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シャングリラ学園つれづれ語り
☆サンタには必須


雪の元老寺でクリスマスという、元日の夜のトンデモ企画。
庫裏の座敷にチキンなどが並んで、ジングルベルが大音量。

アドス 「メリークリスマス!」
イライザ「さあ、サンタさんの出番ですわよ!」

拍手でお迎えしましょう、とイライザさんが始めた手拍子。

アドス 「キース、サッサと入って来んか!」
イライザ「逃げたら、分かっているでしょうね?」
キース 「メリークリスマス!」

座敷の襖がガラリと開いて、Tシャツに海パンのキース君。

キース 「これでお役目、終了だな!?」
アドス 「何を言うんじゃ、プレゼントはどうした?」
キース 「はあ?」
アドス 「サンタは、プレゼントを配るモンじゃろう!」

持っておらんように見えるが…、とアドス和尚のツッコミ。

アドス 「確かに、衣装はサンタなんじゃが…」
イライザ「Tシャツも二枚披露ですけど、プレゼントを…」

持たずに来るのはアウトですわね、とイライザさんも。

イライザ「そんなことだと思いましたし…」
アドス 「用意しておいて良かったわい」

入れ、とアドス和尚が指をパチンと。

宿坊の人「プレゼント、お持ちしました!」
一同  「「「えっ?」」」
宿坊の人「作務衣で失礼いたします。メリークリスマス!」

プレゼントをどうぞ、と大きな袋から箱を幾つも。

宿坊の人「日持ちしますから、お持ち帰り下さい」
ぶるぅ 「わぁーい、お菓子だよね!?」
アドス 「生憎、クリスマスのは、無かったんですがな…」
イライザ「クッキーと焼き菓子の詰め合わせですの」

遠慮なくお持ち下さいね、とイライザさんの笑み。

イライザ「サンタがいるなら、プレゼントは必須ですもの」
シロエ 「いいんですか? この店、高いんですけど…」
サム  「貰っちまってかまわねえって?」
アドス 「もちろんですとも、ツケはキースに…」
イライザ「回しますのよ、支払いの方は、キース次第で…」

好みで選んで貰いますの、と言ってますけど。
どう支払うと…?


2025/01/16 (Thu)



☆支払いとコース


雪の元老寺でクリスマスな元日の夜、キース君がサンタに。
武闘派なサンタのTシャツを披露、海パンも装備ですけど。

キース 「どうして、そういうことになるんだ!」
アドス 「プレゼントを用意せんからじゃ!」

そんなサンタはおらんじゃろう、とアドス和尚の厳しい顔。

アドス 「ツケは払って貰うからな!」
イライザ「請求書は、お部屋に置いておきましたからね」

好きな方法で払ってちょうだい、とイライザさん。

イライザ「現金払いでかまわないわよ」
キース 「ちょ、ちょっと失礼する…!」

南国のサンタなキース君、飛び出して行って、直ぐ戻って。

キース 「何なんだ、あの請求書は!?」
イライザ「プレゼントにかかった費用でしょ」

お財布は後にしなさいね、とイライザさんの注文が。

イライザ「お行儀が悪いし、皆さんの前では失礼だし…」
アドス 「まったくじゃ。明日にしておけ」

皆さんがお帰りになってからでいい、とアドス和尚も。

アドス 「お母さんに渡しておくんじゃぞ」
キース 「あんな大金、どうしろと!?」

俺の小遣いよりも高いんだぞ、とキース君が握り締める拳。

キース 「まさか、この先、小遣い無しとか…」
アドス 「おお、そのコースは思い付かなかったわい」
イライザ「本当に。…そのコースで支払いもアリですわよ」

払えないのは承知ですもの、とイライザさんの笑み。

イライザ「分割払いは、考えてましたから」
アドス 「払い終わるまでのローンで、選べるんじゃぞ」

半年でもいいし、一年でも…、と分割払いの提案。

アドス 「他に、労働コースもあるんじゃが…」
イライザ「冬休みの間、働いて貰うコースになるわね」

お出掛けするんでしょうし、朝の間だけ、とイライザさん。

イライザ「庫裏の掃除と、洗濯をすればいいのよ」
キース 「冬休みの間、毎朝か!?」
アドス 「嫌なら、分割払いで返すことじゃな」

小遣い無しのコースでもいい、と迫ってますけど。
選べと…?


2025/01/17 (Fri)



☆働いて返すなら


元日の夜にクリスマスな元老寺、キース君が陥ったピンチ。
武闘派なサンタTシャツで登場ですけど、プレゼント無し。

キース 「あんな金額、分割払いでもキツイんだが!」
アドス 「なら、働けば良かろうが」
イライザ「庫裏の掃除と、洗濯だけでいいんですからね」

しかも冬休みの間だけじゃない、とイライザさん、ズイと。

イライザ「それが嫌なら、お小遣いから返して貰います」
キース 「……仕方ない……」

働くコースの方でお願いしたい、とキース君のチョイス。

キース 「冬休みの間だけで済むと言うなら…」
アドス 「手抜きした時は、延長じゃぞ」
イライザ「特に掃除は、お正月だけに丁寧になさい」

本堂の掃除もするんですよ、とイライザさん。

イライザ「そっちは、普段の仕事ですからね」
アドス 「正月なんじゃし、綺麗に掃除するんじゃな」

延長されたくなかったら、とアドス和尚も。

アドス 「働くと言えば、今夜のパーティーの方も…」
イライザ「皆さんに、サービスしないといけませんよ」

プレゼントが無かったサンタでしょう、とダメ押しが。

イライザ「そちらの方も、プレゼントに代わりに働いて…」
アドス 「喜んで頂くべきじゃぞ、その格好でな」
キース 「お、おい…!」

まさか、この格好で最後までか、とキース君、愕然。

キース 「部屋で着替えて来るというのは…」
アドス 「駄目に決まっておるじゃろう!」
イライザ「Tシャツを、機関銃からボクサーに…」

着替えるのなら許しますわよ、とイライザさんの睨み。

イライザ「他は一切、認めません!」
アドス 「いいな、パーティーを盛り上げてこそじゃ」

記念撮影にも応じるように、と恐ろしすぎる命令が。

アドス 「どうぞ皆さん、サンタと記念撮影を!」
イライザ「御遠慮なく、お撮り下さいね」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「待て、それだけは困るんだが!」

写真は後に残るからな、と慌ててますけど。
逃げられますか…?


2025/01/18 (Sat)



☆記念撮影は困る


元日の夜は元老寺でクリスマスパーティー、カオスな新年。
サンタTシャツなキース君、プレゼント無しを責められ中。

アドス 「残るも何も、皆さんの記憶に残るんじゃぞ」
イライザ「写真が無くても、クッキリですよ」
キース 「その方向では駄目なのか!?」

写真は無しで…、とキース君、必死。

キース 「その分、他でサービスを努力する!」
ブルー 「そうなのかい?」
キース 「写真よりかは、マシだからな!」

あんたからも口添えしてくれ、と生徒会長に土下座で。

キース 「銀青様の仰せとなれば、親父たちも…」
アドス 「聞かないわけにはいきませんなあ…」
ブルー 「オッケー、記念撮影は無しということで…」

頼めるかな、と生徒会長、いえ、銀青様のお言葉。

ブルー 「キースの雄姿は、目だけで楽しむことにするよ」
アドス 「銀青様が仰るのなら…」
イライザ「分かりましたわ、残念ですけど」

その代わり…、とイライザさんの視線がキース君に。

イライザ「他のサービス、頑張りなさいね」
キース 「もちろんだ!」
ブルー 「それじゃ、今夜は下僕三昧!」
キース 「下僕!?」

俺に下僕になれと言うのか…、とキース君の顔が真っ青。

キース 「パーティーの間中、こき使われろ、と!?」
ブルー 「サービスを頑張るわけだよね?」

まずは、宿坊の人の下僕で、と生徒会長、ニッコリと。

ブルー 「プレゼントを届けに来てくれた分、仕事がさ…」
アドス 「滞ったかもしれませんなあ…」
宿坊の人「そうですね、お部屋に布団を敷くとかの…」

夜の業務が遅れてますが…、という答え。

ブルー 「らしいよ、キース、行ってきたまえ!」
キース 「この格好でか!?」

それこそ写真の危機なんだが…、とキース君、ガクブル。

キース 「お客様に撮影されて、SNSで拡散で…」
ブルー 「そうだろうねえ…」
キース 「嫌すぎる!」

親父の下僕になる方がマシだ、と絶叫ですけど。
アドス和尚の…?


2025/01/19 (Sun)



☆下僕をやるなら


元日の夜にクリスマスパーティー、カオスな元老寺の新年。
サンタなキース君、記念撮影を拒否、その代わり、下僕に。

アドス 「ほほう…。ワシの下僕をやりたい、と?」
キース 「宿坊には行きたくないからな!」

止めても隠し撮りがある、とキース君の引き攣った顔。

キース 「お客様の中には、一人くらい…!」
シロエ 「撮る人、いるのが普通ですよね…」
サム  「でもって、内輪だけに見せてた筈のがよ…」

流出するのも定番だぜ、とサム君も。

サム  「今の格好で宿坊に行ったら、マジで詰むヤツ…」
ジョミー「明日の夜には、拡散だよね…」
キース 「真面目に、そうなる危機なんだ!」

親父の下僕にしておいてくれ、とキース君、合掌ですけど。

シロエ 「致命的に似合っていない気がします…」
スウェナ「サンタTシャツに海パンだものね…」
アドス 「御本尊様も、お笑いになっておられるかと…」

合掌も、お念仏も似合わんわい、とアドス和尚の深い溜息。

アドス 「こんな下僕を貰ってものう…」
イライザ「正直、困りますわよね…」
アドス 「そうじゃ、お前が下僕にじゃな…」
イライザ「いいですわね!」

パーティーを手伝って貰いますわ、とイライザさんの笑み。

イライザ「ちょっと待ってて下さいね」
一同  「「「は?」」」
イライザ「取って来る物がありますのよ」

お手伝いには必須ですの、と何かを取りに出て行きまして。

イライザ「お待たせしました、はい、キース」
キース 「…なんだ?」
イライザ「広げてみれば分かるでしょ」

どうぞ、とイライザさんが手渡す、ピンクの花柄の布。

キース 「…広げろ、と? げっ!?」
シロエ 「花柄のエプロンじゃないですか!」
サム  「しかもフリルがついてやがるぜ、女物だよな?」
ジョミー「まさか、キースが腰にエプロンするわけ?」
イライザ「海パンは隠れますけど、Tシャツは見えますわ」

下僕ならつけて下さいな、と注文ですけど。
最悪かも…。


2025/01/20 (Mon)



☆エプロンで下僕


雪の元日な元老寺の夜、庫裏でクリスマスパーティーな今。
サンタTシャツのキース君、イライザさんの下僕に決定で。

キース 「待て、海パンの上に、このエプロンでは…」
イライザ「何か問題がありますの?」
キース 「前から見た時、最悪なんだが…!」

エプロンの丈は膝上だぞ、とキース君、顔面蒼白。

キース 「笑われるしかない格好で…」
アドス 「エプロンの下に見えるのは、足じゃからのう…」
イライザ「写真撮影は禁止なんだし、よろしいでしょ?」

皆さんの記憶に残るだけよ、とイライザさんはスルー。

イライザ「サッサとエプロン、つけなさいな」
アドス 「Tシャツがあるだけ、マシなんじゃぞ?」
ジョミー「あー…。もしも、海パンだけだったら…」
サム  「最低な格好になっちまうよな…」

早くエプロンつけちまえよ、とサム君が指差す腰エプロン。

サム  「でないと、変質者にしか見えねえヤツだぜ?」
ブルー 「誰かさんなら、喜びそうだけどねえ…」
キース 「うっ…!」

グッと詰まったキース君。

キース 「分かった、この件、他言するなよ?」
一同  「「「はーい!」」」

黙っています、と揃った声。

シロエ 「誰かさんが知ったら、悲惨ですしね…」
サム  「マジで詰みだぜ」
アドス 「どなたのことかは、存じませんが…」
イライザ「話は決まりましたわね」

早くなさい、とイライザさんが急かして、エプロン装着。

キース 「つけたぞ、これでいいんだな!?」
イライザ「そうよ、頑張ってお手伝いしなさいな」

下僕なんだし、とイライザさん、顎で使う気。

イライザ「キース、このお皿は下げて、次のをね」
キース 「はいっ!」

裏方の方で頑張ります、とキース君が給仕などを。

ジョミー「アドス和尚の下僕をやるより、キツいかも…」
アドス 「なあに、せがれの自業自得で…」
イライザ「パーティー、楽しんで下さいな」

いい元日になりましたわね、と笑顔ですけど。
厄日なのでは…?


2025/01/21 (Tue)



☆延長だった正月


元日にクリスマスだった今年の正月、終わった後は冬休み。
プレゼント代を働いて払ったキース君、大忙しだった模様。

キース 「やっと正月が終わってくれた…」
シロエ 「とうに終わっていますけど?」

冬休みも終わって長いですよ、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「三連休も終わりましたし、今日は今月最終の…」
サム  「土曜だよなあ、お決まりのコースでよ」

ブルーの家に来て過ごすヤツな、とサム君も。

サム  「ついでに言うなら、先週の時点で、同じでよ…」
ジョミー「通常営業だったよね?」

お寺の場合は違うわけ、とジョミー君の問い。

ジョミー「旧暦でやるから、遅くまでとか?」
キース 「違う、プレゼント代の労働期間が延長戦で…」

俺の正月は続いてたんだ、とキース君の深い溜息。

キース 「庫裏の掃除と洗濯だけだが、甘かった…」
シロエ 「何か失敗したんですか?」
キース 「言う気にもなれんが、色々とな…」

今朝も働いて、やっと借金を返し終わった、と悲惨な激白。

キース 「おふくろも親父も、容赦ないしな…」
??? 「うん、知ってる!」

凄いよね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「特に、お母さんが凄くってさ…」
キース 「何の話だ!?」
Aブルー「もちろん、お正月のパーティーだよ!」

ホントに素晴らしいセンスだったし、とソルジャーの称賛。

Aブルー「キースに、裸エプロンもどき!」
一同  「「「げっ!」」」

知ってたのか、と一同、ドン引き。

キース 「あ、あんた、もしかしなくても、アレを…」
Aブルー「参加出来なくて残念だったね…」

ニューイヤーのパーティーがあったしさ、と愚痴る人。

Aブルー「あっちじゃ、貴重なお祭り騒ぎで…」
キース 「それが無ければ、来ていたと!?」
Aブルー「当たり前だよ、アドス和尚と、お母さんなら…」
シロエ 「記憶操作ですね…」

知り合いのふりが出来そうです、と言ってますけど。
確かに…。


2025/01/22 (Wed)



☆肉眼で見たい人


来週には1月が終わる土曜日、生徒会長宅に来ている面々。
キース君が愚痴な所へ、ソルジャーが登場したわけでして。

Aブルー「知り合いどころか、親友でもオッケー!」
シロエ 「先輩方のポジションですか?」
Aブルー「そうなるね。先輩なコースもいけたかも!」

柔道部の先輩は無理があるけどさ…、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「お世話になった先輩とかなら、記憶操作で…」
ジョミー「入り込めてた、って?」
Aブルー「こっちのブルーと、双子でもいいねえ!」
ブルー 「あのねえ…」

こんな兄弟は要らないし、と生徒会長、即答。

ブルー 「その場で否定で、放り出すから!」
Aブルー「困るよ、来なくて正解だったヤツ…」

ところで、キース、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「もう一度、やってくれないかな?」
キース 「はあ?」
Aブルー「例のサンタを、見たくってねえ!」

是非とも肉眼で拝見したい、とソルジャーの怖すぎる希望。

Aブルー「見せてくれるなら、ぶるぅは呼ばないから!」
キース 「ぶるぅだと!?」

どうしてヤツが出て来るんだ、とキース君の悪い顔色。

キース 「あいつは、イベの時しか来ない筈だぞ!」
Aブルー「うん、今日も悪戯三昧で…」

ぼくの不在も気付いてないね、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「今、泣いてるのは、厨房にいる面子だけど」
一同  「「「うわー…」」」

気の毒すぎる、と誰もが同情。

シロエ 「盗み食いとか、そういうのですね…」
Aブルー「基本はソレだね、片っ端から食べまくり!」

でなきゃ大酒、とソルジャー、クスッと。

Aブルー「キースがエプロンだった時にも、大酒で…」
サム  「酔っぱらってて、見ていねえとか?」
Aブルー「ピンポーン! 知っているのは、ぼくだけで…」
キース 「あんた、ぶるぅにバラすつもりか!?」
Aブルー「その辺のことは、君次第かなあ…」

もう一度やってくれないかい、と注文ですけど。
あのサンタを…?


2025/01/23 (Thu)



☆嫌なら思い出話


1月最後の土曜日ですけど、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場でして、キース君に恐ろしい注文が。

キース 「俺に、アレをやれと!?」
Aブルー「嫌なら、それでいいんだよ?」

無理強いしようとは思わないしさ…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「ぼくは見たから、みんなと楽しく思い出話で…」
シロエ 「その後、ぶるぅに話すんですね?」
Aブルー「ピンポーン!」

こっちのぶるぅに、お土産を貰って帰ってさ、とニヤニヤ。

Aブルー「ぶるぅに渡して、今日の思い出話を…」
サム  「キースの件を含めて、まるっと全部な…」
Aブルー「もちろんだよ! ぶるぅが見損ねた元日のさ…」

あれやこれやを話すわけだね、とソルジャー、得意げ。

Aブルー「ぶるぅのことだし、そうなった時は…」
シロエ 「次のイベの時に、リクエストでしょうか?」
Aブルー「だろうね、節分の時は来ないから…」
ジョミー「次と言ったら、お花見だっけ?」

お彼岸の法要も来てないし…、とジョミー君。

ジョミー「お花見だったら、会場、マツカの別荘だしさ…」
シロエ 「料理も出ますし、仕事内容、元日の時と…」

被りますよね、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「サンタに桜は似合いませんけど…」
サム  「あいつ、そんなの、気にするタイプかよ?」
ジョミー「違う気がするけど…」
Aブルー「そうだ、夏まで待つっていうのもアリかも!」

南国のサンタなんだろう、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「海の別荘で、サーフボードも用意して…」
スウェナ「本来、そういうサンタだわねえ…」
Aブルー「ぶるぅも、そっちを見たいかもだし…」

ぼくからオススメしておくよ、と笑顔全開。

Aブルー「今年の夏は、キースがサンタTシャツ!」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「何処がイイネだ!!!」
Aブルー「でもさ、ぶるぅに喋ったら…」

夏はサンタになると思う、と目がマジですけど。
どうなる…?


2025/01/24 (Fri)



☆やるなら今の内


1月の最後の土曜日、生徒会長宅に集うシャン学メンバー。
ソルジャーも来まして、キース君のサンタをリクエストで。

シロエ 「でしょうね、同じサンタを見るんだったら…」
サム  「花見よりかは、海の方だぜ」
ジョミー「南国のサンタを再現するには、最高だしね」

サーフィンもやらされるんじゃないかな、とジョミー君。

ジョミー「マツカの別荘のビーチは、向いてないけど」
シロエ 「波が高くはないですからね」

他所のビーチになりそうですよ、とシロエ君の相槌。

シロエ 「マツカ先輩、別荘の近くにありますか?」
マツカ 「あの辺の海だと、普段から波が穏やかですし…」
サム  「他を当たるしかねえってか?」
マツカ 「ヘリで良ければ、最適な場所へ御案内出来ます」

サーファーに人気のビーチですよ、とマツカ君の説明が。

マツカ 「遊泳には、少し危険だそうで…」
サム  「子供とかだと、波が高すぎるのな?」
マツカ 「そうらしいです、ですから、余計に人気ですね」

接触事故が起きませんから、とマツカ君、穏やかな笑み。

マツカ 「遊泳する人がいないというのは、大きいですよ」
シロエ 「巻き込む心配、要りませんしね…」
ジョミー「思う存分、出来るもんね…」

ビッグウェーブに乗りまくってさ、とジョミー君も。

ジョミー「キースはサーフィン、出来たっけ?」
シロエ 「どうなんでしょう、ぼくは知りませんけど…」
サム  「今の場合は、出来るとしても言わねえぜ?」

やらされちまうの、分かってるしよ、とサム君の言。

サム  「もっとも、相手は、ぶるぅだしよ…」
シロエ 「練習してでも、やらされますよね…」
Aブルー「ピンポーン!」

当たり前だよ、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「どうするんだい、キース?」
キース 「今の間にやっておいたら、喋らないのか?」
Aブルー「そう! ぶるぅも、今なら興味無いしさ…」

最初で最後のチャンスだと思う、と言ってますけど。
やれと…?


