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シャングリラ学園つれづれ語り
☆積み立てる人たち


初日から日曜な12月だけに、生徒会長宅に来ている面々。
其処へ来たソルジャー、悪戯小僧とクリスマスの話でして。

ジョミー「積み立てって、潜入班の人がするわけ?」
Aブルー「そう言ったけど?」
シロエ 「みんなで、カンパじゃないんですか?」

悪戯の被害は平等ですよね、とシロエ君の問い。

シロエ 「厨房とかは、潜入班より被害が多そうですよ?」
サム  「なんで、みんなで出さねえんだ?」

きっと喜んでカンパするぜ、とサム君も。

サム  「それで悪戯しなくなるなら、気前よく…」
ジョミー「お小遣いの半月分くらい、出しそうだけど?」
キース 「まったくだ。なけなしの金を、はたいてもだ…」

ヤツの悪戯を止めたいだろう、とキース君も同意。

キース 「俺なら全額、出すと思うが」
一同  「「「あー…」」」

被害が集中する人だった、と誰もが同情の眼差し。

ジョミー「そうだよね…。キースでさえも、コレだしさ…」
サム  「年中無休でやられてる船は、尚更だぜ…」
スウェナ「しかも、男女を問わないんでしょ?」

どうして潜入班なのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「予算は沢山ありそうだけど…」
Aブルー「其処だよ、予算で気付かないかい?」
一同  「「「は?」」」

何に気付けと、と一同、怪訝そうな顔。

シロエ 「お小遣いの額に、関わらないと思いますけど…」
キース 「俺なら全額出すと言ったぞ」
Aブルー「無い袖は振れない、と言うだろう?」
一同  「「「はあ?」」」

ますます謎だ、と首を傾げるしかない御一同様。

ジョミー「無い袖って、何さ?」
Aブルー「お小遣いだよ!」

シャングリラに存在するとでも、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「お金なんかを使う機会が、何処にあるわけ?」
一同  「「「あっ!?」」」
Aブルー「持っているのは、潜入班だけで…」
シロエ 「使うのも、其処だけですか…」

ミュウには必要無いんだった、と納得な理由。
人類限定…。


2024/12/16 (Mon)



☆削れそうな予算


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場でして、クリスマスの話なんですが。

Aブルー「みんなでカンパ出来ない理由、分かったかい?」
シロエ 「はい。思いっ切り、理解出来ました…」
ジョミー「お金が無いなら、仕方ないよね…」

使わないものは持っていないし、とジョミー君。

ジョミー「そうなると、潜入班が積み立てるしか…」
サム  「ねえってことだよなあ…」
Aブルー「オッケー? 確かに予算は多いんだけどさ…」

ぶるぅの食い倒れ用は、食費からでね、とソルジャーの言。

Aブルー「削れる予算が、其処しか無くって…」
サム  「マジかよ、食費とか、必須のヤツじゃねえかよ」
シロエ 「潜入班の人も、食事しないと大変ですよ?」
キース 「腹が減っては戦は出来ぬ、と言うくらいだしな」

他の部分は削れないのか、とキース君の問い。

キース 「削れる所はありそうだぞ」
Aブルー「あったら、苦労はしないってね!」

家賃は削れないし、服だって無理、とソルジャー、真剣。

Aブルー「交通費とかもそうだし、食費くらいしか…」
シロエ 「あー…。シャングリラだと、制服ですよね…」
サム  「着回すにしても、流行りがあるかもな…」
Aブルー「其処なんだよ!」

目立たないようにするなら、服は大切、と説明が。

Aブルー「周りに溶け込んで動くためには、TPOで…」
キース 「着替えなくてはダメだろうな…」
Aブルー「流行だって、考慮しないと…」

浮いちゃうからね、と言われれば、そう。

Aブルー「毎シーズン、服を買い替えるだけでも大変!」
一同  「「「あー…」」」

食費以外は削れないかも、と誰もが納得。

シロエ 「一食抜くとかで、コツコツ貯めるんですね…」
Aブルー「潜入中は自炊もするから、安い品をさ…」
サム  「選んで買っているわけな…」
Aブルー「お買い得をね!」

狙い目は夕方の値引き品、と所帯じみてますけど。
食費だけに…。


2024/12/17 (Tue)



☆保管場所が問題


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、悪戯小僧とクリスマスの関係な話。

ジョミー「値引き品って…。其処までやって食費削減?」
Aブルー「悪戯されることを思えば、ずっとマシだよ」

他のみんなの援助もあるしさ、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「お小遣いは持ってなくても、食事はあるから…」
サム  「潜入班用に、取っておくのかよ?」
シロエ 「それとも、おかわり多めに回すんですか?」
Aブルー「両方だね!」

日持ちするものは、取り置きだよ、とソルジャーの説明。

Aブルー「クッキーだとか、お菓子の類は、それが多いね」
シロエ 「ぶるぅの盗みは、どうなるんです?」

保管してても突破されますよね、とシロエ君の鋭い指摘。

シロエ 「瞬間移動も、出来るんですし…」
Aブルー「大丈夫! 安全安心な場所で保管するから!」
ジョミー「もしかしなくても、青の間とか?」

部屋の持ち主はタイプ・ブルーだしさ、とジョミー君。

ジョミー「完璧に隠しておけそうだけど…」
Aブルー「その案だったら、その場で却下されたよ!」
一同  「「「は?」」」

何故に却下、と一同、キョトン。


シロエ 「船で一番、安全そうなのに、却下ですか?」
サム  「マジかよ、なんで却下なんだよ?」
Aブルー「ぶるぅと同じで、ヤバいに決まってるしね!」

お菓子を盗む常習犯で…、とソルジャーが指差す自分の顔。

Aブルー「そんな危険人物に、預けられるとでも?」
一同  「「「あー…」」」

預けたが最後、食べられるヤツか、と一同、納得な理由。

キース 「そうなると、何処で預かっているんだ?」
シロエ 「安全地帯なんて、船の中にはありませんよね…」
Aブルー「違うね、木の葉を隠すなら、森の中だよ!」
ジョミー「そっちのシャングリラ、森があったっけ?」
Aブルー「船に森なんか、あるとでも?」

其処まで出来る余裕は無いね、と言ってますけど。
森って…?


2024/12/18 (Wed)



☆森と言われても


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、悪戯小僧とクリスマスの話でして。

サム  「んじゃよ、森ってえのは、何処なんだよ?」
シロエ 「其処に隠せば安心だなんて、あるんですか?」
ジョミー「隠すだけ無駄な気しかしないけど…」

ぶるぅだしさ、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「片っ端から掘り返してでも、盗みそうだよ?」
シロエ 「クリスマス前だけは、安全でしょうけど…」
Aブルー「それが、そうでもないんだよ」

ああ見えてグルメなんだしさ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「不味いものには、手を出さないし!」
サム  「そういや、試食品の話、あったっけな…」
シロエ 「美味しいです、って顔で騙すヤツでしたね…」

失敗作が出された時に…、とシロエ君の相槌が。

シロエ 「騙す相手は、船の仲間らしいですけれど…」
スウェナ「たまに、ぶるぅが引っ掛かる、って聞いたわね」
Aブルー「そうなんだよねえ、自業自得ってヤツで…」

アレは、仕返ししないんだよね、とソルジャーも。

Aブルー「そんなわけだし、不味い食べ物なんかは…」
シロエ 「全力でスルーする、ということですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

森の正体、分かったかな、とソルジャー、楽しそうな顔。

Aブルー「ぶるぅが避けて通るってね!」
サム  「不味い食い物の、保管場所ってか?」
シロエ 「保管するメリット、あるとは思えませんよ?」
ジョミー「生ゴミを置いておく所とか…?」

あまり嬉しくないけどね、とジョミー君。

ジョミー「生ゴミとセットで保管とかさ…」
シロエ 「食べたい気持ちになれませんよ…」

いくら美味しいお菓子とかでも…、とシロエ君も溜息。

シロエ 「ぼくなら、全力で遠慮しますね」
Aブルー「あのねえ…。船にもデリカシーはあるわけで…」
サム  「だったら、隠してる森は、何処なんだよ?」

不味い食い物の保管場所って…、と質問ですけど。
何処…?


2024/12/19 (Thu)



☆不味い食べ物


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
其処へソルジャーが登場、クリスマスと悪戯小僧の話な今。

Aブルー「不味い食べ物なんかを、保管するとでも?」
シロエ 「でもですね…。ぶるぅが避けて通るんですし…」
サム  「不味い物しか置いてねえんだろ?」

でなきゃ普通に入るじゃねえか、とサム君のツッコミ。

サム  「いくらグルメか知らねえけど、食い意地はよ…」
ジョミー「半端ないから、食べ物があれば入りそうだよ?」
Aブルー「そうなんだけどさ、アイスは作れるかい?」
一同  「「「アイス?」」」

なんだソレは、と誰もがキョトン。

シロエ 「アイスの話はしてませんけど?」
Aブルー「美味しいよねえ、ぼくも作って食べてるよ」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ぼくのは混ぜるだけのタイプで、簡単で…」

だけど、ぶるぅが作るのは、どう、とソルジャーの問い。

Aブルー「材料を揃える所からでさ、卵に、砂糖に…」
サム  「今の話と関係ねえだろ?」
Aブルー「あるね、材料、アイスなら、どれを取っても…」

単品だけでも美味しいわけで…、とソルジャーが立てる指。

Aブルー「卵も砂糖も、それだけ食べてもオッケー!」
シロエ 「まあ、そうですね…」
Aブルー「それじゃ、カレーは?」
一同  「「「カレー?」」」

何だソレは、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「カレーがどうかしたんですか?」
Aブルー「シャングリラでも、カレー系は大人気でさ…」

だけど、材料、美味しいかな、と言われましても。

ジョミー「あー…。カレールー、齧って後悔したよ…」
サム  「マジかよ、チョコと間違えたとか?」
ジョミー「子供だったし、知らなくってさ…」

泣きそうだった、とジョミー君。

ジョミー「もしかしなくても、ぶるぅも、ソレかな…」
シロエ 「激辛料理は、好きですけどね…」
サム  「素材だけはよ…」

キツイんでねえの、とサム君が首を傾げてますけど。
素材…。


2024/12/20 (Fri)



☆入らない場所


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場、悪戯小僧のクリスマス事情の話で。

シロエ 「カレー粉も、カレールーも食べないでしょうね」
サム  「ジョミーじゃねえけど、齧って後悔ってのは…」
Aブルー「あったようだね、ぼくも現場は見ていないけど」

それこそ後悔MAXってヤツ、とソルジャー、クスクス。

Aブルー「泣きの涙で、転げ込んで来たよ!」
シロエ 「青の間にですか?」
Aブルー「ピンポーン! 何か美味しい物ある、ってね!」

厨房で探す気ゼロだったわけで…、と思い出し笑いな人。

Aブルー「行けば酷い目に遭うと思ってたんだよ」
一同  「「「酷い目?」」」
Aブルー「そう、カレー粉だか、カレールーなんだか…」

それよりもキツいヤツに出会って…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「どれが当たりか、分からないしさ…」
一同  「「「当たり?」」」
Aブルー「ハズレでもいいけど、とにかく、不味いの!」

いわゆる食材関係だね、と説明が。

Aブルー「まるで料理をしないわけだし、区別なんかは…」
一同  「「「あー…」」」

出来ないのか、と誰もが納得。

サム  「んじゃよ、森ってのは、食材置き場かよ?」
Aブルー「そうなるねえ!」

新鮮さが命なのから、保存食まで、と得意そうな顔。

Aブルー「缶詰にしても、瓶詰にしても、色々でさ…」
シロエ 「ジャムはいけても、ペースト類はキツイですね」
サム  「辛い系だと、マジで終わるぜ…」

胃袋も舌も、下手をすりゃ目も…、とサム君が竦める肩。

サム  「菓子類、其処に置いておけばよ…」
Aブルー「安心ってね!」

もう絶対に、入らないから、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「料理を多めに振舞う時も、保管出来るし…」
ジョミー「設備は充分、整ってるだろうしね…」
Aブルー「もちろんだよ! 潜入班用のお礼置き場!」

美味しい料理も、菓子類もね、と明かされた事実。
森の正体…。


2024/12/21 (Sat)



☆食い倒れで発散


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーも来まして、悪戯小僧とクリスマスの話でして。

シロエ 「潜入班の人の食費削減、現物でカバーですか…」
Aブルー「そうでもしないと、クリスマス前の費用がね…」
ジョミー「食い逃げするのはマズイもんね…」

人類側の世界だけに…、とジョミー君。

ジョミー「サンタクロースに、鞭を貰うコースは確実で…」
サム  「クリスマスがパアになっちまうしよ…」
シロエ 「ストレス発散は、必須でしょうし…」
Aブルー「我慢させたら、ぼくに深刻な被害が出そうで…」

食い倒れで発散して貰うしか…、とソルジャー、深い溜息。

Aブルー「覗きは勘弁願いたいしね!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「分かってるけど、説明しただけ!」

ストレス発散に最適なだけに…、と軽く両手を広げる人。

Aブルー「それは嫌だし、食い倒れで!」
キース 「要は、あんたが逃げてるんだな?」
シロエ 「船の人たちに、面倒ごとを押し付けてますね?」
Aブルー「いいんだってば、自発的にやってるんだし!」

現時点で文句は出ていないから、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「此処でも悪戯しないわけだし、今年もさ…」
サム  「クリスマスをよろしく、と言いに来たのな…」
Aブルー「ピンポーン!」

休暇はキッチリ取ってあるから、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぼくも、もちろんハーレイもね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ クリスマス、楽しみ!」
Aブルー「御馳走もケーキも、悪戯は抜きで楽しめるよ!」
キース 「まあ、その点だけは認めるが…」

髪がピンクの危機も無いな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「俺も酷い目に遭いはしないし…」
Aブルー「カエル袋とか、ショーを披露するのは無いね!」
シロエ 「料理も、ぶるぅがやってくれますしね」
キース 「俺の出番は、ゼロな勘定だな」

第一、俺は坊主なんだし、と正論が。
クリスマスだけに…。


2024/12/22 (Sun)



☆出番を貰った人


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、クリスマスに来る気満々なわけで。

Aブルー「もしかして、出番が欲しいのかい?」
キース 「いや、そんなことは…!」

むしろ出番は無い方がいい、とキース君が指す数珠レット。

キース 「今も言ったが俺は坊主で、クリスマスとは…」
Aブルー「無関係だと?」
キース 「俺の家には、サンタクロースも来なかったぞ!」

親父が断っていたそうでな…、とキース君の激白。

キース 「その上、山門には結界もあるわけだから…」
シロエ 「サンタクロースも入れない、と聞きましたね」
Aブルー「なるほどねえ…。今どき、緩いらしいのに…」

お寺だって、と苦笑しているソルジャー。

Aブルー「実はツリーが飾ってあるとか、普通だってね?」
キース 「表立っては飾れないんだが、庫裏にはな…」
Aブルー「キースの子供時代も、そうだろう?」
キース 「親父が頑固すぎなんだ!」

今も変わらず石頭で…、とキース君が握り締める拳。

キース 「スクーターの許可さえ出ないんだぞ!」
Aブルー「クリスマスは、此処でしか楽しめないんだ?」
キース 「そうなるな…」
Aブルー「オッケー、それじゃ出番をプレゼント!」

最高の見せ場でリスクはゼロ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぶるぅに悪戯されるどころか、大歓迎だよ!」
キース 「はあ?」
Aブルー「大喜びで歓迎してくれるってね!」

是非やりたまえ、とソルジャー、ズズイと。

Aブルー「サンタクロースになって、登場!」
一同  「「「ええっ!?」」」

なんだソレは、と一同、目が真ん丸に。

Aブルー「イブはサンタで決まりってね! 後は任せる!」
シロエ 「ぶっつけ本番なんですか!?」
Aブルー「サプライズで楽しみにしておくよ!」
キース 「待て、せめて打ち合わせを…!」
Aブルー「期待してるからね!」

それじゃイブに、と自分の世界に帰った模様。
どうなる…?


2024/12/23 (Mon)



☆暖かそうな衣装


やって来ました、クリスマスイブ。生徒会長宅に朝に集合。
とはいえ、ゲストが来るのは遅くて、お決まりの面子だけ。

シロエ 「おはようございます。雪になりましたね」
ジョミー「キースには、ちょっとキツイかもね…」
サム  「でもよ、サンタは北の国だぜ?」

昼間もマイナスの世界だしよ、とサム君が眺める外の雪。

サム  「サンタの衣装も、それなりによ…」
シロエ 「暖かそうに思えますけど、どうなんです?」
キース 「正直、それほど暖かいわけでは…」

ないんだが…、とキース君、フウと溜息。

キース 「マツカに貰って、試着してみた印象ではな」
シロエ 「見た目は、袖とかフカフカでしたよ?」
ジョミー「帽子もあったし、暖かそうなのに…」
キース 「いわゆるパーティーグッズだぞ?」

暖かい部屋でも着られる仕様だろうな、とキース君。

キース 「でないと、サンタが熱中症になりかねないぞ」
一同  「「「あー…」」」

パーティー会場は暖かいし、と誰もが納得。

シロエ 「マツカ先輩、それで合ってますか?」
マツカ 「はい。急げば、現地仕様の衣装をギリギリで…」

手配出来るかもしれませんけど…、とマツカ君も焦り気味。

マツカ 「雪になるとは、思っていませんでしたしね…」
シロエ 「それもそうですし、登場シーンも…」

衣装より後に決まりましたっけ…、とシロエ君の相槌。

シロエ 「あの時点で、衣装は届いてましたから…」
サム  「クリスマス寒波とか、誰も考えていねえよな…」

そもそも誰が言ったんだよ、とサム君が指すベランダの方。

サム  「屋上から降下するってヤツ…」
一同  「「「うーん…」」」

誰だったっけ、と顔を見合わせる御一同様。

ジョミー「その場のノリで決まっちゃったし…」
シロエ 「煙突の代わりに屋上からで、でしたよね…」
キース 「思い出せんが、サプライズを指定されたしな…」

それでやろうと決めたのは俺だ、と言ってますけど。
屋上から…?


2024/12/24 (Tue)



☆屋上は冷えそう


クリスマスとイブは今年もパーティー、会場は生徒会長宅。
朝から集合、キース君の登場シーンが屋上からという問題。

ジョミー「キースが降りるの、夜だしね…」
シロエ 「かなり冷えると思いますよ」
ぶるぅ 「カイロ、一杯、貼って行ったら?」

服の下に、と家事万能なお子様が差し出した、カイロの箱。

ぶるぅ 「これだけあったら、いけると思うの!」
キース 「そうだな、それくらいしか…」

ソレでいこう、と決まった方針、昼前にはゲストも到着。

Aブルー「メリークリスマス! 今日はよろしくね!」
??? 「よろしくお願い致します」

お世話になります、とキャプテン(会話表記はA船長)。

A船長 「今日は、ぶるぅも、いい子ですよ」
??? 「かみお~ん♪ サンタさんが来るんだもん!」

ぼくはいい子、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も。

Aぶるぅ「パーティーのお料理、もう出来てる?」
ぶるぅ 「うんっ! ケーキも沢山、届いてるから!」
ブルー 「楽しんで行ってくれたまえ!」

メリークリスマス! と生徒会長の声で、パーティー開幕。

シロエ 「絶品ですねえ、ローストビーフ!」
ジョミー「ターキーもあるし、ホント、最高!」
Aブルー「ぼくの船だと、こうはいかないし…」
A船長 「特別休暇で逃げて来るのが、恒例ですよ」

クリスマスはキャプテンも暇ですしね、と説明が。

A船長 「人類側も、クリスマス休暇ですから」
Aブルー「ニューイヤーとセットで、心配は無用!」

まるっと船を空けていたって、と盛り上がる人たち。

Aぶるぅ「ねえねえ、そろそろ夜になるかな?」
ぶるぅ 「そだね、窓の外、暗くなって来たし…」

ホワイトクリスマス、と指差す窓の向こうは雪景色でして。

シロエ 「貼るカイロ、フルで装備ですね…」
キース 「そうだな、貰っておいて正解だった」
ぶるぅ 「頑張ってね!」
Aぶるぅ「貼るカイロ?」

今日はいい子だから、お手伝いする、と悪戯小僧。
何を…?


