☆初日の出にお願い
新年あけましておめでとうございます。
除夜の鐘でスッポンタケを流し損ねた面々、元老寺で迎える初日の出。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう! 起床、起床~!」
シロエ 「もう朝ですか…。改めまして、新年おめでとうございます」
サム 「あんまり目出度くねえぜ、今年は」
ジョミー「思いっ切り流し損なったもんね、スッポンタケ…」
また一年間エライ目に遭って終わるんじゃあ…、とブツブツと。
ジョミー「付き纏われてるのが一人いるしね」
キース 「お前たちが流し損なったんだろうが! 除夜の鐘で!」
マツカ 「キースの弟子だと気付きましたから…」
お弟子さんに他人が口出しどころか手出しはちょっと、と。
マツカ 「今年もよろしくお願いします。お弟子さんの件は」
キース 「待て、アレは俺の管轄になったのか!?」
ブルー 「それっぽいけど? それより、初日の出を拝まないと」
行こう、と生徒会長を先頭に山門へ。
アドス 「皆さん、用意はよろしいかな? 二礼二拍手一礼ですぞ」
一同 「「「はーい!」」」
昇る朝日にパンパン柏手、そして一礼。
アドス 「今年もいい年でありますように…」
一同 (((スッポンタケと縁が切れますように…)))
神頼みくらいはいいであろう、と新年早々、縁切り祈願。
アドス 「それでは皆さん、庫裏でお雑煮とおせちをどうぞ」
イライザ「沢山召し上がって下さいね」
一同 「「「ありがとうございまーす!」」」
御馳走になります、と上がり込んだ庫裏。
ぶるぅ 「美味しいね、おせち!」
スウェナ「豪華版なのが嬉しいわ。和洋中とあるし」
アドス 「一年の計は元旦にあり、皆さんの抱負は如何ですかな?」
シロエ 「今年こそは、と思うことはあります。言えませんけど」
アドス 「ほうほう、言わぬが花ですな」
イライザ「少年よ大志を抱け、ですわね」
皆さん、頑張って下さいね、と激励の宴。
息子さんの弟子の件なんです、とは言わぬが花…。
2016/01/01 (Fri)
☆絵馬にも書けません
元日は元老寺で過ごしたシャン学メンバー、二日はみんなで初詣に。
アルテメシア大神宮へお出掛けですけど、抱えているのは切実な悩み。
ジョミー「絵馬ってさあ…。何を書いてもいいのかな?」
ブルー 「それは自由だけど、スッポンタケと書くのはマズイよ」
シロエ 「キース先輩の弟子だからですか?」
ブルー 「その件もそうだし、第一、スッポンタケなんて…」
絵馬に書く度胸があるのかい、と言われてみれば無かった度胸。
ジョミー「そ、そうだっけ…。書くのは自分だったっけ…」
ブルー 「縁を切りたいと書くにしたって、別れの言葉にしたってね」
サム 「書きたくねえよな、新年早々、あんな単語は」
マツカ 「戒名の方なら何か分かりませんけど、神社ですしね…」
戒名は管轄外でしょう、と常識的な意見。
マツカ 「それに、やっぱりキースの直弟子ですから…」
スウェナ「私たちが勝手に書けないわよねえ、さようなら、って…」
キース 「書いてくれてもいいんだが! 俺としては!」
ブルー 「でもねえ…。普通の弟子じゃないしね、スッポンタケは」
院殿号で大居士だから、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「そこまでの戒名をつけてしまったら、それなりのケアが」
サム 「アフターサービスってヤツが必要なのかよ?」
ブルー 「破格の待遇はお約束だね、どう考えても」
破門なんかは絶対に無理、と厳しいお言葉。
ブルー 「いくらストーカーと化していたって、まず無理だね!」
ジョミー「じゃあ、ぼくたちが初詣でお願いしても…」
ブルー 「あまり効果は無さそうだけど? それにさ…」
誰かさんが煩悩ゲットに燃えるのが今日、と声をひそめて。
ブルー 「迂闊なことを頼むと回収されちゃうよ?」
シロエ 「除夜の鐘で流れた煩悩を集めに来るんでしたね…」
ブルー 「諦めるのが吉だよ、うん」
キース 「そのようだな…」
普通のことを頼もうじゃないか、とパンパン柏手。
神様に縋るのも無理みたいですね…?
2016/01/02 (Sat)
☆早々に来た人
除夜の鐘で流し損なった上に、初詣でも頼めなかったスッポンタケ。
今年もずるずる引き摺りそうだ、と呻いている内に七草粥の日が来て。
ジョミー「七草粥って、お願い事をしても無駄だっけ?」
ブルー 「無病息災だと思うけど?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 美味しく炊いたから、みんなで食べてね!」
??? 「こんにちはーっ!」
あけましておめでとう、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「みんな、今年もよろしくね! スッポンタケのことも!」
キース 「あんた、忘れていなかったのか!?」
Aブルー「もちろんだよ! 仁王スッポンタケの夢と一緒に年越し!」
そしてしっかり煩悩ゲット、とニコニコと。
Aブルー「公爵に貰ったドリンクが実に凄くってねえ…!」
ブルー 「はいはい、分かった」
Aブルー「それからDVDも素晴らしくってさ、もう最高の!」
姫はじめを大いに楽しんだのだ、と満面の笑顔。
Aブルー「でもって、今日はお正月のことでお願いが…!」
一同 「「「は?」」」
煩悩ゲットは二日の夜に済んだのでは、と顔を見合わせる御一同様。
キース 「あんたの正月恒例の行事は終わっただろうが!」
Aブルー「そうなんだけどさ、お正月って十五日までだよね?」
ブルー 「それが何か?」
Aブルー「十五日に凄い行事があるって聞いたから!」
お尻を叩く行事らしくて…、と言われましても。
一同 「「「お尻?」」」
Aブルー「そう、お尻! スッポンタケの形の棒で叩くらしくて!」
あの有難い形の棒でお尻をパンパン、と妙な話が。
シロエ 「…あのう、それって何処の話ですか?」
Aブルー「この国の行事らしいけど?」
お正月の十五日の行事、と溢れる自信。
Aブルー「ずっと昔から伝わっているらしいよ、あちこちに!」
キース 「…俺は知らんが?」
シロエ 「ぼくも初耳です」
Aブルー「そうなのかい?」
そういう行事がある筈だけど、と大真面目。
正月早々、イヤンな展開?
2016/01/03 (Sun)
☆お粥でDIY
除夜の鐘で流し損ねて、スッポンタケとド腐れ縁なシャン学メンバー。
七草粥を食べている所へソルジャー登場、正月早々アヤシイ話を。
Aブルー「なんて言ったかなあ、粥杖だっけか…。お尻をパンパン」
一同 「「「粥杖?」」」
Aブルー「そう! 十五日にもお粥を食べるんだって?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 小正月だから、小豆粥の日だよ!」
七草粥みたいに、みんなで食べるの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「食べに来たいんだったら、ちゃんと作るよ!」
Aブルー「本当かい!? じゃあ、粥杖も出来るよね?」
ぶるぅ 「えとえと…。粥杖ってなあに?」
Aブルー「お粥を煮る時に使った棒の燃えさしだけど!」
燃え残りの木を使っていたのが始まりらしいし、と嬉しそうに。
Aブルー「お粥を炊くなら特注品で頼むよ、粥杖!」
キース 「待て、その粥杖とか言うのがスッポンタケか!?」
Aブルー「そういう形をしているんだよ!」
超特大の棒でお願い、と輝く瞳。
Aブルー「仁王スッポンタケじゃないけど、うんと大きく!」
シロエ 「ぶるぅはお粥を作るだけだと思いますけど!」
Aブルー「うーん…。日曜大工は得意じゃないとか?」
ぶるぅ 「んとんと…。DIYの趣味は無いけど…」
何か作るの、と全く分かっていないのがお子様。
ぶるぅ 「お粥だったら作るけど…。お粥でDIYって何?」
Aブルー「お粥を炊く前の段階だよ! 炊くための木で!」
特大の粥杖を作って欲しい、と注文が。
Aブルー「スッポンタケの形に削ってくれればいいから!」
ぶるぅ 「…お粥、炊くのに木なんかは…」
いつも使っていないんだけど、と考え込んで。
ぶるぅ 「分かった、こだわりのお粥なんだね! 伝統の!」
Aブルー「そうそう、ぶるぅも分かってくれた?」
ぶるぅ 「美味しく炊くには、それもアリかも…」
キース 「ちょっと待て!」
ガスやIHを使わないなら炭火もあるが、という声が。
練炭なんかもありますよね?
2016/01/04 (Mon)
☆お粥は炊けても
七草粥の日にやって来たソルジャー、十五日のお粥がどうのこうの。
お粥を炊くのに使う木の燃えさし、スッポンタケの形に削ってくれと。
キース 「ぶるぅ、こいつの言うことを真に受けるな!」
シロエ 「そうですよ! お粥を炊くなら方法はきっといくらでも!」
ぶるぅ 「でもでも、薪で炊くお粥も美味しいと思うの!」
本格派の小豆粥が炊けそう、と料理魂に点火した模様。
ぶるぅ 「竈って何処かで借りられるかなあ、ウチには無いし…」
サム 「璃慕恩院ならあるんじゃねえの?」
キース 「馬鹿野郎! 空気を読んで発言しろ!」
今は竈の出番ではない、とキッパリと。
キース 「古い寺なら大概はあるが、今の流れでは歓迎されんぞ!」
サム 「わ、悪ィ…。マジで失言しちまった」
Aブルー「璃慕恩院ねえ…。アレってお寺の行事なのかな?」
シロエ 「もういいですから、帰って下さい!」
Aブルー「まだ、粥杖を頼んでないから! ぶるぅ、出来そう?」
スッポンタケの形の杖、と食い下がっている招かれざる客。
ぶるぅ 「竈でお粥は炊けるけど…。DIYと同時進行は…」
シロエ 「普通は無理です、諦めましょう!」
Aブルー「ちょっと待ってよ、助っ人は駄目?」
一同 「「「助っ人?」」」
Aブルー「そう! ぶるぅはお粥で、DIYは助っ人で!」
それなら粥杖も作れるだろう、と斜めな発言。
Aブルー「こっちのハーレイ、木彫りの趣味は?」
一同 「「「木彫り?」」」
Aブルー「ぼくのハーレイの趣味なんだけど…。こっちはどう?」
キース 「おい、知ってるか?」
ブルー 「知らないねえ…。無駄に付き合い、長いけどさ」
木彫りなんかは見たことがない、と本当なんだか嘘なんだか。
ブルー 「それにね、仮に木彫りの趣味があったとしても…」
Aブルー「ボランティアでは作ってくれないとか?」
ブルー 「その前に、モチーフ!」
ヘタレにアレが彫れるのか、という質問。
スッポンタケの形に彫るんですよね?
2016/01/05 (Tue)
☆十五日にはコレ
七草粥の日に現れたソルジャー、十五日に炊くお粥に妙なこだわりが。
お粥を炊くのに使う木の燃えさしを彫って、スッポンタケの形にと。
Aブルー「こっちのハーレイに彫れるのかって…?」
ブルー 「そう! スッポンタケの形じゃないだろ、君が言うのは!」
スッポンタケを模した杖ではない筈だ、と生徒会長。
ブルー 「思い出したよ、粥杖ってヤツを! 子宝祈願の!」
一同 「「「子宝祈願!?」」」
Aブルー「そうらしいんだよ、粥杖でお尻をパンパン叩くと…」
子供のいない人でも授かるらしい、と瞳がキラキラ。
Aブルー「是非とも叩いて欲しくってさ! ぼくのお尻を!」
シロエ 「…そ、それじゃ、その杖、スッポンタケじゃなくて…」
キース 「本家本元の方だと思うぞ、御神体の!」
Aブルー「ピンポーン! もう、そのまんまの形だってね!」
だから子授けパワーもバッチリ! と親指をグッと。
Aブルー「そんな有難い行事を知ったら、粥杖をゲットしないとね!」
ブルー 「こっちのハーレイには無理だから! アレを彫るのは!」
スッポンタケでも恥ずかしがりそうなのに、本家本元では…、と。
ブルー 「たちまち鼻血が決壊だね! 彫り始める前に!」
Aブルー「じゃあ、どうすればいいんだい?」
ブルー 「自分で彫れば?」
サイオンを使えば楽勝だろう、と言ってますけど。
Aブルー「それは駄目だよ、自分でアレを彫るなんて!」
ブルー 「一番早いと思うんだけど?」
Aブルー「でもさ、それでお尻を叩くんだよ? 自分のお尻を!」
ブルー 「そのことに何か問題でも?」
Aブルー「侘しいじゃないか、一人エッチをしてるみたいで!」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。
Aブルー「一人エッチだよ、セックスの相手がいない時とか!」
ブルー 「黙りたまえ!」
Aブルー「だけど、きちんと言わないと!」
侘しさを分かって貰えないから、とギャーギャーと。
それでどうしろと?
2016/01/06 (Wed)
☆DIYなら自作
ソルジャーが言い出した粥杖なるもの、生徒会長が言うには子宝祈願。
自分で彫れと突き放したら、侘しい気持ちがどうのと文句を。
Aブルー「ぼくは子授けパワーが欲しくて、粥杖を希望で!」
シロエ 「DIYの基本は自作だと思いますけど?」
ジョミー「だよねえ、でないとDIYにならないからさ…」
ドゥ・イット・ユアセルフの略だもんね、という意見。
ジョミー「だから自作が一番だと思う、粥杖か何か知らないけどさ」
サム 「自作と来たら自演っていうのがセットものだぜ、昨今は」
シロエ 「そういえばセットですね、それ」
キース 「よく問題になっているようだな、自作自演は」
ネットの世界で炎上しがちだ、とキース君も頷く自作自演。
キース 「今の御時世、粥杖も流行りの路線でいいと思うが」
Aブルー「どういう意味さ?」
キース 「自作自演は侘しいものだが、当たれば楽しいそうだしな」
Aブルー「…それで?」
キース 「あんたも粥杖を自作すべきだ、そして自演で!」
自分の尻を叩くが良かろう、と見事な打っちゃり。
Aブルー「ちょ、ちょっと…! ぼくの侘しさはどうなると!」
キース 「さっきも言ったが、当たれば楽しい。そういうものだ」
サム 「炎上しなけりゃいいらしいぜ? 自作自演もよ」
Aブルー「炎上しないって…。燃えないわけ?」
それも困る、と慌てるソルジャー。
Aブルー「一人エッチで侘しい上に、燃えないだなんて…!」
キース 「なんだ、炎上希望なのか。ならば問題は全く無いな」
シロエ 「ですよね、普通は炎上したらアウトですから」
サム 「炎上してもかまわねえんなら、自作自演でオッケーだぜ!」
頑張れよな、とサム君の励まし。
サム 「自分で作って尻を叩けばいいわけだしよ」
Aブルー「君たちは分かっていないんだってば!」
キース 「DIYも自作自演も承知だが」
Aブルー「粥杖だよ!」
スッポンタケの形の棒の有難さが…、とブツブツと。
自作自演は駄目ですか?
2016/01/07 (Thu)
☆彫れそうな人は
スッポンタケの形だという粥杖とやら、お尻を叩けば子宝祈願。
欲しいと騒いでいるのがソルジャー、けれども自作は嫌なのだそうで。
Aブルー「いくら流行りでも、自作自演じゃ楽しくないから!」
キース 「だが、俺たちも協力はせん!」
サム 「一番手先が器用なヤツって、シロエだけどよ…」
木彫りはちょっと違うような、と言われたシロエ君、大慌てで。
シロエ 「違うなんてものじゃないですよ! 別物ですから!」
Aブルー「機械で削ってくれてもいいけど?」
シロエ 「それなら、キース先輩ですよ! 相手は木です!」
キース 「どうして俺に話が来るんだ!」
シロエ 「卒塔婆削り器、前に使っていませんでしたか?」
電動のヤツ、という指摘。
シロエ 「アドス和尚にバレて、叱られたと聞いたような気が…」
キース 「あれはミスった卒塔婆を削る道具だ、木彫りとは違う!」
Aブルー「卒塔婆削り器では彫れないのかい? スッポンタケは」
キース 「彫刻用ではないからな!」
Aブルー「うーん…。すると、やっぱり…」
一同 (((やっぱり…?)))
今度の犠牲者は誰だろうか、とガクブルですけど。
Aブルー「ぼくのハーレイしかなさそうだねえ!」
キース 「そうか、あんたの世界でやるのか! 良かったな!」
小正月は平日だから、丁度良かった、とキース君。
キース 「来て貰っても、俺たちは普通に登校の日だし」
Aブルー「出席義務は無いだろう? その日は休みでいいじゃないか」
一同 「「「え?」」」
Aブルー「ぼくのハーレイも連れて来るんだし、賑やかにいこう!」
「お粥を炊くので休みます」と欠席届を、とニコニコと。
Aブルー「でもって、粥杖! ぼくのハーレイが心をこめて!」
シロエ 「彫るんですか!?」
Aブルー「もちろんだよ! そして、粥杖でぼくのお尻を!」
キース 「それに付き合えと言うのか、あんた!」
どうしろと、と慌てふためくシャン学メンバー。
粥杖、付き合わされますか?
2016/01/08 (Fri)
☆大量に炊きたい
小正月の日にお粥を炊いて、燃えさしの木で作る粥杖とやら。
お尻を叩けば子宝祈願になるというブツ、作りたいのがソルジャーで。
Aブルー「お粥を沢山炊くとなったら、木だって沢山要るわけで!」
キース 「それで俺たちを動員する気か!?」
Aブルー「人海戦術は基本だよ! 立派な粥杖を作るためには!」
シロエ 「でも、ぼくたちは学校なんです! 平日ですから!」
Aブルー「さっきも言ったよ、休めばいいって!」
出席義務なんか無いくせに、と痛い所をグッサリと。
Aブルー「とにかく、小正月には粥杖! お尻をパンパン!」
ブルー 「叩かれすぎて壊してしまえば?」
その迷惑な君のお尻、と生徒会長が睨んでますけど。
Aブルー「壊れるくらいのパワーが欲しいね、粥杖で!」
ブルー 「だったら、君たちだけでやったらいいだろう!」
Aブルー「大きな粥杖が欲しいんだってば、立派なヤツが!」
二人分のお粥じゃ薪の量もたかが知れてる、とソルジャー、反撃。
Aブルー「これだけの面子で炊くんだったら、薪もドカンと!」
キース 「ぶるぅ、小豆粥はIHで炊いてくれ!」
シロエ 「ガスでもいいです、練炭でも!」
サム 「炭火でいくって手もあるぜ」
美味く炊ければ何でもいいぜ、とサム君も。
サム 「木はやめとけよな、面倒なことになりそうだしよ」
ぶるぅ 「んとんと…。だったら、IHにする?」
Aブルー「ちょっと待ってよ、ぼくの粥杖は!?」
ぶるぅ 「DIYでしょ、お粥は関係ないと思うけど…」
Aブルー「お粥を炊いた木の燃えさしが要るんだよ!」
それを使わないと粥杖にならない、と大慌て。
Aブルー「だから頼むよ、お粥は木で!」
キース 「騙されるな、ぶるぅ! IHか炭火か練炭だ!」
シロエ 「それにガスです、都市ガスかプロパンでお願いします!」
ぶるぅ 「薪で炊くのも美味しいんだよね…」
Aブルー「その線で!」
ぶるぅも美味しいお粥がいいよね、と煽ってますけど。
さて、炊くには…?
