ヘタレなキャプテンを鍛えるために、桜前線を追って旅するソルジャー。
かれこれ半月以上も北上し続け、ジンギスカン花見の本場辺りまで。
ブルー 「今年の桜は早かった割に、その後で寒波が来たからねえ…」
キース 「で、ジンギスカンの本場とやらが、今、満開というわけか」
ブルー 「うん。予想じゃ4月の末だったから、かなり遅れたよね」
ジョミー「桜の花に雪が積もりました、ってニュースもあったもんね」
サム 「あれって一度じゃなかったぜ」
あちこちで桜に雪だった筈だ、とサム君が言う通り、寒い春。
満開の桜と雪の映像が何度もニュースに出たわけで。
シロエ 「雪でもお花見してたんでしょうか、あの二人…」
ブルー 「ジンギスカンバケツ持参だろう? 暖は充分取れるよね」
マツカ 「炭火でも固形燃料でも、火ですしね」
スウェナ「火鉢みたいね、お餅の代わりに焼肉だけど」
ジョミー「暖かいのかなぁ、ジンギスカンバケツ…」
キース 「火鉢はけっこう温まるんだぞ。俺も道場で世話になった」
暖房と言えばアレしか無くて、とキース君は回想しております。
住職の資格をゲットする道場で霜焼け地獄の体験者。
キース 「まして焼肉を食っているんだ、身体の芯からポカポカだろう」
ブルー 「色気より食い気で旅をしてればいいんだけどねえ…」
一同 「「「あー…」」」
そうだった、と溜息をつくシャン学メンバー。
ソルジャー夫妻のお花見の旅、焼肉の方がオマケかも知れず。
ブルー 「ひたすら食べてお花見していることを祈るよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼肉しに行ったんでしょ?」
楽しそうだよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
正真正銘お子様なだけに、全く分かっておりません。
キース 「ああ、まあ…。焼肉だろうな」
ブルー 「それと身体の芯からポカポカってことになるんだろうね」
ただし運動していれば…、と生徒会長はブツブツと。
つまり大人の時間ですけど、キャプテンの修行はどうなったでしょう?
拍手ありがとうございました!
ゴールデンウィークは宇宙へ、というのがシャン学メンバー。
今年もシャングリラ号に乗り込んだものの、ツイてなかったようでして。
ブルー 「ぼくとしては精一杯の娯楽を提供したつもりだけどねえ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーはソルジャーだもんね!」
ブルー 「アレが嫌だと言うんだったら花見に行けば良かったんだよ」
キース 「い、いや、それは…」
ブルー 「素敵じゃないか、桜前線を追って北へ北へと花見旅!」
ジョミー「…ぼくたちだけならいいんだけれど…」
サム 「思い切り旅費がかかるからなあ…」
ブルー 「ちゃんとお誘いがあっただろう? アレならタダだよ」
瞬間移動で家からお出掛け、何処でも日帰り、と生徒会長。
ブルー 「ジンギスカンバケツと食費はノルディの負担なんだし」
キース 「面子が最悪すぎるんだ!」
シロエ 「賑やかしだとは言ってましたけど、違いますよ」
ジョミー「絶対、途中で消えるよね…。あの二人」
サム 「うんうん、ぶるぅを残してな」
マツカ 「目的が目的ですからねえ…」
キャプテンの修行でしたっけ、とマツカ君が溜息をついております。
マツカ 「来年のお花見に備えて予行演習をするとか、なんとか…」
キース 「行ったら最後、消えてる間の煙幕代わりになるんだぜ」
ジョミー「ジンギスカンバケツを並べてね…」
来年の春こそはシャングリラの公園の桜の下で、と夢見るソルジャー。
目指すは昼間の公園なだけに、ヘタレなキャプテンを鍛えるつもり。
スウェナ「結局、本気で旅立ったのよね?」
ブルー 「だろうね、あれっきり来ないからねえ…」
マツカ君の別荘でのお花見の後にソルジャーが来たのは一度だけ。
桜前線を追って焼肉をしないか、と勧誘に訪れたきりでございます。
ジョミー「今も何処かでお花見なのかな?」
ブルー 「そうだと思うよ、そろそろ本場だ」
ジンギスカンで花見な北国の桜が見頃だとか。
バカップルは本場で焼肉をしつつ、大人の時間に挑戦中?
※ちょこっと予告。
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一学期の中間試験が終わった後に、何かが起こる…かもしれません。
発表場所はこちら↓ 『シャン学アーカイブ』 でございます。
シャングリラ学園シリーズ、5月も月2更新です。
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季節は早くも風薫る五月。
五月といえばゴールデンウィーク、それも終わった七日でございますが。
ジョミー「うーん、今年もツイてなかった…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ グレイブ、何かやったの?」
いきなり実力テストとか、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は怪訝そう。
休み明けに抜き打ちテストというのは王道です。
ジョミー「そっちは問題ないんだってば、今更だしね」
サム 「他のヤツらは悲惨だったみたいだけどなぁ、俺たちはなあ…」
ジョミー「一年生のプロだもんねえ、ブルーが来なくても大丈夫!」
テストと言えば生徒会長。
クラスに混ざって正解をコッソリ意識の下に…というお約束。
ブルー 「行ってあげた方が良かったかい?」
キース 「いや。たまには実力を知っておくのも大切だろう」
シロエ 「そうです、甘やかすのは良くありません」
スウェナ「でもねえ…。補習地獄は確実みたいね」
サム 「いいじゃねえかよ、俺たちは無関係なんだしよ」
マツカ 「グレイブ先生も妙に御機嫌でしたしね」
ブルーが来ませんでしたから、とマツカ君が言い、一同、爆笑。
生徒会長が参加したテストはクラス全員が満点になるわけですし…。
キース 「今頃は嬉々として採点をしてらっしゃるだろうな」
ブルー 「で、ジョミーは何がツイてなかったって?」
ジョミー「………。分からないわけ?」
ブルー 「全然? 今年もってことは今日限定でもなさそうだねえ?」
ジョミー「去年もツイていなかったんだよ!」
ブルー 「…去年もって?」
ジョミー「だから! ゴールデンウィークのシャングリラ号!」
一同 「「「あー………」」」
アレは出来れば忘れたい、と誰もが遠い目になっております。
どうやら今年もロクな体験をしなかったようで…。
ブルー 「乗りたがるから乗せたのに…。それともアレかい?」
花見旅の方が良かったのかい、と訊かれて固まるシャン学メンバー。
はてさて、固まらねばならないような花見旅とは、これ如何に?
