☆供養塔は色々
キース君が住職の資格を捨てない限りは、御縁が続くスッポンタケ。
慰謝料の話から出た供養塔コース、それさえあれば供養は任せて安心。
Aブルー「供養塔は大いに魅力的だし、詳しい話を聞きたいね!」
サム 「お大師様の所の供養塔ってヤツは、半端ねえから」
ブルー 「どんな形にしてもオッケーらしいからねえ…」
お墓の縛りが厳しかった頃から何でもアリだ、という説明。
ブルー 「コーヒーを扱う店のヤツがさ、コーヒーカップの形とか…」
サム 「宇宙開発のトコのがロケットなのは有名だぜ?」
シロエ 「ロケットですか!?」
ブルー 「テレビで有名になった会社だと、テレビなんだよ」
サム 「しかもピカピカに磨いてあってよ、景色とがクリアに…」
ブルー 「映って見えるって仕様なんだな、テレビだけに!」
本物のテレビは置けないから、とピカピカの黒御影石だとか。
ブルー 「そういうノリでやってるんだよ、総本山でも」
サム 「俺たちとは宗派が違うんだけどよ、基本は基本で…」
Aブルー「供養塔なら形は何でもアリだと言うのかい?」
ブルー 「常識の範囲内ならね」
ロケットだろうがテレビだろうが、と銀青様。
ブルー 「スッポンタケの形は流石にマズイけどさ…」
Aブルー「あの形で建てたいと思ったのに!」
ブルー 「何処から見たって猥褻じゃないか、スッポンタケは!」
キノコならまだしも彫刻はマズイ、と厳しい意見。
ブルー 「別の何かと間違えられるのは確実だしね!」
Aブルー「其処がいいトコなんだけど…。スッポンタケの…」
ブルー 「建てたら強制撤去だろうね、苦情が来てさ」
シロエ 「警察沙汰かもしれませんねえ、ヤバイ形をしてますから」
事情を訊かれてしまうかもです、とシロエ君も。
シロエ 「控えた方がいいですよ。あの形は」
Aブルー「外にお堂を作るというのはどうだろう?」
キース 「お堂だと!?」
どれだけ偉い供養塔だ、と言ってますけど。
お堂の中ならオッケーかも?
2016/05/16 (Mon)
☆秘仏な供養塔
キース君が持っている住職の資格、お蔭でスッポンタケがストーカー。
それの供養塔を建てたいソルジャー、けれど形がマズイわけで…。
Aブルー「お堂の中に入れておいたら、どんな形でもいけそうだよ?」
キース 「供養塔がお堂の中というのは、偉すぎだぞ!」
Aブルー「でもさ、スッポンタケは偉いんだろう?」
凄い戒名だと言ったじゃないか、と取った揚げ足。
Aブルー「それに相応しい供養塔でさ、お堂もセットで!」
サム 「あー…。秘仏扱いでいくんだったら、多分オッケーだぜ」
Aブルー「本当かい!?」
サム 「デカイ声では言えねえ形の仏像も多いらしいしよ…」
Aブルー「それは素敵な形なのかな?」
サム 「そうなんでねえの、猥褻だって聞くからよ…」
モノが秘仏だから見えねえけどな、という話。
サム 「供養塔でも秘仏コースでいいと思うぜ、お堂の中で」
Aブルー「じゃあ、それでいこう!」
スッポンタケの供養塔とセットでお堂、と満面の笑み。
Aブルー「元老寺だって儲かるだろうしね、お堂つきだよ?」
ブルー 「喜ぶだろうねえ、アドス和尚も…」
キース 「ま、待ってくれ!」
親父に院殿号がバレる、と震え上がっている副住職。
キース 「俺が戒名を付けたというのを吐かされるぞ!」
Aブルー「別にいいじゃないか、そのための供養塔なんだから」
シロエ 「キース先輩に何かあっても、供養は出来るそうですし…」
バレて殺されても誰も困りはしませんが、と真っ当な意見。
シロエ 「気にしないで死んで来て下さい。キース先輩」
スウェナ「そうよね、慰謝料の件は宙に浮いちゃうけれど…」
ジョミー「どう転んだって、縁が切れそうにないもんね…」
スッポンタケとは、と諦めの境地。
ジョミー「いっそキースが死んだ方がさ…」
シロエ 「気分だけでもスッキリしますよ、ぼくたちは」
キース 「俺に死ねと!?」
親父に殺されて来いと言うのか、と真っ青な顔。
戒名の件は自業自得だと思いますけど?
2016/05/17 (Tue)
☆供養塔が駄目なら
キース君が住職の資格を持っている限り、御縁が続くスッポンタケ。
お堂つきの供養塔が欲しいソルジャー、アドス和尚に全てがバレそう。
キース 「俺が親父に殺された場合、何もかも終わると思うんだが!」
サム 「終わらねえよな、供養塔はちゃんと残るんだしよ」
Aブルー「供養塔があったら、誰でも法要をしてくれるんだよね?」
ブルー 「それはもちろん。…ぼくは嫌だけど、アドス和尚とかが」
それに朝晩、本堂で供養もしてくれるから、と話に拍車が。
ブルー 「キースが死んでも、スッポンタケの供養は大丈夫!」
Aブルー「素敵だよねえ、供養塔…。キース、いいのをお願いするよ」
キース 「…本気で俺を殺す気なのか?」
Aブルー「保険は大切だろうしねえ…。それとも、君が頑張ると?」
今まで以上に心をこめて法要をしてくれるのかい、という質問。
Aブルー「スッポンタケにきちんと仕えてくれるなら、考えるけど?」
キース 「法要だったら、頑張って勤めさせて貰うが!」
Aブルー「それだけじゃ押しが足りないねえ…。もっと、こう…」
何か旨味が欲しいんだけど、と考え込んでいる横から声が。
シロエ 「其処でお浄土ガイドです! キース先輩はプロですから!」
スウェナ「そうよね、キースに任せるって話だったわよね」
Aブルー「ああ、ぼくのための専属ガイド! そうだっけねえ!」
元はそういう話だった、と手をポンと。
Aブルー「供養塔とお堂を諦めるんなら、ガイドの方も心をこめて!」
キース 「しゅ、宿坊の方は勘弁して欲しいんだが…」
Aブルー「お勤めつきってヤツだろう? ぼくも嫌だよ!」
そんな嬉しくないホテル、とブツブツブツ。
Aブルー「何かないかな、キースのガイドが役立ちそうなの…」
シロエ 「ホテルが駄目なら、爆買いなんかはどうでしょう?」
Aブルー「爆買いねえ…」
キース 「その程度だったら付き合うが…」
何を買うんだ、と頭を切り替えた様子。
爆買いのお供はオッケーですか?
2016/05/18 (Wed)
☆ガイドでいいけど
スッポンタケの供養塔を建てるという件、キース君には危険すぎ。
供養塔の代わりにガイドだそうで、爆買いのお供ならオッケーだとか。
Aブルー「爆買いだったら、キースが案内してくれるわけ?」
キース 「供養塔と違って、命の危険は無いからな」
シロエ 「初仕事ですね、頑張って下さい、キース先輩!」
お浄土ガイドのプロなんですから、とシロエ君のエール。
シロエ 「それに爆買いなら、ぼくたちは無関係ですし…」
ジョミー「だよねえ、キースが一人で案内するんだからさ」
サム 「俺たちものんびり出来そうだぜ、それ。…爆買いの日な」
キース 「…俺だけで行けと言うのか、貴様ら!」
シロエ 「当然だろうと思いますけど?」
ぼくたちは全員、無資格ですから、とキッパリと。
シロエ 「お浄土ガイドの資格は持っていません。会長以外は」
ブルー 「ぼくも資格はあるけれど…。ブルーに借りは無いからね」
Aブルー「残念だけれどキースだけだね、スッポンタケに関しては」
だからキースのガイドでいいや、と言うソルジャー。
Aブルー「よろしく頼むよ、買いたいものは山ほどあるから!」
シロエ 「まさに爆買いというわけですね!」
Aブルー「ガイドがいるなら心強いし…。一人じゃやっぱり…」
入りにくい店もあるからね、と妙な台詞が。
キース 「あんた、何処へ行くつもりなんだ?」
Aブルー「君は大学も出てるんだろう? 大人の世界の方だって…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「大学はそういう場所だと聞いたよ、入れば大人!」
二十歳未満でもお酒が飲める所だよね、とニコニコと。
Aブルー「法律では駄目だと言っていたって、オッケーらしいし!」
キース 「そ、それはまあ…。しかし禁止なものは禁止で!」
Aブルー「建前だよねえ、それってさ…」
シロエ 「学内は禁止な所が多いですけど?」
Aブルー「でも、そこまでで!」
お酒も飲める世界にいたのがキースだから、という指摘。
さて、この先は?
2016/05/19 (Thu)
☆ガイドでカップル
キース君に再び降って湧いた話、ソルジャーのガイドをするという件。
爆買いのお供をするそうですけど、大学生だったのがどうこうと。
Aブルー「お酒も飲めるのが大学生でさ、もちろん大人の世界にも!」
キース 「その世界は酒と繋がってるのか?」
Aブルー「場合によるかな、お酒の方は…。メインはエッチ!」
一同 「「「えっ!?」」」
まさか、と目を剥く御一同様。
シロエ 「あ、あのですね…。その、大人の世界というのはですね…」
Aブルー「色々あるよね、エロいグッズとか、エロいサービスとか!」
キース 「あんた、そういうのを爆買いする気か!?」
Aブルー「駄目かな、楽しそうなんだけど…。それに一人じゃ…」
入りにくい店もあるからねえ、と。
Aブルー「玄人向けだと、やっぱりカップルで入る方がさ…」
キース 「俺にその手の店に入れと!?」
Aブルー「ガイドなんだし、問題無いと思うけど?」
品定めは君には無理そうだから、とニコニコニコ。
Aブルー「君は黙って見ててくれればいいんだよ!」
キース 「あんたには旦那がいるだろうが!」
ちゃんと本物の旦那の筈だ、と吊り上げる眉。
キース 「あっちを連れて行くべきだ! 俺は役に立たん!」
Aブルー「今、旦那って言ったかい?」
キース 「その通りだろうが!」
Aブルー「だったら訊くけど、ぼくは奥さんになるのかな?」
アレが旦那ならそうなるよね、と険しい瞳。
Aブルー「あんなヘタレの奥さんだって!?」
キース 「す、すまん! 今の失言は忘れてくれ!」
Aブルー「ごめんで済んだら、警察は要らないと聞いたけど?」
こっちの世界じゃそう言うらしいね、と許す気は全く無い模様。
Aブルー「君の考え方はよく分かったよ! ぼくを見る目も!」
キース 「だから、すまんと謝っている!」
Aブルー「それじゃ態度で示して欲しいね、そのお詫び!」
ぼくのガイドをよろしくお願い、と言ってますけど。
キース君、凄いピンチでは…?
2016/05/20 (Fri)
☆ガイドも楽しんで
キース君にガイドをしろと言うソルジャー、大人の世界がどうこうと。
そんな所で爆買いだなんて、と慌てた副住職の失言、それが墓穴で。
Aブルー「ぼくのハーレイが旦那というのは許せないしね!」
キース 「詫びよりガイドだと言いたいのか!?」
Aブルー「お詫びの気持ちは態度で示す! それが基本だよね?」
どう思う、とグルリと見回す先にシャン学メンバー。
シロエ 「そ、そうです…! 態度で示すのが基本かと…!」
サム 「何処の世界もそうだぜ、其処は」
キース 「貴様ら、俺を殺す気なのか!」
サム 「放っておいても、アドス和尚に殺されるじゃねえかよ」
ガイドしなかった時はスッポンタケの戒名絡みで、という指摘。
サム 「同じ死ぬなら、華々しく散ってなんぼだぜ、多分」
シロエ 「お盆にはきちんと供養しますから! 卒塔婆を頼んで」
キース 「まだ死にたくはないんだが…!」
Aブルー「大丈夫! 死ぬような所には行かないからね!」
ぼくは長生きしたいんだから、とニコニコと。
Aブルー「玄人さん向けの店でグッズを買いたかったんだけど…」
キース 「考え直してくれたのか?」
Aブルー「君も一緒に楽しめる店がいいのかな、と…」
キース 「是非、そうしてくれ!」
あんた好みの店は困る、と合掌を。
キース 「その点、俺も楽しめる店となったら安心だ」
Aブルー「やったね、それじゃお願い出来るかな?」
今度の土曜日でどうだろうか、と嬉しそうな笑み。
Aブルー「お洒落な服でキメて来てよね? 制服は駄目だよ」
キース 「安心してくれ、TPOは心得ている」
Aブルー「ありがとう! 一度入ってみたかったんだよね」
どんな感じか興味があって、と紅潮する頬。
Aブルー「君にもいい人が見付かるといいね!」
キース 「…は?」
Aブルー「いろんな兄貴が来るらしいから…」
一同 「「「兄貴?」」」
兄貴というのは、もしやアレでは…、と顔を見合わせる御一同様。
どんな店だと?
2016/05/21 (Sat)
☆こういう店です
今度の土曜日はキース君と二人でお出掛け、と言い出したソルジャー。
一緒に楽しめる店に行くそうで、いろんな兄貴が来るらしくて。
シロエ 「あ、あのですね…。その、兄貴というのは何ですか?」
Aブルー「兄貴は兄貴に決まっているじゃないか!」
他にどういう兄貴がいると、とソルジャー、指をチッチッと。
Aブルー「兄貴シリーズのDVDは知っているだろう?」
シロエ 「ぼくたちは見ていませんけど、やっぱりあの兄貴ですか?」
Aブルー「そうだよ、あれに出ている兄貴は流石に来ないだろうけど」
プロのAV男優は店に来なくてもモテるしね、と不穏な発言。
Aブルー「その代わり、いろんな兄貴に出会えるんだよ!」
キース 「あんた、どういう店に行く気だ!?」
Aブルー「あれも一種のハッテン場だよね、有名だから」
一同 「「「ハッテン場?」」」
Aブルー「その道の人たちの出会いの場所だよ、色々とあって…」
銭湯だとか、ビーチだとか…、と得意げに披露する知識。
Aブルー「ぼくが行きたいのは、一見、普通のバーなんだけど…」
キース 「実は普通じゃないんだな…?」
Aブルー「話が早くて嬉しいよ! 其処に行くとねえ…」
キース 「アヤシイ出会いがあると言うのか!?」
Aブルー「その通り! 意気投合したら、パートナーチェンジ!」
カップルの相手を取り替えるのだ、とニコニコニッコリ。
Aブルー「店の奥には部屋もあるから、其処で早速!」
キース 「な、何をすると…?」
Aブルー「決まってるじゃないか、エッチだよ!」
まずはお触り、気に入ったらそのまま本番だって、とグッと拳を。
Aブルー「一度は入ってみたいんだけどさ、ぼくのハーレイだと…」
シロエ 「何か問題があるんですか?」
Aブルー「ぼくの旦那ってわけじゃないけど、結婚してるし…」
キース 「それがどうした!」
Aブルー「嫉妬したくはないからね!」
他の誰かに譲りたくない、と天晴れな独占欲ですけれど。
それじゃ自分は…?
2016/05/22 (Sun)
☆二人で行きたい
ガイドなキース君と二人でお出掛け、それがソルジャーのお目当てで。
行きたいお店はバーなのだとかで、いろんな兄貴が集うという話。
Aブルー「ぼくが誰かとヤリたくっても、ハーレイの方が問題で…」
キース 「パートナーを取り替えるとかいうヤツか?」
Aブルー「そうなんだよ! 素敵な兄貴が見付かっちゃうと…」
ぼくのハーレイは兄貴のパートナーとヤることに、とブツブツと。
Aブルー「その辺は融通が利くらしいけど、ハーレイが暇だと…」
キース 「誰かが横から掻っ攫うんだな?」
Aブルー「そういうこと! それはとっても腹が立つから!」
だからハーレイと一緒に行くのは無理なのだ、という説明。
Aブルー「その点、キースなら安心だしね!」
キース 「待て、俺の立場はどうなるんだ!」
Aブルー「素敵な兄貴が見付かると思うよ、君のビジュアルなら!」
保証するよ、と言われましても。
キース 「俺にその手の趣味は無いんだが!」
Aブルー「知っているけど、モノは試しと言うからね!」
食わず嫌いは良くないよ、と指をビシィ! と。
Aブルー「とにかく一緒に行ってみようよ、その店へ!」
キース 「ま、待ってくれ…! 心の準備が…!」
Aブルー「じゃあ、28日の土曜日に!」
月末も近いし、心の準備も出来ている筈、と一方的に。
Aブルー「それじゃ28日はガイドをよろしく!」
キース 「お、おい!」
ちょっと待て、と叫んだ時には既に姿が消滅で。
キース 「逃げやがった…」
ブルー 「仕方ないねえ、相手はブルーなんだから」
サム 「28日、頑張れよな? 俺たちも応援しているからよ」
立派にガイドするんだぜ、とサム君、合掌。
サム 「骨は拾ってやるからよ…」
シロエ 「大丈夫ですよ、死にはしませんって!」
スウェナ「そうよね、いくら兄貴でも…」
ジョミー「取って食われはしないと思うよ」
キース 「そ、そんな…」
頑張って来い、と無責任なエール。
キース君、万事休すかも?
2016/05/23 (Mon)
☆レポをよろしく
ガイドなキース君とお出掛けだ、と勝手に決めてしまったソルジャー。
28日には二人でバーへ、よりにもよって兄貴が集うという場所。
キース 「俺はいったいどうなるんだ!?」
サム 「俺が知るかよ、そんな店とは縁がねえしよ」
シロエ 「此処の面子は全滅ですよね、そういうのとは…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーは大人のお店も行くよ!」
シャングリラ・ジゴロ・ブルーだもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「いろんなお店に詳しいと思うよ、ね、ブルー?」
ブルー 「これが普通の店ならね…。生憎と、兄貴の世界の方は…」
キース 「まさか、あんたも知らんと言うのか!?」
ブルー 「流石に現場は知らないよ、ぼくも」
噂だったら耳に入ることもあるけれど、と振っている頭。
ブルー 「現場は君が初ってことだよ、潜入レポの方をよろしく」
キース 「潜入レポだと!?」
ブルー 「ハーレイやノルディがいるからねえ…。傾向と対策」
貴重な現地情報だから、とキース君に注がれる視線。
ブルー 「兄貴の世界はどんな感じか、しっかり見て来てくれたまえ」
キース 「俺は見たいとも思わんが!」
ブルー 「でも、入るしかないだろう? 今の流れだと」
シロエ 「そうですよ。28日って決まりましたよ?」
スウェナ「逃げられないと思うわよ? 相手はあの人なんだもの」
首に縄をつけても引き摺って行くわ、と嫌すぎる見解。
スウェナ「そんな姿で店に入ったら、おしまいよねえ?」
ブルー 「玄人さんだと思われるだろうね、SMの道の」
キース 「SMだと!?」
ブルー 「言葉くらいは知ってるだろう? 首に縄だとSMだよね」
縛られるのが好きな人に見られる筈だ、と深い溜息。
ブルー 「そっち系の兄貴を避けたいのならば、自発的にね!」
キース 「どうしろと言うんだ、自発的に!」
ブルー 「もちろん、普通に入店だよ」
縄は抜きで、と正論が。
確かに首に縄付きだったら、SMの世界の人ですよね?
