☆入学しても同じ
さて、四月。シャングリラ学園は新年度で、ついでに入学式も。
特別生なシャン学メンバーの場合、入学式で一からスタートでして。
ジョミー「やっぱり1年A組だったね…。毎度のグレイブ先生でさ」
サム 「仕方ねえよ…。俺たち、ブラックリスト入りなんだぜ?」
シロエ 「ぼくたちのクラスの担任になると、特別手当でしたっけ」
スウェナ「そうらしいわよね…。グレイブ先生、逃げないわけよ」
ミシェル先生のためにも頑張るわよね、と挙がる愛妻の名前。
スウェナ「夏休みには、特別手当で豪華に二人で旅行なんでしょ?」
ブルー 「そうらしいねえ…。他の先生には譲らないと思うよ」
マツカ 「ブラウ先生が、名乗り出た年があったと聞きますけど…」
シロエ 「それって、ずっと昔ですってば!」
今じゃグレイブ先生で固定ですよ、と嘆き節。
シロエ 「担任も面子も固定で、またまた一年生なんですよ!」
サム 「同じクラスになったヤツらは、災難だけどよ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今年も抜き打ちテストだったね!」
入学式の日に、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「他のクラスはテストなんかはしないのに…」
シロエ 「今じゃ名物らしいですしね? 悲劇の1年A組だとかで」
サム 「クラス発表の時に、泣いているヤツがいたもんなあ…」
ジョミー「無理ないよ…。入学早々、人生終わったわけだし」
あまりの酷さに、新入生すらもが知っている1年A組の恐怖。
ジョミー「グレイブ先生もアレだけど、ブルーの悪戯とかもね…」
ブルー 「でも、君たちの中では、それは些細なことだろう?」
今となっては…、と生徒会長の指摘。
ブルー 「ぼくの悪戯なんかは、既に話題にもならないし!」
シロエ 「そうでした! 1年A組も大したことはないですね…」
ジョミー「もっと遥かにタチの悪い面子がいるからさ…」
一同 「「「………」」」
そうだったっけ、と視線が向かった先に約一名。
同じ1年A組の生徒ですけどね…?
2017/04/01 (Sat)
☆時効まで一万年
入学式を済ませて、またまた1年A組になったシャン学メンバー。
悲劇のクラスらしいですけど、もっと迷惑な面子が中にいるそうで。
シロエ 「キース先輩のせいで、延々とババを引きまくりですね…」
マツカ 「また本人に自覚が無いのが酷いですよ…」
サム 「うんうん、普通はデカイ顔していられねえよな」
こんな風に休日にブルーの家に遊びに来るなんて、と呆れた表情。
サム 「自宅謹慎とか、もっと反省の色ってヤツをよ…」
スウェナ「示して欲しい気がするわよねえ…」
ジョミー「今も全然、謝る気配は無いけどね!」
黙って座っているだけじゃん、と誰もが睨み付けている先に副住職。
ジョミー「春のお彼岸にも派手にやられたんだよ、ぼくたちはさ!」
シロエ 「ええ…。例によって、スッポンタケの法要でしたね」
マツカ 「千年先まで法要をするそうですからね…」
諸悪の根源は誰でしたっけ、と御曹司でさえも冷たい視線。
マツカ 「まあ、逃がしたりはしませんけどね、ぼくたちも」
シロエ 「当然ですよ! たとえ地獄の車が迎えに来ようとも…」
ジョミー「キースは断ってくれないとね! 極楽のお迎え!」
キース 「待て、まだ言うのか、それを!?」
もう時効では…、と焦ってますけど。
シロエ 「時効になるわけないでしょう! 千年先まで!」
ブルー 「千年先でも甘いと思うよ、一万年でもね!」
サム 「そこまでなのかよ?」
ブルー 「思いっ切り罪が重いだけにね!」
懲役が百年とかでも普通にあるだろ、と言い出した人。
ブルー 「ぼくたちの国には無いヤツだけどさ…」
スウェナ「あるわね、そういう判決がバンバン出る国…」
シロエ 「じゃあ、一万年先にしておきましょう!」
今の所は…、と仮決めされた時効の件。
シロエ 「其処までは有罪確定です!」
キース 「な、ならば、俺はお浄土には…」
一同 「「「無理!」」」
地獄が似合いだ、と揃った声。
キース君、リーチっぽいですねえ…?
2017/04/02 (Sun)
☆世界の終わりまで
またまた1年A組になったシャン学メンバー、今の話題はキース君。
諸悪の根源で迷惑かけまくりな人、1万年先まで有罪確定だそうで。
キース 「い、一万年先になるのか、スッポンタケの件の時効は?」
シロエ 「そのくらいは充分、いくだろうと思いますけどね?」
サム 「十万年でもいいような気だって、してくるからよ…」
キース 「じゅ、十万年……?」
それはあまりに長すぎないか、とビビってますけど。
ブルー 「五十六億七千万年と言われないだけ、まだマシだろうね」
シロエ 「なんですか、その地球誕生からよりも長い年数は?」
ブルー 「弥勒菩薩様がおいでになって、この世が全て極楽に…」
サム 「なるらしいよな、お釈迦様がお亡くなりになった後によ」
流石に其処までは要求しねえ、と温情判決。
サム 「世界の終わりみてえなモンだし、酷すぎるからよ…」
スウェナ「そうねえ、世界が終わる日くらいは無罪でもいいわよ」
キース 「ま、待て! 最後の一日だけが無罪か!?」
ブルー 「それでもいいかもしれないねえ…」
スッポンタケが延々と追って来るなら、最後の一日だけでも、と。
ブルー 「ぼくたちが法要を続けているなら、そのくらいはね!」
シロエ 「五十六億七千万年先までですか…」
ジョミー「それって、何回忌になっているんだろ…?」
サム 「五十六億七千万回忌にプラスアルファじゃねえの?」
今やってる分は、誤差でオマケの範囲内だぜ、と仰ぐ天井。
サム 「千回忌までやっていたって、五十六億七千万じゃあ…」
シロエ 「数の内には入りませんねえ、千なんかは…」
考えただけで気が遠くなりそうです、と正直な感想。
シロエ 「でも、このままだと、そうなりますよね?」
ブルー 「誰かさんが飽きるか、お浄土に行かない限りはね!」
キース 「五十六億七千万年先までか!?」
ブルー 「君のせいでね!」
戒名なんかをつけるからだ、とキッツイ一言。
五十六億七千万年先までですか…?
2017/04/03 (Mon)
☆信士でいいのに
新年度も1年A組になったシャン学メンバー、キース君を追及中で。
スッポンタケの法要の件で、五十六億七千万年先まで有罪だとか。
ブルー 「君が戒名さえつけなかったら、こんなことには…」
シロエ 「なっていませんよね、其処は間違いないですよ!」
サム 「また、ゴージャスなのをつけやがるから…。院殿号だぜ」
スウェナ「どうして並みのをつけなかったのよ!」
普通にナントカ居士で良かったじゃない、とスウェナちゃん。
スウェナ「ナントカ院ナントカ居士で充分だったのよ!」
サム 「院居士は別に要らねえと思うぜ、ソレも上等だしよ…」
一同 「「「え?」」」
サム 「院号と居士は、寺はそうそう出さねえモンなんだよ」
ちゃんとした寺になればなるほど…、という解説。
サム 「寺に貢献したのかどうか、ってトコをチェックで…」
シロエ 「え、でも…。その辺に溢れ返っていませんか?」
マツカ 「よく聞きますよね、ナントカ院もナントカ居士も」
サム 「適当につける寺や坊主も、けっこういるしよ…」
金さえ積んだら、つけるって寺も、と裏事情を暴露。
サム 「居士なら幾らで、大居士なら幾ら、って感じでよ…」
一同 「「「うーん…」」」
地獄の沙汰も金次第なのか、と誰もが驚く戒名の付け方。
シロエ 「ということは、スッポンタケのは上等すぎなんですね?」
ブルー 「破格も破格って所だよねえ、信士でいいのに」
一同 「「「紳士?」」」
ジェントルマンがどうしたのだ、と一同、キョロキョロ。
シロエ 「あのぅ…。スッポンタケは紳士なんですか?」
ジョミー「紳士っていう気はしないよねえ…」
サム 「いや、その紳士じゃねえと思うぜ」
戒名の方の信士だからよ、という指摘。
サム 「基本の基本で、誰でもいけるヤツな!」
シロエ 「じゃあ、それにしておけば…」
ブルー 「有難味はゼロだね!」
法要も何も無かっただろう、と生徒会長。
キース君の責任、重そうですね?
2017/04/04 (Tue)
☆ポンの字があれば
スッポンタケの件で、五十六億七千万年先まで有罪っぽいキース君。
法要の方もアレですけれども、そうなった原因は戒名だそうで。
ブルー 「ナントカ信士とつけておいたら、きっと今頃は…」
シロエ 「何も起こっていなかったんですね、法要とかも?」
ブルー 「何の変哲もない仏様ではねえ…。もう、それっきりだよ」
崇められることは無かったであろう、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「たまに思い出しても、本物の方に走っただろうね」
サム 「山に生えてるスッポンタケかよ?」
ブルー 「そう! あっちの方にも御執心だし…」
キノコ狩りに燃えていたんじゃなかろうか、との話。
ブルー 「人工栽培に着手するとか、今とは別の方向性でさ」
一同 「「「うーん…」」」
そっちの方がマシっぽいな、と誰もが思う「本物萌え」。
シロエ 「法要よりかは、キノコ狩りの方がマシですよね…」
ジョミー「五十六億七千万年先まで、法要よりはね…」
スウェナ「つまり、キースが悪いのよ! どう考えても!」
立派過ぎる戒名を奮発するから、こんな悲劇に、という指摘。
スウェナ「どうして、信士にしなかったのよ!」
シロエ 「そうですよ! スッポン信士で充分でした!」
サム 「あー…。それでもいいよな、漢字を思い付かねえけどよ」
ジョミー「ポン友って言葉が無かったっけ?」
朋友と書いてポン友なのでは、と出て来た「ポン」の字。
ジョミー「ソレさえ入れておいたら、スッポンタケっぽくてさ…」
サム 「違いねえな。ダテに僧籍は持ってねえな、ジョミー!」
やるじゃねえかよ、とジョミー君の肩をポンポンと。
サム 「それに比べて、キースの野郎ときたら…」
シロエ 「鯨の戒名をまるっとパクッて、あの始末ですしね…」
ブルー 「オリジナリティーに欠けているんだよ!」
キース 「い、いや、それは…」
ブルー 「将来は、戒名ソフト?」
それに頼る坊主になりそうだよねえ、と深い溜息。
戒名ソフト…?
2017/04/05 (Wed)
☆戒名をパクるな
スッポンタケの件で、五十六億七千万年先まで有罪らしいキース君。
立派すぎる戒名さえつけなければ、と責められているんですけれど。
シロエ 「えっと…。戒名ソフトって、何ですか?」
ブルー 「そのまんまだよ、戒名管理用のソフトがあってさ…」
スウェナ「パソコン用なの?」
ブルー 「流石にスマホ向けは、まだ無いようだね」
インストールしたい坊主は多いらしいけど、という話。
ブルー 「なにしろ、優れものだから…。戒名ソフトは」
シロエ 「どんな感じのソフトなんです?」
ブルー 「戒名の候補を色々と挙げてくれるんだよ!」
俗名その他を入力すれば、と説明が。
ブルー 「こんな感じでどうでしょう、とズラズラとね…」
シロエ 「サム先輩が言ってた、信士や居士というヤツもですか?」
ブルー 「もちろんだよ! ナントカ信士にナントカ居士、と」
しかも過去につけた戒名も管理してくれるから、と言われましても。
シロエ 「えっと…。それに何の意味があるんです?」
ブルー 「前にも言わなかったっけ? 被っちゃ駄目だと」
マツカ 「そういえば…。同名はアウトでしたっけ」
戒名ダブルブッキングでしたよね、と御曹司。
マツカ 「そういう時しか、戒名はつけ直せないとか…」
ブルー 「そうなんだよねえ、だからスッポンタケのも、そのまま」
今更、信士に直せやしない、とブツブツブツ。
ブルー 「そんな戒名をつけるキースは、戒名ソフト頼みかと…」
キース 「親父が許すと思うのか!? そんな付け方を!」
卒塔婆プリンターも導入していないのに、とグッと拳を。
キース 「戒名ソフトは禁止だ、禁止!」
ブルー 「ふうん…? でもねえ…」
パクッた戒名をつけるような君にはお似合い、との指摘。
ブルー 「君さえオリジナリティーを発揮していたら、今頃は…」
サム 「あの馬鹿野郎は、本物萌えになっていやがったぜ」
法要の代わりに本物の方に走っていやがった、と。
そうでしょうね?
2017/04/06 (Thu)
☆本物に萌えなら
スッポンタケの件で、五十六億七千万年先まで有罪らしきキース君。
立派な戒名さえつけなかったら、今頃は本物萌えだと責められ中。
サム 「あの馬鹿野郎が本物萌えだったら、きっとマシだったぜ」
シロエ 「キノコ狩りのシーズン以外は無事でしたよね…」
スウェナ「それはどうだか分からないわよ? 人工栽培があるもの」
スーパーのキノコは一年中売られているじゃない、とのツッコミが。
スウェナ「マイタケもエノキも、シメジもあるわよ」
シロエ 「そうでした…。最近は工場で栽培してるんですよね」
ジョミー「菌床栽培って言うんだっけ? 土も要らないんだよね」
マツカ 「シイタケも原木じゃないそうですしね…」
スッポンタケだって、いけるでしょう、と御曹司。
マツカ 「その気になったら、工場でも建ててしまいそうです」
サム 「エロドクターがついていやがるもんな…」
ブルー 「ノルディの財布をアテにするんなら、工場もいけるよ」
シロエ 「あれっ、でも…。工場は何処に作るんでしょう?」
こっちの世界じゃ、何かと厄介じゃないですか、という声。
シロエ 「あの人の存在は、一応、秘密なんですし…」
一同 「「「あー…」」」
工場はちょっと無理かもしれない、と思った御一同様。
ジョミー「せいぜい、ハウス栽培かな? 何処かの山の中で」
シロエ 「それが安全そうですよね…」
ブルー 「あっちの世界のシャングリラでも、いけそうだけどね!」
アレでも食用になるキノコだから、と生徒会長。
ブルー 「なんとでも言い訳できそうなんだよ、やるとなればさ」
シロエ 「非常食用だとか言い出すんですね?」
ジョミー「あんなの、栽培していいのかなぁ…」
いろんな意味で酷すぎなのに、と言ってますけど。
ブルー 「甘いね、ブルーの本気を舐めちゃ駄目だよ」
シロエ 「萌えが最優先ですか?」
ブルー 「ブルーだけにね!」
迷惑なんかは全く考えないであろう、と合掌を。
アレをシャングリラで栽培…?
2017/04/07 (Fri)
☆本物萌えもいいね
スッポンタケに戒名をつけてしまった件で、責められ中のキース君。
それさえ無ければ、今頃は本物萌えになっていたかもな誰かさん。
シロエ 「迷惑なんかは顧みないで、アレを栽培するんですか…」
サム 「あっちの世界のシャングリラでかよ?」
ジョミー「問題が山積みっぽい気がするけどなあ…。アレなんだし」
スウェナ「どうなのかしらね、ただのキノコかもしれないわよ?」
なにしろ世界が違うから、と大真面目な人。
スウェナ「子供は人工子宮から生まれて来るんでしょ?」
シロエ 「そういえば…。スッポンタケの形なんかは無意味ですね」
マツカ 「少なくとも、子授けは無縁な世界でしたね」
サム 「あー…。有難味以前の問題なのかよ、あっちだと…」
ただのキノコな、と納得の声が。
サム 「食えるってだけのキノコにすぎねえ世界なわけかよ…」
シロエ 「本物萌えの人がいたって、特に問題なさそうですね」
マツカ 「新しいキノコを栽培するというだけですか…」
??? 「いいねえ、そういう本物萌えも!」
凄くいいかも、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「ぼくのシャングリラでスッポンタケ栽培なんだね!」
ブルー 「君は何処から湧いたんだい!?」
Aブルー「お花見の帰り! ちょっと北の方まで行ってて!」
ノルディとデートをしてたんだよね、と悪びれもせずに。
Aブルー「ぼくのハーレイは、今日は忙しくて…」
ブルー 「そんな理由で浮気なのかい、君という人は!」
Aブルー「浮気じゃないよ、単なるデートでお花見だってば!」
ブルー 「それを浮気と言うんだよ!」
君の本命はノルディじゃないだろ、と生徒会長、ブツブツと。
ブルー 「おまけに仕事で忙しいのに、放ってお花見するなんて…」
Aブルー「ハーレイは分かってくれてるよ!」
ブルー 「どうなんだか…」
Aブルー「それより、本物萌えだってば!」
それについて是非、語りたい、と言われましても。
本物萌えですって…?
2017/04/08 (Sat)
☆本物萌えなら可能
スッポンタケの戒名がどうのと揉めている所へ、湧いたソルジャー。
本物萌えについて語りたいとか言い出したオチで、誰もがガクブル。
ブルー 「本物萌えについて語りたいって…。いったい何を?」
Aブルー「もちろん、本物萌えだってば! スッポンタケの!」
これが語らずにいられようか、と頬が紅潮。
Aブルー「あの素晴らしいキノコを栽培するのが本物萌え!」
ブルー 「栽培しろとは言ってないから!」
Aブルー「でも、気付いたんだよ! その素晴らしさに!」
栽培するなら何でもアリだ、とニコニコニッコリ。
Aブルー「ぼくの夢だった、仁王スッポンタケも出来そうで!」
一同 「「「仁王スッポンタケ!?」」」
Aブルー「そう! 巨大化しちゃった外来種ってヤツ!」
色々と制約がありすぎて駄目だったけど、と瞳がキラキラ。
Aブルー「工場とかで栽培するなら、それも出来るよ!」
シロエ 「いったい何をする気なんです!?」
Aブルー「スッポンタケにとって、最高の条件を用意ってね!」
デカければデカイほどいいじゃないか、と燃えている人。
Aブルー「どういう条件で大きくなるのか、細かくチェック!」
ブルー 「…君のシャングリラで?」
シロエ 「他所でやるなら、止めませんけど…」
Aブルー「ダメダメ、ぼくの世界じゃ人手不足で!」
今だってギリギリなんだから、と指をチッチッと。
Aブルー「ぼくの我儘を聞いて貰うには、時間外労働一択で!」
ブルー 「記憶を消して、後で激励するだけ…ってヤツかい?」
Aブルー「その通り! ソルジャー直々の激励だからね!」
皆が感激のイベントなのだ、と涼しい顔。
Aブルー「でもねえ…。スッポンタケの栽培は、ちょっと…」
ブルー 「じゃあ、どうすると?」
シロエ 「ぼくたちをアテにしてないでしょうね?」
サム 「俺たちだって忙しいんだぜ?」
Aブルー「そう言わずに!」
一緒に本物に萌えて欲しいな、という希望。
萌えてくれ、ですって…?
