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シャングリラ学園つれづれ語り
棚経の日の14日がやって来まして、やっぱり厳しい暑さ。
朝イチで生徒会長宅に集う面々、キース君たちを心配中で。

Aブルー「キースが途中で倒れちゃったら、棚経はさ…」
シロエ 「中止になると思いますけど?」
スウェナ「ピンチヒッター、いないって言ってたわよね?」
マツカ 「檀家さんの家には、アドス和尚が大遅刻で…」

お参りに行く方ではないでしょうか、とマツカ君の見解。

マツカ 「以前は一人で回っていたと、聞いていますし…」
シロエ 「そうでした! なんとか出来ないわけでは…」
スウェナ「なさそうだわねえ、キツイと思うけど…」

ドタキャンするわけにも、とスウェナちゃんも。

スウェナ「年に一度の行事で、檀家さんも待ってるし…」
ブルー 「多分、そっちのコースになるだろうね」
シロエ 「行かないチョイスは、無いんですね?」
ブルー 「ぼくが耳にしたケースは、意地でも行ってる」

引退していた前の住職が復帰したりさ、と生徒会長。

ブルー 「現役の和尚が、急な腹痛で搬送されたらしくて」
シロエ 「急病ですか!?」
ブルー 「そう聞いてるね、次の世代は資格がまだで…」

単独で棚経は務まらないし、と説明が。

ブルー 「仕方ないから、後期高齢者どころか八十代で…」
マツカ 「棚経のピンチヒッターだったんですね?」
ブルー 「流石に、スクーターは無理だし、檀家さんが…」

急遽、運転手で自家用車で、と凄すぎるケース。

ブルー 「来て頂いた方は、有難いけど、慌てたそうだよ」
スウェナ「そりゃそうよねえ…」
シロエ 「お布施の額とか、どうなるんです?」
ブルー 「だから、大慌てで…」

額を増やして、包み直し、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「普通はつけない、お車代までつけたと聞いたね」
シロエ 「檀家さんの、白タク用ですね…」
マツカ 「善意でも、お礼はしたいでしょうし…」
ブルー 「本当に…」

それでも来て貰えるのが有難い、と合掌ですけど。
お車代…。


※ちょこっと私語。
 本日、お盆の最終日ですけど、お盆ネタが続くのが此処。
 これだけ抹香臭いネタが多いと、お寺関係を疑われそう。
 まるで無縁で、アニテラに来る前は、キリスト教が拠点。
 とはいえ家は仏教、早い話が「TPOで変わる」タイプ。

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お盆の棚経の14日が来まして、朝から生徒会長宅な面々。
マツカ君が飲み物を忘れて、暑い思いをしたそうですけど。

シロエ 「棚経のスタート、朝の6時らしいですしね…」
マツカ 「最初の家に到着するのが、6時ですから…」
スウェナ「元老寺を出るのは、もっと早いわよね…」

その前に朝のお勤めとかもあるでしょ、とスウェナちゃん。

スウェナ「この間、4時起きって言っていなかった?」
シロエ 「そうでした! アンダーのレンタルの話で…」
マツカ 「交換に来るのは、夜でないとダメらしいですね」

例の方は、朝が弱いそうですから、とマツカ君も。

マツカ 「今日もアンダー、借りているんでしょうか…?」
シロエ 「微妙ですよね、続きで借りられそうですけど…」
スウェナ「その場合、キースだけが涼しいわけよね?」

お供のジョミーはアンダー無いわよ、という指摘。

スウェナ「アドス和尚のお供のサムにも、無いのよね…」
シロエ 「公平性を考慮したなら、無いかもですね…」
マツカ 「キースは、その辺り、自分に厳しそうです」
??? 「ピンポーン!」

それで正解、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「アンダーのレンタル、昨日で終わったよね!」
一同  「「「うーん…」」」

自分に厳しすぎるのでは、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「コッソリ着てても、バレないでしょうに…」
マツカ 「キースですしね…」
Aブルー「ぼくからも、強くオススメしたんだけどさ…」
スウェナ「断ったわけね、キースらしすぎ…」

