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シャングリラ学園つれづれ語り

☆呪文には修行


仁王スッポンタケを探そう、と山に連れて来られたシャン学メンバー。
出てこないように封じる呪文が欲しい、と口にしたのがシロエ君で。

キース 「何がゲームだ、そんな世界の呪文なんぞが役に立つか!」
シロエ 「さあ、どうでしょう? 昨今のはよく出来てますから…」

口から出まかせとは限りませんよ、と反論が。

シロエ 「この国の言葉じゃないにしたって、実は凄いとか…」
サム  「それはあるかもしれねえよなあ…。世の中、広いし」
ジョミー「ぼくたちの知らない言葉もあるよね、幾らでも」

そういうのを使ったゲームの呪文もアリかも、と援護射撃も。

ジョミー「破壊はコレとか、封印だったらコレだとか…」
シロエ 「そうでしょう? 信じて使えば役立つ呪文もありそうで…」
キース 「やかましい!」

素人のくせに何を言うか、と副住職の額に青筋。

キース 「そういう呪文を使いこなすには、修行が要るんだ!」
シロエ 「分かっていますよ、レベルを上げないと使えませんしね」
キース 「ゲームの世界のレベルもそうだが、現実もだ!」

現実世界で使いたいなら修行は必須、と怒っている人。

キース 「同じお念仏を唱えるにしても、素人さんと本職は違う!」
シロエ 「ぼくには同じに聞こえますけど?」
マツカ 「声のいい人なら、お坊さんにも負けてませんよ?」
キース 「どう聞こえるかではなくて、効果の方だ!」

まるで違う、と副住職。

キース 「お亡くなりになった方にだ、お念仏をお唱えするが…」
シロエ 「常識でしょうね、南無阿弥陀仏の人だったら」
キース 「それを唱えて役に立てる人と、立てない人がいるわけだ!」
一同  「「「へ?」」」

誰が唱えてもお念仏では、と首を傾げてますけれど。

キース 「お念仏でお浄土行きのお手伝いが出来る檀家さんもいる」
シロエ 「…お坊さんじゃないんですか?」
キース 「修行した人だ!」

修行をこなした人なら出来る、という話。
お念仏にもクオリティ…?


2016/10/16 (Sun)  

 

☆奥義とリスク


仁王スッポンタケを探しに連行されたシャン学メンバー。山の中へ。
迷惑なキノコを封じる呪文が欲しい話に、ブチ切れたのが副住職で。

キース 「いいか、修行した檀家さんだと凄いんだ!」
シロエ 「サムとジョミーも修行してますけど?」
キース 「あの二人よりも上だ、上!」

修行をして来た檀家さんは、という話。

キース 「南無阿弥陀仏とお唱えすれば、仏様をお浄土にだな…」
ブルー 「送る資格があるんだよねえ、少しだけね!」

パーフェクトではないけれど、と生徒会長、いや、銀青様。

ブルー 「住職だったら、ほぼ完璧にお浄土に送れるんだけど…」
キース 「檀家さんの腕だと、ごくごく普通の仏様しか…」
シロエ 「送れないんですか、お浄土に?」
ブルー 「住職と同じ奥義を持ってはいても、略式だから…」
キース 「葬式を出せる資格が無いんだ、檀家さんだと!」

しかし相当なレベルに達しておられる、と大真面目な顔。

キース 「なにしろ奥義だ、同じ修行を積んだ人にしか…」
ブルー 「見聞きしたことは話せないんだよ、ぼくたちもだけど」
一同  「「「え?」」」
キース 「部外者に奥義を話した時には地獄行きなんだ!」
一同  「「「ええっ!?」」」

そこまでなのか、と誰もが驚くディープな世界。

サム  「マジかよ、俺も知らなかったぜ」
ジョミー「ぼくも…。って言うか、凄くヤバイ気が…」

ウッカリ喋ったら地獄なんだ、とガクガクブルブル。

ジョミー「やっぱり坊主は嫌なんだけど!」
キース 「如何にも喋りそうな感じだな、貴様の場合は」
サム  「うんうん、ジョミーはヤバそうだぜ」
ジョミー「地獄は嫌だし、今の間に一般人に戻りたいんだけど!」

リスク高すぎ、と逃げ腰ですけど。

ブルー 「それがねえ…。今時、ネットの世界の中には…」
キース 「どういうわけだか出回っているな」
ブルー 「奥義の筈の中身がね…」

だから安心して坊主になれ、と押される背中。
ジョミー君、ピンチ?


2016/10/17 (Mon)

 

☆毒キノコあります


仁王スッポンタケを探しに、山へ連れて来られたシャン学メンバー。
キノコを封じる呪文が欲しい、という話からズレて話題は坊主に。

キース 「ネットに垂れ流すヤツもいるから、地獄の件は安心しろ」
ブルー 「ああいう連中が先に送られるし、喋ったくらいじゃ…」

大丈夫だろう、と銀青様の仰せ。

ブルー 「だからジョミーも修行を積んで、いつかは立派に…」
サム  「俺と一緒に資格を取ろうぜ、璃慕恩院でよ!」
ジョミー「そ、そんな…。ぼくは坊主は嫌なんだけど!」
シロエ 「そんなことより、今は呪文が大切ですよ!」

仁王スッポンタケの出現を阻止して下さい、と生徒会長に依頼。

シロエ 「ゲームの世界の呪文で駄目なら、プロの力で!」
ブルー 「それが出来たら苦労はしないよ、ぼくだって」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「相手は仁王スッポンタケだよ、いるとしたらだけど」

そういうキノコが存在するなら、封印するのは難しい、と。

ブルー 「仏様が存在を許しておられるわけだし、封じるのは…」
シロエ 「自然の摂理に反しているとか、そういうのですか?」
ブルー 「そうなるねえ…。邪悪なモノなら封じられるけど…」
キース 「ただ生えているだけのキノコはマズイ」

何の迷惑もかけていないから、と歯切れの悪い副住職。

キース 「毒キノコでも生きていられる世界だし…」
Aブルー「らしいね、山にはヤバイのが沢山で!」
A船長 「そうなのですか?」
スウェナ「キノコ採りのプロでも間違えるっていう話よ?」

道の駅とかで売っちゃうのよ、と怖すぎる話。

スウェナ「知らずに食べたら大変らしいわ」
Aブルー「ふうん…? でも、スッポンタケは食べられるし…」
A船長 「なかなかに美味なキノコですよね」
キース 「しかし、仁王スッポンタケがどうかは分からんぞ?」
Aブルー「えっ?」
キース 「俺は危険だと考えるが…」

スッポンタケとは違うキノコだ、と真っ当な意見。
毒キノコの危険大ですか…?


2016/10/18 (Tue)

 

☆大味でもオッケー


仁王スッポンタケを探すから、とソルジャーに連れて来られた山。
封印したいという人もいるんですけど、問題なのはキノコの性質で。

キース 「仏様が存在をお許しになっておられても、毒キノコは…」
ブルー 「嫌というほど存在するねえ、山の中には」
シロエ 「ドクツルタケなんかもありましたよね…」

当たると死ぬんでしたっけ、とブルブルと。

シロエ 「仁王スッポンタケだって、そっち系かもしれません」
Aブルー「だけど、スッポンタケだろう?」
A船長 「やたら大きく育っただけで、特に問題ないのでは?」

大味なだけではないでしょうか、とキャプテンの意見。

A船長 「育ちすぎた魚や野菜はそうだと聞きますし…」
Aブルー「らしいね、地球の恵みの食材ってヤツは」

その程度のことなら気にしない、と笑顔全開。

Aブルー「なんと言っても地球の食べ物! 大味でもオッケー!」
A船長 「その上、有難いスッポンタケですからねえ…」
Aブルー「どんな味でもかまわないよね、漲るんなら!」
A船長 「そうですとも! 是非ともパワーを頂きましょう!」

仁王スッポンタケを見付けて食べて、とキャプテン、やる気満々。

A船長 「スッポンタケのパワーは絶大ですから…」
Aブルー「絶大どころか、絶倫だよ!」

ヤッてヤリまくれるパワーがあるから、とソルジャーも絶賛。

Aブルー「だから急いで探さなくちゃね! 仁王スッポンタケ!」
キース 「あんた、話を全く聞いていないだろう!」

自分の物差しで測るんじゃない、と苦々しい顔。

キース 「いいか、相手は仁王スッポンタケなんだぞ?」
Aブルー「分かってるってば、うんと大きなスッポンタケで…」

外来種だよね、とニコニコと。

Aブルー「この国の山にやって来たから、ドカンと巨大化!」
キース 「それがヤバイと言っているんだ!」
Aブルー「どの辺がどうヤバイわけ?」

素敵という意味の「ヤバイ」だろうか、と傾げる首。
そういう言い方、ありますね…。


2016/10/19 (Wed) 

 

☆性質が変わります


ソルジャーに連れられ、仁王スッポンタケを探しに秋の山の中へ。
其処で問題なのがキノコの性質、外来種で巨大化しているわけで…。

Aブルー「巨大なスッポンタケなら確かにヤバイね、素敵な方で」
A船長 「そうですとも! きっと素晴らしく漲りますよ!」

大味だろうが気になりません、とキャプテン、食べる気ですけれど。

キース 「さっきからヤバイと言っているのが分からんか!」
Aブルー「分かってるってば、素敵にヤバイんだろう?」
キース 「本当の意味でヤバイと言うんだ、外来種だけに!」

元のキノコの性質が変わる可能性もある、と大真面目な顔。

キース 「育つ環境で毒の有無が分かれるブツもあるんだ!」
シロエ 「ああ、ありますね! 無毒なフグもいるんでしたっけ」
Aブルー「フグって…。それは魚のフグなのかな?」
キース 「その通りだが? 食ったら死ぬと噂のフグだ」

しかし無毒なフグだっている、という話。

キース 「餌のせいで有毒になるらしくてな…。フグの場合は」
シロエ 「まだ公式には認められていないんでしたっけ?」
スウェナ「そうらしいわね、普通に出荷は無理みたいよ?」

養殖場で育てているけれど、と事情通な人。

スウェナ「環境次第でフグが無毒化なら、逆もあるわよね?」
キース 「当然のように出てくるだろうな」

仁王スッポンタケだって分らんぞ、と。

キース 「そうでなくても、食える筈のキノコが毒なケースも…」
サム  「マジかよ、そんなのあるのかよ?」
キース 「一時期、中毒者が続発したぞ」

あれはやたらと暑い夏が続いた年だったか…、と副住職。

キース 「スギヒラタケの中毒が相次いだんだ」
ブルー 「そういう事件もあったっけねえ…。もうあちこちで」
Aブルー「なんだい、スギヒラタケというのは?」
ブルー 「メジャーな食用キノコなんだけど…」
キース 「暑いと毒を持つらしい」

猛暑のお蔭でエライことに、と振っている首。
国産キノコも危険だと?


2016/10/20 (Thu) 

 

☆暑さと毒キノコ


仁王スッポンタケを探すのだ、とソルジャーに連行された山の中。
気になるのがキノコの毒性の方で、国産でも気が抜けないという話。

Aブルー「暑いと毒キノコになるのかい? スギヒラタケは?」
キース 「あの年はそういう噂だったな、初の中毒連発で」
ブルー 「それまでの年は、みんな普通に食べてたからねえ…」

それでも誰もあたらなかった、と語られるのがスギヒラタケ。

ブルー 「なのに、あの年は死人まで出ちゃったモンだから…」
キース 「無毒というのは嘘だったのか、と騒ぎになったな」
シロエ 「実際の所はどうだったんです?」
ブルー 「暑さがいけなかったらしいよ、騒ぎが収まった後の話で」

キノコに詳しい御老人が新聞に投稿を、と。

ブルー 「とある高い山に雪が降るまで、食べては駄目だと」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「俺も読んだな…。その御老人のお祖母さんがだな…」

その御老人に何度も教えたらしい、「食べていい時期」。

キース 「それまでに食うとあたる、と言いたかったようだな」
サム  「その山が見えねえ場所の人だと駄目じゃねえかよ!」
ブルー 「けっこう高い山らしくてさ…。雪も早いんだよ」
キース 「いわゆる秋のシーズンになれば、もう降る山だ」

順調に涼しくなっていたなら無毒なのだ、と大真面目な顔。

キース 「だが、あの年は本当に秋が暑かったから…」
ブルー 「スギヒラタケが無毒化する前に、採っちゃってさ…」
シロエ 「食中毒で死人が出たんですね?」
ブルー 「そういうことだね、キノコは本気で怖いんだよ」

仁王スッポンタケだって分からないよ、と合掌を。

ブルー 「外来種となれば、環境と気温のコンボでさ…」
キース 「有毒になることも有り得るが?」

素人さんにはお勧め出来ん、とブツブツと。

キース 「後悔先に立たずだからな」
Aブルー「でもさ、出会いも大切だってば!」

出会ってから悩めばいいじゃないか、とキッパリ。
まずは探せと?


2016/10/21 (Fri)

 

☆まずは出会って


仁王スッポンタケを探し出すのだ、とソルジャーに連行された山中。
毒キノコかもしれないから、と止めているのに止めるだけ無駄で。

Aブルー「とにかく仁王スッポンタケだよ! 出会わないとね!」
A船長 「そうらしいですね、出会い系サイトも人気だとか」
Aブルー「ぼくも気になってるんだけどさ…。でも、君がいるし…」

出会い系には手を出してない、と珍しく殊勝な心掛け。

Aブルー「その気になったら、口コミで出会うルートもあるしさ」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ノルディだってば、人脈が実に豊富なんだよ!」

どんな兄貴も選り取り見取りで出会えるらしい、とニコニコ。

Aブルー「探して欲しいと言いさえすればね、兄貴が大勢!」
A船長 「も、申し訳ございません…。私が不甲斐ないばかりに…」
Aブルー「何を言うのさ、最近は漲りまくりじゃないか!」

スッポンタケのパワーのお蔭で、と嬉しそうな人。

Aブルー「君さえビンビンのガンガンだったら、それでオッケー!」
A船長 「では、他の兄貴と出会う話は…」
Aブルー「今の所は予定も無いねえ、毎日が充実してるから!」

この良好な関係を保つためにも、仁王スッポンタケが大切、と。

Aブルー「まずは出会って、それから検討! 毒かどうかを!」
キース 「待て! 素人さんには見分けは無理だ!」
ブルー 「スギヒラタケの話もしただろ、甘く見ない方が…」

キノコの毒は本気で半端ないから、と生徒会長。

ブルー 「死んでからでは遅いんだよ!」
Aブルー「平気だってば、毒の分析ならシャングリラで!」
A船長 「いくらでも分析できますね…。持って帰れば」

なんと言ってもシャングリラです、とキャプテンも誇る技術力。

A船長 「ほんの少しのサンプルがあれば、分析可能な船ですから」
Aブルー「頼りにしてるよ、キャプテンの君を!」
キース 「だが、検疫があるだろう!」

別世界から動植物を持ち込む気か、と正論が。
検疫の問題、ありますね…。


2016/10/22 (Sat)

 

☆検疫が問題です


仁王スッポンタケに会いたいソルジャー、毒があるかは二の次な人。
とにかく出会いで、見付けた後はサンプルを分析らしいですけど。

キース 「いいか、外来種だけでも毒になる危険があるんだぞ!」
Aブルー「それは聞いたよ、だから分析に回すんじゃないか」
A船長 「小さな欠片を分析すれば、直ぐに結果が出ますから…」
キース 「その前に検疫が問題だろうが!」

あんたの世界のシャングリラだぞ、と指差す山中。

キース 「此処は俺たちの世界の山でだ、あんたの世界は別物だ!」
Aブルー「分かってるってば、だから仁王スッポンタケを探しに…」
A船長 「私も休暇を取って来ました、直接、山で会いたいと!」

私たちの世界の山では無理ですので…、と真面目なキャプテン。

A船長 「こういう豊かな自然がありませんからねえ…」
Aブルー「テラフォーミングの限界を思い知らされるよねえ…」

地球に行ったら、こういう山もありそうだけど、と。

Aブルー「だけど座標も分かっていないし、まだ行けなくて…」
A船長 「こちらの山でしか会えないのです。スッポンタケには」
キース 「会うのはいいとして、その後だ!」

持って帰って変なモノでも出たらどうする、と副住職。

キース 「あんたの世界の農場がパアになるだとか…」
ブルー 「検疫を破ると、そういう悲劇は起こり得るねえ…」
シロエ 「外来種の怖さの内ですね?」
スウェナ「生態系を破壊するものは多いわよねえ…」

ちょっとしたカビでもアウトの筈よ、という声も。

スウェナ「スッポンタケはキノコなんだし、危なそうだわ」
シロエ 「胞子が細かいですからね…」
キース 「悪いことは言わん、持ち帰るな!」
Aブルー「平気だってば、その辺はね!」

普通のスッポンタケなら山ほど持ち帰ったし、と爽やかな笑顔。

Aブルー「仁王スッポンタケだって、きっと大丈夫!」
A船長 「お任せ下さい!」

キャプテン権限で迅速に…、と叩く胸。
大嘘をついて検疫ですね?


2016/10/23 (Sun)

 

☆みんなで探して


仁王スッポンタケが欲しいソルジャー、検疫の方もかいくぐる気で。
キャプテン権限でコッソリ検疫、毒があるかは調べられるとか。

Aブルー「ハーレイに任せておけば安心! もうバッチリだよ!」
A船長 「毒が無ければいいですねえ…。食べられますから」
Aブルー「食べれば、君の大事な所が漲ってくれて、ビンビンで…」

これからも楽しく夫婦円満、と探す気満々のソルジャー夫妻。

Aブルー「とにかく、まずは出会うこと! それが大切!」
A船長 「その通りです。皆さんのご協力をお願いします」

どうぞよろしく、とキャプテン、一礼。

A船長 「私とブルーの今後のためにも、是非とも出会いを…」
Aブルー「キースも頑張ってくれていたしね、きっと会えるよ!」

この山の何処かで待っていてくれるに違いないよ、と溢れる自信。

Aブルー「さあ、散って、散って! みんなで探す!」
A船長 「私たちも努力いたします。皆様も全力でお願いします」
一同  「「「………」」」

嫌だと言いたい所ですけど、どうにもならない今の状況。

シロエ 「…諦めて探しに行きましょう。でもですね…」
サム  「キースの責任、デカイよなあ…。マジで」
ジョミー「一人で探せばいいのにねえ…。見付かるまで」
スウェナ「言われなくても頑張るわよ、きっと」

それが師僧の責任でしょ、と突き放し。

スウェナ「私たちより先に見付けて欲しいわね。お弟子さんを」
キース 「仁王スッポンタケは弟子じゃないんだが!」
シロエ 「スッポンタケの仲間だったら弟子ですよ!」

たとえ、どういう姿だろうが、とキッパリと。

シロエ 「探して導いてあげて下さい、先輩が!」
キース 「なんでそうなる!」
ブルー 「どう考えても君の弟子だし、仕方ないよねえ…」

諦めたまえ、と生徒会長、いえ、伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「さあ、探したまえ!」
Aブルー「よろしくね~!」

ぼくたちは向こうから探すよ、と山にガサゴソ。
いよいよですか…。


2016/10/24 (Mon) 

 

☆出会いは嫌です


いよいよ仁王スッポンタケ探しで、山の中に散るシャン学メンバー。
出来れば出会いは避けたい面々、誰もが文句をブツブツと。

シロエ 「やっぱり、キース先輩が出会うべきですよ!」
サム  「俺もそう思うぜ、キースが弟子にしたんだからよ」
ジョミー「迷惑なんだよ、仁王スッポンタケなんかを探せって…」

出会ったら後が無さそうだし、と嫌そうな顔。

ジョミー「誰かさんが飛んで来ちゃって、拝みまくって大変で…」
スウェナ「サッサと持って帰ってくれればいいけれど…」
ブルー 「まず無理だろうね、大々的にお披露目だってば」

有難い仁王スッポンタケを…、と生徒会長も諦めの境地。

ブルー 「こんなに凄い出会いがあった、と狂喜乱舞で大騒ぎでさ」
シロエ 「その光景が見えるようですよ…。ぼくは嫌ですけど」
マツカ 「ぼくも嫌です。キースが引き受けるべきですよ」

栄えある第一発見者の座は、とマツカ君も。

マツカ 「責任を持って欲しいですねえ、大事な一番弟子ですから」
キース 「違うと言っているだろう!」
ブルー 「見苦しいねえ…。戒名を付ければ弟子だろう?」

しかも立派な院殿号だ、と駄目押しが。

ブルー 「何処に出しても恥ずかしくないクオリティ!」
サム  「間違いねえよな、そこの所は」
キース 「あれは勢いと成り行きで…!」
シロエ 「でもですね…。世の中、結果が全てですから」

付けた以上は、最後まで面倒を見て下さい、と冷たい視線。

シロエ 「早く探して出会って下さい、先輩の弟子に!」
ジョミー「ちょ、ちょっと…。あそこに見えてるヤツ…」

アレが、と震えるジョミー君の指。

ジョミー「なんかキノコが見えるっぽくて…」
一同  「「「うっ…」」」

アレは、と誰もが凍り付くブツ。

シロエ 「小さいですけど、例のキノコじゃないですか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ホントだ、スッポンタケだぁ!」

一杯あるね、と無邪気なお子様。
小さくても出会いは出会いですよね?


