☆仁王様を探しに
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせたキース君、お詫び中ですが。
其処へ出て来たソルジャー曰く、仁王様なスッポンタケとやら。
Aブルー「どうかな、仁王スッポンタケ! 凄く有望!」
ブルー 「…まさか実在するとでも?」
Aブルー「可能性はゼロじゃないからね!」
ドーンと大きなスッポンタケ! と言われましても。
シロエ 「ちゃんと調べてみたんですか、それ?」
Aブルー「ノルディに頼んだんだけど…。まだ無いみたいで」
ブルー 「最初から無いと言うんだよ、それは!」
Aブルー「何を言うかな、仁王シメジだって元は無かったんだし!」
何処からか上陸して来たんだし、とソルジャー、グッと拳を。
Aブルー「ぼくたちが第一発見者になればいいわけで!」
シロエ 「無い袖は振れぬ、と言いますけど?」
Aブルー「絶対に無いとも言えないじゃないか!」
現にスッポンタケは世界中にあるようだから、という話。
Aブルー「この国の土と相性が良ければ、超特大になるかもだし!」
ブルー 「…それで?」
Aブルー「ぼくが知ったのも何かの縁! 仁王シメジを!」
仁王スッポンタケを探してみよう、と指差す壁のカレンダー。
Aブルー「24日の土曜日が友引、ここが吉日!」
キース 「俺たちにもそれを探せと言うのか!?」
Aブルー「決まってるじゃないか! スッポンタケ狩りも兼ねて!」
みんなで行こう、と強引すぎる仕切りっぷり。
Aブルー「運が良ければ、仁王スッポンタケに会えるから!」
シロエ 「ぼくは会いたくないんですけど!」
Aブルー「君は嫌でも、ぼくは会いたい!」
はい、決定! と決まってしまったスッポンタケ狩り。
Aブルー「駄目で元々、巨大なのに会えれば最高だから!」
シロエ 「決定ですか?」
Aブルー「そうだよ、キースは御祈祷よろしく!」
キース 「御祈祷?」
Aブルー「そう、仁王様にあやかりたいから!」
ドドーンと仁王スッポンタケ! と突き上げる拳。
五体投地はどうなると?
2015/10/16 (Fri)
☆仁王様と御祈祷
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせてしまい、五体投地の副住職。
お詫びも終わっていないというのに、御祈祷をという注文が。
Aブルー「仁王様と御縁を繋ぎたいから、是非、御祈祷をね!」
キース 「俺はお詫びの最中なんだが!」
あんたのせいで、とキース君、怒り心頭。
キース 「仏様のお背中に塗った肥をだ、俺の身体で拭くわけで!」
Aブルー「本当かい?」
たった今、肥と聞こえたんだけど、とソルジャー、感激。
Aブルー「なんて素敵な御縁だろう! キースが肥を拭くなんて!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「仁王シメジは肥の捨て場から生えて来たんだよ!」
そういうニュースに出会ったのだ、と嬉しそうな顔。
Aブルー「だから畑の持ち主の人は、普通のシメジだと思ってて!」
ブルー 「…肥で巨大化したと信じていたのかい?」
Aブルー「そうなんだよ! それで新聞記者を呼んだというわけ!」
そして見事に新聞ネタに、とニコニコニッコリ。
Aブルー「取材に出掛けた記者が調べて、仁王シメジって!」
シロエ 「外来種だと分かったんですね?」
Aブルー「そうだけど…。見出しは巨大シメジだったよ!」
最後まで読まないと外来種だとは分からない記事、という話。
Aブルー「ぼくも肥のせいかと思っちゃったよ、最初はね!」
シロエ 「でも、元から巨大なシメジでしょう?」
Aブルー「そういうオチでも、肥繋がり! 仏様とは!」
キースが肥を拭いているなら、とワクワクと。
Aブルー「御祈祷は既に始まっているし、もう完璧!」
キース 「待て! 俺のはお詫びで!」
Aブルー「効けばいいんだよ、最終的に!」
24日が楽しみだよね、とソルジャー、ウキウキ。
Aブルー「仁王様との御縁はバッチリ、キースのお蔭で!」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「仏様と肥とのコラボなんだよ、最高だってば!」
頼まない内から御祈祷開始、と大喜びのソルジャーですけど。
キース君のお詫び、もはや別物?
2015/10/17 (Sat)
☆肥繋がりでよろしく
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせ、肥を塗ったと噂のキース君。
全身で肥を拭くべく、五体投地を三千回なお詫びの真っ最中なのに。
Aブルー「もう御祈祷が始まってたなんて、素晴らしすぎるよ!」
キース 「違うと言っているだろう! これはお詫びだと!」
Aブルー「肥を拭くからには御祈祷だってば、間違いなく!」
仁王スッポンタケとの御縁を繋いでくれるに違いない、と決め付け。
Aブルー「第一発見者になれる可能性がグンと高まったよ!」
キース 「だから違うと!」
Aブルー「期待してるから、頑張って! 他のみんなもよろしくね!」
24日はスッポンタケに会いに行こう! と仕切るソルジャー。
Aブルー「みんなでお出掛け、仁王スッポンタケを探しに!」
シロエ 「仁王様じゃなくって、臭う方なら分かるんですけどね…」
ジョミー「臭かったもんね、何の糞かと思うくらいに」
Aブルー「そうだっけねえ! ますますもって肥との御縁が!」
肥も臭いし、とキース君の方へと熱い視線が。
Aブルー「じゃあ、御祈祷の続きをよろしく! また24日に!」
キース 「ま、待て、貴様!」
ブルー 「もういないけど?」
自分の世界に帰ったらしい、と生徒会長、大きな溜息。
ブルー 「…スッポンタケ狩りねえ…。しかも巨大な…」
シロエ 「有り得るんでしょうか、超特大…」
ブルー 「外来種ってヤツは謎だから…」
絶対に無いとは言い切れない、と沈痛な顔。
ブルー 「とにかくキースはお詫びの続きを。あと二千九百回ほど」
キース 「詫びればドツボにはまる気がするが!」
ブルー 「そうは思うけど、途中でやめるのも失礼なんだよ!」
君も坊主なら分かる筈、と銀青様の仰せ。
ブルー 「ドツボだろうが肥溜めだろうが、三千回だよ」
キース 「仕方ない…。南無阿弥陀仏…」
一同 「「「南無阿弥陀仏…」」」
気分はお通夜な御一同様、お念仏の唱和で応援モードに。
五体投地を三千回の御利益、ありそうですよね?
2015/10/18 (Sun)
☆お詫びで三千回
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせたお詫び、五体投地の副住職。
ノルマは三千回ですけれども、お詫びどころか御祈祷なオチに。
キース 「南無阿弥陀仏…。南無阿弥陀仏…」
シロエ 「キース先輩、あと二十回です! ファイトです!」
サム 「頑張れよなーっ! 気ィ抜くんじゃねえぜーっ!」
ここが我慢のしどころだしよ、と飛ぶ応援。
キース 「南無阿弥陀仏…。南無阿弥陀仏…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あと十回!」
ブルー 「はい、心を込めて! ピシッと、シャキッと!」
締めが肝心、と銀青様の御指導も。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏~…」
一同 「「「南無阿弥陀仏~…」」」
シロエ 「終わりましたぁーっ、お疲れ様です!」
ジョミー「あっ、死んだ…」
五体投地を終えたポーズで副住職がバッタリと。
ぶるぅ 「大変、大変! お水、お水ーっ!」
ブルー 「水よりスポーツドリンクだね、そこは」
ぶるぅ 「分かったーっ!」
はい、飲んで! と2リットル入りのスポーツドリンク。
キース 「う、うう…」
一同 (((い、一気飲み…)))
スゲエ、と誰もが目を剥く勢い。
キース 「た、助かった…。危うく彼岸が見えそうだった」
シロエ 「三途の川はどうでしたか?」
キース 「見えた気もするが、もう大丈夫だ」
しかし…、とキョロキョロ見回しまして。
キース 「あの馬鹿野郎は何処へ消えた?」
シロエ 「迷惑な人のことですか?」
サム 「帰りやがったぜ、24日はよろしくって」
マツカ 「あれっきり来ていませんよ」
御祈祷を引き受けて貰って御機嫌でしたし、という証言。
マツカ 「今ので御祈祷、終わりですよね?」
シロエ 「そ、そうなりますね…」
キース 「俺はひたすら無我の境地でお詫びだったが!」
ブルー 「無我の境地だと、どうとでもなる…かな?」
キース 「仏様の解釈次第なのか!?」
そんな、と見事に顔面蒼白。
御祈祷、成立しましたかねえ…?
2015/10/19 (Mon)
☆三千回の結果は
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせたお詫び、五体投地を三千回。
キース君、無我の境地でやり遂げたものの、解釈は仏様次第。
キース 「俺は御祈祷してしまったのか、五体投地で!?」
ブルー 「どうだかねえ…。仏様がどう受け取られたかが問題で」
シロエ 「御祈祷成立になるんでしょうか?」
ブルー 「凡人には分かりかねるのが仏様の御心だから…」
ぼくにも謎、と銀青様もお手上げのポーズ。
ブルー 「御祈祷が成立していた場合は、もしかしたら…」
サム 「超特大のスッポンタケが出るのかよ!?」
ジョミー「ぼくたちが第一発見者になってしまうわけ!?」
仁王スッポンタケの、とジョミー君もガクガクブルブル。
ブルー 「見付けちゃったら、そういう名前になるかもねえ…」
マツカ 「仁王スッポンタケですか…」
シロエ 「命名権は誰にあるんでしょう?」
スウェナ「見付けた人がつけられるのかしら?」
ブルー 「そっちの方も、ぼくには何とも…」
分かりかねる、と生徒会長。
ブルー 「でもまあ、なんと名前がついてもねえ…。ブルーだから…」
ジョミー「勝手に仁王スッポンタケだよね、呼ぶ時は…」
シロエ 「何処までも自分ルールな人ですからね…」
脳内では仁王スッポンタケでしょう、とシロエ君も同意。
シロエ 「出会わなければいいんですけどね、巨大スッポンタケ…」
サム 「マジで仏様の心次第だぜ、それ」
キース 「俺は真面目にお詫びしたのに、そういうオチか?」
ブルー 「三千回はダテじゃないしね、普通はしないよ」
よほど特別な時くらいしか…、と坊主の世界のプロフェッショナル。
ブルー 「だから三千回を捧げて祈ったとなると…」
キース 「超特大が来てしまうのか!?」
ブルー 「もう本当に、仏様次第としか言えないねえ…」
シロエ 「それじゃ、覚悟はした方が…」
ブルー 「一応ね…」
24日の無事を祈ろう、と南無阿弥陀仏な御一同様。
仁王スッポンタケは来るんでしょうか…?
2015/10/20 (Tue)
☆怖すぎる御祈祷
キース君がやってしまった、三千回もの五体投地な南無阿弥陀仏。
妙な御祈祷になっていなければいいが、と祈る気持ちで迎えた24日。
キース 「いよいよか…。俺のお詫びを仏様がどう受け取られたか…」
サム 「滅多にねえとは思うけどよ…。仁王スッポンタケなんて」
シロエ 「でも、絶対に無いとも言い切れないですからね…」
突然変異だとか、この国の土が良すぎるとか…、と暗い表情。
シロエ 「覚悟は決めて来たんです。死ぬ気で来ました」
マツカ 「凄いですね…。ぼくは其処まで悟れていません」
サム 「シロエ、坊主の才能、あるんでねえの?」
シロエ 「そっちの道はお断りです! ぼくは一般人なんです!」
あくまで普通に生きたいんです、と坊主は却下。
シロエ 「キース先輩を見てると、色々不幸ですから」
サム 「あいつの場合はリアルラックの問題じゃねえか?」
ジョミー「それっぽいよね…」
お寺に生まれた辺りで既に運が悪いし、と鋭すぎる指摘。
ジョミー「おまけに、お父さんがアドス和尚だしさ…」
スウェナ「確かに、もっと楽なお寺もありそうよねえ…」
キース 「言わないでくれ、俺は毎日滅入っているんだ」
五体投地が吉と出るのか凶と出るのか…、と副住職。
キース 「巨大スッポンタケが来やがったら、俺も終わりだ」
サム 「それも一種の仏罰だぜ、きっと」
シロエ 「仏様の背中にアレですからね…」
言葉にしたくもありませんが、と言っている内にマンションに到着。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ブルー 「おはよう。とうとう来ちゃったよ、今日が…」
??? 「何を言うかな、この吉日に!」
いい日にしたい、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「超特大のスッポンタケにお会いしなきゃね!」
??? 「なんでも御祈祷して下さったそうで…」
ありがとうございます、とキャプテン(会話表記はA船長)までが。
キース君、ついに御祈祷、リーチですかね?
2015/10/21 (Wed)
☆人海戦術でいこう
いよいよ、巨大スッポンタケを探しに出掛けると決まった24日。
生徒会長の家に出掛けてみれば、ソルジャー夫妻がガッツリ待ち受け。
A船長 「三千回もの五体投地で御加護を祈って下さったとか…」
Aブルー「凄かったんだよ、最後は倒れていたくらいだしね!」
スポーツドリンクの2リットル入りを一気飲み、と覗いていた様子。
Aブルー「あれだけ力が入っていればね、もう間違いなく!」
A船長 「仁王スッポンタケとやらと御縁が出来るのですね!」
肥繋がりだとも聞いております、と笑顔のキャプテン。
A船長 「本日はよろしくお願いします。他の皆さんも」
一同 「「「………」」」
Aブルー「返事はっ!?」
一同 「「「は、はいっ!!」」」
頑張ります、と言わざるを得ない御一同様、泣きたいキモチ。
シロエ 「あのぅ…。ぼくたちも探すんですか?」
Aブルー「当たり前だよ、仁王スッポンタケに会うなら人海戦術!」
A船長 「皆様にブルーの期待がかかっておりますので…」
何卒よろしく、とお願いが。
A船長 「私も一人アテがありましたので、助っ人をお願いしました」
一同 「「「助っ人!?」」」
Aブルー「はい、どいて、どいて! 危ないから!」
一同 「「「わわっ!??」」」
パアッと光った青いサイオン、パッと現れたデカイ人影。
ハーレイ「おはよう。今日はスッポンタケを探しに行くそうだな」
一同 「「「教頭先生!?」」」
ハーレイ「是非にと頼まれたので、来てみたのだが…」
A船長 「ありがとうございます! 来て頂ければ百人力です!」
相手は仁王スッポンタケですので…、とキャプテン、お辞儀。
A船長 「お話ししました通りに巨大なスッポンタケらしく…」
Aブルー「あるかどうかは謎なんだけどね、駄目で元々!」
ハーレイ「分かりました、努力しましょう」
Aブルー「よろしくね! それじゃ出発!」
瞬間移動で山まで一気に! と掛け声が。
教頭先生も乱入、カオスですね…。
2015/10/22 (Thu)
☆何処までも勘違い
ソルジャー言う所の仁王スッポンタケこと、巨大スッポンタケ。
教頭先生も加わったカオスな面々、それを探しに瞬間移動で山の中へ。
Aブルー「はい、到着~! 仁王スッポンタケに会えますように!」
ハーレイ「あのぅ…。とにかく巨大なスッポンタケなのですね?」
A船長 「そうらしいです、まだ見た人はいないそうですが」
我々が第一発見者になれればラッキーでして、と答えるキャプテン。
A船長 「スッポンタケは前にも御覧になっておられますから…」
ハーレイ「ええ、なんとも言えない姿ですねえ…」
Aブルー「おまけに、ぐんぐんパワーアップしているんだよ!」
後付けでお葬式なんかもやったからね、とソルジャー、自慢。
Aブルー「今や立派な仏様でさ、仁王様とは肥繋がりで!」
ハーレイ「肥繋がり…ですか?」
Aブルー「キースが御祈祷してくれたんだよ、肥がどうとかで!」
キース 「それは違うが!」
俺は仏様のお背中をお拭きしていただけで…、と副住職がアタフタと。
キース 「お背中に肥を塗ってしまったし、五体投地で!」
ハーレイ「背中に肥というのはなんだ?」
キース 「そ、それが…。話せば長くなるんですが…」
Aブルー「早い話が、仏様は二刀流なんだって!」
ハーレイ「二刀流ですか?」
Aブルー「そう! 前に一本、背中に回してもう一本だよ!」
励むための棒を持っておられるらしくって…、と勘違いMAX。
Aブルー「スッポンタケも今や立派な仏様だから! 背中にも!」
ハーレイ「仏様の背中に棒ですか?」
Aブルー「君やぼくだと一本だけどさ、仏様は二本らしいんだよ!」
キースはその棒を拭いていたようだ、と更に重なる勘違い。
Aブルー「噴き出す子種を、全身で拭こうって勢いで!」
ハーレイ「では、仏様の背中の棒というのは…」
Aブルー「ビンビンでガンガンの肉棒だよ!」
キース 「違うんだが!」
勘違いだ、と怒鳴るだけ無駄。
教頭先生も間違った知識をゲットな方向、大丈夫ですか?
2015/10/23 (Fri)
☆超特大のを探そう
仁王スッポンタケとソルジャーが呼びたい、超特大のスッポンタケ。
それを探しに来た山の中で、教頭先生までが仏様の背中を勘違いして。
ハーレイ「そうか、仏様の背中というのは凄かったのだな…」
Aブルー「ぼくも驚いたよ、二刀流だって言うんだから!」
背中の飾りはダテじゃなかった、と仏像は知っている模様。
Aブルー「考えてみればキンキラキンだし、金と言えばね!」
ハーレイ「アレのことも金と言いますねえ…」
Aブルー「そうなんだよ! 金棒を隠していたってわけ! 仏様は!」
背中に背負った凄い金棒、そして肉棒! と突き上げる拳。
Aブルー「キースの御祈祷パワーもあるから、もう無敵だよ!」
キース 「勘違いだと言っただろうが!」
Aブルー「効けばなんでもいいんだよ! 結果オーライ!」
さあ、仁王スッポンタケを探しに行こう! と張り切るソルジャー。
Aブルー「いいお天気だし、今日は吉日!」
A船長 「皆さん、よろしくお願いします」
これはと思うスッポンタケがあったらお呼び下さい、と頭を深々。
A船長 「どのくらいのサイズで仁王になるかは分かりませんが…」
Aブルー「大きめだな、って思った時には思念でよろしく!」
一同 「「「はーい…」」」
断ったら最後、命が無いのがソルジャー夫妻の頼み事。
Aブルー「さあ、元気よく、散って、散って!」
ハーレイ「みんな、頑張って探すんだぞ?」
キース 「ですから、先生も何か勘違いを…!」
ハーレイ「御祈祷を頑張ったそうじゃないか。立派だぞ、キース」
仁王スッポンタケ探しも頑張るように、と肩をポンと。
ハーレイ「他のみんなも努力するのが大切だ」
ブルー 「はいはい、君も頑張ることだね」
ハーレイ「もちろんだ!」
お役に立つよう参加したのだし、と颯爽と。
ハーレイ「では、行こう」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ しゅっぱぁ~つ!」
みんなで仁王スッポンタケ! という掛け声で山の中へと散った面々。
運命や如何に…?
2015/10/24 (Sat)
☆超特大のを求めて
教頭先生まで参加している、仁王スッポンタケとかいうキノコの捜索。
要は超特大のスッポンタケで、あるのかどうかも謎な代物で。
シロエ 「…そうそうあるわけないですよね。特大なんて」
キース 「まったくだ。あの馬鹿は派手に勘違いだが…」
俺は仏様にお詫びしただけで、御祈祷をした覚えはない、と。
ジョミー「でもさあ、どう受け取るかは仏様次第って…」
スウェナ「そう言ってたわね、どうなるのかしら?」
サム 「まさか出ねえとは思うけどよ…」
心配と言えば心配だよな、とサム君がボソリ。
サム 「仏様のなさることは、俺たち凡人には分からねえしよ…」
マツカ 「サムはともかく、ぼくやシロエにはもっと謎ですよ」
御仏縁自体が薄いですから、と山の中を歩く御一同様。
マツカ 「僧籍ってわけじゃないですからね」
シロエ 「法名も貰っていませんし…」
仏様のことなんてサッパリです、と言った所へ。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ なんか凄いのーっ!!」
一同 「「「へ!?」」」
ぶるぅ 「こっち、こっち! みんな、早くぅーっ!」
凄いの見付けちゃったぁ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の歓声が。
シロエ 「で、出たんでしょうか?」
サム 「超特大かよ!?」
仁王スッポンタケの登場なのか、と山の中をガサガサ集まってみれば。
ぶるぅ 「見て、見て、フェアリーリングなの!」
Aブルー「なんだ、普通のスッポンタケかあ…」
ちょっとガッカリ、と駆け付けたソルジャー。
Aブルー「でもまあ、輪になって生えてるし…。幸先はいいよね」
A船長 「色々な姿のスッポンタケに会えましたしね」
小さいのから大きいのまで…、とキャプテン、しみじみ。
A船長 「この幼菌は取らずに残しておきますか?」
Aブルー「そうだね、頼もしく育って欲しいからね!」
ハーレイ「まだまだ子供ですからね…」
立派に育つよう祈りましょう、と教頭先生も。
輪になった中に丸いのが幾つか、これが幼菌なんですね?