2017/04/09 (Sun)
☆本物萌えと法要
スッポンタケの戒名の件で揉めていた所へ、やって来たソルジャー。
本物萌えがいいんだそうで、一緒に萌えろと言い出す始末。
Aブルー「君たちも是非、本物萌えで! スッポンタケの!」
シロエ 「それは、どういう萌えなんですか!」
Aブルー「君たちが言っていたんじゃないか! 本物萌えって!」
ぼくが本物萌えだったら…、と夢を語った筈だ、とツッコミ。
Aブルー「そっちの方がマシだっただとか、どうこうと!」
シロエ 「待って下さい、本物萌えに走った時にはですね…」
戒名の件は忘れてくれるんですか、という質問。
シロエ 「二度と法要とかはしないで、本物萌えで一直線ですか?」
サム 「あー…。そこの所はキッチリ訊いておかねえと…」
ジョミー「ダブルで食らったら、たまらないもんね…」
Aブルー「えっ? もちろん、ダブルに決まってるけど!」
有難い戒名を貰ったからには法要だって、と続ける気満々。
Aブルー「そして、法要をやらない時には本物萌えだよ!」
一同 「「「うわー…」」」
まさかのダブルか、と声を失う御一同様。
シロエ 「そ、そんな…。ダブルというのは反則ですよ!」
Aブルー「どの辺がだい?」
シロエ 「本物萌えに走るからには、戒名の方は忘れて下さい!」
Aブルー「君の考えの方が、反則じゃないかと思うけど…」
どうなんだい、と視線の先に副住職。
Aブルー「ちょっと訊くけど、ご先祖様を放棄するのはアリかい?」
キース 「はあ?」
Aブルー「ご先祖様だよ、法要をしないで放置でオッケー?」
キース 「い、いや、それは…」
年忌法要のご案内などは、必ず送っているもので…、との答え。
キース 「無視が続くと、場合によっては無縁仏様ということに…」
Aブルー「無縁仏になった時には、どういう扱い?」
キース 「墓は整理と言うか、撤去で…。無縁仏として纏めるな」
Aブルー「ほら、やっぱり!」
放置した時はアウトじゃないか、と逆襲が。
戒名の方も大切に…?
2017/04/10 (Mon)
☆法要には見返り
スッポンタケなら本物萌えもいいね、と言い出したのがソルジャー。
ところが本物萌えの一方、戒名も大切にするとダブルになった攻撃。
Aブルー「スッポンタケが無縁仏だなんてね、最悪だから!」
キース 「い、いや…。アレの場合は、ご先祖様も何もだな…!」
シロエ 「意味が無いと思いますけれど! キノコですから!」
季節になったら勝手に生えて、勝手に去っていきますから、と。
シロエ 「先祖供養とか、法要なんかとは無縁ですってば!」
サム 「うんうん、お浄土だって関係ねえしよ…」
Aブルー「分かってないねえ、そこを大事にしてこそなんだよ!」
きちんと法要をしているからこそ、御利益だって…、という意見。
Aブルー「法要って、そういうものだろう? 違うのかい?」
キース 「御利益を貰うためではなくて…。ご先祖様を思って…」
Aブルー「お盆やお彼岸なんだろうけど、見返りはゼロ?」
そんな状態で、誰がお金を払うんだい、と据わっている瞳。
Aブルー「法要はタダじゃないんだから! 見返り無しだと…」
シロエ 「誰もやらないって言うんですか!?」
Aブルー「だって、そうじゃないか! 見返りゼロだなんて!」
誰だって、やりたがらないだろう、とグッと拳を。
Aブルー「御利益の無い仏様だと、無縁仏になるんだよ!」
一同 「「「へ!?」」」
Aブルー「何の見返りも貰えないなら、お金を払う人はいないよ!」
それで廃れてしまうのであろう、と凄い解釈。
Aブルー「その点、スッポンタケは合格! 御利益絶大!」
キース 「それは、あんたの思い込みだ!」
Aブルー「違うってば! 現に今だって!」
春のお彼岸の法要パワーで漲っている、と絶大な自信。
Aブルー「ぼくのハーレイは、ビンビンのガンガン!」
ブルー 「下品な話は、やめたまえ!」
Aブルー「御利益なんだよ、だから法要も今まで通りに完璧に!」
それに加えて本物萌えも…、と忘れていない人。
本気でダブルでやる気ですか…?
2017/04/11 (Tue)
☆法要に飾りたい
スッポンタケなら本物萌えも、と言い出したのがソルジャーなのに。
法要の方も今まで通りにやりたいそうで、かてて加えて本物萌え。
Aブルー「本物萌えもやるんだったら、法要だって盛り上がるよ!」
シロエ 「どう盛り上がると言うんですか!」
Aブルー「それはもちろん、祭壇とかの飾りだってば!」
生花に加えて、スッポンタケも山と鏤めたい、と恐ろしい台詞。
Aブルー「本物を栽培してるんだったら、もうドッサリと!」
シロエ 「スッポンタケを飾る気なんですか!?」
Aブルー「いいと思うけどね、もう採れたてのピチピチのを!」
生きのいいのを祭壇に飾れば、御利益だって…、とニコニコと。
Aブルー「子授けパワーもググンとアップで、パーフェクト!」
一同 「「「ひいぃっ!!!」」」
そんな祭壇は見たくもない、と一同、ドン引き。
シロエ 「あ、悪夢ですってば、あんなのが山ほどあるなんて…」
サム 「夢にまで出て来そうだぜ、ソレ…」
スウェナ「キース、なんとかしなさいよ! この件を!」
法要は坊主の仕事でしょうが、と視線が副住職に。
スウェナ「第一、キースの責任なのよ! スッポンタケは!」
シロエ 「そうです、先輩が全責任を負うべきです!」
キース 「い、いや、しかしだな…!」
Aブルー「飾っていいよね、うんと生きのいいスッポンタケ!」
栽培工場から直送なんだよ、と赤い瞳がキラキラキラ。
Aブルー「仁王スッポンタケだって、その内にね!」
シロエ 「要りませんから! キース先輩、早くして下さい!」
ジョミー「そうだよ、サッサと断ってよ!」
キース 「う、うむ…。殺生はいかんな、殺生は」
それは良くない、と副住職が繰る左手首の数珠レット。
キース 「スッポンタケを供養するのに、スッポンタケはマズイ」
Aブルー「どうしてだい? 御利益が凄くありそうなのに!」
キース 「殺生は駄目だ!」
スッポンタケといえども、無益に殺すな、と合掌を。
確かに殺生かも…。
2017/04/12 (Wed)
☆法要には花です
スッポンタケなら本物萌えも、と言い出したソルジャーが暴走中で。
法要の時にはスッポンタケを飾りまくるとの主張、迷惑すぎる話。
キース 「いいか、スッポンタケにも命があるんだ!」
Aブルー「それはまあ…。キノコでも生き物には違いないよね」
キース 「分かっているなら、話は早い。無益な殺生はやめてくれ」
祭壇に飾るなどは、とんでもない、と顰める顔。
キース 「飾られたスッポンタケは、全部、命を失くすんだぞ!」
Aブルー「えーっと…。それは引っこ抜かれたからかな?」
キース 「その通りだ! 引っこ抜くにしろ、折るにしろ…」
そこで命が終わるじゃないか、と副住職。
キース 「スッポンタケを供養するのに、殺してどうする!」
Aブルー「殺すって…。ぼくは華やかに飾りたいだけで…」
キース 「それがいかんと言っているんだ!」
何本のスッポンタケの命を奪うつもりなんだ、とギャーギャーと。
キース 「スッポンタケを供養したいなら、殺すのは駄目だ!」
Aブルー「じゃあ、訊くけどさ…。祭壇の花はどうなるのさ」
キース 「花?」
Aブルー「いつもドカンと飾ってるじゃないか! 色々と!」
法要には花がセットものだよ、とソルジャー、学習済み。
Aブルー「あの花だって、とうに命が無いわけで…」
キース 「うっ…」
Aブルー「元老寺でも、ご本尊様には花を飾るんだよね?」
その辺の所はどうなるんだい、と厳しいツッコミ。
Aブルー「そういう花でも命を奪っていると思うよ、ぼくは!」
キース 「そ、それは…。そうなるのかもしれないが…」
Aブルー「今までに何か不都合なことがあったのかい?」
花を飾っている件で…、とソルジャー、ズズイと。
Aブルー「それが一度も無かったんなら、スッポンタケだって!」
キース 「ま、待て、オッケーだと言う気か、あんた!?」
Aブルー「問題無いと思うんだけど?」
スッポンタケを飾るのが駄目なら、花だって、だそうで。
この展開はヤバイのでは…?
2017/04/13 (Thu)
☆花は欠かせません
スッポンタケなら本物萌えもいい、と盛り上がっているソルジャー。
法要の祭壇にもスッポンタケを飾りたいそうで、あんまりな展開。
Aブルー「スッポンタケが飾れないなら、花も駄目だよね?」
キース 「そ、それは…。花というのは大事なもので!」
Aブルー「どんな具合に?」
キース 「ほ、仏様には欠かせないものだ! ずっと昔から!」
何処の寺でも、仏壇でも…、と焦りまくりの副住職。
キース 「花は必ず供えるもので、無理な場合は造花でもだな!」
Aブルー「ふうん…? 造花というのもアリなのかい?」
キース 「寺では有り得ないが、仏壇ならな!」
花を絶やさないのは難しいだけに…、と今時な事情。
キース 「特に夏場は傷みやすいし、造花も仕方ないとも言う」
サム 「あー…。棚経では流石に見ねえけどよ…」
キース 「月参りに行くと、さほど珍しくもないぞ」
ご高齢の家に多いんだ、と意外な話。
シロエ 「ご高齢って…。そういう人こそ、本物の花でしょう?」
スウェナ「そうよね、信心深い人ほど造花は供えないような…」
キース 「ご本人も、そうなさりたいんだが…。諸事情あってな」
花屋が遠いとか、水を替えるのが大変だとか、と。
キース 「ウッカリしていると枯らしてしまうし…」
サム 「枯れた花だと、失礼ってことかよ?」
キース 「そういうことだ。みっともない花を飾るよりかは…」
造花で我慢して頂くという姿勢になる、との造花な理由。
キース 「たとえ造花でも、花は絶やさん。これが基本だ!」
Aブルー「ほらね、ぼくが言うので合ってるじゃないか!」
キース 「はあ?」
Aブルー「花は必ず要るものなんだよ!」
命がどうこう言う前に、とソルジャー、逆襲。
Aブルー「だから、スッポンタケだって! 飾って良し!」
キース 「スッポンタケの供養に、スッポンタケを持ち込むな!」
Aブルー「飾りだってば!」
花かキノコかの違いだけだ、との主張ですけど。
さて、どうなる…?
2017/04/14 (Fri)
☆供養に使ったら
スッポンタケなら本物萌えもしたい、と言い出したのがソルジャー。
法要の祭壇にスッポンタケを飾るとの主張、迷惑すぎる展開でして。
Aブルー「花かキノコかの違いだけなら、スッポンタケもOK!」
キース 「それは違うと! スッポンタケの供養だろうが!」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
キース 「スッポンタケを供養するのに、スッポンタケはない!」
供養するブツを殺してどうする、と副住職の見解。
キース 「日頃の殺生を詫びると言うなら、まだ分かるんだが…」
Aブルー「スッポンタケを飾っちゃ駄目なのかい?」
キース 「飾るためには、折るなり切るなりするんだろうが!」
その段階で殺生になる、と鋭い指摘。
キース 「スッポンタケの供養に、他のスッポンタケを殺すな!」
シロエ 「言われてみれば、そうなりますね…。殺すんですしね」
ジョミー「アウトっぽいよね、法要のために殺生だしさ…」
Aブルー「でも、祭壇の花はどうなるんだい!?」
それに仏壇の花だって…、とソルジャー、反論。
Aブルー「アレは殺してないとでも? 花の命を!」
キース 「花を供養しているわけではないからな!」
Aブルー「それなら殺していいわけなんだ?」
キース 「殺すんじゃない! 花はお浄土で咲き誇るんだ!」
供養している仏様の周りで咲き誇るのだ、と言ってますけど。
Aブルー「だったら、スッポンタケもそれで良くないかい?」
キース 「なんだって?」
Aブルー「スッポンタケの周りで生えまくるんだよ!」
祭壇に飾った分が、お浄土にニョキニョキ生えるのだ、と笑顔全開。
Aブルー「それで問題ないと思うけどね、祭壇の飾り!」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「本物萌えなら、極めてこそだよ! スッポンタケを!」
シロエ 「極めるために飾るんですか、祭壇に…?」
Aブルー「出来れば、仁王スッポンタケをね!」
一同 「「「うわー…」」」
ソレか、と一同、ガクガクブルブル。
ヤバイのでは…?
2017/04/15 (Sat)
☆宴会つきがいい
三月と言えば春のお彼岸、スッポンタケの法要をしたいソルジャー。
宴会もセットでやりたいとかで、もはや普通の法事なノリですけど。
Aブルー「スッポンタケは凄いんだってば、並みの仏様よりも!」
キース 「どの辺りがだ!」
Aブルー「もちろん、あの素晴らしい戒名だよ! 院殿号の!」
倫王院殿法界善根大居士、と長ったらしいのをスラスラと。
Aブルー「鯨並みだと言ってたじゃないか、あの戒名は!」
キース 「元ネタが鯨の戒名だからな!」
当然だろうが、と副住職。
キース 「俺が勝手にパクッただけで、その場の勢いだけなんだ!」
Aブルー「でもさ、貰った戒名はスッポンタケのものだし…」
第一、君の一番弟子じゃないか、とキッツイ言葉が。
Aブルー「そのスッポンタケが普通の仏様と同じ扱いではねえ…」
シロエ 「宴会つきで春のお彼岸なんですか!?」
Aブルー「いい感じだと思うんだけどね?」
昨今はホテルでやるのもあるんだろう、と詳しすぎる人。
Aブルー「ノルディに聞いたよ、部屋を借りて宴会してるって!」
キース 「否定はしないが…。そういうケースも多いんだが…」
Aブルー「隣の部屋が婚礼っていうのも多いらしいね?」
一同 「「「うわー…」」」
それは嫌だ、と誰もがドン引き。
シロエ 「結婚式の隣の部屋で法事なんですか!?」
スウェナ「喪服の人がゾロゾロ出入りしちゃうじゃないの!」
キース 「そうなるんだが、実際、無いこともない」
坊主は非常に肩身が狭い思いをするが…、とブツブツブツ。
キース 「まるで坊主が悪いかのように睨まれるからな!」
シロエ 「婚礼組の人からですか?」
キース 「花嫁花婿に親族一同、出席者にもな!」
悪いのはホテルマンなんだが、と。
キース 「隣同士にセッティングするなと言いたいんだが!」
シロエ 「惨い話ですね…」
Aブルー「ぼくは気にしないけどね!」
隣の部屋が婚礼だったら、あやかれそうだとか。
迷惑すぎですから!
2017/03/16 (Thu)
☆ホテルの仕組み
春のお彼岸はスッポンタケの法要だ、と言い出したのがソルジャー。
しかも宴会つきにしたいらしくて、ホテルでやるなら妙な希望が。
Aブルー「隣の部屋が婚礼だったら、夫婦和合の御利益バッチリ!」
シロエ 「そういう問題じゃないですから! 隣の部屋の人は!」
スウェナ「私だったら再起不能よ、自分の結婚式の隣で法事…」
ジョミー「ぼくも嫌だよ、一生、嫁さんに恨まれそうでさ…」
悪いのはホテルマンなのに、とジョミー君も恐れるホテルでの法事。
ジョミー「それの加害者には、なりたくないから! もう絶対に!」
サム 「だよなあ、マジで呪われそうだぜ、婚礼組に…」
マツカ 「ホテルへの苦情とは別件で、思い切り恨みそうですよ」
シロエ 「そうでしょう? ですから、ホテルでやっちゃ駄目です!」
たとえキャンセルで会場が空いていようと…、とシロエ君。
シロエ 「いい季節だけに、埋まっているとは思いますけど…」
ブルー 「微妙なんだよね、そこの所が…。春のお彼岸になると」
一同 「「「へ?」」」
ブルー 「季節が良くて休日だから、早い内から埋まるんだけど…」
ホテルの都合で「空いている」のに、逆のことを言われるのだとか。
ブルー 「利幅の大きいイベントを入れたいのが、ホテルだからね」
シロエ 「どういう意味です?」
ブルー 「同窓会より婚礼になるし、もちろん法事より婚礼!」
いずれ来るだろう婚礼の予約、それに備えて他は断るという話。
サム 「酷くねえか、それ?」
シロエ 「婚礼が入らなかった時はどうするんです?」
ブルー 「ホテルの方でもリスク回避で、キャンセル待ちをね…」
キャンセル待ちで如何でしょうか、と他の予約をしたい人に打診。
ブルー 「それでもいいです、と答えた人のを後で受けるんだよ」
ジョミー「もしかして、その人が他所で予約をしちゃってたら…」
シロエ 「会場が空くんですね?」
最高の季節に、あるかもしれないホテルの空き会場。
ヤバイでしょうか?
2017/03/17 (Fri)
☆お中日はよろしく
春のお彼岸はスッポンタケの法要をしたい、迷惑な人がソルジャー。
しかも法事の後に宴会を希望、ホテルで婚礼の隣でやりたいだとか。
サム 「会場が空いてる可能性があるっていうことはよ…」
スウェナ「本気で婚礼の隣でやるって言うの? 法事なんかを?」
シロエ 「正確に言うなら、法事の後の宴会ですけどね…」
キース 「俺はお膳代とお車料だけで遠慮したいんだが…!」
それさえ貰えば坊主は不要で…、と副住職が打った「逃げ」。
キース 「法要の後の宴会に、坊主が参加しないことも多いしな」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「坊主は何かと多忙なだけに、次の法事があったりもする」
そっちに急ぐなら宴会どころの話ではない、と正論が。
キース 「俺は宴会には出ずに帰るぞ、法要だけで」
Aブルー「えーっ!? それじゃ、御利益はどうなるわけ?」
キース 「隣の婚礼から貰っておけばいいだろう!」
それに喪服の集団でもないし…、と視線をシャン学メンバーに。
キース 「高校生だけに、制服で出るのが正しい形だ」
シロエ 「あー…。そういえば、喪服は持ってませんね」
マツカ 「ぼくもです。父も、ぼくの年ではまだ要らないと…」
Aブルー「それじゃ、いつもと変わらないわけ!?」
ただ宴会をするだけなのかい、とソルジャー、愕然。
Aブルー「せっかくホテルで宴会をしても、ただの宴会?」
ブルー 「時期が時期だけに、同窓会だと思われるかもね…」
ジョミー「法事よりかは、そっちの方が自然だよね…」
Aブルー「キースはいなくて、他の面子は制服だなんて…」
それじゃ全く意味が無いから、とガッカリな人。
Aブルー「…分かったよ。ただの法要でいいってば!」
キース 「やらないという線は無いのか、あんた?」
Aブルー「春のお彼岸には法要だよ! 今年もよろしく!」
キース 「待て、逃げるな!」
Aブルー「お中日で頼むよ!」
その日に来るね、と姿が消滅。
お中日の法要、もはや確定ですね…。
2017/03/18 (Sat)
☆避けられない法要
春のお彼岸はスッポンタケの法要、そう決めて逃走したソルジャー。
逃げ切れなかったシャン学メンバー、それに副住職なキース君。
シロエ 「どうするんです、キース先輩! 法要らしいですよ?」
スウェナ「あの人が決めたら、もう決定よね…」
マツカ 「嫌だと言っても来ますからねえ、もう強引に」
お中日は法要で確定ですね、と御曹司の溜息。
マツカ 「これがまた今年は早いんですよね、いつもの年より」
サム 「21日じゃねえもんなあ…。20日だしよ」
ジョミー「早い方へと動かなくってもいいのにね…。遅い方でさ」
22日だったらマシだった、との嘆き節も。
ジョミー「ちょっとくらいは春休み気分もあったのにさ…」
キース 「俺にとっては、其処は早い方がいいんだが…」
サッサと終わらせて手を切りたい、というのがプロの坊主の意見。
キース 「お彼岸が済めば一息つけるし…」
シロエ 「そのお彼岸のせいでリーチなんですよ、ぼくたちは!」
また法要じゃないですか、とブツブツブツ。
シロエ 「いいシーズンなのに、また抹香臭いイベントで…」
スウェナ「最悪だとしか言えないわよね…。誰かさんのせいで」
サム 「俺も坊主の端くれだけどよ、地味に泣けるよな」
スッポンタケの法要なんて…、と僧籍な人。
サム 「お彼岸のお中日と言ったら、有難いのによ…」
シロエ 「キース先輩のせいですよ、何もかも全部!」
キース 「俺も親父に怒鳴られるんだ! また逃げるのかと!」
お中日の度にトンズラだからな、と言ってますけど。
ブルー 「そうだっけ? ぼくの所で修行なんじゃあ?」
キース 「うっ…」
そういう言い訳で毎回、逃げて来るのが副住職で。
ブルー 「諦めて準備をするんだね。お中日の法要」
キース 「仕方ないか…」
シロエ 「ぼくたちの方が気の毒すぎます!」
キース 「すまない、悪いが法要に付き合ってくれ…」
いつも通りにブルーの家だ、と会場も決定。
また法要ですね…?
