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シャングリラ学園つれづれ語り
☆準備が多い芋煮


今月は出だしが三連休、混雑を避けて生徒会長宅ですけど。
ジョミー君が破門の危機に陥り、ソルジャーが救助した件。

Aブルー「パーティー用って、鍋でかい?」
キース 「学生だったら、ありがちなんだが…」
シロエ 「まあ、ぼくたちも高校生ではありますし…」

鍋でパーティーはアリでしょう、とシロエ君。

シロエ 「とはいえ、パーティーを、ヤツがスルーは…」
サム  「絶対にねえぜ、来るじゃねえかよ」

芋煮の味がどうであろうと、とサム君も同意。

サム  「パーティーに来ねえで、一人飯はねえよ…」
キース 「まったくだ。逆に呼び込む方だと思うぞ」
スウェナ「最後まで聞け、って言ってるじゃないの!」

芋煮は、ただの鍋じゃないのよ、とスウェナちゃんの言。

スウェナ「会場からして、河原という縛りが…」
ジョミー「大鍋で作るイベント、河原な気がする…」
スウェナ「河原は譲れない条件らしいわ」

雨が降ったら、橋の下で、という芋煮をやる場所。

スウェナ「私たちの場合は、庭でもいいと思うけど…」
シロエ 「他にも何かあるんですね?」
スウェナ「そうね、薪も必須で、シーズンになったら…」

コンビニで薪が売られるのよ、とトンデモな話が。

スウェナ「店先に積まれて、買いに行くわけ」
キース 「すると、河原縛りは、焚火用なのか?」
スウェナ「当然じゃないの、薪で鍋だし、大変なのよ」

しかも調理も河原だわね、と説明が。

スウェナ「材料を揃えて、河原で切ったりするわけ」
サム  「あいつには無理かもしれねえな…」
シロエ 「バーベキューより、事前の準備が多いですしね」

待ちくたびれて消えていそうです、とシロエ君も。

シロエ 「豪華メニューなら、次から次へと…」
キース 「配膳されて、食い放題だな…」
Aブルー「鍋が煮えるまでの間だけでも、何種類もね…」
キース 「来ないかもな…」
スウェナ「でしょ?」

待てるキャラとは思えないわよ、と鋭い指摘。
芋煮パーティ…。


2025/11/16 (Sun)



☆紅葉狩りで芋煮


出だしから三連休なのが今月、何処も混むので生徒会長宅。
其処でジョミー君が破門な危機で、ソルジャーが救いの神。

ジョミー「スウェナのアイデア、使えそうだね」
Aブルー「地味そうな料理なのも、ポイント高いと思うよ」
シロエ 「自称グルメだからですね?」
Aブルー「ピンポーン!」

見た目や評判に弱いキャラでね、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「薪でやってる鍋料理よりは、豪華メニューで…」
キース 「覗きにも来ない気がするな」
スウェナ「やるなら芋煮よ、質素倹約!」

悪戯されないことが御馳走、とスウェナちゃんの理論。

スウェナ「豪華料理でも、被害者が出たら残念だもの…」
キース 「被害者になるのは、俺が殆どだが…」
シロエ 「ぼくもやられた過去があります」
ジョミー「将来性を期待されてるのが、ぼくだしね…」

ネタ枠ってことで、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「紅葉狩りは芋煮で、逃げ切ろうよ!」
Aブルー「そうだね、日取りはいつがいいかな?」
サム  「今年の紅葉は遅いらしいぜ」
シロエ 「残暑が長引いたせいで、気配も無いですよね」

どう考えても下旬でしょう、とシロエ君も。

シロエ 「次の三連休くらいなのでは?」
マツカ 「ええ。別荘の予定は、空けてありますけど」
Aブルー「じゃあさ、初日ってことでどう?」

残り二日を予備日にしてさ、とソルジャーの提案。

Aブルー「薪で作る料理なんだし、雨は避けたいしね」
キース 「確かにな。すると会場は、河原になるのか?」
サム  「河原は外せねえって、聞いたもんな」
ジョミー「ぶるぅ除けにも、良さそうだよ」

豪華メニューは、この前の部屋で出してさ、とジョミー君。

ジョミー「貴賓室みたいなトコと河原じゃ、月とスッポン」
シロエ 「料理も月とスッポンですから、来ませんよね」
Aブルー「だったら、22日で決定?」
一同  「「「イイネ!」」」

紅葉狩りは山の紅葉で、と盛り上がってますけど。
芋煮ですか…。


2025/11/17 (Mon)



☆地味すぎる芋煮


今月は出だしから三連休、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
ジョミー君の破門騒ぎが発端、紅葉狩りの日程が決定な今。

Aブルー「予備日があるから、根回ししないと…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ぼくはともかく、ハーレイがね…」

何処で休むか分からないなんて、とソルジャーの言。

Aブルー「三連休の間、スケジュールを調整する必要が…」
キース 「全部、休ませる気じゃないだろうな?」
Aブルー「そうしたいけど、流石に…」

時期が遅すぎ、とソルジャーが眺める壁のカレンダー。

Aブルー「長期休暇は、1ヶ月前には確定させるんだよ…」
キース 「そうか、助かる」
シロエ 「泊まりで来られちゃ、大変ですしね…」
Aブルー「あのねえ…」

あからさまに迷惑そうな発言だよ、とソルジャーの不満顔。

Aブルー「ハーレイは、ぶるぅと違って、無害なんだし!」
キース 「しかし、確実にセットで来るだろうが!」
サム  「紅葉狩りでは回避出来ても、それ以外でよ…」
シロエ 「被害甚大になりそうです…」

休むのは一日だけでお願いします、とシロエ君、真剣。

シロエ 「せっかく芋煮で、逃げられそうなんですから!」
Aブルー「オッケー、何処かで一日ってことで調整!」
キース 「有難い。22日に晴れるのが一番だな」
Aブルー「そうだね、晴れ乞いは君が努力したまえ」

ぼくは帰って休暇の根回し、とソルジャー、一瞬で消失。

サム  「帰っちまったのか?」
ぶるぅ 「お土産、渡し損なっちゃった…」
シロエ 「放っておけばいいんですよ。それよりも…」

芋煮というのは地味ですよね、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「ぶるぅは豪華メニューで、部屋もゴージャス…」
キース 「天と地ほどの開きがあるのは、間違いないな…」
サム  「でもよ、悪戯されねえことが御馳走でよ…」
ジョミー「我慢第一、地味にやるしか無さそうだよね…」

豪華食材とかも使わないで、と言ってますけど。
当然ですよね…。


2025/11/18 (Tue)



☆黒焦げになるブツ


出だしが三連休な今月、何処も混むので生徒会長宅な面々。
紅葉狩りの日取りが決定、ソルジャーも来るわけですけど。

サム  「芋煮、地味でも、地元じゃ人気なんだよなあ?」
シロエ 「コンビニで薪を売るそうですしね…」
スウェナ「シーズンに芋煮をやらないなんて、論外で…」

雨が降っても橋の下よ、と言い出しっぺなスウェナちゃん。

スウェナ「後始末だって、大変な手間がかかるって…」
ジョミー「えっ、片付けて帰るだけじゃないわけ?」
スウェナ「その後片付けが面倒らしいわ、黒焦げだから」
一同  「「「は?」」」

黒焦げとは、と誰もがキョトン。

シロエ 「あのぅ…。ちょっと確認してもいいですか?」
スウェナ「確認って、何を?」
シロエ 「芋煮ですってば、大鍋で煮てるヤツですよね?」

現地で見たことは無いんですけど、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「焦げる要素が、見当たらない気がします」
キース 「確かにな…。出汁がたっぷり、グツグツと…」
ジョミー「煮えてるんだし、黒焦げなんか無さそうだよ?」

何が焦げたら黒焦げだと、とジョミー君も。

ジョミー「まさか締めには雑炊じゃなくて、うどんでさ…」
シロエ 「焦げ付くというなら、分かりますけど…」
サム  「うどんが出汁を吸い込んじまって、黒焦げな…」

底の方のは捨てるしかねえってか、とサム君も納得な模様。

サム  「芋煮、詳しくねえし、有り得るよなあ…」
キース 「締めは焦げるのが、お約束なのか?」
スウェナ「当たってるのは、半分だけだわ」
一同  「「「半分?」」」

当たった部分は何処なんだ、と顔を見合わせる御一同様。

キース 「うどんで締めだけ、当たりのようだな…」
ジョミー「だったら、黒焦げになるのは、具材なのかな?」
サム  「焦げやすいのを投入するのかよ?」
スウェナ「違うわ、鍋が焦げるの、真っ黒にね!」
一同  「「「鍋?」」」

料理じゃなくて鍋の方か、と皆が愕然ですけど。
黒焦げ…?


2025/11/19 (Wed)



☆黒焦げになったら


今月は出だしから三連休、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
紅葉狩りの日取りが決まりまして、ソルジャー夫妻と芋煮。

スウェナ「正確に言えば、焦げるのは鍋の外側になるわ」
サム  「火力、其処まで強いのかよ?」
シロエ 「薪のパワー、半端ないですね…」
スウェナ「薪のせいには違いないけど、火力じゃないのよ」

薪ってトコが問題だわね、とスウェナちゃんの苦笑い。

スウェナ「煤がつくのよ、鍋が黒焦げに見える勢いで」
一同  「「「あー…」」」

そういう意味か、と納得の黒焦げ。

キース 「なるほど、本当に焦げるわけではない、と…」
ジョミー「ビジュアルだけが黒焦げ、って?」
スウェナ「そうなの、ソレを落とすまでが芋煮なのよね」
一同  「「「は?」」」

後片付けというのは、もしかして、と誰もが悪い顔色。

シロエ 「後が大変って、黒焦げの鍋を、洗うんですか?」
スウェナ「そうらしいわよ、タワシで擦って、ゴシゴシと」
サム  「洗わされるヤツが、ババだってか?」
スウェナ「ババと違って、お楽しみイベで…」

洗うのも楽しんでこその芋煮よ、とスウェナちゃん。

スウェナ「次に備えて、手入れしないと!」
一同  「「「うーん…」」」

感覚からして違いすぎる、と溜息しか出ない、芋煮事情。

ジョミー「ぼくたちの場合は、ババでしかないよ…」
サム  「つまり、キースで決定だよな?」
一同  「「「ええっ!?」」」
サム  「だってよ、ババはキースに回すモンだぜ?」

昔からよ、とサム君、自信たっぷり。

サム  「今回は、アレが来ねえわけだし…」
シロエ 「代わりに、黒焦げの鍋を洗うんですか?」
サム  「それしかねえだろ?」

洗いたいヤツ、誰かいるかよ、とサム君の問い。

サム  「本場じゃ、人気ポジでもよ…」
ジョミー「いないってば!」
シロエ 「キース先輩くらいですよね…」
キース 「俺…?」

黒焦げの鍋を洗う係か、と自分を指してますけど。
洗い係…?


2025/11/20 (Thu)



☆仏具よりはマシ


出だしから三連休なのが今月、何処も混むので生徒会長宅。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りの日程を決めて帰った今。

キース 「どうして俺がババになるんだ、ジョミーでは?」
ジョミー「ぼくのツケなら、返しちゃったし、芋煮でさ…」
シロエ 「ぶるぅを避ける案を出してくれましたしね…」

ババを回すのは筋違いでは、とシロエ君の指摘。

シロエ 「それに、キース先輩、プロですから」
スウェナ「ババと言ったら、キースだものねえ…」
サム  「違う意味でも、プロと言えるぜ」

仏具磨きで慣れているしよ、とサム君の言。

サム  「毎年、暮れに、冷たい水で洗って磨いてて…」
キース 「確かに、燭台などは煤だが…」
スウェナ「いいじゃないのよ、鍋もいけるでしょ?」
シロエ 「鍋の場合は、約束事は無いでしょうしね」

仏具と違って、調理器具ですし、とシロエ君も。

シロエ 「タワシでゴシゴシ、それだけですって!」
サム  「仏具磨きは、お念仏だろ?」
キース 「作業の前後に、読経が必須ではあるが…」
サム  「ほらよ、鍋とか、軽いモンだぜ!」

洗うだけでよ、と僧籍な人が、グイグイ。

サム  「他のみんなも、キースでいいよな?」
一同  「「「イイネ!」」」

後片付けはキースで決定、と皆が突き上げる拳。

シロエ 「芋煮、楽しみになって来ました!」
ジョミー「豪華メニューは、ぶるぅが独占だけどさ…」
サム  「ヤツさえ来なけりゃ、地味な鍋でも天国だぜ!」
キース 「其処は、極楽と言いやがれ!」

お浄土でもいい、とババを引かされたキース君。

キース 「いいか、鍋の話は、知られるなよ?」
一同  「「「は?」」」

何の話だ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「あのぅ…。知られるなって、誰にですか?」
キース 「決まってるだろう、悪戯野郎だ!」
一同  「「「あー…」」」
キース 「よろしく頼むぞ、マジで!」

俺の作業が増えそうだしな、と土下座ですけど。
確かに…。


2025/11/21 (Fri)



☆来ないそうです


やって来ました、紅葉狩りで芋煮な日。朝イチで集う面々。
絶好の紅葉日和で、生徒会長のマンション前に集合でして。

シロエ 「おはようございます! いい天気ですね!」
??? 「本当に! 予備日を使う必要、無かったしね」

助かったよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「根回ししたけど、一カ月を切ってて、大変で…」
??? 「私も、万一に備えて仕事の前倒しが増えまして」

超多忙でした、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「不眠不休が三日間ほど、ありましたよ…」
一同  「「「あー…」」」
??? 「でもでも、豪華メニュー、楽しみ!」

ぼくだけ、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)、笑顔全開。

Aぶるぅ「この前のお部屋で、食べ放題!」
Aブルー「河原に来たって、かまわないけど?」
シロエ 「ちょ、ちょっと…!」

芋煮に誘ってどうするんです、とシロエ君、ワタワタ。

シロエ 「芋煮は、ぼくたちの地味なお楽しみで…!」
A船長 「その件でしたら、心配ご無用です」
一同  「「「は?」」」
A船長 「芋煮について、詳しく調べましたので…」

ぶるぅに教えておきました、とキャプテンが立てる親指。

A船長 「全力で、遠慮したいそうです」
Aぶるぅ「お勉強なんか、したくないもん!」
一同  「「「勉強?」」」
A船長 「なんでも、芋煮の本場では、スキル必須で…」

小学校に入学したら、学ぶそうですね、とキャプテンの言。

A船長 「小学生だけでも、ちゃんと作れるトコまでを…」
Aブルー「かまど作りから習うってさ…」
一同  「「「うわー…」」」

マジか、と誰もがビックリ仰天な芋煮の実態。

A船長 「皆さん、ご存知なかったんですか?」
スウェナ「そんなトコまで、私も知らなかったわよ!」
A船長 「とにかく、勉強会だと理解したようですので…」
Aぶるぅ「絶対、行かない!」

勉強なんか大嫌いだし、と悲鳴な悪戯小僧。
来ないですよね?


2025/11/22 (Sat)



☆学びだそうです


マツカ君の別荘へ紅葉狩りにお出掛け、秋の定番ですけど。
今年は河原で芋煮がメイン、悪戯小僧は別荘で別メニュー。

Aブルー「というわけで、ぶるぅは来ないってね!」
A船長 「強引に誘っても、来るわけないです」
Aぶるぅ「やだやだ、お勉強、嫌だってばーっ!」

豪華メニューを食べるんだもん、と悪戯小僧、絶叫。

Aぶるぅ「誘わないでよ、絶対に!」
キース 「首に縄をつけて、引っ張って行くか?」
シロエ 「いいですね!」
Aぶるぅ「悪戯する気も起こらないから、お断り!」

それより別荘で豪華メニュー、と視線がマツカ君に。

Aぶるぅ「早く行こうよ、別荘!」
マツカ 「そうですね。皆さん、バスの方へどうぞ」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!」

乗って、乗って、と急かしまくって、皆でバスへと。

A船長 「皆さん、如何です?」
シロエ 「素晴らしいです、自分から断って来るなんて!」
サム  「芋煮にしといて良かったぜ!」
Aブルー「ぼくたちに知識が無かったことも、褒めてよ!」

データベースで調べなかったら知らないまま、と笑顔な人。

Aブルー「ハーレイが調べて来たんだしね!」
A船長 「どんな料理か、気になりますし…」
キース 「それはそうだな、感謝する」
ジョミー「言い出しっぺはスウェナだけど、其処までは…」

知らなかったと言ってるしね、とジョミー君も。

ジョミー「小学校で芋煮を習うなんてさ…」
A船長 「驚きましたが、事実だそうです」
Aブルー「ぼくも、こっちで確認したよ」

ちょっと来てみて、スマホで検索、とソルジャーの証言。

Aブルー「グループ学習するんだってさ」
シロエ 「そのようですね…」

調べました、とシロエ君が見ているスマホの画面。

シロエ 「かまど作りから、食材の準備に、後片付け…」
サム  「マジで授業な…」
Aぶるぅ「嫌すぎ!」
シロエ 「勉強会でしたか…」

レジャーに全力投球すぎます、と呻いてますけど。
恐るべし…。


2025/11/23 (Sun)



☆一から作るしか


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、今年は河原で芋煮会。
悪戯小僧だけが別荘、豪華メニューを食べるという趣向で。

Aぶるぅ「わぁーい、到着!」
マツカ 「皆さん、河原へ直行ですか?」
一同  「「「もっちろーん!」」」

悪戯小僧とは別行動で、と別荘には寄りもしないで河原へ。

シロエ 「えっと…? マツカ先輩、何ですか、これは?」
マツカ 「芋煮用の食材ですけど?」
ジョミー「それは分かるけど、丸ごとだよ?」

芋も大根も肉も全部、とジョミー君が言う通り。

キース 「まさか、本当に学びコースなのか?」
マツカ 「ぼくも調べて貰いましたが、そういう行事で…」
スウェナ「言った筈でしょ、かまどから作る、って」
シロエ 「言われてみれば、材料しかありませんよね…」

鍋と薪はあるんですけど、とシロエ君が見回す河原。

シロエ 「バーベキューだと、専用の台が置かれてて…」
サム  「ついでに炭もセット済みでよ…」
ジョミー「火をつけるだけで、バーベキューでさ…」
キース 「材料も切られているんだが…」

包丁が置いてあるようだな、とキース君も愕然とした表情。

キース 「本格的に、一から俺たちでやれと?」
マツカ 「芋煮会と呼ばれるくらいですから、お約束で…」
スウェナ「準備から後片付けまでが、レジャーなのよね…」
一同  「「「うーん…」」」

マジか、と誰もが言葉を失う芋煮の会場。

Aブルー「どうするんだい、コレ?」
A船長 「かまどを作るしかないでしょう…」
サム  「そういや、調べて来たんだっけな?」
シロエ 「作り方とか、全部、分かっているんですよね?」

お任せしてもいいでしょうか、とシロエ君、キャプテンに。

シロエ 「ぼくたち全員、素人ですから…」
ジョミー「知っている人に任せちゃうのが、一番だよね…」
A船長 「それは芋煮のルールに反しますので…」
一同  「「「ええっ?」」」

本気で共同作業なのか、と顔を見合わせてますけど。
一から…?


