せめて目安が欲しいわよね…」
シロエ 「難しいでしょう、多分」

蚊にも種類がありますしね、とシロエ君のマジレス。

シロエ 「痒み成分の入り具合も、関係していそうです」
一同  「「「あー…」」」

チクッと刺したか、ガチかだよな、と誰もが納得。

ジョミー「血液検査で分かりそうな気もするんだけど…」
サム  「抗体だったら、いけるかもなあ…」
スウェナ「何処で検査が出来るのかしら?」

皮膚科の管轄か、他所か、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「虫刺されの治療だったら、皮膚科だわよね?」
シロエ 「最先端だと、治療あるかもですよ」

開発中かもしれませんけど、とシロエ君。

シロエ 「切実ですしね、蚊の問題…」
??? 「そうだろうねえ…」

地球ならでは、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「自然が豊かな証拠だしさ」
キース 「あんた、何処から湧いて出たんだ!」
Aブルー「青の間からで、ぼくの船から来たんだけど?」

とても素晴らしい話題だよね、と笑顔ですけど。
虫刺されが…?


※ちょこっと私語。
 明日は7月14日。アニテラ放映当時は、節目だった日。
 「ソルジャー・ブルー、三部作」と銘打ったヤツの初回。
 放映直前の特番もあった勢い、録画したのに消された件。
 見た後、保存する前に家族が上書き。DVDには未収録。

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2025/07/13 (Sun)



☆虫刺されと経験


夏真っ盛りのシーズン到来、生徒会長宅で週末な御一同様。
キース君には卒塔婆書きの時期で、話題が墓回向の方向へ。

シロエ 「蚊の問題の、何処が素晴らしいんです?」
キース 「他人事だと思いやがって…」

どうせ刺されたことも無かろう、とキース君の苦々しい顔。

キース 「なにしろ衣装がソレだからな!」
Aブルー「ああ、コレ? 優れものだよ、ソルジャー用で」

爆風を浴びても破れないしね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「だけど普段は、着ていないから!」
一同  「「「は?」」」

ソルジャー専用の制服なのに、と誰もがキョトン。

シロエ 「いつも着てると聞いてますけど?」
ジョミー「確かパジャマも兼用だよね?」
Aブルー「夜は着ないよ、それじゃ大事なことに支障が…」
ブルー 「その先、禁止!」

喋らなくていい、と生徒会長が出すイエローカード。

ブルー 「すっ飛ばして先に行きたまえ!」
Aブルー「うーん…。パジャマの話題を振ったのはさ…」
ブルー 「ジョミーの質問も、無視でいいから!」
Aブルー「分かったよ…。ぼくの世界じゃ、制服で…」

着続けるしか無いんだけどさ、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「その分、こっちじゃ着ていないよね?」
一同  「「「あー…」」」

本格的に遊ぶ時か、と皆が納得。

サム  「バーベキューだと、私服だよなあ…」
Aブルー「海の別荘に行くのも、普段着なんだよ?」

あそこには蚊がいないとでも、とソルジャーの問い。

Aブルー「別荘の中には、いないけれどね」
シロエ 「もしかして、外で刺されましたか?」
Aブルー「ピンポーン!」

あんな生き物、知識だけしか、と指差す補聴器。

Aブルー「コレにデータは入ってるけど、それだけでさ…」
サム  「刺されたってえのは、初なのかよ?」
シロエ 「船の中には、いないでしょうし…」
Aブルー「違うよ、ぼくの世界では…」

地球が滅びたのを再生中で、と目がマジですけど。
そういえば…。


※ちょこっと私語。
 本日、7月14日。18年前の今日は、『変動の予兆』。
 アニテラの「ソルジャー・ブルー、三部作」のタイトル。
 三部作の第1回の放映日でした。けれど、当時の管理人。
 聖地巡礼の旅の支度で、録画で見たことを懺悔します…。

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2025/07/14 (Mon)



☆蚊が棲める環境


暑さ本番な季節到来、週末は生徒会長宅で過ごす御一同様。
キース君の卒塔婆書きの話から、虫刺されにズレている今。

Aブルー「地球は今でも、人類の聖地なんだよ?」
シロエ 「ミュウの皆さんは、排除でしたね…」
Aブルー「地球まで行けるわけもないしさ…」

座標も最高機密らしくって、とソルジャーが語るSD体制。

Aブルー「選ばれた人しか見られない星で、一般人は…」
ジョミー「首都惑星とかで暮らすんだっけ?」
Aブルー「そうなんだけど、いい環境の星は少なくって…」

テラフォーミングされた星になるよね、と住める星の説明。

Aブルー「人類が住んでる都市はあっても、その外は…」
サム  「手つかずのままで放置なのかよ?」
Aブルー「ピンポーン!」

首都惑星だとマシらしいけど、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「データを見たトコ、海の部分も多そうで…」
シロエ 「整備済みだというわけですか?」
Aブルー「偽のデータではないと思うよ」

アルテメシアに比べたら天国だよね、という首都惑星。

Aブルー「アルテメシアだと、都市の外には荒れ地しか…」
ジョミー「海も無いって?」
Aブルー「アタラクシアにはあっても、エネルゲイアは…」

残念なことに海も無いよ、とソルジャーが軽く広げる両手。

Aブルー「ここで質問! 川はどうかな?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「最低限の海しか無くても、川はありそう?」
一同  「「「あー…」」」

作り物の川しか無さそう、と顔を見合わせる御一同様。

キース 「憩いの場所として、最低限なんだな?」
Aブルー「そうなるねえ…。じゃあ、キース…」

ちょっと聞くけど、蚊に向いてるかい、と御下問が。

Aブルー「そんな星でも、蚊は棲めそうかな?」
キース 「手水鉢でも、水が溜まればボウフラが湧くが…」
シロエ 「そうらしいですね…」
Aブルー「ボウフラの親が、いるとでも?」

ボウフラは蚊の幼虫だよね、と言ってますけど。
親がいないと…?


※ちょこっと私語。
 18年前の今頃は、ソルジャー・ブルーで議論が白熱。
 ソルジャー・ブルー側と、人類側だけではなかった件。
 ミュウの側でも、ブルー側とジョミー側で揉めた記憶が。
 一致していた意見は「ブルー延命は失策」。悲しい正論。

※ハレブル別館、更新しました!

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 タイトルは 『お気に入りの席』です、よろしくです~。

※ちょこっと予告。
 ハレブル別館は来週月曜7月21日の更新です!
 転生ネタの第565弾です、よろしくお願いいたします~。

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2025/07/15 (Tue)



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☆お経本とサイズ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
今の季節の風物詩なキース君の愚痴に、ソルジャーが興味。

シロエ 「あのですね…。月参り、理解してますか?」
Aブルー「毎月、御命日に、お坊さんが来るヤツだろう?」

スッポンタケにも欲しいのにさ、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「命日が無いから、出来ないって断られて…」
キース 「当然だろうが、キノコなんだぞ!」

命日も何もあるわけがない、とキース君、ピシャリ。

キース 「出る時期になったら、次から次へと…」
サム  「雨後のタケノコ状態だぜ?」
シロエ 「先に生えた分から、枯れていきますしね…」

毎日が命日な勢いです、とシロエ君も。

シロエ 「コレという日は、決められませんよ」
Aブルー「そうなんだけれど…。仕方ないけど…」

月参りという知識ならあるし、とソルジャー、得意そう。

Aブルー「有難いお経を読んで貰えて、功徳が積めて…」
キース 「正しく理解しているようだな」
シロエ 「どうなんでしょう? なにしろ、さっき…」

リヤカー発言でしたしね、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「本当に理解出来ているなら、言わないでしょう」
ジョミー「だよねえ、荷物は少ないらしいしさ…」
サム  「法衣と数珠だけ、持っていればよ…」

いけるんでねえの、とサム君の視線が、キース君に。

サム  「他にも何かあったっけか?」
キース 「お経本だ!」

必須アイテムを忘れやがって、とキース君、即答。

キース 「坊主は、お経を暗記してはいるが…」
ブルー 「お経というのは、読んでこそでさ…」

法要の時にも持っているよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「お経本を持たずに、月参りなんて…」
キース 「有り得ないんだ、懐に入る程度でもな!」
Aブルー「サイズ、小さいみたいだね?」
キース 「読経する場面に合わせて、使い分けている」

本堂で法要をやる時は大きい、と説明ですけど。
サイズ色々…?