2016/05/24 (Tue)
☆生還してレポを
28日はソルジャーと一緒にバーへお出掛け、キース君の今後の予定。
兄貴が集うと噂のお店で、生徒会長ですらも知らない世界で。
ブルー 「首に縄だけは避けたまえ。ぼくも普通のレポが欲しいし」
キース 「普通に入店しろと言ったな、自発的に?」
ブルー 「そうだよ、腕を組んだりするのがいいんじゃないかな」
仲良くしないとカップルに見えないだろうから、と。
ブルー 「ブルーの方でも、そういうのを希望してると思うよ」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「ガイドをよろしくと言っていたしね、注文の方も…」
きっと細かく入るであろう、と唱えているのがお念仏。
ブルー 「サムも言ってたけど、骨は拾ってあげるから」
シロエ 「安心して成仏して下さい! ぼくたちは無資格ですけどね」
サム 「ブルーはプロの坊主なんだし、お浄土行きは完璧だぜ」
大船に乗った気分でいろよな、とサム君だって。
サム 「それに死んでも、卒塔婆は頼んでやるからよ…」
シロエ 「立派なのを書いて貰いますよ! アドス和尚に!」
マツカ 「費用の方は任せて下さい、キースの今後の供養の方は」
キース 「まだ死にたくはないんだが…!」
ブルー 「だったら、生還することだね。レポのためにも!」
兄貴の世界な現地レポを、という注文。
ブルー 「エールは任せておきたまえ。万一の時の供養の件もね」
キース 「どういうエールを寄越す気だ、あんた!」
ブルー 「素敵な兄貴が見付かるといいね、って感じかな?」
キース 「そんなモノは要らん!」
スッポンタケと同じで全く要らん、と喚いてますけど。
シロエ 「でもですね…。決まっちゃいましたから…」
ジョミー「だよねえ、28日って…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースもカッコ良くデビューだね!」
ブルー 「そうなるようだね、ぼくも知らない大人の世界に」
キース 「俺は全力で避けたいんだが!」
デビューなんかはしたくない、とガクガクブルブル。
運命や如何に?
2016/05/25 (Wed)
☆ガイドするなら
28日はキース君がソルジャーを案内、大人の世界なバーへお出掛け。
色々な兄貴が集うお店で、生徒会長もレポを希望ですけど。
キース 「そういう店にデビューして無事で済むとでも?」
ブルー 「どうなんだろうね、好きな人は好きだと思うけどねえ?」
シロエ 「ですよね、行きたいからこそ先輩を指名なんですし…」
サム 「好奇心だけじゃねえと思うぜ、あれってよ…」
兄貴とやらに期待してやがる、とサム君にも分かるソルジャーの趣味。
サム 「もう諦めてデビューするしかねえだろ、キース」
キース 「デビューして兄貴が来たらどうするんだ!」
ブルー 「さあねえ…。いっそ衣で行ったらどうだろう?」
一同 「「「衣?」」」
ブルー 「法衣だってば、お坊さんだってバーに行くから」
そして自信に溢れた坊主は法衣で行く、とキッパリと。
ブルー 「あれが案外モテるんだよ。ぼくは着て行かないけれど!」
キース 「俺の衣が穢れるだろうが!」
シロエ 「待って下さい、その手はきっと使えますよ!」
キメて来いと言っていましたよ、とシロエ君の指摘。
シロエ 「キース先輩の最高の服って、法衣ですから」
サム 「あー…。スゲエお袈裟でキメるのな!」
シロエ 「そうです、そうです! それでこそお浄土ガイドです!」
この服装でガイドするのが正式だ、と言えばどうでしょう、と。
シロエ 「文句があるなら、ガイドは断るということで…」
キース 「そうか、そういう手があるか!」
スウェナ「お坊さんだと嫌がりそうねえ、あの人も…」
ブルー 「お坊さんとカップルで来店となれば、兄貴の方も…」
ちょっと引くかもしれないねえ、と生徒会長も納得の手段。
ブルー 「よし、28日は法衣でキメたまえ!」
キース 「それで兄貴も避けられそうか?」
ブルー 「いざとなったら法話をすればいいだろう?」
キース 「感謝する!」
その案で行く、と合掌している副住職。
お浄土ガイドなら、服装は法衣でOKですね?
2016/05/26 (Thu)
☆ガイドな日です
やって来ました28日、キース君がソルジャーのガイドをする日。
大人の世界なバーへお出掛け、色々な兄貴が集うと噂の店ですけれど。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ そろそろキースが来るかな?」
ブルー 「ウチで着替えをするんだろうねえ、法衣なんだし」
アレで元老寺は出られないよ、と生徒会長。他の面々も待機中。
サム 「だよなあ、何処で法要がある日なんだ、と訊かれるしよ…」
シロエ 「アドス和尚なら訊きますよね、それ」
マツカ 「間違いなく確認するでしょうね。キースのスケジュールも」
スウェナ「行き先がバーとは言えないわよねえ…」
ジョミー「おまけに兄貴が集まる店だよ?」
普通じゃないよ、とヒソヒソする間にチャイムの音が。
ぶるぅ 「キースが来たよ!」
キース 「…不本意ながら来るしかなくてな…」
??? 「ぼくも来たけど、なに、その格好?」
ただの私服、と文句なソルジャー(会話表記はAブルー)。
Aブルー「キメて来てよと言っといたのに!」
キース 「出掛ける前には、ちゃんと着替える。夜だよな?」
Aブルー「何を言うのさ、店だったらもう開いてるよ!」
普通のバーとは違うんだから、とニコニコと。
Aブルー「土日は正午にオープンなんだよ、休みの兄貴も多いから!」
キース 「そ、そうなのか!?」
Aブルー「出会いのチャンスは多いほど喜ばれるからねえ!」
夕方からの開店なんかじゃ遅すぎるんだよ、という説明。
Aブルー「だから急いで着替えて来てよね、お洒落な服に!」
キース 「分かった。…ぶるぅ、部屋を借りるぞ」
ぶるぅ 「うんっ! こっち、こっちーっ!」
鏡も用意しといたからね、と跳ねてゆく「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
シロエ 「行っちゃいましたね…」
Aブルー「楽しみだよねえ、キースとお出掛け!」
シロエ 「本気で行く気なんですか?」
Aブルー「もちろんだよ! もう最高のお浄土へ!」
どんな兄貴に出会えるだろう、とワクワクな顔。
さて、キース君の運命は?
2016/05/27 (Fri)
☆お坊さんと行こう
今日はキース君がソルジャーのガイドでお出掛け、大人の世界へ。
兄貴が集うと噂のバーで、法衣で行こうと着替えの真っ最中でして…。
Aブルー「まだかな、キース…。カッコ良くキメて欲しいんだけど…」
シロエ 「大丈夫ですよ、もう最高の衣装ですから」
Aブルー「本当かい? ブランドもののスーツとかかな?」
キースだったら似合いそうだ、とソルジャー、期待。
Aブルー「高校生でも、キースは貫禄があるからねえ…」
サム 「ダテに副住職をやっていねえぜ、キースもよ」
スウェナ「そうよ、普通の高校生とは違うわよ。あっ、来たわ!」
キース 「待たせたな。…行くとしようか」
もうタクシーは呼んであるのか、と萌黄色の法衣で御登場。
キース 「この格好で路線バスはちょっと…。お袈裟が傷む」
Aブルー「なんでそういう服なのさ!?」
キース 「坊主としては、これがイケてる格好なんだが」
お袈裟は親父のを無断で借りた、と堂々と。
キース 「お袈裟だけでも値段が半端ないからな。…見る人が見れば」
ブルー 「だろうね、それは高そうだよ…。叱られないかい?」
キース 「大丈夫だ。親父も滅多に使わないからな」
クリーニングに出して戻しておいたらバレはしない、と絶大な自信。
キース 「さあ、行くぞ。…何か文句があるのか、あんた?」
Aブルー「お坊さんと一緒に行ったって…」
キース 「別に問題無いだろう?」
生臭坊主という言葉もあるし、と開き直り。
キース 「花街遊びは坊主の甲斐性だとも言うからな」
Aブルー「そういう店じゃないと思うけど!」
ブルー 「似たようなものだよ、その手の店は」
女性と遊ぶか、男と遊ぶかの違いだろう、というツッコミ。
ブルー 「きっとキースもモテる筈だよ、通な兄貴に!」
Aブルー「キースはそれでいいかもだけど…」
キース 「どうかしたか?」
Aブルー「ぼくの立場が無いんだよ!」
坊主と行ってもモテやしない、という叫び。
確かにそうなりそうですね?
2016/05/28 (Sat)
☆お坊さんじゃ無理
キース君が引き受けたソルジャーのガイド、二人で大人の世界へと。
兄貴が集うと噂のバーへ出発ですけど、萌黄色の法衣に立派な袈裟で。
Aブルー「そんな格好、通な兄貴にしかウケないじゃないか!」
キース 「俺は一向に気にならないが?」
むしろウケない方が嬉しい、と袂からジャラリと出した数珠。
キース 「あんたに貰った桜の数珠だ。今もこうして使っているぞ」
シロエ 「そういえば…。副住職になったお祝いに貰ってましたね」
キース 「ミュウの供養をよろしく頼む、と言われたからな」
正式な法要に出掛ける時には常に袂に入れている、と大真面目。
キース 「今では俺のお守りでもあるし、今日も入れて来た」
サム 「兄貴よけかよ、来ねえようにと」
キース 「いざとなったら、こいつを出して読経と法話だ」
シロエ 「逃げの姿勢は完璧ですね!」
キース 「努力することも大切だからな、どんな場所でも」
Aブルー「ぼくだって、努力したいんだけど!」
素敵な兄貴と出会いたいのに、とソルジャー、不満たらたらで。
Aブルー「こんな抹香臭い男といたんじゃ、ぼくがモテないよ!」
ブルー 「通にはモテると思うけど?」
Aブルー「お坊さんな兄貴とかだろう! 通な人って!」
もっと普通の兄貴がいいんだ、という主張。
Aブルー「キースがコレだと、ぼくの好みはこのタイプって…」
ブルー 「そういうことになるだろうねえ、ディープな趣味だ、と」
キース 「SMよりはマシだと思うんだが…」
Aブルー「そっちの方がよっぽどマシだよ!」
坊主なんて、とブツブツブツ。
Aブルー「ぼくの趣味まで疑われるんだよ、坊主大好き、って!」
キース 「花街だと坊主はモテるんだが?」
Aブルー「それは女の人にだろう!」
ブルー 「あくまで兄貴にモテたいのかい?」
Aブルー「当然だってば、ぼくの目的は素敵な兄貴に出会うこと!」
一般論はどうでもいいのだ、と目当ては兄貴との出会い。
兄貴ゲットは無理かもですね…?
2016/05/29 (Sun)
☆お坊さんならコレ
兄貴が集うと噂のバーへ、ソルジャーとキース君が二人でお出掛け。
そういう予定が立っていたのに、お坊さんな法衣スタイルが問題な今。
Aブルー「こんなキースと一緒にいたんじゃ、素敵な兄貴が…」
キース 「来ないと言うなら、俺はガイドを遠慮するが?」
ガイドはお役に立ててこそだ、と謙虚な姿勢。
キース 「お客様にご迷惑をかけてはいかん。引き際も大切な心得だ」
Aブルー「その辺は分かっているってこと?」
キース 「坊主は一応、接客業だぞ? それにお浄土ガイドでもある」
ガイドの心得は任せてくれ、と副住職スマイル。
キース 「あんたに迷惑はかけられないから、例のバーはだ…」
Aブルー「ぼくに一人で行けってことかい?」
キース 「俺が一緒に行くと迷惑なんだろう?」
変な兄貴に付き纏われて、という質問。
キース 「あんたの好みとは違う兄貴がゾロゾロと…」
Aブルー「当たり前だよ、お坊さんなんかは通すぎるから!」
普通の兄貴はスルーの筈だ、とブツブツと。
Aブルー「だけど一人で行くのも嫌だし、今回は…」
一同 「「「今回は?」」」
Aブルー「兄貴なお店は諦めるよ! キースがコレだし!」
キース 「すまんな、役に立てなくて…」
本当にすまん、と言いつつ嬉しそうな顔。
キース 「申し訳ないから、良かったらお念仏をだな…」
Aブルー「お念仏が何の役に立つのさ!」
キース 「スッポンタケが喜んでくれると思うが…」
Aブルー「そうだった! アレはキースの直弟子だっけね!」
それじゃ法要を頼めるだろうか、とウキウキと。
Aブルー「兄貴なバーに払ったつもりで御布施するから!」
キース 「位牌も供え物の用意もしていないんだが?」
Aブルー「そこは気持ちでカバーだよ!」
面子は揃っているんだから、と。
Aブルー「簡単なのでいいから、法要お願い!」
キース 「分かった、ぶっつけ本番だな」
みんな座れ、という指示が。
また今月もスッポンタケの法要だと…?
2016/05/30 (Mon)
☆お袈裟で値打ちが
兄貴が集うと噂のバーへ行く筈だった、ソルジャーとキース君ですが。
法衣のガイドは問題だから、と予定変更、スッポンタケの法要を。
キース 「略式とはいえ、法要だから…。正座で頼むぞ」
シロエ 「なんで法要になるんです、ここで!?」
キース 「お客様の希望だ、兄貴なバーより法要だとな!」
いいから座れ、と正座させられたシャン学メンバー。
シロエ 「あのぅ…。正座じゃない人がいますけど?」
Aブルー「ぼくはいいんだよ、正座は好きじゃないからね!」
でも法要は大好きなのだ、とソファに寝そべっている太々しさ。
Aブルー「今日はこういうスタイルで! 兄貴なバーを諦めたから!」
キース 「分かっている。俺の法衣が迷惑をかけた」
Aブルー「バーの件ではそうだけど…。今日の法衣は凄いよね」
特にキンキラキンのソレが、と指差す袈裟。
Aブルー「親父のを無断で持ち出したからな。高級品だぞ」
サム 「法要の値打ちは、お袈裟で分かるものなんだぜ?」
坊主の世界の常識だから、と解説が。
サム 「こういうお袈裟で出て貰えたら、マジでスゲエから!」
ブルー 「そうだね、院殿号の仏様にはピッタリだよ」
普段のキースのお袈裟じゃとても…、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「お袈裟だけでも値打ちがあるから、喜びたまえ」
Aブルー「ありがとう、キース! スッポンタケも漲るよね!」
キース 「それはまあ…。喜ぶだろうな、偉さを認めて貰えたと」
Aブルー「嬉しいねえ…。スッポンタケは素晴らしいからね!」
あれが漲ったら、ぼくのハーレイも漲るし、と満面の笑み。
Aブルー「兄貴なバーへ行けなかった分は、ハーレイとね!」
キース 「その辺は好きにやってくれ。では、始めるぞ」
シロエ 「結局、こうなるわけですか…」
サム 「いいんでねえの、兄貴なバーよりマシだと思うぜ」
キース 「南無阿弥陀仏…」
念仏三昧なコースで行くぞ、と法要開始。
抹香臭い雰囲気の中で、中継終了~。
2016/05/31 (Tue)
☆今は避けてます
さて、五月。風薫る季節で青葉が美しいシーズン。
ゴールデンウィークに入ったかと思えば、早くも終わりな週末でして。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 色々作ったから、沢山食べてね!」
ブルー 「週が明けたら学校だしねえ、ゆっくり楽しんでくれたまえ」
シロエ 「ありがとうございます! 落ち着きますよね、会長の家」
ジョミー「余計な誰かが来なければね…」
ゴールデンウィークもヤバかったような、とヒソヒソ声。
ジョミー「もうちょっとで宿坊ライフだったよ、ぼくたち全員」
シロエ 「アレはアレで、旨味はあったと思いますけどね?」
スウェナ「そうよね、朝晩のお勤めに耐えればゴージャスな食事!」
サム 「部屋食ってコースだったもんなあ、そうそうないぜ」
あんなチャンスは、とサム君も少し惜しそうな感じ。
サム 「キースには迷惑な話だけどよ…。泊まられちまうと」
キース 「まったくだ。よくも阿弥陀様つきのホテルだなどと!」
マツカ 「でも、もう言わないと思いますよ?」
宿坊の件に関しては…、とマツカ君。
マツカ 「ただ、問題はキースです。…まだ危ないかと」
キース 「どういう意味だ?」
マツカ 「ガイドの話は消えていないんじゃないですか?」
添乗員とか、爆買いのお供をするだとか…、と嫌すぎる指摘。
マツカ 「今は宿坊を敬遠しているだけじゃないかと…」
サム 「ありそうだぜ、それ。…ゴールデンウィークだしよ」
ジョミー「下手に来ちゃったら、恩に着せて予約されそうだもんね?」
全然嬉しくない宿坊を、とジョミー君も頷く誰かさんのお話。
ジョミー「宿坊コースに入っちゃったら、損ばっかりだし…」
シロエ 「ジョミー先輩以上に嫌いでしょうしね、宿坊ライフ」
法要は大好きなんですけれど…、と深い溜息。
シロエ 「何かと言ったら法要ですしね、スッポンタケの」
マツカ 「アレがキースの直弟子ですから…」
きっと諦めていませんよ、とキース君をチラリ。
やっぱりガイド?
2016/05/01 (Sun)
☆ガイドの資格
ゴールデンウィークの締めな週末、生徒会長の家でのんびりですけど。
今の平和は一時的なものでは、と話題に上がったキース君の件。
マツカ 「きっと来ますよ、その内に…。キースの所へ」
シロエ 「ですよね、諦めが良すぎましたしね…」
宿坊に泊まるという話、とシロエ君が振っている頭。
シロエ 「お勤めつきでは、諦めざるを得ないでしょうけど…」
サム 「ブルーと間違えるのは確実だしよ…。アドス和尚がよ」
スウェナ「本堂の特等席に案内されるのは間違いないわね」
ジョミー「そういうコースが待っていたんじゃ、諦めるよね…」
でも、それだけで終わりそうな感じがしない、とブルブルと。
ジョミー「ゴールデンウィークが済んだら、出るんじゃないの?」
シロエ 「出ない方がどうかしていますよ」
マツカ 「スッポンタケの季節には少し早いですけど…」
サム 「キースの方はロックオンだぜ、ガイドのプロで」
今月はどんなお浄土やら…、と合掌を。
サム 「極楽の蓮の花を希望してやがるし、どう出るかだよな」
ジョミー「爆買いの方かもしれないよ?」
スウェナ「漢方薬とか、そっち系かしら?」
シロエ 「あの手の薬も好きですからねえ…」
何にしたって、キース先輩の仕事ですけど、と冷たい視線。
シロエ 「お浄土ガイドのプロな以上は、頑張って下さい」
キース 「あいつらを引き受けた覚えは無いが!」
サム 「引き受けかけていたじゃねえかよ、宿坊の件で」
初仕事が延期になっただけだぜ、と突き放し。
サム 「何処へ案内するにしたって、担当はキースな!」
シロエ 「そうですよね。お浄土ガイドは、ぼくたちだと…」
マツカ 「無資格になってしまいますしね…」
ジョミー「ぼくとサムでも無資格だもんね、住職の方は…」
サム 「まだ当分は取れねえぜ、アレ」
キース 「当然だろうが、住職になるには色々とだな…!」
修行も勉強も必要なんだ、と言ってますけど。
自分のレアさを強調しちゃって大丈夫?