2025/11/24 (Mon)



☆芋煮が嫌なら


マツカ君の別荘で紅葉狩り、河原で芋煮会な趣向ですけど。
かまどから作るのがルールとのこと、共同作業が約束事で。

A船長 「ご安心下さい、かまど作りは教えますので」
マツカ 「作り方などの手順は、執事が書いてくれました」
一同  「「「うーん…」」」

なんてことだ、と唸ってみても、鉄の掟だとか。

A船長 「小学生でも、自分たちだけで出来るんですよ?」
シロエ 「小学校から習っているなら、エキスパートで…」
ジョミー「ぼくたちとは、レベルが違いすぎだよ!」
A船長 「しかし、芋煮をしない場合は、どうなるのか…」

ちゃんと考えておられますか、とキャプテンの問い。

A船長 「別荘の方に行ったら、食事はあるでしょうが…」
キース 「この前の部屋に、ヤツがいるのか…」
A船長 「しかも、豪華メニューを楽しんでいます」

来るか来ないかは運でしょうね、とキャプテン、眉間に皺。

A船長 「高確率で、やって来るかと…」
Aブルー「来るだろうねえ、察知してさ…」
サム  「それが嫌なら、此処で芋煮になるわけな…」
A船長 「個人的には、芋煮をチョイスしたいのですが…」

決断の方はお任せします、と見回す周り。

A船長 「多数決など、如何でしょう?」
Aブルー「戻りたい人は、手を上げる、って?」
A船長 「同数だったら、ジャンケン勝負ということで…」

では、とキャプテン、姿勢を正して、河原に響く声で号令。

A船長 「芋煮に反対な方は、挙手して下さい!」
一同  「「「………」」」
A船長 「反対の方は、ゼロと思ってよろしいでしょうか」
シロエ 「普通、反対出来ませんってば!」

言い出しっぺがババを引くのは見えています、とシロエ君。

シロエ 「ただでも、キース先輩が引いているのに…」
A船長 「あるあるですしね…」
シロエ 「いえ、今回は鍋の後始末で…」
A船長 「鍋とは?」
キース 「馬鹿野郎!」

喋りやがって、とキース君が怒鳴ってますけど。
手遅れ…。


2025/11/25 (Tue)



☆綺麗に洗えば


マツカ君の別荘で紅葉狩り、今年は河原で芋煮会ですけど。
全て自力でやるのが掟、かまど作りから始めるしかない件。

Aブルー「えっと…? キースが怒って、ババってさ…」
A船長 「鍋と言われて驚きましたが、分かりましたよ」
Aブルー「ババの意味かい?」
A船長 「はい。恐らく、皆さん的にはババな係で…」

芋煮で焦げた鍋を洗う役目かと、とキャプテン、正解。

A船長 「如何でしょうか、合っていますか?」
一同  「「「うーん…」」」

そう言えば芋煮に詳しかった、と納得せざるを得ない状況。

キース 「その通りだが…」
A船長 「芋煮の本場だと、如何に綺麗に洗い上げるか…」
Aブルー「競ったりすると?」
A船長 「競わなくても、腕を問われるポジションですよ」

次回も指名されれば最高の名誉、とキャプテンの説明。

A船長 「本場の場合は、他にも芋煮の人たちがですね…」
シロエ 「芋煮をやっているから、比較対象ですか?」
A船長 「あそこの片付けはなっていない、などと…」

横目で見ていることも多いようです、と勉強会な土地柄。

A船長 「小学校で何をしてたんだ、ということですね」
サム  「んじゃよ、キースも綺麗に洗えればよ…」
A船長 「素晴らしいですが、今の話、励みになるかと…」

ピカピカに洗い上げて下さい、とキャプテンの笑顔。

A船長 「それでは、かまど作りを始めましょうか」
一同  「「「はーい…」」」

やるしかないのか、とキャプテンの指導で、かまど作り。

サム  「こんなモンかな?」
マツカ 「描いて貰った絵の通りですし、理想的かと」
ジョミー「じゃあさ、次は食材の準備だよね…」

里芋にネギに、牛肉とか…、と眺めるズラリ並んだ食材。

シロエ 「芋煮、なかなか大変ですね…」
サム  「ヤツは来なくて正しかったぜ…」
キース 「来て貰ったら、俺が詰むしな…」
A船長 「詰むとは?」

鍋を洗う係なのでは、とキャプテン、怪訝そう。
それはそう…。


2025/11/26 (Wed)



☆読みが鋭い人


マツカ君の別荘で紅葉狩り、河原で芋煮な趣向ですけれど。
自力でやるのがルールだそうで、かまど作りの次は食材で。

Aブルー「詰むというのは、どういう意味だい?」
A船長 「ぶるぅが来たとしても、鍋を洗うまでは…」

持ちませんよ、とキャプテンが傾げる首。

A船長 「好奇心から、覗きに来ないとは言えませんが…」
Aブルー「芋煮を食べたら、すぐに逃げると思うけれどね」

居残っていたら、後片付けだろう、とソルジャーも。

Aブルー「鍋はキースが洗うとしても、他に色々…」
A船長 「ありますからねえ、かまどに使った石なども…」

ちゃんと崩して帰りませんと、とキャプテン、詳しい芋煮。

A船長 「そういったことまで、ヤツがするとは…」
Aブルー「有り得ないから、最後まではいないね」
キース 「なら、いいが…」

俺は詰みたくないからな、とキース君、深い溜息。

キース 「ただでも、鍋は黒焦げなのに…」
シロエ 「大丈夫そうです、ヤツは来ないと、お墨付きで」
ジョミー「来たって、最後まではいないよ」
サム  「でもよ、鍋が焦げるの、途中なんだぜ?」

最後に焦げるわけじゃねえしよ、とサム君が眺める大鍋。

サム  「煮てる間に、煤がつくわけでよ…」
一同  「「「あー…」」」

芋煮の間に焦げる勘定、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「もしかしなくても、ヤバくないですか?」
ジョミー「そうなのかも…」
A船長 「皆さん、どうかなさいましたか?」
キース 「い、いや…」

これ以上は、マジで詰むヤツ、とキース君の悪い顔色。

キース 「今の話は忘れてくれ」
Aブルー「鍋と関係ありそうだねえ?」
A船長 「煤だと言っていますから…」

悪戯を恐れている気がします、とキャプテン、鋭い読み。

A船長 「ヤツが出て来て、芋煮の薪に何か細工を…」
Aブルー「なるほど、煤が多めに出るとかかな?」
キース 「頼む!」

其処で話を打ち切りで、と叫んでますけど。
どうなる…?


2025/11/27 (Thu)



☆見学は見るだけ


マツカ君の別荘で紅葉狩り、別荘での食事は悪戯小僧だけ。
他の面子は芋煮会でして、かまど作りが済んで、食材の番。

A船長 「私の読みが正しそうですね…」
Aブルー「キースの様子からして、当たっていそうだよ」
一同  (((ヤバい…)))

気付かれてしまったか、と皆の視線がキース君に。

A船長 「如何ですか、キース?」
キース 「そ、それは…」
Aブルー「間違いないねえ、ズバリ、そのもの!」

黒焦げの鍋を恐れてるヤツ、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「聞かれていないことを祈るよ」
A船長 「私もです」」
シロエ 「キース先輩、ぼくたちは喋っていませんから!」
サム  「だよな、キースが自分で、振った話でよ…」

お約束だぜ、とサム君の冷ややかな目つき。

サム  「来ちまった時は、自己責任な!」
一同  「「「イイネ!」」」

みんな無罪だ、と突き上げる拳。

ジョミー「当てちゃった人も、単に意見を述べただけでさ」
スウェナ「キースがスルーしてた場合は、バレてないわよ」
シロエ 「定番ですよね、ババを引く時の…」

自爆コースがお好みですし、とシロエ君も呆れ顔。

シロエ 「マジで、祈るしかないですよ…」
マツカ 「食い意地を発揮していると思いますけど…」
??? 「なになに、さっきから何のお話?」

鍋がどうとか、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)が出現。

Aぶるぅ「ちょっと覗いたら、楽しそうだったし…」
キース 「飯が冷めるぞ、戻ったらどうだ!」
Aぶるぅ「ご飯だったら、大丈夫!」

此処に届けて貰えるもんね、と悪戯小僧、笑顔全開。

Aぶるぅ「芋煮を見ながら、お食事したい、って…」
サム  「まさか、執事さんに頼んだのかよ!?」

此処で食う気か、とサム君、愕然。

サム  「俺たち、これから作るんだぜ?」
Aぶるぅ「見学だったら、見てるだけでいいしね!」
一同  「「「うわー…」」」

見学するのか、と一同、ガクブルですけど。
お勉強…?


2025/11/28 (Fri)



☆固形燃料と薪


マツカ君の別荘で紅葉狩り、悪戯小僧を避けて河原で芋煮。
ところが準備の最中に、避けた相手が来てしまったわけで。

Aぶるぅ「ねえねえ、鍋って、何か楽しいことがあるの?」
シロエ 「そりゃまあ、学校で教えるくらいにですね…」
サム  「地元じゃ愛されている、イベントだけどよ…」

準備に手間がかかるんだよな、とサム君が指差す、かまど。

サム  「河原の石を集めて積んで、やっと出来てよ…」
ジョミー「これから食材、切るトコだってば!」
Aぶるぅ「ふうん…。大変そうだね、あっ、ご飯だ!」
使用人 「お待たせしました、こちら、赤ワイン煮で…」

牛の頬肉を柔らかく仕上げております、と湯気を立てる器。

使用人 「おかわりの方もございますので、お好きなだけ」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ お先に!」

食材の準備、頑張ってね、と見学しながら食べる悪戯小僧。

A船長 「あちら、いい御身分のようですね…」
Aブルー「鍋ごと保温されてるってば…」
使用人 「便利な道具がありますから」
シロエ 「そのようですね、一種の携帯コンロですか…」

火力は一定、煤も出ない仕様、とシロエ君が眺める保温台。

使用人 「薪と違って、固形燃料です」
スウェナ「料理屋さんの一人鍋とかに、使うヤツよね…」
使用人 「煤が出ない所が、ポイントでしょうか」

鍋を美しく保つためですね、と使用人さんの解説。

使用人 「宴会の席で、鍋が煤で黒くなるのは…」
サム  「美しくねえよなあ…」
ジョミー「残念な見た目になっちゃうしね…」

さてと、とジョミー君、切り終わった食材を鍋に投入。

ジョミー「みんなも食材、用意出来てる?」
サム  「もちろんだぜ!」

後は煮るだけ、と皆が食材を入れて、薪に点火。

シロエ 「煮えるまで、時間がかかりそうですね…」
Aぶるぅ「その間に、ちょっと聞いてもいい?」
キース 「何をだ?」
Aぶるぅ「薪って…」

煤が出て来る燃料かな、と聞いてますけど。
気付いたと…?


2025/11/29 (Sat)



☆残業だそうです


マツカ君の別荘で紅葉狩り、悪戯小僧対策で、河原で芋煮。
其処へ悪戯小僧が登場、見学と称して食事しながら見物中。

A船長 「薪については、調べておりませんので…」
Aぶるぅ「でもでも、キースが鍋を洗う係なんだよね?」

それがババなら、煤じゃないの、と鋭いツッコミ。

Aぶるぅ「鍋が煤で汚れる話、さっきの人もしていたよ?」
シロエ 「否定はしません…」
キース 「あっ、裏切りやがって!」
シロエ 「バレるの、時間の問題ですよ?」

ぼくは火の粉を払っただけです、とシロエ君、開き直り。

シロエ 「黙っててバレたら、黙秘した人、全員が…」
サム  「ひでえ目に遭うのは、確実だぜ…」
Aブルー「間違いないよね、ぼくも巻き添え…」
A船長 「分かりました、腹を括ってマジレスしますと…」

芋煮用の薪は煤が出ますね、とキャプテン、キッパリ。

A船長 「洗い落とすのが手間だそうです、締めですよ」
Aぶるぅ「そっか、分かったあ!」

頑張っちゃう、と悪戯小僧の瞳がキラキラ。

Aぶるぅ「見てると、お鍋、黒くなって来てるよね…」
キース 「何をする気だ!?」
Aぶるぅ「煤をサイオンで、ガッチリ固定!」
一同  「「「うわー…」」」

落とせないヤツだ、と一同、ドン引き。

ジョミー「サイオンで固定って、落とせないんじゃあ…?」
Aぶるぅ「そだね、ぼくが帰るまでの間は、無理だよ」
A船長 「サイオンの供給、切れるからですね?」
Aぶるぅ「ピンポーン!」

それじゃスタート、と青いサイオンが、鍋にキラッと。

Aぶるぅ「準備完了、薪、好きなだけ燃やしてね!」
キース 「帰ると言うのは、お前の船にか?」

俺だけ残って、河原で鍋洗いか、とキース君の悪い顔色。

キース 「他の面子はバスで帰って、俺は孤独に…」
Aぶるぅ「別荘のつもりだったけど、そうしようかな?」
サム  「キース、自爆かよ…」
シロエ 「ですね…」

気の毒ですが、と自爆ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2025/11/30 (Sun)




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☆食事するなら穴場


さて11月。出だしから三連休で、生徒会長宅な御一同様。
何処も混むから馴染みの場所で、と来ているわけですけど。

シロエ 「ちょっと選択、間違えた気がしますよ」
ジョミー「何処か出掛けるべきだった、って?」
サム  「混んでるトコしかねえじゃねえかよ」
キース 「まったくだ。今の時期だと、璃母恩院でさえ…」

普段より人が多いわけでな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「なんせ立地が、パルテノンの近くで…」
シロエ 「人が流れて来るんですね?」
キース 「飯を食うには、穴場だしな」
一同  「「「は?」」」

何故に食事、と誰もがキョトン。

ジョミー「あそこって、何かあったっけ?」
シロエ 「聞きませんねえ、名物のお菓子も無い筈ですよ」
サム  「花見で人気の公園だって、すぐ側だしよ…」

飯を食うなら、そっちでなんでねえの、とサム君も。

サム  「花見以外も人が来るしよ、店は通年営業だぜ」
スウェナ「名物のお菓子も、近くの神社だわよ」
マツカ 「そうですね。お菓子だけなら、お手頃ですから」

本業の料亭は違いますけど、とマツカ君。

マツカ 「あちらは、お値段、凄いですしね」
キース 「お前が言ったら、人が勘違いするだろうが」

昼時だったら、食えんこともないぞ、とキース君の苦笑。

キース 「坊主仲間で、たまに行くんだ」
サム  「昼の定食かよ?」
キース 「ああ。他所で食うのと、さほど変わらん」

あまり知られていないんだがな、とキース君の耳寄り情報。

キース 「お蔭で、寺の方が人気だ」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「寺でやってる宿があるから、そっちの方に…」

レストランもついているからな、という璃母恩院の事情。

キース 「同じ値段なら、どっちに行きたい?」
サム  「料亭の方で昼定食だろ?」
ジョミー「口コミとかで、分かるもんね」
キース 「それは甘いな」

料亭の前に立ってみやがれ、と言ってますけど。
何があると…?


2025/11/01 (Sat)



☆敷居が高そうな店


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
お出掛けすべきだったかも、という話から璃母恩院の方へ。

シロエ 「料亭がどうかしたんですか?」
ジョミー「普段着の人はお断りとか、書いてあるわけ?」
サム  「かもなあ、店の格が下がるとかでよ」
マツカ 「いえ、そういう話は聞いていません」

なにしろ元が茶店ですから、とマツカ君。

マツカ 「神社に参拝する人を目当てに、お茶とお菓子で」
スウェナ「名物のお菓子、売れるものねえ…」
マツカ 「今も屋号に、茶屋とつきます」

それで勘違いするお客様も、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「半端に言葉が分かる、インバウンドなどで」
一同  「「「あー…」」」

店名通りに受け取るのか、と誰もが納得。

シロエ 「キース先輩が言っているのも、それでしょうか」
サム  「この国のヤツでも、間違えそうだぜ」
ジョミー「茶屋だもんねえ、そこへ、お手頃価格だとさ…」
キース 「それに近いな。茶屋は無関係に、値段の方だ」

この値段で菓子が食えるんなら、とキース君の説明が。

キース 「店の前まで行けば分かるが、店構えが凄い」
シロエ 「お菓子部門は別じゃないんですか?」
キース 「別室になるというだけでだな…」

まずは敷居をまたがないと、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「軽い気持ちで行った場合は、其処で挫折だ」
スウェナ「場違いなトコへ来てしまった、ってヤツね…」
ジョミー「確かに、入りにくいかも…」

お値段が外に書いてあっても、とジョミー君。

ジョミー「心が折れて、引き返しそう…」
キース 「分かったか? 入れないなら他所に行くしか…」

近くを探して出るのが璃母恩院だ、とキース君、合掌。

キース 「寺が経営しているだけで、普通にホテルだし…」
サム  「参拝の人がメインなんだし、安いよなあ…」
キース 「お手頃価格のレストランだぞ」

流れて来るヤツが多くなるんだ、という話。
そうなりそう…。


2025/11/02 (Sun)



☆璃母恩院とホテル


出だしが三連休な今月、何処も混むので生徒会長宅が一番。
お出掛けすれば良かったかも、という話がズレて璃母恩院。

シロエ 「璃母恩院のレストランだと、精進料理ですか?」
キース 「ちゃんと普通のメニューもあるぞ」
スウェナ「あら、そうなの?」
キース 「でないと客が来ないだろうが」

参拝の人でも一般人だ、とキース君の苦笑い。

キース 「寺で育った俺でさえもが、肉を食うわけで…」
サム  「そういや、道場で苦労したんだっけな…」
ジョミー「精進料理しか出ないんだよねえ、1ヶ月近く…」

聞いただけでも嫌になりそう、とジョミー君。

ジョミー「ぼくは絶対、行かないんだから!」
サム  「そう言わねえでよ、いつか行こうぜ」
キース 「いずれブルーに、蹴り込まれるぞ」

今の間に遊んでおけ、とキース君、目がマジ。

キース 「ブルー、猶予は何年くらいだ?」
ブルー 「うーん…。不惑までには行かないとさ…」

肩身が狭いよ、と生徒会長、腕組み。

ブルー 「いくら見た目が高校生でも、やっぱりね…」
キース 「転職組がやって来るのは、その辺までだしな…」

自分探しで行き詰って、とキース君も。

キース 「次のピークは還暦になるし、かなりキツイぞ」
ジョミー「えっと…?」
キース 「還暦なんだぞ、転職ではなくて退職組だ」

それなりの地位があったりもする、とキース君の説明。

キース 「自分スタイルが出来上がっていて…」
ブルー 「若い人には容赦しないよ」
サム  「マジかよ、道場仲間でもかよ?」
キース 「横の繋がりがメインになるしな…」

同年配でグループ完成、と経験者の談。

キース 「お前とサムだけ浮いてしまうぞ、入れなくて」
ブルー 「転職組なら、バラエティ豊かで、いけるけどね」
ジョミー「お坊さんの世界は、嫌すぎるんだよ!」
サム  「ホテル勤務なら、いいってか?」
ジョミー「うーん…」

璃母音院のホテルだよね、と考え込んでますけど。
いけそう…?


2025/11/03 (Mon)



☆お坊さんが嫌な人


今月は出だしから三連休ですけど、何処も混みそうな時期。
生徒会長宅に来ている面々、お出掛けの話からズレまして。

キース 「ホテル専属の坊主になるのは、難しいぞ」
サム  「そうなのかよ?」
キース 「軽作業なら、学生バイトが入るからな」

俺の母校と契約済みだ、とキース君、流石に詳しい事情。

キース 「まかないつきで飯が食えるし、人気が高くて…」
シロエ 「お坊さんの出番は無いわけですね?」
キース 「掃除もするし、レストランの配膳もやるし…」

坊主は管理職な立場だ、とキース君の視線がジョミー君に。

キース 「ヒラの坊主に、回って来ると思うか?」
ジョミー「厳しそうだね…」
キース 「ホテルは、璃母恩院の顔でもあるしな」

参拝の人以外にも、知って貰える場所だけに、と腕組み。

キース 「学生時代にバイトしたって、後はどうにも…」
スウェナ「修行してから、出直して来い、になるのね…」
キース 「年単位どころか、十年単位だろうな」

しかも、その間、璃母恩院で仕事だ、とトドメの一撃。

キース 「上の事情に詳しくないと、務まらん」
一同  「「「あー…」」」

会社で言ったら支店な扱い、と誰もが納得。

シロエ 「ジョミー先輩、諦めた方がいいです」
サム  「山寺で住職やってる方が、マシなんでねえの?」
キース 「田舎の寺でもニーズが高いぞ」

限界集落が多いような場所は、とキース君、ニヤリ。

キース 「若いというだけで、有難がられる」
シロエ 「一国一城の主ですね?」
キース 「城下の民は、少ないがな…」
ジョミー「山寺も田舎も、嫌だってば!」

お坊さんなんか嫌すぎるし、とジョミー君の悲鳴。

ジョミー「ブルーに破門されたら、行かなくて済むよね?」
サム  「おい…。発言自体がヤバいぜ、ソレ…」
キース 「俺の親父とは、違うからな…」
ジョミー「えっと…?」
キース 「ブルーだぞ?」

此処を破門にされそうだが、と指差す部屋。
出入り禁止…?