2025/06/16 (Mon)



☆気になるサイズ


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーが来まして、キース君の愚痴の話に興味津々で。

Aブルー「使い分けって…。サイズ違いで、何種類も?」
キース 「最低限でも、月参り用と、本堂用のと…」

檀家さんの家で法要の分は必須だ、と副住職が語るお経本。

キース 「檀家さんの家で使うサイズのは、二つ必要で…」
Aブルー「同じサイズで?」
キース 「ああ。法要と言っても、二種類あるしな」

節目の法要と、待ったなしのでは違う、と副住職。

キース 「お亡くなりの時に読んでいたのを、後々まで…」
サム  「使うわけには、いかねえよなあ…」
ブルー 「教えとしては構わないんだけど、やっぱりね…」

参列なさる方の気持ちが大切で、と銀青様も。

ブルー 「喪服にしたって、年数が経つほど、略せるし…」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「うん。特に女性は、フル装備だと…」

ストッキングまで黒になるしね、と説明が。

ブルー 「遠くから来るなら、大変だよ?」
一同  「「「えっと…?」」」
ブルー 「喪服だけの着替えだったら、マシなんだけどさ」
一同  「「「あー…」」」

ストッキングも履き替えなのか、と誰もが見合わせる顔。

スウェナ「服だけ替えても、足が黒いのはダメだわね…」
シロエ 「ストッキング、破れやすいと聞きますしね…」
ブルー 「そういったこともあるから、略せないと…」

困るんだよ、と銀青様の苦笑い。

ブルー 「四十九日を過ぎたら、普通のでいい、と」
Aブルー「なるほどねえ…。お経の本も、別になるんだ?」
ブルー 「表紙の色が、明るめとかね」

違う模様のを持って行くとか、使い分けで、という解説。

Aブルー「それじゃ、キースも、月参り用のと…」
キース 「何種類かは、持っているな」
Aブルー「ビッグサイズだと、どのくらい?」
キース 「このくらいだが?」

本堂用ので、と両手でサイズを示してますけど。
知りたい、と…?


2025/06/17 (Tue)



☆有り得ないサイズ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
其処へ来たソルジャー、キース君の愚痴が気になるようで。

Aブルー「うーん…。大きいと言っても、普通だよね」
キース 「はあ?」
Aブルー「持ち運び出来るサイズじゃないか」

それも一人で、とソルジャーが手で作る、お経本の大きさ。

Aブルー「もっと大きくても、いいと思うけど…」
サム  「お経本は、読むのに使うヤツだぜ?」
キース 「持てないようなビッグサイズは、有り得ないぞ」

でないと現場で困るだろうが、とキース君。

キース 「二人がかりでページを繰るとか、無茶だしな」
Aブルー「その程度のサイズじゃ、リヤカーの出番は…」
キース 「無いと思うが?」

あんたの罠に落ちてたまるか、とキース君の冷ややかな瞳。

キース 「リヤカー遍路を、月参りに応用したい、と…」
Aブルー「そうなんだけれど、載せるアイテム…」

無さそうだよね、とソルジャー、残念そう。

Aブルー「リヤカーが要るような、特大のお経本は…」
キース 「存在していない!」

大般若とは違うんだ、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「大般若にしても、一つ一つは、普通サイズで…」
Aブルー「えっと…? 大般若って?」
シロエ 「初耳ですけど、何なんです?」
ジョミー「ぼくも初耳、サムは知ってる?」

大般若っていうヤツ、とジョミー君の視線がサム君に。

ジョミー「般若心経とは、違うみたいだけど…」
サム  「俺も詳しくねえけどよ…。聞いた話じゃ…」

般若心経の元じゃなかったっけか、と僧籍な人。

サム  「とんでもねえ長さで、お経本もよ…」
Aブルー「ビッグなのかい?」

重くて、とても持てないとか、とソルジャーの問い。

Aブルー「二人がかりで持ち上げるとかさ…」
サム  「それどころじゃねえよ、数が凄くて…」
Aブルー「数?」
サム  「確か、全部で六百巻だっけか…」

サイズ以前の問題だぜ、と言ってますけど。
六百巻…?


2025/06/18 (Wed)



☆運ぶ前に修行


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも来まして、キース君の月参りの愚痴の話な今。

Aブルー「六百巻って、そんなに長いお経があるって?」
ブルー 「あるね、サムの知識は間違ってないよ」

大般若経は全部で六百巻、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「リヤカーで運ぶのは、無理じゃないかな」
Aブルー「其処までなのかい?」
ブルー 「少なくとも、一人で運べる重さではないよ」

体積の方も、それなりに、と銀青様の解説が。

ブルー 「幾つにも分けて箱に入れてさ、法要の時は…」
シロエ 「お坊さんが、リレー方式で運ぶんですか?」
ブルー 「そんな失礼な扱いをして、許されるとでも?」

般若心経の元なくらいに、有難いお経本を、と厳しい表情。

ブルー 「運んで行く時に、専用の作法があるんだからさ」
一同  「「「ええっ!?」」」

其処までなのか、と誰もが仰天。

サム  「マジかよ、どんな作法なんだよ?」
ブルー 「幸いなことに、ぼくたちの宗派は、大般若は…」

さほど重視はしていないから、と銀青様の苦笑い。

ブルー 「般若心経を使う程度で、お念仏が大切だしね」
シロエ 「宗派によって違うんですか?」
ブルー 「御本尊様も、それぞれだからさ」

阿弥陀様だったり、お釈迦様だったり、と納得の説明。

ブルー 「大般若を使うお寺もあるけど、作法の規定は…」
サム  「ねえってか?」
ブルー 「失礼のないよう扱うこと、と基本だけだよ」

特に厳しいのは座禅のトコかな、と銀青様が顎に当てる手。

ブルー 「下っ端のお坊さんだと、運ぶどころか…」
サム  「触れねえとか?」

まさか、とサム君が確認を。

サム  「まずは修行を積んでから、とかよ…」
ブルー 「修行の一つに、運ぶ作法が入るってね!」
Aブルー「覚えてからしか、触れないって?」
ブルー 「姿勢とかにも、厳しくってさ…」

指の先まで揃えろとか、と言ってますけど。
運ぶのに修行…。


2025/06/19 (Thu)



☆長すぎる大般若


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
其処へ来たソルジャー、キース君の月参りの愚痴に興味で。

Aブルー「うーん…。お経本というのは、凄いんだねえ…」
ブルー 「大般若経は、特別なんだよ」

通しで読むのも一苦労で、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「六百巻なんて、読むのにかかる時間がさ…」
Aブルー「一日じゃ、とても済まないとか?」
ブルー 「一人で読んだら、何日かかるか…」

それを一日で済ませないとね、と妙な台詞が。

ブルー 「この日には皆で読みますから、という法要が…」
シロエ 「もしかしなくても、あるんですね?」
サム  「らしいぜ、俺たちの宗派には、ねえけどよ…」
ブルー 「座禅の宗派とか、ソレイド八十八カ所の…」

トコの宗派だと、年に何回か、と銀青様の説明。

ブルー 「その日は、選ばれたお坊さんがさ…」
シロエ 「早口言葉で読むんですか?」
スウェナ「そのための修行も、あるわけかしら?」

早口で読んでも噛まないように、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「運ぶための作法と同じで、叩き込まれるとか?」
ブルー 「ちょっと違うね、読むための作法なんだけど…」

口と腕との両方かな、と謎な発言。

ブルー 「なにしろ、動作が肝心だから…」
一同  「「「動作?」」」
ブルー 「とんでもなく長いお経なんだよ、分担しても…」

一人に何巻も振り分けだしさ、というのが大般若経。

ブルー 「早口で読んでも、時間内には出来ないし…」
シロエ 「動作というのが、肝でしょうか?」
ブルー 「ピンポーン!」

流れるように読む仕組みだね、と生徒会長ならぬ銀青様。

ブルー 「お経本を開いて、サーッと流して…」
一同  「「「流す?」」」
ブルー 「読んでいます、と綺麗な動作で端から端まで…」
Aブルー「どうするんだい?」
ブルー 「繰るように捌いて、それを何回かね…」

そうすれば読んだことになるから、と解説ですけど。
手抜き読経…?