2016/10/25 (Tue)

 

☆スルーでよろしく


仁王スッポンタケを嫌々ながらも探す面々、イヤンなブツに遭遇で。
小さいながらもスッポンタケの群れで、間違えようもない代物。

ぶるぅ 「えとえと…。あったよ、ってブルーたちを呼ぶ?」
シロエ 「冗談じゃないです、それに小さいヤツですから!」
サム  「仁王スッポンタケじゃねえよな、どう見ても」
ブルー 「報告の義務はないと思うね、これだったら」

目的のヤツじゃないんだから、と。

ブルー 「あくまで仁王スッポンタケに会いたいらしいしね?」
キース 「スルーしておこう、此処のキノコは」
ぶるぅ 「でもでも…。これは毒じゃないスッポンタケだし…」
シロエ 「あの人たちの安全なんかは、どうでもいいです!」

勝手にあたればいいでしょうが、とキレている人。

シロエ 「検疫だってするそうですから、自己責任でいいですよ!」
サム  「違いねえよな、俺たちには関係ねえ話だしよ…」
ジョミー「あたってお腹がピーピーだろうが、無関係だよね?」
スウェナ「むしろ静かでいいと思うわ、来なくなるもの」

食中毒で寝込んでいる間は…、と冷静な意見。

スウェナ「でもって懲りてくれればいいのよ、このキノコに!」
ブルー 「それは言えるね、あたれば縁を切りたくなるかも…」
キース 「そうなってくれると嬉しいんだが…」

とにかくスルーだ、と無視を決め込むみたいですけど。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ こっちで輪っかを描いてる!」
一同  「「「輪っか?」」」
ぶるぅ 「ほらっ! スッポンタケがダンスしているみたい!」

輪になってズラッと並んでいるよ、と指差す地面。

キース 「アレか、フェアリーリングというヤツか…」
スウェナ「妖精が踊った後に出来ると言うわよね、コレ」
ジョミー「…妖精のパワーで何か起こるとか?」
シロエ 「ちょ、冗談じゃないですよ!」
ブルー 「取り替えっ子は御免蒙りたいねえ、別のブツとの…」

それは勘弁して欲しい、と唱えるお念仏。
取り替えっ子って、何ですか…?


2016/10/26 (Wed)

 

☆妖精と取り替えっ子


山の中で仁王スッポンタケを探す面々、フェアリーリングと御対面。
輪を描いているスッポンタケで、妖精が踊った跡だという説も。

シロエ 「会長、取り替えっ子っていうのは何ですか?」
ブルー 「妖精の悪戯の一つでさ…。赤ん坊を取り替えるヤツ」
ジョミー「取り替えるって…。何に?」
ブルー 「人間の赤ん坊を、妖精の世界の赤ん坊にね」

取り替えられたら妖精の子供が来てしまうのだ、と。

ブルー 「人間には無い能力だとか、見た目が普通じゃないとかさ」
シロエ 「待って下さい、するとスッポンタケでやられたら…」
サム  「普通のヤツが仁王スッポンタケに化けるのかよ!?」
ブルー 「その可能性は高いよね、うん」

だから妖精はお断りだ、と言ってますけど。

キース 「厄介な…。そうなる前に此処を離れよう」
シロエ 「同感です。取り替えられてからでは手遅れですから」
スウェナ「早く行きましょ、知らんぷりして」

次の所へ、と移動しようと決めた所へガサゴソと音が。

Aブルー「あれっ、そんな所でどうしたんだい?」
A船長 「何かいいものでも見付かりましたか?」
シロエ 「い、いえ、何でもありません!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 妖精さんだって!」

此処で踊っていたんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「それでね、踊って取り替えっ子で…」
一同  「「「ひいぃっ!!!」」」

なんてことを、と悲鳴を上げても既に手遅れ。

Aブルー「ふうん? 何か隠しているようだけど…」
A船長 「妖精が何をしたのですか?」
ぶるぅ 「輪になって踊って、それでスッポンタケの輪っかが…」
Aブルー「本当だ! こんなに沢山!」

仁王スッポンタケじゃないけどね、と眺めるソルジャー。

Aブルー「普通サイズだけど、出会いは出会い!」
A船長 「しっかり拝んでおきましょう」
ぶるぅ 「妖精さんを拝んでね!」
Aブルー「妖精だって?」

南無阿弥陀仏じゃないのかい、という質問。
万事休す…?


2016/10/27 (Thu)

 

☆交換もいいかも


スッポンタケのフェアリーリングと出会ってしまった、不幸な面々。
取り替えっ子を恐れる所へ、ソルジャーとキャプテンの登場で。

Aブルー「スッポンタケなら南無阿弥陀仏だと思うんだけど…」
ぶるぅ 「んーとね、取り替えっ子をお願いするなら妖精さん!」
A船長 「取り替えっ子とは、何なのですか?」
ぶるぅ 「妖精さんが赤ちゃんを取り替えて行くんだって!」

人間の赤ちゃんと妖精さんの赤ちゃんを、と笑顔で解説。

ぶるぅ 「だからね、スッポンタケだって!」
Aブルー「普通のヤツから仁王スッポンタケに変わるとか?」
ぶるぅ 「多分、そうなると思うけど…」

妖精さんの悪戯らしいから、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「南無阿弥陀仏より効くと思うの!」
Aブルー「聞いたかい、ハーレイ? 取り替えっ子だって!」
A船長 「これは耳寄りな情報ですねえ…。妖精ですか…」

スッポンタケを交換して貰えるわけですね、とキャプテンも注目。

A船長 「闇雲に探すより、交換をお願いすべきでしょうか?」
Aブルー「それっぽいよね、直ぐに効果は出るのかい?」
ブルー 「どうなんだか…。最悪、明日までかかるかもねえ?」

妖精が来てくれないことには話にならない、と生徒会長。

ブルー 「だけど、相手は妖精だから…。世界の壁も越えるかも」
Aブルー「ぼくの世界まで来てくれるのかい?」
ブルー 「可能性としては有り得るよ。取り替えっ子をしに!」

そっちの世界まで行くかもしれない、という話。

ブルー 「妖精は悪戯好きだしね。住んでるのも別の世界だから」
Aブルー「それじゃ、普通のスッポンタケを持って帰ったら…」
A船長 「妖精が取り替えてくれるのでしょうか、今夜にでも?」

私たちの世界で待っていれば、と質問が。

ブルー 「あくまで可能性だけど…」
Aブルー「妖精パワーかあ…」
A船長 「キースとどちらが上なのでしょう?」

アテになる方を頼りたいですね、と冷静な意見。
さて、どうなる…?


2016/10/28 (Fri) 

 

☆取り替えに期待


山の中で見付けたフェアリーリング、スッポンタケが描いた輪っか。
妖精の取り替えっ子が今の話題で、ソルジャー夫妻も興味津々で。

Aブルー「キースと妖精なら、パワーはどっちが上なんだい?」
ブルー 「どう考えても妖精だろうね、キースよりかは」
A船長 「修行の年季が違うのですか?」
ブルー 「元のスキルが違いすぎだよ! 相手は妖精なんだから!」

ただの坊主では勝負にならない、とキッパリと。

ブルー 「妖精は魔法の薬も使うし、世界を越えて旅もするしね」
Aブルー「お願いしたら、仁王スッポンタケもくれるんだね?」
ブルー 「それはどうだか分からないけど…。悪戯だから」

取り替えっ子にも色々あって、と生徒会長が始めた説明。

ブルー 「凄い能力を持った子供を貰えることもあるけれど…」
Aブルー「駄目な子供の時もあるとか?」
ブルー 「生まれてすぐに死んじゃう子供も、ソレらしいから…」

妖精の世界に帰っておしまい、という取り替えっ子。

ブルー 「取り替えられた人間の子供は、妖精の国で元気だけどね」
Aブルー「うーん…。ハズレだった時は、仁王スッポンタケも?」
ブルー 「萎れちゃうとか、そもそも大きくないだとか…」

ひ弱な仁王スッポンタケの場合は標準サイズ、と合掌を。

ブルー 「取り替えられたことにも気付かないかもしれないよ?」
Aブルー「そうなんだ…。だけど当たれば仁王スッポンタケ!」
A船長 「立派なのを貰えそうですね?」
Aブルー「キースよりも断然、良さそうだよね!」

取り替えっ子で頼んじゃおうか、と燃えている人。

Aブルー「スッポンタケを持って帰って、待てばいいんだろう?」
ブルー 「上手くいくかは保証しないよ?」
Aブルー「いいんだってば、人生はギャンブル! ここは一発!」
A船長 「ええ、賭けてみる価値はありそうですよ」
Aブルー「取り替えっ子で、仁王スッポンタケ!」

妖精パワーに期待しよう、と瞳がキラキラ。
どうやって拝む気なんでしょう?


2016/10/29 (Sat)

 

☆拝むならプロに


輪になって生えているスッポンタケ、妖精が踊った跡地だという話。
その妖精がやる悪戯が取り替えっ子で、ソルジャー夫妻が期待中。

Aブルー「ハーレイ、此処のスッポンタケを持って帰ろう!」
A船長 「そうすれば取り替えて貰えるのですね、今夜の内に!」

立派な仁王スッポンタケに、と顔を輝かせているキャプテン。

A船長 「探すより、その方が早そうです。それに確実ですよ」
Aブルー「頼まなくっちゃ損だよね! 妖精に!」
ブルー 「ハズレを引くかもしれないよ? 普通サイズの」
Aブルー「ひ弱な仁王スッポンタケでも、気にしないってば!」

当たりの時には大きなヤツが来るんだから、と前向きな人。

Aブルー「というわけでね、早く拝んで欲しいんだけど」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「君たちじゃなくて、キースだよ!」

お浄土ガイドで御祈祷のプロ、と視線を副住職に。

Aブルー「取り替えっ子をお願いしたい、と妖精によろしく!」
キース 「宗派が全く違うんだが!」

それ以前に宗教そのものが違う、とアタフタと。

キース 「妖精は仏教とは無関係でだ、俺の管轄とは別物だ!」
Aブルー「だけど、お念仏は万能なんだろう?」
キース 「仏様には万能なんだが、妖精は違う!」

仏様ではないからな、と正論が。

キース 「俺が拝んでも意味は全く無いと思うが」
Aブルー「気は心だとか言うだろう? 誠意をこめれば、妖精も!」

きっと分かってくれるであろう、とズズイと前へ。

Aブルー「とにかく拝む! 五体投地で!」
キース 「こんな所でか!?」
Aブルー「何事もベストを尽くしてこそだよ!」

さあ拝め、と容赦ない命令。

Aブルー「拝まないなら、自力で仁王スッポンタケを…」
キース 「探せと言うのか!?」
Aブルー「そうだよ、妖精に頼まないなら、自力でゲット!」
キース 「う、うう…」
Aブルー「拝むべきだと思うけど?」

その方が君も楽だろう、と。
キース君、五体投地ですかね…?


2016/10/30 (Sun) 

 

☆妖精によろしく


スッポンタケのフェアリーリング、妖精が踊った跡地に描かれた輪。
此処で妖精を拝むように、とキース君に迫るのがソルジャーで。

Aブルー「サッサと五体投地で拝む! 取り替えっ子を頼むと!」
A船長 「私からもお願いいたします。夫婦円満のためにも是非!」

仁王スッポンタケのパワーを頂きたいので、とキャプテンも。

A船長 「ひ弱な仁王スッポンタケでも、きっとパワーが!」
Aブルー「漲ってるよね、小さいなりにコンパクトに!」

凄いパワーをギュギュッと濃縮、と期待大。

Aブルー「ほら、拝んで! ぼくたちのために!」
キース 「拝めばそれでいいんだな? 探さなくても?」
Aブルー「楽で確実なのがいいしね、取り替えっ子が一番だよ!」
シロエ 「ぼくたちからもお願いします。キース先輩」

仁王スッポンタケをよろしく、とシャン学メンバーも丸投げ。

サム  「しっかり頼むぜ、全部キースが悪いんだしよ」
ジョミー「スッポンタケを弟子にしたせいで、この騒ぎだしね」
スウェナ「早く拝んでしまいなさいよ! 妖精にだってお念仏よ!」
キース 「わ、分かった、拝めばいいんだな?」

ハハーッ! と地面に土下座で平伏、そして始まるお念仏。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「いいねえ、三千回で頼むよ!」
キース 「そこまでなのか!?」
Aブルー「やっぱり本気を見せなきゃね! はい、一回~!」

せっせと拝め、とカウント開始で、三千回は半端ないだけに…。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ これで三千回!」
キース 「な、南無阿弥陀仏…」

パタリと倒れたキース君を他所に、歓談中の他の面々。

シロエ 「山で食べるお弁当は美味しいですねえ!」
マツカ 「キースの分もちゃんと残してありますから」
キース 「………」
Aブルー「放っておいてもいいと思うよ、さあ、前祝い!」
A船長 「取り替えっ子が来ますから!」

夜の間に仁王スッポンタケが、と祝賀会。
今月、これにて中継終了~。


2016/10/31 (Mon)




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☆十月はお十夜


さて、10月。けれど悪夢のようだった法要を引き摺る面々。
生徒会長宅で愚痴る週末、もうウンザリという顔のシャン学メンバー。

シロエ 「キース先輩、今月は何も無いんでしょうね?」
キース 「いや、あるが…」
スウェナ「何があるのよ、今月は何!?」
キース 「お十夜だが…。俺が副住職になったお披露目もアレで」

南無阿弥陀仏の寺にお十夜は欠かせん、とイヤンな話。

シロエ 「それじゃ、今月も法要ですか?」
サム  「その心配はねえと思うぜ、お十夜だからよ」
一同  「「「へ?」」」
キース 「お十夜は念仏三昧だからな、ただひたすらに」
ブルー 「それと法話がセットなんだよ、檀家さん向けの」

何処かの誰かが好む類のヤツではない、とキッパリと。

ブルー 「本来の形は、十日間ぶっ通しでお念仏だから…」
シロエ 「それは、例の人が嫌がりそうですね」
キース 「お浄土の蓮はキープしておきたいようだがな…」

だが、そのための努力は俺に丸投げしやがった、と苦い顔。

キース 「ウッカリ数珠を貰ったばかりに、俺はだな…」
ブルー 「お念仏なんだよね、誰かさんの代わりに…」

気の毒だけど仕方ない、と生徒会長、いや銀青様。

ブルー 「引き受けたからには、やり遂げてこその坊主だし…」
キース 「分かってはいるが、迷惑ではある」

だが、今回はお十夜に感謝、と左手首の数珠レットを繰って。

キース 「やっと真面目に法要が出来る。今月こそは!」
シロエ 「お盆からこっち、災難続きでしたしねえ…」
キース 「作法通りにやったことまで、曲解されてしまったからな」
一同  「「「あー…」」」

お彼岸の時の卒塔婆のことか、と一同、納得。

ジョミー「キースは真面目にやったんだよね?」
サム  「お前も坊主の端くれだったら覚えとけよな、アレ」
キース 「まったくだ。ウチのお彼岸にはつきものなんだし…」

俺は真面目に施餓鬼をしたのに、と嘆きの声が。
おはぎに卒塔婆を刺した件ですね?


2016/10/01 (Sat) 

 

☆十月はヤバイ


先月のお彼岸の法要について、生徒会長宅で愚痴るシャン学メンバー。
誤解されたのが施餓鬼の作法で、おはぎに卒塔婆を刺したばかりに…。

シロエ 「例の人が驚喜したんですよね、刺し直しってことで…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 貫き直すって言ってたよ!」

抜いちゃったヤツを刺し直す時はそう言うのかな、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「それに、帰って貫き直して貰うって…」
キース 「法要を台無しにしやがって! あの馬鹿野郎が!」
ジョミー「でもさ、キースが刺し直したんだから仕方がないよ」
キース 「作法だと言っているだろう!」

施餓鬼が済んだ卒塔婆は元の場所へと戻すものだ、とブツブツと。

キース 「元から刺してあった場合は、刺し直すのが作法なんだ!」
ブルー 「そうなるんだよね…。それがドツボだと分かっていても」
サム  「坊主の世界は何かと作法がうるせえからよ…」

ヘマをやったら末代までの恥になるしよ、とサム君も。

サム  「あそこで刺さずに放っておいたら、キースの恥でよ…」
シロエ 「恥か墓穴か、どっちの方がマシなんです?」
キース 「坊主としては、恥をかくよりは墓穴だろうな」

潔く死を選ぶものだ、と台詞は立派ですけれど。

キース 「だが、あの野郎が余計なことさえしなければ…!」
スウェナ「おはぎに卒塔婆は刺さってないわね、間違いないわよ」
ブルー 「気の毒だけれど、キースの運命って所だろうね」

そして今月はリーチな予感、と生徒会長。

ブルー 「一年で一番ヤバイ時期だよ、今月が」
一同  「「「へ?」」」

お十夜だから安全圏では、と首を傾げる御一同様。

シロエ 「今月の何処が危ないんです?」
キース 「俺にも真面目に分からないんだが…」
ブルー 「リアルにヤバイと言うべきか…」
一同  「「「リアルに?」」」
ブルー 「そう、一年の内の何処よりもヤバいシーズンで…」

行楽の秋で食欲の秋だから、と言われましても。
どの辺がどうヤバいシーズンだと…?


2016/10/02 (Sun)

 

☆美味しい季節


今月はお十夜だから安全な筈、と考えているキース君たちですが。
生徒会長が言うにはリアルにヤバイ季節で、一年の中でも最悪だとか。

キース 「行楽の秋で食欲の秋の、いったい何処がヤバイんだ?」
シロエ 「普通ですよね、後は芸術の秋も入るでしょうか」
サム  「だよなあ、それに今月はお十夜だしよ…」

どうヤバイのかが分かんねえよ、とサム君も。

サム  「関係ねえだろ、あいつが出そうにねえ季節だぜ?」
ブルー 「分かってないねえ、秋の味覚は何なんだい?」
シロエ 「サンマが美味しい季節ですよね」
スウェナ「栗もこれからよ、他にも色々出るのが秋よ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 秋はお料理も楽しくなるの!」

お買い物に行くのも、とっても楽しみ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「炊き込み御飯も美味しくなるしね、マツタケとか!」
キース 「…待て、マツタケだと?」
ぶるぅ 「そうだよ、これからがシーズンだもん!」

いい香りのがドッサリ入ってくるよ、とウキウキと。

ぶるぅ 「マツタケ狩りに行くのもいいよね、みんな揃って!」
キース 「…ま、マツタケ狩り…」
シロエ 「も、もしかしなくても、リーチというのは…」

それでしょうか、と生徒会長の方に視線が。

シロエ 「マツタケ狩りをする山だったら、例のキノコも…」
ブルー 「あるだろうねえ、悲しいことに」

秋はキノコのシーズンだから、と合掌を。

ブルー 「もう間違いなく真っ只中だよ、例のキノコのシーズンも」
キース 「それでリアルにヤバイのか…」
サム  「ヤバイなんてモンじゃねえよ、マジで!」

今の季節に山に行ったら終わりじゃねえか、と引き攣った声。

サム  「今月は出たら終わりだぜ、外へ…」
キース 「そうだな、出たら確実に終わる」
シロエ 「キース先輩だけじゃなくて、ぼくたちもですね…」
ブルー 「そうなるだろうね、どう考えても…」

まず間違いなく巻き添えだろう、という宣告。
全員、ヤバイわけですね?