2025/11/04 (Tue)



☆破門なら出入り禁止


出だしから三連休な今月、生徒会長宅に来ている御一同様。
何処も混むので此処が一番、最高の溜まり場なんですけど。

シロエ 「此処を破門って、出入り禁止になるんですか?」
キース 「そういうことだな、破門された弟子なんぞ…」

二度と中に入れるわけがなかろう、とキース君、目がマジ。

キース 「坊主の弟子を破門するより、この場所を…」
シロエ 「破門するのが、会長の流儀なんでしょうか?」
キース 「それは知らんが、坊主の弟子の方ではだ…」

破門はジョミーの思う壺だぞ、とキース君が言う通り。

キース 「せいせいした、と自由の身になるだけだ」
サム  「だよなあ、棚経のお供も、しなくていいしよ…」
キース 「僧籍自体は残るわけだから、親父次第だが…」

銀青様が破門した弟子は、使わんだろうな、と当然の理屈。

キース 「そうなれば、まさにフリーで、僧籍なんぞは…」
サム  「名前ばかりで、実質、ねえも同然ってか…」
シロエ 「ジョミー先輩が、得をするだけですよね…」
スウェナ「ブルーにしてみれば、旨味ゼロよね…」

破門するなら、この場所だわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「ついでに、学校の方の、ぶるぅのお部屋も…」
一同  「「「あー…」」

一蓮托生でセットものか、と皆がガクブル。

シロエ 「さっきの発言、ヤバすぎませんか?」
サム  「撤回しねえと、詰むんでねえの?」
ジョミー「まさか、そこまでしないって!」

お坊さんを破門で済むと思う、とジョミー君、楽観的。

ジョミー「早く破門にしてくれないかな…」
ブルー 「あのねえ…。弟子の立場を分かってるかい?」

師僧には絶対服従が鉄の掟、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「使えない弟子を持っているより、破門かな…」
サム  「マジかよ、フリーにしてやるってか?」
ブルー 「キースの案を採用もいいね」
一同  「「「うわー…」」」

此処を破門にするコース、と誰もがドン引き。
どうなる…?


2025/11/05 (Wed)



☆破門にするなら


今月は出だしが三連休、混雑を避けて生徒会長宅ですけど。
お出掛けすべきだったかという話がズレて、ヤバい方向へ。

ジョミー「ちょ、ちょっと…! 此処を破門って…!」
ブルー 「困るんだったら、さっきの発言を取り消しで!」

でないと破門してもいいと思う、と生徒会長の怖い発言。

ブルー 「弟子もセットで破門出来るし、ぼくは得だよ」
シロエ 「会長、ジョミー先輩を消したいんですか!?」
ブルー 「大学行きを拒否して、何年目かな?」

専門道場に行く気配さえ無いんだから、と厳しい指摘。

ブルー 「大学だったら4年間だけど、道場コースは…」
キース 「1年あれば済むのに、行かないんだ、こいつは」
ジョミー「だって、その1年の間、地獄なんだし!」

家に帰れもしないんだよね、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「指導もビシバシ、専用スペース、畳一枚…」
キース 「俺も、そういう世界にいたんだが?」
ジョミー「たった1ヶ月だけね!」

実質、1ヶ月弱じゃないか、とジョミー君の反論。

ジョミー「12月の頭に道場入りで、暮れは出てたし!」
キース 「大学に通うコースだったら、お前も、そっちだ」
ジョミー「だから、どっちも嫌だってば!」
ブルー 「分かった、破門を希望ってことでオッケー?」

ぶるぅ、と生徒会長が呼ぶ、家事万能なお子様の名前。

ブルー 「ジョミー専用のヤツ、何かあったっけ?」
ぶるぅ 「えっと…。食器とかは、みんなお揃いだよ?」
サム  「茶碗も、来客用ので揃いだっけな…」
ぶるぅ 「そうなの、カップも、お湯呑みも!」

ジョミー専用って無いと思う、と家事担当の返事。

ぶるぅ 「もしもあったら、何に使うの?」
ブルー 「決まってるじゃないか、廃棄処分にしないとね」
サム  「マジかよ、捨てて破門なのかよ!?」
ぶるぅ 「そうだ、枕はジョミー専用!」
ブルー 「全員、専用枕だっけね…」

まずは枕を処分からで、と指示してますけど。
破門すると…?


2025/11/06 (Thu)



☆一筆入れるべき


出だしから三連休な今月、生徒会長宅に来ている御一同様。
何処も混むので此処が一番、そこから話がズレまくった今。


ぶるぅ 「んとんと…。枕も出せるゴミの日、まだだよ?」
ブルー 「その日でいいから、とりあえずゴミ袋に」
ジョミー「待ってよ、破門は困るってば!」

弟子はいいけど、此処は勘弁、とジョミー君の悲鳴。

ジョミー「みんなにも、会えなくなってしまうし!」
ブルー 「大丈夫! 村八分とは違うわけだから…」
サム  「俺たちが付き合う分には、問題ねえってか?」
ブルー 「ぼくは外させて貰うけれどね!」

破門した弟子に会うとか論外、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「用が出来たら、ぶるぅを行かせるから!」
一同  「「「うわー…」」」

本気で言ってるような気がする、と一同、ドン引き。

サム  「ヤベえよ、ジョミー、謝れよな!」
ジョミー「言われなくても、ごめんなさいだよ!」

破門して欲しいとか言いません、とジョミー君、土下座。

ジョミー「修行は、その内、きっと行くから!」
ブルー 「一筆、入れてくれるかな?」
ジョミー「えっと…?」
ブルー 「不惑までには道場に行きます、と書くんだよ」

期限をハッキリさせないとね、と生徒会長、ズイと。

ブルー 「あと何年も残ってないから!」
キース 「そうだな、道場入りは四年目だから…」
シロエ 「不惑までに入るためには、36歳までに…」

大学に入るの必須ですよね、とシロエ君も。

シロエ 「専門道場の方に行くなら、38歳ですか?」
キース 「ああ。その勘定で合っている」

マジで残り期間が少ない、とキース君、腕組み。

キース 「覚悟を決めるためにも、期限を切って一筆だな」
ジョミー「そ、そんな…!」
キース 「還暦コースは、オススメしないと言った筈だぞ」
ジョミー「だけど、一筆入れたら、詰んじゃうし…」
??? 「ぼくも反対!」

破門だなんてさ、と誰か割り込んで来ましたけど。
救いの神…?


2025/11/07 (Fri)



☆破門に反対な人


今月は出だしが三連休、混雑が嫌で生徒会長宅に集う面々。
お出掛けの話題がズレてしまって、ジョミー君がヤバい件。

??? 「ジョミーを破門は、困るんだよ!」
ブルー 「あのねえ…」

なんで、と呆れる先にソルジャー(会話表記はAブルー)。

Aブルー「何かと調子が狂いまくるし、棚経だって…」
キース 「ジョミーが来ないと、困るとでも?」
Aブルー「君が一人で来るだけなんて、有難味が無いし…」
ブルー 「破門しないでも、いずれはそうだけど?」

住職の資格を取った後まで、お供するとでも、と銀青様も。

ブルー 「独り立ちとなったら、他所へ行くよね」
Aブルー「ええっ!?」
ブルー 「僧籍なだけの今は、バイト料も安いけれどさ…」
キース 「一人前だと、一気に時給が上がるからな…」

親父の方から断るだろう、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「俺の小遣いでは、とても足りんし…」
Aブルー「だったら、ぼくが払うってば!」

ちゃんと出すから棚経お願い、とソルジャー、必死の形相。

Aブルー「だけど、今はそれより、破門の話を…!」
ブルー 「無しにしろって?」
Aブルー「此処の面子は、揃ってこそなんだよ!」

キースだけいれば済むわけじゃない、とソルジャーの言。

Aブルー「ジョミーも、化けるかもしれないわけで!」
一同  「「「は?」」」

化けるとは、と誰もがキョトン。

シロエ 「ジョミー先輩が、どう化けるんです?」
サム  「今年のハロウィン、済んじまってるぜ?」
スウェナ「そもそも仮装が似合わないわよ…」
Aブルー「そういう意味での、化けるじゃなくってさ!」

期待出来る面子というだけで、とソルジャーが見回す部屋。

Aブルー「ぶるぅの矛先が向くとか、自爆するとか…」
サム  「それはいわゆるネタ枠かよ?」
Aブルー「シロエが詰んだこともあるしね!」
ジョミー「ちょ、破門は助かりそうだけど…!」

ネタ枠にされるのも、とジョミー君の悲鳴。
まあねえ…。


2025/11/08 (Sat)



☆チャラにするなら


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
お出掛けの話からジョミー君が破門の危機で、救いの神が。

ブルー 「ネタ枠が嫌なら、破門コースでいいんだね?」
ぶるぅ 「んとんと、ジョミーの枕、どうするの?」

ゴミ袋に入れていいのかな、と家事万能なお子様の問い。

ぶるぅ 「捨てる前には、圧縮しないといけないし…」
シロエ 「そのまま入れたら、ダメなんですか?」
ぶるぅ 「ん-とね…。ゴミは削減していかないと…」

ゴミ袋を沢山使っちゃうもん、と家事の達人。

ぶるぅ 「圧縮したら、他のゴミを多めに入れられるよ」
Aブルー「なるほど、エコを心掛けてるんだ?」
ぶるぅ 「地球を大事にしなくっちゃね!」
Aブルー「だったら、ゴミを出さない方にしようよ!」

ジョミーの枕は捨てなくていい、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「ネタ枠で化けてくれなくっても、存在がね…」
サム  「大事なのかよ?」
Aブルー「そう! 可能性さえあれば充分!」

というわけで、助命お願い、とソルジャーが出した助け舟。

Aブルー「紅葉狩りも近いし、欠けちゃ困るよ!」
一同  「「「あー…」」」

今月は紅葉狩りだった、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「ありましたっけね、紅葉狩りが…」
マツカ 「別荘などはお任せ下さい」
Aブルー「ありがとう! それで、ジョミーは?」

破門はチャラにしてくれるのかな、と視線が生徒会長に。

Aブルー「枕を捨てるの、取り消しで!」
ブルー 「分かった、チャラにしてもいいけど…」
シロエ 「何か条件、つけるんですか?」
ブルー 「貸しにしたいねえ…」

ジョミーにツケるか、どうしようかな、と傾げる首。

ブルー 「助け舟を出した方にツケるか、どっちが…」
サム  「お得なのか、と言うわけな?」
Aブルー「ぼくにツケるのは、やめてくれたまえ!」
ブルー 「ジョミーにツケた場合はさ…」

ネタ枠の線が消えるよ、と言ってますけど。
そうかも…。


2025/11/09 (Sun)



☆無能すぎる保護者


今月は出だしが三連休、何処も混むので生徒会長宅が一番。
其処でジョミー君が失言、破門の危機に陥ったわけでして。

Aブルー「ネタ枠の線は消さずに、ジョミーにツケは?」
ブルー 「破門を取り消しな時点で、全面的に助命だし…」
サム  「ツケになりようがねえってか?」
ブルー 「そうじゃなくって、ネタ枠にしたい方の問題!」

助けておいてネタ枠はないよね、と生徒会長、揚げ足取り。

ブルー 「そのくらいなら放置しといて、破門コースで!」
キース 「俺も同意だ、ツケにするなど有り得ないぞ」
Aブルー「ぼくにツケたら、何が起きると?」
ブルー 「実に簡単、紅葉狩りが平和になるだけだよ!」

変なアイデアを出さないように、と出て来た条件。

ブルー 「君さえ大人しくしててくれれば、何も起きない」
キース 「そうとも言えない気がするんだが?」
シロエ 「ですよね、とんでもない悪戯小僧がいますから」
サム  「ヤツの悪戯、封印するのは別件だぜ?」

そいつに出来るわけがねえよ、とサム君も。

サム  「保護者枠でも、実質、無能で…」
キース 「キャプテンにしたって、コントロール不能で…」
ジョミー「暴れまくるんだし、無理だってば!」
Aブルー「ありがとう!」

早速、恩を返してくれたね、とソルジャーの弾ける笑顔。

Aブルー「ジョミー自身が否定したから、今回のツケは…」
シロエ 「そっち送りですか!?」
Aブルー「ぶるぅの悪戯、どうせ誰にも止められないし!」

ジョミーの方にツケておいてよ、と展開される理論。

Aブルー「ツケておいたら、お得だってば!」
キース 「破門をちらつかせて、脅すってか?」
Aブルー「ピンポーン!」

人質はジョミー専用枕でどう、とソルジャーの提案。

Aブルー「逆らった時は捨てるぞ、と言えばオッケー!」
ブルー 「言われてみれば、そうかもね…」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」

物騒な入れ知恵はやめて欲しい、と悲鳴ですけど。
枕が人質…?


2025/11/10 (Mon)



☆専用枕なサービス


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
お出掛けの話がズレた所から、ジョミー君の破門が問題で。

Aブルー「枕を人質、いいと思うよ」
シロエ 「枕が変わると、眠れない人もいますしね」
ぶるぅ 「そだよ、専用枕、用意してくれるホテルも…」

あるんだから、と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「リピーター向けのサービス、大好評!」
マツカ 「実は、お泊まり頂く別荘、そうなっています」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「最初の頃に、寝心地を聞かれませんでしたか?」

執事か誰かに、さりげなく、とマツカ君の問い。

サム  「そういや、枕の好み、聞かれた気がするぜ」
キース 「俺もだ、硬すぎなかったか、どうかと…」
シロエ 「高さについても、聞かれましたね」
マツカ 「それです、一種のアンケートみたいなもので…」

お好みの枕を探るわけです、と説明が。

マツカ 「多分、その夜から、寝心地が変わったかと」
一同  「「「うーん…」」」

そんなトコまで気にしていない、と誰もが見合わせる顔。

キース 「あそこの枕、見た目は揃いでしかないし…」
サム  「枕カバーの色も同じで、気付かねえよな…」
シロエ 「けれど、寝心地、いいんですよね…」

専用枕になっていたのか、と一同、納得。

シロエ 「此処のは、ゲストルームとセットですから…」
サム  「入ってベッドの上になけりゃ、ゴミかよ…」
ブルー 「その勘定だね、人質に取っておこうかな」

助け舟な人はツケを引き受けないし、と生徒会長。

ブルー 「もっとも、ぼくが忘れ果てるケースも…」
ジョミー「あるんだったら、忘れといてよ!」

それともコレで返そうかな、とジョミー君、手をポンと。

ジョミー「ぶるぅの悪戯、封印する手は、あると思うよ」
一同  「「「ええっ!?」」」
ジョミー「少なくとも、一回くらいはね」
Aブルー「本当かい!?」

君に出来ると、とソルジャーも乗り出してますけど。
封印…?


2025/11/11 (Tue)



☆逃げられない立場


今月は出だしが三連休、何処も混むので生徒会長宅な面々。
其処で話題がズレた結果が、ジョミー君の破門騒ぎでして。

シロエ 「ぶるぅの悪戯を封印なんて、無理すぎでしょう」
キース 「第一、そいつの船のヤツらも、出来ん筈だぞ」

可能だったら誰も恐れん、とキース君の鋭い指摘。

キース 「封じた話が一つでもあれば、レジェンドだろう」
サム  「だよなあ、成功したヤツ、英雄だぜ」
シロエ 「御存命なら、リビングレジェンドだと思います」

いるんですか、とシロエ君の視線がソルジャーに。

シロエ 「ぶるぅが何歳か知りませんけど、誰か一人は…」
Aブルー「いないね、リビングレジェンドなんて!」

いるんだったら、ぼくも崇める、とソルジャー、マジレス。

Aブルー「側近は置いていないけれども、即、採用だよ!」
キース 「ブリッジクルーも、思いは同じだろうな…」
Aブルー「当たり前だよ、戦々恐々なんだしさ」

船の航行に支障が出たらおしまいだから、と厳しい現実。

Aブルー「ぶるぅは子供で、気にしないしね…」
シロエ 「船が沈んでも、自分だけ命が助かりそうです」
Aブルー「ピンポーン!」

ぼくが死んでも生き残るよ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「何の責任も負っていないし、逃げてオッケー!」
一同  「「「あー…」」」

ソルジャーの場合は逃げられないのか、と皆が納得。

キース 「確かに、あんたが逃げるのは無理だな…」
Aブルー「それだけは無い、と皆も信じてくれてるよね…」

実際、やりはしないんだから、と目がマジ。

Aブルー「ぶるぅだけ生き延びて、のうのうとさ…」
サム  「人類の世界で、好き放題にグルメ三昧な…」

見えるようだぜ、とサム君の相槌。

サム  「そんな野郎を封印だなんて、出来るのかよ?」
ジョミー「多分、一回くらいなら…」
Aブルー「どうやって?」
ジョミー「先例、あったよ?」

つい先月の話だけどさ、と言ってますけど。
先月ですって…?


2025/11/12 (Wed)



☆使えそうな方法


出だしから三連休な今月、混雑を避けて生徒会長宅な面々。
ジョミー君の破門騒ぎから、ソルジャーも来ているわけで。

Aブルー「あー…。先月と言えば、松茸狩り…」
サム  「そういや、ヤツの悪戯、無かったよなあ…」
シロエ 「別室でグルメ三昧、来ませんでしたね…」

松茸うどんも、フライもスルーで、とシロエ君の相槌。

シロエ 「でも、あんなケースは特殊例ですよ?」
キース 「応用出来るとは、思えないんだが?」
ジョミー「出来ないことは無いと思うよ、一回なら!」

それ以上になると、限界突破かな、とジョミー君。

ジョミー「限界突破は、ぶるぅじゃないけど…」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「ぼくたちの方が、限界突破するような気しか…」

しないんだけど、とジョミー君の苦笑い。

ジョミー「だって、やり方、ハズレの食事と当たりをさ…」
シロエ 「分けてしまうということですか!?」
ジョミー「ピンポーン!」

ぶるぅが嫌がりそうな食事と、豪華メニュー、という発言。

ジョミー「二つあったら、どっちに行きそう?」
サム  「当然、豪華メニューだろ?」
Aブルー「間違いないね、保証するよ」

確かに使える手だと言えそう、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「だけど、ぼくたち、ハズレなわけで…」
キース 「一回限りになるんだろうな…」

安全策でも、常にソレでは…、とキース君の眉間に皺。

キース 「楽しいイベとは、とても言えんぞ…」
Aブルー「紅葉狩り、楽しくやりたいしね…」
ジョミー「アイデア自体は、買ってくれるわけ?」
Aブルー「破門の助け舟の件なら、チャラにしておく!」

その案、いつか使えそうだし、とソルジャー、ツケを消去。

Aブルー「ぶるぅの悪戯、封じられるのは素晴らしいよ!」
ジョミー「良かった、出番が来る日、いつかな?」
スウェナ「紅葉狩りの時に、芋煮はどう?」
一同  「「「芋煮?」」」

なんだソレは、と誰もが顔を見合わせていますけど。
芋煮…?