2015/10/25 (Sun)
☆探していますが
超特大のスッポンタケを求める面々、山で出会ったフェアリーリング。
トンデモな形から丸い幼菌まで、輪を描いて生えるスッポンタケで。
Aブルー「この幼菌だって、素晴らしい形に育つんだから!」
A船長 「是非とも、仁王スッポンタケに会いたいものですねえ…」
ハーレイ「その内にきっと見付かりますよ。御祈祷のお蔭で」
キースは自慢の教え子でして…、と教頭先生、大絶賛。
ハーレイ「副住職として励む傍ら、柔道と勉学にも勤しんでおります」
Aブルー「ぼくとしても期待してるんだけどね、御祈祷に!」
全身で肥を拭いていたから、とウキウキと。
Aブルー「後は出会いを待つばかり! 仁王スッポンタケ!」
A船長 「皆さんも捜索、よろしくお願いいたします!」
一同 「「「はーい…」」」
Aブルー「ダメダメ、もっと元気一杯に!」
一同 「「「はいっ!!」」」
半ばヤケクソ、再び散った面々ですけど。
シロエ 「…あるわけないですよ、仁王スッポンタケなんて」
サム 「俺だってそう思いたいけどよ…」
ジョミー「仏様の心は分からないって?」
どうでもいいじゃん、と投げやりな言葉。
ジョミー「出る時は嫌だと言っても出るしさ…」
キース 「そ、そのようだ…」
嫌だと言っても無駄のようだ、と震えた声が。
シロエ 「キース先輩、どうかしたんですか?」
サム 「まさか出たんじゃねえだろうな?」
キース 「………」
ジョミー「出ちゃったわけ!?」
仁王スッポンタケが、と一同、ガサゴソ。
マツカ 「キース、何処ですか!?」
シロエ 「キース先輩!」
キース 「こっちだが…!」
俺は此処だが、という声で集まった御一同様。
スウェナ「どうしたのよ、キース?」
キース 「た、確かめてはいないんだが…」
シロエ 「嫌なものでも見えましたか?」
キース 「そこの茂みの向こうにだな…」
サム 「何かあるのかよ?」
茂ってるぜ、とサム君が指差す山の下草。
それの向こうに何があると?
2015/10/26 (Mon)
☆白くて丸いです
仁王スッポンタケこと超特大のスッポンタケを求めて、山でガサゴソ。
そんな中で震えたキース君の声、下草の向こうがどうこうと。
シロエ 「あそこに何があると言うんです?」
キース 「し、白いものが…。ついでに丸くて…」
一同 「「「丸い!?」」」
さっき見て来たスッポンタケの幼菌、白くて丸かった筈で。
サム 「…そういや、あそこにデッカイのがねえか?」
ジョミー「バレーボールより大きそうだよね?」
マツカ 「あれは相当大きいですよ」
シロエ 「バスケットボールくらいに見えますけど…」
あれがスッポンタケなら大変なことに、とシロエ君まで顔面蒼白。
シロエ 「に、逃げましょう! 何も見なかったことにして!」
キース 「そう思うか?」
シロエ 「当たり前ですよ!」
ぼくも命が惜しいですから、とダッシュしようとした途端。
ハーレイ「なんだ、お前たち、どうしたんだ?」
一同 「「「教頭先生!?」」」
ハーレイ「声が聞こえたから来てみたんだが…」
キース 「い、いえ! 別になんでもありません!」
ご心配無く、と副住職が身体で茂みを隠したものの。
ハーレイ「ほう…? あそこに何かあるようだな」
一同 (((ま、まずい…)))
教頭先生の身長、キース君の比では無かったわけで。
ハーレイ「ふうむ…。丸いようだが、スッポンタケか?」
キース 「し、知りません!」
Aブルー「何かあったーっ!?」
声がしたよ、と呼び声が。
ハーレイ「大きな丸いものがあります!」
Aブルー「本当かい!?」
直ぐに行くから、と瞬間移動でスッ飛んで来たソルジャー夫妻。
Aブルー「うわぁ…。あれは、もしかしなくても!」
A船長 「スッポンタケの幼菌のように見えますが!」
ハーレイ「キースが見付けたようですよ」
Aブルー「ありがとう! 君の御祈祷のお蔭だよ!」
キース 「俺は違うと思いたいが!」
間違いであって欲しいんだが、と副住職の絶叫が。
でも、丸い上に白いですよ?
2015/10/27 (Tue)
☆御祈祷に応えて
仁王スッポンタケこと超特大のスッポンタケ、それを探していた面々。
下草の向こうにキース君が見付けた、白くて丸くてデカイ物体。
Aブルー「早速、確認しなくっちゃ! 仁王スッポンタケ!」
A船長 「まだ幼菌のようですけどね」
ハーレイ「それにしたって大きいですよ」
見に行きましょう、と先頭に立った教頭先生、下草の中をガサガサと。
ハーレイ「ほほう…! これは素晴らしい大きさだ」
Aブルー「直径五十センチはあるねえ、幼菌なのに!」
A船長 「将来が期待出来そうです。此処から生えてくるのですから」
あの恥じらいのないお姿が…、と拝むキャプテン。
A船長 「これこそ、仁王スッポンタケです! 間違いなく!」
Aブルー「有難いねえ、キースの御祈祷の甲斐があったよ!」
キース 「そ、そうか…。それは良かったな…!」
俺は泣きたい気持ちなんだが、と副住職はガクブルと。
キース 「仏罰なのか? 俺に仏罰が下ったのか…?」
サム 「ほら、ブルーも言ったぜ、仏様の心は分からねえ、って」
シロエ 「キース先輩の御祈祷に応えて下さったかもです」
Aブルー「立派に応えて下さったんだよ!」
なんて有難いことだろう、とソルジャーも拝む巨大な幼菌。
Aブルー「これは貰って帰るべきかな、此処に置くより?」
A船長 「どうなのでしょうね、環境の違いが心配ですが…」
ハーレイ「そうですねえ…。お伺いしますが、そちらの船には…」
こういう農場はあるでしょうか、と教頭先生から環境の質問。
ハーレイ「似たような場所があるようでしたら、大丈夫ですよ」
Aブルー「本当かい?」
ハーレイ「こちらの船ではキノコも栽培しておりますから…」
適した環境がコレでして、と挙げられた例。
ハーレイ「このタイプの農場に土ごと移植できれば…」
Aブルー「育てられるんだね! ハーレイ、どうだい?」
A船長 「場所はあります」
後は検疫の問題で…、と言ってますけど。
サイオンで何とか出来るんですよね?
2015/10/28 (Wed)
☆持ち帰りが一番
見付かってしまったらしい仁王スッポンタケこと、巨大スッポンタケ。
直径五十センチはありそうな幼菌、これから育ってスッポンタケに。
Aブルー「コレにピッタリの場所があるなら、持ち帰りだね!」
A船長 「検疫はやはり突破でしょうね、間に合いませんしね…」
Aブルー「当たり前だよ、やってる間に育っちゃうから!」
一番有難いお姿の時に検疫スペースでは話にならない、とキッパリと。
Aブルー「きちんとシールドしておけば、絶対大丈夫だから!」
A船長 「そしてお姿を拝むのですね!」
Aブルー「もちろん、君と二人きりでね!」
こっちのハーレイを呼んだ甲斐があった、とソルジャー、感激。
Aブルー「シャングリラのことは、キャプテンが一番詳しいからね!」
ハーレイ「お役に立てて良かったです。…おや?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 何かいいもの、あった?」
ブルー 「なんだい、それは?」
そのデカイのは、と指差す生徒会長。
Aブルー「仁王スッポンタケの子供だよ! この大きさ!」
ブルー 「なるほど、幼菌を発見した、と…」
キースの御祈祷が効いちゃったのか、と大きな溜息。
ブルー 「仏様も罪なことをなさるよねえ…」
Aブルー「何を言うかな、もう最高の出会いだから!」
第一発見者になれた上に持ち帰りコース、と満面の笑顔。
Aブルー「こっちの世界で名前がつくのもいいけれど…」
A船長 「それでは、ゆっくり拝めませんから…」
適した環境も教えて頂きましたので、とキャプテンも嬉しそうな顔。
A船長 「早速、農場に移植いたしましょう」
Aブルー「土ごと剥がして運ぶんだね!」
よっこらしょ、とサイオンで掘り起こされた巨大な幼菌。
Aブルー「ちょっとハーレイと運んでくる!」
ブルー 「そのまま帰れば?」
Aブルー「ダメダメ、せっかくだからスッポンタケ狩りも!」
A船長 「では、失礼して…」
移植して来ます、と消えたソルジャー夫妻。
仁王スッポンタケ、お引越しですか…。
2015/10/29 (Thu)
☆御祈祷が効いた
ついに見付かった仁王スッポンタケこと、巨大スッポンタケの幼菌。
ソルジャーの世界のシャングリラで育てるから、とお持ち帰りコース。
キース 「いったいどうしたらいいんだ、俺は…!」
ハーレイ「大いに誇っていいと思うが…。御祈祷が効いたのだろう?」
キース 「違うんです! 俺がやっていたのはお詫びで…!」
仏様にお詫びをしたのに、トンデモなことに…、と泣きの涙で。
キース 「俺のお詫びは仏様に届かなかったんです…!」
サム 「でもよ、仏様の心は凡人には分からねえモンだしよ…」
ブルー 「ホントにねえ…。罪なことをなさるったら」
仁王スッポンタケと来たよ、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「でもまあ、ナイスなことになったし、いいんじゃないかな」
シロエ 「何処がナイスだと言うんですか!」
ブルー 「えっ? 持ち帰ったから」
うんとデカイのを、とニコニコと。
ブルー 「ハーレイもたまには役に立つねえ、船長だけに」
ハーレイ「喜んで貰えたようだし、何よりだ」
あちらの世界で無事に育ってくれればいいな、と穏やかな笑み。
ハーレイ「あれほど見事な幼菌となれば、さぞ立派なのが…」
ブルー 「そうだね、本当に楽しみだよね」
キース 「他人事だと思って喜ぶな!」
ブルー 「ぼくは大いに嬉しいけれど? 最高だから!」
仁王スッポンタケなんだしね、とウキウキと。
ブルー 「後は成長記録が欲しいね、是非ともね!」
シロエ 「本気ですか!?」
ブルー 「至って本気で正気だけれど?」
なにしろ罪なキノコだけに…、と眺める跡地。
ブルー 「幼菌だしねえ、もう本当に罪作りで…」
キース 「言わないでくれ!」
ハーレイ「御祈祷の才能があると思うが…」
Aブルー「うん、本当に!」
植えて来たよ、とソルジャー夫妻がお戻りに。
Aブルー「成長記録が欲しいって?」
A船長 「農場ですしね…」
モニターしたって大丈夫でしょう、と太鼓判。
あんな代物の成長記録を…?
2015/10/30 (Fri)
☆成長記録が楽しみ
直径五十センチはあろうかという、仁王スッポンタケの幼菌なるもの。
ソルジャー夫妻がお持ち帰りで、農場に植えて来たとかで。
Aブルー「成長記録が欲しいだなんてね、君もずいぶん変わったね」
ブルー 「仏様の思し召しだろうしね、見届けたいと思ってさ」
A船長 「お任せ下さい、きちんとモニターしておきますから」
Aブルー「うん、ぼくと一緒に見守りながらね!」
育つお姿を見ながら一発やるのもいいねえ、とウットリと。
Aブルー「農場っていうのも気分が変わっていいと思うよ」
A船長 「普段だったら、お断りしますが…。今回は是非!」
あなたのシールドがあれば見えないわけで、とヤる気のキャプテン。
A船長 「そうと決まれば、スッポンタケを沢山採って帰りませんと」
Aブルー「君のパワーの源だからね! みんなも探す!」
一同 「「「はーい…」」」
諦めの境地の御一同様、スッポンタケ狩りに精を出しまして。
Aブルー「ありがとう! お蔭で沢山集まったよ!」
A船長 「帰って早速料理しましょう」
Aブルー「パワーをつけて、励みながらの観察だよね!」
仁王スッポンタケの成長を、と揃ってウキウキお帰りに。
キース 「…なんてこった…。五体投地でお詫びした筈が…」
ハーレイ「いやいや、其処は誇っていいと思うぞ」
ブルー 「うん、誇るべきだよ、埃が大切!」
あれはホコリタケの一種だからね、とニンマリと。
一同 「「「は?」」」
ブルー 「ブルーが持って帰ったヤツだよ、仁王スッポンタケ!」
シロエ 「そういう種類の外来種ですか?」
ブルー 「…土着のだけど?」
押しも押されぬこの国の生まれ、とキッパリと。
ブルー 「オニフスベなんだよ、スッポンタケの幼菌じゃなくて!」
ハーレイ「別物なのか!?」
ブルー 「成長記録が楽しみだよねえ…」
一同 「「「べ、別物…」」」
仁王スッポンタケではなかったのか、と驚きなオチの巨大幼菌。
成長記録が楽しみですけど、中継終了~。
2015/10/31 (Sat)
☆原因はお十夜
さて、十月。めっきり涼しくなってきまして、金木犀の香りなども。
例によって生徒会長宅でダラダラ、そういうシャン学メンバーですが。
シロエ 「キース先輩、もうすぐお十夜じゃないですか?」
サム 「へえ…。シロエも詳しくなったじゃねえかよ」
ブルー 「いいことだねえ…。仏の道に入るんだったら紹介するけど」
ぼくの知り合いのお寺で良ければ、と生徒会長、いえ銀青様。
ブルー 「ぼくはジョミーとサムで手一杯だから、他所のお寺を」
シロエ 「いえ、遠慮します!」
サム 「おいおい、ブルーの紹介だぜ? いいトコ行けるぜ」
普通だと行けねえようなお寺に、とサム君、流石の事情通。
サム 「一般人は入れねえトコでも行けそうだけどよ」
ブルー 「それはもちろん。どういうお寺を希望なのかな?」
厳しい所から、勉強に力を入れている所まで…、と嬉しそうな顔。
ブルー 「シロエだったら勉強がいいかな、学問中心」
スウェナ「いいお坊さんになれそうね、それ」
サム 「法話向きかもしれねえなあ…。頭がいいしよ」
シロエ 「ぼくはやるとは言っていません!」
なんだって坊主なんですか、と仏頂面。
シロエ 「お十夜の頃だと思っただけです、それだけです!」
マツカ 「でも…。どうしてお十夜が出て来るんです?」
シロエ 「キース先輩の転落の原因、ソレだったな、と」
一同 「「「は?」」」
なんのことだ、と顔を見合わせる御一同様。
サム 「転落って…。キースはお十夜にデビューしたんだぜ」
スウェナ「そうよ、お十夜の時に副住職になったのよ?」
シロエ 「それです、お十夜デビューですよ」
同期の人のお十夜デビューでお供えが…、という話。
シロエ 「そのためのお金が足りなかったのがマズかったかと」
サム 「あー…。アレで法要、引き受けちまって…」
ブルー 「地獄の沙汰も金次第とは言うんだけどねえ…」
まさに地獄になったんだっけ、と回想モード。
例のお彼岸の法要ですね?
2015/10/01 (Thu)
☆散華で選択ミス
生徒会長宅でダラダラしているシャン学メンバー、話題はお十夜。
キース君の転落の原因はソレだとの指摘、先月のお彼岸の法要が問題。
シロエ 「本当に地獄でしたしね、アレは」
ブルー 「酷かったからねえ、誰のせいとも言いたくないけど」
もう罰当たりの極め付けで、と生徒会長、いやいや銀青様。
ブルー 「どう転がったら、散華がアヤシイ形になるのさ!」
サム 「キースの選択ミスって、言えねえこともねえけどよ…」
シロエ 「そうなんですか、サム先輩?」
サム 「散華の形で有名なヤツは二つあるしよ…」
キースが撒いたのが仏様の背中の光背で…、という説明。
サム 「もう片方だと、花びらの形がモロってトコで」
一同 「「「花びら?」」」
ブルー 「こんな形になるんだよ。ほらね」
生徒会長が宙に取り出した散華、蓮の花びらのような形で。
ブルー 「こっちの方だと、何処から見たって花びらだよね」
サム 「それにしとけば良かったのに、って思うわけだぜ」
シロエ 「本当ですね…。キース先輩のミスですね」
なんであっちにしたんですか、という質問。
シロエ 「いい法要にするっていうんで、喜ばれる方を選んだとか?」
キース 「別の意味でな!」
俺は有難い方を選んだんだ、と拳を握る副住職。
キース 「同じ散華なら、御仏縁の深い形を、と!」
ジョミー「先に心配しなかったわけ?」
キース 「俺には、アレは光背以外に見えんのだ!」
物心つくよりも前から寺の育ちで…、と奥歯をギリギリ。
キース 「何処かの馬鹿とは違うんだ、出来が!」
シロエ 「…お坊さんとしてはエリートなんでしょうけど…」
サム 「エリートどころかサラブレッドってヤツだぜ、キースは」
スウェナ「それが裏目に出ちゃったのねえ…」
ジョミー「仏様の背中、大変なことになったみたいだし?」
マツカ 「何かを背負っているそうですしね…」
二刀流だとか言ってましたよ、と深い溜息。
罰当たりな話でしたっけね?
2015/10/02 (Fri)
☆逆さ吊りの危機
スッポンタケのお彼岸の法要でキース君が選んだ散華。
有難い形をチョイスしたのに、トンデモな形に見えてしまったオチで。
サム 「ひでえ話だよな、仏様の背中をドえらいことにしやがって」
シロエ 「酷すぎましたよ、あの解釈は…」
スウェナ「そういう伝説があったみたいよ、仏様とは違うけど」
一同 「「「は?」」」
伝説ってなんだ、と怪訝な顔のシャン学メンバー。
ジョミー「誰かが二刀流なわけ? アレを背負って?」
スウェナ「バイかどうかは知らないけれど…。大きすぎた人の伝説で」
シロエ 「背中に背負っているんですか!?」
スウェナ「そうらしいわよ、前だと邪魔だから背中に回して」
ブルー 「あったっけねえ…。先っぽに頭巾を被せてるんだよ」
そして子供を背負っているふり、と生徒会長も知っている様子。
ブルー 「ドテラを着込めば、そういう感じに見えるしね?」
サム 「なんか特大すぎねえか、ソレ?」
ブルー 「伝説というのは大抵そうだよ、話が大きくなるもので…」
シロエ 「それは言えてますね、話に尾ひれがついちゃって」
だから今回も警戒しないと…、と声をひそめてヒソヒソと。
シロエ 「仏様の背中にアレというのが定着したら大変ですよ」
サム 「璃慕恩院に顔向け出来ねえことになるよな、キース」
ブルー 「内輪ネタで完結している間はセーフだけどね…」
キース 「璃慕恩院に聞こえるよりも前に、俺の命が消える筈だぞ」
親父に本気で殺される、と副住職が肩をブルッと。
キース 「阿弥陀様の背中がアレだとなったら、逆さ吊りだな」
シロエ 「そこまでですか!?」
キース 「あの親父なら、やりかねないんだ!」
有難い処刑方法だから、と言われましても。
シロエ 「逆さ吊りの何処が有難いんです?」
スウェナ「キリスト教なら十字架よねえ?」
キース 「仏教だと、お盆繋がりになるんだ!」
逆さ吊りは、という絶叫。
何処がお盆と繋がるんでしょうね、有難い処刑方法とやら…?