2025/01/25 (Sat)



☆傷が浅い間に


1月最後の土曜ですけど、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーも来まして、元日のサンタの再現を希望でして。

シロエ 「キース先輩、やっておいたらどうですか?」
ジョミー「最初で最後のチャンスらしいしね…」
サム  「あっちのぶるぅに、知れた後では遅いんだぜ?」

海の別荘でサンタでよ…、とサム君が竦める肩。

サム  「しかもサーフィン、ついてくるしよ…」
スウェナ「どう考えても、そのコースだわね…」
Aブルー「ぼくからも、ぶるぅにオススメするから…」

外せないのがサーフィンだよ、とソルジャーの怖い台詞が。

Aブルー「それでいいなら、今日の所はスルーして…」
シロエ 「お土産だけ、持って帰るわけですね?」
Aブルー「除夜の鐘の話は、語れないしさ…」

今年も煩悩ゲットをしに来たけどね、とニヤニヤと。

Aブルー「ぼくのハーレイと、ホテルに泊まって…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「ほらね、こうして止めに入るし…」

もう帰るよ、とアッサリ引き下がる姿勢。

Aブルー「というわけで、ぶるぅ、持ち帰り用に…」
ぶるぅ 「お菓子とか、詰めればいいんだね!」

ちょっと待ってて、とキッチンへ跳ねてゆく元気なお子様。

ぶるぅ 「ぶるぅの分も、いっぱい入れるから!」
Aブルー「ついでに、ハーレイの分も、よろしく!」
ぶるぅ 「オッケー!」

じきに戻るね、と扉を開けようとした瞬間。

キース 「待ってくれ!!!」
ぶるぅ 「えっと…?」
キース 「要はサンタだ、もう一度やればいいんだろう!」

持ち帰り用は用意しなくてもいい、とキース君の叫び。

キース 「やりさえすれば、蒸し返さないんだな?」
Aブルー「もちろんだよ!」

其処の所は約束する、とソルジャー、即答。

Aブルー「あのサンタ、やってくれるって?」
キース 「仕方なかろう、傷が浅い間にやっておく!」
一同  「「「イイネ!」」」

またクリスマス、と盛り上がってますけど。
三回目…。


2025/01/26 (Sun)



☆旧暦で行くなら


1月の最後の土曜日、生徒会長宅に来ていた面々ですけど。
ソルジャー登場で流れが変わって、キース君のサンタ再び。

ジョミー「やったね、三度目のクリスマスだよ!」
シロエ 「ちょっぴり遅れてますけどね」
サム  「あー、13日遅れだってトコでも、とっくに…」

終わってるしよ、とサム君が眺める壁のカレンダー。

サム  「仕方ねえよな、1月25日ではよ…」
シロエ 「いえ、12月26日ですよ」
一同  「「「はあ?」」」

何の話だ、と誰もが見合わせる顔。

スウェナ「何なのよ、ソレ?」
シロエ 「由緒正しい暦ですけど?」

キース先輩なら分かる筈です、とシロエ君。

シロエ 「お寺の場合は、必須なのでは?」
キース 「…なんで貴様が知っているんだ!」
シロエ 「たまたまですよ、普段は気にしていませんしね」

月を使った暦なんて、とシロエ君のクスクス笑い。

シロエ 「12月1日が、一月遅れの1日とセットで…」
ジョミー「そうだったんだ?」
シロエ 「ええ。11月1日とキッチリ合ったそうです」

それ以来、たまに見るんですよね、という太陰暦。

シロエ 「そっちの方なら、今日は12月26日で…」
サム  「まだクリスマスの期間じゃねえの?」
ブルー 「そうだね、国によっては祝日だよ」

12月26日と言えば特別、と生徒会長。

ブルー 「アフタヌーンティーの国がそうだね」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「うん。だから、コアラの国でも祝日!」

メープルシロップの国も祝日、と披露される豆知識。

ブルー 「ボクシングデーっていう名前でさ…」
一同  「「「ボクシングデー?」」」

どんな祝日、と首を傾げる御一同様。

シロエ 「まさか、殴り合いをする日ですか!?」
ブルー 「贈り物だよ、箱はボックス」
Aブルー「それじゃ、プレゼントが貰えるわけ?」
ブルー 「スポーツ観戦とか、セールだとか…」

贈り物の他にも色々とね、と笑顔ですけど。
旧暦だと祝日…。


2025/01/27 (Mon)



☆祝日だそうです


1月最後の土曜は25日、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーも来まして、キース君のサンタが再びですけど。

Aブルー「いいねえ、祝日だなんて最高だよ!」
シロエ 「そっちの方は、知りませんでしたけど…」

丁度いい日になりましたね、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「お祭り騒ぎで良さそうですし」
ブルー 「うん。キースのTシャツも、別バージョンを…」

披露するのがいいと思うよ、と生徒会長。

ブルー 「元日の時は、肩に羽織っただけの方をね」
ジョミー「あー、ボクサーのサンタ!」
シロエ 「ボクシングデーだからですか?」
ブルー 「そう! 英語の綴り、ボクシングと同じでさ…」

ボクシングを絡めたカードとかもあるね、という台詞。

ブルー 「贈り物に添えるカードに、ボクシングを…」
Aブルー「描いてあるんだ?」
ブルー 「ハッピー・ボクシングデー、と景気よく!」

パンチしているサンタもアリで、とニコニコと。

ブルー 「なにしろ、クリスマスの翌日だから…」
シロエ 「サンタを引き摺っているわけですね?」
ブルー 「贈り物をするって所も、重なってるしね!」

Tシャツはボクサー柄にすべきだと思う、と提案が。

ブルー 「みんな、そっちも見たいだろうし…」
Aブルー「ぼくもだよ!」
一同  「「「イイネ!」」」

ボクサー柄で、と誰もが賛成。

Aブルー「そうだ、エプロン、どうするわけ?」
シロエ 「エプロン、イライザさんのでしたね…」
ジョミー「黙って借りても、バレないんじゃあ?」
サム  「だよな、他にも持ってるだろうしよ」

あの時のエプロン、使用中でも…、とサム君も。

サム  「瞬間移動で拝借しとけば、いいと思うぜ」
Aブルー「それより、他のを用意する方が面白いって!」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「もっとド派手に、フリルひらひらのとか!」
一同  「「「げっ!」」」

ソレは悪趣味と言うのでは、と皆がドン引きですけど。
他の…。


2025/01/28 (Tue)



☆悪趣味なエプロン


1月最後の土曜日ですけど、太陰暦だと12月26日な件。
生徒会長宅に集う面々、ソルジャーと三度目のクリスマス。

Aブルー「いいかい、着るのはキースなんだよ?」
シロエ 「そうなんですけど…」
Aブルー「だったら見応えバッチリな方が!」

ちょっと待ってて、と消えたソルジャー、じきに戻って。

Aブルー「はい、こんなのを買ってみましたーっ!」
一同  「「「うわー…」」」

ひらひらな上にピンク色か、と悲鳴が上がっていますけど。

Aブルー「サンタの色は赤だし、ピンクが合うよね!」
キース 「俺に、コレをつけろと!?」
Aブルー「嫌ならスルーしてもいいけど…」

ぶるぅに愚痴りたくなるかもね、とソルジャーの言。

Aブルー「サンタの件は喋らなくても、エプロンなら…」
シロエ 「別件になる、ということですか?」
Aブルー「キースがエプロンを嫌がった、と話すんだよ?」

何処に問題があるんだい、と言われてみれば、その通り。

キース 「あんた、ぶるぅにエプロンのことを…」
Aブルー「尾ヒレをつけて喋るのもいいねえ…」

裸エプロンを見損ねたとか…、と恐ろしすぎる台詞。

Aブルー「もう間違いなく、夏休みの海の別荘はさ…」
ジョミー「キースのエプロン、確定だよね…」
Aブルー「おまけに、裸エプロンでね!」

裸エプロンは知ってるのかな、とソルジャーの笑み。

Aブルー「大人の時間の定番で…」
ブルー 「退場!」
Aブルー「ほら来た、海パンを履いているんだし…」
ブルー 「前から見たなら、そのものだろう!」

生徒会長の叫びで、裸エプロンを理解した御一同様。

シロエ 「キース先輩、今の状況、ヤバいのでは?」
サム  「エプロンしねえと、悲劇しかねえ展開でよ…」
ジョミー「記念写真も撮られそうだよ、海の別荘で…」
Aブルー「撮るだろうねえ、ぶるぅだし!」
キース 「…コレをしないと、そうなるんだな…?」

悪趣味すぎるエプロンでも、と泣きそうですけど。
恐らく…。


2025/01/29 (Wed)



☆残らない記録


1月最後の土曜日は、太陰暦だと12月26日になるとか。
国によってはボクシングデーで祝日、パーティーには最高。

Aブルー「サンタTシャツは、着てもいいんだよ?」
シロエ 「現時点では、という意味ですよね?」
Aブルー「キースが渋り続けた場合は、海パンだけだね!」

5分以内に選びたまえ、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「Tシャツを着てエプロンか、海パンだけか…」
キース 「選ぶまでもなかろう!」

Tシャツの方に決まっている、とキース君の叫び。

キース 「写真撮影は禁止だろうな?」
Aブルー「記憶だけで充分! 他のみんなは?」
サム  「俺は命が惜しいしよ…」
シロエ 「隠し撮りとか、バレたら命が無いですしね…」

記憶しておきます、とシロエ君。

シロエ 「スケッチする猛者がいたら、知りませんけど」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「撮影禁止の法廷なんかは、スケッチですから」

報道写真の代わりに絵です、とシロエ君の説明が。

シロエ 「誰か、スケッチするんですか?」
ジョミー「やらないってば、キースが怖いし!」
Aブルー「ぼくの場合は、やりたいんだけど、絵心が…」

ついていってはくれないから、とソルジャー、残念そう。

Aブルー「というわけで、記録は一切、残らないよね」
キース 「分かった、エプロンを寄越せ!」

Tシャツの方も、とキース君。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ はい、Tシャツ、お取り寄せ!」
キース 「では、着替えて来る」

部屋を借りるぞ、とTシャツとエプロンを持って別室へ。

ぶるぅ 「Tシャツ、ボクサー柄だけでいいんだよね?」
Aブルー「機関銃の方は、ぼくも満喫したからねえ…」

ボクサー柄の方も楽しみ、と高まる期待。

キース 「待たせたな!」
一同  「「「うっ…」」」
Aブルー「何をしてるのさ、拍手でお迎えしないとね!」
一同  「「「は、はいっ!」」」

大喝采の中、キース君、エプロンをつけて登場。
目の暴力かも…。


2025/01/30 (Thu)



☆目にしたら負け


1月最後の土曜日、生徒会長宅で祝う三度目のクリスマス。
太陰暦だとボクシングデーで、パーティーには最高の日で。

Aブルー「ボクサーなサンタTシャツも、お似合いだよ!」
シロエ 「Tシャツの方はいいんですけど…」
サム  「エプロン、目には暴力だぜ…」

バージョンアップしちまったしよ、とサム君が広げる両手。

サム  「給仕係に徹してくれよな、目の端の方で」
ジョミー「視界に入れたら、負けだもんね…」
スウェナ「パーティー自体は、嬉しいんだけど…」
シロエ 「見たら終わりな気しかしません…」

この際、食べて食べまくるしか…、とシロエ君も。

シロエ 「それか、言い出しっぺに押し付けるかです」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「専属の下僕で、他の人の用事はスルーですよ」

こっちは勝手に飲み食いするということで、という提案。

シロエ 「普段のパーティー、そうですしね」
一同  「「「イイネ!」」」

ソレに決めた、と皆が賛成。

シロエ 「キース先輩、決定です! 後はよろしく!」
キース 「俺に、あいつの下僕になれと!?」
Aブルー「いいと思うよ、スルーなんだし」

記憶に残りにくくなるだろう、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「それじゃ早速、パーティー開幕!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走、用意出来てるよ!」

チキンもあるし、ローストビーフも、と張り切るお子様。

ぶるぅ 「キース、運ぶの、手伝ってね!」
シロエ 「料理、運ぶだけでお願いします!」
サム  「俺たちの方には、来てくれるなよ」
キース 「…承知した…」

記憶には残さないでくれ、と泣き言が。

キース 「いいな、あんたも、喋るんじゃないぞ」
Aブルー「喋らないって、その代わり、下僕を頑張って!」
キース 「やるしかない以上、根性でやり遂げる!」
Aブルー「いいねえ、其処の料理をさ…」
キース 「はい、只今!」

お取りします、と下僕に徹してますけど。
今月、これにて中継終了~。


2025/01/31 (Fri)




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☆新年は元老寺で


新年あけましておめでとうございます。元日の元老寺の朝。
シャン学メンバー、まだ庫裏の部屋で爆睡中なわけでして。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう!」
一同  (((もう朝…?)))

まだ暗いのに元気一杯、廊下を跳ねてゆくお子様の声。

ぶるぅ 「起床、起床ーっ!」
一同  (((…眠いんだけど…)))

此処の年越しはハードなんだ、と愚痴りながらも起床。

シロエ 「おはようございます…。雪、積もってますね」
サム  「修正会の間から、積もり始めてたしよ…」
ジョミー「今年もハードだったよね…」

なんで夜中に法要が…、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「ついでに正座で、椅子席は貰えないしさ…」
キース 「仕方なかろう、俺よりはマシだ」

俺は法要で読経なんだぞ、と法衣のキース君が登場。

キース 「それより急げよ、山門で親父がお待ちかねだ」
一同  「「「あー…」」」

初日の出を拝みに行かないと…、と雪の境内を山門へ。

アドス 「間に合いましたな、横に並んで下さいよ」
イライザ「二礼、二拍手、一礼ですからね」
一同  「「「はいっ!」」」

昇る朝日にパンパン柏手、深々とお辞儀。

アドス 「それでは皆さん、庫裏の方へどうぞ」
イライザ「暖房も入れてありますよ」

お雑煮も出来ておりますわ、とイライザさんが座敷へ案内。

イライザ「まずは新年のご挨拶からですわね」
アドス 「改めまして、新年おめでとうございます」
一同  「「「おめでとうございます!」」」

挨拶の後は、お屠蘇が出まして、それからお雑煮タイム。

イライザ「熱いですから、お気を付けて」
アドス 「おせちも、遠慮なく召し上がって下さい」

和洋中と揃えましたぞ、とアドス和尚。

アドス 「おかわり用もございますしな」
イライザ「いくらでも、好きなだけお取り下さいね」
一同  「「「ありがとうございます!」」」

さあ食べるぞ、と誰もが大歓声。
今年は、どんな一年に…?


2025/01/01 (Wed)



☆最高のチョイス


今年も雪になった元日、元老寺で迎えたシャン学メンバー。
山門で初日を拝んだ後には、庫裏の座敷でおせちタイムで。

ぶるぅ 「おせち、今年もドッサリだね!」
アドス 「評判の店のを揃えましたぞ、如何ですかな?」
ブルー 「うん、最高! イライザさんのチョイス?」

それとも君が選んだわけ、と生徒会長の問い。

ブルー 「和洋中、どれも味もセンスも素晴らしいよね」
ぶるぅ 「盛り付けだって、凝ってるもんね!」
アドス 「どうも、お褒めに与りまして…」

恐れ入ります、とアドス和尚の視線がイライザさんに。

アドス 「この中から頼む、とリストを渡しましてな…」
ブルー 「イライザさんが選んだ、と」
イライザ「そうですの。お気に召しましたかしら?」
ブルー 「もちろんだよ!」

でなきゃ最高とは言わない、と生徒会長、手放しで称賛。

ブルー 「ぶるぅも、大喜びで食べてるしさ」
ぶるぅ 「全種類、制覇するんだも~ん!」
イライザ「良かったですわ。そういえば、皆さんに…」

お尋ねしてもよろしいかしら、とイライザさん。

イライザ「思い出したことがあるんですけれど…」
シロエ 「えっと…? 昨日の除夜の鐘ですか?」
イライザ「いえ、別件になりますわね」

チョイスで思い出しましたの、とイライザさんが傾げる首。

イライザ「クリスマスは、お楽しみになれまして?」
一同  「「「は?」」」

何故にクリスマス、と一同、キョトン。

ジョミー「クリスマスって? そりゃ、楽しかったけど…」
イライザ「やっぱり、大ウケでしたのね!」

選んだ甲斐がありましたわ、とイライザさんの嬉し気な顔。

イライザ「言った通りにして良かったでしょ?」
アドス 「その通りじゃな」

お母さんに感謝しろ、とアドス和尚が見るのはキース君。

アドス 「散々、文句を言っておったが…」
イライザ「喜んで頂いてこそですよ」
一同  「「「???」」」

何の話だ、と全く意味が不明ですけど。
クリスマス…?