2025/11/13 (Thu)



☆芋煮と言われたら


今月は出だしから三連休なわけで、混雑が嫌で生徒会長宅。
ジョミー君が破門の危機で、ソルジャーの助け舟でセーフ。

サム  「芋煮ってえのは、何なんだよ?」
スウェナ「知らないかしら、有名なんだけど…」
シロエ 「もしかしてアレですか、サクランボで有名な…」

場所の名物料理でしょうか、とシロエ君の問い。

シロエ 「シーズンになったら、巨大な鍋で作るイベが…」
スウェナ「ソレで当たりよ」
キース 「信じられないビッグサイズで、重機なヤツか…」

ショベルカーで盛り付ける勢いの、とキース君。

キース 「紅葉狩りの時に、アレをやるだと…?」
シロエ 「どう考えても、食べ切れる量じゃないです…」
サム  「例の悪戯小僧でも、無理なんでねえの?」
ジョミー「鍋のサイズが半端ないしね…」

調理器具だってクレーンなんだし、とジョミー君も。

ジョミー「あの鍋、ぶるぅが何人くらい入るかなあ…」
Aブルー「どんなイベだい? …ちょっと失礼」

みんなの心を見せて貰うよ、とソルジャー、記憶をチラ見。

Aブルー「うーん…。マツカなら用意が出来そうだけど…」
キース 「地域の皆さんを、お招きしないと、食えんぞ」

第一、ぶるぅを封じられるのか、とキース君、腕組み。

キース 「むしろ真逆で、大惨事な気しかしないが…」
シロエ 「悪戯するしか無さそうですよ?」
サム  「ショベルカーもクレーンも、好きそうだぜ…」

鍋ごと、ひっくり返すんでねえの、とサム君が竦める肩。

サム  「楽しそうなのは、確かなんだけどよ…」
ジョミー「ぶるぅ封じに向いていないよ…」
Aブルー「危険すぎると、ぼくも思うね」

ぶるぅだけ豪華メニューでも、来てしまうよ、という指摘。

Aブルー「やるなら、最初から、ぶるぅも参加で!」
シロエ 「そうなるでしょう…」
スウェナ「言っているのは、ただの芋煮よ?」
一同  「「「は?」」」

ただの芋煮と言われても、と誰もがキョトン。
どんなヤツだと…?


2025/11/14 (Fri)



☆使える気がしない


出だしから三連休なのが今月、混むのが嫌なら生徒会長宅。
其処でジョミー君が破門の危機で、ソルジャーが助け舟で。

シロエ 「ただの芋煮というのは、何なんです?」
キース 「料理を指すんじゃないだろうな?」
スウェナ「芋煮を作って食べるだけよ?」
Aブルー「ぶるぅ封じが出来るくらいに、美味しいとか?」

君たちの記憶に無かった情報だけど、とソルジャーの問い。

Aブルー「ぶるぅだけ芋煮で、ぼくたちは普通に桟敷で…」
サム  「いつもの紅葉狩り仕様のメニューかよ?」
シロエ 「芋煮の評判、聞きませんよねえ?」
キース 「ご当地グルメの出張イベでも、無いような…」

イートインで芋煮は目にした覚えがゼロだ、とキース君も。

キース 「檀家さんと話す都合もあるから、チラシ系は…」
サム  「目を通してるのかよ?」
キース 「イベと、目玉商品の類だけだが…」」

芋煮は知らん、とキース君が顎に当てる手。

キース 「美味い料理なら、来ると思うぞ」
ジョミー「だよね、専門店とかが出店しそう」
Aブルー「うーん…。耳にしない料理だということは…」
シロエ 「マイナーなのか、不味いか、どっちかですよ」

大鍋で作るイベントだけが有名で、とシロエ君。

シロエ 「話題作りでやっているだけで、味は大して…」
サム  「美味くねえっていうわけな…」
Aブルー「ダメだよ、そんなの、ぶるぅ封じは…」

出来やしない、とソルジャー、却下な方向。

Aブルー「やっぱり、その手を使うの、別の機会で…」
キース 「俺も同意だ、持ち越しておくのが吉だろう」
スウェナ「話は最後まで聞きなさいよ」
キース 「しかしだな…」

何の希望も見えて来ないぞ、とキース君の渋面。

キース 「ぶるぅ封じが出来る気がせん」
スウェナ「芋煮は、料理自体が魅力らしいわ」
一同  「「「は?」」」
スウェナ「パーティー用の料理と言うべきかしらね?」

其処が大事なポイントなのよ、と笑顔ですけど。
パーティー用…?


2025/11/15 (Sat)





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☆贅沢に食べたい人


暑さが残った10月の頭、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
北の国のキノコ狩りが話題で、其処から松茸料理な状況で。

Aブルー「ぼくも松茸、何度も食べてはいるんだけれどさ」
シロエ 「いわゆる定番なんですね?」
Aブルー「ノルディと行っても、その辺の事情は同じで…」

変わり種は食べたことが無くって、とソルジャーの言。

Aブルー「トリュフだったら、うんと贅沢に特注のを…」
サム  「エロドクターと食ったのかよ?」
Aブルー「なにしろノルディは、グルメだしねえ…」

トリュフ尽くしで店を貸し切り、と自慢話が。

Aブルー「松茸尽くしも、やっているけど、普通だったね」
ジョミー「シチューもフライも、無かったんだ?」
Aブルー「松茸うどんも出なかったよ!」

トリュフの時には、パスタだったのに、と残念そう。

Aブルー「トリュフだけで作ったソースで、リッチにさ…」
キース 「松茸でも、それをやりたいと?」
Aブルー「シチューの応用で、出来るわけだろう?」

クリームパスタ、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「トリュフのパスタは、違ったんだけどね」
シロエ 「クリームパスタじゃなかったんですか?」
Aブルー「トリュフを削って、基本の調味料だけだよ!」

トリュフの香りが生きるらしいね、とグルメ談議。

Aブルー「贅沢すぎるし、店のメニューに出来ないってさ」
キース 「ウケるかどうかも分からないしな…」
Aブルー「お値段、半端ないみたいだよ?」

一人前がトリュフ1個で、と手で作る大きさ。

Aブルー「塩コショウだけで食べてしまいたいかい?」
一同  「「「うーん…」」」

凝った料理で味わいたいよね、と皆が見合わせる顔。

キース 「それだけあったら、何人前に使えるんだか…」
Aブルー「究極の贅沢メニューってヤツだってば!」
シロエ 「その感覚で、松茸も食べたいんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

シチューにパスタにフライとか、と言ってますけど。
松茸で…?


2025/10/16 (Thu)



☆松茸を食べるなら


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ事情から、松茸料理に話が転がったわけで。

Aブルー「そういう料理も、ぶるぅなら作れそうだしさ!」
一同  「「「ぶるぅ!?」」」
Aブルー「マツカの別荘の料理人さんじゃ、拒否られそう」

料理人のプライド、あるだろうしね、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「調理場だけを貸して貰って、ぶるぅが料理で!」
ぶるぅ 「んとんと…。松茸狩りに山に行くわけ?」
Aブルー「だって、話は、其処からだろう?」

最高級品はアルテメシア産、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「ノルディに聞いたよ、味も香りも最高らしいね」
キース 「そう言われるが、俺は食べ比べたことは…」
ジョミー「マツカの別荘とかで食べるか、スーパーのを…」
シロエ 「自分の家で松茸ご飯な程度ですよね…」

ちょっと落差が大きすぎます、とシロエ君も。

シロエ 「どう違うのかを聞かれても、語れません」
Aブルー「いいんだってば、美味しければね!」

ところでマツカ、とソルジャーの視線がマツカ君に。

Aブルー「ぼくの企画に、何か問題、ありそうかな?」
マツカ 「いいえ、特には…。シーズンだけが問題です」
Aブルー「シーズン?」
マツカ 「今年は暑さが長いですから、下旬でないと…」

松茸狩りは難しいかと、とマツカ君の答え。

マツカ 「学校の関係もありますし、早くても25日かと」
Aブルー「うーん…。先は長いね…」
マツカ 「20日頃には出始めますから、25日で」

土曜日です、とマツカ君が眺める壁のカレンダー。

マツカ 「如何ですか?」
Aブルー「要は学校のせいなんだね?」

休んじゃえば、とソルジャー、サラリと。

Aブルー「節分だって、毎年、欠席届けだしさ!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「平日に行くには、それが一番!」
一同  「「「あー…」」」

欠席届けか、と顔を見合わせてますけど。
松茸狩りで欠席…?


2025/10/17 (Fri)



☆休んでもいい学校


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国の松茸事情から料理の話で、ソルジャーが来まして。

Aブルー「休んでしまえばいいと思うな、真面目に!」
シロエ 「面白そうではありますけど…」
Aブルー「どうせ出席義務なんかは、無いらしいしね」

君たちは特別生だから、とソルジャーも知っている待遇。

Aブルー「欠席届けを出さなくっても、休み放題で…」
キース 「まあな…。顔を見せないヤツまでいるし」
ジョミー「欠席大王のジルベールだよね」
サム  「寮生なのによ、学校に出ては来ねえんだよなあ」

マジで学校では見たことねえぜ、とサム君も。

サム  「寮も、学校にカウントするかもしれねえけど…」
Aブルー「そんな大物もいる学校だろう、休みオッケー!」
スウェナ「グレイブ先生、呆れ返るわよね…」
シロエ 「松茸狩りに行くので休みます、ですしね…」

嫌味の台詞が浮かびますよ、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「いい御身分だな、諸君、っていう定番のが…」
ジョミー「だけど、止めるの、無理なんだよね…」

出席義務が無いわけだから、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「面白そうだし、休んじゃおうか」
サム  「グレイブ先生の嫌味がかよ?」
ジョミー「違うよ、松茸狩りだってば!」

平日に行ったことは無いしね、とジョミー君、乗り気。

ジョミー「20日頃には出るんだったら、どの辺かな?」
マツカ 「香りがいいのが揃い始めますから…」

22日以降で如何でしょうか、とマツカ君。

マツカ 「水曜か木曜、そんな感じで」
キース 「そうだな、選ぶなら水曜かもしれん」

グレイブ先生の授業が無い日だ、とキース君のマジレス。

キース 「運が良ければ、本人が休暇で消えてくれるしな」
シロエ 「あー、その線は有り得ますよね」
Aブルー「じゃあ、22日でいいのかな?」
マツカ 「別荘の方は、用意出来ます」

22日にしておきますか、と聞いてますけど。
欠席ですか…。


2025/10/18 (Sat)



☆不味かったら怖い


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国の松茸事情から、松茸狩りに行くのが決まりまして。

ジョミー「休むんだったら、リスク低めの日に限るよね」
サム  「グレイブ先生、自分も休むなら、嫌味はよ…」
シロエ 「控えめになるのが当然でしょう」

言い返される恐れがありますから、とシロエ君も。

シロエ 「ミシェル先生と出掛けるとかだと、特にですよ」
キース 「まったくだ。言えた義理では無いんだしな」
マツカ 「22日でよろしいですね?」
Aブルー「もちろん、ぼくもオッケーだよ!」

ハーレイにも休暇を申請させるし、とソルジャーの笑み。

Aブルー「今朝の時点で、予定は入っていなかったしね」
キース 「おい。そうなると、例の迷惑なヤツも…」
Aブルー「ぶるぅかい? 来ないわけなんか、ないだろう」

ハーレイがダメでも単独で来るよ、と目がマジな人。

Aブルー「なにしろモノが松茸狩りと、料理イベだし!」
キース 「しかし、美味いとは限らないんだ!」
一同  「「「あー…」」」

不味かった場合、暴れまくりか、と一同、ガクブル。

サム  「やべえよ、キース、引き受けられるのかよ?」
キース 「俺が踏まれて済む問題では…」
シロエ 「ありませんよね、どうするんです?」
ジョミー「被害者多数で、死屍累々かな…」

お前が食え、で詰め込まれてさ、とジョミー君の悪い顔色。

ジョミー「シチューにフライに、パスタとかをさ…」
マツカ 「それに関しては、手があるかもです」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「確か、自称はグルメですよね?」

違いましたか、とマツカ君、ソルジャーの方に視線を。

マツカ 「味が分かっているかはともかく、食通だとか…」
Aブルー「そうだよ、美味しいものには目が無くってね」
マツカ 「分かりました。料理は、プロに任せましょう」
Aブルー「別荘の料理人さんかい?」

そうすれば逃げ道が出来るとでも、と聞いてますけど。
プロ…?


2025/10/19 (Sun)



☆プロならではの料理


暑さが残った10月の頭、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、松茸狩りの日取りが決定で。

マツカ 「逃げ道と言うよりは、裏技的な解決策ですね」
Aブルー「えっと…?」
マツカ 「食通を気取っている所を、逆手に取ります」

料理するのはプロなんですから、とマツカ君の説明が。

マツカ 「プロの料理人が、不味い料理を作りますか?」
Aブルー「不味いなんて、プロの意味が無いって!」
マツカ 「其処です、シチューやフライや、パスタでも…」

美味しく仕上げてこそでしょう、と言われれば、そう。

マツカ 「もっとも、美味しいかどうか現時点では謎です」
ジョミー「なんとかするのが、プロなんじゃないの?」
Aブルー「あっ、そうか! 美味しい松茸料理だけしか…」

出して来ないという勘定だよね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぶるぅの場合は、皆の注文に応じるだけで…」
キース 「不味くならない保証は、全く無いな」
ぶるぅ 「そだね、シチューにしたって、定番通りに…」

まずは作ってみると思うよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「味見するけど、手は加えないで、出しそう」
サム  「プロじゃねえから、お遊びってことな?」
ぶるぅ 「そうなの、松茸さんにも、失礼だしね」

不味いのが出来たら、処分なんて、と真剣な瞳。

ぶるぅ 「だけどプロなら、全部捨てちゃって…」
シロエ 「一から作り直しになりますよね…」
Aブルー「なるほど、ぶるぅがキレそうな不味い料理は…」

最初から出ては来ないわけだ、とソルジャー、手をポンと。

Aブルー「それでお願い!」
マツカ 「違うんですよね、裏技ですよ?」

不味く出来ても、出すようにします、とマツカ君の笑み。

マツカ 「食通にしか分からないという、美味な一品で…」
ジョミー「逆手って、そういう意味だったわけ?」
Aブルー「グルメだったら、食べるしか…」

道が無いってことなんだ、とソルジャーも愕然。
怖すぎ…。


2025/10/20 (Mon)



☆味が分かる食通


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
松茸狩りの日取りが決定、シチューやフライで食べる企画。

キース 「不味い料理が出来た場合も、ヤツは食うのか…」
サム  「恐ろしすぎるぜ、でもよ…」
Aブルー「ぼくたちの方にも、同じ料理が来るんだよね?」

しかも食べないとダメなコース、とソルジャーの悪い顔色。

Aブルー「ぶるぅと一蓮托生だなんて…」
シロエ 「暴れまくりは、回避出来るんですけど…」
ジョミー「気分は罰ゲーな流れだってば…」

あんまりすぎる、と誰もがドン底な気分。

キース 「ヤツが来るのは、止められないしな…」
Aブルー「普通の料理で、食べておくのがマシっぽいよ…」

変わり種の料理は、またの機会で、とソルジャー、白旗。

Aブルー「ぼくだけ来た時、個人的にさ…」
サム  「そうしろよな…」
スウェナ「誓うわ、文句は言わないわよ」

だから松茸狩りの日は、定番料理で、とスウェナちゃんも。

スウェナ「不味い料理な強制イベより、我慢出来るわ」
キース 「俺もだ…」
マツカ 「待って下さい、食べないで済むんですから」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆がキョトン。

シロエ 「食べないというのは、不味い料理の話ですか?」
マツカ 「ええ。食通にしか、分からない味ですよ?」

不味いと思うのは、舌のせいです、とマツカ君の目がマジ。

マツカ 「味音痴で、ダメなタイプの人間ですね」
キース 「そうか、不味くて食えない俺たちは…」
Aブルー「食通の逆で、ぶるぅだけ、美味を味わうと…」

いいじゃないか、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「それでいこうよ、22日はシチューとかにさ…」
キース 「料理された松茸を食って、美味い分だけ…」
シロエ 「食べて、ぶるぅがババですね?」
マツカ 「不味い料理が出来た時には、そうです」
一同  「「「イイネ!」」」

最高すぎる、と盛り上がってイベが決定ですけど。
ぶるぅがババ…。


2025/10/21 (Tue)



☆平日に松茸狩り


やって来ました、松茸狩りの22日。学校は欠席な水曜日。
朝イチで生徒会長のマンション前に集合、お天気も秋晴れ。

シロエ 「おはようございます! 松茸狩り日和ですね」
ジョミー「最高だよね、学校を休んで松茸狩りだし」
サム  「キースの読みが当たって、嫌味、無かったしよ」

グレイブ先生も休みなんだぜ、とサム君が立てる親指。

サム  「ミシェル先生とデートなんでねえの?」
キース 「多分な。ミシェル先生も、授業が無い日だし」
Aブルー「夫婦で休暇を重ねておくのは、基本だよ!」

ぼくとハーレイじゃ難しいけどね、とソルジャーも登場。

Aブルー「お互い、立ち位置が上すぎてさ…」
??? 「そうなんですよ、揃って休みは取りにくいです」

もぎ取りましたが、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「なんでも、珍しい松茸料理を頂けるそうで」
??? 「ぼくも楽しみ!」

食べるもんね、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)の笑顔。

Aぶるぅ「シチューにフライに、パスタなんでしょ?」
マツカ 「うどんと天婦羅も、ご用意出来ると思いますよ」

松茸が沢山採れてくれれば、とマツカ君。

マツカ 「もちろん、召し上がりたいと仰るようなら…」
サム  「他の山のを調達かよ?」
マツカ 「ええ。そのように話をつけてあります」

近隣の山を押さえました、と流石な手回し。

マツカ 「採れたてが美味しいんですけど、余ったら…」
シロエ 「明日、格安で出荷なコースですね?」
マツカ 「そうなりますね、まだまだ高い時期ですので」

明日の出荷でも、元が充分、とマツカ君の笑み。

マツカ 「とはいえ、せっかくの松茸狩りですし…」
Aブルー「自分で採ったの、食べたいよね!」
マツカ 「頑張って山で探して下さい、バスの方へどうぞ」
ぶるぅズ「「かみお~ん♪ 別荘へ出発!」」
マツカ 「到着したら、すぐに山へご案内しますね」

松茸は出始めていますから、と御曹司の太鼓判。
期待ですよね!