2016/10/03 (Mon)

 

☆一番弟子はアレ


行楽の秋で食欲の秋は、炊き込み御飯が美味しい季節。マツタケとか。
そんなマツタケが出てくるシーズン、もちろん出るのが例のキノコで。

ジョミー「出たら全員終わりなんだよね、キースのせいで?」
スウェナ「そういうことよね、どう考えても…」
マツカ 「ぼくたちもキースの巻き添えですか…」
シロエ 「弟子にしちゃった人ですからね…」

スッポンタケを、と容赦ない言葉。

シロエ 「あんな厄介な弟子を取るから、こうなるんですよ!」
キース 「俺は弟子にした覚えは無いと言ってるだろう!」
サム  「でもよ、戒名をつけたじゃねえかよ、破格のヤツを」

戒名をつけたら弟子じゃねえかよ、と僧籍な人のツッコミが。

サム  「坊主の世界の掟なんだし、一番弟子で決まりだぜ」
シロエ 「スッポンタケが一番弟子だと、二人目は難しそうですね?」
ジョミー「だよねえ、いくらキースが立派な坊主になってもさ…」

一番弟子がアレだと聞いたら、普通は引くよ、という指摘。

ジョミー「キノコなだけでも馬鹿にされてるみたいなのにさ…」
シロエ 「ただのキノコじゃないですからねえ…」

今やすっかり御神体です、とシロエ君も嘆くスッポンタケの現状。

シロエ 「仏弟子ですから、御神体じゃないかもしれませんけれど…」
スウェナ「それなら御本尊様になるのかしら?」
サム  「アレがかよ!?」
スウェナ「だってそうでしょ、扱いが半端ないんだもの」

凄い戒名とか法要だとか…、という発言。

スウェナ「例の人の目には、御本尊様じゃないかしら?」
一同  「「「うわー…」」」

そこまでなのか、と一同、ガクブル。

シロエ 「そうなってくると、本気でヤバいシーズンですね?」
サム  「山にボコボコ出てるだろうしよ、今頃はよ…」
ブルー 「それはもちろん、出まくりだろうね」
スウェナ「キース、責任取りなさいよ!」
キース 「そ、それは…」

本物の御本尊様なら考えるが、と引けている腰。
責任者の筈なんですが…?


2016/10/04 (Tue)

 

☆責任を背負え


食欲の秋で行楽の秋は、スッポンタケがリアルに出てくるシーズン。
家から出たらヤバイ季節で、誰もがもれなくキース君の巻き添えで…。

シロエ 「本物の御本尊様なら、責任を取ると言うんですね?」
キース 「それはもちろん、坊主としては大事な務めで…」

何かあった時は御本尊様を抱えて逃げるものだ、という坊主の心得。

キース 「本堂が火事でも、中に飛び込めと言われているが…」
スウェナ「だったら、今度も飛び込みなさいよ!」

キースが一人で、と突き放す声が。

スウェナ「例の人はアレが御本尊様なのよ、キースのせいで!」
シロエ 「確かにそういう感じになって来ていますよね…」
ジョミー「棚経の次は法要だったしね、秋のお彼岸…」
サム  「拝んでやがるのは卒塔婆だけどよ…。その卒塔婆もよ…」

既に普通の卒塔婆じゃねえよな、とキース君をジロリ。

サム  「あんな梵字は書いてねえだろ、普通の卒塔婆は」
キース 「あいつが書けとうるさいからだ!」
シロエ 「でもですね…。情報源はキース先輩でしたよ?」

お経はお釈迦様の国の言葉だと言ってました、と容赦ない人。

シロエ 「余計なことを言わなかったら、現地突撃レポなんかは…」
スウェナ「行っていないわよね、知らないんだもの」
ブルー 「ぼくも教えてないからねえ…」

お経の詳しい意味なんか、と生徒会長、いえ、伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「キースが自分で喋ったお蔭で、現地レポだしさ…」
シロエ 「それで出たのがアレですからねえ…」

口にしたくもありませんが、と避けるジキジキ、意味はセックス。

シロエ 「それを書くのがスッポンタケの卒塔婆ですから…」
サム  「専用っていう感じだぜ、アレは」

御用達な、と振っている首。

サム  「どんどんドツボにはまって行くのがキースだしよ…」
シロエ 「一人で背負って欲しいですよね、責任は」

本堂が火事になったと思って背負って下さい、という声が。
キース君、ピンチ…?


2016/10/05 (Wed)

 

☆責任を取るべき


スッポンタケがリアルに出て来るシーズン、秋はヤバすぎる季節。
その責任を一人で背負え、と誰もが言うのが諸悪の根源なキース君で。

シロエ 「御本尊様クラスなのがアレなんですから、責任をですね…」
サム  「一人で背負ってこそだと思うぜ、坊主ならよ」
キース 「し、しかし…。本物の御本尊様とは違うわけで…」
スウェナ「それが甘いと言ってるのよ!」

誰のせいでアレが出世をしたと思っているの、とキッツイ言葉。

スウェナ「キースのせいでしょ、弟子にするからよ!」
シロエ 「其処は間違いないですからねえ…」
マツカ 「キースが戒名をつけなかったら、何も起こっていませんよ」

変な形のキノコで終わっていたでしょう、と御曹司も。

マツカ 「ウッカリ戒名をつけたばかりに、雪だるま式と言うか…」
ジョミー「バージョンアップって言うか、アップグレードか…」

誰も頼んでいないのにね、とジョミー君。

ジョミー「ほら、アレみたいな…。PCのOSがアップデートで」
シロエ 「少し前まで騒いでましたね、ウイルス並みだって」

アップデートをする気もないのにOSが進化させられる件、と。

シロエ 「キース先輩がやっているのは、アレに似てますよ」
キース 「なんだって!?」
シロエ 「そうでしょう? 一方的にアップデートですから」

元々はただのキノコだったのを、次から次へ…、とジロリ。

シロエ 「戒名をつけたり卒塔婆を書いたり、もう本当に…」
スウェナ「出世魚みたいな感じよねえ…」

いったい何処まで行くのかしら、と溜息が。

スウェナ「全部キースがやってるんでしょ、責任取りなさいよ!」
シロエ 「御本尊様なら、本堂が火事でも運び出すんですから…」
サム  「ソレだと思って一人でやれよな」

俺たちは逃げさせて貰うからよ、と冷たい視線。

サム  「例のヤツが来たら、キースが係で…」
シロエ 「それですよ!」

キース先輩に任せましょう、と丸投げな台詞。
それで決定ですか…?


2016/10/06 (Thu)

 

☆期待に応えてこそ


スッポンタケがリアルに出るのが秋というシーズン、激しくヤバすぎ。
例の人が来たらキース君が一人で責任を取れ、という方向へ。

シロエ 「ほら、アレですよ。キース先輩は本来、お浄土ガイドで…」
スウェナ「そういう話もあったわねえ…」
サム  「確かあいつの専属ってことになってた筈だぜ」

南無阿弥陀仏でご案内な、と同意する声が。

サム  「御本尊様を抱えて逃げるのは名誉だしよ…。頑張れよな」
シロエ 「そうです、火事場の馬鹿力ってことでいけますよ!」
ジョミー「大仏だって背負えそうだよね、その馬鹿力で」
ブルー 「キースの力じゃ、大仏は流石に無理だろうけどさ…」

仁王スッポンタケならいけるであろう、と生徒会長。

一同  「「「仁王スッポンタケ?」」」
ブルー 「一時期、ブルーが燃えてたじゃないか。ある筈だって!」
サム  「あー…。なんか巨大なスッポンタケな!」
シロエ 「外来種に期待と言ってましたね、そういえば…」

お浄土ガイドなら頑張って下さい、とキース君の肩にまた重荷が。

シロエ 「仁王スッポンタケも期待に応えてこそですよ!」
キース 「そんなブツがあると思うのか!?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 確か卵はあったと思うの!」

オニフスベだよね、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「あれが育てばうんと大きなスッポンタケが…」
サム  「そういや、腐ったってオチになってたぜ、アレ」
シロエ 「元々がオニフスベですしね、卵じゃなくて」

そういうオチにもなるでしょう、と。

シロエ 「ですから、今度は本物を!」
キース 「無茶を言うな、無茶を!」
??? 「仁王スッポンタケだって?」

それにお浄土ガイド、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「そろそろ頼もうと思ってたんだよ、その辺のトコを!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」
Aブルー「ぼくの世界から!」

スッポンタケの季節だからね、と輝く瞳。
これはキース君、リーチですか…?


2016/10/07 (Fri)

 

☆御本尊様と火事


スッポンタケがリアルに出てくるシーズン、ついに来たソルジャー。
キース君のお浄土ガイドに期待で、仁王スッポンタケにも期待な様子。

Aブルー「今年もお願いしなくちゃねえ…。キノコの季節は!」
キース 「な、何をだ…?」
Aブルー「棚経と法要の成果はバッチリなんだし、もっと出会いを!」

スッポンタケと御縁を深めたいから、と本気で御本尊様並みの扱い。

Aブルー「仁王スッポンタケに会えれば最高なんだけど…」
キース 「前に出会ったのは、腐ったろうが!」
Aブルー「そうなんだよねえ、残念なことに…」

あの時は御縁が無かったようだ、と真実が見えていない人。

Aブルー「この秋こそは出会いのチャンス! だからよろしく!」
キース 「俺にどうしろと!?」
Aブルー「もちろん、お浄土ガイドだよ! スッポンタケの国へ!」

仁王スッポンタケがいるなら、この世の極楽に違いない、とも。

Aブルー「そういうお浄土に行きたいんだけど…。今年の秋は!」
キース 「ハッキリ言うがな、心当たりは全く無い!」

俺はキノコのプロではない、と切り返し。

キース 「俺は坊主のプロフェッショナルで、キノコは無縁だ!」
Aブルー「でもねえ…。火事の時には御本尊様が一番だよね?」

そう聞こえたよ、と壁に耳あり障子に目あり。

Aブルー「ぼくにとっては御本尊様のようなものだから…」
キース 「ならば、あんたが背負えば良かろう! 火事の時には!」
Aブルー「それじゃ訊くけど、檀家さんたちは?」

元老寺が火事になったら来てくれるのか、という質問。

Aブルー「君よりも先に本堂に入って、御本尊様を運び出すと?」
キース 「い、いや、それは…。せいぜい消火活動くらいで…」

命は懸けてくれないだろう、とタラリ冷汗。

キース 「消防団の人たちにしても、御本尊様までは…」
Aブルー「その御本尊様に、お世話になっているのにねえ…?」

檀家さんたちも、と視線がジロジロ。
この展開、ヤバくないですか…?


2016/10/08 (Sat)

 

☆檀家さんと火事


キース君のお浄土ガイドに期待なソルジャー、狙いはスッポンタケ。
ソルジャーにとっては御本尊様並みなのだそうで、こねている屁理屈。

Aブルー「檀家さんたちにとっても、御本尊様は大切なんだろう?」
キース 「それはもちろんだが…。しかし、命を懸けるほどでは…」

本堂が火事になったって、と追い込まれている副住職。

キース 「火に飛び込むのは坊主の仕事で、檀家さんは消火活動と…」
Aブルー「他にも何かあるのかい?」
シロエ 「炊き出しですよね、火事なんですから」
キース 「それも大切だが、火事の後始末と言うべきか…」
一同  「「「後始末?」」」

それは消防署の仕事なのでは、と誰もが不思議そうですけれど。

キース 「考えてもみろ、本堂が焼けてしまったんだぞ?」
シロエ 「そうですけど…。御本尊様は運び出されて無事ですよね?」
Aブルー「キースの理屈だとそうみたいだけど、まだ他に何か?」
キース 「御本尊様がいらっしゃる場所がもう無いだろうが!」

火事で丸焼け、と言われてみればその通り。

キース 「だからだな…。檀家さんの寄付で、また新しい本堂を…」
サム  「あー、建立して、出来たら落慶法要な!」
ブルー 「檀家さんの仕事はそんなトコだね、普通はね」
Aブルー「それじゃやっぱり、ぼくも間違っていないってば!」

スッポンタケに命を懸けるのはキースの仕事、とキッパリと。

Aブルー「ぼくの立場は檀家さんだよ、坊主じゃないから」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「大事な御本尊様をよろしく、命を懸けて!」

15日の土曜日でお願いしたい、とズイッと膝を。

Aブルー「大安なんだよ、吉日だから!」
キース 「俺に何をしろと!?」
Aブルー「山に出掛けて、仁王スッポンタケを探して欲しいんだよ!」
キース 「仁王スッポンタケ…?」
Aブルー「そう、幻の巨大スッポンタケだってば!」

お浄土ガイドを頑張って欲しい、とイヤンな注文。
キース君、やるしかないのでは…?


2016/10/09 (Sun) 

 

☆また巻き添えです


スッポンタケが出て来る季節に、ソルジャーが期待するお浄土ガイド。
大安吉日な15日にガイドを頼む、と追い詰められたキース君。

Aブルー「仁王スッポンタケにも出会えそうだよ、大安だから!」
キース 「そういう問題ではないと思うが!」
Aブルー「とにかく探して欲しいんだってば、御本尊様を!」

スッポンタケはぼくの大事な御本尊様、と嫌すぎる台詞。

Aブルー「君は坊主だし、火事の中でも御本尊様を守り抜くわけで…」
キース 「本物の御本尊様だったらな!」
Aブルー「それと殆ど変わらないよね、スッポンタケは」

君の大事な一番弟子で、立派な戒名もあるんだから、と。

Aブルー「15日に期待しているよ! それじゃ、よろしく!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「朝に来るから、他のみんなも集まってよね!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「法要には必須の面子なんだし、御本尊様を探す時にも!」

一緒でなくちゃ、という声を最後に消えてしまったのがソルジャー。

キース 「待て、待たんかーっ!!!」
ぶるぅ 「んとんと…。とっくにいないと思うんだけど…」
ブルー 「いないだろうねえ、帰ったからね!」
キース 「いったい俺はどうなるんだ…!」

15日だと言いやがったな、とガクガクブルブル。

キース 「仁王スッポンタケを探せと言われても…」
シロエ 「キース先輩は自業自得ですから、いいんですけど!」
サム  「俺たちが巻き添えを食らった件はどうなるんだよ?」

よろしくされてしまったじゃねえか、と怒りの目線。

サム  「キースが一人で責任を取るって話だったぜ?」
スウェナ「その筈だったのに、また巻き添えよね…」
ジョミー「なんで、ぼくたちまで行かされるわけ?」

一人で死んで来ればいいのに、と言ってますけど。

キース 「無駄だと分かっているだろうが!」
ブルー 「そうなんだけどね…」

せめて誠意を見せて欲しいよね、という声が。
誠意なんかをどうしろと…?


2016/10/10 (Mon)

 

☆五体投地で誠意


15日にはガイドをよろしく頼む、と姿を消してしまったソルジャー。
キース君一人だけならまだしも、他の面子も巻き添えを食って…。

シロエ 「誠意ですか…。ぼくも是非とも見せて欲しいですね」
サム  「俺もだぜ。キースの誠意は見たことねえしよ」
ジョミー「一方的に巻き添えばかりで、口だけ謝られてもね…」

せめて土下座をしてみるだとか…、という声が。

ブルー 「それじゃ甘いね、こういう時には五体投地だよ」
一同  「「「へ?」」」
ブルー 「南無阿弥陀仏に合わせてやるだろ、法要の時に」
サム  「あー、スクワットな!」

百回で膝が笑うヤツな、と頷いている僧籍な人。

サム  「あれなら誠意も認められるかもしれねえよな!」
ブルー 「お寺で派手に失敗したなら、五体投地で罰礼だしねえ…」

アドス和尚も得意技だ、と生徒会長、いや伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「今日は夜までやっていたまえ。其処の隅っこで!」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「せめて誠意を見せて欲しいと言った筈だよ」

本当だったら15日の朝まで続けて欲しいくらいだ、と。

ブルー 「五体投地で聖地巡礼する人だっているからねえ…」
スウェナ「あるらしいわよね、そういう仏教の聖地」
キース 「う、うう…」
シロエ 「巻き添えに対するお詫びの心は無いんですか?」

無いんだったら知りませんけど、と冷たい瞳。

シロエ 「ぼくは高飛びしますから。15日には」
サム  「俺も逃げるぜ、誠意も見せられねえんなら」
マツカ 「悪いですけど、ぼくもですね」

ぼくも、私も、と続々と声が。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも高飛びする!」
ブルー 「ぼくも逃げようかな、この際だから」
キース 「待ってくれ!」

死ぬ気でやろう、とガバッと土下座。

キース 「南無阿弥陀仏…」
シロエ 「やる気ですか…」
ブルー 「そうらしいねえ?」

仕方ないから付き合うか、と諦めの境地の御一同様。
15日は全員参加ですね…?


2016/10/11 (Tue) 

 

☆誠意を見せた人


キース君が五体投地で見せたのが誠意、巻き添えにした他の面々に。
大安吉日な15日にはスッポンタケを探しに、その日が訪れまして…。

ジョミー「とうとうこの日が来ちゃったよ…。嫌すぎるんだけど…」
シロエ 「ぼくもです。でも、逃げたって追ってくるでしょうしね…」

例の人が、と生徒会長宅へ向かうシャン学メンバー。

サム  「キースは一足先に行ってる筈だけどよ…」
シロエ 「例の人は来ていないんでしょうね、今日も遅刻で」
スウェナ「縁起でもないことを言わないでよ!」

ただでも呪われた日になりそうなのに、と上がった苦情。

スウェナ「変な話は聞きたくないのよ、朝っぱらから!」
ジョミー「それは言えてるよね、ロクな話をしないんだから…」

例の人は、とブツブツ言う間に生徒会長宅に到着で。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい! キースも来てるよ!」
キース 「申し訳ない…。この通りだ!」

俺の誠意を分かって欲しい、と南無阿弥陀仏で五体投地を。

キース 「あの馬鹿が来るまで続けるから…」
ブルー 「それは素敵な心構えだね、何回くらい出来るかな…」
サム  「五十回くらいは軽いんでねえの、どうせ遅刻だし」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」

お念仏と共に五体投地な人ですけれど。

??? 「みんな、おはよう! キースにも感謝!」
一同  「「「ひいいっ!」」」

もう来たのか、と眺める先にソルジャー(会話表記はAブルー)。

Aブルー「そりゃねえ…。今日は張り切らないと!」
??? 「ええ、なんでも素晴らしいものに出会えそうだとか」

私も休暇を取ってきました、とキャプテン(会話表記はA船長)まで。

A船長 「仁王スッポンタケと聞いたら、これは是非とも…」
Aブルー「拝んでパワーを授かりたいしね!」
キース 「そ、そう言われても…」
Aブルー「お浄土ガイドに期待なんだよ、ハーレイも!」

他のみんなも協力よろしく、と言われましても。
探すんですか…?


2016/10/12 (Wed)

 

☆五体投地を誤解


大安吉日はキース君のガイドで、仁王スッポンタケを探すそうですが。
ソルジャーに加えてキャプテンも登場、二人ともやる気満々で。

Aブルー「人海戦術って言うくらいだしね、人は多いほどいいんだよ」
A船長 「皆様も協力して下さるとか…。有難うございます」
シロエ 「い、いえ、ぼくたちは巻き込まれただけの話ですから!」

メインはキース先輩なんです、と指差す先に副住職。

シロエ 「なんと言っても、スッポンタケとはご縁が深い人ですから」
Aブルー「そうなんだよねえ、おまけにお浄土のプロだから!」

今日は大いに期待してるよ、と輝く瞳。

Aブルー「五体投地でパワーを高めてくれてたようだし…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ぼくたちがまだ来ない内から、お念仏でさ!」

とても素晴らしい話だよね、と完全に誤解している人。

Aブルー「あれでムクムク育つと思うよ、仁王スッポンタケが!」
A船長 「立派なのに会えるといいですねえ…」
Aブルー「きっと会えるよ、朝から拝んでくれてたんだし!」
キース 「違うんだが!」

五体投地は巻き添えになった皆へのお詫びだ、と言ってますけど。

Aブルー「お念仏は効果絶大なんだと聞くからねえ…」
A船長 「いつもキースが私たちの代わりに唱えてくれますし…」

お蔭でいずれは極楽の蓮の上に行けます、とキャプテンも笑顔。

A船長 「生きている間も、色々と御利益がありそうですから」
Aブルー「それはもう! お彼岸の法要も効果絶大!」
A船長 「毎日、漲りますからね!」

今朝も明け方近くまで励んでおりました、とニコニコと。

A船長 「遅刻しないよう、目覚ましはセットしておきましたが」
Aブルー「本当を言えば、朝にもヤリたかったんだけど…」
ブルー 「その先、禁止!」
A船長 「ご心配なく。朝にはヤッておりませんから」
Aブルー「今日は体力勝負だからね!」

山の中をあちこち歩かなくちゃ、と突き上げる拳。
本気で探すつもりですね?