2025/01/02 (Thu)



☆見せるべき衣装


今年も元老寺で雪の元日、おせちで賑やかな面々ですけど。
イライザさんのチョイスだそうで、クリスマスの話題な今。

ジョミー「キースに、何かして貰ったっけ?」
サム  「プレゼントを貰えたのは、お子様だけだぜ?」
イライザ「らしいですわね、サンタの役目でしたでしょ?」

衣装も揃えて頂いたとか…、とイライザさんの笑み。

イライザ「せっかくですから、私も衣装を選びましたの」
一同  「「「衣装?」」」

そんなの持って来てたっけ、と誰もが見合わせる顔。

サム  「クリスマスに、法衣は見てねえよな?」
シロエ 「見ていませんよ、サンタの衣装と私服だけです」
スウェナ「もしかして、アレのことじゃない?」

誰も見られなかったヤツ…、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「武闘派のサンタだったとかいう…」
イライザ「ソレですわ。御覧になってらっしゃらないと?」
アドス 「本当ですかな、二枚も買った筈ですが…」

どうして見られなかったんです、とアドス和尚の質問が。

アドス 「せがれが、お見せしなかったと?」
シロエ 「そうなりますね」
イライザ「なんですって!?」

舶来モノのTシャツなのに…、とイライザさんが顰める顔。

イライザ「わざわざ取り寄せましたのよ?」
アドス 「送料も、しっかりかかりましたな…」

航空便を使いましたし、とアドス和尚も苦い顔付き。

アドス 「どなたも、御覧になれなかったので?」
ぶるぅ 「そだね、ぼくとブルーは、後になってから…」
ブルー 「洗濯物を覗き見させて貰ったんだけど…」

他のみんなは見てはいないよ、生徒会長。

ブルー 「その話も、昨日、したばかりでさ…」
ぶるぅ 「みんな、初耳だったよね…」

Tシャツの模様、と家事万能なお子様も証言。

ぶるぅ 「でもでも、見せる約束だったの?」
アドス 「約束とまでは申しませんが…」
イライザ「心得事ですわね…」

誂えた服を披露するのは、と口を揃えてますけど。
心得事…。


2025/01/03 (Fri)



☆見せなかった理由


雪の元老寺で元日ですけど、おせちタイムに出て来た話題。
クリスマスパーティーの日の、キース君のTシャツでして。

アドス 「せがれが自分で買った服なら、自己満足で…」
イライザ「着ないまま仕舞い込んでも、いいんですけど…」

コレクションの一つに過ぎませんし、とイライザさん。

イライザ「あのTシャツは、違いますでしょ?」
アドス 「ワシらが、クリスマスパーティー用に選んで…」

取り寄せた品になりますからな、とアドス和尚の眉間に皺。

アドス 「皆様に、お目にかけてこそでして…」
イライザ「盛り上がって頂くために、誂えましたのに…」

どうして披露しなかったんです、とキース君に厳しい視線。

イライザ「お父さんの好意を無にするなんて…」
アドス 「父ならマシじゃが、ワシの場合は師僧じゃぞ?」

師僧を何だと思ってるんじゃ、とアドス和尚も。

アドス 「馬鹿にしておるのか、お前は!」
キース 「いや、そうでは…!」
イライザ「だったら、どうして見せなかったの?」
キース 「そ、それは…」

言葉に詰まったキース君、冷汗ダラダラ。

アドス 「ワシらには言えん事情がある、と?」
イライザ「お師僧様に隠し事とか、有り得ませんわよ?」
キース 「そういうわけじゃないんだが…!」

後々まで尾を引きそうで…、とキース君が竦める首。

キース 「一生、笑いの種になりそうだったし…」
アドス 「…皆さん、そういう理由ですかな?」

せがれの苦しい言い訳では…、とアドス和尚の質問が。

アドス 「ウケを取れれば、一生モノのネタですぞ」
イライザ「持ちネタに出来て、最高ですのに…」

笑いの種なら本望でしょう、とイライザさんも不満そう。

イライザ「何処が駄目だと言うんです?」
キース 「普通だったら、そうかもしれないんだが…!」
アドス 「では、何じゃと?」
キース 「一生の時間が、半端ない長さなんだぞ…!」

現に未だに高校生で…、と叫んでますけど。
それは確かに…。


2025/01/04 (Sat)



☆耐え抜いた地獄


今年も元老寺で元日なシャン学メンバー、雪が積もった外。
庫裏の座敷は暖かいのに、おせちタイムにキース君が冷汗。

シロエ 「一生モノで引き摺るよりは、ってことですよ…」
ジョミー「そうなる気持ちは、理解出来るよね…」
サム  「だよなあ、今まで気付いてなかったけどよ…」

一生モノの時間が長すぎだぜ、とサム君、うんうん、と。

サム  「耐えまくってたのも、納得ってモンで…」
シロエ 「キース先輩の立場だったら、ぼくだって…」

暖房地獄も、酷寒地獄も、耐えますしね、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩、お疲れ様でした…」
ジョミー「ホント、そうだよ…」
サム  「仕方ねえよな、あの場合はよ…」
スウェナ「他に方法、無かったものね…」

見られないように隠し通すには…、とスウェナちゃん。

スウェナ「脱いでしまったら、おしまいだったし…」
アドス 「失礼、話が全く見えんのですが…」
イライザ「私もですわ、暖房地獄に酷寒地獄とか…」

それはどういう地獄ですの、とイライザさんの問い。

イライザ「もちろん、本物の地獄だったら、両方が…」
アドス 「揃っていますな、しかし、せがれは…」

地獄巡りが出来る器では…、とアドス和尚の不審そうな顔。

アドス 「よほど修行を積まない限りは、不可能でして…」
イライザ「愚息が行けるとは、思えませんのよ…」

銀青様なら分かりますけど、とイライザさんも相槌。

イライザ「現世の地獄のお話でしょう?」
アドス 「サウナにでも、入りましたかな?」

いや、サウナなら、脱ぐでしょうから…、とアドス和尚。

アドス 「我慢大会を開催でしたか?」
イライザ「余興だったら、ありそうですわね…」

意地でも脱がずに優勝ですの、とイライザさんが傾げる首。

イライザ「その後、外で寒さ我慢でしたのかしら?」
アドス 「耐える理由が無いと思うぞ」
イライザ「そうでした…」

寒さだったら着込みますわね、と言ってますけど。
我慢大会…。


2025/01/05 (Sun)



☆素行に問題アリ


雪の元老寺で元日ですけど、話題がクリスマスという状態。
おせちタイムに問題になった、キース君のサンタTシャツ。

アドス 「酷寒地獄に耐えた方のも、我慢大会ですかな?」
シロエ 「いえ、アレを我慢大会と呼ぶんでしたら…」

参加者はキース先輩だけで…、とシロエ君が始めた説明。

シロエ 「暖房地獄は、キース先輩がグッと我慢で…」
アドス 「他の皆さんは、違ったと?」
シロエ 「脱いでしまえば、快適でしたね」
サム  「半袖1枚でいけそうなほどだったけどよ」

脱げないキースには地獄だよな、とサム君の補足。

サム  「脱いだら、どうにもならねえし…」
ジョミー「Tシャツを見たい人が揃ってたしね…」
アドス 「なるほど、自業自得でしたか…」
イライザ「脱げばいいのに、隠してましたのね…」

酷寒地獄はどうでしたの、とイライザさんも興味津々。

イライザ「キースが一人で、我慢大会だったんでしょう?」
アドス 「追い出されたような気がするんじゃが…」
シロエ 「自発的に出て行った結果ですよ」

あの日も酷い雪でしたから…、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「積もってる中で、吹きっさらしの屋上でした」
アドス 「それは確かに寒そうですな…」
ジョミー「貼るカイロだけでは、キツかったと思うよ」

部屋では暖房地獄だったけどね、とジョミー君。

ジョミー「全身、貼るカイロを装備だったしさ…」
アドス 「ゴージャスですなあ、何故、そうなったと?」
シロエ 「日頃の行いというヤツでしょうか…」
イライザ「あらまあ、素行に問題アリですの?」

いけませんわね、とイライザさんの視線がアドス和尚に。

イライザ「罰礼コースで如何かしら?」
アドス 「そうしたいんじゃが、元日じゃしな…」
イライザ「檀家さんがお見えになる日でしたわね…」
アドス 「初詣に来て下さる前で、罰礼は見苦しいわい」
イライザ「そうでしたわ…」

他には何があるかしら、と考え込んでますけど。
罰を下すと…?


2025/01/06 (Mon)



☆戻せない時間


今年も雪の元老寺で元日、何故か話題がクリスマスな面々。
サンタ役だったキース君のTシャツ、誂えたとの話でして。

イライザ「宿坊の方を手伝わせたら、初詣が駄目ですし…」
アドス 「副住職が不在では、檀家さんに申し訳ないぞ」

しかし時間が迫っておるな、とアドス和尚の目が時計に。

アドス 「サム殿とジョミー殿は、今年も来て頂いて…」
イライザ「よろしくお願い致しますわね」
サム  「いつものことだし、気にしてねえよ」
ジョミー「ぼくは嫌だけど、気になる件なら、上にはさ…」

上があるよね、とジョミー君が指差す天井。

ジョミー「キースのTシャツ、見たかったわけで…」
シロエ 「ぼくもですけど、もう過ぎた話ですからね…」

なにしろ年が変わりましたし…、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「話題だけなら、クリスマスの話でも…」
サム  「戻れちまうけどよ…」
ジョミー「時間は戻ってくれないよね…」

タイムマシンも持ってないしさ…、とジョミー君も。

ジョミー「武闘派のサンタって、どんなのだったか…」
スウェナ「また気になって来ちゃったわよね…」

除夜の鐘でも消せなかったわ、とスウェナちゃんの苦笑。

スウェナ「ホントに惜しくて、見てみたいのに…」
サム  「キースのことだし、捨てたかもなあ…」
シロエ 「その線は無いと思いますよ?」

洗濯して干してあったのなら…、とシロエ君の冷静な分析。

シロエ 「イライザさんが保管していそうです」
ジョミー「ソレ、ありそう!」
サム  「キースには渡してねえってか?」

キースの私物じゃねえもんな、とサム君、手をポンと。

サム  「勝手に処分出来ねえ仕様で、今も何処かに…」
アドス 「当たっていますな、何処に仕舞ったんじゃ?」
イライザ「衣装ケースですけど、どうかしましたの?」
アドス 「罰礼の代わりに、披露はどうかと…」
イライザ「ナイスですわ!」

直ぐにでも出して来られましてよ、と笑顔ですけど。
披露すると…?


2025/01/07 (Tue)



☆罰礼の代わりに


雪の元老寺で迎えた元日、おせちタイムにクリスマスの話。
キース君が隠し通したTシャツ、イライザさんのチョイス。

アドス 「今は要らんぞ、初詣の方を急がんと…」
イライザ「そうでしたわね、夜でよろしいかしら?」
アドス 「うむ。皆さん、今日もお泊まりじゃしな」

初詣の間に出しておいてくれ、とアドス和尚の注文が。

アドス 「夕食の席で披露させれば、お喜びになるぞ」
イライザ「承知しましたわ、キースも分かってるわね?」

今夜の披露は逃がさないわよ、とイライザさんの睨み。

イライザ「逃げた場合は、罰礼、幾つになるかしら?」
アドス 「三千回で良かろう、それを三日間ということで」
キース 「…うっ…」

既に青かったキース君の顔色、血の気が引いて真っ白な今。

アドス 「いいか、罰礼三千回を三日間じゃぞ?」
イライザ「それが嫌なら、皆さんにお見せしなさいね」

出しておきます、とイライザさんのダメ押し。

イライザ「お部屋の方に置いておくから、初詣の後に…」
アドス 「夕食の前に着替えるんじゃな」
キース 「……はい……」

分かりました、とキース君、悲壮な顔付き。

キース 「もしかして、上着は不可ですか?」
イライザ「当たり前でしょう、Tシャツだけです!」
アドス 「上はそうじゃな、ズボンは履いて貰わんと…」

パンツ一丁のサンタはいかん、とアドス和尚。

アドス 「南国だったら、それもアリなんじゃが…」
イライザ「地球の裏側の国だと、夏でしたわね」
シロエ 「知ってます! サーフィンをするサンタとか…」
サム  「いるらしいよな、暑いしよ…」

サーフィンなんだし、短パンとかな、とサム君も。

サム  「けどよ、こっちは冬の最中で、雪景色でよ…」
シロエ 「Tシャツを着るにも、暖房は必須ですし…」
アドス 「その話、使えそうですな…」
一同  「「「は?」」」
アドス 「罰礼の代わりですぞ?」

ネタを極めてこそなのでは、と言ってますけど。
えっと…?


2025/01/08 (Wed)



☆元日でもサンタ


今年も元老寺で迎えた元日、おせちタイムは雪景色でして。
其処で出て来たクリスマスの話、キース君のTシャツの件。

シロエ 「ネタというのは、Tシャツですよね?」
アドス 「そういうことになりますな」
サム  「極めるってえのは、何なんだよ?」
アドス 「せっかくの、サンタTシャツですぞ」

南国のサンタで閃きましてな…、とアドス和尚、楽しそう。

アドス 「もうクリスマスは終わりましたが、南国風は…」
ジョミー「終わってないとか?」
アドス 「まだの所が、もしかしたなら…」

存在するかもしれませんぞ、と指差す壁のカレンダー。

アドス 「キリスト教にも、色々あると聞きますし…」
ブルー 「正教会のことを言ってるのかな?」
アドス 「流石は銀青様、よくご存じで」
一同  「「「正教会?」」」

なんだソレは、と一同、キョトン。

シロエ 「えっと…? 宗派の一つでしたっけ?」
アドス 「そうなのですが、暦が違うそうでして…」
一同  「「「暦?」」」
ブルー 「太陽暦より、ちょっと遅いんだよ」

13日間だったかな、と生徒会長が顎に当てる手。

ブルー 「夏のクリスマスが、これから来るわけで…」
アドス 「ソレを使えば、せがれも無事にサンタを…」

勤め上げられる勘定ですな、とアドス和尚、うんうん、と。

アドス 「実際、あるかは、置いておきまして…」
ブルー 「クリスマスをやり直すわけだね、いいと思うよ」
イライザ「あらまあ、それじゃ今夜は、お料理の方も…」

クリスマス風に変更ですわね、とイライザさん。

イライザ「ローストチキンでよろしいかしら?」
一同  「「「イイネ!」」」

元日の夜にクリスマス、と誰もが歓声。

シロエ 「最高ですよ、クリスマスが二回も!」
サム  「会場が寺でも、気にしねえよな!」
アドス 「南国風にやるわけですから、当然、サンタも…」
イライザ「夏服ですわよ」

でも、短パンがあったかしら、と首を傾げてますけど。
短パン…。


2025/01/09 (Thu)



☆取り寄せは不可


雪の元老寺で迎えた元日、夜にクリスマスをやり直すとか。
暦が違う宗派の場合は、これからというのが根拠だそうで。

キース 「俺は、短パンは履かん主義だぞ!」
シロエ 「確かに、見たこと無いですね」
サム  「似合わねえ自覚ってヤツが、あるんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、キースは硬派だしさ…」

履くわけないよね、とジョミー君。

ジョミー「持ってないものは、履けないし…」
マツカ 「取り寄せは出来ると思いますけど…」

夜までには、とマツカ君、控えめに申し出。

マツカ 「よろしかったら、お申し付け頂ければ…」
アドス 「有難いお言葉なのですが…」

なにしろ罰でございますので…、とアドス和尚、合掌。

アドス 「お取り寄せは却下になりますな」
イライザ「似合いそうな短パンなんて、贅沢ですもの」

要りませんわ、とイライザさんも。

イライザ「代わりの品が似合いですわよ」
アドス 「まったくじゃ。水泳用ので充分じゃわい」

どうせ南国のサンタなんじゃからな、とアドス和尚。

アドス 「サーフィンするには、ピッタリじゃぞ」
イライザ「スノボもいけそうな感じですわね」

いい具合に雪が積もってますし…、とイライザさんの笑み。

イライザ「駐車場の辺りでしたら、出来ますわよ」
アドス 「楽しそうじゃが、雪じゃしな…」

見物する方も寒いわけで…、とアドス和尚は反対の立場。

アドス 「庫裏から出るのは、遠慮したいわい…」
イライザ「言われてみれば、そうですわね…」

それにキースは素人ですし…、とイライザさんも。

イライザ「転ぶだけなの、見えていますわ…」
アドス 「技の一つも、出さん内にな」

パーティーに出るくらいしか出来んわい、と断言する人。

アドス 「キース、分かったな? ズボンは不可じゃ」
イライザ「海パンになさい」
キース 「なんで、そうなる!?」
アドス 「言った筈じゃぞ?」

罰の代わりになるんじゃしな、とキッパリと。
海パンでサンタ…。


2025/01/10 (Fri)



☆二枚とも披露で


雪の元日な元老寺ですけど、夜にクリスマスをやる方向へ。
しかも南国風のサンタで、キース君はTシャツに海パンで。

アドス 「Tシャツの柄は、どちらがいいかのう?」
イライザ「ボクサーでしょうねえ、海パンなんですもの」

機関銃では悪趣味になってしまいますわ、とイライザさん。

イライザ「ボクサーでしたら、短パンですし…」
アドス 「そうじゃな、機関銃は浮いてしまうわい」

ボクサー柄にしておけ、とアドス和尚、キース君に指示。

アドス 「でもって、機関銃の方もじゃな…」
イライザ「着替えるんですの?」
アドス 「いや、ボクサーのガウン代わりに…」

肩に羽織ってくればよかろう、と強烈な台詞。

アドス 「両肩には、サイズ的に無理があるんじゃが…」
イライザ「片方だけに羽織ればオッケーですわね」
アドス 「試合の時には、脱ぐんじゃしな」

颯爽と登場するべきじゃ、とTシャツ両方ともに出番が。

アドス 「会場入りには、BGMも欲しいトコじゃが…」
イライザ「ジングルベルでよろしいでしょ?」

サンタな時点で、お寺の行事を超えてますわよ、との意見。

イライザ「クリスマスソングくらい、気にしなくても…」
アドス 「そうじゃな、ジングルベルでいいじゃろう」

これで話は決まったわい、とアドス和尚の楽しそうな顔。

アドス 「では、初詣の方に行くとするかな」
キース 「待ってくれ、親父!」
アドス 「お前も早く支度してこい」

サム殿とジョミー殿も、お着替え下さい、と初詣モード。

アドス 「じきに檀家さんがおいでになりますぞ」
キース 「その前に、一つ聞きたいんだが!」
アドス 「何を聞くんじゃ?」

初詣のことなら知っておろう、とアドス和尚。

アドス 「檀家さんをお迎えして、新年のご挨拶を…」
キース 「親父、サングラスは許されるのか!?」
アドス 「初詣の席に出るのに、サングラスじゃと!?」

愚か者めが、と頭から湯気を立ててますけど。
当然ですよね…?


2025/01/11 (Sat)



☆サングラスは不可


今年も雪の元老寺で元日な面々、夜は二度目のクリスマス。
暦が違う宗派の場合は、これからなわけで、サンタが再び。

アドス 「不心得にも程があるわい、何を考えておる!?」
キース 「違うんだ、俺が言うのは、初詣じゃなくて…」

夜の方だ、とキース君の言い訳が。

キース 「南国のサンタなんだし、サングラスでも…」
アドス 「却下じゃ、却下!」

本場のサンタじゃないんじゃしな、とアドス和尚、一喝。

アドス 「顔が隠れるアイテムはいかん!」
イライザ「サングラスのサンタは、許しません!」

ちゃんと顔見せしなさいね、とイライザさんもダメ押し。

イライザ「でないと罰の意味が無いでしょ?」
アドス 「まったくじゃ。いいな、Tシャツに海パンで…」

ジングルベルで登場するんじゃぞ、と下った命令。

アドス 「機関銃なTシャツは、肩にかけて来い!」
イライザ「お部屋に揃えておきますからね」

初詣の方に行ってらっしゃい、とイライザさんが指す廊下。

イライザ「サムさんとジョミーさんも、お願いしますわ」
サム  「よーし、今年も頑張るぜ!」
ジョミー「やりたくないけど、夜はクリスマスだし…」

いつもよりかは頑張れそう、とジョミー君、親指をグッと。

ジョミー「キースのサンタが、バージョンアップで…」
サム  「登場となれば、お楽しみもよ…」
ジョミー「うんと増えるし、頑張って来る!」

それじゃ、と僧籍な面子とキース君は、本堂の初詣へ。

シロエ 「行っちゃいましたね、毎年ですけど」
マツカ 「でも、例年よりもマシそうです」

疲労困憊にはなりませんよ、とマツカ君の穏やかな笑み。

マツカ 「疲れてる場合じゃないですし…」
ぶるぅ 「そだね、パーティーあるもんね!」

きっと元気に戻って来るよ、と家事万能なお子様も。

ぶるぅ 「クリスマス用のお料理、手伝って来る!」
一同  「「「イイネ!」」」

夜が楽しみ、と盛り上がってますけど。
キース君、ピンチ…。


2025/01/12 (Sun)



☆作務衣で下っ端


雪の元老寺で元日ですけど、僧籍な面子は本堂でお仕事が。
檀家さんの初詣でして、サム君とジョミー君もお手伝いで。

シロエ 「ジョミー先輩、今年も下足番でしょうね…」
スウェナ「そうでしょ、サムと違って、いい加減だし…」

子供さんにお菓子を渡す役目は無理、とスウェナちゃん。

スウェナ「作法までは決まっていないと思うんだけど…」
シロエ 「法衣の裾の捌き方とか、ありそうですし…」
マツカ 「どちらかと言えば、袂でしょうね」

タスキ掛けとはいきませんから…、とマツカ君が傾げる首。

マツカ 「アドス和尚は、見栄えにうるさい筈です」
ブルー 「それで正解、ジョミーは下足番をやってるよ」

檀家さんの靴を揃えたりして、と生徒会長が指す本堂の方。

ブルー 「しかも作務衣で、袂も裾も無関係でさ…」
一同  「「「あー…」」」

下っ端という扱いなのか、と誰もが納得。

シロエ 「もしかして、使い走りもやらされてますか?」
ブルー 「そうだね、お茶を出すのは、サムなんだけど…」

お湯の支度はジョミーだよね、と生徒会長、可笑しそう。

ブルー 「ついでに、湯呑を洗うのも、ジョミーの役目!」
シロエ 「下足番と両方ですか!?」
マツカ 「どちらか、手薄になりませんか?」

本堂の外と中ですから…、とマツカ君の問い。

マツカ 「まさか、ダッシュで往復でしょうか…?」
ブルー 「ピンポーン!」

靴を揃えたら、裏に回って…、と生徒会長、クスクス笑い。

ブルー 「檀家さんの前では、走れないしね」
シロエ 「裏から入って、台所の方で洗い物なんですね…」
マツカ 「かなりハードな職場ですよね…」
ブルー 「仕方ないよね、所作が全く出来てないから」

下っ端で使い走りしか…、と生徒会長、バッサリ。

ブルー 「その分、夜に期待してるよ」
シロエ 「例年以上に、ということですか…」
スウェナ「キースは、逆だと思うわよ…」

夜は来るなと思っていそう、と言ってますけど。
多分…。


2025/01/13 (Mon)



☆元日から不運な人


雪が積もった元老寺で元日、夜はクリスマスをやるそうで。
僧籍な面子は、その前に本堂で、檀家さんの初詣のお仕事。

シロエ 「キース先輩、夜は見世物で確定ですしね…」
マツカ 「罰の代わりじゃ、逃げられませんし…」

お気の毒です…、とマツカ君が眺める本堂の方角。

マツカ 「スノボが無いだけ、マシでしょうけど…」
スウェナ「その点だけは、命拾いしたわね」
シロエ 「少しは運があるようですよ」

それとも運が向いて来たとか…、とシロエ君の説。

シロエ 「今年の厄は、今日のサンタで終わるかもです」
スウェナ「ソレは無いでしょ、キースなんだし」
マツカ 「気の毒だとは思いますけど、ぼくも同意で…」

むしろ不運な年になりそうな気が…、とマツカ君の意見。

マツカ 「元日早々、自分限定で厄を呼び込む展開で…」
一同  「「「あー…」」」

それはそうかも、と説得力が凄すぎる件。

シロエ 「例年以上に、不運な年を迎えましたか…」
マツカ 「無いとは言い切れないでしょう?」
スウェナ「ありそうすぎて、何も言えないわね…」

ちょっと期待をしてしまうけど…、とスウェナちゃん。

スウェナ「キース限定で厄な分には、無害なんだし…」
ブルー 「見てる分には、何も問題無いよね」

今夜も、うんと楽しまないと…、と生徒会長、笑顔全開。

ブルー 「キースは泣きたい気分だろうけど」
シロエ 「逃げたら、後がありませんしね…」
マツカ 「そうなるでしょうね、髪にお別れは確実かと…」

最上級の罰はソレなのでは、とマツカ君の怖すぎる指摘。

マツカ 「アドス和尚は、坊主頭をお望みですから…」
ブルー 「有無を言わさず丸坊主だよ、うん」

キースも百も承知してるし…、と生徒会長も。

ブルー 「海パンでサンタ、やり遂げるしかないってね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 夜のお料理、仕込み完了!」
一同  「「「イイネ!」」」

夜になるのを待つだけだ、と盛り上がる座敷。
楽しみですよね!