灼熱地獄は確実なのに、とスウェナちゃん、深い溜息。

スウェナ「おまけに自転車で走るわけだし…」
シロエ 「運動量が違いますよね…」

道路の照り返しも半端ないです、とシロエ君。

シロエ 「裏山の墓地より、暑そうですけど…」
マツカ 「墓地だと、風も通りますよね…」
Aブルー「頑固だよねえ…」

倒れて貰っちゃ困るんだけど、と言ってますけど。
ヤバいかも…。


※ちょこっと私語。
 お盆の真っ最中ですけど、廃れつつある風物詩がある件。
 ツイッター時代に流行った、「坊さんあるある○○盆」。
 ○○の部分は西暦の年号、今年だと2026年ですけど。
 このハッシュタグがついたヤツ、絶滅危惧種的な存在…。

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やって来ました、棚経の日の14日。朝イチで集合な面々。
生徒会長宅で棚経の準備ですけど、もう充分に暑い時間で。

シロエ 「おはようございます。暑いですねえ…」
スウェナ「ホントにねえ…。マツカは車で来たんでしょ?」
マツカ 「いいえ、普通に路線バスです」

お盆休みで空いてましたよ、と庶民派な御曹司。

マツカ 「もっとも、バスのダイヤが土日仕様で…」
シロエ 「本数が減ってましたっけ…」
スウェナ「仕方ないけど、もしかして、バス待ち?」

いつもの時間でバス停に行ったとか、とスウェナちゃん。

スウェナ「夏休みの間、此処に通いっ放しだものね…」
マツカ 「そうなんです。普段の早いバスのつもりで…」
シロエ 「バス停に着いたら、来なかったんですか?」
マツカ 「15分ほど、待たされました…」

一瞬、家に帰ろうかと、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「とはいえ、家までの往復だけでも暑いですし…」
スウェナ「飲み物、持っていなかったの?」
マツカ 「今日に限って、忘れて来たんです…」

出がけに執事が呼んでいたのは、ソレかも、と項垂れる人。

マツカ 「急いでるから、と振り返らないで出て来ました」
シロエ 「バス停まで、持って来てくれればいいですよね」
マツカ 「多分、今日は要らないと思ったんでしょう…」

妙な所で気を回しますから、と諦めモード。

マツカ 「追い掛けて来て渡されたら、持って行きますし」
スウェナ「余計な荷物を増やすかも、という判断ね?」
シロエ 「水筒も、ペットボトルも、軽くないです…」
マツカ 「恐らく、ぼくの性格と、重量を考量した上で…」

届けに行かない方を選んだんです、と言われれば、納得。

マツカ 「災難でしたけど、こればっかりは…」
ぶるぅ 「お疲れ様! はい、特製はちみつレモン!」
マツカ 「ありがとうございます。でも、キースたちは…」
シロエ 「棚経ですよね…」

もっと早い時間から、とシロエ君が眺める窓の方。
キツそう…。


※ちょこっと私語。
 ユーロが登場した頃のコミック、ふと思い出した管理人。
 書庫から取って来て読んで、愕然としたのがユーロ換算。
 当時のレートが書き込まれていて、今と比較したら同額。
 物価高と円安のダブルパンチで、どうしようもなさそう。

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お盆前が一番暑くなる時期、生徒会長宅で涼むだけの面々。
そんな中でもキース君を見舞う墓回向、灼熱地獄なわけで。

Aブルー「分かった、アンダーのレンタル、明日から?」
キース 「あんたは朝が弱いからなあ、今夜の間に…」
シロエ 「届けて貰っておくのが良さそうですよ」
サム  「墓回向の前に、朝のお勤め、やってるんだろ?」

四時起きでねえの、と僧籍な人の問い。

サム  「起きたら着替えで、普段着は抜きで、法衣で…」
キース 「正解だ。こいつが起きて来られる時間では…」
Aブルー「ないってことだね、去年も夜に交換してたし…」