2016/01/09 (Sat)
☆屋上で炊けます
小正月の日に炊く小豆粥。それに使った木の燃えさしで作るのが粥杖。
お尻を叩けば子宝祈願、スッポンタケの形にしたいと願うソルジャー。
Aブルー「木で炊くお粥がいいと思うよ、美味しいのなら!」
ぶるぅ 「DIYをしなくていいなら、そうしようかな?」
キース 「やめるんだ、ぶるぅ! 薪だけはやめろ!」
ぶるぅ 「でも、薪で炊いたら美味しいから…」
竈が無くても炊けそうだよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は考え中。
ぶるぅ 「大きなお鍋と焚火があったら、出来そうだけど…」
Aブルー「それにしようよ、此処の屋上で!」
シールドは任せてくれたまえ、とソルジャー、やる気。
Aブルー「屋上の床が焦げないように、ちゃんとシールド!」
ぶるぅ 「此処で炊けるんなら、便利だよね…」
Aブルー「お鍋と薪のアテはあるのかい?」
ぶるぅ 「えっとね、お鍋は借りられると思うの!」
マザー農場で借りて、薪もゲット、と笑顔全開。
ぶるぅ 「お粥、炊きたくなって来たから、貸して貰うね!」
シロエ 「待って下さい、それじゃ粥杖が出来ちゃいますよ!」
ぶるぅ 「んとんと…。粥杖を作りたいんでしょ?」
Aブルー「作りたいねえ、超特大のを!」
ぶるぅ 「うんと大きな薪も要る?」
Aブルー「お願いしたいね、仁王スッポンタケみたいなのを!」
1メートルはある粥杖にしたい、と勝手に進んでゆく話。
Aブルー「きっと立派なほどパワーも凄いし!」
ぶるぅ 「分かった、それじゃ注文しとくね! 大きな薪!」
一同 「「「うわー…」」」
エライことになった、と顔面蒼白の面々ですけど。
ぶるぅ 「楽しみにしててね、小正月には美味しいお粥!」
Aブルー「欠席届も忘れずにね!」
キース 「本気で俺たちを巻き込むつもりか!」
Aブルー「いいじゃないか、君の弟子なんだから」
キース 「弟子?」
Aブルー「スッポンタケだよ!」
スッポンタケは君の直弟子じゃないか、とキッツイ一言。
またしても腐れ縁ですか…。
2016/01/10 (Sun)
☆無関係な直弟子
小正月には小豆粥を炊いて、燃えさしの木で作る粥杖とやら。
お尻を叩けば子宝祈願な代物だけに、スッポンタケの形がいいそうで。
Aブルー「スッポンタケはキースの弟子だし、深い御縁だよ!」
シロエ 「キース先輩に限定の御縁だと思いますが!」
キース 「シロエ! 貴様は俺を見捨てるのか!」
サム 「悪ィけどよ…。俺もトンズラさせて貰うぜ、その御縁はよ」
お前限定でいいんじゃねえの、とサム君も逃亡する模様。
サム 「お前が戒名をつけたわけだし、俺じゃねえしよ…」
ジョミー「ぼくも全然関係無いよね、キースの弟子だし…」
マツカ 「キース限定の御縁でしょうね、スッポンタケに関しては」
キース 「ちょっと待て!」
なんて薄情なヤツらなんだ、と慌てふためく副住職。
キース 「縁もゆかりも無いわけなかろう、お前たちだって!」
スウェナ「だけど、実際、無関係よ? 私の弟子じゃないんだもの」
シロエ 「そういうことです。キース先輩だけで充分です」
小正月の日は頑張って下さい、と激励が。
シロエ 「お粥を沢山炊くそうですから、十人前ほど一気食いで!」
ジョミー「前の日から食事を抜いておいたら、きっといけるよ!」
サム 「頑張れよな! 可愛い弟子のためなんだからよ」
俺たちは普通に登校するから、と切り捨てモード。
サム 「んじゃ、俺たちはそういうことにさせて貰うぜ」
キース 「いや、まるで無関係ではないと思うが!」
シロエ 「見苦しいですよ、キース先輩」
キース 「いいや、キッチリ御縁はある筈だ!」
何度スッポンタケの供養をしたんだ、というツッコミ。
キース 「毎回、出席している筈だぞ、お前たちは!」
Aブルー「そうなんだよねえ、いつも手伝って貰っているから…」
キース 「粥杖も当然、参加すべきだ! スッポンタケなら!」
Aブルー「無視しないでよ、今年の初イベントだし!」
今年最初のスッポンタケの晴れ舞台だから、という主張。
粥杖、仏教イベントですかね…?
2016/01/11 (Mon)
☆お寺とは無関係
小正月に炊く小豆粥ですけど、それに使った木で作るのが粥杖。
子宝祈願なスッポンタケの形にしたいソルジャー、意気込んでまして。
Aブルー「今年最初のスッポンタケなイベントだからね、粥杖は!」
キース 「俺の可愛い弟子の晴れ舞台だ、お前たちも出ろ!」
シロエ 「待って下さい、それはお寺の行事ですか?」
キース 「なんだと?」
シロエ 「お彼岸やお盆は分かりますけど、小正月とかは…」
お寺の行事じゃないような気が、とシロエ君の指摘。
シロエ 「法要があるとも聞きませんしね、粥杖の方も」
サム 「そういや、俺も知らねえなあ…」
Aブルー「お寺の行事じゃないのかい? 小正月って」
ブルー 「神社の方だと思うけど? 小正月だけに」
お正月は神社の管轄だから、と生徒会長、キッパリと。
ブルー 「だから小正月の法要は無いね、これというヤツは」
シロエ 「やっぱりそういうオチですか…」
スウェナ「それじゃ、キースだけの問題かしら? スッポンタケでも」
サム 「そうだと思うぜ、個人的な法事っていうヤツだよな」
キースだけ出ればいいんじゃねえの、と突き放し。
サム 「アレだぜ、子供のピアノの発表会とか、そんな感じで」
シロエ 「でなきゃ小学校とかの運動会ですね!」
ジョミー「親は必死に撮影するけど、他人はどうでもいいんだね!」
スウェナ「お弟子さんの晴れ舞台だもの、キースが出れば充分よ」
マツカ 「ぼくたちは無関係ですね」
学校に行くことにしましょうか、とマツカ君。
マツカ 「個人的な法事に他人が出るのはマズイですから」
サム 「うんうん、遠慮するのが筋ってモンだぜ」
キース 「勝手に話を進めるな!」
Aブルー「そうだよ、キースもなんとかしてよ!」
君の直弟子のイベントじゃないか、とソルジャーも必死。
Aブルー「人は多いほどいいんだからさ!」
キース 「任せろ、神と仏はセットだ!」
小正月でもオッケーな筈、という台詞。
この展開はマズイですかね…?
2016/01/12 (Tue)
☆お寺でもオッケー
ソルジャーが欲しくてたまらない粥杖、小正月の小豆粥にゆかりの品。
スッポンタケの形を希望なだけに、キース君任せにしたい所ですが。
キース 「小正月の法要というヤツは無いが、禁止でもないぞ」
シロエ 「でもですね! お正月は神社だと会長だって!」
キース 「神と仏はセットものだと言った筈だが?」
毎年恒例の七福神巡りはどうなんだ、と副住職が持ち出したイベント。
キース 「あれは寺だぞ、神社は全く無関係だが?」
Aブルー「そう言えばそうだね、いつもお寺に行くもんね!」
福笹を貰って七福神巡り、とソルジャーも頷く節分の行事。
Aブルー「お坊さんが大勢待機してるけど、巫女さんだって!」
キース 「だろう? 神と仏がセットな証拠だ、あのイベントは!」
一同 「「「うっ…」」」
確かに行き先はお寺だった、と反論出来ない七福神巡り。
キース 「七福神と言えば神様なんだぞ。しかしお寺の主催なんだ!」
Aブルー「神様と仏様は本当にセットものなんだね!」
キース 「この国ではそういう解釈だな」
お寺の境内に神社があるのも当たり前、と更なる攻撃。
キース 「璃慕恩院にだって神社があるんだ、大人気の!」
サム 「あー…。護摩焚きの祈願で人気のヤツな」
シロエ 「サム先輩! 変なフラグを立てないで下さい!」
小正月から逃げられなくなってしまいます、という絶叫。
シロエ 「ぼくたちは無視して登校するんですから!」
ジョミー「そうだよ、死亡フラグが立つってば!」
サム 「いけねえ、今の台詞は無しな!」
キース 「フラグを立てた自覚があるなら、リーチだろうが」
せっかくのフラグは大切にしろ、と副住職の睨み。
キース 「今のがスッポンタケのフラグだ、諦めるんだな」
シロエ 「なんですか、それ!?」
キース 「法事にようこそ、とスッポンタケが呼んでいるんだ!」
Aブルー「小正月のね!」
みんなで粥杖を供養しようよ、とソルジャーのお誘い。
思い切り、リーチ?
2016/01/13 (Wed)
☆嫌すぎるフラグ
小正月には小豆粥を炊いて粥杖ゲット、というのがソルジャーの野望。
逃げたいシャン学メンバーですけど、スッポンタケなフラグだとか。
キース 「いいな、小正月の日はスッポンタケのために粥杖だ!」
Aブルー「ありがとう、キース! 他のみんなも来てくれるんだね!」
シロエ 「ぼくたちは遠慮したいんですけど!」
サム 「平日で学校も普通にあるしよ、忙しいわけで…」
キース 「やかましい! お前が立てたフラグだろうが!」
スッポンタケで死亡なフラグ、と副住職のゴリ押し。
キース 「小正月は此処に集合だ! そして屋上で小豆粥を炊く!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ マザー農場で揃えて貰うよ、薪とか!」
Aブルー「頼もしいねえ、後はぼくのハーレイが粥杖作り、と」
うんと大きい木を用意しておいて、とソルジャーの注文。
Aブルー「仁王スッポンタケみたいに大きな粥杖がいいから!」
ぶるぅ 「うん、分かった! 1メートルほどのを作るんだね!」
DIYを頑張ってね、とお子様、ニコニコ。
ぶるぅ 「マザー農場には色々あるから、きっと大丈夫!」
Aブルー「感謝するよ、ぶるぅ! それにキースも!」
それじゃ小正月にまた会おう、と消え失せた姿。
ジョミー「ちょっと待ってよ、本気でぼくたちも粥杖なわけ?」
キース 「何か文句があるのか、貴様?」
俺はスッポンタケの師僧だからな、と開き直りの副住職。
キース 「可愛い弟子の法要となれば、盛大に!」
シロエ 「でも、ぼくたちは無関係です!」
キース 「無関係も何も、腐れ縁だろうが!」
除夜の鐘で流そうと企画したよな、と痛い所をグッサリと。
キース 「俺にとってはストーカーだが、お前たちも一蓮托生だ!」
シロエ 「そういう趣味はありませんってば!」
キース 「法要を仕切る俺が決めたら、後は実行あるのみで!」
ジョミー「仕切るわけ?」
キース 「師僧だからな!」
小正月は此処で法要だ、と嫌なフラグが。
粥杖、決行みたいですね?
2016/01/14 (Thu)
☆仕切るのは無理
ソルジャーの野望、小正月の日に小豆粥を炊いて粥杖ゲット。
とうとう小正月がやって参りまして、スッポンタケだけに法要な仕様。
ジョミー「なんで暗い内から集合なわけ?」
シロエ 「例の迷惑な人も来ていませんよ?」
日の出前に集合は早すぎるのでは、と文句が出ていますけれど。
キース 「俺が仕切ると言っただろう! 法要だからな!」
サム 「でもよ、相手はあいつらだぜ? 手に負えるのかよ?」
キース 「最初から無理は承知だが?」
あの馬鹿に勝てるわけがなかろう、という副住職の発言。
キース 「だから法衣も着てはいないし、お袈裟も無しだ!」
シロエ 「待って下さい、その普段着で法要ですか?」
キース 「法要は単なる口実だからな!」
でないと貴様たちが逃げ出すんだ、とキッパリと。
キース 「スッポンタケの法要だと言えば逃げんだろうが!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お粥は沢山炊くのが美味しいもんね!」
シロエ 「ぼくたち、騙されたんですか?」
キース 「まるで騙してもいないがな…」
とりあえず法要の会場は清めておこう、と屋上で読経。
キース 「願我~身浄~如香炉~…願我~心如~智慧火…」
シロエ 「どうなんですか、サム先輩?」
サム 「定番中の定番だよなあ…。本気だぜ、キース」
ぶるぅ 「シーッ! お経は邪魔しちゃ駄目なの!」
キースは真面目にやってるんだから、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「お経が済んだら、お粥の用意をしなくっちゃ!」
ジョミー「粥杖ってヤツの?」
ぶるぅ 「そっちは用意が出来てからなの!」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
これで済んだぞ、と見回しまして。
キース 「ぶるぅ、小豆粥の準備を始めてくれ」
ぶるぅ 「うんっ! お日様も昇って来たしね!」
シロエ 「ということは、そろそろ例の人たちが来ますか?」
ブルー 「来るだろうねえ、寝過ごさなきゃね!」
みんな覚悟をしておくように、と言われましても。
どう覚悟すれば?
2016/01/15 (Fri)
☆出過ぎた真似は
スッポンタケの外来種を持ち込みたいソルジャー、狙いは北欧産の品。
お歳暮が来る筈の公爵夫人にロックオンでして、お礼状に一言、と。
Aブルー「スッポンタケを送って下さい、と書き添えてよ!」
ブルー 「だから、検疫を通らないと言っているだろう!」
Aブルー「福の神様なら大丈夫だよ! きっと何処かに方法が!」
いっそ直接持ち込みだとか…、と恐ろしいことを。
Aブルー「メデタイ様の出張の時に、帰りに貰って帰ってくれれば!」
ブルー 「そういうチェックは厳しいから!」
シロエ 「でも、会長…。スッポンタケって、エックス線は…」
引っ掛からないんじゃないんでしょうか、と心配そうに。
シロエ 「ただのキノコですから、透けてしまうんじゃあ…」
キース 「それは充分、有り得るな…」
Aブルー「ほらね、それなら荷物と一緒に送る方だって!」
国際宅急便でいけそうじゃないか、と言い出すソルジャー。
Aブルー「頼むよ、マツカ! 君は一言、書き添えるだけ!」
マツカ 「そ、そんなことは…。検疫破りのお手伝いなんて…」
バレたらイングリッドさんにも父の会社にも迷惑が…、と。
マツカ 「それに、スッポンタケに関わると後が無いそうですし…」
サム 「ストーカー並みに付き纏うぜ、アレは」
スウェナ「キースは完全に捕まってるわよね、スッポンタケに」
シロエ 「身内に二人も要りませんってば、そういう人は」
キース先輩だけで沢山です、とバッサリ切り捨て。
シロエ 「それに、スッポンタケはキース先輩の直弟子ですしね」
マツカ 「そうでした…! ぼくが出るのはお門違いです」
出過ぎた真似をするのはどうかと…、と得意の控えめ発言。
マツカ 「他人様のお弟子に、ぼくが口出しするというのは…」
サム 「ちょっとマズイぜ、坊主の世界じゃ」
ブルー 「その通りだよ、弟子は師僧に従うものでさ」
Aブルー「そうなのかい?」
それじゃキースの出番だろうか、と逸れた矛先。
どうなるんですか?
2015/12/16 (Wed)
☆頼むならこの人
外来種のスッポンタケが欲しいソルジャー、北欧のヤツにロックオン。
ドクツルタケな公爵夫人からゲットしようと目論んでますけど…。
Aブルー「スッポンタケのことをマツカに頼むのは筋違いかい?」
ブルー 「キースの弟子だというのがねえ…。ちょっとマズイね」
坊主の世界は厳しいもので…、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「弟子は師僧に絶対服従、他の人には従えないよ」
サム 「お師僧様が白いと言ったら、カラスも白い世界だからよ…」
Aブルー「それじゃ、マツカがスッポンタケに絡むというのは…」
ブルー 「掟破りというヤツになるね、間違いなく!」
だから頼むんだったらキースに、と本当に逸れてしまった矛先。
ブルー 「もっとも、キースが役に立つかは知らないけどね!」
キース 「俺はお役に立てんと思うが!」
そもそも知り合いでもないし、と副住職の必死の逃げ。
キース 「お歳暮が届くのもマツカの方だし、俺は全く無関係で!」
Aブルー「どうなんだろう? いつも、よろしくって書いて来るよね」
マツカ 「ええ、皆さんでどうぞ、と書いて下さるようですね」
ぼくには読めない謎言語ですが…、とマツカ君にも読めないのが手紙。
マツカ 「いつもブルーが読んでくれますし、それを参考にお礼状を」
Aブルー「だったら、キースでもいいんだよ! 書くだけだし!」
それをメデタイ様が訳すんだから、とソルジャーの指摘。
Aブルー「何も問題無いと思うな、その方向で!」
キース 「待て、俺は…!」
Aブルー「とにかく、お歳暮待ちだよね! それから作戦発動だよ!」
今度は何が貰えるのかな、とソルジャー、お待ちかねの様子で。
Aブルー「楽しみだなあ、お歳暮と、キースのお礼状!」
キース 「俺は書かんぞ!」
Aブルー「お歳暮が来たらよろしくね! また来るから!」
キース 「逃げるな、馬鹿!」
Aブルー「じゃあ、またね~!」
お歳暮もお礼状も楽しみ、と消えたソルジャー。
キース君の運命は…?
2015/12/17 (Thu)
☆専門家に任せろ
スッポンタケの外来種を是非にと願うソルジャー、狙っている北欧産。
アテにするのは公爵夫人で、お歳暮が来たらお礼状だとお帰りに。
キース 「待て、待たんかーっ!」
シロエ 「とっくにいないと思いますけど?」
今頃は向こうの世界のシャングリラですよ、と冷たい言葉が。
シロエ 「キース先輩、責任を持って下さいね? スッポンタケの件」
マツカ 「ぼくからもよろしくお願いします。お礼状の話」
キース 「どうして俺に話が回ってくるんだ!」
サム 「仕方ねえだろ、スッポンタケはお前が専門だしよ」
戒名をつけて弟子にしただろ、とキッツイ一言。
サム 「しかも普通じゃ出さねえヤツをよ…。院殿号だぜ?」
ブルー 「物凄い功績があった人にしか出さないのをねえ…」
シロエ 「元ネタは鯨の戒名ですけどね」
ジョミー「でもさ、パクリでも戒名を出したら終わりだよねえ?」
ブルー 「それに関しては否定はしないね」
あの時点でキースはスッポンタケの師僧になったわけで…、と銀青様。
ブルー 「マツカが口出しするというのは筋違いだよ、うん」
キース 「なんでそうなる!」
ブルー 「シロエが何度も言った筈だよ、迷惑な人は二人も要らない」
サム 「うんうん、ストーカーに追われるヤツは一人いればよ…」
もう充分に間に合うから、と切り捨てにかかっている面々。
ブルー 「そんなわけだから、スッポンタケは君に任せた!」
キース 「おい、あんたまでか!?」
スウェナ「当然でしょ? ブルーだってお坊さんなのよ?」
シロエ 「スッポンタケに口出しするのは論外ですよね、会長でも」
サム 「いくら高僧でも、こればっかりはよ…」
代わりに師僧にならねえ限りは口出し無用、というのが坊主の世界。
サム 「自分で考えとけよな、対策」
マツカ 「その内にお歳暮が届きますから、持って来ますよ」
ブルー 「頑張るんだね、キース」
君の活躍に期待している、ということですけど。
さて、どうなる…?
2015/12/18 (Fri)
☆無資格ですから
外来種のスッポンタケが欲しいソルジャー、公爵夫人にロックオン。
北欧からのお歳暮が来たら一筆を希望で、それのお鉢がキース君へと。
キース 「…どうしてこういうことになるんだ…」
シロエ 「キース先輩、まだ対策を思い付かないんですか?」
そろそろ来ますよ、とシロエ君からの忠告が。
シロエ 「明日あたり、ヤバイと思いますけどね?」
スウェナ「そうねえ、みんなでブルーの家に集まるんだし…」
サム 「なんか狙って来そうだぜ。わざとじゃねえとは思うけど」
マツカ 「ぼくもそういう気がしますよ。家に帰ったらありそうな…」
北欧からの国際宅急便が、と御曹司も嫌な予感がする様子。
マツカ 「キース、頑張って下さいよ? ぼくは手伝えませんから」
キース 「俺の弟子だし、手伝いの許可ならいつでも出すが」
マツカ 「ジョミーやサムなら、その手も使えるでしょうけど…」
生憎、ぼくは僧籍じゃありませんから、と見事なうっちゃり。
マツカ 「お坊さんのお手伝いは出来ませんよ。無資格ですしね」
サム 「坊主の世界は、その辺もうるさく言われるぜ、うん」
マツカが正しい、とサム君からのお墨付き。
サム 「頑張れよな、キース。明日は本気でヤバそうだしよ」
ジョミー「お日柄も良く、って感じだよねえ…」
シロエ 「でもって、ご愁傷様なんですよ」
キース先輩がどう切り抜けるか見ものです、と無責任な人。
シロエ 「Xデーが楽しみですね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お歳暮、楽しみだよね!」
美味しいお菓子があるといいな、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「イングリッドさんのお菓子、いつも美味しいもん!」
ブルー 「お菓子は間違いなくあるだろうねえ…」
サム 「変な物が無ければいいんだけどよ…」
シロエ 「その辺のことはキース先輩に任せましょう!」
キース 「其処までなのか!?」
俺の責任が増えてないか、と慌ててますけど。
一度フラグが立った以上は、ドツボ一直線なんじゃあ?