2025/10/22 (Wed)



☆料理人のスキル


学校を休んで松茸狩りな面々、ソルジャーたちも来て出発。
マツカ君の別荘に着いたら、すぐに山に入って、松茸探し。

Aブルー「出来れば、自力で集めたいよね!」
A船長 「他の山のでもいいんですけど、やはり自分で…」

探し出したいものですからね、とキャプテン、やる気満々。

A船長 「珍しい料理を頂けるとなれば、尚更ですよ」
Aブルー「土瓶蒸しとか、焼き松茸も美味しいんだけどね」

定番料理は何処でもあるし、とソルジャーも。

Aブルー「シチューなんかは、ファミレスでも無いよ!」
キース 「あんた、ファミレスにも詳しかったのか?」
Aブルー「暇な時には、あちこちを見てみたいじゃないか」

なにしろ憧れの地球なんだしさ、と納得の理由。

Aブルー「どんな味かな、シチューにパスタ!」
A船長 「料理人さんの腕も、素晴らしいですね」
シロエ 「素晴らしいって…。まだ、食べていませんよ?」

なんで分かるんです、とシロエ君の問い。

シロエ 「しかも、寄ってもいないんですが…」
サム  「山に直行したもんなあ…」
ジョミー「トイレに寄った人くらいしか、別荘には…」

入っていないよ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「お昼は松茸料理なんだし、お弁当だって…」
スウェナ「貰ってないわよ、おむすびもね」

料理人さんの腕は過去形かしら、とスウェナちゃん。

スウェナ「今までに食べた料理が基準かもよ」
シロエ 「なるほど、それなら納得です」
A船長 「いいえ、そういう話ではなく…」

腕の凄さを褒めております、とキャプテンの答え。

A船長 「シチューやパスタは、和食ですか?」
一同  「「「は?」」」
A船長 「違いますよね?」

料理人の世界も違う筈です、とキャプテンの笑み。

A船長 「両方こなせる料理人さん、珍しいのでは?」
キース 「確かに、凄腕の料理人だな」
マツカ 「外国からの、お客様も…」

お招きしますし、当然ですよ、とマツカ君。
スキル、必須ですか…。


2025/10/23 (Thu)



☆洋食に合う部屋


松茸狩りで学校を休んだ御一同様、山で松茸探しですけど。
料理してくれる料理人さん、和食も洋食もいける腕でして。

Aブルー「外国からのお客様って、あの別荘でかい?」
マツカ 「そうですけど?」
Aブルー「和食でもいける人はともかく、違う人はさ…」

キツイのでは、とソルジャー、松茸を探しながらの疑問。

Aブルー「だって、お箸も使えないのに、桟敷とかさ…」
A船長 「言われてみれば、そうですよね。私も最初は…」

実は途惑っていたんですよ、とキャプテンの苦笑。

A船長 「ブルーに正座から叩き込まれて、苦労しました」
一同  「「「あー…」」」
A船長 「慣れた今では、料亭も旅館も平気ですがね」
キース 「なるほどな。しかし、寺でもデカいトコだと…」

外国からの賓客用に部屋があるんだ、とキース君。

キース 「洋室を作るわけにはいかんが、絨毯を敷いて…」
サム  「椅子とテーブルかよ?」
キース 「ああ。照明も、和風のシャンデリアとかになる」
Aブルー「だったら、マツカの別荘にも?」

そういう部屋があるのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「和室だけしか行ってないけど、あの中にさ」
マツカ 「ええ。今日、御案内する予定ですよ」
シロエ 「マジですか!?」
マツカ 「シチューにパスタに、フライですしね」

お座敷や桟敷では合いませんから、と御曹司の笑み。

マツカ 「もっとも、松茸うどんと天婦羅が場違いで…」
ジョミー「気にしないから、ドンと出してよ!」
スウェナ「掟破りな料理なんだし、ご愛敬だわよ!」
サム  「でもよ、まずは松茸、集めねえとよ…」

自分で採ったのを食えねえんだぜ、とサム君が見回す山。

サム  「固まっていねえで、散るべきでねえの?」
マツカ 「そうなるでしょうね、狙い目は、尾根筋とか…」
Aブルー「松の木の下だね、分かってるってば!
A船長 「では、皆でローラー作戦で!」

松茸狩りに発進! と号令、散ってゆきましたが。
さて…?


2025/10/24 (Fri)



☆いつもと違う部屋


学校を休んで松茸狩りな面々、山に入って懸命に松茸探し。
手入れしてある山だけに、探し回れば見付かるわけでして。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お昼が近いよ、集合、集合!」
一同  「「「オッケー!」」」

元気一杯なお子様の声で、続々と集った山の中のスポット。

ぶるぅ 「みんな、採れてるみたいだね!」
シロエ 「頑張りました、匂いを頼りに探しまくって」
ジョミー「松茸、香りで分かるもんね」
サム  「ド素人でも、間違えようがねえしな」

食えそうな他のキノコは、放置しといたぜ、とサム君も。

サム  「今日の目当ては、松茸料理なんだしよ」
マツカ 「松茸以外のは、管理している人のお小遣いです」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「見回りついでに採って帰って、売るんですよ」

道の駅に出せば売れますしね、と納得の説明。

マツカ 「キノコの名前と調理法を添えて、目玉商品で」
Aブルー「わざわざ買いに来る人も、いるとか?」
マツカ 「そのようです。でも、今日は脱線は無しで」

お願いします、とマツカ君の釘。

マツカ 「気になるようなら、帰りに買ってお帰り下さい」
キース 「松茸料理が、留守になるしな…」
マツカ 「ええ。皆さん、沢山集めておられますから…」

他の山のは要らないかもです、と見回す皆の収穫物。

マツカ 「まずは、別荘に御案内しますね」
一同  「「「イイネ!」」」

椅子とテーブルの部屋で食事だ、と大歓声で下山。

執事  「皆様、お帰りなさいませ」
マツカ 「戻りました、かなり採れたようです」
執事  「早速、厨房に運ばせます。お疲れでしょう」

お部屋の方で御休憩を、と案内された別荘の奥。

Aブルー「ホントだ、椅子とテーブルだよ!」
A船長 「襖を開けたら、シャンデリアですか…」
キース 「この絨毯も凄いヤツだな…」
ジョミー「貴賓室みたいだよね…」
マツカ 「それほどでも…」

ありませんよ、と謙遜していますけど。
ゴージャスですよね!


2025/10/25 (Sat)



☆豪華なオードブル


学校を休んでの松茸狩り、収穫は上々でマツカ君の別荘へ。
案内された部屋に椅子とテーブル、貴賓室のような豪華さ。

マツカ 「皆さん、お腹が空いておられるでしょう?」
Aぶるぅ「とっても! ご飯、すぐに出来るの?」
マツカ 「少し時間がかかりますから、軽くお茶でも」

お持ちします、という声が終わらない内に、開いた襖。

執事  「お待ち頂く間、こちらをどうぞ」
Aぶるぅ「やったあ! サンドイッチが一杯!」
執事  「お食事に備えて、控えめでお願い致しますね」

使用人さんたちが運んで来た、紅茶にコーヒーなども。

執事  「では、後ほど」
Aぶるぅ「いっただっきまあーす!」

襖が閉まらない内に、悪戯小僧、パクパク。

Aぶるぅ「美味しい、最高!」
Aブルー「カナッペとかもあるけど、これってさ…」
A船長 「高級食材のように思えるのですが…」

トリュフにフォアグラ、キャビアなどでは、という指摘。

A船長 「カナッペに似合いの食材とはいえ…」
Aブルー「惜しみなく使いすぎっていう気が…」
マツカ 「後に来るのが、松茸ですしね」

しかも贅沢にフライとかです、とマツカ君の笑み。

マツカ 「オードブルの方も、合わせませんと」
キース 「それで高級食材なのか?」
シロエ 「そうなってくると、サンドイッチも…」
サム  「ローストビーフ、黒毛和牛なのかよ?」

スモークサーモンも高級品で、とサム君の問い。

サム  「ハムにしたって、半端ねえとか?」
マツカ 「輸入食材を使っていますね、チーズとかにも」
ジョミー「じゃあさ、卵も半端ないわけ?」
マツカ 「平飼いの地鶏です、放し飼いだそうですよ」

松茸の前にお楽しみ下さい、と太っ腹すぎる食前の軽食。

Aブルー「分かった、ぶるぅに負けてられない!」
ぶるぅ 「食べなくっちゃね!」
Aぶるぅ「酷いよ、全部、ぼくのだってば!」
A船長 「総員、突撃!」

キャプテンの号令ですけど、その前に皆が突撃。
当然かと…。


2025/10/26 (Sun)



☆食い意地と食通


学校を休んで松茸狩りな面々、マツカ君の別荘で料理待ち。
豪華オードブルがズラリ並んで、悪戯小僧と食い意地勝負。

Aぶるぅ「あっ、盗っちゃダメ、食べるんだから!」
A船長 「皆さん、無視で食べて下さい!」
Aぶるぅ「ハーレイ、酷い!」
A船長 「無駄口を叩く暇があったら、食べるべきです!」

皆さん、食い意地なんですし、とキャプテン、ピシャリ。

A船長 「私も同じで、かまってなんかいられませんよ!」
Aブルー「早く食べないと、食べられちゃうしね!」
Aぶるぅ「酷いってばーっ!」

いつも譲ってくれるくせに、と叫ぶ間も、減ってゆく料理。

シロエ 「美味しいですねえ、フォアグラのカナッペ!」
サム  「黒毛和牛のサンドイッチも、美味いんだよな!」
ジョミー「食べまくらなきゃ、損だしね!」
キース 「ぶるぅ用には、後でたっぷり届く筈だぞ」

通にしか分からない美味い料理が、とキース君。

キース 「お前だったら、味が分かるし、いくらでも…」
マツカ 「お召し上がりになって下さいね」
Aぶるぅ「えっと…?」

何のお話、と悪戯小僧、首を傾げながらもパクパク。

Aぶるぅ「お料理、みんなで食べるんでしょ?」
キース 「それはそうだが、初めての味で…」
マツカ 「不味い料理は、出ないんですけど…」

プロの料理人が作りますし、とマツカ君の説明。

マツカ 「とはいえ、皆さんの舌が問題でして…」
サム  「珍味とかには慣れていえねし、自信なくてよ…」
Aブルー「ぼくもイマイチ、自信なくって…」
A船長 「ぶるぅだけしか、美味しさがですね…」

分からないかも、ということで、とキャプテンも。

A船長 「そうなった時は、全部、ぶるぅに…」
マツカ 「回りそうだ、という話になっていたんですよ」
Aぶるぅ「ホント!? ぼくが一人占め!?」
キース 「遠慮しないで食べまくってくれ」
Aぶるぅ「やったーっ!」

食べるもんね、と食い意地の矛先が逸れましたけど。
どうなる?


2025/10/27 (Mon)



☆一品目はシチュー


学校を休んで松茸狩りで、マツカ君の別荘で食事ですけど。
定番から外れた料理が出るので、テーブルと椅子の部屋で。

Aぶるぅ「もう出来るかな、松茸料理!」
マツカ 「食通向けに出来上がったら、嬉しいですか?」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! 一人占め出来るんだもん!」

味音痴な人には合わないんだしね、と跳ねる悪戯小僧。

Aぶるぅ「シチューもパスタも、フライトかも、全部!」
キース 「よかったな、ぶるぅ」
Aぶるぅ「うんっ、グルメ三昧してて良かったあ!」

舌を鍛えた甲斐があったよ、と勘違いして期待MAX。

Aぶるぅ「不味い料理が出るの、待ってる!」
シロエ 「ぼくたちは、ハズレになるんですけどね…」
サム  「いいんでねえの? 話のタネってことでよ」
ジョミー「違う意味では、自慢できるしね」

不味くてもさ、とジョミー君が言った所で、開いた襖。

執事  「お待たせしました、シチューからどうぞ」
一同  「「「うーん…」」」

これが松茸シチューなのか、と並べられる器を眺める面々。

キース 「臭いという気は、しないんだが?」
シロエ 「松茸の香りも、さほど強くはありませんよね」
サム  「でもよ、嫌な匂いは分かるモンだぜ?」
スウェナ「北の国の人だと、無理かもしれないわね」

とにかく普通に食べられそうよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「味がどうかは、分からないけど」
執事  「どうぞ、お召し上がりになって下さい」
Aブルー「そうだね、口に入れれば、答えが出るしさ」

食べてみよう、とソルジャー、スプーンで口へと。

Aブルー「えっと…? 美味しいシチューなんだけど?」
A船長 「クリームシチューですよね、ベーコン入りの」

このベーコンも美味なんですが、とキャプテンも。

A船長 「合わせる具材で変わるんでしょうか?」
執事  「ドングリだけで育てた豚のベーコンですね」
一同  「「「うわー…」」」

高級品だ、と皆が驚くベーコン。
それで美味だと…?


2025/10/28 (Tue)



☆出番が来ない料理


マツカ君の別荘で松茸料理、テーブル席で食事スタートで。
一品目のシチューが美味な仕上がり、舌鼓を打つ御一同様。

シロエ 「味って、ベーコンで変わって来るんですね」
サム  「安いヤツだと、美味くねえかもなあ…」
執事  「いわゆる出汁にも、こだわったそうです」

最高の牛のブイヨンを使っております、と説明が。

執事  「お味はお気に召しましたか?」
Aブルー「最高だよ!」
執事  「では、お出ししてよろしいですね?」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆がキョトンですけど。

執事  「今の器は試食用ですし、シチュー用の器で」
A船長 「なるほど、上品な器だと思っていましたが…」
Aブルー「試食用なら、納得だよね」

小さいのも、とソルジャー、残りのシチューをスプーンで。

Aブルー「コレを食べ終わったら、ドンと来るんだ?」
執事  「はい。厨房に連絡して参りますね」
一同  「「「イイネ!」」」

間もなく届いたシチューたっぷりの器、美味しく頂く面々。

キース 「美味いな、嫌っている国のヤツらの感覚が謎だ」
ジョミー「味音痴ってことになるのかな?」
サム  「そうなんでねえの?」
Aブルー「その人たち、人生、損をしているよねえ…」

美味しい料理を逃しちゃって、とソルジャーも苦笑。

Aブルー「きっと普通のベーコンとかでも、美味しくて…」
A船長 「いい味になりそうな気がしますよ」
スウェナ「食わず嫌いでいいのかしらねえ…」
シロエ 「匂いだけで逃げるわけですしね…」

もったいないです、とシロエ君が言う通り。

シロエ 「食べればいいのに、食べないだなんて…」
Aぶるぅ「ちょっと待ってよ、みんな、食べちゃうわけ?」
キース 「当たり前だろう、美味いシチューなんだぞ」
Aブルー「ぶるぅの出番は無いと思うよ、コレに関しては」
Aぶるぅ「不味い時しか、一人占め出来ない仕組み!?」

酷すぎるよ、と悪戯小僧の悲鳴ですけど。
次を待つしか…。


2025/10/29 (Wed)



☆口に合わない人


学校を休んで松茸狩りで、マツカ君の別荘で食事ですけど。
シチューでスタート、美味な仕上がり、次が楽しみな面々。

Aブルー「美味しかったねえ、松茸シチュー!」
A船長 「本当に。次に来るのはフライでしょうか?」
マツカ 「そう聞いてますね、じきに来ますよ」

シチューの器が下げられて直ぐに、熱々のフライが登場。

執事  「どうぞ、ソースは各種ございますので」
Aブルー「好みで選べばいいんだね?」
執事  「はい。お取り分けの方も、お好きなだけ」

お口に合わなかったら、お呼び下さい、と控えめな台詞。

執事  「他のフライを用意いたします、お好きなものを」
Aブルー「海老でも、牡蠣でも、かまわないわけ?」
執事  「厨房に揃えてある品でしたら、何でも」

串カツ仕立ても出来るそうです、と襖を閉めて向こうへ。

サム  「すげえな、不味かった時は豪華そうだぜ!」
ジョミー「でもさ、美味しいフライだったら…」
キース 「出番は来ないというわけか…」

少し複雑な気もするが、とキース君、フライを取り皿に。

キース 「さてと、ソースは何にするかな」
マツカ 「説明が添えてありますよ」
キース 「なるほど。これはキノコのソースか。…ん?」
ジョミー「みじん切りだけど、トリュフとかって…」

なんか凄そう、とジョミー君、ソースをかけて口へと。

ジョミー「うわ、美味しい!」
シロエ 「ホントですねえ、すると、中華風とかのも…」
スウェナ「タルタルソースも、美味しいわよ」

食べてみてよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「串カツ用のソースも、老舗の秘伝らしいわ」
マツカ 「特別に貰って来たそうですよ」
Aブルー「フライにも合うね、あれっ?」

ぶるぅは、とソルジャー、キョロキョロ。

A船長 「いないようです、何処へ?」
キース 「まさか、厨房に押し掛けたとか?」
執事  「坊ちゃまは、別室でお食事中です」

普通のフライを御希望で、と執事さん。
そう来ましたか…。


2025/10/30 (Thu)



☆当たりだったババ


学校を休んで松茸狩りにお出掛け、マツカ君の別荘で食事。
松茸尽くしの料理ですけど、シチューにフライという展開。

キース 「そうか、美味いと独占は無理、と踏んだのか…」
シロエ 「お食事って、豪華フライですよね?」
執事  「色々と召し上がっておられましたが」

先ほどは活けの車海老でしたね、と執事さん。

執事  「松茸フライは、お口に合わないそうで」
Aブルー「なんで、そういうことになるのさ!」
A船長 「不味かった時に、ババを引く筈でしたのに…」

ヤツが一人で食べるしかなくて、とキャプテン、深い溜息。

A船長 「これだと、ババは我々なのでは?」
Aブルー「不味い料理に期待しようよ、次はパスタだし!」
ジョミー「美味しそうな予感しかしないんだけど…」
サム  「マジでヤベえよ、あいつだけが豪華料理を…」

食いまくって終わる日なんでねえの、とサム君が抱える頭。

サム  「うどんくらいは、外してえよな…」
スウェナ「学食で貧乏学生用だったらしいものね…」

松茸うどんに賭けるしかないわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「きっと天婦羅も、美味しいのよ」
マツカ 「否定出来ませんね…」

松茸だけに、とマツカ君も苦笑で、食事は順調に進行。

執事  「お食事の方は、如何ですか?」
Aブルー「美味しすぎるから、泣けてくるけど…」
A船長 「ぶるぅのメニューを聞いてしまうと、本当に…」
執事  「松茸うどんで締めになります、お持ちしても?」

よろしいでしょうか、と聞かれて、ついに締めが登場。

執事  「熱い間にお召し上がり下さい」
Aブルー「美味しそうだね…。うん、美味しい!」
キース 「最後まで外しまくったか…」

別メニューは何になるんだ、とキース君の問い。

キース 「天婦羅うどんのように思うが…」
執事  「フカヒレのラーメンですよ」
Aブルー「ぼくたちにも! 締めは別腹!」

ぶるぅだけとか酷すぎ、と悲鳴ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2025/10/31 (Fri)



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☆怖すぎるネタバレ


さて、10月。暦はキッチリ秋な季節で、その筈ですけど。
生徒会長宅で週末な御一同様、口々に愚痴る長すぎる残暑。

ジョミー「なんで今頃、エアコンなのさ…」
サム  「来週頃には涼しくなるって予報だぜ?」
シロエ 「あまり信用出来ませんよね…」

夏真っ盛りから、騙されまくりで、とシロエ君、ブツブツ。

シロエ 「暑さのピークはこの辺だ、と言うんですけど…」
スウェナ「外れまくって9月突入、暑いままだったわね…」
キース 「俺にしたって、アレが無ければ…」

何処かで討ち死にしていた筈だ、とキース君も合掌。

キース 「アンダーで涼しく過ごせたお蔭で、助かったぞ」
ジョミー「まだ借りてるわけ?」
キース 「もう要らない、と言い切れるか?」
一同  「「「あー…」」」

確かに油断出来ないよね、と皆が納得。

サム  「その日の予報も、外しやがるしよ…」
シロエ 「最高気温も、ゲリラ豪雨の襲来もです…」
ジョミー「やっぱアレかな、地球温暖化のせいなのかな…」
ブルー 「どうなんだろうねえ…」

ぼくも怖くて聞いていない、と生徒会長。

一同  「「「は?」」」
ブルー 「誰かさんだよ、地球を目指している人が…」
一同  「「「えっと…?」」」

誰のことかはピンと来るものの、何を聞くのか謎。

キース 「あの馬鹿野郎から、何を聞き出すんだ?」
シロエ 「地球温暖化とか、興味無さそうですよ?」
ブルー 「そうだろうけど、過去の歴史を知ってるしさ…」

温暖化の時代もあったかもだし、と生徒会長、目がマジ。

ブルー 「ネタバレで語ってくれそうでね」
一同  「「「うーん…」」」

それはあまりに怖すぎるのでは、と誰もがガクブル。

シロエ 「あの世界の地球、滅びたんですよね…」
ジョミー「今は復活してるらしいけど、其処までがね…」
サム  「聞かねえ方が、吉なんでねえの?」
キース 「俺も同意だ」

此処は話題を変えるべきだな、という提案。
それが良さそう…。


2025/10/01 (Wed)



☆北の国だと秋


残暑を引き摺ったままで10月、週末は生徒会長宅な面々。
地球温暖化が話題になったら、怖すぎるオチが来たわけで。

ジョミー「じゃあさ、代わりに何かネタはあるかな?」
サム  「うーん…。暑さの愚痴は、ループしそうでよ…」
キース 「さっきの話に戻りそうではある」
スウェナ「だけど、キッチリ切り替えるのは、ちょっと…」

今の流れじゃ厳しそうよ、とスウェナちゃんの分析。

スウェナ「涼しい話題を出して来ようにも、暑すぎて…」
サム  「北の方でも、エアコン必須なご時世だしよ…」
シロエ 「そうだ、ソレです!」
一同  「「「は?」」」

エアコンとは、と皆の視線がシロエ君に。

ジョミー「まさか、この夏、エアコンを改造してたとか?」
サム  「違うんでねえの、シロエなんだぜ?」
キース 「改造するより、自作しそうな輩だしな…」
シロエ 「そうなんですけど、やっていません!」

ぼくが言うのは北の方です、とシロエ君が眺める窓の方向。

シロエ 「流石に此処より北の方では、秋の入口ですしね」
ジョミー「あー…。でもさ、ネタって、クマが出たとか?」
サム  「ドングリ不作で出るらしいよなあ…」
キース 「物騒な話は、お断りだぞ」

クマ登場は御免蒙る、とクマと相撲な経験のある人。

キース 「もっと平和なネタにしてくれ」
シロエ 「大丈夫ですよ、クマは出ません」

リスが出て来た程度ですね、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「北の国にあるライブカメラだと、もう紅葉で…」
ジョミー「サンタクロースの村のヤツかな?」
シロエ 「そこまで北ではありませんけど、秋ですね」

機械弄りで疲れた時に、目を休めてます、と納得の理由。

シロエ 「豊かな自然を眺めていたら、凄い爆音が…」
一同  「「「爆音?」」」
シロエ 「ドーン! と響いて、ドドーン! でしたね」
サム  「雷かよ?」
シロエ 「いえ、晴れてました」

雲一つ無い青空でしたよ、と言ってますけど。
何故に爆音…?