2015/10/03 (Sat)
☆お盆と逆さ吊り
スッポンタケのお彼岸の法要で使われた散華、仏様の光背に似た形。
それがトンデモな形に見えた誰かさん、大感激だったわけなのですが。
シロエ 「キース先輩が逆さ吊りで処刑って…。何処がお盆ですか?」
スウェナ「お盆は卒塔婆書きと棚経で地獄の筈よね、キースは」
マツカ 「ぼくもそれしか知りませんけど、逆さ吊りですか…」
何処がお盆と繋がるんでしょう、とマツカ君にも謎なお盆繋がり。
マツカ 「長年、キースを見て来ましたけど、逆さ吊りなんて…」
シロエ 「逆立ちだってしてませんよね、お盆の頃に?」
スウェナ「知らないわねえ…」
そういう芸を披露したなら忘れない筈よ、という意見。
スウェナ「だって、キースが逆立ちするのよ? お坊さんの格好で」
シロエ 「それは一生忘れませんねえ…」
マツカ 「忘れるどころか、バラ撒く人も出て来そうですよ」
今の時代はアッと言う間に何でも流出しますから、と周りをチラ見。
マツカ 「写真を撮って、ネットにUPで拡散ですね」
シロエ 「…ぼくは怖くて出来ませんけど、ジョミー先輩なら…」
サム 「やるだろうなあ、命知らずだしよ」
ジョミー「うん、ぼくだったらバラ撒くと思う」
お坊さん姿のキースが逆立ち、とニヤニヤと。
ジョミー「バラ撒かなくても、色々と使えそうだしね?」
シロエ 「脅すんですか、ジョミー先輩?」
ジョミー「そうだけど? ネットにUPが嫌ならコレ、って」
一同 「「「うわー…」」」
一生エライ目に遭いそうだ、と誰もが恐れる脅迫ネタ。
ジョミー「でもさあ…。キース、逆立ちしていないしね?」
スウェナ「それが謎よね、逆さ吊りとお盆が繋がらないわよ」
逆立ちを見た覚えなんかは…、と首を傾げるスウェナちゃん。
スウェナ「キース、いったい何をしたのよ?」
シロエ 「早めに吐いたら、楽になれると思いますけど?」
キース 「お盆と言ったら逆さ吊りだ!」
まんまなんだ、と言われましても。
お盆の何処が逆さ吊りだと…?
2015/10/04 (Sun)
☆お盆は逆さ吊り
スッポンタケのお彼岸の法要で使われた散華、勘違いをした誰かさん。
仏様が背中に背負ったヤバイ代物、アドス和尚の耳に入れば大惨事。
キース 「お盆の元はウラバンナで…。その意味が逆さ吊りなんだ!」
シロエ 「それじゃ、お盆という言葉自体が逆さ吊りですか?」
ブルー 「そうなんだよねえ、素人さんは馴染みが無いだろうけど」
坊主の世界じゃ基礎知識で…、と銀青様も。
ブルー 「ジョミーはともかく、サムは気付いていたかもね」
サム 「お、おう…。自信が無かったし、言わなかったけどよ」
スウェナ「すると、ホントに有難い処刑方法なのね?」
逆さ吊りは、とスウェナちゃん。
スウェナ「アドス和尚ならやりかねないわね、逆さ吊り」
マツカ 「虐待とかは全く気にしてなさそうですし…」
シロエ 「キース先輩も頭が上がりませんからね」
文字通りに上がらないわけですが…、と肩をブルッと。
シロエ 「逆さ吊りだと、どう頑張っても頭は下のままですから」
ジョミー「思い切り、頭に血が上るよね…」
マツカ 「下がるんですけど、上がりますよね」
キースの血管が危ないですよ、と冷静な意見。
マツカ 「普段の血圧は知りませんけど、気を付けた方が…」
キース 「俺だって充分、承知している!」
まだお浄土には行きたくないんだ、と副住職もガクブルと。
キース 「逆さ吊りにされてお浄土行きは絶対に嫌だ!」
サム 「俺たちはアドス和尚に喋るつもりはねえけどよ…」
シロエ 「ぼくたちも命が惜しいですしね」
下手にチクッたら一蓮托生っぽいですよ、とブルブルブル。
シロエ 「どうしてそういうことになった、と突っ込まれます」
ジョミー「ありそうだよね、それ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お彼岸の法要をやっただけでしょ?」
マツカ 「そのお彼岸が問題なんです、中身の方で」
キース 「いい法要にしてやったのに…!」
恩を仇で返しやがって、と拳を握っていますけど。
自業自得と言いませんかねえ…?
2015/10/05 (Mon)
☆その名を出すな
スッポンタケのお彼岸の法要のせいで、仏様の背中が大変なことに。
光背どころかトンデモなモノを背負っているとか、二刀流だという話。
キース 「あの馬鹿野郎がロクでもないことを言ったばかりに…!」
シロエ 「でもですね…。キース先輩が別の散華を使っていれば…」
サム 「防げたんだぜ、あの勘違い…」
ブルーが見せてた方のヤツなら、と坊主見習い。
サム 「あっちだったら、どう間違えても花びらだしよ…」
シロエ 「ヤバイ形には見えませんよね…」
キース先輩も過失がゼロじゃないですね、とキッツイ一言。
シロエ 「誰かさんの日頃の言動からして、避けるべきでした」
スウェナ「そうよね、火のない所に煙は立たぬ、なんだし」
キース 「俺は被害者だと思うんだが!」
ジョミー「だけど、ガッツリ儲けてたよね?」
御布施が山ほど、と痛い所をグッサリと。
ジョミー「いくら金欠でも、御布施を貰って文句を言うのはさあ…」
シロエ 「お坊さんとしてどうかという気はしますね、確かに」
キース 「だからだな! 俺の金欠もあいつのせいで、だ!」
ブルー 「シーッ!」
その名を出すな、と生徒会長。
ブルー 「噂をすれば影なんだからね、それから言霊!」
キース 「す、すまん…。だが、仏様の立場がだな…!」
シロエ 「もう忘れるしかないですよ!」
水に流しておしまいですよ、と忘却のススメ。
シロエ 「あの人だって忘れたかもです、喉元過ぎれば!」
ブルー 「言っちゃ駄目だと言っただろう!」
シロエ 「すみません…」
ついウッカリと、と周りをキョロキョロ。
シロエ 「今の、聞かれていませんよね?」
ブルー 「そうだと思いたいけどねえ…」
サム 「何かって言うと覗いてやがるし、危ねえけどよ…」
一同 「「「シーッ!!!」」」
サム 「め、面目ねえ…」
ブルー 「みんな、危機感、無さすぎなんだよ…」
壁に耳あり障子に目あり、と生徒会長、警戒モード。
相手は地獄耳ですからねえ…?
2015/10/06 (Tue)
☆チョイスが問題
仏様が背中に背負った光背、トンデモなモノだと信じたソルジャー。
その名を出したらやって来るから、と生徒会長も恐れているのが実情。
ブルー 「口は災いの元なんだよ。気を付けないと」
キース 「俺も分かっているんだが…。何もしなくても地獄だったぞ」
シロエ 「散華のことなら、キース先輩にも過失がありますよ」
ブルー 「まるで無過失とは言い切れないねえ…」
散華のチョイスを間違えたのは本当だから、とキッパリと。
ブルー 「特注したって良かったんだよ、君のセンスで」
シロエ 「あんなの、特注出来るんですか?」
ブルー 「お金さえ出せば、いくらでもね!」
法要の中身に合わせて形を変えてもオッケーだから、と生徒会長。
ブルー 「同じお寺でも、お月見の日だったら丸い形とか」
サム 「あるらしいよな、そういうのもよ」
シロエ 「キース先輩も特注しとけば良かったですねえ、丸い形のを」
キース 「…そうかもしれん。だが、丸はヤバイかもしれないな」
スウェナ「あら、どの辺が駄目なのよ?」
キース 「丸い所だ!」
丸と言ったらスッポンなんだ、とイヤンな名前が。
シロエ 「そ、そういえば…。月とスッポンって言いますよね?」
ブルー 「それもあるけど、スッポン自体が丸なんだよ」
甲羅が丸いものだから…、と声をひそめてヒソヒソと。
ブルー 「丸鍋というのはスッポン鍋のことだしね」
シロエ 「だったら、丸い散華も駄目ですね…」
キース 「あそこでウッカリ撒いていたなら、喜ばれるだけだ」
一同 「「「あー…」」」
モノがスッポンタケの法要、スッポンな散華は死を招くだけ。
サム 「やっぱり、普通に花びらのヤツにするべきだったぜ」
マツカ 「勘違いのしようが無いですしね…」
シロエ 「キース先輩、痛恨のミスってヤツですね」
キース 「有難いのを選んだつもりだったんだが…」
俺の命が散りそうだ、という嘆き節。
元老寺の露と散るんですかね、アドス和尚にバレちゃって…。
2015/10/07 (Wed)
☆泥を塗った背中
仏様の背中の光背をトンデモなモノだと信じたソルジャー。
キース君が選んだ散華が光背の形、それをアヤシイ形に誤認なわけで。
キース 「親父にバレたら、俺は確実に殺される!」
サム 「璃慕恩院だと、お前の僧籍ヤバイんじゃねえの?」
シロエ 「やっぱり剥奪されるんでしょうか?」
ブルー 「場合によっては、そうなるかもねえ…」
ぼくでも助けられないかも、と銀青様までがお手上げな様子。
ブルー 「坊主たるもの、仏様を敬ってこそだから…」
シロエ 「不敬罪ですか?」
ブルー 「そんなトコだね、坊主の世界は厳しいんだよ」
スウェナ「お座敷遊びはオッケーなのに、不敬罪だとアウトなのね…」
サム 「仏様のお蔭で食べていけるのが坊主だしよ…」
その仏様の顔に泥を塗ったらおしまいだぜ、とサム君、ブルブル。
シロエ 「キース先輩は背中に泥を塗ったんですけどね…」
ブルー 「泥くらいで済めばいいけどねえ…」
肥を塗ったようなものだから、と厳しい御意見。
サム 「うんうん、鶏糞とか馬糞並みだぜ、あれは」
キース 「恐ろしいことを言わないでくれ!」
ブルー 「だけど、そのくらいの勢いだよ?」
もはや普通の肥ですらない、と生徒会長。
ブルー 「仏様の御慈悲を請うしかないねえ、前非を悔いて」
キース 「それは分かっているんだが…」
五体投地でお詫びの日々で、と懺悔モードはいいんですけど。
キース 「下手にやったら親父にバレるし、そう沢山は…」
ブルー 「だったら、此処でやって行ったら?」
キース 「そうするか…」
ブルー 「三千回はしないと駄目だよ、本気のお詫びは」
キース 「そこまでなのか!?」
ブルー 「言った筈だよ、仏様の背中に肥を塗ったと!」
全身全霊でお詫びしたまえ、と指差された床。
ブルー 「塗りたくった肥を君の身体で拭うつもりで!」
キース 「そうか、拭くのか…」
人間トイレットペーパーな五体投地か、という覚悟。
肥を拭くならそうなりますね?
2015/10/08 (Thu)
☆回って肥を拭け
仏様の背中に輝く光背、それをトンデモなモノにしてしまった副住職。
お詫びに五体投地を三千回だそうで、背中の肥を拭う気持ちが大切。
ブルー 「君の全身で肥を拭くんだよ、心をこめて!」
キース 「分かった、トイレットペーパーに徹してお詫びしよう」
シロエ 「ウォシュレットはつけなくてもいいんですか?」
スウェナ「そういう物もあったわねえ…」
つけておけば、と無責任な声が。
スウェナ「肥を拭くんでしょ、頑張りなさいよ」
キース 「俺は便座ではないんだが!」
ブルー 「心をこめてと言った筈だよ、便座だろうが便器だろうが!」
トイレ掃除も修行の一つだ、と銀青様の厳しいお声。
ブルー 「トイレの肥も拭うつもりで、お背中の肥を拭いたまえ!」
サム 「そのくらいはしねえと、仏様に申し訳ねえぜ?」
キース 「…そ、そうか…。そうかもしれないな…」
シロエ 「キース先輩の過失が原因ですからね?」
頑張って拭いて下さいよ、とギャラリーはあくまで無責任。
シロエ 「ちゃんとカウントしますから。三千回ですね?」
ブルー 「心からのお詫びをするのならね!」
キース 「…お背中をお拭きするのだな…」
俺の身体で、とハハーッと土下座。
キース 「南無阿弥陀仏…」
サム 「頑張れよな!」
シロエ 「三千回だと、時間も相当かかりそうですね?」
ブルー 「まあねえ…。でも、ノンストップがお約束だから」
飲まず食わずで三千回、とキース君に下された恐ろしいノルマ。
ブルー 「でも、ぼくたちには関係無いしね、ただの紙だし」
一同 「「「はあ?」」」
ブルー 「トイレットペーパーが勝手に回転してるだけ!」
カランカランと三千回ほど回るだけ、とバッサリと。
ブルー 「放っておいてもいいと思うよ、数えさえすれば」
シロエ 「トイレットペーパーの回転ですか…」
サム 「まだ十回も回ってねえけどな」
先は長いぜ、と同情の目が。
回り回って三千回とは、キツそうですねえ…?
2015/10/09 (Fri)
☆ズレないで回れ
仏様の背中に燦然と輝く光背、トンデモなモノだと思ったソルジャー。
原因を作ってしまったキース君、五体投地を三千回でお詫び中。
キース 「南無阿弥陀仏…」
シロエ 「今ので二十回ですね。…まだまだですよ」
スウェナ「バレエの大回転にも足りてないわよ!」
アレは三十二回転だから、と格調高い芸術の名が。
スウェナ「キースも頑張って回らなくちゃね、三千回を」
マツカ 「バレエとは全く違いますから、まだ楽でしょうか?」
シロエ 「あっちの方は、軸足がズレたら台無しですしね」
ブルー 「トイレットペーパーだって同じだよ!」
軸がズレたら外れて転がる、と生徒会長、すかさずツッコミ。
ブルー 「床に転がったトイレットペーパーは使えないしね!」
サム 「元から床だぜ、キースの場合は」
ブルー 「床じゃないから! 仏様の有難いお背中だから!」
全身で肥を拭っているのだ、と銀青様。
ブルー 「綺麗な紙でなくちゃ駄目だよ、失礼だから!」
シロエ 「それは確かにそうですね…」
ジョミー「汚れた紙で拭いたら余計に汚れるもんね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ズレないで三千回転なんだね!」
頑張ってね~! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョンと。
ぶるぅ 「んとんと、今で何回目かなあ?」
シロエ 「今ので丁度、三十二回目ってトコですね」
キース 「…南無阿弥陀仏…」
サム 「三十二回目、キメろよ、キース!」
ピシッとシャキッと、と声援が。
キース 「南無阿弥陀仏…」
ブルー 「うんうん、上手に拭けました!」
顔と身体で、と銀青様の評価。
ブルー 「先は長いから、気を抜かないで!」
??? 「えーっと…。キースは何をしてるんだい?」
一同 「「「!!?」」」
誰だ、と振り返ってみればソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「今日も何かの法要なのかな?」
キース 「見て分からんのか!」
俺の努力が、と怒鳴ってますけど。
五体投地はどうなりましたか?
2015/10/10 (Sat)
☆お盛んなんです
仏様の背中に輝く光背、それをトンデモにして肥を塗ったのが副住職。
五体投地でお詫び中ですが、其処へ来たのが元凶のソルジャー。
Aブルー「南無阿弥陀仏は分かるけど…。這いつくばってるし…」
キース 「やかましい! これはお詫びだ、三千回だ!」
今の俺はトイレットペーパーの境地なんだ、と副住職の叫び。
キース 「仏様の背中をお拭きするんだ、俺の全身全霊で!」
Aブルー「どうして背中を拭くことになるわけ?」
キース 「あんたが言い出したんだろうが!」
光背を侮辱しやがって、と怒りでブルブル。
キース 「その分のお詫びが必要なんだ! あんたもやれ!」
Aブルー「えーっと…。仏様の背中には超特大のアレがあるんだし…」
トイレなのは理解出来るけど、とソルジャー、首を傾げまして。
Aブルー「そうやって必死に拭いてるってことは、お盛んなんだね!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「溜まっているのをせっせと抜くから、紙が必要!」
迸るアレを拭きまくるんだね、と更に激しい勘違い。
Aブルー「噴き出す子種をキースが全身全霊で拭く、と!」
キース 「き、貴様…!」
なんというものを拭かせるのだ、と額に青筋。
キース 「いや、その前に、仏様は世俗とは無縁でいらっしゃる!」
Aブルー「ふうん…? だけどスッポンタケも今や立派な仏様だし!」
きっと背中に大きいアレを背負っているのだ、とニッコリと。
Aブルー「それでね、ぼくはそういうスッポンタケに会いたくて!」
一同 「「「えっ?」」」
背中にアレなスッポンタケなら仏様。お葬式も済んでいるわけで…。
シロエ 「お浄土まで行ってくるんですか?」
Aブルー「なんで、お浄土が出てくるんだい?」
シロエ 「仏様がいらっしゃる場所は、お浄土じゃないかと…」
キース 「さっさと死んで詫びて来やがれ!」
Aブルー「嫌だね、人生これからなんだから!」
ぼくが見詰めるものは現実、と言われましても。
仏様ならお浄土ですよ?
2015/10/11 (Sun)
☆現実で会いたい
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせてしまい、お詫び中の副住職。
三千回の五体投地をするべく頑張っていれば、出て来たソルジャー。
Aブルー「ぼくが会いたいのは、ちゃんと現実のスッポンタケだよ!」
キース 「山に行ってくればいいだろうが!」
もうシーズンだ、とキース君の怒り。
キース 「本物が山に生えているから、好きに拝んでこい!」
Aブルー「それが出来たら苦労はしないよ」
一同 「「「は?」」」
ソルジャーの得意は瞬間移動。山に行くなど朝飯前で。
シロエ 「あのぅ…。山なら、あそこに見えてますけど?」
サム 「うんうん、去年行かされた山はアレだったぜ」
ジョミー「山ほどあったし、今年もあると思うけど?」
Aブルー「そんなのは普通のスッポンタケだよ!」
ぼくが会いたいヤツとは違う、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「もっと有難いのに出会いたいんだよ!」
キース 「…あんた、夏の間に行き損ねたな?」
北の大地に、とキース君からツッコミが。
キース 「絶滅危惧種が出たとか言ってたアレだろうが!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と脳裏に蘇るアカダマスッポンタケとか言うモノ。
シロエ 「シーズンを逃したんですね?」
マツカ 「あっちの方だと、もうストーブの季節ですしね…」
Aブルー「違うよ、アカダマスッポンタケとは別件で!」
ブルー 「…もっとアヤシイのが出たって言うならお断りだよ!」
さっさと黙って帰ってくれ、と扉を指差す生徒会長。
ブルー 「キースのお詫びも済んでいないし、忙しいんだから!」
Aブルー「お詫びしなくても、スッポンタケは気にしないから!」
背中に特大のアレを背負って二刀流だし、とニコニコニッコリ。
Aブルー「そういう背中に相応しいヤツに会いたいわけ!」
キース 「早くお浄土に行きやがれ!」
Aブルー「ダメダメ、ぼくは現実が大好きだから!」
この世で会うんだ、と言ってますけど。
仏様はお浄土ですってば…。
2015/10/12 (Mon)
☆アテはあります
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせた罪で、五体投地なキース君。
お背中に塗った肥を拭うべく努力中なのに、ソルジャー御登場で。
Aブルー「背中に背負った特大のアレに会いたいんだよ!」
キース 「お浄土に行けと言ってるだろうが!」
サム 「参考までに、お浄土はあっちな」
夕陽が沈む方向だから、とサム君が指差す西の方向。
サム 「お彼岸のお中日には、ズバリそっちに沈んでいたしよ」
シロエ 「遠慮しないで行って下さい、止めませんから」
Aブルー「ぼくは現実を希望なんだよ!」
現世利益と言うんだっけか、と半端に仏道を齧った模様。
Aブルー「是非ともこの世でお会いしたいと! 超特大の仏様に!」
キース 「くどいようだが、仏様に会うならお浄土だ!」
Aブルー「でもねえ…。まるっきりアテが無いこともないし…」
一同 「「「はあ?」」」
どういうアテだ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「生き神でしょうか、確かそういうのがいますよね?」
マツカ 「いますね、小さな女の子のが」
スウェナ「スッポンタケとは繋がらないわよ、女の子よ?」
サム 「だよなあ、俺も違うと思うぜ」
Aブルー「女の子じゃないと思うけどねえ…?」
ぼくが言ってるアテってヤツは、とソルジャー、首を捻りまして。
Aブルー「それにさ、二人セットらしいし」
シロエ 「…二刀流ですか?」
Aブルー「スッポンタケは二刀流だけど、そっちはどうかな…」
二刀流だと背中に背負っていないと駄目で…、とブツブツと。
Aブルー「筋骨たくましいのは確かなんだけど、背中の方は…」
シロエ 「いったいどんな仏様ですか?」
Aブルー「阿吽の呼吸で頑張るのかなあ、よく知らないけど」
一同 「「「阿吽の呼吸?」」」
漫才だろうか、と深まる謎。
シロエ 「二人セットで阿吽の呼吸なんですね?」
Aブルー「そうらしいけど?」
その仏様がぼくの期待の星なんだけど、と言われましても。
誰なのかサッパリ謎ですよねえ?