2024/12/25 (Wed)



☆カイロ貼ります


クリスマスイブのパーティーですけど、外は雪景色な夕方。
サンタの衣装で登場予定の、キース君は貼るカイロが必須。

Aぶるぅ「いつもキースをいじめてるから、その分まで!」
キース 「もしかして、貼るのを手伝う、と?」
Aぶるぅ「そだよ、フル装備だと、身体中なの?」

腰も背中も、と悪戯小僧の無邪気な問い。

Aぶるぅ「シャツもパンツも、貼るカイロでビッシリ?」
キース 「ビッシリとまでは言わないが…」
シロエ 「かなり多めに要るでしょうね」

この雪では…、とシロエ君が眺める窓。

シロエ 「外は相当、寒いですよ」
Aぶるぅ「そっか、キースのカイロは何処?」
キース 「俺が泊まる部屋だ」
Aぶるぅ「オッケー、貼ってあげるから、案内して!」

善は急げって言うもんね、と張り切っている悪戯小僧。

Aぶるぅ「早く、早くーっ!」
キース 「いやまだ、かなり早すぎるんだが…」
Aぶるぅ「なんで早すぎ?」
キース 「そ、それは…」

サプライズだけに言えない仕様で、キース君、答えられず。

Aぶるぅ「遅刻するより、早めの方がいいんでしょ?」
A船長 「そうですよ。ちゃんと覚えていたんですね」
Aぶるぅ「今日は、いい子にしてなくちゃ!」

だから早めに貼ってあげるね、と笑顔全開。

Aぶるぅ「それでいいでしょ?」
キース 「…分かった…」

よろしく頼む、とカイロを貼りにゲストルームへ。

シロエ 「キース先輩、大丈夫でしょうか…?」
Aブルー「何がだい?」
ジョミー「今、着てる服は、冬服でさ…」

カイロを貼ったら、暑すぎる気が、とジョミー君。

ジョミー「出番は、うんと後なんだし…」
スウェナ「サウナ気分になれるかしらね…」

最悪、脱げばいいんだけれど…、とスウェナちゃんも。

スウェナ「でないと、茹ってしまうわよ?」
Aぶるぅ「ただいまあーっ!」
キース 「貼って来たぞ」
Aぶるぅ「あのね、キースの…」

Tシャツの模様、凄かったよ、と跳ねてますけど。
模様…?


2024/12/26 (Thu)



☆見たいTシャツ


ホワイトクリスマスなイブの夕方、パーティーな御一同様。
屋上からサンタで降下予定なキース君、貼るカイロを装備。

キース 「模様の話はしなくていい!」
Aぶるぅ「なんで?」
キース 「いい子にするなら、そうしてくれ!」
Aぶるぅ「分かったあ!」

黙ってるね、と沈黙ですけど、他の面子はザワザワ。

シロエ 「凄い模様って、仏様だったんでしょうか?」
サム  「お経のTシャツっていうのもあるぜ」
ジョミー「そういう系かな、ぶるぅ、覚えてる?」
Aぶるぅ「ぼく、いい子だから、お約束は守るも~ん!」

だから内緒、と年に一度の「いい子モード」が発動中。

Aブルー「ぶるぅ、思念でいいから、チラ見せで!」
A船長 「私も、ソレでお願いします」
Aぶるぅ「ダメダメ、サンタさん、来なくなっちゃう!」

それじゃ困るよ、と悪戯小僧のサイオンがキラリ。

Aぶるぅ「はい、キースにシールドしたよ!」
キース 「シールド?」
Aぶるぅ「そだよ、キースが服を着ている間は、絶対に…」

Tシャツの模様、思念でも覗けないから、と得意げな顔。

Aぶるぅ「これで安心!」
Aブルー「ホントだ、ぼくが見たって無理…」
ブルー 「ぼくも全く見えないんだけど…」
一同  「「「ええっ!?」」」

極秘なのか、と一同、愕然。

シロエ 「キース先輩、着替えは別室に行くんですよね?」
キース 「そうなるな」
サム  「んじゃよ、Tシャツ拝むにはよ…」
Aブルー「セーターを脱いで貰うしか…」

でも、どうやって、と考え込んだソルジャー、閃いた様子。

Aブルー「ぶるぅ、エアコン、パワーアップで!」
ぶるぅ 「えっ、暑すぎない?」

今で適温、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「みんな冬服だし、これくらいだよ?」
Aブルー「大丈夫、脱げばいいってね!」
A船長 「なるほど、キースも脱ぐしかない、と…」
Aブルー「Tシャツ姿になるってば!」

うんと上げちゃえ、とリモコンを手にしましたけど。
どうなる…?


2024/12/27 (Fri)



☆暑すぎた屋内


ホワイトクリスマスになったイブの夕方、キース君に注目。
Tシャツの模様が凄いらしくて、見たいと思う人ばかりで。

Aブルー「みんな、暑くてもいけるよね?」
シロエ 「もちろんです!」
A船長 「私も、今日は私服ですから、上着なんかは…」

脱いでしまってかまいません、とキャプテンまでが。

Aブルー「オッケー、それじゃエアコン、最強で!」
ジョミー「どのくらいまで上がるかな?
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 半袖1枚でいけるよ!」

家事万能なお子様が飛び跳ねる中で、上がり始めた室温。

サム  「やっぱ暑いぜ、夏ってな!」
ぶるぅ 「アイスもあるから、好きに食べてね!」
キース 「有難い!」

俺は脱げんし、とキース君だけ、着込んだまま。

ジョミー「無理していないで、上着、脱いだら?」
キース 「脱ぐくらいなら、早めに出発した方がマシだ!」

アイスを食ったら出発でいい、と食べ終えるなり、別室へ。

Aぶるぅ「あれっ、キースは?」
シロエ 「じきに来ますよ。あっ、そういえば…」

協力者の人は、とシロエ君の問い。

シロエ 「マツカ先輩、サポート係はどうなってます?」
マツカ 「定刻に来ると言ってましたが…」
サム  「んじゃよ、キースは待ちぼうけかよ?」
マツカ 「前倒しは無理ということですね…」

一人でやるには危険ですし…、とマツカ君が言う通り。

Aぶるぅ「ねえねえ、それって、何のお話?」
マツカ 「1時間ほど待てば、分かりますよ」
シロエ 「外の雪、かなり降ってます…」

大丈夫でしょうか、と心配する間に、サプライズの時間。

ブルー 「メリークリスマス、外を見たまえ!」
ぶるぅ 「サンタさんだ!」
Aぶるぅ「ホントだ、上から降りて来る!」

待ってましたあ! と悪戯小僧が開けるベランダの入口。

キース 「メリークリスマス! …っと、ハクション!」
Aぶるぅ「大変、サンタさんが風邪!」

お薬どうぞ、と苦そうな薬がドッサリと。
良い子、善意で大暴走…。


2024/12/28 (Sat)



☆天然だった悪戯


ホワイトクリスマスの夜は、キース君がサンタでしたけど。
アッと言う間に日が経ちまして、今日は除夜の鐘な大晦日。

シロエ 「遅れました! 目の前でバスに行かれちゃって」
サム  「なんで早めに出ねえんだよ…」
ジョミー「寒いんだからさ、時間厳守にしてくれないと…」

キースの二の舞になっちゃうし、とジョミー君の愚痴。

ジョミー「此処のバス停、吹きっさらしだよ?」
シロエ 「ですから、先に行って下さい、と連絡を…」
スウェナ「先に行きたい人、いると思うの?」
シロエ 「…そうですよね…」

アドス和尚がいますから、とシロエ君が差し出すレジ袋。

シロエ 「お詫びに、肉まん買って来ました」
サム  「でもよ、普通に冷めてるだろ?」
シロエ 「いえ、保温してカイロも入れてあります」

ホカホカですよ、と出されたわけで、皆が歓声。

ジョミー「気が利くね! 手まで温まるよ!」
マツカ 「有難いですけど、キースを思い出しますね…」
サム  「クリスマスな…」

貼るカイロで暑すぎた後は酷寒でよ、とサム君が竦める肩。

サム  「おまけにクシャミで、激マズの粉薬だぜ…」
シロエ 「ぶるぅの悪戯、天然でしたね…」

本人は善意だっただけに怖すぎます、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩、風邪は免れましたけど…」
マツカ 「ダメージは大きかったですよ…」

その上、年末進行で…、とマツカ君。

マツカ 「家の行事が忙しくなって、追い回されて…」
ジョミー「そのまま大晦日に突入だもんね…」
シロエ 「噂をすれば、キース先輩では?」
サム  「出迎えでねえの?」

山門前にいるんだしよ、と言った所へ黒塗りのタクシー。

ジョミー「ブルーだ、特権階級だよね…」
スウェナ「除夜の鐘だし、今日の主役よ?」
ブルー 「やあ! 君たちも早く来たまえ!」
ぶるぅ 「寒いもんね!」
キース 「庫裏は暖房が入れてあるから、暖かいぞ」

適温だしな、と恩着せがましい口ぶり。
仕方ないかも…。


2024/12/29 (Sun)



☆消せない好奇心


大晦日は元老寺で除夜の鐘撞き、毎年恒例の行事ですけど。
冷える中でも路線バスな人と、黒塗りタクシーの生徒会長。

シロエ 「キース先輩、クリスマスイブの件は謝ります…」
ジョミー「ぼくも謝るから、エアコンはさ…」

適温をキープして欲しい、とジョミー君も。

ジョミー「暑すぎた後で外に出るとか、まんまキースで…」
サム  「風邪を引くのは確実だしよ…」

この通り、とサム君も謝罪モード。

サム  「Tシャツは、つい、好奇心でよ…」
シロエ 「模様が知りたかったんです…」

ああなるとは思いませんでした、とシロエ君、反省MAX。

シロエ 「ですから、エアコンで仕返しだけは…」
キース 「お前たちだけなら、アリかもだが…」

ブルーに感謝するんだな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「銀青様に失礼な真似は出来んぞ」
ブルー 「そういうこと! ぼくにエアコン地獄は無いね」
シロエ 「会長、ありがとうございます!」
サム  「マジで感謝!」

ありがてえ、とサム君、合掌して深々とお辞儀。

サム  「来年も守って貰えそうでよ…」
ブルー 「キースのTシャツ、懲りたかい?」
一同  「「「はいっ!」」」

でも…、とシロエ君が傾げる首。

シロエ 「今も模様は気になるんですよ…」
ブルー 「正直、ぼくも知りたくてさ…」

二枚までは絞り込めたけど、と生徒会長の妙な台詞が。

一同  「「「二枚?」」」
ブルー 「パーティーが終わった次の日に…」
ぶるぅ 「イライザさんが干してた、洗濯物!」
キース 「…その手があったか…」

俺もまだまだ甘かった、とキース君の深い溜息。

キース 「まあいい、庫裏でゆっくりしていてくれ」
ブルー 「忙しそうだし、おかまいなく」
キース 「では、失礼する」
シロエ 「行っちゃいましたよ、Tシャツの件は…?」
ブルー 「年忘れで暴露かな、どっちもサンタの模様で…」

しかも武闘派のサンタクロース、と明かされた事実。
武闘派…?


2024/12/30 (Mon)



☆真剣に除夜の鐘


大晦日は元老寺で除夜の鐘な、シャン学メンバーですけど。
庫裏で待つ間に、サンタだったキース君のTシャツの話に。

ジョミー「武闘派のサンタクロースって、なに?」
ブルー 「そのまんまだよ、ボクサーなのと、機関銃だね」
一同  「「「機関銃!?」」」

激しすぎる、と誰もが愕然。

シロエ 「機関銃を撃つサンタですか…?」
ぶるぅ 「ううん、持ってただけだよね」
ブルー 「構えてもいなかったけど、迫力は充分!」
ジョミー「キース、そういう趣味だったんだ…?」

知らなかった、とジョミー君。

ジョミー「見られたくなかったの、分かる気がするよ…」
サム  「だよな、密かな楽しみだしよ…」
ブルー 「違うね、イライザさんの趣味!」

金欠のキースに買えるとでも…、と生徒会長の暴露。

ブルー 「サンタの役をやるんでしょ、と着せたようだよ」
一同  「「「うわー…」」」

死んでも秘密にしときたいヤツ、と一同、納得。

シロエ 「脱がなかったの、分かりましたよ…」
ジョミー「知ってしまって大丈夫かな…」
ブルー 「分からないけど、模範生でいた方がいいね」

年内くらいは…、と言われた面々、除夜の鐘を待つのみで。

サム  「今年は早めに並ばねえとな…」
シロエ 「雪が降って来てます、キース先輩の祟りかも…」

それでも行くしか、と例年よりも早く行列で待機。

ジョミー「ブルーはいいよね、ぶるぅもさ…」
スウェナ「出るのは直前、しかテントで待機だものね…」

仕方ないけど、と愚痴り続けて、やっと除夜の鐘の時間に。

キース 「感心だな、いつもギリギリに来るくせに…」
ブルー 「裏に事情が色々とね」

緋の衣を着た生徒会長、テントに入って、間もなく登場。

ジョミー「今年が終われば、無罪だよね…?」
サム  「そう願いたいぜ…」
マツカ 「心をこめて、鐘撞きですよ…」
スウェナ「それでこそよね…」

真剣な顔で除夜の鐘撞き、真面目さMAX。
皆様も、どうぞよいお年を~。


2024/12/31 (Tue)




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☆年末になったら


さて、師走。初日が日曜、生徒会長宅に来ている御一同様。
いよいよ年末スタートなわけで、キース君が愚痴の最中で。

キース 「親父め、昨日と今日で、何が変わると!」
シロエ 「仕方ないですよ、ハッキリと月が変わってます」
ぶるぅ 「そだよ、今年のカレンダー、今月でおしまい!」

昨日までは違ったけどね、と家事万能なお子様が指す壁。

ぶるぅ 「一枚めくって、12月だもん!」
キース 「それはそうだが、なんでキッチリ…」

年末モードにしやがるんだ、とキース君、グチグチと。

キース 「起床時間は早くなったし、境内とかの掃除も…」
サム  「範囲が広くなったのかよ?」
キース 「そうだ、新年に備えて綺麗にしろ、と…」

草むしりまで加えやがって、とブツブツブツ。

キース 「今の季節でも、しつこい草はあるからな…」
シロエ 「夏よりも、ずっと減ってませんか?」
キース 「減っている分、親父がチェックしやすいんだ!」

姑のような勢いで…、と深い溜息。

キース 「今日の範囲を指定されたが、終わったら…」
ジョミー「すぐにチェックが入ったとか?」
キース 「終わりました、と報告したら、俺を連行で…」

現場チェックで、やり直しだ、と恐ろしすぎる実話。

キース 「あそこと、あそこのアレは何だ、とな!」
一同  「「「うわー…」」」
キース 「これから毎朝、そういうヤツだぞ…」

本堂の掃除もセットものでな、と悲惨すぎる年末モード。

キース 「仏具磨きとか、あれこれ加わって…」
シロエ 「昨日までは、無かったわけですね?」
キース 「たまにあったが、毎日ではない!」

師走というだけで切り替えなんだ、とキース君の嘆き節。

キース 「しかも、クリスマスはサボるんだろう、と…」
サム  「バレている分、加算なのかよ?」
キース 「サボる分だけ余計に働け、とな!」
シロエ 「お気の毒ですけど、ぼくたちとは…」

無関係な家の事情ですよね、とシロエ君。
それは確かに…。


2024/12/01 (Sun)



☆お寺の愚痴より


初っ端から日曜な12月、生徒会長宅に集う面々ですけど。
暦が師走に変わった途端に、年末モードなキース君が愚痴。

キース 「他人事だと思いやがって!」
シロエ 「その通りですから、文句は言えないでしょう?」

お寺の息子に生まれた以上は、そうなるしか、とシロエ君。

シロエ 「ずっと前には、家から逃げる気でしたよね?」
サム  「あー…。ブルーの正体、知ったせいだよなあ…」
ジョミー「負けてたまるか、で坊主コースだもんね…」
スウェナ「あそこで、そっちを選んでなければ、違うわよ」

今頃は、とっくに自由の身でしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「法律家を目指していたんだものね」
シロエ 「弁護士だったか、裁判官かは知りませんけど…」
サム  「そっちに行ってりゃ、別の暮らしだよなあ…」
ジョミー「忙しくっても、草むしりとか仏具磨きは…」

絶対に無くて、デスクワーク、とジョミー君の指摘。

ジョミー「出張で飛び回る生活にしても、今よりはさ…」
シロエ 「自分のペースを作れますよねえ…」
サム  「つまりは、自業自得じゃねえかよ」

愚痴るなよな、とサム君、ピシャリと。

サム  「愚痴るんだったら、共通の話題にしとけよ」
シロエ 「言えてますよね、紅葉狩りとか」
ジョミー「まだ1週間ほどしか経ってないしね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ クマさんと、ダンス!」

お相撲タイムもあったけどね、と跳ねるお子様。

ぶるぅ 「結局、キース、負けちゃったけど…」
サム  「だからよ、同じ愚痴るなら、ソレで頼むぜ」
シロエ 「ぼくたちに分かる話題でお願いします」
ジョミー「抹香臭い話なんかは、要らないしね」

聞いていたって楽しくないし、とジョミー君、切り捨て。

ジョミー「お寺の愚痴より、紅葉狩りだよ!」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「なんで、そうなる!」
シロエ 「二回、美味しいからですよ!」

クマとダンスを振り返れますし、とシロエ君の笑顔。
まあねえ…。


2024/12/02 (Mon)



☆振り返りで愚痴


12月は初日から日曜、生徒会長宅で過ごす面々ですけど。
年末モードな元老寺を愚痴ったキース君、却下されまして。

キース 「あんなブツを、どう振り返れと!?」
シロエ 「愚痴でも文句でも、ご自由にどうぞ!」

あの場では言えなかったでしょう、とシロエ君の笑み。

シロエ 「ゲストがいた上、ゲストの中には、問題児が…」
ジョミー「いたから、文句を言ったら終わりだったよ?」
サム  「最終兵器を持ってやがるしよ…」

下手に愚痴れば、即死な状況だったよな、サム君も。

サム  「カエル袋で済んだら、マシな方でよ…」
ジョミー「最終兵器が発動してたら、マジで詰みでさ…」

特にキースの環境だとね、とジョミー君が立てる人差し指。

ジョミー「髪がピンクで家に帰れば、おしまいだよ?」
シロエ 「アドス和尚がブチ切れですよね…」
サム  「そうでなくても、坊主にしろって言われてよ…」

逃げまくって今に至ってるよな、とサム君、ビシィ! と。

サム  「ピンクの頭じゃ、親父さんがよ…」
シロエ 「バリカンを持って来るのは、ガチですよ…」
ジョミー「その場で丸刈り、綺麗サッパリ、髪にお別れ!」

サイオニック・ドリームで誤魔化す暇ある、とジョミー君。

ジョミー「クマとダンスで、バテた後だよ?」
サム  「誤魔化すの、集中しねえと、出来ねえんだろ?」
キース 「心の準備が出来ていないと無理だな…」

染められたショックだけで無理だ、とキース君の嘆き節。

キース 「あいつらの前では、何も文句は…」
シロエ 「言えなかった分を吐き出しましょうよ!」
ジョミー「うんと愚痴ってくれてオッケー!」

抹香臭い話じゃないし、とジョミー君の笑顔。

ジョミー「蜂蜜まみれになったトコから、振り返りで!」
シロエ 「いいですねえ!」
サム  「頭から被っちまったよなあ…」
キース 「着ぐるみだったお蔭で、髪は無事だったが…」

そうでなけれシャワーだったな、と始まった愚痴。
面白そう…。


2024/12/03 (Tue)