2015/12/19 (Sat)
☆来てしまいました
そろそろ来そうな北欧からのお歳暮、ソルジャーがお待ちかねのブツ。
今日あたりヤバイと噂の週末、生徒会長宅に出掛けた御一同様。
ジョミー「マツカ、遅いね…。遅れます、って何だろう?」
サム 「あれじゃねえのか、ドクツルタケのお歳暮」
スウェナ「先に行っておいて下さい、って辺りが危なそうよね」
到着待ちをしてるんじゃないの、という話の所へチャイムの音が。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ マツカ、来たよーっ!」
マツカ 「すみません、遅くなりました! 会社の方から連絡で…」
荷物を取りに行って来ました、と抱えている国際宅急便の箱。
シロエ 「…ドクツルタケが寄越したんですか?」
マツカ 「ええ。でも、今回はキースがいますから心強いですよ」
専門家に任せて安心です、とキース君の前に箱がドカンと。
マツカ 「それじゃ、よろしくお願いします」
キース 「俺が開けるのか!?」
マツカ 「お礼状を書くのはキースですから、見ておいた方が…」
失礼があってはいけませんしね、と正しい意見。
マツカ 「キースなら、手紙の作法は完璧ですから。お坊さんだけに」
キース 「それは確かにそうなんだが! 坊主の基礎だが…」
??? 「来たんだって、お歳暮!?」
待っていたよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「早く開けてよ、楽しみに待ってたんだから!」
キース 「俺は少しも喜べないが!」
Aブルー「お礼状にスッポンタケのことを書くだけじゃないか!」
開けて、開けて、と矢の催促で。
キース 「仕方ない…。なるほど、いつもの菓子か」
ぶるぅ 「わぁ~い、ジンジャークッキー、クリスマスのだぁ!」
Aブルー「ぼく宛の荷物も入っているよね、今度は何かな?」
キース 「俺が知るか!」
謎の言語は流石に読めん、と中の手紙を生徒会長に。
キース 「これはあんたの仕事だろうが!」
ブルー 「まあね…」
スッポンタケは絡んでないし、と広げた手紙。
さて、内容は…?
2015/12/20 (Sun)
☆ゲテモノなんです
ついに来てしまった北欧からのお歳暮、ソルジャーが待っていた代物。
お礼状を書くのはキース君ですけど、あちらからの手紙は謎の言語で。
ブルー 「じゃあ、読むよ? 暮れのご挨拶をお届けします、と…」
シロエ 「普通ですね?」
サム 「この辺まではいつも普通じゃねえかよ!」
ジョミー「後に行くほど変になるんだよ、ドクツルタケのは!」
毎回そうだ、と苦虫を噛み潰したようなジョミー君の顔。
ジョミー「ぼくたち宛の部分はマトモで、それが済んだらゲテモノで」
Aブルー「ゲテモノだって!?」
ジョミー「いつもゲテモノばかりじゃないか!」
シロエ 「ゲテモノは言い得て妙ですね、ええ」
とてもマトモとは言えませんから、と一刀両断。
シロエ 「会長、早く済ませてしまいましょう!」
ブルー 「分かってる。いつものジンジャークッキーをどうぞ、と」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 開けてもいい?」
ブルー 「いいと思うよ、クッキーの方は。えっと、それから…」
Aブルー「ぼくには、なんて?」
ブルー 「クリスマスプレゼントも兼ねて、主人が選びました…」
一同 「「「ひぃぃっ!!!」」」
また公爵か、と一同、ドン引き。ゲイだと噂が高い人物、それが公爵。
ブルー 「夜の生活にお役立ちのドリンク色々、それに特選DVD…」
一同 「「「うわー…」」」
Aブルー「素晴らしいよ! キース、お礼状の方、よろしくね!」
凄いプレゼントを貰っちゃったよ、とソルジャー、感激。
Aブルー「DVDの方も楽しみだけれど、ドリンクもね!」
ブルー 「来年も夫婦で励んで下さい、主人も応援しています…」
Aブルー「嬉しいねえ! 公爵が応援してくれるなんて!」
姫はじめも大いに頑張らないと、と歓喜の表情。
Aブルー「この人たちならきっと、スッポンタケだって!」
ブルー 「本気で頼むつもりなのかい?」
Aブルー「もちろんだよ!」
欲しい気持ちも分かって貰える、と言ってますけど。
キノコですよ…?
2015/12/21 (Mon)
☆お礼状が大切
ドクツルタケこと公爵夫人からのお歳暮、今回もソルジャーが大喜び。
お礼状をよろしくと言ってますけど、要はスッポンタケの注文。
Aブルー「キース、お礼状にはスッポンタケも忘れないでよ!」
キース 「…分かっている。なんと書けばいいんだ?」
Aブルー「ぼくが欲しがってるから、送って下さいって!」
シーズンになってからでいいから、とニコニコと。
Aブルー「スッポンタケもあるだろうしね、あの国にだって!」
シロエ 「無い可能性もありますけど?」
Aブルー「大丈夫だと見たね、松茸が激似なんだから!」
それにアカダマスッポンタケの例もあるし、とイヤンな名前が。
Aブルー「この国だと北の大地で育つ絶滅危惧種だけれど…」
ブルー 「北欧だったら元気に生息しているかも、って?」
Aブルー「ピンポーン! 察して送ってくれると嬉しいな、とね!」
赤玉が出るまでヤリまくれそうなスッポンタケを、と恐るべき野望。
Aブルー「仁王アカダマスッポンタケなら、無敵だよ!」
シロエ 「そんな代物、要りませんから!」
Aブルー「ぼくは欲しいし、福の神様に期待だってば!」
とにかくお礼状が大切、とキース君へと向けられる瞳。
Aブルー「きちんと書いてよ、お礼状の方も、スッポンタケの件も!」
キース 「もちろんだ。俺が係に決まったからには、完璧に書く!」
シロエ 「キース先輩、本気ですか!?」
キース 「此処で書くから、持って帰って会社の人に渡してくれ」
いいな、とマツカ君へと掛けられた声。
キース 「誰が訳すのか俺は知らんが、よろしく頼む」
マツカ 「え、ええ…。それはかまいませんけれど…」
Aブルー「いいねえ、今すぐ書いてくれるんだ?」
キース 「お礼状は早めが鉄則だからな」
シロエ 「対策は考えてくれたんですか、キース先輩!?」
キース 「お礼状を書く、ただそれだけだが?」
サム 「マジかよ、キース!」
言われるままに書くつもりかよ、という悲鳴。
キース君、本気なんですか?
2015/12/22 (Tue)
☆お礼状は任せろ
ソルジャーが大喜びした、ドクツルタケこと公爵夫人からのお歳暮。
お礼状を書くのはキース君でして、スッポンタケを送って欲しいとも。
Aブルー「本当に書いてくれるだなんて…。嬉しいよ、キース!」
キース 「気にするな。スッポンタケは俺の直弟子だからな」
これも師僧の役目だろう、と天晴れな覚悟だか心意気だか。
キース 「ぶるぅ、何でもいいからレターセットをくれないか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーが使うヤツでいいよね!」
読みやすいヤツがいいと思うの! とシンプルな便箋と封筒が。
ぶるぅ 「ペンも要るよね、はい、どうぞ!」
キース 「有難い。では、早速…。拝啓、イングリッド様、と…」
一同 (((ほ、本気だ…)))
この調子でスッポンタケも注文する気だ、と一同、ガクブル。
キース 「いつも結構な贈り物を有難うございます。ご主人様にも…」
Aブルー「最高だよ! キースに頼んで正解だったよ」
シロエ 「キース先輩、書いちゃうんですか、スッポンタケも!?」
キース 「そのために俺が指名されたと思うが?」
其処のマツカに、と視線をチラリ。
マツカ 「…や、やっぱり、ぼくが書きましょうか?」
キース 「その必要は全く無い。弟子は師僧が責任を持つものだ」
マツカ 「で、でも…。皆さんに御迷惑が…」
キース 「お前が自分で言い出したんだぞ、俺の仕事だと」
だから書くまで、とサラサラと。
キース 「これからも末永いお付き合いをよろしくお願いします…」
Aブルー「うんうん、いいねえ! 末永くだよ!」
キース 「つきましては、厚かましいお願いではございますが…」
一同 (((ひいぃっ!!!)))
マジだ、と震える御一同様、歓喜のソルジャー。
Aブルー「クライマックスだよ、頑張ってよ!?」
キース 「もちろんだ。…是非とも、送って頂きたいものが…」
一同 (((す、スッポンタケ…)))
とうとうこの時が来てしまった、と誰もが顔面蒼白。
書くんですね?
2015/12/23 (Wed)
☆お願いしました
ドクツルタケこと公爵夫人から届いたお歳暮、お礼状の係はキース君。
とんでもない品物に厚く御礼、更にソルジャーからの頼み事まで。
Aブルー「綺麗な字で頼むよ、メデタイ様が読みやすいように!」
キース 「俺の字に何か文句があるのか?」
坊主に書道は必須なんだが、と溢れる自信。
キース 「筆で書こうがペンで書こうが、筆を選ばずというヤツだ」
Aブルー「ごめん、その辺は素人だから…。続きをよろしく」
キース 「任せてくれ。…もし、そちらの国にあるようでしたら…」
一同 (((人生、終わった…)))
これでスッポンタケが来るんだ、と泣きたい気持ちの面々ですけど。
キース 「法界善根を頂戴いたしたく…」
一同 「「「は?」」」
なんだそれは、と目を剥く一同、ソルジャーだって。
Aブルー「ちょ、ちょっと…! スッポンタケは!?」
キース 「だから、今、書いているだろうが! お願いします、と!」
Aブルー「で、でも…。スッポンタケと書いていないじゃないか!」
キース 「ちゃんと書いたが? …これで良し、と」
マツカ、こいつを訳して送ってくれ、と封筒とセットで手渡し中。
キース 「差出人はお前の方がいいだろう。俺では謎の人間だしな」
マツカ 「そうですね…。その辺はきちんとしておきますけど…」
コレは何です、とマツカ君が指差す法界善根の四文字。
マツカ 「何のことだか、ぼくにはサッパリ…」
キース 「知らんのか? 俺を指名したくせに、弟子の名前を」
僧籍ではないから仕方ないか、と言われましても。
マツカ 「あのぅ…。キースの弟子はスッポンタケでは?」
キース 「その通りだが?」
マツカ 「コレの何処がスッポンタケなんです?」
Aブルー「そうだよ、スッポンタケのスの字も無いよ!」
キース 「やかましい! これでいいんだ、俺の弟子だから!」
Aブルー「どの辺がさ!」
どう見てもスッポンタケじゃない、とソルジャーの苦情。
心眼で見るというオチですか?
2015/12/24 (Thu)
☆名前はきちんと
ドクツルタケこと公爵夫人からのお歳暮、お礼状を書いたキース君。
ソルジャーからの注文通りに、スッポンタケを頼んだそうですけれど。
Aブルー「この手紙の何処に、スッポンタケと書いてあるのさ!」
キース 「ちゃんと書いたと言っている! 弟子をよろしくと!」
あちらの国にいるかどうかは分からないが、と指差す手紙。
キース 「いるようだったら、いずれ来るだろう。検疫破りで」
Aブルー「で、でも…。スッポンタケの名前は何処に…」
あぶり出しってオチじゃないだろうね、という質問が。
Aブルー「今はミカンの季節だし…。もしかして、それかい?」
キース 「俺はペンしか使っていないが」
Aブルー「斜めに読むとか、縦読みだとか…?」
どう読むのだろう、とソルジャー、手紙を矯めつ眇めつ。
Aブルー「読めないなあ…。暗号なのかな?」
キース 「坊主だったら、基礎の基礎だが」
一同 「「「へ?」」」
キース 「弟子の名前はキッチリ書いた! 法界善根と!」
この四文字がスッポンタケだ、と副住職。
キース 「ヤツの戒名は倫王院殿法界善根大居士なんだが…」
シロエ 「長ったらしいヤツでしたよね」
Aブルー「鯨並みだと聞いているけど、それが何か?」
キース 「戒名の中には名前が入る。院殿号と大居士は違う」
その部分はアレの名前ではない、という解説が。
キース 「だからだ、俺がスッポンタケを呼ぶなら…」
シロエ 「その四文字だというわけですか?」
キース 「坊主ルールではそうなるな」
だからきちんと書いたまでだ、とキッパリと。
キース 「師僧として、やるべき仕事はやった。後はマツカだ」
Aブルー「ま、待ってよ、これをメデタイ様が訳すのかい?」
スッポンタケとは書いてないヤツを、とソルジャー、困惑。
Aブルー「メデタイ様は、スッポンタケの戒名なんかは…」
キース 「知らんだろうな、当然な!」
だが訳すのが仕事の筈だ、と言われましても。
こんな四文字、どうしろと?
2015/12/25 (Fri)
☆訳したら別物
ドクツルタケこと公爵夫人に、スッポンタケを送って欲しいと頼む件。
お礼状にキース君が書いたスッポンタケ、なんと戒名の方でして。
Aブルー「こんなの、メデタイ様が見たって分からないじゃないか!」
シロエ 「まず無理でしょうね、法界善根なんて」
サム 「法律関係に詳しい人をお願いします、って感じだぜ」
ブルー 「法曹界だね、でもって善良な人で」
今どき流行りの横領とかには手を染めない人、と生徒会長の解釈。
ブルー 「素晴らしい弁護士を紹介して貰えると思うよ、きっと」
Aブルー「なんでそういうことになるのさ!」
ブルー 「メデタイ様が訳すからだよ、脳味噌をフルに使って!」
法界善根について考えた結果、弁護士だろう、という話。
ブルー 「そちらの国にあるようでしたら、と書いたしねえ…」
シロエ 「国際弁護士ってことになるんでしょうか?」
ブルー 「そんなトコだね、凄腕の」
公爵家だけに期待出来る、と大きく頷く生徒会長。
ブルー 「いつか本物のスッポンタケを持ち込んだ時には、役立つよ」
Aブルー「ちょ、ちょっと…。持ち込んだら、ぼくは有罪なのかい?」
ブルー 「検疫破りは罪だろうねえ、どの程度かは知らないけれど」
今から弁護士を頼んでおくのがいいよ、とニコニコと。
ブルー 「そういうわけだし、マツカ、後のことはよろしく頼むよ」
マツカ 「分かりました。このお礼状で出しておきます」
Aブルー「弁護士を送って下さいって!?」
ブルー 「何か文句があるのかい?」
キースはきちんと書いたじゃないか、と咎める目つき。
ブルー 「坊主としての礼を尽くして、弟子をよろしくと!」
Aブルー「それを訳したら、弁護士になってしまうのに?」
キース 「どう書けと言うんだ、これでなければ」
Aブルー「もっとハッキリ、スッポンタケ、って…」
キース 「坊主ルールでは、それは通らん!」
弟子の名前は正しく書くのがお約束だ、と大真面目な顔。
お坊さんの世界は厳しいですしね?
2015/12/26 (Sat)
☆弁護士は困る
ドクツルタケこと公爵夫人に、スッポンタケを頼みたいソルジャー。
なのにキース君が書いたお礼状では、法界善根を送って下さいなオチ。
キース 「いいな、俺は言われた通りに書いたんだ! キッチリと!」
シロエ 「キース先輩、ナイスです! これでぼくたちも安心ですよ」
弁護士がやって来るだけですし、とシロエ君も嬉しそう。
シロエ 「仁王スッポンタケの心配はすっかり無くなりましたね」
Aブルー「ぼくは諦めないからね! 福の神様の線が駄目でも!」
マツカ 「お礼状は本当にこれでいいですか?」
このまま訳して貰いますか、と御曹司。
マツカ 「多分、本当に弁護士を寄越してくれると思いますけど」
Aブルー「まだ弁護士は要らないから! 何もやってないし!」
スッポンタケと訂正してくれ、とソルジャー、涙目ですけれど。
キース 「駄目だな、坊主ルールは絶対だ。弟子に関しては」
ブルー 「まして直弟子ということになるとね、俗名じゃマズイよ」
Aブルー「俗名って?」
ブルー 「弟子になる前の名前のことだね、スッポンタケとか」
そういう名前で他人様に紹介するのはアウト、とピッシャリと。
ブルー 「そこは絶対に譲れないから、あくまで法界善根だよ」
Aブルー「そ、そんな…。弁護士なんかに来て貰っても…」
ブルー 「用が無いなら、その部分を消して貰うんだね」
マツカに頼めば済むことだから、と生徒会長、涼しい顔。
ブルー 「もしもマツカがこのまま渡せば、弁護士コースで」
Aブルー「ぼくはスッポンタケが欲しいんだってば!」
キース 「書いただろうが、心をこめて! 送ってくれと!」
坊主ルールに例外は無い、と容赦なく。
キース 「もういい、マツカ、そのままで頼め!」
マツカ 「分かりました、父に渡しておきます」
Aブルー「それは困るよ、弁護士コースは!」
キース 「だったら、マツカに削って貰え!」
余計なモノを貰わんようにな、と高笑い。
弁護士ではどうにもなりませんしね?
2015/12/27 (Sun)
☆絶望的な名前
ドクツルタケこと公爵夫人から、ソルジャーが貰いたかったブツ。
頼みたいのはスッポンタケなのに、法界善根を頼むと書かれたお礼状。
Aブルー「…このまま出したら、本当に弁護士が来るのかい?」
ブルー 「まず間違いなく、そのコースだね!」
キース 「メデタイ様が僧籍だとしても、スッポンタケは絶望的だな」
この名前だけではスッポンタケとも思うまい、と副住職。
キース 「坊主を派遣してくれ、という解釈になるだろうしな」
Aブルー「坊主って…。本当に本物のお坊さんかい?」
キース 「今の世の中、外国人の坊主も特に珍しくはない」
サム 「いるよな、座禅の宗派とかによ」
Aブルー「じゃあ、コレを頼むと書いたままで出せば…」
ブルー 「弁護士が来るか、お坊さんが来るか、どっちかだね!」
メデタイ様のセンスに期待だ、と生徒会長、高みの見物。
ブルー 「どっちが来るか、賭けたい人!」
シロエ 「弁護士に賭けます!」
サム 「坊主にしとくぜ、僧籍のヤツも多いしよ」
ジョミー「ぼくはどっちにしようかなあ…。弁護士かな?」
Aブルー「もういいから! 無しで行くから!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「次回に期待で、今回は見送り!」
その一文を消しておいてくれ、と涙のソルジャー、マツカ君に指示。
Aブルー「お坊さんも弁護士も困るだけだし、お礼状だけで!」
マツカ 「本当に消していいんですか?」
Aブルー「ぼくも消えるよ、悲しい気持ちを抱えてね!」
来年に賭ける、とパッと姿が消え失せまして…。
シロエ 「キース先輩、やりましたよ! 撃退しました!」
キース 「勝ったのか…。あの馬鹿野郎に」
ブルー 「お歳暮はしっかり持って帰ったみたいだけどね…」
DVDとかが無くなってるし、と言われてみれば。
マツカ 「でも、スッポンタケは頼まなくても済みましたね」
ブルー 「キースの機転に感謝だよ、うん」
これで安心して年が越せる、とお褒めの言葉。
一件落着みたいですね?