もっとも、洗濯の関係だったけどさ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「ぼくの船での、洗濯の時間に間に合うようにね」
ジョミー「サイズが合う人のを、失敬してたんだっけ?」
Aブルー「ピンポーン! アンダーは多めに持ってるし…」

減っていたってバレやしないよ、とコソ泥だったらしい人。

Aブルー「夜の間に洗って返しておいたら、不足は1枚…」
シロエ 「気が付く減り方じゃないですね…」
Aブルー「洗濯が遅れちゃったら、ヤバいかもだし…」

夜に回収で洗濯させてた、とソルジャーが竦める肩。

Aブルー「今回もソレで行くから、今夜、届ける!」
キース 「よろしく頼む。俺も棚経でスルーはしない」
Aブルー「もちろん、棚経の日の瞬間移動も、バッチリ!」

任せといてよ、とソルジャー、姿を消しまして。

キース 「助かった…。明日以降、楽になりそうだ…」
スウェナ「ミスト設置とか言われてたけど、大丈夫そうね」
サム  「戦死のリスクも、回避したよな…」
キース 「初盆が来年になるのはキツイぞ…」

名誉の戦死と認定でもな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「さて、残りの卒塔婆書きと、墓回向を…」
ブルー 「全力で、頑張ってくれたまえ!」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」

棚経が終われば楽になります、とエールですけど。
頑張るしか…。


※ちょこっと私語。
 お盆の関連行事が本格化する時期、ふと思い出したブツ。
 シャングリラ学園番外編を書いていた頃、欲しかった本。
 その名も『月刊住職』、ネタ用に欲しいのに、寺院のみ。
 「今の時代なら」とAmazonで検索、誰でも買える模様…。

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お盆を控えて酷くなる暑さ、涼しい生徒会長宅な御一同様。
外に出る気も起きませんけど、キース君は炎天下で墓回向。

Aブルー「どういう行動が、アウトなのかも謎だしさ…」
キース 「極論で言った場合は、俺関連だけでアウトだ」
一同  「「「は?」」」

どうアウトなんだ、と皆が見合わせる顔。

シロエ 「火だるまショーとかを指すんでしょうか?」
キース 「其処まで行ったら、完全にアウトだと言える」
サム  「どういう定義になってるんだよ?」
ブルー 「お坊さんというのは、敬う対象になってるしね」

粗略に扱った時点でアウト、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「お経の中にも、重要な文言としてさ…」
キース 「仏様と、仏様の教えと、坊主に帰依すると…」
サム  「あー…。言われてみれば、あったよなあ…」
ジョミー「そうだったっけ?」

ぼくは知らない、と同じ僧籍でも、知らない人が一名。

ジョミー「棚経の時にも、唱えてるのかな…?」
キース 「短時間だし、棚経の時は使わん!」
ブルー 「お彼岸の法要だったら、いつも読んでる」
一同  「「「うーん…」」」

そういうことならアウトだよな、とソルジャーに視線が。

シロエ 「御本尊様、日頃からブチ切れ状態ですね…」
スウェナ「いらっしゃる場所から、お見通しよ…」
キース 「阿弥陀如来様に、見落としは有り得んわけで…」
Aブルー「やっぱり、ぼくが顔を出したら、アウト…」

覚えがめでたくなるの逆で、とソルジャー、真っ青。

Aブルー「アンダーのレンタルで、通うのはどう評価?」
キース 「坊主を助けるための行為になるしな…」
ブルー 「功徳を積んだことになると思うよ」

日頃のマイナス点が、少し減りそう、と生徒会長。

ブルー 「顔を出さずに、頑張ってくれたまえ!」
Aブルー「御本尊様は、気付いてくれるかな…」
キース 「安心しろ、ちゃんと分かって下さる」

だからレンタルを頼む、と念押しですけど。
功徳ですか…。


※ちょこっと私語。
 タタールスタンの定点カメラ、見に出掛けたらサイレン。
 現地の人がロシア語で「沢山飛んで行く、ピーピー」…。
 カメラでは見えない地点に、ウクライナのドローン襲来。
 大自然の眺めが素晴らしい中で、空襲警報を聞くとは…。

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