2015/10/13 (Tue)
☆二人セットです
仏様の背中にトンデモなモノを背負わせてしまい、お詫び中の副住職。
其処へ来たソルジャー、背中にアレなスッポンタケに会いたいとかで。
Aブルー「二人セットで阿吽の呼吸な仏様がいれば!」
シロエ 「…奇跡でも起こると言うんですか?」
Aブルー「アテだと言ったよ、奇跡よりかは可能性が高いんだよ!」
スッポンタケに会える可能性が…、とソルジャー、強調。
Aブルー「その仏様がついているだけで、素敵に変身出来るから!」
一同 「「「変身?」」」
Aブルー「そうらしいんだよ、ぼくの希望も叶いそうで!」
超特大のスッポンタケにきっと会えるに違いない、と瞳がキラキラ。
Aブルー「だって、シメジが特大になったらしいしね!」
一同 「「「は?」」」
シメジというのはキノコだろうか、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「それって、キノコのシメジですか?」
Aブルー「もちろんだよ! 他にどういうシメジがあると?」
ブルー 「…シメジが巨大化するのかい?」
仏様のパワーとやらで…、と生徒会長も怪訝そうな顔。
ブルー 「そういう御利益の仏様かい、二人セットで?」
Aブルー「御利益の方は知らないんだけど…。でも、セットだし!」
これでも調べて来たんだから、と威張るソルジャー。
Aブルー「お寺の入口には飾ってあるのが普通らしいけど?」
一同 「「「入口?」」」
Aブルー「飾りなのかな、こう、両側に!」
キース 「ちょっと待て!」
もしかしなくても仁王様か、と待ったを掛けた副住職。
キース 「二人セットで阿吽と言ったな、仁王様なのか!?」
Aブルー「そう、その人だよ! 仁王様だよ!」
実に素晴らしい仏様で…、とソルジャー、合掌。
Aブルー「仁王シメジという凄いシメジがあるらしくって!」
一同 「「「仁王シメジ?」」」
Aブルー「そのシメジが超特大だっていう話でさ!」
シメジとも思えないサイズのシメジらしい、という話。
そんな代物があるんですかね、本当に?
2015/10/14 (Wed)
☆仁王様なんです
五体投地で仏様にお詫びを、とキース君が頑張る所へ来たソルジャー。
超特大のスッポンタケに会うのが目標、アテにするのは仁王様だとか。
Aブルー「ぼくも独自に調べてたんだよ、キノコなニュースを!」
ブルー 「そんなの、調べなくてもいいから!」
Aブルー「ダメダメ、ホットなニュースはチェックしなくちゃ!」
アカダマスッポンタケの例もあるし、とソルジャー、指をチッチッと。
Aブルー「ああいう有難いモノもあるから、要チェック!」
ブルー 「キノコのニュースを?」
Aブルー「スッポンタケに出会ってからはね!」
御利益のためには努力も必須、とキノコに燃えている様子。
Aブルー「お蔭で巨大シメジのニュースを発見!」
ブルー 「…それで?」
Aブルー「見付けた人の話だとねえ、こんなサイズで!」
これで一株、と両手で抱えるほどのサイズを作ったソルジャー。
Aブルー「普通のシメジより遥かに巨大で!」
シロエ 「でしょうね、それはシメジのサイズじゃないですよ」
Aブルー「畑に勝手に生えたらしくて、見付けた人もビックリで!」
ブルー 「…そうなるだろうね、そのサイズじゃね…」
ニュースになるのも当然だろう、と生徒会長、フウと溜息。
ブルー 「そのシメジが仁王シメジだと?」
Aブルー「そう書いてあったよ、現在、分布を拡大中で!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「何処に上陸したんだっけか、順調に北上してるんだよ!」
元々は別の国から来たらしい、という話。
Aブルー「この国の気候がマッチしたのか、頑張ってるって!」
キース 「それは外来種と言わないか!?」
Aブルー「何処の原産でもかまわないんだよ、大きければ!」
仁王様の名前でシメジも巨大化、とソルジャーの理論が超展開。
Aブルー「きっとスッポンタケだって!」
ブルー 「も、もしかして、君がアテにしてるのは…」
Aブルー「仁王様だよ!」
そういう名前のスッポンタケ! と言われましても。
あるんですか、それ?
2015/10/15 (Thu)
☆破産の前に闇金
スッポンタケの後付けお葬式をやった副住職、破産が迫っている模様。
破産した時はスッポンタケ破産で、闇金が無理やり貸し付けを。
スウェナ「キース、貸してあげるお金、このくらいでいいかしら?」
キース 「俺は借りんぞ、絶対に!」
スウェナ「遠慮しないで、シロエが証文を作ってくれるから」
あなたはそれにサインとハンコ、と闇金の誘い。
スウェナ「嫌だと言ってもサインするのよ、ついでにハンコも」
キース 「どうしてそういうことになるんだ!」
スウェナ「破産の危機を回避するには、コレしかないでしょ?」
サム 「借りた方がいいぜ、今月、何かと物入りじゃねえの?」
想定外の出費もありそうだぜ、とお寺の世界の事情通。
サム 「来月はお十夜もあるんだからよ、それに向かって」
マツカ 「キースの副住職デビューがお十夜でしたね」
シロエ 「そうです、そうです! マツカ先輩の言う通りです!」
ジョミー「だったら、そこで副住職デビューな人がいるかもね?」
キース 「ま、待ってくれ…!」
真面目にヤバイ、と顔面蒼白。
キース 「忘れていた…。俺の同期がお十夜デビューだ…!」
サム 「そのための金はあるのかよ?」
キース 「勘定に入れていなかった…。来月だから…」
だが、お供えの準備はその前だった、と愕然としている副住職。
キース 「お彼岸は何かと忙しくなるから、それよりも前に…」
シロエ 「それの費用はどのくらいですか?」
キース 「…ファミレスなら十人コースはガチだ…」
サム 「破産じゃねえかよ、間違いなく!」
キース 「そ、そうらしい…」
もうこれ以上は借りられない、とイライザさんの援助も絶望的。
スウェナ「早めに借りた方がいいわよ、私も儲かることになるもの」
ジョミー「やったね、スウェナの奢りで決定!」
シロエ 「証文の改ざんは任せて下さい!」
キース 「た、頼む、ゼロは一つで…!」
二つも増やさないでくれ、と哀願モード。
闇金コース確定ですか?
2015/09/16 (Wed)
☆改ざんして闇金
スッポンタケの後付けお葬式で大赤字になり、破産の危機なキース君。
どうやら破産は確実らしくて、頼れる相手は闇金だけで。
スウェナ「悪いわねえ…。ゼロを二つは増やしたいのよ」
シロエ 「暴利を貪るのは基本ですしね、闇金の」
ジョミー「シロエ、頼りにしてるから!」
サム 「三つ増やしてもいいんじゃねえの? ゼロの数をよ」
坊主の世界は儲かる時には丸儲けだから、と余計な入れ知恵。
サム 「ドカンと踏んだくるのも夢じゃねえと思うぜ、坊主相手は」
キース 「元老寺は俺の寺じゃないんだ、親父のだ!」
スウェナ「あら、そうなの? それならゼロは二つでいいわよ」
シロエ 「スウェナ先輩、甘い顔しちゃいけません!」
闇金たるもの、甘く誘ってガッツリ毟ってなんぼです、と強力な押し。
シロエ 「人の弱みに付け込むのも商売のコツですよ!」
キース 「お前ら、俺をどうするつもりだ!」
ジョミー「奢って貰うアテが外れたから、別口の方で奢って欲しい!」
スッポンタケのお葬式にも出たんだから、とキッツイ一言。
ジョミー「あそこまで付き合って奢りも無しって、あんまりだから!」
キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
そもそも御布施が足りなかったから、と呻く副住職ですけれど。
サム 「それも坊主のスキルってヤツだぜ、お気持ちでもよ」
ブルー 「貫禄さえあれば、同じ台詞でこれくらいはねえ…」
ぼくの場合はこんな感じで、と銀青様の指が十本。
ブルー 「ちなみに、指一本の重みが相場の十倍だから!」
一同 「「「うわー…」」」
同じ坊主でこうも違うか、とビックリ仰天の御一同様。
シロエ 「会長がアレなら、キース先輩のは自己責任ですね」
マツカ 「過失は間違いないですね」
スウェナ「それで、いつから貸せばいいかしら?」
キース 「待て、まだ臨時収入があるかもしれん…!」
サム 「絶望的だろ?」
あるわけねえよ、とサム君、一蹴。
いよいよ闇金の出番ですかね、ゼロ多めで?
2015/09/17 (Thu)
☆臨時収入に期待
スッポンタケの後付けお葬式でアテが外れて、破産の危機なキース君。
闇金のお世話になるしか道は無さそうですけど、無駄なあがきを。
キース 「頼む、ギリギリまで待ってくれ! せめてお彼岸まで!」
サム 「お彼岸よりも前に物入りだって言ったぜ、さっき自分で」
シロエ 「ぼくの記憶が確かだったら、その筈ですよ」
同期の人のお十夜デビューを忘れていたじゃないですか、と。
シロエ 「お祝いのお供え、お彼岸までに準備ですよね?」
ブルー 「お供えは早めが基本だからねえ、坊主の世界は」
サム 「うんうん、あちらさんの都合もあるからよ…」
お供えがどのくらい来るか、それで変わるという法要の格。
サム 「沢山来るなら、法要も盛大なヤツになってくるしよ」
シロエ 「それじゃ、ホントに早めに準備が必要ですね」
マツカ 「キース、急いで送らないと駄目じゃないですか」
キース 「そ、そうだが…。そうなんだが…!」
お彼岸デビューな人の分だけで財布が空に、とオタオタと。
キース 「頼みの綱は臨時収入で、俺はギリギリまで待ちたいと…!」
サム 「今月は少ない月じゃないかよ、元々」
キース 「しかし、奇跡が起きるかもしれん…!」
??? 「それは大いにあると思うよ」
奇跡は起きる、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「臨時収入が欲しいんだってね? 破産の危機で」
キース 「誰のせいだと思っているんだ!」
俺の赤字の原因は何だ、と掴みかからんばかりの副住職。
キース 「思い切り馬鹿にしやがって!」
Aブルー「御布施のことなら、君が自分で言ったんじゃないか」
お気持ちで、と言うから包んだだけ、と平然と。
Aブルー「だけど、足りなかったらしいしねえ…」
キース 「当たり前だろうが!」
Aブルー「だからさ、奇跡を起こしてあげるよ、臨時収入!」
キース 「今度はどういう葬式だ!」
何度やったら気が済むんだ、とブチ切れてますが。
またお葬式の出番ですか?
2015/09/18 (Fri)
☆ご注文に応じて
スッポンタケの後付けお葬式のせいで、破産の危機な副住職。
臨時収入も無さそうとあって、残るは闇金という所へソルジャー登場。
Aブルー「どういうお葬式って…。また頼んでもいいのかい?」
キース 「金がキッチリ入るんならな!」
見合った額の御布施をくれるなら葬式くらい、と凄い台詞が。
キース 「家族葬だろうが、音楽葬だろうが、なんでもするが!」
サム 「今の時期だと生前葬じゃねえのかよ? スッポンタケだし」
シロエ 「そうですねえ…。秋はシーズンですからね」
これから生えてくるんだったら生前葬でしょう、という解釈。
シロエ 「音楽葬も賑やかだろうと思いますけど、歌うんですか?」
キース 「臨時収入のためなら俺は歌うぞ!」
ラブバラードだろうが、『かみほー♪』だろうが、と流石な覚悟。
キース 「破産と闇金から逃れるためなら、歌ってみせる!」
Aブルー「なるほどねえ…。音楽葬も魅力的だけど…」
キース 「なんでも注文に応じるぞ!」
このくらいの御布施が貰えるのなら、と指が十本。
キース 「一本がファミレス百人コースだと心強いが…!」
サム 「おい、ボリすぎだぜ、いくらなんでも…!」
ブルー 「ぼくがやるには安すぎるけどね」
それにしたって高すぎるだろう、と銀青様の仰せですけど。
Aブルー「それでいいけど?」
キース 「本当か!?」
どんな葬式を希望なんだ、と副住職の揉み手。
キース 「ファミレス千人コース分だぞ、忘れるなよ?」
Aブルー「それはもちろん! でも、お葬式はまたの機会で」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「そっちはいつでも出来るからねえ、お彼岸の方を」
お中日の法要をよろしく頼む、とニッコリと。
Aブルー「会場は此処でいいから、盛大に!」
キース 「待て、今年もお中日の法要を抜けろと言うのか!」
Aブルー「御布施は払うと言った筈だよ」
注文に応じると言ったよねえ、と揚げ足をヒョイと。
お中日の法要、抜けられますか…?
2015/09/19 (Sat)
☆お中日しか駄目
破産の危機だったキース君の前に、颯爽と現れた救いの神。
ファミレス千人コースな御布施を支払うソルジャー、ただし希望は…。
Aブルー「スッポンタケのためにも、お彼岸の法要は必要なんだよ!」
キース 「お中日以外では駄目なのか?」
今年は豪華に四連休だ、と指差す壁のカレンダー。
キース 「彼岸の入りが20日なんだし、お中日でなくても…」
Aブルー「ダメダメ、お中日が一番大切な日なんだろう?」
サム 「へえ…。ちゃんと勉強してきたのかよ?」
Aブルー「そうじゃないけど、去年、キースが抜け出してたから…」
堂々とお寺を出られないなら重要な日だ、という推理。
Aブルー「今年も去年と同じで頼むよ、お中日で!」
キース 「お中日は真面目に大切なんだが!」
サム 「そうだぜ、太陽が真西に沈む日だからよ…」
ブルー 「お浄土に一番近い日なんだと言われているねえ、昔から」
春でも秋でもお彼岸のクライマックスはお中日だ、と銀青様。
ブルー 「何処のお寺でも法要だよ、うん」
キース 「元老寺もそうだ、スッポンタケのは別の日で頼む!」
Aブルー「それじゃ値切ってかまわないかな?」
お中日でないなら、これしか出せない、と指が一本。
Aブルー「ファミレス十人分ってトコだよ、値打ちが無いから」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「お中日にやってくれるなら、千人コースでいいんだけどね」
そんなわけだから御自由にどうぞ、と手をヒラヒラ。
Aブルー「君の好きな日にしてくれていいよ、法要は」
キース 「そ、その値段だと、俺は破産なコースなんだが…!」
Aブルー「お中日以外なら、これしか出さない!」
ぼくは違いの分かる男、と威張るソルジャー。
Aブルー「お中日に法要が出来るからこそ、御布施もドカンと!」
キース 「し、仕方ない…。お中日でいい!」
Aブルー「ありがとう! それじゃよろしく!」
お中日には法要だ、とウキウキ姿を消しましたけど。
副住職の運命や如何に…?
2015/09/20 (Sun)
☆破産よりはマシ
破産なコースを一直線だった副住職の前に、救いの神なソルジャーが。
お彼岸のお中日の法要を注文、受けるしかなかったキース君で…。
シロエ 「キース先輩、大丈夫なんですか、受けちゃって…?」
キース 「どんな葬式でもやるとは言ったが、こういうオチか…」
サム 「また、お中日に抜け出すのかよ?」
キース 「背に腹は代えられないからな!」
引き受けない限り俺は破産だ、とキッパリと。
キース 「抜け出す言い訳はもう決まった!」
シロエ 「どうする気です?」
キース 「お中日の法要は此処でやるんだと言うだけだ!」
一同 「「「は?」」」
キース 「銀青様の家でやるなら、元老寺よりも有難いだろうが!」
伝説の高僧が導師を務めて下さるんだから、と自信満々。
キース 「俺はその下で勉強するんだ、これで対策は万全だ!」
Aブルー「ありがとう! 君の覚悟は見届けさせて貰ったよ!」
これは手付けで、と降って湧いたソルジャーが手渡す御布施。
Aブルー「君も何かと物入りだろうし、前金で指が一本分ほど」
キース 「なるほどな…。よし、いい法要にしてやろう!」
一本分がこれだけならな、と大満足の副住職。
キース 「今回は間違いなく貰えるようだし、やり甲斐がある」
Aブルー「期待してるよ、スッポンタケも喜ぶだろうし!」
キース 「俺も大いに有難い。スッポンタケと、あんたに感謝だ」
Aブルー「そう言って貰えると嬉しいよ! じゃあ、お中日に!」
またね、と姿が消えましたけれど。
シロエ 「えーっと…。感謝してどうするんですか?」
サム 「破産の元凶、あいつなんだぜ?」
キース 「だが、お前たちよりも役に立つんだ!」
闇金とはまるで違うからな、と正しい指摘。
キース 「こうして貰える物も貰った、後はやるだけだ!」
ブルー 「いいけどね…。ぼくを言い訳に使うわけだね」
キース 「当然だ!」
使えるものは誰でも使う、と副住職の開き直り。
お中日の法要、どうなるでしょう?
2015/09/21 (Mon)
☆無理やり総動員
たとえ破産の元凶だろうが、御布施を貰えればいいらしいのが副住職。
アッと言う間にお彼岸になって、いよいよ今日はお中日で。
ジョミー「なんで、ぼくたちまで出なきゃ駄目なわけ?」
キース 「やかましい! いい法要にすると言った以上は総動員だ!」
でないと法要の格が下がる、とキース君。
キース 「参列した人の数というのも重要なんだ!」
シロエ 「そうでしょうけど、特に言われていませんよ?」
例の人から出てくれという話は無かったです、とブツブツと。
シロエ 「出て欲しいんなら、言いそうですけど」
Aブルー「分かってないねえ、君たちは!」
ぼくはキースを買っているんだ、とソルジャー登場。
Aブルー「いい法要をしてくれるんだし、わざわざ頼まなくてもね!」
シロエ 「キース先輩が招集すると踏んだんですか!?」
Aブルー「もちろんだよ! 招集しないようなら、ぼくが招集!」
それこそギリギリな今朝であっても…、とニヤニヤニヤ。
Aブルー「キースは期待に応えてくれたし、ぼくからも!」
??? 「こんにちは、お邪魔致します」
本日はどうも、とキャプテン(会話表記はA船長)が。
A船長 「スッポンタケの法要だそうで、私も参加しませんと…」
キース 「よし、面子はこれで揃ったな。俺は着替えだ」
Aブルー「えーっと…。祭壇とかはどうなるんだい?」
お供え物も用意したんだけれど、と準備の方は抜かりなく。
Aブルー「お膳はぶるぅに頼んであるし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳、いつでも出せるよ!」
キース 「なるほどな…。あんたの用意もバッチリなのか」
この前にズラリと並べておけ、と白木の位牌を荷物の中から。
キース 「位牌もいいのを作ってもいいが、日頃のお世話が…」
Aブルー「お世話って?」
キース 「仏壇を作って、毎日、お茶と御飯をお供えするんだ」
Aブルー「そ、それは…」
無理じゃないかな、とソルジャー、腰が引けております。
片付けられない人ですしね?
2015/09/22 (Tue)
☆立派なのは無理
いよいよお中日、スッポンタケのためにと総動員されてしまった面々。
キース君が用意したのは白木の位牌で、いい位牌にするならお仏壇。
キース 「毎日掃除とまでは言わんが、花は枯れないように注意で…」
Aブルー「花までお供えするのかい?」
キース 「仏壇用のが売られているから、面倒だったらそれにしろ」
Aブルー「お茶と御飯と、それから花と…」
キース 「線香と蝋燭も毎日だからな、仏壇は!」
月参りくらいは元老寺からやってやろう、とニンマリと。
キース 「あんたの世界に行くのもアレだし、御布施だけでな」
Aブルー「それは助かるけど、お仏壇の世話はぼくなんだよね?」
A船長 「私は忙しいですからね…」
キャプテン稼業で手一杯です、と逃げた片割れ。
A船長 「毎日というのは私は無理です、スッポンタケに失礼です!」
Aブルー「うーん…。立派な位牌って、どういうのだい?」
キース 「燦然と金色に輝くものだが?」
Aブルー「欲しいんだけど…。こんなのより、ずっといいんだけど!」
キース 「当然だろうが、白木の位牌は仮のだからな」
普通は四十九日までには立派な位牌を作るものだ、と副住職。
キース 「しかし、仏壇が無いとなったら色々と…」
Aブルー「駄目なのかい?」
キース 「あんたの場合は、面倒で預けて来そうなんだ!」
Aブルー「預かりサービスなんかもあるわけ?」
キース 「思い切り例外扱いだがな!」
事情があったら寺で預かることもある、という説明。
キース 「だが、スッポンタケの位牌は預かれん!」
Aブルー「どういう理由で?」
キース 「戒名が立派すぎるんだ! 親父にバレたら俺は終わりだ!」
院殿号を出したとバレたらブチ殺される、とブルブルと。
キース 「だから白木で我慢してくれ、世話する自信が無いのなら!」
Aブルー「分かったよ…。立派な位牌は諦める」
キース 「是非そうしてくれ!」
着替えてくる、と出て行きましたが。
いったいどんな法要に…?