2025/01/14 (Tue)



☆元日にクリスマス


雪の元老寺で迎えた元日、檀家さんの初詣が終わった夕方。
僧籍な面子が座敷に戻ったものの、キース君だけ不在な今。

ジョミー「やっと終わった! 寒かったよ…」
サム  「この雪で、外はキツイよなあ…」

作務衣じゃコートも着られねえし、とサム君の苦笑。

サム  「でもよ、これからパーティーだしよ」
ジョミー「うん、だから今年は頑張った!」

外されちゃったら泣けるしさ…、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「キースは今頃、泣いてそうだけど…」
シロエ 「でしょうね、サンタな時間ですから…」

自業自得とも言いますけれど、とシロエ君。

シロエ 「Tシャツを隠し通したばかりに、この有様で…」
ジョミー「泣くに泣けない状態かもね…」
アドス 「皆さん、揃っておられますかな?」

料理を運ばせてよろしいか、とアドス和尚が座敷に。

アドス 「せがれも、準備が出来る頃かと」
イライザ「出来てますわよ、きちんとチェックしましたわ」

南国風のサンタですの、とイライザさんも来て報告。

イライザ「お料理、すぐに運びますわね」
一同  「「「やったーっ!」」」

元日の夜にクリスマス、と皆が歓声、並べられる料理。

ジョミー「凄い、ホントにクリスマスだ!」
シロエ 「今のシーズンに、こんな食材、あるんですね…」
イライザ「しかも、お値段、破格でしたの」

底値らしくて、とイライザさんの笑顔。

イライザ「クリスマスは済んだばかりで、お正月ですし…」
ぶるぅ 「食材、出番が無い時期だもん!」
サム  「あー…。キースのサンタが時期外れなだけな…」
シロエ 「国によっては、これからですけどね…」

此処では済んだわけですし…、とシロエ君。

シロエ 「仕切り直すの、ぼくたちくらいですよ」
アドス 「今夜は楽しんで頂けますぞ」
イライザ「お料理、並べ終わりましたし、始めましょうね」
アドス 「BGMスタートじゃ!」

庫裏に大音量で響き渡る、ジングルベル。
パーティー開幕!


2025/01/15 (Wed)



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☆積み立てる人たち


初日から日曜な12月だけに、生徒会長宅に来ている面々。
其処へ来たソルジャー、悪戯小僧とクリスマスの話でして。

ジョミー「積み立てって、潜入班の人がするわけ?」
Aブルー「そう言ったけど?」
シロエ 「みんなで、カンパじゃないんですか?」

悪戯の被害は平等ですよね、とシロエ君の問い。

シロエ 「厨房とかは、潜入班より被害が多そうですよ?」
サム  「なんで、みんなで出さねえんだ?」

きっと喜んでカンパするぜ、とサム君も。

サム  「それで悪戯しなくなるなら、気前よく…」
ジョミー「お小遣いの半月分くらい、出しそうだけど?」
キース 「まったくだ。なけなしの金を、はたいてもだ…」

ヤツの悪戯を止めたいだろう、とキース君も同意。

キース 「俺なら全額、出すと思うが」
一同  「「「あー…」」」

被害が集中する人だった、と誰もが同情の眼差し。

ジョミー「そうだよね…。キースでさえも、コレだしさ…」
サム  「年中無休でやられてる船は、尚更だぜ…」
スウェナ「しかも、男女を問わないんでしょ?」

どうして潜入班なのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「予算は沢山ありそうだけど…」
Aブルー「其処だよ、予算で気付かないかい?」
一同  「「「は?」」」

何に気付けと、と一同、怪訝そうな顔。

シロエ 「お小遣いの額に、関わらないと思いますけど…」
キース 「俺なら全額出すと言ったぞ」
Aブルー「無い袖は振れない、と言うだろう?」
一同  「「「はあ?」」」

ますます謎だ、と首を傾げるしかない御一同様。

ジョミー「無い袖って、何さ?」
Aブルー「お小遣いだよ!」

シャングリラに存在するとでも、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「お金なんかを使う機会が、何処にあるわけ?」
一同  「「「あっ!?」」」
Aブルー「持っているのは、潜入班だけで…」
シロエ 「使うのも、其処だけですか…」

ミュウには必要無いんだった、と納得な理由。
人類限定…。


2024/12/16 (Mon)



☆削れそうな予算


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場でして、クリスマスの話なんですが。

Aブルー「みんなでカンパ出来ない理由、分かったかい?」
シロエ 「はい。思いっ切り、理解出来ました…」
ジョミー「お金が無いなら、仕方ないよね…」

使わないものは持っていないし、とジョミー君。

ジョミー「そうなると、潜入班が積み立てるしか…」
サム  「ねえってことだよなあ…」
Aブルー「オッケー? 確かに予算は多いんだけどさ…」

ぶるぅの食い倒れ用は、食費からでね、とソルジャーの言。

Aブルー「削れる予算が、其処しか無くって…」
サム  「マジかよ、食費とか、必須のヤツじゃねえかよ」
シロエ 「潜入班の人も、食事しないと大変ですよ?」
キース 「腹が減っては戦は出来ぬ、と言うくらいだしな」

他の部分は削れないのか、とキース君の問い。

キース 「削れる所はありそうだぞ」
Aブルー「あったら、苦労はしないってね!」

家賃は削れないし、服だって無理、とソルジャー、真剣。

Aブルー「交通費とかもそうだし、食費くらいしか…」
シロエ 「あー…。シャングリラだと、制服ですよね…」
サム  「着回すにしても、流行りがあるかもな…」
Aブルー「其処なんだよ!」

目立たないようにするなら、服は大切、と説明が。

Aブルー「周りに溶け込んで動くためには、TPOで…」
キース 「着替えなくてはダメだろうな…」
Aブルー「流行だって、考慮しないと…」

浮いちゃうからね、と言われれば、そう。

Aブルー「毎シーズン、服を買い替えるだけでも大変!」
一同  「「「あー…」」」

食費以外は削れないかも、と誰もが納得。

シロエ 「一食抜くとかで、コツコツ貯めるんですね…」
Aブルー「潜入中は自炊もするから、安い品をさ…」
サム  「選んで買っているわけな…」
Aブルー「お買い得をね!」

狙い目は夕方の値引き品、と所帯じみてますけど。
食費だけに…。


2024/12/17 (Tue)



☆保管場所が問題


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、悪戯小僧とクリスマスの関係な話。

ジョミー「値引き品って…。其処までやって食費削減?」
Aブルー「悪戯されることを思えば、ずっとマシだよ」

他のみんなの援助もあるしさ、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「お小遣いは持ってなくても、食事はあるから…」
サム  「潜入班用に、取っておくのかよ?」
シロエ 「それとも、おかわり多めに回すんですか?」
Aブルー「両方だね!」

日持ちするものは、取り置きだよ、とソルジャーの説明。

Aブルー「クッキーだとか、お菓子の類は、それが多いね」
シロエ 「ぶるぅの盗みは、どうなるんです?」

保管してても突破されますよね、とシロエ君の鋭い指摘。

シロエ 「瞬間移動も、出来るんですし…」
Aブルー「大丈夫! 安全安心な場所で保管するから!」
ジョミー「もしかしなくても、青の間とか?」

部屋の持ち主はタイプ・ブルーだしさ、とジョミー君。

ジョミー「完璧に隠しておけそうだけど…」
Aブルー「その案だったら、その場で却下されたよ!」
一同  「「「は?」」」

何故に却下、と一同、キョトン。


シロエ 「船で一番、安全そうなのに、却下ですか?」
サム  「マジかよ、なんで却下なんだよ?」
Aブルー「ぶるぅと同じで、ヤバいに決まってるしね!」

お菓子を盗む常習犯で…、とソルジャーが指差す自分の顔。

Aブルー「そんな危険人物に、預けられるとでも?」
一同  「「「あー…」」」

預けたが最後、食べられるヤツか、と一同、納得な理由。

キース 「そうなると、何処で預かっているんだ?」
シロエ 「安全地帯なんて、船の中にはありませんよね…」
Aブルー「違うね、木の葉を隠すなら、森の中だよ!」
ジョミー「そっちのシャングリラ、森があったっけ?」
Aブルー「船に森なんか、あるとでも?」

其処まで出来る余裕は無いね、と言ってますけど。
森って…?


2024/12/18 (Wed)



☆森と言われても


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、悪戯小僧とクリスマスの話でして。

サム  「んじゃよ、森ってえのは、何処なんだよ?」
シロエ 「其処に隠せば安心だなんて、あるんですか?」
ジョミー「隠すだけ無駄な気しかしないけど…」

ぶるぅだしさ、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「片っ端から掘り返してでも、盗みそうだよ?」
シロエ 「クリスマス前だけは、安全でしょうけど…」
Aブルー「それが、そうでもないんだよ」

ああ見えてグルメなんだしさ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「不味いものには、手を出さないし!」
サム  「そういや、試食品の話、あったっけな…」
シロエ 「美味しいです、って顔で騙すヤツでしたね…」

失敗作が出された時に…、とシロエ君の相槌が。

シロエ 「騙す相手は、船の仲間らしいですけれど…」
スウェナ「たまに、ぶるぅが引っ掛かる、って聞いたわね」
Aブルー「そうなんだよねえ、自業自得ってヤツで…」

アレは、仕返ししないんだよね、とソルジャーも。

Aブルー「そんなわけだし、不味い食べ物なんかは…」
シロエ 「全力でスルーする、ということですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

森の正体、分かったかな、とソルジャー、楽しそうな顔。

Aブルー「ぶるぅが避けて通るってね!」
サム  「不味い食い物の、保管場所ってか?」
シロエ 「保管するメリット、あるとは思えませんよ?」
ジョミー「生ゴミを置いておく所とか…?」

あまり嬉しくないけどね、とジョミー君。

ジョミー「生ゴミとセットで保管とかさ…」
シロエ 「食べたい気持ちになれませんよ…」

いくら美味しいお菓子とかでも…、とシロエ君も溜息。

シロエ 「ぼくなら、全力で遠慮しますね」
Aブルー「あのねえ…。船にもデリカシーはあるわけで…」
サム  「だったら、隠してる森は、何処なんだよ?」

不味い食い物の保管場所って…、と質問ですけど。
何処…?


2024/12/19 (Thu)



☆不味い食べ物


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
其処へソルジャーが登場、クリスマスと悪戯小僧の話な今。

Aブルー「不味い食べ物なんかを、保管するとでも?」
シロエ 「でもですね…。ぶるぅが避けて通るんですし…」
サム  「不味い物しか置いてねえんだろ?」

でなきゃ普通に入るじゃねえか、とサム君のツッコミ。

サム  「いくらグルメか知らねえけど、食い意地はよ…」
ジョミー「半端ないから、食べ物があれば入りそうだよ?」
Aブルー「そうなんだけどさ、アイスは作れるかい?」
一同  「「「アイス?」」」

なんだソレは、と誰もがキョトン。

シロエ 「アイスの話はしてませんけど?」
Aブルー「美味しいよねえ、ぼくも作って食べてるよ」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ぼくのは混ぜるだけのタイプで、簡単で…」

だけど、ぶるぅが作るのは、どう、とソルジャーの問い。

Aブルー「材料を揃える所からでさ、卵に、砂糖に…」
サム  「今の話と関係ねえだろ?」
Aブルー「あるね、材料、アイスなら、どれを取っても…」

単品だけでも美味しいわけで…、とソルジャーが立てる指。

Aブルー「卵も砂糖も、それだけ食べてもオッケー!」
シロエ 「まあ、そうですね…」
Aブルー「それじゃ、カレーは?」
一同  「「「カレー?」」」

何だソレは、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「カレーがどうかしたんですか?」
Aブルー「シャングリラでも、カレー系は大人気でさ…」

だけど、材料、美味しいかな、と言われましても。

ジョミー「あー…。カレールー、齧って後悔したよ…」
サム  「マジかよ、チョコと間違えたとか?」
ジョミー「子供だったし、知らなくってさ…」

泣きそうだった、とジョミー君。

ジョミー「もしかしなくても、ぶるぅも、ソレかな…」
シロエ 「激辛料理は、好きですけどね…」
サム  「素材だけはよ…」

キツイんでねえの、とサム君が首を傾げてますけど。
素材…。


2024/12/20 (Fri)



☆入らない場所


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場、悪戯小僧のクリスマス事情の話で。

シロエ 「カレー粉も、カレールーも食べないでしょうね」
サム  「ジョミーじゃねえけど、齧って後悔ってのは…」
Aブルー「あったようだね、ぼくも現場は見ていないけど」

それこそ後悔MAXってヤツ、とソルジャー、クスクス。

Aブルー「泣きの涙で、転げ込んで来たよ!」
シロエ 「青の間にですか?」
Aブルー「ピンポーン! 何か美味しい物ある、ってね!」

厨房で探す気ゼロだったわけで…、と思い出し笑いな人。

Aブルー「行けば酷い目に遭うと思ってたんだよ」
一同  「「「酷い目?」」」
Aブルー「そう、カレー粉だか、カレールーなんだか…」

それよりもキツいヤツに出会って…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「どれが当たりか、分からないしさ…」
一同  「「「当たり?」」」
Aブルー「ハズレでもいいけど、とにかく、不味いの!」

いわゆる食材関係だね、と説明が。

Aブルー「まるで料理をしないわけだし、区別なんかは…」
一同  「「「あー…」」」

出来ないのか、と誰もが納得。

サム  「んじゃよ、森ってのは、食材置き場かよ?」
Aブルー「そうなるねえ!」

新鮮さが命なのから、保存食まで、と得意そうな顔。

Aブルー「缶詰にしても、瓶詰にしても、色々でさ…」
シロエ 「ジャムはいけても、ペースト類はキツイですね」
サム  「辛い系だと、マジで終わるぜ…」

胃袋も舌も、下手をすりゃ目も…、とサム君が竦める肩。

サム  「菓子類、其処に置いておけばよ…」
Aブルー「安心ってね!」

もう絶対に、入らないから、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「料理を多めに振舞う時も、保管出来るし…」
ジョミー「設備は充分、整ってるだろうしね…」
Aブルー「もちろんだよ! 潜入班用のお礼置き場!」

美味しい料理も、菓子類もね、と明かされた事実。
森の正体…。


2024/12/21 (Sat)



☆食い倒れで発散


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、悪戯小僧とクリスマスの話でして。

シロエ 「潜入班の人の食費削減、現物でカバーですか…」
Aブルー「そうでもしないと、クリスマス前の費用がね…」
ジョミー「食い逃げするのはマズイもんね…」

人類側の世界だけに…、とジョミー君。

ジョミー「サンタクロースに、鞭を貰うコースは確実で…」
サム  「クリスマスがパアになっちまうしよ…」
シロエ 「ストレス発散は、必須でしょうし…」
Aブルー「我慢させたら、ぼくに深刻な被害が出そうで…」

食い倒れで発散して貰うしか…、とソルジャー、深い溜息。

Aブルー「覗きは勘弁願いたいしね!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「分かってるけど、説明しただけ!」

ストレス発散に最適なだけに…、と軽く両手を広げる人。

Aブルー「それは嫌だし、食い倒れで!」
キース 「要は、あんたが逃げてるんだな?」
シロエ 「船の人たちに、面倒ごとを押し付けてますね?」
Aブルー「いいんだってば、自発的にやってるんだし!」

現時点で文句は出ていないから、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「此処でも悪戯しないわけだし、今年もさ…」
サム  「クリスマスをよろしく、と言いに来たのな…」
Aブルー「ピンポーン!」

休暇はキッチリ取ってあるから、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぼくも、もちろんハーレイもね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ クリスマス、楽しみ!」
Aブルー「御馳走もケーキも、悪戯は抜きで楽しめるよ!」
キース 「まあ、その点だけは認めるが…」

髪がピンクの危機も無いな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「俺も酷い目に遭いはしないし…」
Aブルー「カエル袋とか、ショーを披露するのは無いね!」
シロエ 「料理も、ぶるぅがやってくれますしね」
キース 「俺の出番は、ゼロな勘定だな」

第一、俺は坊主なんだし、と正論が。
クリスマスだけに…。


2024/12/22 (Sun)



☆出番を貰った人


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、クリスマスに来る気満々なわけで。

Aブルー「もしかして、出番が欲しいのかい?」
キース 「いや、そんなことは…!」

むしろ出番は無い方がいい、とキース君が指す数珠レット。

キース 「今も言ったが俺は坊主で、クリスマスとは…」
Aブルー「無関係だと?」
キース 「俺の家には、サンタクロースも来なかったぞ!」

親父が断っていたそうでな…、とキース君の激白。

キース 「その上、山門には結界もあるわけだから…」
シロエ 「サンタクロースも入れない、と聞きましたね」
Aブルー「なるほどねえ…。今どき、緩いらしいのに…」

お寺だって、と苦笑しているソルジャー。

Aブルー「実はツリーが飾ってあるとか、普通だってね?」
キース 「表立っては飾れないんだが、庫裏にはな…」
Aブルー「キースの子供時代も、そうだろう?」
キース 「親父が頑固すぎなんだ!」

今も変わらず石頭で…、とキース君が握り締める拳。

キース 「スクーターの許可さえ出ないんだぞ!」
Aブルー「クリスマスは、此処でしか楽しめないんだ?」
キース 「そうなるな…」
Aブルー「オッケー、それじゃ出番をプレゼント!」

最高の見せ場でリスクはゼロ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぶるぅに悪戯されるどころか、大歓迎だよ!」
キース 「はあ?」
Aブルー「大喜びで歓迎してくれるってね!」

是非やりたまえ、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「サンタクロースになって、登場!」
一同  「「「ええっ!?」」」

なんだソレは、と一同、目が真ん丸に。

Aブルー「イブはサンタで決まりってね! 後は任せる!」
シロエ 「ぶっつけ本番なんですか!?」
Aブルー「サプライズで楽しみにしておくよ!」
キース 「待て、せめて打ち合わせを…!」
Aブルー「期待してるからね!」

それじゃイブに、と自分の世界に帰った模様。
どうなる…?