2015/12/28 (Mon)
☆高圧洗浄で流せ
ドクツルタケな公爵夫人に、スッポンタケを頼もうとしたソルジャー。
キース君の戒名攻撃で見事に撃退、お蔭で平穏に年を越せそうで。
シロエ 「今年も一年が早かったですね、もう大晦日だなんて…」
ジョミー「年末が大荒れだったしね…。スッポンタケで」
サム 「クリスマスもアレで酷かったぜ…。恨み節でよ」
マツカ 「来年こそは、と何度も派手に泣き付かれましたよ…」
ぼくに言われても困るんですが、と頭を抱える御曹司。
マツカ 「お礼状は普通に出しましたからね、雪辱戦がありそうで…」
サム 「キースが師僧をやってる間は、大丈夫だと思うぜ」
シロエ 「そうですよ。どう転んでも、スッポンタケは弟子ですから」
スウェナ「誰も手出しは出来ないわよねえ、お弟子さんでは」
ブルー 「もう最高の攻撃だったよ、ブルーが泣きの涙だなんて」
あんな爽快な気分は初めてかも、と生徒会長、爽やかな笑顔。
ブルー 「ヤケ酒を呷って荒れていたけど、どうにもこうにも…」
サム 「キースはきちんと仕事したんだし、恨みようがねえよ」
シロエ 「下手に恨むと、今後の供養がパアですからねえ…」
ジョミー「お彼岸も、お盆も吹っ飛ぶもんねえ、スッポンタケの」
ブルー 「最悪、破門も有り得るからね」
その一喝で沈黙したから問題無し、と銀青様のお墨付き。
ブルー 「有難い戒名を剥奪されたら、ただのスッポンタケだから」
サム 「うんうん、パワーを貰うどころの話じゃねえよ」
シロエ 「でもですね…。出来れば縁を切りたいですから…」
ジョミー「除夜の鐘でキッチリ流さないとね!」
そのために寒い中を来たんだから、と夜の元老寺に集う面々。
マツカ 「心をこめて高圧洗浄でしたっけ?」
ブルー 「そうだよ、南無阿弥陀仏をお唱えしてね」
キース 「来たか、お前たち! 撞くのはいいが、鐘を壊すなよ」
ジョミー「分かってるってば!」
それと法衣のレンタルお願い、と真面目な申し出。
本気でキッチリ流したいんですね?
2015/12/29 (Tue)
☆心をこめて流せ
スッポンタケに付き纏われないよう、除夜の鐘で流しておきたい面々。
ジョミー君は法衣のレンタルまで頼む有様、誰もが切実な元老寺。
サム 「さてと、俺も法衣を貸して貰ったし、気合入れて行くぜ」
ジョミー「頑張らないとね、こんな格好までしたんだからさ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも小僧さんスタイルだも~ん!」
それにブルーも、お坊さんなの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
シロエ 「会長の見せ場ですからねえ…。緋色の衣が御自慢なだけに」
マツカ 「今年も最初の鐘を撞くのと、最後のですね」
緋色の衣の生徒会長、除夜の鐘を締め括る方も撞くのが恒例。
スウェナ「もうすぐみたいね、キースがテントに行ったから」
サム 「ブルーが撞いたら、後は順番待ちだしよ…」
シロエ 「早くスッポンタケを流して、おぜんざいが食べたいですね」
ぶるぅ 「イライザさん、今年も用意してるよ、お鍋に一杯!」
マツカ 「有難いですよね、冷えますから」
おぜんざいのお接待は嬉しいですよ、と言っている間に…。
サム 「おっ、出て来たぜ! ブルーとキース」
シロエ 「いよいよですね、会長もスッポンタケを流してくれますよ」
マツカ 「南無阿弥陀仏の心で高圧洗浄でしたね」
頑張りましょう、と決意も新たなシャン学メンバー。
ジョミー「ぼくも心をこめないと…。法衣も着たし」
スウェナ「私も南無阿弥陀仏の心で撞くわよ」
流さなくちゃ、と見守る間に、生徒会長がゴーンと撞いた鐘。
サム 「今ので相当、流れた筈だぜ」
スウェナ「そうよね、私たちが流すより強力な筈よ」
シロエ 「高僧だけに、高圧も期待出来ますよね!」
ジョミー「それ、座布団は出ないからね?」
上手いかどうか微妙だから、という評価。
ジョミー「ぼくたちはとにかく、心をこめて!」
マツカ 「流さないと…って、キースの直弟子をですか?」
一同 「「「え?」」」
そういえば…、と顔を見合わせる御一同様。
弟子を流すのはOKですか?
2015/12/30 (Wed)
☆流せずに年越し
除夜の鐘でスッポンタケを流さねば、と順番待ちのシャン学メンバー。
ところがマツカ君が言うには、スッポンタケはキース君の直弟子。
マツカ 「流してしまっていいんでしょうか、お弟子さんですよ?」
サム 「そ、それは…。ちょっとヤバイかもしれねえな、うん」
ジョミー「キースが破門したんだったら、いいんだろうけど…」
シロエ 「まだ現役で直弟子ですよね?」
破門したとは聞きませんから、とシロエ君の顔にも不安の色が。
シロエ 「ぼくたちが手出しするというのは、アウトっぽい気が…」
スウェナ「マズイわよねえ、お弟子さんを流してしまうのは…」
どうしようか、と慌てている間に来てしまった順番、ゴーンと撞いて。
ジョミー「…みんな、どうしたわけ? スッポンタケの件」
シロエ 「考えないようにして撞きました…。南無阿弥陀仏で」
マツカ 「ぼくもです。後悔先に立たずですから」
お弟子さんを流すのはマズイでしょう、と皆で食べているおぜんざい。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おぜんざい、美味しいね!」
シロエ 「もう新しい年ですねえ…」
日付がとっくに変わってますよ、と眺める腕時計。
ジョミー「去年は酷い目に遭わされたけどさ、今年こそは!」
サム 「…縁が切れていねえぜ、スッポンタケ」
流し損ねたままじゃねえかよ、とヒソヒソやっている所へ。
キース 「おい、除夜の鐘が終わったら、本堂で修正会だぞ」
シロエ 「今年も畳で正座ですか?」
キース 「当然だろうが! それと、キッチリ流しただろうな?」
例のヤツを、と訊かれましたが。
マツカ 「そ、それが…。アレはキースの直弟子ですから…」
サム 「弟子を流しちゃヤバイよな、と…」
キース 「流さなかったのか、お前たち!」
シロエ 「そう言う先輩はどうなんです?」
キース 「忙しすぎて忘れ去っていた…」
綺麗サッパリ、と呆然ですけど、生徒会長がゴーンと最後の鐘を。
流し損ねたままで新年、皆様、どうぞ良いお年を~。
2015/12/31 (Thu)
☆侮れない外来種
アッと言う間に今年も終わりな師走到来、いわゆる暮れという頃合い。
街にクリスマスソングが響いて、賑やかな季節でございますが。
シロエ 「いくらなんでも、もう大丈夫な気温ですよね?」
キース 「12月に松茸を貰った経験は流石に無いな」
スウェナ「これで当分大丈夫よねえ、変なキノコは」
サム 「そうだと思うぜ、来年がまたヤバイかもしれねえけどな」
ジョミー「でも、焦ったよねえ、仁王スッポンタケ…」
本物だったら終わりだったよ、と肩を竦めるジョミー君。
ジョミー「全部オニフスベだったから助かったけどさ…」
ブルー 「そうとも言い切れないけどね…」
一同 「「「え?」」」
ブルー 「一個くらいは混じってたかもだよ、仁王スッポンタケが」
シロエ 「あれって実在するんですか!?」
ブルー 「現時点では、出たというニュースは無いけどさ…」
外来種というのは何処から来るかが謎なのだ、と肩をブルッと。
ブルー 「行った先でさ、思わぬ変化を遂げるってことも…」
サム 「何か実例でもあるのかよ?」
ブルー 「このくらいの大きさの魚が、とある国にいるわけだけど…」
生徒会長が両手で示した、五十センチほどの魚のサイズ。
ブルー 「元のサイズはお馴染みなんだよ、この国だとね」
シロエ 「海の魚ですか?」
ブルー 「違うね、普通は金魚鉢かと」
一同 「「「金魚鉢?」」」
そんなデカイ魚が金魚鉢に入るだろうか、と顔を見合わせる御一同様。
キース 「アレか、寺とかに多い陶器のデカい鉢のことか?」
ブルー 「一般家庭用だけど?」
シロエ 「入り切らないと思いますが!」
ブルー 「元のサイズと言った筈だよ、本当だったら入るんだよ!」
この大きさになる前ならば、と生徒会長、至って真剣。
ブルー 「金魚すくいで貰えるサイズで可愛いんだけどさ…」
ジョミー「待ってよ、それって金魚なわけ!?」
冗談だよね、と確認が。
いくらなんでも五十センチの金魚は存在しませんよね?
2015/12/01 (Tue)
☆巨大化する金魚
ソルジャー夫妻の仁王スッポンタケの夢を砕いた、オニフスベの群れ。
一つくらいは本物かもと言う生徒会長、五十センチの魚がどうとか。
ジョミー「それって金魚のことじゃないよね、鯉だよね?」
シロエ 「鯉なら大きくなりますからね」
サム 「でもよ、金魚すくいに鯉が混じるって有り得るのかよ?」
キース 「アバウトな業者なら、それもアリじゃないのか?」
鯉も小さい頃には金魚と変わらん、というキース君の読みですけど。
ブルー 「違うね、ぼくが言うのは本物の金魚すくいの金魚!」
ジョミー「この大きさだって言わなかった!?」
こんな金魚がいるわけがない、とジョミー君の手が示す五十センチ。
ジョミー「これじゃ鯉だよ、どう考えても!」
ブルー 「この国だったら、いいトコ、三十センチだけどさ…」
どんなに育ってもそれが限界、と生徒会長、大真面目な顔。
ブルー 「でもねえ、外来種になると…。同じ金魚がドカンと大きく」
シロエ 「この国の金魚が何処かの国で巨大化ですか?」
ブルー 「そうらしいんだよ、メイプルシロップで有名な国で」
一同 「「「ええっ!?」」」
メイプルシロップで有名な国は、サトウカエデの葉が国旗な国で。
サム 「マジかよ、あそこで巨大化かよ?」
ブルー 「捨てないで下さい、って通達が出てるらしいんだよね」
シロエ 「何処に捨てるんです?」
ブルー 「その辺の川とか湖だよ。其処に捨てると育つんだよ!」
天敵がいない上に水が合ったようだ、と生徒会長。
ブルー 「繁殖した挙句に巨大化なんだよ、この大きさに!」
シロエ 「この国だと真面目に有り得ないんですが!」
キース 「本当にそんな巨大サイズに育つのか?」
ブルー 「育ったからこそニュースになってさ、ぼくが見たわけで!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ すっごく大きい金魚だったよ!」
ブルー 「だからね、仁王スッポンタケも…」
外来種なら起こり得るのだ、と恐ろしい話。
本物、混ざってましたかねえ…?
2015/12/02 (Wed)
☆ヤバすぎる外来種
ソルジャー夫妻が仁王スッポンタケだと思った、オニフスベですけど。
本物が混ざっていたかもだそうで、根拠は巨大化した金魚。
ブルー 「普通の金魚が五十センチに育つんだからさ、外国ではね」
シロエ 「…仁王スッポンタケも有り得るということですか…」
キース 「金魚がそれだと、あるかもしれんな…」
全部オニフスベだったと思いたいが、と複雑な顔のキース君。
キース 「俺の五体投地が功を奏して、オニフスベだといいが…」
サム 「仁王スッポンタケが混ざってたんなら、キースの勝ちだぜ」
見事に腐ったオチなんだからよ、とサム君の解釈。
サム 「オニフスベと一緒に腐ってカビでよ」
シロエ 「それは言えますね、キース先輩の法力ですよ!」
キース 「仏様が評価して下さったと?」
ブルー 「どうなんだかねえ、仏様の御心は本当に分からないから」
罰当たりな発言のせいで腐ったかもだし、とツッコミが。
ブルー 「そっちの罰なら、キースの法力は関係無いよ」
キース 「そ、そうか…。俺もまだまだということなんだな…」
ブルー 「当たり前だよ、ぼくの境地には三百年は早いよ!」
法力だなんて厚かましい、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「これからも精進あるのみなんだよ、仏の道は!」
キース 「そうだな、毎日が修行だったな」
サム 「頑張ってくれよ、仁王スッポンタケはマジで御免だぜ」
ジョミー「でもさあ…。ホントにヤバそうだよね」
もしかして時間の問題なのかな、と怯えた表情。
ジョミー「今年は無事に切り抜けたけどさ、来年は…」
シロエ 「そうならないよう、除夜の鐘で流してしまいましょう!」
アレで煩悩が流れますから、と冴えたアイデア。
シロエ 「みんなで揃って鐘を撞いたら流れ去りますよ!」
スウェナ「いいわね、大晦日は今年も元老寺よね!」
キース 「煩悩を流すなら確かにアレだな、間違いなく」
仁王スッポンタケを流すとするか、と副住職。
水洗トイレじゃあるまいし…。
2015/12/03 (Thu)
☆詰まったら困る
ソルジャー夫妻が仁王スッポンタケだと信じたブツは、オニフスベ。
そういうオチで終わったものの、侮れないのが外来種だと恐れる面々。
キース 「今年の除夜の鐘は気合を入れて撞けよ、お前たちも」
シロエ 「もちろんです! 仁王スッポンタケを流すんですから!」
サム 「綺麗に流れて欲しいぜ、マジで。…詰まらずによ」
ジョミー「詰まるって…。それって、最悪だし!」
下手に詰まったら来年も来る、とジョミー君でなくても怖い結末。
スウェナ「詰まっちゃったら流れないわよね?」
マツカ 「そういうことになるんでしょうね…」
シロエ 「ヤバすぎですよ、詰まった時は高圧洗浄でいきましょう!」
一同 「「「高圧洗浄?」」」
シロエ 「水回りとかが詰まった時には最強です!」
大抵の物は流れますから、とシロエ君のお勧め、高圧洗浄。
シロエ 「いっそ最初からやっておきますか、詰まらないように?」
サム 「どうやるんだよ、除夜の鐘で高圧洗浄ってのはよ」
シロエ 「多分、気合が大切ですから…。こう、力をこめて」
キース 「それはかまわないが、鐘を割るなよ?」
ヒビが入ったら修理費用が馬鹿にならん、と副住職の苦い顔。
キース 「ほどほどの力でやってくれ。壊さんようにな」
シロエ 「ええ、頑張ります! 力一杯!」
ブルー 「力もいいけど、お念仏の方も大切だよ」
お願いします、と祈りの気持ちもこめたまえ、と生徒会長。
ブルー 「仁王スッポンタケを流して下さい、と拝む気持ちで」
シロエ 「分かりました、力とお念仏ですね!」
ジョミー「詰まっちゃったら終わりだもんね…」
ぼくもお念仏を頑張ろう、と普段よりかは前向きな姿勢。
ジョミー「綺麗に流しておかないと…。あんな物はさ」
サム 「金魚みてえなことになったら悲惨すぎだぜ、スッポンタケ」
ブルー 「外来種は本当に怖いからねえ、いろんな意味で」
上陸されたら駆除をするのも大変で…、という話。
増えた後では手遅れですしね?
2015/12/04 (Fri)
☆迷惑な外来種
仁王スッポンタケは来なかったものの、金魚も巨大化するのが外来種。
来てしまったらエライことだ、と除夜の鐘で流すつもりの御一同様。
ジョミー「そうだよね、外来種の駆除は大変だって聞くもんね…」
キース 「天敵がいないと最強だからな、あの手のヤツは」
ブルー 「しかも巨大化する例があるしね、金魚みたいに」
本当に苦労しているようだ、と生徒会長が言うメイプルシロップの国。
ブルー 「捨てないで下さいという看板が切実だったよ」
サム 「五十センチになっちまうんじゃあ、シャレにならないよな」
シロエ 「おまけに美味しくないでしょうしね…」
マツカ 「外来種の魚は、この国でも嫌われ者ですからね」
色々と料理を作ってみても駄目みたいで…、とマツカ君が言う通り。
キース 「肥料にするのが一番らしいな、処分方法としては」
ブルー 「そうらしいねえ…。でも、巨大スッポンタケだと肥料は…」
無理じゃないかな、と生徒会長。
ブルー 「大して養分も無いんだろうし、干したらロクに残らないし」
スウェナ「外来種の藻とかも困るみたいね、増殖した後は」
サム 「腐って匂いが酷いらしいよな、増えまくった末によ」
シロエ 「ですから、水際対策ですよ!」
仁王スッポンタケの上陸を阻止しなければ、と除夜の鐘をプッシュ。
シロエ 「何が何でも流すんです! 大晦日に高圧洗浄です!」
ジョミー「ぼくも頑張るよ、キースに法衣を借りようかな…」
キース 「やる気になったか、ついにお前も」
ジョミー「アレを引き摺らないためだったら、法衣くらい着るよ!」
サム 「その意気だぜ、ジョミー! 俺も今年は法衣でいくぜ」
貸してくれよな、とサム君も。
サム 「マジで今年で終わらせたいしよ、スッポンタケ」
シロエ 「心をこめて流しましょう! 詰まらないように!」
ジョミー「みんなで高圧洗浄だよ!」
キース 「壊すなよ?」
くどいようだが鐘を壊してくれるなよ、と念押しが。
修理費用が高いですしね?
2015/12/05 (Sat)
☆ゴーンと鳴らして
可愛い金魚も巨大化するらしい、外来種という生き物の怖さと迷惑さ。
仁王スッポンタケが来たら大変だ、と除夜の鐘に賭ける御一同様。
キース 「いいな、鐘を壊したら修理費用は出して貰うぞ」
サム 「そこまでの力は誰もねえんじゃねえの?」
シロエ 「会長だったら分かりませんけどね、サイオンを使えば」
釣鐘くらい割れるんじゃあ…、とシロエ君の意見。
シロエ 「ですから、気を付けるべきなのは会長ですよ」
ブルー 「あのねえ…。ぼくはこれでも高僧なんだし、祈る方だよ」
シロエ 「南無阿弥陀仏で高圧洗浄ですか…」
ブルー 「他に何があると? 鐘を撞くのは一瞬じゃないか」
ゴーンと一発撞くだけの間に唱えられるのはお念仏くらい、と銀青様。
ブルー 「下手に真言を唱えるよりかは、お念仏だよ」
キース 「間違いないな。お前たちも力任せで行くより、お念仏だ」
ジョミー「分かってるってば、だから法衣を借りるんだよ!」
サム 「ジョミーがその気になってるほどだし、これはいけるぜ」
もう確実にスッポンタケを流せそうだ、とサム君もやる気満々で。
サム 「俺もバッチリ法衣でキメてよ、ゴーンと一発…!」
??? 「同じ一発なら、奥の奥まで来て欲しいけどね?」
一同 「「「!!?」」」
何事なのだ、と誰もが驚くソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
キース 「あんた、いったい何しに来たんだ!」
Aブルー「ちゃんと言ったよ、同じ一発なら奥の奥までズンズンと!」
夫婦の時間はそれでこそだ、と斜めな発言。
キース 「俺たちは今、除夜の鐘の話をしているんだが…!」
Aブルー「知ってるってば、アレで流れた煩悩がとても大切だしね!」
それを回収するために夫婦で励むのが姫はじめだから、と笑顔全開。
Aブルー「来年も大いに励まなくっちゃ、と思っていたら…」
一同 「「「思っていたら…?」」」
まさか墓穴を掘ったのでは、と顔面蒼白になった面々。
除夜の鐘の話は禁句でしたか…?
2015/12/06 (Sun)
☆流すだけ無駄
仁王スッポンタケには除夜の鐘で流れて貰おう、と決めた面々ですが。
話の最中に出て来たソルジャー、除夜の鐘の煩悩ゲットに燃える人。
Aブルー「君たちが除夜の鐘の話をするから、是非聞かなくちゃと!」
シロエ 「聞いていたんですか!?」
Aブルー「いつも通りに、ぼくの世界のシャングリラからね!」
壁に耳あり障子に目あり、とソルジャー得意の覗き見の出番。
Aブルー「スッポンタケを流そうだなんて、とんでもないよ!」
シロエ 「ぼくたちは縁を切りたいんです!」
ジョミー「高圧洗浄で流すんだからね、ぼくも法衣を着るんだよ!」
キース 「言っておくが、除夜の鐘に手出しはさせんからな!」
撞きたいのなら正面から堂々と来い、と副住職。
キース 「列に並んで撞いてくれ。おぜんざいのお接待もある」
Aブルー「流す方ならお断りだね、ぼくは煩悩を拾うんだから!」
そして姫はじめに励むんだから、と嫌すぎる台詞。
Aブルー「だから仁王スッポンタケを流しても無駄! 拾うから!」
一同 「「「うわー…」」」
そういうオチか、とガクガクブルブル。
シロエ 「流した端から回収ですか!?」
Aブルー「当たり前だよ、高圧洗浄か何か知らないけどね!」
ついでに素敵な閃きゲット、とニコニコと。
Aブルー「外来種は大きくなるんだって? 巨大金魚とか」
ブルー 「君は最初から聞いていたわけ!?」
Aブルー「仁王スッポンタケの名前が聞こえたからね!」
大いに望みが出て来たし、と嬉しそうな顔。
Aブルー「今年のは腐らせちゃったけれども、来年こそは!」
ブルー 「迷惑だから!」
Aブルー「ぼくとしては是非、会いたいわけだよ、超特大のに!」
奥の奥までズンズン来そうな巨大なのがいい、という話。
Aブルー「それで閃いたのが外来種で!」
ブルー 「元からそれだと言ってたけど?」
Aブルー「いそうな所に気付いたんだよ!」
仁王スッポンタケの元に出会えそうな場所、と言ってますけど。
本当に…?