2016/05/02 (Mon)
☆責任ある資格
ゴールデンウィークの締めな週末は、生徒会長の家でのんびりと。
そういうシャン学メンバーの話題、キース君の今後と資格についてで。
サム 「キースの苦労は知ってるけどよ…。道場入りも大変だしよ」
シロエ 「坊主頭にする件だけでも、本当に色々ありましたしね」
マツカ 「最初はお坊さんになるのも放棄していた筈ですよ?」
シロエ 「そうです、そうです! 好きにするって言ってましたよ」
考えを変える前までは…、と。
シロエ 「会長の緋色の衣に触発されて、一気に方向転換でした!」
キース 「やかましい! 切っ掛けはどうあれ、結果が大事だ!」
今は立派に副住職だ、と開き直っている感じ。
キース 「サムやジョミーとは違って、戒名もつけられるからな!」
シロエ 「その戒名が厄介な問題なんですけど?」
サム 「スッポンタケにつけちまうなんて、どうかと思うぜ」
いくら住職の資格があってもアレはどうかと…、と深い溜息。
サム 「鯨のパクリか何か知らねえけど、やっちまったしよ…」
スウェナ「それ以来、誰かさんがやって来るのよねえ…」
シロエ 「熱心ですしね、法要が好きで」
マツカ 「法要をするとパワーアップだと信じてますしね…」
キースの資格が災いしました、とマツカ君も。
マツカ 「住職の資格が無かった場合は、問題無かった筈ですが…」
キース 「俺の苦労にケチをつける気か!?」
マツカ 「そういうつもりは…。でもですね…」
その資格が無ければ極楽をガイドする資格だって、という指摘。
マツカ 「無いんですよね、キースには…」
キース 「何が言いたい?」
マツカ 「キースだけが持ってる資格ですよね、という話です」
資格があるなら責任も伴いますからね、と。
マツカ 「無資格よりかは責任も重くなりますよ」
シロエ 「そうですねえ…。どんな資格でもそういう傾向が…」
キース 「重々、承知しているが?」
副住職だしな、と言ってますけど。
本当に分かってるんですか?
2016/05/03 (Tue)
☆責任の取り方
元老寺の副住職なのがキース君。簡単には取れない住職という資格。
そして資格に伴うものが責任、無資格よりかは重くなりがちな傾向が。
マツカ 「本当に分かっているんでしょうか…。責任の重さ」
シロエ 「そんな風には見えませんよね、キース先輩…」
未だに分かっていないんじゃあ、と同学年な後輩の視線。
キース 「この俺を愚弄する気か、貴様!?」
シロエ 「嫌ですねえ…。本当のことを言っただけですよ」
キース 「俺は承知していると言ったぞ、住職の資格の責任は!」
シロエ 「だったら、どうして責任を取りに行かないんです?」
キース 「責任?」
シロエ 「そうです、責任というヤツです」
前にも話題になりましたよね、とキース君の顔をまじまじと。
シロエ 「キース先輩が諸悪の根源なんです、最近の色々な災難は」
マツカ 「ぼくにも少しは責任が…。公爵夫妻の件については」
シロエ 「マツカ先輩は自覚があるから、いいんですよ!」
問題は無自覚な人の方です、とビシィ! と指を。
シロエ 「スッポンタケを呼び込んだのはキース先輩ですからね!」
サム 「だよなあ、普通にフェードアウトしそうなキノコなのによ」
ブルー 「戒名をつけてキープしたのはキースだね、うん」
間違いないよ、と生徒会長も。
ブルー 「それも院殿号だから…。立派過ぎて破門も出来ないのをね」
シロエ 「ほら、会長もこう言ってますから!」
この責任を取らないなんて…、と軽蔑の眼差し。
シロエ 「責任の重さが分かっているなら、色々とですね…」
スウェナ「そうねえ、王道は辞任よね」
キース 「辞任だと!?」
シロエ 「いいですね、それ! 無資格になるわけですか!」
それならスッポンタケとも手が切れますよ、と弾ける笑顔。
シロエ 「お浄土ガイドも出来ませんから、辞任がいいかと」
サム 「でもよ、坊主って…」
キース 「一度辞めたら…」
二度と資格が取れないんだが、と顔面蒼白の副住職。
ピンチかも…?
2016/05/04 (Wed)
☆無資格なら安心
諸悪の根源は住職の資格だ、と責められているのが副住職なキース君。
シロエ君のお勧めコースは辞任で、住職の資格もパアですけれど。
キース 「それをやったら、スッポンタケとの縁は切れるが…」
サム 「璃慕恩院とも御縁が切れるぜ、もうスッパリと」
スウェナ「そういう仕組みになってたの? 知らなかったわ」
サム 「あー…。素人さんは普通、知らねえよなあ…」
でもよ、とサム君が言うには、坊主の世界では常識だとか。
サム 「何処の宗派でも、一度辞めたら後がねえんだよ」
キース 「住職になるための修行は一度きり、というのが大原則で…」
ブルー 「昔だったら、何があっても途中で抜けたら終わりだったね」
サム 「うんうん、病気で修行を中断したって、それっきりでよ…」
続きは二度と出来ねえんだよな、と語られる坊主の世界の厳しさ。
サム 「今は中断オッケーだけどよ、辞めて二度目は駄目なんだぜ」
シロエ 「すると、キース先輩が辞任した時は、おしまいですか?」
ブルー 「そういうことだね、二度と資格は取れないから」
スウェナ「それって、ある意味、最強じゃないの!」
辞めてしまえば、とスウェナちゃん。
スウェナ「そしたら二度としなくていいのよ、スッポンタケの法要を」
シロエ 「リスクが高まる一方ですしね、スッポンタケは…」
マツカ 「コアラの国で法要をする話も出ていたくらいですから…」
真面目にお先真っ暗ですよね、と御曹司も。
マツカ 「別荘の手配はかまいませんけど、法要は困りますからね…」
サム 「どんどん調子に乗りやがるしよ…。ヤバイぜ、アレは」
この際、キッパリ手を切らねえか、と僧籍な人まで言い出す始末。
サム 「キースが無資格になってしまえば、安心だしよ…」
キース 「俺が無資格でも、ブルーがいるが!」
ブルー 「でも、ぼくの弟子じゃないからね? スッポンタケは」
君よりは安全な立場なんだよ、と伝説の高僧、銀青様。
キース君、リーチですか?
2016/05/05 (Thu)
☆無資格のススメ
副住職なキース君がスッポンタケにつけた戒名、それが不幸の始まり。
けれど住職の資格を捨てれば、二度と来ないのがスッポンタケで。
シロエ 「辞めちゃいましょうよ、キース先輩! 住職なんか!」
キース 「俺は副住職なんだが! 住職ではなくて!」
サム 「でもよ、資格は同じじゃねえかよ」
副住職なのは元老寺の都合だけだろ、と鋭いツッコミ。
サム 「住職だったら親父さんがいるしよ、辞めちまってもよ…」
シロエ 「別に問題無いですよね? アドス和尚が頑張ってれば」
マツカ 「キースはお寺を継ぐ気は無かった筈ですからね」
ぼくたちが初めて出会った頃は、と蒸し返される過去の出来事。
マツカ 「ブルーの緋色の衣が無ければ、違う道を進んでいそうです」
スウェナ「法律を勉強しようと思ってたのよね、確か…」
キース 「そ、それはそうだが…」
シロエ 「だったら、今から方向転換でどうですか? 法律家に!」
そっちの勉強をするというのも良さそうです、と背中をプッシュ。
シロエ 「お坊さんの資格は捨ててしまって、やり直しですよ!」
ジョミー「いいよね、キースが辞めるんだったら、ぼくだって!」
一緒に坊主の道にサヨナラ、と道連れまでが出来そうな感じ。
ジョミー「ぼくの場合は、まだ住職の資格は取っていないけど…」
キース 「貴様、修行も全くしない内から、調子に乗るな!」
ジョミー「でもさあ…。キースみたいに迷惑はかけていないしね?」
ぼくのせいで迷惑した人はゼロの筈だ、と痛い所をグッサリと。
ジョミー「スッポンタケの関係だったら、誰も迷惑してないよ」
シロエ 「あっちの方は、キース先輩が一人でやってますから…」
資格を捨てれば楽になりますよ、と悪魔の囁き。
シロエ 「二度と法要をやらなくってもいいんです!」
サム 「元老寺なら、親父さんが上手くやってくれるぜ」
キース 「そ、そんな…」
辞めたら真面目に後が無いんだが、と焦ってますけど。
さて、どうなる…?
2016/05/06 (Fri)
☆続けるなら責任
キース君が持っている住職の資格、それが無ければ付けられない戒名。
辞めてしまえばスッポンタケに追われもしない、という声が多数。
シロエ 「引責辞任って言葉もあります、辞めましょうよ、住職を!」
キース 「だ、だが…。そんなことをしたら、親父がだな…」
サム 「別の道に行こうとしてるんだったら、いいじゃねえかよ」
スッパリ辞めて法律家だぜ、と押しまくる背中。
サム 「元老寺の方が困るんだったら、俺が代わりに入るしよ」
キース 「なんだって!?」
サム 「俺が資格を取ればいいんだろ、住職の」
シロエ 「いいですね! サム先輩が元老寺に入るわけですか!」
それならアドス和尚も困りませんね、とニコニコと。
シロエ 「暫くは副住職が不在ですけど、サム先輩が継ぐんですから」
サム 「俺の方なら、スッポンタケとも無関係だしよ…」
シロエ 「もう、その線で行きましょう!」
スッポンタケとの御縁を綺麗サッパリ切るのが一番、とシロエ君。
シロエ 「後はキース先輩が辞めるだけです、副住職を!」
キース 「俺が今日まで積み重ねた苦労はどうなるんだ!?」
サム 「知らねえよ。…でもよ、それの集大成がスッポンタケだぜ」
値打ちも何も…、と一刀両断。
サム 「キースが辞めれば、俺も入れる寺が出来るし…」
スウェナ「そうねえ、サムは棚ボタだわね」
キース 「だからと言って、俺を家から追い出さなくても!」
シロエ 「…辞めないんだったら、責任は今後もついて来ますよ?」
何かと言えば法要な上に、お浄土ガイドの仕事まで、と。
シロエ 「キース先輩が住職な限りは、ぼくたちもですね…」
スウェナ「巻き込まれるのよね、いろんな不幸に」
シロエ 「そうなんです! 慰謝料を払って欲しいくらいです!」
キース 「慰謝料だと!?」
シロエ 「住職を続けるつもりだったら、責任を取って払って下さい」
金額はこのくらいでお願いします、と出て来た電卓。
凄い額ですけど、一人前とか…?
2016/05/07 (Sat)
☆慰謝料をよろしく
キース君が住職の資格を持っている限り、スッポンタケがセットもの。
辞めないのならば慰謝料を、とシロエ君が提示した凄い金額。
シロエ 「もちろん、これが一人分ですから! ぼくにもよろしく」
キース 「い、家を一軒買っても余りそうな額に見えるんだが…!」
スウェナ「もうちょっと増やしてもいいと思うわよ、このくらい」
まだ足りないわ、とスウェナちゃんの指が叩く電卓。
スウェナ「これでどうかしらね、散々酷い目に遭ったんだから」
キース 「と、とても俺には払えそうもないが…!」
シロエ 「出世払いでいいですよ? スッポンタケで儲かりますしね」
マツカ 「そうですね。法要には御布施がつきものですから」
あの人から貰えばいいじゃないですか、とマツカ君までが。
マツカ 「あちらにもスポンサーがついてますから、大丈夫ですよ」
サム 「エロドクターなら楽勝だぜ、うん」
キース 「待ってくれ! それでは俺がタダ働きに…!」
スウェナ「何を寝言を言っているのよ、私たちなんかもっと酷いわ!」
シロエ 「ええ、ぼくたちの扱いはボランティア以下ですからね」
手弁当で法要に参加した上、エライ目に遭う結末です、と。
シロエ 「その点、キース先輩は自己責任ってことになりますから」
サム 「辞めねえんだったら、責任取って貰わねえとよ…」
ジョミー「ぼくたちだって浮かばれないよね、災難続きで」
スウェナ「そうよ、全部キースのせいなんだから!」
タダ働きでもいいじゃないの、と指差す電卓。
スウェナ「出世払いでも分割でもいいわ、払って頂戴!」
キース 「無理だ、俺にはとても払えん…!」
??? 「ぼくなら払ってあげられるけど?」
そのくらいなら、と出ましたソルジャー(会話表記はAブルー)。
Aブルー「スッポンタケの今後のためなら、安いものだし!」
キース 「あんた、助けてくれるのか!?」
有難い、と伏し拝んでいるのがキース君。
住職の資格を守るためには、そこまですると…?
2016/05/08 (Sun)
☆慰謝料は払うから
キース君が住職の資格を持っている間は、縁が切れないスッポンタケ。
辞めないのならば慰謝料を、と迫られる所へ出て来たソルジャー。
Aブルー「ぼくなら全額支払えるけれど、もっと沢山欲しいとか?」
シロエ 「これよりも多めにくれるんですか?」
Aブルー「支払いさえすれば、キースの地位が安泰ならね!」
キース 「感謝する…! このままでは、俺は真面目にピンチで…」
親父に寺から叩き出される、とガクブルと。
キース 「住職の資格を捨てたとなったら、もう確実に…!」
Aブルー「ホームレス人生まっしぐらって?」
キース 「そうなるだろうな、托鉢も出来ないわけだから…」
無資格で托鉢をやったとバレたら、警察沙汰だし、とブルブルブル。
キース 「俺には坊主しか職が無いのに、それを失ったら…」
シロエ 「ニートという手もありますけれど?」
キース 「親父が許すと思うのか!」
サム 「無理っぽいよな、アドス和尚じゃ、ニートってのは…」
ホームレスしか残ってねえよ、とサム君も。
サム 「仕方ねえよな、スッポンタケに魂を売って生きるしか…」
Aブルー「ぼくは最高に嬉しいけどねえ、その生き方が!」
スッポンタケに人生を捧げてくれるキース、と満面の笑み。
Aブルー「寝ても起きてもスッポンタケだよ、今日からは!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「そうに決まっているだろう! 助けるんだから!」
感謝の心でスッポンタケに仕えて欲しい、という注文。
Aブルー「まずは位牌を作って欲しいね、立派なのを!」
キース 「位牌だと?」
Aブルー「基本なんだろ、仏様には必須のアイテム!」
それからお仏壇もお願い、とニコニコと。
Aブルー「ぼくのシャングリラには置けないからねえ、預かりで」
キース 「預かり…?」
Aブルー「元老寺でも何処でもいいから、預かってよ!」
キース 「仏壇をか!?」
スッポンタケのための仏壇を…、と愕然ですけど。
この流れだったら、当然ですよね?
2016/05/09 (Mon)
☆お高いのは供養塔
キース君が住職の資格を持っている限りは、御縁が続くスッポンタケ。
辞めないのならば慰謝料を、と迫られる所へ来たのが助け舟で。
Aブルー「慰謝料を代わりに支払う以上は、お仏壇だって!」
キース 「し、しかし…! ウチの寺で仏壇を預かるとなると…」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
キース 「檀家さんか、元老寺の墓地に墓があるというのが条件で…」
スッポンタケはどっちでもない、という話。
キース 「だから預かるのは無理なんだ!」
Aブルー「なんだ、それなら簡単だよ! この際、お墓も建てるから」
キース 「は、墓だって!?」
Aブルー「前から話が出ていたじゃないか、何回も!」
ぼくの記憶が確かならね、と爽やかな笑顔。
Aブルー「スッポンタケを漏れなく供養するなら、何だっけ…?」
サム 「供養塔かよ、墓とはちょっと違うけどよ…」
Aブルー「そう、それ、それ!」
供養塔だと費用も高いんだよね、とニッコリと。
Aブルー「悪い話じゃないと思うよ、元老寺にとっても」
サム 「だよなあ…。供養塔だと、管理費も高い筈だしよ…」
Aブルー「キース、其処の所はどうなんだい?」
キース 「た、確かに高いが…。供養塔だと場所も取るから…」
Aブルー「じゃあ、それで! 供養塔とかいうのをお願い!」
高いほど値打ちが出そうだからね、と嬉しそうな顔。
Aブルー「供養塔を建てれば、お仏壇も預かって貰えるだろう?」
キース 「そ、それは…」
サム 「供養塔コースなら、仏壇無しでもいけると思うぜ?」
Aブルー「本当かい?」
サム 「寺で毎日供養するのが基本になるしよ…」
専用の位牌を作る筈だぜ、と坊主な知識。
サム 「でもって、朝晩のお勤めの時には、こう、丁重に…」
Aブルー「キースが拝んでくれるわけ?」
サム 「アドス和尚も拝んでくれるぜ、本堂だから」
Aブルー「最高じゃないか!」
それでお願いしなくっちゃ、と突き上げる拳。
スッポンタケの供養塔…?