2024/12/23 (Mon)



☆暖かそうな衣装


やって来ました、クリスマスイブ。生徒会長宅に朝に集合。
とはいえ、ゲストが来るのは遅くて、お決まりの面子だけ。

シロエ 「おはようございます。雪になりましたね」
ジョミー「キースには、ちょっとキツイかもね…」
サム  「でもよ、サンタは北の国だぜ?」

昼間もマイナスの世界だしよ、とサム君が眺める外の雪。

サム  「サンタの衣装も、それなりによ…」
シロエ 「暖かそうに思えますけど、どうなんです?」
キース 「正直、それほど暖かいわけでは…」

ないんだが…、とキース君、フウと溜息。

キース 「マツカに貰って、試着してみた印象ではな」
シロエ 「見た目は、袖とかフカフカでしたよ?」
ジョミー「帽子もあったし、暖かそうなのに…」
キース 「いわゆるパーティーグッズだぞ?」

暖かい部屋でも着られる仕様だろうな、とキース君。

キース 「でないと、サンタが熱中症になりかねないぞ」
一同  「「「あー…」」」

パーティー会場は暖かいし、と誰もが納得。

シロエ 「マツカ先輩、それで合ってますか?」
マツカ 「はい。急げば、現地仕様の衣装をギリギリで…」

手配出来るかもしれませんけど…、とマツカ君も焦り気味。

マツカ 「雪になるとは、思っていませんでしたしね…」
シロエ 「それもそうですし、登場シーンも…」

衣装より後に決まりましたっけ…、とシロエ君の相槌。

シロエ 「あの時点で、衣装は届いてましたから…」
サム  「クリスマス寒波とか、誰も考えていねえよな…」

そもそも誰が言ったんだよ、とサム君が指すベランダの方。

サム  「屋上から降下するってヤツ…」
一同  「「「うーん…」」」

誰だったっけ、と顔を見合わせる御一同様。

ジョミー「その場のノリで決まっちゃったし…」
シロエ 「煙突の代わりに屋上からで、でしたよね…」
キース 「思い出せんが、サプライズを指定されたしな…」

それでやろうと決めたのは俺だ、と言ってますけど。
屋上から…?


2024/12/24 (Tue)



☆屋上は冷えそう


クリスマスとイブは今年もパーティー、会場は生徒会長宅。
朝から集合、キース君の登場シーンが屋上からという問題。

ジョミー「キースが降りるの、夜だしね…」
シロエ 「かなり冷えると思いますよ」
ぶるぅ 「カイロ、一杯、貼って行ったら?」

服の下に、と家事万能なお子様が差し出した、カイロの箱。

ぶるぅ 「これだけあったら、いけると思うの!」
キース 「そうだな、それくらいしか…」

ソレでいこう、と決まった方針、昼前にはゲストも到着。

Aブルー「メリークリスマス! 今日はよろしくね!」
??? 「よろしくお願い致します」

お世話になります、とキャプテン(会話表記はA船長)。

A船長 「今日は、ぶるぅも、いい子ですよ」
??? 「かみお~ん♪ サンタさんが来るんだもん!」

ぼくはいい子、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も。

Aぶるぅ「パーティーのお料理、もう出来てる?」
ぶるぅ 「うんっ! ケーキも沢山、届いてるから!」
ブルー 「楽しんで行ってくれたまえ!」

メリークリスマス! と生徒会長の声で、パーティー開幕。

シロエ 「絶品ですねえ、ローストビーフ!」
ジョミー「ターキーもあるし、ホント、最高!」
Aブルー「ぼくの船だと、こうはいかないし…」
A船長 「特別休暇で逃げて来るのが、恒例ですよ」

クリスマスはキャプテンも暇ですしね、と説明が。

A船長 「人類側も、クリスマス休暇ですから」
Aブルー「ニューイヤーとセットで、心配は無用!」

まるっと船を空けていたって、と盛り上がる人たち。

Aぶるぅ「ねえねえ、そろそろ夜になるかな?」
ぶるぅ 「そだね、窓の外、暗くなって来たし…」

ホワイトクリスマス、と指差す窓の向こうは雪景色でして。

シロエ 「貼るカイロ、フルで装備ですね…」
キース 「そうだな、貰っておいて正解だった」
ぶるぅ 「頑張ってね!」
Aぶるぅ「貼るカイロ?」

今日はいい子だから、お手伝いする、と悪戯小僧。
何を…?


2024/12/25 (Wed)



☆カイロ貼ります


クリスマスイブのパーティーですけど、外は雪景色な夕方。
サンタの衣装で登場予定の、キース君は貼るカイロが必須。

Aぶるぅ「いつもキースをいじめてるから、その分まで!」
キース 「もしかして、貼るのを手伝う、と?」
Aぶるぅ「そだよ、フル装備だと、身体中なの?」

腰も背中も、と悪戯小僧の無邪気な問い。

Aぶるぅ「シャツもパンツも、貼るカイロでビッシリ?」
キース 「ビッシリとまでは言わないが…」
シロエ 「かなり多めに要るでしょうね」

この雪では…、とシロエ君が眺める窓。

シロエ 「外は相当、寒いですよ」
Aぶるぅ「そっか、キースのカイロは何処?」
キース 「俺が泊まる部屋だ」
Aぶるぅ「オッケー、貼ってあげるから、案内して!」

善は急げって言うもんね、と張り切っている悪戯小僧。

Aぶるぅ「早く、早くーっ!」
キース 「いやまだ、かなり早すぎるんだが…」
Aぶるぅ「なんで早すぎ?」
キース 「そ、それは…」

サプライズだけに言えない仕様で、キース君、答えられず。

Aぶるぅ「遅刻するより、早めの方がいいんでしょ?」
A船長 「そうですよ。ちゃんと覚えていたんですね」
Aぶるぅ「今日は、いい子にしてなくちゃ!」

だから早めに貼ってあげるね、と笑顔全開。

Aぶるぅ「それでいいでしょ?」
キース 「…分かった…」

よろしく頼む、とカイロを貼りにゲストルームへ。

シロエ 「キース先輩、大丈夫でしょうか…?」
Aブルー「何がだい?」
ジョミー「今、着てる服は、冬服でさ…」

カイロを貼ったら、暑すぎる気が、とジョミー君。

ジョミー「出番は、うんと後なんだし…」
スウェナ「サウナ気分になれるかしらね…」

最悪、脱げばいいんだけれど…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「でないと、茹ってしまうわよ?」
Aぶるぅ「ただいまあーっ!」
キース 「貼って来たぞ」
Aぶるぅ「あのね、キースの…」

Tシャツの模様、凄かったよ、と跳ねてますけど。
模様…?


2024/12/26 (Thu)



☆見たいTシャツ


ホワイトクリスマスなイブの夕方、パーティーな御一同様。
屋上からサンタで降下予定なキース君、貼るカイロを装備。

キース 「模様の話はしなくていい!」
Aぶるぅ「なんで?」
キース 「いい子にするなら、そうしてくれ!」
Aぶるぅ「分かったあ!」

黙ってるね、と沈黙ですけど、他の面子はザワザワ。

シロエ 「凄い模様って、仏様だったんでしょうか?」
サム  「お経のTシャツっていうのもあるぜ」
ジョミー「そういう系かな、ぶるぅ、覚えてる?」
Aぶるぅ「ぼく、いい子だから、お約束は守るも~ん!」

だから内緒、と年に一度の「いい子モード」が発動中。

Aブルー「ぶるぅ、思念でいいから、チラ見せで!」
A船長 「私も、ソレでお願いします」
Aぶるぅ「ダメダメ、サンタさん、来なくなっちゃう!」

それじゃ困るよ、と悪戯小僧のサイオンがキラリ。

Aぶるぅ「はい、キースにシールドしたよ!」
キース 「シールド?」
Aぶるぅ「そだよ、キースが服を着ている間は、絶対に…」

Tシャツの模様、思念でも覗けないから、と得意げな顔。

Aぶるぅ「これで安心!」
Aブルー「ホントだ、ぼくが見たって無理…」
ブルー 「ぼくも全く見えないんだけど…」
一同  「「「ええっ!?」」」

極秘なのか、と一同、愕然。

シロエ 「キース先輩、着替えは別室に行くんですよね?」
キース 「そうなるな」
サム  「んじゃよ、Tシャツ拝むにはよ…」
Aブルー「セーターを脱いで貰うしか…」

でも、どうやって、と考え込んだソルジャー、閃いた様子。

Aブルー「ぶるぅ、エアコン、パワーアップで!」
ぶるぅ 「えっ、暑すぎない?」

今で適温、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「みんな冬服だし、これくらいだよ?」
Aブルー「大丈夫、脱げばいいってね!」
A船長 「なるほど、キースも脱ぐしかない、と…」
Aブルー「Tシャツ姿になるってば!」

うんと上げちゃえ、とリモコンを手にしましたけど。
どうなる…?


2024/12/27 (Fri)



☆暑すぎた屋内


ホワイトクリスマスになったイブの夕方、キース君に注目。
Tシャツの模様が凄いらしくて、見たいと思う人ばかりで。

Aブルー「みんな、暑くてもいけるよね?」
シロエ 「もちろんです!」
A船長 「私も、今日は私服ですから、上着なんかは…」

脱いでしまってかまいません、とキャプテンまでが。

Aブルー「オッケー、それじゃエアコン、最強で!」
ジョミー「どのくらいまで上がるかな?
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 半袖1枚でいけるよ!」

家事万能なお子様が飛び跳ねる中で、上がり始めた室温。

サム  「やっぱ暑いぜ、夏ってな!」
ぶるぅ 「アイスもあるから、好きに食べてね!」
キース 「有難い!」

俺は脱げんし、とキース君だけ、着込んだまま。

ジョミー「無理していないで、上着、脱いだら?」
キース 「脱ぐくらいなら、早めに出発した方がマシだ!」

アイスを食ったら出発でいい、と食べ終えるなり、別室へ。

Aぶるぅ「あれっ、キースは?」
シロエ 「じきに来ますよ。あっ、そういえば…」

協力者の人は、とシロエ君の問い。

シロエ 「マツカ先輩、サポート係はどうなってます?」
マツカ 「定刻に来ると言ってましたが…」
サム  「んじゃよ、キースは待ちぼうけかよ?」
マツカ 「前倒しは無理ということですね…」

一人でやるには危険ですし…、とマツカ君が言う通り。

Aぶるぅ「ねえねえ、それって、何のお話?」
マツカ 「1時間ほど待てば、分かりますよ」
シロエ 「外の雪、かなり降ってます…」

大丈夫でしょうか、と心配する間に、サプライズの時間。

ブルー 「メリークリスマス、外を見たまえ!」
ぶるぅ 「サンタさんだ!」
Aぶるぅ「ホントだ、上から降りて来る!」

待ってましたあ! と悪戯小僧が開けるベランダの入口。

キース 「メリークリスマス! …っと、ハクション!」
Aぶるぅ「大変、サンタさんが風邪!」

お薬どうぞ、と苦そうな薬がドッサリと。
良い子、善意で大暴走…。


2024/12/28 (Sat)



☆天然だった悪戯


ホワイトクリスマスの夜は、キース君がサンタでしたけど。
アッと言う間に日が経ちまして、今日は除夜の鐘な大晦日。

シロエ 「遅れました! 目の前でバスに行かれちゃって」
サム  「なんで早めに出ねえんだよ…」
ジョミー「寒いんだからさ、時間厳守にしてくれないと…」

キースの二の舞になっちゃうし、とジョミー君の愚痴。

ジョミー「此処のバス停、吹きっさらしだよ?」
シロエ 「ですから、先に行って下さい、と連絡を…」
スウェナ「先に行きたい人、いると思うの?」
シロエ 「…そうですよね…」

アドス和尚がいますから、とシロエ君が差し出すレジ袋。

シロエ 「お詫びに、肉まん買って来ました」
サム  「でもよ、普通に冷めてるだろ?」
シロエ 「いえ、保温してカイロも入れてあります」

ホカホカですよ、と出されたわけで、皆が歓声。

ジョミー「気が利くね! 手まで温まるよ!」
マツカ 「有難いですけど、キースを思い出しますね…」
サム  「クリスマスな…」

貼るカイロで暑すぎた後は酷寒でよ、とサム君が竦める肩。

サム  「おまけにクシャミで、激マズの粉薬だぜ…」
シロエ 「ぶるぅの悪戯、天然でしたね…」

本人は善意だっただけに怖すぎます、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩、風邪は免れましたけど…」
マツカ 「ダメージは大きかったですよ…」

その上、年末進行で…、とマツカ君。

マツカ 「家の行事が忙しくなって、追い回されて…」
ジョミー「そのまま大晦日に突入だもんね…」
シロエ 「噂をすれば、キース先輩では?」
サム  「出迎えでねえの?」

山門前にいるんだしよ、と言った所へ黒塗りのタクシー。

ジョミー「ブルーだ、特権階級だよね…」
スウェナ「除夜の鐘だし、今日の主役よ?」
ブルー 「やあ! 君たちも早く来たまえ!」
ぶるぅ 「寒いもんね!」
キース 「庫裏は暖房が入れてあるから、暖かいぞ」

適温だしな、と恩着せがましい口ぶり。
仕方ないかも…。


2024/12/29 (Sun)



☆消せない好奇心


大晦日は元老寺で除夜の鐘撞き、毎年恒例の行事ですけど。
冷える中でも路線バスな人と、黒塗りタクシーの生徒会長。

シロエ 「キース先輩、クリスマスイブの件は謝ります…」
ジョミー「ぼくも謝るから、エアコンはさ…」

適温をキープして欲しい、とジョミー君も。

ジョミー「暑すぎた後で外に出るとか、まんまキースで…」
サム  「風邪を引くのは確実だしよ…」

この通り、とサム君も謝罪モード。

サム  「Tシャツは、つい、好奇心でよ…」
シロエ 「模様が知りたかったんです…」

ああなるとは思いませんでした、とシロエ君、反省MAX。

シロエ 「ですから、エアコンで仕返しだけは…」
キース 「お前たちだけなら、アリかもだが…」

ブルーに感謝するんだな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「銀青様に失礼な真似は出来んぞ」
ブルー 「そういうこと! ぼくにエアコン地獄は無いね」
シロエ 「会長、ありがとうございます!」
サム  「マジで感謝!」

ありがてえ、とサム君、合掌して深々とお辞儀。

サム  「来年も守って貰えそうでよ…」
ブルー 「キースのTシャツ、懲りたかい?」
一同  「「「はいっ!」」」

でも…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「今も模様は気になるんですよ…」
ブルー 「正直、ぼくも知りたくてさ…」

二枚までは絞り込めたけど、と生徒会長の妙な台詞が。

一同  「「「二枚?」」」
ブルー 「パーティーが終わった次の日に…」
ぶるぅ 「イライザさんが干してた、洗濯物!」
キース 「…その手があったか…」

俺もまだまだ甘かった、とキース君の深い溜息。

キース 「まあいい、庫裏でゆっくりしていてくれ」
ブルー 「忙しそうだし、おかまいなく」
キース 「では、失礼する」
シロエ 「行っちゃいましたよ、Tシャツの件は…?」
ブルー 「年忘れで暴露かな、どっちもサンタの模様で…」

しかも武闘派のサンタクロース、と明かされた事実。
武闘派…?


2024/12/30 (Mon)



☆真剣に除夜の鐘


大晦日は元老寺で除夜の鐘な、シャン学メンバーですけど。
庫裏で待つ間に、サンタだったキース君のTシャツの話に。

ジョミー「武闘派のサンタクロースって、なに?」
ブルー 「そのまんまだよ、ボクサーなのと、機関銃だね」
一同  「「「機関銃!?」」」

激しすぎる、と誰もが愕然。

シロエ 「機関銃を撃つサンタですか…?」
ぶるぅ 「ううん、持ってただけだよね」
ブルー 「構えてもいなかったけど、迫力は充分!」
ジョミー「キース、そういう趣味だったんだ…?」

知らなかった、とジョミー君。

ジョミー「見られたくなかったの、分かる気がするよ…」
サム  「だよな、密かな楽しみだしよ…」
ブルー 「違うね、イライザさんの趣味!」

金欠のキースに買えるとでも…、と生徒会長の暴露。

ブルー 「サンタの役をやるんでしょ、と着せたようだよ」
一同  「「「うわー…」」」

死んでも秘密にしときたいヤツ、と一同、納得。

シロエ 「脱がなかったの、分かりましたよ…」
ジョミー「知ってしまって大丈夫かな…」
ブルー 「分からないけど、模範生でいた方がいいね」

年内くらいは…、と言われた面々、除夜の鐘を待つのみで。

サム  「今年は早めに並ばねえとな…」
シロエ 「雪が降って来てます、キース先輩の祟りかも…」

それでも行くしか、と例年よりも早く行列で待機。

ジョミー「ブルーはいいよね、ぶるぅもさ…」
スウェナ「出るのは直前、しかテントで待機だものね…」

仕方ないけど、と愚痴り続けて、やっと除夜の鐘の時間に。

キース 「感心だな、いつもギリギリに来るくせに…」
ブルー 「裏に事情が色々とね」

緋の衣を着た生徒会長、テントに入って、間もなく登場。

ジョミー「今年が終われば、無罪だよね…?」
サム  「そう願いたいぜ…」
マツカ 「心をこめて、鐘撞きですよ…」
スウェナ「それでこそよね…」

真剣な顔で除夜の鐘撞き、真面目さMAX。
皆様も、どうぞよいお年を~。


2024/12/31 (Tue)




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☆年末になったら


さて、師走。初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
いよいよ年末スタートなわけで、キース君が愚痴の最中で。

キース 「親父め、昨日と今日で、何が変わると!」
シロエ 「仕方ないですよ、ハッキリと月が変わってます」
ぶるぅ 「そだよ、今年のカレンダー、今月でおしまい!」

昨日までは違ったけどね、と家事万能なお子様が指す壁。

ぶるぅ 「一枚めくって、12月だもん!」
キース 「それはそうだが、なんでキッチリ…」

年末モードにしやがるんだ、とキース君、グチグチと。

キース 「起床時間は早くなったし、境内とかの掃除も…」
サム  「範囲が広くなったのかよ?」
キース 「そうだ、新年に備えて綺麗にしろ、と…」

草むしりまで加えやがって、とブツブツブツ。

キース 「今の季節でも、しつこい草はあるからな…」
シロエ 「夏よりも、ずっと減ってませんか?」
キース 「減っている分、親父がチェックしやすいんだ!」

姑のような勢いで…、と深い溜息。

キース 「今日の範囲を指定されたが、終わったら…」
ジョミー「すぐにチェックが入ったとか?」
キース 「終わりました、と報告したら、俺を連行で…」

現場チェックで、やり直しだ、と恐ろしすぎる実話。

キース 「あそこと、あそこのアレは何だ、とな!」
一同  「「「うわー…」」」
キース 「これから毎朝、そういうヤツだぞ…」

本堂の掃除もセットものでな、と悲惨すぎる年末モード。

キース 「仏具磨きとか、あれこれ加わって…」
シロエ 「昨日までは、無かったわけですね?」
キース 「たまにあったが、毎日ではない!」

師走というだけで切り替えなんだ、とキース君の嘆き節。

キース 「しかも、クリスマスはサボるんだろう、と…」
サム  「バレている分、加算なのかよ?」
キース 「サボる分だけ余計に働け、とな!」
シロエ 「お気の毒ですけど、ぼくたちとは…」

無関係な家の事情ですよね、とシロエ君。
それは確かに…。


2024/12/01 (Sun)