☆厄介だった蜂蜜


初日が日曜な12月でして、生徒会長宅で過ごす御一同様。
年末モードを愚痴ったキース君、愚痴の中身を変えまして。

シロエ 「あー…。蜂蜜まみれの髪もマズイですよね…」
キース 「家に帰るなり、親父が文句をつけるぞ?」

髪の手入れが出来ていない、とな、とキース君、ブルッと。

キース 「髪を伸ばしているからだ、と決め付けられて…」
ジョミー「いきなりバリカンで来そうだよね…」
キース 「丸刈りまではされないとしても、確実に…」

短くされてしまうだろうな、と溜息なキース君の髪は長め。

キース 「まず、このくらいから慣れていけ、と…」
サム  「五分刈りくらいで、いずれは丸刈りコースな…」
キース 「言いがかりだ、と言える状態ではないだけに…」

綺麗に洗って帰らないと、と竦める肩。

キース 「シャワーを浴びに行ってる間に、飯の時間が…」
シロエ 「終わっていたかもしれませんね…」
スウェナ「そうね、ダンスの時間も長かったし…」
ジョミー「負けて終わっただけに、後も長引いてさ…」

クマが蜂蜜タイムだったし…、とジョミー君。

ジョミー「着ぐるみについてる蜂蜜、なめ回してたしね…」
シロエ 「下手に起きたら、クマが怒り出しますし…」
キース 「死んだふりをするしか無かったんだ!」

クマのパンチは御免蒙る、とキース君の愚痴が。

キース 「そうでなくても、かわすしか無くて…」
スウェナ「いい感じにダンスになっていたわよ?」
ぶるぅ 「そだね、ステップ、上手だったし!」

ちゃんとアドリブで踊れてたよ、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「ぶるぅ、とっても喜んでたもん!」
シロエ 「思い切り、はしゃいでましたよねえ…」

行司さんも張り切ってました、とシロエ君も楽しそう。

シロエ 「なかなか勝負がつきませんでしたし…」
ジョミー「どっちも転ばなかったしね…
キース 「俺は必死で、クマも必死で…」

蜂蜜を巡るバトルだったんだ、と言ってますけど。
なるほど…。


2024/12/04 (Wed)



☆お目当ては蜂蜜


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅に集う面々ですが。
年末モードを愚痴ったキース君、愚痴の中身を切り替えで。

シロエ 「クマと土俵に上がる前にも、ひと騒動でしたね」
ジョミー「蜂蜜を持っていたのが、敗因だったよね…」

クマの機嫌取り用に、とジョミー君。

ジョミー「あそこで蜂蜜を持ってなかったらさ…」
シロエ 「クマは突進していませんよ」
サム  「あれで後ろに倒れたはずみに、蜂蜜をよ…」
スウェナ「頭から被ったわけだものね…」

でも…、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「蜂蜜は無しで対面してたら、危なかったかも…」
シロエ 「どうでしょう? 人に慣れてるクマですしね…」
マツカ 「危険は無かったと思いますよ?」

きちんと調教されてましたし、とクマを手配したマツカ君。

マツカ 「芸とかが出来るわけではありませんけど…」
サム  「人を襲わねえクマだったわけな?」
マツカ 「そうでなければ、手配しません」

事故があったら大変ですしね、とマツカ君、キッパリ。

マツカ 「蜂蜜をなめに行っていたのは、性質の問題かと」
ジョミー「単に、おやつが欲しかっただけ?」
マツカ 「ええ。食事も、ちゃんと食べさせましたから」

キースを襲う心配は無かったですよ、とマツカ君の証言。

マツカ 「とはいえ、蜂蜜は大好物ですし…」
サム  「なめに行くのも当然だってか?」
マツカ 「そうなります。ダンス勝負も、クマの目標は…」

キースではなくて、蜂蜜だった筈です、と明快な答え。

マツカ 「キースが下手に逃げ回るせいで、蜂蜜の方も…」
シロエ 「逃げ回ることになったわけですね?」
マツカ 「はい。キースが転んで、クマは蜂蜜ゲットで…」

押さえ込むことになったかと…、とマツカ君の冷静な分析。

マツカ 「キースが蜂蜜を持っていたのが、始まりですね」
キース 「そういうのは、先に言ってくれ!」

俺が蜂蜜を持ち出した時に、と叫んでますけど。
間違ってませんね?


2024/12/05 (Thu)



☆蜂蜜が無ければ


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
年末モードを愚痴ったキース君、愚痴の中身をクマに変更。

キース 「蜂蜜さえ持っていなかったなら、俺は無事で…」
サム  「だよなあ、襲って来るクマじゃねえんだし」
ジョミー「でもさ、マツカが本当のことを言った場合は…」

もっと展開がヤバかったかも、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「蜂蜜なんかは要りませんよ、って明かしたら…」
シロエ 「何が起きると言うんです?」
ジョミー「考えてみてよ、あの日のゲスト、誰だっけ?」
一同  「「「あー…」」」

悪戯小僧がいたんだった、と誰もが見合わせる顔。

サム  「そういや、最終兵器なヤツがいたよな…」
シロエ 「しかも発想、斜め上ですよね…」
ジョミー「でもって、生き甲斐は悪戯なわけで…」

安全なクマなんか、許すと思う、とジョミー君の問い。

ジョミー「絶対、クマに何かやるよね…」
サム  「土俵に爆竹、投げるとかかよ?」
シロエ 「投げ込んで済むんだったら、まだマシでしょう」
スウェナ「まさか、クマに爆竹、結び付けておいて…」

点火するとか…、とスウェナちゃんの視線がシロエ君に。

スウェナ「そう考えてもいいのかしら?」
シロエ 「最悪、耳にセットするとか、ありそうですよ」
一同  「「「うわー…」」」

クマの耳元で爆竹なのか、と一同、ガクブル。

ジョミー「そんなの、ぼくも想定外だったよ!」
シロエ 「可能性の一つですけど、否定出来ますか?」
ジョミー「ううん、出来ない…」
サム  「どっちかと言えば、自然すぎる流れだぜ、ソレ」

クマが激怒はガチだけどよ、とサム君も納得な凄い悪戯。

サム  「マツカが言わずに黙ってたのも、当然かもな…」
シロエ 「そうなんですか、マツカ先輩?」
マツカ 「ええ。耳に爆竹とまでは、思いませんけどね…」
キース 「蜂蜜のお蔭で、俺は命を拾ったと…?」

最悪のケースを免れたのか、と質問ですけど。
そうなのでは?


2024/12/06 (Fri)



☆命拾いした人たち


今年の12月は初日が日曜、生徒会長に集う面々ですけど。
キース君の愚痴から回想モードで、クマと相撲な話でして。

シロエ 「どう考えても、そうとしか言えませんよ…」
サム  「マジで、マツカの機転で、助かったヤツだぜ?」

耳に爆竹なクマが来てたら、どうなったんだよ、とサム君。

サム  「大人しいクマでも、暴れねえわけがねえし…」
ジョミー「ぼくたちだって、逃げるしかないよね…」
スウェナ「当たり前でしょ、相手はクマよ!?」

あの場にプロはいなかったわ、とスウェナちゃんの青い顔。

スウェナ「麻酔銃とかを持っている人、誰かいたわけ?」
ジョミー「見覚え無いけど、どうだっけ?」
サム  「マツカ、その手のプロは配置してたのかよ?」

そうだとは思えねえんだけど、とサム君の問い。

サム  「調教してあるクマだし、飼育員だけじゃねえ?」
マツカ 「恥ずかしながら、それで合ってます…」

暴れるとまでは思いませんしね、とマツカ君が震わせる肩。

マツカ 「地元の人には、クマ撃ち名人もいますけど…」
シロエ 「殺傷力のあるヤツだよね、ソレ…」
マツカ 「普通の散弾銃の筈です、麻酔銃は無いでしょう」

キースもいるのに撃てませんよ、とマツカ君の悪い顔色。

マツカ 「蜂蜜のお蔭で助かりました…」
一同  「「「あー…」」」

万一があったら責任者か、と皆の視線がマツカ君に。

シロエ 「マツカ先輩、良かったですね…」
サム  「命拾いしたの、キースだけじゃねえのな…」
マツカ 「そうらしいです。蜂蜜に感謝しておかないと…」
キース 「俺も真面目に同感だ…」

文句な場合じゃなかったんだな、とキース君もガクブル。

キース 「クマが蜂蜜をなめ終わるまで、下敷きでも…」
ジョミー「暴れられるより、遥かにマシだよ」
シロエ 「散弾銃しか無い状態では、手が出せませんし…」
??? 「そうでもないと思うけど?」

ぼくを忘れていないかな、と現れた人が一名。
誰が来たと…?


2024/12/07 (Sat)



☆飽きるダンスなら


初日から日曜な12月だけに、生徒会長宅に来ている面々。
年末モードなキース君の愚痴から、クマの話が出ている今。

シロエ 「なんで、いきなり出て来るんです!?」
??? 「面白そうだし、見てただけだよ」

青の間からね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「クマの耳に爆竹、あったかもねえ…」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

そうなのか、と誰もがドン引き。

シロエ 「じゃあ、蜂蜜で命拾いは正解なんですか?」
Aブルー「そういうことだね、ぶるぅも楽しんでたし」

クマとダンスで、締めは相撲で…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「キースがクマの下敷きな時間も、たっぷり!」
キース 「アレが無ければ、爆竹だったと…?」
Aブルー「クマと友好的なイベでは、つまらないだろう?」

ダンスの中身によってはね、とニコニコと。

Aブルー「アドリブで上手く踊っていればいいけど…」
サム  「退屈なダンスだったら、飽きてたってか?」
Aブルー「ぶるぅなんだよ?」

高尚なダンスが理解出来ると、とソルジャーの問い。

Aブルー「能を通しで見られるとでも?」
一同  「「「あー…」」」

無理なヤツだ、と納得な例え。

シロエ 「多分、5分も持ちませんよね…」
ジョミー「ぼくでも通しはキツイって!」
サム  「俺は5分で寝落ち出来るぜ…」

スローすぎて、とサム君も。

サム  「蜂蜜を巡るダンスだったから、いけたわけな…」
Aブルー「次のステップ、読めないしね!」

退屈しないで済んだんだよ、とソルジャーの解説。

Aブルー「爆竹の出番は来なかったわけ!」
キース 「マジか…」

本当に俺はヤバかったのか、とキース君、顔面蒼白。

キース 「耳に爆竹をやられていたら、大惨事で…」
シロエ 「クマ撃ち名人も呼べませんしね…」
サム  「詰んでいたよな…」
Aブルー「だから、そうでもないってば!」

わざと忘れていないかい、と言ってますけど。
忘れるとは…?


2024/12/08 (Sun)



☆フォローがあれば


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
紅葉狩りでクマと相撲だったのを、キース君が愚痴ったら。

シロエ 「わざと忘れるって、何をです?」
Aブルー「ぼくだよ、ぼくを誰だと思ってるわけ?」

この服装はダテだとでも、とソルジャーが指す自分の衣装。

Aブルー「本来、ぼくには必要無いのに、着せられてて…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「高熱とかにも耐える仕様で、一種の防護服!」

ぼくはマッパでも平気なのにさ、と不満そうな顔。

Aブルー「宇宙空間だろうが、マッパでオッケー!」
サム  「そういや、そういう仕様だっけか…」
ジョミー「前に聞いたけど、今の話と、どう関係が?」

クマは爆発物じゃないよ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「暴れ出しても、破壊力には限界が…」
Aブルー「まさにソレだよ!」

元々、どういう企画だったっけ、とソルジャーの問い。

Aブルー「何処からクマが出て来たのかな?」
一同  「「「あっ!?」」」

忘れてた、と顔を見合わせる面々。

シロエ 「勝負したいと言ってましたね…」
スウェナ「ヒグマとバトルをしたがってたわ…」
サム  「マツカが、冬眠中だって言ったんだよな?」
マツカ 「ええ…。ハッキリと思い出しました…」

最初の時点で、キースの出番は無かったです、とマツカ君。

マツカ 「話がズレていった結果が、キースにお鉢で…」
Aブルー「ピンポーン!」

よく考えてみてくれたまえ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「クマ撃ち名人なんかを、呼ばなくっても…」
サム  「素手で一発、倒せるってか…」
Aブルー「正しくは、指一本も触れないでね!」

サイオンで一撃すればいいだけ、と勝ち誇る人。

Aブルー「フォローがあれば、ぶるぅは、どうするかな?」
シロエ 「爆竹で済んだら、御の字ですね…」
サム  「火炎瓶とかな…」
キース 「やりかねん…」

クマの毛皮が焦げるんだが、とキース君、ガクブル。
怖すぎ…。


2024/12/09 (Mon)



☆投げ込むならコレ


初日から日曜な12月だけに、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ来たソルジャー、キース君の愚痴を聞いていた模様。

Aブルー「火炎瓶は無いと思うけどねえ…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「クマの毛皮が焦げるよりかは、染める方かな」
一同  「「「げっ!!!」」」

アレか、と誰もがピンと来たブツ。

サム  「まさか、ピンクの染料かよ!?」
Aブルー「カラーボールみたいな感じで、いけるんだよね」
シロエ 「当たれば、飛び散るヤツですね…?」
Aブルー「そう! こっちの世界のよりも、パワー絶大!」

詰める技術が違うしさ、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「ボールを1つ、投げ付けるだけで、まるっと…」
ジョミー「クマがピンクに染まるんだ…?」
Aブルー「ピンポーン!」

ショッキングピンクでラメ入りかもね、と怖すぎる台詞。

Aブルー「クマが怒るのは確実かと…」
サム  「しかもソレって、落ちねえんだよな…?」
Aブルー「相手はクマだし、ハゲても気にしないから…」

こっちの世界のヤツで落とすのはアリ、とソルジャーの言。

Aブルー「運が良ければ、綺麗に落ちるということも…」
シロエ 「落ちなかったら、全身ピンクか、ハゲですね?」
Aブルー「その場で丸ハゲのリスクは充分!」

混ぜるな危険は承知だよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「クマとダンスは盛り上がるけど…」
スウェナ「最悪な展開じゃないの!」

キースはボロボロ、マツカもでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「クマを貸してくれたトコに、平謝りで…」
シロエ 「子供の悪戯だった、と目撃証言は…」

飼育員さんのがありますけど、とシロエ君も顔面蒼白。

シロエ 「蜂蜜で済んで良かったと言えるでしょうね…」
キース 「俺もマツカも、本当に命拾いしたんだな…」
マツカ 「そのようです…」
Aブルー「ところで、ぶるぅなんだけど…」

今年も楽しみにしていてね、と笑顔ですけど。
楽しみって…?


2024/12/10 (Tue)



☆自分が詰むイベ


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場でして、クマと相撲の話題ですけど。

シロエ 「楽しみにしてるって、何をですか…?」
サム  「聞いたらヤベえ気がしねえか…?」
Aブルー「大丈夫! 悪戯は多分、しない筈だし!」

したら自分がヤバいからね、とソルジャー、謎な発言。

Aブルー「なにしろ、詰むのは自分だしさ…」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆が見合わせる顔。

サム  「あいつが詰むとか、あるのかよ…?」
シロエ 「ちょっと想像出来ませんけど…」
ジョミー「だよね、詰むのはキースばっかりでさ…」
キース 「同感だ。俺が詰むなら、分かりやすいが…」

正直、理解したくなくても、とキース君も。

キース 「ヤツが詰むとか、有り得ないぞ…」
シロエ 「ぶるぅが詰んだら、キース先輩は、もっと…」
ジョミー「詰みそうだよね…」

ぶるぅ以上に、とジョミー君、肩をブルッと。

ジョミー「巻き添えになるのは、ガチっぽいよ?」
キース 「恐らくな。だから楽しみなんだろう…」

俺を巻き添えで自爆する気だ、とキース君の悪い顔色。

キース 「激辛チャレンジだとか、そういった系で…」
一同  「「「あー…」」」

それはありそう、と納得出来るイベの内容。

シロエ 「食い意地とはいえ、激辛ですしね…」
ジョミー「悪戯するなら、辛さをドンと加えるしか…」
サム  「マジで自分が詰むヤツだぜ…」

チャレンジするのは全員だもんな、とサム君も顔面蒼白。

サム  「自分の分だけ、味付け変えられねえしよ…」
キース 「それしか無いと思わないか?」

激辛でなければ闇鍋とかで…、とキース君の深い溜息。

キース 「クリスマスも近いし、其処でやりそうだ…」
ジョミー「マジで嫌すぎるんだけど!」
シロエ 「ぼくも逃げたい気分ですよ…」
Aブルー「なんでそういう方向へ?」

クリスマスを誤解していないかい、と聞いてますけど。
誤解…?


2024/12/11 (Wed)



☆イブに来るもの


初日が日曜な今年の12月、いつもの生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で、ぶるぅの悪戯が怖いクリスマスの話題。

シロエ 「誤解も何も、クリスマスくらい分かってます!」
ジョミー「ぶるぅの誕生日も、クリスマスだよね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも、ぶるぅも、お誕生日!」

だから毎年、パーティーだよね、と家事万能なお子様。

ぶるぅ 「イブに集まって、二日連続で!」
Aブルー「そう、ソレ! 今年も楽しみらしくてねえ…」
ぶるぅ 「お料理、何にしようか、考え中だよ!」
ブルー 「ケーキも、あれこれ考えててさ…」

候補がドッサリ、と生徒会長が取り出すカタログ。

ブルー 「ぶるぅのお手製は欠かせないけど、他にもね!」
ぶるぅ 「そだよ、クリスマスケーキ、何処も凝るから…」
Aブルー「此処でも、毎年、色々、揃ってるよね…」

いろんな店のを食べ比べで…、とソルジャーも嬉しそう。

Aブルー「そのクリスマスに、来るのは何かな?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「当日じゃなくて、イブの方だけど?」

夜中に誰か来る筈だよ、とソルジャーが指す天井の方。

Aブルー「ぶるぅたちにしか、来ないヤツでさ…」
サム  「サンタクロースな…」
シロエ 「ですね…」
ぶるぅ 「サンタさん、楽しみ!」

今年は何が貰えるかな、と飛び跳ねている無邪気なお子様。

ぶるぅ 「いつも、ぶるぅとお揃いなんだよね!」
Aブルー「其処が大事な所でさ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「お揃いで貰えるかどうかが、ポイントだけど?」

サンタクロースは、どんな人だっけ、とソルジャーの問い。

Aブルー「プレゼントが貰える条件は?」
一同  「「「あっ!」」」

ソレがあった、と誰もがハッタと気付いた模様。

シロエ 「いい子でないと、貰えないんでした…」
ジョミー「悪い子には、届くの、鞭だっけね…」
Aブルー「ピンポーン!」

ぶるぅだろうが、容赦しないよね、と鋭い指摘。
その通り…。


2024/12/12 (Thu)



☆悪戯が出来ない日


今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へソルジャー登場でして、クリスマスの話になった今。

サム  「そういや、クリスマスに悪戯の記憶はねえな…」
シロエ 「言われてみれば、無いですよね…」
Aブルー「しっかり教育してあるからね!」

クリスマス当日の分までガッチリと、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「イブはもちろん、当日に悪戯をしたら大惨事!」
ジョミー「なんて教えてあるわけ?」
Aブルー「プレゼントが消えてしまうよ、ってね!」

クリスマスの日に悪戯したら、夜の間に、と凄い答えが。

Aブルー「サンタクロースが回収してって、それっきり!」
一同  「「「うわー…」」」

それは怖い、と誰もが納得な理由。

シロエ 「悪戯しないの、当然ですよ…」
サム  「プレゼント、パアになるっていうのはキツイぜ」
Aブルー「もっと言うなら、オマケもあって…」
一同  「「「オマケ?」」」

どんなオマケが、と一同、興味津々。

Aブルー「バースデープレゼントも、一緒にパア!」
シロエ 「まさか、サンタが回収ですか!?」
Aブルー「没収と言ってくれたまえ!」

行き掛けの駄賃というヤツでね、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「回収ついでに没収してって、来年はさ…」
ジョミー「来ない仕様になっているとか?」
Aブルー「ううん、来るけど、没収したプレゼントは…」

別の子供に配られるわけ、と怖すぎる設定。

Aブルー「二度と戻って来ないってね!」
サム  「サヨウナラかよ…」
Aブルー「どんなに素敵で気に入ってても、お別れだよ!」

アヒルだろうが、土鍋だろうが、と強烈な悪戯の結末。

Aブルー「そうなるんだ、と教えてあるから、大丈夫!」
シロエ 「大人しくするしかないですね…」
Aブルー「本来、シャングリラ用の対策で…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「クリスマスくらいは…」