2016/05/10 (Tue)
☆供養塔がいいな
キース君が住職の資格を持っているせいで、御縁続きのスッポンタケ。
辞めないのなら慰謝料だ、と迫る面々、ソルジャーが払うそうですが。
Aブルー「供養塔コースでお願いしたいね、スッポンタケは!」
サム 「マジでお勧めだぜ、本堂に専用の位牌だからよ」
キース 「俺の立場はどうなるんだ! それをやられたら!」
サム 「何か問題あるのかよ? 供養塔だぜ?」
元老寺のためにもなるじゃねえかよ、と大真面目な顔。
サム 「管理費が入って、月々の供養料だって入って来るしよ」
ブルー 「供養塔の前で法要をすれば、相応の費用も貰えるしね?」
シロエ 「その法要って、高いんですか?」
ブルー 「墓回向とは桁違いだよ、特別に供養するんだから」
キースだけじゃなくて、住職のアドス和尚も出向くのが筋、と。
ブルー 「いい加減な法衣を着てちゃ駄目だし、それだけでもね!」
シロエ 「あー…。法衣のクリーニング代も高いんでしたっけ…」
サム 「お袈裟となったら、もっと高いぜ?」
立派な袈裟で出て貰ったなら、御布施もドンと、という説明。
サム 「供養塔を一つ建てて貰ったら、下手な墓より儲かるぜ」
ブルー 「儲かるという言い方はアレだけど…。そういうことだね」
シロエ 「いいことずくめじゃないですか! キース先輩!」
その供養塔を建てましょう、とシロエ君も乗り気。
シロエ 「ぼくたちも慰謝料を貰えるんなら、文句は無いです」
スウェナ「そうよね、もうちょっと上乗せしたいけど…」
Aブルー「いくらでも払うよ、スッポンタケのためだから!」
キースがスッポンタケに仕えてくれるんだし、と御機嫌な人。
Aブルー「とにかく、まずは供養塔だね。それでお願い」
キース 「親父に殺されるだろうが!」
Aブルー「どうしてだい? 儲かるんだからいいと思うけど?」
キース 「スッポンタケそのものが問題なんだ!」
戒名をつけた件がバレる、とガクガクブルブル。
そういえば内緒でしたっけ、アレ…。
2016/05/11 (Wed)
☆供養塔はヤバイ
キース君が住職の資格を持っている限り、縁が切れないスッポンタケ。
慰謝料はソルジャーが支払うとかで、誰も文句は無さそうですけど。
キース 「スッポンタケの供養塔を建てるなら、色々とだな…」
Aブルー「戒名の件もバレるのかい? アドス和尚に?」
キース 「当然だろうが、供養塔だぞ!?」
どうして供養することになるのか、その辺からして突っ込まれる、と。
キース 「なんとか上手く誤魔化したとしても、戒名が…」
Aブルー「誰かにつけて貰いました、っていうので良さそうだけど?」
キース 「今どきは直ぐに調べがつくんだ、ネットのせいで!」
スッポンタケ供養で検索されたらおしまいだ、とブルブルブル。
キース 「誰も供養をしていないのがモロバレだからな!」
シロエ 「あー…。どう調べても出ないでしょうねえ、そういうの…」
マツカ 「火の無い所に煙は全く立ちませんしね…」
Aブルー「じゃあ、偽サイトはどうだろう? シロエの腕なら…」
簡単に作れそうだけど、という質問。
Aブルー「それっぽいのを作ってくれれば安心だよね」
シロエ 「偽サイトですか…。スッポンタケ供養を謳うんですか?」
Aブルー「そういうことだよ、どんなスッポンタケでも任せて安心!」
供養は全部引き受けます、というサイト、とニコニコと。
Aブルー「本家本元は其処だってことにすればオッケー!」
サム 「でもよ、それだと供養塔だって、そっちになるぜ?」
シロエ 「そうですよね…。専門にやっているんなら…」
スウェナ「とっくの昔に建ててそうよね、供養塔だって」
ブルー 「まあね、専門にやってる所は何処もそうだね」
ペット霊園だって似たようなモノ、という指摘。
ブルー 「タイアップしているお寺があるのは、お約束だし…」
Aブルー「それも偽のお寺でどうだろう?」
シロエ 「お寺からしてデッチ上げですか…」
キース 「馬鹿野郎!」
坊主の世界の横の繋がりを舐めるなよ、と真っ青な顔。
即バレですか?
2016/05/12 (Thu)
☆危ない供養塔
キース君が持っている住職の資格、縁が切れないのがスッポンタケ。
辞めないのならば慰謝料が必要、ソルジャーが払うと言ってますけど。
キース 「坊主の世界は繋がりまくりだ、存在しない寺はバレるぞ!」
シロエ 「…コアラの国にあるってことでも駄目ですか?」
Aブルー「離れていたら安心だろうと思うけれどね?」
キース 「今の世の中、ネットなんだと言っただろうが!」
変わったことをやっている寺は足がつく、と肩をブルブル。
キース 「それで名前を売りたいのならば別なんだが…」
サム 「炎上したらマズイってか? スッポンタケでよ」
シロエ 「陽動作戦で隠れられそうですけれど?」
スウェナ「そうよね、偽のお寺を探してる間は、キースは無事よ」
キース 「やかましい! 一度祭られたら終わりなんだ!」
誰もがスッポンタケを覚えるだろう、と悪い顔色。
キース 「戒名もセットで覚えまくりで、もし供養塔を建てたなら…」
シロエ 「どうなるんですか?」
キース 「此処が本家だ、と一気に祭りが復活するんだ!」
供養塔の写真がネットに溢れまくりだ、と抱える頭。
キース 「そして親父の耳にも入るぞ、本家はウチだと!」
サム 「しらばっくれても無駄なのかよ、それ?」
キース 「親父だぞ? 俺が吐くまで拷問だろうな」
一同 「「「うわー…」」」
それはコワイ、と誰もがガクブル。
シロエ 「修行じゃなくて拷問なんですか、キース先輩?」
キース 「修行という名で来ると思うが?」
ジョミー「五体投地面を三千回とか、そういうヤツ?」
キース 「回数は決まっていないと思うぞ、吐くまでだけに」
延々と南無阿弥陀仏を唱えて五体投地、と震えまくりで。
キース 「だから供養塔はマズイんだ! 俺が殺される!」
Aブルー「うーん…。キースには生きて貰わないとね…」
キース 「俺が死んだら、スッポンタケは無縁仏だ!」
それでいいなら供養塔で、という話。
供養塔があったら、無縁仏じゃないのでは?
2016/05/13 (Fri)
☆供養塔の利点
キース君が持っている住職の資格、捨てないとスッポンタケな御縁が。
けれど捨てたら後が無いとか、慰謝料を払っても続けたいのが副住職。
キース 「いいな、俺に万一のことがあったらスッポンタケはだ…」
サム 「無縁仏って言ってるけどよ…。それってマジかよ?」
キース 「供養する坊主は俺しかいないし、そうなるだろうが!」
サム 「坊主だったら、供養は誰でも出来るんでねえの?」
住職の資格と供養塔があれば、というツッコミ。
サム 「無縁様はよ、お参りする人がいねえヤツだろ?」
キース 「その通りだが?」
サム 「だったら、スッポンタケは無縁様にはならねえぜ?」
法要をしたがる人ならキッチリいるじゃねえかよ、と鋭い指摘。
サム 「でもって供養塔があるなら、後は坊主を連れて来ればよ…」
シロエ 「法要は出来るわけですか?」
サム 「でなきゃ供養塔の意味がねえだろ、建てたって」
漏れなく供養する精神で建てるのが供養塔だから、と解説が。
サム 「ウナギだろうが、スッポンタケだろうが、同じだぜ、うん」
シロエ 「お墓よりもオールマイティーなんですか、供養塔は?」
サム 「誰でもお参り出来るって所が最強でよ…」
御縁が無くても供養のためなら参って良し、と。
サム 「スッポンタケを供養したけりゃ、誰でも法要を頼めるぜ?」
Aブルー「もしかして、キースがいなくても?」
サム 「決まってるじゃねえかよ、坊主は誰でもいけるからよ…」
住職の資格を持った坊主に法要を頼めばオッケーだとか。
サム 「供養塔があったら、其処で法要をするだけだしよ…」
Aブルー「ああ、なるほど! ブルーでもかまわないんだね!」
ブルー 「そういうことになるのかな…。気が乗らないけど」
Aブルー「素晴らしいじゃないか、供養塔!」
キース 「待て、建てる気か!?」
Aブルー「いい感じだしね?」
君がいなくてもOKな所が気に入った、とグッと拳を。
これってヤバくないですか?
2016/05/14 (Sat)
☆供養塔が一番
キース君が住職の資格を持っている限り、縁が切れないスッポンタケ。
けれども供養塔を建てれば、キース君が不在でも出来る法要。
Aブルー「慰謝料を払うのもいいんだけどさ…。保険は欲しいよ」
シロエ 「万一の場合に備えるんですね、供養塔を建てて?」
Aブルー「今のままだと、キースに何かあった時には困るしね…」
誰も法要をしてくれないし、とソルジャーの心配はスッポンタケへと。
Aブルー「コアラの国でやるにしたって、キースがいないと…」
サム 「あー…。あっちのお寺に紹介するヤツがいねえしなあ…」
シロエ 「会長なら紹介出来そうですけど、やりませんよね?」
ブルー 「当たり前だよ、どうしてぼくが!」
あんな迷惑なモノを供養するために動かなくてはいけないのだ、と。
ブルー 「御免蒙るよ、そういうコースは! 御布施を貰っても!」
Aブルー「ほらね、ブルーもこの有様だし、供養塔があれば…」
シロエ 「安心ですよね、住職の資格があるお坊さんは多いですから」
サム 「供養塔があったら、無縁仏になる心配もねえし…」
俺も大いにお勧めするぜ、とサム君もプッシュな供養塔。
サム 「予算に困らねえんだったら、建てておくのが一番だぜ」
Aブルー「デザインとかが難しいのかな、供養塔は?」
ブルー 「あんまり言いたくないけれど…。そっちの面でも素敵だよ」
Aブルー「どういう意味だい?」
ブルー 「供養塔には細かい決まりが無いんだよ。…お墓ほどには」
どんな形もオッケーだから、と銀青様の太鼓判。
ブルー 「最近はお墓も縛りが緩くなったけど…。供養塔の方は…」
サム 「もっと前から好きな形にしていいってことでよ…」
Aブルー「本当かい?」
ブルー 「こんな事で嘘はつかないよ。ソレイド八十八ヶ所をさ…」
サム 「アレを開いたお大師様の所は凄いぜ、供養塔がよ」
Aブルー「どんな感じに?」
凄いのかな、という質問ですけど。
答えによっては、供養塔コースをまっしぐらでは…?
2016/05/15 (Sun)
☆頼まれた蓮の花
新年度も変わらず1年A組な面々、生徒会長宅でパーティー中ですが。
今後、ソルジャー夫妻がやって来た時は、キース君に担当させる方針。
マツカ 「お浄土で同じ蓮の花を希望でしたよ、あの二人は」
シロエ 「いい蓮の花をゲットしたいという話ですよね?」
キース先輩に頼んでいたじゃないですか、とシロエ君も。
シロエ 「キャプテンと一緒に同じ蓮の上で、阿弥陀様からは…」
サム 「思い切り離れた蓮がいいとか言ってやがったよな」
ブルー 「そうだったっけね、阿弥陀様の目が届きにくいから…」
あっちのハーレイはヘタレらしいし、と生徒会長が溜息を。
ブルー 「見られていると駄目だってことで、遠い蓮の花を…」
サム 「普通だったら、阿弥陀様に近い蓮を希望するのによ…」
有難さが全然違うんだから、とサム君も呆れるソルジャーの希望。
サム 「阿弥陀様から遠い場所だと、価値が下がるしよ…」
シロエ 「…お浄土にも不動産屋さんがいるんですか?」
ブルー 「そうじゃないけど、あの世での気分の問題だね!」
阿弥陀様に近いほど、有難いお言葉もよく聞こえるし…、と。
ブルー 「離れた所を希望するのは、ブルーくらいだと思うけど?」
シロエ 「キース先輩は、リクエストに応えているわけですよね?」
サム 「朝晩のお勤めでやってる筈だぜ、どうなんだよ?」
キース 「そ、それは…。頼まれたからには、俺もプロだし…」
スウェナ「だったら、お浄土ガイドの延長じゃないの!」
爆買いの案内をすることだって…、と鋭い指摘。
スウェナ「そうでなくても、人を導くのがお坊さんでしょ?」
サム 「仏の道ってことになったら、間違いねえよな」
キース 「あいつらだったら、仏の道とは無関係だが!」
ジョミー「…そうだっけ?」
お馴染みさんだよ、とジロジロと。
ジョミー「スッポンタケとか…」
シロエ 「法要ですよね?」
法要が仏の道でなければ何だと、と畳み掛け。
キース君、死亡フラグかも?
2016/04/16 (Sat)
☆お浄土どころか
今後ソルジャー夫妻がやって来た時は、キース君が担当するという話。
そういう方向で突っ走っているシャン学メンバー、溢れる自信。
シロエ 「キース先輩は仏の道のプロなんですから、完璧ですよ!」
サム 「坊主は人を導いてなんぼだからよ…。頑張れよな」
キース 「だが、爆買いは絶対に違う!」
スウェナ「そんなことないでしょ、要は切っ掛けの問題なんだし」
仏の道に導くためなら、爆買いのガイドも引き受けてこそ、と。
スウェナ「お浄土の案内もやってるんだし、極めるべきよ!」
ジョミー「蓮の花には案内出来ても、爆買いは無理って言うのはさ…」
サム 「有り得ねえよな、爆買いのガイドに難しい資格は…」
シロエ 「要りませんよね、お浄土の方のプロと違って」
これからは任せておきましょう、と話を纏めに。
シロエ 「爆買いも、ドクツルタケが寄越す荷物も、全部です!」
キース 「ま、待て、それは…!」
ブルー 「何か問題でもあるのかい?」
キース 「俺は本当に蓮の花しか引き受けた覚えは…!」
??? 「そうだろうけど、頼もしいよ!」
ぼくにとっては、と出ました、ソルジャー(会話表記はAブルー)。
一同 「「「ひいぃっ!!!」」」
Aブルー「何をドン引きしてるんだろうね、失礼な!」
ハーレイも来ていないというのに…、と見回す御馳走の山。
Aブルー「これって食べてもいいんだよねえ、パーティー料理!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 自信作だよ、どんどん食べてね!」
Aブルー「ありがとう! それでさ、お浄土の話だけどさ…」
極楽へのガイドは全部キースでいいんだろうか、とお尋ねが。
Aブルー「爆買いは当然お願いしたいし、ホテルの手配も…」
一同 「「「ホテル?」」」」
Aブルー「ぼくのハーレイと一緒に泊まるホテルだよ!」
キース 「何故、俺がそれを!?」
Aブルー「ホテルに泊まれば、当然、セックス!」
目指す所は昇天なんだし、極楽だろう、という理論。
ヤバくないですか?
2016/04/17 (Sun)
☆素人さんに開眼
今年度もよろしくパーティー中のシャン学メンバー、其処へお客様が。
いわゆるソルジャー登場でして、ホテルの手配もキース君にとか。
Aブルー「極楽に案内してくれるんなら、ホテルも期待出来るよね!」
キース 「俺にどうしろと!?」
Aブルー「素敵なホテルを選んでくれればいいんだよ!」
予算の心配はしないでいいから、と太っ腹。
Aブルー「お金はノルディが出してくれるし、君は手配だけ!」
キース 「そっちもノルディに任せておけばいいだろう!」
あいつはプロだ、というのがノルディで、エロドクターで大金持ち。
キース 「それにゲイだし、あんたに御執心だしな!」
Aブルー「プロもいいけど、素人さんのチョイスも捨て難いしねえ…」
キース 「は?」
Aブルー「兄貴シリーズの監督のDVDで開眼したんだよ!」
流石は公爵が贔屓にしているAV監督、とウットリと。
Aブルー「素人さんの本番がウケる世界が素敵でさ…」
キース 「兄貴シリーズはプロだと思うが?」
シロエ 「CDが出ているくらいですしね…」
Aブルー「それなんだけどね、さりげなく入っているんだよ!」
無理なく自然に作品の中に、と語られ始めるイヤンな世界。
Aブルー「兄貴が公園で覗き見するとか、そんな感じで!」
一同 「「「公園!?」」」
Aブルー「植え込みの中とか、色々あるしね!」
隠れてセックスに励める場所は、とニコニコニッコリ。
Aブルー「そういう所で素人さんが本番中でさ…」
キース 「…俺は、その道に興味は無いが?」
Aブルー「だからこそだよ、素人だろう?」
ホテルのチョイスも任せて楽しみ、と満面の笑顔。
Aブルー「ノルディだと趣味に走りまくって手配するしさ…」
キース 「あんたには似合いのホテルだろうが!」
Aブルー「それじゃ刺激が足りないんだよ!」
シロエ 「…刺激ですか?」
Aブルー「イケナイことをしている感じが…」
欲しいんだよねえ、とキース君をチラ見。
どんなホテルを手配しろと?
2016/04/18 (Mon)
☆イケナイのを希望
今年度もよろしくパーティー中の所へ、やって来たのがソルジャーで。
キース君にホテルの手配を頼みたいそうで、刺激がどうとか。
Aブルー「セックスの醍醐味は色々あるけど、後ろめたいのも…」
キース 「そういう玄人向けの世界は知らん!」
素人向けでもサッパリなのに、という反論。
キース 「あんたの期待に応えられる気は全くしないが!」
Aブルー「そうでもないと思うけど…。イケナイことだよ?」
其処がポイント、とキース君の顔をまじまじと。
Aブルー「阿弥陀様から遠い蓮の花を、君にお願いしてるよね?」
キース 「妙な注文だが、頼まれたら仕方ないからな…」
Aブルー「ヒントはそれだよ、阿弥陀様の視線があったりすると…」
シロエ 「後ろめたいというわけですか?」
Aブルー「ぼくはともかく、ぼくのハーレイがね!」
見られていると意気消沈なタイプだから、と毎度の解説。
Aブルー「つまりセックスはイケナイこと、という括りでさ…」
ブルー 「分かってるんなら、少しは控えて欲しいんだけどね?」
話題も含めて、と生徒会長。
ブルー 「君が出て来ると大いに迷惑なんだよ、ぼくたちは!」
Aブルー「だからキースが担当するって聞いたけど?」
ぼくたちのガイドも全部キース、と話を聞いていた模様。
Aブルー「まずはホテルの手配から! 素人さんの良さを生かして!」
キース 「…ホテル・アルテメシアのスイートでいいか?」
Aブルー「ダメダメ、そんな定番のトコは!」
後ろめたい感じもしないじゃないか、と不満そうな顔。
Aブルー「イケナイ感じを味わいたいと思ってるのに…」
キース 「極楽の蓮を希望だったら、そっちに行って欲しいんだが!」
Aブルー「まだまだ長生きする予定だから、それは困るよ!」
キース 「なら、どういうのがいいと言うんだ!」
Aブルー「阿弥陀様つきのホテルとか…」
一同 「「「阿弥陀様!?」」」
どんなホテルだ、と一同、ビックリ仰天。
阿弥陀様つきって…?
2016/04/19 (Tue)
☆阿弥陀様のホテル
ソルジャー夫妻はキース君が担当すべし、と唱えるシャン学メンバー。
噂をすれば出て来たオチで、阿弥陀様つきのホテルの手配を希望。
Aブルー「せっかくだからね、生きてる間にも極楽気分で!」
キース 「何処のホテルでも極楽だろうが!」
あんたの論法で行くんならな、という反撃。
キース 「夫婦で泊まれば何処でも極楽、違うのか!?」
Aブルー「セックスだけなら、そうなんだけど…。昇天だしね!」
キース 「なら、阿弥陀様は必要なかろう!」
Aブルー「極楽気分を味わいたい、って言ってるじゃないか!」
阿弥陀様の視線を感じながらのイケナイ時間、とニコニコと。
Aブルー「離れた所の蓮の上だよ、そういう気分で一発だよ!」
キース 「き、貴様…!」
いっぺん死んで来やがれ、と怒鳴る副住職。
キース 「死ねば極楽に直行だからな、南無阿弥陀仏の心でな!」
サム 「うんうん、お念仏を唱えりゃ誰でも行けるしよ…」
Aブルー「長生きしたいって言った筈だよ、死ぬ気は無いから!」
でも阿弥陀様のいらっしゃる所で一発なのだ、とグッと拳を。
Aブルー「丁度いい距離感のホテルがあってさ…」
キース 「知っているなら、予約をすればいいだろう!」
シロエ 「そうですよね…。キース先輩に頼む必要は…」
スウェナ「ほら、ガイドに決まったからじゃないの?」
お浄土ガイドのプロなんだから、と言われて納得、シャン学メンバー。
シロエ 「そっちでしたか、それならキース先輩ですね」
ジョミー「初仕事だよね、頑張って!」
マツカ 「予算の心配は無いそうですから、大丈夫ですよ」
エロドクターなら破格のホテルだって、と御曹司も保証。
マツカ 「きっと任せて安心です。キースは予約をするだけで」
キース 「本当に俺の仕事になるのか?」
Aブルー「君なら間違いないからね!」
キース 「仕方ない…。ホテルの名前を教えてくれ」
あくまで予約だけだからな、と言ってますけど。
本当にそれだけで済みますか…?