2015/09/23 (Wed)
☆金色のがいいな
お彼岸のお中日はスッポンタケの法要、キース君は着替えの真っ最中。
その間にとお供え物を並べるソルジャー、白木の位牌をチラチラと。
Aブルー「…お仏壇さえあれば、スッポンタケも出世するのに…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「位牌だってば、これが金色になるんだろう?」
白木よりかは金の方が、と未練たらたら。
Aブルー「だって金だよ、金色なんだよ!」
シロエ 「儲かりそうな色ではありますけどね…」
スウェナ「風水とかだと、そんな感じよね」
マツカ 「キースは破産の危機でしたけどね、スッポンタケのせいで」
ジョミー「スッポンタケって言うより、他の誰かのせいなんじゃ…」
特に誰とは言わないけれど、とソルジャーをチラ見。
ジョミー「御布施をきちんと貰えていたらさ、ボロ儲けだよ?」
シロエ 「坊主丸儲けっていうヤツでしたね、駄目でしたけど」
Aブルー「ぼくは言われた通りにしたから! お気持ちで!」
注文通りに支払っただけ、と罪の意識の欠片も無い人。
Aブルー「それから、金色にこだわる理由は風水じゃないし!」
サム 「儲け話とか、そんなのかよ?」
Aブルー「お金に不自由はしてないよ!」
ノルディがたっぷりくれるからね、とエロドクターの名が。
Aブルー「ぼくのこだわりは金そのもの! スッポンタケに金!」
シロエ 「…猫に小判の一種ですか?」
マツカ 「豚に真珠かもしれませんよ?」
Aブルー「違うから! スッポンタケには金が相応しいんだよ!」
燦然と輝く金がお似合い、とウットリと。
Aブルー「なんと言ってもあの姿だしね、金が最高!」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「恥じらいのないお姿だってば!」
学名は恥じらいのない男根で…、とニコニコニコ。
Aブルー「アソコは金だと決まっているしね!」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「でも、金色にしたいんだよ!」
そういう色の位牌があるなら金がいい、とゴネてますけど。
お仏壇が無いと無理ですよ?
2015/09/24 (Thu)
☆金色のが欲しい
ソルジャーが言うにはスッポンタケに金、燦然と輝く金色がお似合い。
その色の位牌が欲しいようですけど、お仏壇が無いと無理な話で。
Aブルー「金色の位牌、作って貰えないかな…」
シロエ 「お仏壇の世話が出来なきゃ駄目なんですけど?」
Aブルー「そこなんだよねえ、誰か代わりにしてくれないかな?」
アルバイト感覚でお仏壇の世話、とカッ飛んだ台詞。
Aブルー「毎日お茶と御飯を供えて、花が枯れないようにするだけ!」
ジョミー「それって、お仏壇を家に置くっていうことだよね?」
Aブルー「もちろんだよ! 置いてくれるなら御礼はたっぷり!」
毎月このくらいでどうだろうか、と指が一本。
Aブルー「ファミレス百人コースってトコで、家にお仏壇!」
サム 「マジかよ、それだけ貰えるのかよ?」
シロエ 「引き受けるんですか、サム先輩?」
サム 「ボロい話だけど、俺の部屋だとちょっと無理だぜ」
ついに坊主の学校に行くんだと勘違いされる、と残念そう。
サム 「俺が坊主を目指してるのは、家でも話してあるからよ…」
シロエ 「…ぼくの部屋なら置けるんですが…」
Aブルー「本当かい!?」
シロエ 「その代わり、ちょっとうるさいかもです」
一同 「「「うるさい?」」」
シロエ 「作業部屋ですよ、機械いじりをしてる部屋です」
あそこだったらスペースが、とシロエ君は乗り気。
シロエ 「広いですしね、お仏壇くらいは余裕で置けます」
Aブルー「うるさい部屋は良くないね!」
スッポンタケが漲らないから、と作業部屋は却下。
Aブルー「他に誰か、置いてくれる人は?」
一同 「「「………」」」
自分の部屋には置きたくないのがお仏壇。
Aブルー「いいけどね…。気が変わったらいつでも言ってよ」
キース 「待たせたな。祭壇の用意も出来たのか」
Aブルー「金色の位牌じゃないけどね…」
キース 「位牌があれば充分だ!」
贅沢を言うな、と萌黄の衣の副住職。
立派な袈裟が高そうですねえ?
2015/09/25 (Fri)
☆木魚はバイです
いよいよスッポンタケのお彼岸の法要、キース君の準備も整った模様。
萌黄色の法衣に立派な袈裟で、もう見るからに高そうで。
ブルー 「えらく奮発したんだねえ…。その袈裟」
キース 「いい法要にすると言った以上は、真面目にやらんと…」
破格の御布施を貰うんだし、と祭壇などを点検中。
キース 「…またドラマーで行けというのか、この鳴り物は?」
Aブルー「あのお葬式は派手だったからね、これが一番!」
A船長 「私も印象に残っております、バチ捌きが」
キース 「…木魚はバチではないんだが…。バイなんだが…」
Aブルー「バイだって!?」
木魚はそんなに凄かったのか、とソルジャー、ポカンと。
Aブルー「バイもいいけど、何処で見分ければいいんだい?」
キース 「鐘が右側で、木魚が左が普通なんだが!」
Aブルー「なるほど…。それがノーマルな木魚の場所、と」
一同 「「「ノーマル?」」」
Aブルー「でもって、こうして右に置いたらゲイなんだね!」
そう言えば右ピアスはゲイのアピールだっけか、とニコニコと。
Aブルー「深いんだねえ、木魚の世界も…。バイだなんてね!」
A船長 「置き場所でノーマルにも、ゲイにもなるならバイですね」
キース 「何の話だ!」
Aブルー「木魚だってば、バイなんだろう?」
こうしてゲイの場所に置くからバイな木魚、と撫で撫で撫で。
Aブルー「お葬式でもお世話になったし、今日もよろしく!」
キース 「そうじゃない! バイというのは、この棒だ!」
木魚を叩く棒がバイだ、と副住職が引っ掴んだ棒。
キース 「第一、木魚に性別は無い!」
Aブルー「なんだ、残念…。でもまあ、棒がバイでもいいかな」
A船長 「棒は大切ですからねえ…」
Aブルー「棒が無くっちゃ始まらないしね、セックスは!」
キース 「貴様ら、俺を馬鹿にしてるのか!」
Aブルー「ううん、ちっとも!」
バイな棒とは頼もしいから、と満面の笑顔。
それって、普通の棒のことではなさそうですね…?
2015/09/26 (Sat)
☆バイな棒でよろしく
スッポンタケのお彼岸の法要、またも入れ替えられた鳴り物の置き場。
ドラマー風な叩き方を希望のソルジャー、木魚のバイに反応中で。
Aブルー「知らなかったよねえ、あの棒がバイだったなんて!」
A船長 「本当に世間は広いのですねえ…」
キース 「やかましい! これは本当にバイなんだ!」
そういう名前だ、と額に青筋。
キース 「何処の寺でも名前はバイだし、何処の家でも!」
シロエ 「あのぅ…。ぼくの家に木魚は無いですよ?」
ジョミー「ウチにも無いよ?」
スウェナ「ウチにも無いわねえ…」
お仏壇が無い家には無いのが普通、とスウェナちゃん。
スウェナ「ずっとバチだと思っていたわよ、その棒だって」
シロエ 「ぼくもです。木魚があっても知らない人も多そうですよ」
サム 「素人さんには無理だぜ、キース」
キース 「…そうなのか? 俺にとっては常識だったが」
シロエ 「坊主の常識は世間の非常識とか言いませんか?」
住んでる世界が違いすぎます、と鋭い指摘。
シロエ 「専門用語を口にされても分かりませんよ!」
Aブルー「ぼくには充分、伝わったけどね? 有難さが!」
バイな棒で叩いて貰えるなんて、とソルジャー、感激。
Aブルー「奥の奥まで突っ込んで欲しいね、木魚のね!」
A船長 「きっと木魚も漲りますよ!」
キース 「あんたら、何を考えてるんだ!」
罰当たりな、と叫ぶだけ無駄というもので。
Aブルー「そんなことより、法要をよろしく!」
A船長 「バイな棒でよろしくお願いします!」
私もブルーもゲイなのですが…、とキャプテン、頬を染めまして。
A船長 「バイな棒なら、きっと励むと思いますので」
Aブルー「励むんだろうねえ、性別を問わずにガンガンと!」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「嫌だよ、これから法要だから! バイな棒で!」
キース 「いいから、黙って着席してくれ!」
もう法要を始めるからな、とブチ切れそうな副住職。
見切り発車で大丈夫ですか…?
2015/09/27 (Sun)
☆バイ捌きが楽しみ
いよいよスッポンタケのお彼岸の法要、キース君の開始宣言ですけど。
法要を頼んだソルジャーの方は、木魚のバイがお気に入り。
Aブルー「いいねえ、あの棒があればスッポンタケも!」
A船長 「大いにパワーアップでしょうねえ、バイですからね」
キース 「………」
もう知らん、とばかりにハハーッと土下座な副住職。
Aブルー「あっ、始まったみたいだよ!」
A船長 「バイの出番はいつ頃でしょうね、楽しみです」
キース 「願我~身浄~如~香炉~…。願我~心如~…」
朗々と始まった読経、されど木魚の出番はまだ無し。
Aブルー「なんか、さっきから鐘ばっかりだよ」
A船長 「ドラマーなバチ捌き…。いえ、バイ捌きも見られませんね」
Aブルー「バイ捌き! その言い方は素晴らしいよ!」
もう本当にスッポンタケも木魚も漲りそうだ、と期待な様子。
Aブルー「早く木魚が始まらないかな…」
A船長 「私の棒にもビンビン響くと嬉しいのですが…」
一同 (((ビンビンって…)))
やっぱりただの棒ではなかった、と一同、ガクブル。
シロエ 「キース先輩、大丈夫でしょうか?」
Aブルー「平気、平気! キースは駄目でも、バイな棒があれば!」
A船長 「いい法要になると思いますよ、パワーアップの」
スッポンタケのパワーでもうビンビンのガンガンです、と笑顔。
A船長 「とにかく絶倫なパワーを頂ければいいわけで…」
Aブルー「そうだよね! あれっ?」
何だろう、と首を傾げたソルジャー、副住職に注目中。
Aブルー「袖に手なんか入れちゃって…。バイな棒は?」
A船長 「もしや、使わないつもりでしょうか?」
Aブルー「それは困るよ、派手な法要でパワーアップで!」
木魚は是非ともドラマー風に、と言った所で。
キース 「奉請~…十方~…如~来~…」
一同 (((???)))
キース 「入道~…場~…」
左の袖に突っ込んだ右手がゴソゴソと。
何か仕掛けの登場でしょうか、袖の中から…?
2015/09/28 (Mon)
☆散華で大感激
スッポンタケのお彼岸の法要、ソルジャーが期待する木魚のバイ捌き。
けれど副住職、バイを持つ代わりに袖をゴソゴソしておりまして。
キース 「散~…華~…楽~…」
一同 「「「わわっ!?」」」
スイッと上がったキース君の右手、色とりどりの紙がブワッと。
Aブルー「な、なんだい、これは!?」
A船長 「紙吹雪ですか?」
ブルー 「散華だよ、花びらの代わりに紙なんだってば」
Aブルー「…花びら?」
ブルー 「そういう形に作ってあるだろ、本物みたいに」
綺麗な絵が描いてあったりもする、と一枚拾った生徒会長。
ブルー 「ほらね、これだと極楽の鳥で」
シロエ 「こっちのは楽器になっていますね」
キース 「入~道~場~…、散~…華~…楽~…」
またまたブワッと撒かれた花びら、いやいや散華。
Aブルー「素晴らしいよ! なんて素敵な形なんだろう…!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ごらんよ、ハーレイ! 凄く意味深な形じゃないか!」
A船長 「本当ですね、似ていないこともないですねえ…」
スッポンタケとかアソコの形に、とキャプテン、しみじみ。
A船長 「いい法要にして下さるというのは、この意味でしたか!」
Aブルー「こんな形の紙を沢山撒いて貰えるなんて…」
スッポンタケも大感激に違いない、と感無量。
Aブルー「ぼくもキースを見直したよ! もう最高の法要だよ!」
A船長 「おや、また撒いて下さるのではないですか?」
キース 「散~…華~…楽~…」
ブワッと舞い散る色とりどりの散華、ソルジャー、歓声。
Aブルー「凄い、凄いよ! まさにスッポンタケのための法要!」
A船長 「感動的な光景ですねえ、あんな形の色とりどりの紙が…」
ブルー 「勘違いだから!」
散華はこれがスタンダードだ、と銀青様の叫び。
ブルー 「仏様の光背の形ってヤツで!」
Aブルー「そうなのかい?」
仏様も実に大胆だねえ、と言われましても。
アヤシイ形に見えている方が問題ですよ?
2015/09/29 (Tue)
☆法要でカオス
スッポンタケのお彼岸の法要、副住職が撒いている色とりどりの散華。
それがアヤシイ形に見えるソルジャー、大感激でございまして。
Aブルー「仏様はコレを背負ってるんだね、知らなかったよ!」
A船長 「背負うほどなら、もう素晴らしく大きいのでしょうねえ…」
Aブルー「あっ、そうか! 背中に回せるサイズだもんね!」
なんと有難い話だろうか、と見惚れる散華。
Aブルー「えーっと…。これ以上は撒いてくれないのかな?」
ブルー 「それ用のお経は終わったから!」
A船長 「では、そろそろ木魚の出番でしょうか?」
Aブルー「そうみたいだよ、バイを持ったし…。待ってましたあ!」
木魚と鐘とでドラマーな演出、と上がる歓声、副住職のバイ捌き。
Aブルー「実に素晴らしい法要だよ! 仏様のことも分かったし!」
A船長 「是非とも、あやかりたいですねえ…。仏様にも」
Aブルー「スッポンタケも仏様の仲間入りをしているからね!」
背中に回せるサイズのアレを背負っているのだ、とウットリと。
Aブルー「スッポンタケだけでも有難いのに、背中にまで!」
A船長 「まさしく両刀使いですねえ、二本も装備ですからね!」
一同 (((何も聞こえない、何も聞こえない…)))
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
無我の境地で鐘と木魚で、法要を続けた副住職。
キース 「南無阿弥陀仏~…、と…。皆さん、よくお勤めでした」
Aブルー「ありがとう、キース! 最高だったよ!」
約束の御布施、とソルジャーが差し出す分厚い熨斗袋。
キース 「…感謝する。しかし、あんたは色々と派手に勘違いを…」
Aブルー「とんでもないよ! 凄く勉強になったから!」
A船長 「私もです。今日から早速、漲りそうです」
Aブルー「仏様になったスッポンタケのパワーで、ビンビンだよね!」
キース 「だから違うと…!」
言っているのに、と怒鳴るだけ無駄、なんともカオスになった法要。
副住職には気の毒ですけど、中継終了~。
2015/09/30 (Wed)
☆九月はまだ残暑
カレンダーは九月になりましたけれど、暑さ寒さも彼岸まで。
夏休みが終わってしまったに過ぎず、まだまだ残暑というシーズンで。
ジョミー「今日も暑いよね、明後日はまた学校かあ…」
ブルー 「嫌ならサボるって手もあるけれど?」
君たちは特別生なんだから、と生徒会長。
ブルー 「毎日サボって、ぼくの家でゴロゴロ出来るんだけどね?」
シロエ 「それはそうなんですけれど…」
キース 「ずっと真面目に出席したしな、今更それは…」
スウェナ「暑いからって、サボるのもどうかと思うわよね?」
ブルー 「つくづく損な性分だねえ…」
特別生には出席義務も無いというのに、とフウと溜息。
ブルー 「でもまあ、君たちがそれでいいなら、真面目にやれば?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 学校のある日は、おやつ、作るよ!」
ジョミー「正直、それが目当てかも…」
サム 「俺たちの場合はそうだよなあ…」
キースたちと違って部活も無いし、とサム君も。
サム 「放課後にぶるぅの菓子が食えるのは大きいしよ」
ジョミー「だよねえ、サボッても食べられるんだろうけど…」
スウェナ「授業に出た分、御褒美感覚になるのよね」
働かざる者、食うべからずよ、という話。
キース 「そうだな、働いているのは俺だけだしな」
シロエ 「キース先輩、副住職と二足の草鞋ですからねえ…」
サム 「うんうん、月参りで遅刻も普通にあるしよ」
マツカ 「そういえば…。御布施は貰ったんですか?」
一同 「「「御布施?」」」
何の話だ、と皆の視線がマツカ君に。
マツカ 「お葬式ですよ、先月の」
一同 「「「あー…」」」
スッポンタケか、と蘇る先月の記憶。
マツカ 「あれだけ盛大にやったからには、かなりの御布施が…」
シロエ 「そうでした! キース先輩、どうだったんです?」
キース 「お気持ちで、とは言ったんだが…」
ジョミー「凄かったとか?」
沢山貰ったんなら奢って欲しい、と注文が。
誰だってそう思いますよね?
2015/09/01 (Tue)
☆下世話ですけど
九月に入って新学期スタート、初の週末は生徒会長の家でダラダラ。
そこでキース君への質問、御布施は沢山貰ったのかと下世話ですけど。
ジョミー「キースが個人的にやってたんだから、お小遣いだよね?」
サム 「だよなあ、アドス和尚は知らねえんだしよ」
シロエ 「元老寺に納める必要なんかは無いですよね、御布施」
マツカ 「お役所も把握してないですから、キースが貰える筈ですよ」
何処にも申告しないんですから、とマツカ君。
マツカ 「キース、気を付けて下さいよ? 税務署には」
シロエ 「ぼくたちが何処かで喋らない限りは、バレませんってば」
ジョミー「言えてるね! だったら、口止め料ってことで…」
何か奢って、とジョミー君が抜け目なく。
ジョミー「ファミレスもいいけど、沢山貰ったんなら高いお店とか!」
サム 「悪くねえよな、いつもはブルーの奢りだけどよ」
たまにはキースもいいじゃねえか、とサム君も支持。
サム 「葬式は俺たちも参加したんだし、パアーッと豪華に!」
スウェナ「いいわね、お葬式でも色々御馳走して貰っただけど…」
シロエ 「和洋中と揃ってはいたんですけど、テーブルがアレじゃ…」
お葬式用の祭壇を使ってビュッフェというのは、と零れる溜息。
シロエ 「スッポンタケの遺影も位牌もありましたからね」
ブルー 「おまけに献杯だったしねえ…。乾杯じゃなくて」
お祝いモードで突っ走るんなら乾杯でいいのに、と苦い顔。
ブルー 「細かいトコだけ、決まり通りにお葬式でさ…」
サム 「基本を押さえていたってことはよ、御布施だってよ…」
シロエ 「大いに期待出来そうですよね?」
それで沢山貰えたんですか、と下世話な質問、再び。
シロエ 「ぼくは相場は知りませんけど、破格だったとか?」
キース 「確かに破格な金額ではあった」
ジョミー「やったね、今日はキースの奢りで決まりだよ!」
何処へ行こうか、と躍り上がったジョミー君。
打ち上げですかね、お葬式の?