大人しくさせろと、うるさくって、と肩を竦める人。
当然かと…。


2024/12/13 (Fri)



☆有効期間が長め


初日から日曜な今年の12月、生徒会長宅に来ている面々。
其処へ来たソルジャー、クリスマスについて耳寄りな話を。

サム  「ニューイヤーじゃなくて、クリスマスかよ?」
ジョミー「クリスマスの方が、盛り上がるわけ?」

ニューイヤーも賑やかなんだよね、とジョミー君の問い。

ジョミー「青の間が散らかりまくるって…」
Aブルー「そうなんだけどさ、有効期間の問題かな…」
一同  「「「有効期間?」」」

なんだソレは、と誰もがキョトン。

シロエ 「期間限定だったら、分かりますけど…」
サム  「有効期間って、意味が不明だぜ?」
ジョミー「賞味期間の方なら、御馳走とかもあるから…」

納得だけど…、とサッパリ謎なブツが有効期間。

ジョミー「有効期間って、何が有効?」
Aブルー「決まってるだろう、悪戯が出来ない期間だよ!」

クリスマスの方が長めだしね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「イブはもちろん、クリスマス当日もいけて…」
シロエ 「二日あるから、お得なんですか?」
サム  「でもよ、ニューイヤーもカウントダウンとか…」

つけりゃ二日はいけるよな、とサム君が顎に当てる手。

サム  「どっちの方で大人しくさせても、同じだぜ?」
ジョミー「だよね、ニューイヤーの方が良くない?」

年も変わるし、とジョミー君。

ジョミー「それとも、クリスマスの方が派手だとか?」
Aブルー「違うよ、クリスマスの場合は、待機期間が…」
一同  「「「待機期間?」」」

ますます謎だ、と首を傾げるしかない話。

シロエ 「有効期間の次は、待機期間ですって?」
Aブルー「セットものだね、その二つは!」

よく考えてくれたまえ、とソルジャーが立てる人差し指。

Aブルー「クリスマスイブだけ、いい子でいいのかな?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「イブの前日まで悪戯三昧、それでオッケー?」
一同  「「「あー…」」」

自粛期間がセットなのか、と一気に解けた謎。
サンタクロース…。


2024/12/14 (Sat)



自粛期間の始まり
今年の12月は初日が日曜、生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、クリスマスと悪戯小僧の話でして。

シロエ 「イブの前日だけ、いい子だとキツそうですね…」
サム  「やっぱ、日頃の行いがよ…」

反映されるイベだもんな、とサム君も苦笑。

サム  「チャラにするには、自粛しねえとヤバそうだぜ」
ジョミー「1週間くらいじゃ、足りないかもね…」
スウェナ「もう始まっているのかもよ?」

1日だもの、とスウェナちゃん。

スウェナ「クリスマス前の、アドベントカレンダーって…」
シロエ 「12月1日からでしたっけ?」
スウェナ「そうよ、毎日、1つずつ開けるアレよね」

お子様向けに中にお菓子が、というカウントダウン用。

スウェナ「クリスマスを派手にやるんだったら、ソレも…」
ジョミー「ありそうだよね…」
Aブルー「もちろんだよ!」

名探偵に乾杯! とソルジャーの拍手。

Aブルー「ぶるぅは、今日から自粛期間で…」
シロエ 「ストレスが溜まりまくるんですか?」
Aブルー「ううん、その分、外で発散!」
一同  「「「外!?」」」

人類の世界で悪戯なのか、と誰もがドン引き。

ジョミー「まさか、人類の世界で破壊活動…?」
Aブルー「するわけがないね、相手はサンタなんだしさ…」

本来、人類側で活動しているわけで、とソルジャーの説明。

Aブルー「ミュウの船より、目が行き届くよ?」
一同  「「「あー…」」」

より筒抜けになる仕様だ、と一同、納得。

サム  「んじゃよ、ストレス発散って、何するんだよ?」
Aブルー「ドカ食いだよ!」

食い倒れとも言うかもね、とソルジャー、クスクスと。

Aブルー「目についた店で、片っ端から食べまくってさ…」
サム  「でもよ、食い逃げ出来ねえんだぜ?」
シロエ 「お小遣い、底を尽きませんか?」
Aブルー「大丈夫! ちゃんと予算が組まれてるから!」

潜入班が積み立ててるし、と言ってますけど。
クリスマス用に…?


2024/12/15 (Sun)




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☆紅葉狩りとイベ


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
ところがソルジャー登場でして、話が恐ろしい方へ展開中。

Aブルー「真っ当なヒグマだって?」
マツカ 「普通のヒグマ、と言い換えましょうか?」

その方が分かりやすいですよね、とマツカ君。

マツカ 「ヒグマは、冬眠するものですけど…」
Aブルー「しないタイプが存在すると?」
マツカ 「ええ。…正直、かなり厄介ですから…」

近付かないのが常識ですよ、とマツカ君、真剣な顔。

マツカ 「飢えているので、危険すぎです」
シロエ 「そうらしいですね、近場のクマにしましょう!」
Aブルー「いいのかい?」

クマ狩りに行くということで…、とソルジャーの輝く瞳。

Aブルー「紅葉狩りのイベには、最高だよ!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「何か文句があるとでも?」
キース 「いいか、今の言い出しっぺは、俺じゃない!」

シロエなんだ、とキース君がビシィ! と指差す先。

キース 「近場のクマと言いやがったのは、お前だろう!」
シロエ 「そうですけど…?」
キース 「だったら、お前が引っ被るべきだ!」

紅葉狩りでクマになったんだしな、とキース君、腕組み。

キース 「ガチンコ勝負か、何か知らんが…」
Aブルー「あー…。シロエを連れて行くべきだ、と?」
キース 「是非、それで頼む!」
シロエ 「なんで、そういう話なんです!?」

狩猟免許なんか持っていませんよ、と顔面蒼白なシロエ君。

シロエ 「山歩きだって、していませんし…!」
キース 「やかましい! 俺も事情は同じなんだ!」

無理ゲーすぎる、とキース君も必死の形相。

キース 「此処は行くなら、お前しかいない!」
シロエ 「でもですね…。あっちのぶるぅの意見とかも…」
Aブルー「聞いてくれると有難いねえ!」
キース 「あいつは、俺を指名すると…?」
Aブルー「だって、紅葉でイベだしさ…」

面白い方がいいだろうし…、と首を捻ってますけど。
指名だと…?


2024/11/16 (Sat)



☆勝負に向くキャラ


何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りでクマを狩るイベを提案。

キース 「どの辺が、どう面白いんだ!」
Aブルー「だって、せっかくクマと勝負なんだから…」

面白いキャラの方にすべき、とソルジャーの言。

Aブルー「シロエじゃ、すぐに逃げそうで…」
シロエ 「当たり前です、誰だって命は惜しいですよ!」
キース 「お前だったら、其処は何とか出来るだろうが!」

クマ除け鈴の改造だとか…、とキース君。

キース 「ラジオの方でも、特殊音波を出すヤツだとか!」
シロエ 「あー…。思い付きさえしませんでした…」
キース 「分かったんなら、お前が勝負して来い!」

俺より勝ち目があるだろうが、とキース君、目がマジ。

キース 「俺は柔道くらいしか…」
シロエ 「そうなんですけど、腕はぼくより上ですし…」
Aブルー「ガチンコ勝負も出来そうだ、って?」

いいじゃないか、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぶるぅも、そっちの方が喜ぶのはガチ!」
サム  「シロエだったら、クマは逃げちまうしなあ…」
ジョミー「フェアプレイとは言えないよねえ…」
キース 「クマを相手に、フェアは無いしな!」

第一、クマのホームだろうが、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「俺だとアウェーで、それだけでも不利だ!」
Aブルー「ぼくにしたって、アウェーだけど?」
キース 「ドサクサ紛れに決めてかかるな!」

戦うと言った覚えなど無い、とキース君の怒声。

キース 「あんた一人で勝負しやがれ!」
Aブルー「なんだかねえ…」

盛り上がりに欠けてしまうじゃないか、と言い返す人。

Aブルー「此処はキースも、勝負すべきで…」
サム  「同じ土俵に上がるだけでも、義理は立つしよ…」
ジョミー「土俵落ちってことで、敵前逃亡したら?」
キース 「クマと土俵に上がるとか、俺は金太郎か!?」

坊主と金太郎では違いすぎだ、と怒鳴ってますけど。
金太郎…?


2024/11/17 (Sun)



☆相撲がいいかも


三連休は何処も混むので、週末は生徒会長宅な面々ですが。
ソルジャー登場で紅葉狩りの話、しかもクマ狩りがどうの。

Aブルー「なんだい、金太郎というのは?」
シロエ 「クマと相撲を取って育った、ヒーローですね」
Aブルー「ふうん…? 有名な人なのかな?」

ぼくは初耳なんだけどさ、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「まあ、その辺のことは置いとくとして…」
サム  「金太郎より、キースだってか?」
Aブルー「決まってるだろう、クマと相撲と聞いたらね!」

面白そうだし、とソルジャー、パチンとウインク。

Aブルー「クマを狩るより、相撲の方が楽しそうだよ?」
シロエ 「あー…。クマの方でも、喜びそうです」

クマ鍋コースは無いんでしょう、とシロエ君の確認が。

シロエ 「相撲だけなら、死にませんしね」
Aブルー「フェアにやるなら、そうなるねえ…」

試合の相手を食べてしまうのは、ないだろう、という返事。

Aブルー「それにクマ鍋、別荘の人は慣れてなさそうで…」
マツカ 「ジビエ料理は慣れてますけど、クマ鍋とかは…」
ぶるぅ 「多分、勝手が違うと思うよ、ぼくだって」

普通はシカとかイノシシだしね、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「クマのお料理、咄嗟に思い付かないもん…」
Aブルー「だよね、そんな料理を頼むよりはさ…」
サム  「いつも通りがいいってか?」
Aブルー「そう! 毎年、趣向を凝らしてくれてるし…」

今年もソレが良さそうだよ、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「クマと戦う件については、余興ってことで!」
キース 「俺に相撲を取れというのか!?」
Aブルー「ピンポーン!」

クマなら借りて来られるよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「どうかな、マツカ?」
マツカ 「出来ますよ? 飼ってる所は多いですから」
Aブルー「オッケー、クマと土俵の整備とさ…」
キース 「なんで、そうなる!?」

あんたも土俵に上がるんだろうな、と聞いてますけど。
さあ…?


2024/11/18 (Mon)



☆相撲を取るなら


何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集うのが一番。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りを企画なわけですけれど。

Aブルー「ぼくに、土俵に上がれだって?」
キース 「クマと戦うと言っていたよな?」

ガチンコ勝負で、とキース君、ズイと。

キース 「相撲も勝負だ、やらないでどうする!」
Aブルー「うーん…。ぼくの美意識に反するしねえ…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「なんだったっけか、まわしだっけか?」

あんなの、ぼくは締めたくないね、とキッパリ断言。

Aブルー「マントを翻して戦うんなら、かっこいいけど…」
シロエ 「それはまあ…。否定出来ない面はありますね…」
サム  「でもよ、キースも、まわしなのかよ?」

相手はクマだぜ、とサム君の問い。

サム  「飼ってるヤツでも、爪はあるしよ…」
ジョミー「組んだはずみに、怪我をするとかあるかもね…」

クマに悪気は無くってもさ、とジョミー君も。

ジョミー「人間とクマじゃ、皮膚の厚みも違うしね…」
キース 「第一、向こうは毛皮つきだぞ!」

分厚いのを装備してるんだが…、とキース君、グッと拳を。

キース 「俺の方にも、相応のアイテムが欲しい所だ!」
シロエ 「あー…。着ぐるみとかですね?」
キース 「着ぐるみ?」
シロエ 「ええ。クマと相撲を取るんですから…」

クマの着ぐるみでどうでしょうか、とシロエ君の提案。

シロエ 「丈夫なヤツを探せば、そこそこガードで…」
Aブルー「クマも、相撲を取りやすいかもね!」

その案、採用! とソルジャーの笑顔。

Aブルー「マツカ、着ぐるみもお願い出来るかな?」
マツカ 「もちろんです」

可愛い着ぐるみがいいですよね、とマツカ君。

マツカ 「リアリティーを追及するより、その方が…」
サム  「いいんでねえの、ゆるキャラとかよ」
Aブルー「キースは嫌がりそうだけどねえ…」
キース 「当然だろう!」

怖そうなクマの方がマシだ、と叫んでますけど。
どうなる…?


2024/11/19 (Tue)



☆着ぐるみならコレ


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で過ごす週末な面々。
ところがソルジャー登場でして、紅葉狩りのイベを企画で。

Aブルー「怖そうなクマじゃ、ダメそうだよ?」
キース 「何処が駄目だと?」
Aブルー「忘れたのかい、ぶるぅの好みというヤツを!」

アヒルちゃんが大好きなんだけどね、とソルジャーの指摘。

Aブルー「アヒルちゃん、ぶるぅも好きだよね?」
ぶるぅ 「うんっ! アヒルちゃん、うんと可愛いし!」

黄色いアヒルちゃんが一番かな、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「そうだ、クマにも、黄色いのが!」
マツカ 「蜂蜜が好きな、プーさんですね?」
ぶるぅ 「クマのプーさん、きっと最高だよ!」

中にキースが入っててもね、とピョンピョンと。

ぶるぅ 「クマと相撲なら、プーさんが似合いそう!」
一同  「「「イイネ!」」」

ソレで決まりだ、と誰もが突き上げる拳。

ジョミー「プーさんだったら、着ぐるみ、ありそう!」
スウェナ「公式のを借りて来られそうよ?」
サム  「マツカだもんなあ、いけそうだぜ!」
マツカ 「出来ますよ? プーさんの着ぐるみですね」

早速、執事に手配させます、とマツカ君の頼もしい笑み。

マツカ 「クマを借りるのと、土俵の設置と…」
Aブルー「後は日取りでオッケーだね!」

23日なんかどうかな、とソルジャーが指すカレンダー。

Aブルー「道が混むのは、どうとでもなるし…」
マツカ 「別荘の方は空いていますよ、23日でいけます」

お料理はクマ鍋でなくていいんですね、と確認が。

マツカ 「例年通りということで…」
Aブルー「そう! 桟敷の方もよろしくね!」

紅葉と土俵を楽しめるように、とソルジャーの注文。

Aブルー「キースも、今回、特訓なんかは要らないし…」
シロエ 「着ぐるみに慣れる程度でしょうか?」
Aブルー「それはあるねえ…」
キース 「俺に、どうしろと!?」

着ぐるみで登校なんぞ出来んぞ、と怒鳴ってますけど。
校則違反…。


2024/11/20 (Wed)



☆着ぐるみで顔バレ


混みそうな三連休を避けて、生徒会長宅な御一同様ですが。
ソルジャー登場で週末が急展開、紅葉狩りが23日に決定、

サム  「着ぐるみなら、顔は見えねえぜ?」
シロエ 「中身がキース先輩だなんて、気付きませんよ?」
ジョミー「門衛さんでも分からないよね、絶対に!」

校則は大丈夫だと思うけど、とジョミー君。

ジョミー「誰かバレなきゃ、罰も来ないし…」
スウェナ「だけど、学校に入れないわよ、ソレ…」

ただの不審者扱いでしょ、とスウェナちゃんの鋭い指摘。

スウェナ「顔を見せなさい、ってヤツが来るわね」
シロエ 「あー…。でもって、居合わせた生徒全員に…」

顔を見られる流れですか、とシロエ君、肩をブルッと。

シロエ 「その日の間に、学校中で噂ですよね…」
サム  「ガチで動画も撮られるよな…」
ジョミー「止められるトコから、顔を見せるトコまでね…」

みんなスマホを持ってるし、とジョミー君も悪い顔色。

ジョミー「もう思いっ切り、拡散なコース…」
シロエ 「校則違反は未遂ですから、注意でしょうけど…」
サム  「ある意味、二度と登校出来ねえヤツ…」

俺なら二度と行きたくねえよ、とサム君が広げる両手。

サム  「顔バレな上に、着ぐるみはねえぜ…」
キース 「俺も勘弁願いたいが!」

髪がピンクになるよりもキツイ、とキース君、グッと拳を。

キース 「人生、パアなヤツだしな!」
シロエ 「お坊さん仲間にも、バレるからですね?」
キース 「当然だろう!」

ハッシュタグが恐ろしすぎる、とガクブルな人。

キース 「宗派を問わずに拡散だぞ!」
サム  「坊さんあるある、人気のタグだもんな…」

着ぐるみで登校、ヤバすぎだぜ、とサム君の相槌。

サム  「んじゃよ、此処と、ぶるぅの部屋限定でよ…」
Aブルー「慣れるべきだね、着ぐるみ生活」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「慣れは大切!」

クマと相撲を取るんだしね、と言ってますけど。
勝つために…?


2024/11/21 (Thu)



☆着ぐるみと着こなし


三連休は何処も混みそう、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャー登場で急展開して、23日に紅葉狩りが決定で。

キース 「慣れれば、クマに勝てるとでも!?」
Aブルー「だって、柔道、やっているしね!」

動けさえすれば、ワンチャンで…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「細かいルールは分からないけど、格闘技でさ…」
キース 「相撲とは、まるで違うんだ!」
シロエ 「基本の技から違いますしね…」
Aブルー「うーん…。だけど、ぎこちない動きじゃね…」

ぶるぅの機嫌が悪くなりそう、と怖い台詞が。

Aブルー「プーさんなだけで、期待大だよ?」
一同  「「「あー…」」」

イメージを崩した時はアウトか、と誰もが納得。

キース 「プーさんらしく振る舞え、と…?」
Aブルー「其処までは、多分、期待しないかと…」

滑らかに動けさえすれば、とソルジャー、ニコッと。

Aブルー「学校と家にいる時以外は、着ぐるみ生活!」
キース 「…努力する…」
Aブルー「もちろん、トイレは脱いでいいから!」

頑張りたまえ、とキース君の肩をポン。

Aブルー「じゃあ、23日の件はよろしくね!」
マツカ 「ええ、皆さんでお越し下さい」
Aブルー「ありがとう! 23日に、また来るよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ はい、今日のお土産!」

持って帰って、と料理上手なお子様、お菓子などを箱に。

ぶるぅ 「早めに食べてね!」
Aブルー「大丈夫! ぶるぅだったら、一瞬でペロリ!」

それじゃ、と姿を消してしまって、残った課題は着ぐるみ。

サム  「キース、明日から、着ぐるみかよ…」
マツカ 「手配だったら、直ぐに出来ます」

今日の夕方には、というわけで…。

シロエ 「似合ってますよ、キース先輩!」
キース 「誰が来ようが、同じだろうが!」
ブルー 「着ぐるみだけに、そうなんだけどね…」
シロエ 「着こなせる人は、他にいません!」

ファイトですよ、とエールですけど。
クマに勝つために…?


