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シャングリラ学園つれづれ語り

暑さが最高潮な時期に入って、生徒会長宅に集う御一同様。
エアコンの効いた憩いの場所でも、キース君には墓回向が。

サム  「マジかよ、初盆、来年になっちまうって?」
シロエ 「お盆期間中なら仕方ないかもですけど…」

地獄も閉まっている筈ですしね、とシロエ君。

シロエ 「それより前から、翌年送りになるわけですか?」
キース 「伝統的な慣習と言うか、そうなっている」
一同  「「「うーん…」」」

お亡くなりでも、初盆が保留なのか、と誰もが愕然。

サム  「んじゃよ、墓回向で戦死は、報われねえよな…」
ジョミー「もしかするとさ、お盆の棚経も対象外とか?」
シロエ 「初盆がまだなら、有り得そうです」
キース 「除外なんだ…」

8月の声を聞いた後だと、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「前日の23時59分台なら、セーフだが…」
サム  「午前0時になった途端に、アウトなのかよ?」
キース 「そういうことだな、流石に、ギリギリ案件は…」

うちの寺では出たことがないが、とキース君、合掌。

キース 「枕経を頼む、と電話が来たのは、8月でも…」
シロエ 「亡くなった時間が7月だったら、初盆ですね?」
キース 「厳密に線引きしたって、7月中なら7月で…」
サム  「8月1日の朝に電話をかけても、いけるのな…」

深夜の電話は非常識だしよ、とサム君が振っている首。

サム  「同じ時間帯に、たった今、お浄土へ、とよ…」
キース 「別の方から電話があっても、扱いは別だ」
シロエ 「枕経が同じ日でも、違うんですね?」
キース 「正解だ…」

こればかりは、と副住職、キッパリ。

キース 「だからこそ、墓回向で戦死したくないわけで…」
サム  「暑さに耐えて、裏山の上り下りかよ…」
シロエ 「気の毒すぎる話ですけど、どうしようも…」
??? 「及ばずながら、手を貸そうか?」
一同  「「「は?」」」

手を貸すとは、と声の方へと視線が集中ですけど。
誰だと…?


※ちょこっと私語。
 本日、令和8年8月8日。「8」が並ぶのでゾロ目デー。
 おめでたい「8」のゾロ目だけに、縁起がいいという話。
 ところが体感の時間が伸びすぎ、令和が1桁な感覚ゼロ。
 令和10年台だと思っていました、8年目だそうで愕然。

※ブルー追悼記念作品、UPしました。
 ←追悼作品は、こちらからv

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