2025/10/02 (Thu)



☆意外すぎる正体


夏の暑さが残る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
地球温暖化の話が出たものの、物騒なので話題を切り替え。

ジョミー「晴れていてもさ、雷は鳴るらしいよね?」
キース 「たまにあると聞くな」

運が悪いと落ちるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「柔道部員は無関係だが、野球部員は要注意で…」
サム  「顧問の先生が、気にしてるわけな?」
キース 「グラウンドは広いし、サッカーよりも動きが…」

無いポジションが多いだけに、と言われれば、そう。

キース 「落ちる確率、サッカー部より高くなるしな…」
一同  「「「あー…」」」

たまにグラウンドが空いているのはソレか、と皆が納得。

スウェナ「放課後のグラウンド、がら空きな時は、ソレね」
キース 「雷注意報で、皆、退避中なんだ」
サム  「んじゃよ、シロエが聞いたらしい爆音もよ…」
ジョミー「何処か近くに落ちたんじゃないの?」

快晴でも油断禁物だしね、とジョミー君。

ジョミー「確かに、涼しくて怖い話題かも…」
キース 「あまり愉快な話ではないな…」
サム  「喋るんなら、もっといいネタにしろよ…」
シロエ 「違いますって!」

誤解ですよ、とシロエ君、指を左右にチッチッと。

シロエ 「爆音の正体、バイクですから!」
一同  「「「はあ?」」」

バイクだって、と誰もがキョトン。

ジョミー「バイクって、ドーンと音がしたっけ?」
サム  「ふかす時でも、ブオーンなんでねえの?」
シロエ 「知りませんけど、バイクなんです!」

走行音も聞こえましたし、とシロエ君。

シロエ 「もっとも、ぼくも解説が無ければ…」
一同  「「「解説?」」」

誰が解説、と首を捻るしかない今の展開。

キース 「自然豊かなライブカメラと言わなかったか?」
ジョミー「解説員とか、いなさそうだよ?」
シロエ 「付属チャットが、地元の人の交流の場です」

常連さんが解説ですね、と説明していますけど。
バイクで爆音…?


2025/10/03 (Fri)



☆飛び出した質問


暑さが残る10月の頭、週末の生徒会長宅に集う御一同様。
シロエ君が持ち出した謎の爆音、ライブカメラで聞いた音。

サム  「んじゃよ、爆音、リアタイで聞いたわけかよ?」
シロエ 「ええ。いつものように、休憩しようと…」

画面を開いた直後でした、とシロエ君が語る音の瞬間。

シロエ 「よく晴れた日で、遠くの方まで見えてましたね」
ジョミー「自然豊かだと、森なのかな?」
シロエ 「国立公園の一角から、森と川とを見放題ですよ」

人間の姿もありませんし、というライブカメラの光景。

シロエ 「目を休めるには丁度いいので、よく行ってます」
サム  「バイクの音とか、無縁そうだぜ?」
シロエ 「そうなんです。普段は鳥の声くらいで…」

後は自然の音でしょうか、と風や雨音の味わいもありそう。

シロエ 「其処へ突然、ドーン! でした」
キース 「雷だと思わなかったのか?」
シロエ 「思いますってば、ドドーン! が続きましたし」

でも…、とシロエ君が浮かべた苦笑。

シロエ 「都会住まいの人なんでしょうか、質問が出て…」
スウェナ「雷の音を知らない人なのね?」
シロエ 「詳しくない、と言うべきですよ」

色々なタイプが存在するのを、と言われれば、そう。

ジョミー「基本、ゴロゴロなヤツだもんね…」
シロエ 「ともかく、一人、チャットに書き込んだんです」

爆音が響き渡った直後に、とシロエ君。

シロエ 「うわー、なんだ、今の音は! と、速攻でした」
サム  「見てるヤツ、やっぱ、多そうだよなあ…」
シロエ 「入れ替わり立ち代わり、10人はいますね」

それだけにレスも即レスですよ、と語られる現場。

シロエ 「答えを見るなり、口がポカーンとなりました…」
ジョミー「バイクが来るとは思えないからかな?」
シロエ 「答えが斜め上だったからです」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「意味が不明すぎて…」

考え込んでしまいましたね、と言ってますけど。
バイクですよね…?


2025/10/04 (Sat)



☆結び付かないバイク


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
其処で出て来た話題が爆音、シロエ君が見たライブカメラ。

ジョミー「意味が不明って、音の説明だったんだよね?」
シロエ 「そうなんですけど…」
キース 「バイクの音が、特に謎とは思えないが?」

来る筈がない場所ならともかく、とキース君も。

キース 「普段は来ないと、さっき言ったが、どうなんだ」
シロエ 「どうも近くに、キャンプ場があるみたいで…」
サム  「バイク自体は、たまに来るのな?」
シロエ 「大音量の音楽が聞こえる時も、週末などに…」

ありがちですよね、という国立公園内の事情。

シロエ 「ですから、バイクでも納得とはいえ…」
スウェナ「どういう具合に、意味不明なのよ?」
シロエ 「答えが、バイクのキノコ狩りですよ?」
一同  「「「はあ?」」」

キノコ狩りにバイクで出動なのか、と一同、ポカーン。

ジョミー「あのさ、キノコ狩りって、若い人がさ…」
サム  「行くような趣味じゃねえよなあ?」
シロエ 「おまけに、バイク乗りです!」

ドーン! と爆音が響くような、とシロエ君の念押し。

シロエ 「この国だったら、あると思いますか?」
一同  「「「あー…」」」

理解の範疇外だったわけだ、と皆が納得。

キース 「意味が不明と言うより、混乱したんだな?」
シロエ 「後から思うと、そうなりますね…」

バイク乗りとキノコ狩りが結び付きません、とシロエ君。

シロエ 「どういう意味だ、と思う間に、話が進んで…」
サム  「付属チャットでかよ?」
シロエ 「ええ。キノコ狩りのシーズン到来、と…」

楽しそうでした、とシロエ君の証言。

シロエ 「国が違うと、レジャーも変わるようです」
ジョミー「バイク乗りがさ、キノコ狩りとか、ないよね…」
サム  「原チャリだったら、分かるんだけどよ…」
キース 「ガチのバイクは、同じ山でも…」

峠を攻めに行く方なのでは、という声ですけど。
そうかも…。


2025/10/05 (Sun)



☆お国柄とバイク乗り


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
出て来た話題が北の国のレジャー、バイクでキノコ狩りで。

シロエ 「ガチのバイクなら、峠攻めですよね…」
サム  「それか、警察に追われながらの爆走でよ…」

キノコ狩りになんか行くかよ、とサム君も。

サム  「国が違うと、マジで事情が変わるのな…」
キース 「バイク自体もそうだが、乗ってるヤツもだ」
シロエ 「キノコ狩りが趣味ですしね…」
ジョミー「ホント、想像つかないってば…」

バイクを降りたら、メット外して出動で、とジョミー君。

ジョミー「スーパーのレジ袋とか、提げて行くのかな…」
シロエ 「バイクの後ろに、籠の類は不釣り合いですよ」
サム  「ライダージャケットで、レジ袋かよ…」

コンビニから出て来たんならともかく、とサム君の呆れ顔。

サム  「籠も大概、似合わねえけど、レジ袋もだぜ?」
ジョミー「この国だったら、チラ見されそう…」
スウェナ「ついつい、視線が行っちゃうわよねえ…」

そんなのに山で出会ったら、とスウェナちゃんも苦笑い。

スウェナ「だけど、話が弾んでたんなら、普通なのよね…」
シロエ 「そのようです。お国柄の違いを実感しました」
キース 「不釣り合いなのは、其処だけじゃないぞ」
一同  「「「は?」」」

他に大きな違いでも、と皆の視線がキース君に。

シロエ 「格好とかの他にも、何かありますか?」
キース 「峠を攻めているようなヤツらを、考えてみろ」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「例外もあるが、大部分の輩は、頭がだ…」

軽めに出来ているものなんだが、とキース君の言。

キース 「キノコで中毒しそうな系のヤツらで…」
一同  「「「あー…」」」

そうかも、と誰もが見合わせる顔。

ジョミー「道端のキノコでも、採って食べそうだよね…」
シロエ 「ありそうです…」
キース 「事実、多いぞ」

適当に採って食べる輩は、と言われれば、そう。
危機感ゼロ…。


2025/10/06 (Mon)



☆キノコ狩りの背景


残暑が残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
シロエ君が持ち出した北の国のレジャーが、キノコ狩りで。

キース 「キノコの選別、プロでも間違うらしいんだが」
一同  「「「ええっ!?」」」
キース 「道の駅などで販売したのが、毒キノコ入りで…」

回収騒ぎも定番だぞ、とキース君、目がマジ。

キース 「この国のバイク乗りでは、難しいかと…」
ジョミー「プロでも間違えるんならね…」
サム  「その国、毒キノコとか、ねえんじゃねえの?」
シロエ 「どうなんでしょう? そんな話は無かったです」

キノコ狩りの楽しさで盛り上がっていて、とシロエ君。

シロエ 「幼稚園からも、出掛けるそうですよ」
サム  「マジかよ、キノコの区別が出来る年じゃねえぜ」
スウェナ「後で、先生が仕分けするのかしら?」
ジョミー「そうかも、それなら安心だしね」

やっぱり国が違いすぎるよ、とジョミー君が眺める窓の方。

ジョミー「幼稚園なら、芋掘りとかが定番でさ…」
シロエ 「ブドウや梨だと、背が届きませんしね…」
サム  「キノコは地面に生えている分、楽だけどもよ…」

幼稚園児のレジャーじゃねえな、とサム君が振っている首。

サム  「幼稚園時代から行ってる間に、知識つくとか…」
ジョミー「ありそう、小学校でも行くんだろうし…」
キース 「キノコ狩りのエキスパートに育つわけだな…」

いわゆる英才教育で、とキース君の言。

キース 「だったら、バイク乗りでも見分けられるか…」
シロエ 「頭の出来とは無関係に、覚えられますしね…」
スウェナ「楽しく遊んで、学ぶ仕様ね…」

ホントにお国柄だわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キノコ料理にも、こだわってるのかしら?」
シロエ 「料理の話は出てませんでした」
キース 「適当に切って、シチューかもしれんぞ」
サム  「アバウトすぎねえ?」
キース 「しかしだ…」

耳にしたことがあるわけで、と言ってますけど。
キノコ料理を…?


2025/10/07 (Tue)



☆アバウトすぎる料理


残暑の名残な10月の頭で、週末は生徒会長宅な御一同様。
シロエ君の話から、北の国のキノコ狩りで盛り上がり中で。

ジョミー「適当に切ってシチューって、どんなキノコも?」
キース 「聞いた話では、そうらしいぞ」

とにかく切って鍋に投げ込むスタイルで、とキース君の言。

キース 「キノコの種類より、キノコ狩りの方を重視で…」
シロエ 「楽しんだ後は、食べるだけなんでしょうか?」
ジョミー「しかも適当って、なんだかさ…」
サム  「採ったキノコに失礼すぎねえか?」

もっと丁寧に料理しろよな、とサム君の呆れ返った顔。

サム  「このキノコならコレ、といった風によ…」
スウェナ「松茸をシチューにするような人、この国だと…」

バイク乗りでもいないんじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「松茸ご飯を炊くスキルは無くても、焼くとか…」
シロエ 「焼き松茸なら、トースターでもいけますよね」
ぶるぅ 「そだね、シイタケとかも焼くしね」

トースターでもオッケーだよ、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「焼いて、ポン酢で一品になると思うの!」
サム  「バイク乗りなら、その程度だよなあ…」
ジョミー「柚子を搾るとかは、しそうにないよね…」
スウェナ「それでも、シチューよりかはマシな料理法よ?」

シチューだなんて、とスウェナちゃんが軽く広げる両手。

スウェナ「アバウトすぎだわ、採って来た後が…」
キース 「それを言うなら、松茸だけは別枠だそうだ」
ジョミー「あー…。この国向けに、輸出するヤツ!」

いろんな国から輸入だしさ、とジョミー君、うんうん、と。

ジョミー「市場に持って行けば、買って貰えるとか?」
キース 「それは玄人向けのコースだ」

一般人だと事情が異なる、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「松茸だけは、嫌われるキノコで…」
一同  「「「は?」」」
キース 「煮ると臭い、と悪評が…」

高いと聞いたぞ、と思いもよらない話ですけど。
松茸が…?


2025/10/08 (Wed)



☆嫌われる松茸


暑さを引き摺る10月の頭、週末の生徒会長宅に集う面々。
シロエ君の話が切っ掛け、海の向こうのキノコ事情などが。

サム  「松茸、臭いって言い出すのかよ?」
シロエ 「しかも松茸、限定ですか?」
キース 「聞いた話では、そうなっていたな…」

バイクでキノコ狩りの国の隣だ、とキース君が語る松茸。

キース 「其処の国でも、キノコ狩りは秋のレジャーで…」
ジョミー「若い人でも、出掛けるんだ?」
キース 「家族揃ってとか、誘い合わせてとかで…」

秋の森へと繰り出すらしい、と北の国では人気な模様。

キース 「片っ端から採って帰って、シチューだそうだ」
スウェナ「他の料理は作らないのかしら?」
キース 「あるんだろうが、シチューがお手軽コースで…」

料理の腕前、問われないしな、と言われれば、そうかも。

キース 「今の時代は、何処の国でも、ルーが市販で…」
シロエ 「スーパーで買えば、煮るだけでいけますよね…」
キース 「ああ。キノコ料理にも、凝ったのは…」

紅茶の国でさえ、あるようだぞ、とキース君。

キース 「料理が不味いと評判なのに、作るんだからな…」
ジョミー「他の国なら、あって当然だよね…」
キース 「無いわけがなかろう、キノコのパイとかが…」

紅茶の国だとパイが名物、とキース君の豆知識。

キース 「パイに似合いのキノコまで、指定なんだぞ」
一同  「「「あー…」」」

それなら他の国でも色々あるな、と誰もが納得。

サム  「簡単なのが、シチューってことかよ…」
キース 「恐らくな。確か、クリームシチューだったか…」
スウェナ「確かに、香りが際立ちそうね…」

デミグラスソース系の煮込みよりは、とスウェナちゃん。

スウェナ「だけど、松茸、入れた場合は…」
キース 「臭すぎて、食えたものではないらしいぞ…」
シロエ 「トリュフだったら、いいんでしょうか?」
キース 「そうかもしれん…」

トリュフは高級品だけに、と言ってますけど。
松茸は…?


2025/10/09 (Thu)



☆好みの問題かも


暑さが残った10月の頭、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
バイクでキノコ狩りな北の国の話題から、キノコ事情へと。

サム  「でもよ、松茸だって、高級品だぜ?」
キース 「お国柄の違いというヤツだろう」

現にトリュフの良さは分からん、とキース君の苦笑い。

キース 「ぶるぅの料理や、マツカの別荘で食っても…」
ジョミー「トリュフ、イマイチ、意識してないよね…」
シロエ 「松茸だったら、ご飯に炊き込んであるヤツも…」

刻んであっても分かりますよね、とシロエ君の相槌。

シロエ 「マツカ先輩の別荘でも、刻みタイプのが…」
スウェナ「出て来る時があるわよね」
マツカ 「あのタイプは、お気に召しませんか?」

ご好評を頂いているんですが、とマツカ君の控えめな問い。

マツカ 「ご高齢の方に限らず、上品だから、と…」
キース 「なるほどな。大きく切るより、繊細な出来で…」
ぶるぅ 「他のお料理にも、似合うからだよ」

ああいうのを出すトコ、増えてるね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「だけど、物足りない人も多いし、難しいかも…」
一同  「「「うーん…」」」

同じ松茸ご飯でも、この有様か、と皆が見合わせる顔。

ジョミー「切り方だけで、好みが分かれちゃうんだ…」
サム  「トリュフ以前の問題だよなあ…」
シロエ 「他の国にまで、口出し出来ませんよね…」

たとえシチューになっていたって、とシロエ君。

シロエ 「もっとも、シチューは、不評らしいですけど…」
キース 「臭い料理は、御免蒙りたいだろうしな…」
ジョミー「でもさ、臭いと思うの、お国柄かも…」

ぼくたちだったら、平気かもね、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「そもそも、松茸自体が、臭いかもだし…」
スウェナ「ありそうだわねえ、最初からダメとかは…」
キース 「シチューに入れたら、悪臭アップか…」
ジョミー「そう思うんだけど、どうなんだろう?」

トリュフがウケる国なんだしさ、と出された疑問。
お国柄…?


2025/10/10 (Fri)



☆臭くないのかも


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ事情から、お国柄へと話が転がってまして。

キース 「お国柄というのは、あるかもしれんな…」
ジョミー「海外赴任の人が食べたら、平気なのかも…」
スウェナ「そういう人なら、シチューにしないわよ?」
サム  「松茸狩りに出掛けて、松茸だけを狙いそうだぜ」

嫌われ者のキノコなんだし、残ってるよな、とサム君の言。

サム  「バイクのヤツらまで、押し掛ける山でもよ…」
シロエ 「これはダメだ、と分かっているキノコですしね」
キース 「幼稚園児はともかく、小学生くらいなら…」

臭いキノコだと習うヤツだな、とキース君も。

キース 「お国柄なら、生の時から、臭いだろうし…」
ジョミー「コレは煮たって臭いんだ、と教えそうだよ」
サム  「キノコ狩りに行っても、採らねえってな…」

海外赴任のヤツらが採り放題、とサム君が言う通りかも。

サム  「シチューにしねえで、松茸尽くしで豪華によ…」
ジョミー「食べそうだけどさ、付き合いもあるしね…」
シロエ 「その国の人と出掛けた場合は、シチューかも…」

ウッカリ混ざってしまっていて、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「みんなが臭いとドン引きしてても、特には…」
ジョミー「臭いと思うどころか、いい香りとかさ…」
一同  「「「うーん…」」」

松茸の香り高いシチューなのかも、と誰もが首を捻り中。

キース 「まるで無いとは言い切れんな…」
サム  「そんな食い方、したことねえしよ…」
ジョミー「高級品だし、失礼すぎるよね…」
ブルー 「そうなんだけど、それは今の時代だからで…」

昔だったら、あったかもね、と生徒会長が顎に当てる手。

ブルー 「松茸フライが、安かった時代があったしさ」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「フライだってば、学食で出してたんだよね…」
一同  「「「ええっ!?」」」

学食というのは、学校の、と皆が仰天ですけど。
皆の学校…?