2024/11/22 (Fri)



☆ヘリで来た人


アッと言う間に23日、紅葉狩りにお出掛けの日ですけど。
朝イチで集合、生徒会長のマンション前に顔を揃えた面々。

シロエ 「おはようございます! 紅葉日和ですね」
ジョミー「紅葉はいいけど、途中の道が混みそうだよ…」
サム  「その心配ってヤツは、要らねえんでねえの?」

アレな、とサム君が指差す空の方向。

シロエ 「ヘリって…。まさか、マツカ先輩?」
キース 「そういえば、珍しく遅いしな…」
ジョミー「マツカ、あのヘリに乗っているわけ!?」
ぶるぅ 「そだよ、こっちに飛んで来るでしょ?」

じきに着陸、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョン。

ぶるぅ 「屋上じゃなくて、駐車場にね!」
ブルー 「ヘリポートよりも、こっちが便利だしさ…」

集合場所に近いからね、と生徒会長が言う間に、着陸で。

マツカ 「すみません、遅くなりました!」
ブルー 「全然! まだ来ていない面子も三名ほど…」
シロエ 「あっちは、いつも、のんびりですしね…」

それより、ヘリで行くんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「前にも、ヘリで行きましたけど…」
マツカ 「渋滞に巻き込まれないのは、大きいですよ」

今回、時間も大切ですし…、とマツカ君。

マツカ 「クマはヘリには乗れませんから」
一同  「「「は?」」」
マツカ 「キースの相撲の相手ですね」

別荘の方で待っています、と人のいい笑み。

マツカ 「御対面が早いほど、馴染みやすいでしょう?」
キース 「クマと相撲の前に会うのか!?」
マツカ 「でないと、クマも驚きますよ…」

いきなり相撲を取れだなんて…、と苦笑する人。

マツカ 「まずは対面、其処からかと」
キース 「会って、どうしろと!?」

言葉は通じないと思うが、とキース君の悪い顔色。

キース 「そのクマに、餌をやれとでも…?」
Aブルー「いいね、蜂蜜なんかはどう?」
キース 「蜂蜜!?」

なんで、あんたが出て来るんだ、と悲鳴ですけど。
今日のゲスト…。


2024/11/23 (Sat)



☆相撲の前に対面


紅葉狩りにはヘリでお出掛け、迎えのヘリが到着ですけど。
ソルジャーも早々にやって来た模様、早速、口出し中で…。

Aブルー「出て来るも何も、ぼくはお客様だよ?」
??? 「今日のゲストだと思うのですが…」

違うのでしょうか、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

マツカ 「皆さん、大切なゲストですよ」
??? 「かみお~ん♪ 今日は、よろしくね!」

お相撲だって、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)の問い。

Aぶるぅ「その前に、クマに蜂蜜なの?」
キース 「そんなわけでは…!」
Aぶるぅ「でもでも、クマは蜂蜜、大好きだよね?」

クマのプーさん、そうなんでしょ、と悪戯小僧、ズイと。

Aぶるぅ「蜂蜜をあげれば、大喜びだよ!」
キース 「まさか、着ぐるみでか!?」

着ぐるみを着て檻に入れと…、とキース君、ガクブル。

キース 「無理すぎだぞ!」
Aぶるぅ「わぁーい、楽しそう!」

その後、外で、お相撲だね、と悪戯小僧、ピョンピョン。

Aぶるぅ「早く行こうよ、紅葉狩り!」
Aブルー「善は急げと言うからね!」
マツカ 「では、ヘリにどうぞ」
Aぶるぅ「ぶるぅ、乗ろうよ、ぼく、いっちば~ん!」

早く、早く! と皆で乗り込み、ヘリは離陸で。

Aブルー「楽しみだねえ、キースとクマの御対面!」
A船長 「しかし、危険は無いのでしょうか?」
マツカ 「大丈夫だと思いますけど…」

大人しいクマを借りましたから、とマツカ君。

マツカ 「芸の出来るクマは、この国では、ちょっと…」
シロエ 「聞きませんよね…」
マツカ 「そういう文化が無いですしね」

国によっては、踊れるクマもいるそうです、と凄い話が。

マツカ 「音楽に合わせてダンスが出来るそうですよ」
Aブルー「ふうん…? 相撲を取るより面白いかも…」
Aぶるぅ「そだね、ダンスの方がいいよね!」
A船長 「平和ですしね…」
キース 「俺に踊れと!?」

クマとダンスをしろと言うのか、と愕然ですけど。
ダンス…?


2024/11/24 (Sun)



☆クマが踊れるなら


今年の紅葉狩りはヘリでお出掛け、別荘に向かって飛行中。
そのヘリの中で出て来た話が、踊るクマという芸なわけで。

シロエ 「マツカ先輩、踊るクマの話、マジなんですか?」
マツカ 「ええ。北の国にも、カレーの国にもある芸で…」

北の国だと、ヒグマが踊るらしいですよ、とマツカ君。

マツカ 「カレーの国には、ヒグマはいませんから…」
サム  「別のクマかよ、んじゃよ、クマなら…」
ジョミー「もれなく踊れるわけだよね…」

この国に文化が無いだけで、とジョミー君が顎に当てる手。

ジョミー「キース、ダンスの方にしとけば?」
サム  「相撲よりかは、リスク低いぜ?」
スウェナ「そうね、勝負じゃないんだし…」

むしろ友好的なイベでしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「土俵はステージにしておけば…」
シロエ 「何も問題ありませんよね…」

クマは土俵を知りませんから、とシロエ君の冷静な分析。

シロエ 「むしろ囲いがついている分、範囲が分かって…」
サム  「この中で、と分かりやすいよなあ…」
Aブルー「ぼくも賛成!」

土俵がステージでいいと思う、とソルジャーも乗り気。

Aブルー「それに、一段、高いしさ…」
マツカ 「桟敷の方も、土俵を見やすくしていますしね…」
A船長 「それで、ダンスの方はどういう…?」

生憎と疎いものでして…、とキャプテンの苦笑。

A船長 「フォークダンスと、ワルツくらいしか…」
Aブルー「ぼくもだけどさ、踊るクマではないんだし…」
シロエ 「キース先輩と踊るということになれば…」

相撲に近いダンスかもです、とシロエ君。

シロエ 「サシでダンスで、アドリブ的に…」
スウェナ「踊るのが向いていそうよね…」

ワルツだろうが、タンゴだろうが、とスウェナちゃん。

スウェナ「要はセットでステップだわよ」
Aブルー「なるほど、クマとペアで踊る、と」
一同  「「「イイネ!」」」

それでいこう、と誰もが突き上げる拳。
相撲よりもダンス…。


2024/11/25 (Mon)



☆踊るならコレで


ヘリで紅葉狩りにお出掛けですけど、飛行中にイベが決定。
キース君とクマの相撲を変更、クマと土俵でダンスでして。

Aブルー「ダンスとなったら、キースも報われそうだよ」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「着ぐるみだってば、毎日、着ぐるみ生活でさ…」

苦労した甲斐があったじゃないか、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「相撲の方だと、あまり成果は分からないけど…」
シロエ 「あー…。ダンスの場合は、ちゃんと出ますね」
サム  「ぎこちねえ動きじゃ、踊れねえしな…」
ジョミー「キース、実力を百パーセント、出せるって!」

アドリブでステップ踏みまくってさ、とジョミー君。

ジョミー「ワルツもタンゴも、ドンと来いって!」
キース 「それはそうかもしれないが…」

相撲よりリスクも低いんだが…、とキース君の悪い顔色。

キース 「見世物度数は、アップした気が…」
Aブルー「それは大幅アップだよね!」
Aぶるぅ「んとんと、何の曲で踊るの?」

『かみほー♪』にしてもいいのかな、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「ワルツなんかは知らないもん…」
A船長 「私も、音楽の方はサッパリ…」
Aブルー「かみほー♪ 、ぶるぅのお気に入りだし…」

それでどうかな、とソルジャーの提案。

Aブルー「ワルツとかだと、スローテンポで…」
ジョミー「盆踊りの曲も、向いてないしね…」

お坊さんには馴染み深くてもさ、とジョミー君も。

ジョミー「キース、盆踊りよりは、かみほー♪ だよ!」
キース 「盆踊りは、うちの寺では、やっていないが!」
Aブルー「じゃあ、かみほー♪ だね!」

馴染み深いのは、そっちだしさ、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「ぶるぅたちの挨拶、かみほー♪ なんだし…」
ぶるぅズ「「かみお~ん♪」」
Aブルー「はい、かみほー♪ で、決定!」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「マジか、俺にアレでクマと踊れと…?」

まるで想像出来ないんだが、と呻いてますけど。
アドリブ…。


2024/11/26 (Tue)



☆ダンスで勝負を


紅葉狩りに向かうヘリの中で、イベが決定でクマとダンス。
キース君が着ぐるみで踊るわけでして、ステージは土俵で。

シロエ 「あっ、別荘が見えて来ましたよ!」
Aぶるぅ「わぁーい、今年はクマさんのダンスつき!」

着ぐるみと本物、と悪戯小僧が大喜びで、ヘリは着陸。

マツカ 「皆さん、どうぞ、別荘の方へ」
Aブルー「ありがとう! 紅葉も見頃で最高だよ!」
A船長 「お庭の桟敷でいいんですよね、ああ、あれが…」

土俵ですか、とキャプテンが眺める先に、ドンと土俵が。

サム  「すげえ、本格的じゃねえかよ!」
ジョミー「行司さんまで、スタンバってるけど…」
マツカ 「必要だろうと思いましたので、愛好家の方に…」

お願いしたんですけれど…、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「ダンスになってしまいましたね…」
Aブルー「じゃあさ、ダンスで勝負とかは?」
一同  「「「は?」」」

何だソレは、と紅葉が見事な庭に入った面々、ポカーン。

シロエ 「ダンスに勝負は無いでしょう?」
サム  「でもよ、ダンスでも競うヤツはあるしよ…」
ジョミー「アイスダンスとかは、ペアだしさ…」

社交ダンスもペアだよね、とジョミー君。

ジョミー「サシで勝負のダンスなんかは…」
スウェナ「そうかしら? コンクールとかは?」
シロエ 「あー…。言われてみれば、そういうヤツも…」

ありましたっけ、とシロエ君、うんうん、と。

シロエ 「キース先輩とクマで、ダンスの腕を競う、と…」
Aブルー「そう、ソレだよ!」

行司さんが仕切ればいいと思うな、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「勝負あった! と軍配なトコは同じで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 勝負つきだね!」

お相撲じゃなくてダンス勝負、と飛び跳ねる悪戯小僧。

Aぶるぅ「上手く踊った方の勝ち?」
Aブルー「当然だよ!」
シロエ 「何を競うんです?」
Aブルー「それはもちろん…」

クマらしさだよね、と胸を張ってますけど。
動きとかを…?


2024/11/27 (Wed)



☆勝負の仕切り方


紅葉狩りでマツカ君の別荘に到着、土俵の側には行司さん。
クマとキース君がダンス勝負で、クマらしさを競う方向で。

シロエ 「クマらしさなんか、何処で判断する気ですか!」
Aブルー「動きだってば、自然に踊れた方の勝ちだね!」
サム  「でもよ、キースは着ぐるみで特訓してるしよ…」

動きに支障が出ねえようによ、とサム君が眺める土俵。

サム  「踊りにしたって、学校でやってねえことは…」
ジョミー「ないよね、中学までなら、運動会でダンスも…」
シロエ 「ありましたっけね、フォークダンスが」

民謡もあったりしたんですよ、とシロエ君の相槌が。

シロエ 「キース先輩の場合も、条件は同じですからね…」
サム  「ほらな、キースが勝つんでねえの?」
Aブルー「うーん…。すると、クマらしい仕草とか…?」
行司さん「お待ち下さい、私は相撲の愛好家でして…」

しかも見る方の専門で…、と行司さんが割り込み。

行司さん「クマもダンスも、門外漢で…」
Aブルー「まさか、勝負を仕切れないって?」
行事さん「すみません…。どちらが優位か、それさえも…」

試合中には分かりませんよ、と行司さんの困り顔。

行司さん「のこった、と何処で言えばいいのかも謎で…」
シロエ 「そうなりますよね、じゃあ、どうすれば…」
ジョミー「ぼくたちだって、応援くらいしか…」
Aブルー「勝負の結果は、仕切れるのかい?」

軍配を上げることは出来るのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「クマかキースか、どっちかに?」
行事さん「そうですね…。相撲の場合は土がついたら…」

負けになりますので…、と行司さんの答え。

行事さん「転びさえすれば、勝負はつきます」
Aブルー「なるほどねえ!」

転べばアウトなら、動きの問題、とソルジャーの笑み。

Aブルー「どっちか転ぶまで、踊り続ければオッケー!」
キース 「一曲だけでは終わらないと!?」

無理すぎるぞ、とキース君の叫びですけど。
エンドレスでダンス…?


2024/11/28 (Thu)



☆まずは土俵へ


マツカ君の別荘で紅葉狩り、キース君とクマが勝負なイベ。
行司さんつきの土俵で、ダンスで競う流れになっている今。

Aブルー「大丈夫! その内に、どっちか転ぶしね!」
シロエ 「クマの方が不利かもですねえ…」
ジョミー「二足歩行な生き物じゃないしね…」

文句を言っていないで踊れば、とジョミー君の突き放し。

ジョミー「最初は、クマとガチンコ勝負だったんだしさ…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ そっちも楽しそう!」
Aブルー「ほらね、ぶるぅもこうだし、変更しても…」
キース 「断固、断る!」

踊り続けた方がマシだ、と断言でして、決まった方針。

行司さん「では、転んだ方が負けということで…」
Aブルー「そう! キース、サッサと着替えてくれば?」

その後はクマと御対面、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「マツカ、クマとの対面は何処で?」
マツカ 「ダンス勝負になりましたから、土俵でしょうか」
行司さん「見合って、見合って、と掛け声ですか?」
マツカ 「はい。その方向でお願いします」

クマは係が連れて来ますから、と指差す方から、檻が到着。

Aぶるぅ「わぁーい、本物のクマさんだあ!」
ぶるぅ 「蜂蜜、あげてもいい?」
キース 「待ってくれ、ソレは俺の出番で…!」

蜂蜜で仲良くならないと、と声だけはキース君で…。

ジョミー「キース、今日も似合ってるよ、着ぐるみ!」
A船長 「顔が見えない仕様ですね」
ぶるぅ 「そだよ、公式のプーさんだもん!」
キース 「仕方ないしな…。蜂蜜でクマと友好的に…」

ダンス勝負をするしかない、と着ぐるみで檻を開けまして。

キース 「おい、蜂蜜だぞ!」
クマ  「!!!」

食べる、とばかりにクマが突進、キース君、後ろに転倒。

キース 「うわあっ!」
行司さん「落ち着いて! 土俵に上がる前ならセーフです」
キース 「どうしろと!」
行司さん「土俵で見合って勝負ですよ!」

土がつくまで踊るだけです、と仕切ってますけど。
勝負開始…。


2024/11/29 (Fri)



☆ダンスで相撲を


マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、桟敷でダンスを見物。
本物のクマとキース君が勝負、土俵で転んだ方が負けで…。

行司さん「とにかく土俵に上がって下さい!」
キース 「言われなくても、後が無いんだ!」

他に逃げ場が、と上がる途中で滑った足。

キース 「うわあっ!」
行司さん「まだセーフです、早く上がって!」

見合って、見合って、と仕切る間にクマも土俵へ突進。

ジョミー「やっぱ、蜂蜜目当てだよね…?」
サム  「滑った時に、蜂蜜、頭から被ってるしよ…」
シロエ 「着ぐるみ、多分、ベタベタでしょうね…」
A船長 「ですが、いい感じになっていませんか?」

踊るよりも、とキャプテンが言う通り、まさに取り組み中。

キース 「だから、来るなと! ダンス勝負だ!」
クマ  (蜂蜜、蜂蜜!)
キース 「寄るな、舐めるな、転ぶだろうが!」
行司さん「はい、のこった、のこったあ!」

軍配を手にして仕切る所へ、突然、響き渡った音楽。

Aぶるぅ「ダメダメ、ちゃんと踊って!」
ぶるぅ 「だけど、踊れる?」
Aブルー「キースが、クマをかわせばオッケー!」

アドリブでステップ、と煽りで、流れる『かみほー♪』。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ みんな、手拍子!」
一同  「「「はいっ!」」」

逆らったら髪がピンクだしな、と賑やかに手拍子が。

Aブルー「踊れてるねえ、意外にも…」
A船長 「パニックに近いですけどね…」
行司さん「のこった、のこったあ!」

蜂蜜目当てのクマと、かわすキース君、相撲とダンス混在。

ジョミー「踊る相撲って、あったっけ…?」
サム  「聞いたことねえけど、いいんでねえの?」

面白いしよ、と手拍子な間に、運ばれて来る料理。

Aぶるぅ「わぁーい、ダンス見ながら、お食事!」
Aブルー「手拍子よりも、食事だよね!」
A船長 「見世物もついて、最高ですよ」
行司さん「のこったあ!」

エンドレスで踊り続ける状態ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/11/30 (Sat)




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☆いい線だった人


さて、11月。始まった途端に三連休で、一日目の土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、お出掛けの予定は無いわけで。

シロエ 「この連休、何処も混んでいそうですよね…」
ジョミー「10月の連休、暑すぎたもんね…」
サム  「あそこはマジで夏だったよなあ…」

バーベキューの日、19日の方で良かったぜ、とサム君も。

サム  「行先は山合の河原だし、涼しくてもよ…」
スウェナ「行く前が暑いと、バーベキューはね…」
ジョミー「気分じゃない、っていう感じでさ…」
キース 「俺は行く前から、涼しすぎたが?」

肝が冷えるというヤツで…、とキース君の仏頂面。

キース 「練習してる間はともかく、それ以外は…」
ぶるぅ 「でもでも、本番、上手かったよ?」

途中までは、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「変な応援、入らなかったら、いけてたってば!」
ブルー 「いい線だったよ、なかなかに」

筋はいいね、と生徒会長も。

ブルー 「渡り切れてたら、良かったのにねえ…」
キース 「誰のせいだと思ってるんだ!」
ブルー 「ぼくは、応援していないけど?」
ぶるぅ 「ぼくも、バーベキューの準備してたし…」

チラ見だけで、団扇は振ってないよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「他のみんなは、振っていたけど…」
キース 「ブルーも、振っていないのか?」
ぶるぅ 「そだよ、どっちかと言えば見物!」

集中して見たかったみたいだよね、とニコニコと。

ぶるぅ 「成功してたら、凄いもん!」
キース 「俺には、逆を期待されていた気が…」
ブルー 「ピンポーン!」

どう落ちるかが見ものだしね、と生徒会長の笑顔。

ブルー 「よろけて落ちるか、滑り落ちるか…」
サム  「ワクワクしてた、っていうのは分かるぜ」
ジョミー「成功するとか、普通、思ってないもんね…」
キース 「なのに、応援だったのか!?」
シロエ 「当然でしょう?」

応援しないと髪がピンクですしね、と説明ですけど。
確かに…。


2024/11/01 (Fri)



☆校則を変えるには


11月は始まった途端に連休、初日から生徒会長宅な面々。
何処も混むので出掛ける気は無し、キース君の綱渡りの話。

シロエ 「あそこで応援しておかないと、悲惨ですから」
サム  「髪をピンクに染められちまって、詰むんだぜ?」
ジョミー「ブルーと、ぶるぅは、大丈夫だけど…」

タイプ・ブルーで対抗出来るし…、とジョミー君も。

ジョミー「それ以外は、漏れなくアウトだってば!」
スウェナ「ピンクにされてしまった時は、後が無いのよ?」
シロエ 「カツラ、校則で禁止ですしね…」
サム  「自分の命と秤にかけりゃよ、応援するしか…」

ねえだろうが、とサム君、ズイと。

サム  「上手くいったら、ワンチャンだしよ」
キース 「あんな応援、無い方がマシだ!」

叫ばなかったら落ちなかったぞ、とキース君の苦い顔付き。

キース 「集中力だけで勝負だったのに…」
ジョミー「じゃあさ、ぼくたちの髪が染まっていたら…」

校則を変えてくれるわけかな、とジョミー君の質問が。

ジョミー「校則が変われば、カツラでもオッケー!」
サム  「正論だぜ…」
シロエ 「出来るんですか、キース先輩?」

其処の会長を動かさないとダメですけど、とシロエ君。

シロエ 「ぼくの場合は、ゴリ押し用の切り札が…」
サム  「お前、そんなの持ってたのかよ?」
シロエ 「持っていますね、もう一人、使えそうなのは…」

マツカ先輩になるでしょうか、とニッコリと。

シロエ 「スウェナ先輩になると、厳しそうで…」
スウェナ「あら、そうなの?」
シロエ 「ぶっちゃけ、リスクが高いですから…」

あまりオススメ出来ませんね、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「なにしろ、切り札を使ったが最後、条件が…」
サム  「何か発動するってか?」
シロエ 「そういうことです、将来的に」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「未来が変わってしまうんですよ!」

タイムマシンじゃないですけどね、と苦笑ですけど。
どんな切り札…?