☆お寺の愚痴より


初っ端から日曜な12月、生徒会長宅に集う面々ですけど。
暦が師走に変わった途端に、年末モードなキース君が愚痴。

キース 「他人事だと思いやがって!」
シロエ 「その通りですから、文句は言えないでしょう?」

お寺の息子に生まれた以上は、そうなるしか、とシロエ君。

シロエ 「ずっと前には、家から逃げる気でしたよね?」
サム  「あー…。ブルーの正体、知ったせいだよなあ…」
ジョミー「負けてたまるか、で坊主コースだもんね…」
スウェナ「あそこで、そっちを選んでなければ、違うわよ」

今頃は、とっくに自由の身でしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「法律家を目指していたんだものね」
シロエ 「弁護士だったか、裁判官かは知りませんけど…」
サム  「そっちに行ってりゃ、別の暮らしだよなあ…」
ジョミー「忙しくっても、草むしりとか仏具磨きは…」

絶対に無くて、デスクワーク、とジョミー君の指摘。

ジョミー「出張で飛び回る生活にしても、今よりはさ…」
シロエ 「自分のペースを作れますよねえ…」
サム  「つまりは、自業自得じゃねえかよ」

愚痴るなよな、とサム君、ピシャリと。

サム  「愚痴るんだったら、共通の話題にしとけよ」
シロエ 「言えてますよね、紅葉狩りとか」
ジョミー「まだ1週間ほどしか経ってないしね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ クマさんと、ダンス!」

お相撲タイムもあったけどね、と跳ねるお子様。

ぶるぅ 「結局、キース、負けちゃったけど…」
サム  「だからよ、同じ愚痴るなら、ソレで頼むぜ」
シロエ 「ぼくたちに分かる話題でお願いします」
ジョミー「抹香臭い話なんかは、要らないしね」

聞いていたって楽しくないし、とジョミー君、切り捨て。

ジョミー「お寺の愚痴より、紅葉狩りだよ!」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「なんで、そうなる!」
シロエ 「二回、美味しいからですよ!」

クマとダンスを振り返れますし、とシロエ君の笑顔。
まあねえ…。


2024/12/02 (Mon)



☆振り返りで愚痴


12月は初日から日曜、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
年末モードな元老寺を愚痴ったキース君、却下されまして。

キース 「あんなブツを、どう振り返れと!?」
シロエ 「愚痴でも文句でも、ご自由にどうぞ!」

あの場では言えなかったでしょう、とシロエ君の笑み。

シロエ 「ゲストがいた上、ゲストの中には、問題児が…」
ジョミー「いたから、文句を言ったら終わりだったよ?」
サム  「最終兵器を持ってやがるしよ…」

下手に愚痴れば、即死な状況だったよな、サム君も。

サム  「カエル袋で済んだら、マシな方でよ…」
ジョミー「最終兵器が発動してたら、マジで詰みでさ…」

特にキースの環境だとね、とジョミー君が立てる人差し指。

ジョミー「髪がピンクで家に帰れば、おしまいだよ?」
シロエ 「アドス和尚がブチ切れですよね…」
サム  「そうでなくても、坊主にしろって言われてよ…」

逃げまくって今に至ってるよな、とサム君、ビシィ! と。

サム  「ピンクの頭じゃ、親父さんがよ…」
シロエ 「バリカンを持って来るのは、ガチですよ…」
ジョミー「その場で丸刈り、綺麗サッパリ、髪にお別れ!」

サイオニック・ドリームで誤魔化す暇ある、とジョミー君。

ジョミー「クマとダンスで、バテた後だよ?」
サム  「誤魔化すの、集中しねえと、出来ねえんだろ?」
キース 「心の準備が出来ていないと無理だな…」

染められたショックだけで無理だ、とキース君の嘆き節。

キース 「あいつらの前では、何も文句は…」
シロエ 「言えなかった分を吐き出しましょうよ!」
ジョミー「うんと愚痴ってくれてオッケー!」

抹香臭い話じゃないし、とジョミー君の笑顔。

ジョミー「蜂蜜まみれになったトコから、振り返りで!」
シロエ 「いいですねえ!」
サム  「頭から被っちまったよなあ…」
キース 「着ぐるみだったお蔭で、髪は無事だったが…」

そうでなけれシャワーだったな、と始まった愚痴。
面白そう…。


2024/12/03 (Tue)



☆厄介だった蜂蜜


初日が日曜な12月でして、生徒会長宅で過ごす御一同様。
年末モードを愚痴ったキース君、愚痴の中身を変えまして。

シロエ 「あー…。蜂蜜まみれの髪もマズイですよね…」
キース 「家に帰るなり、親父が文句をつけるぞ?」

髪の手入れが出来ていない、とな、とキース君、ブルッと。

キース 「髪を伸ばしているからだ、と決め付けられて…」
ジョミー「いきなりバリカンで来そうだよね…」
キース 「丸刈りまではされないとしても、確実に…」

短くされてしまうだろうな、と溜息なキース君の髪は長め。

キース 「まず、このくらいから慣れていけ、と…」
サム  「五分刈りくらいで、いずれは丸刈りコースな…」
キース 「言いがかりだ、と言える状態ではないだけに…」

綺麗に洗って帰らないと、と竦める肩。

キース 「シャワーを浴びに行ってる間に、飯の時間が…」
シロエ 「終わっていたかもしれませんね…」
スウェナ「そうね、ダンスの時間も長かったし…」
ジョミー「負けて終わっただけに、後も長引いてさ…」

クマが蜂蜜タイムだったし…、とジョミー君。

ジョミー「着ぐるみについてる蜂蜜、なめ回してたしね…」
シロエ 「下手に起きたら、クマが怒り出しますし…」
キース 「死んだふりをするしか無かったんだ!」

クマのパンチは御免蒙る、とキース君の愚痴が。

キース 「そうでなくても、かわすしか無くて…」
スウェナ「いい感じにダンスになっていたわよ?」
ぶるぅ 「そだね、ステップ、上手だったし!」

ちゃんとアドリブで踊れてたよ、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「ぶるぅ、とっても喜んでたもん!」
シロエ 「思い切り、はしゃいでましたよねえ…」

行司さんも張り切ってました、とシロエ君も楽しそう。

シロエ 「なかなか勝負がつきませんでしたし…」
ジョミー「どっちも転ばなかったしね…
キース 「俺は必死で、クマも必死で…」

蜂蜜を巡るバトルだったんだ、と言ってますけど。
なるほど…。


2024/12/04 (Wed)



☆お目当ては蜂蜜


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅に集う面々ですが。
年末モードを愚痴ったキース君、愚痴の中身を切り替えで。

シロエ 「クマと土俵に上がる前にも、ひと騒動でしたね」
ジョミー「蜂蜜を持っていたのが、敗因だったよね…」

クマの機嫌取り用に、とジョミー君。

ジョミー「あそこで蜂蜜を持ってなかったらさ…」
シロエ 「クマは突進していませんよ」
サム  「あれで後ろに倒れたはずみに、蜂蜜をよ…」
スウェナ「頭から被ったわけだものね…」

でも…、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「蜂蜜は無しで対面してたら、危なかったかも…」
シロエ 「どうでしょう? 人に慣れてるクマですしね…」
マツカ 「危険は無かったと思いますよ?」

きちんと調教されてましたし、とクマを手配したマツカ君。

マツカ 「芸とかが出来るわけではありませんけど…」
サム  「人を襲わねえクマだったわけな?」
マツカ 「そうでなければ、手配しません」

事故があったら大変ですしね、とマツカ君、キッパリ。

マツカ 「蜂蜜をなめに行っていたのは、性質の問題かと」
ジョミー「単に、おやつが欲しかっただけ?」
マツカ 「ええ。食事も、ちゃんと食べさせましたから」

キースを襲う心配は無かったですよ、とマツカ君の証言。

マツカ 「とはいえ、蜂蜜は大好物ですし…」
サム  「なめに行くのも当然だってか?」
マツカ 「そうなります。ダンス勝負も、クマの目標は…」

キースではなくて、蜂蜜だった筈です、と明快な答え。

マツカ 「キースが下手に逃げ回るせいで、蜂蜜の方も…」
シロエ 「逃げ回ることになったわけですね?」
マツカ 「はい。キースが転んで、クマは蜂蜜ゲットで…」

押さえ込むことになったかと…、とマツカ君の冷静な分析。

マツカ 「キースが蜂蜜を持っていたのが、始まりですね」
キース 「そういうのは、先に言ってくれ!」

俺が蜂蜜を持ち出した時に、と叫んでますけど。
間違ってませんね?


2024/12/05 (Thu)



☆蜂蜜が無ければ


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
年末モードを愚痴ったキース君、愚痴の中身をクマに変更。

キース 「蜂蜜さえ持っていなかったなら、俺は無事で…」
サム  「だよなあ、襲って来るクマじゃねえんだし」
ジョミー「でもさ、マツカが本当のことを言った場合は…」

もっと展開がヤバかったかも、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「蜂蜜なんかは要りませんよ、って明かしたら…」
シロエ 「何が起きると言うんです?」
ジョミー「考えてみてよ、あの日のゲスト、誰だっけ?」
一同  「「「あー…」」」

悪戯小僧がいたんだった、と誰もが見合わせる顔。

サム  「そういや、最終兵器なヤツがいたよな…」
シロエ 「しかも発想、斜め上ですよね…」
ジョミー「でもって、生き甲斐は悪戯なわけで…」

安全なクマなんか、許すと思う、とジョミー君の問い。

ジョミー「絶対、クマに何かやるよね…」
サム  「土俵に爆竹、投げるとかかよ?」
シロエ 「投げ込んで済むんだったら、まだマシでしょう」
スウェナ「まさか、クマに爆竹、結び付けておいて…」

点火するとか…、とスウェナちゃんの視線がシロエ君に。

スウェナ「そう考えてもいいのかしら?」
シロエ 「最悪、耳にセットするとか、ありそうですよ」
一同  「「「うわー…」」」

クマの耳元で爆竹なのか、と一同、ガクブル。

ジョミー「そんなの、ぼくも想定外だったよ!」
シロエ 「可能性の一つですけど、否定出来ますか?」
ジョミー「ううん、出来ない…」
サム  「どっちかと言えば、自然すぎる流れだぜ、ソレ」

クマが激怒はガチだけどよ、とサム君も納得な凄い悪戯。

サム  「マツカが言わずに黙ってたのも、当然かもな…」
シロエ 「そうなんですか、マツカ先輩?」
マツカ 「ええ。耳に爆竹とまでは、思いませんけどね…」
キース 「蜂蜜のお蔭で、俺は命を拾ったと…?」

最悪のケースを免れたのか、と質問ですけど。
そうなのでは?


2024/12/06 (Fri)



☆命拾いした人たち


今年の12月は初日が日曜、生徒会長に集う面々ですけど。
キース君の愚痴から回想モードで、クマと相撲な話でして。

シロエ 「どう考えても、そうとしか言えませんよ…」
サム  「マジで、マツカの機転で、助かったヤツだぜ?」

耳に爆竹なクマが来てたら、どうなったんだよ、とサム君。

サム  「大人しいクマでも、暴れねえわけがねえし…」
ジョミー「ぼくたちだって、逃げるしかないよね…」
スウェナ「当たり前でしょ、相手はクマよ!?」

あの場にプロはいなかったわ、とスウェナちゃんの青い顔。

スウェナ「麻酔銃とかを持っている人、誰かいたわけ?」
ジョミー「見覚え無いけど、どうだっけ?」
サム  「マツカ、その手のプロは配置してたのかよ?」

そうだとは思えねえんだけど、とサム君の問い。

サム  「調教してあるクマだし、飼育員だけじゃねえ?」
マツカ 「恥ずかしながら、それで合ってます…」

暴れるとまでは思いませんしね、とマツカ君が震わせる肩。

マツカ 「地元の人には、クマ撃ち名人もいますけど…」
シロエ 「殺傷力のあるヤツだよね、ソレ…」
マツカ 「普通の散弾銃の筈です、麻酔銃は無いでしょう」

キースもいるのに撃てませんよ、とマツカ君の悪い顔色。

マツカ 「蜂蜜のお蔭で助かりました…」
一同  「「「あー…」」」

万一があったら責任者か、と皆の視線がマツカ君に。

シロエ 「マツカ先輩、良かったですね…」
サム  「命拾いしたの、キースだけじゃねえのな…」
マツカ 「そうらしいです。蜂蜜に感謝しておかないと…」
キース 「俺も真面目に同感だ…」

文句な場合じゃなかったんだな、とキース君もガクブル。

キース 「クマが蜂蜜をなめ終わるまで、下敷きでも…」
ジョミー「暴れられるより、遥かにマシだよ」
シロエ 「散弾銃しか無い状態では、手が出せませんし…」
??? 「そうでもないと思うけど?」

ぼくを忘れていないかな、と現れた人が一名。
誰が来たと…?


2024/12/07 (Sat)



☆飽きるダンスなら


初日から日曜な12月だけに、生徒会長宅に来ている面々。
年末モードなキース君の愚痴から、クマの話が出ている今。

シロエ 「なんで、いきなり出て来るんです!?」
??? 「面白そうだし、見てただけだよ」

青の間からね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「クマの耳に爆竹、あったかもねえ…」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

そうなのか、と誰もがドン引き。

シロエ 「じゃあ、蜂蜜で命拾いは正解なんですか?」
Aブルー「そういうことだね、ぶるぅも楽しんでたし」

クマとダンスで、締めは相撲で…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「キースがクマの下敷きな時間も、たっぷり!」
キース 「アレが無ければ、爆竹だったと…?」
Aブルー「クマと友好的なイベでは、つまらないだろう?」

ダンスの中身によってはね、とニコニコと。

Aブルー「アドリブで上手く踊っていればいいけど…」
サム  「退屈なダンスだったら、飽きてたってか?」
Aブルー「ぶるぅなんだよ?」

高尚なダンスが理解出来ると、とソルジャーの問い。

Aブルー「能を通しで見られるとでも?」
一同  「「「あー…」」」

無理なヤツだ、と納得な例え。

シロエ 「多分、5分も持ちませんよね…」
ジョミー「ぼくでも通しはキツイって!」
サム  「俺は5分で寝落ち出来るぜ…」

スローすぎて、とサム君も。

サム  「蜂蜜を巡るダンスだったから、いけたわけな…」
Aブルー「次のステップ、読めないしね!」

退屈しないで済んだんだよ、とソルジャーの解説。

Aブルー「爆竹の出番は来なかったわけ!」
キース 「マジか…」

本当に俺はヤバかったのか、とキース君、顔面蒼白。

キース 「耳に爆竹をやられていたら、大惨事で…」
シロエ 「クマ撃ち名人も呼べませんしね…」
サム  「詰んでいたよな…」
Aブルー「だから、そうでもないってば!」

わざと忘れていないかい、と言ってますけど。
忘れるとは…?


2024/12/08 (Sun)



☆フォローがあれば


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
紅葉狩りでクマと相撲だったのを、キース君が愚痴ったら。

シロエ 「わざと忘れるって、何をです?」
Aブルー「ぼくだよ、ぼくを誰だと思ってるわけ?」

この服装はダテだとでも、とソルジャーが指す自分の衣装。

Aブルー「本来、ぼくには必要無いのに、着せられてて…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「高熱とかにも耐える仕様で、一種の防護服!」

ぼくはマッパでも平気なのにさ、と不満そうな顔。

Aブルー「宇宙空間だろうが、マッパでオッケー!」
サム  「そういや、そういう仕様だっけか…」
ジョミー「前に聞いたけど、今の話と、どう関係が?」

クマは爆発物じゃないよ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「暴れ出しても、破壊力には限界が…」
Aブルー「まさにソレだよ!」

元々、どういう企画だったっけ、とソルジャーの問い。

Aブルー「何処からクマが出て来たのかな?」
一同  「「「あっ!?」」」

忘れてた、と顔を見合わせる面々。

シロエ 「勝負したいと言ってましたね…」
スウェナ「ヒグマとバトルをしたがってたわ…」
サム  「マツカが、冬眠中だって言ったんだよな?」
マツカ 「ええ…。ハッキリと思い出しました…」

最初の時点で、キースの出番は無かったです、とマツカ君。

マツカ 「話がズレていった結果が、キースにお鉢で…」
Aブルー「ピンポーン!」

よく考えてみてくれたまえ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「クマ撃ち名人なんかを、呼ばなくっても…」
サム  「素手で一発、倒せるってか…」
Aブルー「正しくは、指一本も触れないでね!」

サイオンで一撃すればいいだけ、と勝ち誇る人。

Aブルー「フォローがあれば、ぶるぅは、どうするかな?」
シロエ 「爆竹で済んだら、御の字ですね…」
サム  「火炎瓶とかな…」
キース 「やりかねん…」

クマの毛皮が焦げるんだが、とキース君、ガクブル。
怖すぎ…。


2024/12/09 (Mon)



☆投げ込むならコレ


初日から日曜な12月だけに、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ来たソルジャー、キース君の愚痴を聞いていた模様。

Aブルー「火炎瓶は無いと思うけどねえ…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「クマの毛皮が焦げるよりかは、染める方かな」
一同  「「「げっ!!!」」」

アレか、と誰もがピンと来たブツ。

サム  「まさか、ピンクの染料かよ!?」
Aブルー「カラーボールみたいな感じで、いけるんだよね」
シロエ 「当たれば、飛び散るヤツですね…?」
Aブルー「そう! こっちの世界のよりも、パワー絶大!」

詰める技術が違うしさ、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「ボールを1つ、投げ付けるだけで、まるっと…」
ジョミー「クマがピンクに染まるんだ…?」
Aブルー「ピンポーン!」

ショッキングピンクでラメ入りかもね、と怖すぎる台詞。

Aブルー「クマが怒るのは確実かと…」
サム  「しかもソレって、落ちねえんだよな…?」
Aブルー「相手はクマだし、ハゲても気にしないから…」

こっちの世界のヤツで落とすのはアリ、とソルジャーの言。

Aブルー「運が良ければ、綺麗に落ちるということも…」
シロエ 「落ちなかったら、全身ピンクか、ハゲですね?」
Aブルー「その場で丸ハゲのリスクは充分!」

混ぜるな危険は承知だよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「クマとダンスは盛り上がるけど…」
スウェナ「最悪な展開じゃないの!」

キースはボロボロ、マツカもでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「クマを貸してくれたトコに、平謝りで…」
シロエ 「子供の悪戯だった、と目撃証言は…」

飼育員さんのがありますけど、とシロエ君も顔面蒼白。

シロエ 「蜂蜜で済んで良かったと言えるでしょうね…」
キース 「俺もマツカも、本当に命拾いしたんだな…」
マツカ 「そのようです…」
Aブルー「ところで、ぶるぅなんだけど…」

今年も楽しみにしていてね、と笑顔ですけど。
楽しみって…?


2024/12/10 (Tue)



☆自分が詰むイベ


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場でして、クマと相撲の話題ですけど。

シロエ 「楽しみにしてるって、何をですか…?」
サム  「聞いたらヤベえ気がしねえか…?」
Aブルー「大丈夫! 悪戯は多分、しない筈だし!」

したら自分がヤバいからね、とソルジャー、謎な発言。

Aブルー「なにしろ、詰むのは自分だしさ…」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆が見合わせる顔。

サム  「あいつが詰むとか、あるのかよ…?」
シロエ 「ちょっと想像出来ませんけど…」
ジョミー「だよね、詰むのはキースばっかりでさ…」
キース 「同感だ。俺が詰むなら、分かりやすいが…」

正直、理解したくなくても、とキース君も。

キース 「ヤツが詰むとか、有り得ないぞ…」
シロエ 「ぶるぅが詰んだら、キース先輩は、もっと…」
ジョミー「詰みそうだよね…」

ぶるぅ以上に、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「巻き添えになるのは、ガチっぽいよ?」
キース 「恐らくな。だから楽しみなんだろう…」

俺を巻き添えで自爆する気だ、とキース君の悪い顔色。

キース 「激辛チャレンジだとか、そういった系で…」
一同  「「「あー…」」」

それはありそう、と納得出来るイベの内容。

シロエ 「食い意地とはいえ、激辛ですしね…」
ジョミー「悪戯するなら、辛さをドンと加えるしか…」
サム  「マジで自分が詰むヤツだぜ…」

チャレンジするのは全員だもんな、とサム君も顔面蒼白。

サム  「自分の分だけ、味付け変えられねえしよ…」
キース 「それしか無いと思わないか?」

激辛でなければ闇鍋とかで…、とキース君の深い溜息。

キース 「クリスマスも近いし、其処でやりそうだ…」
ジョミー「マジで嫌すぎるんだけど!」
シロエ 「ぼくも逃げたい気分ですよ…」
Aブルー「なんでそういう方向へ?」

クリスマスを誤解していないかい、と聞いてますけど。
誤解…?