2017/03/19 (Sun)
☆千回忌もあるかも
やって来ました3月20日。春のお彼岸でスッポンタケの法要の日。
生徒会長宅に朝から集ったシャン学メンバー、既に嘆きはMAXで。
シロエ 「なんで三連休の最終日なんかが法要なんです!」
サム 「俺たちは別に三連休は関係ねえぜ? 普段からよ…」
マツカ 「出席義務さえ無いですからねえ、春休みでなくても」
スウェナ「でも、法要は酷すぎるわよ! スッポンタケなのよ!?」
真っ当な仏様ならともかく…、とスウェナちゃんの文句。
スウェナ「名前も知らないお坊さんの八百回忌の方がマシだわ!」
サム 「あー、遠忌なあ…。地味にあるよな、そういうのもよ…」
シロエ 「待って下さい、八百回忌まで行くんですか!?」
そんなに先まで法要ですか、と青ざめている顔。
シロエ 「だったらスッポンタケだって…。いつか八百回忌とか?」
サム 「まるで無いとは言い切れねえぜ? 八百回忌」
ブルー 「千回忌があっても不思議じゃないねえ、生きていればね」
ぼくでも三百歳越えだから…、と生徒会長。
ブルー 「ブルーが千歳を超えて生きれば、千回忌だって…」
一同 「「「うわー…」」」
それは嫌すぎる、と誰もがガクブル。
ジョミー「年を取らないから、長生きはしてみたいけどさ…」
シロエ 「スッポンタケと旅は道連れだなんて、あんまりですよ!」
サム 「何もかも全部キースのせいだぜ、まだ来ねえけどよ」
マツカ 「既に手遅れですけどね…。スッポンタケに関しては…」
つけた戒名は奪えないんでしょう、と御曹司。
マツカ 「キースが僧籍を剥奪されても、残るんですよね?」
ブルー 「残念ながら、それで合ってるよ…」
戒名は貰った者勝ちだから、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「つけた坊主がいなくなっても残るものだし…」
サム 「つくづく迷惑だよな、キースのヤツはよ…」
キース 「遅くなってすまん。呼んでいたか?」
俺の名前が聞こえたんだが、と副住職の御登場。
法衣を持参ですね?
2017/03/20 (Mon)
☆一生モノだそうです
いよいよ春のお彼岸のお中日、スッポンタケの法要の日ですけれど。
この世にあるのが遠忌というヤツ、八百回忌も存在するという事実。
キース 「親父に朝から手伝わされてな…。少し遅くなった」
シロエ 「それはどうでもいいんです! スッポンタケが問題です」
千回忌があるんじゃないでしょうね、と投げられた質問。
シロエ 「例の人や、ぼくたちが千年先まで生きてた時です!」
マツカ 「キースに万一のことがあっても、出来るんですよね?」
あの戒名がある限り、と御曹司も。
マツカ 「他のお坊さんに頼めば、法事は出来るんでしょう?」
サム 「でなきゃ遠忌はねえと思うぜ、八百回忌とかよ」
スウェナ「そうよね…。当時の人はとっくに死んでるものね」
シロエ 「どうなんですか、キース先輩!?」
この先もずっとスッポンタケの法要ですか、と睨み付ける瞳。
シロエ 「お彼岸の度に集められては法要だとか…?」
キース 「申し訳ない…。お前たちが言うので間違っていない」
俺が死んでも、他に坊主は山ほどいるし…、と沈痛な顔。
キース 「なまじ立派な戒名だけに、喜ぶ坊主も多いだろう」
シロエ 「そういえば、前に聞きましたね…。そんな話を」
マツカ 「院殿号の仏様の法要をすれば、自慢できるんですよね」
スウェナ「滅多にないから、話題にしちゃうらしいわよね?」
院殿号の仏様の法要をやった、とネットとかで…、と苦い顔。
スウェナ「つまりキースがいなくなっても、法要なのね…」
キース 「すまないと思っているんだが…。もう取り返しが…」
サム 「一生モノかよ、スッポンタケ…」
アレとセットで生きていくしかねえのかよ、と仰ぐ天井。
サム 「このツケはマジで高くつくぜ? 一生だしよ…」
キース 「分かってはいる…。それに俺だって嬉しくはない」
シロエ 「後悔先に立たずですか?」
キース 「思いっ切りの勢いでな…」
何もかも俺が悪いんだが…、と悔いても手遅れ。
後の祭りですね?
2017/03/21 (Tue)
☆千回忌もやりたい
春のお彼岸のお中日には、スッポンタケの法要をするわけですけど。
法要の日に分かった悲惨な現実、手が切れないのがスッポンタケ。
キース 「その場のノリで、あの戒名をつけた時にはだな…」
シロエ 「尾を引くとは思っていなかったんですね?」
キース 「あれっきりだと頭から信じていたからな…」
あいつが法要に興味を持つとは思わなかったし、と深い溜息。
キース 「極楽の蓮は予約していても、俺に丸投げなヤツだしな…」
サム 「その段階で気が付かねえか? 極楽の蓮だぜ?」
シロエ 「まるで興味が無いんだったら、予約しませんよね…」
マツカ 「何かを期待しているからこその注文ですよ…」
やたら注文が細かいですけど…、と御曹司が語る蓮の予約の件。
マツカ 「阿弥陀様から遠い方がいいとか、こう、色々と…」
サム 「明らかに狙っていやがるんだぜ、御利益をよ…」
スウェナ「そういう人がスッポンタケを持ち出したのよ?」
戒名をつけるだけでもヤバイじゃないの、という指摘。
スウェナ「並みのをつけても、今頃は法要だったわよ!」
サム 「違いねえよな、やっぱり御利益狙いで…」
シロエ 「なのに、思い切り立派なのをつけちゃいましたしね…」
ブルー 「院殿号なんて、もう本当に珍しいからねえ…」
千回忌だって楽勝かもね、と嫌すぎる予言。
ブルー 「ブルーが生きてて、坊主さえいれば…」
シロエ 「延々と法要が続くんですね?」
ブルー 「ブルーがやりたいと言う間はね!」
??? 「もちろん、言うに決まっているよ!」
千回忌とは縁起がいい、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「ぼくのシャングリラも、あと千年はいけそうだし!」
シロエ 「本気で千回忌をやるつもりですか!?」
Aブルー「スッポンタケの御利益を貰うためだったらね!」
キース 「やりたいんだな?」
Aブルー「当然だってば!」
君にも長生きして貰わなきゃ、と笑顔全開。
千回忌までやらかすと…?
2017/03/22 (Wed)
☆千年先もよろしく
春のお彼岸のお中日にやるのが、スッポンタケの法要なんですけど。
法要の前に話題になってた千回忌。其処へソルジャーの御登場で。
Aブルー「スッポンタケの千回忌は是非、やりたいねえ…!」
ブルー 「千年近くも先の話になると思うけど?」
Aブルー「いいんだってば、その頃には地球にも着いてるよ!」
ぼくもソルジャーを退任していそうだし、とニコニコと。
Aブルー「地球に着ければ、もうソルジャーは要らないからね!」
ブルー 「それでもスッポンタケは必要なのかい?」
Aブルー「当たり前だよ、夫婦和合でいかなくっちゃね!」
ソルジャーがお役御免だったら、なおのこと…、と握り締める拳。
Aブルー「真っ昼間からヤリまくってても、大丈夫だし!」
ブルー 「千年先まで今の調子でいきたいと…?」
Aブルー「生涯現役は基本じゃないか! この世界でも!」
薬局に行けば書いてあるよね、とイヤンな話が。
Aブルー「千年も励めば、ぼくのハーレイのヘタレも直るかも!」
ブルー 「そういう話は要らないから!」
Aブルー「えーっ!? 日進月歩が千年分だよ?」
如何にヘタレでも直るかもね、と親指をグッと。
Aブルー「ヘタレ人生が今で三百年だけど…。その三倍以上!」
ブルー 「もっとヘタレるとは思わないわけ?」
Aブルー「思わないねえ、スッポンタケさえ拝んでいれば!」
千回忌まで頑張ろう! とブチ上げる人。
Aブルー「まずは地道に、今日の法要! 春のお彼岸!」
シロエ 「ぼくたちも千年、付き合うんですか…?」
Aブルー「うん、生きていたら出席だよ!」
死んじゃった時は仕方ないけど、とケロリとした顔。
Aブルー「面子が減ると寂しいからねえ、長生きよろしく!」
シロエ 「死なない限りは逃げられない…んですね?」
Aブルー「決まってるじゃないか、それにキースもだよ!」
キース 「俺は千年、恨まれ続けるのか…?」
この連中に…、とガクガクブルブルの副住職。
諸悪の根源ですからね…。
2017/03/23 (Thu)
☆お浄土に逃げるな
春のお彼岸はスッポンタケの法要、そのために集った面子ですけど。
ソルジャーが言うには千回忌までも希望、生きてた時は全員参加。
シロエ 「キース先輩…。一生モノになっちゃいましたよ!」
サム 「なんで千回忌まで付き合わされねえと駄目なんだよ!」
ジョミー「死んだ時しか逃げられないなんて、最悪だってば!」
生きてる限りは参加だなんて…、と誰もが困る今後の法要。
シロエ 「何処まで行ってもスッポンタケの法要ですか…」
スウェナ「千年先までついて来るのよ、スッポンタケが!」
キースのせいで、と指をビシィ! と。
スウェナ「それにキースが死んでも続いて行くんだから!」
シロエ 「そうなりますよね、お坊さんさえ見付かれば…」
サム 「絶滅しねえと思うぜ、坊主は…」
なんだかんだで寺がある限り、いるモンだから、と嫌すぎる指摘。
サム 「総本山は観光客も来るから、不滅だしよ…」
シロエ 「キース先輩、死んで逃げるのは無しですからね!」
お浄土にトンズラしないで下さい、と止めにかかる人。
シロエ 「お迎えが来ても、帰って貰って下さいよ!」
サム 「マジかよ、二十五菩薩様にお帰り願うのかよ…?」
シロエ 「なんですか、それ?」
サム 「知らねえのかよ、ご来迎っていうヤツをよ…」
紫の雲がたなびいて、二十五菩薩様がおいでになる、という話。
サム 「もう最高の極楽往生なんだけどよ…」
シロエ 「それは駄目です! キース先輩は死なせません!」
死んで貰っちゃ困りますから、とギャーギャーと苦情。
シロエ 「自分だけ逃げてどうするんです!」
ジョミー「ぼくたちは残って法要だもんね、スッポンタケの…」
絶対、死なせてたまるものか、と誰もが怒りの形相。
シロエ 「死んでも命は残して下さい!」
ブルー 「そこまで行ったら、即身成仏だと思うけど?」
シロエ 「即身成仏でもいいです!」
死んでも法要を続けて下さい、という注文。
ミイラ仏が法要をすると?
2017/03/24 (Fri)
☆即身成仏を目指せ
春のお彼岸はスッポンタケの法要ですけど、千回忌までやるとかで。
生きてる限りは強制参加で、キース君には許されないのが極楽往生。
シロエ 「死んでも法要を続けるべきです、責任を取って!」
サム 「それは言えてるよな、全部キースのせいなんだからよ…」
スウェナ「即身成仏コースでいいから、この世に居残るべきよ!」
お浄土に行かせるもんですか、とスウェナちゃんまで言う有様。
スウェナ「要は法要が出来ればいいのよ、今と同じに!」
ブルー 「即身成仏になるのは難しそうなんだけどね…」
ジョミー「難しくても、キースに死んで貰っちゃ困るから!」
今から準備をしておいて欲しい、とジョミー君。
ジョミー「万一っていうこともあるしさ…。即身成仏になる準備!」
シロエ 「いいですね…。打てる手は打っておくべきですよ」
キース 「ちょっと待て!」
俺に即身成仏を目指せと言うのか…、と青ざめる人。
キース 「あれは半端じゃないんだが! どう考えても!」
Aブルー「即身成仏というのは何なんだい?」
ぼくは全く知らないけれど、という質問。
Aブルー「だけど、死んでも生きてるのかな…?」
ブルー 「そう言われてるね、御利益の方も絶大だとか…」
Aブルー「御利益だって!?」
どんな感じの御利益だろう、とソルジャー、ワクワク。
Aブルー「夫婦和合に効いたりするかな、即身成仏というヤツは?」
ブルー 「子授けの方ならあった筈だよ、凄いのが」
Aブルー「凄いって…。百発百中の勢いだとか?」
ブルー 「そうじゃなくって、そのものズバリの即身成仏」
子作りに欠かせない部分が即身成仏、と生徒会長、合掌を。
ブルー 「そんな煩悩は要らないから、と捨てたらしくて…」
Aブルー「もしかして、エロい所をかい?」
ブルー 「そうなんだよねえ、出家した後、切ったんだよ」
Aブルー「切ったって…。でもって、即身成仏?」
それは素晴らしく効きそうな…、と輝く瞳。
エロい即身成仏ですって?
2017/03/25 (Sat)
☆即身成仏の作り方
春のお彼岸はスッポンタケの法要、千回忌までやりたいソルジャー。
キース君は即身成仏になっても生きろと、皆に脅されてますけれど。
Aブルー「その、エロい部分の即身成仏って、何処にあるのかな?」
ブルー 「さあねえ…。今は即身成仏の人気もないしさ…」
一同 「「「人気?」」」
ブルー 「何十年も前は、デパートの催事なんかの花だったんだよ」
出開帳をすれば人が大勢、「出稼ぎミイラ」と呼ばれたほどとか。
Aブルー「ミイラって…。即身成仏はミイラなのかい?」
ブルー 「生きながらミイラになった人だよ、世の中のために!」
飲食を断って、お経を唱えながらの往生、と説明が。
ブルー 「だからミイラでも生きているという扱いで…」
Aブルー「なるほどねえ…。それでキースに即身成仏になれ、と」
シロエ 「そういうことです! 逃げられたら困りますからね!」
Aブルー「ぼくも生きてて欲しいけど…。準備というのは?」
即身成仏になるのに何か準備が必要なのか、という質問。
Aブルー「断食して、お経を読みながら死ねばいいんだろう?」
ブルー 「甘いね、ミイラになりやすい体質を作っておくんだよ!」
でないと腐っちゃうからね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「食べる物から変えていくんだよ、そして漆を飲む!」
一同 「「「漆!?」」」
それは、かぶれてしまうのでは…、と誰もが仰天。
サム 「マジかよ、身体中が赤く腫れそうだぜ?」
ブルー 「漆を飲むのが一番なんだよ、腐りにくくするには!」
Aブルー「へえ…。じゃあ、エロい部分の即身成仏も?」
防腐剤は漆だろうか、と斜めなことしか言わない人。
Aブルー「でもって、今も何処かで子授けパワーを!」
ブルー 「漆を飲んでた頃かどうかは知らないよ!」
Aブルー「え?」
ブルー 「出家した後、訪ねて来た女性にあげただけだし!」
Aブルー「あげたって…?」
それはプレゼントという意味だろうか、と。
プレゼントですか?
2017/03/26 (Sun)
☆即身成仏の一部
春のお彼岸はスッポンタケの法要、千回忌まで希望するソルジャー。
キース君だけ逃がしはしない、という所から話は即身成仏へと。
Aブルー「そのエロい部分をプレゼントなのかい、切っちゃって?」
ブルー 「らしいけど? こんな煩悩はもう要らない、と」
Aブルー「出家した後って言ったよね…?」
ブルー 「色々と事情があっての出家で、俗世を捨てたそうだよ」
其処へ訪ねて来たのが、かつて付き合っていた女性だとか。
ブルー 「復縁してくれ、と言われたことへの返事がソレだってば」
Aブルー「ちょ、ちょっと…。じゃあ、切っちゃって…」
ブルー 「プレゼントだけど、貰った方はショックだろうねえ…」
惚れた男の大事な部分を渡されても…、と生徒会長、合掌を。
ブルー 「泣きながら帰って行ったらしいよ、可哀相に…」
Aブルー「そ、そんな…。でも、ちゃんと残しておいたんだ?」
お墓に埋めたりしなかったんだね、という質問。
Aブルー「そうでなければ残ってないよね、今の時代まで」
ブルー 「何を思って残していたかは謎だけど…」
渡した人が即身成仏になったお蔭で御利益が…、との話。
ブルー 「お寺に行ったら、ちゃんと拝めるらしいから!」
シロエ 「えっと…。出家して直ぐだったんですね?」
それで漆は飲んでいなかった可能性が…、と納得する人。
シロエ 「それでもミイラが残ったんなら、キース先輩でも!」
キース 「待て、どうして其処で俺の名前が出て来るんだ!」
シロエ 「逃げられたら困るからですよ! 一人だけ、先に!」
お浄土に逃げて行くのは無しです、と前へズズイと。
シロエ 「準備なしでも、即身成仏になれるみたいですしね!」
ブルー 「どうなんだろうね、アレに関しては謎が多くて…」
一同 「「「へ?」」」
ブルー 「丸ごとの即身成仏にしても、後で仕上げるとか…」
Aブルー「後で仕上げって…?」
それはどういう意味だろうか、と首を傾げるソルジャー。
仕上げですって…?
2017/03/27 (Mon)
☆即身成仏の裏技
春のお彼岸はスッポンタケの法要、千回忌までやりたいソルジャー。
そういうことならキース君を逃がすものか、と即身成仏な話でして。
Aブルー「即身成仏を後で仕上げって…。それは何だい?」
ブルー 「そのまんまだけど?」
Aブルー「自分でミイラになった人を、どうやって仕上げ?」
ブルー 「死んだ時点では、ミイラになり切れていないから…」
いくらなんでもミイラになる寸前まで生きるのは無理、と。
ブルー 「早めに取り出して乾かさないと、駄目なケースも…」
一同 「「「取り出し?」」」
ブルー 「此処に埋めてくれ、と墓穴に入っているんだけどさ…」
シロエ 「あー…。呼吸用の竹筒だけが指してあるヤツですか!」
サム 「経を読む声が聞こえなくなったら、死んだんだっけか?」
ブルー 「そう! 後は何年か経ってから掘り出すんだけど…」
腐っちゃってるケースも多くって、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「それだと御利益も無いからねえ…。その前に、仕上げ」
Aブルー「まさか、ミイラに仕上げるとか?」
ブルー 「そうだよ、天上から吊るして煙で燻すとか…」
一同 「「「燻す!?」」」
燻製かよ! と驚く御一同様。
シロエ 「燻製なら、確かに腐りませんけど…」
ブルー 「そうしたケースも多いらしいんだよ、実のところは」
Aブルー「じゃあ、エロイ部分の即身成仏も…?」
ブルー 「貰った女性が保存していた条件によっては…」
漆なんかは飲んでなくても、残ったかもね、という話。
ブルー 「つまり本物の即身成仏の方が、レアケースかも…」
シロエ 「裏の手があるというのは分かりました。だったら…」
キース先輩にも生きて貰いましょう! とグッと拳を。
シロエ 「即身成仏だって裏技なんです、死にそうになっても…」
ジョミー「裏技で生きて貰うわけ?」
シロエ 「そうです、どんなセコイ手でも生きればいいんです!」
お迎えを断れば大丈夫でしょう、と瞳がマジ。
断るんですか…?