2025/10/11 (Sat)



☆学食で松茸フライ


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国のレジャーなキノコ狩り、其処から松茸の話でして。

シロエ 「学食で松茸フライって、何処の学校ですか?」
サム  「もしかして、俺らの学校かよ?」
ブルー 「逆に何処だと思うんだい?」

ぼくが話題にしてるんだよ、と語る生徒会長、生き字引。

ブルー 「あの時代だったら、何処でも事情は同じかな…」
ジョミー「松茸フライだけでも、ビックリだけどさ…」
スウェナ「安かったっていうのは、学食プライスかしら?」

安く仕入れて学生向けに、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「他所で食べたら、それなりの値段だったとか?」
シロエ 「ありそうですよね、学食、お値段安いですし…」
サム  「町の食堂の半額とかで食えるもんなあ…」
ジョミー「松茸フライも、その口だったかもね」

スウェナの読みが当たってるのかも、とジョミー君も。

ジョミー「だけど、松茸フライって初耳だよ…」
サム  「俺も知らねえ、天麩羅だったら分かるけどよ…」
シロエ 「天麩羅だったら、和風ですしね」
スウェナ「マイタケとかのを、見掛けるわよね」

どうしてフライなのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「松茸だったら、天麩羅の方が似合いだわよ?」
ブルー 「手間の問題というヤツじゃないかな」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「学食メニューに、フライ系は割とあるしさ」

豚カツだとか、コロッケだとか、と生徒会長。

ブルー 「ついでに揚げればオッケー、そんな感じで」
一同  「「「うーん…」」」
ブルー 「松茸うどんも、定番だったね」
一同  「「「ええっ!?」」」

うどんまでか、と誰もが仰天。

シロエ 「会長、それはマジなんですか!?」
ブルー 「マジだよ、松茸うどんも、安くってさ…」
キース 「学食プライスで、安かったんだろうな?」
ブルー 「違うんだよね…」

貧乏学生御用達のメニューで、と言ってますけど。
金欠用…?


2025/10/12 (Sun)



☆平凡すぎた時代


残暑を引き摺る10月の頭、生徒会長宅で週末な御一同様。
北の国のキノコ狩りから、松茸の話題ですけど、今は学食。

キース 「貧乏学生御用達というのは、格安だったのか?」
ブルー 「そうだよ、麺類の中では、ダントツでさ…」

松茸うどんの下は素うどんだったね、と生徒会長。

ブルー 「キツネうどんは、松茸うどんよりも格上で…」
一同  「「「ええっ!?」」」
ブルー 「ラーメンになったら、もっと高かったよ」

チャーシューが入っているものだから、と説明が。

ブルー 「貧乏学生は、素うどんか、松茸うどんしか…」
サム  「食えなかったのかよ?」
ブルー 「ネギだけは、入れ放題だったんだけれどね…」

メンマはネギとは違うわけでさ、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「ラーメンの値段に、メンマ代も反映されてて…」
シロエ 「余裕のある人だけが、食べていたんですか?」
ブルー 「注文するのが、ステイタスだった時代なんだよ」

金欠メニューの真逆だしね、とクスクスと。

ブルー 「松茸うどん組は、肩身が狭くて、端っこで…」
キース 「黙々と食っていたわけか…」
ブルー 「ううん、開き直りで、騒いでたけど…」

今となってはゴージャスな思い出、と親指をグッと。

ブルー 「当時を知らない人に話せば、どうなるかな?」
シロエ 「凄く尊敬されそうです…」
キース 「松茸フライも、同じだろうな…」
ジョミー「安かったなんて、知らなかったもんね…」

沢山あった時代なのかな、とジョミー君。

ジョミー「油揚げの方が、高いほどだし…」
ブルー 「シイタケ並みか、それ以下かなあ…」

山にドッサリだった時代だしね、と三百歳以上な人の証言。

ブルー 「キノコ狩りに行ったら、踏んづけるくらいで…」
サム  「レアの反対だったのな…」
シロエ 「時代ですねえ…」
ジョミー「味も想像つかないんだけど、状況も無理だよ…」

松茸だらけの山だなんて、とジョミー君が広げる両手。
本当に…。


2025/10/13 (Mon)



☆レジャーな時代


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国のキノコの料理法から、学食メニューに転がった今。

キース 「俺の親父でさえ、そんな話はしていないぞ…」
シロエ 「アドス和尚だったら、詳しそうですけど…」
サム  「檀家さんから、聞いたとかはねえのかよ?」
キース 「確かに、昔は松茸狩りがレジャーな時代が…」

あったとは聞くが、とキース君が顎に当てる手。

キース 「とはいえ、既にレアものだった感があったな…」
スウェナ「どんな話を聞かされたのよ?」
キース 「松茸の採れる山には、ロープなどで仕切りが…」

されていたそうだ、とキース君。

キース 「それを越えると、松茸泥棒扱いされても…」
サム  「仕方なかったってか?」
キース 「子供だったらまだしも、大人はアウトで…」

ハイキングに行って、誤解されたケースも、と語る秋の山。

キース 「都会育ちの人には、仕切りのロープなんぞは…」
ジョミー「何のロープか、分かんないよね…」
キース 「入山禁止と書いてあったわけでもないらしい」

運が良ければ、お持ち帰り出来たそうだ、とオチが来た件。

キース 「知らずに入って、松茸ゲットで、ラッキーで…」
シロエ 「山の持ち主、見張っていなかったんですね?」
キース 「今ほどレアではなかったんだろうな」

泥棒は困るが、ハイキング客程度は、と許せたらしい時代。

キース 「だから、レジャーで入れたのは、知り合いで…」
一同  「「「うーん…」」」
キース 「一般人は、山が公開されてから入るんだ」

今もそうだぞ、とキース君の松茸関連の知識。

キース 「マツカだったら、知っている筈で…」
マツカ 「ええ。年々、暑さで先延ばしになる傾向ですね」
サム  「松茸山を一般公開かよ?」
マツカ 「好きに入っていいんですけれど…」
キース 「シーズンは、既に終わり近くて、収穫の方は…」

さほど無いとも聞いているな、という松茸事情。
フライとか無理…。


2025/10/14 (Tue)



☆食べてみたい人


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ狩りから、キノコ料理へ転がった今でして。

ジョミー「松茸フライとか、出来やしないね…」
シロエ 「臭いと言い出すシチューの国でも、フライは…」

臭いと嫌がるでしょうしね、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「松茸、ドッサリあるかもですけど」
サム  「あるんでねえの、この国に輸出してる分まで」
ジョミー「でもさ、この国に来た後じゃ、それなりの…」

お値段がついてしまうんだよ、とジョミー君。

ジョミー「お手頃価格で松茸だなんて、聞かないし…」
キース 「目玉商品で並ぶ時でも、そこそこ高いしな…」

フライなんぞは夢のまた夢、とキース君の苦笑。

キース 「ましてシチューは、お目にかかるのも…」
スウェナ「難しいわよね、どう考えても…」
サム  「パスタにしたって、出来やしねえぜ」

キノコのパスタは定番だけどよ、とサム君も。

サム  「パスタのソースと、シチュー、似ていねえか?」
一同  「「「あー…」」」

クリームパスタだったら、と皆が納得。

シロエ 「やっぱりパスタも、臭いんでしょうねえ…」
キース 「お国柄だろうと思うんだが…」
サム  「俺もなんだけど、御縁ってヤツが皆無だよな…」

高級品だし、手も足も出ねえよ、とサム君が広げる両手。

サム  「松茸うどんとか、フライの時代じゃねえし…」
ブルー 「当時の学食、どっちも見てはいないよ」

松茸うどんとフライだけで、と生徒会長。

ブルー 「貧乏学生、洒落たメニューは無理なんだしさ」
一同  「「「うーん…」」」
??? 「この際、チャレンジしたらどうかな?」

シチューとか、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「面白そうな話じゃないか、食べてみたいね」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からだよ!」

それよりもシチューの話、と笑顔ですけど。
食べたいと…?


2025/10/15 (Wed)



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☆自転車では無理


お盆の翌月は秋のお彼岸、ろくに休めないお坊さんの世界。
残暑が厳しいだけにハードで、キース君は倒れそうだとか。

シロエ 「お願いです、借りは勘弁して下さい!」
Aブルー「借りじゃないって、タダなんだからさ!」
シロエ 「たとえそうでも、ぼくの心臓が持ちません!」

今だってバクバクしてるんです、とシロエ君の悪い顔色。

シロエ 「運ぶ係は、ぼくにやらせて貰えませんか!?」
Aブルー「うーん…。君は運転、出来るのかい?」
シロエ 「運転免許は持っていません、バイクのもです!」

自転車を漕いで走りますから、とシロエ君、必死の形相。

シロエ 「キース先輩の家は遠いですけど、頑張ります!」
キース 「お前なあ…。俺でもキツいルートなんだぞ?」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「近付くにつれて、坂道だろうが」

裏山が墓地な環境だぞ、とキース君のマジレス。

キース 「目に見えて分かる傾斜は、近所だけだが…」
サム  「遠くから、地味に上り坂かよ?」
キース 「かなりのトコから、上りなんだ…」

自転車で月参りをすると分かるな、と経験者の談。

キース 「行きは楽だが、帰りは漕ぎ続けないと無理だ」
ジョミー「言われてみれば、アルテメシアの街の中から…」
スウェナ「元老寺の辺りの山が、見えているわね…」
キース 「慣れていないと、シロエの家から辿り着けない」

途中で討ち死には目に見えている、とキース君、キッパリ。

キース 「つまり荷物は届かないわけで、俺が困るんだ!」
一同  「「「あー…」」」

心配は、シロエ君よりも其処か、と誰もが納得。

ジョミー「せっかく借りたの、届かないとか、無いよね…」
サム  「分かるぜ、シロエをアテに出来ねえのは…」
シロエ 「でもですね…! 案外、いけるかもですし…!」
キース 「お前にワンチャンをやるような、義理は…」
Aブルー「無いと思うよ、ぼくも!」

直接お届け便が安心、とソルジャーも切り捨て。
安全第一…。


2025/09/16 (Tue)



☆交換条件を希望


お盆が済んだら秋のお彼岸、お坊さんの世界は連続で行事。
其処へ厳しい残暑が追い打ち、キース君が倒れる危険性が。

Aブルー「シロエが借りが嫌なんだったら、他に何かさ…」
キース 「そうだな、交換条件を出すのはどうだ?」

シロエならではのヤツが良かろう、とキース君の提案。

キース 「幸い、手先は器用なんだし…」
Aブルー「なるほど、機械弄りが趣味だっけね」
シロエ 「そっちの世界のは、分かりませんから!」

何も作れやしませんよ、とシロエ君、逃げ腰。

シロエ 「もっと普通の条件を出して貰った方が…!」
Aブルー「うーん…。君の特技を活かしたいんだけど…」
サム  「他には何もねえと思うぜ?」

ぶるぅの相手も出来やしねえよ、とサム君の言。

サム  「ヤツの悪戯、こなすスキルは持っていねえし…」
ジョミー「あんなの、キースしか無理だってば!」
Aブルー「そういえば、いたね、悪戯が生き甲斐のが…」

アレを丸投げしてもいいかな、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「一晩だけでいいから、頼みたいよね」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「託児だってば、預かりサービス!」

夜は基本は暴れないしね、とソルジャー、うんうん、と。

Aブルー「土鍋の寝床で寝てるだけだし、一晩、お願い!」
シロエ 「ちょ、ちょっと…!」

待って下さい、とシロエ君、ワタワタ。

シロエ 「空いてるスペース、ありませんから!」
Aブルー「でもねえ…。お泊まりとなれば、ぶるぅもさ…」

借りて来た猫になるかもだし、とソルジャーの笑み。

Aブルー「土鍋が置けたら、それでオッケー!」
ぶるぅ 「そだね、土鍋の大きさ、こんなのだから」

置く場所、充分、あると思うよ、と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「ご飯は此処で食べればいいから、寝るだけで!」
Aブルー「食事つきなら、ぶるぅも大喜びだよ!」
シロエ 「無理すぎですって!」

普通コースでお願いします、と悲鳴ですけど。
預かれと…?


2025/09/17 (Wed)



☆更に丸投げな人


お盆の後には秋のお彼岸、ノンストップなお坊さんの世界。
今年は残暑が真夏並みだけに、キース君が倒れそうでして。

Aブルー「たかが、ぶるぅを預かるだけでさ…」
ぶるぅ 「お風呂だって、此処で入って行くから大丈夫!」

ホントに後は寝るだけだもん、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「心配だったら、お酒も御馳走しておく!」
シロエ 「それは勘弁して下さい!」

酔っ払ったら恐ろしすぎです、とシロエ君、ガクブル。

シロエ 「暴れられても、どうしようも…!」
キース 「俺は散々、ヤツにやられて来たんだが…?」
シロエ 「知ってますけど、ぼくはスキル不足で…」

先輩のようにはいきませんよ、と逃げを打ちまくり。

シロエ 「そうだ、ぶるぅの件は、ぼくが丸投げします!」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「会長、此処で預かって貰えませんか!?」

借りは必ず返しますから、とシロエ君、土下座。

シロエ 「ぶるぅ的にも、その方が、きっと…!」
ブルー 「うーん…。ぶるぅ、どうする?」
ぶるぅ 「そだね、シロエも困ってるしね…」

貸しにしとけばいいと思うな、とシロエ君をチラリ。

ぶるぅ 「元々、タダって言っているのに、借りたくて…」
ブルー 「ぶるぅを預かる羽目に陥ってるしね…」

自業自得でバカの極み、と生徒会長、冷ややかな視線。

ブルー 「それじゃ、ぶるぅは、お泊まりってことで」
Aブルー「いいのかい?」
ぶるぅ 「今夜でもいいよ、いつでもオッケー!」
Aブルー「ありがとう!」

覗きの被害が激しくてね、とソルジャー、嬉しそう。

Aブルー「今夜、お願い!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぶるぅ、喜ぶよ!」

ご馳走を用意しなくっちゃ、と張り切るお子様。

ぶるぅ 「急いで、買い出し、行って来る!」
ブルー 「そうだね、借りはソレでどうかな?」
一同  「「「えっと…?」」」
ブルー 「シロエのだよ!」

買い出しで借りを返してくれれば、と笑顔ですけど。
借り…?


2025/09/18 (Thu)



☆借りを返すには


お盆が済んだら秋のお彼岸、お坊さんの世界は連続で行事。
其処へ残暑が追い打ちな今年、キース君がバテて倒れそう。

シロエ 「何なんです、ソレ…?」
ブルー 「借りは必ず返しますから、と言っただろう?」
シロエ 「ぼくも、金欠なんですけど!」

キース先輩に負けていません、とシロエ君の悲鳴。

シロエ 「機械弄りは、何かと高価な買い物が多くて…!」
サム  「分かるんだけどよ、お前、自分で言ったんだぜ」
ジョミー「全額は無理でも、出せるだけ、出せば?」
キース 「肉は高いが、野菜とかなら払えそうだぞ」

レアな野菜は無理だろうがな、とキース君も。

キース 「ぶるぅに財布を渡しておけば、その辺は…」
スウェナ「考えて使ってくれそうよね」
サム  「シロエに必須の金を、取り分けておいてよ…」
ジョミー「残りは、お任せでいいと思うな」

最低限だけ取っておけば、とジョミー君もプッシュ。

ジョミー「次のお小遣いが来るまで、要る分をさ」
シロエ 「でもですね…! 不意の出費が多い世界で…」
Aブルー「君が自分で作った借りだし、返さないとね」

丸投げの件を貸しにしようか、とソルジャーの怖い台詞が。

Aブルー「タダでいいって言っていたけど、取り消しで」
シロエ 「やめて下さい!」

赤貧になった方がマシです、とシロエ君が取り出す財布。

シロエ 「えっと…。まだ暑いから、学校で買う飲み物…」
ジョミー「水道の水じゃ、熱中症のリスクあるしね…」
シロエ 「他に必須の買い物、ありましたっけ?」
キース 「特に無くても、少し余裕を持たせることだな」

万年金欠からのアドバイスだ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「足りなくなったら、借りるしかないぞ」
シロエ 「ヤバいですよね、じゃあ、ぶるぅ、残りで…」
ぶるぅ 「んとんと…。お財布、ぼくに渡されても…」
ブルー 「ぶるぅも困るよ、君は労働するんだってば!」

買い出しで借りを返すためにね、と言ってますけど。
労働…?


2025/09/19 (Fri)



☆買い出しは無理


お盆の翌月は秋のお彼岸、立て続けなのがお坊さんの世界。
今年は残暑が厳しいだけに、キース君が倒れそうという話。

シロエ 「労働ですって!?」
ぶるぅ 「えとえと、シロエが何をするわけ?」

全然使えないと思うんだけど、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「食材を選ぶの、無理そうだし…」
シロエ 「当たり前ですよ、魚どころか、野菜だって…!」

鮮度さえも見極められません、とシロエ君、ワタワタ。

シロエ 「お手伝い出来るようなスキル、無いです!」
ブルー 「何を言うかな、運ぶだけだよ!」
シロエ 「荷物ですか!?」
ブルー 「ピンポーン!」

頑張りたまえ、と生徒会長、ニッコリ。

ブルー 「ぶるぅ、いいかい、会計が済んだら、渡して…」
ぶるぅ 「シロエが此処まで持って帰るの?」

そんなのはダメ、と即答で却下。

ぶるぅ 「瞬間移動で運んで来ないと、傷んじゃうから!」
一同  「「「あー…」」」

この暑さでは、と誰もが納得の理由。

サム  「肉も魚も、傷んじまうよなあ…」
ジョミー「野菜だって、萎れちゃうしね…」
スウェナ「スパイスとかなら、いけそうだけど…」
ぶるぅ 「そうなの、シロエが運ぶなんて、ダメすぎ!」

でも、お財布も要らないから、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「シロエに借りが出来ちゃうしね!」
一同  「「「は?」」」
ぶるぅ 「シロエのお金で買ったんだ、って思うから…」

それは借りでしょ、と言われてみれば、そうかも。

ぶるぅ 「それじゃ、買い出し、行って来るね!」
シロエ 「あっ、ちょっと…!」
サム  「行っちまったぜ…?」

借りの話はどうなるんだよ、とサム君も皆も、ポカーン。

ブルー 「うーん…。いい方法だと思ったんだけど…」
キース 「俺もだ、しかしシロエの借りは、あんたが…」
Aブルー「握ってるのは、確かだよねえ…」
ブルー 「他にいいのがあったかなあ…?」

シロエに返せそうな借り、と首を捻ってますけど。
ありそう…?