2016/10/13 (Thu)

 

☆五体投地に感激


大安吉日はキース君のガイドで、仁王スッポンタケを探しに山へと。
ソルジャーに加えてキャプテンも登場、もはやリーチな感じですけど。

Aブルー「キースが五体投地で祈ってくれたし、もう完璧だね!」
A船長 「ええ、きっと素晴らしい出会いがあることでしょう」
キース 「だから、さっきのは違うと言っているだろう!」

俺の誠意を見せていただけだ、と懸命の言い訳。

キース 「ああでもしないと、納得しないヤツらがゴロゴロで…」
Aブルー「なるほどねえ! ますますもって嬉しいよ!」
キース 「は?」
Aブルー「納得しないスッポンタケが山にゴロゴロいるんだろう?」

そう簡単に仁王スッポンタケには出会えないわけで、という台詞。

Aブルー「誠意を見せないと姿を現してくれないんだね!」
キース 「違うんだが!」
A船長 「感謝いたします、私たちのために誠意まで…」

これで仁王スッポンタケにも出会えそうです、と感激の面持ち。

A船長 「そうとなったら、参りましょうか。ブルー」
Aブルー「山に行かなきゃ会えないからねえ、スッポンタケには!」
キース 「ま、待ってくれ!」
Aブルー「まだ何かやってくれるのかい?」

御祈祷だとか…、と輝く表情。

Aブルー「スッポンタケが増える呪文もあるだとか?」
キース 「違う、誤解だ! 俺が五体投地をしていたのはだな…!」
Aブルー「スッポンタケへの誠意だろう?」

君の一番弟子に尽くしてくれたんだね、と満面の笑み。

Aブルー「それでこそ師僧の鑑だよ! さあ、行こうか!」
A船長 「皆様、準備はよろしいですか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんな準備は出来てると思うの!」

いつでも行けるよ、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「瞬間移動で山までだよね?」
Aブルー「そうだよ、スッポンタケの山まで!」
ぶるぅ 「じゃあ、しゅっぱぁ~~~つ!」
一同  「「「ひいいっ!!!」」」

パアアッと迸る青いサイオン。
問答無用で山へお出掛けみたいですね?


2016/10/14 (Fri)

 

☆恥知らずなブツ


とうとう仁王スッポンタケを探しに、瞬間移動で山へと強制連行。
キース君はともかく、巻き添えを食らった面々の方は迷惑千万でして。

Aブルー「はい、到着~! みんな頑張って探してよね!」
A船長 「目標は仁王スッポンタケです、よろしくお願いいたします」
シロエ 「その役目、キース先輩が引き受けたんですから!」

ぼくたちは巻き添えにされただけです、と噛み付く人も。

シロエ 「キース先輩が一人で探せばいいんです! この山の中で!」
ジョミー「だよねえ、アレはキースの弟子なんだしさ…」
サム  「師僧を慕って出てくる可能性ってヤツもあるしよ…」

その点、俺たちは赤の他人というヤツで、と。

サム  「遠慮しちまって出てこねえかもな、いくらアレでも」
シロエ 「恥知らずなヤツでしたよねえ…」

口にしたくもありませんが、と避けられるスッポンタケの学名。

Aブルー「そう、恥知らずな男根だからね! アレの学名は!」
A船長 「きっと遠慮も知らない筈です、大丈夫です!」
シロエ 「たまには恥じらって欲しいんですが!」

そして出ないで欲しいんです、と続く抵抗。

シロエ 「あれを封じる呪文があるなら、頑張りますよ!」
Aブルー「ふうん…? シロエもお坊さんになるんだ?」
シロエ 「えっ?」
Aブルー「そうなる筈だよ、キースに対抗するんなら」

君もブルーに弟子入りだろうか、と視線を生徒会長に。

Aブルー「シロエが弟子になりたいらしいよ、頑張るってさ」
ブルー 「直弟子はサムとジョミーで間に合ってるけど…」
シロエ 「どうぞ断りやがって下さい!」

弟子の件は、と敬語が怪しいパニックぶり。

シロエ 「呪文なんかは坊主でなくても手に入りますし!」
サム  「マジかよ、何処で修行をするんだよ?」
シロエ 「それはまあ…。こう、色々とゲームとか…」
キース 「貴様、坊主を愚弄する気か!?」

修行の成果とゲームの世界を一緒にするな、という声が。
自信満々なんですね?


2016/10/15 (Sat)





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☆御布施を返して


秋のお彼岸もスッポンタケの法要、すっかりやる気なのがソルジャー。
ジキジキな卒塔婆のオブジェも希望で、超特大の「おはぎ」に刺す気。

Aブルー「おはぎはぶるぅが作ってくれるし、卒塔婆をよろしく!」
キース 「俺の命が危ないことは知ってるだろうが!」

親父にバレたら殺されるんだ、とガクガクブルブル。

キース 「お盆は卒塔婆が多かったから、まだマシだったが…」
ジョミー「そうだっけ? 卒塔婆書きが辛いと聞いてたけど?」
キース 「肉体の疲労や肩こりなんぞは、どうとでもなる!」

お盆の時期にはドーピングをする坊主も多数、と。

キース 「卒塔婆書きに疲れたらドーピングなんだ、常識だ!」
Aブルー「なるほどねえ…。クスリまでキメて書いてくれたと!」

それじゃ今度も卒塔婆を頼むよ、と気にしない人。

Aブルー「アドス和尚の方は、棚経の件をぼくが誤魔化すんだし…」
シロエ 「そういえば、キース先輩には保険が無かったですね」
Aブルー「其処の所をカバーするんだし、卒塔婆をお願い!」

そのくらいは融通して欲しいよね、と懐から出す分厚い札束。

Aブルー「御布施だったら払うから! 法要の分も!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「お中日だよ、此処で法要! 卒塔婆もつけて!」

ぶるぅはおはぎの方をよろしく、という注文。

ぶるぅ 「オッケー! うんと大きなおはぎだね!」
Aブルー「卒塔婆がしっかり刺さるヤツをね!」

そしてキースは卒塔婆書きだ、と押し付ける御布施。

Aブルー「これだけあったら断らないよね、ジキジキな卒塔婆!」
キース 「俺は断りたいんだが!」
Aブルー「じゃあ、倍返しで」

手付金は倍返しが基本だよね、と怖い台詞が。

Aブルー「断るんなら、これの倍額! ぼくに払って!」
キース 「そ、そんな…!」
Aブルー「マツカに支払わせるのは無しだよ、君が払うこと!」

支払えるんならご自由にどうぞ、と言われましても。
破産コースは確実なんじゃあ?


2016/09/16 (Fri)

 

☆やるしかないです


秋のお彼岸にスッポンタケの法要を希望のソルジャー、御布施を用意。
卒塔婆も込みで頼みたいとかで、断るのならば倍額支払えとのこと。

キース 「俺に払えと言われても…。出世払いでも無理そうだが!」
Aブルー「甘いね、君が出世するまで待つとでも?」

元老寺の金庫から盗めばいいじゃないか、と悪魔の囁き。

Aブルー「もちろん、バレたら即死だろうけど…。アドス和尚に」
ジョミー「だよねえ、その場で殺されるよね」
キース 「どう転んでも俺は死ぬのか、お彼岸までに!?」
Aブルー「ジキジキな卒塔婆を書いてくれるんなら、助けるけれど?」

書いてる所がバレないように、と助け船。

Aブルー「その後のことまでは知らないけれどね、法要の件は!」
キース 「…やはり卒塔婆を書くしかないのか…」
Aブルー「ぼくとしても是非、書いて欲しいね!」

そして生き延びて、これから先もスッポンタケをよろしく、と。

Aブルー「で、どうするわけ? 卒塔婆と法要」
キース 「仕方ない…。お中日にやればいいんだな、此処で?」
ブルー 「君が覚悟を決めたんだったら、及ばずながら…」

ぼくも協力してあげよう、と生徒会長、いえ銀青様。

ブルー 「お中日は此処で法要のやり方を教えるってことで…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーは偉いお坊さんだもんね!」
キース 「分かった、親父にはそう言っておく」

そう言い訳して抜け出してくる、という元老寺の方のお中日。

キース 「しかし、またあの卒塔婆を書くのか…」
Aブルー「よろしくね!」

期待してるよ、と歓喜の表情、自分の世界へお帰りですけど。

シロエ 「…またですか…」
ジョミー「スイカの次は、イノシシサイズのおはぎだなんて…」
ぶるぅ 「ぼく、頑張って作るからね!」
キース 「俺は卒塔婆を頑張るとするか…」
サム  「でもって、俺たちは巻き添えなんだぜ、法要の…」

今度は俺も逃げられねえよ、とサム君、溜息。
えらいお彼岸になりそうですね?


2016/09/17 (Sat) 

 

☆お中日が来ました


やって来ました、秋のお彼岸。ソルジャーが法要を頼んだヤツが。
お中日が来るのもアッと言う間で、シャン学メンバーが生徒会長宅に。

シロエ 「会長、おはようございます。せっかく今日は祝日なのに…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ブルー 「特別生に出席義務は無いしね、祝日も何も…」

とはいえ今日は災難だよね、と生徒会長も頷くしかない法要の日。

ブルー 「そろそろキースも来ると思うよ、衣を持って」
サム  「アレかよ、卒塔婆は先に到着してるのかよ?」
ブルー 「死にそうな思念で頼まれたからね、書き上がったから、と」

瞬間移動で運んでおいた、と案内されたリビングに梱包された卒塔婆。

シロエ 「ちゃんと包んであるんですね…」
ブルー 「アドス和尚に覗かれたら終わりだ、と焦ってたしねえ…」

墨が乾くのを待つ間もガクブルだったんだろう、という話。

ブルー 「とはいえバレずに済んだわけだし、後は法要だよ」
ぶるぅ 「えとえと…。今のチャイムがキースだよね!」

他のみんなは来てるもんね、と玄関へ跳ねて行きまして…。

ぶるぅ 「キースが来たよーっ!」
キース 「親父には修行だと言って来た。此処でブルーの手伝いだと」
ブルー 「ご苦労様。でもね、君が頑張るしかないんだよ」
サム  「そうだぜ、スッポンタケを弟子にしたのはキースだからよ」
ジョミー「責任は自分で取るべきだよね」

自業自得と言うんだし、と誰も同情していませんけど。

キース 「…例のおはぎは出来たのか?」
ぶるぅ 「うんと大きいのを作ったよ! イノシシサイズ!」

1メートル超えのイノシシなの! と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「あんな大きなおはぎは初めて! 楽しかったぁ~!」
キース 「そ、そうか…。良かったな…」
ぶるぅ 「うんっ! キースも早く着替えて来てね!」
キース 「分かった、奥の部屋を借りるぞ」

おはぎがあるなら仕方ない、と去ってゆく人。
卒塔婆も準備オッケーですしね?


2016/09/18 (Sun)

 

☆抜けられないかも


秋のお彼岸のお中日には、生徒会長宅でスッポンタケの法要を。
梱包されてるジキジキな卒塔婆、イノシシサイズのおはぎもオッケー。

ぶるぅ 「えとえと…。おはぎの準備はいつ?」
サム  「まだ暫くはいいんでねえの?」

頼んだヤツが来ていねえしよ、とサム君、キョロキョロ。

サム  「キースの着替えが先じゃねえかな、この感じだと…」
シロエ 「もっと早いかと思ったんですけど、忙しいんでしょうか?」
ジョミー「あっちの世界じゃ、祝日じゃない筈だしね…」

忙しくて抜けて来られないとか…、という声が。

シロエ 「いいですね、それ! ドタキャンですか!」
マツカ 「それなら有難いんですけど…。巻き込まれずに済みますし」
スウェナ「そうよね、キースも喜ぶわよ」

法要ドタキャンコースなら、とスウェナちゃんも。

スウェナ「おはぎはみんなで食べればいいのよ、分けちゃって」
ジョミー「頑張ったぶるぅは可哀想だけど、それが平和だよね!」
ぶるぅ 「ぼく、平気! みんなが美味しく食べてくれれば!」

大きなおはぎが作れて幸せ、と健気なお子様。

ぶるぅ 「だけどホントに来ないよね…」
キース 「失礼する。…って、用意はどうした?」

卒塔婆も包んだままじゃないか、と法衣で戻って来た副住職。

キース 「こういうのはだな、坊主が来る前に準備するものだ」
シロエ 「でもですね…。忙しくて抜けられないみたいですよ?」
キース 「どういう意味だ?」
シロエ 「ですから、ドタキャンですってば!」

例の人が抜けられないようです、という報告。

キース 「そうか、あいつが来ないのか!」
シロエ 「いつもだったら早いですしね、こういう時は」
キース 「御本尊様が助けて下さったのか…!」
??? 「抜けられないけど、抜いて来たってば!」
一同  「「「えっ!?」」」
??? 「抜いたんだよ!」

とてもいい所だったけど、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。
いったい何を抜いて来たと?


2016/09/19 (Mon)

 

☆抜いて来ました


お中日にはスッポンタケの法要を、と言ったソルジャーが遅れて登場。
いい所だったのを抜いて来たそうで、何を抜いたのかサッパリ謎で。

Aブルー「ぼくも抜きたくなかったんだけど、法要があるし…」
キース 「それは卒塔婆とは別件なのか?」

まだ梱包したままだからな、と指差す先にスッポンタケの卒塔婆。

キース 「あれをおはぎから抜いたわけではなさそうだが…」
Aブルー「縁起でもないよ、この上、更に抜くだなんてね!」

おはぎには卒塔婆をしっかり咥え込んで貰わなくちゃ、と。

Aブルー「ぼくは途中で抜いちゃったから…。ぼくの分まで!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「だからジキジキだよ、セックスだってば!」

ぼくのハーレイは漲りまくっているんだから、と威張るソルジャー。

Aブルー「起きた途端に押し倒されてさ、朝からズンズン!」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「抜いて来たって言ってるじゃないか、残念だけど!」

まだハーレイがイッていなかったのに、と名残惜しげに。

Aブルー「ぼくは急ぐから、って抜いちゃったしねえ…」
ブルー 「君には恥じらいが無いのかい!?」
Aブルー「生憎とそんなものは無いねえ、ずっと昔から!」

ぼくのハーレイの悩みはソレで…、とフウと溜息。

Aブルー「恥じらい属性の、初々しいぼくが憧れらしいよ」
ブルー 「知ってるんなら、恥じらいたまえ!」
Aブルー「無理だってば!」

ハーレイだって理解はしてる、と開き直る人。

Aブルー「とにかくシャワーは浴びて来たから、法要お願い!」
キース 「…そんな話を聞いた後にか?」
Aブルー「卒塔婆は書いてくれたんだろう?」

ジキジキなのを、と見ている包み。

Aブルー「後はおはぎの出番だから…。イノシシサイズの」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 運んで来てもいい?」
Aブルー「もちろんだよ! ジキジキには欠かせないからね!」

卒塔婆を咥えて貰わないと…、とウキウキと。
今度はおはぎでジキジキですか…。


2016/09/20 (Tue)

 

☆その手で触るな


お中日にはスッポンタケの法要、トンデモな理由で遅刻なソルジャー。
「シャワーは浴びた」と涼しい顔で、このまま法要に突入する気で。

Aブルー「さてと、ジキジキな卒塔婆を確認しなくちゃね!」
キース 「その前に、身を清めてくれ!」

汚らわしい手で触るんじゃない、とシッシッと。

キース 「おい、象香炉はあるんだろうな!?」
ブルー 「そりゃ、あるけどさ…。もう長いこと使っていないよ」
キース 「なんでもいいから、持って来てくれ!」

きちんと使えるようにして、という注文で。

ぶるぅ 「んとんと…。おはぎの用意よりも先?」
キース 「当然だろうが、この状況では法要をする気になれんしな!」
ぶるぅ 「オッケー! ちゃんと包んで仕舞ってあるから!」

取って来るね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が跳ねてゆきまして…。

シロエ 「えーっと…。それって、どういう香炉なんです?」
マツカ 「香炉なら其処にありますけど…」

お焼香用に、とマツカ君が指差す普通の香炉。

マツカ 「あれじゃ駄目だと言うんですか?」
キース 「ハッキリ言うがな、今のあいつには触らせたくない!」

俺の持ち物ではない香炉でも、と苦い顔。

キース 「シャワーくらいで穢れが取れるか、馬鹿野郎!」
Aブルー「何を言うかな、きちんと洗って来たってば!」

奥の奥まで指でしっかり、と意味深な台詞。

Aブルー「昨夜のが中に残っていたしね、そのまま寝たから」
ブルー 「もういいから!」

喋るんじゃない、と怒鳴る生徒会長。

ブルー 「下品な話はお断りだよ!」
Aブルー「だって、キースが…」
ブルー 「そういう次元じゃないんだってば、キースが言うのは!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 用意してきたよ!」

はいどうぞ、とドンと出て来た象が座っている形の香炉。

Aブルー「なんだい、これは?」
キース 「見ての通りに象香炉だが? 象の形だから」

この上を跨げ、という指示が。
象を跨ぐと何か効果があるとでも…?


2016/09/21 (Wed)

 

☆イノシシとマグロ


お中日にはスッポンタケの法要、卒塔婆を出そうとしたソルジャー。
けれど朝にもヤッていた人、キース君が怒って用意させたのが象香炉。

Aブルー「…これを跨ぐとどうなるんだい?」
キース 「全身の穢れが取れるんだ! 清めのお香で!」

さっさと跨げ、と指差しまして。

キース 「卒塔婆の包みに触っていいのは、それからだ!」
Aブルー「えーっと…。象の形に意味はあるのかい?」
キース 「象は神聖な生き物だからな、仏教では!」

あんたの穢れも祓えるだろう、という話。

キース 「あんたを追い出したいくらいなんだが、ここは我慢だ!」
Aブルー「穢れてるなんて言われてもねえ…。ジキジキだって大切で」

でも仕方ない、と香炉を跨いで、「もういいかい?」と。

Aブルー「早く用意をしたくってさ…。ジキジキな卒塔婆!」
ぶるぅ 「えとえと…。おはぎを持って来てもいい?」
キース 「そういう約束だったしな…。象香炉はもう片付けてくれ」
ぶるぅ 「オッケー!」

他のみんなは要らないもんね、と象香炉を抱えて出て行って…。

ぶるぅ 「はい、おはぎ~! イノシシサイズ!」
一同  「「「うわー…」」」

あれがおはぎか、と誰もが呆然、瞬間移動で運び込まれた特大おはぎ。

Aブルー「素晴らしいよ! それじゃ卒塔婆の出番だね!」
キース 「粗略に扱ったら許さんぞ!」

俺が命懸けで書いたんだから、という卒塔婆の梱包が解かれまして。

Aブルー「はい、ジキジキの御登場~!」
キース 「その言葉を言うな!」
Aブルー「だけど、これからジキジキなんだよ!」

イノシシなおはぎの奥の奥までズンズンと、と構える卒塔婆。

Aブルー「えっと、おはぎは…。押さえなくても大丈夫かな?」
シロエ 「スイカの時より、安定はいいと思いますけど」
ぶるぅ 「イノシシじゃないから逃げないよ?」
Aブルー「それって、マグロと言わないかい?」

マグロはちょっと…、と言われましても。
イノシシの次はマグロだと?


2016/09/22 (Thu)

 

☆マグロじゃ駄目です


いよいよスッポンタケの法要の準備、イノシシサイズのおはぎも登場。
卒塔婆を刺したいソルジャーですけど、此処でマグロがどうこうと。

Aブルー「安定がいいのは嬉しいけどさ…。マグロは嫌だよ」
シロエ 「おはぎの何処がマグロなんです?」
ぶるぅ 「えとえと…。お供えにするくらいなんだし、精進だよ?」

お菓子だけど精進料理の内だから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「お膳とかにも、マグロなんかは使ってないから!」
サム  「だよなあ、何処から見たって立派な精進料理だぜ?」
ジョミー「お寿司もお刺身も無いもんね…。それにツナもさ」
Aブルー「そういうマグロじゃなんだってば!」

おはぎの態度が問題なんだ、と謎の台詞が。

一同  「「「おはぎの態度?」」」
Aブルー「ジキジキにはとても大切なんだよ、そういうトコも!」

スイカの時にはシロエとマツカが逃げないように押さえてた、と。

Aブルー「嫌よ嫌よも好きの内だし、あれでこそでさ!」
キース 「話がサッパリ見えないんだが…?」
Aブルー「君とジョミーは出来上がってから来たからね!」

スイカが卒塔婆を咥え込んだ後に…、と卒塔婆を手にするソルジャー。

Aブルー「これで奥までズンズンだから…。マグロだとねえ…」
シロエ 「ぼくにも話が謎なんですけど…?」
Aブルー「君もかい? あの時、スイカを押さえてくれたのに…」

ジキジキの手伝いをしてくれたのに、という嘆き。

Aブルー「咥え込む方もね、マグロじゃ話にならないんだよ!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「セックスは思い切り楽しんでこそ! お互いに!」

突っ込む方も咥え込む方も…、とイヤンな主張。

Aブルー「マグロじゃ駄目だね、もっとエンジョイ!」
キース 「あんたは何を言いたいんだ?」
Aブルー「おはぎにもジキジキを楽しんで欲しいと思ってさ!」
一同  「「「え…?」」」

どうやって、という素朴な疑問。
マグロはともかく、おはぎに何を…?