2015/12/07 (Mon)
☆なんでもアリな国
除夜の鐘で仁王スッポンタケを流そうと計画していた、御一同様。
ところがソルジャーに聞かれていたオチ、外来種に心当たりが云々と。
Aブルー「外来種っていうヤツはアレだよね、他所から来るヤツ!」
ブルー 「そうだけど? もう思い切り迷惑なヤツで!」
聞いていたんなら分かるだろう、と生徒会長、厳しい口調。
ブルー 「爆発的に増殖するとか、とても困った存在なんだよ!」
Aブルー「らしいね、金魚も五十センチになるみたいだから…」
この国のヤツが他所に行ってもいいわけだ、と妙な台詞が。
ブルー 「この国のヤツって…どういう意味だい?」
Aブルー「ごくごく普通のスッポンタケがお引越しだよ!」
他所の国にね、と言われましても。
ブルー 「それは迷惑すぎるから! 行った先の国に!」
キース 「あんた、生態系を破壊する気か、何処かの国で!」
あんたの世界の地球は滅びていなかったか、とキース君のツッコミ。
キース 「そういう世界から来ているくせに、破壊活動に走る気か!」
Aブルー「外来種のせいで滅びたわけではないと思うけど?」
地下に分解不可能の毒素が溜まって、海もどうのと怖そうな話。
Aブルー「何も棲めなくなっちゃったんだよ、外来種どころか!」
ブルー 「それで外来種でも歓迎なのかい、君の頭は?」
Aブルー「強く逞しく生きられるならね!」
スッポンタケにも強く生きて欲しい、と斜めな解釈。
Aブルー「何処かの国でドカンと大きく! やって良ければ!」
ブルー 「最悪だから! 下手をしたら外交問題だから!」
Aブルー「うるさいらしいね、他所の国はねえ…」
この国はなんでもアリだというのに、と頭を振っているソルジャー。
Aブルー「クリスマスを祝って、除夜の鐘を撞いて、初詣でさ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「三つとも違う宗教じゃないか、年末年始の定番だけど!」
他所の国だと普通は混ぜない、と鋭い指摘な宗教問題。
なんでもアリには違いないかも…?
2015/12/08 (Tue)
☆裏切り者は誰だ
仁王スッポンタケが外来種なら、この国のを他所にと言うソルジャー。
外交問題になると叱れば、この国だったら大らかなのにと反撃が。
Aブルー「違う宗教を三つも並べて年末年始! 素晴らしいよ!」
キース 「俺の家にはサンタクロースが来ないんだが?」
シロエ 「そうでしたよねえ、先輩の家は厳格だとかで」
サム 「アドス和尚は厳しさが半端ねえもんなあ…」
Aブルー「そうなんだ? だけど、普通はお寺もクリスマスだよね?」
ブルー 「大きな声では言えないけどね…」
大抵の寺はやってるだろう、と銀青様の証言が。
ブルー 「檀家さんには見えない所にクリスマスツリーで」
Aブルー「ほらね、やっぱりこの国は基本が何でもアリで!」
キース 「否定はせんが…」
Aブルー「だったら、仁王スッポンタケだって大丈夫だよ!」
きっと元気に生きてゆける筈、とグッと拳を。
Aブルー「持ち出すのが駄目なら、持ち込む方で!」
ブルー 「なんだって!?」
Aブルー「他所の国から連れて来るんだよ、スッポンタケを!」
ブルー 「ちょっと待った! 君は別の世界の人間だから!」
変に干渉しないで欲しい、と生徒会長、ソルジャーの貌。
ブルー 「ぼくもソルジャーとして、其処の所は譲れないよ!」
Aブルー「分かってるってば、実行犯はぼくじゃないから!」
一同 「「「へ?」」」
実行犯とは何のことか、と一同、キョロキョロ。
シロエ 「…誰か共犯者がいるんですか?」
キース 「俺たちの中に裏切り者がな」
それ以外は考えられないだろう、とキッパリと。
キース 「こいつの存在は俺たちしか知らん。だからだな…」
ジョミー「ぼくは裏切らないからね! 法衣も着るって言ってたし!」
スウェナ「私も違うわ、買収だってされてないわよ!」
サム 「俺も絶対、裏切らねえよ!」
マツカ 「ぼくにも、とてもそんな勇気は…」
シロエ 「じゃあ、誰です?」
裏切り者は、と言われましても。
普通、自白はしませんね?
2015/12/09 (Wed)
☆前科者が一人
この国のスッポンタケを国外に持ち出し、仁王スッポンタケにする案。
それは駄目だと叱られたソルジャー、ならば持ち込むと言い出して。
Aブルー「そんなに目くじら立てなくても…。誰が実行犯なのか」
ブルー 「其処の所は大切なんだよ! 外来種だけに!」
誰が裏切って持ち込むつもりだ、と生徒会長も糾弾モード。
ブルー 「共犯者になる人間は自白したまえ、今の間に!」
キース 「普通は吐かんと思うがな? この状況で」
ジョミー「いくら貰ったわけ!? 御布施ってヤツを!」
シロエ 「キース先輩だったんですか、裏切り者は!?」
キース 「誰がやるか! モノはスッポンタケなんだぞ!」
二度と関わりになりたくない、と憤然と。
キース 「アレに関してはババを引きまくりだ、協力はせん!」
サム 「他の話だったら乗るのかよ? 御布施次第で」
スウェナ「乗っていたわよ、ほら、後付けでお葬式ってヤツ」
マツカ 「そういえば…。お金に困って引き受けてましたね」
ぼくに相談してくれていれば…、と御曹司。
マツカ 「お小遣いから用立てましたよ、必要なだけ」
キース 「なんだって!?」
シロエ 「マツカ先輩なら楽勝ですよね、言われてみれば」
キース 「どうして言ってくれなかったんだ! ああなる前に!」
マツカ 「出過ぎた真似は良くないかと…」
キースの立場もありますから、と控えめ発言。
マツカ 「現に、自分で解決してましたしね」
キース 「俺はスッポンタケの葬式を引き受けさせられたんだが!」
Aブルー「あの時は本当にありがとう! またよろしく!」
ブルー 「…やっぱりキースが怪しいかな…」
御布施を貰えば何でもやるかも、と疑いの眼差し。
ブルー 「お寺ってヤツは色々な悪事の隠れ蓑に使われやすいしね」
キース 「違う、俺じゃない!」
シロエ 「早く吐いた方が身のためですよ?」
キース 「俺は誓って潔白だ!」
あいつの片棒を担ぎはしない、と言ってますけど。
前科一犯ですからねえ?
2015/12/10 (Thu)
☆売っていない魂
金魚も巨大化する外来種なるもの、スッポンタケでもいけそうな感じ。
却下されたソルジャー、外国から持ち込む気で、協力者がいる筈。
スウェナ「どう考えてもキースよねえ…」
シロエ 「前科があるだけに、他の誰よりも怪しいですよ」
キース 「断じて違う! 俺はスッポンタケに魂を売る気は…!」
ジョミー「売った後だと思うけど? 後付けお葬式をやったんだから」
サム 「うんうん、見事に売り飛ばしてたぜ」
金に困って、とキッツイ突っ込み。
サム 「暮れだからよ…。また同じことになったんじゃねえの?」
シロエ 「何かと物入りな時期ですからね…」
マツカ 「副住職ですから、お歳暮も贈るでしょうからね」
Aブルー「そう、それなんだよ! まさにお歳暮!」
シロエ 「やっぱりキース先輩でしたか…」
お歳暮を贈るお金が足りなかったんですね、と冷たい視線。
シロエ 「スッポンタケに魂を売るのは勝手ですけど…」
サム 「外来種は感心しねえよな?」
スウェナ「場合によっては犯罪になるかもしれないわよ?」
ジョミー「現場を押さえらえたらヤバイかもね?」
シロエ 「どうして罪を重ねるんですか、先輩は!」
キース 「だから違うと!」
本当に俺は無関係だ、と慌てる副住職ですけれど。
サム 「見苦しいぜ、キース。証拠は上がっているんだからよ」
シロエ 「お歳暮だと確かに聞きましたしね」
キース 「違うんだ! あんた、なんとか言ってくれ…!」
俺の無実を証明してくれ、とソルジャーに縋る見苦しさ。
ブルー 「見損なったよ、君がそこまで情けない男だったとは…」
キース 「違うと言っているだろう! お歳暮の件は!」
Aブルー「違うだろうねえ、キースは関係ないからね」
一同 「「「は?」」」
だったら誰が犯人なのだ、とポカンとしている御一同様。
シロエ 「サム先輩ですか?」
スウェナ「ジョミーかしら?」
キースでないなら誰が、と首を傾げてますけれど。
全員、怪しいオチですか?
2015/12/11 (Fri)
☆買収はお手の物
ソルジャーが外国から持ち込もうと目論んでいる、スッポンタケ。
何処かに協力者がいる筈ですけど、怪しそうだったキース君はシロで。
ジョミー「マツカなのかな?」
シロエ 「有り得ませんよ、マツカ先輩に限ってそういうことは!」
Aブルー「無関係でもないけれど?」
一同 「「「ええっ!?」」」
まさか、とマツカ君に集中する視線。
シロエ 「もしかしてアレですか、検疫の人を買収だとか?」
マツカ 「いえ、ぼくは何も…!」
サム 「でもよ、無関係じゃねえって聞こえたぜ?」
小遣いで買収出来る筈だよな、とサム君の指摘。
サム 「使える金の桁が違うしよ、俺たちよりゼロが幾つ多いか…」
マツカ 「違います、ぼくじゃありません!」
キース 「しかし、あいつが言った以上は、お前だろうが!」
嘘をつくとためにならないぞ、とキース君との立場が逆転。
キース 「役人の世界は賄賂が横行するらしいからな、裏側で」
シロエ 「王道ですよね、政治家とかがパクられる時の」
スウェナ「言いなさいよ、いくら払うのよ!」
其処の迷惑な人の代わりに、とソルジャーを指差すスウェナちゃん。
スウェナ「こんな人と組んでも、ロクなことにはならないわよ!」
サム 「だよなあ、ロクな死に方もしねえぜ」
キース 「まだ間に合うなら、白紙に戻せ! 検疫破りは御法度だ!」
マツカ 「ぼくはホントに知りませんってば…!」
相談もされていないです、とマツカ君はアタフタしてますけれど。
ブルー 「でもねえ、ブルーも君だと言ってるしね?」
マツカ 「違いますってば、濡れ衣です!」
Aブルー「うん、濡れ布巾は必要かもしれないね!」
一同 「「「濡れ布巾?」」」
Aブルー「スッポンタケを持ち込むにはね!」
乾いちゃったら駄目だから、と大真面目な顔。
Aブルー「適度な水分、それから温度!」
キース 「おい、マツカ」
これでも違うと言い張るのか、と氷の瞳。
自分が疑惑をかけられただけに、怒りMAX…?
2015/12/12 (Sat)
☆クロらしいです
ソルジャーが外国から持ち込みたいらしい、外来種なスッポンタケ。
協力者かと疑われたキース君はシロで、無関係ではないのがマツカ君。
キース 「ハッキリ言え! なんだってこいつと組んだんだ!」
マツカ 「し、知りません…! ぼくは本当に何も知らないんです!」
サム 「やってねえとか潔白だとか、キースも言っていたけどよ…」
お前の場合は逃げ切れねえぜ、とサム君も畳み掛けるように。
サム 「無関係じゃねえって言ってやがるし、クロじゃねえかよ」
シロエ 「ええ、明らかにクロですね。しかも濡れ布巾ですよ」
スウェナ「持ち込む用意は出来ている、って感じよねえ…」
ジョミー「だよね、後は飛行機に乗せるだけとか」
適当なケースか何かに詰めて、とジョミー君までが。
ジョミー「検疫の人を買収してあれば、検査しないで通るよね?」
キース 「考えたくはないが、そうなるだろうな。そしてだ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 金魚さんみたいに巨大化だね!」
とても大きなスッポンタケになるんだよね、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「何センチくらいになるのかなあ? うんと大きい?」
Aブルー「1メートルは欲しいトコだね、どうせだったら!」
キース 「この国の生態系を破壊する気か!」
Aブルー「どうだろう? そんなに狂いは出ないんじゃないかな…」
ドカンと大きくなるだけで、とソルジャー、顎に手を当てまして。
Aブルー「DNAが殆ど同じだったら、その辺は問題なさそうだしね」
一同 「「「DNA?」」」
Aブルー「多分、同じだと思うんだよ! 99・9パーセントほど!」
一同 「「「へ?」」」
どういう根拠でその数字が、と誰もが唖然としておりますが。
Aブルー「なにしろ、松茸がそうらしいから! そこの国のは!」
一同 「「「松茸?」」」
Aブルー「そうだよ、ぼくはバッチリ覚えているよ!」
松茸を貰う人の話、と言うソルジャー。
そんなの誰か貰ってましたか、マツカ君の家に届くとか…?
2015/12/13 (Sun)
☆ドツボでストーカー
外来種なスッポンタケの持ち込みを目論むソルジャー、DNAの話を。
国産のと99・9パーセント同じだという松茸がどうの、と。
Aブルー「この国のヤツと殆ど同じな松茸、毎年届くって!」
シロエ 「マツカ先輩、そんなモノまで貰うんですか?」
サム 「国産に不自由しそうにねえけど、付き合い広いし…」
そういう御縁で届くんだったら納得だよな、と視線をチラリ。
サム 「でもって、そいつを買われたのかよ、其処の誰かに」
キース 「そのようだな。松茸は検疫を通過しているんだろうが…」
ジョミー「スッポンタケはマズイよねえ?」
ブルー 「しかも繁殖させる気だしねえ…」
なんだってマツカは片棒を担いでいるんだか、と生徒会長、深い溜息。
ブルー 「何か弱みでも握られたのかい、ブルーは手段を選ばないし」
マツカ 「違いますってば、ぼくは本当に無関係です!」
スウェナ「関係があると言われていたでしょ、逃げるだけ無駄よ」
キース 「まったくだ。見苦しいにも程があるぞ、マツカ」
それに弱みを握られたんなら、早く手を切らないとドツボだから、と。
キース 「俺のようになるぞ、スッポンタケに付き纏われて」
シロエ 「ストーカー並みに絡まれてますしね、キース先輩…」
サム 「うんうん、下手に戒名をつけちまったのが悪かったよな」
一生アレに追われるんだぜ、と気の毒そうに。
サム 「そんなヤツが二人も出来ちまったら、俺たちも困るぜ」
ジョミー「キースだけで充分、迷惑だしね」
スウェナ「マツカはキッパリ断るべきよ! どんな目に遭っても!」
マツカ 「断りようが無いんですけど…」
何も引き受けていませんから、と困惑の極み。
マツカ 「どういう関係でぼくに来たのか、謎なんですよ」
Aブルー「君も分かっていないのかい?」
マツカ 「本当にぼくが関係者ですか?」
Aブルー「知り合いだったよ、間違いなく!」
その松茸を貰ってる人、という証言。
やはりマツカ君のお父さんとか?
2015/12/14 (Mon)
☆忘れ果てていた名前
外来種のスッポンタケを持ち込みたいソルジャー、外国の松茸に着目。
DNAが国産品に酷似で、それを貰っている誰かがマツカ君の近くに。
サム 「やっぱりマツカのお父さんかよ?」
Aブルー「血縁者ではないと思うけど?」
マツカ 「そんな知り合い、いませんよ!」
Aブルー「忘れたのかい、メデタイ様を? みんな揃って!」
あの素晴らしい人を忘れるなんて、とソルジャー、呆れた顔。
Aブルー「福の神様のお使いの人だよ、イングリッドさんの!」
一同 「「「ドクツルタケ!?」」」
忘れ果てていたドクツルタケことイングリッドさん、公爵夫人。
ひょんなことから繋がった御縁、北欧にお住まいの人でして。
Aブルー「メデタイ様は、マツカのお父さんの会社の人だしね!」
一同 「「「うわー…」」」
忘れていた、と愕然とする御一同様。
マツカ 「そ、そういえば…。ぼくの写真が切っ掛けでした…」
シロエ 「社内報に載った家族写真で身バレでしたね…」
Aブルー「メデタイ様のお蔭で、福の神様と御縁が続いてるんだよ!」
そしてメデタイ様の家には福の神様から松茸が…、と言うソルジャー。
Aブルー「いつも送ると言っていたしね、福の神様は!」
ブルー 「まさか、君はそのルートからスッポンタケを貰おうと?」
Aブルー「いけないかい? DNAは似てると思うんだけど!」
99・9パーセントといかなくっても、と溢れる自信。
Aブルー「松茸がそれだけ似ているんなら、スッポンタケだって!」
ブルー 「絶対に検疫を通らないから!」
Aブルー「福の神様なら大丈夫だよ、きっと考えてくれる筈!」
お歳暮の品に紛れ込ませるとか…、とニコニコと。
Aブルー「だからね、マツカに期待なんだよ!」
マツカ 「…何をです?」
Aブルー「ちょっと頼まれてくれないかな、と!」
マツカ 「はい…?」
Aブルー「お歳暮はきっと届くだろうから…」
お礼状に一筆書き添えて欲しい、と注文が。
なんと書けと…?
2015/12/15 (Tue)
☆五体投地と巡礼
11月22日は「いい夫婦の日」。ソルジャーも知っていたようで。
その日に仁王スッポンタケを探しに行こう、と勝手に決めてお帰りに。
サム 「どうするんだよ、あいつ、本気だぜ?」
マツカ 「五体投地を分割すると言ってましたよね…」
シロエ 「キース先輩、分割して効果はあるんですか?」
キース 「し、知らん…。どうなんだ、ブルー?」
ブルー 「…まるで効果がゼロってことも無いだろうねえ…」
素人さんだと休憩しながら修行というのもよくあること、という話。
ブルー 「ソレイド八十八ヶ所だって、一度に回るとは限らないし」
サム 「あー…。12回コースとか、よく見掛けるぜ」
キース 「区切り打ちだな、俺は一気に回ったが…」
キリのいい所で一度帰って、続きを巡拝。それが区切り打ちだとか。
キース 「帰っている間は、修行も何も無いからな…」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「素人さんが家に帰って、修行の続きが出来るのか?」
お経も唱えないであろう、と一刀両断。
キース 「信心深い人はともかく、そうでなければ忘れているな」
スウェナ「でも、修行を休んでいいのよね? 一休みなんだし」
ブルー 「そうなるねえ…。巡拝ツアーの間もそうだよ」
宿に入れば普通に飲食、とキッツイ指摘が。
ブルー 「名物を食べてお酒も飲んでさ、次の日はまた巡拝で…」
キース 「名物だからとカツオのタタキも食うそうだしな」
ブルー 「もちろんニンニクたっぷりでね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ タタキにはニンニクたっぷりだもん!」
あれが美味しいの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ニンニク抜きだと美味しくないもん!」
キース 「坊主は一応、禁止なんだが…」
ブルー 「巡礼の旅のお遍路さんも、精進料理の筈なんだけどね…」
シロエ 「宿に入れば自由ですか…」
ブルー 「今日は此処まで、と唱えるからね」
その後は自由時間なのだ、という説明。
だったら、五体投地も分割可能?