2024/11/02 (Sat)



☆謎すぎる切り札


初っ端から連休が来る11月、土曜日は生徒会長宅な面々。
月曜日まで休みとはいえ、お出掛けは無しで、綱渡りの話。

ジョミー「未来が変わるって、何か起きるわけ?」
シロエ 「そうです、人生丸ごと変わる勢いになりますね」
サム  「どんなヤツだよ?」
シロエ 「持っているのは、ぼくと、マツカ先輩で…」

スウェナ先輩は持っていたって、ハイリスク、とシロエ君。

シロエ 「その辺で、ピンと来ませんか?」
サム  「ハッキリ言って、閃きもしねえ…」
ジョミー「ぼくも…。キースは、どうなのかな?」

今の場合は、部外者だけど…、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「だけど、切り札を行使したらさ…」
サム  「キースが下手をこいていようが、どうとでも…」

校則は変わるわけだしよ…、とサム君、うんうん、と。

サム  「キースが元凶で髪がピンクでも、校則がよ…」
ジョミー「変わりさえすれば、結果オーライで…」

だから意見を聞いていいと思う、とジョミー君。

ジョミー「キース、今のでピンと来たわけ?」
キース 「もちろんだ!」

使ってくれると有難いが…、とキース君、合掌。

キース 「万一の時は、切り札を切ってくれれば…」
シロエ 「お断りです!」
マツカ 「あの…。それは気の毒すぎませんか?」

切り札があるなら、使うべきでは…、とマツカ君の問い。

マツカ 「いくら未来が変わると言っても、校則は…」
シロエ 「変えるべきだ、と言うんですか?」
マツカ 「はい。これから先の生徒の皆さんに…」

もれなく恩恵があるわけですし…、と穏やかな笑み。

マツカ 「切り札で変えておいたら、喜ばれますよ?」
シロエ 「人柱でも、と!?」

嫌すぎですから、とシロエ君が顰める顔。

シロエ 「逆に聞きますけど、マツカ先輩…」
マツカ 「えっと…?」
シロエ 「切り札、先輩は切れるんですか!?」
マツカ 「その気ですけど…」

切るべきですし、と即答ですけど。
出来ると…?


2024/11/03 (Sun)



☆怖すぎる切り札


始まったらすぐに連休な11月、お出掛けはスルーな面々。
何処も混みそうで生徒会長宅が一番、そんな週末ですけど。

キース 「マツカには、無理な気しかしないんだが…」
シロエ 「ぼくもそうです、立場的にですね…」

無理っぽくて…、とシロエ君の視線が、マツカ君に。

シロエ 「マツカ先輩の未来が変われば、大変ですから…」
キース 「まったくだ。俺は高みの見物だがな」
ブルー 「その切り札を使われた方は、厄介だよ…」

ある意味、最強の切り札かもね、と生徒会長、深い溜息。

ブルー 「切り札を行使されないためには、動くしか…」
ジョミー「まさか、校則を変えるわけ?」
ブルー 「その方向で、先生方と交渉しないとヤバすぎ…」

ぼくの未来が詰みそうだしさ、と生徒会長が竦める肩。

ブルー 「大抵のものは怖くないけど、この件は…」
キース 「あんたでも青くなるヤツなんだな?」
ブルー 「当たり前だよ、ラスボス級だし」

今後、恩恵は一切無しで…、と生徒会長、肩をブルッと。

ブルー 「別荘ライフも、凄い御馳走も、全部パアでさ…」
キース 「そうか、俺にも巻き添えのリスクが…」
ブルー 「ありそうだよねえ、なんと言っても同業で…」

無関係とは言えないかも、と生徒会長が顎に当てる手。

ブルー 「そそのかしただろう、と、言いがかりで…」
キース 「有り得るな…」

俺までピンチになるヤツなのか、とキース君の悪い顔色。

キース 「マツカ、切り札は使わないでくれ!」
マツカ 「話が全く見えないんですが…」

切るのは、ぼくなんですけれど…、とマツカ君。

マツカ 「人柱でも、ぼくは気にしませんし…」
キース 「俺が気にする!」

ブルーもだな、とキース君の確認が。

キース 「切り札だけは、御免なんだろう?」
ブルー 「ラスボスが来るのは、確実だしね…」
マツカ 「えっと…?」
シロエ 「坊主コースですよ!」

弟子入りするのが切り札で…、と説明ですけど。
お坊さん…?


2024/11/04 (Mon)



☆アウトな切り札


11月の頭は連休、何処も混みそうで生徒会長宅での週末。
そこで出て来た綱渡りの話、髪がピンクは困るという件で。

スウェナ「切り札って、お坊さんコースだったの?」
シロエ 「スウェナ先輩には、リスク高すぎでしょう?」
スウェナ「当たり前でしょ、丸坊主、必須なんだから!」
キース 「女性の場合は、多少、緩和されるが…」

道場入りの時だけは避けられないな、と副住職。

キース 「しかし、道場入りをしないと、正式な資格が…」
ブルー 「ゲット出来ない仕組みだしねえ、仕方ないよね」
スウェナ「嫌すぎだわよ!」

そんな切り札、とスウェナちゃんの悲鳴。

スウェナ「シロエが切ったらいいでしょ、ソレ!」
シロエ 「ぼくだって、お断りですよ!」
マツカ 「…聞いてしまうと、ぼくも無理です…」

ブルーの弟子になること自体は可能ですが…、とマツカ君。

マツカ 「ぼくの決心次第ですけど、その後がですね…」
キース 「ご両親が、ガチで反対だろう?」
マツカ 「はい…。どう考えても、アウトっぽいです…」

たまに見掛けるヤツですけどね、とマツカ君の困り顔。

マツカ 「大会社の社長さんでも、お坊さんなケース…」
サム  「マジかよ、普通、出来ねえだろ!?」
マツカ 「それがそうでもないんですよ…」

お寺出身の人になると…、とマツカ君の解説が。

マツカ 「立派なお坊さんを目指して、凄い大学へ…」
キース 「いるな、海外まで行くようなヤツも…」
マツカ 「博士号も取って、その後、社会人をやって…」

気付けば社長というヤツですよ、と凄すぎる人材の例。

マツカ 「家は大きなお寺ですから、戻るのは…」
キース 「退職してからで、それまでは…」

節目だけ戻って坊主稼業だ、とキース君の補足も。

キース 「しかし、マツカの家は、普通で…」
ブルー 「お寺じゃないから、アウトだってば…」
マツカ 「出家ですしね…」

文字通りに…、とマツカ君が言う通り。
家出っぽいコース…。


2024/11/05 (Tue)



☆怒鳴り込まれる人


三連休はお出掛けしないで、生徒会長宅で過ごす御一同様。
キース君の綱渡りの話が出まして、髪がピンクに染まる件。

ブルー 「いくらマツカが、形だけだと言ったって…」
キース 「道場入りで坊主頭は、キツすぎるぞ…」

ご両親の怒りが見えるようだ、とキース君が竦める肩。

キース 「俺の家にも怒鳴り込まれて、俺が詰むかも…」
ブルー 「否定はしないね、あるあるだよ…」
サム  「朱に交われば、っていう発想だよなあ…」

坊主なキースに感化されてよ…、とサム君も。

サム  「ブルーに弟子入りしたにしたって、その辺は…」
ブルー 「アドス和尚とは、格が違い過ぎだし…」

マツカは選んでいいんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「キースの場合は、選べないけど…」
キース 「寺の息子に生まれたが最後、師僧は親しか…」
サム  「そう聞いてるぜ…」
ブルー 「出家する前に、親に何かあったら、違うけど…」

そうなった時は、別の意味でピンチ、と銀青様の深い溜息。

ブルー 「家族揃って、家を出るしかないわけで…」
一同  「「「ええっ!?」」」
ブルー 「お寺なんだよ、無資格で住んでいいとでも?」

引っ越ししろと、本山から、お達しがね…、と怖すぎる話。

ブルー 「それが嫌なら、代理を頼んで、時間稼ぎで…」
キース 「俺が最短のコースで走りまくるしか…」

つまり師僧は選べないな、と副住職。

キース 「代理の人が師僧に決定、文句は言えん」
一同  「「「あー…」」」

そうなるよな、と誰もが納得。

キース 「その点、マツカはフリーだし…」
ブルー 「ぼくを選んで当然だけど…」

伝説の高僧なんだからさ、と生徒会長、さりげなく自慢。

ブルー 「でも、ご両親の文句は、キース行きだね…」
キース 「あんただと、ハードル高いしな…」
サム  「怒鳴り込むには、大物すぎかよ…」
マツカ 「…はい…」

多分、キースがターゲットです、とマツカ君も。
やっぱり…。


2024/11/06 (Wed)



☆切れない切り札


三連休は混みそうだから、と週末は生徒会長宅な御一同様。
キース君の綱渡りの思い出話が、髪がピンクは困る方へと。

シロエ 「キース先輩まで、とばっちりですか…」
キース 「そういうことだな、マツカが切り札は困る」
マツカ 「すみません…。でも、切ることは無いですから」

切り札の正体、分かりましたし、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「人柱の意味も把握しました、文字通りですね」
シロエ 「そうでしょう? 切り札としては…」

最高だと思うんですけれど…、とシロエ君も深い溜息。

シロエ 「弟子入りするので、校則の方もよろしく、と…」
スウェナ「言ったら、叶えて貰えそうよね…」
ブルー 「もちろんだよ!」

弟子が増えるのは大歓迎、と生徒会長、満面の笑み。

ブルー 「弟子は取らない主義なんだけどさ…」
キース 「身内の場合は、例外なんだな?」
ブルー 「ぼくのペースで、好きに指導が出来るしね!」

弟子の方だって、マイペース、と生徒会長の視線がチラリ。

ブルー 「サムはともかく、ジョミーは、まだまだ…」
キース 「時間がかかりそうなヤツではあるな…」
サム  「道場どころか、大学だってスルーでよ…」

こいつが決心しねえ間は、俺も保留で…、とサム君も。

サム  「シロエだったら、早そうだけどよ…」
ブルー 「マツカも優秀なんだけどねえ…」

どっちが切り札を切ってくれても嬉しいね、と微笑む人。

ブルー 「だけどマツカは、ハイリスクだしさ…」
キース 「此処はシロエが切るべきだな」
シロエ 「お断りだと言いました!」

スウェナ先輩だって切りませんよ、とシロエ君の仏頂面。

シロエ 「ですから、キース先輩にお願いしたいのは…」
サム  「俺たちの髪がピンクに染まらねえように…」
ジョミー「努力するのと、リスクの一手引き受けだよね…」
キース 「なんでそうなる!」
シロエ 「プロですから!」

適材適所というヤツですよ、とズバリ決め付け。
まあねえ…。


2024/11/07 (Thu)



☆初雪でイベント


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で過ごす週末が一番。
キース君の綱渡りの話から、髪がピンクの危機が問題で…。

ジョミー「キース、ホントにプロだしさ…」
サム  「俺たちには、とても務まらねえぜ…」

火だるまショーに綱渡りに…、とサム君が列挙。

サム  「綱渡りの前は、法衣で吊り橋ダイブだしよ…」
シロエ 「プロの中のプロとしか言えませんよね…」
ジョミー「他の人では、無理だってば!」
??? 「そう思うねえ!」

今後もよろしく、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。

Aブルー「ぶるぅだって、きっと、よろしくだよ!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

なんで来るんだ、と一同、ドン引き。

シロエ 「呼んでませんけど!」
Aブルー「呼ばれてないけど、時期的にさ…」

そろそろ来ないとダメなんだよね、とソルジャーの言。

Aブルー「今年は暑くて、忘れてるかもだけど…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「初冠雪とかのニュースも、遅かったしさ…」

この辺も、まだまだ季節じゃないね、と窓の外に視線。

Aブルー「高めの山でも、やっとらしいし…」
シロエ 「雪の季節は、早くても来月ですってば!」
サム  「だよなあ、11月の間に初雪はねえよ」
キース 「親父が言うには、昔は、あったらしいが…」

11月の末に大雪とかな、とキース君。

キース 「今だと、師走にならないと…」
ブルー 「まず降らないよね、初雪なんか」
シロエ 「でも、初雪で何をする気なんです?」

初雪でイベはありませんよ、とシロエ君の指摘。

シロエ 「神社とかなら、別ですけどね」
ブルー 「あるねえ、そういう神社もさ」

ただし積もった場合だけど…、と生徒会長。

ブルー 「御神木に初めて雪が積もれば、神職がさ…」
キース 「供え物をして祈るらしいな」
シロエ 「非公開ではないそうですけど…」
サム  「行きたいのかよ?」

レアなイベには違いねえけど、とサム君の疑問。
神社ですか…?


2024/11/08 (Fri)



☆早朝にイベかも


三連休の混雑を避けて、週末は生徒会長宅な面々ですけど。
ソルジャー登場、時期的に何かイベがありそうな口ぶりで。

ブルー 「言っておくけど、いつになるかが不明だしさ…」
キース 「祭りなどの時とは、まるで違うぞ」

毎月、縁日には露店が出ている神社だが…、とキース君も。

キース 「露店は出ないし、参拝しても、振舞いの類は…」
ブルー 「あるわけがなくて、限定品も出ないよ?」

お守りとかね、と生徒会長。

ブルー 「御朱印だって普段通りで、変わらないから…」
キース 「わざわざ行くのは、通かプロだな」

暇なご老人とか、新聞記者で…、とキース君の説明。

キース 「俺たちにしても、行けるのかどうか…」
シロエ 「不明ですよね、平日だったらアウトですし…」
ジョミー「日曜とかでも、時間次第でさ…」

間に合わないってこともありそう、とジョミー君の言。

ジョミー「積もるような初雪、明け方からが多くない?」
サム  「あー…。起きたら真っ白、ってヤツな…」
スウェナ「神事なんかは、暗い間にやってしまいそうよ?」

日が昇ったら溶けるものね、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「最強寒波で初雪だったら、大丈夫だけど…」
シロエ 「言えてますよね、積もってる間にやるべきで…」
ブルー 「夜中にやるのは無いと思うけど、朝イチかな…」
キース 「神社も朝が早いからな…」

朝の5時なら充分だろう、と副住職ならではの読み。

キース 「明かりさえあれば、出来る筈だし…」
ブルー 「雰囲気だって、出るからねえ…」
ジョミー「でも、ぼくたちが行くにはさ…」
サム  「ハッキリ言って、朝が早すぎだぜ…」

間に合わねえよ、とサム君、お手上げのポーズ。

サム  「あんた一人で行けばいいだろ、そんなイベはよ」
シロエ 「キース先輩を連れて行くのはアリですよ?」
ジョミー「早起きだしね…」
キース 「また俺か!?」

なんで神社の初雪イベに、と呻いてますけど。
適材適所…。


2024/11/09 (Sat)



☆代表で行ったら


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、イベの話になった今ですが。

ジョミー「キースが一番向いてるんだよ、どう考えても」
シロエ 「朝はお勤めで早起きですし、それにプラスで…」

イベには慣れていますからね、とシロエ君の爽やかな笑顔。

シロエ 「初雪イベなら、リスクは無いと思いますけど…」
サム  「ハイリスクなイベも、こなすプロだしよ…」

行って来いよな、とサム君、キース君の肩を、ポン、と。

サム  「たかが神社の朝のお参り、何も起きねえって!」
ジョミー「露店も出ないし、限定品だって無いんだしさ…」
スウェナ「単に見に行くだけのイベでしょ?」

代表で参加しなさいよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「見るだけだったら、安心、安全なんだし…」
シロエ 「ぼくたちに、貸しも作れますよ?」
キース 「なるほどな…。俺だけ参加で、貸しになるのか」
サム  「ハンバーガーくらいは、おごるからよ…」

ツケといてくれな、とサム君、親指をグッと。

サム  「その内、好きなの、食わせてやるって!」
ジョミー「みんなで分けて負担だったら、高いヤツでも…」
シロエ 「かまいませんよね、コース料理もオッケーです」

高級フレンチでも、どうぞお好きに、とシロエ君の太鼓判。

シロエ 「いざとなったら、マツカ先輩もついていますし」
サム  「どんな飯でも、ドンと来いだぜ!」
キース 「そこまで言うなら、たかが初雪イベくらい…」

よし、代表で行ってやろう、とキース君、威張り返り。

キース 「後でおごれよ、忘れずにな」
シロエ 「大丈夫です!」

一筆書いてもいいですよ、とシロエ君もニコッと。

シロエ 「キース先輩も書いて下さい、引き受けます、と」
サム  「だよな、その下に俺たちがおごる件をよ…」
ジョミー「添えて完成、最高だよね!」
Aブルー「うん、最高!」

キースが一手引き受けだね、と喜んでますけど。
初雪で神社…。


2024/11/10 (Sun)



☆確認した方がいい


何処も混みそうな三連休は回避、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、行きたいイベがあるようで。

Aブルー「ありがとう! キースのお蔭で、今年もさ…」
キース 「今年も、だと?」

何だソレは、とキース君、怪訝そうな顔。

キース 「初雪イベは、今年が初の筈だが?」
シロエ 「ですね、今まで一度も無かったですし…」
サム  「神事だったら、毎年、やってるかもだけどよ…」

初雪が上手く積もったらよ、とサム君も。

サム  「けどよ、俺たちは行っていねえぜ?」
ジョミー「ブルーでも、行っていないんじゃあ…?」
ブルー 「うん。出掛けて行ったことはあるけど…」
ぶるぅ 「ずっと前だよ、ぶるぅに会うより前の話で…」

キースたちにも会う前だよね、と家事万能のお子様。

ぶるぅ 「何か変だよ、今年も、なんて…」
スウェナ「何処かでズレているんじゃない?」

話のベクトル、とスウェナちゃんの視線がキース君に。

スウェナ「安請け合いの前に、中身、確認した方が…」
キース 「俺も変だと思ったからこそ、こうしてだな…」

念を押そうとしているわけで…、とキース君も慎重な姿勢。

キース 「もう一度聞くが、俺が代表で参加するのは…」
シロエ 「神社の初雪イベントですよね?」
サム  「露店も何も出ねえイベらしいけどよ…」

それでいいのな、とサム君の問い。

サム  「キースだけ連れて、行くってヤツで…」
ジョミー「他はスルーでいいんだよね?」

行かなくっても、とジョミー君も確認。

ジョミー「朝が早いの、困るしさ…」
シロエ 「おまけに日にちが、不明ですしね…」

天気予報も当たるかどうか…、とシロエ君。

シロエ 「急な寒波で初雪とかは、あるあるですし…」
サム  「降って来るまで分かんねえしよ…」
ジョミー「だからキースが、代表で…」
キース 「行けばいいんだな?」
Aブルー「えっと…」

そうじゃなくって、と案の定、言い出した人。
全員参加…?


2024/11/11 (Mon)



☆高い山にあるもの


三連休は何処も混みそう、週末は生徒会長宅な面々ですが。
其処へ来たソルジャー、イベがどうのと言い出したわけで。

シロエ 「そうじゃなくって、って、いうことはですね…」
サム  「全員参加で強制イベかよ!?」

キースってことになっていたぜ、とサム君の指摘。

サム  「代表で行くって、一筆でよ…」
ジョミー「ぼくたち、スルーな筈だったよ?」
シロエ 「第一、賛成していたでしょう!」

キースが代表になるヤツで…、とシロエ君もツッコミ。

シロエ 「どう転がったら、逆になるんです!」
Aブルー「さっき、スウェナが言った通りでさ…」

話のベクトル、ズレてたんだよ、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「初雪だなんて、ぼくは、一言も…」
シロエ 「そういえば、言ってませんでしたっけ…?」
Aブルー「勝手に話が進んでただけで、言っていないね!」
サム  「でもよ、高い山でも、やっとだとか…」

言っていたのは間違いねえよ、とサム君、反論モード。

サム  「高い山とか、雪じゃねえかよ、初冠雪で!」
シロエ 「ですね、この辺りの山だと、まだ先ですけど…」
ジョミー「北の方とか、もっと標高、高くないとね…」

スキー場があるくらいの高い山で…、とジョミー君。

ジョミー「そんなの、近くにないわけで…」
Aブルー「その辺で、ピンと来ないかなあ?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「初雪にはまだ、早い季節に…」

高い山だとあるもの、何かな、とソルジャーの問い。

Aブルー「低いトコまで降りて来るのは、もっと先でさ…」
シロエ 「…クマでしょうか?」
サム  「だよな、冬眠の前に食っておかねえと…」
ジョミー「ヤバいから、里に来るんだよね?」

ドングリとかが少ない年は…、とジョミー君。

ジョミー「だけど、クマとか言われても…」
キース 「俺でも無理だぞ、どうしろと!」
Aブルー「なんで話がズレるかな…」

違う方向ばっかりに…、と顔を顰めてますけど。
何だと…?