2016/09/23 (Fri) 

 

☆おはぎでも暴れて


スッポンタケのお彼岸の法要、準備の真っ最中ですけれど。
ソルジャーが言うにはマグロなのがおはぎ、イマイチ楽しめない世界。

Aブルー「平たく言うなら、マグロというのはセックスの時に…」
ブルー 「言わなくていいから!」
Aブルー「駄目だよ、みんな分かってないしね、マグロの意味を!」

魚のマグロじゃないんだから、とブツブツと文句。

Aブルー「何もしないでゴロンと寝たままなのがマグロでさ…」
サム  「あー…。魚市場とかで転がってるよな、そういうのがよ」
Aブルー「分かってくれた? それじゃセックスを楽しめないから…」

おはぎにもジキジキを楽しんで欲しい、と繰り返す台詞。

Aブルー「マグロにならずに、積極的に!」
シロエ 「…おはぎは所詮、おはぎですけど?」
ジョミー「だよねえ、マグロだったら生きてる間は暴れもするけど…」

おはぎじゃ無理だ、とジョミー君も。

ジョミー「お菓子なんだし、動くわけがないよ」
シロエ 「スイカだったら安定が悪かったんですけどね…」

ゴロンと丸いわけですから、と。

シロエ 「押さえていないと転がりますけど、おはぎの場合は…」
マツカ 「卒塔婆を刺しても平気ですよね、このままで」

押さえる必要も無いですよ、とマツカ君も見ている特大おはぎ。

マツカ 「それにイノシシサイズですから、重量だって…」
Aブルー「そのイノシシだよ、パワーにあやかりたいからねえ!」

是非、見習って暴れて欲しい、と注文されても、おはぎな相手。

シロエ 「おはぎは暴れたりしませんから!」
キース 「まったくだ。…本物のイノシシは迷惑だがな」
Aブルー「それは聞いたよ、墓石を倒して行くんだろう?」

だからジキジキにもそのパワーを、と謎な発言。

キース 「あんた、墓石がなんだと言うんだ!」
Aブルー「墓石の代わりに卒塔婆だってば!」
一同  「「「え?」」」

卒塔婆を倒して暴れるのか、と誰もがビックリ仰天。
どうすればおはぎが暴れ出すと…?


2016/09/24 (Sat) 

 

☆エッチに揺すって


イノシシサイズのおはぎが出て来た、スッポンタケのお彼岸の法要。
其処でソルジャーが要求するのが、墓石を倒すというイノシシパワー。

Aブルー「卒塔婆も引っくり返りそうなほどに、暴れるおはぎ!」
シロエ 「ですから、おはぎは暴れませんよ! お菓子ですから!」
Aブルー「分かってないねえ、何のために君たちがいるんだか…」

其処のおはぎを台ごと動かせ、と命令が。

一同  「「「へ?」」」
Aブルー「前後左右に揺すってくれればいいんだよ! 男子全員で!」

スウェナは入らなくていいから、と目指す所は兄貴な世界。

Aブルー「エッチな感じに揺すって欲しいね、こう、アンアンと!」
キース 「あんた、おはぎを何だと思っているんだ!」
Aブルー「もちろん、スッポンタケの卒塔婆のパートナーだよ!」

ジキジキな卒塔婆を咥え込むのだ、と譲らない人。

Aブルー「ぼくが卒塔婆でズンズンいくから、さっさと揺する!」
キース 「そんな下品なオブジェは認めん!」
Aブルー「だったら、御布施を倍返しで…。それならいいけど」
キース 「うっ…」

それは無理だ、と副住職の苦悶の表情。

キース 「一生かかっても払い切れんし、盗み出したら親父がだな…」
Aブルー「ほらね、キースもこう言ってるから、おはぎを揺する!」

位置について、と配属されたシャン学メンバー。

シロエ 「重いんですけど…」
マツカ 「イノシシサイズですからね…」
サム  「下手な米よりミッシリ詰まってやがるしよ…」
ジョミー「これを四人で揺するわけ…?」

腰がヤバそう、と嘆くジョミー君の声に歓喜のソルジャー。

Aブルー「いいねえ、腰も壊れるくらいのジキジキってね!」
一同  「「「ひいぃっ!」」」
Aブルー「ほらほら、揺すって! もっとエッチに!」
シロエ 「こ、こうですか…?」
Aブルー「いい感じだよ、スッポンタケも漲ってるよ!」

でもって奥の奥までズンズン、と構える卒塔婆。
それでグサリと刺すわけですね…?


2016/09/25 (Sun)

 

☆腰がヤバイんです


スッポンタケのお彼岸の法要、イノシシサイズのおはぎでオブジェを。
目指すはジキジキ、ソルジャーが構える卒塔婆で奥まで貫くそうで。

Aブルー「もっと頑張ってエッチに揺する! こう、アンアンと!」
シロエ 「真面目に重すぎるんですけど!」
サム  「ジョミーでなくても腰がヤバイぜ、なんつーか、こう…」
マツカ 「砕けそうな感じですよね、もう文字通りに…」
Aブルー「それでこそだよ、ジキジキには腰が大切だから!」

スッポンタケが漲って来たら奥までズンズン、と振り上げる卒塔婆。

Aブルー「咥え込んだら、イイ声をね!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「それじゃ、奥まで!」

ズンッ! と振り下ろされたのが卒塔婆、おはぎにグッサリ。

一同  「「「ギャッ!」」」
Aブルー「あのねえ…。もうちょっと雰囲気が欲しいんだけど!」

君たちがへたり込むのはともかく…、と不満そうな顔。

Aブルー「それじゃ悲鳴で、よがり声にもなってないから!」
ブルー 「下品な話はお断りだよ!」
Aブルー「でもさ、せっかくイノシシサイズのおはぎがさ…」

スッポンタケを咥え込んだのに、とブツブツブツ。

Aブルー「ぼくだって、ハーレイを咥え込んでた途中でこっちへ…」
ブルー 「その話もやめてくれたまえ!」

象香炉を跨いで清めたんなら大人しく、という声が。

ブルー 「本当だったら叩き出したいトコなんだからね!」
キース 「俺も同感だが、御布施の倍返しは出来ないし…」

もう諦めて法要あるのみ、と悲壮な決意。

キース 「とりあえず、みんな座ってくれ」
ジョミー「いたたた、さっきので腰を打ったから…」
シロエ 「ぼくは受け身を取りましたけど…」
マツカ 「ぼくもです。柔道部に入ったお蔭ですよ」
サム  「俺は駄目っぽい感じだぜ…」
キース 「だからと言って、寝転がるな!」
Aブルー「いいと思うよ、寝てたって!」

ジキジキの後は寝るのも大切、とイヤンな発言。
元凶のくせに迷惑な…。


2016/09/26 (Mon) 

 

☆腰がヤバくても


スッポンタケのお彼岸の法要、イノシシサイズのおはぎに卒塔婆。
ソルジャーが見事に刺しましたけれど、腰を傷めて寝ているのが二人。

Aブルー「ジョミーとサムは寝てていいから! そのままで!」
キース 「法要に椅子席というのはアリだが、基本は正座だ!」

寝て出席など見たこともない、と怒りMAX。

キース 「寝ていてもいいのは仏様だけだ、早く起きんか!」
Aブルー「ああ、仏様! ウッカリしてたよ!」

この卒塔婆も寝かせておかないと…、と傾けにかかっている卒塔婆。

シロエ 「いったい何をしてるんです?」
Aブルー「ほら、イノシシは墓石も倒すパワーが売りらしいから…」
マツカ 「せっかく刺したのに倒すんですか?」
Aブルー「抜くわけじゃないから、これでいいんだよ!」

こんな感じで、と刺さったまんまで傾けられたジキジキな卒塔婆。

Aブルー「体位も色々あるからさ…。これだと何になるんだろう?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「四十八手って前も言ったと思うけど?」

セックスの時は体位も大切、と威張り返りで。

Aブルー「イノシシなパワーでジキジキなんだよ、漲るよねえ!」
キース 「卒塔婆の件は諦めもするが、そこの二人は…」

さっさと起きろ、とサム君とジョミー君をゲシッと足蹴に。

サム  「いてえじゃねえかよ!」
ジョミー「本当に腰が痛いんだってば、嘘じゃなくって!」
ぶるぅ 「んとんと…。それじゃ湿布とか…」
Aブルー「いいんじゃないかな、湿布を貼るならズボンとか…」

パンツも一緒に下ろさなくちゃね、と嫌すぎる発言。

サム  「要らねえから!」
ジョミー「ぼくも治った!」

まだ痛いけど、と呻きながらも正座な二人。

Aブルー「あれっ、湿布は?」
ブルー 「君の前で湿布を貼られるよりかは、座るらしいね」
サム  「まだ死にたくはねえからよ…」
キース 「仏様から復活したんだな?」

なら法要を始めるとするか、と数珠をジャラッと。
いよいよですね?


2016/09/27 (Tue)

 

☆呪文が欲しい人


いよいよスッポンタケのお彼岸の法要、腰を傷めている二人も正座。
おはぎに刺さった卒塔婆なオブジェ、キース君がハハーッと一礼で…。

キース 「願我~身浄~如香炉~…。願我~心如~…」
Aブルー「うんうん、いいねえ!」

その調子で有難いお経をよろしく、とソルジャー、ウキウキ。

Aブルー「早くジキジキを増やしてほしいな、あの呪文でさ!」
ブルー 「お経と呪文を一緒にしないでくれるかな?」

それと静かにするように、と生徒会長、いや伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「あの最悪なオブジェだけでも酷すぎるんだし…」
Aブルー「何を言うかな、あれが法要の肝なんだよ!」

キースの呪文でドカンと増えてパワーアップだ、という主張。

Aブルー「美味しい食事が沢山増える呪文だろう?」
ブルー 「変食陀羅尼は施餓鬼用だから! 君のためじゃなくて!」

イノシシサイズのおはぎも餓鬼に施すものだ、と言っても無駄で。

Aブルー「ぼくもお腹を空かせてるんだよ、途中で来たから!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「ハーレイがまだイッてないのに抜いて来たわけで!」
一同  「「「ひいぃっ!」」」

法要の最中になんてことを、と誰もが絶句。

シロエ 「ちょっと強烈すぎませんか?」
サム  「ひでえよなあ…」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」

此処で黙ったら終わりだとばかり、キース君が唱えるお念仏。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「それはいいから、呪文をお願い!」

美味しいジキジキが増えるように、という注文。

Aブルー「そのために御布施を払ったんだしね、あれをやってよ!」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
サム  「ヤバイぜ、このままいっちまうとよ…」
シロエ 「どうなるんです?」
サム  「じきに出番が来ちまうんだよ、変食陀羅尼の」
一同  「「「ええっ!?」」」

ゲッと仰け反る御一同様。
それは必須で、避けられない展開なんですか…?


2016/09/28 (Wed)

 

☆逃げられない施餓鬼


イノシシサイズのおはぎに刺さった卒塔婆なオブジェ、そういう法要。
そしてソルジャーが期待している、ジキジキが増える呪文が問題。

シロエ 「サム先輩…。その呪文は飛ばせないんですか!?」
サム  「施餓鬼をするなら仕方ねえんだよ、必須だからよ…」

キースには気の毒すぎだけどよ、と副住職をチラ見。

サム  「寺によっては、やらねえ所もあるヤツだしよ…」
シロエ 「それはどういう意味なんです?」
サム  「施餓鬼をやるのはお盆だけ、って寺もあってよ…」
スウェナ「元老寺はそっちの方じゃないのね?」
サム  「お彼岸にもやるって方の寺だぜ、だから秒読み」

今のお経の流れで既にカウントダウン、という宣告。

サム  「施餓鬼に向かってまっしぐらってトコだぜ、今は」
一同  「「「うわー…」」」

最悪すぎだ、と一同ガクブル。

ジョミー「それって今から止められないわけ!?」
サム  「お前、それでも坊主かよ…。棚経とかでも同じだぜ」

決まったお経を淡々と読んでなんぼだから、と嫌すぎる説明。

サム  「だからよ、キースも逃げられねえから…」
Aブルー「ぼくはその方がいいけれど…。って、あれ?」

キースは何を、と見ている先で立ち上がったのが副住職。

キース 「…………」
シロエ 「例の卒塔婆を起こしてますよ?」
Aブルー「何をする気かな、まさか抜いたりしないだろうね?」

刺さっているのが大切なのに、と言い終えない内に抜かれた卒塔婆。

Aブルー「あーっ!!!」
キース 「のうまくさらば、たたぎゃた、ばろきてい…」
一同  「「「え?」」」

あの呪文だ、と眺める間に、キース君、卒塔婆を恭しく捧げ持ち…。

キース 「おんさんばら、さんばら、うん…」
Aブルー「ゆっくり振っていないかい?」
ブルー 「あれが施餓鬼の正式な作法になるんだけれど?」
Aブルー「素晴らしいよ!」

あれがスッポンタケの腰遣いなのか、と瞳がキラキラ。
それって何の話ですか…?


2016/09/29 (Thu)

 

☆施餓鬼の作法は


スッポンタケのお彼岸の法要、キース君が抜いたジキジキな卒塔婆。
施餓鬼の正式な作法だとのこと、それにソルジャーが感極まった様子。

Aブルー「いいねえ、スッポンタケがウンウン! そういう感じ!」
ブルー 「やめたまえ!」
キース 「のうまくさらば、たたぎゃた、ばろきてい…」
Aブルー「もう最高の腰遣いだよ! ヤッてヤリまくるぞって!」

あれでイイ所を突いてくれたらもっと最高、と騒ぎまくり。

Aブルー「抜いちゃってるけど、エッチに揺すっているからね!」
一同  「「「ひいぃっ!!」」」

いったいどういう解釈なんだ、とガクガクブルブルですけれど。

キース 「おんさんばら、さんばら、うん…」
Aブルー「この有難い呪文でジキジキも増えるしねえ…!」
ブルー 「施餓鬼は餓鬼に施すものだから!」
Aブルー「ぼくもお腹が空いてるんだよ、抜いちゃったから!」

だけどズンズン満たされそう、と御満悦。

Aブルー「スッポンタケが漲ってくれれば、ぼくのハーレイもね!」
キース 「のうまくさらば、たたぎゃた、ばろきてい…」
シロエ 「あれって何処まで続くんです?」
サム  「三回唱えるのがお約束だしよ、これでラストだぜ」
Aブルー「そうなんだ…。フィナーレに期待!」
キース 「おんさんばら、さんばら、うん…」

ハハーッ! と押し頂いた卒塔婆、おはぎにズンッ! と。

Aブルー「やったあ!!」
シロエ 「ちょ、今のは正式なんですか!?」
キース 「………」

卒塔婆に向かって深く一礼、読経に戻った副住職。

Aブルー「最高だったよ、もうジキジキが増えまくりで!」
シロエ 「会長、あれは正しいんですか!?」
ブルー 「残念なことに、基本はね…」

本当は卒塔婆を所定の位置に戻すだけ、と。

ブルー 「だけど、おはぎに刺さっていたから…」
Aブルー「スッポンタケが奥まで貫き直したんだね!」

ぼくも帰ったら貫き直して貰うんだ、と歓喜の叫び。
悪夢の法要、これにて中継終了~。


2016/09/30 (Fri)







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☆お盆が済んだら


さて、九月。残暑の中での新学期スタート、でもって週末ですけれど。
生徒会長宅に集ったシャン学メンバー、愚痴っているのは残暑の暑さ。

ジョミー「もう嫌になるよ、いつになったら涼しくなるのさ!」
シロエ 「年々、厳しくなりますよね…。一年の半分が夏みたいです」
マツカ 「セミもまだまだ元気ですしね、九月は夏です」

十月だって頭の方は夏ですよ、という説に頷く御一同様。

スウェナ「真夏日が普通にあるものね…。夏日じゃなくて」
サム  「流石に猛暑日は滅多にねえけどよ…」
キース 「やかましい! 暑さ寒さも彼岸までだと言うだろう!」

それを過ぎたら秋なんだ、と言われましても。

シロエ 「秋分の日なんて、言葉だけですよ。立秋と同じで」
スウェナ「そうよね、立秋を過ぎたら残暑見舞いだけれど…」

其処からが一番暑い所よ、と間違ってはいない発言が。

スウェナ「最高気温の記録を更新するのって、立秋から後よ?」
ブルー 「それで正解だと思うよ、ぼくも。でもねえ…」

お彼岸の方は立秋よりかはマシだろう、と。

ブルー 「旧暦でやってるわけじゃないしね、その分だけ」
一同  「「「へ?」」」
ブルー 「旧暦だってば、立秋は月の暦だからねえ…」

太陽暦とは一ケ月ほどズレるものだ、と生徒会長。

ブルー 「だから七夕が雨ばかりだとか、そういう悲劇が」
ジョミー「え、じゃあ七夕は旧暦だったら八月なわけ?」
ブルー 「そうなるねえ…。ちょうど立秋の辺りってトコで」

雨が降る方が珍しいよ、という指摘。

ブルー 「そんな具合にズレるんだけどお彼岸はドンピシャ!」
シロエ 「あー…。太陽が真西に沈むんですよね?」
キース 「お中日にはな!」

だから本当に季節の境目なのだ、と副住職。

キース 「お彼岸が過ぎたら、其処からは秋だ!」
シロエ 「そうなんですか…」
キース 「俺たち坊主は忙しいがな」

お盆が終わったと思ったら…、と溜息が。
そういえば忙しいシーズンですよね…。


2016/09/01 (Thu)

 

☆お盆で酷い目に


残暑が厳しいシーズンですけど、九月といえば秋のお彼岸で。
暑さ寒さも彼岸までとか、そのお彼岸に忙しいのがお坊さんたちで…。

キース 「お盆が終わった時点で、カウントダウンだったしな…」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「ツイッターでも呟いていた人がいたねえ、お彼岸の件で」

「#坊さんあるある2016盆」の時だ、という証言。

ブルー 「やっと終わったと盛り上がる中で、こう後ろ向きに…」
シロエ 「その人は何を呟いたんです?」
ブルー 「カレンダーを見て下さい、お彼岸まで残り35日、と」
キース 「そんな冷静なヤツがいたのか、後ろ向きではあるんだが…」

きちんと数えていたんだな、と眺める壁のカレンダー。

キース 「そうか、あの時点で残り35日しか無かったのか…」
サム  「キース、数えていなかったのかよ?」
キース 「とりあえず終わった、と思い切り燃え尽きていたからな…」

今年のお盆は特に酷かった、と嘆き節。

キース 「誰とは言わんが、棚経で激しい迷惑を…」
一同  「「「あー…」」」

スッポンタケの卒塔婆のことか、と誰もが納得。

シロエ 「自分に都合よく解釈していましたしね、棚経を…」
サム  「俺も後から聞いたけどよ…。変食陀羅尼でドツボだろ?」
キース 「あの馬鹿野郎が斜め上に勘違いしやがったからな!」

妙なモノを増やしてくれやがって、と苦々しい顔。

キース 「どうしてあいつに施餓鬼する羽目になったんだ!」
ブルー 「死にたくないと言ったのは君だよ、卒塔婆の件で」

アドス和尚に頼んでいたなら、あの展開は無かっただろう、と。

ブルー 「スイカに刺さった卒塔婆を見逃す筈がないしね!」
サム  「うんうん、確実に怒りMAXで引っこ抜くぜ」
ジョミー「だよねえ、あのまま棚経に突入しないよね?」
ブルー 「陀羅尼どころか、棚経の前にお説教、いや、説法かな?」

そっちなら平和だったのに、と言ってますけど。
キース君の命がヤバいですよね?


