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お内裏様の座る畳と似ている畳に座ることがあるというキース君。
実は超絶お坊っちゃまかと驚いていれば、真相はお寺の本堂の畳だそうで。
シロエ 「あ~あ、ホントにビックリしましたよ。先輩も人が悪いですね」
キース 「お前たちが勘違いしたんだろうが!」
ジョミー「でもさあ、咄嗟に思い出せないよ、あれは」
サム 「うんうん、俺も全く分からなかったぜ。上に座布団だし」
シロエ 「おまけに周りに置いてあるのが木魚とか鐘とかですもんねえ…」
スウェナ「お内裏様だと雪洞とか桃の花なのにねえ…」
月とスッポンとはこのことだ、と笑い転げるシャン学メンバー。
ソルジャーも普段から覗き見しているだけに元老寺の本堂は把握済みで。
Aブルー「あれって座り心地はどうなんだい? 畳だよね」
キース 「親父が留守の時しか座れないからな…。気分はいいが」
サム 「一人前の住職になったって気がするわけか?」
キース 「そんな所だ。だが、座り心地を訊かれると…。どうだろう?」
マツカ 「キースは座布団の上に座るんですよね?」
キース 「ああ、そうだ。座布団無しで座ろうと思ったことがない」
Aブルー「ふうん…。じゃあ、畳と同じで座布団無しだとキツイのか…」
キース 「多分な。雛人形の方は座布団という文化が無いんだ」
ジョミー「えっ、そうだったの?」
キース 「千年ほど前の時代がモチーフだぞ? 座布団はまだ無い」
Aブルー「なるほどねえ…。で、座布団つきだと本堂のアレになるんだね」
イマイチかなぁ、と首を捻っているソルジャー。
Aブルー「偉い人が座ると言うから、ちょっといいかと思ったんだけど」
キース 「何処がだ?」
Aブルー「ぼくが座るのさ、ハーレイがヘマをやらかして土下座な時に」
でも座り心地が悪いんだったら要らないや、と呟くソルジャー。
座布団つきではお坊さんに思えてくるので却下だとか。
土下座するキャプテンを見おろすために専用畳を欲しがるだなんて、どう
考えても鬼ですよね…?
※アーカイブ追加収録のお知らせ
シャン学アーカイブに『ゆく年くる年』全3話を追加収録いたしました。
元老寺で迎える大晦日と除夜の鐘。年が明ければ初詣です。
初詣と言えば神社を連想しがちですけど、お寺の初詣もあるようで…。
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生徒会長の留守に部屋に入り込み、雛人形を飾り始めたシャン学メンバー。
鍵を開けてくれたソルジャーと一緒に雛段を組み立て、緋毛氈をかけて…。
キース 「おーい、そっちの具合はどうだ?」
ジョミー「バッチリだよ! ピンと張ったし、次は人形だね」
スウェナ「違うわよ、先に屏風を飾るのよ。それに畳も置かなくちゃ」
シロエ 「あ、そうか…。じゃあ、こっちの箱が一番ですね」
木箱を開けて屏風を取り出すシロエ君。
マツカ君が買った高級品だけに、本物の金箔が貼ってあります。
シロエ 「よいしょ、っと…。次が畳、と」
Aブルー「畳って床材なんだと思ってたけど、これは違うんだね」
キース 「俺だって似たようなヤツに座ることがあるぞ」
全員 「「「えぇっ!?」」」
お雛様の畳と言えばお内裏様が座るモノでございます。
昔の偉い人しか座れない物のミニチュアだとばかり思っていれば、なんと
キース君が同じようなヤツに座るんですって?
マツカ 「え、えっと…。キースって実は凄かったんですか?」
サム 「マツカも裸足で逃げ出す家柄とか? 知らなかったぜ」
シロエ 「そういえば名家の出身の人が住職ってお寺、多いですよね…」
Aブルー「へえ…。なるほど、これに座れる人は偉いのか…」
知らなかったよ、とソルジャーも感心しております。
しかしキース君が実は超絶お坊っちゃまとは、世の中分からないもので…。
シロエ 「キース先輩、長年失礼いたしました!」
ジョミー「ど、どうしよう…。ぼくも色々やっちゃった…」
キース 「お前たち、何を勘違いしてるんだ? 寺の備品だぞ」
何度も家に来たくせに、とキース君は呆れた顔で。
キース 「本堂に置いてあるだろう。上に座布団が敷かれているが」
ジョミー「え? そ、そうだっけ…」
キース 「読経の時に座るヤツだ! …主に親父だがな」
あれのことか、とシャン学メンバーは脱力中。
キース君の坊っちゃま騒動の意外な結末、ソルジャーも爆笑してますよ~!
生徒会長と教頭先生が、まさかのデート!