2015/09/02 (Wed)
☆御布施の行方は
八月の末にキース君がやらされた、スッポンタケの後付けお葬式。
御布施は破格な金額だったらしくて、奢りに期待なシャン学メンバー。
シロエ 「キース先輩の奢りで打ち上げなんですね、お葬式の!」
サム 「いい感じだよな、何を食べるか決めようぜ」
ジョミー「まだ暑いからさ、スタミナがつくのがいいかもね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼肉のお店にする?」
いつもブルーが連れてってくれる高いお店、という提案。
マツカ 「あそこだったら美味しいですしね、そうしましょうか」
スウェナ「一番高いコースを頼むのもいいわね」
ぶるぅ 「えとえと…。そしたら予約だよね!」
電話しないと、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も大張り切り。
ぶるぅ 「個室でお願いしなくっちゃね!」
シロエ 「もちろんですよ! でないと騒げませんからね」
サム 「それじゃ、よろしく頼むぜ、キース」
お前の奢りな、とサム君がポンと肩を叩くと。
キース 「…悪いが、俺にはそんな金は無い!」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「ファミレスも無理だ、正直言って!」
サム 「お前、もう使っちまったのかよ!?」
まだ1週間しか経ってねえぜ、と呆れるサム君。
サム 「何に使ったんだよ、そんな大金」
シロエ 「博打で全部すったんですか?」
キース 「勝手に話を作り上げるな!」
破格だったと言っただろうが、と怒鳴る副住職ですけれど。
ジョミー「破格の御布施を貰ったのにさ、ファミレスも無理って…」
スウェナ「どうやったら全部使っちゃえるのよ、1週間で」
マツカ 「株にでも投資しましたか?」
それなら分からないことも…、とマツカ君の読み。
マツカ 「最近は変動が激しいですから、暴落したら終わりですしね」
キース 「俺は株など一切やらん!」
シロエ 「それなら何処へ消えたんですか?」
サム 「マジで気になる所だぜ、うん」
なんで全額パアなんだよ、とサム君でなくても訊きたい所。
真相は如何に?
2015/09/03 (Thu)
☆お坊さんの相場
スッポンタケのお葬式を後付けでやったキース君。
破格の御布施をソルジャーから貰った筈なんですけど、寂しいお財布。
サム 「ファミレスも無理って、まず有り得ねえぜ」
シロエ 「そうなんですか、サム先輩?」
サム 「月参りでもよ、多い家だとこのくらいだって聞くからよ…」
そう言って立てた指が1本、ファミレスだったら十人は余裕。
スウェナ「月参りでそれなら、お葬式だと十倍よねえ?」
サム 「十倍どころじゃ済まねえよ! 相場はコレだぜ」
坊主が一人でこのお値段、と指が十本。
サム 「格安コースで坊主お任せ、それでもよ…」
シロエ 「指が三本では足りないんですね?」
サム 「ギリギリいけるかどうかってトコだぜ、三本分だと」
どんな坊主が来たって文句は言えねえコース、とキッパリと。
サム 「菩提寺コースでこの値段はねえぜ、もう絶対に」
スウェナ「出せなかった時はどうなるのかしら?」
サム 「言いたくねえけど、坊主の格が落ちるらしいぜ」
住職だとか副住職の代わりにバイトの坊主が、と怖い話が。
一同 「「「バイト?」」」
サム 「檀家さんが少なすぎて食えねえ寺も多いからよ…」
ブルー 「アルバイトをするお坊さんだっているんだよ」
シロエ 「それじゃ、キース先輩がお葬式をやった以上は…」
サム 「少なくともコレだけは貰った筈だぜ」
コレが相場な、と指が再び十本ババーン! と。
サム 「しかも破格って言ってるんだし、相場がコレだし…」
シロエ 「二十本分は貰ってますね?」
サム 「甘いぜ、坊主の破格は桁が違うしよ」
二倍なんてケチなことは言わねえ、と現場を知る者ならではの台詞。
サム 「十倍を超えて初めて破格ってトコだぜ、うん」
シロエ 「だったら、指が百本ですか!」
スウェナ「ファミレス千人コースよね?」
サム 「間違いねえよ!」
どうやったらソレが消えるんだよ、とサム君が呆れ返ってますけど。
副住職は何をやったと…?
2015/09/04 (Fri)
☆一晩でパアです
スッポンタケのお葬式でキース君が貰った御布施の金額。
ファミレスだったら千人分はいけるとサム君が暴露、なのに無いお金。
シロエ 「キース先輩、本当に何をやったんですか?」
スウェナ「ファミレスも無理って、どうやったら浪費できるのよ!」
サム 「一週間で消える金額じゃねえぜ、どう考えてもよ」
ブルー 「そうでもないけど?」
ぼくだったら一晩で充分パアに、と生徒会長、ニンマリと。
ブルー 「パルテノンに行ってお茶屋遊びをすれば一晩で!」
シロエ 「そういえば、アレは高いんでしたね?」
マツカ 「確か、お坊さんにも人気のスポットですよ」
サム 「そのコースかよ…。アドス和尚も好きだもんなあ…」
キースも親父さんの血を引いてたか、とサム君、溜息。
サム 「んで、面白かったのかよ、お茶屋遊びは」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ とらとらもやった?」
一同 「「「とらとら?」」」
ブルー 「ジャンケンみたいな感じのゲーム! お茶屋遊びの定番で」
けっこう楽しい、とシャングリラ・ジゴロ・ブルーならではの台詞。
ブルー 「他にも遊び方は色々だけど…。何をしてきたわけ?」
キース 「何もしていない!」
ブルー 「ちょ、ちょっと…。君はいつから通になったと?」
一同 「「「通?」」」
ブルー 「お茶屋遊びだよ、何もしないコースは通だと相場が…」
高いお金をポンと払って舞妓さんたちを遊ばせるだけ、と生徒会長。
ブルー 「好きに遊んで、と言えるレベルの達人はあまり…」
マツカ 「そうですね…。気を遣わせないで遊んで頂くとなると…」
シロエ 「難しいんですか?」
ブルー 「相槌とか、色々タイミングがね…」
外したらただの無粋な人だ、とバッサリと。
ブルー 「遊び方を知らないから放置なんだな、と思われるんだよ」
シロエ 「だったら、キース先輩は…」
ブルー 「アドス和尚と行くのか、坊主仲間か…」
かなり場数を踏んでいる筈、という発言。
キース君、遊び人ですか…!
2015/09/05 (Sat)
☆何もしない達人
スッポンタケの後付けお葬式で貰った御布施が、一週間でパアに。
生徒会長の読みではお茶屋遊びで、キース君は何もしていないそうで。
シロエ 「キース先輩がお茶屋遊びの達人だったなんて…」
スウェナ「意外すぎるわよ、そのスキル」
サム 「俺だって信じられねえ気分だけどよ…」
何もしなかったんなら達人だよな、とサム君も認めるしかない模様。
サム 「ブルーが言うなら間違いねえし…」
マツカ 「ぼくだって、そうだと聞いてますしね」
お茶屋遊びで何もしない人は究極の「通」だという話。
マツカ 「そこまでの人は滅多にいないそうですよ」
ジョミー「キースの年だと、余計にレアだと思うけど…」
ブルー 「レアどころじゃないよ、天然記念物でも足りないよ!」
ぼくでもキースの年の頃にはそれどころでは…、と生徒会長。
ブルー 「お茶屋遊びもしていなかったね、ハッキリ言って!」
シロエ 「キース先輩の方が上なんですか!?」
会長よりも、とシロエ君が唖然。
シロエ 「…キース先輩、何処で修行を積んだんです?」
キース 「何もしていないと言っただろうが!」
サム 「それだけのスキルを何処で、ってシロエは訊いてんだよ!」
いったい誰と遊んだんだよ、とサム君の質問ですけれど。
キース 「遊ぶも何も、そんな金は俺は貰っていない!」
一同 「「「は?」」」
破格の御布施を貰ったのでは、と首を傾げる御一同様。
サム 「貰ったんだろ、破格の御布施というヤツをよ?」
キース 「それは確かに受け取ったが…」
シロエ 「ファミレスだったら千人コースじゃないですか!」
サム先輩から聞きましたよ、とシロエ君の鋭いツッコミが。
シロエ 「なのに貰っていないだなんて、有り得ませんが」
サム 「政治家だったら定番だけどよ、その言い訳」
キース 「俺は真実を述べているだけだ!」
ジョミー「嘘くさいけど?」
嘘の匂いがプンプンするけど、という指摘。
破格の御布施ですもんね?
2015/09/06 (Sun)
☆御布施の使い道
スッポンタケの後付けお葬式でキース君が貰った、破格の御布施。
ファミレスだったら千人はいける金額だというのに、貰ってないとか。
ジョミー「どう聞いても嘘だよ、貰ってないだなんて」
シロエ 「キース先輩、理論が破綻してますよ?」
貰ったと言っておいて貰っていないは無いでしょう、とキッツイ一言。
シロエ 「政治家でもそこまで言いませんから!」
サム 「貰っていないの一点張りだよな、政治家だとよ」
ブルー 「一切記憶にございません、とかね」
確かそう言った人がいた筈、と生徒会長も糾弾モード。
ブルー 「グダグダ言わずに吐いた方がいいよ、本当の事を」
シロエ 「お茶屋遊びでも、ぼくは軽蔑しませんから」
サム 「坊主も色々付き合いあるしよ、仕方ねえよな」
マツカ 「断りにくいお誘いというのもありますからね」
気が乗らなくても出なきゃいけないパーティーだとか、と御曹司。
マツカ 「キースもそれかもしれませんよ。お茶屋遊びは」
スウェナ「そうねえ、お世話になった誰かを招待したのかも…」
シロエ 「スキルの高さは気になりますけど、そういうことなら…」
御布施がパアでも仕方ないですね、とシロエ君も納得。
シロエ 「それで、お茶屋遊びは素敵だったんですか?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御飯、美味しかった?」
キース 「だから、俺は一切何もしてはいないと!」
お茶屋遊びどころか、御布施は一切使っていない、と話はループ。
キース 「貰ったんだが、あんな金額ではどうにもならん!」
一同 「「「は?」」」
キース 「CDが一枚買えるかどうかだ、その程度だ!」
一同 「「「CD?」」」
CDというのは音楽が聴けるアレだろうか、と一同、目が点。
シロエ 「あのぅ…。プレミアがついたCDですか?」
サム 「すっげえ誰かの限定品かよ?」
キース 「握手券もつかないレベルなんだが!」
本当にただのCDなんだ、と言われましても。
破格の御布施じゃないんですか?
2015/09/07 (Mon)
☆お気持ちでどうぞ
キース君がスッポンタケの後付けお葬式で貰った、破格の御布施。
CDが一枚買えるかどうかという金額だそうで、しかも普通のCDで。
シロエ 「破格の御布施はどうなったんです、CDだなんて!」
サム 「どの辺がどう破格なんだよ、相場がコレだぜ?」
そう聞いてるぜ、と指が十本。
サム 「でもって坊主の破格とくればよ、この十倍はよ…」
キース 「確かにそれが世間の常識なんだが!」
相手は世間のヤツじゃなかった、と天井を仰ぐ副住職。
キース 「御布施はどれほど包めばいいか、と聞きやがったから…」
ブルー 「そう言ってたねえ、それで?」
キース 「お気持ちで、と答えておいたら、そうなったんだ!」
額面通りに受け取りやがった、とブツブツと。
キース 「御布施と言いつつ、あれではお車代にもならん!」
サム 「お膳料にも足りねえよなあ…」
シロエ 「そうなんですか?」
サム 「お膳料だと、指半分って所だぜ、うん」
お車代でもその程度は…、と相場に詳しい坊主見習い。
サム 「それをCDも買えねえ値段って、ツイてねえよな」
キース 「まったくだ。…ファミレスでバイトした方がマシだ!」
シロエ 「特殊な仕事なんですけどねえ…。お葬式なんて」
時給が凄い筈なんですが、とシロエ君も唖然呆然。
シロエ 「それだけしか貰えないオチでしたか…」
キース 「あんな祭壇まで買ってやがったし、期待したんだが!」
ブルー 「本当に相手が悪かったよね、うん」
あの日のビュッフェな食事も相当高かった筈、と生徒会長。
ブルー 「まさか御布施をケチっていたとは思わなかったよ」
キース 「俺も正直に言えば良かった、相場をな!」
こうなるのなら、と恨み節。
キース 「後付けなんだし、相場以上でもいけた筈なんだ!」
ブルー 「オプションをつけたら高くなるしね、何でもね」
キース 「あの野郎…!」
破格の意味が逆なんだ、と呻いてますけど。
お気持ちで、と言った責任は…?
2015/09/08 (Tue)
☆お気持ちな御布施
スッポンタケの後付けお葬式でキース君が貰った御布施。
お気持ちでなどと言ったばかりに、本気でお気持ちな金額だったオチ。
シロエ 「破格の御布施ではありますねえ…。逆の意味なら」
サム 「そんな値段で葬式をやった坊主はいねえと思うぜ」
ブルー 「無いだろうねえ、貧乏寺でも有り得ないね!」
ジョミー「ホントに無いわけ?」
キース 「貴様も少しは勉強しておけ、将来に向けて!」
でないと俺のようになる、と副住職も半ばヤケクソ。
キース 「月参りでもCDぐらいの値段だったら顰蹙なんだ!」
サム 「檀家さんの懐具合によるんだけどよ…」
ブルー 「月に一度のことだからねえ、もう少しはね…」
余裕があるなら包むものだ、と銀青様も。
ブルー 「それが無理ならお茶とお菓子をお出しするとか」
キース 「労って下さる檀家さんなら、CD価格でも気にせんが…」
もっと安くても気にしないが、と合掌を。
キース 「子供の小遣いくらいの額でも、有難がって下されば…」
サム 「分かるぜ、一人暮らしのお婆ちゃんとかな」
キース 「棚経の時にもあるからな…」
この金額は無いだろう、と思うような御布施、と副住職。
キース 「しかし、精一杯の気持ちをこめて下さったら文句は言わん」
サム 「うんうん、冷たいおしぼりとかよ」
それだけで報われた気がするよな、とサム君も分かっている様子。
サム 「でもよ、ジョミーの場合は駄目っぽいよな」
キース 「ロクに勉強していないからな、いろんなことを」
お気持ちで、と言った場合にCD価格になるであろう、という予言。
キース 「坊主は威厳も大切だからな、なめられると俺の二の舞だ」
ジョミー「なめられてたのかな、その御布施…」
キース 「そうでないなら、なんだと言うんだ!」
ジョミー「キースにも責任、あるんじゃないかと思ってさ」
キース 「なんだと、貴様!」
どうして俺に責任が、と怒鳴ってますけど。
説明不足とか過失はありそうですね?
2015/09/09 (Wed)
☆お気持ちな値段
キース君がスッポンタケの後付けお葬式で貰った御布施、CDな価格。
それも普通のCDが1枚買えるかどうかという金額で…。
ジョミー「キースにも責任あると思うよ、説明不足だし」
キース 「どの辺がだ!」
ジョミー「お気持ちってヤツだよ、それじゃ通じないよ」
こっちの世界の人でもアヤシイ、とジョミー君の指摘。
ジョミー「お菓子とかをさ、持って行く時にもソレ言わない?」
シロエ 「そうでした! 気持ちばかりですが、って言いますよね」
スウェナ「確かに言うわね、ちょっとした贈り物の時には」
ジョミー「ほらね、こっちの世界でもそういうノリなんだよ!」
そしてCDの値段があったらお菓子も買える、とキッパリと。
ジョミー「安いヤツなら三十個くらいは買えそうだしさ…」
サム 「もっと安いのあるんじゃねえのか、土産物とかよ」
一同 「「「あー…」」」
それは言えてる、と納得のお土産物なお菓子の値段。
シロエ 「高いお菓子は高いですけど、安いのだったら…」
サム 「小学生でも買って帰るぜ、修学旅行の土産とかでよ」
マツカ 「すると、キースは説明不足だったというわけですね」
ジョミー「絶対そうだよ、キッチリ説明しておかないと!」
相手は別の世界の人間なんだし、余計にそうだ、と厳しい言葉。
ジョミー「お気持ちでって言った以上は、キースも悪いよ」
シロエ 「過失ゼロとは言えませんね…」
スウェナ「ゼロどころじゃないわよ、完全にそうよ!」
キースの過失、とズバリ決め付け。
スウェナ「自分の過失を棚に上げるのは良くないわ」
シロエ 「過失だったら諦めるしかないですね…」
CDも買えないような御布施でも、とシロエ君も。
シロエ 「言うべき所はしっかり言わなきゃ駄目ですよ」
キース 「坊主はそうはいかんのだ!」
一同 「「「えっ?」」」
キース 「お察し下さい、という姿勢が坊主の基本だ!」
料金表さえ無いだろうが、と副住職。
お寺にそんなの、無いですねえ…?
2015/09/10 (Thu)
☆お気持ちじゃ困る
お気持ちで、と言ったばかりにCD価格な御布施を貰ったキース君。
値段を説明しない方が悪い、と過失責任を逆に問われてますけれど…。
シロエ 「料金表が無いというのは分かりますけど…」
スウェナ「お察し下さいって、どういう意味なの?」
キース 「そのままの意味だ、察して下さいと!」
推測してくれとも言い換えられるか…、と副住職の説明で。
キース 「坊主が値段をハッキリ言うのは顰蹙なんだ!」
シロエ 「でもですね…。会館とかだと料金は決まっていませんか?」
キース 「お任せコースで頼むのならな!」
会館が手配した坊主でやるなら定価もあるが、とブツブツと。
キース 「坊主持ち込みだと、寺によって値段が変わるんだ!」
シロエ 「…それもやっぱり、お気持ちですか?」
キース 「そうなるが?」
そして普通はそのように…、とサム君の方を指差しまして。
キース 「サムが言ってたヤツが相場だ、普通は知っているものだ!」
シロエ 「知らない人も多そうですけど?」
スウェナ「お寺と付き合いが無ければ、普通は知らないわよね?」
キース 「そういう人でも分かる仕組みに出来ている!」
他の檀家さんに訊けばそこそこ分かる、という話。
キース 「親戚に訊くとか、付き合いのある人だとか…」
ジョミー「そういうツテの無い人だっていそうだよ?」
キース 「だから、たまにはババを引くんだが!」
こんな筈ではなかったというケースもゼロではない、と副住職。
キース 「もっと貰える筈だと思ってやった葬式でハズレだとか!」
シロエ 「ハズレだと何か困るんですか?」
キース 「法衣のメンテナンス代が馬鹿にならんのだ!」
盛大にやるとなったらお袈裟もいいのを使うから、とブツブツブツ。
キース 「スッポンタケのも張り込んだのに…。上等のを!」
サム 「ボストンバッグに入れて来たよな?」
キース 「それでダメージ大なんだ!」
皺が寄った分のメンテ代が、と嘆き節。
赤字決算になったとか?
2015/09/11 (Fri)
☆火の車だそうです
スッポンタケの後付けお葬式の時に、キース君が着ていた上等な袈裟。
専用の鞄を使わなかったせいで皺が出来たとかで、メンテが大変。
キース 「お袈裟は専門の店でしか扱えないんだ、皺取りも!」
シロエ 「それって値段が高いんですか?」
キース 「安く済むわけがないだろうが!」
相手は専門店なんだぞ、とキース君が嘆くメンテ代。
キース 「衣のクリーニング代だって馬鹿にならんのに…」
スウェナ「それだけで御布施が吹っ飛んだとかじゃないわよね?」
キース 「吹っ飛んだが?」
もう跡形もなく消えてしまった、というのが法衣のクリーニング。
キース 「それよりも高くついたのがお袈裟のメンテだ!」
ジョミー「もしかしなくても赤字なわけ?」
キース 「赤字どころか火の車だ!」
俺の財布は炎上している、と取り出した財布の中身はそれなり。
シロエ 「…あのぅ…。中身は入ってますけど?」
キース 「空では何も出来んだろうが!」
サム 「前借りかよ?」
キース 「おふくろを拝み倒してな!」
なんとか貰っては来たんだが…、と眉間に皺が。
キース 「今月はお彼岸でリーチだからな、坊主仲間が」
サム 「あー…。エール交換の季節かよ」
キース 「お盆が終わってホッとする間もなく来やがるからな!」
そして副住職デビューなヤツらも出て来る季節、と業界事情。
キース 「そういうヤツだと、お祝いを包むことになるし…」
サム 「エールだけでは済まねえんだな?」
キース 「この業界はな!」
副住職デビューな法要の場合、お供えの数が物を言うとか。
キース 「立派なお供えを贈るとなったら、相応の金が必要に…」
ジョミー「それじゃ、それだけ前借りしたって…」
キース 「間違いなく全部吹っ飛ぶんだ!」
シロエ 「火の車って、そういう意味でしたか…」
キース 「財布の中身は入っていてもだ、ボウボウに炎上中なんだ!」
臨時収入でもない限り、という赤字っぷり。
破産も時間の問題かも…?
