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クリスマス会をやることに決めたシャン学メンバー。
まだ内容は未定ですけど、先生方の許可を貰わないと話は前に進みません。
ブルー 「授業の邪魔にならなかったら多分OKは出ると思うよ」
ジョミー「ハロウィンだって出来たんだもんね」
ブルー 「クリスマス当日は冬休みに入ってしまってるから、その前だね」
シロエ 「22日が終業式ですし、21日くらいでしょうか」
ブルー 「終業式の日はお歳暮争奪戦がメインだし…。21日が妥当かな」
シャングリラ学園の終業式では先生方からお歳暮が出ます。
これの争奪戦は大人気ですし、クリスマス会は別の日にすべきでしょう。
ブルー 「それじゃ21日ってことで許可を貰いに行ってくるよ」
ジョミー「えっと…。今度は生徒会主催? それとも実行委員会?」
ブルー 「実行委員会に決まっているだろう? 生徒会はノータッチ!」
サム 「じゃあ、実行委員長は誰になるんだ?」
ブルー 「言い出しっぺはジョミーだけれど、ぼくがやるのが無難だよね」
先生方の心象が違う、と生徒会長は早速お出掛けして行きました。
シャン学メンバーの名前を連ねたクリスマス実行委員会の名簿を持って。
お祭り好きな先生方は快く承諾してくれたらしく…。
ブルー 「決まったよ、12月21日はクリスマス会!」
ジョミー「やったあ! これでキースもいい思い出が出来るよね!」
キース 「俺はクリスマスはどうでもいいんだが…」
ジョミー「ダメダメ、この際、楽しまないと」
スウェナ「そうよ、せっかく実行委員会まで作ったんだし!」
ブルー 「好意は有難く受けるものだよ。…ところで、ジョミー」
ジョミー「なに?」
ブルー 「マリア役は君でいいのかな?」
全員 「「「は?」」」
ジョミー「なにさ、それ…」
ブルー 「クリスマス会でマリアと言えば聖母に決まっているだろう」
そんなことも知らないだなんて情けない…、と生徒会長。
確かにクリスマスには聖母マリアですけど、クリスマス会とどう関係が…?
以下、拍手レスです~。と、ちょこっと蛇足。
明日、12月8日はアニテラ・ブルー様の御命日かもしれない日です。
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キース君のためにクリスマスの思い出作りをするのだ、と言うジョミー君。
いったい何をやらかす気だか…。
キース 「俺はクリスマスは要らんと言った筈だぞ」
ジョミー「それって絶対普通じゃないし! 何かが変だし!」
シロエ 「ですよね…。キース先輩が平気だと言っても、ちょっと」
サム 「うんうん、真っ当なクリスマスを知って欲しいよな」
キース 「だからどうしてクリスマスなんだ!」
ジョミー「楽しいからだよ、子供にはサンタ! 大人はパーティー!」
スウェナ「クリスマスが近づくとワクワクするでしょ?」
キース 「そういうものか? 俺には今一つ分からんが…」
ジョミー「クリスマスを知らないからそうなるんだよ、絶対良くない!」
マツカ 「ですよね、楽しい気分が分からないんじゃあ…」
サム 「良くねえな。人生、損をしてるんじゃねえか?」
クリスマスを理解出来ないのはよろしくない、と意見が一致いたしました。
やはり素晴らしい思い出を作ってあげなくては!
ブルー 「いいねえ、キースのために思い出作り。元老寺でやるのかい?」
キース 「俺の家にはクリスマスは無い!」
ジョミー「元老寺でやろうだなんて言わないよ。やっぱり学校…?」
シロエ 「学校でクリスマス…って、クリスマス会ですか?」
ジョミー「それが一番早そうだしね。…高校生だとおかしいかな?」
ブルー 「大丈夫だと思うけど? やってる学校も沢山あるよ」
ジョミー「え、ホント? だったら先生の許可をもらってくれば…」
ブルー 「うん、問題なく開催できる」
シロエ 「いいですね! やりましょう、キース先輩のために」
サム 「良かったな、キース! 人生初のクリスマス会だぜ!」
キース 「いや、俺は別に…」
サム 「遠慮しねえで受け取れって! なあ、ジョミー?」
ジョミー「そうだよ、クリスマスパーティーとは別物だしね」
楽しいクリスマス会にしなくっちゃ、とシャン学メンバーは意気盛ん。
どんな企画が出てくるのやら…?
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良い子にしていてもキース君にはサンタクロースのプレゼントは無し。
それがストレスになったかも…、というのが生徒会長の見解でございます。
ブルー 「無意識の内にストレスが溜まることって、ありがちだしね」
キース 「いや、俺は…」
ジョミー「だけどサンタが来なかったんでしょ? キースの家だけ」
サム 「友達がプレゼントを貰った話は聞いた筈だぜ。羨ましくねえ?」
キース 「そういうものだと思っていたしな…」
ジョミー「じゃあさ、アドス和尚は代わりに何かくれたわけ?」
シロエ 「サンタクロースを断るんですしね、せめてお菓子とか…」
キース 「プレゼントの類は無かったな。ツリーもケーキも無いんだし」
元老寺はクリスマスとは無関係だ、と強調しているキース君。
今でこそ「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお誕生日に合わせてパーティーですが、
それが無ければクリスマス無しで過ごすとか…?