2025/06/20 (Fri)



☆リヤカーは不向き


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも来まして、キース君の愚痴に興味津々でして。

シロエ 「それは手抜きと言いませんか?」
ブルー 「そうなんだろうけど、仕方ないからね」

読まずに放置するよりはマシ、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「作法通りにやった場合は、正式と認定だよ」
サム  「その作法ってえの、指の先まで揃えろってか?」
ブルー 「当然だね。ついでに、大勢のお坊さんがさ…」

集まってやるというのが大切、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「息が揃っていないと駄目で、駆け出しには…」
シロエ 「出来ないというわけですね?」
ブルー 「だから最初は、運ぶだけの係で…」

恭しく捧げ持って、所定の場所に置くお役目、という説明。

ブルー 「運ぶ係も、任せられるまでには、長い修行が…」
サム  「年単位かよ?」
ブルー 「宗派によるけど、厳しいトコだと、三年は…」

運ぶことさえ許されないね、と真剣な表情。

ブルー 「リヤカーに載せて運ぶなんかは、論外だよ!」
Aブルー「うーん…。月参り用には、使えないって?」
ブルー 「そもそも、使う宗派じゃないしさ」

リヤカーに載せて運んで行っても無意味、とバッサリ。

ブルー 「第一、雨が降ったら、どうするんだい?」
一同  「「「あー…」」」

有難いお経本だっけ、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「濡らすわけにはいきませんしね…」
ジョミー「ブルーシートも、ダメっぽいしさ…」
サム  「工事現場じゃねえんだしよ…」

被せるんなら錦の布とかでねえの、と僧籍な人。

サム  「やっぱ、リヤカー、向いてねえよなあ…」
Aブルー「車なのにさ…」

しかも免許も要らないのに、とソルジャーの溜息。

Aブルー「他に車って、思い付かないし…」
シロエ 「スーツケースくらいですよね…」
一同  「「「スーツケース?」」」

なんだソレは、と視線が集中ですけど。
スーツケースって…?


2025/06/21 (Sat)



☆お経とスーツケース


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
其処へ来たソルジャー、キース君の雨の月参りに口出し中。

Aブルー「えっと…? スーツケースって?」
ジョミー「旅行鞄のことじゃないかな、多分…」
サム  「だよなあ、アレって車だっけか?」
スウェナ「違うでしょ、キャスター付きのはあるけど…」

基本、引っ張っていくものだわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「そういう意味では、リヤカー的なアイテムかも」
Aブルー「確かに、車輪はついているよね…」
ジョミー「リヤカーよりかは、かなり小さいけどさ…」

似てると言えば似てるかもね、とジョミー君も。

ジョミー「まあ、車には違いないかな…」
Aブルー「リヤカーと違って、濡れる心配は無さそうだよ」

お経本を入れていたって、とソルジャー、うんうん、と。

Aブルー「だけど、さっき言ってたお経は無理だね」
サム  「スーツケース、幾つ要るんだよ…」
ジョミー「お坊さんの団体様が、ガラガラと引いて…」

海外出張するヤツかな、とジョミー君の苦笑。

ジョミー「外国で法要をするとなったら、例のお経も…」
サム  「持って行くしかねえってことだし…」
スウェナ「作法以前に、まずは飛行機の問題だわね…」

機内持ち込みは出来ないんじゃあ、と首を傾げる人。

スウェナ「それとも有難いお経なんだし、機内持ち込み?」
サム  「手荷物でかよ…」
ジョミー「丁重に扱うことは出来そうだけど…」

なんたって量が半端ないしさ、とジョミー君も悩む扱い。

ジョミー「飛行機には向いてなさそうだよ」
シロエ 「大般若経の話は、してませんけど?」
Aブルー「あー、車! スーツケースで合ってるのかい?」
シロエ 「そう言ってますよ」

最初っから、とシロエ君。

シロエ 「走れるヤツがあるんですよね」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「スーツケースのことですってば!」

道交法だとヤバいですけど、と言われましても。
走れるって…?


2025/06/22 (Sun)



☆謎すぎる道交法


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーが来まして、キース君の月参りの件で興味津々。

サム  「道交法だと、やべえってか?」
ジョミー「なんで、スーツケースに道交法?」

道路なんかで見ないんだけど、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「キックボードだったら、分かるけどさ…」
サム  「あー…。アレは、うるせえらしいよな」
Aブルー「キックボードって、たまに見かけるヤツかな?」

歩道とかで、とソルジャーも。

Aブルー「危ないらしいね、歩行者に、ぶつかるとかで」
サム  「歩道、禁止になった筈だぜ?」
ジョミー「そうだっけ?」
スウェナ「キックボードの種類によるでしょ?」

歩道アウトは、電動式じゃなかったかしら、という声が。

スウェナ「道路を走れ、と改正された筈で…」
サム  「モノによっては、免許とナンバープレートが…」

必須になったと聞いているぜ、とサム君、うんうん、と。

サム  「けどよ、あくまでキックボードでよ…」
ジョミー「スーツケースとは違いすぎだよ」
スウェナ「そんなの、走ってないと思うわ」

歩道でもね、とスウェナちゃんの視線が、シロエ君に。

スウェナ「道交法、何処から出て来るのよ?」
ジョミー「音がうるさい、っていうの、道交法かなあ?」
サム  「確かに、ガラガラ、うるせえよな」
Aブルー「分かるよ、グループで引いて来た時とかは…」

うるさすぎだね、とソルジャーも認めるスーツケース。

Aブルー「でもさ、シロエが言うのは、走る件でさ…」
サム  「走れるヤツがある、って言われてもよ…」

そもそも見掛けたことがねえヤツ、とループする話。

サム  「走ってねえのに、道交法とか無関係だぜ?」
シロエ 「禁止ってことになってますしね」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「走行自体が、禁止なんです」
Aブルー「いったい、どんなスーツケースさ?」

心当たりが無いんだけど、と質問ですけど。
どんなの…?


2025/06/23 (Mon)



☆道交法だと禁止


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
其処へ来たソルジャー、キース君の月参りの愚痴に興味で。

Aブルー「走れるスーツケースが、何処にあるって?」
シロエ 「販売は禁止してませんから、店にあるかと」
一同  「「「は?」」」

何の店だ、と顔を見合わせる御一同様。

ジョミー「店っていうのは、旅行用品?」
シロエ 「ええ。電動式のスーツケースで…」

重い荷物も楽に運べるんです、とシロエ君の説明。

シロエ 「重量物に強く出来ているのが、問題ですね」
一同  「「「えっと…?」」」
シロエ 「人間が上に座っていても、動けるわけです」
一同  「「「あー…」」」

そういう意味で走れるのか、と誰もが納得。

サム  「それって、つまり、スーツケースに座ってよ…」
ジョミー「移動出来るよね…」
シロエ 「今の説明で、お分かりでしょうか?」

道交法に引っ掛かる件、とシロエ君、指を一本立てまして。

シロエ 「確か、捕まった人がいた筈ですよ」
一同  「「「ええっ!?」」」
シロエ 「外国人の女性でしたか、乗って走って…」

捕まってました、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「空港だったか、一般道かは忘れましたが…」
サム  「うーん…。空港でも、建物の外に出ればよ…」
スウェナ「普通に、公道ってことになるわね…」
ジョミー「路線バスも来るし、タクシーとかもさ…」

建物を出たトコに止まるんだしね、とジョミー君も。

ジョミー「其処を走っていたら、アウトだろうし…」
シロエ 「仕方ないです、決まりですから」
Aブルー「便利そうだと思うけどねえ…」

禁止だったら使えないかな、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「キースにだって、乗れそうなのにさ…」
ジョミー「免許、もちろん要らないしね…」
サム  「スクーター代わりに、いけそうなのによ…」
キース 「全面的に、ズレた案だと思うんだが!」

そもそも雨よけになっていない、と唸ってますけど。
確かに…。


2025/06/24 (Tue)



☆車が欲しい理由


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーが来まして、キース君の月参りの愚痴に妙な案。

キース 「いいか、俺の希望は車なんだぞ!?」
Aブルー「車の話なら、ずっとしてるよ!」

リヤカーで始まって、今はスーツケース、と反論が。

Aブルー「問題があるのは、車の種類で…」
キース 「その点からして、既にズレまくりだ!」

車を希望なポイントは何だと思っている、と副住職の渋面。

キース 「車さえあれば、屋根がついて来るわけで…」
Aブルー「そうだろうねえ、オープンカーは別だけれどさ」
キース 「屋根が欲しいと思う理由も、分かってるのか?」
Aブルー「えっと…?」

何なんだろう、と考え込んでいる人。

Aブルー「途中から来たし、全部は聞いてないしね…」
キース 「普通に考えた場合、雨だろうが!」

梅雨時の愚痴の話なんだしな、とキース君、グッと拳を。

キース 「同期のヤツらは、乗っているのに…」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「卒業してから、かなり経つしな…」