2016/04/20 (Wed)
☆ガイドのお仕事
お浄土ガイドのプロだから、とキース君の担当らしいソルジャー夫妻。
初仕事は阿弥陀様なホテルの予約で、引き受けざるを得ない状況で。
Aブルー「ホテルの名前を言えば予約をしてくれるんだね?」
キース 「くどいようだが、其処までだぞ?」
Aブルー「現地までの案内もお願いしたいんだけど…」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ほら、色々とあるだろう? チェックインとか!」
そういうのもガイドの仕事なんじゃあ…、という話。
Aブルー「ぼくたちは全く分かっていないし、やってくれても…」
キース 「遠い所じゃないだろうな?」
シロエ 「キース先輩、その辺は心配要りませんよ!」
瞬間移動がありますからね、と他人事のノリ。
シロエ 「チェックインくらいは、仕事ってことでいいでしょう?」
スウェナ「食事の手配もしてあげるべきよ、プロのガイドでしょ?」
キース 「お前ら、俺をどうする気だ!」
ジョミー「これからは全部、任せておこうってコトになったしさ…」
サム 「頑張ってくれよな、俺たちはトンズラするからよ」
スッポンタケもドクツルタケも纏めて頼むぜ、と逃げの態勢。
キース 「そ、そんな…」
ブルー 「君が諸悪の根源だしねえ、初仕事は大いに頑張りたまえ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ガイドさんデビューだね!」
行ってらっしゃぁーい! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も手をブンブン。
ぶるぅ 「お弁当とかが要るなら言ってね、用意するから!」
キース 「頼む、追い込まないでくれ…!」
添乗員までは御免蒙る、とガクガクブルブル。
キース 「あくまで予約とチェックインまでだ、そういうことで…!」
Aブルー「仕方ないねえ、初仕事だから許そうかな…」
キース 「是非、許してくれ!」
それで何処だ、と改めて質問。
キース 「あんたが泊まりたいホテルの名前は、何と言うんだ?」
Aブルー「それなんだけど…」
名前が謎で、という返事。
いったい、何処で見付けて来たホテルだと…?
2016/04/21 (Thu)
☆ホテルの名前は
お浄土ガイドのプロなのが坊主、キース君が担当するソルジャー夫妻。
初仕事は阿弥陀様なホテルの予約ですけど、ホテルの名前が謎だとか。
キース 「名前も分からないホテルは予約出来んぞ」
シロエ 「そうですねえ…。其処は大事な所ですよね」
サム 「電話番号とかは知らねえのかよ?」
Aブルー「そっちの方も謎なんだよねえ…」
困ったことに、と言われましても。
キース 「まさか、本物のお浄土ではないだろうな?」
ジョミー「あー! そっちだったら、電話があるわけないもんね!」
シロエ 「阿弥陀様から一番遠い蓮の花の上ってことですか?」
そういう場所ならホテルの名前もありませんよね、と納得中。
シロエ 「でも、キース先輩ならプロですから!」
サム 「きちんと送ってくれると思うぜ、お念仏でよ」
Aブルー「死ぬ気はないって言ってるだろう!」
お浄土になんか行かないから、と仏頂面。
Aブルー「キースなら予約は簡単なんだよ、そのホテルはね!」
キース 「待て、璃慕恩院の直営のヤツか!?」
ジョミー「ぼくとサムが修行体験ツアーの初日に行くトコ!?」
サム 「そういや、初日の晩飯、会館だよな…?」
シロエ 「なんですか、その会館って?」
ブルー 「忘れたのかい? キースの道場入りの時にさ…」
最終日に出迎えに行った時にホテルがあっただろう、という説明。
ブルー 「基本は信者さん向けで、でも観光客もオッケーの…」
シロエ 「そういえば…。あそこなら阿弥陀様に近いですね」
サム 「お膝元とも言うくらいだぜ」
キース 「あ、あそこは流石に…」
紹介したら俺の命がヤバイ、と顔面蒼白。
キース 「俺の名前も面も割れてるし、場合によっては…」
Aブルー「ヤバイことになるっていうのかい?」
キース 「あんたが謹んでくれるんだったら、大丈夫だがな!」
Aブルー「何を言うかな、イケナイことをしに行くんだよ?」
慎むなんて、という発言。
キース君、真面目にピンチですか?
2016/04/22 (Fri)
☆好みのホテルは
お浄土ガイドのプロなばかりに、キース君が請け負うソルジャー夫妻。
阿弥陀様に近いホテルを予約したいとか、けれども場所が問題で。
キース 「頼む、あの会館だけはやめてくれ!」
Aブルー「そんなにマズイ場所なのかい?」
キース 「普通の観光客なら問題は無いが、あんたの場合は…」
泊まったが最後、何をやるかが心配すぎる、とガクブルと。
キース 「ただ泊まるだけじゃないというのは明らかだからな!」
Aブルー「そうだよ、せっかく泊まるんだから! イケナイことを!」
後ろめたい気分でエッチな時間、とウットリと。
Aブルー「阿弥陀様から遠い蓮の花にいるつもりでさ!」
キース 「それが困ると言っているんだ!」
Aブルー「…セックスは禁止じゃないだろう?」
ホテルなんだし、という質問。
Aブルー「それ専門のホテルじゃなくても、ホテルなんだしね?」
キース 「…た、多分、禁止されてはいないだろうが…」
宿泊約款に明記されてはいないだろうが、とタラリ冷汗。
キース 「しかし、慎むのが筋というもので!」
Aブルー「いいけどね…。ぼくが泊まりたいのは其処じゃないから」
キース 「なんだって?」
Aブルー「そんな面倒なホテルはどうでもいいんだよ!」
もっと融通が利くホテルが好み、とニンマリ。
Aブルー「キースさえいれば、色々便利に泊まれるからねえ…」
キース 「…あんた、俺とマツカを間違えてないか?」
宿泊担当はマツカなんだが、と真面目な返事。
キース 「あちこちに別荘を持っているのはマツカだぞ?」
シロエ 「そうですねえ…。この国だけじゃないですもんね」
ジョミー「下手なホテルよりゴージャスだよね?」
ホントに間違えているのかも、と視線が集中してますけれど。
Aブルー「間違えてないよ、阿弥陀様つきのホテルだよ?」
サム 「あー…。それはマツカの担当じゃねえな」
キース 「しかしだな!」
俺はホテルは持っていない、と正論が。
ただの副住職ですしね?
2016/04/23 (Sat)
☆確かにあります
お浄土ガイドのプロなら出来る、とキース君の担当なソルジャー夫妻。
初仕事は阿弥陀様つきのホテルの予約で、融通が利くそうですけれど。
キース 「俺が持っているのは住職の資格というヤツだけだ!」
Aブルー「そうでもないと思うけど?」
シロエ 「でもですね…。キース先輩は本当にホテルと無縁ですよ?」
ただの坊主に過ぎませんから、とシロエ君も。
シロエ 「阿弥陀様つきのホテルにしたって、持ってませんよ」
マツカ 「ぼくの父も持っていませんが…。そういうホテルは」
Aブルー「キースも個人的には持っていないね、言われてみれば」
キース 「璃慕恩院の会館は絶対お断りだぞ!」
Aブルー「ぼくも要らないと言ったよ、其処は」
もっと気楽なホテルが好み、とキース君の方を見てニコニコと。
Aブルー「君の家にもある筈だよ! 立派なホテルが!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「阿弥陀様つきのホテルのことだよ、ほら、境内に!」
泊まれる施設があるじゃないか、という指摘。
Aブルー「部屋にお風呂はついてないけど、立派なのが!」
キース 「そ、そいつは、もしかしなくてもだな…!」
サム 「アレかよ、元老寺の宿坊かよ?」
Aブルー「そう、それ、それ! その名前がさ…」
出て来なくってね、と振っている頭。
Aブルー「ぼくの世界には無いものだから…。お寺も、それも」
キース 「あんた、宿坊に泊まる気か!?」
Aブルー「正確には、ぼくとハーレイがね!」
夫婦で泊めて欲しいんだけど、という注文。
Aブルー「食事は食堂って決まりだよねえ、其処を部屋食!」
一同 「「「部屋食!?」」」
Aブルー「選べるホテルもあるじゃないか! そういうのが!」
頼めば部屋で食事なサービス、と妙に詳しいホテル事情。
Aブルー「ルームサービスとは違った感じで、部屋で和食で…」
シロエ 「ありますね…」
キース 「待ってくれ!」
勝手に話を進めないでくれ、とアタフタと。
宿坊ですか…?
2016/04/24 (Sun)
☆仕出しでお願い
お浄土ガイドのプロなんだし、とキース君が任されたソルジャー夫妻。
なんと元老寺の宿坊に宿泊希望で、食事は部屋食がいいのだそうで。
Aブルー「お金だったら払うから! 別料金でも、高くてもね!」
キース 「そ、そういう問題ではなくてだな…!」
Aブルー「精進料理しか出ないんだったら、仕出しもいいねえ…」
頼めば手配出来そうだけど、とニコニコと。
Aブルー「ほら、料理人ごと貸し出すサービスもあるらしいしさ!」
マツカ 「ありますね…。ぼくの家でも、たまにお願いしますよ」
大切なお客様のおもてなしにはプロの和食で、と御曹司。
マツカ 「海外からのお客様だと、とてもお喜びになりますし…」
Aブルー「あれはキッチンがあれば来てくれるんだよね?」
マツカ 「そうですね。頼めば器も全部持って来て下さいますから」
用意する物は何もありませんね、と流石のスキル。
マツカ 「お任せでいけば、出来上がった料理を食べるだけです」
Aブルー「こっちから注文も出来るのかい?」
マツカ 「ええ。この器でとか、こういう食材でとか…」
プロだけに応えてくれますよ、という答え。
マツカ 「献立も色々検討出来ます、早めに注文しておけば」
Aブルー「いいねえ、それじゃ極楽っぽい料理も頼めるんだね?」
マツカ 「法事用ではない…ですよね?」
Aブルー「極楽の蓮のイメージで頼みたいんだけれど…」
マツカ 「そういう注文もアリですよ」
料理人の腕の見せ所です、と御曹司トーク。
マツカ 「こだわりの注文に、どう応えるかで腕を問われますから…」
Aブルー「だったら、それでお願いしようかな?」
其処のキースに、と視線をチラリ。
Aブルー「部屋食で、ついでに仕出しなコースで!」
キース 「あんた、宿坊の厨房を貸し切るつもりか!?」
Aブルー「お金さえ払えばいいんだろう?」
キース 「し、しかしだな…!」
宿坊をやっているのは俺ではなくて…、とガクブルと。
元老寺の経営ですもんね?
2016/04/25 (Mon)
☆部屋食もお任せ
お浄土ガイドのプロなばかりに、キース君が担当するソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に宿泊希望で、プロの料理人を呼んで料理をさせるとか。
Aブルー「君が経営していなくてもさ、あそこは君の家だろう?」
キース 「俺は宿坊には住んでいないが!」
Aブルー「そんなことは百も承知だよ! でも元老寺は…」
君の家だよね、と容赦ない視線。
Aブルー「だから境内の宿坊だって! 君の家には違いないかと!」
キース 「そ、それは…。しかし、だからと言って…」
Aブルー「急には予約出来ないとでも?」
キース 「ま、まあ…。ああ見えても、ウチの宿坊は地味に人気で…」
予約が入っていない日は滅多に無い、と悪い顔色。
キース 「他のお客様にも迷惑になるし、厨房を貸すというヤツは…」
Aブルー「それは料理を作れなくなるという意味で?」
キース 「当然だろうが、宿坊の厨房はお客様用のヤツなんだ!」
Aブルー「なんだ、それなら心配ゼロだよ! ドンと任せて!」
他のお客様にも高級料亭の味を用意でいいだろう、と極上の笑み。
Aブルー「何人泊まるのか教えてくれれば、そっちの分も!」
シロエ 「もしかして、おごるわけですか!?」
Aブルー「そうだけど? もちろん、そっちも部屋食でね!」
最高の料理は部屋食でこそ、と妙なこだわり。
Aブルー「マツカ、配膳のプロも頼めるよね? その仕出し!」
マツカ 「もちろんです。お客様のご要望に応えてこそです」
Aブルー「ほら、部屋食の方も解決だよね!」
だから是非とも宿坊を…、と膝をズズイと。
Aブルー「ぼくとハーレイを泊めてくれればいいんだよ!」
キース 「あんたのやることが迷惑なんだが!」
Aブルー「食事の手配はプロがするから、大丈夫!」
キース 「狙いは別にあるんだろうが!」
Aブルー「そうだよ、イケナイことをしなくちゃ!」
キース 「宿坊を何だと思ってるんだ!」
御本尊様を舐めているのか、と睨んでますけど。
その御本尊様が阿弥陀様ですよ?
2016/04/26 (Tue)
☆若い人にも人気
お浄土ガイドのプロ認定で、キース君の担当になったソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に泊まりたいとかで、プロの料理人を呼んでの部屋食。
キース 「一万歩譲って、部屋食とやらが精進料理でなくてもだ…!」
Aブルー「精進料理が基本なのかい、宿坊は?」
キース 「あんた、本当に何だと思っているんだ、宿坊を!」
Aブルー「お寺のホテルっていうヤツだろう? …阿弥陀様つきの」
お金を払えば誰でも泊まれて、夫婦だったらイケナイことも…、と。
Aブルー「布団だろうけど、ヤることは何処でも出来るしね!」
キース 「御本尊様がいらっしゃるんだぞ、慎むのが筋だ!」
Aブルー「それって、宿泊約款とやらに書いてあるわけ?」
キース 「うっ…」
グッと詰まった副住職。
Aブルー「ほらね、やっぱり書いてないんだ、セックス禁止とは!」
キース 「其処の所は推し量れというスタンスで!」
Aブルー「でもさ、中にはヤッてる人も…。いると思うよ?」
一般のお客さんも泊まるのなら、と鋭いツッコミ。
Aブルー「若いカップルだったら、エッチだって!」
シロエ 「…絶対に無いとは言い切れませんね…」
サム 「宿坊はお得に泊まれるっていう認識だしよ…」
スウェナ「若い人にも地味に人気よね、クオリティの割に安いから」
ブルー 「おもてなしの心で、安く設定するからね…」
よろしかったら仏の道も覗いて下さい、という精神だそうで。
ブルー 「値段が高いと、素人さんに敬遠されちゃうし…」
シロエ 「それで宿坊は安いんですか!」
サム 「仏の道に親しむ切っ掛けになれば、坊主も嬉しいしよ…」
スウェナ「元老寺のも、学生さんとかが泊まってるわよね?」
学生以外でも若い人たちは多い筈よ、とイヤンな証言。
スウェナ「カップルもいると思うけど…」
キース 「今の流れで言わないでくれ!」
Aブルー「いるってわけだね、ヤリたい盛りの人たちも!」
全く問題無いじゃないか、と満面の笑顔。
ヤバイんじゃあ…?
2016/04/27 (Wed)
☆宿坊をよろしく
お浄土ガイドのプロだから、とキース君が引き受けたソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に泊まってイケナイことを、という注文で。
Aブルー「若いカップルがヤッてるんなら、ぼくたちだってね!」
キース 「頼むから、俺の立場も考えてくれ!」
Aブルー「立場って…。ぼくたちがヤッてるかどうかってことは…」
君には関係ないんじゃあ…、という質問。
Aブルー「監視カメラが部屋にあるなら、別だけれどさ」
サム 「おい、そういうのがついてるのかよ?」
キース 「いや、無いが…。お客様のプライバシーもあるから」
Aブルー「だったら、誰にも分からないじゃないか! 部屋の中は!」
ぼくとハーレイが熱くヤッてても、問題無し! とキッパリと。
Aブルー「声が漏れるとヤバイんだったら、シールドするしね!」
キース 「そこまでしようと言うのか、あんた!?」
Aブルー「極楽気分を味わえるんだよ? 阿弥陀様から遠い蓮の花!」
其処でエッチな時に備えて今から練習、とニコニコニッコリ。
Aブルー「ぼくのハーレイはヘタレだからねえ、予行演習も必要だよ」
キース 「そのために宿坊に泊まりたいと!?」
Aブルー「決まってるじゃないか、せっかく君がいるんだから!」
もう最強のガイドだよね、と決め付ける姿勢。
Aブルー「とにかく予約の方をよろしく! それと部屋食!」
キース 「本当に俺の立場がヤバイんだが!」
Aブルー「何を言うのさ、どうせ元からヤバイじゃないか!」
スッポンタケの件がバレたら死亡なんだし、と強烈な台詞。
Aブルー「それは黙っておいてあげるから、宿坊をね!」
キース 「あんた、親父にチクる気なのか!?」
Aブルー「宿坊に泊めてくれないならね!」
ブルーのふりをしてチクるまでだ、と怖すぎる脅し。
Aブルー「見た目じゃ区別がつかないからねえ…」
シロエ 「それは言えてますね」
Aブルー「ね、強いだろう?」
宿坊の件も直訴って手も…、とニヤニヤと。
銀青様なら断れませんね?
2016/04/28 (Thu)
☆宿坊に泊まると
お浄土ガイドのプロなキース君、ソルジャー夫妻を引き受ける羽目に。
元老寺の宿坊に泊まりたいとかで、部屋食を希望だと我儘放題で。
Aブルー「ぼくがブルーのふりをすればさ、宿坊だって楽勝だよね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 泊まっても何もしなくていいしね!」
お勤めの時だけ顔を出せば…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「それも座っているだけでいいし、楽チンだよ!」
Aブルー「えっと…。お勤めって?」
ブルー 「宿坊だからね、朝と夕方にはお勤めなんだよ、本堂で」
一般の人はスルーでいいけど、ぼくの場合は高僧だから、という解説。
ブルー 「アドス和尚だけじゃないしね、ぼくの正体を知ってる人は」
シロエ 「そういえば…。宿坊の職員さんも御存知ですよね」
ブルー 「大晦日には、毎年お世話になってるからね」
Aブルー「ちょ、ちょっと待ってよ! ぼくが君のふりをしたら…」
ブルー 「本堂に最高の席を用意して貰えるけれど?」
座ってるだけでいいんだけどね、とニコニコと。
ブルー 「三十分ほど正座してれば、それでオッケー!」
Aブルー「せ、正座って…。そのお勤めは必須なわけ?」
ブルー 「一般のお客さんなら、スルーしたって大丈夫だけど…」
キース 「銀青様のお越しとなったら、親父も大いに張り切るな」
まさか、あんただとは気が付くまい、とキース君もニヤリ。
キース 「是非、泊まってくれ! 手配するから」
シロエ 「ぼくも一緒に泊まりたいです、お願いします!」
サム 「おい、正気かよ? あんなのと泊まったら地獄だぜ?」
シロエ 「でもですね…。最高の部屋食がセットですよ?」
他のお客さんにもサービスだと言っていましたから…、と。
シロエ 「お勤めくらいは慣れてますしね、此処はグルメで!」
ジョミー「そっか、そういうことになるよね、同じ日に泊まれば!」
Aブルー「え、えっと…?」
朝晩のお勤めな上に、シロエも来るわけ、とソルジャー、丸い目。
さて、どうなる?