2017/03/28 (Tue)
☆お浄土が駄目なら
春のお彼岸はスッポンタケの法要、千回忌まで続けたいソルジャー。
キース君だけ逃げて行ったら困るから、と思うシャン学メンバー。
シロエ 「いいですね、キース先輩? お迎えは断って下さいよ!」
サム 「マジかよ、二十五菩薩様にお帰り頂くのかよ?」
スゥエナ「そのくらいしないと逃げかねないわよ、お浄土に!」
キース 「し、しかし…。ご来迎は有難いもので…!」
断ったりしたら申し訳ない、とオロオロしている副住職。
キース 「もうお浄土には用が無いのかと思われそうだし…」
ブルー 「それはあるかもねえ…。地獄を希望という勘違いで」
サム 「うわー…。アレかよ、地獄の車が迎えに来ちまうのかよ」
Aブルー「えっと…? 地獄には車があるのかい?」
だったら、お浄土にもあるのだろうか、という質問。
Aブルー「同じ車なら、上等なのがいいんだけどねえ…」
ブルー 「地獄の車は、君が考えているような車じゃないよ」
Aブルー「何か特別な車だとか? 地獄だけに拷問つきだとか…?」
ブルー 「拷問つきって所はビンゴ! 燃えているから!」
燃え盛る車がやって来るのだ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「それに乗せられて、焼かれながらの地獄行きでさ…」
Aブルー「ふうん…? 燃える車とは、危ないねえ…」
エンジンに引火しそうじゃないか、と言ってますけど。
ブルー 「その点は問題ないんだよ。エコな車だから!」
Aブルー「この世界で流行りの電気自動車みたいなヤツ?」
ブルー 「もっとエコだってば、牛だからね!」
Aブルー「牛…?」
それはどういう…、と想像もつかないらしい人。
Aブルー「牛が燃えてるわけじゃないよね、焼肉みたいに?」
ブルー 「当たり前だよ、牛が引いて行く車で、牛車!」
Aブルー「それがキースを迎えに来るというわけかい?」
ブルー 「お浄土のお迎えを断ったらね…」
でも、そのコースしか無いであろう、と合掌を。
お浄土に逃げられないとなったら、地獄…?
2017/03/29 (Wed)
☆地獄でも居残れ
春のお彼岸はスッポンタケの法要、千回忌までやりたいソルジャー。
付き合わされるシャン学メンバー的には、キース君の生存を切望で。
シロエ 「キース先輩、いいですね!? お迎えは断って下さい!」
キース 「い、今のを聞いていなかったのか? 断った時は…」
シロエ 「地獄行きだって言うんでしょう? 燃える牛車で!」
キース 「分かっているなら、無茶を言わないでくれ!」
俺はお浄土に行きたいんだ、と悲痛な叫び。
キース 「どうして地獄に落ちねばならん!?」
シロエ 「先輩が諸悪の根源だからです!」
サム 「其処は間違っていねえよなあ…。スッポンタケ…」
マツカ 「キースのせいで、千回忌までの付き合いですしね…」
迷惑をかけておいて逃げるというのは最低でしょう、と御曹司も。
マツカ 「たとえ地獄が待っていようと、残って下さい!」
キース 「そ、そんな…」
Aブルー「ぼくは大いに歓迎だよ! キースの残留!」
お迎えを断ってくれたまえ、とニコニコニッコリ。
Aブルー「そして千回忌までスッポンタケの法要を!」
キース 「す、スッポンタケの供養のために、俺が地獄に…?」
ジョミー「キースが自分でやったんだからさ…。例の戒名」
サム 「同情の余地はねえよな、うん…」
お浄土は潔く諦めろよな、とキース君の肩をポンポンと。
サム 「いいじゃねえかよ、地獄でもよ」
ブルー 「地獄にも、仏様はおいでになるものだから…」
運が良ければ、救って貰える日も来るであろう、と合掌を。
ブルー 「今は自分の尻拭いに精進するんだね!」
Aブルー「そうだよ、着替えて法要をお願い!」
キース 「う、ううう…」
呻きながらも法衣に着替えに出掛けてゆきまして…。
Aブルー「嬉しいねえ! スッポンタケの未来は安泰だよ!」
シロエ 「キース先輩の未来は無さそうですけど?」
Aブルー「細かいことは、気にしない!」
全てはスッポンタケのために! と張り切る人。
千回忌まで…?
2017/03/30 (Thu)
☆千年先にも法要
春のお彼岸はスッポンタケの法要、千回忌までやる気のソルジャー。
キース君はお浄土からの迎えも断り、千年後まで導師だそうで。
Aブルー「有難いねえ…。ずうっと先までスッポンタケの法要!」
シロエ 「ぼくたちは、有難くないんですけど!」
Aブルー「そう言わないで! いずれは宴会つきの法要も!」
賑やかにやってみたいよね、と盛り上がる人。
Aブルー「あっ、キースの着替えが済んだみたいだね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 蝋燭とお線香だね!」
キース 「うう…。では、スッポンタケの法要を始めさせて貰う…」
Aブルー「遠慮しないで、パアッとやってよ!」
キース 「…………」
ハハーッ! と祭壇の前に平伏、香炉にお香をパラパラと。
キース 「願我身浄~…如香炉~…。願我身浄~智慧~火~…」
Aブルー「うんうん、いいねえ! これでこそだよね!」
一同 「「「…………」」」
こんなイベントが千年先まで続くのか、と誰もがウンザリ。
シロエ 「スッポンタケなんかを供養したって、意味ないですし!」
サム 「放っておいても、山で勝手に生えてやがるし…」
Aブルー「何を言うかな、きちんと供養をしなくちゃね!」
御利益のためには法要が必須、と大真面目な顔。
Aブルー「うんと漲って貰うためには、供養が一番!」
ブルー 「どうなんだか…」
Aブルー「御利益パワーはバッチリだよ! ビンビンのガンガン!」
キース 「……。皆様、お念仏を」
ご一緒に、と促す声。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 「「「…南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」」」
お念仏は十回で一セット、今日までに何回、唱和したやら。
Aブルー「お念仏パワーで、スッポンタケも喜ぶよ! 有難う!」
シロエ 「思いっ切り、不本意なんですけど!」
Aブルー「効果さえあればいいんだよ!」
キース 「南無阿弥陀仏…」
Aブルー「その調子!」
千回忌まで頑張ってよね、と声援を。
今月、これにて中継終了~。
2017/03/31 (Fri)
☆盛り上がらない季節
さて、三月。シャングリラ学園も年度末ですけど、無関係な人も。
特別生なシャン学メンバー、来年度も確実に高校1年生再びだけに。
ジョミー「なんだかさあ…。今の季節って、盛り上がらないよね」
シロエ 「何がですか?」
ジョミー「卒業式が関係無いのは仕方ないけど、進級も無いし…」
また四月から一年生だ、という「ぼやき」。
ジョミー「どう転がっても、二年生にはなれないもんね…」
サム 「だよなあ、おまけにクラスもガッツリ固定だしよ…」
マツカ 「それを言うなら、先生もですよ。毎年、グレイブ先生で」
一同 「「「あー…」」」
なんてこったい、と零れる溜息。
スウェナ「他のみんなは、誰と一緒のクラスになるのか賑やかよね」
シロエ 「担任の先生の話もですよ。一番のババがいませんから」
サム 「グレイブ先生、人気はあっても地味に鬼だしな…」
あの先生が1年A組で固定だったら、他の連中は安心だぜ、と。
サム 「今は1年A組のヤツら、来年は逃げられるもんな…」
ジョミー「ぼくたちは逃げられないんだよ! 其処も問題!」
シロエ 「そうですか? けっこう好きにやってますけど…」
先月も節分でサボリました、とシロエ君。
シロエ 「出席義務は無いんですから、問題はありませんけどね…」
サム 「そういや、平日だったよなあ…。節分の日はよ」
ジョミー「七福神めぐりは、最悪だったけどね…」
誰のせいとは言わないけれど、と此処でも愚痴が。
ジョミー「そういうババを引きまくりながら、また一年生だよ…」
一同 「「「うーん…」」」
考えようによっては、ババを引きまくりの無限ループかも。
シロエ 「逃げる方法、無いんでしょうね…。どう考えても」
マツカ 「授業料も納めていませんからね…」
発言権すら無いのでは、と嫌すぎる指摘。
マツカ 「諦めるしかないですよ」
ジョミー「やっぱり…?」
この季節になると憂鬱だ、とジョミー君の嘆き。
年度末ですしね…。
2017/03/01 (Wed)
☆お得でもあります
三月とくれば年度末。高校生ならば来月からは新しい学年とクラス。
それが無いのがシャン学メンバー、いつまで経っても1年A組。
シロエ 「逃げられないのは辛いですけど、得もしてますよね」
サム 「出席義務もねえし、成績もどうでもいいもんなあ…」
スウェナ「それに永遠の高校一年生よ? 老ける心配も無いんだし」
マツカ 「ええ、年を取ることが無いですからね」
お蔭でずっと未成年ですし、と御曹司も感慨深げな顔。
マツカ 「本当だったら、ぼくは今頃、毎日スーツで出勤ですよ」
シロエ 「マツカ先輩なら、デスクワークも無いでしょうけどね…」
ジョミー「きっと座ってるだけでいいよね、コーヒーとか飲んで」
マツカ 「どうなんでしょう? お付き合いだって多そうですから」
来る日も来る日も、お客様たちと食事なのでは、と語られる現実。
マツカ 「食事をしながら商談だとか、きっと普通にありますよ」
サム 「うわー…。それをマツカの年でかよ?」
マツカ 「父の代理で行くとなったら、そうなりますね…」
若造だろうが、社長の代理には違いないです、とフウと溜息。
マツカ 「そのコースが待っていないだけでも、ラッキーなんです」
ジョミー「そっかあ…。ぼくたちも就職、無いもんね…」
シロエ 「とっくの昔に、大学を出ている年ですけどね」
大学院だって出ているでしょう、という指摘。
シロエ 「其処を今でも高校生です。しかも受験も無関係の!」
サム 「うーん…。ババを引きまくりでも、お得なのかよ…」
社会人コースが来ねえ分だけ、と特別生は有難いものですけれど。
キース 「…それを言うなら、俺だけはババがMAXだぞ」
一同 「「「え?」」」
キース 「お前たちと違って、社会人なんだ!」
スーツは着ないで済んでいるが、と。
キース 「代わりに衣で、副住職というヤツだ」
一同 「「「あー…」」」
そう言えばプロの坊主だった、と集中する視線。
唯一の社会人ですね…?
2017/03/02 (Thu)
☆大学を出ている人
いわゆる年度末が三月、高校生なら四月から学年もクラスも別物に。
それが無いのがシャン学メンバー、永遠の高校1年A組ですけど。
シロエ 「…キース先輩は、大学、卒業してましたっけね…」
サム 「宗門校だし、面接だけで入ったとは聞いているけどよ…」
スウェナ「在学中から、お坊さんのフラグが立ってたわよね…」
キース 「もっと前から、僧籍だったのが俺なんだがな」
得度が出来る年になったら、有無を言わさず坊主頭で…、と遠い目。
キース 「親父は容赦なかったからな。お前が寺の跡継ぎだ、と」
ジョミー「坊主頭が似合わなくって、坊主の道を捨てたんだっけ?」
シロエ 「そうです、そうです! 「俺の好きにする」が口癖で」
あのまま行ったら、今頃は弁護士だったでしょうか、とシロエ君。
シロエ 「法律家を希望でしたもんねえ、先輩は」
マツカ 「ブルーに出会って、人生、変わったんでしたよね…」
キース 「緋色の衣で来やがったからな! 夏休みに!」
宿坊でダラダラするだけのために、とブツブツブツ。
キース 「あんな姿を見てしまったら、負けられるか!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お蔭で、御馳走して貰ったよ!」
ブルー 「アドス和尚が仕出しを取ってくれたしねえ…」
あれ以来、ぼくはVIP扱い、と生徒会長、威張り返り。
ブルー 「今ではキースも副住職だし、元老寺だって安泰だよ」
キース 「それはそうだが、俺だけが社会人なんだ!」
月参りで遅刻、法事で欠席、と指折り数える坊主の仕事。
キース 「デカイ葬儀でも入ろうものなら、丸二日間は…」
ブルー 「璃慕恩院でのお勤めも色々あるからね…」
お疲れ様、と労いの言葉。
ブルー 「其処へ坊主が原因のババも引きまくりだし…」
一同 「「「え?」」」
ブルー 「忘れちゃ駄目だよ、ぼくたちもソレでババだから!」
シロエ 「そうでした…。諸悪の根源でしたっけ」
キース先輩が坊主でなければ…、と嘆き節。
坊主ならではの問題が…。
2017/03/03 (Fri)
☆つけてしまった人
三月と言えば年度末ですけど、何の意味すら無いシャン学メンバー。
進級も進学も無関係な中、永遠の高校一年生な社会人が一人。
キース 「俺が諸悪の根源というのは、どういう意味だ!」
ブルー 「自覚がゼロってことだけは無いと思うけど?」
シロエ 「忘れたふりをしたい気持ちは、分かりますけどね…」
だけど現実逃避ですよ、とシロエ君が振っている頭。
シロエ 「先輩が坊主だったお蔭で、もう本当にババですから!」
スウェナ「忘れたなんて言わせないわよ、スッポンタケの件!」
キース 「……す、スッポンタケ……」
愕然としている副住職。
サム 「いくら冬場はキノコが出ねえと言ってもよ…」
ジョミー「アレを拝みまくっている人がいるんだからさ…」
シロエ 「そうなったのは、全部、先輩のせいですよ?」
マツカ 「戒名をつけてしまいましたしね…」
それも鯨の戒名のパクリだとかで、凄すぎるのを、と深い溜息。
マツカ 「並みの人だと、どう転がっても無理な戒名でしたよね?」
ブルー 「そうなんだよねえ、マツカは貰えるかもだけど…」
マツカでも実は厳しいかもね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お寺に貢献したってだけでは、アレは無理かも…」
シロエ 「其処までレアなヤツなんですか?」
ブルー 「乱発しちゃうと、まるで値打ちが無いからね!」
それを一発目で出すというのも、どうかと思う、と冷たい視線。
ブルー 「いいかい、キース? 戒名を出せば弟子なんだよ?」
キース 「そ、それはそうだと承知しているが…」
ブルー 「どうなんだか…。戒名の第一号がアレでは…」
つけたことなんか無かったくせに、と視線は既に氷点下。
ブルー 「なのに、その場のノリだけで…。鯨のをパクッて!」
キース 「その場逃れというヤツだ! 本気じゃなくて!」
ブルー 「だけど、結果が全てなんだよ。…今となっては」
あの戒名は立派に独り歩きを…、とキッツイ一言。
それが現実ですもんね…。
2017/03/04 (Sat)
☆イベントがあれば
三月は年度末だとはいえ、新年度が来ても不変なシャン学メンバー。
永遠の高校一年生で、唯一の社会人な人のせいでババを引くわけで。
ブルー 「スッポンタケは今や、誰かさんの御本尊様だしね…」
サム 「そうなるのかよ? 本命は阿弥陀様じゃねえのか?」
シロエ 「極楽の蓮を予約してるんですから、そっちなんじゃ…?」
ブルー 「そうかもだけど、死なないと極楽の出番は来ないし…」
生きてる間はスッポンタケじゃなかろうか、と嫌すぎる予言。
ブルー 「きちんと法要をやっているしね、御利益があるとかで」
一同 「「「あー…」」」
そうだったっけ、と誰もが溜息。
ジョミー「暫く縁が切れていたから、ソレ、忘れてたよ…」
サム 「暮れからこっちは、別件ばかりだったしよ…」
シロエ 「除夜の鐘で煩悩ゲットでしたしね…」
マツカ 「それに先月は節分でしたよ。七福神めぐりで、お賽銭で」
スウェナ「札束を入れていたのよね…。御利益目当てて」
お蔭で忘れちゃっていたわよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「御利益イベントが他にあったら、何も言わないもの」
シロエ 「目先の欲に釣られるタイプの、典型みたいな人ですしね」
ブルー 「そういうこと! だから今月はアレのターンなんだよ」
一同 「「「へ?」」」
ターンとは何の話なのだ、とキョトンとしている御一同様。
ジョミー「ターンって何さ?」
シロエ 「それに今月って、何かありましたっけ?」
ブルー 「御利益イベントが三月にあると思うのかい?」
誰かさんが夢中になるようなヤツ、という質問。
スウェナ「雛祭りは違う気がするわよね…」
サム 「涅槃会も関係ねえだろうなあ、お釈迦様の御命日だしよ」
ブルー 「無いんだよねえ、誰かさんが喜ぶようなヤツはさ」
シロエ 「だったらセーフと言いませんか? 何も無いんなら」
ブルー 「代わりに本命が来るんだってば!」
それも直球ド真ん中で、と言ってますけど。
ホワイトデーとか?
2017/03/05 (Sun)
☆本命だそうです
年度末だろうが新年度だろうが、何も変わらないシャン学メンバー。
永遠の1年A組ですけど、引きまくらされているのがババ。
シロエ 「今月は本命だなんて言われても…。何があるんです?」
サム 「本命って言ったら先月じゃねえかよ。バレンタインで」
スウェナ「そうよね…。今は友チョコの方が人気なんだけど…」
マツカ 「ウチの学校は、チョコの贈答をしないと反省文ですし…」
本命チョコが今も生きてる世界ですよね、と御曹司も。
マツカ 「本命チョコを貰った人がお返しするのが、今月で…」
ジョミー「ホワイトデーもキッチリあるよね、学校行事で」
シロエ 「そうなんですけど…。誰かさんは生徒じゃないですよ?」
会長のふりをして潜入することはありますけど、と語られる実話。
シロエ 「同じ顔だけに、絶対にバレませんからね」
サム 「もしかしてソレかよ、ホワイトデーが狙われるのかよ?」
ブルー 「バレンタインデーに来ていないから、それは無いね!」
でも今月は本命なのだ、と繰り返される「本命」なる言葉。
ブルー 「モロにブルーが張り切るイベント! スッポンタケで!」
一同 「「「す、スッポンタケ…」」」
だったらアレのターンなのか、と駆け巡る衝撃。
シロエ 「何処からスッポンタケなんです! まだ春先です!」
マツカ 「キノコが出るには早すぎですよ、いくらなんでも」
サム 「暖冬の後でも、キノコは出ねえと思うぜ」
ジョミー「それに本命って、どういう意味さ?」
姿も無いのに、本命も何も、と首を傾げる御一同様。
スウェナ「それに御利益イベントも無いのよ?」
ブルー 「一般的には無いだろうけど、スッポンタケには…」
シロエ 「あると言うんですか、本命クラスのイベントが…?」
ブルー 「どう考えても、ド真ん中としか思えないのがね!」
ジョミー「ド真ん中って…?」
ブルー 「そのまんまだよ、本命で!」
有難すぎるイベントなのだ、と沈痛な顔。
何がやって来ると…?