2024/12/11 (Wed)



☆イブに来るもの


初日が日曜な今年の12月、いつもの生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で、ぶるぅの悪戯が怖いクリスマスの話題。

シロエ 「誤解も何も、クリスマスくらい分かってます!」
ジョミー「ぶるぅの誕生日も、クリスマスだよね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも、ぶるぅも、お誕生日!」

だから毎年、パーティーだよね、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「イブに集まって、二日連続で!」
Aブルー「そう、ソレ! 今年も楽しみらしくてねえ…」
ぶるぅ 「お料理、何にしようか、考え中だよ!」
ブルー 「ケーキも、あれこれ考えててさ…」

候補がドッサリ、と生徒会長が取り出すカタログ。

ブルー 「ぶるぅのお手製は欠かせないけど、他にもね!」
ぶるぅ 「そだよ、クリスマスケーキ、何処も凝るから…」
Aブルー「此処でも、毎年、色々、揃ってるよね…」

いろんな店のを食べ比べで…、とソルジャーも嬉しそう。

Aブルー「そのクリスマスに、来るのは何かな?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「当日じゃなくて、イブの方だけど?」

夜中に誰か来る筈だよ、とソルジャーが指す天井の方。

Aブルー「ぶるぅたちにしか、来ないヤツでさ…」
サム  「サンタクロースな…」
シロエ 「ですね…」
ぶるぅ 「サンタさん、楽しみ!」

今年は何が貰えるかな、と飛び跳ねている無邪気なお子様。

ぶるぅ 「いつも、ぶるぅとお揃いなんだよね!」
Aブルー「其処が大事な所でさ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「お揃いで貰えるかどうかが、ポイントだけど?」

サンタクロースは、どんな人だっけ、とソルジャーの問い。

Aブルー「プレゼントが貰える条件は?」
一同  「「「あっ!」」」

ソレがあった、と誰もがハッタと気付いた模様。

シロエ 「いい子でないと、貰えないんでした…」
ジョミー「悪い子には、届くの、鞭だっけね…」
Aブルー「ピンポーン!」

ぶるぅだろうが、容赦しないよね、と鋭い指摘。
その通り…。


2024/12/12 (Thu)



☆悪戯が出来ない日


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場でして、クリスマスの話になった今。

サム  「そういや、クリスマスに悪戯の記憶はねえな…」
シロエ 「言われてみれば、無いですよね…」
Aブルー「しっかり教育してあるからね!」

クリスマス当日の分までガッチリと、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「イブはもちろん、当日に悪戯をしたら大惨事!」
ジョミー「なんて教えてあるわけ?」
Aブルー「プレゼントが消えてしまうよ、ってね!」

クリスマスの日に悪戯したら、夜の間に、と凄い答えが。

Aブルー「サンタクロースが回収してって、それっきり!」
一同  「「「うわー…」」」

それは怖い、と誰もが納得な理由。

シロエ 「悪戯しないの、当然ですよ…」
サム  「プレゼント、パアになるっていうのはキツイぜ」
Aブルー「もっと言うなら、オマケもあって…」
一同  「「「オマケ?」」」

どんなオマケが、と一同、興味津々。

Aブルー「バースデープレゼントも、一緒にパア!」
シロエ 「まさか、サンタが回収ですか!?」
Aブルー「没収と言ってくれたまえ!」

行き掛けの駄賃というヤツでね、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「回収ついでに没収してって、来年はさ…」
ジョミー「来ない仕様になっているとか?」
Aブルー「ううん、来るけど、没収したプレゼントは…」

別の子供に配られるわけ、と怖すぎる設定。

Aブルー「二度と戻って来ないってね!」
サム  「サヨウナラかよ…」
Aブルー「どんなに素敵で気に入ってても、お別れだよ!」

アヒルだろうが、土鍋だろうが、と強烈な悪戯の結末。

Aブルー「そうなるんだ、と教えてあるから、大丈夫!」
シロエ 「大人しくするしかないですね…」
Aブルー「本来、シャングリラ用の対策で…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「クリスマスくらいは…」

大人しくさせろと、うるさくって、と肩を竦める人。
当然かと…。


2024/12/13 (Fri)



☆有効期間が長め


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
其処へ来たソルジャー、クリスマスについて耳寄りな話を。

サム  「ニューイヤーじゃなくて、クリスマスかよ?」
ジョミー「クリスマスの方が、盛り上がるわけ?」

ニューイヤーも賑やかなんだよね、とジョミー君の問い。

ジョミー「青の間が散らかりまくるって…」
Aブルー「そうなんだけどさ、有効期間の問題かな…」
一同  「「「有効期間?」」」

なんだソレは、と誰もがキョトン。

シロエ 「期間限定だったら、分かりますけど…」
サム  「有効期間って、意味が不明だぜ?」
ジョミー「賞味期間の方なら、御馳走とかもあるから…」

納得だけど…、とサッパリ謎なブツが有効期間。

ジョミー「有効期間って、何が有効?」
Aブルー「決まってるだろう、悪戯が出来ない期間だよ!」

クリスマスの方が長めだしね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「イブはもちろん、クリスマス当日もいけて…」
シロエ 「二日あるから、お得なんですか?」
サム  「でもよ、ニューイヤーもカウントダウンとか…」

つけりゃ二日はいけるよな、とサム君が顎に当てる手。

サム  「どっちの方で大人しくさせても、同じだぜ?」
ジョミー「だよね、ニューイヤーの方が良くない?」

年も変わるし、とジョミー君。

ジョミー「それとも、クリスマスの方が派手だとか?」
Aブルー「違うよ、クリスマスの場合は、待機期間が…」
一同  「「「待機期間?」」」

ますます謎だ、と首を傾げるしかない話。

シロエ 「有効期間の次は、待機期間ですって?」
Aブルー「セットものだね、その二つは!」

よく考えてくれたまえ、とソルジャーが立てる人差し指。

Aブルー「クリスマスイブだけ、いい子でいいのかな?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「イブの前日まで悪戯三昧、それでオッケー?」
一同  「「「あー…」」」

自粛期間がセットなのか、と一気に解けた謎。
サンタクロース…。


2024/12/14 (Sat)



自粛期間の始まり
今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、クリスマスと悪戯小僧の話でして。

シロエ 「イブの前日だけ、いい子だとキツそうですね…」
サム  「やっぱ、日頃の行いがよ…」

反映されるイベだもんな、とサム君も苦笑。

サム  「チャラにするには、自粛しねえとヤバそうだぜ」
ジョミー「1週間くらいじゃ、足りないかもね…」
スウェナ「もう始まっているのかもよ?」

1日だもの、とスウェナちゃん。

スウェナ「クリスマス前の、アドベントカレンダーって…」
シロエ 「12月1日からでしたっけ?」
スウェナ「そうよ、毎日、1つずつ開けるアレよね」

お子様向けに中にお菓子が、というカウントダウン用。

スウェナ「クリスマスを派手にやるんだったら、ソレも…」
ジョミー「ありそうだよね…」
Aブルー「もちろんだよ!」

名探偵に乾杯! とソルジャーの拍手。

Aブルー「ぶるぅは、今日から自粛期間で…」
シロエ 「ストレスが溜まりまくるんですか?」
Aブルー「ううん、その分、外で発散!」
一同  「「「外!?」」」

人類の世界で悪戯なのか、と誰もがドン引き。

ジョミー「まさか、人類の世界で破壊活動…?」
Aブルー「するわけがないね、相手はサンタなんだしさ…」

本来、人類側で活動しているわけで、とソルジャーの説明。

Aブルー「ミュウの船より、目が行き届くよ?」
一同  「「「あー…」」」

より筒抜けになる仕様だ、と一同、納得。

サム  「んじゃよ、ストレス発散って、何するんだよ?」
Aブルー「ドカ食いだよ!」

食い倒れとも言うかもね、とソルジャー、クスクスと。

Aブルー「目についた店で、片っ端から食べまくってさ…」
サム  「でもよ、食い逃げ出来ねえんだぜ?」
シロエ 「お小遣い、底を尽きませんか?」
Aブルー「大丈夫! ちゃんと予算が組まれてるから!」

潜入班が積み立ててるし、と言ってますけど。
クリスマス用に…?


2024/12/15 (Sun)




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☆紅葉狩りとイベ


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
ところがソルジャー登場でして、話が恐ろしい方へ展開中。

Aブルー「真っ当なヒグマだって?」
マツカ 「普通のヒグマ、と言い換えましょうか?」

その方が分かりやすいですよね、とマツカ君。

マツカ 「ヒグマは、冬眠するものですけど…」
Aブルー「しないタイプが存在すると?」
マツカ 「ええ。…正直、かなり厄介ですから…」

近付かないのが常識ですよ、とマツカ君、真剣な顔。

マツカ 「飢えているので、危険すぎです」
シロエ 「そうらしいですね、近場のクマにしましょう!」
Aブルー「いいのかい?」

クマ狩りに行くということで…、とソルジャーの輝く瞳。

Aブルー「紅葉狩りのイベには、最高だよ!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「何か文句があるとでも?」
キース 「いいか、今の言い出しっぺは、俺じゃない!」

シロエなんだ、とキース君がビシィ! と指差す先。

キース 「近場のクマと言いやがったのは、お前だろう!」
シロエ 「そうですけど…?」
キース 「だったら、お前が引っ被るべきだ!」

紅葉狩りでクマになったんだしな、とキース君、腕組み。

キース 「ガチンコ勝負か、何か知らんが…」
Aブルー「あー…。シロエを連れて行くべきだ、と?」
キース 「是非、それで頼む!」
シロエ 「なんで、そういう話なんです!?」

狩猟免許なんか持っていませんよ、と顔面蒼白なシロエ君。

シロエ 「山歩きだって、していませんし…!」
キース 「やかましい! 俺も事情は同じなんだ!」

無理ゲーすぎる、とキース君も必死の形相。

キース 「此処は行くなら、お前しかいない!」
シロエ 「でもですね…。あっちのぶるぅの意見とかも…」
Aブルー「聞いてくれると有難いねえ!」
キース 「あいつは、俺を指名すると…?」
Aブルー「だって、紅葉でイベだしさ…」

面白い方がいいだろうし…、と首を捻ってますけど。
指名だと…?


2024/11/16 (Sat)



☆勝負に向くキャラ


何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りでクマを狩るイベを提案。

キース 「どの辺が、どう面白いんだ!」
Aブルー「だって、せっかくクマと勝負なんだから…」

面白いキャラの方にすべき、とソルジャーの言。

Aブルー「シロエじゃ、すぐに逃げそうで…」
シロエ 「当たり前です、誰だって命は惜しいですよ!」
キース 「お前だったら、其処は何とか出来るだろうが!」

クマ除け鈴の改造だとか…、とキース君。

キース 「ラジオの方でも、特殊音波を出すヤツだとか!」
シロエ 「あー…。思い付きさえしませんでした…」
キース 「分かったんなら、お前が勝負して来い!」

俺より勝ち目があるだろうが、とキース君、目がマジ。

キース 「俺は柔道くらいしか…」
シロエ 「そうなんですけど、腕はぼくより上ですし…」
Aブルー「ガチンコ勝負も出来そうだ、って?」

いいじゃないか、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぶるぅも、そっちの方が喜ぶのはガチ!」
サム  「シロエだったら、クマは逃げちまうしなあ…」
ジョミー「フェアプレイとは言えないよねえ…」
キース 「クマを相手に、フェアは無いしな!」

第一、クマのホームだろうが、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「俺だとアウェーで、それだけでも不利だ!」
Aブルー「ぼくにしたって、アウェーだけど?」
キース 「ドサクサ紛れに決めてかかるな!」

戦うと言った覚えなど無い、とキース君の怒声。

キース 「あんた一人で勝負しやがれ!」
Aブルー「なんだかねえ…」

盛り上がりに欠けてしまうじゃないか、と言い返す人。

Aブルー「此処はキースも、勝負すべきで…」
サム  「同じ土俵に上がるだけでも、義理は立つしよ…」
ジョミー「土俵落ちってことで、敵前逃亡したら?」
キース 「クマと土俵に上がるとか、俺は金太郎か!?」

坊主と金太郎では違いすぎだ、と怒鳴ってますけど。
金太郎…?


2024/11/17 (Sun)



☆相撲がいいかも


三連休は何処も混むので、週末は生徒会長宅な面々ですが。
ソルジャー登場で紅葉狩りの話、しかもクマ狩りがどうの。

Aブルー「なんだい、金太郎というのは?」
シロエ 「クマと相撲を取って育った、ヒーローですね」
Aブルー「ふうん…? 有名な人なのかな?」

ぼくは初耳なんだけどさ、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「まあ、その辺のことは置いとくとして…」
サム  「金太郎より、キースだってか?」
Aブルー「決まってるだろう、クマと相撲と聞いたらね!」

面白そうだし、とソルジャー、パチンとウインク。

Aブルー「クマを狩るより、相撲の方が楽しそうだよ?」
シロエ 「あー…。クマの方でも、喜びそうです」

クマ鍋コースは無いんでしょう、とシロエ君の確認が。

シロエ 「相撲だけなら、死にませんしね」
Aブルー「フェアにやるなら、そうなるねえ…」

試合の相手を食べてしまうのは、ないだろう、という返事。

Aブルー「それにクマ鍋、別荘の人は慣れてなさそうで…」
マツカ 「ジビエ料理は慣れてますけど、クマ鍋とかは…」
ぶるぅ 「多分、勝手が違うと思うよ、ぼくだって」

普通はシカとかイノシシだしね、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「クマのお料理、咄嗟に思い付かないもん…」
Aブルー「だよね、そんな料理を頼むよりはさ…」
サム  「いつも通りがいいってか?」
Aブルー「そう! 毎年、趣向を凝らしてくれてるし…」

今年もソレが良さそうだよ、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「クマと戦う件については、余興ってことで!」
キース 「俺に相撲を取れというのか!?」
Aブルー「ピンポーン!」

クマなら借りて来られるよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「どうかな、マツカ?」
マツカ 「出来ますよ? 飼ってる所は多いですから」
Aブルー「オッケー、クマと土俵の整備とさ…」
キース 「なんで、そうなる!?」

あんたも土俵に上がるんだろうな、と聞いてますけど。
さあ…?


2024/11/18 (Mon)



☆相撲を取るなら


何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集うのが一番。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りを企画なわけですけれど。

Aブルー「ぼくに、土俵に上がれだって?」
キース 「クマと戦うと言っていたよな?」

ガチンコ勝負で、とキース君、ズイと。

キース 「相撲も勝負だ、やらないでどうする!」
Aブルー「うーん…。ぼくの美意識に反するしねえ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「なんだったっけか、まわしだっけか?」

あんなの、ぼくは締めたくないね、とキッパリ断言。

Aブルー「マントを翻して戦うんなら、かっこいいけど…」
シロエ 「それはまあ…。否定出来ない面はありますね…」
サム  「でもよ、キースも、まわしなのかよ?」

相手はクマだぜ、とサム君の問い。

サム  「飼ってるヤツでも、爪はあるしよ…」
ジョミー「組んだはずみに、怪我をするとかあるかもね…」

クマに悪気は無くってもさ、とジョミー君も。

ジョミー「人間とクマじゃ、皮膚の厚みも違うしね…」
キース 「第一、向こうは毛皮つきだぞ!」

分厚いのを装備してるんだが…、とキース君、グッと拳を。

キース 「俺の方にも、相応のアイテムが欲しい所だ!」
シロエ 「あー…。着ぐるみとかですね?」
キース 「着ぐるみ?」
シロエ 「ええ。クマと相撲を取るんですから…」

クマの着ぐるみでどうでしょうか、とシロエ君の提案。

シロエ 「丈夫なヤツを探せば、そこそこガードで…」
Aブルー「クマも、相撲を取りやすいかもね!」

その案、採用! とソルジャーの笑顔。

Aブルー「マツカ、着ぐるみもお願い出来るかな?」
マツカ 「もちろんです」

可愛い着ぐるみがいいですよね、とマツカ君。

マツカ 「リアリティーを追及するより、その方が…」
サム  「いいんでねえの、ゆるキャラとかよ」
Aブルー「キースは嫌がりそうだけどねえ…」
キース 「当然だろう!」

怖そうなクマの方がマシだ、と叫んでますけど。
どうなる…?


2024/11/19 (Tue)



☆着ぐるみならコレ


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で過ごす週末な面々。
ところがソルジャー登場でして、紅葉狩りのイベを企画で。

Aブルー「怖そうなクマじゃ、ダメそうだよ?」
キース 「何処が駄目だと?」
Aブルー「忘れたのかい、ぶるぅの好みというヤツを!」

アヒルちゃんが大好きなんだけどね、とソルジャーの指摘。

Aブルー「アヒルちゃん、ぶるぅも好きだよね?」
ぶるぅ 「うんっ! アヒルちゃん、うんと可愛いし!」

黄色いアヒルちゃんが一番かな、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「そうだ、クマにも、黄色いのが!」
マツカ 「蜂蜜が好きな、プーさんですね?」
ぶるぅ 「クマのプーさん、きっと最高だよ!」

中にキースが入っててもね、とピョンピョンと。

ぶるぅ 「クマと相撲なら、プーさんが似合いそう!」
一同  「「「イイネ!」」」

ソレで決まりだ、と誰もが突き上げる拳。

ジョミー「プーさんだったら、着ぐるみ、ありそう!」
スウェナ「公式のを借りて来られそうよ?」
サム  「マツカだもんなあ、いけそうだぜ!」
マツカ 「出来ますよ? プーさんの着ぐるみですね」

早速、執事に手配させます、とマツカ君の頼もしい笑み。

マツカ 「クマを借りるのと、土俵の設置と…」
Aブルー「後は日取りでオッケーだね!」

23日なんかどうかな、とソルジャーが指すカレンダー。

Aブルー「道が混むのは、どうとでもなるし…」
マツカ 「別荘の方は空いていますよ、23日でいけます」

お料理はクマ鍋でなくていいんですね、と確認が。

マツカ 「例年通りということで…」
Aブルー「そう! 桟敷の方もよろしくね!」

紅葉と土俵を楽しめるように、とソルジャーの注文。

Aブルー「キースも、今回、特訓なんかは要らないし…」
シロエ 「着ぐるみに慣れる程度でしょうか?」
Aブルー「それはあるねえ…」
キース 「俺に、どうしろと!?」

着ぐるみで登校なんぞ出来んぞ、と怒鳴ってますけど。
校則違反…。


2024/11/20 (Wed)



☆着ぐるみで顔バレ


混みそうな三連休を避けて、生徒会長宅な御一同様ですが。
ソルジャー登場で週末が急展開、紅葉狩りが23日に決定、

サム  「着ぐるみなら、顔は見えねえぜ?」
シロエ 「中身がキース先輩だなんて、気付きませんよ?」
ジョミー「門衛さんでも分からないよね、絶対に!」

校則は大丈夫だと思うけど、とジョミー君。

ジョミー「誰かバレなきゃ、罰も来ないし…」
スウェナ「だけど、学校に入れないわよ、ソレ…」

ただの不審者扱いでしょ、とスウェナちゃんの鋭い指摘。

スウェナ「顔を見せなさい、ってヤツが来るわね」
シロエ 「あー…。でもって、居合わせた生徒全員に…」

顔を見られる流れですか、とシロエ君、肩をブルッと。

シロエ 「その日の間に、学校中で噂ですよね…」
サム  「ガチで動画も撮られるよな…」
ジョミー「止められるトコから、顔を見せるトコまでね…」

みんなスマホを持ってるし、とジョミー君も悪い顔色。

ジョミー「もう思いっ切り、拡散なコース…」
シロエ 「校則違反は未遂ですから、注意でしょうけど…」
サム  「ある意味、二度と登校出来ねえヤツ…」

俺なら二度と行きたくねえよ、とサム君が広げる両手。

サム  「顔バレな上に、着ぐるみはねえぜ…」
キース 「俺も勘弁願いたいが!」

髪がピンクになるよりもキツイ、とキース君、グッと拳を。

キース 「人生、パアなヤツだしな!」
シロエ 「お坊さん仲間にも、バレるからですね?」
キース 「当然だろう!」

ハッシュタグが恐ろしすぎる、とガクブルな人。

キース 「宗派を問わずに拡散だぞ!」
サム  「坊さんあるある、人気のタグだもんな…」

着ぐるみで登校、ヤバすぎだぜ、とサム君の相槌。

サム  「んじゃよ、此処と、ぶるぅの部屋限定でよ…」
Aブルー「慣れるべきだね、着ぐるみ生活」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「慣れは大切!」

クマと相撲を取るんだしね、と言ってますけど。
勝つために…?