カラス並みの勢いとやらで肉を奪ってゆくソルジャー。
対抗するにはコレしかない、と生徒会長が肉に振りかけたものは唐辛子。
Aブルー「劇辛かぁ…。ハーレイ、お前はいけるよね?」
A船長 「好きというわけではないですが…」
Aブルー「甘い物よりマシだろう? はい、あ~ん♪」
A船長 「………。ああ、これもけっこう美味しいですね」
Aブルー「それは良かった。頑張っていこう!」
食べて今夜もヌカロクだ、と真っ赤な肉をヒョイヒョイヒョイ。
キース 「…まったく効いていないようだぞ」
ジョミー「ぼくたち、負けっぱなしなわけ?」
Aブルー「君たちも食べればいいじゃないか。あ、それよりさ…」
ブルー 「まだ何か?」
Aブルー「お花見にジンギスカンって北の方だと言ったよね?」
ブルー 「そうだけど?」
Aブルー「ここの桜ってアルテメシアより遅いんだよねえ?」
北に行くほど桜が咲くのも遅いのかな、と尋ねるソルジャー。
ブルー 「そりゃそうさ。今年でも4月の末じゃないかな、あの辺り」
キース 「桜前線って言葉があってな、暖かさにつれて北上していく」
Aブルー「へえ…。来年の予行演習に良さそうだね、それ」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ハーレイ、桜前線を追って行こうよ、焼肉しながら!」
ジンギスカンバケツを買い足して、とソルジャーは笑顔。
Aブルー「青空の下でお花見するんだ、それとシールド!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 大人の時間だね!」
A船長 「ま、待って下さい、ブルー!」
Aブルー「ヘタレ直しには丁度いいだろ、どんな桜に会えるかなぁ…」
満開の桜を見ながらヤるのだ、とソルジャーはウットリしております。
Aブルー「でもって来年の春はシャングリラの公園で真昼間から!」
A船長 「…む、無理です、私にはどちらも無理です~!」
桜の下に響くキャプテンの悲鳴。
シャン学メンバー、今の間にと肉をせっせとパクパクと。
後は野となれ山となれ。お花見中継、これにて終了~。
ジンギスカンもバーベキューも、と欲張っているシャン学メンバー。
その肉を端から攫ってゆくのがソルジャー、カラスよりかはマシとかで。
ジョミー「カラスって、なに?」
ブルー 「鳥のカラスだよ、ジンギスカンの本場じゃ出るらしい」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「お花見しながらジンギスカンなのは思い切り北の地方でさ」
Aブルー「そうなんだ? そこまではぼくも知らなかったよ」
ブルー 「そこでジンギスカンをやっているとね、カラスが来るわけ」
そして焼けた肉を狙って急降下、と生徒会長。
ブルー 「防ぐのがなかなか大変らしくて、カラスと人との攻防戦」
Aブルー「ふうん…。あ、ハーレイ、しっかり食べるんだよ?」
ほら、とソルジャー、焼き上がったお肉をヒョイヒョイと。
自分のお皿にも取っていますし、またしても掻っ攫われたわけでして。
一同 「「「あーーーっ!!!」」」
Aブルー「どんどん焼けばいいだろう? 他所見せずにさ」
キース 「これでもカラスよりマシなのか?」
ブルー 「少なくともブルーは人間だしねえ、病原菌の心配がない」
ジョミー「…ただそれだけ?」
ブルー 「うん、それだけ。他の点ではカラス並みかと」
シロエ 「会長、何とかして下さいよ! 肉が殆ど食べられません!」
ブルー 「うーん…。カラスよけの方法はあるらしいけど…」
あまりお勧め出来ないんだよね、と生徒会長は申しております。
その間にもソルジャーは肉をせっせと取っているわけで。
キース 「あの速さには勝てないんだ! なんでもかまわん!」
サム 「相手はタイプ・ブルーだもんなあ、普通じゃ無理だぜ」
ブルー 「絶対に効くって保証はないよ?」
ジョミー「ダメ元だよ!」
ブルー 「じゃあ…」
生徒会長が宙に取り出したものは唐辛子の瓶。
パパッと振れば真っ赤な粉がお肉の上に一面に。
一同 「「「わーっ!!!」」」
こんなの誰も食べられない、と一同、涙目。
バカップルには効くんですかねえ?
※ちょこっと予告。
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一学期の中間試験が終わった後に、何かが起こる…かもしれません。
発表場所はこちら↓ 『シャン学アーカイブ』 でございます。
シャングリラ学園シリーズ、5月も月2更新です。
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