2017/03/06 (Mon)
☆本命なイベント
除夜の鐘から続きまくった御利益イベント、何処か間違った方向で。
誰かさん向けのイベントですけど、今月は本命が来るという話。
シロエ 「スッポンタケでド真ん中だなんて、何なんですか!?」
マツカ 「しかも有難すぎるんですよね、そのイベントは?」
ブルー 「本命でド真ん中なだけにね…」
なにしろ相手はスッポンタケだ、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「ブルーにとっては御本尊様なだけに、そうなるんだよ」
ジョミー「いったい何があるって言うのさ、三月なんかに?」
ブルー 「さっきから黙っている人がいるのに気付かないかい?」
喋っていない人がいる筈だ、と視線をグルリと。
ブルー 「喋るとヤバイから黙ってるだけで、分かってるんだよ」
シロエ 「ド真ん中な本命イベントの正体…なんですよね?」
マツカ 「喋っていないのは、キースですけど…」
スウェナ「ちょっと、それって思いっ切りババな展開じゃない!」
キースだなんて、とスウェナちゃんが変えた顔色。
スウェナ「ババを引かせているのはキースよ、凄い確率で!」
シロエ 「ぼくたちに厄を運んで来るのが先輩でしたね…」
サム 「でもって、スッポンタケなんだよな? 本命ってのは」
ジョミー「思いっ切り絡むみたいだよねえ、そのイベントに…」
キノコの季節じゃないのにさ、と首を捻ってますけれど。
サム 「アレじゃねえのか、春のお彼岸…」
一同 「「「お、お彼岸…」」」
ソレがあった、と一同、愕然。
シロエ 「お彼岸と言えば法要でしたね、何処のお寺でも」
ブルー 「お彼岸の法要をしないようなお寺は、モグリだってば」
サム 「…つまりアレかよ、また法要かよ?」
スッポンタケの…、とサム君が仰いでいる天井。
サム 「確かにモロにド真ん中だぜ、本命イベントで」
シロエ 「スッポンタケが主役になりますからねえ、法要は…」
ブルー 「それと導師だよ」
キースがいないと始まらない、と銀青様。
導師は必須ですもんね…。
2017/03/07 (Tue)
☆沈黙で逃げるな
誰かさんが好きな御利益イベント、三月に来るのが本命なイベント。
春のお彼岸の法要なわけで、法要とくれば欠かせない存在が導師。
ブルー 「ぼくは導師をやる気は無いしね、キースしか無いよ」
サム 「キースがやるのが筋だと思うぜ、どう考えてもよ」
シロエ 「スッポンタケに戒名をつけたの、キース先輩ですからね」
マツカ 「戒名をつければ、師僧になると聞いていますから…」
弟子の法要を師僧がするのは当然でしょう、とマツカ君も。
マツカ 「それでキースが沈黙しているわけですか…。さっきから」
シロエ 「喋ったら最後、もう思いっ切り墓穴ですからね…」
春のお彼岸があるだなんて、とシロエ君が嘆く本命イベント。
シロエ 「法要は全部、スッポンタケのためのイベントですし…」
ジョミー「そうなってるよね、誰かさんのせいで」
サム 「お彼岸はガチで、お盆の棚経もアウトじゃねえかよ…」
いったいどうしてこんなことに、とサム君も頭が痛そうで。
サム 「どう間違えたら、スッポンタケに持ってかれるんだよ!」
シロエ 「キース先輩が悪いんでしょうね、何もかも全部」
スウェナ「間違いないわね、私たちまでババを引かされまくりで」
沈黙を守るだけ無駄よ、と睨み付ける先に副住職なキース君。
スウェナ「積極的に謝りなさいよ! この状況について!」
シロエ 「謝って済むような段階は過ぎてますけどね…」
サム 「けどよ、だんまりを決め込む方がもっと酷いぜ」
それでもプロの坊主なのかよ、とツッコミが。
サム 「座禅の宗派なら、だんまりもアリかもしれねえけどよ…」
シロエ 「キース先輩は、そっちじゃないですからね」
マツカ 「お念仏が全てでしたっけ?」
お詫びもお念仏でしたよね、という指摘。
マツカ 「五体投地で南無阿弥陀仏じゃなかったですか?」
サム 「あー、罰礼な!」
シロエ 「いいですね…」
誠意あるお詫びが欲しいです、との注文が。
五体投地をして謝れと…?
2017/03/08 (Wed)
☆マッチでお願い
じきに来るのが春のお彼岸、お彼岸とくれば欠かせないブツが法要。
誰かさんがスッポンタケの法要を頼みに来るのも、ガチなわけで。
シロエ 「キース先輩、謝って下さい! 南無阿弥陀仏で!」
サム 「頼むぜ、罰礼MAXでよ…。親父さんだと三百回だろ?」
ジョミー「そうだっけ? アドス和尚だよ、もっと多いんじゃあ…」
キース 「やかましい! 普段だったら三百回だ!」
マッチ棒で数えやがるんだ、と副住職が破った沈黙。
キース 「蝋燭に火を点けるためのマッチを、カウント用にだな…」
シロエ 「マッチですか…。ぼくたちもソレで数えますか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 徳用箱もあるから大丈夫だよ!」
これだけあったら、三千回でも! とドンと出て来たマッチの大箱。
ぶるぅ 「えとえと、五体投地を一回でマッチが一本だよね?」
ブルー 「そうなるね。南無阿弥陀仏に合わせて座って、立ってで」
一回につき、南無阿弥陀仏は三回だから…、と銀青様。
ブルー 「三千回だと、南無阿弥陀仏は九千になるし…」
サム 「ゴージャスじゃねえかよ、それで謝って貰おうぜ!」
スウェナ「ケチケチしないで、マッチ棒の数でいいと思うわよ?」
徳用箱に入ったマッチの数だけ、と恐ろしすぎる発言が。
スウェナ「そのくらいやるのが筋ってものよ! お詫びでしょ!」
シロエ 「今日までに引かされたババは、半端ないですしね…」
マツカ 「一万回でも足りないくらいかもしれませんね…」
スッポンタケの法要を何回やらされたことか、とマツカ君まで。
マツカ 「ぶるぅ、マッチは沢山あるんですか?」
ぶるぅ 「うんっ! この前、買ったばかりだから!」
お料理するなら、マッチが一番! とニコニコと。
ぶるぅ 「フランベとかにはピッタリだもん!」
シロエ 「思い切り沢山入っていそうですね…」
ジョミー「一万本は無いだろうけどね…」
その数だけやって貰わなくちゃ、という声が。
徳用箱に一杯分のマッチの数だけ…?
2017/03/09 (Thu)
☆纏めてお詫びを
三月といえば春のお彼岸、絶対に来るのが法要というイヤンなブツ。
誰かさんがやりたいスッポンタケの法要、避けられないイベント。
シロエ 「スウェナ先輩が言う通りですね…。多いほどいいです」
マツカ 「お詫びはMAXでお願いしたいですしね…」
ジョミー「徳用箱のマッチの数でいこうよ、罰礼!」
南無阿弥陀仏で五体投地をして欲しい、と誰もが睨む副住職。
スウェナ「みんなも賛成してるじゃない! やりなさいよ!」
キース 「し、しかし…! 素人さんだと百回で膝が笑うんだぞ!」
ブルー 「プロの坊主は三千回がデフォだけど?」
それがメインの法要ならば、と生徒会長、いえ伝説の高僧、銀青様。
ブルー 「三千回を三日間とか、もう当たり前にあるからね」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「お釈迦様もおいでのお寺だったら、涅槃会の頃にね!」
サム 「マジかよ、三千回を三日間もかよ…?」
それは死ねる、とサム君の顔が青いですけど。
ブルー 「残念なことにマジネタなんだな、そういうのがね」
シロエ 「お釈迦様があるからですか?」
ブルー 「そう! 涅槃会はお釈迦様の御命日だけに!」
いらっしゃるなら心をこめて法要を、というのが三千回の事情。
ブルー 「なまじ御本尊様が阿弥陀様だけに、南無阿弥陀仏で」
一同 「「「うわー…」」」
半端ねえ、と驚く御一同様。
サム 「南無阿弥陀仏の寺だと、そうなるのかよ…」
ブルー 「お釈迦様がおいでのお寺は少ないけどね…」
シロエ 「でも、ある場合はそうなるんですね?」
ブルー 「当然のようにね! だから周りはガクブルだよ」
御縁のある坊主は強制参加になるんだから、と。
ブルー 「この際、キースも、涅槃会だと思って頑張りたまえ」
キース 「ま、待ってくれ! 箱一杯のマッチなんだぞ!?」
スウェナ「基本でしょ?」
シロエ 「お詫びですしね…」
今日までの分を纏めてお願いします、と瞳がマジ。
キース君、死亡フラグですか…?
2017/03/10 (Fri)
☆マッチの数だけ
三月とくれば春のお彼岸、確実にあるのが抹香臭い法要というヤツ。
誰かさんがスッポンタケの法要を依頼するわけで、最悪な季節。
シロエ 「キース先輩のお蔭で、みんな悲惨な目に遭ってますし!」
サム 「それだけは間違いねえ事実だよな、どう転がってもよ…」
ジョミー「スッポンタケに戒名なんかをつけたせいだしね…」
アレさえ無ければ、被害は少なかった筈、とジョミー君の指摘。
ジョミー「法要なんかは無かった筈だよ、もう絶対に!」
シロエ 「やろうとしたって、法要の主役が不在ですしね…」
マツカ 「基本は御先祖様になりますからね…」
法要となれば、とマツカ君も。
マツカ 「スッポンタケの件さえなければ、確かに主役は不在です」
スウェナ「あの人の親戚、あっちの世界にもいないわよ!」
ブルー 「確かにね…。成人検査で記憶が無いとか以前の問題」
人工子宮から生まれる世界で、ご先祖様も子孫も無い、と生徒会長。
ブルー 「なのに馴染んでしまってるんだよ、キースのせいでね」
シロエ 「春のお彼岸に秋のお彼岸、おまけにお盆ですからね…」
サム 「お盆の棚経、スッポンタケにまで経を読むんだぜ?」
そのババ、俺は引かずに済んでるけどな、とアドス和尚のお供な人。
サム 「でもよ、キースと組まされる年は俺もババだぜ」
ジョミー「スッポンタケを拝むのと、アドス和尚とどっちがいい?」
サム 「スクーターの後ろを自転車で走る方がマシだろ?」
スッポンタケに経を読まされるよりは、とサム君も逃げを打つ有様。
サム 「そんなブツが来たのも、キースのせいでよ…」
シロエ 「やっぱりお詫びして貰わないと、収まりませんよ!」
スウェナ「徳用箱のマッチの数だけ、五体投地よね」
やりなさいよ、と迫る人。
スウェナ「ぶるぅ、マッチで数えてちょうだい!」
ぶるぅ 「オッケー!」
キース 「ほ、本気なのか…?」
その箱のマッチの数だけなのか、とビビってますけど。
やるべきですよね?
2017/03/11 (Sat)
☆やらないで欲しい
三月といえば春のお彼岸、ガチで来そうなのがスッポンタケの法要。
そうなったのもキース君のせいだ、と皆がお詫びを強要するわけで。
シロエ 「徳用箱のマッチの数だからこそ、先輩の誠意がですね…」
サム 「分かるってモンだよな、俺たちにもよ」
ジョミー「三千回は普通にあるって、ブルーも言ったもんね…」
スウェナ「それが三日で九千回でしょ? それよりはマシよ!」
九千も入っていないわよ、とスウェナちゃんが眺めるマッチの大箱。
スウェナ「だから死ぬ気でやりなさいよ! お詫びなんだから!」
キース 「し、しかしだな…! それだけの五体投地となれば…」
シロエ 「死にそうだ、と言いたい気持ちは分かりますけどね…」
マツカ 「ぼくたちは毎回、キースのせいでババなんですから」
たまにはキースも引くべきでしょう、というのがババ。
マツカ 「マッチの数だけお願いします。五体投地を」
??? 「いいねえ、キースが頑張ってくれる仕組みだね!」
いきなり笑顔でソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「スッポンタケのために、五体投地をマッチの数だけ!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
Aブルー「何処って、ぼくのシャングリラから」
様子を見てたらマッチの話がどうこうと…、と悪びれない人。
Aブルー「五体投地は凄く効くから、早くお願い!」
シロエ 「待って下さい、スッポンタケ用になるんですか!?」
Aブルー「他に何があると?」
せっかくの有難い五体投地は生かすべき、とニコニコニッコリ。
Aブルー「お詫びなんかより、スッポンタケに捧げないとね!」
一同 「「「うわー…」」」
なんでこうなる、と誰もがワタワタ。
シロエ 「キース先輩、やらなくていいです! 五体投地は!」
サム 「其処でゆっくり座っていろよな、茶も淹れるからよ…!」
マツカ 「コーヒーの方が良くないですか?」
キースはコーヒー党ですからね、との声までが。
五体投地は中止ですか?
2017/03/12 (Sun)
☆忙しくなる前に
三月とくれば春のお彼岸、スッポンタケの法要が来るのはガチかと。
その件で責められていたのがキース君ですけど、エライ展開に。
Aブルー「頼むよ、キース! マッチの数だけ五体投地で!」
シロエ 「いえ、先輩は今から休憩です! ゆっくりのんびり!」
サム 「うんうん、今の間に休んでおかねえと、後がねえしよ」
Aブルー「盛り上がってたじゃないか、さっきまで!」
なんでいきなり休憩タイム、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「そのマッチ箱のマッチの数だけ、五体投地って…!」
シロエ 「もう、その件はいいんです! キース先輩は休憩で!」
マツカ 「キース、やっぱりコーヒーの方がいいですよね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ネルドリップがいいよね、コーヒー!」
美味しいもんね、と淹れる方向へと向かってますけど。
Aブルー「五体投地はどうなったわけ? 休憩より、そっち!」
シロエ 「いいんですってば、本当に!」
スウェナ「キースは休んでくれてていいのよ、忙しくなる前に」
サム 「お彼岸になったらマジで追い回されるしよ…」
お盆ほどじゃなくても、あれもハードで…、と僧籍な人。
サム 「卒塔婆書きはねえけど、墓回向の方はアリだしよ…」
シロエ 「そうなんですか?」
サム 「フルタイムじゃねえから、お盆よりかはマシなだけで…」
頼まれたら、即、現場に行って墓回向な、という説明。
サム 「お盆の場合は、最初から墓地で待機だけどよ…」
Aブルー「あー、なるほど…。つまりキースは忙しいんだね?」
シロエ 「そうです、そうです! オフはのんびりすべきです!」
Aブルー「お彼岸かあ…。そういう時期だね」
今年も来ましたー! と嬉しそうな顔。
Aブルー「それじゃ、法要を頼まなきゃ! スッポンタケの!」
一同 「「「ひいぃっ!!?」
Aブルー「お約束だよね、お彼岸と言えば!」
一同 「「「うわー…」」」
やっちまった感、半端ないのが御一同様。
もはや手遅れですね?
2017/03/13 (Mon)
☆ヤバかった時代
三月といえば春のお彼岸、遠慮したいスッポンタケの法要ですけど。
迂闊に「お彼岸」と口にしたのがシャン学メンバー、断たれた退路。
Aブルー「春のお彼岸も、いい法要にしたいよねえ…!」
シロエ 「わ、忘れて下さい、今の話は! 三月は春休みです!」
サム 「うんうん、春休みは宿題とかもねえしよ…」
スウェナ「特別生は宿題は無関係だけど…。でも嬉しいわよね」
他のみんなも同じ待遇なのが春休み、と必死に話を逸らす方へと。
スウェナ「調子に乗って遊びすぎちゃって、登校する人は別だけど」
Aブルー「なんだい、それは?」
スウェナ「補導されちゃう人がいるのよ、繁華街とかで」
ついつい羽目を外しまくりで、「ちょっと」と声がかかる人たち。
スウェナ「あれは悲惨よ、礼法室に正座で反省文だから」
シロエ 「よく考えたら、ぼくたちもヤバかったんでしょうか…?」
普通に高校一年生だった時から、夜に花街を歩いていたような、と。
シロエ 「会長の顔が利く店に出掛けて、飲食ですから」
サム 「思いっ切りヤバかったかもなあ、酒もあったしよ…」
ジョミー「飲んでいたのは、ぶるぅとブルーなんだけどね…」
補導の人が覗きに来てたら終わってたかも、とガクガクブルブル。
ジョミー「個室だったから良かったけどさ…」
シロエ 「でなきゃ、お座敷でしたからねえ…。人は来ませんけど」
マツカ 「店から出て来た所だったら危なかったですね」
明らかに夜遅くに店から出て来ただけに…、と青ざめる人も。
サム 「よく無事だったよなあ、捕まらずによ…」
ジョミー「捕まっていたら、絶対、反省文だしね…」
Aブルー「ふうん…? だけど今だとフリーパスだよね?」
何処へ行こうが何をしようが、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「じゃあ、せっかくだから法要のついでに!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「法要と言えば宴会だよね!」
終わった後には料亭とかに繰り出すんだろう、と。
それは法事じゃあ…?
2017/03/14 (Tue)
☆法事も法要です
三月とくれば春のお彼岸ですけど、スッポンタケの法要が目の前に。
あまつさえそれを希望のソルジャー、法要には宴会と言い出す始末。
Aブルー「法要が終われば、料亭で賑やかに宴会だよね?」
シロエ 「違います、それは法事ですから!」
Aブルー「法事というのは何なんだい?」
サム 「なんつーか、こう…。仏様の記念日みたいなモンでよ…」
節目になったらやるものなのだ、とサム君の解説。
サム 「最初が四十九日ってヤツで、次が百箇日で…」
Aブルー「ふうん…? そんな感じで幾つもあるわけ?」
サム 「間は長くなっていくけどよ…。まあ、キリがねえな」
百回忌とかも普通にあるし、と語られる法事。
サム 「流石に五十回忌くらいで、一応、締めになるんだけどよ」
Aブルー「それはどういう意味なんだい?」
サム 「もう単独でやらなくてもいい、ってトコだよなあ…」
後は他の仏様と一緒にやっていくことに、というのが年忌ですけど。
Aブルー「へええ…。そういうヤツに宴会がつくのかい?」
シロエ 「そうです、あくまで法事の時に宴会なんです!」
ですから、お彼岸は無関係で…、とシロエ君。
シロエ 「法要と法事は別物ですから! 名前からして!」
サム 「そうでもねえぜ? 法事も法要なんだからよ」
一同 「「「へ?」」」
サム 「四十九日も、五十回忌も法要だぜ」
Aブルー「そうなんだ…。だったら、春のお彼岸でも!」
パアアッと宴会したいんだけど、と膝を乗り出すソルジャー。
Aブルー「せっかくの法要なんだからさ…。うんと賑やかに!」
キース 「やかましい!」
お彼岸と年忌法要を一緒にするな、という声が。
キース 「お彼岸の法要は、多くの仏様のためにあるヤツで…」
Aブルー「格が違うと言いたいのかい?」
キース 「その時期は、普通の法要は断っている!」
Aブルー「スッポンタケは普通じゃないよ」
並みの仏様とは違う筈だ、という指摘。
凄すぎる戒名の件ですかね…?