2024/11/12 (Tue)



☆出るらしいブツ


三連休は何処も混むから、と生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、イベがどうのと言っているわけで。

シロエ 「ズレると言われてもですね…」
サム  「ヒントの通りに考えてるんだぜ、俺たちは」
ジョミー「初雪じゃないなら、クマしかないと思うけど?」
スウェナ「クマ鍋を出すのが売りの民宿、確かあるわよ?」

奥の方に、とスウェナちゃん、まだクマの話を引き摺り中。

スウェナ「マツカの別荘、遠くないんじゃないかしら?」
マツカ 「そうです、山を幾つか越えますけれど…」

住んでいる人の感覚で言えば、山向こうで…、とマツカ君。

マツカ 「山の向こうに用があって、といった感じですね」
サム  「マジかよ、あそこ、近いのかよ?」
マツカ 「距離で言うなら、そこそこあるんですけれど…」

元が不便な場所ですからね、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「町に出るより近い場所なら、近所ですよ」
一同  「「「あー…」」」

ド田舎あるある、と誰もが納得。

サム  「んじゃよ、マツカの別荘、クマが出るとか…?」
マツカ 「出たとは聞いていませんが…」
ジョミー「間に幾つか山があるから、来ないのかな?」

クマも山越え面倒だろうし…、とジョミー君。

ジョミー「車もバイクも、持ってないしね…」
サム  「クマもよ、現地住みの人と同じでよ…」

山越えくらいは軽いかもな、とサム君が傾げる首。

サム  「飯が食えそうな場所を探して、山を越えてよ…」
マツカ 「クマの事情は知りませんけど、出るそうですよ」
一同  「「「ええっ!?」」」

出ないと言ったばかりじゃないか、と誰もがツッコミ。

ジョミー「マツカ、さっきと、話、違うよ?」
スウェナ「逆じゃないのよ、どういうわけ?」
マツカ 「別荘には、出たことないんですよね…」
サム  「他の場所なら、出るってか!?」
マツカ 「クマ除けの鈴とか、ラジオとか…」

持っていた方がいいそうです、と怖い話が。
クマが出ると…?


2024/11/13 (Wed)



☆クマが出る場所


三連休は何処も混みそう、週末は生徒会長宅が一番な面々。
其処へソルジャー登場でして、イベがどうのと言うわけで。

シロエ 「クマですか…。考えたことも無かったですよ…」
ジョミー「ぼくも…。今まで、ずっと無事だったしさ…」」
サム  「注意しろとも、聞いてねえしよ…」

バーベキューとか、ヤバかったかもな、とサム君、青い顔。

サム  「美味そうな匂いってヤツは、来るんでねえの?」
シロエ 「らしいですよね、クマの方でも癖になるとか…」
ジョミー「誰か、シールド張っていたっけ?」

シールド、クマにも効きそうだけど、とジョミー君の問い。

ジョミー「ブルーや、ぶるぅだったらさ…」
サム  「楽勝だよなあ、飯を食っていてもよ…」
ブルー 「そうなんだけど、張っていないよ?」
ぶるぅ 「ぼくも…。クマなんて話、聞かなかったし…」

危ないだなんて知らなかったもん、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「次からは、張った方がいい?」
キース 「やめてくれ!」
ぶるぅ 「キース、シールド、要らないの?」
キース 「違う、やめて欲しいのは、ああいう場所での…」

イベの方だ、とキース君、必死。

キース 「次があるとか、命が幾つあっても足りんぞ!」
一同  「「「あー…」」」

それはそうだ、と皆が納得ですけど。

Aブルー「いいね、話が早くって!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ズレていくから、心配したけど…」

今年も紅葉を見に行きたいし、とソルジャー、ニコッと。

Aブルー「クマの方なら、なんとかするよ!」
シロエ 「シールドですか?」
Aブルー「王道で行けば、ソレになるかな…」

ガチンコ勝負もアリだけどね、と凄い台詞が。

Aブルー「クマ鍋って、さっき言っていたけど…」
シロエ 「捕まえて、鍋にしたいんですか!?」
Aブルー「クマ鍋、食べたことないし…」
サム  「ちょ、本気かよ!?」

ガチで勝負を挑む気かよ、と聞いてますけど。
クマを相手に…?


2024/11/14 (Thu)



☆勝負してみたい人


何処も混むのが三連休でして、生徒会長宅で週末ですけど。
ソルジャー登場、紅葉狩りのつもりだったのがズレた方向。

Aブルー「クマのパワーは、知らないんだけど…」
シロエ 「素手で勝つとか、無理ですから!」

ヒグマほどではないですけどね、とシロエ君、即答。

シロエ 「大きさの方も、ヒグマよりかは小さめで…」
Aブルー「なるほど、上には上があるわけなんだ?」
ブルー 「上と言うより、種類が違えば、そうなるよ」
Aブルー「あー…。人類とミュウが違うみたいに…」

すると、ヒグマがミュウだろうか、と首を傾げている人。

Aブルー「それとも身体が大きいんなら、人類かな…?」
シロエ 「ろくでもないこと、考えていないでしょうね?」
Aブルー「人類となると、血が騒ぐよねえ…」

同じガチンコ勝負するなら、そっちかな、と顎に当てる手。

Aブルー「素手でやるとは言わないけどさ…」
シロエ 「まさか、ヒグマと戦う気ですか…?」
Aブルー「そのクマだって、肉は食べられるよね?」
ぶるぅ 「そだよ、専門店でしか売ってないけど…」

手のひら、特に人気だよね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「その代わり、うんと高くって…」
Aブルー「いいね、ソレ!」

ヒグマにしよう、とソルジャー、グッと拳を。

Aブルー「マツカ、ヒグマが獲れる辺りに別荘は?」
マツカ 「あるんですけど、紅葉は終わっていますよ?」
Aブルー「えっ?」
マツカ 「此処よりも、ずっと北の方になりますからね…」

とっくに雪のシーズンですよ、とマツカ君の説明が。

マツカ 「それでも良ければ、手配しますが…」
Aブルー「うーん…」

紅葉が無いのは寂しいかな、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「外で食事も無理っぽいしね…」
マツカ 「ついでに、ヒグマも留守にしてます」
Aブルー「留守だって?」
マツカ 「ええ。雪で、冬眠の季節になってますから…」

真っ当なヒグマは休業中です、とキッパリ。
当然ですよね…?


2024/11/15 (Fri)




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☆特技が増えそう


10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う週末。
其処へ来たソルジャー、バーベキューの日取りを決定で…。

キース 「俺は嫌でも、綱渡りなのか…」
Aブルー「上手くキメれば、オールオッケー!」

命は無事だし、ぶるぅも大喜びで…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「頑張った結果は、ちゃんと出るしね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースもスキルアップ!」

サーカスでバイト出来るかもね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「サーカスまでは、ちょっと無理でも、学校で…」
サム  「やれば、おひねり、集められるぜ?」
ジョミー「昼休みとかに、披露してたら、いけそうだよね」
キース 「馬鹿野郎!」

グレイブ先生が激怒するぞ、とキース君の怒声。

キース 「校内で集金してもいいのは、学園祭だけで…」
シロエ 「そうでした…。でも、許可を貰えば…」
ブルー 「出来るんじゃないかな、レアなイベだし」

生徒会から要望を出せば…、と生徒会長も。

ブルー 「もっとも、かなり危険だしねえ…」
スウェナ「お許しが出る気、しないわよ?」
ぶるぅ 「そだね、校舎の間を綱渡りだし…」

普通、落ちたらアウトだよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「下にマットを敷いておいたら、安全だけど…」
ブルー 「そこまでのヤツは、ちょっと無理かも…」

やるんだったら、聞いてみるけど、と生徒会長が傾げる首。

ブルー 「見応えがあるイベな所は、確かだしさ…」
キース 「断固、断る!」

今回でさえヤバいのに…、とキース君の悪い顔色。

キース 「まさか、法衣でやれとまでは…」
Aブルー「それは言わない、無理なヤツだし」

一輪車に乗るには向いてないよ、とソルジャー、即答。

Aブルー「裾とか袂が絡まった時は、落ちるしか…」
サム  「からげて乗ったら、いけそうだけどよ…」
キース 「知恵をつけるな!」
Aブルー「えっと…?」

それはどういう意味なのかな、と聞いてますけど。
ヤバそう…。


2024/10/16 (Wed)



☆法衣でもオッケー


10月になっても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へ来たソルジャー、19日にバーベキューだと決定で。

サム  「今の質問、俺にかよ?」
Aブルー「そうだけど?」

何か方法、あるんだよね、とソルジャーの嬉しそうな顔。

Aブルー「法衣で、一輪車に乗れそうなヤツが!」
サム  「あ、ああ…。まあ、そうだけどよ…」
キース 「やってくれたな、サム…」

来年の棚経は覚悟しとけよ、とキース君の瞳に物騒な光が。

キース 「親父のスクーターの速度、今よりも…」
シロエ 「速くしていい、って言う気ですか!?」
キース 「俺が覚えていたならな!」

サムも鍛えていけるようになった、と進言だ、と目がマジ。

キース 「時速50キロまでオッケーだ、と…」
サム  「死ぬじゃねえかよ、俺、自転車だぜ!?」
ジョミー「ヤバすぎだよ、ソレ!」
キース 「俺の立場は、もっとヤバいぞ!」

どうしてくれる、とサム君に詰め寄ってますけど。

Aブルー「あのねえ…。それより、質問の続き!」
シロエ 「はいっ! サム先輩、出番です!」
サム  「マジかよ、俺まで詰みそうでよ…」
Aブルー「平気だってば、キースが来年の棚経までの間…」

今のを覚えてられるとでも…、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「一輪車の練習、してる間は覚えててもさ…」
ジョミー「年末までには、忘れそうだね…」
シロエ 「イベント、てんこ盛りでしょうから…」
Aブルー「そういうことだね、それで、方法って?」

どうやれば一輪車に乗れるのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「袂とか裾を巻き込まないで、走る方法!」
サム  「ぶっちゃけ、タスキ掛けっていうヤツで…」
Aブルー「タスキって、何さ?」
シロエ 「紐の一種です、それを使って縛るんですよ」

裾や袂を、とシロエ君。

シロエ 「便利技です!」
Aブルー「なるほど、現場ならではで…」

サムが詳しいのも納得だよ、と言ってますけど。
タスキ掛け…。


2024/10/17 (Thu)



☆ピエロよりはマシ


10月に入っても残暑続きで、週末は生徒会長宅ですけど。
其処へ来たソルジャー、バーベキューの日を19日に決定。

Aブルー「法衣で一輪車に乗れるんだったら、採用!」
キース 「タスキ掛けして、一輪車だと!?」
Aブルー「練習出来る日、まだまだ充分あるからね!」

頑張りたまえ、と笑顔全開、親指をグッと。

Aブルー「それじゃ、19日に、また来るねーっ!」
キース 「ちょっと待て!」

話は済んでいないんだが、と叫んでいるのに、既に消滅。

キース 「…逃げやがった…」
ジョミー「練習するしかないと思うよ、一輪車…」
サム  「タスキ掛けの件は、マジですまねえ…」
スウェナ「別にいいでしょ、厄病仏に巻き込まれてるし」

たまには逆があっていいわよ、とスウェナちゃんの言。

スウェナ「キースにしたって、ピエロの衣装よりかは…」
ジョミー「着慣れてる分、マシそうだよね…」
ぶるぅ 「そだね、ピエロのメイクもないし!」
一同  「「「あー…」」」

それは大きい、と誰もが納得。

キース 「ピエロか…。更にメイクまでとか…」
ブルー 「法衣でやるのと、どっちがマシだろうね?」
キース 「法衣に決まっているだろう!」

タスキ掛けでも、ピエロよりは…、と悲壮な決意。

キース 「やるぞ、準備を整えてくれ!」
ブルー 「オッケー、マツカ、手配よろしく!」

アッと言う間に整った設備、屋上に出来た練習場。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ ロープ、張ったよ!」
キース 「一輪車から始めさせてくれ!」

乗ったことなど無いからな、と法衣でタスキ掛けの人。

キース 「乗れるようになったら、次はロープで…」
ぶるぅ 「少しずつ高くするんだね!」

きっと出来るよ、と家事万能なお子様のエール。

ぶるぅ 「練習、朝晩、付き合うから!」
ジョミー「放課後と夜は、ぼくも付き合う!」
キース 「夜食目当てで、みんな来るんだな…」

俺は見世物にされるのか、と嘆いてますけど。
やるしか…。


2024/10/18 (Fri)



☆応援でパワー


やって来ました、19日の朝。バーベキューに出掛ける日。
生徒会長のマンション前に集合ですけど、空が高い秋晴れ。

シロエ 「おはようございます! いよいよですね!」
ジョミー「キースの朝練、今日もあったのかな?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ そだよ、最終日だもん!」

じきに着替えて来ると思うよ、と家事万能のお子様が登場。

ぶるぅ 「法衣を鞄に入れてからだって!」
ブルー 「それとシャワーも浴びたいってさ」

おはよう、と生徒会長も。

ブルー 「必死の練習、汗をかくのは無理もないしね」
シロエ 「それで、上達したんですか?」
サム  「昨日の夜には、なんとか走れてたけどよ…」
ジョミー「辛うじて、って感じがどうしてもね…」

あれでホントに出来るのかな、とジョミー君の疑問。

ジョミー「本番になると、ロープ、高いしさ…」
スウェナ「それに谷でしょ、風もあるわよ?」
シロエ 「好条件とは言えませんよね…」
サム  「落ちた場合は、どうなるんだよ…」

サイオンで救助はあるにしてもよ…、とサム君も不安そう。

サム  「ダイブの経験、役に立つとは思えねえぜ?」
シロエ 「飛び降りるだけと、綱渡りは別物ですしね…」
キース 「しかし、やるしかないだろうが!」

逃げたら髪がピンクだしな、とキース君のお出まし。

キース 「そうなった時は、カツラも被れないし…」
ブルー 「まあねえ、君だけのために校則をさ…」

変えるのは無理がありすぎるよね、と生徒会長、キッパリ。

ブルー 「しかも仕事が仕事なだけに、先生たちだって…」
シロエ 「剃ればいいだろう、で来そうですよね…」
ブルー 「そう! キースも重々、承知してるし…」

今朝の練習、頑張ってたよ、と証言が。

ブルー 「どうだい、キース、いけそうかな?」
キース 「やってみないと分からないが…」
ぶるぅ 「大丈夫! みんな、応援してくれるから!」

応援パワーできっと出来るよ、と跳ねてますけど。
パワーですか…?


2024/10/19 (Sat)



☆応援とライブ


ついに到来、バーベキューの当日、キース君が綱渡りの日。
朝イチで生徒会長のマンション前に集合な、面々ですけど。

シロエ 「応援パワーって…。ライブじゃないですよ?」
サム  「だよな、ライブには欠かせねえけど…」
??? 「なんだい、応援パワーって?」

どんなのかな、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「パワーなんだし、サイオンみたいなヤツ?」
??? 「エネルギーに出来るモノでしょうね…」

気になります、とキャプテン(会話表記はA船長)も。

A船長 「皆さん、おはようございます。今日はよろしく」
??? 「かみお~ん♪ ぼくも、よろしく!」

悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も来まして、輝く瞳。

Aぶるぅ「応援パワーって、なあに?」
一同  (((ヤバい…))

今の流れはダメなヤツかも…、と皆が沈黙。

Aぶるぅ「ねえねえ、どんなパワーなわけ?」
Aブルー「黙り込むほど、凄いヤツと見たね!」
A船長 「コントロールが難しいとか、有り得そうです」

下手に使えば暴走だとか…、と船のプロらしい意見。

A船長 「巨大なパワーは、危険と隣り合わせですし…」
Aブルー「確かにね…。ぼくのサイオンにしても…」

バーストしたら大惨事に…、とソルジャーの相槌。

Aブルー「シャングリラなんか、木っ端微塵でさ…」
A船長 「その衝撃が届く範囲には、何も残りませんよ…」
一同  「「「うわー…」」」

そこまで怖い人だったのか、と一同、ドン引き。

Aブルー「どうかしたかい?」
シロエ 「いいえ、何でもありません!」
Aブルー「それじゃ、改めて聞いていいかな?」

応援パワーというのは何だい、とソルジャーの問い。

Aブルー「ライブなら、聞いたことはあるけど…」
シロエ 「行った経験は無いんですね?」
Aブルー「うん。興味ないしさ」
シロエ 「推しは分かりますか?」
Aブルー「推し…?」

確か贔屓の人だっけね、と聞いてますけど。
知識あり…。


2024/10/20 (Sun)



☆ライブとパワー


バーベキューにお出掛けの日の朝、顔ぶれが揃いましたが。
綱渡りを披露するキース君用に、応援パワーな流れでして。

Aブルー「推しのライブだと、何かあるわけ?」
シロエ 「ズバリ、応援そのものですよ!」

応援しないでどうするんです、とシロエ君の返し。

シロエ 「ドームとかなら、万単位の人数でですね…」
ジョミー「応援するのが、お約束だよ」
Aブルー「えっと…? それが応援パワーなのかな?」
シロエ 「それだけの人が、推してくれるんですから…」

パワーが貰えると思いませんか、とシロエ君。

シロエ 「今日のライブは、全力で、と力が入ります!」
Aブルー「なるほどねえ…」
A船長 「物理的には、どうなのでしょう?」

実際にパワーはあるのですか、とキャプテンの問い。

A船長 「気分の上だけの問題なのか、気になりますね」
Aブルー「職業病というヤツだよね、ソレ…」
A船長 「シャングリラの場合、シールドなどは…」
Aブルー「そうか、みんなのサイオンを使うんだっけ…」

サイオンは精神のパワーだったね、とソルジャーも。

Aブルー「応援パワーも、そんな具合に変換は可能?」
シロエ 「いえ、そこまでは…。でも、パワーだけなら…」

あるそうですよ、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「何処のドームか忘れましたが、応援の余波で…」
ジョミー「知ってる、揺れが観測されたヤツだよね!」
サム  「アレな、一斉にジャンプするからよ…」
スウェナ「地震みたいになるらしいわねえ…」

確か禁止になった筈よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「ドームの近くに住んでる人から、苦情多数で」
シロエ 「そうでした!」

データが出たんで、禁止でしたね、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「そんな具合で、パワーはあるんですけど…」
A船長 「使えるパワーじゃないんですね?」
シロエ 「残念ですが…」
Aブルー「じゃあさ…」

どんな応援をするのかな、と興味津々ですけど。
推しのライブ…?


2024/10/21 (Mon)



☆応援の花は団扇


河原へバーベキューにお出掛け、面子が揃った朝ですけど。
綱渡りを披露するキース君のために、応援パワーという話。

シロエ 「ペンライトを振るのは、基本ですね」
ジョミー「推しが誰かで、色が変わるんだよ」
Aブルー「そうなのかい?」
サム  「ライブやるのは、一人だけとは限らねえしよ…」

複数いるなら、色を変えねえと…、とサム君も。

サム  「ファンクラブとかで、色の指定もあるんだぜ?」
Aブルー「なるほどねえ…」
A船長 「ですが、今日の場合は、昼間ですから…」

ペンライトは意味が無さそうですよ、とキャプテンの指摘。

A船長 「秋晴れですし、映える以前に霞むかと…」
Aブルー「うーん…。他に応援、何かないわけ?」
シロエ 「応援の花は、団扇らしいですよ」
Aブルー「団扇?」

夏に売ってるアレのことかな、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「丸い形で、柄がついていて…」
シロエ 「ソレで合ってます」
Aブルー「もしかして、アレを振るだとか?」
シロエ 「そう聞いてますね、団扇は必須アイテムで…」

推し活には欠かせないそうです、とシロエ君。

シロエ 「手作りしてまで、愛を込めるんですよ」
Aブルー「あんなの、素人が作れるのかい?」
ジョミー「違うよ、団扇の本体は買って…」
サム  「メッセージとかを貼ると聞いてるぜ?」

メッセージ用のテンプレとかもあるしよ、とサム君も。

サム  「出来上がったヤツも、売られてるけどよ…」
シロエ 「自分で作って応援してこそ、と言われてますね」
Aブルー「ちょっと想像つかないんだけど…」
シロエ 「百聞は一見に如かずです!」

こんな感じで、とシロエ君、スマホで画像検索。

シロエ 「愛がこもった直球のから、変わり種まで…」
Aブルー「ホントだ、バラエティー豊かだねえ…」
A船長 「こっち見て、は分かるんですが…」
Aぶるぅ「投げチューして、だって!」

一輪車だし出来そうだよ、と跳ねてますけど。
やれと…?