軽自動車のヤツも多いわけだ、とブツブツブツ。

キース 「そうでなければ、スクーターがあるし…」
Aブルー「スクーター?」
キース 「ああ。坊主の足の定番なのに…」

俺は未だに自転車だぞ、と始まった愚痴。

キース 「スクーターでいいから、欲しいんだが…」
Aブルー「でもさ…。スクーターには、屋根が無いしさ…」

条件は大して違わないんじゃあ、とソルジャーの疑問。

Aブルー「メリット、あまり無さそうだけど?」
シロエ 「言われてみれば、そうですよね…」
サム  「梅雨に見るのは、雨合羽だよな…」

スクーターで走っている坊主はよ、とサム君も。

サム  「自転車と、何処か違うのかよ?」
キース 「ペダル不要で、自走式だ!」
一同  「「「は?」」」
キース 「漕がずに済むから、席に座っているだけで…」

足は濡れずに雨合羽の下、と言われれば、そう。
大違いかも…。


2025/06/25 (Wed)



☆車と呼ばれるブツ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
其処へ来たソルジャー、梅雨の月参りに首を突っ込み中で。

サム  「もしかして、キース、雨でも自転車かよ?」
スウェナ「法衣、ずぶ濡れになりそうよね…」

裾の方が特に、とスウェナちゃん。

スウェナ「檀家さんの家に着く度、着替えが要りそう…」
ジョミー「撥水加工か、スプレーじゃないかな」
サム  「そうか、着いたら、タオルで拭けばいいヤツ…」

タオル、何回絞るんだよ、とサム君も。

サム  「大雨の時とか、大変だぜ?」
キース 「交通手段は、天気次第で使い分けだ!」

酷い雨だと路線バスで…、とキース君の嘆き節。

キース 「大雨なだけに、バスも遅れがちだし…」
一同  「「「あー…」」」

どう転んでも雨は厄介、と誰もが納得。

シロエ 「車が欲しくなるわけですよね…」
サム  「何か作ってやれねえのかよ?」
シロエ 「は?」

何をですか、とシロエ君の目が真ん丸に。

シロエ 「いったい、ぼくに何を作れと?」
サム  「機械弄りが得意なんだろ、キース用によ…」
ジョミー「梅雨対策のアイテムとかを?」
Aブルー「いいねえ、ぼくも協力させて貰うよ!」

いつもお世話になっているから、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「法要が出来るの、キースだけだし…」
キース 「要らん、気持ちだけ貰っておく!」
Aブルー「そう言わないでさ…。シロエ、質問だけど…」

聞いていいかな、とソルジャーの視線がシロエ君に。

Aブルー「道交法に引っ掛かるのは、車輪なのかい?」
シロエ 「えっと…? 質問の意図がイマイチ…」

不明で分からないんですけど、とシロエ君からも質問が。

シロエ 「車輪で引っ掛かるというのは、何なんです?」
Aブルー「そのままだってば、車の定義は車輪かな?」
シロエ 「車輪つきだと車なのか、という意味ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

こっちの世界は分からなくてね、と言ってますけど。
車輪…?


2025/06/26 (Thu)



☆網をくぐれるブツ


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーが来まして、梅雨の月参りに興味津々ですけど。

シロエ 「どうでしょう…。車輪なんでしょうか?」
ジョミー「リヤカーが車だったら、そうなんだけどね…」
サム  「一輪車も車で、お子様用の三輪車もよ…」

名前に車と入ってるよな、とサム君が顎に当てる手。

サム  「フォークリフトは、どうだっけか?」
シロエ 「扱いとしては、車両ですね。免許が要ります」
スウェナ「工事用の重機とかでも、車の内よね…」

車輪じゃないけど、とスウェナちゃんが挙げる重機類。

スウェナ「クレーンとかでも、クレーン車だわよ」
Aブルー「うーん…。そうなると、車輪じゃないのかな?」
シロエ 「接地面の問題でもないでしょうね」

リニアが車両に入る以上は、とシロエ君、腕組み。

シロエ 「恐らく、宙に浮いていたって、走る以上は…」
Aブルー「車に分類されちゃうのかい?」
シロエ 「あくまで広い意味で、ということですが…」

リニアの場合は、道交法ではありませんし、という説明。

シロエ 「将来的には、道交法の時代も来るかもです」
Aブルー「えっと…?」
シロエ 「リニアと同じ仕組みで、車が作れれば…」
ジョミー「当然、道交法だよね…」

まだまだ出来そうにないけどさ、とジョミー君も。

ジョミー「車の定義は、時代で変わるものじゃないかな…」
サム  「人力車にしたって、車だしよ…」
Aブルー「そうなると、網をくぐるの、難しそうだね…」
一同  「「「は?」」」

いったい何が難しいんだ、と誰もがキョトン。

シロエ 「網をくぐるって、何が言いたいんです?」
Aブルー「そのままだってば、道交法の対象外でさ…」
サム  「月参りに使えるような車を、作れってか?」
Aブルー「ピンポーン! キース専用車をね!」
シロエ 「そんなの、ぼくには無理ゲーですから!」

普通車だって作れませんよ、と悲鳴ですけど。
そうでしょうねえ…。


2025/06/27 (Fri)



☆免許が要らないブツ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
其処へ来たソルジャー、梅雨の月参り用に車なアイデアで。

Aブルー「うーん…。シロエだったら、作れそうなのに…」
シロエ 「仕組みとしては分かりますけど、あんなヤツ…」

家で組み立てられませんよ、と納得な理由。

シロエ 「ぼく専用の作業部屋だと、よくてバイクで…」
Aブルー「スペース不足が問題なわけ?」
シロエ 「場所を用意する、というのは無しです!」

そっちの世界の技術なんかは扱えません、とバッサリ。

シロエ 「下手に弄ると、反物質反応で爆発でしょう?」
Aブルー「その辺は、マニュアルを用意するから…」
シロエ 「ほらね、やっぱり、リスク満載ですよ!」

反物質反応を認めましたし、とシロエ君が吊り上げる眉。

シロエ 「協力するのは、お断りです!」
サム  「だよなあ、普通、逃げるぜ…」
ジョミー「どうせ梅雨なんて、その内に終わるしさ…」

キースが耐えればいいだけだよ、とジョミー君も。

ジョミー「それか、シルバーカーに乗るとか!」
Aブルー「シルバーカー?」

どんなヤツだい、とソルジャーの問い。

Aブルー「ぼくは、初耳なんだけど…」
ブルー 「ご高齢者用だし、いそうな所へ行かないと…」
スウェナ「出会わないわよね、多いの、スーパーかしら?」
サム  「中で乗るな、って書いてあるよな」

走行するのは屋外だけでよ、とサム君、相槌。

サム  「他のお客様には、ご迷惑だしよ…」
ジョミー「でもさ、其処までの道は走れるんだよ?」

確か免許も要らない筈、とジョミー君。

ジョミー「乗り方だって、スクーター風で…」
一同  「「「あー…」」」

言われればそう、と頷く御一同様。

サム  「使えるのかもしれねえな、アレ…」
Aブルー「たまに、お年寄りが乗ってるヤツかな?」
ジョミー「そう、ソレ!」
Aブルー「なるほどね…」

ちょっといいかも、と考え込んでますけど。
シルバーカーですか…?


2025/06/28 (Sat)



☆良さそうなブツ


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも来まして、キース君の月参りの愚痴に反応で。

Aブルー「えっと、質問なんだけど…」
シロエ 「誰にです?」
Aブルー「誰でもオッケー! シルバーカーの値段は…」

高いのかな、という問い。

サム  「そりゃまあ、エンジン、ついてねえけど…」
ジョミー「それなりの値段、すると思うよ」
シロエ 「んーと…。調べた所、こんな感じで…」

スクーターよりは安いですね、と見せるスマホの画面。

シロエ 「スクーターだと、倍以上します」
Aブルー「うーん…。アドス和尚じゃ、ダメだろうね…」

自転車よりも高いようだし、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「だけど、自前で調達だったら、いけそうかな?」
サム  「そうなんでねえの?」
ジョミー「ご高齢者向けのヤツで、免許も要らないしね…」
スウェナ「金銭面で負担がかからないなら、許しそうだわ」

檀家さんにも受けが良さそう、とスウェナちゃん。

スウェナ「月参りで、話が弾むんじゃないの?」
シロエ 「言えてますよね、乗り物談議で」
サム  「買い替えの時に、オススメのヤツとかでよ…」

最高じゃねえか、とサム君も。

サム  「キース、シルバーカーにしとけよ」
ジョミー「アレなら、雨でも大丈夫だしさ!」
シロエ 「免許不要で、荷物もそこそこ積めますしね」
スウェナ「流れからして、買って貰えそうよ?」

そこの誰かに、とスウェナちゃんの視線が、ソルジャーに。

スウェナ「さっき値段を聞いたからには、その気でしょ?」
Aブルー「ピンポーン!」

日頃お世話になっているしさ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「プレゼントするから、乗ってくれたまえ!」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「それじゃ、早速、みんな揃って…」
シロエ 「シルバーカー選びに、お出掛けですね!」
Aブルー「そう!」

善は急げと言うんだしね、と仕切ってますけど。
買いに行くと…?