2017/03/15 (Wed)
☆申年が知りたい人
節分は七福神めぐりのためにお寺へ、シャン学メンバーの年中行事。
今年もソルジャー夫妻が一緒で、路線バスに乗ったんですけれど。
Aブルー「さっき言ってた、申年のことが気になるんだけど…!」
一同 (((た、他人のふり、他人のふり…)))
Aブルー「言ってくれないなら、もっと密着するからね!」
もうバスの中で熱々に…、と飛んで来た恐ろしい台詞。
Aブルー「アダルトビデオの撮影だったら、何処でもアリだし!」
A船長 「あ、あのぅ…! その、私には、そんな度胸など…」
Aブルー「何を言うのさ、夫婦和合をお願いしに行くんだから!」
行きのバスから夫婦和合で何処が悪い、と開き直り。
Aブルー「さあ、遠慮しないで、触って、触って!」
A船長 「こ、こうですか…?」
Aブルー「もっと下まで! 痴漢なのかという勢いで!」
盛り上がって来たら本番だよね、と頬を紅潮させている人。
Aブルー「あっ、あんっ…! で、さっきの申年の話は…?」
A船長 「そのお話を伺えたら、やめていいのでしょうか?」
Aブルー「一応、そういう条件かなぁ…。あっ、イイっ!」
一同 (((ひいぃっ!!)))
なんてことだ、と誰もがガクガクブルブル。
キース 「し、視線が思い切り痛いんだが…!」
シロエ 「それよりも前に、ぼくは通報が心配ですよ!」
一同 「「「あー…」」」
公然わいせつ罪の現行犯だ、と青ざめる顔。
ジョミー「きょ、共犯者にされるわけ!?」
サム 「俺たちがかよ!?」
キース 「撮影するのはあの連中だ、と指差されたら終わりだぞ!」
一同 「「「うわー…」」」
それはヤバイ、と凍り付く面々。
シロエ 「無い筈のビデオカメラを押収されるんですね?」
キース 「あいつだったら、サイオンで荷物に突っ込むぞ!」
Aブルー「で、申年の話は? あんっ、ハーレイ…!」
一同 (((ヤバすぎる…)))
もはや出来ない「他人のふり」。
申年の話をしないと、おしまいですか…?
2017/02/15 (Wed)
☆通報されそうです
節分は七福神めぐりでお寺にお出掛け、ソルジャー夫妻つきの道中。
路線バスの中で良からぬことを始めたわけで、ヤバすぎるのが今。
Aブルー「あ、あんっ! それで、申年が去ると、何がいいわけ?」
一同 (((や、ヤバイ…)))
他の乗客の視線がグサグサ、このままでは警察に通報なフラグ。
Aブルー「イイのは、ぼくも同じだけど…。んっ、んんっ!」
シロエ 「か、会長…! もうロックオンですよ、ぼくたちは!」
キース 「真面目にリーチだ、通報されたら現行犯で逮捕だぞ!」
あの連中も逮捕だろうが、俺たちもな…、とガクガクブルブル。
キース 「学校は確実に停学だろうし、俺の僧籍もヤバそうだ」
シロエ 「やっぱり剥奪されるんですか!?」
キース 「公然わいせつ罪の共犯となったら、アウトだろうが!」
坊主だけに、と他の面子よりもヤバそうなのが副住職。
キース 「これが万引きなら、なんとかなるかもしれないが…」
サム 「生臭坊主で確定ってのは、マジでヤバいぜ」
Aブルー「坊主はいいから、申年の話…。あっ、そこ…!」
もっと触って、と続いているのが痴漢行為。
Aブルー「服の上からより、もっと、こう…! ああっ!」
一同 (((ひいいっ!!!)))
此処でキャプテンが「脱がせ始めたら」、確実に終わり。
シロエ 「会長、申年の話をして下さい! 逮捕されない内に!」
Aブルー「んっ…。ぼくはどっちでもいいけれど…」
バスの中で一発やるのもイイから、と言い始めたのがソルジャーで。
Aブルー「もう申年はどうでもいいかな、ハーレイ、そこ…!」
ブルー 「やめたまえ!」
申年の話を喋ってやろう、と睨み付ける人。
ブルー 「申年というのは、天変地異が多いと言われてて…」
Aブルー「ふうん…? ハーレイ、もういいよ」
A船長 「よろしいのですか?」
Aブルー「そういう条件だったからねえ!」
続きはまたの機会にしよう、とニコニコと。
申年で命を拾えたかも?
2017/02/16 (Thu)
☆有難い梅干し
節分は七福神めぐりのためにお寺へ、ソルジャー夫妻もセットもの。
路線バスの中で始めた「とんでもないこと」、もうヤバすぎで。
ブルー 「申年は何かと問題なんだよ! 天変地異の年だから!」
Aブルー「その年が去ったから、酉年は縁起がいいのかい?」
ブルー 「そんなトコだね、申年の梅が有難がられるほどだしさ…」
一同 「「「申年の梅?」」」
なんだそれは、と誰もがキョトン。
シロエ 「…申年の梅って、何ですか?」
キース 「梅の花なら、もうすぐ咲き始めると思うが…」
ジョミー「早い所は咲いてるらしいよ、もう一月の間から!」
サム 「梅の花なんて、毎年同じじゃねえかよ」
申年だろうが、酉年だろうが、とサム君も言ってますけれど。
ブルー 「花じゃなくって、実の方だよ! 梅干しとかさ!」
一同 「「「梅干し?」」」
ますます分からん、と悩めるシャン学メンバー。
シロエ 「キース先輩、申年の梅干しは有難いんですか?」
キース 「何故、俺に訊く!?」
シロエ 「え、だって…。一番、梅干しが身近そうです」
ジョミー「それは言えてるよね…。家がお寺だから」
サム 「璃慕恩院の修行体験ツアーに行っても、出てるよな…」
食事の時間は、梅干しがセットものだから、という声も。
サム 「キースが一番詳しそうだぜ、梅干しだったら」
キース 「申年の梅の話は知らんが!」
Aブルー「えーっと…。それも教えてくれるかな?」
教えてくれないなら、さっきの続き、とニコニコニッコリ。
Aブルー「バスの中も、なかなかイイものだからねえ!」
一同 「「「わーっ!!!」」」
それだけは、とワタワタしている御一同様。
キース 「頼む、早いトコ、喋ってくれ! 申年の梅を!」
シロエ 「会長、ぼくからもお願いします! ヤバすぎですから!」
Aブルー「どうかな、教えてくれるのかな…?」
ブルー 「あのねえ…」
TPOというものを考えたまえ、と深い溜息。
で、申年の梅は…?
2017/02/17 (Fri)
☆レアな梅干し
節分はお寺に出掛けて七福神めぐり、乱入するのがソルジャー夫妻。
行きの路線バスで痴漢も真っ青な行為の最中、ヤバすぎる局面。
Aブルー「申年の梅の話は、是非、聞きたいねえ…!」
A船長 「もしかして、効果があるのでしょうか? 漢方薬並みに」
Aブルー「いいねえ、食べて絶倫だとか?」
そういうことなら、申年の梅をゲットしないと、とズレてゆく話題。
Aブルー「梅干し一個で、もう思いっ切り、抜かず六発とか!」
A船長 「それが本当なら、素晴らしいです! 食べますとも!」
食事の度に欠かさず梅干し、とキャプテンまでが興味津々。
A船長 「是非とも食べて励みたいです、申年の梅を!」
Aブルー「ぼくだって、君に励んで欲しいよ! 今まで以上に!」
夫婦和合は大切だから、と盛り上がっているソルジャー夫妻。
Aブルー「夫婦和合をお願いしに行くバスで、この話題なのも…」
A船長 「きっと御縁というものでしょう! 間違いなく!」
絶対にゲットしませんと、と力が入りまくりですけど。
ブルー 「…そういう効果は無いと思うよ」
Aブルー「え? それじゃ、どの辺が有難いんだい?」
ブルー 「普通に無病息災だってば、申年の梅干しというヤツは!」
レアものだからね、と生徒会長。
ブルー 「天変地異が多い年だけに、梅の収穫量が減るんだよ」
キース 「なるほどな…。数が少ないから、貴重なんだな?」
ブルー 「その通り! 申年の梅が有難がられる理由は、ソレ!」
Aブルー「…たったそれだけ?」
つまらないじゃないか、と膨れっ面。
Aブルー「梅の数も減るほど、酷い年が去ったというだけかい?」
ブルー 「そうなるねえ…。酉年が縁起がいいと言うなら」
そっちの話は初耳だけど、と傾げている首。
ブルー 「ぼくは一度も聞いていないね、酉年の方は」
Aブルー「そうなのかい?」
ブルー 「酉年は、ただの酉年だよ」
それ以上でも、以下でもない、とキッパリと。
干支が酉だというだけですよね?
2017/02/18 (Sat)
☆申年よりも酉年
節分は七福神めぐりにお寺へ、今年もソルジャー夫妻がセットもの。
行きの路線バスの中で申年がどうのと、其処から今年の酉年へ。
Aブルー「酉年は縁起が良さそうだけどね? 申年よりもさ」
ブルー 「天変地異が多いらしい申年が去った、というだけだよ!」
Aブルー「ぼくこそ、そっちを知らないってば!」
でも、酉年は縁起がいい筈なんだ、とソルジャーの主張。
Aブルー「酉年というのは、ニワトリだろう? 干支の動物!」
ブルー 「それ以外の何があるんだい?」
Aブルー「だよねえ、あちこちで干支のグッズを見たからね!」
どれも立派な雄鶏だった、と言われましても。
シロエ 「…雄鶏って、縁起が良かったですか?」
キース 「一種の魔除けにはなると思うが…」
一同 「「「魔除け?」」」
キース 「妖怪などが逃げるだろうが、ニワトリの声を聞くと!」
一同 「「「あー…」」」
あったっけな、と誰もが頷く、怪談とかの定番。
ジョミー「ニワトリの鳴き真似で逃げるんだっけね、ああいうの…」
スウェナ「朝と勘違いするらしいわよね?」
シロエ 「そうです、そうです! でもですね…」
マツカ 「それ以上の効果は無いですよね?」
縁起がいいとは聞いていません、と御曹司も。
マツカ 「神話とかにも出てきますけど、朝を告げるだけで…」
サム 「縁起がいいって話はねえよな…?」
ブルー 「ぼくも全く知らないよ。三百年以上も生きているけど…」
Aブルー「そうだっけ? あのネタ、君じゃなかったかな…?」
ちょっと記憶が曖昧で…、と首を捻っているソルジャー。
Aブルー「雄鶏をプレゼントすれば、プロポーズだって…」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「だから、雄鶏! 意中の美少年とかに!」
そう聞いたんだ、と妙な話が。
Aブルー「何処だったかなあ、ずっと昔の神話の国でさ…」
一同 「「「神話の国?」」」
神話の国が舞台だったら、フィクションなのかも。
作り話を信じていませんか…?
2017/02/19 (Sun)
☆神話の世界です
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、今年もソルジャー夫妻つき。
行きの路線バスでアヤシイ行為をしたりと、既に迷惑MAXで…。
キース 「神話の国の話だったら、フィクションだろうが!」
シロエ 「ですよね、神話の世界には作り話が多いですから…」
マツカ 「人間が花に変身する話とかも、普通ですしね…」
水仙になった人が有名ですよね、とマツカ君が語る美少年。
マツカ 「水面に映る自分に恋して、水仙になった筈ですよ」
ジョミー「ナルシストの語源のヤツだっけ?」
スウェナ「そうよ、ナルシスとか、ナルキッソスとか言うわよね」
その美少年の名前がね…、とスウェナちゃんも言っていますけど。
Aブルー「そう、それ、それ! 神話の国は其処なんだよ!」
サム 「だったら作り話じゃねえかよ! もう完璧に!」
キース 「間違いないな、どう考えてもフィクションでしかない」
シロエ 「ペガサスが飛ぶような世界ですしね…」
翼が生えた馬は実在しません、とキッパリと。
シロエ 「そんな世界の話を持ち込まないで下さい!」
キース 「まったくだ。何が雄鶏でプロポーズだ!」
馬鹿々々しい、と副住職も吐き捨てるように。
キース 「寝言は寝てから言ってくれ! おっと、寝るなよ」
シロエ 「バスの中では、謹んで頂きたいですしね…」
ブルー 「寝るんだったら、本当に寝る! 寝息を立てて!」
Aブルー「えーっ!? 寝る前には、やっぱりセックスだよ!」
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
またか、と誰もがパニック寸前。
シロエ 「やめて下さい、ぼくたちが逮捕されます!」
キース 「俺は僧籍を失いそうだ、取り直すのは無理なんだ!」
道場に行っても門前払いだ、と阿鼻叫喚。
ジョミー「ぼくたちだって停学だよ! 退学かも!」
Aブルー「…やらないってば、今は酉年の話だからね」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「雄鶏だよ!」
話は終わっていないんだから、と言われましても。
神話ですよね?
2017/02/20 (Mon)
☆強すぎる紙媒体
節分は七福神めぐりでお寺へ、迷惑すぎるソルジャー夫妻もセット。
行きの路線バスでアヤシイ行為をした上、今は雄鶏がどうこうと。
Aブルー「雄鶏を贈ってプロポーズの話は、本当だから!」
キース 「神話の国の話だろうが! どう考えても作り話だ!」
シロエ 「混同しないで下さいよ…。現実とフィクションを」
Aブルー「嘘じゃないってば、ちゃんと実話で!」
美少年に雄鶏を贈って、受け取って貰えたらプロポーズ成立、と。
Aブルー「でもねえ…。マイナーすぎて知られてないかも…」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「前に確かに聞いたんだけどね、多分、ブルーから…」
でも…、とソルジャー、不満そうな顔。
Aブルー「酉年なんだし、と調べてみたら出て来なくてさ!」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「ノルディのパソコンで、検索したのに出ないんだよ!」
雄鶏を贈る話も、プロポーズも…、とブツブツブツ。
Aブルー「検索ワードを変えても出ないし、検索エンジンだって…」
キース 「元がフィクションでは、そうなると思うが」
Aブルー「ぼくは間違っていないから! ノルディも言った!」
そして証拠を見せてくれた、と誇らしげに。
一同 「「「証拠?」」」
Aブルー「ノルディは、その道の人だからねえ…。蔵書も豊富で」
一同 「「「蔵書…?」」」
Aブルー「エロい本だけじゃないんだよ! 学も極めててさ…」
もう色々な本があるのだ、と語られるエロドクターの蔵書。
Aブルー「古今東西の男色について、それはディープな専門書が!」
キース 「…まさか、その中にあったのか?」
Aブルー「ピンポーン! 紙媒体は、やっぱり最強だよね!」
ネットの世界が全てじゃないよ、と立てる親指。
Aブルー「きっとブルーも、あの手の本で読んだんじゃないかな」
シロエ 「か、会長…?」
ブルー 「…そ、そういえば…」
嫌な話を思い出したような、と生徒会長、悪い顔色。
雄鶏、マジネタだったんですか?
2017/02/21 (Tue)
☆夕方には閉めます
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、ソルジャー夫妻つきの道中。
行きの路線バスで大恥な上に、今度は雄鶏と美少年がどうのと。
Aブルー「思い出してくれて嬉しいよ! ネタ元は君だね!」
ブルー 「た、多分…。でも、バスの中でそんな話は…」
Aブルー「酉年の良さを話しているだけだよ! 何か問題でも?」
それとも、こっちがいいのだろうか、と指差すキャプテンの姿。
Aブルー「中断したから、きっと辛いと思うんだけど…」
A船長 「い、いえ、私は…! このように人目のある所では…」
Aブルー「見られていると意気消沈って? そこを頑張る!」
せっかくバスの中なんだから、とキャプテンの手を掴みまして。
Aブルー「ほら、触って、触って! さっきみたいにエロく!」
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
また始まった、と誰もがガクガクブルブル。
Aブルー「あっ、あんっ…! ハーレイ、もっと…!」
A船長 「こうですか?」
Aブルー「そう、そこ…! うん、この方が…。ああっ!」
雄鶏よりも素敵だよね、と紅潮する頬。
Aブルー「今度は、此処で本番も…!」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「じゃあ、雄鶏…。あんっ、ハーレイ…!」
ブルー 「もういいから!」
雄鶏の話に戻したまえ、と生徒会長、怒りMAX。
ブルー 「このままだと逮捕されるから! お寺に着く前に!」
シロエ 「そうですよ! 事情聴取だけでも半端ないです!」
キース 「明らかに現行犯だしな…」
連行されるぞ、と副住職も吊り上げる眉。
キース 「七福神めぐりに、間に合わないのは確かだな」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「夕方には門が閉まるからな!」
事情聴取だけでも5時間はガチだ、という話。
キース 「それで良ければ、そのままでいいが…」
Aブルー「困るよ、お寺に行けないだなんて!」
ブルー 「そう思うのなら、雄鶏の話に戻すことだね!」
でないと逮捕だ、とキツイ脅しが。
お寺の方が優先ですよね?
2017/02/22 (Wed)
☆格が高いんです
節分は七福神めぐりでお寺へ、ソルジャー夫妻もやって来るわけで。
行きの路線バスでアヤシイ行為に及ばれ、逮捕は時間の問題かも。
ブルー 「誰が通報するか分からないからね! 話を戻す!」
Aブルー「分かったよ…。とにかく、プロポーズは雄鶏なんだよ!」
実際にあった話だからね、と大真面目な顔。
Aブルー「ずっと昔の神話の国では、男同士の恋が正しくてさ!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「女性を相手にしているよりも、高尚な仲だったんだよ!」
男女の恋より、男同士の方が格が上だったのだ、と威張る人。
Aブルー「そんなわけだし、美少年との恋は大切なもので…」
シロエ 「それじゃ、本気でプロポーズだったんですか?」
Aブルー「もちろんだよ! 女性よりも値打ちがあるんだからね!」
女性なんかは論外だから、と説かれましても。
キース 「…それでは滅びてしまわないか? 人間という種族が」
Aブルー「子作りの方は、その辺の人に任せておけばいいんだよ!」
偉い人だと、他に女も囲っておくよね、と強烈すぎる話。
Aブルー「権力者の場合は、妻の他にも美少年だよ!」
サム 「…マジかよ、それ?」
Aブルー「ノルディに見せて貰った本だと、当時の常識!」
美少年を落として、なんぼの人生、と語りまくり。
Aブルー「そのために、まずはプロポーズ! 雄鶏を渡して!」
シロエ 「受け取ったら商談成立ですか…?」
Aブルー「商談だなんて、無粋な言葉はお断りだよ!」
恋が実ると言って欲しいね、と細かい注文。
Aブルー「そんなわけだから、ニワトリは縁起がいいんだってば!」
キース 「酉年とソレを一緒にするな!」
まるで文化が違いすぎるぞ、と文句ですけど。
Aブルー「今の世の中、グローバル! これでオッケー!」
ジョミー「じゃあ、酉年は最高なわけ…?」
Aブルー「干支の中ではダントツだね!」
今年の絵馬は、もう最高に効くであろう、と自信満々。
ニワトリの絵はガチですしね…。
2017/02/23 (Thu)
☆ニワトリな絵馬
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、ソルジャー夫妻も来る始末。
行きの路線バスからアヤシイ行為で、挙句に雄鶏がどうこうと。
Aブルー「とにかく、雄鶏は男同士の恋を取り持つものなんだよ!」
A船長 「今年は酉年だそうですから…。御利益の方も最高かと」
Aブルー「絵馬にバッチリ書かなきゃね! 心をこめて!」
夫婦和合と、と盛り上がっている迷惑な人たち。
シロエ 「だ、大丈夫なんでしょうか…?」
キース 「他人のふりをしたい所だが…。難しいだろうな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ もうすぐバス停に着くよ!」
次だもんね、と降車ボタンを押している「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「着いたら、福笹を貰わないとね!」
Aブルー「酉年の絵馬がついてるんだよね、買わなくちゃ!」
ブルー 「授かると言って欲しいんだけど!」
Aブルー「ゲット出来ればいいんだよ! 絵馬つきのを!」
さあ行くぞ、とバスが着くなり、真っ先に降りて、山門前へ。
Aブルー「福笹を一つ買いたいんだけど!」
巫女さん「どうぞ、良いお参りをなさって下さいね」
Aブルー「もちろんだよ! うん、ニワトリの絵がついてるね!」
もうワクワクと取り出す筆ペン、「夫婦和合」と黒々と。
Aブルー「さあ、ハーレイも買って、買って!」
A船長 「ええ。…夫婦和合は大切ですから」
一同 (((人生、終わった…)))
また、こいつらと巡拝するのか、と泣きそうなキモチの御一同様。
シロエ 「普通、絵馬には書きませんよね…」
キース 「祈願用の絵馬ではないからな…。干支の印だけで」
Aブルー「でも、ぼくたちは毎年、書いているから!」
君たちも福笹を買っただろうね、と強制参加にされる始末で。
ジョミー「…今から順番に回るわけ?」
ブルー 「来ちゃったからには、お参りしないと失礼だよ」
シロエ 「逃げたいんですけど…!」
サム 「また大恥だぜ…」
なんで毎年こうなるんだよ、と嘆き節。
もはやババだとしか…。
2017/02/24 (Fri)
☆札束でよろしく
ついに七福神めぐりのお寺に到着、ソルジャー夫妻も絵馬をゲット。
ニワトリが描かれた絵馬に「夫婦和合」と、筆ペンで書いて…。
Aブルー「…君たちは何も書かないのかい? お願い事を」
A船長 「筆ペンをお持ちでないのでしたら、お貸し致しますが」
キース 「この絵馬は、願い事を書くものではない!」
酉年の印だというだけだ、と副住職が吊り上げる眉。
キース 「現に去年はサルだった筈で、願い事とは無関係なんだ!」
Aブルー「でも、絵馬だから…。書いた方が絶対、御利益が!」
シロエ 「御利益の方が逃げそうです! ぼくたちの場合は!」
連れの誰かが酷すぎるんで…、と露骨な嫌味。
シロエ 「祟られないだけ、マシだと思ってるんですよ!」
サム 「違いねえな…。マジで仏罰が当たりそうだしよ…」
スウェナ「ピンポイントで下りそうよね、その仏罰…」
Aブルー「ふうん? まあ、ぼくたちには関係ないからね!」
とにかくお参り、と福笹を手にして颯爽と一つ目の塔頭へ。
Aブルー「大黒様かあ…。何の神様かは知らないけどさ…」
A船長 「願い事が叶えば、それで充分ですからね…」
Aブルー「夫婦和合をお願いするのが大切だからね!」
お賽銭を、と放り込んでいるのが札束。
一同 (((…スゲエ…)))
Aブルー「夫婦和合を、どうぞよろしく!」
A船長 「よろしくお願い致します!」
パンパン柏手、お辞儀の方も深々と。
Aブルー「バッチリかな?」
僧侶 「ようこそ、お参り下さいました」
心をこめて御祈祷させて頂きます、と札束、絶大な効果。
Aブルー「濃いめのエロもお願い出来るのかな?」
僧侶 「ご夫婦の仲が深まりますから、大丈夫ですよ」
お任せ下さい、と話は通じているんですけど。
シロエ 「言い出しましたよ、お寺なんかで…」
キース 「相手はプロだが、マニュアルの想定外だろうな…」
ブルー 「完璧にね…」
凄いスキルだ、と銀青様も驚く対応。
半端ないですね?