2016/04/29 (Fri)
☆宿坊の落とし穴
お浄土ガイドのプロだから、とキース君の担当らしいソルジャー夫妻。
元老寺の宿坊に泊まりたいとかで、只今、暴走中ですけれど。
Aブルー「泊まったら本堂で正座させられて、シロエも来るって?」
スウェナ「私も行くわよ、高級料亭の味でお部屋食でしょ?」
ジョミー「ぼくも泊まるよ、お勤めがセットでも、お得だしね!」
サム 「俺だって! お勤めは元から慣れてるしよ…」
マツカ 「ぼくも行きます、せっかくですから」
合宿気分で盛り上がりましょう、とマツカ君も。
マツカ 「料亭の紹介は任せて下さい、ぼくにも責任はありますしね」
サム 「あー…。ドクツルタケとの御縁の方かよ」
ジョミー「マツカの身バレが原因だしね…」
キース 「よし! つまり全員、宿坊に宿泊希望なんだな?」
是非来てくれ、と俄然、張り切る副住職。
キース 「眺めのいい部屋を用意するから、楽しんでくれ!」
Aブルー「…ぼくは正座をさせられるのかい?」
ブルー 「そうなるだろうね、ぼくにしか見えない限りはね!」
アドス和尚も宿坊の人も、丁重に扱ってくれるだろう、という発言。
ブルー 「お寺ライフもいいものだよ。阿弥陀様だっておいでだし…」
キース 「御本尊様に一番近い席がブルーのポジションだからな」
其処で正座を三十分だ、と大真面目な顔。
キース 「それで、いつ来るんだ? ゴールデンウィークか?」
Aブルー「正座をしないで済むコースは?」
キース 「生憎と無いな、あんたの顔がソレな限りはな!」
Aブルー「サイオニック・ドリームで他人のふりは?」
キース 「その場合は、あくまで他人だからな…」
ガイドも出来んし、優遇も出来ん、とキッパリと。
キース 「それで良ければ予約を受けるが」
Aブルー「部屋食は無しになるってことかい?」
キース 「優遇する理由が無い以上はな」
Aブルー「それだと、ちっとも嬉しくないから!」
宿坊は嫌だ、という絶叫。
断って貰えて万歳の声が響き渡る中、中継終了~。
2016/04/30 (Sat)
☆今年も新年度
さて、四月。スッポンタケの法要に振り回された春のお彼岸も過去。
シャングリラ学園も新年度に入り、お馴染みの入学式などエトセトラ。
シロエ 「結局、今年も1年A組なんですよね…」
サム 「担任もグレイブ先生だよなあ、もう思いっ切り固定でよ」
ジョミー「危険手当がつくんだっけ?」
ブラックリストな面子が揃ったクラスだと…、という質問。
スウェナ「危険物取扱主任…ってことはないわよね?」
キース 「爆発物処理班ということもあるぞ」
マツカ 「そういえば…。キース、昔に派手にやりましたね」
サイオン・バーストで「そるじゃぁ・ぶるぅ」のお部屋を…、と。
サム 「あー、あった、あった! 木っ端微塵に吹っ飛んだぜ!」
シロエ 「坊主頭の危機を回避するためでしたよね、アレ…」
サイオニック・ドリームを操れるように会長が…、と視線をチラリ。
ブルー 「仕方ないだろう、ああでもしないと覚えないから…」
サム 「分かるぜ、まるで話にならなかったもんなあ、それまでは」
でも、飛躍的にアップしたよな、とキース君の頭に注目で。
サム 「お蔭で見事に道場入りでよ、今や立派な副住職でよ…」
シロエ 「その件はいいんですけれど…。それで被害が拡大中で…」
一同 「「「あー…」」」
この坊主のせいで災難続き、と誰もが零している溜息。
キース 「なんだ貴様ら、何が言いたい!?」
シロエ 「いえ、特に…。何を言っても無駄ですから」
サム 「うんうん、師弟の絆は絶対だしよ…。坊主の世界じゃ」
俺たちが1年A組に固定なのと同じ勢いで…、と比較対象は1年A組。
サム 「今年も遠慮なく1年A組、担任はグレイブ先生だぜ?」
ジョミー「もうこの先も変わらないよね、ブラックリストで…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 楽しかったら、それが最高!」
ブルー 「というわけで、今年もよろしくパーティーだけど?」
学校とは関係無い場所で、と会場は生徒会長宅。
御馳走たっぷり、新年度ですね!
2016/04/01 (Fri)
☆毛色が違う人
新年度を迎えたシャングリラ学園、例によって1年A組な面子。
生徒会長宅で今年度もよろしくなパーティー中で、御馳走がドッサリ。
ぶるぅ 「どんどん食べてね、お料理、沢山作ったから!」
シロエ 「豪華ですよね、和洋中と揃って、エスニックまで…」
サム 「食わねえと損って感じだぜ! 俺、朝飯は抜いて来たし!」
ジョミー「ぼくも抜いたよ、此処で思い切り食べたいしね!」
どれを食べようかホントに悩む、と手にするお皿に色々と。
ジョミー「ピザは基本だし、中華粽も全種類制覇はお約束だし…」
キース 「そっちのローストビーフを頼む。さいころステーキと…」
スウェナ「いいわよ、代わりに其処のお寿司をお願い」
手毬寿司と巻き寿司、握りは大トロ、と食べて食べまくる御一同様。
マツカ 「美味しいですよね、本当に。うちのシェフより上ですし…」
ブルー 「当たり前だよ、ぶるぅだよ? ダテに長生きしてないよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくもブルーも、三百年以上!」
だけど、ぼくは六歳にはならないもんね、とニコニコと。
ぶるぅ 「卵に戻ってやり直しだから、五歳までだも~ん!」
シロエ 「そのシステムもいいですよねえ…。子供のままで」
ぶるぅ 「みんなも子供のままでしょ、違うの?」
ずっと高校1年生だよ、と言われてみれば、その通り。
サム 「そういえば…。だから毎年、1年A組ってことだぜ、うん」
シロエ 「一人だけ違うのが混じってますけど?」
大卒が一人、と眺める先に副住職。
キース 「…俺がどうかしたか?」
シロエ 「キース先輩が諸悪の根源、っていう気がしまして…」
サム 「言えてるぜ、それ。キースが大学に行かなかったら…」
マツカ 「副住職になってはいませんね…」
なれませんから、という指摘。
マツカ 「大学三年目で道場入りでしたよね?」
キース 「…そうだったが?」
あの年はドえらい寒波で、酷い霜焼けに…、と回想中。
住職の資格を取りに出掛けた道場ですね?
2016/04/02 (Sat)
☆修行の結果は
新年度を迎えたシャングリラ学園、今年も1年A組に所属の御一同様。
永遠の高校1年生な面子、その中に大卒が一人混じっているわけで。
キース 「あの道場は大変だった…。暖房は火鉢だけだったしな」
サム 「障子一枚隔てて外だろ、半端ねえよな」
シロエ 「霜焼けにだってなりますよ。火鉢も基本は禁止ですよね?」
キース 「その通りだが?」
大抵の時間は部屋ではなくて廊下にあったし…、という証言。
キース 「廊下はそのまま外に繋がるから、火鉢の意味は皆無だな」
スウェナ「存在意義が無いってヤツよね、暖房に使えない火鉢なんて」
シロエ 「でもって食事が精進料理で、ステーキが大根でしたっけ?」
キース 「そういう名前を付けただけだ!」
皮肉をこめて…、と今も恨めしいらしい大根ステーキ。
キース 「来る日も来る日も大根の煮物で、いっそステーキならと!」
ぶるぅ 「んとんと…。大根ステーキ、美味しいよ?」
キース 「本物の大根ステーキならな!」
あの煮物の何処がステーキなんだ、とブツブツブツ。
キース 「道場を終えてシャバに出て来たら、飯が美味くて…」
シロエ 「クォータパウンダー食べてましたよね、キース先輩」
ジョミー「食べたいから、って店に入って行ったしね」
気持ちは分かる、と頷く人。
ジョミー「璃慕恩院の修行体験ツアーも精進料理だし…」
サム 「アレは一週間だけじゃねえかよ、道場は三週間なんだぜ?」
キース 「そうだぞ、それに体験ツアーとは厳しさが違う」
シロエ 「…それだけやって、出来上がったのが先輩かと思うと…」
キース 「何が言いたい?」
シロエ 「いえ、別に」
迷惑な人が出来たと思っただけですから、とサラッと発言。
シロエ 「本当に諸悪の根源ですしね、キース先輩」
マツカ 「お蔭で、ぼくたちも呪われた日々を送ってますしね…」
サム 「違いねえよな…」
キース 「なんだって?」
俺は真面目に修行を積んだ、と言ってますけど。
その結果は…?
2016/04/03 (Sun)
☆問題なのは住職
シャングリラ学園は新年度ですけど、今年も1年A組な御一同様。
永遠の高校1年生の中でキース君だけが大卒、諸悪の根源呼ばわりで。
キース 「住職の資格を取った俺がだ、どうして諸悪の根源なんだ!」
シロエ 「そうですねえ…。自覚がゼロって所でしょうか」
マツカ 「自分でも不幸なつもりになっていますしね」
サム 「それは言えてるぜ、俺たちが巻き添え食らってるのに…」
同じに不幸なつもりでいやがる、とヤケ食いの如くバクバクと。
サム 「何もかもキースのせいじゃねえかよ、俺たちの不幸は!」
シロエ 「いえ、災難なレベルです。不幸はとっくに越えてますよ」
マツカ 「その言い方は正しいですね」
スウェナ「不幸だったら、もう少し救いがあるわよねえ…」
どう転がっても救われないし…、と深い溜息。
スウェナ「全部キースのせいなのよ。…お坊さんのね」
キース 「なんだと!?」
サム 「あー…。単に坊主ってだけなら、特に問題ねえからよ…」
そこはきちんと言わねえと…、と入った注意。
サム 「住職ってトコが問題なんだぜ、坊主だけなら俺も坊主で」
ジョミー「ぼくも一応、お坊さんだよね…。嬉しくないけど」
ブルー 「もっと喜んで欲しいけどね? 師僧としては」
せっかく、ぼくの直弟子なのに…、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「でもまあ、キースにはまだまだ及ばないから…」
ジョミー「及びたくもないよ!」
シロエ 「そういう話は置いといてですね、ヤバイのはキース先輩で」
サム 「資格持ちっていうのが最悪でよ…。俺なら問題ねえのにさ」
キース 「どう最悪だと言いたいんだ!」
住職の資格は何処に出しても立派なものだ、と言ってますけど。
サム 「その資格。…ねえと戒名、つけられねえだろ?」
キース 「当然だろうが、やればモグリだ!」
サム 「だから不幸だと言ってるじゃねえかよ、それに災難な」
これだけ言ったら分からねえか、という指摘。
キース君の反応は…?
2016/04/04 (Mon)
☆被害者と加害者
新年度を迎えたシャングリラ学園、今年も1年A組に固定な御一同様。
生徒会長宅での今年もよろしくパーティー、諸悪の根源が問題で。
キース 「どう転んだら俺が諸悪の根源だとか、災難なんだ!」
サム 「分からねえのかよ、戒名って言ったぜ」
シロエ 「もうナチュラルに忘れてますよね、先輩自身が」
マツカ 「被害者だという顔ですからね…。かなり前からですけれど」
ぼくたちが本当の被害者なのに…、と御曹司も溜息。
マツカ 「とはいえ、ぼくも加害者の一人だという自覚はあります」
シロエ 「マツカ先輩は悪くないですよ! 大丈夫です!」
サム 「巻き込まれたってことは分かるしよ…。キースと違って」
マツカは何もやっていねえよ、という太鼓判。
サム 「身バレしたのも、親父さんの会社の社内報が原因だしよ」
シロエ 「キース先輩とは違いますよね、本当に」
キース 「何の話だ、俺とマツカがどう違うんだ!」
スウェナ「どれだけ被害を及ぼしたか、っていう話よ、これは」
キース 「被害だと?」
住職の資格は益にこそなれ、被害などには…、と大真面目な顔。
キース 「御先祖様も供養出来るし、日々、お浄土のためにだな…」
シロエ 「それが大いに問題なんです、供養出来るトコが!」
サム 「だよなあ、俺やジョミーじゃ、まだまだ無理でよ…」
ブルー 「僧籍っていうだけだしねえ…」
坊主としてはヒヨコだからね、と生徒会長、いや銀青様。
ブルー 「出来ないことの方が多いし、ある意味、安心」
キース 「俺が何をしたと!?」
シロエ 「戒名、つけたじゃないですか。…えらいブツに」
それはもう、とんでもない代物に…、と肩をブルッと。
シロエ 「お蔭でストーカーと化していますよ、アレが」
サム 「違いねえよな、何処までもしつこく追って来るしよ」
ジョミー「シーズンオフでも来るしね、アレ…」
キース 「アレだと…?」
もしやアレか、とようやく思い当たった模様。
アレというのは…?
2016/04/05 (Tue)
☆出せない院殿号
生徒会長宅で今年もよろしくパーティー、1年A組シャン学メンバー。
槍玉に上がったのがキース君でして、住職の資格が諸悪の根源。
キース 「…俺が戒名を付けたアレというと…。やはりアレなのか?」
シロエ 「もう凄すぎるブツですけど? 酷いストーカーで」
サム 「此処の面子は忘れねえよ。全員、被害者なんだしよ」
先月のお彼岸もやられたからよ、と合掌な上にお念仏。
サム 「キースが戒名を付けなかったら、普通に春のお彼岸だぜ?」
シロエ 「言えてます。…コアラの国には行きそびれましたが」
スウェナ「コアラの国なら、待て、次号よ! お盆もあるもの」
ジョミー「報われたいよね、たまにはね…」
真夏にウィンタースポーツくらい…、と副住職の方をジロジロと。
ジョミー「あんなストーカーに追われてるんだよ、オマケを希望」
サム 「俺たちも棚経をパス出来るしよ…。コアラの国なら」
お盆はそっちでいいんじゃねえの、とサム君もジロリ。
サム 「もう間違いなく追って来るしよ、スッポンタケが」
シロエ 「強烈な戒名ですからね…。何処のお寺でも大歓迎な」
マツカ 「父に訊いたら、ウチでも院殿号じゃなかったですよ」
大きなお寺を丸ごと寄進しないと無理っぽいです、という発言。
マツカ 「其処まで深いお付き合いは無いと言っていました」
サム 「あー…。普通、そうだよなあ、素人さんはよ」
菩提寺丸焼けコースで再建したって、院殿号は…、と振っている頭。
サム 「他のお寺の手前もあるしよ、出せねえよ…」
シロエ 「そこまでなんですか、院殿号は?」
ブルー 「巷に溢れていないってことで、察して欲しいね」
それをアッサリ出した坊主がキースなわけで、と情けなさそうに。
ブルー 「諸悪の根源にもなるってわけだよ」
ジョミー「相手はスッポンタケだしね…」
シロエ 「人間でさえもないですからね…」
たかがキノコに凄い戒名を…、と誰もが呆れる院殿号。
鯨のパクリでしたっけ?
2016/04/06 (Wed)
☆疫病神なキノコ
今年度もよろしくパーティー開催中の、1年A組なシャン学メンバー。
諸悪の根源なキース君の存在が問題、ストーカーと化しているキノコ。
シロエ 「誰が聞いても、キノコだなんて気付きませんよ。あの戒名」
サム 「だよなあ、倫王院殿法界善根大居士なんてよ」
スウェナ「元ネタは鯨の戒名なのよね、キースがパクッて来ただけで」
ブルー 「そうだよ、鯨は人間様のお役に立ったからねえ…」
使えない部分が無かったくらいにお役立ち、と生徒会長、いえ銀青様。
ブルー 「だからこそ院殿号なわけでさ、鯨なのにね」
シロエ 「それに引き換え、スッポンタケはダメダメですしね…」
役立つどころか、厄を運んで来る方ですよ、と絶妙な例え。
シロエ 「疫病神って点では、何にも負けませんってば」
ジョミー「上手いこと言うよね…。座布団、要る?」
シロエ 「座布団は欲しくないですけど…。もちろん厄も結構です」
サム 「欲しいヤツなんていねえぜ、厄は」
でも、じきにシーズン突入だしよ、とブルブルと。
サム 「梅雨の頃にはキノコが出るしよ…。もうリーチだぜ」
マツカ 「でもまだ、五月がありますから」
シロエ 「甘いですってば、その五月だって潰されそうです」
あちこちフラグが立ちまくりです、と潜める声。
シロエ 「例の人が狙ってますからね…。常にロックオンで」
ジョミー「そっくりさんがいるっていうのがヤバすぎなんだよ!」
それさえなければ出現率が下がるのに…、という嘆き節。
ジョミー「ブルーにそっくり、教頭先生にそっくりだしさ…」
スウェナ「ぶるぅのそっくりさんまでいるものねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぶるぅはお友達だよ!」
いつも遊びに来てくれるもん、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「ぶるぅのパパとママも、みんなの友達だよね!」
シロエ 「違いますから!」
ぶるぅ 「えっ、でもでも…」
別の世界のシャングリラから来るお友達、という認識。
迷惑すぎると思いますけどね?
2016/04/07 (Thu)
☆別世界の人たち
1年A組なシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー開催中。
キース君も大いに迷惑ですけど、負けていないのが別世界の人たちで。
ぶるぅ 「ぶるぅのパパがブルーだっけ? ママがハーレイだっけ?」
シロエ 「そういう認識らしいですよね、あの人たちは」
ブルー 「どう考えても、逆なんだろうと思うけどねえ…」
ぶるぅのパパがハーレイだろう、と生徒会長がブツブツと。
ブルー 「ブルーが女役なわけだし、あっちのハーレイがパパだよね」
ジョミー「キャプテンの方がパパだよねえ…」
サム 「それで間違っていねえと思うぜ。でも、本人はよ…」
シロエ 「自分がパパだと威張ってますよね、ソルジャーは…」
なんにしたって大迷惑で…、とシロエ君も。
シロエ 「あの厄介な夫婦がいるだけで、年々リスクが高まるんです」
スウェナ「確かに、リスクは上がる一方よねえ…」
マツカ 「…すみません…。ぼくもリスクを上げちゃいました…」
身バレしましたから、と申し訳なさそうな顔。
マツカ 「あれさえなければ、公爵夫妻は他人だったかと…」
一同 「「「あー…」」」
通りすがりで済む筈だった、というのが北の国に住む公爵夫妻。
マツカ 「ドクツルタケなんて名前も無くて、それっきりでした」
シロエ 「本名も知らないままになったでしょうね…」
サム 「イングリッドは知りたくなかったぜ…」
出会わずに済ませたかったのによ、と嘆いても後の祭りな今。
ジョミー「もう手遅れだよ、すっかり深い付き合いだしさ…」
キース 「間違えるな、俺たちが付き合っているわけではない!」
別の世界のシャングリラから来る馬鹿どもだ、と言ってますけど。
シロエ 「でもですね…。キース先輩のお蔭でですね…」
サム 「妙に御縁は深まってるぜ? あいつらと公爵夫妻の方もよ」
キース 「俺が何をしたと!?」
シロエ 「スッポンタケの件ですってば」
アレを目当てに出て来る度に御縁の方も…、という指摘。
正しいかも?