2025/06/29 (Sun)



☆アウトだったブツ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
其処へ来たソルジャー、キース君に月参り用の提案でして。

Aブルー「キース、好みは、どんな車種だい?」
キース 「なんで、そうなる!?」
Aブルー「乗る人の好みが大切だしね!」

ぼくの船だと選べないけど、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「船の中だけが世界の全てで、好みなんかは…」
シロエ 「言えませんよね、服も制服でしたっけ…」
Aブルー「だからキースは、選ぶ自由を持ってるんだし…」

値段は無視してくれたまえ、と太っ腹な申し出。

Aブルー「特別仕様にしたって、かまわないしさ!」
サム  「あー、シート、錦を張るとかな!」
ジョミー「お坊さんらしくて、いいと思うよ!」
キース 「馬鹿野郎!」

月参り用のは質素が基本だ、と副住職の怒声。

キース 「車で行くなら軽自動車は、お約束だぞ!」
シロエ 「小回りが利くからじゃないんですか?」
キース 「現場的な意味はソレだが、檀家さんの車より…」

いいので行くのは言語道断、と本職ならではの発言。

キース 「たとえ高級車を持っていたって、月参りには…」
サム  「軽自動車かよ…」
キース 「鉄則だぞ!」

俺の自転車は受けがいいんだ、と苦笑い。

キース 「質素倹約を体現だからな!」
一同  「「「あー…」」」

確かにそうかも、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「シルバーカーだと、どうなるんです?」
キース 「年齢的な面で、アウトだろうな」
一同  「「「は?」」」
キース 「俺が乗ったら、贅沢品だ!」

自転車に乗れる体力があるんだぞ、と言われれば、そう。

スウェナ「ご高齢者向けのヤツだったわね…」
シロエ 「健脚だったら、乗りませんしね…」
Aブルー「せっかく買っても、乗れないって…?」
キース 「そもそも、あんたに借りは作らん!」
Aブルー「あんまりすぎるよ…」

プレゼントしたかった、と嘆いてますけど。
今月、これにて中継終了~。


2025/06/30 (Mon)




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☆六月のお約束


さて、6月。最初の土曜は7日でして、生徒会長宅な面々。
梅雨の季節で雨が降りがち、憂鬱になるシーズンですけど。

ジョミー「もう、一週間になるんだけどさ…」
シロエ 「何がです?」
ジョミー「今月だってば、梅雨の季節だよね」

順調に梅雨入りしてるんだけど、とジョミー君が眺める外。

ジョミー「今週だけで、雨は何回、降ったんだっけ?」
サム  「どうだっけなあ…。半分以上は雨でねえの?」
シロエ 「その筈です。特に記録はしてませんけど…」

機械に水気はいけませんしね、とシロエ君ならではの発言。

シロエ 「防水仕様になっていたって、気を使いますよ」
サム  「あー…。持ち歩くことが多いってか?」
シロエ 「どうしても、多めになりますってば」

空き時間に何かやりたいとか、と趣味が機械弄りな人。

シロエ 「今日は気を付けないと、と思った日が多くて…」
ジョミー「ほらね、シロエでも、こうなのにさ…」
サム  「気になることでもあるのかよ?」
ジョミー「うん。まだ一回も聞いてないのが…」

不思議なんだよ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「今の季節の、お約束なのに…」
一同  「「「お約束?」」」

なんだソレは、と誰もがキョトン。

シロエ 「お約束って、ありましたっけ?」
サム  「さあ…? 俺は覚えがねえんだけど…」
スウェナ「私もだわね、キースはどう?」
キース 「いや、俺も全く心当たりが…」

無いわけだが、とキース君も怪訝そうな顔。

キース 「お約束だと言うからには、何かあるんだろう」
シロエ 「何なんでしょう?」
サム  「サッパリだぜ…」

ジョミーの思い違いでねえの、とサム君の見解。

サム  「他の面子に、分からねえんだしよ…」
ジョミー「違うよ、お約束な人まで、忘れてるし…」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「この季節には、聞かされるヤツで…」
シロエ 「えっと…?」

話が全く見えないんですが、と聞いてますけど。
お約束って…?


2025/06/01 (Sun)



☆該当者は一人だけ


梅雨の季節は雨になりがち、週末は生徒会長宅な御一同様。
外は雨模様で、ジョミー君が持ち出した今の季節のお約束。

ジョミー「うーん…。みんなも忘れてしまってるかな…」
サム  「そう言われてもよ…」

もしかしねえでも俺なのかよ、とサム君が指差す自分の顔。

サム  「お約束な人まで、忘れてるって話だしよ…」
シロエ 「サム先輩には、無いと思いますけど…」
スウェナ「分からないわよ、シロエの可能性もあるわね」

自分の癖とか、気付きにくいんでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「私は違うと思うけれども、私なのかも…」
ジョミー「ううん、今の面子には入ってない人」

掠ってさえもいないんだし、とジョミー君が見回す顔ぶれ。

ジョミー「この言い方だと、誰のことかは分かるよね?」
シロエ 「ぼくは除外になるんですか?」
サム  「俺も除外で、スウェナもってえと…」

マツカかキースって勘定だよな、とサム君の視線が両名に。

サム  「マツカに限って、お約束はねえだろうし…」
スウェナ「そうかしら? お出掛けとかだとセットものよ」
シロエ 「梅雨にお出掛け、定番イベではないですよ」

雨が大敵ですからね、とシロエ君の分析。

シロエ 「消去法でいったら、キース先輩になりますが…」
サム  「お約束とか、お盆と、お彼岸でよ…」
スウェナ「卒塔婆書きにも、早すぎだわね…」

アレに追われるのも、お約束、とスウェナちゃんの苦笑。

スウェナ「他には思い付かないわねえ…」
サム  「俺もだぜ」
シロエ 「ぼくにも全く謎なんですけど…」

キース先輩しか該当者が、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「梅雨の季節に、お寺系のイベ、ありましたっけ」
サム  「お大師様の宗派くらいしか、ねえんでねえの?」
スウェナ「梅雨なのに、イベントやってるの?」
シロエ 「濡れそうですけど…」
サム  「お大師様のお誕生日でよ…」

外せねえよな、と軽く両手を広げてますけど。
確かに…。


2025/06/02 (Mon)



☆お坊さんと雨の日


梅雨の季節は雨がシトシト、雨の週末は生徒会長宅な面々。
そこで出て来た「お約束」の話、今の季節の定番だそうで。

シロエ 「宗祖様のお誕生日じゃ、仕方ないですね…」
サム  「土砂降りだろうが、やるしかねえってな…」

宗派が違って良かったぜ、とサム君が竦める肩。

サム  「法衣で雨の中ってえのは、キツそうだしよ…」
シロエ 「クリーニング代も、高そうですし…」
ぶるぅ 「そだね、お袈裟はクリーニングに出さないと」

濡れた所がシミになるよ、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「クリーニング代は高くつくけど、元の値段が…」
シロエ 「比較にならないわけですよね?」
ぶるぅ 「車が買えちゃうくらいだしね」

買い直すよりは、クリーニング代の方がお得、と説明が。

ぶるぅ 「お坊さんには、雨は困るんだけど…」
ブルー 「雨が降らないと、大変なことになるからねえ…」

雨乞いするのも、坊主の役目、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「昔だったら、国を挙げての祈祷とかもさ…」
シロエ 「やっていたとは聞いてます」
サム  「お大師様とか、ソレで有名でよ…」

お誕生日が雨でも仕方ねえかも、とサム君の言。

サム  「雨が降っても、誰も文句は言えねえぜ?」
シロエ 「雨と御縁が深いんですしね…」
スウェナ「だけど、キースは違うわよ?」

宗派は別だし、誕生日も、とスウェナちゃん。

スウェナ「お約束とか、何があるわけ?」
ジョミー「今の流れで思い出せない?」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「雨になったら困る、ってトコで…」

毎年、愚痴を聞かされてるよ、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「キース、車に乗れないしね…」
一同  「「「あー…」」」

アレか、と思い当たった御一同様。

シロエ 「月参りの愚痴というヤツですね?」
サム  「そういや聞くよな、風物詩でよ…」
ジョミー「そうなんだけどさ…」

まだ一回も聞いてないよ、と言ってますけど。
本当ですか?