2024/11/21 (Thu)



☆着ぐるみと着こなし


三連休は何処も混みそう、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャー登場で急展開して、23日に紅葉狩りが決定で。

キース 「慣れれば、クマに勝てるとでも!?」
Aブルー「だって、柔道、やっているしね!」

動けさえすれば、ワンチャンで…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「細かいルールは分からないけど、格闘技でさ…」
キース 「相撲とは、まるで違うんだ!」
シロエ 「基本の技から違いますしね…」
Aブルー「うーん…。だけど、ぎこちない動きじゃね…」

ぶるぅの機嫌が悪くなりそう、と怖い台詞が。

Aブルー「プーさんなだけで、期待大だよ?」
一同  「「「あー…」」」

イメージを崩した時はアウトか、と誰もが納得。

キース 「プーさんらしく振る舞え、と…?」
Aブルー「其処までは、多分、期待しないかと…」

滑らかに動けさえすれば、とソルジャー、ニコッと。

Aブルー「学校と家にいる時以外は、着ぐるみ生活!」
キース 「…努力する…」
Aブルー「もちろん、トイレは脱いでいいから!」

頑張りたまえ、とキース君の肩をポン。

Aブルー「じゃあ、23日の件はよろしくね!」
マツカ 「ええ、皆さんでお越し下さい」
Aブルー「ありがとう! 23日に、また来るよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ はい、今日のお土産!」

持って帰って、と料理上手なお子様、お菓子などを箱に。

ぶるぅ 「早めに食べてね!」
Aブルー「大丈夫! ぶるぅだったら、一瞬でペロリ!」

それじゃ、と姿を消してしまって、残った課題は着ぐるみ。

サム  「キース、明日から、着ぐるみかよ…」
マツカ 「手配だったら、直ぐに出来ます」

今日の夕方には、というわけで…。

シロエ 「似合ってますよ、キース先輩!」
キース 「誰が来ようが、同じだろうが!」
ブルー 「着ぐるみだけに、そうなんだけどね…」
シロエ 「着こなせる人は、他にいません!」

ファイトですよ、とエールですけど。
クマに勝つために…?


2024/11/22 (Fri)



☆ヘリで来た人


アッと言う間に23日、紅葉狩りにお出掛けの日ですけど。
朝イチで集合、生徒会長のマンション前に顔を揃えた面々。

シロエ 「おはようございます! 紅葉日和ですね」
ジョミー「紅葉はいいけど、途中の道が混みそうだよ…」
サム  「その心配ってヤツは、要らねえんでねえの?」

アレな、とサム君が指差す空の方向。

シロエ 「ヘリって…。まさか、マツカ先輩?」
キース 「そういえば、珍しく遅いしな…」
ジョミー「マツカ、あのヘリに乗っているわけ!?」
ぶるぅ 「そだよ、こっちに飛んで来るでしょ?」

じきに着陸、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョン。

ぶるぅ 「屋上じゃなくて、駐車場にね!」
ブルー 「ヘリポートよりも、こっちが便利だしさ…」

集合場所に近いからね、と生徒会長が言う間に、着陸で。

マツカ 「すみません、遅くなりました!」
ブルー 「全然! まだ来ていない面子も三名ほど…」
シロエ 「あっちは、いつも、のんびりですしね…」

それより、ヘリで行くんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「前にも、ヘリで行きましたけど…」
マツカ 「渋滞に巻き込まれないのは、大きいですよ」

今回、時間も大切ですし…、とマツカ君。

マツカ 「クマはヘリには乗れませんから」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「キースの相撲の相手ですね」

別荘の方で待っています、と人のいい笑み。

マツカ 「御対面が早いほど、馴染みやすいでしょう?」
キース 「クマと相撲の前に会うのか!?」
マツカ 「でないと、クマも驚きますよ…」

いきなり相撲を取れだなんて…、と苦笑する人。

マツカ 「まずは対面、其処からかと」
キース 「会って、どうしろと!?」

言葉は通じないと思うが、とキース君の悪い顔色。

キース 「そのクマに、餌をやれとでも…?」
Aブルー「いいね、蜂蜜なんかはどう?」
キース 「蜂蜜!?」

なんで、あんたが出て来るんだ、と悲鳴ですけど。
今日のゲスト…。


2024/11/23 (Sat)



☆相撲の前に対面


紅葉狩りにはヘリでお出掛け、迎えのヘリが到着ですけど。
ソルジャーも早々にやって来た模様、早速、口出し中で…。

Aブルー「出て来るも何も、ぼくはお客様だよ?」
??? 「今日のゲストだと思うのですが…」

違うのでしょうか、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

マツカ 「皆さん、大切なゲストですよ」
??? 「かみお~ん♪ 今日は、よろしくね!」

お相撲だって、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)の問い。

Aぶるぅ「その前に、クマに蜂蜜なの?」
キース 「そんなわけでは…!」
Aぶるぅ「でもでも、クマは蜂蜜、大好きだよね?」

クマのプーさん、そうなんでしょ、と悪戯小僧、ズイと。

Aぶるぅ「蜂蜜をあげれば、大喜びだよ!」
キース 「まさか、着ぐるみでか!?」

着ぐるみを着て檻に入れと…、とキース君、ガクブル。

キース 「無理すぎだぞ!」
Aぶるぅ「わぁーい、楽しそう!」

その後、外で、お相撲だね、と悪戯小僧、ピョンピョン。

Aぶるぅ「早く行こうよ、紅葉狩り!」
Aブルー「善は急げと言うからね!」
マツカ 「では、ヘリにどうぞ」
Aぶるぅ「ぶるぅ、乗ろうよ、ぼく、いっちば~ん!」

早く、早く! と皆で乗り込み、ヘリは離陸で。

Aブルー「楽しみだねえ、キースとクマの御対面!」
A船長 「しかし、危険は無いのでしょうか?」
マツカ 「大丈夫だと思いますけど…」

大人しいクマを借りましたから、とマツカ君。

マツカ 「芸の出来るクマは、この国では、ちょっと…」
シロエ 「聞きませんよね…」
マツカ 「そういう文化が無いですしね」

国によっては、踊れるクマもいるそうです、と凄い話が。

マツカ 「音楽に合わせてダンスが出来るそうですよ」
Aブルー「ふうん…? 相撲を取るより面白いかも…」
Aぶるぅ「そだね、ダンスの方がいいよね!」
A船長 「平和ですしね…」
キース 「俺に踊れと!?」

クマとダンスをしろと言うのか、と愕然ですけど。
ダンス…?


2024/11/24 (Sun)



☆クマが踊れるなら


今年の紅葉狩りはヘリでお出掛け、別荘に向かって飛行中。
そのヘリの中で出て来た話が、踊るクマという芸なわけで。

シロエ 「マツカ先輩、踊るクマの話、マジなんですか?」
マツカ 「ええ。北の国にも、カレーの国にもある芸で…」

北の国だと、ヒグマが踊るらしいですよ、とマツカ君。

マツカ 「カレーの国には、ヒグマはいませんから…」
サム  「別のクマかよ、んじゃよ、クマなら…」
ジョミー「もれなく踊れるわけだよね…」

この国に文化が無いだけで、とジョミー君が顎に当てる手。

ジョミー「キース、ダンスの方にしとけば?」
サム  「相撲よりかは、リスク低いぜ?」
スウェナ「そうね、勝負じゃないんだし…」

むしろ友好的なイベでしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「土俵はステージにしておけば…」
シロエ 「何も問題ありませんよね…」

クマは土俵を知りませんから、とシロエ君の冷静な分析。

シロエ 「むしろ囲いがついている分、範囲が分かって…」
サム  「この中で、と分かりやすいよなあ…」
Aブルー「ぼくも賛成!」

土俵がステージでいいと思う、とソルジャーも乗り気。

Aブルー「それに、一段、高いしさ…」
マツカ 「桟敷の方も、土俵を見やすくしていますしね…」
A船長 「それで、ダンスの方はどういう…?」

生憎と疎いものでして…、とキャプテンの苦笑。

A船長 「フォークダンスと、ワルツくらいしか…」
Aブルー「ぼくもだけどさ、踊るクマではないんだし…」
シロエ 「キース先輩と踊るということになれば…」

相撲に近いダンスかもです、とシロエ君。

シロエ 「サシでダンスで、アドリブ的に…」
スウェナ「踊るのが向いていそうよね…」

ワルツだろうが、タンゴだろうが、とスウェナちゃん。

スウェナ「要はセットでステップだわよ」
Aブルー「なるほど、クマとペアで踊る、と」
一同  「「「イイネ!」」」

それでいこう、と誰もが突き上げる拳。
相撲よりもダンス…。


2024/11/25 (Mon)



☆踊るならコレで


ヘリで紅葉狩りにお出掛けですけど、飛行中にイベが決定。
キース君とクマの相撲を変更、クマと土俵でダンスでして。

Aブルー「ダンスとなったら、キースも報われそうだよ」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「着ぐるみだってば、毎日、着ぐるみ生活でさ…」

苦労した甲斐があったじゃないか、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「相撲の方だと、あまり成果は分からないけど…」
シロエ 「あー…。ダンスの場合は、ちゃんと出ますね」
サム  「ぎこちねえ動きじゃ、踊れねえしな…」
ジョミー「キース、実力を百パーセント、出せるって!」

アドリブでステップ踏みまくってさ、とジョミー君。

ジョミー「ワルツもタンゴも、ドンと来いって!」
キース 「それはそうかもしれないが…」

相撲よりリスクも低いんだが…、とキース君の悪い顔色。

キース 「見世物度数は、アップした気が…」
Aブルー「それは大幅アップだよね!」
Aぶるぅ「んとんと、何の曲で踊るの?」

『かみほー♪』にしてもいいのかな、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「ワルツなんかは知らないもん…」
A船長 「私も、音楽の方はサッパリ…」
Aブルー「かみほー♪ 、ぶるぅのお気に入りだし…」

それでどうかな、とソルジャーの提案。

Aブルー「ワルツとかだと、スローテンポで…」
ジョミー「盆踊りの曲も、向いてないしね…」

お坊さんには馴染み深くてもさ、とジョミー君も。

ジョミー「キース、盆踊りよりは、かみほー♪ だよ!」
キース 「盆踊りは、うちの寺では、やっていないが!」
Aブルー「じゃあ、かみほー♪ だね!」

馴染み深いのは、そっちだしさ、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「ぶるぅたちの挨拶、かみほー♪ なんだし…」
ぶるぅズ「「かみお~ん♪」」
Aブルー「はい、かみほー♪ で、決定!」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「マジか、俺にアレでクマと踊れと…?」

まるで想像出来ないんだが、と呻いてますけど。
アドリブ…。


2024/11/26 (Tue)



☆ダンスで勝負を


紅葉狩りに向かうヘリの中で、イベが決定でクマとダンス。
キース君が着ぐるみで踊るわけでして、ステージは土俵で。

シロエ 「あっ、別荘が見えて来ましたよ!」
Aぶるぅ「わぁーい、今年はクマさんのダンスつき!」

着ぐるみと本物、と悪戯小僧が大喜びで、ヘリは着陸。

マツカ 「皆さん、どうぞ、別荘の方へ」
Aブルー「ありがとう! 紅葉も見頃で最高だよ!」
A船長 「お庭の桟敷でいいんですよね、ああ、あれが…」

土俵ですか、とキャプテンが眺める先に、ドンと土俵が。

サム  「すげえ、本格的じゃねえかよ!」
ジョミー「行司さんまで、スタンバってるけど…」
マツカ 「必要だろうと思いましたので、愛好家の方に…」

お願いしたんですけれど…、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「ダンスになってしまいましたね…」
Aブルー「じゃあさ、ダンスで勝負とかは?」
一同  「「「は?」」」

何だソレは、と紅葉が見事な庭に入った面々、ポカーン。

シロエ 「ダンスに勝負は無いでしょう?」
サム  「でもよ、ダンスでも競うヤツはあるしよ…」
ジョミー「アイスダンスとかは、ペアだしさ…」

社交ダンスもペアだよね、とジョミー君。

ジョミー「サシで勝負のダンスなんかは…」
スウェナ「そうかしら? コンクールとかは?」
シロエ 「あー…。言われてみれば、そういうヤツも…」

ありましたっけ、とシロエ君、うんうん、と。

シロエ 「キース先輩とクマで、ダンスの腕を競う、と…」
Aブルー「そう、ソレだよ!」

行司さんが仕切ればいいと思うな、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「勝負あった! と軍配なトコは同じで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 勝負つきだね!」

お相撲じゃなくてダンス勝負、と飛び跳ねる悪戯小僧。

Aぶるぅ「上手く踊った方の勝ち?」
Aブルー「当然だよ!」
シロエ 「何を競うんです?」
Aブルー「それはもちろん…」

クマらしさだよね、と胸を張ってますけど。
動きとかを…?


2024/11/27 (Wed)



☆勝負の仕切り方


紅葉狩りでマツカ君の別荘に到着、土俵の側には行司さん。
クマとキース君がダンス勝負で、クマらしさを競う方向で。

シロエ 「クマらしさなんか、何処で判断する気ですか!」
Aブルー「動きだってば、自然に踊れた方の勝ちだね!」
サム  「でもよ、キースは着ぐるみで特訓してるしよ…」

動きに支障が出ねえようによ、とサム君が眺める土俵。

サム  「踊りにしたって、学校でやってねえことは…」
ジョミー「ないよね、中学までなら、運動会でダンスも…」
シロエ 「ありましたっけね、フォークダンスが」

民謡もあったりしたんですよ、とシロエ君の相槌が。

シロエ 「キース先輩の場合も、条件は同じですからね…」
サム  「ほらな、キースが勝つんでねえの?」
Aブルー「うーん…。すると、クマらしい仕草とか…?」
行司さん「お待ち下さい、私は相撲の愛好家でして…」

しかも見る方の専門で…、と行司さんが割り込み。

行司さん「クマもダンスも、門外漢で…」
Aブルー「まさか、勝負を仕切れないって?」
行事さん「すみません…。どちらが優位か、それさえも…」

試合中には分かりませんよ、と行司さんの困り顔。

行司さん「のこった、と何処で言えばいいのかも謎で…」
シロエ 「そうなりますよね、じゃあ、どうすれば…」
ジョミー「ぼくたちだって、応援くらいしか…」
Aブルー「勝負の結果は、仕切れるのかい?」

軍配を上げることは出来るのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「クマかキースか、どっちかに?」
行事さん「そうですね…。相撲の場合は土がついたら…」

負けになりますので…、と行司さんの答え。

行事さん「転びさえすれば、勝負はつきます」
Aブルー「なるほどねえ!」

転べばアウトなら、動きの問題、とソルジャーの笑み。

Aブルー「どっちか転ぶまで、踊り続ければオッケー!」
キース 「一曲だけでは終わらないと!?」

無理すぎるぞ、とキース君の叫びですけど。
エンドレスでダンス…?


2024/11/28 (Thu)



☆まずは土俵へ


マツカ君の別荘で紅葉狩り、キース君とクマが勝負なイベ。
行司さんつきの土俵で、ダンスで競う流れになっている今。

Aブルー「大丈夫! その内に、どっちか転ぶしね!」
シロエ 「クマの方が不利かもですねえ…」
ジョミー「二足歩行な生き物じゃないしね…」

文句を言っていないで踊れば、とジョミー君の突き放し。

ジョミー「最初は、クマとガチンコ勝負だったんだしさ…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ そっちも楽しそう!」
Aブルー「ほらね、ぶるぅもこうだし、変更しても…」
キース 「断固、断る!」

踊り続けた方がマシだ、と断言でして、決まった方針。

行司さん「では、転んだ方が負けということで…」
Aブルー「そう! キース、サッサと着替えてくれば?」

その後はクマと御対面、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「マツカ、クマとの対面は何処で?」
マツカ 「ダンス勝負になりましたから、土俵でしょうか」
行司さん「見合って、見合って、と掛け声ですか?」
マツカ 「はい。その方向でお願いします」

クマは係が連れて来ますから、と指差す方から、檻が到着。

Aぶるぅ「わぁーい、本物のクマさんだあ!」
ぶるぅ 「蜂蜜、あげてもいい?」
キース 「待ってくれ、ソレは俺の出番で…!」

蜂蜜で仲良くならないと、と声だけはキース君で…。

ジョミー「キース、今日も似合ってるよ、着ぐるみ!」
A船長 「顔が見えない仕様ですね」
ぶるぅ 「そだよ、公式のプーさんだもん!」
キース 「仕方ないしな…。蜂蜜でクマと友好的に…」

ダンス勝負をするしかない、と着ぐるみで檻を開けまして。

キース 「おい、蜂蜜だぞ!」
クマ  「!!!」

食べる、とばかりにクマが突進、キース君、後ろに転倒。

キース 「うわあっ!」
行司さん「落ち着いて! 土俵に上がる前ならセーフです」
キース 「どうしろと!」
行司さん「土俵で見合って勝負ですよ!」

土がつくまで踊るだけです、と仕切ってますけど。
勝負開始…。


2024/11/29 (Fri)



☆ダンスで相撲を


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、桟敷でダンスを見物。
本物のクマとキース君が勝負、土俵で転んだ方が負けで…。

行司さん「とにかく土俵に上がって下さい!」
キース 「言われなくても、後が無いんだ!」

他に逃げ場が、と上がる途中で滑った足。

キース 「うわあっ!」
行司さん「まだセーフです、早く上がって!」

見合って、見合って、と仕切る間にクマも土俵へ突進。

ジョミー「やっぱ、蜂蜜目当てだよね…?」
サム  「滑った時に、蜂蜜、頭から被ってるしよ…」
シロエ 「着ぐるみ、多分、ベタベタでしょうね…」
A船長 「ですが、いい感じになっていませんか?」

踊るよりも、とキャプテンが言う通り、まさに取り組み中。

キース 「だから、来るなと! ダンス勝負だ!」
クマ  (蜂蜜、蜂蜜!)
キース 「寄るな、舐めるな、転ぶだろうが!」
行司さん「はい、のこった、のこったあ!」

軍配を手にして仕切る所へ、突然、響き渡った音楽。

Aぶるぅ「ダメダメ、ちゃんと踊って!」
ぶるぅ 「だけど、踊れる?」
Aブルー「キースが、クマをかわせばオッケー!」

アドリブでステップ、と煽りで、流れる『かみほー♪』。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ みんな、手拍子!」
一同  「「「はいっ!」」」

逆らったら髪がピンクだしな、と賑やかに手拍子が。

Aブルー「踊れてるねえ、意外にも…」
A船長 「パニックに近いですけどね…」
行司さん「のこった、のこったあ!」

蜂蜜目当てのクマと、かわすキース君、相撲とダンス混在。

ジョミー「踊る相撲って、あったっけ…?」
サム  「聞いたことねえけど、いいんでねえの?」

面白いしよ、と手拍子な間に、運ばれて来る料理。

Aぶるぅ「わぁーい、ダンス見ながら、お食事!」
Aブルー「手拍子よりも、食事だよね!」
A船長 「見世物もついて、最高ですよ」
行司さん「のこったあ!」

エンドレスで踊り続ける状態ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/11/30 (Sat)




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