2015/09/12 (Sat)
☆破産の危機です
スッポンタケの後付けお葬式をやったお蔭で、キース君の懐が大赤字。
法衣や袈裟のメンテ代が嵩んでしまって、只今、激しく火の車で。
キース 「いっそバイトに行きたい気分だ、会館へ!」
サム 「無茶を言うなよ、アドス和尚に即バレするぜ」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「この業界は狭いからねえ、おまけにキースは特別だから…」
下手に若いから面が割れる、と銀青様からも断言が。
ブルー 「会館はやめておきたまえ。リスクが割に合わないから」
キース 「分かっている! 親父にバレたら、バイト料がパアだ!」
シロエ 「横から持って行かれるんですか?」
キース 「違うな、振込先を元老寺にされてしまうんだ!」
俺は見事にタダ働きだ、という嘆き。
キース 「小遣い稼ぎの托鉢は璃慕恩院の許可が出ないし…」
スウェナ「あら、托鉢って許可が要るの?」
キース 「托鉢用の許可証が要るんだ、それが無ければ偽物なんだ!」
許可証無しでやったとバレたら後が無いし、とブツブツと。
キース 「親父以上に恐ろしいのが璃慕恩院の御裁きで…」
ブルー 「最悪、僧籍剥奪だしねえ…」
ジョミー「そうなんだ? じゃあ、ぼくも托鉢しようかな」
無許可でやったら坊主にサヨナラ、と言ってますけど。
ブルー 「それ以前に、お経が読めるのかい?」
サム 「お経が読めなきゃ托鉢は無理だぜ」
ジョミー「え、えーっと…。南無阿弥陀仏は?」
キース 「それだけで済むわけなかろうが!」
念仏行脚の方ならともかく托鉢は無理、と副住職。
キース 「罰当たりなことを言っていないで、勉強をしろ!」
サム 「そうだぜ、でないとキースの二の舞だしよ」
ブルー 「坊主の場合は臨時収入は難しいからねえ…」
飛び込みの法要なんかはまず無いし、と絶望的な話。
ブルー 「つくづく馬鹿をやったよねえ…」
キース 「まさか赤字になるとはな…」
破産も時間の問題かもな、と超特大の溜息が。
既に秒読み状態ですか…?
2015/09/13 (Sun)
☆破産しそうです
スッポンタケの後付けお葬式をやったキース君、破産の危機だそうで。
財布の中身は入っていたって、全部出てゆくお金というオチ。
キース 「…このまま行ったら、月末を待たずに破産だろうな」
シロエ 「そこまで危ないんですか、キース先輩?」
キース 「お彼岸が控えていると言ったぞ、そこで全額パアなんだ!」
どんなに節約しても無駄だ、と天井を仰ぐ副住職。
キース 「お彼岸が済んだら無一文だから、破産も時間の問題だ」
サム 「マジかよ、もう一度前借りしろよ」
キース 「今回限りという約束だったし、二度目は無いな」
破産の二文字がヒシヒシと…、と肩を落とすしか無いらしく。
スウェナ「臨時収入は絶望的なの、何かあるかもしれないわよ?」
キース 「今月がお彼岸でさえなければな!」
シロエ 「お彼岸だと臨時収入のクチは無いんですか?」
キース 「お盆の次の月がお彼岸なんだぞ、寺との縁が深い月だ!」
普段は寺に来ないような人までやって来るのがお彼岸だとか。
キース 「逆に言うとだ、坊主を家まで呼ぶ代わりにだ…」
シロエ 「向こうから来るというわけですか?」
キース 「そういうオチだ! 家に呼んでは貰えないんだ!」
月参りを臨時で頼む人が限りなくゼロに近付く月だ、と血を吐く叫び。
キース 「臨時で入った月参りだったら、御布施も多めで…」
マツカ 「でも、御布施はキースの懐に入らないんじゃないですか?」
キース 「臨時で頼むような人だと、チップがあるんだ!」
一同 「「「チップ?」」」
キース 「正しく言えば心付けだが…。どうぞ、とチップが」
御布施の他にも金一封が、と坊主の世界のチップ事情。
キース 「チップは俺が貰っていいんだ、御布施とは別になるからな」
スウェナ「そのチップが今月は期待出来ないわけなのね?」
キース 「まず無理だろうな、あったとしても一軒くらいか…」
焼け石に水で俺は破産だ、と絶望的な懐具合。
スッポンタケ破産と呼ぶべきですか?
2015/09/14 (Mon)
☆破産した時には
スッポンタケの後付けお葬式をやったばかりに、破産の危機な副住職。
臨時収入も絶望的な状況だとかで、破産に向かってカウントダウン。
シロエ 「キース先輩が破産したら、スッポンタケ破産ですよね?」
一同 「「「スッポンタケ破産?」」」
なんだそれは、と目を剥く御一同様ですが。
シロエ 「色々と名前が付くじゃないですか、ナントカ解散とか」
キース 「それは政治の世界だろうが!」
シロエ 「せっかくですから、名前が付くのもいいんじゃないかと…」
サム 「うんうん、一生忘れねえよな、名前があったら」
スウェナ「スッポンタケ破産も悪くないわね」
いつ頃に破産するのかしら、とスッポンタケ破産が楽しみな人も。
スウェナ「破産した時は貸してあげるわよ、お小遣いくらいは」
キース 「物凄い利子がつくんじゃないだろうな?」
スウェナ「どうしようかしら…?」
シロエ 「スウェナ先輩、高利貸しの基本はトイチですよ」
十日で一割はお約束です、と恐ろしすぎる入れ知恵が。
シロエ 「それで儲けたら奢って下さい、スウェナ先輩!」
スウェナ「そうねえ…。だったら沢山貸さないとね」
キース 「貴様ら、俺のピンチを分かっているのか!」
ジョミー「スッポンタケ破産が迫っているのは分かってるってば!」
キースが駄目ならスウェナの奢り、とジョミー君。
ジョミー「破格の御布施は駄目だったからさ、スウェナの奢りで」
スウェナ「いいわよ、キースが嫌だと言っても貸し付けるから」
シロエ 「頑張って下さい、スウェナ先輩!」
サム 「悪ィな、俺もスウェナにつくぜ」
奢って貰ってなんぼだしよ、とサム君も副住職を見捨てた模様。
サム 「シロエ、借金の証文、作ってやれよ。スウェナ用によ」
シロエ 「いいですね! ゼロは多めに改ざんですね!」
ジョミー「うん、二つほどね!」
キース 「頼むから、もうやめてくれ!」
俺は本当に後が無いんだ、と焦りまくりのキース君。
スッポンタケ破産の次は闇金…?
2015/09/15 (Tue)
☆朝からコレばかり
キース君とお供のサム君を迎えて始まりました、スッポンタケの棚経。
ついでにソルジャーが頼んだパワーアップのお経とやらも。
キース 「多くの技を行いて、自らそのパワーを強くせん…」
Aブルー「いいねえ…」
ブルー 「シーッ!」
棚経中の私語は慎めとばかりに、銀青様からお叱りの「シーッ!」。
キース 「…これ諸仏の教えなり。…南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
サム 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
坊主二人「…南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
南無阿弥陀仏の連呼の中、副住職がキンキンと鳴らす叩き鐘。
坊主二人「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏~…」
キース 「…はい、皆さん、よくお参り下さいました」
シロエ 「えーっと…。敬語ですか?」
すっごく珍しいんですけど、と言われてハッと我に返った副住職。
キース 「しまった、今のは職業病だ」
サム 「朝からずーっとコレばかりだからよ…」
条件反射で出て来るんだろ、と言ったサム君も今は普通モードで。
サム 「やっぱ緊張するんだよ。年に一度の棚経だしよ」
キース 「失敗は許されないからな。…こればっかりは」
Aブルー「ありがとう、パワーアップのお経も唱えてくれて」
どうぞ、とソルジャーが差し出した御布施。
キース君はサッと法衣の袖に突っ込みまして…。
キース 「行くぞ、次!」
サム 「はいっ!」
Aブルー「それじゃ送らせて貰うから。次の家まで」
キース 「当然だ!」
あんたの都合で呼びやがって、と出てゆこうとする副住職ですが。
Aブルー「あ、そうそう。お盆は16日までだよね?」
キース 「分かり切ったことを今更聞くな!」
Aブルー「だったら、17日でいいから…」
キース 「は?」
Aブルー「スッポンタケのお葬式をお願いしたいんだけど!」
キース 「誰がやるか!」
Aブルー「…いいのかい? 次の棚経に大幅に遅刻しちゃっても?」
瞬間移動が出来なかったら遅刻だよね、と凄い脅しが。
棚経なコンビに大ピンチ?
2015/08/16 (Sun)
☆間に合わない自転車
スッポンタケの棚経が無事に終わって、次の家へと急ぐ副住職ですが。
瞬間移動で送る筈のソルジャーが凄い脅し文句を。
Aブルー「スッポンタケのお葬式をしてくれないなら、遅刻だね」
キース 「あんた、いったいどういうつもりだ!」
サム 「喧嘩していないで行こうぜ、次!」
次の檀家さんの家まで全力で走れ、とサム君が先に玄関の方へ。
サム 「自転車で急げばなんとかなるぜ、きっと!」
キース 「間に合うわけがないだろう!」
檀家さんの家と此処との間は5キロもある、という叫び。
キース 「時速60キロで漕いでも5分かかるんだ!」
一同 「「「「うわー…」」」
ロードバイクならともかく、ママチャリでは無理な時速60キロ。
サム 「マジかよ、5分でも遅刻スレスレだってえのによ!」
キース 「だから、こいつを説得するしかないんだ、この馬鹿を!」
Aブルー「馬鹿っていうのは、ぼくのことかい?」
キース 「他にどういう馬鹿がいるんだ!」
サッサと俺たちを送り届けろ、と副住職の怒り。
キース 「でないと棚経をチャラにするからな!」
Aブルー「そんなことをしたら、やり直しに来て貰うから!」
また棚経の途中で拉致する、とソルジャーの方も一歩も譲らず。
Aブルー「君は一言、うんと言うだけでいいんだよ!」
キース 「誰が葬式を引き受けるか! 後付けなんぞで!」
Aブルー「じゃあ、遅刻」
さようなら、と玄関の方を指差すソルジャー。
Aブルー「サムと一緒に走りたまえ。今からだと時速70キロかも…」
キース 「うっ…」
ヤバイ、と腕時計に目を遣った副住職の額に汗が。
キース 「た、頼む、俺たちを送ってくれ!」
Aブルー「スッポンタケのお葬式は?」
キース 「17日は後片付けもあるから、そこは無理だが!」
Aブルー「他の日にやってくれるんだね?」
キース 「また、予定を見て連絡する!」
元老寺に帰らないと予定が全く謎だから、という絶叫。
引き受けるんですか?
2015/08/17 (Mon)
☆自転車ごと次へ
後付けでスッポンタケのお葬式を引き受けない限り、瞬間移動は無し。
ソルジャーに脅されたキース君、棚経のスケジュールがギリギリで。
Aブルー「棚経が終わったら、また連絡をくれるんだね?」
キース 「約束する! お盆の直後は何かと無理だが!」
Aブルー「ありがとう! それじゃ棚経、頑張って!」
サムと二人で行ってらっしゃい、と取り出したるは栄養ドリンク。
Aブルー「これはぼくからの差し入れだから! グッと一気に!」
キース 「…怪しい中身じゃないだろうな?」
Aブルー「その心配は要らないよ! 市販品だしね!」
サム 「割とよく見るヤツだぜ、コレ」
キース 「蓋は緩んでいないようだし…。頂いておくか」
感謝、と飲み干す棚経コンビ。
キース 「御馳走になった。…それでは、頼む」
Aブルー「うん、最初からの約束だしね。ファイト、一発!」
栄養ドリンクのCMよろしく叫んだソルジャー、サイオン発動。
棚経コンビは自転車ごと次へと向かったようで。
シロエ 「…間に合ったんでしょうか?」
Aブルー「それはもう! 予定より早いくらいでね!」
遅れを取り戻して充分な余裕が、と笑顔のソルジャー。
Aブルー「今年も無事に棚経が出来て良かったよ。スッポンタケの」
ブルー 「ドサクサ紛れにお葬式まで注文出来たって?」
Aブルー「ぼくは最初から、そういう勘定でいたんだけれど?」
一同 「「「うわー…」」」
計算ずくか、と愕然とする御一同様。
シロエ 「じゃあ、キース先輩はハメられたというわけですか?」
Aブルー「人聞きの悪い…。頭脳派の勝利と言って欲しいね!」
自転車で棚経に突っ走るだけのキースより冴えた頭脳の勝利、と。
Aブルー「キースがもう少し冷静だったら、ぼくの負けだし!」
一同 「「「はあ?」」」
Aブルー「考えてみてよ? 瞬間移動が出来る人間、一人かい?」
ぼくの他には誰もいないかい、という質問。
瞬間移動って、生徒会長にも出来る筈でしたよね…?
2015/08/18 (Tue)
☆忘れた出来る人
後付けでスッポンタケのお葬式を引き受け、棚経に向かったキース君。
しかし策士なソルジャー曰く、ハメたのではなくて作戦勝ちで。
Aブルー「瞬間移動なら、そこのブルーも、ぶるぅも出来る!」
シロエ 「そ、そう言えば…。会長も、ぶるぅも…」
マツカ 「瞬間移動は得意技ですよね…」
忘れてました、とマツカ君までが。
マツカ 「話の流れで、出来る人は他にいないという気になって…」
シロエ 「ぼくもです。スウェナ先輩もそのクチですよね?」
スウェナ「私なんかより、出来る二人が問題じゃないの?」
自覚ゼロだったんじゃないかしら、という指摘。
スウェナ「ぶるぅは仕方ないけれど…。ブルーの方が問題だわよ」
ぶるぅ 「んとんと…。すっかり忘れちゃってたぁ!」
ブルー 「…ぼくもだよ。ついつい、話に飲まれてしまって…」
キースがリーチで焦っていたから巻き込まれた、と生徒会長。
ブルー 「棚経の遅刻は許されないしね、坊主には…」
シロエ 「会長にも、キース先輩のパニックが移ったんですね?」
ブルー 「職業柄、棚経が先に立っちゃって…」
キースには悪いことをしちゃった、と反省しきり。
ブルー 「ぼくが一言、送ってあげると言ってれば…」
シロエ 「お葬式は断れたわけですか…」
マツカ 「キースも運が無いですね…」
Aブルー「ぼくには運があったけれどね!」
これでお葬式をして貰える、とニコニコと。
Aブルー「日にちの指定が出来るんだったら、大安がいいな!」
一同 「「「大安?」」」
おめでたい行事に向いている日が大安では、と驚く御一同様。
シロエ 「どうして大安になるんです?」
Aブルー「スッポンタケのハレの日だしね!」
これで非の打ち所がない仏様に、と満面の笑顔。
Aブルー「大安が無理なら友引なんかも…」
ブルー 「お葬式に友引は無しだから!」
シロエ 「やめて下さい、殺す気ですか!」
ぼくたちまで、という悲鳴。
友引、すなわち友を引く。ダメダメですね?
2015/08/19 (Wed)
☆呼ばれたい人
スッポンタケのお葬式には吉日がいい、と言い出したソルジャー。
第一希望は大安ですけど、無理なようなら友引でもいいという発言で。
Aブルー「どうして友引は駄目なんだい?」
シロエ 「ぼくたちが危険だからですよ!」
Aブルー「殺す気ですかって言っていたけど、どういう意味?」
ブルー 「友引は文字通り、友を引くっていう意味だから!」
お葬式にしたって同じ、と生徒会長、眉間に皺を。
ブルー 「友引の日にお葬式をしたら、呼ばれちゃうんだよ!」
シロエ 「一緒にお葬式をしようと誘われるんですよ!」
Aブルー「素晴らしいじゃないか! 一緒だなんて!」
スッポンタケに呼んで貰えるなんて、とソルジャー、感動。
Aブルー「それは是非とも友引にやって、呼んで貰わないと!」
シロエ 「お葬式に呼ばれるんですけれど?」
そして自分のお葬式を出す羽目に…、と顔を顰めるシロエ君ですが。
Aブルー「早い話が、ぼくも昇天出来るんだろう?」
シロエ 「…昇天と言うか、お浄土行きですね」
Aブルー「最高だよ! スッポンタケに呼ばれてお浄土への旅!」
きっと素敵に違いない、とソルジャーの瞳がキラキラと。
Aブルー「今までに無いエクスタシー! まさに絶頂!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「セックスだってば、もう文字通りにイけるんだろう?」
スッポンタケに呼んで貰って天国へ、とグッと拳を。
Aブルー「だから是非とも、友引に! スッポンタケと絶頂へ!」
ブルー 「あのねえ…。君はそれでいいかもしれないけどね!」
他の連中はどうなるんだい、と睨み付けている生徒会長。
ブルー 「呼んで貰っても、何の役にも立たないんだけど?」
シロエ 「そうですよ! 普通に死ぬっていうだけで!」
Aブルー「うーん…。本当に死んでしまうって?」
ブルー 「君の場合も、どっちかと言えばそうなるよ!」
都合のいいように解釈するな、と銀青様の仰せ。
どう考えても、本物のお浄土行きになりそうですよね?
2015/08/20 (Thu)
☆避けたい友引
お葬式には向かない友引、スッポンタケにその日を希望のソルジャー。
一緒に天国に行くとかなんとか、要はアヤシイ天国の方で。
ブルー 「君が思っているような天国には行けないから!」
Aブルー「そうかな、相手はスッポンタケだよ?」
きっと素晴らしい天国へ、と未練たらたら。
Aブルー「あの姿だけに、間違いなく絶頂だと思うけど!」
ブルー 「腹上死って言葉もあるしね、そっち方面も有り得るね」
Aブルー「ちょっと待ってよ、縁起でもない!」
それじゃハーレイはどうなるんだい、と青ざめる顔。
Aブルー「ハーレイがポックリ行っちゃうわけかい、友引で?」
ブルー 「全く無いとは言い切れないねえ、君は結婚してるんだし」
夫婦は一心同体と言うし…、と生徒会長。
ブルー 「必ずしも君に限らないかもしれないよ。引かれるのはね」
Aブルー「ぼくの代わりにハーレイの方で、ホントに死ぬ方?」
ブルー 「リスクは高いと思うけど?」
それでも友引にやりたいのなら御自由に、と突き放し。
ブルー 「ただし、ぼくたちは出ないから!」
シロエ 「ええ、自分の命は自分で守るのが鉄則ですしね」
Aブルー「それじゃ、大安なら出てくれるんだね!」
一同 「「「うっ…」」」
しまった、と口を押さえても後の祭りでございます。
Aブルー「良かったよ! せっかくのお葬式だし、人は多い方が!」
ブルー 「…身内だけで送るというのも流行りだけれど?」
シロエ 「そうです、その方が心のこもったお別れがですね…」
盛大にやると肝心の家族が霞みがちで…、と門前の小僧。
シロエ 「キース先輩も言ってましたけど、見栄を張るよりは…」
ブルー 「ゆっくり送ってあげるのがいいと思うけどね?」
ぼくもお勧め、と銀青様もプッシュですけど。
Aブルー「その点だったら大丈夫だよ!」
ブルー 「何が?」
Aブルー「家族並みに付き合い、深いから!」
スッポンタケと君たちの仲、とイヤンな言葉。
腐れ縁ではありますね…。
2015/08/21 (Fri)
☆会場は此処で
大安の日にスッポンタケのお葬式をしようと決めたソルジャー。
シャン学メンバーにも出ろということで、付き合いは深いという指摘。
Aブルー「初めてスッポンタケに会った時から一緒だったし!」
シロエ 「ぼくたちは連れて行かれただけです!」
Aブルー「でも会ったよねえ、有難いお姿のスッポンタケに!」
そして去年は初盆もやった、とニコニコニコ。
Aブルー「あの時も君たちが来てくれたんだし、お葬式にも!」
ブルー 「…断ると言ったら?」
Aブルー「もう強引に出席だよ! それに会場は此処だから!」
ブルー 「ぼくの家でやると!?」
Aブルー「君も言ったよ、身内でゆっくり送ってやれって!」
それには此処がピッタリで…、と見回すリビング。
Aブルー「スッポンタケにも馴染みの場所だし、静かだし…」
ブルー 「だからと言って、なんでぼくの家で!」
Aブルー「それじゃ訊くけど、元老寺でやってくれそうかい?」
お寺でお葬式もするようだけど、という質問。
Aブルー「ぼくがサイオンで操作しなくても、出来るわけ?」
ブルー 「…そ、それは…」
シロエ 「アドス和尚が怖そうですよ、スッポンタケなんか…」
マツカ 「キースの命が危なそうですね…」
スウェナ「危ないどころか、確実に半殺しにされるわよ」
罰礼と言っていたかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「南無阿弥陀仏で五体投地を千回じゃないの?」
ブルー 「三千回かもしれないねえ…」
シロエ 「スクワット並みだと言ってますよね、あの罰礼…」
Aブルー「ほらね、キースに大迷惑だし!」
だから此処で、とソルジャー、断言。
Aブルー「それが嫌なら、何処かの会館を借りるけど?」
一同 「「「うわー…」」」
本格的すぎる会館コース。そんなものよりは…。
ブルー 「分かった、ぼくの家でいいから!」
Aブルー「ありがとう! とてもいい日があるんだよ!」
大安で、おまけに日曜日で…、と笑顔ですけど。
それは結婚式向けなのでは?