2025/06/03 (Tue)



☆愚痴を言わない人


雨がシトシトな梅雨のシーズン、雨の週末は生徒会長宅で。
ジョミー君が持ち出した話が、今の季節のお約束ですけど。

シロエ 「言われてみれば、聞きませんねえ…」
サム  「一度も愚痴ってねえと思うぜ」
スウェナ「私も聞いた覚えが無いわね」

心を入れ替えたのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「愚痴を言うのは、お坊さん的にアウトでしょ?」
ブルー 「そうなるね。とはいえ、難しいからさ…」

愚痴った時には、ごめんなさいのお祈りで、と生徒会長。

ブルー 「お念仏とか、真言だとか、色々と…」
サム  「お詫びに唱える仕組みらしいぜ」
シロエ 「キース先輩も、そうだったんでしょうか?」
ブルー 「キースの場合は、アレじゃないかな」

左手首に嵌めているヤツ、と生徒会長が指す数珠レット。

ブルー 「アレを繰ったら、お念仏をさ…」
サム  「唱えてるのと同じらしいよな?」
ブルー 「声に出しては唱えられない、って時とかに…」

黙って繰るのもアリだからね、と解説が。

ブルー 「ついつい愚痴を言ってしまったら、繰って…」
シロエ 「お詫びなんですね、でも…」

その愚痴を全く聞いていません、とシロエ君も不思議そう。

シロエ 「修行を積んだら、そうなるでしょうけど…」
サム  「そんな話も聞いてねえしよ…」
スウェナ「第一、修行に行っていたなら、いないでしょ?」

学校にしても、此処にしても、とスウェナちゃんの分析。

スウェナ「いなかった日とかは、無いと思うわ」
シロエ 「ですね、遅刻はありがちですけど」
サム  「月参りの日は、仕方ねえって」

檀家さんの御都合が最優先だぜ、と僧籍な人。

サム  「この時間しか家にいられねえ、とか色々とよ…」
シロエ 「あるでしょうから、合わせるでしょうし…」
スウェナ「キースは暇な高校生なのよ、修行も行き放題」
ジョミー「だけど、修行の話なんかは…」

聞いてないのに、やったのかな、という指摘。
正論…。


2025/06/04 (Wed)



☆愚痴らない理由


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
出て来た話題がキース君の愚痴、今の季節の定番ですけど。

シロエ 「どうなんでしょう、行っていた気はしませんが」
サム  「俺もしねえな、璃母恩院系になるんだしよ…」

修行道場は、そうそうねえぜ、と僧籍な人。

サム  「坊主に必須のヤツを除けば、自主的によ…」
ブルー 「参加なわけだし、人数の方も少なめだね」

回数も、と生徒会長、いえ、銀青様も。

ブルー 「行ってたようには思えないけど…」
サム  「やっぱ、ブルーもそうなのかよ?」
ブルー 「修行明けだと、顔立ちからして違って来るしね」

短期間の道場でも、と生徒会長の視線が、キース君に。

ブルー 「行って来たな、という顔を見た覚えがゼロで…」
シロエ 「プロが言うなら、そうなんでしょうね」
ジョミー「修行を積んだわけでもないのに、愚痴を封印?」

何のためにさ、とジョミー君の怪訝そうな顔。

ジョミー「それともアレかな、愚痴らないのが…」
サム  「あー、個人的に修行をしているヤツな!」

縛りを作るの、あるらしいしよ、とサム君、手をポンと。

サム  「愚痴は言わねえ、って誓いを立ててるってか?」
シロエ 「そうかもです。願掛けの線もありますよ」
一同  「「「あー…」」」

それもアリか、と納得な願掛け。

ジョミー「願い事をするのに、縛りを作るの、あったよね」
ブルー 「あるね、無言でお参りしに通うとか」
一同  「「「無言?」」」
ブルー 「うん。道中、誰に会っても、会話は無し」

挨拶するには会釈くらい、という願掛けの作法。

ブルー 「愚痴を言わない程度だったら、もっと楽だよ」
サム  「なるほどなあ…。でもよ、ソレだと、真相は…」
ブルー 「キースに聞いても、無駄だろうねえ…」
シロエ 「どうしてです?」
ブルー 「願掛け中なら、やっているのを言えないってね」

願は黙って掛けるものだし、と解説ですけど。
謎のままだと…?


2025/06/05 (Thu)



☆喋ったらアウト


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
今の季節の定番なのが、キース君の愚痴で、聞かない今年。

シロエ 「やっているのを言ったら、ダメなんですか?」
ブルー 「縛りを作った意味が無いしね…」

縛りの中身にもよるけれど、と生徒会長が願掛けの作法を。

ブルー 「願を掛けたの、喋るとパアになっちゃうんだよ」
一同  「「「ええっ!?」」」
ブルー 「ホントだってば、誰かに喋ると、おしまいで…」

満願までに、残り1日になっていたってアウト、という話。

ブルー 「百日分の願を掛けてて、最終日でもさ」
一同  「「「うわー…」」」

それはキツイ、と誰もが仰天。

シロエ 「つまり、其処までの努力が飛ぶわけですね?」
ブルー 「そうなるね。縛りによっては、ある程度…」

喋れる部分もあるんだけど、と生徒会長。

ブルー 「大好物を食べないとかで、縛ってるとさ…」
サム  「何か問題あるのかよ?」
ブルー 「もしも誰かが、御馳走してくれたら…」

どうするんだい、と質問が。

ブルー 「ウナギを食べない、と誓ってる時にさ…」
ジョミー「鰻丼とかだと、ピンチだよね…」
シロエ 「立場までヤバくなりませんか?」

上司が奢ってくれたとか…、とシロエ君も。

シロエ 「食べないと失礼に当たりますし…」
サム  「食ったら、願掛け、終わりなんだけどよ…」
ブルー 「だから、そういう時には、言えるってね」

実は願掛けしてまして、と食べない理由を、と例外ケース。

ブルー 「もっとも、なんで願掛けしてるのかはさ…」
サム  「言っちゃならねえ仕組みなのな?」
ブルー 「そうなってるから、聞かされた方も…」

尋ねないのが礼儀だよね、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「キースが願を掛けているなら、どうしようも…」
一同  「「「うーん…」」」
ブルー 「気になっていても、聞いちゃダメでさ…」

諦めるしかないわけで、と言われましても。
知りたい気が…。


2025/06/06 (Fri)



☆株を買ったかも


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
雨だと愚痴るキース君ですけど、愚痴らないのが謎でして。

シロエ 「願掛けですか、と聞くのもアウトでしょうか?」
ブルー 「アウトじゃないけど、普通、あんまり…」

聞くものじゃないよ、と生徒会長の視線がキース君に。

ブルー 「どういう事情か謎なわけだし、好ましくないね」
一同  「「「うーん…」」」

知りたいのに、と誰もが深い溜息。

ジョミー「どうして愚痴を封印なのかな、好物とかでさ…」
サム  「縛ってくれてりゃ、願掛け中ってくらいはよ…」
シロエ 「分かるんですけど、愚痴じゃどうにも…」

なりませんよね、とシロエ君も残念そう。

シロエ 「どういう願を掛けているのか、知りたいですよ」
スウェナ「気になっちゃうわね、何なのかしら?」
ジョミー「出世とかではないだろうしね…」
サム  「金儲けかもしれねえぜ?」

なんせ万年金欠だしよ、とサム君、うんうん、と。

サム  「有り金はたいて買った株がよ…」
シロエ 「上がるように、と願掛けですか…」
ジョミー「ありそうだよ、ソレ!」

コツコツ貯めた資金で、株を買って、とジョミー君。

ジョミー「ベンチャー企業に投資したとかさ…」
シロエ 「なるほど、一理ありますね」
サム  「ベンチャーだったら、株も安いらしいしよ…」

でもって当たると、デカいヤツな、とサム君も。

サム  「とんでもない額に上がりまくるって聞くぜ」
マツカ 「確かに、当たると大きいですよ」

外れるリスクも高いですけど、と御曹司。

マツカ 「倒産されたら、紙屑ですしね…」
サム  「願掛けもしたくなるってな!」

上がりますように、と愚痴は封印、とサム君の読み。

サム  「何の企業か、分からねえけど…」
ジョミー「上がってくれたら、大金だしね…」
シロエ 「奢ってくれるかもですよ」
一同  「「「イイネ!」」」

儲けた分で奢って欲しい、と騒いでますけど。
株に投資…?