2024/10/22 (Tue)



☆みんなで手作り


今日はバーベキューで河原へお出掛け、朝から揃った面々。
キース君の綱渡りが期待されていて、応援パワーが問題で。

Aブルー「いいねえ、一輪車なら両手が空いてるし…」
A船長 「派手に両手でやるのも、いけそうですね」
Aぶるぅ「ソレ、最高! 見栄えするもん!」

団扇を振ったらいいんだよね、と飛び跳ねている悪戯小僧。

Aぶるぅ「行きのバスの中で、みんなで手作り!」
一同  「「「げっ!」」」

投げチューな応援団扇をか、と誰もがドン引き。

シロエ 「マジですか…?」
Aぶるぅ「そだよ、応援でパワーが出るんでしょ?」
ジョミー「キースの場合は、逆じゃないかな…」
キース 「当然だろう!」

注文だけでも無理ゲーなのに…、とキース君の悪い顔色。

キース 「一輪車で綱渡りするのが、俺はギリギリで…」
Aブルー「だから応援、パワーを送れば、いけるって!」
A船長 「サイオンにしても、気分は大事ですからね」

船の仲間がドン底な時は、シールドの維持が…、と専門家。

A船長 「増幅装置のパワー全開、それでカバーで…」
Aブルー「ミュウの仲間は、繊細だしねえ…」
A船長 「逆にハイだと、増幅装置は最低限で済むんです」
キース 「分かっているなら、俺をドン底にするな!」

芸をするのも、団扇も嫌だ、とキース君が顰める顔。

キース 「綱渡りに集中させてくれ!」
Aブルー「ぶるぅ、出番が来たみたいだよ?」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ どういうピンク色が好き?」

蛍光色とか、チョイス色々、と悪戯小僧の笑顔全開。

Aぶるぅ「今なら、染料、選び放題!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

ダメなヤツだ、と一同、ガクブル。

シロエ 「キース先輩、髪がピンクは詰みますけど…!」
ジョミー「団扇、みんなで作るから…」
スウェナ「頑張りなさいよ、でないとハゲ一択で…」
Aブルー「ハゲでいいわけ?」
キース 「嫌すぎだ!」

頑張る以外に道は無いのか、と泣きそうですけど。
無さそう…。


2024/10/23 (Wed)



☆観察もいいね


バーベキューで河原へお出掛け、朝から揃った面々ですが。
今日のメインはキース君の綱渡りでして、応援がどうのと。

Aぶるぅ「んとんと、髪の毛、染めていいんなら…」
Aブルー「綱渡り自体、しなくてもいいよ?」
A船長 「個人的には見たかったですが、中止の場合は…」

諦めますよ、とキャプテンも。

A船長 「髪がピンクな方でも、見応えはありそうです」
Aブルー「結果として、キースが詰むわけだしねえ…」
Aぶるぅ「染め直すヤツも、試してもいい?」

ハゲるんでしょ、と楽しそうに跳ねる悪戯小僧。

Aぶるぅ「直ぐにハゲるか、そうじゃないのかも…」
Aブルー「気になるトコだね、観察記録をつけてみたら?」
Aぶるぅ「そだね、キースの観察日記!」

写真もつけて、と悪戯小僧がピョンピョンと。

Aぶるぅ「直ぐにハゲても、日がかかっても、楽しそう!」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「いっそ潔く、剃髪ショーでもいいんだよ?」
一同  「「「剃髪ショー?」」」

坊主頭にするイベか、と誰もがドン引き。

シロエ 「それは、あまりに酷すぎませんか?」
Aブルー「何を言うかな、大相撲だと、定番だろう?」
サム  「あー…。横綱の引退イベな…」
ジョミー「髷にハサミを入れるヤツだね…」

だけど、アレだと、髪は残るよ、とジョミー君。

ジョミー「剃髪ショーだと、綺麗サッパリ…」
Aブルー「残らないのが、最高で…」
Aぶるぅ「わぁーい、そっちも面白そう!」

どっちかなあ、と悪戯小僧も期待MAX。

Aぶるぅ「観察日記と剃髪ショーと、どっちがオススメ?」
キース 「断固、断る!」

それくらいなら、投げチューで、とキース君の悲壮な決意。

キース 「俺を団扇で応援してくれ!」
Aブルー「オッケー、それじゃ団扇を手作りコースだね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 応援団扇用のセットを…」
ブルー 「用意するから、頑張って!」

投げチューなヤツ、と生徒会長もノリノリですけど。
応援団扇…。


2024/10/24 (Thu)



☆手抜きで応援


なんだかんだでバーベキューに出発、マイクロバスに乗車。
マツカ君の別荘へ向かう車中で、賑やかに応援団扇の制作。

Aブルー「えっと…。コレを団扇に貼るんだよね?」
ぶるぅ 「そだよ、簡単、貼り付けるだけ!」
ジョミー「テンプレがあると、楽でいいけど…」
シロエ 「推し活と言うだけのことはありますよね…」

なにげに手間がかかりますよ、とシロエ君の手にはハサミ。

シロエ 「切り抜く作業が、厄介で…」
サム  「お前、手先は器用じゃねえかよ」
シロエ 「カッターナイフで切るんだったら、の話ですね」

車中でやるには、ハサミの方が…、とシロエ君の嘆き節。

シロエ 「揺れたはずみにミスで切れたら、カッターは…」
ジョミー「あー…。被害、大きくなりそうだよね…」
シロエ 「そうなんです。その点、ハサミは安心で…」
Aブルー「やっぱり、切らなきゃダメなのかい、コレ?」

そのまま貼るのはアウトなのかな、とソルジャーの問い。

Aブルー「団扇は黒だし、テンプレの地色も黒いけど…」
ブルー 「ダメだね、切るのがお約束でさ…」
ぶるぅ 「上手い人だと、テンプレ、アレンジだよ!」

文字をバラして、自分のセンスで配置だよね、と説明が。

ぶるぅ 「テンプレのままだと、埋もれちゃうもん!」
ジョミー「同じテンプレ、大勢の人が使うもんね…」
サム  「まあ、今の場合は、貼るだけだけどよ…」
ブルー 「応援パワーをこめる以上は、最低限はね…」

やるのが礼儀というもので…、と生徒会長の言。

ブルー 「それとも、相手はキースだしさ…」
ぶるぅ 「手抜きしちゃえ、って?」
Aブルー「切り抜くだなんて、面倒だしね!」
Aぶるぅ「ぼくも、おんなじ!」

貼るだけでいいや、とテンプレを団扇にペッタリと。

Aぶるぅ「はい、出来た!」
Aブルー「ぼくも完成! あれっ、ハーレイ?」
A船長 「私くらいは、真面目に作るべきかと…」

苦労には慣れていますからね、と作業ですけど。
器用ですか…?


2024/10/25 (Fri)



☆センスが問題


バーベキューに向かう車内で、皆がハサミでチョキチョキ。
応援団扇を手作りですけど、手抜きする人と真面目な人が。

Aブルー「でもさ、ハーレイ、上手く切れてる?」
シロエ 「余計なトコまで切ってませんか?」
A船長 「さっき、センスと仰ったので…」

アレンジしてみることにしました、とキャプテン、挑戦中。

A船長 「文字をバラして、配置ですよね?」
ぶるぅ 「そだよ、腕の見せ所!」
Aブルー「いいねえ、頑張ってくれたまえ!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 凄いの、作ってね!」

期待しちゃう、と悪戯小僧も嬉しそう。

Aぶるぅ「他のみんなは、やりそうにないし…」
シロエ 「センスなんかは、ありませんから!」
ジョミー「ぼくも無いけど、モノがコレだよ?」

配置換えして、どうなるわけ、とジョミー君が指差す団扇。

ジョミー「ハートマークとかは、入ってるけど…」
サム  「文字の数、少なすぎねえか?」
スウェナ「投げチューして、っていうヤツだけよね…」
シロエ 「並べ替えで、どうにか出来るようには…」

見えませんよ、とシロエ君も。

シロエ 「下手に弄れば、チューして、ハート投げとか…」
ジョミー「そこは、チューして、投げハートな気が…」

まるで想像つかないけどね、とジョミー君。

ジョミー「チューをしてから、ハートを投げろって?」
Aブルー「最高だよ!」

それでいこう、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ズバリ、チューして、ハート投げ!」
一同  「「「はあ?」」」
Aブルー「チューして、ハートを投げるんだよ?」

全力で惚れて、って意味になるよね、と得意そう。

Aブルー「キスで始めて、ハートも投げるわけだしね!」
A船長 「承知しました!」

ソレでいきます、とキャプテン、即答。

A船長 「チューして、と、投げと、ハートマークと…」
Aブルー「配置は君のセンスでね!」
A船長 「了解です!」

最高の団扇にしてみせますよ、と作業ですけど。
ハート投げ…。


2024/10/26 (Sat)



☆団扇でハートを


バーベキューに向かう面々、車内で応援団扇を制作ですが。
真面目にやっている筈のキャプテン、凄い団扇をせっせと。

A船長 「文字の配置は、こんな感じで如何でしょうか?」
Aブルー「チューのトコをさ、もっと強調とかは?」
Aぶるぅ「そだね、星のマークを散らしちゃうとか!」

星もハートも沢山あるし、と悪戯小僧もノリノリ。

Aぶるぅ「投げるハートは、コレがいいかなぁ?」
Aブルー「いいね、一番大きいしさ…」
A船長 「蛍光ピンクで、目立ちますからね」

コレを使うしかないですよ、と団扇に並べるキャプテン。

A船長 「皆さんの御意見も、伺いたいのですが…」
シロエ 「強いて言うなら、星の配置でしょうか」
ジョミー「バランスで選ぶか、あえて崩して狙うかだよね」
A船長 「狙う、とは…?」

何を狙うんでしょう、とキャプテンの問い。

A船長 「推しのハートを狙うんですか?」
ジョミー「ソレもあるけど、悪目立ちだって、目立つ内!」
Aブルー「なるほど、センスが悪くてもいい、と!」

ハーレイのセンスでやればいいよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「どうせセンスは無縁なんだし、いい感じにさ…」
Aぶるぅ「悪目立ち出来るヤツになるよね!」
A船長 「けなされたような気もするのですが、では…」

この配置で、と星のマークを散らしたキャプテン。

A船長 「チューして、ハート投げ、出来ていますか?」
一同  「「「イイネ!」」」

そうとしか読めない団扇完成、と誰もが親指をグッと。

Aブルー「やったね、これでキースのハートをさ…」
Aぶるぅ「ハーレイが貰えちゃうんだね!」

上手くいったら、夢の3P! と悪戯小僧がピョンピョン。

Aぶるぅ「ブルーも、人数、増えると嬉しいよね!」
Aブルー「もちろんだよ!」
A船長 「待って下さい、キースが混ざりに来ると!?」
Aブルー「その辺は、キース次第だよねえ…」

混ざりたいかな、とキース君の方を見てますけど。
何に…?


2024/10/27 (Sun)



☆団扇を振る場所


バーベキューに向かう車中で、応援団扇を作る面々ですが。
キャプテンが凄い団扇を作って、キース君のハート狙いで。

キース 「混ざりたいか、とは、あんたの仲間にか?」
Aブルー「そうだけど?」
キース 「全力で、断る!」

厄病仏だけで間に合っている、とキース君、即答。

キース 「これ以上、関わっていられるか!」
Aブルー「断るってさ、ちょっと残念」
A船長 「私は、むしろ有難いですが…」
Aブルー「そりゃまあ、君はヘタレだしねえ…」

キースが混ざれば、萎えるだろうし、とソルジャーの溜息。

Aブルー「仕方ないねえ、ハートだけ貰っておきたまえ」
A船長 「その件もですが、私には、あなただけでして…」
Aぶるぅ「じゃあさ、チューして!」

応援しちゃう! と悪戯小僧が握った、キャプテンの団扇。

Aぶるぅ「ズバリ、チューして、ハート投げ!」
Aブルー「だってさ、応援するらしいよ!」
A船長 「此処で、ですか…?」
Aぶるぅ「早く、早くーっ!」

団扇を振ればいいんだよね、と走る車内でピョンピョン。

Aぶるぅ「かみお~ん♪ チューして、ハート投げ!」
Aブルー「チューはまだかな、早くしてよね!」
A船長 「とても無理です、この状況では…!」

皆さんの目がありすぎですよ、とキャプテン、顔面蒼白。

A船長 「応援されても、困るのですが…!」
Aブルー「ヘタレちゃうから、応援だよ!」
Aぶるぅ「頑張ってーっ!」

応援、応援! と団扇を振って声援。

Aぶるぅ「熱いチューでね!」
Aブルー「ほら、じらさないで!」
A船長 「ですが、そういう問題では…!」

そもそも、キース用の団扇ですし…、とキャプテンも必死。

A船長 「本来の場所で、振るべきですよ!」
キース 「俺なら、さっき断ったが?」
シロエ 「ですよね、ぼくも聞いてましたし…」
ジョミー「キース用のは、他にあるしさ…」
A船長 「そんな…!」

墓穴を掘ったわけでしょうか、と呻いてますけど。
多分…。


2024/10/28 (Mon)



☆向いているコース


バーベキューに向かう車中で、応援団扇が出来ましたけど。
変わり種を作った人が一名、只今、それで詰みそうでして。

Aブルー「ハーレイ、みんなも期待してるよ?」
A船長 「それだけは無いと思いますが…!」
ブルー 「無いねえ、それに退場したくなければ…」

その辺でやめておきたまえ、と生徒会長、ピシャリ。

ブルー 「キースがナイス回答だったし、避けられたけど」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「分かってないなら、スルー推奨!」

これで終わり、と強制終了。

ブルー 「でもって、そこの迷惑すぎる団扇は…」
Aブルー「待って、捨てるのは惜しすぎるよ!」
Aぶるぅ「貰って帰ればいいんでしょ?」

あっちで使うのは、かまわないよね、と悪戯小僧の懇願。

Aぶるぅ「誰にも迷惑、かからないから!」
Aブルー「ハーレイだって、誰もいなけりゃ、問題は…」
A船長 「まあ、ありませんね…」
ブルー 「オッケー、それじゃ、お持ち帰りで!」

キース用のは、一つ欠けても支障なし、と生徒会長の答え。

ブルー 「キースも、いいよね?」
キース 「あ、ああ…。まるで分からない展開だが…」

謎の団扇が混ざるよりは…、とキース君も快諾。

キース 「綱渡りには、全力で集中したいし…」
ブルー 「そうだろうねえ、応援してるよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 別荘、見えて来たよ!」

河原へお出掛け! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「いいお天気で、バーベキュー日和!」
Aぶるぅ「綱渡りにも、うんと期待しちゃうよね!」

マイクロバスが別荘に到着、直ぐに河原へ。

キース 「…おい。マツカ、あれがロープか?」
マツカ 「そうですが、何か問題、ありそうでしょうか?」
キース 「谷の、一番広い所のように見えるが…」
マツカ 「風の流れが複雑だそうで、向いている場所が…」
キース 「よりにもよって、最長コースだと…!?」

渡れそうな気がしないんだが、とキース君、真っ青。
どうなる…?


2024/10/29 (Tue)



☆代わりに使うブツ


バーベキュー日和の河原に到着、キース君は綱渡りですが。
谷の一番広い所に、綱渡り用のロープ、最長コースな展開。

Aブルー「渡れないなら、中止したっていいんだよ?」
Aぶるぅ「髪の毛の色、どんなピンクにしようかな…」
キース 「それだけは困る!」

着替えて来る、と法衣鞄を引っ提げ、林の奥へ。

ジョミー「綱渡りするか、髪がピンクか、二択だしね…」
シロエ 「選択の余地はゼロですよね…」
キース 「待たせた、全力でやり遂げるまでだ!」

戻ったキース君、法衣の袂や裾をからげて、タスキ掛け。

キース 「マツカ、出発地点までのルートは?」
マツカ 「そこのトコから一本道です」
キース 「よし、行って来る!」

一輪車を担いで向かう山道、直ぐに見えなくなりまして。

サム  「登るまで、5分くらいかよ?」
マツカ 「そんなものだと聞いていますね」

ロープを張った人たちから、と御曹司。

マツカ 「じきに見えると思いますけど…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 5分あったら、充分!」

支度、支度! とバーベキューの用意をサクサク。

ぶるぅ 「はい、完了! 火種、コレだね?」
マツカ 「ええ、炭の中に入れればオッケーです」
Aぶるぅ「わぁーい、楽しみ!」

その前に、ショーも見られるしね、と悪戯小僧の笑顔。

Aぶるぅ「みんな、団扇の用意はいい?」
一同  「「「はいっ!」」」
A船長 「あの…。私はどうすれば…?」
Aブルー「あー…。向こうに送っちゃったっけ…」

あっても使えないけどね、とソルジャー、キョロキョロ。

Aブルー「仕方ないから、コレで代用!」
A船長 「承知しました!」

キャプテンの手に、バーベキュー用と思われる団扇。

A船長 「祭と書いてありますが…」
マツカ 「用意したのは、別荘の人ですから…」
シロエ 「祭って、綱渡りのことですか?」
マツカ 「バーベキューだと思いますけど…」

悪意は無いと思いますけど、と複雑な笑み。
応援で祭り…。


2024/10/30 (Wed)



☆迷惑すぎた応援


バーベキュー日和の河原で、キース君を待つ面々ですけど。
手には応援団扇装備で、全力で応援パワーを送る展開で…。

シロエ 「別荘の人たち、無関係ですしね…」
マツカ 「立ち入り禁止で、見張りに行っていますから…」
サム  「肝心のイベが見られねえんじゃ、祭りはよ…」
ジョミー「バーベキューの方だと思うけれどさ…」

そっちは手伝いに来てくれるしね、とジョミー君。

ジョミー「食材のお届け、それに追加に、飲み物に…」
スウェナ「お祭り気分は、そっちだわねえ…」
Aブルー「そうだろうけど、この際、お祭りってことで!」

キースの姿も見えたしね、とソルジャーが指差す先。

Aブルー「上手く渡れるかな、あのロープ…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 応援パワー、全開!」

団扇、振ってね! と飛び跳ねている悪戯小僧。

Aぶるぅ「振って、振って!」
一同  「「「はいっ!」」」

此処で振らないと髪がピンク、と一斉に。

Aぶるぅ「渡り始めたよ、上手、上手!」
A船長 「ですね、祭りに相応しいです!」
Aブルー「それより、此処で声を揃えて!」
一同  「「「は?」」」

何を、と一同、キョトンですけど。

Aブルー「投げチューしてーっ!」
一同  「「「げっ!」」」

ソルジャーの声が聞こえた模様、一瞬、よろけたキース君。

Aブルー「あれじゃダメだよ、みんなで応援!」
Aぶるぅ「そだね、1、2の3で叫んで、後はリピート!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」
Aぶるぅ「用意はいい? 1、2の…」

さんっ! と大声、叫ぶしかない御一同様。

一同  「「「投げチューして!!!」」」」
Aぶるぅ「あれっ?」

なんで転ぶの、と悪戯小僧の目が真ん丸に。

キース 「うわぁぁぁーっ!」
Aブルー「身投げしろとは、言ってないけど!」
ブルー 「救助したまえ!」
ぶるぅ 「はい、セーフ! ロープ、高くて良かったね!」

お疲れ様あ! と無事に河原へ降下完了。
今月、これにて中継終了~。


2024/10/31 (Thu)





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