2015/11/16 (Mon)
☆分割もオッケー
いい夫婦の日に仁王スッポンタケ探しだ、と決めたソルジャー。
それまでにキャプテンが五体投地をするそうですけど、分割だそうで。
シロエ 「お遍路さんでも分割だったら、五体投地も分割ですよね…」
ブルー 「駄目とは言えないだろうね、多分」
キース 「坊主だったら、分割は有り得ないんだが…」
ブルー 「其処が本職と素人さんとの違いだよ」
本職だからこそ縛りが多い、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「プロの坊主を名乗るからには、やっぱり修行も必要だし…」
キース 「素人さんだと、少しの修行でも褒められるしな…」
ブルー 「普通の人は何もしないからねえ…」
シロエ 「それじゃ、五体投地を三千回を分割したっていいですよね」
ついでに評価も高いんじゃあ…、という意見。
シロエ 「全くの素人さんが三千回ですよ、分割コースでも」
キース 「俺よりも高く評価されることになるのか?」
ブルー 「仏様の御心は本当に分からないからねえ…」
オニフスベを下さったくらいだから、とブツブツと。
ブルー 「今度こそ本物の仁王スッポンタケが来るってことも…」
一同 「「「うわー…」」」
それは避けたい、と一同、ガクブル。
シロエ 「キース先輩、キャプテンに対抗して下さい!」
キース 「なんだと?」
サム 「うん、本職がやれば強いぜ、きっと!」
三千回ほどやってくれ、とサム君からもお願いが。
サム 「仁王スッポンタケが来ないようにと、五体投地で!」
ブルー 「いいねえ、元々はキースの五体投地の結果だし!」
キース 「違うと思うが…!」
シロエ 「助けると思って、やって下さいよ!」
キース先輩ならきっと出来ます、とヨイショな姿勢。
シロエ 「なんと言っても、本職な上に副住職です!」
キース 「それを言うなら、ブルーの方がプロだろうが!」
サム 「プロすぎるってのも、どうかと思うぜ」
キースくらいで丁度いいんじゃあ…、という話。
伝説の高僧だと、有難すぎるかも?
2015/11/17 (Tue)
☆リスクが高すぎ
いい夫婦の日に仁王スッポンタケを探そうという、ソルジャーの計画。
それまでにキャプテンが五体投地を三千回で、仏様の評価が高そうで。
ブルー 「ぼくが対抗して五体投地だと、確かに有難すぎるよね」
キース 「俺は問題無いと思うが…!」
シロエ 「駄目ですってば、キース先輩でもオニフスベが出ました」
会長がやったら仁王スッポンタケが来る恐れが大です、とブルブルと。
シロエ 「仏様が何をなさるかは謎だそうですから…」
サム 「そこなんだよなあ、マジで斜めに来そうでよ…」
スウェナ「仁王スッポンタケに走っちゃうかもしれないわよねえ…」
斜めな方向に解釈されて、とスウェナちゃんも。
スウェナ「キースがやるのが一番いいと思うわよ?」
ジョミー「だよねえ、キースだったらオニフスベで済むし」
キース 「俺の場合でも、仁王スッポンタケのリスクはあるんだが!」
マツカ 「でも、ブルーよりは低いですよ?」
伝説の高僧じゃないですからね、と突っ込みが。
マツカ 「ブルーだと、本当に仏様の評価が読めませんから」
シロエ 「斜め上どころか、とんでもない解釈もありそうですしね…」
サム 「うんうん、仁王スッポンタケの上を行くとかよ」
仁王様の上だと何になるのか知らねえけど、と怖い見解。
サム 「有り得ねえデカさのスッポンタケが出るとかよ…」
キース 「そこまでなのか、ブルーがやった場合のリスクは!?」
ブルー 「君とは年季が違うからねえ、何が起こるか本気で謎だよ」
それで良ければ五体投地をやってもいい、と言ってますけど。
シロエ 「やめて下さい、ぼくは命が惜しいです!」
ジョミー「ぼくだって、まだ死にたくないよ!」
スウェナ「私だって嫌よ、キースがやればいいじゃない!」
キース 「…また俺が三千回なのか?」
シロエ 「それが一番、安全なんです!」
ブルー 「ぼくも同感」
分割しないで頑張りたまえ、と銀青様の仰せ。
自分が楽をしたいだけかもですけど、安全第一?
2015/11/18 (Wed)
☆プラスアルファで
いい夫婦の日に仁王スッポンタケを探しに、また来るソルジャー。
キャプテンに五体投地を三千回させて、リベンジに燃えているだけに。
ブルー 「後で後悔しないためにも、こっちも対抗しないとね!」
シロエ 「プラスアルファとか言ってましたよ、三千回に」
サム 「うんうん、キースもプラスしねえと」
キース 「俺も三千回以上なのか!?」
ブルー 「…後悔したくはないだろう?」
あの時にやっておけば良かった、と思った時にはもう遅い、と。
ブルー 「とにかく、三千回を一気に! 後はコツコツ積み重ね!」
キース 「…ど、どのくらいだ?」
ブルー 「本職の本気を見せるためには、百回かな…」
キース 「プラスアルファで百回か…」
ブルー 「もちろん、一日に百回だよ?」
三千回をやり切った後は毎日よろしく、と恐ろしい台詞。
ブルー 「お詫びの罰礼は百回が基本の回数だしね!」
キース 「それはそうだが、俺にはお詫びするようなことは…!」
ブルー 「保険は掛けておくのが吉だよ!」
百回やれ! と命令が。
ブルー 「いいね、今日は帰って百回やる!」
キース 「…三千回はいつなんだ?」
ブルー 「明日は学校を休んで、此処で!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ちゃんと数えてあげるからね!」
キース 「…け、欠席して三千回なのか…」
その上、毎日プラスアルファで百回か、と愕然ですけど。
シロエ 「頑張って下さい、キース先輩!」
ブルー 「今日から、全身全霊で! いい夫婦の日まで!」
サム 「頼むぜ、みんな死にたくないんだからよ」
キース 「わ、分かった…」
俺も死にたくないからな、と覚悟を決めた副住職。そして数日後…。
ブルー 「いいかい、今日も気を抜かずに!」
キース 「百回だな?」
ブルー 「あっちも頑張っているだろうしね、今日は百五十で!」
サム 「明日は二百な!」
スッポンタケ狩りの前日は千回キメて欲しい、と騒ぐ面々。
筋肉痛が凄そうですけど、やるっきゃない?
2015/11/19 (Thu)
☆一人で千回です
ソルジャーが仁王スッポンタケ探しの吉日と決めた、いい夫婦の日。
すなわち11月22日で、前日は土曜とあって生徒会長宅に集う面々。
ブルー 「いよいよ明日だよ、今日はキースに頑張って貰わないとね」
キース 「分かっている…。五体投地を千回だったな」
サム 「しっかり頼むぜ、俺たちの未来がかかっているんだからよ」
シロエ 「仁王スッポンタケだけは避けたいですしね…」
オニフスベで済むようお願いします、とシロエ君が頭を深々と。
シロエ 「間違っても本物を出させちゃ駄目です!」
ジョミー「向こうも必死で五体投地の筈だもんね…」
マツカ 「今度こそは、と燃えてましたしね…」
本人じゃなくて代理ですけど、とマツカ君の溜息。
マツカ 「自分でやろうとしない辺りが流石と言うか…」
シロエ 「如何にもあの人らしいですよ」
キース 「それを言うなら、お前たちだって同じだろうが!」
俺も一種の代理なんだが、とブツブツブツ。
キース 「全員で分割すればいいのに、俺ばかりなんだ!」
ブルー 「切っ掛けが君の三千回だから、仕方がないと思うけどね?」
スウェナ「そうよ、仏様がオニフスベを下さっただけでもラッキーよ」
運が悪かったら仁王スッポンタケになっていたわ、と恐ろしそうに。
スウェナ「だから今度も精魂込めてやってちょうだい!」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
サム 「頑張れよな! 気合を入れて千回、いこうぜ!」
キース 「…分割する気は無いんだな、サムも?」
サム 「当たり前だぜ、プロと素人は違うんだからよ」
俺は見習いで素人同然、と素早い逃げが。
サム 「本職の根性を見せてくれよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しっかり千回!」
キース 「仕方ない…。南無阿弥陀仏…」
ブルー 「もっとしっかり! 声も大きく!」
キース 「南無阿弥陀仏~…」
頑張るしかない、と千回やり遂げた五体投地ですが。
御利益の方はどうなるんでしょうか、明日が怖いですね…?
2015/11/20 (Fri)
☆分割で三千回
やって来ました、いい夫婦の日な11月22日。
仁王スッポンタケ狩りのリベンジだけに、シャン学メンバーも集合で。
シロエ 「キース先輩、おはようございます! 五体投地の方は?」
キース 「誰があれ以上やると言うんだ、昨日は千回で終了だ!」
サム 「もうちょっと頑張れば良かったのによ…。家に帰ってから」
ジョミー「そうだよ、せめて百回とかさあ…」
キース 「貴様ら、他人事だと思いやがって!」
一度でも俺の代わりにやろうとしたのか、とギロリと視線が。
キース 「他はともかく、僧籍の二人は許し難いぞ!」
サム 「ほら、ほどほどが大切だからよ…」
ジョミー「有難すぎても、素人すぎても駄目だしね?」
キースが一番適役だってば、と逃げを打つ二人。
ジョミー「ブルーも逃げたし、ぼくたちみたいな半端なのはさ…」
サム 「何もやらねえのが吉だよな、うん」
キース 「よくも、師僧に似やがって! 変な所だけ!」
流石はブルーの直弟子だ、と文句を垂れつつ、生徒会長の家へ。
キース 「…不本意ながら来てやったぞ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ブルー 「おはよう、今日は君の五体投地が評価される日だよ」
??? 「らしいね、もちろん、ぼくたちのもね!」
頑張らせたから、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「もうガンガンと五体投地だよ、分割で!」
??? 「ブルーの頼みでしたから…」
努力しませんと、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「分割で三千回を頑張りました、プラスアルファも」
Aブルー「キースが追い上げて来ていたからねえ!」
キース 「ま、まさか昨日は千回では…」
Aブルー「そこまでは無理だよ、素人だから! でもさ…」
A船長 「素人の方が評価が高いそうですね?」
Aブルー「そう聞いたからさ、期待してるんだよ!」
一同 「「「じ、地獄耳…」」」
聞こえていたのか、と一同、顔面蒼白。
素人なりの努力の成果は…?
2015/11/21 (Sat)
☆いい夫婦の日
いい夫婦の日に仁王スッポンタケ狩り、ついにソルジャー夫妻の登場。
分割で五体投地を三千回もやったキャプテン、プラスアルファも。
A船長 「ブルーのためにと、せっせと追加で頑張りましたし…」
Aブルー「もう絶対に、絶大な効果がある筈なんだよ!」
仏様はハーレイを評価して下さる筈、とソルジャーの自信。
Aブルー「キースが阻止しに出て来た以上は、こっちも努力で!」
キース 「俺だって必死で頑張ったんだ!」
Aブルー「仁王スッポンタケが出ないようにと、頑張られてもね…」
ぼくはちっとも嬉しくないから、とツンケンと。
Aブルー「今度こそ大きいのをゲットなんだよ、そして育てる!」
A船長 「農場にスペースも用意しましたし、後は探すだけです」
ブルー 「はいはい、分かった! …キースに対抗したんだね」
努力が評価されるといいねえ、と生徒会長。
ブルー 「でもね、見付けてもまた腐ったら同じだから!」
Aブルー「同じ失敗は繰り返さないよ、ちゃんと拝むよ!」
ブルー 「…君がかい?」
Aブルー「お念仏の趣味は無いからねえ…。だけど夫婦は一心同体!」
ぼくの分までハーレイが頑張る、とキャプテン任せ。
Aブルー「仁王スッポンタケを頂けたら、また五体投地だよ!」
A船長 「腐らせずに立派に育て上げます、お念仏で!」
Aブルー「空き時間は残らず五体投地ってコトになってるから!」
そうやって大きく育て上げるのだ、と決めている模様。
Aブルー「それじゃ行こうか、仁王スッポンタケを探しに!」
シロエ 「あのぅ…。今回は教頭先生は?」
Aブルー「呼んでいないよ、いい夫婦の日だし!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「夫婦水入らずでイチャつく日だよ!」
そんな日に呼んでたまるものか、という理論。
Aブルー「今日はハーレイとイチャイチャと!」
A船長 「ええ、ブルー…」
一同 (((迷惑すぎる…)))
イチャつく気なのか、と泣きそうな面々。
最悪な日になりそうですねえ?
2015/11/22 (Sun)
☆夫婦でやるもの
いい夫婦の日に仁王スッポンタケを採りに行こう、と集められた面々。
教頭先生は不参加だそうで、理由はソルジャー夫妻がイチャつくため。
Aブルー「仁王スッポンタケを発見した時は、キスだよねえ!」
A船長 「もちろんです! その場で一発とは参りませんが…」
そちらの方は流石にちょっと、とヘタレな発言。
A船長 「その分、大いに楽しみましょう! 帰ってから!」
Aブルー「いいねえ、合間に五体投地も忘れないでよ?」
A船長 「分かっております、お念仏ですね!」
キース 「ちょっと待て!」
そんな場面で五体投地をやるつもりか、と副住職の眉間に皺が。
キース 「あれは心身を清めてやるのが基本だが!」
Aブルー「そうなのかい? でも、ぼくのハーレイは素人だしねえ…」
A船長 「三千回を分割する時にも、合間に致しておりましたが…」
なにしろ夫婦の時間ですので、とキャプテン、頬を赤らめまして。
A船長 「夜は夫婦でヤるものですから、分割すれば当然、間に…」
Aブルー「挟まってくるよね、そういう時間が!」
夫婦なんだから夜は楽しく、とソルジャーも。
Aブルー「だから問題無いと思うよ、五体投地の合間に一発!」
A船長 「何発くらいやりましたかねえ、三千回やっていた間に…?」
Aブルー「そんなの、いちいち数えていないよ!」
イッた回数を数えられるようでは話にならない、と強烈な台詞。
Aブルー「ぼくの理想は抜かず六発、もうガンガンと!」
A船長 「スッポンタケのお蔭で、いつも漲っておりますから…」
Aブルー「仁王スッポンタケが腐った時には萎えたけどねえ…」
ぼくもショックだったからその件は許す、と腐った事件は後悔中。
Aブルー「だから今度は、腐らないように、お念仏だよ!」
A船長 「そして励むのも忘れずに、ですね!」
Aブルー「それでこそだよ、今日も二人で!」
A船長 「イチャつきましょう!」
仁王スッポンタケを見付けてイチャイチャだそうで。
迷惑ですね?
2015/11/23 (Mon)
☆山まで来ました
いい夫婦の日は仁王スッポンタケを探しに、そういう計画で全員集合。
ソルジャー夫妻がイチャつく気だけに、迷惑な話ですけれど。
Aブルー「いいかい、今度も気合を入れて探してよ?」
A船長 「皆さん、よろしくお願いします」
前回の功労者には特に期待で…、とキャプテンの視線がキース君に。
A船長 「私に対抗して五体投地をなさっただけに、効果大かと」
キース 「俺は、仁王スッポンタケが来ないようにと祈ったんだが!」
Aブルー「知っているけど、仏様の心は謎なんだろう?」
何をするのか分からないらしいね、とニコニコと。
Aブルー「とにかく、仁王スッポンタケ! でっかいヤツを!」
A船長 「幼菌でなくてもかまいませんから」
Aブルー「そう、それ! 成長したヤツでもオッケーだしね!」
ドカンとデカイのを拝むのも良し、と本当に期待している模様。
Aブルー「ぼくのハーレイは頑張ってくれたし、キースもね!」
キース 「だから、違うと!」
Aブルー「どうなるかは、仏様次第なんだろう?」
楽しみだねえ、とウキウキと。
Aブルー「それじゃ、そろそろ出発しようか」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!!!」
パアアッと光った青いサイオン、アッと言う間に山へと移動で。
Aブルー「いいねえ、この前とそれほど変わっていないよ、気温」
A船長 「暖かいですね、キノコ狩りには向いていそうです」
シロエ 「暖冬だという予報ですから…」
キース 「檀家さんが11月の末に松茸を下さった年も暖冬で…」
サム 「縁起でもねえよ!」
出るじゃねえかよ、とサム君、ガクブル。
サム 「今度こそ仁王スッポンタケがよ…!」
Aブルー「望む所だよ、うんと素敵に育ったヤツも!」
A船長 「育ったヤツなら、拝みながらイチャイチャしませんと…」
Aブルー「手を入れてくれてもいいよ、下着の中に!」
ブルー 「やめたまえ!」
下品な話はお断りだ、と叫んでますけど。
言うだけ無駄じゃないですか?
2015/11/24 (Tue)
☆夫婦にはつきもの
仁王スッポンタケ探し再び、いい夫婦の日に山までやって来た面々。
ソルジャー夫妻はイチャつくつもりで、下着の中に手を入れるだとか。
Aブルー「下品な話って…。夫婦にスキンシップはつきものだよ!」
A船長 「そうです、ましてイチャつくことになりますと…」
下着の中身も大切ですから、と日頃のヘタレは何処へやら。
A船長 「ブルーが触って欲しいのでしたら、触りませんと」
Aブルー「大歓迎だよ、山の中には痴漢なんかも出るらしいしね!」
ブルー 「向こうへ行ってくれたまえ!」
こんな所で痴漢行為に及ぶんじゃない、と生徒会長、ブチ切れ寸前。
ブルー 「見えない所なら、何でも勝手にやっていいから!」
Aブルー「お許しが出たよ、何処かで一発やるのもいいねえ!」
A船長 「仁王スッポンタケのパワーが漲る山ですからね!」
それにいい夫婦の日ですから、とキャプテンもやる気。
A船長 「スッポンタケが多い所で楽しみませんか?」
Aブルー「いいねえ、この前のフェアリーリングみたいなのが最高!」
スッポンタケが輪になった中で一発と言わず二発、三発、と。
Aブルー「理想は抜かず六発なんだよ、素敵な場所を探さなきゃ!」
A船長 「スッポンタケに囲まれていれば、漲りますしね!」
一同 (((ほ、本気だ…)))
ソルジャー夫妻から離れなければ、と一同、震えておりますが。
ブルー 「フェアリーリングで満足なのかい、君たちは?」
Aブルー「いい夫婦の日を楽しめればね!」
A船長 「スッポンタケのパワーを感じながらの時間ですから!」
最高の日になりそうです、と笑顔のキャプテン。
A船長 「ブルーが喜んでくれるのでしたら、もうそれだけで…」
ブルー 「仁王スッポンタケ探しは?」
Aブルー「君たちが探してくれるんだろう?」
A船長 「前回の功労者もおいでですし…」
ブルー 「君たちがサボッているのにかい?」
馬鹿々々しくてやってられるか、という発言。
さて、どうなる?
2015/11/25 (Wed)
☆放置プレイは困る
いい夫婦の日に仁王スッポンタケ探し、そこまではいいんですけれど。
山の中で一発だとか言うのがソルジャー夫妻で、実に迷惑すぎる話で。
ブルー 「五体投地までして頑張ったくせに、サボリじゃねえ…」
キース 「俺たちに探す義理などは無いな、あんな代物を!」
そうでなくても出ないようにと祈ったのが俺だ、と副住職。
キース 「当然、俺たちもサボらせて貰う。探さずにな!」
シロエ 「動かないのが一番ですよ。此処から一歩も」
ブルー 「それが吉だね、ブルーたちと鉢合わせをする心配も無いし」
妙な現場に出くわしたのではたまらない、と吐き捨てるように。
ブルー 「だから君たちは好きにしたまえ、痴漢行為でも変態でも!」
Aブルー「ちょっと待ってよ、仁王スッポンタケはどうなるんだい?」
ブルー 「その辺で勝手に腐るオチだよ、発見されずに」
誰も探しに行かないんだから、とキッパリと。
ブルー 「幼菌だろうが、育っていようが、放置でよろしく!」
Aブルー「放置プレイというのは困るよ、何にしたって!」
仁王スッポンタケにしてもセックスにしても、と慌てるソルジャー。
Aブルー「何もして貰えないのは最悪なんだよ、セックスでは!」
ブルー 「そう思うんなら、イチャついていないで探すんだね!」
Aブルー「セックスだったら、マグロが好きって人もあるけど…」
一同 「「「マグロ?」」」
ブルー 「気にしなくていいから、専門用語は!」
食べるマグロじゃないんだから、と生徒会長、不快そうな顔。
ブルー 「下品な話はそのくらいにして、とにかく探す!」
Aブルー「分かったよ…。仁王スッポンタケはマグロらしいし」
シロエ 「キノコがマグロになるんですか?」
Aブルー「早い話が、セックスの時に何もしない人をマグロとね!」
ブルー 「もういいから!」
キース 「なるほど、自分から出ては来ないからな…」
それで仁王スッポンタケがマグロなのか、と理解した面々。
前途多難な感じですねえ?