2015/08/22 (Sat)
☆この日に決めた
スッポンタケのお葬式は生徒会長の家で、と決めたソルジャー。
希望の日取りは大安吉日、しかも日曜日という目出度すぎるもので…。
シロエ 「お葬式に大安の日曜日ですか?」
Aブルー「もう、最高だと思うけどねえ! スッポンタケには!」
ブルー 「どう考えても、結婚式にピッタリの日だと思うんだけど?」
Aブルー「分かってないねえ、そこがまた素晴らしいんだよ!」
結婚式はとても大切なイベントで…、とソルジャーは笑顔。
Aブルー「結婚式の夜と言ったら、初夜! もちろんセックス!」
ブルー 「…それで?」
Aブルー「スッポンタケにも、是非あやかって欲しくてねえ!」
この良き日に、とニコニコニッコリ。
Aブルー「初夜のためにあるような日にお葬式だよ、絶倫だよ!」
ブルー 「あのねえ…。お葬式と結婚式とは別だから!」
Aブルー「いいんだってば、スッポンタケのは後付けだから!」
色々な意味で掟破りで結婚式にも負けないイベント、とグッと拳を。
Aブルー「それに、おめでたい日なんだから! 間違いなく!」
ブルー 「…どういう意味で?」
Aブルー「お葬式をしていなかったスッポンタケのハレの日だよ!」
これで立派に押しも押されぬ仏様だ、とソルジャー、力説。
Aブルー「今まで以上のパワーを授かる日だから、吉日だってば!」
ブルー 「…どうしても大安にやりたいと?」
Aブルー「友引は駄目だという話だしね!」
ちゃんと候補は決めてあるのだ、と指差す壁のカレンダー。
Aブルー「30日の日曜日が大安だから、そこがいいなと!」
ブルー 「…キースに日取りを選ぶ権利は?」
Aブルー「お盆が済んだらいいと言ったよ、キースはね!」
海の別荘から帰った後なら充分だろう、とニンマリと。
Aブルー「だから30日は空けておいてよ?」
シロエ 「30日で決定ですか!?」
Aブルー「キースの物分かりが良ければね!」
その日で決まり、と言ってますけど。
副住職に逃げる権利は無さそうですね…?
2015/08/23 (Sun)
☆日は押さえました
30日の日曜日は大安、スッポンタケのお葬式だと決めたソルジャー。
棚経が無事に終わって大満足で、夜まで居座り、生徒会長に注文を。
Aブルー「悪いけど、キースの家に電話をしてくれるかな?」
ブルー 「なんで、ぼくが!」
Aブルー「まだ連絡が来ないからだよ、キースから!」
お葬式の日取りが決まったのに、とブツブツと。
Aブルー「棚経はもう終わってるよね、だから連絡しなくっちゃ!」
シロエ 「キース先輩、今日は死んでると思いますが…」
Aブルー「死んでるって…。キースもお葬式なのかい?」
ブルー 「ものの例えだよ、討ち死に中だよ!」
炎天下の棚経でダウン中だから、と生徒会長。
ブルー 「だから電話をするだけ無駄だね、出てくれないよ」
Aブルー「個人的な方の電話だったら?」
ブルー 「電源を切って爆睡中!」
元老寺の電話だったらイライザさんが出るけれど…、という話。
ブルー 「でもねえ、取り次いでくれないだろうね」
Aブルー「うーん…。だったら、奥の手で!」
一同 「「「奥の手?」」」
Aブルー「ちょっと行ってくる!」
叩き起こして頼んで来る、と姿が消滅。
シロエ 「まさか、瞬間移動ですか!?」
ブルー 「そのまさかだよ、本気で叩き起こしているよ…」
これじゃキースも冷静な判断が出来ないだろう、と合掌を。
ブルー 「…やっぱり引き受けちゃってるし…」
一同 「「「ええっ!?」」」
ブルー 「寝ぼけ眼で手帳に書いてる、30日って」
一同 「「「うわー…」」」
決定なのか、と愕然とする間に戻ったソルジャー、御機嫌で。
Aブルー「やったね、30日でオッケーだってさ!」
シロエ 「キース先輩はどうなったんです?」
Aブルー「手帳に書いたら、バタンと倒れて寝ちゃったけれど?」
ブルー 「君は何処まで自分中心なわけ!?」
Aブルー「全てはスッポンタケのためだよ、これで完璧!」
後は立派なお葬式を、と満面の笑顔。
本気で後付け、やらかすんですね?
2015/08/24 (Mon)
☆用意するものは
棚経で疲れて討ち死にしていたキース君を急襲したソルジャー。
寝ぼけている所へ捻じ込んだスッポンタケのお葬式、30日の大安で。
キース 「俺はいつの間に引き受けたんだ! 葬式なんぞを!」
Aブルー「棚経の日だよ、ちゃんと頼みに行ったんだから!」
君が手帳に書いたんじゃないか、とソルジャーがゴネる海の別荘。
Aブルー「後付けだけれど、立派なお葬式にしてやりたいしね」
キース 「あんた、本気でやらかす気か?」
Aブルー「当たり前だよ、何を用意すればいいんだい?」
お葬式のための準備があるから、と言われましても。
キース 「普通の葬式じゃないからな…。色々な意味で」
シロエ 「相手はスッポンタケですからね…」
キース 「その上、既に初盆も棚経も済んでいるという所がな…」
何をやったらいいのか全く分からん、とブツブツと。
キース 「読経はともかく、他の部分が全く応用出来んのだ!」
サム 「分かるぜ、ご出棺も何もねえもんなあ…」
ブルー 「もう形だけでいいんじゃないかな、それっぽく」
キース 「やっぱり、あんたもそう思うのか…」
それしかないか、と腹を括った副住職。
キース 「とにかく遺影を用意してくれ。これは必須だ」
Aブルー「遺影というのは何なんだい?」
キース 「仏様の生前の写真を引き伸ばして飾るわけなんだが」
Aブルー「なるほどね! スッポンタケの写真を用意する、と」
記念写真を撮ってあるからアレで、とニコニコと。
Aブルー「スッポンタケ狩りの時に、それは凄いのを!」
ブルー 「写真まで撮っていたのかい?」
Aブルー「あやかりたいしね、あの恥じらいのない姿に!」
遺影はバッチリ、と立てる親指。
Aブルー「それで、他には?」
キース 「祭壇と黒白の鯨幕と…。そうだ、喪服を忘れるなよ」
Aブルー「喪服ね、分かった!」
キース 「後は俺への御布施も頼む」
そんなトコだ、とサックリ終わった打ち合わせ。
後は30日を迎えるだけみたいですね?
2015/08/25 (Tue)
☆招待状まで準備
そんなこんなでやって来ました、スッポンタケのお葬式の日が。
生徒会長の家が会場とあって、シャン学メンバーも集まりましたけど。
シロエ 「…招待状が来るとは思いませんでしたよ、お葬式の」
マツカ 「ぼくもです。確かに日時は分かりやすいですが…」
サム 「これって婚礼用のヤツだろ、寿のシール」
招待状が入った封筒の裏に寿なシール、しかも金色。
ブルー 「間違いなくソレだと思うけどねえ?」
ジョミー「喪服で来いって書いてあったけど、制服でいいよね?」
ブルー 「学生の場合は制服だね、うん。ぼくは衣だけど」
職業柄、と生徒会長は緋色の衣。他は制服、喪服はゼロで。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも幼稚園の制服だよ!」
シロエ 「可愛いですよね、何処のですか?」
ブルー 「ぼくの知り合いがやってる所!」
お寺が幼稚園をやっているのはよくある話、と生徒会長。
ブルー 「こういう時に備えて買ってあるんだよ、制服を」
シロエ 「ある意味、抹香臭いですね」
Aブルー「ありがとう、ぶるぅ! 抹香臭いのは大歓迎だよ!」
お葬式だし、と出現しました、言い出しっぺが。
Aブルー「ぼくもバッチリ喪服でキメたよ、この通り!」
ブルー 「わざわざ買って来たのかい?」
Aブルー「スッポンタケの晴れ舞台だしね!」
買わずにどうする、と黒のスーツに黒のネクタイ。
Aブルー「遺影もちゃんと用意して来たし、もうバッチリ!」
??? 「本日はよろしくお願いします」
お集まり下さって感謝します、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「スッポンタケが立派な仏様になれる日だそうで…」
ブルー 「どうだかねえ…。後付けなんかは聞いたこともないしね」
Aブルー「黒白の幕は此処でいいかな、こんな感じで」
ブルー 「いいと思うよ、祭壇は其処で」
Aブルー「分かった、それじゃ瞬間移動で!」
一同 「「「うわー…」」」
ドンッ! と本格的な祭壇。
こんなのも売っているんですかねえ…?
2015/08/26 (Wed)
☆晴れ舞台なんです
スッポンタケのお葬式用にと瞬間移動で出て来た祭壇。
あまりにも本格的な代物とあって、誰もがポカンと口を開けるだけで。
シロエ 「あんなの、売っているんでしょうか?」
サム 「お寺用の通販カタログだったら載ってるけどよ…」
素人さんでも買えただろうか、とサム君も首を傾げるしかなく。
サム 「買えたとしてもよ、後の使い道が全くねえぜ」
Aブルー「そこはケチケチしないってね! 晴れ舞台なんだから!」
ジョミー「だったら、やっぱり本物なわけ?」
Aブルー「決まってるじゃないか! ちょっと情報を操作して!」
買ってみましたー! と威張るソルジャー。
Aブルー「処分はどうとでもなるからね! サイオンで燃やすとか!」
A船長 「あなたの力なら一瞬ですしね」
一同 「「「うーん…」」」
そこまでするか、と呆れ果てていたらチャイムの音がピンポーンと。
ぶるぅ 「あっ、キースだ!」
キース 「…不本意ながら来てやったぞ」
なんだって葬式の後付けなんか、と呻く私服の副住職。
Aブルー「その格好でやるのかい?」
キース 「着替えるんだ! 衣で家を出られるか!」
親父にバレたら命が無いし、と法衣用ではないボストンバッグ。
キース 「この中に全部詰めて来たんだ、これが位牌だ」
Aブルー「ありがとう! 何処に飾ればいいんだい?」
キース 「真ん中に遺影を据えてだな…。その前だな」
Aブルー「分かった、早く着替えて来てよ!」
キース 「鳴り物の用意も忘れるなよ?」
アレが無いと何も始まらないからな、と着替えにゲストルームへと。
Aブルー「鳴り物って、木魚と鐘だよね?」
ブルー 「その置き方は間違ってるから!」
サム 「左右が逆になってるぜ、逆」
手を交差させて叩くことになるぜ、とサム君も指摘。
サム 「それじゃドラマーになっちまうしよ」
Aブルー「じゃあ、それでいこう!」
賑やかなお葬式にしたいじゃないか、という主張。
木魚と鐘でドラマーですか…?
2015/08/27 (Thu)
☆ドラマーでいこう
本物志向の祭壇まで出て来た、スッポンタケの後付けお葬式。
キース君が法衣に着替える間に置かれた、木魚と鐘の位置が逆とかで。
Aブルー「キースもプロのお坊さんだしさ、逆もいけるよね?」
サム 「出来ねえことはねえだろうけど…。ちゃんと直しとけよ」
Aブルー「ドラマーだって聞いてしまうと、直す気は無いね!」
派手に演出したいんだから、とソルジャー、譲らず。
そこへ黄緑色の法衣に立派な袈裟のキース君が戻って参りまして。
キース 「準備は出来たか? おい、鳴り物の場所を間違えるな!」
Aブルー「あっ、そのままでいいんだよ! 叩けるだろう?」
キース 「なんだって?」
Aブルー「こう、手を交差させてドラマー風に! サムに聞いたよ!」
キース 「…ドラマーだと?」
何事なんだ、と睨まれたサム君、慌てて「違う」と否定。
サム 「俺は置き場所が間違ってるって言っただけでよ…!」
シロエ 「そうです、左右が逆だからドラマーになってしまうって…」
Aブルー「素敵じゃないか、ドラマーだなんて! これでお願い!」
スッポンタケも喜ぶだろう、と満面の笑顔。
Aブルー「君もプロなら、注文に応じてこそじゃないかと…」
キース 「くっそお…。やってやれないことはないが、だ!」
実例もあるし、と苦い顔付き。
キース 「坊主仲間に経験者がいた。法要を始めたら逆だったそうだ」
シロエ 「どうなったんです?」
キース 「置き直した方が顰蹙だからな、そのまま続行したらしい」
一同 「「「うわー…」」」
Aブルー「いいねえ、ドラマーなお葬式!」
是非ともそれで、という注文。
キース 「仕方ない…。始めるが、あんた、お焼香は知ってるか?」
Aブルー「お焼香?」
キース 「あんたが喪主なら一番手だぞ」
Aブルー「喪主ってなんだい?」
キース 「葬式の時にトップを務める、仏様の親族なんだが!」
それも分かっていなかったのか、と天井を仰ぐ副住職。
こんな調子で大丈夫ですか…?
2015/08/28 (Fri)
☆とにかく派手に
スッポンタケの後付けお葬式、木魚と鐘はドラマー風にという注文。
それはさておき、喪主が何だか分かっていなかったらしいソルジャー。
Aブルー「お葬式の時のトップねえ…。ぼくなんだろうね?」
A船長 「ソルジャーの方が立場が上ですからね、キャプテンよりも」
キース 「あんたで決まりか…。お焼香の方は分かるのか?」
Aブルー「初耳だけど?」
キース 「それも知らずに葬式を頼みやがったのか!」
よくも、と奥歯をギリギリと。
キース 「サム、教えてやれ!」
サム 「えーっと、それが香炉でよ…。その真ん中にこんな具合に」
こっちのお香を乗せると煙が、という説明。
サム 「細かい作法はもう仕方ねえな、とにかく出来れば」
Aブルー「お焼香ねえ…。これは大事なことなのかい?」
キース 「葬式に出たら、お焼香するのは常識だ!」
普通は親族は最後なんだが…、と副住職。
キース 「掟破りな後付けだからな、順番を変えることにした」
ブルー 「なかなかナイスなアイデアだよ、それ」
差別化を図るのはいいことだ、と銀青様も頷きまして。
キース 「あんたのお墨付きなら安心だ。では、始めるぞ」
Aブルー「はい、盛大に拍手、拍手~!」
キース 「黙っていろ!」
何処の葬式に拍手があるか、と始まった読経。
キース 「願我身浄如香爐~…願我心如智慧火~…」
Aブルー「うんうん、いいねえ…」
ブルー 「シーッ!」
粛々と進むお葬式ですけど、木魚と鐘とが見事にドラマー状態で。
Aブルー「ドラマーで頼んで良かったよ! 見た目に派手で!」
キース 「………。それでは、ご親族の方からお焼香を」
Aブルー「待ってましたあ!」
颯爽と立って行ったソルジャー、お香をギュッと鷲掴み。
Aブルー「お葬式おめでとう、スッポンタケ!」
一同 「「「ええっ!?」」」
香炉にドバッとブチまけられたお香、サイオンの効果かブワッと炎上。
凄い煙が発生してます、まさかのスモーク演出ですか…?
2015/08/29 (Sat)
☆お焼香スモーク
スッポンタケの後付けお葬式、掟破りなだけにお焼香の順が親族から。
喪主のソルジャーがお香てんこ盛り、凄い煙がモクモクと。
シロエ 「何するんですか!」
Aブルー「お葬式には常識なんだろ、だったら煙も派手にしないと!」
サム 「こんなんじゃねえよ、やりすぎ…ゴホッ!」
マツカ 「け、煙が…ゲホッ!」
お香の煙は強烈なだけに、ゲホゲホゴホゴホ、凄い騒ぎに。
キース 「南無阿弥陀ゲホッ、南無ゴホッ陀仏…」
Aブルー「ゲホゲホ言わずに、お経よろしく!」
キース 「ゲホ阿弥陀仏、ゴホ阿弥陀仏…」
ドラマー状態で木魚と鐘を鳴らしつつ、お焼香を促す副住職の手。
A船長 「私でしょうか?」
Aブルー「君だと思うよ、お香はドバッと!」
A船長 「分かっております、煙はよろしくお願いします」
あの手のサイオンは不得手でして、とキャプテンも握った大量のお香。
A船長 「お葬式おめでとうございます、スッポンタケ!」
Aブルー「おめでとう、スッポンタケ!」
またまたブワッと凄い煙で、もう完全にスモーク演出。
Aブルー「次は誰かな、とにかく派手にやってよね!」
A船長 「煙はブルーが出してくれますから、皆さん、よろしく」
一同 「「「………」」」
そんな、と煙の中で一同ゲホゲホ、けれど副住職の声。
キース 「ゲホッ、お焼香が終わらない間は、ゴホッ…」
シロエ 「何なんです?」
キース 「そ、葬式の…ゲホッ、締めのお経が…ゴホッゴホッ!」
どうやらお焼香が終わらない限りは、終わらないのがお葬式っぽく。
Aブルー「ほらほら、みんな拝んでくれないと!」
A船長 「スッポンタケを祝ってやって下さい、皆さんも」
キース 「ゲホ阿弥陀仏、ゴホ阿弥陀仏…」
早くしてくれ、と副住職のゼスチャーが。
サム 「し、仕方ねえ…。ゲホッ、成仏しやがれ!」
Aブルー「いいねえ、他のみんなもね!」
スモーク、スモーク! と明らかに勘違いしている様子。
後付けは何でもアリですか?
2015/08/30 (Sun)
☆締めはシンバル
掟破りなスッポンタケの後付けお葬式、お焼香の煙でスモークを演出。
派手にやりたいソルジャーなだけに、全員にスモーク強制で。
Aブルー「サムみたいにドバッとお香をね! はい、次の人~!」
シロエ 「ゲホッ、ゴホッ…」
Aブルー「そこでスッポンタケに一言! おめでとうとか!」
シロエ 「に、二度と戻って来ないで下さ…ゲホッ!」
Aブルー「やり直し!」
もっと心のこもった言葉を贈るように、とダメ出しが。
Aブルー「他のみんなも気を付けて! はい、シロエ!」
シロエ 「ほ、本日はおめでとうございます!」
ゲホッと咳き込みつつ二度目のお焼香、モクモクと煙。
Aブルー「途切れないように、次の人!」
ジョミー「お葬式万歳!」
マツカ 「心からお祝い申し上げます!」
スウェナ「末永くお幸せに~!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ うんと幸せになってね!」
ブルー 「スッポンタケを浄土に送る、倫王院殿法界善根大居士~!」
お焼香を終えた生徒会長、シンバルのようなものをジャーン! と。
キース 「南無ゲホ陀仏、南無ゲホ陀仏…」
ブルー 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏~…」
ジャーン、ジャーン! とシンバルが響く中、読経終了。
キース 「南無阿弥陀仏…。ゲホッ、終わったぞ!」
Aブルー「ありがとう! なんかシンバルまで出て来ちゃったし!」
A船長 「スモークとシンバルで盛り上がりましたね、良かったです」
ブルー 「これは妙鉢と言って立派な鳴り物だから!」
Aブルー「だけど、見た目はシンバルだしね!」
お経はドラマー風で締めがシンバル、とソルジャー、感激。
Aブルー「でもって、後は宴会だよね!」
一同 「「「宴会?」」」
Aブルー「賑やかに飲み食いすると聞いたよ、ノルディから!」
キース 「こらあっ、祭壇はテーブルじゃない!」
Aブルー「いいんだってば、ビュッフェにピッタリ!」
お葬式の後は大宴会、と祭壇にズラリ御馳走が。
罰当たりな中、中継これまで~。
2015/08/31 (Mon)