2025/06/07 (Sat)



☆上がったら奢り


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
梅雨の定番のキース君の愚痴、今年は聞かないのが謎な今。

シロエ 「奢って貰うなら、何がいいでしょう?」
サム  「株が上がった時期によるよな、旬のヤツをよ…」

食ってこそだぜ、とサム君の意見。

サム  「美味くなるのは確実なんだし、値段もよ…」
ジョミー「下がっちゃうから、財布に優しいって?」
シロエ 「それじゃダメです、毟らないと!」

どうせだったら高い方が、とシロエ君は逆の見解。

シロエ 「季節外れの野菜とかだと、高いですから…」
スウェナ「野菜はともかく、高い方がお得だわね」

せっかく奢りなんだもの、とスウェナちゃんも。

スウェナ「それとも、サムはキースに味方したいわけ?」
シロエ 「お坊さん仲間になってますしね…」
サム  「違うって! 旬でも、色々あるってな!」

初ガツオの季節のカツオ、安いのかよ、とサム君の問い。

サム  「丑の日の頃のウナギとかもだし、松茸もよ…」
シロエ 「言われてみれば、高い気がします」
スウェナ「高いままでも、売れるものねえ…」
サム  「そうだろ、だから、そっち系で行きてえよな!」

ウナギでもいいし、松茸でも、とサム君が見るキース君。

サム  「上がった時には、期待してるぜ!」
シロエ 「ぼくもです!」
ジョミー「キースの奢りで、マツカ並みとか、楽しみだよ」

高い料理は、いつもマツカなんだし、とジョミー君の笑顔。

ジョミー「五つ星のお店で、景気よく、パアーッと!」
一同  「「「イイネ!」」」

楽しみすぎる、と盛り上がっている株が上がった時の話。

シロエ 「食事だけじゃなくて、旅行も行けるかもですよ」
スウェナ「いいわね、五つ星ホテルとか、豪華客船とか…」
ジョミー「マツカに負けない、太っ腹でさ…」
サム  「ドンと奢って欲しいってな!」
キース 「勝手に話を進めるな!」

誰が奢るか、と拳を握って却下ですけど。
ケチらなくても…。


2025/06/08 (Sun)



☆奢りたくない人


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
今年は出ないキース君の愚痴が話題で、願掛け中という説。

ジョミー「誰が奢るか、って、勝手すぎない?」
シロエ 「厄病仏で、散々、迷惑かけてるじゃないですか」
サム  「あぶく銭だし、奢ってくれていいじゃねえかよ」
スウェナ「上がってる間に、売っておくのが吉でしょ?」

下がり始めたら終わりなのよ、とスウェナちゃん、真剣。

スウェナ「ベンチャー企業の株の場合は、ありがちで…」
シロエ 「紙屑になるのも、多いですよね」
マツカ 「失敗したら、見捨てられるのが早いですしね…」

後ろ盾がありませんから、とマツカ君も援護射撃を。

マツカ 「儲けたいのは分かりますけど、引き際の方も…」
サム  「見誤ったら、おしまいだぜ?」
シロエ 「そういう辺り、マツカ先輩でも難しいのでは?」
マツカ 「はい。まだいけそうだ、と思ったケースで…」

暴落したのを何度も見てます、と御曹司らしい発言。

マツカ 「ぼくは投資はしてませんけど、勉強として…」
ジョミー「株価を見てたりしてるんだ?」
マツカ 「買うならどれか、などは考えてますね」

ベンチャー企業は怖いですよ、とマツカ君、目がマジ。

マツカ 「一流企業は、挽回のチャンスがありますけど…」
シロエ 「その前に、株が投げ売りですか…」
マツカ 「投資家の皆さん、容赦ないですしね…」

売ると決めたら即決ですから、と怖い台詞が。

マツカ 「一人が売ったら、後は一気に売りの嵐で…」
サム  「ストップ安とかいうヤツかよ?」
マツカ 「そうなんです。キースも欲を張らないで…」

儲かった時に売るべきでしょう、とマツカ君もプッシュ。

マツカ 「奢りたくない気持ちは、分かりますけど…」
シロエ 「金欠だけに、惜しいんでしょうが…」
ジョミー「ケチっていないで、ちょっとくらいは…」
キース 「だから、勝手に…!」

決めて来るな、と眉を吊り上げてますけど。
ドケチ…。


2025/06/09 (Mon)



☆自衛策だそうです


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
今年は出ないキース君の愚痴、其処から願掛けな説でして。

シロエ 「決めて来るな、と言われてもですね…」
ジョミー「マツカのアドバイス、聞いてたんなら…」

儲かってる間に売って、奢るべきだよ、とジョミー君。

ジョミー「欲を張り過ぎて、紙屑になるよりはさ…」
サム  「奢って有効活用だぜ?」
スウェナ「紙屑になって悔しがっても、みんなスルーで…」

愚痴を聞いてはくれないわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「願掛けしたい気持ちは、分かるんだけれど…」
シロエ 「みんなに奢りで、喜ばれるのがオススメですよ」
キース 「そうじゃないんだ! 全員、初っ端から…」

勘違いして盛り上がるな、とキース君が握り締める拳。

キース 「俺は願掛けしてはいないぞ!」
一同  「「「ええっ!?」」」

まさか、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「願掛けじゃないなら、なんで沈黙なんです?」
ジョミー「愚痴を封印してるわけだし、何か理由が…」

あるんだよね、とジョミー君の問い。

ジョミー「願掛けだったら、聞いちゃダメらしいけど…」
サム  「違うらしいし、かまわねえよな?」
シロエ 「いったい何があったんですか、修行ですか?」

知らない間に行ってましたか、とシロエ君からも質問が。

シロエ 「でもって、愚痴を言わない境地にですね…」
サム  「達したんなら、立派だけどよ…」

いつの間に行って来たんだよ、とサム君も。

サム  「その件だって、願掛けじゃねえし…」
ジョミー「質問してもいい筈でさ…」
キース 「違う、俺のは自衛策だ!」
一同  「「「は?」」」

自衛策とは、と誰もがキョトン。

シロエ 「自衛って、何を自衛なんです?」
ジョミー「愚痴らなかったら、自衛出来るって…」
サム  「マジで謎だぜ、何なんだよ?」
スウェナ「謎すぎだわよ…」

まるで想像出来ないけど、と言ってますけど。
自衛って…?


2025/06/10 (Tue)



☆懲りたから自衛で


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
今年は月参りの愚痴を言わないキース君、理由が不明な今。

キース 「自衛しないと、何が起きるか分からんしな」
一同  「「「は?」」」
キース 「先月の話を、もう忘れたと?」

お前たちは楽しかっただろうしな、とキース君の仏頂面。

キース 「俺も、その場は楽しかったようだが…」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「吊り橋のヤツだ!」

俺を板ごと落としやがって、と先月のバーベキューの話が。

キース 「俺が正気に戻った時には、転がされていて…」
ぶるぅ 「んとんと、違うの、河原だったから…」
シロエ 「ベッドを用意は出来ませんしね…」
サム  「レジャーシートを敷くしかねえわけでよ…」

其処に寝かしておいたんだぜ、とサム君も。

サム  「泥酔してたし、下手に毛布は掛けられねえし…」
ぶるぅ 「暑すぎちゃったら、身体に悪いし…」
シロエ 「冷えるようにと、レジャーシートだけでした」

悪意は全く無かったんです、とシロエ君、必死。

シロエ 「お蔭で、早めに目が覚めたでしょう?」
キース 「それは知らんが、俺にしてみれば大失態で…」

酔っ払って自分から楽しんだとか、とキース君の渋面。

キース 「アレで懲りたし、自衛しようと…」
ジョミー「月参りの愚痴って、ヤバかったっけ?」
シロエ 「そんなことは無いと思いますけど…」

雨の日は困るというだけでしょう、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「墓穴を掘るには、小ネタ過ぎです」
サム  「だよなあ、自衛しなくていいんでねえの?」
キース 「斜め上に来るのが、あいつらだしな…」