2015/11/26 (Thu)
☆サボッたらアウト
ソルジャー曰く、仁王スッポンタケはマグロなのだそうで。
自分からは出て来ないのでマグロ、探さなかったら見付からないオチ。
Aブルー「マグロだったら仕方ないよね、探すことにするよ」
A船長 「そうですね。一発やるのは見付かってからということで…」
Aブルー「イチャつきながらでも、探せないことはないからね!」
お触りくらいは是非やって欲しい、と痴漢行為にこだわるソルジャー。
Aブルー「下着の中に手は入れられなくても、触るくらいは!」
A船長 「分かっております、お尻も揉ませて頂きますので」
Aブルー「ありがとう! それでこそ、ぼくのパートナーだよ!」
それじゃ行こうか、と抱き合ってまずはディープなキス。
Aブルー「じゃあ、ぼくたちは向こうの方から探すから!」
A船長 「皆さんは他の方面をよろしくお願いします」
ブルー 「いいから、さっさと消えてくれたまえ!」
Aブルー「言われなくても、夫婦は一心同体だから!」
ぼくをしっかり触って揉んで、とキャプテン連れで去った迷惑な人。
キース 「…やっと行きやがったか、バカップルめ!」
シロエ 「最悪の事態は回避出来ましたね」
サム 「でもよ、サボるわけにもいかなくなったぜ」
探すしかねえよ、とサム君の溜息。
サム 「なんだって今年は暖冬なんだよ、キノコ日和だぜ」
マツカ 「まだ霜も降りてませんからね…」
シロエ 「リスクは思い切り高いですよね、この天気…」
ジョミー「下手に探すと出くわしそうだよ、仁王スッポンタケ」
スウェナ「オニフスベってこともあるわよ?」
あっちもシーズン中だと思うわ、と落ち着かない視線。
スウェナ「キースも頑張って五体投地をしてたもの」
キース 「オニフスベで済ませて欲しいものだが…」
ブルー 「仏様の御心は本当に分からないからねえ…」
シロエ 「探すのを放棄したいですけど…」
サム 「殺されるぜ?」
サボッていたとバレたら死ねるぜ、と正しい意見。
それは確かですね?
2015/11/27 (Fri)
☆見付かりました
シャン学メンバーも探すしかないらしい、仁王スッポンタケなるもの。
サボッていたら死を招くだけに、仕方なく山に分け入ることに。
シロエ 「…出くわさないことを祈るばかりですよ」
サム 「あいつらにかよ?」
シロエ 「そっちもですけど、仁王スッポンタケの方です」
本物は御免蒙りたいです、と下草の中をガサガサと。
シロエ 「超特大のスッポンタケですよ、そんなの見たくないですよ」
キース 「見付けたら最後、あいつらが来て悲劇だからな…」
いったい何を見せられるやら、とブツブツ文句。
キース 「探す間も痴漢もどきだ、もし見付かったら…」
ブルー 「最悪なことになるだろうねえ、モザイク必須の世界だよ」
本当に出ないといいんだけれど、と生徒会長も恐れている様子。
ブルー 「仏様がどちらを評価なさるか…。キースか、あっちか」
キース 「俺の努力を買って欲しいが、こればっかりは…」
もう本当に予想がつかん、と読めない五体投地の評価。
キース 「出来れば俺が勝ちたいものだが…」
Aブルー『あった、あったよ!!!』
一同 「「「ひいぃっ!!」」」
仁王スッポンタケが出たのか、と顔面蒼白の御一同様。
Aブルー『凄いんだってば、超特大の幼菌が山ほど!』
A船長 『この前のヤツにも負けていません、是非来て下さい!』
素晴らしい出会いを祝福して下さい、とキャプテンの思念。
A船長 『しかも、もうすぐ育ちそうです、ニョキニョキと!』
Aブルー『どの幼菌にも、ヒビが入っているからね!』
感動の瞬間に皆で立ち会ってくれたまえ、と招集が。
キース 「…仏様は俺をお見捨てになったか…」
シロエ 「そうらしいですね…」
えらいことになった、とトボトボと皆で歩くしかなくて。
Aブルー「こっち、こっち! こんなに沢山!」
A船長 「どれもこんなに大きいです!」
Aブルー「頼むよ、ハーレイ!」
五体投地で大きく育ててくれたまえ、と促すソルジャー。
リーチですか?
2015/11/28 (Sat)
☆五体投地で育て
ソルジャー夫妻が山の中で見付けた、仁王スッポンタケの幼菌の群れ。
育つ寸前とあって、キャプテンが五体投地で大きくするそうで。
Aブルー「この状態で移植するより、こっちで育てるのがベストだよ」
A船長 「ええ、デリケートなものらしいですしね、この幼菌は」
また腐らせては元も子も…、とキャプテンも。
A船長 「ですから、今から五体投地で育ててみます」
Aブルー「お念仏さえ忘れなければ、仏様は評価して下さるしね!」
A船長 「この通り、二度目のチャンスを大量に下さいましたから…」
Aブルー「大きく育てて、此処で記念の一発だよ!」
いい夫婦の日に相応しく、と夫婦の時間をやる気満々。
ブルー 「そんな所まで付き合う気は無いよ、帰っていいかい?」
Aブルー「ダメダメ、しっかり見届ける! ハーレイの努力を!」
なにしろキースに勝ったんだから、と威張るソルジャー。
Aブルー「この幼菌もムクムク育つよ、間違いなく!」
A船長 「では、始めさせて頂きます。南無阿弥陀仏…」
バスケットボール並みの巨大な白い球体に向かって始めた五体投地。
A船長 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「頑張って! どんどんヒビが入るようにね!」
一同 (((ど、どうしろと…!!)))
逃げ場を失くしたシャン学メンバー、ガクガクブルブル。
シロエ 「キノコは育つのが早いんですよね?」
キース 「らしいな、外来種となると早さも半端ないかもしれん」
ジョミー「出て来ちゃうわけ? 仁王スッポンタケが」
サム 「ヒビも入ってやがるしよ…。そうだ、キース!」
お前、今から五体投地で対抗しろよ、とサム君の案。
サム 「駄目で元々って言うじゃねえかよ、頼むぜ、マジで!」
シロエ 「お願いします、キース先輩!」
キース 「そ、そうだな…。背に腹は代えられないと言うしな」
Aブルー「あっ、動いた!」
お出ましになるよ、とソルジャーの歓喜の声が。
間に合わなかったようですねえ…?
2015/11/29 (Sun)
☆励んだらアウト
山の中でソルジャー夫妻が見付けた、仁王スッポンタケの幼菌の群れ。
キャプテンの五体投地に応えて、ヒビが入って動きつつあって。
Aブルー「ハーレイ、いよいよ御対面だよ! 頑張って!」
A船長 「分かっております、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
キース 「くっそお、今から間に合うか!? どうか、阿弥陀様…!」
お助け下さい、とガバッと五体投地の副住職。
キース 「お聞き届け下さい、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
A船長 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「頑張って! 今度こそ仁王スッポンタケ!」
そして夫婦で記念の一発、とソルジャーがグッと握った拳。
Aブルー「仁王スッポンタケの群れに囲まれて夫婦の時間!」
A船長 「ええ、励ませて頂きます! 南無阿弥陀仏…」
ブルー 「貰ったぁぁぁ!!」
一同 「「「え?」」」
ブルー 「今の雑念! 途切れたからねえ、穢れた言葉で!」
仏様の罰が下るであろう、と言い終わらない内に幼菌がボンッ! と。
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
A船長 「く、腐ったのですか!?」
ブワッと噴き上げた幼菌の中身、もうもうと上がる埃が次々に。
Aブルー「た、大変だよ! 一つくらいは助けないと!」
A船長 「はいっ! な、南無阿弥陀仏…」
キース 「ありがとうございます、阿弥陀様! 南無阿弥陀仏…」
ポンポンと弾ける仁王スッポンタケの幼菌、最後の一つも…。
Aブルー「く、腐っちゃった…!」
A船長 「あんなに頑張りましたのに…」
キース 「阿弥陀様、感謝いたします…!」
よくぞ助けて下さいました、と副住職、感謝の五体投地。
キース 「心から御礼を申し上げます、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「せっかく信心してたのに…! 頑張ったのに…!」
A船長 「申し訳ございません、私がヘマをしたばかりに…」
Aブルー「此処で一発だったのに…!」
後悔先に立たずなだけに、またも腐ってしまったオチ。
気の毒ですけど、中継終了~。
2015/11/30 (Mon)
☆美味しくなります
今日から霜月、十一月。いきなり日曜、すなわち休日。
生徒会長の家でゆっくり遊ぼう、と押し掛けたシャン学メンバーたち。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ブルー 「今日ものんびりコースだね? 昨日の続きで」
ジョミー「うん! ぶるぅの料理とお菓子があるから!」
それが最高、と頷く面々。
シロエ 「ぶるぅの料理は美味しいですしね、何を作っても」
マツカ 「ええ、素敵に美味しくなりますからね」
ブルー 「そうだよ、オニフスベだって、ぶるぅにかかれば!」
一同 「「「オニフスベ!?」」」
ギョッとした顔のシャン学メンバー、その名に何やら聞き覚えが。
シロエ 「か、会長…。オニフスベって言いましたか?」
ブルー 「言ったよ、君たちも実物を見たよね」
超特大のを、と生徒会長が両手で示す大きさ。
ブルー 「直径五十センチだしねえ、あれが最大って所だよね」
シロエ 「…な、何のですか?」
ブルー 「オニフスベだよ、平均サイズはバレーボールらしいから」
でもアレはもっと大きかった、と言われて脳裏に蘇るブツ。
キース 「例の仁王スッポンタケもどきのことか!?」
スウェナ「オニフスベだって言ってたわよね?」
ブルー 「そう! あれは食べられるキノコなんだよ」
サム 「だったら、あいつら、食ったのかよ?」
移植とか言って持ち帰りで…、とサム君が言うのはソルジャー夫妻。
サム 「でっかく育てて、食っちまったとか…?」
ブルー 「どうだかねえ…。派手に勘違いをしていたからね!」
仁王スッポンタケだと思い込んで…、とニンマリと。
ブルー 「成長記録をつけてる間に、手遅れかもねえ…」
一同 「「「手遅れ?」」」
ブルー 「育ち過ぎると食べられないんだよ、オニフスベは!」
キース 「あんた、知ってて成長記録と言ったのか!?」
ブルー 「決まってるじゃないか!」
だから楽しみだと言ったんだよね、という話。
仁王スッポンタケの幼菌、どうなったと?
2015/11/01 (Sun)
☆愉快なオニフスベ
ソルジャー夫妻が仁王スッポンタケだと信じてお持ち帰りの幼菌。
成長記録をつけている筈ですけど、育ち過ぎるとアウトだというオチ。
ブルー 「仏様もつくづく、罪なことをなさるよねえ…」
キース 「アレが見付かった時もそう言っていたが、そのことか?」
育ち過ぎると食えないからか、と副住職の問い。
キース 「俺はてっきり、オニフスベで別物だという意味かと…」
シロエ 「ぼくもです。育っても別物ですからね」
サム 「スッポンタケにはならねえもんなあ、別物だしよ」
仁王スッポンタケどころか、全く別のキノコだよな、とサム君も。
サム 「おまけに食えねえオチとなったら、悲惨だぜ」
マツカ 「きっと楽しみにしてたでしょうにね…」
シロエ 「会長が成長記録だなんて言うから、余計ですよ」
ブルー 「そこが余計に罪なんだよねえ、仏様も!」
オニフスベときたよ、と楽しそうな顔。
ブルー 「スッポンタケの幼菌と瓜二つっていう所がね!」
シロエ 「育ち過ぎたら食べられないなんて思いませんよね…」
キース 「まったくだ。…そうか、そういうオチだったのか…」
仏様は俺のお詫びを聞き入れて下さったのか、と感謝のお念仏。
キース 「有難いことだ。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ブルー 「いやもう、ホントにナイスで粋な計らいだよ!」
あの二人には気の毒だけど、とクスクスと。
ブルー 「待てば待つほど愉快なんだよ、オニフスベだから!」
シロエ 「…愉快って…。単に食べられないだけですよね?」
ブルー 「甘いね、罪なことをなさると言ったよ、仏様は!」
罪作り過ぎて笑うしかない、と言われましても。
キース 「どの辺がどう罪作りなんだ?」
ブルー 「オニフスベなトコだよ!」
サム 「楽しみに待ったら食えねえオチだろ、オニフスベはよ」
シロエ 「それだけですよね?」
ブルー 「違うね、成長過程がね!」
実に傑作、と言ってますけど。
そんなに笑える育ち方って、どんなのですか?
2015/11/02 (Mon)
☆まだまだ子供です
ソルジャー夫妻が仁王スッポンタケの幼菌だと信じた、オニフスベ。
生徒会長が言うには成長過程が笑えるそうで、記録をつけている筈で。
シロエ 「どう育つんですか、オニフスベって?」
キース 「俺も気になる所だが…。仏様が罪なことをなさると聞くと」
ブルー 「あの二人にとっては罪作りだっていうだけのことで…」
オニフスベにとっては普通のことで、と生徒会長、合掌を。
ブルー 「笑う前にね、まずは粋な計らいにお念仏でさ」
サム 「俺たちには粋なオチなのかよ?」
ブルー 「仁王スッポンタケ探しの結末としてはね!」
はい、お念仏! と促す声が。
ブルー 「全部で十回、みんな揃って南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
一同 「「「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」」」
ブルー 「南無阿弥陀仏~、と…。じゃあ、話そうか」
仏様の広い御心について、と伝説の高僧、銀青様。
ブルー 「オニフスベってヤツはさ、あの段階が幼菌なわけで…」
ジョミー「それって、スッポンタケと同じなんじゃあ…」
ブルー 「そこまではね!」
見た目は立派に仁王スッポンタケの幼菌っぽい、という断言。
ブルー 「でもねえ…。仁王スッポンタケを知らなかったら…」
シロエ 「どうなるんですか?」
ブルー 「ただの特大の丸いキノコだってね!」
その段階でネットに写真をUPが一般人、とキッパリと。
ブルー 「こんなの出ました、って感じでね!」
サム 「そりゃそうだよなあ、デカかったしよ…」
ブルー 「超特大だよ、普通はバレーボールのサイズだからね」
それでも充分デカイから、と言われて納得。
ジョミー「キノコのサイズじゃないもんね…」
マツカ 「常識外れな大きさですよね」
シロエ 「普通のキノコを想像してたら、大きすぎますね」
スウェナ「キノコなんだと思わないわよ、あんなのは」
ブルー 「アレだけで充分、人はド肝を抜かれるよ」
でも幼菌で、まだまだ子供なのだとか。
あの姿からどう育つんでしょう?
2015/11/03 (Tue)
☆途中まで瓜二つ
仁王スッポンタケの幼菌と信じて、ソルジャー夫妻が持ち帰ったブツ。
その正体はオニフスベの幼菌、成長過程が笑えるのだとかで。
ブルー 「あのデカさのせいで、ブルーは仁王スッポンタケだとね」
キース 「そう考えるのも無理はないが…。俺も慌てたし」
てっきり特大のスッポンタケの幼菌かと…、と副住職も怯えた代物。
キース 「俺のお詫びを、仏様は聞き入れて下さらなかったのだと」
ブルー 「まあねえ、仁王スッポンタケが出そうな勢いだったし」
五体投地での君のお詫びは…、とクスクス笑い。
ブルー 「その甲斐あって、仏様が下されたのがオニフスベだよ!」
シロエ 「あれはどういう育ち方をすると言うんです?」
ブルー 「途中まではスッポンタケの幼菌と瓜二つだね!」
そこが仏様の罪作りな所なのだ、と指を一本立てまして。
ブルー 「スッポンタケの幼菌は君たちも見ただろ、山の中で?」
ジョミー「うん…。オニフスベのとそっくりだったけど?」
サム 「皮が破れたら、中からニョキッと出るんだぜ、アレが」
迷惑な形のスッポンタケが…、とサム君、ブツブツ。
サム 「だからよ、俺もオニフスベを見た時は真っ青でよ…」
キース 「あんなデカイのからスッポンタケが生えたら、特大だしな」
もう間違いなく仁王スッポンタケだ、とガクブルと。
キース 「俺も終わりだと思ったが…。実際のアレはどうなんだ?」
ブルー 「順調だったら、だんだん育っていって…」
シロエ 「もっと大きくなるんですか!?」
ブルー 「大きさはアレで終わりだね。…後は中身の問題で」
中が成熟してゆくのだ、と生徒会長。
ブルー 「それに合わせて、表面にヒビが入るわけ!」
サム 「スッポンタケと同じじゃねえかよ」
ブルー 「瓜二つだと言った筈だよ、途中まではね!」
キース 「なら、その先が違うのか?」
ブルー 「とても素敵に!」
それは最高に素敵なんだけど…、というオニフスベ。
どんな違いが出て来るんですか?
2015/11/04 (Wed)
☆破れたら終わり
ソルジャー夫妻が仁王スッポンタケの幼菌と信じて、移植したキノコ。
農場で育った筈ですけれども、その正体はオニフスベの幼菌で…。
ブルー 「表面にヒビは入るんだけどね、中身がまるで違うから…」
シロエ 「どんなキノコが出て来るんですか、オニフスベは?」
ブルー 「…次の世代のオニフスベかな?」
一同 「「「は?」」」
スッポンタケの幼菌そっくりな上に、オニフスベだって幼菌なわけで。
キース 「おい、オニフスベは幼菌から幼菌が出て来るのか?」
ジョミー「次の世代ってことは、そうなるよね?」
シロエ 「蜘蛛の子みたいにワラワラと生えてくるんでしょうか?」
あの中から丸いのがヒョコヒョコと…、という推測ですけど。
ブルー 「そっちだったら、まだマシかもね!」
サム 「次の世代って言ったじゃねえかよ、オニフスベだろ?」
丸いのが次の世代なんだろ、とサム君でなくとも思うわけでして。
スウェナ「小さすぎてガックリくるっていうオチかしら?」
ブルー 「ガックリどころか、号泣モノだね!」
一同 「「「号泣モノ?」」」
ブルー 「ホコリタケの一種だと説明しなかったっけ?」
オニフスベのこと、と生徒会長、ニヤニヤと。
ブルー 「ホコリタケってヤツは、文字通りに埃を撒き散らすんだよ」
一同 「「「埃?」」」
ブルー 「胞子だってば、次の世代のオニフスベ!」
それがギッシリ詰まっているのが成熟したヤツ、という説明。
ブルー 「そうなる前なら食べられるけれど、胞子じゃねえ…」
シロエ 「か、会長…。それじゃ、あのオニフスベが破れたら…」
ブルー 「ブワッと埃で、萎んでおしまいなんだけど?」
一同 「「「うわー…」」」
なんてオチだ、と一同、愕然。
キース 「すると、あの馬鹿野郎が成長記録をつけてたら…」
シロエ 「巨大スッポンタケどころか…」
ブルー 「萎んで終わり!」
プシューッと破れて萎むだけ! というのがオニフスベの末路。
号泣モノかも…?
2015/11/05 (Thu)
☆別物なんですが
仁王スッポンタケの幼菌だから、とソルジャー夫妻が持ち帰ったブツ。
あちらのシャングリラの農場に移植、成長記録もつけている筈なのに。
キース 「あれは萎んでおしまいなのか?」
ブルー 「オニフスベな以上は、そうなるしかないね!」
諸行無常というヤツで…、と合掌している生徒会長。
ブルー 「表面にヒビが入ってワクワクしてたら、プシューッとね!」
サム 「埃が出て来て終わりなのかよ…」
シロエ 「胞子ですけど、見た目は埃になるんでしょうねえ…」
ホコリタケですしね、とシロエ君も溜息なオニフスベの最期。
シロエ 「あの人たち、あれからどうしたでしょう?」
スウェナ「きっと成長記録をつけていた筈よ、勘違いだもの」
ジョミー「仁王スッポンタケだと信じてたしね…」
ブルー 「だから言ったんだよ、仏様も罪作りなことをなさるって!」
大喜びで持って帰ってガックリなオチ、と種明かし。
ブルー 「今頃は泣いていると思うよ、苦労が水の泡だから!」
キース 「…しかし、俺たちが恨まれないか?」
別物を掴ませたわけなんだが…、と副住職が肩をブルッと。
キース 「あんたもそうだし、俺もリーチな気がするが!」
ブルー 「そこは仏様にお任せだよ!」
一同 「「「へ?」」」
どう任せたって、別物は別物だと思う、と怯える御一同様ですけど。
ブルー 「鰯の頭も信心から! もちろん仁王スッポンタケも!」
キース 「どういう意味だ?」
ブルー 「信じさえすれば、オニフスベだって化けるんだよ!」
仏様の御加護で仁王スッポンタケになる、と天晴れな説が。
ブルー 「それがプシューッと萎んだわけだし、信心不足!」
サム 「マジかよ、それで逃げ切るのかよ?」
ブルー 「逃げ切ると言うより、仏の道を説くってヤツだね!」
キース 「あいつの信心が足りなかったと言う気か、あんた!」
ブルー 「そうだけど?」
信じる者は救われるよね、と大真面目な顔。
銀青様の仰せなだけに、それで正解?