2017/02/25 (Sat)
☆札束に負けるな
七福神めぐりのお寺に到着、福笹を授かった後はお参りですけれど。
初っ端のお寺でソルジャーが賽銭箱に札束を投入、ドッカンと。
Aブルー「濃いめのエロを頼めるんなら、抜かず六発もOKかい?」
僧侶 「はい、もちろんでございます。夫婦和合の秘訣ですから」
Aブルー「ありがとう! お参りに来た甲斐があったよ!」
よろしくね、と差し出す福笹、僧侶が結び付ける短冊。
僧侶 「これで一年間、大黒様の御加護がありますので…」
Aブルー「それじゃ、大黒様によろしく! 夫婦和合を!」
僧侶 「確かに承りました。他のお寺でも、よいお参りを」
一同 (((…スマイル、ゼロ円どころじゃないし…!)))
地獄の沙汰も金次第どころか、夫婦和合も金次第な世界。
Aブルー「君たちはお参りしないのかい? 此処が一つ目だよ?」
キース 「…あんたの後には、何を祈っても無駄な気がしてな…」
シロエ 「せいぜい、無病息災ですよね…」
サム 「福は来そうにねえもんな…」
この程度しか払えねえんだから、と賽銭箱に投げ入れる小銭。
サム 「札束なんかは、逆立ちしたって無理だしよ…」
ジョミー「マツカなら、札束、いけそうだけど?」
スウェナ「そうよね、全員分でもいけるわよ、きっと!」
なんと言っても御曹司じゃない、と期待の視線。
スウェナ「さっきのに負けない札束、投げ込めないかしら?」
マツカ 「ぼくの財布は、皆さんと何処も変わりませんよ」
こういう時は、ただの高校生ですから、と寂しいらしい財布の中身。
マツカ 「帰りに食事に行けたらいいな、という程度で…」
ジョミー「じゃあ、小切手は? アレもアリだよ!」
語呂合わせとかで入れるんだよね、との声も出たものの。
マツカ 「福来いで2951とかのヤツですよね…」
ジョミー「そう、それ、それ! それでお願い!」
キース 「俺からも頼む! ゼロも山ほどで!」
札束なんかに負けてくれるな、と誰もが必死。
福は来るでしょうか?
2017/02/26 (Sun)
☆小切手が駄目なら
七福神めぐりでお寺に来たのがシャン学メンバー。迷惑な人つきで。
ソルジャー夫妻が夫婦和合を祈って札束、金額で負けている状態。
サム 「頼むぜ、ここはドカンと一発! すげえ小切手で!」
ジョミー「ゼロが多いほどいいんだってば、なんとかしてよ!」
シロエ 「札束に勝つには、それしか無いんですってば!」
マツカ先輩だけが頼りなんです、と泣きが入っている人も。
シロエ 「お願いします! うんと景気のいい語呂合わせで!」
キース 「深く考えなくてもいいから、福来いで頼む!」
スウェナ「そうよね、福さえ来ればいいんだもの!」
2951にゼロを四つほど付けて欲しい、という注文。
スウェナ「札束に勝つなら、ゼロは三つでいいけれど…。でも…」
シロエ 「四つの方が、もう絶対に強いですしね!」
ジョミー「マツカだったら、五つでも平気そうだけど…」
サム 「うんうん、五つが六つになっても問題ねえよな」
なんと言っても御曹司だしよ、と頼られまくりですけれど。
マツカ 「えっとですね…。小切手、持っていないんですけど」
一同 「「「へ!?」」」
マツカ 「今日は七福神めぐりですから、小切手なんかは…」
持ち物に入っていませんよ、と当然と言えば当然な言葉。
マツカ 「財布の中身が全部ですってば、今のぼくは」
ジョミー「そ、それじゃ、札束に勝てないわけ…?」
サム 「持ってねえなら、そうなるよな…」
シロエ 「待って下さい、何処かに銀行、無いんですか!?」
其処で引き出して貰いさえすれば、とナイスなアイデア。
シロエ 「銀行だったら、それこそ札束の世界ですよ!」
キース 「違いないな。全部新券、帯封つきでいける世界だ」
ジョミー「それでお願い! 銀行は、と…」
お寺を出てから徒歩で五分、とスマホで地図を。
ジョミー「此処、此処! 五分で着くらしいから!」
シロエ 「お願いします!」
札束を貰って来て下さい、と頼りは銀行。
本気で新券帯封つきの世界…?
2017/02/27 (Mon)
☆インパクトで勝負
七福神めぐりでお寺に来たのに、ソルジャー夫妻が投げ込んだ札束。
夫婦和合の祈願はバッチリ、お賽銭の額で負けるシャン学メンバー。
シロエ 「マツカ先輩、お願いです! 銀行に行って札束を!」
サム 「置いてある現金、全部引き出して来てくれねえかな…」
キース 「そうだな、マツカならいけるだろう」
銀行の金庫が空になろうと、と必死の懇願ですけれど。
マツカ 「…それで、あの人たちに勝てるんですか? 真面目な話」
一同 「「「へ?」」」」
マツカ 「金額だけなら負けませんけど、祈願の方が問題です」
ただ福が来るよう祈るだけでは勝てません、と曇らせる顔。
マツカ 「きっとインパクトで勝負なんだと思うんですよ」
サム 「七福神に聞いて貰うには、かよ…?」
マツカ 「ええ。恵比須様なんかは耳が遠いと聞きますから…」
大声で「アレ」を叫ばれた日には敗北します、と沈痛な表情。
マツカ 「お坊さんだろうが、神様だろうが、インパクトですよ」
Aブルー「そう、その通り! 福なんかよりも、夫婦和合で!」
さあ、行こうか! と張り切るソルジャー。
Aブルー「残るお寺は、あと六つ! 札束を入れて頼むんだよ!」
一同 「「「うわー…」」」
もう完全に死亡フラグで、行く先々で赤っ恥は確実。
キース 「インパクトで負けてしまうというのか…」
Aブルー「だって、ぼくたちは真剣だからね! 絵馬も書いたし!」
A船長 「夫婦和合を、きちんとお願いしませんと…」
一同 (((人生、終わった…)))
泣きの涙の御一同様、気分は市中引き回しの刑。
Aブルー「はい、此処でもお参り! 夫婦和合でどうぞよろしく!」
A船長 「漲りますよう、よろしくお願い致します!」
僧侶 「確かに承りました」
それは絶大な札束の効果、続きまくる悲劇。
ジョミー「ぼくたちの福は?」
キース 「もう諦めろ…」
早く帰れるよう祈るだけだ、と切実な祈願。
悲惨ですけど、これにて中継終了~。
2017/02/28 (Tue)
☆歴史が変わる時
さて、二月。一年で一番寒い季節で、立春の前の日が節分。
どう過ごすべきか悩むシャン学メンバー、ちなみに平日ですけれど。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 午後の授業はサボリなんだね!」
ブルー 「ぶるぅの部屋に来てるってことは、そうなるねえ…」
ジョミー「授業も飽きるよ、毎年、毎年、おんなじだから」
いつまで経っても高校1年生の繰り返し、というのが特別生たち。
シロエ 「時事問題が変わる程度ですよね、授業の中身…」
マツカ 「教科書の方は、そうそう変わりませんからね…」
ブルー 「よっぽどの事件が無いと変わらないねえ、残念ながら」
昔、歴史がまるっと変わったくらいの事件、と言われましても。
サム 「なんだよ、それ? 歴史なんかが変わるのかよ?」
ブルー 「君たちの年では知らないかもねえ、ゴッドハンドは」
一同 「「「ゴッドハンド?」」」
凄腕の医者か何かだろうか、と誰もがキョトン。
ブルー 「医者じゃないんだな、在野の考古学者というヤツで」
キース 「…もしかしてアレか、石器を捏造したヤツか?」
ブルー 「ピンポーン! 若いのに、よく知ってたねえ…!」
キース 「どういう犯罪に当たるのか、と読んだ覚えが…」
法律家を目指していたからな、という副住職の「かつての夢」。
キース 「あのせいで、人生が変わったヤツまでいたというのに…」
シロエ 「何なんですか、その事件は? 石器でしょう?」
ジョミー「石器なんかで、人生、変わってしまうわけ?」
ブルー 「旧石器時代が丸ごと消え去ったからね!」
専門に研究していた人の人生がパア、と。
ブルー 「教科書も専門書も軒並み書き換え、大損害だよ」
シロエ 「その人、責任、取ったんですか?」
キース 「名前を変えて逃げたという話だが…。酷い事件だった」
サム 「俺たちもソレで逃げられねえかな?」
シロエ 「誰かさんからですか?」
無理でしょうね、と首を振るシロエ君。
誰かさんというのは、やっぱり、あの人?
2017/02/01 (Wed)
☆逃げられない運命
節分をどう過ごすべきかと、授業をサボッているシャン学メンバー。
もちろん節分当日もサボリですけど、今の話題は旧石器の捏造事件。
シロエ 「石器の捏造した程度なら、それで逃げられますけどね…」
ジョミー「ぼくたちの場合は無理っぽいよね、相手が悪くて」
スウェナ「下手なマスコミより怖いわよ?」
壁に耳ありどころじゃないわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「名前を変えて逃げてみたって、追って来るわよ、絶対に」
ブルー 「サイオン・パターンは変えられないしね…」
一同 「「「へ?」」」
ブルー 「固有周波数みたいなモノだよ、分かっちゃうんだよ!」
サイオンを使っていない時でも、個人が特定可能だとか。
ブルー 「整形手術で顔を変えても、変えるだけ無駄」
一同 「「「うわー…」」」
歴史を変えた犯罪者よりも「酷い」扱いか、と誰もが愕然。
シロエ 「じゃ、じゃあ、何をしても無駄ってことですか?」
ブルー 「残念だけど、打つ手は無いね!」
サム 「明日の節分にも来やがるんだよな、あいつ…」
ブルー 「正確に言うなら、「あいつら」だけどね」
もう間違いなく来るであろう、と嫌すぎる予言。
ブルー 「集合場所を訊いて来たからねえ…」
一同 「「「ひいぃっ!」」」
またか、と誰もが泣きたいキモチ。
ジョミー「い、いっそ行き先を変えるとか…」
キース 「馬鹿野郎! 俺の家がターゲットになりかねん!」
シロエ 「そうですね…。下手に変えようとした時は…」
マツカ 「キースがロックオンされそうですよね…」
なまじ副住職だけに…、という指摘。
マツカ 「大人しく、いつものお寺にしておく方が吉ですよ」
サム 「だよなあ、元老寺で暴れられたら悲惨だしよ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 明日は七福神めぐりだね!」
ブルー 「それしか無いねえ、キツイけどさ」
キース 「頼む、俺のためにも耐えてくれ!」
明日はサボリで毎度のコース、と決まった予定。
どうなるやら…。
2017/02/02 (Thu)
☆逃れたい行き先
節分は七福神めぐりにお出掛け、そういう計画なシャン学メンバー。
もちろん学校の方はサボリで、生徒会長のマンション前に集合で。
ジョミー「おはよう! やっぱり今日は逃げられないよね…」
シロエ 「集合場所を訊いて来た、と会長が言ってましたしね…」
サム 「顔を変えても逃げられねえのが、俺たちだしよ…」
仕方ねえよな、と朝から漂う絶望感。
スウェナ「サイオンのせいで、個人が特定可能だなんて酷いわよ!」
マツカ 「あんまりですよね、そんな仕組みだとは思わないですよ」
シロエ 「キース先輩には、もう完全に死亡フラグですよね…」
キース 「言わないでくれ…。何処へ逃げても、無駄らしいからな」
あの馬鹿野郎が追って来るんだ、と副住職の嘆き。
キース 「おまけに寺までロックオンだぞ、御利益だけで!」
シロエ 「神社の方に回せないんでしょうか、同じ御利益なら」
ブルー 「無駄だろうねえ、なにしろ神仏混交だからね!」
七福神めぐりがモロにソレだ、と生徒会長、いえ銀青様。
ブルー 「これから行くのはお寺だよ? 七福神めぐりだけど」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 恵比須様とか、一杯だもん!」
一同 「「「あー…」」」
お寺と神社が混じっていたか、と思わず仰いでしまう空。
ジョミー「いっそ大雪…。それで交通がマヒしてしまえば…」
シロエ 「行かなくて済むかもしれませんね!」
サム 「キース、雪乞いの祈祷はねえのかよ!?」
キース 「そ、そんな祈祷は知らないが…。だが、あるのか?」
スウェナ「スキー場とかが、やっているでしょ?」
雪不足の時に、とナイスな発言。
スウェナ「だから効くんじゃないかしら? お念仏でも!」
シロエ 「そう言えば、オールマイティーですよね?」
サム 「五体投地で出来ねえのかよ? 雪雲を呼んで来るとかよ」
ジョミー「それだよ、やれば出来るかも!」
キース 「…雪か…」
あの馬鹿野郎さえ来なければ、と視線が空へ。
雪乞いをすると…?
2017/02/03 (Fri)
☆雪乞いのヤバさ
節分は七福神めぐりでお寺にお出掛け、それがシャン学メンバー。
ところが毎年降ってわくのが災難な人で、回避したいのが今の心境。
シロエ 「キース先輩、なんとか雪雲を呼べませんか?」
マツカ 「思い切り晴れてますけどね…。寒いのは確かですけれど」
ジョミー「望みはゼロじゃないと思うよ、ゲリラ豪雪とか!」
一同 「「「ゲリラ豪雪?」」」
なんじゃそりゃ、と誰もがキョトン。
ジョミー「ゲリラ豪雨っていうのもあるしさ、雪バージョンだよ」
スウェナ「局地的に降ればいいわけね? 桁外れの雪が」
ジョミー「そう、そう! もう思いっ切り、ドッカンと!」
キース 「それは迷惑にならないか? 被害がかなり大きそうだが」
積雪荷重を越えたらヤバいぞ、と耳慣れない言葉。
一同 「「「積雪荷重?」」」
キース 「このくらいの雪なら耐えられる、という建築基準だ」
雪が降る辺りの市町村なら、それが決まっているものだ、との話。
キース 「雪国だったら、1メートルかもしれないが…」
シロエ 「この辺りだと、どうなんですか?」
キース 「俺も数値を聞いたことはないが、少ない筈だぞ」
30センチもあれば上等だろう、と。
キース 「多少の余裕はあると思うが、それを越えたら…」
サム 「ヤバイのかよ?」
キース 「家は倒壊しないとしても、カーポートなどは…」
屋根が落ちても不思議ではない、と語る大雪の破壊力なるもの。
キース 「俺の雪乞いで被害甚大だと、申し訳なくて…」
ブルー 「屋根瓦が落ちるとか、雨樋が壊れるとかもあるしね…」
一同 「「「うーん…」」」
誰かさんの被害を避けようとしたら、他の人にかかりそうな迷惑。
サム 「雪乞いは駄目かもしれねえなあ…」
シロエ 「スキー場なら、問題ないんですけどね…」
ブルー 「むしろ大歓迎だろうけど、こういう町では…」
キース 「マズイと思うぞ」
道路が凍る程度の雪ならいいんだが、と曇らせる顔。
加減するのは無理ですよね?
2017/02/04 (Sat)
☆雪乞いをしたい
節分は七福神めぐりでお寺に行くのが、シャン学メンバーのお約束。
けれど毎年、やって来るのが困った人で、切実に回避したいのに…。
シロエ 「雪乞いをしたら、一般の人に迷惑がかかるわけですね?」
キース 「このくらいの雪を降らせて下さい、と注文は出来ん」
それが出来たら、副住職などやっていない、と深い溜息。
キース 「俺の年では緋の衣とはいかないが…。それなりの地位で」
スウェナ「緋の衣なら、其処にいるじゃない!」
シロエ 「そうでした! 会長だったら、出来るんじゃあ…?」
注文通りに雪を降らせることが、と眺める先に伝説の高僧、銀青様。
シロエ 「会長、雪をお願いします! 交通がマヒする程度のを!」
マツカ 「気温が下がれば、3センチもあれば充分ですよね」
スウェナ「その筈よ? よくニュースにもなってるもの」
都市は積雪に弱いというのが常識でしょ、という指摘。
スウェナ「1センチだけでも、凍結したらアウトじゃないの」
シロエ 「ですよね、今から気温を氷点下に下げて…」
サム 「3センチも降れば、もう走れねえよな…」
バスも車も、とサム君も。
サム 「スタッドレスでも、凍ったら無理らしいしよ…」
ジョミー「らしいね、食い込んでくれないから」
キース 「滑って終わりだと聞くが…。あんた、出来るのか?」
どうなんだ、とキース君も見詰める、緋色の衣を着られる人。
キース 「雪さえ積もれば、バスは走って来ないと思うが!」
ブルー 「普通のバスならそうなんだけどさ…」
一同 「「「へ?」」」
ブルー 「ぼくたちが乗る予定のバスは特別だから…」
走れると思う、と言われましても。
サム 「チェーンでも巻いて来るのかよ?」
ブルー 「違うね、人海戦術だよ!」
一同 「「「人海戦術?」」」
ブルー 「うん、文字通りに人間が頼りなんだけど…」
一同 「「「…人間?」」」
そんなものがどう役に立つのだ、と誰もが悩む人海戦術。
何をやらかすと?