しかもテーマはバカップルごっこ。
本当に「ごっこ遊び」で終わるんでしょうか、この二人。
教頭先生に熱いエールをお願いしますv
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留守の間に雛人形を飾られてしまわないよう、鍵をかけて逃げた生徒会長。
入れなくなったシャン学メンバーの窮地を救ったのはソルジャーですが。
Aブルー「雛人形は間近で見たことないんだ。ぼくの世界には無い物だし」
キース 「それで見物しに来たのか。それとも嫁入り道具の野次馬か?」
Aブルー「両方だよ。でも嫁入り道具というのはいい話だね」
店長さんも感激してたじゃないか、と言うソルジャー。
雛人形を買いに出掛けた辺りから覗き見していたみたいです。
キース 「まあな…。しかし最近はそんな話も聞かないが」
シロエ 「女の子が生まれた時にお嫁さんの実家が贈るんですよね」
Aブルー「そうなのかい? ブルーは…ちょっと産めそうにないね」
サム 「それ以前に嫁に行かねえよ!」
Aブルー「ごめん、ごめん。ぼくも産むのは無理だけれども嫁入りなら…」
ハーレイが相手なら考えてもいい、とソルジャーは悪戯っぽい笑顔。
もちろん教頭先生ではなく、キャプテンのことで…。
Aブルー「だけどブルーは逃亡中か。嫁入り道具は要らないようだね」
キース 「ああ。俺たちの読みが甘すぎた」
Aブルー「大丈夫! 入れたんだし、遠慮なく飾ってあげたまえ」
ジョミー「帰ってきたら撤去されちゃって終わりだよ!」
シロエ 「それだけじゃなくて売り飛ばすとか、何処かに寄付とか…」
Aブルー「ぼくを誰だと思ってるんだい? 力でブルーに負けるとでも?」
全員 「「「えっ?」」」
Aブルー「宴会当日までシールドを張って雛人形を死守ってね」
動かせないし埃もつかない、とソルジャーは自信満々です。
Aブルー「ブルーはぼくが来ていることにも気付いていない。今の内だよ」
キース 「そ、そうか…。だったら飾ってしまうか」
ジョミー「飾るならやっぱりリビングだよね!」
この辺かな、と決めたシャン学メンバー。
雛段の組み立てをソルジャーも楽しくお手伝い中。
宴会にも来る気らしいですけど、どんな宴になるのやら…。
3月3日、雛祭りの日でございます。
嫁入り道具にと雛人形を買われてしまった生徒会長、既に逃亡したようで。
キース 「くそっ、留守か…。マツカ、雛人形は確かに届いたんだな?」
マツカ 「お届けしました、と店長から電話がありましたよ」
ジョミー「フィシスさんの家で雛祭りだとは聞いていたけど…ぶるぅは?」
シロエ 「一緒に連れて行ったんでしょう。ぼくたちが入れないように」
キース 「管理人さんに頼んでみるか? 此処までは入れてくれたんだし」
スウェナ「玄関まで開けてくれるかしら? 不法侵入に近いじゃない」
キース 「畜生、出直すことにするか…。流石に夜には戻るだろうさ」
シロエ 「どうでしょう? 泊まってくる可能性もありますよ」
サム 「フィシスさんちで雛祭りだもんなぁ…」
これは帰って来ないかも、とシャン学メンバー、ガックリです。
雛人形が届いていても入れなくては飾れません。
キース 「ウッカリしてたぜ。宴会当日まで留守か居留守で逃げる気だ」
ジョミー「ブルーだもんねえ…。大人しく雛人形を飾られるキャラじゃ…」
シロエ 「ないですよね、冷静に考えてみれば」
サム 「うーん、見たかったんだけどなあ、嫁入り道具…」
スウェナ「マツカに悪いことしちゃったわねえ、高かったのに」
すごすごと引き揚げようとした所へ「ちょっと待った!」と呼び止める声。
生徒会長が出たかと思いきや、なんと生徒会長のそっくりさんで。
(※ソルジャーことアルト様ブルー、場外編に初登場でございます。
台詞表記は四文字以内に収めるために「Aブルー」とさせて頂きます)
キース 「な、なんであんたが…」
Aブルー「君たち、困っているんだろう? ドアの鍵くらい簡単だよ」
あっさり鍵を開けたソルジャー、雛人形の箱を指差すと。
Aブルー「嫁入り道具なんだってね。どんなのかとても興味があるな」
キース 「いや、それは俺たちのこじつけで…。本当は今日が雛祭りで」
Aブルー「ぼくの世界に雛祭りというのは無いんだよ」
SD体制下では雛祭りは無いらしいです。
生徒会長宅には入れたものの、ソルジャーまでやって来なくても…。
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生徒会長の嫁入り道具に、と雛人形を買いにやって来たシャン学メンバー。
マツカ君が手配した老舗人形店の暖簾をくぐろうとしております。
ブルー 「ちょ、本気で買うって!?」
キース 「当然だろうが。ぶるぅ、しっかり捕まえておけよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくが掴まってれば大丈夫だよ!」
「そるじゃぁ・ぶるぅ」もタイプ・ブルーだけに生徒会長をガッツリ確保。
傍目には小さな子供がしっかりと生徒会長の手を握っているだけですが。
マツカ 「お邪魔します。先ほどお電話させて頂いた者ですが…」
店員さん「いらっしゃいませ。店長が御案内させて頂きます」
ブルー 「や、やばい…」
店長 「ようこそお越し下さいました。雛人形をお求めだとか」
マツカ 「そうなんです。えっと…お嫁入り道具だと、どの辺ですか?」
店長 「お嫁入りでらっしゃいますか。それはおめでとうございます」
嫁入り道具に雛人形とは本格的でいらっしゃる、と店長さんは大感激。
マツカ君の紹介だけに高級そうな雛人形を次々に披露してくれて。
店長 「スペースが充分あるようでしたら、お道具も是非、一通り」
キース 「道具か…。それは意味があるのか?」
店長 「夫婦が添い遂げる縁起物ですと貝桶が一番重要ですね」
御伽犬という犬の形の器が安産のお守りだとか、色々とあるみたいです。
キース 「なるほどな。せっかくだから買っておくか」
シロエ 「安産のお守りなんかが要りますか?」
ジョミー「お約束だし、要るんじゃない?」
ブルー 「要らないってば!」
ぶるぅ 「だけどハーレイ、子供が好きだよ?」
子供が多いと喜ぶよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は無邪気な笑顔。
「誰が産むんだ」と生徒会長が混乱している内に…。
店長 「お買い上げありがとうございました!」
ブルー 「え?」
キース 「良かったな。後は俺たちに任せておけ」
3月3日は雛祭り。
生徒会長がフィシスさんの家に行っている間に飾る計画らしいですよ~!