2015/11/06 (Fri)
☆思い込みは駄目
オニフスベの幼菌を仁王スッポンタケと勘違いした、ソルジャー夫妻。
生徒会長が言うには、仏様を信じたならば仁王スッポンタケもアリ。
ブルー 「これが有難い仁王スッポンタケだと信じればね!」
シロエ 「…オニフスベが仁王スッポンタケに変わるんですか?」
ブルー 「そう言えばいいと思うけど?」
何処かの誰かが文句を言ったら…、と生徒会長こと銀青様のお言葉。
ブルー 「仏様は御加護を下さるものだし、信じさえすればね!」
キース 「あいつらは信じていやがったんだが!」
最初から仁王スッポンタケのつもりだった、と副住職。
キース 「だから持ち帰りで、成長記録をつけるんだろうが!」
シロエ 「…言われてみればそうですねえ…」
スウェナ「少しも疑っていないわよ?」
ブルー 「それは、あの二人の思い込みでさ!」
思い込むだけでは御加護は無いのだ、と高僧モードの顔。
ブルー 「仏様の御加護で手に入れたならば、信じて拝む!」
シロエ 「スッポンタケ…じゃなかった、オニフスベをですか?」
キース 「喜んで拝みやがったと思うが!」
あの中からデカイのが生えてくるのだとワクワクと…、と当然な話。
キース 「観察しながら拝みまくりで、信じまくりだ!」
ブルー 「でもねえ…。それは仁王スッポンタケを信じてるわけで…」
仏様はサラッと無視じゃないか、と鋭い指摘が。
ブルー 「せっかくキースの御祈祷でアレを手に入れたのに!」
キース 「…感謝の心が足りんというのか?」
ブルー 「そういうことだね、仏様に感謝のお念仏だよ!」
お念仏の一つも唱えないから、仏様の罰が下ったのだ、と言った所へ。
??? 「大変だってばーっ!」
一同 「「「!!?」」」
なんだ、と見回せばソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「大変なんだよ、ぼくの大事な仁王スッポンタケが!」
ブルー 「大きく育ち過ぎたのかい?」
農場の屋根が破れたとか…、という質問。
はてさて、何が大変だと?
2015/11/07 (Sat)
☆腐っちゃいました
仁王スッポンタケの幼菌だと信じて、ソルジャー夫妻が移植したブツ。
あちらのシャングリラで育てたわけですが、大変なのだそうで。
Aブルー「育ち過ぎて農場の屋根が破れたんなら、大歓迎だよ!」
ブルー 「大変すぎると思うけど?」
場合によっては隔壁閉鎖だ、と生徒会長も知るシャングリラの構造。
ブルー 「ブチ破られた場所が悪けりゃ、外へ突き抜けかねないし…」
Aブルー「頼もしいじゃないか、そこまで元気に育ったら!」
奥の奥まで貫かれてこそのセックスだから、とアヤシイ発言。
Aブルー「ブチ破るだとか、突き抜けるだとか、もう最高で!」
ブルー 「帰りたまえ!」
此処で猥談はお断りだ、と生徒会長が吊り上げる眉。
ブルー 「君の大変さはもう分かったから! 船の修理は面倒だし!」
Aブルー「そっち方面の迷惑だったら、もう喜んで!」
もちろん、ぼくのハーレイだって…、とキャプテンの名が。
Aブルー「修理班と一緒に工具を握ってくれるよ、きっと!」
ブルー 「…大喜びで修理するのかい?」
Aブルー「御利益が半端なさそうだからね!」
なのに、大きく育つどころか…、ソルジャー、とても残念そうで。
Aブルー「途中までは良かったんだけど…」
ブルー 「どうなったわけ?」
Aブルー「育つ前に腐ってしまったんだよ! 中身がすっかり!」
せっかく皮が破れたのに…、とガックリと。
Aブルー「中からニョキッと生える代わりに、カビがブワッと!」
一同 「「「カビ?」」」
Aブルー「もう、文字通りにカビだったんだよ! 腐っちゃって!」
腐った物にはカビが生えるだろ、とカビだと信じている胞子。
Aブルー「成長記録もつけていたのに、あれでパアだよ!」
ブルー 「…なるほど、腐ってしまったと…」
Aブルー「そうなんだよ! 大切な仁王スッポンタケが!」
ブルー 「だろうね、君が仏様に御礼を言わないから…」
仏様の御加護を失ったから腐ったのだ、と銀青様。
例の作戦、使う気ですね?
2015/11/08 (Sun)
☆腐った理由は
ソルジャー夫妻が仁王スッポンタケだと信じた、オニフスベの幼菌。
なにしろモノがホコリタケの一種なだけに、中から胞子が出たオチで。
Aブルー「…腐っちゃったのは、ぼくのせいだと言うのかい?」
ブルー 「どう考えても、そうなるけれど?」
環境は整えてあったんだろう、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「こっちのハーレイが言った通りの場所に植えたら…」
Aブルー「きちんと育つ筈だったって?」
ブルー 「当たり前だよ、ハーレイだってプロなんだから!」
ダテにキャプテンをやってないから、と教頭先生の肩書きが。
ブルー 「最適な環境を教えたんだし、普通は育つ!」
Aブルー「…だったら、腐ってしまったのは…」
ブルー 「君の信心が足りないからだよ、仏様への!」
一度でもお念仏を唱えたのか、という質問。
ブルー 「君のことだし、唱えもしないと思うんだけどね?」
Aブルー「えっ、だって…。お念仏なんて、ぼくの世界とは無関係!」
どうして唱える必要があるのだ、と返った答え。
Aブルー「仏様なんて、こっちの世界に限定だしね!」
ブルー 「…そうだろうけど、仁王スッポンタケに関しては別!」
仏様の御加護で見付かった幼菌なんだから…、とキース君に視線を。
ブルー 「其処のキースが五体投地で御祈祷した結果なんだから!」
キース 「いや、それは…。俺はお詫びをしていただけで!」
ブルー 「どういう理由でやっていようが、五体投地を三千回だよ?」
強力な御祈祷になり得るパワー、と説明が。
ブルー 「その甲斐があって、仏様が下さったのがアレで…」
Aブルー「分かってるけど、なんでお念仏が必要なのさ!」
ブルー 「仏様のパワーは信心からだよ!」
まずは信じる心が大切、と説法もどき。
ブルー 「信じて縋れば助けて下さる、そういうのが仏様だから!」
Aブルー「それじゃ、仏様のパワー不足で…」
大切なアレが腐ってしまったのか、とソルジャー、愕然。
お念仏、唱えてませんしね?
2015/11/09 (Mon)
☆三千回で行け
仁王スッポンタケの幼菌だと信じて、ソルジャーが育てたオニフスベ。
ホコリタケの一種な本領発揮で、胞子を撒き散らして終わったわけで。
Aブルー「…ぼくが仏様を拝んでいたなら、腐らなかったと?」
ブルー 「そうとしか思えないけれど?」
残念だったねえ…、と生徒会長。
ブルー 「超特大のスッポンタケの幼菌がパアだなんてね!」
Aブルー「もう一度頼んで貰えないかな、仏様に!」
ブルー 「何を頼むんだい?」
Aブルー「仁王スッポンタケの幼菌だよ!」
今度こそ真面目に育てるから、とソルジャー、土下座。
Aブルー「お念仏パワーが必要だったら、唱えるから!」
キース 「断固、断る!」
誰のせいで俺が五体投地を三千回も…、と副住職の怒り。
キース 「やりたいんだったら、自分でやればいいだろう!」
サム 「それは言えるぜ、御祈祷パワーの方はともかく…」
五体投地は素人さんがやっても意味がある筈、とサム君も。
サム 「身体を投げ出して拝むわけだし、縋るならアレだぜ」
キース 「他所の国だと、五体投地で巡礼する人もいるからな…」
シロエ 「知ってます! 専用のプロテクターがあるんですよね!」
手や膝を傷めないように…、とシロエ君。
シロエ 「服が汚れない、専用エプロンもありましたっけ…」
キース 「正確に言えば、服が擦り切れないように着けるんだがな」
五体投地で進んだ分だけ前進するのだ、と副住職が解説を。
キース 「そうやって礼拝しながら、2100キロ行くわけだ」
一同 「「「2100キロ!?」」」
キース 「最短でも185日かかると聞くが…」
一同 「「「うわー…」」」
なんて距離だ、と一同、ガクブル。
シロエ 「それだけの距離と日数を五体投地でですか!?」
キース 「らしいぞ、それも素人さんがな」
Aブルー「ぼくにそれをやれと?」
ブルー 「三千回でいいと思うけど?」
キースが三千回だったから、と促してますが。
五体投地をするキャラですか…?
2015/11/10 (Tue)
☆五体投地が必須
ソルジャーが仁王スッポンタケだと信じた幼菌、実はオニフスベ。
胞子を撒き散らしておしまいでしたが、腐ったと勘違いしたオチで…。
ブルー 「仁王スッポンタケをもう一度、と思うんだったら…」
Aブルー「五体投地を三千回もしないと駄目なのかい?」
ブルー 「最低でも三千回ってトコだね、欲しいのならね!」
仏様に真心をお見せしないと…、と生徒会長のお説教。
ブルー 「君の信心が足りなかったから、腐ったんだし…」
Aブルー「知っていたなら、ちゃんと信心したってば!」
ブルー 「後から言うのは簡単なんだよ!」
最初からきちんと信じてこそだ、と説法モード。
ブルー 「仏様を心から敬っていれば、自然とそういう心になるし!」
Aブルー「ぼくの世界には、仏様なんて無いんだよ!」
ブルー 「ほらね、やっぱり信じてないし!」
その言いぐさが何よりの証拠、と指をビシィ! と。
ブルー 「君はそういうつもりでいてもさ、仏様の方では違うかもね」
キース 「有り得るな。…仏様の世界は広いというのが常識だ」
ありとあらゆる所にいらっしゃるのが仏様で…、とキース君も。
キース 「あんたの世界も、見ていらっしゃる可能性は高いぞ」
Aブルー「ぼくの世界は、そういう世界じゃないんだけど!」
ブルー 「甘いね、仏様からすれば直ぐ其処なんだよ!」
君が住んでる世界だって、と銀青様。
ブルー 「だからしっかり見ていらっしゃって、あの幼菌も…」
Aブルー「ぼくが真面目に拝まないから、腐らせたって!?」
ブルー 「間違いなく仏罰だと思うけどねえ?」
お詫びの意味でも五体投地が三千回は必要だろう、という仰せ。
ブルー 「それもしないで、仁王スッポンタケをくれというのは…」
キース 「厚かましすぎるな、どう考えても」
Aブルー「ぼくは、お念仏とかの趣味は無いから!」
ブルー 「なら、諦めるしかないってね!」
二度目の御縁は無いであろう、とバッサリと。
ソルジャーの夢も終わりですかねえ…?
2015/11/11 (Wed)
☆代理を立てたい
仁王スッポンタケの幼菌だとソルジャーが思い込んだ、オニフスベ。
ホコリタケらしく胞子を撒いたのを、腐ったのだと勘違いした結末で。
Aブルー「五体投地を三千回しないと、二度目は無いって?」
ブルー 「絶対に無いね、君の腐った性根のままだと!」
お詫びの方法を教えてやっただけマシだと思え、と銀青様。
ブルー 「ぼくが言わなきゃ、君はお詫びもしないんだろうし!」
Aブルー「だけど、酷いよ! せっかくの仁王スッポンタケなのに!」
腐らせるなんて、と不満たらたら。
Aブルー「くれたんだったら、ちゃんと成長させて欲しいんだけど!」
ブルー 「仏様も試しておられたんだよ、君の心を!」
仁王スッポンタケに相応しいかどうか、と嘘八百。
ブルー 「アレを受け取るのに相応しかったら、育っただろうね!」
キース 「だろうな、腐る代わりにな」
Aブルー「そ、そんな…。それじゃ、もう一度、貰うためには…」
ブルー 「五体投地を三千回だね! 南無阿弥陀仏で!」
それでも貰えないかもしれない、と厳しい口調。
ブルー 「ダメ元でやるなら、少しは望みがあるってだけで!」
Aブルー「やるだけ無駄かもしれないと?」
ブルー 「仏様の御心は、凡人には分からないからね!」
Aブルー「…代理を立てたら?」
一同 「「「代理?」」」
まさか、とシャン学メンバーが見詰める先に副住職。
キース 「…俺なのか?」
Aブルー「頼むよ、御布施は奮発するから!」
ブルー 「試されてるのは、君なんだけど!」
Aブルー「地獄の沙汰も金次第、って言うんだろう!」
出すものを出せば解決する筈、と切り返し。
Aブルー「ぼくの代わりに三千回ほど! 御布施はこれだけ!」
キース 「…安すぎるような気がするが?」
Aブルー「それじゃ、どのくらい出せばいいんだい?」
キース 「いくら出されても、お断りだ! 自分でやれ!」
元々はあんたが蒔いた種だ、と一蹴された代理の依頼。
ソルジャー、これで諦めますかね?
2015/11/12 (Thu)
☆代理がいません
ソルジャーが仁王スッポンタケだと信じた幼菌、超特大のオニフスベ。
腐ってしまったと勘違いして、新しいのを欲しいと希望で…。
Aブルー「キースは駄目でも、代理を立てるのはオッケーなのかい?」
ブルー 「君のハーレイがやるんだったら、それもアリかな…」
夫婦は一心同体だから、と生徒会長、いや、伝説の高僧、銀青様。
ブルー 「でもねえ、こっちのハーレイを代理に立てても駄目だね!」
Aブルー「同じハーレイだと思うんだけど!」
ブルー 「ダメダメ、赤の他人だからね! 他人の空似!」
他に有望なのは「ぶるぅ」くらい、と大真面目な顔。
ブルー 「ぶるぅは君たちの子供同然、代理も充分いけると思うよ」
Aブルー「ぶるぅって…。そりゃあ、やるかもしれないけれど…」
ブルー 「食べ物で釣れば、やってくれそうだろう?」
Aブルー「だけど、タダでは済まなさそうだよ! ぶるぅだから!」
悪戯小僧で大食漢なのが「ぶるぅ」なんだし、とブツブツブツ。
Aブルー「五体投地で仁王スッポンタケをゲット出来ても…」
ブルー 「悪戯されて、また腐るって?」
Aブルー「絶対、そういうコースだってば! 間違いなく!」
ブルー 「…だったら、諦めるしかないねえ…」
お詫びも出来ないようだから、と冷たい視線。
ブルー 「それとも、君のハーレイを使ってやってみるかい?」
Aブルー「こっちのハーレイは本当に駄目だと?」
ブルー 「誠意の欠片も見られないからね、そんな代理は!」
しかるべき坊主に頼めないなら身内でやれ! と突き放し。
ブルー 「どうしても無理なら、分割とかね!」
一同 「「「分割?」」」
ブルー 「一度に三千回じゃなくって、百回コースで三十日とか!」
ただし、キノコにはシーズンが…、と眺める壁のカレンダー。
ブルー 「月末じゃ流石に無理だろうねえ、冬になるから!」
Aブルー「間に合わないじゃないか!」
もう一度だけチャンスが欲しい、と言ってますけど。
無理なんじゃあ…?
2015/11/13 (Fri)
☆再度チャレンジ
仁王スッポンタケをゲットなチャンスをもう一度、と願うソルジャー。
五体投地を三千回のお詫びはどうする気なのか、謎ですけれど。
Aブルー「月末だと冬で、もう出会えないって? 仁王スッポンタケ」
ブルー 「暖冬だっていう予報だけどねえ、無理だと思うよ」
シロエ 「たまに、12月でも台風が来たりしますけど…」
今年はそこまで暖かいかどうか、と読めない月末。
キース 「こればっかりはな…。11月の末に松茸という年もあるが」
一同 「「「松茸!?」」」
キース 「檀家さんが山で採って来たんだ、本物だったぞ」
あれは確かに11月の終わりだった、と副住職。
キース 「御本尊様に、と下さったんで、有難く食ったが…」
Aブルー「本当かい!?」
キース 「ああ、美味かったぞ。香りの方も良かったし…」
Aブルー「じゃあ、仁王スッポンタケも可能性はあるってことだね!」
キース 「ま、待ってくれ! そっちに行くのか、松茸から!?」
Aブルー「松茸だって、充分、有難い形だからね!」
傘が開く前は、立派なアレに見える形なんだし、とニコニコと。
Aブルー「これも何かの御縁だよ! 再チャレンジしろと!」
ブルー 「その前に、お詫び!」
Aブルー「考えるってば、分割するって方向で!」
要は三千回やればいいんだろう、と前向きに。
Aブルー「ぼくのハーレイに相談してから、再チャレンジの方向で!」
ブルー 「しなくていいから!」
Aブルー「でも、欲しいんだよ! もう一度!」
そして今度こそ立派に育てる、とグッと拳を。
Aブルー「月末だと冬になっちゃうかもだし、22日で!」
一同 「「「22日?」」」
Aブルー「22日は吉日だしね!」
サム 「あー、友引かよ…」
Aブルー「そんなことより、いい夫婦の日だよ!」
一同 「「「いい夫婦の日!?」」」
Aブルー「11月の22日はそうなんだろう?」
語呂合わせとかで…、と出て来た吉日。
いい夫婦の日に仁王スッポンタケ狩りですか?
2015/11/14 (Sat)
☆またやる気です
仁王スッポンタケをもう一度、と次なるチャンスに賭けるソルジャー。
11月22日が「いい夫婦の日」だからと、その日に行く気満々で。
Aブルー「いい夫婦の日に仁王スッポンタケだよ、きっと会えるよ!」
ブルー 「本気なわけ!?」
Aブルー「至って本気で、至って正気! もう一度ゲット!」
仁王スッポンタケの幼菌を、と握り締める拳。
Aブルー「そうと決まれば、三千回を今日から分割コースだよ!」
ブルー 「こっちのハーレイは使えないからね!」
Aブルー「分かってるってば、ぼくのハーレイにやらせるから!」
夫婦は一心同体なんだし、と自分でやる気は無い模様。
Aブルー「余裕があったら、お詫びに加えてプラスアルファで!」
ブルー 「三千回を超えて五体投地って?」
Aブルー「御利益を頂きたいからね!」
ハーレイにしっかり頑張らせよう、と丸投げな姿勢。
Aブルー「それじゃ、11月22日はよろしく!」
一同 「「「よろしく?」」」
Aブルー「当たり前だよ、今度もみんなでスッポンタケ狩り!」
楽しくお出掛けしなくちゃね、と笑顔全開。
Aブルー「素晴らしいのに出会えるように、祈っていてよ!」
キース 「断固、断る!」
ブルー 「ぼくもだよ!」
Aブルー「つれないねえ…。でも、ぼくのハーレイが頑張るから!」
五体投地を三千回で…、と固めた決意。
Aブルー「出来ればプラスアルファなコース! うんと沢山!」
ブルー 「…君のお詫びは?」
Aブルー「ハーレイが代理でやってくれるから!」
仁王スッポンタケをゲットするためなら頑張る筈! と決め付けで。
Aブルー「じゃあ、また、11月22日にね~!」
シロエ 「嫌なんですけど!」
Aブルー「ダメダメ、決定事項だから!」
それじゃ、と姿が消えまして…。
キース 「おい、エライことになっていないか?」
シロエ 「スッポンタケ狩りらしいですけど…」
どうなるんだろう、と一同、顔面蒼白。
悪夢再びということですか…?
2015/11/15 (Sun)