2016/09/02 (Fri)

 

☆棚経がバレたら


秋のお彼岸が近付いてくる中、お盆の棚経の愚痴を言うのがキース君。
スッポンタケの卒塔婆がどうこう、けれど棚経がアドス和尚なら…。

ブルー 「退治してたと思うけどねえ、スイカと卒塔婆を」
シロエ 「でもですね…。キース先輩が絡んでいたのもバレますよ?」
マツカ 「字だけでバレると言ってましたよね、確かキースが…」

ぼくたちが見ても分かりませんが、とマツカ君は思い切り門外漢。

マツカ 「例のジキジキも読めませんから、字の区別なんて…」
シロエ 「どれも同じに見えちゃいますよね、卒塔婆なんかは」
ブルー 「素人さんにはそうだろうけど、同業者なら分かるんだよ」
サム  「俺には無理だぜ、キースのか親父さんかの区別は」

これでも坊主の端くれだけどよ、という人も。

サム  「見比べてみても、多分、サッパリ分かんねえかと…」
ブルー 「サムも本格的に坊主の道に進めば分かるよ」
キース 「書道は必須の世界だからな…。嫌でも理解出来るだろう」

ちょっとした癖で分かってしまう、とブルブルと。

キース 「あの馬鹿野郎に施餓鬼をしてしまったのは不覚だが…」
サム  「親父さんが何も知らねえ分だけ、マシってえのかよ?」
キース 「当然だろうが、親父にバレたら今からでも死ねる!」

あの恐ろしい卒塔婆とスイカ…、と合掌を。

キース 「ついでにジキジキの件もバレるし、もう確実に!」
スウェナ「お盆コースで殺されるのね、逆さ吊りで!」
シロエ 「違うコースじゃないですか?」

お盆は終わりましたから、と冷静な指摘。

シロエ 「今からだったら、お彼岸コースになるんじゃあ…?」
サム  「あー…。逆さ吊りはお盆限定コースな!」

ウラバンナで逆さ吊りだしよ、との声。

サム  「お彼岸コースって、俺にも分かんねえけどよ…」
シロエ 「どんなのでしょうね?」
キース 「俺が知るわけないだろう!」

しかしバレたら殺されるんだ、と恐れる過去の出来事。
棚経、最悪でしたもんねえ?


2016/09/03 (Sat)

 

☆バレたら巻き添え


近付いてくるのが秋のお彼岸、けれどキース君が恐れているのは棚経。
あの時に何をやったかバレたら、アドス和尚に確実に殺されて終わり。

キース 「出来れば忘れたいんだが…。棚経のことは」
シロエ 「でも、インパクトは絶大でしたよ?」
サム  「俺も後から見ちまったけどよ…。アレは凄かったぜ」

スイカに卒塔婆は俺も一度も見たことねえから、という証言。

サム  「アドス和尚と回ってた時に、スイカのお供えは見たけどよ」
ジョミー「ぼくもスイカは他所でも見たけど、あんなの無いよね?」
キース 「あってたまるか、二つも三つも!」

しかも卒塔婆がアレだからな、と忌々しそうに舌打ちを。

キース 「なにがジキジキだ、俺の寿命は縮みっ放しだ!」
シロエ 「卒塔婆を書いてた時からですか?」
キース 「決まってるだろう、親父にバレたら殺されるんだぞ?」

あの時期だったら、お盆コースで逆さ吊りで…、と唱えるお念仏。

キース 「今からバレても、今度はお彼岸コースでだな…」
ジョミー「やっぱり殺されてしまうんだよね?」
キース 「親父は容赦ないからな!」

そうでなくても普段からうるさいのが親父、と。

キース 「棚経の前から怯え続けて、今も現在進行形だ」
スウェナ「大丈夫よ、誰もバラしに行かないもの」
シロエ 「そうですよね…。バラしても得はしませんし…」
サム  「下手に喋ったらとばっちりだぜ、止めてねえから」
一同  「「「うわー…」」」

それは嫌だ、と誰もが震える巻き添えコース。

ジョミー「ぼくが一番危ないのかな、キースと一緒に回ってたから」
ブルー 「そうなるだろうね、どうして注意しないんだ、と」
サム  「俺は安全圏だよなあ…。悪いけどよ」
シロエ 「あの場にいなかったことの証人がアドス和尚ですしね…」
スウェナ「他は全員、危ないのね?」
キース 「それで間違いないだろうな」

命が惜しければ何も喋るな、と緘口令。
棚経の件、見ざる聞かざる言わざるですね…?


2016/09/04 (Sun)

 

☆助かるには御布施


秋のお彼岸が近付いてくる中、未だに恐れられているのがお盆の棚経。
ジキジキな卒塔婆の件がバレたら、サム君以外は命が危ういそうで。

キース 「いいか、絶対に喋るなよ? 親父の耳に入れば終わりだ」
シロエ 「サム先輩しか助からないというわけですね?」
キース 「あいつ以外はアリバイが全く無いからな」

棚経に出てはいないと言っても無駄だ、と副住職。

キース 「親父は吐くまで責め立てるからな、誰であろうと!」
ブルー 「悪いけど、ぼくも安全圏だよ。ぶるぅもね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくはブルーの家族だも~ん!」

それにブルーは偉いお坊さん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は笑顔全開。

ぶるぅ 「アドス和尚より偉いんだもんね、銀青様だし!」
ブルー 「そうなるんだよね、ジキジキな卒塔婆くらいじゃ死なない」
シロエ 「ぼくたちの命も助かりませんか、その方法で?」
ブルー 「助けてもいいけど、御布施をよろしく!」

坊主の世界は何かと厳しい場所で…、と御布施を要求。

ブルー 「お気持ちでいいから、ちゃんと御布施をくれないと」
シロエ 「マツカ先輩、そっちはよろしくお願いします!」
マツカ 「任せて下さい、スッポンタケの棚経並みでいいですか?」

例の人が払った金額くらいでいいでしょうか、という質問。

マツカ 「もっと多めに包むんでしたら、そのように…」
ブルー 「有難いねえ、持つべきものは分かる人だよ」

包んでくれれば保険もオッケー、と妙な台詞が。

一同  「「「保険?」」」
ブルー 「アドス和尚に捕まった時は、直ぐに助けに行くってね!」

何もかも吐け、と責められる前に救出するから、と保険の説明。

ブルー 「お彼岸を控えた今の時期なら、保険が一番!」
シロエ 「…マツカ先輩、お願い出来ますか?」
マツカ 「もちろんです。ぼくだって入りたいですからね」
キース 「待ってくれ!」

俺も保険に入りたいんだが、と切実な声。
入る資格はあるんですかねえ…?


2016/09/05 (Mon)

 

☆保険はあっても


もうすぐ秋のお彼岸ですけど、スッポンタケの棚経の件が今も問題で。
アドス和尚にバレたら終わりで、生徒会長にしか頼れそうになく。

キース 「親父にバレたら救助な保険に、俺も入らせてくれないか?」
マツカ 「ぼくはかまいませんけれど…。御布施を払うだけですから」
キース 「有難い…! マツカ、恩に着る…!」

これでお彼岸も安心だ、と伏し拝んでいるキース君ですけれど。

ブルー 「入っていいとは言っていないけどね?」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「保険は何かとうるさいものだろ、免責事項がどうこうと」

加入する時も厄介だけれど、入った後も厄介で…、と銀青様。

ブルー 「諸悪の根源は君なわけでね、入る資格は無さそうだけど?」
サム  「うへえ、やっぱりそうなるのかよ…」
シロエ 「考えてみれば厚かましいですよね、入ろうだなんて」

誰のせいでジキジキな卒塔婆ですか、と顰めている顔。

シロエ 「あの卒塔婆さえ無ければ、例のオブジェも無かったです!」
スウェナ「そうよね、スイカはただのお供え物だし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 卒塔婆は刺さってなくてもいいもんね!」
ブルー 「そういうことだよ、何もかもキースのせいだからさ…」

それを助けたら保険の有難味も何も…、と冷たい視線。

ブルー 「キースは除外ということで…。サムも要らないね」
サム  「おう! 俺はアリバイ、バッチリだしよ!」
ジョミー「いいよね、アドス和尚のお供だったなんて…」
サム  「そうかあ? スクーターを自転車で追うんだぜ?」

自転車部隊のお前の方が楽じゃねえかよ、と。

サム  「でもまあ、お蔭で助かったからよ…。卒塔婆の件は」
ブルー 「終わり良ければ全て良しだよ、良かったね、サム」
シロエ 「ぼくたちは保険に入れますよね?」
ブルー 「それはもちろん!」
マツカ 「じゃあ、これだけでお願いします」

サラサラ小切手、「どうぞ」と差し出す御布施。
これで安全らしいですね?


2016/09/06 (Tue) 

 

☆保険は駄目な人


秋のお彼岸が近付いてくる中、保険に入ったシャン学メンバー。
スッポンタケの棚経の件がアドス和尚にバレても、生徒会長が救助で。

ブルー 「これで商談成立ってね。マツカ、御布施をありがとう」
マツカ 「いえ、こちらこそ…。危ない時はよろしくお願いします」
ブルー 「引き受けたからには全力を尽くすよ、ぼくだって」

もう早速に…、と指先でキラリと光ったサイオン。

シロエ 「えっと…。今のは何ですか?」
ブルー 「後から救助に駆け付けるよりも、先に防ぐのが楽だから…」

アドス和尚の意識に細工を、と微笑んでいる生徒会長。

ブルー 「お盆のことを考えたって、君たちに意識が向かないように」
シロエ 「会長、ありがとうございます! これで安心です!」
スウェナ「そうよね、私たちのことが意識に無いなら安全だわ」
ジョミー「ぼくは棚経に来ちゃったけれど、それはどうなるわけ?」
ブルー 「暑い中を大変だっただろうな、と思う程度だね」

此処での棚経なんかはスッパリ抜きで、と言ってますけど。

マツカ 「それなら、キースも大丈夫なんじゃないですか?」
シロエ 「そうですよね…。ぼくたちに意識が向かないんなら…」
ブルー 「甘いね、キースは別件だよ!」

ジョミーと違って副住職で、ちゃんと卒塔婆も書いてたから、と。

ブルー 「なんのはずみで危なくなるかは謎だってね!」
キース 「まさかと思うが、スイカだけでもヤバイのか?」
ブルー 「そんなのは無いと思うけど…。君が自分で言わない限りは」

スイカに刺さった卒塔婆なんて…、と生徒会長も呆れ顔。

ブルー 「でもね、ウッカリ喋った時には立派に運の尽きだから!」
シロエ 「ぼくたちは守って貰えるんですよね、その時も?」
ブルー 「保険に入ってくれた以上は、完璧にね!」
キース 「俺だけに死ねと?」
ブルー 「自業自得だから、別におかしくないだろう?」

墓穴を掘らないように気を付けたまえ、とアドバイス。
スイカはNGワードかも…?


2016/09/07 (Wed) 

 

☆お中日とお浄土


ひたひたと近付く秋のお彼岸、キース君が恐れているのがアドス和尚。
スッポンタケの棚経に使われた卒塔婆がバレたら、一巻の終わり。

キース 「沈黙を守るしかないわけか…。俺一人だけが」
ブルー 「どう考えても君が悪いし、諦めるんだね。ジキジキの件は」
キース 「俺は巻き込まれただけなんだが! あの馬鹿野郎に!」
ブルー 「結果が全てと言うからねえ…。どんなことでも」

卒塔婆に「ジキジキ」と書いたのは君だ、と鋭い指摘。

ブルー 「それにスッポンタケに戒名をつけたのも君だしね?」
シロエ 「鯨のパクリか知りませんけど、キース先輩の仕業ですしね」
サム  「戒名をつければ立派に弟子だし、仕方ねえよなあ…」

もう因縁だと諦めろよな、と諭す声まで上がってますけど。

ジョミー「お彼岸はヤバくないのかな? あれも法要だよ」
ブルー 「お浄土と一番、御縁が深い時期ではあるからねえ…」
サム  「太陽が真西に沈むんだからよ、完璧だよな」

お浄土は西にあるんだぜ、と縁起でもない話がポロリと。

サム  「お中日には本当に太陽が真西に沈むわけだしよ…」
??? 「つまり、お浄土が思いっ切り近くなるんだね!」

お中日には、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「お彼岸の法要、今年もお願いしたいんだけど!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?
 Aブルー「何処って…。ぼくのシャングリラに決まっているだろう!」

ぼくのハーレイは悲しいことに年中無休で、と説明が。

Aブルー「君たちは休日らしいけれどね、キャプテンはさ…」
シロエ 「カレンダー通りには休めないんですね、いつも聞いてます」
Aブルー「分かってくれて嬉しいよ! でもね…」

今のハーレイは一味違う、と。

Aブルー「スッポンタケが頑張ってくれるお蔭で、ハーレイも!」
ブルー 「どうなったと?」
Aブルー「漲りまくっているんだよ!」

棚経を頼んだ甲斐があった、と嬉しそうな顔。
ヤバイんじゃあ…?


2016/09/08 (Thu)

 

☆お彼岸にも卒塔婆


秋のお彼岸が迫ってくる中、法要を頼むと来たのがソルジャー。
なんでもキャプテンが漲りまくりで、スッポンタケのお蔭がどうこう。

Aブルー「ほら、棚経でキースがジキジキを増やしてくれたから!」
一同  「「「うっ…」」」

アレか、と思い出すのが恐怖の変食陀羅尼で、施餓鬼用のヤツ。

Aブルー「美味しい食事が増えますように、というヤツだからね!」
シロエ 「効果があったと言うんですか…?」
Aブルー「もう、最高に! ぼくは毎日、幸せなんだよ!」

お腹一杯にジキジキの日々、とウットリと。

Aブルー「お疲れ気味の日だって無いしね、今のハーレイ!」
ブルー 「それでお彼岸の法要も頼みたいと?」
Aブルー「お浄土が一番近いと聞くとね、もう絶対に!」

是非お中日にお願いしたい、と瞳がキラキラ。

Aブルー「お浄土イコール天国だしねえ、イきまくりたいと!」
ブルー 「…あやかりたいという意味だよね?」
Aブルー「流石は君だよ、キースも分かってくれてるよね?」

銀青様のお言葉の意味、と視線が副住職に。

Aブルー「ぼくもスッポンタケも、お浄土に是非!」
キース 「あんた、お浄土に行きたいのか?」
Aブルー「気分だけだよ、まだ死ねないから!」

地球を見るまでは死なないからね、と天晴な命根性。

Aブルー「だけど天国気分でお浄土! もうズンズンと!」
キース 「また卒塔婆か?」
Aブルー「お彼岸にも卒塔婆があるのかい?」
サム  「あるぜ、小さめのヤツになるけどよ…」

頼んだ人にはもれなく書くよな、と僧籍な人。

Aブルー「小さめかあ…。それはどのくらいのサイズだい?」
サム  「こんなモンだぜ、板も薄いし」
Aブルー「縁起でもないよ!」

そんなに小さくて短いなんて、と上がった悲鳴。

Aブルー「うんと立派なのを書いて欲しいね!」
キース 「なんだって?」
Aブルー「卒塔婆だよ!」

お彼岸にも立派な卒塔婆をお願い、という声が。
ジキジキの悲劇、再びですか…?


2016/09/09 (Fri) 

 

☆卒塔婆を頼むなら


秋のお彼岸にも法要をよろしく、と出て来たソルジャーですけど。
卒塔婆の存在を知った途端に、立派なのが欲しいと言い出しまして…。

Aブルー「卒塔婆はスッポンタケの分身みたいなものだからねえ!」
キース 「いや、それは違うと思うんだが…!」
Aブルー「何を言うのさ、お盆の卒塔婆は効果絶大だったんだよ!」

ジキジキをお供えした甲斐があった、という主張。

Aブルー「スイカにしっかり咥え込まれて、奥までズンズン!」
シロエ 「…あれは顰蹙だったんですけど?」
ジョミー「そうだよ、だからキースは今も命の危機なんだってば」

ぼくたちは保険に入ったけどね、とジョミー君。

ジョミー「だけどキースは対象外だし、アドス和尚にバレたら終わり」
サム  「気の毒だとは思うんだけどよ…。仕方ねえよな」
Aブルー「なんだ、そういうことなんだったら大丈夫!」

保険の話は聞いていたよ、とニコニコと。

Aブルー「キースの身はぼくが守るから! スッポンタケのために!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「君がいないと、スッポンタケの法要がパアで…」

ブルーがやってくれるとは思えないし、と理解はしている模様。

Aブルー「お彼岸までのガードは、ぼくにお任せ!」
キース 「あんた、助けてくれるのか?」
Aブルー「スッポンタケを満足させてくれるんならね!」

まずは立派な卒塔婆をよろしく、と注文が。

Aブルー「短いと話にならないんだよ。縁起でもないしさ」
キース 「お彼岸の卒塔婆はそういうものだが…」
Aブルー「だったら、例外! もう特別に!」

太くて立派な卒塔婆にしてよ、と我儘、炸裂。

Aブルー「アレは太くてなんぼだから! ついでに長さも!」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「水を差すようなことを言わないで欲しいね、横からさ」
ブルー 「君の発言が下品だからだよ!」
Aブルー「何処が下品だと?」

ジキジキにはアレが欠かせないのに、と踏ん張る人。
思い切り下品ですけどね…?


2016/09/10 (Sat)

 

☆スイカが無いです


秋のお彼岸にも法要を、と出て来たソルジャーの希望は卒塔婆。
定番の卒塔婆は小さすぎるとかで、立派な卒塔婆でジキジキが目当て。

Aブルー「ジキジキには立派な卒塔婆が必要なんだってば!」
ブルー 「それが下品だと言ってるんだよ、さっきから!」
Aブルー「何を言うかな、ジキジキだってお経の一種じゃないか!」

お釈迦様の国の言葉なんだから、とソルジャー、逆襲。

Aブルー「つまらないことでも、お釈迦様の国の言葉なら、お経!」
シロエ 「そうでしたっけね、あれもキース先輩が火元でしたよ」
スウェナ「象が水を飲みに来ました、っていうお経があるのよね?」

この国の言葉に訳したら…、とスウェナちゃんも覚えていた話。

スウェナ「それで現地まで突撃レポで、結果がジキジキだったのよ」
Aブルー「覚えててくれて嬉しいよ! プロの兄貴の直伝でさ!」
一同  「「「あー…」」」

そういう人たちと一緒にいたんだった、と誰もが抱えている頭。

サム  「歌と踊りのプロ集団だっけか、その兄貴ってよ…」
Aブルー「そうなんだよねえ、綺麗な人だと見た目は美女だよ」
ブルー 「半端ないとは聞いているけどね、だからと言って…」

下品な話はお断りだ、と生徒会長、いや銀青様。

ブルー 「有難い卒塔婆を、下品な話に直結だなんて…」
Aブルー「ぼくには充分、有難かったよ!」

ぼくのハーレイが漲っているのがその証拠、と。

Aブルー「だから大きな卒塔婆をお願い! この前みたいな!」
キース 「…スイカの季節は、もう終わったと思うがな?」
Aブルー「そうなのかい?」
ジョミー「終わってるよねえ…?」

名残のスイカも消えていそうなのがお彼岸の頃、という声が。

ジョミー「だからさ、ああいうオブジェは無理だと思うけど…」
シロエ 「そうなりますよね、スイカが無いと…」
ブルー 「お彼岸だしねえ…」
サム  「シーズン的には、おはぎだぜ」

春だと「ぼたもち」、とサム君が。
何故「おはぎ」だと?


2016/09/11 (Sun) 

 

☆おはぎとぼたもち


秋のお彼岸もスッポンタケの法要、立派な卒塔婆が欲しいソルジャー。
ジキジキなオブジェを希望ですけど、スイカの季節はもう終了で…。

サム  「秋のお彼岸なら、スイカよりかは、おはぎだからよ…」
シロエ 「どうして春だと、ぼたもちなんです?」
ジョミー「どっちかが方言なんじゃないかな、おはぎとぼたもち」
スウェナ「そうよね、どっちも見た目は同じよ」

味だってきっと同じだわ、とスウェナちゃんも言う「そっくりさん」。

スウェナ「同じお菓子で名前が違うって、ありがちでしょ?」
マツカ 「ええ、多いですね…。登録商標の関係なんかもありますよ」
Aブルー「ふうん…? それで、おはぎというのは何だい?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 甘くて美味しい和菓子だよ!」

あんこたっぷり! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョンと。

ぶるぅ 「春はぼたもちで、秋はおはぎになるお菓子なの!」
シロエ 「やっぱり同じなんですね?」
ジョミー「それで、どっちが方言なわけ?」
ぶるぅ 「違うよ、秋は何処でもおはぎだよ?」

ねえ? と視線がサム君に。

サム  「ぶるぅが言うので合ってるぜ。秋だからよ…」
ぶるぅ 「秋になったら萩の花が咲くでしょ、それでおはぎなの!」
一同  「「「え?」」」

そうだったのか、な御一同様。

シロエ 「それじゃ、ぼたもちは何なんですか?」
ぶるぅ 「春は牡丹の花が一杯! だから、ぼたもち!」
Aブルー「なるほどねえ…。花の名前のお菓子なんだね!」

それもなかなか、とソルジャー、感銘を受けている様子。

Aブルー「花代って言うらしいよねえ?」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「舞妓さんとかに支払うお金を!」

もっと昔だと、それこそジキジキに支払うお金、と。

Aブルー「花代を払って買っていたんだと聞くけれど?」
ブルー 「退場!!」
Aブルー「おはぎに大いに興味がね!」

どんなお菓子か聞かせて欲しい、と輝く瞳。
ヤバイ流れじゃないですか?