2017/02/05 (Sun)
☆人海戦術は一人
節分は七福神めぐりのためにお寺へ、シャン学メンバーの年中行事。
ところが毎年、やって来るのが余計な人。回避するには雪だとか。
シロエ 「雪が積もっても、確かに人は動けますけど…」
サム 「バスや車は無理じゃねえかよ、人間が何をするんだよ?」
ジョミー「たまに押したりしてるけどさ…。動かないヤツを」
だけど限界がある筈だよね、とジョミー君。
ジョミー「雪が降ったら、車が放置になってる所も多いらしいし…」
キース 「恵須出井寺の近くもそうだな、あそこは山の上だから」
スウェナ「登り口で既に無理なんでしょ? あの山の下の住宅地」
シロエ 「そうです、そうです! 動かない車が乗り捨てって噂で」
マツカ 「タクシーも断るそうですよ? とても行けないと」
乗車拒否にはならないんですよね、と噂に高い雪の坂道。
マツカ 「他にも幾つもありますよ。配車さえ断られる場所が」
ジョミー「プロでもソレだよ、しかもタクシーでさ…」
サム 「バスを動かせるとは思えねえよな、人力ってヤツで」
何人がかりで押すんだよ、とサム君も首を捻る路線バス。
サム 「人海戦術で走らせるのに、何人必要なんだよ、それ…?」
ブルー 「さあ…? 全部で何人になるかは聞いてないけどさ…」
シロエ 「バス会社の人が総がかりですか?」
ブルー 「どうだろう? バス一台に一人だから」
一同 「「「一人!?」」」
誰もが耳を疑う人数。相手は路線バスだけに。
キース 「一人で何が出来るんだ! 路線バスだぞ!?」
シロエ 「僻地を走るミニバスだったら、まだ分かりますけど…」
サム 「あれでも下手なマイクロバスより大きいぜ?」
一人で押せるわけがねえだろ、という僻地向けのバス。
サム 「でもって、俺たちが乗るのは普通のバスでよ…」
ジョミー「一人なんかじゃ押せないよ?」
キース 「押せたらギネスものだと思うが…!」
有り得ないぞ、と誰もが思う少なすぎる数。
たった一人で何が出来ると…?
2017/02/06 (Mon)
☆有り得ない人数
節分は七福神めぐりにお寺へ行くのが、シャン学メンバーのお約束。
けれど毎年、降ってわくのが迷惑な人で、回避するのに雪を希望で。
キース 「どうやって路線バスを押すというんだ、たった一人で!」
シロエ 「引っ張るにしても無理すぎですよ、一人だけだと!」
ジョミー「何か特別な機械でもあれば、出来そうだけどさ…」
筋力をサポートする特殊スーツとか、という声も。
スウェナ「あー…。あるらしいわよね、病院とかだと」
マツカ 「そうらしいですね、腰とかへの負担を減らすためのが」
サム 「でもよ、そういうのは高いんじゃねえか?」
マツカ 「高いでしょうね、ぼくは値段は知りませんけど…」
恐らく半端ないでしょう、と御曹司も言うロボットスーツ。
マツカ 「路線バスよりは安いでしょうけど、でもですね…」
シロエ 「その路線バスを、一人で押せるロボットスーツですよ?」
キース 「有り得ない値段になりそうだな…」
それくらいならバスの運行を取りやめた方が、と現実的な意見。
キース 「あのバス会社が潤っているとは思えんぞ」
シロエ 「赤字だとは聞いていないですけど、儲かってる話も…」
スウェナ「聞かないわよねえ、観光地を走る路線は多いんだけど…」
サム 「やっぱ無理そうだぜ、一人でバスを押せるスーツはよ…」
買えねえだろ、とサム君も。
サム 「それともアレかよ、何かの実験でタダなのかよ?」
シロエ 「実験ですか…。それならタダかもしれませんね」
キース 「たまに僻地でやるようだな」
そういうケースか、と生徒会長に向けられる視線。
キース 「僻地ではないが、実験に協力中なのか?」
ブルー 「そうじゃないけど…。あのバス会社の伝統だから」
一同 「「「伝統?」」」
ブルー 「その道ひと筋、もう雪の日は任せてくれって勢いで!」
キース 「…いつからなんだ?」
ブルー 「昔からだよ!」
バスの運行を始めた頃からじゃなかろうか、との話。
そんな時代にどんな技術が?
2017/02/07 (Tue)
☆雪国から来たバス
節分は七福神めぐりのためにお寺へ、シャン学メンバーの年中行事。
其処へ来るのが迷惑な人で、雪でバスが止まればいいと思うのに…。
ブルー 「あのバス会社は根性なんだよ、元が雪国の会社だから」
一同 「「「へ?」」」
ブルー 「もう思いっ切り雪深い場所の会社でさ…」
元々はね、とダテに長生きしていない様子。
ブルー 「アルテメシアと、其処を結ぶ鉄道を計画してたくらいで」
キース 「そう言えば、聞いた気もするな。あそこの社名は…」
シロエ 「会社の名前がどうしたんです?」
キース 「ごくごく普通に聞こえるんだが、実はだな…」
このアルテメシアと、とある雪国の地名が混ざっている、との話。
サム 「あー…。そう言われてみりゃ、そうかもなあ…」
ジョミー「混ぜてあるわけ、地名が二つ?」
ブルー 「実はそうなんだよ、いつか鉄道で結ぶ日のために」
予算不足でポシャッただけで、という遠い昔の会社の事情。
ブルー 「だからノウハウがありまくりでさ…。雪国仕様の」
キース 「しかしだな…。いくら雪国でも、路線バスを一人では…」
ジョミー「押せないだろうと思うけど?」
シロエ 「でも、バスの運行を始めたような時代からですよ?」
ロボットスーツは有り得ませんが、と冷静な意見。
シロエ 「きっと方法があるんです。一人で押してゆくための!」
サム 「俺たちが思い付かねえってだけで、常識かもなあ…」
雪国の人にしてみれば、との声も。
サム 「路線バスとか、大型トラックを一人で押すのが」
ジョミー「そうなのかなあ? よく立ち往生してるけど…」
大雪の度に、立ち往生とか孤立のニュース、とジョミー君。
ジョミー「常識だったら、そうならないと思うけど?」
ブルー 「なにしろ時代が変わりすぎてねえ…」
キース 「それはどういう意味なんだ?」
ブルー 「普通は、アレを装備していないと思うんだよね」
雪道を走る車なんかには…、と言ってますけど。
何を装備すると…?
2017/02/08 (Wed)
☆チェーンなのかも
節分は七福神めぐりにお寺へ、それが年中行事なシャン学メンバー。
なのに迷惑な人がやって来るわけで、大雪で止まって欲しいバス。
キース 「雪道でも走れる便利な何かがあるんだな?」
シロエ 「チェーンだったら、今も現役じゃないですか!」
サム 「スタッドレスが普及してても、普通にあるぜ?」
ジョミー「でもさ、チェーンを自分でつけられない人も多いって…」
一同 「「「あー…」」」
そういう話も確かに聞くな、と誰もが納得。
ジョミー「チェーンがあっても、つけられないんじゃ意味ないし…」
キース 「最初から車に積んでいないというわけか!」
シロエ 「道交法的にどうかは知りませんけど、バレませんよね…」
チェーンを積んでいるかどうかは、とシロエ君が言う、取り締まり。
シロエ 「トランクを開けて、チェーンは確認しませんよ」
ジョミー「立ち往生した後になったら、調べて罰金だとしても…」
サム 「普通は大雪、想定してなんかいねえよな?」
チェーンを載せるスペースがあったら、他のを載せるぜ、と。
サム 「趣味の道具とか、載せたいものは多いだろうしよ…」
シロエ 「分かります! ぼくが車を持っていたなら、ソレですよ」
キース 「つまり、チェーンか? 例のバスのは」
雪道走行の基本だからな、とキース君。
キース 「そして人間が一人というのは、チェーン要員か!」
ジョミー「確かジャッキで上げるらしいし、もう一人いれば…」
シロエ 「簡単なのかもしれませんね。運転手だけでやるよりも」
チェーンなのか、と出て来た結論。
シロエ 「スタッドレスの時代になって、忘れ去られた道具ですね」
ブルー 「どうだろう? もっと前から忘れてそうだよ」
一同 「「「へ?」」」
スタッドレスが無かった時代に、チェーン無しは無理。
キース 「チェーンじゃないのか?」
ブルー 「もっと日常的なヤツだよ!」
昔は何処の家にもあった、と言われましても。
いったい何が…?
2017/02/09 (Thu)
☆掃除機に敗れたモノ
節分はお寺で七福神めぐり、シャン学メンバーの年中行事ですけど。
迷惑な人がやって来るわけで、大雪で止まって欲しいのが路線バス。
シロエ 「チェーンの他に何があるんです! 雪道用の道具が!」
キース 「昔は何処の家にもあったと言うがな…」
そんな時代に、何処の家にも車があるか、という疑問。
キース 「今でこそ車はデフォ装備かもしれないが…」
ジョミー「ずっと昔は、無い家の方が多かった筈…だよね…?」
シロエ 「マツカ先輩の家だったら、昔からあるんでしょうけどね」
マツカ 「それは…まあ…。そうらしいですけれど」
詳しいことは知らないんです、と何処までも控えめな御曹司。
マツカ 「でも、対向車も来ない時代があったそうですよ」
キース 「やっぱりな…。車も無いのに、雪道対策は要らん!」
サム 「だよなあ、肝心の車が家にねえのによ…」
道具だけ持っててどうするんだよ、とサム君も言ってますけれど。
ブルー 「車用だとは言ってないよ、ぼくは一言も!」
一同 「「「へ?」」」
ブルー 「あくまで日常に生きてた道具なんだよ!」
今は掃除機に淘汰されたけど、と面妖な台詞。
一同 「「「掃除機!?」」」
ブルー 「ルンバの登場を待つまでもなく、遥か昔に!」
生存競争に敗れて消えたツールだ、と生徒会長。
ブルー 「今でも、お寺じゃ暮らしに生きているけどね…」
シロエ 「キース先輩、お寺だそうです! 何なんですか!?」
キース 「いや…。何のことだか、俺にもサッパリ…」
まるで謎だ、とブツブツと。
キース 「掃除機に敗れて、消えたツールと言われても…」
ブルー 「本堂では使ってないかもだけど…。庭じゃ使うよ」
一同 「「「庭?」」」
はて…、と首を捻っている御一同様。
ジョミー「庭って、何さ?」
キース 「あんたが言うのは、境内のことか?」
ブルー 「そう。掃除の時の必須アイテム!」
無ければ何も始まらないよね、と。
どんな掃除道具…?
2017/02/10 (Fri)
☆チリトリとセット
節分は七福神めぐりでお寺へ、それがシャン学メンバーの年中行事。
けれど乱入するのが迷惑な人で、大雪で止まって欲しい路線バス。
キース 「掃除の時の必須アイテムと言われてもだな…」
シロエ 「雪道で役に立ちそうなものがありますか?」
キース 「…強いて言うなら、チリトリかもしれん」
あれを使って雪かきをするヤツもいるから、と。
キース 「坊主仲間に聞いたことがある。デカイので雪を掬うとな」
一同 「「「へ?」」」
キース 「積もった雪にチリトリをブチ込んで、こう…」
ドカンと纏めて掬って捨てる、との実に合理的な使い方。
サム 「あー…。それじゃねえかな、雪を掬って捨てるんだぜ」
ジョミー「それなら走れそうだよね…。雪だらけになった道路でも」
スウェナ「チリトリがある家、きっと少ないわよね…」
掃除機があれば要らないもの、と出て来たチリトリなる道具。
スウェナ「確かに一人で充分そうだわ、チリトリがあれば」
シロエ 「でもって、普通は車に積んでいませんよね、それ…」
マツカ 「普通どころか、まず積みませんよ」
忘れ去られたのも納得です、と御曹司も。
マツカ 「本場の雪国でも廃れたでしょうしね、チリトリなんかは」
ジョミー「チリトリかあ…。あったら便利そうではあるよね」
キース 「雪国から来た、バス会社ならではの知恵だったか…」
雪が降ったらチリトリなのか、と誰もが感心しきりですけど。
ブルー 「惜しいね、チリトリじゃないんだな、これが」
シロエ 「じゃあ、何なんです?」
ブルー 「チリトリとセットになってるヤツだよ」
そう言えば分かる筈だけど、とのヒント。
キース 「まさかと思うが…。箒なのか?」
ブルー 「ピンポーン! 雪の日は箒の出番なんだよ」
一同 「「「箒!?」」」
ブルー 「そう! 運転手の他に箒を持った人がついてて…」
キース 「道路の雪を掃いて行くだと!?」
本当なのか、と一同、ビックリ。
箒さえあれば走れるバス…?
2017/02/11 (Sat)
☆強すぎる路線バス
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、シャン学メンバーのお約束。
ところが来るのが迷惑な人で、路線バスが止まる大雪を希望。
キース 「人海戦術だとは聞いたが…。本気で箒で雪を掃くのか?」
ブルー 「そうなんだよねえ、今どきレトロな竹箒でね!」
一同 「「「竹箒!?」」」
それは確かに、普通の家には無さそうなブツ。庭掃除用だけに。
キース 「だから境内だと言ったのか…。本堂ではなくて」
ブルー 「本堂の方も箒だろうけど、そっちは箒が別物だから…」
雪を掃く発想は出ないかと思って、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「とにかく竹箒で道路を掃く! 雪が積もれば!」
キース 「…アレなら掃けるかもしれないな…。どんな雪でも」
ジョミー「それ、どういう意味?」
キース 「凍結寸前の重い雪だろうが、半ば凍ったヤツであろうが」
溝掃除にも使う箒だけに…、と流石な「現場」にいる人の声。
キース 「泥でもザカザカ掃ける箒が、竹箒なんだ」
シロエ 「じゃあ、最強じゃないですか…。相手が雪なら」
ブルー 「そういうことだね、だから、あのバスは強いんだよ!」
あのバスの後ろをついて走れ、と「通」なら知っているとか。
ブルー 「大雪が降り始めた時には、下手に自分で走るよりもさ…」
キース 「あのバス会社のバスが来るのを待つと言うのか!?」
ブルー 「そう! 除雪された道路を走って行けるからねえ…」
スリップも事故の心配も無し、との凄い裏技。
ブルー 「急がば回れの感覚なんだよ、要はバス待ち!」
シロエ 「車で行くのに、路線バスが来るのを待つんですか…」
ブルー 「目的地まで、無事に行きたければね!」
そのバスに乗って行くのが、今日なんだけど、と嫌すぎる話。
ブルー 「雪乞いをするだけ無駄だと思うよ」
キース 「そ、そうか…。雪を端から掃かれたのでは…」
シロエ 「バスは来ますよね…」
大雪だろうが当たり前に、と絶望の声。
七福神めぐり、確定ですね…?
2017/02/12 (Sun)
☆やっぱり来た人
節分は七福神めぐりでお寺へ、シャン学メンバーの年中行事なのに。
毎回、来るのが迷惑な人で、雪で行けなくなれば、と望んでも…。
キース 「雪乞いで大雪を降らせてみても、あのバスは来るのか…」
ブルー 「他の会社のだと、完璧に立ち往生なコースだけどね…」
あのバス会社のバスだけは駄目だ、と生徒会長が振っている首。
ブルー 「積雪記録を更新しようが、走行記録を更新なんだよ」
一同 「「「うわー…」」」
どんな雪道でも走って来るとか、大雪に期待するだけ無駄。
サム 「行くしかねえんだな、七福神めぐり…」
ブルー 「そうなるねえ…。じきに集合時間になるしさ」
キース 「またエライ目に遭わされるのか…」
??? 「こんにちはーっ!!!」
何を悩んでいるんだい、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
シロエ 「な、なんでもないです!」
Aブルー「そうなのかなあ…? ハーレイ、どう思う…?」
??? 「よく分かりませんが、放っておけばよろしいのでは?」
七福神めぐりが大切です、とキャプテン(会話表記はA船長)まで。
A船長 「今年もよろしくお願いします。福を沢山頂きませんと」
Aブルー「ここでお願いしないとねえ! 一年分の夫婦円満!」
一同 (((人生、終わった…)))
また大恥をかかされるのだ、と誰もが泣きたいキモチ。
キース 「いいか、行き先は寺なんだからな! 敬意を払え!」
Aブルー「払ってるってば、ちゃんと毎年!」
A船長 「お賽銭も入れておりますし…」
七福神様に心からの敬意を払っております、と自信満々。
A船長 「福笹を頂いて、絵馬に夫婦和合と書き込みませんと…」
Aブルー「節分って気がしないもんねえ!」
さあ行こうか、とバス停の方へ向かう人たち。
シロエ 「…もう終わりですよ…」
キース 「終わったな…」
Aブルー「さあ、早く、早く! バスが来るからね!」
お寺へゴー! と言われましても。
待っているのはドツボでは…?
2017/02/13 (Mon)
☆福が来そうな酉年
節分は七福神めぐりでお寺へお出掛け、シャン学メンバーのお約束。
其処へ毎年、乱入するのがソルジャー夫妻。当然のような顔で。
Aブルー「何をしてるのさ、早くバス停に行かなくちゃ!」
A船長 「皆さんも、バスの時間に合わせて集合なさったのでは?」
一同 「「「………」」」
もう駄目だ、と立っているのが「死亡フラグ」というヤツ。
シロエ 「人生、終わりましたよね…」
キース 「終わったな…。もう、どうしようもない勢いで…」
Aブルー「何を言うかな、ぼくたちの人生はこれからだよ!」
何処かの少年マンガ雑誌の打ち切りみたいな、ソルジャーの台詞。
Aブルー「大いに盛り上げていかなくちゃ! 今年は酉年!」
A船長 「如何にも福が来そうな年です、ええ、本当に」
一同 「「「へ?」」」
酉年は何かあっただろうか、と首を傾げる御一同様。
キース 「おい、酉年は縁起のいい年だったか?」
シロエ 「知りませんけど…?」
ブルー 「申年が去ったという意味では、いい年なんだけど…」
一同 「「「申年?」」」
それも知らない、と謎が重なりましたけど。
Aブルー「はい、バス停にご到着~! バスは、まだかな?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今は此処だよ!」
一つ前のバス停にいるみたい! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
Aブルー「あー…。ホントだ、そういう表示だね」
A船長 「一つでしたら、じきに来ますね」
早くお参りに行きたいものです、と言っている間に…。
ぶるぅ 「バスが来たよーっ!」
Aブルー「さあ、乗って、乗って!」
A船長 「私たちの席は、此処でよろしいですね」
一番後ろの席に座ったキャプテンの膝に、ソルジャーがストンと。
Aブルー「バスの中から、密着座りで運気上昇!」
A船長 「この座り方で行けば、夫婦和合も完璧ですよ」
一同 (((た、他人のふり…)))
Aブルー「あ、ちょっと…!」
申年というのは何なんだい、と振られた話。
他人のふりは…?
2017/02/14 (Tue)