2016/04/08 (Fri)
☆迷惑すぎる人たち
新年度を迎えてパーティー中のシャン学メンバー、話の種は迷惑な人。
別世界から来るソルジャー夫妻とか、北の国に住む公爵夫妻とか。
シロエ 「いいですか? キース先輩がスッポンタケに戒名を…」
サム 「つけたばかりに加速してるぜ、別世界からのお客様がよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お彼岸もお盆も法要だよね!」
スッポンタケはキースのお弟子さんだもん! と元気一杯。
ぶるぅ 「お盆までにも色々あるよね、すっごく楽しみ!」
ジョミー「…ぼくたちは迷惑なんだけど…」
ぶるぅ 「でもでも、イングリッドさんから何か届くかも…」
それに公爵、と罪が無いのが子供というもの。
ぶるぅ 「いつもお菓子を沢山くれるし、どれも美味しいし…」
シロエ 「お菓子と一緒に届く代物が最悪なんです!」
スウェナ「公爵が拍車をかけているわよね、筋金入りのゲイだから…」
サム 「ダテにドクツルタケの旦那をやってねえよな…」
ドクツルタケことイングリッドさん、本物の公爵夫人でして。
ジョミー「なんでゲイの奥さんやってるんだろうね、ドクツルタケ…」
シロエ 「きっと旨味があるんでしょう。…ドクツルタケだけに」
サム 「あたると確実に死ぬキノコだしよ、ドクツルタケはよ…」
だからそういう渾名だっけか、とサム君の溜息。
サム 「ドクツルタケに加えてスッポンタケだぜ、最悪としか…」
ジョミー「キースが戒名をつけなかったら、スッポンタケはさ…」
シロエ 「その内にフェードアウトでしたよ、もう間違いなく」
別の何かに座を奪われて…、とキース君をギロリ。
シロエ 「キース先輩が悪いんです。何かと言えば法要で!」
マツカ 「そうでない時も、スッポンタケ狩りに燃えますしね…」
スウェナ「こっちに来る回数が増えた分だけ、リスクも上がるわよ」
ジョミー「上手い具合にドクツルタケから荷物が来るしさ…」
キース 「俺のせいか?」
荷物まで俺のせいなのか、と言ってますけど。
そうなんじゃあ…?
2016/04/09 (Sat)
☆迷惑すぎる坊主
生徒会長宅で今年度もよろしくパーティー、1年A組ないつもの面々。
迷惑な人たちが話題になる中、問題視されるのが副住職なキース君。
キース 「ドクツルタケから届く荷物は、俺のせいではないと思うが」
シロエ 「その発想が厚かましいんですよ! キース先輩は!」
サム 「自分まで不幸なつもりでいやがる所がよ…」
仏に仕える身とも思えねえ、とサム君、辛辣な批判。
サム 「普通は我が身を犠牲にしてもよ、人を救うのが坊主だしよ」
ブルー 「お釈迦様の教えからして、そうなってるしねえ…」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「飢えた虎に自分を食べさせるとかは基本だね!」
それに引き換え、キースときたら…、と深い溜息。
ブルー 「自分を犠牲にして救うどころか、端から被害に巻き込むし」
ジョミー「だよねえ…。法要の度に犠牲になるのは、ぼくたちだよ」
スウェナ「春のお彼岸も酷かったものね、スッポンタケで」
変なBGMまで流されたわよ、と振っている頭。
スウェナ「兄貴シリーズのBGMでしょ、あれも例の人が…」
シロエ 「持って来ましたよね、CDを…。これを流せという注文で」
サム 「そうなったのもキースのせいだぜ、法要だしよ」
キース 「俺はBGMとは無関係だ!」
兄貴シリーズのDVDだって俺は知らん、と言ってますけど。
シロエ 「どうなんでしょう…。あれを持って来たAV監督…」
マツカ 「公爵が贔屓にしているらしいですしね…」
サム 「でもって、出演を打診してやがったぜ? あいつらによ」
キース 「それも俺とは無関係だが!」
あの連中のことまで責任は持てん、という姿勢。
キース 「あいつらは俺の弟子というわけではないからな…」
シロエ 「それじゃ、スッポンタケは弟子なんですね?」
キース 「何故、そうなる!?」
シロエ 「でも、直弟子だと思いますけど?」
キース 「そ、それは…」
否定出来んが、と追い込まれた模様。
公爵夫妻との関係の方は…?
2016/04/10 (Sun)
☆この人のせいです
今年も1年A組になったシャン学メンバー、キース君の責任を追及中。
スッポンタケが直弟子な件は否定しないとかで、この先が問題。
シロエ 「スッポンタケが直弟子だったら、責任重大になりますよ?」
サム 「法要関係は全部キースのせいだしよ…。他の件もよ…」
キース 「ドクツルタケと公爵は無関係なんだが!」
シロエ 「さあ、どうでしょう? …例の人との関係が…」
公爵夫妻と仲良くしたい誰かさんは、スッポンタケがお好きで…、と。
シロエ 「スッポンタケのためにと通い続けるわけですし…」
スウェナ「ついでにせっせと接触するのがドクツルタケよね…」
ジョミー「変な荷物が届いちゃったらウキウキだしね…」
マツカ 「あの人たち宛の何かが来るのは、もうお約束ですよ…」
断る方法も見付かりませんし、と御曹司も困っている様子。
マツカ 「御礼状を書く度に誤解されてます。…喜んでいると」
シロエ 「貰う人がいるせいで加速しちゃうんですよ!」
あのプレゼント攻勢が…、とキース君の方をジロジロと。
シロエ 「誰かさんがしょっちゅう来ていなかったら、まだマシです」
キース 「俺のせいだと言うのか、それも!?」
シロエ 「スッポンタケがお目当てですしね、あの人たちは」
キース先輩が迂闊なことをするからですよ、と咎める目線。
シロエ 「あんな戒名をつけなかったら、ただのキノコで…」
サム 「うんうん、見た目と学名がヤバイっていうだけでよ…」
ブルー 「其処が最悪なキノコだからねえ、スッポンタケは…」
形がヤバすぎ、というだけあって、学名が「恥知らずな男根」。
ブルー 「ただでもブルーが飛び付きそうなキノコなのに…」
シロエ 「戒名のせいでパワーアップで、ストーカーですよ!」
キース 「そ、それは…。つい、ウッカリと…」
サム 「俺たちの身にもなって欲しいぜ」
ジョミー「反省の色も無いもんねえ…」
どうかと思う、と避難轟々。
何から何までキース君のせいでOKですか?
2016/04/11 (Mon)
☆一生モノの責任
今年も変わらず1年A組なシャン学メンバー、みんなでパーティー中。
諸悪の根源はキース君だそうで、スッポンタケにつけた戒名が問題。
シロエ 「ウッカリなんかじゃ済まないんです! この件は!」
サム 「破門も出来ねえレベルだもんなあ、院殿号はよ…」
キース 「俺だって真面目に困っているんだ! 色々と!」
何かと言ったら法要なんだ、と叫んでますけど。
ジョミー「被害者面って言わない、それ?」
シロエ 「キース先輩は加害者ですけどね? どう考えても」
スウェナ「弟子の不始末は師僧の不始末、って聞いてるわよ?」
ブルー 「スウェナが言うので合ってるねえ…」
坊主の世界も厳しくてね、と生徒会長、いや、伝説の高僧、銀青様。
ブルー 「まして戒名を出したとなったら、責任の方も重大で…」
サム 「寺がなくなっても、戒名はキッチリ残るしよ…」
無縁仏にならない限りは供養も続くし、と合掌を。
サム 「つけちまったら、責任は一生モノなんだぜ?」
ブルー 「サムでも分かっているのにねえ…。プロのキースが…」
シロエ 「逃げの姿勢とか、被害者面は有り得ないってことですね?」
ブルー 「そういうことだね、もう間違いなく」
坊主だったら責任を取るのが当然だから、とキッパリと。
ブルー 「本当だったら一人で始末をつけるべきだよ」
キース 「ど、どうしろと…?」
ブルー 「スッポンタケの件は、君が一人で背負うとか!」
例の二人が出て来た時には、君が接待、と突き付ける指。
ブルー 「法要に御馳走、その他もろもろ! 全部纏めて!」
シロエ 「ああ、なるほど…。キース先輩に任せるわけですか…」
あの厄介な人たちを…、と頷くシロエ君。
シロエ 「添乗員みたいに丸投げですね、キース先輩に」
スウェナ「いいわね、ガイドも通訳も全部!」
マツカ 「公爵からの荷物も任せられそうですね」
ブルー 「多分ね!」
有能な坊主だったら出来る筈だ、という話。
責任丸投げコースですか?
2016/04/12 (Tue)
☆担当して下さい
今年も1年A組に固定なシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー。
キース君が悪いという話の中、責任は全て丸投げにする方向へ。
ブルー 「出来る坊主になりたいのならば、キースの役は決まったね」
シロエ 「キース先輩にとっては厄でしょうけど、お役目ですね」
サム 「丸投げ出来たら、俺たちだって楽になるしよ…」
ジョミー「何でもキースがやるんだもんね!」
例の夫婦が出て来た時には任せてしまえ、と盛り上がる席。
スウェナ「散々酷い目に遭っちゃったけれど、もう安心ね」
マツカ 「ぼくも任せて安心です。これからは御礼状もキースですよ」
キース 「待て、その話は前に断ったが!」
マツカ 「全部纏めて引き受けるんなら、話は別になりますから」
ソルジャー夫妻のお世話はキースの役目ですしね、と御曹司。
マツカ 「ぼくが横から口出しするより、キースが書くのが一番です」
シロエ 「そうですよねえ…。言わば専属になるわけですから」
サム 「手紙の代筆も入ると思うぜ、仕事の内に」
ブルー 「入るだろうねえ、坊主は書くのも仕事だからね!」
お盆の度にキースが追われる卒塔婆とか…、と絶妙な例が。
ブルー 「上手に書けてなんぼなんだし、頑張りたまえ」
マツカ 「次から荷物は分担しましょう、届いた時は」
シロエ 「いいですね! マツカ先輩はお菓子の担当ですね」
スウェナ「あの人たちに届いた分は、キースが責任を持つわけね」
素敵じゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「危険物は纏めてキースってことよ、お客さんも荷物も」
キース 「そういうことになるのか、俺は!?」
シロエ 「役割分担は効率的です、どんな場面でも」
プロなら出来る仕事でしょう、と突き放し。
シロエ 「これから先は、全部キース先輩の担当ですよ」
サム 「爆買いに来やがっても大丈夫だよな!」
キース 「爆買いだと!?」
怪しげなブツを買いに来やがった時は案内なのか、と青ざめる顔。
ガイドの仕事ですね?
2016/04/13 (Wed)
☆案内も得意です
今年も1年A組なシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー中。
何かと厄介なソルジャー夫妻を、キース君に担当させるという方向で。
シロエ 「買い物の案内は、当然、ガイドの仕事でしょう」
ジョミー「だよねえ、爆買いと違って通訳はしなくていいけどさ」
キース 「俺に案内しろと言うのか、あの連中を!」
スウェナ「買い物くらいは普通でしょ? それにお坊さんだし…」
案内するのは得意じゃないの、とニコニコと。
スウェナ「行き先はちょっと違うけれども、お浄土のガイド」
シロエ 「そうですねえ…。お念仏がどうこう言ってますよね」
キース 「それは話が別だと思うが!」
サム 「違わねえだろ、坊主だったら案内するのが仕事だぜ?」
檀家さんとかを案内しねえと…、と真っ当な意見。
サム 「お浄土の案内も出来ねえようなら、坊主じゃねえしよ」
ブルー 「住職だとも思えないよね、出来ないならね!」
キース 「その資格なら俺は持っているが…」
住職の資格はそのためにあると言ってもいいし、とブツブツと。
キース 「クソ寒い中で三週間も道場入りしたのは、そのためで…」
シロエ 「じゃあ、お浄土には誰でも案内出来るんですね?」
ブルー 「そうなる筈だよ、キースは副住職だけど…」
アドス和尚が引退した時は、もちろん住職なんだから、と。
ブルー 「つまりは、お浄土に案内出来る資格バッチリ!」
スウェナ「ほらね、お浄土でもオッケーなんだし、買い物くらいは…」
シロエ 「どう考えても楽勝ですよね?」
マツカ 「お浄土と違って、同じ世界で動くんですしね…」
買い物ガイドの方が簡単でしょう、とマツカ君も。
マツカ 「あの人たちの買い物が変な物でも、お浄土よりは…」
サム 「簡単だよなあ、三途の川だって挟んでねえしよ」
キース 「だからと言って、爆買いガイドも俺なのか!?」
シロエ 「当然でしょう?」
担当するからには頑張って下さい、と激励の言葉。
キース君、思い切りピンチ…?
2016/04/14 (Thu)
☆お浄土専門です
今年も1年A組なのがシャン学メンバー、生徒会長宅でパーティー中。
ソルジャー夫妻がやって来た時は、担当するのはキース君だとか。
シロエ 「爆買いでも案内してこそです! プロのガイドなら!」
サム 「うんうん、キースはプロ中のプロだぜ。その道ではよ」
キース 「俺は、お浄土専門なんだが!」
極楽浄土の方ならプロだが、とアタフタと。
キース 「しかし、爆買いだとか、あの馬鹿野郎どもの案内は…」
スウェナ「そうかしら? その案内は人を選ぶものなの?」
キース 「何の話だ?」
スウェナ「お浄土ガイドよ。…お客さんを見て選ぶのか、って」
この人ならいいとか、この人は案内しないだとか…、という質問。
スウェナ「そういう感じで選んでいいの、と訊いているのよ」
シロエ 「あー…。お坊さんが選んじゃいけませんよね?」
サム 「駄目じゃねえかと思うけど? 真っ当な坊主だったらよ…」
たとえ御布施が少なかろうが、貰えないような人だろうが…、と。
サム 「行き倒れの人でも案内するのがプロだぜ、坊主の」
ブルー 「サムが言うのが正しいね。御布施で選ぶようではねえ…」
キース 「俺は御布施で人は選ばん!」
失礼な、と怒ってますけど、どうなんだか。
シロエ 「本当ですか? それなら、あの人たちだって…」
マツカ 「きちんと案内するのがプロじゃないですか?」
ジョミー「そうだよねえ…。どんな人でも断らないなら分かるけど…」
キースは断ってるじゃない、とツッコミが。
ジョミー「ソルジャーとキャプテンは嫌だって言うし…」
スウェナ「爆買いの案内もしないのよね?」
キース 「お浄土と爆買いは違うだろうが!」
シロエ 「でもですね…。ソルジャーだって、お浄土をですね…」
一応、求めているのでは…、とシロエ君。
シロエ 「いずれは極楽と言っていますよ?」
マツカ 「お浄土の蓮の花を希望でしたよね?」
確か頼まれていたのでは…、という声が。
副住職の運命や如何に?
2016/04/15 (Fri)
☆コアラのお寺で
春のお彼岸はスッポンタケの法要旅行で、コアラの国でグルメに観光。
そういう計画で突っ走ったら、キース君の命が無いオチで…。
キース 「た、頼む、考え直してくれ! 俺のためにも!」
Aブルー「君のためなら、アドス和尚が卒塔婆を書いてくれる筈!」
サム 「お盆まで待てよな、忘れずに頼んでやるからよ」
スウェナ「私たちだってカンパするわよ、卒塔婆のお金くらいなら」
みんなで分ければ卒塔婆くらい、とスウェナちゃんまで。
スウェナ「そんなに高くはないでしょ、卒塔婆」
サム 「けっこうするぜ、デカイのはよ…。でも、キースだしよ…」
シロエ 「他人ってわけじゃないんですから、奮発しましょう!」
マツカ 「足りなかったら、残りはぼくが出しますから」
Aブルー「はい、決まり! キースはお盆に卒塔婆ってことで!」
アドス和尚に殺されて来て、とバッサリと。
Aブルー「コアラが沢山いそうなお寺は探せるかな?」
ブルー 「出来ると思うよ、ぼくに任せてくれればね」
シロエ 「いいんですか、会長?」
銀青様だとバレませんか、とシロエ君が心配してますけれど。
ブルー 「平気だってば、璃慕恩院の老師に頼むから」
キース 「璃慕恩院だと!?」
ブルー 「どうせだったら、ぼくたちの宗派のお寺がいいしね」
老師の顔なら待遇も最高、とニコニコニッコリ。
ブルー 「ぼくの名前は出さないでくれ、でオッケーだから!」
サム 「いいよな、それ! スッポンタケも喜ぶぜ!」
シロエ 「馴染みのお寺がいいでしょうしね、他所の国でも」
サム 「他の宗派だと、お経も丸ごと変わっちまうしよ…」
南無阿弥陀仏のお寺が一番だぜ、とサム君も。
サム 「その代わり、足がつくのも早いんじゃねえの?」
シロエ 「ピンと来る人が多いでしょうしね、同じ宗派だと」
キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
Aブルー「大丈夫!」
お盆の卒塔婆は確定だから、と言われましても。
それって立派な死亡フラグですよ?
2016/03/16 (Wed)
☆お盆もコアラで
春のお彼岸はスッポンタケの法要旅行へ、コアラが沢山いるお寺まで。
璃慕恩院の系列のお寺をチョイスで、キース君の死亡は確定で…。
キース 「そ、卒塔婆だけ書いて貰ってもだな…!」
サム 「無縁仏よりかはマシじゃねえかよ、卒塔婆だぜ、卒塔婆」
ブルー 「お盆の度に書かされてたけど、今度は書いて貰える方で…」
もう最高の待遇じゃないか、と生徒会長もお勧めの卒塔婆。
ブルー 「いくらなんでも、自分の卒塔婆は書けないからねえ…」
サム 「アドス和尚が書いてくれるぜ、立派なのをよ」
シロエ 「キース先輩はどうなるんでしょうね、お盆の頃には」
サム 「座敷牢でねえの?」
二度と外には出せねえからよ、と怖すぎる台詞。
サム 「元老寺に恥をかかせたわけだし、幽閉だぜ、多分」
シロエ 「もう学校にも来られないというわけですか…」
ブルー 「そうなるだろうね、そしていいようにコキ使われる、と」
今年のお盆の卒塔婆を全部一人で書かされるとか…、と合掌を。
ブルー 「キースの分の卒塔婆以外は、まるっと全部で」
サム 「そんなトコでねえの、対外的には消されちまってよ…」
Aブルー「いいんじゃないかな、お盆もコアラの国に頼むから」
シロエ 「お盆もですか! 夏だとスキーが出来そうですね!」
ジョミー「だよね、季節が反対だしね!」
真夏のスキーやスノボもいいかも、と乗り気な面々。
サム 「キースの存在が消えてるんだし、俺たちもフリーで…」
ジョミー「棚経、関係ないもんねえ!」
マツカ 「それじゃ、お盆もコアラの国でいいですか?」
一同 「「「賛成!」」」
そっちに行こう、と大盛り上がり。
シロエ 「今年の夏休みが楽しみですよ!」
Aブルー「戒名はガッチリ握っているから、お盆もオッケー!」
キース 「ま、待ってくれ、本気で俺を殺すつもりか?」
Aブルー「君の命までは知らないねえ…」
コアラの国が待っているから、と突き放し。
キース君、卒塔婆ED…?