真面目に動きが読めないんだ、とキース君が握り締める拳。

キース 「ウッカリ、車が欲しいと愚痴ったら…」
サム  「リヤカーが出てくるとかかよ?」
キース 「無いと言い切れるか?」
一同  「「「うーん…」」」

それは確かに、と頷くしかない説得力ですけど。
自衛策…。


2025/06/11 (Wed)



☆斜め上な人たち


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
梅雨のお約束、月参りの愚痴を言わないキース君が問題で。

シロエ 「確かに、発想が斜め上な人たちですしね…」
ジョミー「単体でも充分、ヤバすぎるしさ…」
サム  「むしろ引き金、あいつなんでねえの?」

こっちの世界にも詳しいしよ、とサム君も。

サム  「ついでに、突然、湧きやがるし…」
キース 「下手に聞かれたら、即、命日になるぞ」
一同  「「「あー…」」」

言えているよね、と誰もが納得。

シロエ 「今の話も、聞かれてるかもです」
サム  「待てよ、俺のリヤカー発言をかよ?」
ジョミー「あるあるだよね…」
??? 「ピンポーン!」

お邪魔するよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「なになに、リヤカーで、何をするって?」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

本当に来た、と一同、ドン引き。

Aブルー「失礼だねえ…。人を化け物みたいにさ…」
シロエ 「それに近いじゃないですか!」
Aブルー「違うね、化け物の方に失礼だってば」

聞いたら怒り狂うかもね、とソルジャーが軽く広げる両手。

Aブルー「同じ顔でも、化け物は、ぶるぅ!」
一同  「「「うわー…」」」

アレか、と引き攣った顔の御一同様。

シロエ 「失礼しました!」
ジョミー「ぼくも謝る、ごめんなさい!」
サム  「すまねえ、マジで、この通りだ!」

化け物にだけは言わねえでくれ、とサム君、土下座。

サム  「あんたの胸に収めといてよ…」
Aブルー「リヤカーがどうの、という話かい?」
サム  「頼むぜ、でねえと俺が殺されそうでよ…」
キース 「本当にな…」

そうなった時は全力で恨むぞ、とキース君の睨み。

キース 「リヤカーを引いての、月参りとかは…」
Aブルー「月参り?」
キース 「もしかして、聞いていなかったのか?」
Aブルー「そう! 途中からしか…」

聞いていなくってさ、と興味津々ですけど。
ヤバいのでは…?


2025/06/12 (Thu)



☆リヤカーと遍路

梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
今年は聞かないキース君の愚痴、雨の月参りの話ですけど。

サム  「やべえ…。俺が詰むかも…」
キース 「そのようだな…」

愚痴らずにいたのを、よくも、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「リヤカー遍路とは、わけが違うんだ!」
一同  「「「リヤカー遍路?」」」

なんだソレは、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「リヤカー遍路って、何なんでしょう?」
サム  「俺が知るかよ、あっちは宗派が違うんだぜ?」
ジョミー「そうらしいよね…」

南無阿弥陀仏とは別の宗派で…、とジョミー君も。

ジョミー「その程度なら、ぼくでも知ってるんだけど…」
サム  「リヤカー遍路は、習わねえしなあ…」

基礎知識には入ってねえし、と僧籍な人たち。

サム  「マジで、俺にも分からねえヤツで…」
シロエ 「リヤカーが絡むのは、確かっぽいですね」
スウェナ「今の流れからして、リヤカーは関係アリだわよ」

どんな形かは謎なんだけど、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「全財産をリヤカーに乗せて、お遍路かしら?」
Aブルー「えっと…? お遍路さんって…」

ソレイド八十八カ所を回るヤツかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「温泉旅行で見たことあるけど…」
一同  「「「温泉旅行?」」」
Aブルー「評判の高い温泉、あるものだから…」

ぼくのハーレイと泊まりがけでね、と説明が。

Aブルー「惜しかったのは、温泉の本館、休憩だけでさ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「立派な特別室もあるのに、宿泊は不可で…」

お風呂に入れるだけなのがね、と残念そうな人。

Aブルー「いいお湯だったし、泊まれさえすれば…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「温泉の中で一発と言わず、二発、三発!」
ブルー 「退場!」
Aブルー「嫌だよ、お遍路さんの話の方に戻すってば!」

白装束で菅笠の人のことだろう、と確認ですけど。
合ってよますね?


2025/06/13 (Fri)



☆見た覚えが無い


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
梅雨のお約束的なキース君の愚痴、半端に聞いた人が登場。

キース 「一般的には、そうなるな」
Aブルー「何だい、一般的というのは?」
キース 「白装束とは、決められていない」
シロエ 「あー…。そういえば、普通の服もいましたよね」

確か菅笠もレアだったかと、とシロエ君の相槌。

シロエ 「遍路ツアーのバスの皆さん、菅笠は、あまり…」
ジョミー「そうだったよねえ、白装束も上着だけでさ」
スウェナ「歩き遍路をしてた人でも、フル装備なんて…」

レアだったわね、とスウェナちゃんも。

スウェナ「服装規定は、あって無いようなものかしら?」
サム  「俺たちにしても、適当だったぜ?」

スタンプラリー感覚でよ、とサム君、うんうん、と。

サム  「御朱印を集めに回るだけでよ…」
シロエ 「お経も読んでいませんしね…」
Aブルー「待ってよ、君たち、経験者なわけ?」

聞いてないけど、とソルジャーの目が真ん丸に。

Aブルー「まさか、みんなで遍路バスとか?」
サム  「んなわけねえだろ、もっとリッチで…」
シロエ 「デラックスなバスで、ツアーでしたよ」

マイクロバスを貸し切りで、とシロエ君。

シロエ 「マツカ先輩が、ついてますから」
Aブルー「うーん…。だけど、どうして、お遍路なのさ?」
シロエ 「見世物と応援を兼ねてましたね」
Aブルー「はあ?」

全く意味が不明だけど、とソルジャー、怪訝そうな顔。

Aブルー「誰を応援で、見世物は何?」
ジョミー「キースだってば、卒業記念に歩き遍路で…」
サム  「回って来る、って言ったわけでよ…」

快適なバスで追っかけを、とサム君が指すキース君。

サム  「白装束じゃなくて、法衣だったぜ?」
Aブルー「真逆じゃないか、法衣、黒だよね?」
キース 「一般的には白なだけだ!」
スウェナ「でも、あの時にも…」

リヤカーを見た覚えは無いわ、と証言が。
ますます謎…。


2025/06/14 (Sat)



☆リヤカーで遍路


梅雨の季節は雨がシトシト、週末は生徒会長宅な御一同様。
キース君の愚痴の話を、中途半端に聞いたのがソルジャー。

Aブルー「リヤカー遍路は、君たちも知らない、と?」
シロエ 「少なくとも、見てはいませんね」
サム  「知識としてもよ、まるでねえしよ…」

どんなヤツだよ、とサム君にも分からない模様。

サム  「けどよ、キースに下手に聞いたら…」
シロエ 「恨まれる可能性、大きいですよ」
ジョミー「ネタを振ったのは、サムなんだしさ…」

ただのリヤカーだったけどね、とジョミー君も。

ジョミー「リヤカー遍路に発展させたの、キースだし…」
シロエ 「自分の方から言ってくれない限りは、謎です」
スウェナ「そうかしら? 知識だけなら、其処に…」

知っていそうな人がいるわよ、とスウェナちゃんが見る先。

スウェナ「高僧な上に、生きて来た年月も長いんだもの」
シロエ 「確かに…。会長、どうなんです?」
ブルー 「知らないわけがないだろう」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも知ってる!」

リヤカーを引いたお遍路さんだよ、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「お遍路さんには、無料の宿が多いから…」
ブルー 「布団や料理用の道具を、リヤカーに積んで…」

自炊しながら遍路旅だね、と生徒会長の説明が。

ブルー 「無料の宿でも、食事が出るのも多いけどさ…」
ぶるぅ 「列車の車両を改装したとか、そういうのは…

屋根と壁と床だけだから、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「食事は、何処かで調達するか、作るかで…」
ブルー 「携帯用のコンロとかが、あると便利でさ…」

お買い得品を買って、好きに料理、と生徒会長。

ブルー 「安上がりな上、自分好みの味になるってね!」
シロエ 「あー…。布団やコンロ、鞄では無理そうです」
ジョミー「リヤカーだったら、色々、積めるよね」
Aブルー「なるほどねえ…。月参りにも、使えそうかな」

リヤカーというアイテムは、と聞いてますけど。
月参り…?


2025/06/15 (Sun)




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