2016/09/12 (Mon)

 

☆おはぎとイノシシ


そろそろ秋のお彼岸な季節、スッポンタケの法要を希望のソルジャー。
卒塔婆でジキジキなオブジェも欲しくて、今は「おはぎ」に脱線中で。

Aブルー「甘いお菓子だと言っていたよね、お彼岸用のお菓子かい?」
サム  「そんな感じだぜ、普段から売っているけどよ…」

お彼岸にはお供え物にするから、とサム君、至極真面目な顔で。

サム  「でもよ、お墓にお供えしたまま放っておくとヤバくてよ…」
シロエ 「それはまあ…。腐るでしょうね、いくら秋でも」
マツカ 「暑さ寒さも彼岸まで、と言う割に最近は暑いですしね」

まだまだ残暑な年もあります、と言われて頷く御一同様。

ジョミー「分かるよ、それ…。十月でもセミが鳴いたりするしさ」
スウェナ「秋の運動会で熱中症とか、普通よねえ…」
シロエ 「うちの学校には、運動会は無いですけどね」
マツカ 「そんな暑さだと、お供えのおはぎも腐りますよ」

保冷剤を添えておいても無駄でしょう、という声ですけれど。

サム  「そうじゃねえってば、イノシシが食いに来るからよ…」
一同  「「「イノシシ!?」」」
サム  「元老寺の墓地にも出るって話じゃねえかよ、イノシシ」
キース 「出やがるな…。金網を張ろうが、柵をしようが」
シロエ 「そのイノシシがどうヤバイんです?」

暴れるんですか、と質問が。

シロエ 「おはぎを食べたらパワーアップで凄いんでしょうか?」
サム  「そんなトコだぜ、墓石を倒していきやがるんだよ」
一同  「「「うわー…」」」

それは困る、と納得の「おはぎ」。

シロエ 「お供えした後は、持って帰って貰うべきですね」
キース 「あいつらのパワーは馬鹿にならんぞ、本当に」
Aブルー「えーっと…。おはぎでパワーアップだと?」

しかもイノシシ、と瞳がキラキラ。

Aブルー「牡丹鍋だよね、イノシシは?」
ブルー 「そうだけど?」
Aブルー「最高だよ!」

牡丹鍋は精力がつく筈だ、と歓喜の表情。
イノシシに注目してますか?


2016/09/13 (Tue)

 

☆おはぎでお願い


秋のお彼岸にはスッポンタケの法要を、と言っているのがソルジャー。
何故か「おはぎ」の方に脱線、其処から話題はイノシシへと。

Aブルー「おはぎとぼたもちは同じなんだよね、お菓子としては?」
ぶるぅ 「そだよ、どっちもおんなじだよ!」

春と秋とで名前が変わるだけなんだから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「萩の季節ならおはぎになるし、牡丹は、ぼたもち!」
Aブルー「なるほどねえ…。イノシシと縁が深そうだよ、それ」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「イノシシは牡丹鍋なんだからさ、ぼたもちと御縁!」

どっちも牡丹だ、という説が。

Aブルー「でもって、そのイノシシがおはぎでパワーアップだね?」
キース 「い、いや…。おはぎに限ったわけではないが…」
サム  「お供え物は大抵ヤバイぜ、カラスなんかも来るからよ…」
Aブルー「だけど、墓石を倒すパワーはイノシシだよねえ?」

カラスじゃ無理だ、と言われるまでもないのがカラス。

キース 「それはまあ…。カラスはゴミを散らかすだけだし…」
Aブルー「パワーは断然イノシシだってば、精力がつく牡丹鍋!」

そのイノシシがパワーアップするお菓子がおはぎ、とニコニコと。

Aブルー「お彼岸のお供えにピッタリだってば、そのおはぎ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おはぎは基本だよ!」
Aブルー「だったら、特大のヤツをお願い!」

イノシシくらいのサイズのおはぎ、とトンデモな話。

シロエ 「イノシシって、どんな大きさですか!」
Aブルー「さあ…。大きいヤツだと凄いと聞くけど…」
ブルー 「1メートル超えは楽勝だけど?」
Aブルー「じゃあ、それで!」

ぶるぅだったら作れるよね、と満面の笑み。

Aブルー「スイカの代わりに特大のおはぎ! それでジキジキ!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「卒塔婆が刺さればいいんだから!」
キース 「あ、あんた…」

何をする気だ、と慌てまくりの副住職。
またジキジキな卒塔婆だと?


2016/09/14 (Wed) 

 

☆理想的なおはぎ


秋のお彼岸にもスッポンタケの法要をしたい、と言うのがソルジャー。
しかもジキジキな卒塔婆を希望で、特大の「おはぎ」に刺すそうで。

Aブルー「卒塔婆を書いて貰うんだったら、ジキジキもなくちゃ!」
シロエ 「其処でおはぎになるんですか!?」
Aブルー「スイカの代わりに何かあれば、と思ったけどさ…」

おはぎだったら理想的だよ、とウットリと。

Aブルー「精力がつく牡丹鍋になるのがイノシシだしね!」
キース 「あいつらだったら、何を食おうが無駄にパワーアップだ!」
サム  「おはぎに限らねえと思うぜ、お彼岸はおはぎ多めだけどよ」
Aブルー「だから、おはぎは定番のお供えなんだろう?」

それを作ってイノシシのパワーにもあやかりたい、という発言。

Aブルー「食べればパワーアップなんだし、きっとスッポンタケも!」
シロエ 「キノコは食事をしませんけど!」
Aブルー「何を言うかな、スッポンタケは偉い仏様だよ!」

現にお盆にもジキジキを美味しく召し上がった、と取られる揚げ足。

Aブルー「スイカの奥の奥までズンズン、それがジキジキ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今度はおはぎでやるんだね?」
Aブルー「その通り! 超特大のイノシシなサイズで!」

1メートル超えのヤツでお願い、と注文が。

Aブルー「どんなお菓子か、思い出して来たし…。あんこたっぷり!」
キース 「何処でおはぎを食ったんだ!?」
Aブルー「ぼたもちの方だよ、お花見の時に何回か…」
ぶるぅ 「そだよ、お花見にも作ったも~ん!」

上品なお菓子ばっかりだったらつまんないでしょ、と無邪気な声。

ぶるぅ 「うんと大きいのを作ればいいんだね!」
Aブルー「そう! 卒塔婆がしっかり刺さるヤツをね!」
キース 「おはぎでアレをやらかすつもりか!?」
Aブルー「決まってるじゃないか、卒塔婆があるならジキジキもね!」
キース 「困るんだが!」

俺の命がまたヤバくなる、と言ってますけど。
ソルジャーに守って貰えるのでは?


2016/09/15 (Thu)






 

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☆今年も自転車です


お盆の棚経のお供え物に、とソルジャーが考案したジキジキな卒塔婆。
スイカに刺さったスッポンタケの卒塔婆、意味する所はジキジキで…。

Aブルー「うん、スッポンタケもスイカも悦んでるよ!」
シロエ 「どの辺がですか?」
Aブルー「スイカはしっかり咥え込んでるし、スッポンタケはさ…」

奥の奥までズンズンだから、と指差すジキジキなオブジェ。

Aブルー「これで棚経の準備は完璧! 次はキースの出番だよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ジョミーと組んでるみたいだよ!」
ブルー 「今年も自転車部隊だよ。この暑いのに、大変だよねえ…」
スウェナ「アドス和尚はスクーターでしょ?」
ブルー 「決まってるじゃないか、サムが自転車で追い掛けてるよ」

可哀想に全力疾走で…、と気の毒すぎるサム君の棚経。

ブルー 「檀家さんの家に着いても息も絶え絶え、汗ダラダラでさ…」
シロエ 「クーラーが無い家が多いんでしたっけ?」
ブルー 「そうでもないけど、扇風機と団扇にこだわる人が多めかな」

特に御老人しかいない家だと…、とクーラー嫌いがありがちな檀家。

ブルー 「エアコンの風は冷えすぎる、と信じてる人が多くって…」
マツカ 「キースとジョミーが回っている家もそうですか?」
ブルー 「似たようなモノだと思うけど?」
ぶるぅ 「えとえと…。室温、18℃くらいにした方がいい?」
ブルー 「このままでいいよ、きっとゾクリと冷えるだろうから」
一同  「「「へ?」」」

今の室温は低すぎだろうか、と顔を見合わせる御一同様。

Aブルー「この部屋、そんなに寒いかな?」
シロエ 「ぼくは思いませんけれど…。先輩たちはどうですか?」
マツカ 「普通ですよ?」
スウェナ「寒いって感じはしないわねえ…」

暑い外から入って来たら寒いかしら、と。

スウェナ「外は思い切り暑そうよ?」
ブルー 「違うよ、其処のスイカと卒塔婆!」

これが何かを知ったら肝が冷えるであろう、という予言。
ジキジキですしね…?


2016/08/16 (Tue)

 

☆スルーが基本です


ソルジャーが作ったジキジキな卒塔婆、スイカに刺さっている状態で。
それが棚経用のお供え物で、キース君の肝も冷えそうだとか。

ブルー 「意味を全く知らないままなら、スルーだろうけど…」
シロエ 「キース先輩、気付くでしょうか?」
マツカ 「この暑さですから、気付かないままで帰るかも…」
スウェナ「その可能性も高いわねえ…」

意識が朦朧としていた場合はスルーかも、という読みですけれど。

ブルー 「甘いね、キースはプロなんだから」
Aブルー「意味に気付いてくれるのかい?」
ブルー 「そうじゃなくって、きっとツッコミが入る筈!」

卒塔婆の使い方を間違えている、と訂正を入れたがるであろう、と。

ブルー 「檀家さんが相手だったら、言えないことも多いんだけど…」
シロエ 「お供え物が間違っていた時ですか?」
ブルー 「酷い場合は、祭壇ごと間違えてることもあるからね!」

昨今はスーパーとかが率先して売ることも多い、という話。

ブルー 「お盆の祭壇セットと称して、仏具屋とかとタッグを組んで」
シロエ 「えっと…。仏具屋さんが間違えるんですか?」
ブルー 「間違いだらけのケースが多いね、売れれば儲かると!」

本来、要らないオプションまでがくっついて…、と挙げる例。

ブルー 「開眼法要もしていないような、仏像が飾ってあるとかね!」
シロエ 「それって酷くないですか?」
マツカ 「仏具屋さんもプロだと思うんですけど…」
ブルー 「お盆に便乗するんだよ!」

何も知らない檀家さんだと信じて買ってしまう、というのが現状。

ブルー 「そんな祭壇が出来ていたって、基本はスルーで…」
シロエ 「心の中で突っ込むんですね?」
ブルー 「間違っている、と眺めて終わりだけど…」

此処の場合は例外だから、と卒塔婆に目線。

ブルー 「もう絶対に文句を言うね!」
Aブルー「すぐに気付いてくれるんだね!」

何か言われたら説明しなきゃ、と張り切る人。
キース君の肝、冷えそうですね?


2016/08/17 (Wed)

 

☆突っ込んだら破滅


ソルジャーがスイカに卒塔婆をグッサリ、意味する所はジキジキで。
祭壇の真ん中にドンと飾って、後は棚経を待つばかりという怖い状況。

シロエ 「キース先輩、突っ込むでしょうか…」
ブルー 「間違ってるぞ、と言い出すだろうね、何も考えずに」

それを言ったら身の破滅なのに…、と合掌している生徒会長。

ブルー 「いっそ熱中症の一歩手前なら、気付かないって可能性も…」
マツカ 「その方がマシだという気がしますよ、意味を知るよりは」
シロエ 「そうですよね…。救急搬送される結果になったとしても…」

キース先輩は幸せなんじゃあ、とシロエ君も溜息なスイカのオブジェ。

シロエ 「頑張って書いた卒塔婆がこういう有様ですしね…」
スウェナ「だけどキースは棚経のプロよ?」
マツカ 「其処なんですよね、熱中症なんか起こしそうになくて…」

副住職のプライドにかけて、とマツカ君が眺めている卒塔婆。

マツカ 「きっと完璧に正気ですよ。ジョミーはヤバそうですけれど」
ブルー 「ジョミーも毎年やっているから、素人さんよりはさ…」
シロエ 「耐性が出来ていそうですよね、棚経の時に限定で」
Aブルー「そうだよ、二人とも元気に頑張ってるよ!」

この暑い中を棚経三昧、とサイオンでチェックしている様子。

Aブルー「でもねえ、遅れは出てくるから…。それを今年も短縮で!」
シロエ 「瞬間移動で此処へ運んで、次の場所まで送るんですよね?」
Aブルー「その通り! 棚経お助けショートカットだよ!」

遅れが大きくなって来たから、そろそろかな…、と。

Aブルー「二十分ほど遅れているしさ、此処で一気に!」
シロエ 「じゃあ、今年のスッポンタケの棚経は二十分ですか?」
Aブルー「そんなトコだね、余裕たっぷり!」

ジキジキな卒塔婆を解説している時間もあるよ、と。

シロエ 「本気なんですね?」
Aブルー「もちろんだよ!」

後はキースのツッコミ待ちだ、と言ってますけど。
破滅に向かってカウントダウン?


2016/08/18 (Thu)

 

☆そろそろ呼びます


ソルジャー自慢のジキジキなオブジェ、スイカに刺さっている卒塔婆。
そろそろキース君を呼ぶとか、棚経の時間は二十分ほどありそうで。

Aブルー「楽しみだねえ、キースが気付いてくれるのが!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ きっと気付いてくれると思うの!」

だって祭壇の真ん中だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もウキウキと。

ぶるぅ 「位牌より目立っているもんね! スッポンタケの卒塔婆!」
Aブルー「スイカとセットでジキジキなんだよ、そこをよろしく!」
ぶるぅ 「えとえと…。刺さっているのが大切だっけ?」
Aブルー「その通り! 奥の奥までズンズンと!」

それをスイカがしっかり咥え込んでるから、とニコニコニッコリ。

Aブルー「これで漲らないわけがないよね、スッポンタケが!」
シロエ 「…見るからに最悪ですけどね?」
Aブルー「それは見る目が無いからだよ! ジキジキを!」
シロエ 「覗きの趣味は持ってません!」
Aブルー「いけないねえ…。ぼくのぶるぅは大好きなのにね?」

どうして見る目を養おうと思わないんだろう、と深い溜息。

Aブルー「覗きの世界も奥が深いよ、是非とも覗いて欲しいよね!」
シロエ 「ぼくは絶対にお断りです!」
Aブルー「そうなのかい? まあいけどさ…」

そんなことよりキースだよね、と視線を外へ。

Aブルー「そろそろいいかな、次の家まで遠いようだし…」
シロエ 「キース先輩を拉致ですか!?」
Aブルー「ショートカットと言って欲しいね、棚経を!」

此処での棚経が済んだら瞬間移動で運ぼう、とスタンバイ。

Aブルー「自転車ごと運ぶけど、自転車は玄関前でいいよね?」
ぶるぅ 「うんっ! このフロアは他の人、住んでないから!」

自転車の二台や三台くらい、という返事。

ぶるぅ 「遠慮しないでどんどん置いてね!」
Aブルー「ありがとう! それじゃみんなも心の準備を!」

ジキジキな卒塔婆がデビューだからね、と張り切るソルジャー。
いよいよですね?


2016/08/19 (Fri)

 

☆棚経にようこそ


ソルジャーご自慢のジキジキな卒塔婆、スイカの真ん中にグッサリと。
キース君が見たら何と言うやら、そろそろ棚経に呼ぶのだそうで。

Aブルー「よし! 今の家での棚経、終了!」
ブルー 「いきなり拉致しちゃいけないよ? 見送る人もあるからね」
Aブルー「分かってるってば、ちゃんと自転車に乗ってから!」

ついでに人目につかない所を走り出してから、と瞬間移動の準備中。

Aブルー「うん、キースもジョミーも自転車に乗った!」
シロエ 「…拉致するんですね、瞬間移動で?」
Aブルー「スッポンタケのために頑張らないとね、ぼくだって!」

きちんと棚経をして貰わなきゃ、と分かってるんだか、いないんだか。

Aブルー「この先は人もいないようだし…。さあ、ご招待!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ スポーツドリンクも用意してるよ!」

お出迎えに行かなくちゃ、と飛び跳ねてゆく「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「冷たい飲み物は身体に悪いから、ちゃんと室温!」
シロエ 「ぶるぅは気配りなんですけどね…。大丈夫でしょうか…?」
Aブルー「キースの体調なら、特に問題なさそうだけど?」

熱中症になってもいないし、と言ってる間に「失礼する」という声が。

キース 「ぶるぅのお蔭で生き返った。やはり水分は大切だな」
ジョミー「スポーツドリンクって所がいいよね、助かったよ~…」
シロエ 「外は思い切り暑そうですしね、お疲れ様です」
キース 「まったくだ。クーラー嫌いの檀家さんも多いし…」

此処は涼しくて極楽だな、と入って来た法衣の二人ですけれど。

キース 「…なんだ、其処のスイカに刺さった卒塔婆は?」
Aブルー「早速気付いてくれたのかい? 嬉しいな!」
キース 「そんな見本を何処で見たんだ、スーパーか?」
ジョミー「スーパーって…。なんで、スーパーが出てくるわけ?」
キース 「今の時期はお盆を売りにしているからな」

帰省はもちろん、お盆のお供え物だって、と。
それでスイカに卒塔婆だと…?


2016/08/20 (Sat)

 

☆特売じゃないです


ソルジャーに瞬間移動で運ばれてしまい、棚経にやって来たキース君。
目を止めたのが例の卒塔婆で、見本があったのはスーパーなのか、と。

キース 「スイカを売りたい気持ちは分かるが、卒塔婆というのは…」
Aブルー「良くないのかい?」
キース 「お盆の心を分かっていないな、そのスーパーは」

卒塔婆はスイカに刺すものではない、と真っ当な意見。

キース 「卒塔婆は仏様の供養のためにだ、心をこめて書くわけで…」
Aブルー「だよねえ、スッポンタケのためにジキジキな卒塔婆!」

此処にジキジキと書いてあるよ、と指差す卒塔婆に書かれた梵字。

Aブルー「お釈迦様の国で習ってきたから、もう完璧!」
キース 「俺の寿命は嫌というほど縮んだが…。書いている間に」

親父が来たら終わりだからな、とブルブルと。

キース 「命を懸けて書いた卒塔婆を、粗末にしないで貰いたい!」
Aブルー「だから、きちんと扱ってるよ! ジキジキだしね!」
キース 「スーパーの真似をするんじゃない!」

スイカの大売り出しならともかく、これは棚経の祭壇だ、という指摘。

キース 「スイカの特売の演出だったら、苦々しくは思っても…」
ブルー 「我慢をせざるを得ないよねえ…。ぼくたち坊主は」
キース 「まったくだ。昨今はいい加減なお盆飾りも売られるからな」

便乗商法なら諦めるしかないだろう、とも。

キース 「スイカに卒塔婆も、スーパーだったらスルーだが…」
Aブルー「此処ではスルーしないんだね?」
キース 「当然だろうが!」

さっさとスイカから引っこ抜け、と吊り上げる眉。

キース 「でないと棚経をする気にもなれん、この有様では」
Aブルー「引っこ抜くなんて、とんでもないよ!」

これでこそだ、と反論が。

Aブルー「刺さっていてこそジキジキだからね!」
キース 「なんだって?」
Aブルー「分からないかな、スイカを貫いているんだよ?」

奥の奥までズンズンと…、と満面の笑顔。
通じますかねえ…?


2016/08/21 (Sun)

 

☆スイカとヤります


棚経にやって来たキース君ですけれども、目を留めたのが例の卒塔婆。
スイカに刺すとはあんまりだ、と引っこ抜くよう指示したら…。

Aブルー「スイカに刺さっているのが大切、其処がポイント!」
キース 「だから、スーパーのディスプレイに惑わされるな!」
Aブルー「スーパーなんかは無関係だよ、ぼくが考えたんだから!」

このジキジキなスイカと卒塔婆、とソルジャー、得意満面で。

Aブルー「スイカの奥の奥までズンズン、それでピンと来ない?」
キース 「何のことだかサッパリなんだが!」
Aブルー「奥の奥まで突っ込んでるのが卒塔婆なんだよ!」

ジキジキなスッポンタケの卒塔婆で…、と指差す卒塔婆。

Aブルー「言わばスッポンタケの分身、でもってスイカは咥える方!」
キース 「…咥えるだと?」
Aブルー「そう! こう、しっかりと咥え込んでるんだよ、分身を!」

抜けてしまわないように、ギュッと締め付けて…、というのがスイカ。

Aブルー「つまり、スッポンタケとスイカがジキジキなわけで!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「もうそのままだよ、言葉通りにセックスだよ!」

お釈迦様の国の言葉でジキジキと言えばセックス、と溢れる自信。

Aブルー「せっかく卒塔婆を書いて貰ったから、ジキジキも!」
キース 「な、なんという罰当たりなことを…!