2025/09/20 (Sat)



☆返せそうな借り


お盆が済んだら秋のお彼岸、お坊さんの世界は連続で行事。
更に残暑が厳しいわけで、キース君がバテて倒れそうとか。

Aブルー「タダでいいから、って言ったんだしさ…」
ブルー 「チャラにしておけ、って?」

それは甘すぎ、と生徒会長、シロエ君をジロリ。

ブルー 「キースの家まで、自転車で走る気だったしね」
キース 「そうだが、俺はアンダーを借りられるなら…」
Aブルー「細かいことは言わないよねえ?」

それでこそだよ、とソルジャー、うんうん、と。

Aブルー「ぼくも、お彼岸の法要が出来れば、オッケー!」
ブルー 「なるほど、ソレがあったっけ!」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「借りの話だよ、シロエに返せそうなヤツ!」

労働で返してくれたまえ、と生徒会長が見回す部屋。

ブルー 「法要に使う部屋は此処だし、朝イチで来てさ…」
シロエ 「掃除ですか!?」
ブルー 「ピンポーン!」

ぶるぅ並みの仕上がりを目指すんだね、と極上の笑み。

ブルー 「ぼくがチェックして、いいと言うまで…」
キース 「やり直しなんだな?」
ブルー 「もちろんだよ!」

ぶるぅは掃除監督だけ、とシロエ君に突きつける指。

ブルー 「使う道具や、やり方は教えてくれるから…」
シロエ 「言われる通りに、此処をですか…?」
ブルー 「窓の枠まで、丁寧にね!」
一同  「「「イイネ!」」」

ナイスアイデア、と皆が賛同。

サム  「いいじゃねえかよ、ただの掃除だぜ?」
キース 「かなり広いが、本堂よりは狭いぞ」
Aブルー「心をこめて、掃除してくれたまえ!」

スッポンタケに失礼のないように、とソルジャーも。

Aブルー「よし、これで話は成立だね!」
キース 「有難い。明日から、涼しく月参りが出来るな」
Aブルー「ぼくも安心、お彼岸の法要をして貰えるしね!」
シロエ 「荷物持ちの方が、マシでしたってば!」
Aブルー「頑張りたまえ!」

お彼岸に会おう、と空間移動で消えましたけど。
掃除係…。


2025/09/21 (Sun)



☆掃除係で決定


お盆の翌月は秋のお彼岸、ノンストップなお坊さんの世界。
其処へ残暑が追い打ちでして、倒れそうだったキース君で。

キース 「助かった…。この暑さ、まだ続くらいしな」
サム  「例のアンダーさえあれば、乗り切れるぜ」

幸い、借りも出来てねえしよ、とサム君が眺めるシロエ君。

サム  「勝手に借りを作ったバカが、一人いるけどよ」
ジョミー「此処の掃除は、キツそうだよね…」
ブルー 「ぼくがビシバシ、チェックするしね!」

手抜き無しで、と生徒会長、上機嫌。

ブルー 「ぶるぅも、お膳に専念出来て、喜ぶと思うよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ただいまあ!」

買い出し済んだよ、と料理上手なお子様の帰還。

ぶるぅ 「んとんと、ぶるぅ、いつ来るのかな?」
Aブルー「夜になったら、来させるから!」

その件、忘れていたんだよね、と空間移動で戻った人が。

Aブルー「一晩、お願い! それと、掃除も!」
ぶるぅ 「お掃除?」

何処の、と家事万能なお子様、目が真ん丸。

ぶるぅ 「家中、毎朝、掃除してるよ?」
Aブルー「そうじゃなくって、お彼岸の日にさ…」
ブルー 「シロエが此処を掃除するから、指導係をね」

掃除で借りを返すそうだよ、と生徒会長の笑み。

ブルー 「やり方と道具を教えておけば、後はぼくがさ…」
キース 「監督すると言っているから、それだけでいい」
ぶるぅ 「オッケー! シロエ、頑張ってね!」

それじゃ、ぶるぅの御馳走、用意してくる、とキッチンへ。

シロエ 「マジで掃除で確定ですか…」
Aブルー「文句があるなら、今夜の、ぶるぅを…」
ブルー 「預かってくれても、かまわないけど?」

食事が済んだ後でいいしね、と生徒会長。

ブルー 「それが嫌なら、掃除係で!」
シロエ 「掃除係にしておきます…」
キース 「いい判断だと、俺は思うぞ」
ブルー 「同感だね」
Aブルー「じゃあ、今度こそ、お彼岸に!」

ぶるぅをよろしく、と空間移動で去りましたけど。
掃除決定…。


2025/09/22 (Mon)



☆討ち死にした人


やって来ました、秋のお彼岸。スッポンタケの法要な秋分。
朝イチで生徒会長宅に集合ですけど、玄関前に佇む人たち。

マツカ 「シロエ、大丈夫なんでしょうか…」
ジョミー「なんか入るの、ためらっちゃうよね…」
サム  「あの部屋、無駄に広いんだぜ?」
スウェナ「ブルーが監督してるわけだし、ハードそうよ…」

窓の枠までとか言っていたもの、とスウェナちゃん。

スウェナ「キースが本堂を掃除するより、キツいかも…」
サム  「あっちは、ルーチンワークだしよ…」
ジョミー「アドス和尚のスイッチ、入らない日はさ…」
マツカ 「さほどチェックはしないでしょうね…」

掃除チェックも手間がかかりますし、とマツカ君の相槌。

マツカ 「目立つ場所さえ綺麗だったら、セーフなのでは」
サム  「端の方まで目を配ってたら、キリがねえしな」
ジョミー「シロエ、どうなってるんだろう…」
スウェナ「気にはなるけど、あまり遅れて入ってくのも…」

ブルーの怒りを招きそうよ、とスウェナちゃんが竦める肩。

スウェナ「誰か、チャイムを押さないと…」
マツカ 「分かりました。ぼくがやります」

皆さん、押したくないでしょうし、とマツカ君が名乗り。

マツカ 「押しますけれど、かまいませんね?」
一同  「「「はいっ!」」」

サッと整列、背筋を正して、マツカ君がチャイム。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃーい!」
マツカ 「すみません、少し遅れたかもです」
ぶるぅ 「ううん、ちっとも!」

お掃除、済んだ所だしね、と跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「ブルー! みんな、着いたよ!」
ブルー 「ナイスタイミング!」

どうぞ入って、と生徒会長が迎える、いつもの部屋。

ブルー 「其処に死んでる人がいるけど、気にしないで!」
一同  「「「げっ!」」」
ブルー 「平気だってば、討ち死にだしね」
ぶるぅ 「そうなの、疲れて倒れてるだけ!」

じきに起きるよ、と栄養ドリンクの瓶などが。
討ち死に…。


2025/09/23 (Tue)



☆高レベルな掃除


秋分の日は秋のお彼岸のお中日、スッポンタケの法要の日。
生徒会長宅に集う面々、倒れたシロエ君を目にしたわけで。

サム  「マジかよ、掃除で討ち死にってか…?」
ブルー 「明日は筋肉痛でダウンかもねえ…」

柔道部で鍛えてるから、大丈夫かも、と生徒会長。

ブルー 「使わない筋肉を使ってた分は、どうなんだか…」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「柔道と掃除じゃ、違って来るだろう?」

掃き掃除から拭き掃除まで、と生徒会長の説明が。

ブルー 「ビシバシ指導しまくったけど、イマイチで…」
ジョミー「何がイマイチ?」
ブルー 「腰が入ってないと言うかさ…」

キースだったらマシだったかも、と顎に当てる手。

ブルー 「日頃、本堂でやっているしね」
ぶるぅ 「でもでも、お部屋の構造、違いすぎるよ?」
サム  「あっちは襖に障子な世界だっけな…」
ぶるぅ 「そうなの、窓の拭き掃除、あるだろうけど…」

此処とは違ってくると思うの、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「シロエ、頑張ったから、仕上がりはいいよ?」
ブルー 「ぼくが厳しくチェックしたしさ」
スウェナ「埃チェックね?」
ブルー 「絨毯のトコの毛足も、揃えさせたよ!」

綺麗に繋がって見えるようにね、と生徒会長、溢れる自信。

ブルー 「掃除機をかけた跡とか、分からないだろう?」
一同  「「「うーん…」」」

レベル高すぎ、と誰もが唸るしかない、ガチ掃除の流儀。

ブルー 「お蔭で、ぶるぅは、お膳作りに専念出来たし…」
ぶるぅ 「うん、張り切って作っちゃったあ!」
??? 「有難いねえ、スッポンタケも喜ぶよ!」

みんな幸せ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「ぼくは、ぶるぅを一晩、預けて、キースはさ…」
サム  「例のアンダー、大活躍だと聞いてるぜ」
ジョミー「月参りの愚痴、激減したよね」
Aブルー「若干一名、不幸な人が…」

転がってるけど、自業自得で、とバッサリ。
当然かと…。


2025/09/24 (Wed)



☆まだ起きない人


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に朝イチで。
集まった皆が目にしたモノは、掃除で討ち死になシロエ君。

Aブルー「ところで、キースは、来ていないのかい?」
サム  「まだ早すぎるぜ、一応、寺の方もよ…」
ブルー 「最低限の仕事くらいは、して来ないとね」

本堂の掃除、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「前日から用意してあったって、一晩あればさ…」
ぶるぅ 「虫が落ちてることもあるから、お掃除しないと」
スウェナ「そうね、小さな埃よりも虫はアウトよね…」
ぶるぅ 「キースの家だと、凄いの、落ちてそうだしね」

クモの抜け殻、と家事万能なお子様、肩をブルッと。

ぶるぅ 「家がお寺で、裏山もあるし、お庭もあるし…」
Aブルー「クモの抜け殻、凄いのかい?」

目立ちそうではあるけれど、とソルジャーの問い。

Aブルー「一目で分かるサイズなのかな?」
ぶるぅ 「だって、大きさ、このくらいだしね…」

抜け殻だけが丸まっていても、と指で作った小さな輪。

サム  「でけえ…! 3センチくれえでねえの?」
ぶるぅ 「生きてるサイズが、こんなのだよ?」

ぼくの手のひら、と差し出す子供サイズの手のひら。

Aブルー「そんな大きなクモがいるって!?」
ブルー 「いるんだよねえ、キースの家なら出るだろうね」
サム  「目立つなんてモンじゃねえよな…」
ぶるぅ 「抜け殻、あったらマズイでしょ?」

掃除してないことがバレるし、と納得な理由。

ぶるぅ 「お掃除キースが来るより先に、シロエがね…」
ブルー 「起きると思うよ、でないとヤバいし」

法要を欠席しちゃうことになるしね、と生徒会長。

ブルー 「そうなった場合、今度こそ、借りが出来てさ…」
ジョミー「詰みそうだよねえ、シロエ、思いっ切り…」
サム  「起こさなくてもいいのかよ?」
スウェナ「死んじゃってるものね…」
Aブルー「望むトコだよ!」

欠席されても楽しそうだし、と言ってますけど。
貸しにすると…?


2025/09/25 (Thu)



☆叩き起こした人


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、朝イチで集合した面々。
早朝から部屋を掃除していたシロエ君、討ち死に中でして。

ジョミー「シロエ、起きなかったら、貸しにするわけ?」
Aブルー「元々、借りたがっていたしね!」
一同  「「「うわー…」」」

恐ろしすぎる、と誰もがガクブル。

Aブルー「いいかい、起きるまで、起こさないように!」
サム  「起こしたヤツは、同罪かよ?」
Aブルー「シロエの肩を持ったことになるだろう?」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

起こしたら負けだ、と緊張が走った所へ、チャイムの音。

ぶるぅ 「あっ、キースだ! お出迎え、行って来る!」
サム  「マジかよ、シロエ、時間切れだぜ?」
ジョミー「仕方ないって、起こせないから…」

気の毒だけど、とジョミー君が眺める間に、開いた扉。

キース 「邪魔するぞ。…なんだ、そいつは?」
ぶるぅ 「んとんと、シロエ、お掃除疲れで倒れてて…」
キース 「それで、栄養ドリンクなのか?」
ぶるぅ 「そうなの、飲めるトコまで、行ってなくって…」

パワー回復、時間かかりそう、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「キースが着替えしてる間に、起きるかなあ…」
キース 「なんだと、俺だって、掃除して来たんだ!」

そのまま家を出て来たんだが、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「俺が来たのに寝ているだとか、甘すぎだしな!」
Aブルー「あっ、ちょっと!」
キース 「止めるな、性根を叩き直してやる!」

起きろ、とキース君の蹴りが、シロエ君の向こう脛に。

シロエ 「ぎゃっ!!!」
キース 「愚か者めが! よくも呑気に寝やがって!」
シロエ 「キース先輩!?」

蹴りを入れたの、先輩ですか、と足を抱えているシロエ君。

キース 「他に誰がいるんだ、着替えて来る!」
シロエ 「は、はいっ!」
キース 「戻るまでには、復活しておけ!」
Aブルー「うーん、残念…」

想定外の展開だった、と唸っている人が一名。
グッジョブ…。


2025/09/26 (Fri)



☆復活を目指せ


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君も到着でして。
掃除で討ち死にだったシロエ君、蹴られて飛び起きる結末。

シロエ 「いたたた…。キース先輩、容赦なさすぎです…」
サム  「でもよ、お蔭で命拾いなんだぜ?」
ジョミー「そうだよ、あのまま起きなかったらさ…」

最悪の事態になっていたし、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「起こしちゃダメだ、って言われてたわけで…」
シロエ 「誰にですか?」
サム  「心当たりなら、あるんでねえの?」

お前に貸しを作りてえヤツ、とサム君、ソルジャーをチラ。

サム  「特に誰とは言わねえんだけどよ…」
ジョミー「今日が何の日か分かっていれば、分かるよね?」
シロエ 「…ぶるぅを押し付けて来た人でしょうか?」
Aブルー「ピンポーン!」

もう本当に残念でねえ、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「キースが蹴らなきゃ、法要、欠席だったのに…」
シロエ 「ひぃっ!」
Aブルー「起きた以上は、ベストを尽くしてくれたまえ!」

完全復活、掃除疲れを見せないで、と注文が。

Aブルー「栄養ドリンク、一気飲みでね!」
シロエ 「は、はいっ!」

頑張ります、とシロエ君、栄養ドリンクを片っ端から。

Aブルー「いい飲みっぷりだねえ…」
シロエ 「必死ですから!」
Aブルー「おっと、待った!」

ソレは貰うよ、とソルジャーがサッと奪った栄養ドリンク。

Aブルー「ぼくのハーレイ御用達だし、もったいないし!」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「まむしドリンクでなくても、構わないだろう!」

そのスッポンも寄越したまえ、と奪い取る人。

Aブルー「ぶるぅ、シロエ用には、他のを追加でね!」
ぶるぅ 「オッケー! 復活させればいいんだし…」
シロエ 「何を飲ませるつもりなんです!?」
ぶるぅ 「うんと苦いけど、漢方薬入りの、あるから!」
Aブルー「アルコールじゃなくて…?」

お酒が効くと思うんだけどな、と言ってますけど。
酔えと…?


2025/09/27 (Sat)



☆アルコールよりは


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の着替え待ち。
掃除疲れで死んだシロエ君、復活しないと詰むわけでして。

シロエ 「アルコールですって!?」
Aブルー「そう! ぼくは強すぎるから、実感ないけど…」

飲むと気分が上がるそうだし、パワーもさ、と笑顔な人。

Aブルー「一気に復活、法要の足の痺れも平気だってば!」
サム  「そりゃまあ、痺れには鈍くなりそうだけどよ…」
ジョミー「眠くなるとか、逆の効果も出て来るんじゃあ?」
シロエ 「そうですよね?」

それくらいなら漢方薬入りので、とシロエ君、必死の形相。

シロエ 「ぶるぅ、持って来て下さい!」
ぶるぅ 「オッケー!」

パッと出掛けて、サッと戻って来た料理上手なお子様。

ぶるぅ 「はい、どうぞ! 口直し用に、水飴もね!」
シロエ 「ありがとうございます!」

グイと飲み干し、咳き込んだ後に、水飴を口一杯に。

シロエ 「…凄い味でしたけど、復活出来た気がします…」
Aブルー「うーん…。惜しい、悪酔い、期待したのに!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「酔って、踊ってくれるかもだし!」

念仏踊りというのがあるそうだしね、と怖い台詞が。

Aブルー「お経に合わせて踊りまくれば、きっと効果が…」
サム  「ねえと思うぜ、逆なんでねえの?」
キース 「……まったくだ……」

部屋の外まで聞こえていたぞ、とキース君が法衣で登場。

キース 「念仏踊りを甘く見るなよ」
Aブルー「踊りの型が難しいのかい?」
キース 「踊る場所にもよって変わるが、本来は…」
ブルー 「盆踊り系のとは違うんだよね…」

踊るのはプロの坊主だからさ、と生徒会長も。

ブルー 「お念仏を唱えながらの、法要みたいなヤツだね」
一同  「「「ええっ!?」」」
キース 「マジでそうだし、シロエには無理だ」
Aブルー「うーん…」
キース 「いいから、サッサと正座しやがれ!」

聞かなかったことにしてやる、と合掌ですけど。
貸しですか…?


2025/09/28 (Sun)



☆ツケにして法要


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君も着替え完了。
正座するよう促してますけど、念仏踊りの話が出ていた今。

シロエ 「キース先輩、今の台詞は貸しなんですか?」
キース 「は?」
シロエ 「念仏踊りの話ですけど、聞かなかったことに…」

しておくんですよね、と掃除疲れから復活したシロエ君。

シロエ 「そういうことなら、貸しかと思いまして…」
サム  「あー…。貸しが出来たと言っていいよなあ…」
ジョミー「うん。念仏踊りを馬鹿にしていた発言だよね…」

酔っ払ったシロエに踊らせるとか、とジョミー君も。

ジョミー「聞かなかったことにするなら、貸しだと思うよ」
キース 「なるほどな…。馬鹿野郎に貸しか…」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

まさか法要キャンセルなのでは、とソルジャー、顔面蒼白。

Aブルー「貸しは嫌だと言い返したら、そうなるわけ!?」
キース 「ほほう…。実に殊勝な心掛けだ」

だったら貸しにしておこう、とキース君が繰る正式な数珠。

キース 「俺は今から法要をやって、貸しはツケておく」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「そ、そんな…!」
キース 「愚痴は後にしろ、法要が先だ!」

泣き言は済んでからでいい、とキース君、祭壇の前に正座。

キース 「お前たちも、早く正座しろ!」
一同  「「「はいっ!」」」

急いで正座で並んだ面々、ツケに興味津々な中、法要開始。

キース 「願我~身浄~如香炉~…」
一同  (((始まった…)))

早く終われ、と願う間もツケが気になって、早い時間経過。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同  (((あれ?)))

もう終わりか、と驚くくらいに早く流れた法要の時間。

キース 「南無阿弥陀仏…。皆様、よくお勤めでした」
Aブルー「ありがとう! スッポンタケも喜ぶよ!」
キース 「ときに、さっきのツケの話だが…」

坊主を丁重に扱うのも功徳なんだ、と法話っぽい件。
えっと…?


2025/09/29 (Mon)



☆ツケを返せる話


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、読経の後は法話タイム。
けれどキース君、ツケがどうのと念仏踊りの件を蒸し返し。

Aブルー「ツケの話より、法話じゃないのかい?」
キース 「もちろんだ。だから法話を兼ねているわけで…」

坊主をもてなすことは大切だぞ、と副住職が繰る数珠。

キース 「しかし、あんたは別の世界の住人だしな…」
Aブルー「こっちの世界で、君を接待しろとでも?」
キース 「いや、あんたも俺も、損をしない話があって…」

さっきのツケを返す気は無いか、とキース君の問い。

キース 「あるなら、例のアンダーを貸して欲しくて…」
シロエ 「あー…。今年は、まだまだ暑そうですしね…」
ジョミー「猛暑日は無くても、普通に夏だしさ…」
キース 「涼しくなるまで借りられるんなら、有難い」

月参りで暑いのはキツイからな、とキース君の切実な事情。

キース 「ご高齢の檀家さんだと、もうエアコンは…」
サム  「暦が秋だし、切っているのな…」
キース 「暑さ寒さも彼岸まで、を実践する人も多くて…」

まだ入れていた人も、消している頃だ、と納得の理由。

キース 「アンダーを貸して、功徳を積もうと思わんか?」
Aブルー「貸したら、ツケはチャラになるって?」
キース 「もちろんだ。俺がいいと言うまで、貸してくれ」

今まで通り、顔を合わせないで交換で、と細かい注文も。

キース 「もう不要だ、と思ったら、メモを添えておく」
Aブルー「オッケー、もう早速に、今夜から!」

君の部屋までお届けだよ、と商談成立。

Aブルー「それでチャラだね?」
キース 「後は、阿弥陀様に謝っておけ!」

念仏踊りの件のお詫びで、お念仏を、と指す祭壇。

キース 「正式な作法は、お念仏を十回だ。いいな?」
Aブルー「分かった、お詫びする! 南無阿弥陀仏…」
シロエ 「なんだか平和すぎるんですけど…」
サム  「いいんでねえの?」

いい法要でよ、と和んでますけど。
今月、これにて中継終了~。


2025/09/30 (Tue)




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