キース 「もちろんだ。坊主の世界にクリスマスは要らん」
ジョミー「それって寂しい…。お寺が全部そうじゃないでしょ?」
ブルー 「うん。小さな子供がいるお寺では祝っているよ」
キースも言っていただろう、と生徒会長。
檀家さんからクリスマスケーキの差し入れがあったり、色々前向き。
ブルー 「キースの幼稚園時代には既に多かった筈だけどねえ?」
ジョミー「じゃあ、アドス和尚が前向きだったらサンタクロースは…」
ブルー 「来ていただろうね。キースは良い子だったんだから」
スウェナ「なんだか凄く可哀想…」
マツカ 「クリスマスの思い出が皆無ですもんね」
クリスマス会も無ければサンタも来ないクリスマス。
あまりに悲しすぎるのでは、とキース君以外の誰もが思っているようです。
ジョミー「そうだ、今からでも遅くないよ!」
サム 「何がだ?」
ジョミー「キースのための思い出作り!」
子供時代のクリスマスの分を取り戻すのだ、とジョミー君。
思い出作りって、まさか元老寺にサンタクロースを召喚するとか…?
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子供の頃にサンタクロースが家に来なかったキース君。
お寺はクリスマスとは無縁のもの、というアドス和尚のせいでございます。
ブルー 「流石に結界を二重にされればサンタクロースも来ないだろう?」
シロエ 「あの程度の柵、ちょっとズラせば通れますよ」
サム 「だよな! それに夜は山門を閉めるじゃねえか」
ぶるぅ 「うん! サンタさんは橇で飛んでくるんだから関係ないもん」
キース 「ブルーの説明をちゃんと聞いたか? 結界なんだぞ」
ブルー 「そう。この中は外の世界とは違いますよ、という印なんだ」
ジョミー「サンタクロースは要りません、って意味なわけ?」
キース 「そんなところだ。ウチは関係ありません、とな」
スウェナ「だけどサンタに通じるの? それ…」
ブルー 「二重になってりゃ流石にねえ? 如何にも入るなって感じだし」
キース 「橇も止められると親父は言ったぞ。シロエが言ってた車止めだ」
元老寺のサンタクロース対策は万全だった、とキース君は得意げですが…。
サンタクロース立ち入り禁止って子供には酷くないですか?
マツカ 「キースは納得してたんですか? サンタクロースお断りなんて」
キース 「もちろんだ。良い子は父親の言いつけを守るものだぞ」
ジョミー「でもさあ、良い子にしている意味が無いじゃん」
サム 「サンタクロースが来ねえんじゃなあ…。最悪じゃねえか」
シロエ 「ツリーもケーキもサンタも無しって、悲しいですよねえ…」
キース 「そういうものか? 別に困りはしなかったが」
ブルー 「どうだろう? そういうことが積もり積もって反抗的に…とかね」
ジョミー「お坊さんにはならないって言ってたもんねえ、最初の頃は」
キース 「あれは坊主頭が似合わなかったからだ!」
ブルー 「それだけじゃないかもしれないよ? 自分に自覚が無いだけで」
良い子にし続けてストレスが溜まった結果かも、と生徒会長。
サンタクロースが来てくれないのに良い子にするのは確かにストレス…?
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キース君の家のクリスマスはクリスマスツリーもケーキも無し。
確かにお寺にツリーというのは如何なものか、って気はしますけど…。
ジョミー「えっと…。ツリーは人に見られたらマズイかもだけど…」
サム 「お寺だしなあ…。でもさ、サンタはバレないぜ?」
シロエ 「そうですよ! 子供の枕元にプレゼントを置くだけですからね」
ぶるぅ 「うん! サンタさんは人に見られないように来るんだよ!」
ぼくだって一度も見たことないもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
いくらお寺でも、こっそりプレゼントを貰うくらいは許されるんじゃあ…?
キース 「檀家さんに見つからなければサンタが来てもOKだと?」
ジョミー「決まってるじゃん! サンタクロースは子供の特権!」
マツカ 「檀家さんだって許してくれますよ。子供なんですから」
ブルー 「そうそう、それこそ子供の特権! だけどアドス和尚は違った」
今でも頑固親父だろう、と生徒会長。
アドス和尚といえばキース君の長髪が気に食わなくて何度も騒ぎが…。
ブルー 「アドス和尚はサンタクロースが来るのが許せなかったのさ」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「頑張って元老寺を守っているのにコッソリ入って来るんだよ?」
仏様とは無関係な神様の所のお使いが…、と言われてみればそうなのかも。
キリスト教の神様の直属の部下ではありませんけど。
ブルー 「だからね、アドス和尚はしっかりガードを固めたわけ」
キース 「よく知ってるな。俺の心を読んだのか?」
ブルー 「そりゃ、面白いネタだもの。クリスマスは結界が二重だよね?」
全員 「「「結界?」」」
ブルー 「木で作った格子みたいな柵さ。山門に置いてあるだろう」
シロエ 「あれって結界だったんですか? 車止めかと…」
ブルー 「石段の上が山門だよ? 車が入ってくるとでも?」
結界は俗世間とお寺を仕切るアイテムらしいです。
元老寺のクリスマスには結界が二重。サンタクロースの立ち入りを禁ず…?