卒塔婆とスイカでそんなことを、と青ざめている副住職。

キース 「仏罰が当たっても知らんぞ、あんた!」
Aブルー「当たらないってば、スッポンタケも悦んでるから!」

お盆に実家に帰ってるんだし、寛いだ気分でセックスも、と。

Aブルー「こうしてスイカとヤッていればね、漲る筈だよ!」
キース 「あんたはそれでいいかもしれんが、俺はどうなる!」
Aブルー「どうって、これから棚経をしてくれるんだろう?」
キース 「こんな代物を拝めるか!」
Aブルー「それは酷いよ!」

スッポンタケの棚経を頼んだ筈だ、と譲らない人。
キース君、ピンチ…?


2016/08/22 (Mon)

 

☆抜く気は無いです


棚経に来たキース君を待ち受けていたのが、ジキジキな卒塔婆。
スイカを貫いてジキジキな仕様、それに向かって棚経をするわけで…。

Aブルー「君の仕事は棚経なんだし、ちゃんと頼むよ!」
キース 「どうして俺が、こんな罰当たりなモノを拝まねばならん!」
Aブルー「スッポンタケが喜ぶからだよ、お盆で帰って来たからね!」

有難いお経をお願いするよ、と御布施も準備している人。

Aブルー「ほら、この通り、今日の代金も用意したから!」
キース 「細かいことだが、其処は御布施と言ってくれ!」
Aブルー「分かってるんなら、棚経、お願い!」

お供え物もお膳もパーフェクト、と威張り返りなソルジャーで。

Aブルー「後はお坊さんが拝んでくれれば、もうそれだけで!」
キース 「…何が起こると?」
Aブルー「スッポンタケが漲りまくって、パワーがググンと!」

ますます立派な仏様になるんだからね、と唱える自説。

Aブルー「スッポンタケが偉くなればなるほど、パワーもアップで!」
キース 「パワーアップはしなくていい!」
Aブルー「何を言うかな、スッポンタケは君の一番弟子なのに!」

弟子のパワーが強くなったら自慢できるよ、とニコニコと。

Aブルー「それに、ぼくだって嬉しいしね! 効果絶大!」
キース 「…そのために棚経で、この卒塔婆なのか?」
Aブルー「もちろんだってば、素敵なセックスが出来ますようにと!」

セックスと言えばジキジキだよね、と卒塔婆の梵字を指差しまして。

Aブルー「君がきちんと書いてくれたよ、ジキジキと!」
キース 「書かないと後が無かったからだ!」

命を懸けて書いた卒塔婆に何をするか、と睨んでいるオブジェ。

キース 「さっさと抜かんか、その卒塔婆を!」
Aブルー「ダメダメ、途中で引っこ抜くのは論外!」
キース 「卒塔婆の使い方はそうじゃないんだが!」
Aブルー「こうだってば!」

ジキジキな卒塔婆の使い方はこうだ、とソルジャー、動かず。
いいんですか?


2016/08/23 (Tue) 

 

☆抜かずにズンズン


スイカに刺さったジキジキな卒塔婆、それを拝めと迫るソルジャー。
これが卒塔婆の正しい使い方だと言って譲らず、抜く気ナッシングで。

Aブルー「セックスの途中で抜くだなんてね、マナー違反だから!」
一同  「「「マナー違反?」」」
Aブルー「そうだよ、奥の奥までズンズン突っ込んでこそ!」

男同士なら抜かないものだ、と胸を張る人。

Aブルー「相手が女性だった時はさ、抜くのもアリとは思うけど…」
ブルー 「その手の話はやめたまえ!」
Aブルー「別にいいじゃないか、ぼくの世界じゃ関係ないし!」

子供は人工子宮から生まれるからねえ…、とSD体制な世界の解説。

Aブルー「セックスで子供は有り得ないから、抜かないよ!」
ブルー 「退場!!」

今すぐ出て行け、と突き付けているレッドカード。

ブルー 「棚経の場所で何を言うかな、君という人は!」
Aブルー「その棚経のためのジキジキなんだよ、この卒塔婆は!」

スイカの奥の奥までズンズン、と嬉しそうな顔。

Aブルー「この状態で拝んで貰えば、よりパワーがね!」
キース 「卒塔婆を粗末に扱うんじゃない!」
Aブルー「えっ、丁重に扱ってるけど?」

スイカとジキジキが出来るようにね、と譲らない自説。

Aブルー「有難いお経とジキジキがコラボ! 素晴らしすぎるよ!」
キース 「俺の目から見れば、もう心臓が凍りそうだが!」

親父が知ったら何と言うやら、とガクガクブルブル。

キース 「卒塔婆をスイカに突き刺すだなんて…」
Aブルー「突っ込んでると言って欲しいね、こう、抉るように!」

スイカのイイ所を突きまくりなのだ、と自画自賛。

Aブルー「腰の使い方がポイントなんだよ、ジキジキはね!」
キース 「いいから、さっさと引っこ抜け!」
Aブルー「抜いたら駄目だとさっきも言ったよ!」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「仏様のためのイベントだろう?」

それが棚経、と意味だけは分かっている様子。
だからジキジキだと…?


2016/08/24 (Wed) 

 

☆嫌なら別の人に


スイカに刺さったスッポンタケの卒塔婆、ソルジャー自慢の飾り方。
仏様のためにはこれが一番、棚経も仏様のためのイベントと自信満々。

Aブルー「仏様に喜んで貰ってこそだよ、棚経は!」
キース 「そ、それはそうだが…。そうなんだが…!」
Aブルー「ほらね、だから棚経とジキジキでおもてなし! 仏様を!」

このまましっかり拝むように、とキース君を促す祭壇の前。

Aブルー「お供え物とか、お膳と変わらないんだよ、ジキジキも!」
キース 「いや、それだけは違うと思うが…!」
Aブルー「何処が違うのさ、卒塔婆にもちゃんと書いてあるしね!」

これはジキジキと読むんだろう、と示すのがジキジキな梵字。

Aブルー「ぼくがお釈迦様の国で習って来て、君が書いたんだよ!」
キース 「親父に隠れて命懸けでな! それを書くのが精一杯だ!」

この上、妙な卒塔婆まで拝ませるな、と言ってますけど。

Aブルー「うーん…。それじゃ、アドス和尚にお願いしようかな?」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「アドス和尚も棚経中だよね、サムをお供に!」

アドス和尚はスクーターだけど、サムは自転車、と。

Aブルー「瞬間移動で連れて来ればさ、きっと拝んでくれるから!」
シロエ 「あー…。御布施次第でしょうね、棚経だって」
ブルー 「坊主の世界じゃ、頼まれたら基本は断らないねえ…」

ましてキースが書いた卒塔婆なら断るわけが…、と生徒会長。

ブルー 「誰の字かはプロなら分かるものだよ、字の癖で!」
Aブルー「そうなんだ? だったら、安心して頼めるね!」
ブルー 「まあね。キースに断られた、と言えば大丈夫だよ」
キース 「ま、待ってくれ!」

そんなことをされたら俺の命が…、と顔面蒼白。

キース 「卒塔婆を書いた件もバレるし、卒塔婆の今の状態も…」
Aブルー「何か問題があるのかい?」
キース 「俺のせいにされてしまうだろうが!」

この飾り方のアドバイスまで、という話。
そうなるでしょうね?


2016/08/25 (Thu)

 

☆拒否ればお浄土


スッポンタケのためのジキジキだから、とスイカに刺してある卒塔婆。
キース君が棚経を拒否した場合は、アドス和尚を呼び出すそうで。

Aブルー「君のせいでもかまわないだろ、この飾り方は!」
キース 「いや、確実にブチ殺される! 後で親父に!」

棚経が終わって元老寺に帰った途端に命が無い、と。

キース 「妙な卒塔婆と妙な飾りを見てきたぞ、と鬼の形相で!」
Aブルー「うーん…。いいんじゃないかな、お盆は地獄も休みだろ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ そうだよ、地獄も今はお休み!」

だから死んだらお浄土だよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「きっと今なら、すいてると思うの! お浄土だって!」
シロエ 「でしょうね、お浄土の仏様も帰って来てるんでしょうし…」
ブルー 「運が良ければ、阿弥陀様から直ぐ側の蓮もガラガラだよ」

一番近くで有り難いお言葉を聞き放題だ、と生徒会長、いや銀青様。

ブルー 「今なら早い者勝ちだからね、お浄土行きもいいと思うよ」
Aブルー「それは素敵だね、キースにとっては最高だよ、それ!」

お坊さんなら阿弥陀様の近くがいいであろう、と頷く人。

Aブルー「ぼくの場合は、離れているほどいいけどねえ…」
ブルー 「阿弥陀様から遠い蓮の花を希望だっけね、君たちは」
Aブルー「そう! ぼくのハーレイは見られていると意気消沈で…」

ジキジキどころじゃないんだよね、と深い溜息。

Aブルー「だから遠いほどいいんだけれど、キースは違うし!」
ブルー 「この際、お浄土に行きたまえ。お盆は何処も混むけれど…」
シロエ 「お浄土は空いているんだったら、穴場ですよね!」

会長もお勧めらしいですし、とプッシュするのがシロエ君で。

シロエ 「どうぞ遠慮なく行って下さい、お浄土へ!」
キース 「俺に死ねと!?」
Aブルー「その選択肢しか無いと思うよ、棚経をしてくれないなら!」

アドス和尚は何処にいるかな、と思念で探している模様。
本気で棚経を依頼すると?


2016/08/26 (Fri)

 

☆トレンドを知る


ソルジャー自慢のスッポンタケの卒塔婆、スイカに刺してあるわけで。
この状態での棚経を拒否れば、キース君の代わりにアドス和尚だとか。

Aブルー「アドス和尚なら、御布施は倍ほど包めばいいかな?」
ブルー 「その必要は無いと思うよ、棚経は特殊なイベントだから」

檀家さんをもれなく回るものだし、坊主が誰かで差は出ない、と。

ブルー 「住職が来てくれる筈だ、と待っていたら副住職だとか…」
シロエ 「あー…。お寺の都合で変わるんですね?」
ブルー 「そういうことだね、スケジュールとかもあるからさ」
スウェナ「それならキース用の御布施でかまわないのね、棚経だもの」
ブルー 「うん、アドス和尚も気にしない筈! 其処の所は!」

ただ、問題はこの卒塔婆で…、と眺めるスイカと卒塔婆。

ブルー 「棚経でお盆飾りのトレンドを知る、とは言うけどねえ…」
一同  「「「トレンド?」」」
ブルー 「こう、色々と流行り廃りがあるんだよ。お供え物とか」

それに祭壇の飾りだって…、という解説。

ブルー 「アドス和尚がコレを見たって、他の家には無いからねえ…」
シロエ 「今年のトレンドじゃないわけですね、スイカに卒塔婆は」
ブルー 「其処へキースが書いた卒塔婆じゃ、どう考えても…」

この飾り方はキースの指示だ、と恐ろしすぎる先読みが。

ブルー 「キースの命も今夜までだね、まず間違いなく!」
Aブルー「本人がそれでかまわないんなら、お浄土だよね」

今の時期ならいい席が空いているだろう、と。

Aブルー「グリーン車だって乗り放題だよ、きっと貸し切り!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ マツカみたいだね、電車を貸し切り!」

行ってらっしゃぁ~い! と、お見送りモード。

ぶるぅ 「素敵な蓮の上に行ってね、グリーン車で!」
キース 「俺は行きたくないんだが!」
Aブルー「でもさ、棚経を断るんなら、それしかないよね」

アドス和尚を発見したよ、とスタンバイ。
瞬間移動で召喚するんですね?


2016/08/27 (Sat)

 

☆お坊さんを交換


スイカに刺さったジキジキな卒塔婆、ソルジャー自慢の飾りですけど。
それをキース君が拝まないのなら、アドス和尚を呼ぶのだそうで。

Aブルー「アドス和尚に頼むんだったら、キースは放り出さないと…」
ブルー 「そうだね、棚経ダブルブッキングは何かとねえ…」

お寺の方でも避けたいもので、と生徒会長、いや銀青様。

ブルー 「貴重な時間を無駄にするから、きちんと管理したいんだよ」
シロエ 「あー…。無駄足というのは避けたいでしょうね、誰だって」
ブルー 「棚経スケジュールの管理アプリがあったらさ…」

インストールしたいし課金もする、と語ったお坊さんもいるとか。

シロエ 「インストールはともかく、課金までですか!」
ブルー 「そのくらい切実に欲しいらしいよ、管理用のアプリ」

開発しても旨味が無いから実現しないだろうけれど、と。

ブルー 「そういうわけだし、キースとジョミーは次に送りたまえ」
Aブルー「分かった、代わりにアドス和尚にお願いするよ!」
シロエ 「サム先輩が喜びそうですね、自転車で走ってるんですから」
マツカ 「スクーターを追っているんですしね、キツすぎですよ」
スウェナ「サムにとっても美味しいわよねえ、此処の棚経」

クーラーも効いているんだから、ということで。

Aブルー「じゃあ、キースとジョミーは他所の棚経を続けてくれる?」
キース 「ちょっと待て!」

本気で親父を此処に呼ぶ気か、とガクガクブルブル。

Aブルー「そうだけど? 君が棚経をしないんだから」
シロエ 「時間の方も押してますよね、急いだ方がいいですよ」

次のお宅へ自転車で、とシロエ君も押している背中。

シロエ 「キース先輩の持ち時間は残り十分ですから!」
Aブルー「瞬間移動で送りはしないよ、急ぐことだね」
キース 「ま、待ってくれ! 俺にやらせてくれ!」
Aブルー「あれ? 気が変わったと…?」

お浄土に行きたいのかと思ったのに、と怖い台詞が。
普通は行きたくないですよね?


2016/08/28 (Sun)

 

☆棚経をやらせて


スイカに刺さったジキジキな卒塔婆、意味する所はそのままジキジキ。
お釈迦様の国の言葉でセックス、それを拝むのがキース君の役目で。

Aブルー「別に無理してくれなくても…。お浄土行きでいいんだよ?」
キース 「俺はそっちが嫌なんだ! まだ死にたくない!」

しかも親父に殺されるなんて最悪だ、という叫び。

キース 「絶対、普通の死に方は出来ん! お盆コースで決定だ!」
一同  「「「お盆コース?」」」

どんな死に方だ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「あのぅ…。それって、お経を唱えながら死ぬんですか?」
スウェナ「確か即身成仏よね、それ。生きたままミイラ仏でしょ?」
マツカ 「あるらしいですよね、そういうのが…」

お盆コースはそれでしょうか、とマツカ君から質問ですけど。

キース 「違う、お盆は逆さ吊りだ! お釈迦様の国の言葉だ!」
一同  「「「逆さ吊り?」」」
キース 「盂蘭盆会の元はウラバンナなんだ!」

ウラバンナは逆さ吊りという意味で…、とブルブルと。

キース 「卒塔婆とスイカの件がバレたら、俺は間違いなく…」
Aブルー「逆さ吊りにされて殺されるんだね、アドス和尚に?」
キース 「そうだ、親父なら本気でやる!」

だから棚経をやらせてくれ、と涙の土下座。

キース 「スイカだろうがジキジキだろうが、拝むから!」
Aブルー「最初からそう言えばいいのにねえ…。文句を言わずに」
キース 「文句を言ったことは謝る、頼むから俺を助けてくれ!」

此処で棚経をやらせて欲しい、とお願いモード。

キース 「ジョミー、線香と蝋燭だ!」
ジョミー「いいけど…。キース、後悔しないわけ?」
キース 「死んだら後悔も出来んだろうが!」

命あっての物種だ、とジョミー君に点けさせている蝋燭。

Aブルー「有難いねえ、全力でお願いするよ、棚経!」
キース 「分かっている! スッポンタケのために全力を尽くす!」

ハハーッと平伏、ジョミー君と正座。
やる気ですね?


2016/08/29 (Mon) 

 

☆棚経で唱えたら


スイカに刺さったスッポンタケの卒塔婆、ジキジキを体現してまして。
それに向かって棚経開始で、キース君曰く、命あっての物種だとか。

キース 「のうまくさらば たたぎゃた ばろきてい…」
Aブルー「うんうん、いいねえ! それっぽい感じだよ!」
一同  「「「シーッ!!!」」」

静かにしろ、と注意が飛ぶ中、キース君が宙に描いている梵字。

キース 「おんさんばら さんばらうん…」
Aブルー「あれはどういう意味なんだい?」

お釈迦様の国の言葉っぽいけど、と興味津々。

シロエ 「黙って下さい、棚経の真っ最中ですよ!?」
Aブルー「そう言う君も喋ってるじゃないか、たった今!」

でもって、ぼくはさっきの呪文が気になって…、と黙る気ゼロ。

Aブルー「キースはお経に忙しいから、誰か教えて!」
シロエ 「ぼくが知るわけないでしょう!」
マツカ 「きっとブルーしか分かりませんよ、お坊さんのことは」
Aブルー「なるほどねえ! ブルーだったらプロだよね!」

それでさっきの呪文の意味は…、と生徒会長に向かって突撃。

Aブルー「今は普通にお経っぽいけど、さっきのヤツ!」
ブルー 「サラッと言うなら、食事がドカンと増えますように!」
一同  「「「へ?」」」

食事って何だ、と誰もがキョロキョロ。

シロエ 「あそこのお膳のことでしょうか?」
ブルー 「お供え物を全部って所かな…。美味しくなれ、と」
Aブルー「本当かい!?」
ブルー 「そうだけど? 餓鬼に施すために唱えるんだから」

常にお腹を減らしているのが餓鬼だからね、という説明。

ブルー 「お供え物を美味しく食べて、満足して貰うのが目的だよ」
Aブルー「凄いじゃないか、流石はキース!」

ジキジキなお供え物をした甲斐があった、とソルジャー、感激。

Aブルー「美味しく食べて満足するのがジキジキだから!」
一同  「「「ひいぃっ!!!」」」

なんてことを、と一同、ドン引き。
今年の棚経、もしかしなくてもドツボでは…?


2016/08/30 (Tue)

 

☆一種の餓鬼です


スッポンタケの卒塔婆をスイカに刺して、ジキジキを体現中での棚経。
キース君が唱えた陀羅尼が問題、餓鬼に美味しい食事を施すらしく。

Aブルー「ジキジキの目的は満足すること! ヤリまくって!」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「お念仏で更にパワーアップということだよね?」

さっき唱えていた呪文もね、と自分に都合のいい解釈。

Aブルー「お供え物がドカンと増えて、美味しくなるって最高だよ!」
シロエ 「も、もしかしてスイカも増えたんでしょうか…?」
ブルー 「増えただろうねえ、お供え物の内だから」
Aブルー「ジキジキなオブジェも増えたわけだね、ドッカンと!」

これでスッポンタケも大満足だ、と満面の笑顔。

Aブルー「常にお腹を減らしているのが餓鬼だったっけ?」
ブルー 「そう言ったけど?」
Aブルー「ぼくも一種の餓鬼なんだろうね、ジキジキについては!」

いつもお腹が減っているから、とニコニコと。

Aブルー「キースが唱えた呪文のお蔭で、お腹一杯になれるかも!」
ブルー 「いいから黙って、有難いお経を聞きたまえ!」
Aブルー「たっぷりと聞いたよ、しょっぱなから!」

これからのジキジキが楽しみだよね、と考えることは斜め上。

Aブルー「棚経パワーで、ぼくのハーレイも漲りそう!」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「まさかジキジキが増えるだなんてね、素敵すぎるよ!」

棚経を頼んだ甲斐があった、と大満足なのがソルジャーで。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ジョミー「南無阿弥陀仏…」
キース 「皆さん、本日はよくお参りで…」
Aブルー「ありがとう、キース!」

これは御礼、と差し出す御布施。

Aブルー「棚経の恩は忘れないから! 美味しいジキジキ!」
キース 「そういう意味じゃないんだが!」
Aブルー「ううん、完璧! 棚経に感謝!」

次の家でも頑張って、と激励ですけど。
何かが激しく間違ってる中、これにて中継終了~。


2016/08/31 (Wed)





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