2016/03/17 (Thu)
☆コアラが嫌なら
春のお彼岸はスッポンタケの法要旅行で、お盆も同じくコアラの国へ。
そういう計画で盛り上がる中、キース君だけが卒塔婆な流れ。
キース 「ど、どうすればいいんだ、俺が助かるには…!」
サム 「お念仏しかねえんじゃねえの? お浄土行きのお約束だし」
ブルー 「毎日きちんと唱えていればさ、極楽往生間違いなしで…」
真っ直ぐお浄土に旅立ちたまえ、と銀青様の有難いお言葉。
ブルー 「お盆には、ぼくも心をこめて供養するから」
キース 「その前に、俺を助けてくれ!」
サム 「自分でなんとかするしかねえだろ、プロなんだしよ」
自分の命も救ってなんぼ、と誰も出さない助け舟。
サム 「弟子を見捨てた所で命が終わってたんだぜ」
シロエ 「恐ろしいですねえ、スッポンタケの祟りですか…」
Aブルー「ぼくたちには無関係だから! ちゃんと拝めば!」
シロエ 「もちろんです! だって、コアラもつくんですから!」
それにグルメに観光に…、と尽きない魅力なコアラの国。
シロエ 「お盆にウィンタースポーツも出来るんですしね」
サム 「最高だよなあ、コアラ万歳だぜ!」
キース 「俺は嬉しくないんだが!」
Aブルー「凄い法要をしてくれるんなら、考えたっていいけどね?」
コアラの国にも負けないヤツを、という提案。
Aブルー「スッポンタケが漲るような法要とかね!」
キース 「それはどういう法要なんだ?」
Aブルー「うんとド派手に! 入場の時はBGM付きで!」
一同 「「「BGM!?」」」
ついでに誰が入場するのだ、と誰もが顔を見合わせることに。
シロエ 「…やっぱりキース先輩でしょうか?」
サム 「それしかねえよな、法要だしよ…」
キース 「一つ訊いていいか?」
入場するのは何なんだ、という質問。
キース 「俺のことかと思うんだが…」
Aブルー「同伴出勤を希望なんだよ!」
一同 「「「同伴出勤?」」」
なんじゃそりゃ、としか言えない状況。
BGMに同伴出勤…?
2016/03/18 (Fri)
☆同伴出勤を希望
春のお彼岸はスッポンタケの法要旅行を希望な面々。
行き先はコアラの国ですけれども、それをやったらキース君がピンチ。
キース 「同伴出勤というのは何だ?」
Aブルー「知らないかなあ、こっちの世界の習慣だろう?」
一同 「「「習慣?」」」
Aブルー「そう! 開店の前にお客様と会って、一緒に出勤!」
ホストにホステス、他にも色々…、という説明。
Aブルー「そんな感じで、キースにも同伴出勤して欲しいんだよ!」
キース 「…俺にそういう店に行けと?」
Aブルー「違うよ、今は法要の話をしてるんだから!」
同伴するのはスッポンタケだ、と指をビシィ! と。
Aブルー「法要の主役を連れて入場してくれないかな、会場へ!」
キース 「今の季節は、スッポンタケは出ていないんだが!」
Aブルー「だけど、位牌があるだろう? いつも作って貰ってるし!」
白木のアレで充分だから、とニコニコニコ。
Aブルー「こう、恭しくスッポンタケを同伴で! BGMつきで!」
キース 「…会場にお経を流せと言うのか?」
Aブルー「そんな抹香臭いのじゃなくて、景気のいいヤツ!」
キース 「行進曲とか、そっち系のか?」
Aブルー「ううん、ただの曲ではスッポンタケが漲らないから!」
とっておきの曲があるんだから、と乗り出す膝。
Aブルー「兄貴のテーマでお願いするよ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「先月、ぼくが貰ってただろう! DVDを!」
節分の七福神巡りに行く時に…、と満面の笑顔。
Aブルー「公爵も贔屓のAV監督、あの人のヒット曲で是非!」
キース 「ひ、ヒット曲…?」
Aブルー「知る人ぞ知る名曲だってさ、ノルディに訊いたら!」
兄貴がガンガン攻める時に鳴り響く曲なのだ、とグッと拳を。
Aブルー「奥の奥までズンズン行こう、といった感じで!」
キース 「俺にその曲で入場しろと?」
Aブルー「そうだけど?」
スッポンタケと同伴出勤、BGMは兄貴のテーマ。
酷すぎませんか…?
2016/03/19 (Sat)
☆いよいよお中日
春のお彼岸はコアラの国までスッポンタケの法要旅行に。
それが嫌ならキース君が法要、同伴出勤な上にBGMが兄貴のテーマ。
キース 「それを断ったらどうなるんだ?」
Aブルー「もちろん、コアラの国に行くんだよ! 君も一緒に!」
そして色々ヤバイことに…、とソルジャーの冷たい微笑み。
Aブルー「アドス和尚に消されるらしいね、この世界から」
サム 「それ、確定だと思うぜ、俺も。お盆はキースの卒塔婆でよ」
シロエ 「キース先輩、立派に成仏して下さいね」
お浄土は二つもあるそうですし、と指差す西と東と。
シロエ 「好きな方へ往生して下さい。卒塔婆は頼んであげますから」
キース 「俺は死にたくないんだが!」
Aブルー「じゃあ、法要! 同伴出勤で、兄貴のテーマをBGMに!」
ブルー 「やるんだったら、ぼくの家を会場に貸すけどね?」
Aブルー「待ってました!」
それでこそだよ、とコアラの国はブン投げた様子。
Aブルー「兄貴のテーマを持って来なくちゃ、大事なCD!」
一同 「「「CD!?」」」
そんな代物のCDがあるのか、と誰もがビックリ。
Aブルー「それがあるんだな、兄貴シリーズは人気だから!」
キース 「…死ぬよりはマシだろうからな…」
その法要を引き受けよう、と決めた覚悟で、日は経ちまして。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい! 今日はお彼岸!」
ブルー 「正確に言うならお中日だね、絶好の法要日和だよ」
シロエ 「…惜しかったです…。本当だったら、今頃は…」
ジョミー「コアラの国でさ、観光でグルメでバカンスだよね…」
どうして普通にこうなるんだろう、と誰もが零す溜息。
サム 「それで、キースはまだなのかよ?」
ブルー 「お中日だし、アドス和尚の手前もあるから…」
Aブルー「ちょっと遅れるのは仕方ないよね、お寺が優先!」
キース 「すまん、遅くなった」
しかし、なんとか抜けて来られた、と法衣が入った鞄を持参。
着替えが済んだら法要ですね?
2016/03/20 (Sun)
☆BGMは兄貴で
やって来ました春のお彼岸、お中日は生徒会長の家で法要ですけど。
法衣を持参で来たキース君の任務、それがスッポンタケとの同伴出勤。
Aブルー「スッポンタケの位牌は作ってくれたんだろうね?」
キース 「もちろんだ。同伴出勤するというのが約束だからな」
法衣に着替えたら、位牌を持参で入場する、と悲壮な決意。
キース 「いつもの和室で良かったんだな、会場は?」
ブルー 「そうだよ、サムが色々と準備してくれたから」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳はぼくが作ったんだよ、精進料理!」
Aブルー「持つべきものは友達だよねえ、お蔭で立派な法要が…」
ちゃんとCDも持って来たし、とニコニコと。
シロエ 「兄貴のテーマとかいうヤツですか?」
Aブルー「そうなんだよ! 兄貴シリーズのBGMが満載で!」
キース 「…兄貴のテーマだけではないのか?」
Aブルー「そんなCDだと売れないよ! テーマだけじゃあ!」
色々と入っているんだから、と用意してあるCDデッキ。
Aブルー「入場の時は兄貴のテーマで、法要の間もBGMをね!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「前に聞いたよ、お経は音楽と相性が最高だと!」
南無阿弥陀仏の宗派は8ビートだっけ、とイヤンな台詞が。
Aブルー「兄貴シリーズのBGMとも、きっと重なる所がある筈!」
キース 「読経の間中、それを流すと?」
Aブルー「文句があるなら、コアラの国まで引越すけれど?」
瞬間移動でパパッと移動で、とソルジャーの脅し。
Aブルー「院殿号の仏様だし、位牌も用意してあるし!」
サム 「あー…。坊主もキースを持ち込みってことかよ」
Aブルー「いける筈だよ、お坊さん便もある時代だろう?」
ネット通販でお坊さんを手配できると聞いたけど、という話。
キース 「その話なら、仏教会から苦情が出たが…」
Aブルー「ぼくは、そんなの関係無いから!」
兄貴シリーズのBGMが使えないなら引越しだとか。
後が無さそうな感じですね?
2016/03/21 (Mon)
☆ドタキャンでコアラ
春のお彼岸はスッポンタケの法要、キース君の任務は同伴出勤。
入場の時はBGMに兄貴のテーマだ、と言っていたのがエスカレート。
Aブルー「法要の間は兄貴シリーズのBGM! これは絶対!」
シロエ 「駄目な場合はコアラの国へ行くわけですね?」
スウェナ「あそこって確か、時差が無いんじゃないかしら?」
ブルー 「多分ね、今はサマータイムでもないだろうから」
Aブルー「丁度いいじゃないか!」
キースを持ち込み出来るお寺を探そう、とソルジャー、乗り気。
Aブルー「南無阿弥陀仏のお寺でなくても、コアラがいればね!」
サム 「キースの人生、そこで終わりになるのかよ?」
Aブルー「ぼくはどうでもいいからね!」
お坊さん便とか仏教会と一緒で、まるで無関係、と手をヒラヒラ。
Aブルー「スッポンタケの法要が出来ればいいんだよ!」
シロエ 「BGMはどうするんですか?」
Aブルー「コアラの国でも同じことだよ、此処まで来たら!」
当日になってキャンセルするなら全額だろう、と妙な理屈が。
Aブルー「それと同じで、今更何処へ引越ししたって、BGM!」
サム 「だったらキースはババじゃねえかよ、いろんな意味で」
Aブルー「依頼を断る方が悪いよ、この場合は!」
シロエ 「言われてみれば、そうですねえ…」
キース先輩が一人で騒いでいるんですから、と冷たい視線。
シロエ 「これじゃ法要も始められませんし、引越しませんか?」
ジョミー「悪くないよね、今からだって!」
サム 「時差がねえのはポイント高いぜ、何をするにしても」
Aブルー「まずは法要、それからグルメと観光だよ!」
コアラの国を楽しもう! と突き上げる拳。
Aブルー「キースは向こうで着替えればいいよ、急ぐから!」
シロエ 「早く行かなきゃ損ですよね!」
キース 「ま、待ってくれ…!」
Aブルー「兄貴シリーズのBGMで法要をやってくれると?」
そういうことなら考えよう、と尊大な態度。
さて、法要の会場は…?
2016/03/22 (Tue)
☆やっぱりコアラで
春のお彼岸はスッポンタケの法要、BGMは兄貴シリーズのCDで。
それが駄目ならコアラの国だと言うのがソルジャー、引越しあるのみ。
Aブルー「今から3分待ってあげるから、法要の場所を決めたまえ」
キース 「さ、3分で…?」
Aブルー「充分だろうと思うけどねえ、カップ麺だって作れる時間!」
此処でやるのか、コアラの国か…、と迫るソルジャー。
Aブルー「時間切れだと、自動的にコアラの国になるから!」
シロエ 「パパッと瞬間移動ですね?」
Aブルー「楽勝だからね、その程度はね!」
同じ星の上で移動するなら、大人数でも問題無し! と。
Aブルー「お供え物とかを持って行かなきゃいけないから…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳は、ぼくが持ってく!」
サム 「だったら、俺はこの辺のを持つことにするぜ」
ジョミー「ぼくはコレかな、えっと、他のは…」
シロエ 「任せて下さい、ぼくも持ちますよ。マツカ先輩も」
マツカ 「花も持った方がいいんでしょうねえ…」
ブルー 「そうだね、スッポンタケも馴染みの花が嬉しいだろうし…」
こっちだったら菊とかだけど…、と生徒会長が眺める花瓶。
ブルー 「コアラの国だとプロテアだとかのブッ飛んだヤツに…」
スウェナ「そんな感じよね、菊と言われたら菊かしら、アレ」
シロエ 「どうなんでしょう…。肉厚ですよ?」
マツカ 「この国の花とは違いますしね、花も運びましょう」
検疫破りになりますけれど、と持って行くらしい花瓶の花たち。
キース 「お前たち、あっちに行くつもりなのか…!」
ジョミー「コアラの国の方がいいもんね?」
シロエ 「普通は、そっちを取りますよ」
Aブルー「用意はいいかな、あと1分と少しだけれど」
一同 「「「準備オッケー!」」」
さあ行こう、と法要丸ごと引越しな感じ。
キース 「待ってくれ…!」
Aブルー「BGMを流す覚悟が決まったのかい?」
残り時間はあと30秒、と出発、秒読み。
コアラの国で法要ですか…?
2016/03/23 (Wed)
☆此処でやります
春のお彼岸は兄貴シリーズのBGMで、スッポンタケの法要を。
キース君が嫌だと言った場合はコアラの国へと引越し、もはや秒読み。
Aブルー「残り20秒! カウントダウン開始!」
一同 「「「オッケー!」」」
行くぞ、とコアラの国に向かって始まるカウントダウン。
ジョミー「19!」
シロエ 「18!」
サム 「17!」
順調にカウントダウン進行、残り10秒ですけれど。
キース 「引き受ける!」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「やってくれると? 兄貴シリーズのBGMで法要を?」
キース 「それと同伴出勤だったな、コアラの国に行くよりマシだ!」
行っても結果は同じだからな、と腹を括った副住職。
キース 「その上、坊主持ち込みもセットで院殿号の法要がバレる!」
サム 「そうなると思うぜ、コアラと坊さんあるあるで」
シロエ 「ぼくなら絶対、呟きますしね、そのハッシュタグで」
スウェナ「そしてリツイートの嵐になるのね、拡散希望って」
ブルー 「何処のお寺の坊主だったか、普通は知りたくなるからね」
まず間違いなく拡散コースで、その日の内に特定だろう、と。
ブルー 「法要の後でグルメと観光、それで元老寺に帰ったら…」
サム 「アドス和尚が立ってるんだぜ、山門に怒りMAXでよ…」
もう確実に死亡なコース、とサム君が唱えるお念仏。
サム 「そっちの線は防げたんだし、頑張れよな。今日の法要」
シロエ 「残念です。コアラの国に行けそうだったのに…」
スウェナ「またの機会ってことでいいわよ、いつか行けるわ」
ジョミー「だよねえ、キースが墓穴を掘ったら卒塔婆なんだし…」
きっとコアラの国だって、と夢は大きく果てしなく。
ジョミー「真冬のお盆に期待しようよ、みんなでさ」
Aブルー「それもいいねえ、スッポンタケも旅をしたいだろうから」
キース 「勝手に話を進めるな!」
Aブルー「じゃあ、法要!」
着替えて来い! と廊下へ蹴り出し。
同伴出勤、秒読みですね?
2016/03/24 (Thu)
☆絶賛リリース中
春のお彼岸はスッポンタケの法要、BGMには兄貴シリーズのCDを。
ついに引き受けたのがキース君、法衣に着替えに行きましたけれど。
Aブルー「楽しみだねえ、同伴出勤! きっと最高の法要になるよ!」
シロエ 「キース先輩が位牌を持って入場ですよね?」
Aブルー「そうだよ、スッポンタケの位牌をね!」
BGMには兄貴のテーマ、とソルジャーが用意しているCDデッキ。
Aブルー「兄貴がガンガン攻める時には、この曲だからさ…」
シロエ 「ぼくたちには理解不能ですけど?」
Aブルー「分かってるってば、18歳未満お断りのDVDだし!」
兄貴シリーズは良かったけれど、とニコニコと。
Aブルー「公爵が贔屓にするのも分かるよ、あの監督を!」
サム 「イロモノだって言ってたぜ、兄貴シリーズ」
Aブルー「そこがまた素敵な所でねえ…! 流石ヒット作!」
ぼくのハーレイが漲りまくりで…、と瞳がキラキラ。
Aブルー「奥の奥までガンガンいくぞ、って兄貴のテーマで…」
シロエ 「待って下さい、そのBGMは現役なんですか?」
Aブルー「現役も何も、兄貴シリーズは続編、請う御期待だよ?」
都合で出ようかと思うくらいに、新作のリリース予定が、と。
Aブルー「だから現役だね、兄貴のテーマもBGMも!」
シロエ 「いえ、そうじゃなくて…。現役で使用中ですか、と…」
Aブルー「使われてるって言ってるじゃないか、まだ出るんだから!」
月イチくらいでリリースらしいよ、とチェック済みらしく。
Aブルー「今月の新作はゲットしたしさ、来月も買うし!」
シロエ 「DVDの方じゃなくって、CDですよ!」
Aブルー「絶賛発売中だけど?」
隠れたヒット商品なんだよ、と満面の笑顔。
Aブルー「ぼくたちのように使いたい人も多いから!」
シロエ 「…法要のBGM用にってことはないですよね、それ?」
Aブルー「当然じゃないか!」
そんな抹香臭いシーンに使うわけが…、と言ってますけど。
じゃあ、何に…?
2016/03/25 (Fri)
☆現役なBGM
春のお彼岸にスッポンタケの法要、BGMは兄貴シリーズのCDから。
ソルジャー曰く、隠れたヒット商品だとかで、使用する人も多いとか。
シロエ 「抹香臭いシーンに使わないなら、いつ使うんです…?」
Aブルー「決まってるじゃないか、モノは兄貴のテーマとかだよ?」
そういう場面で流すものだ、と自信に溢れたソルジャーの顔。
Aブルー「兄貴がガンガン攻める時には、兄貴のテーマ!」
シロエ 「じゃ、じゃあ、やっぱり現役のBGMですか…?」
サム 「なんだよ、現役っていうのはよ?」
シロエ 「使用中です、って意味の現役ですよ!」
聴いて楽しむだけじゃなくって…、とガクブルと。
シロエ 「本気で使っているわけですか、そのBGM…?」
Aブルー「もちろんだよ! ぼくのハーレイが青の間に来たら…」
一同 「「「…来たら…?」」」
Aブルー「スロープを上がってくる時は兄貴のテーマ!」
それでベッドに入場なのだ、と恐ろしすぎる発言が。
Aブルー「奥の奥までズンズン行こう、と脱いで押し倒して!」
一同 「「「うわー…」」」
エライ曲だ、と一同、顔面蒼白。
シロエ 「そ、そんな曲でキース先輩に入場しろと…?」
Aブルー「キースじゃなくてスッポンタケだよ、入場するのは!」
漲りながらの登場なのだ、とグッと拳を。
Aブルー「兄貴のテーマで入場したら、BGMつきの法要で!」
シロエ 「…そのBGM、いつも使ってるんですね…?」
Aブルー「シチュエーションに合わせて使い分けてるよ!」
CDには色々入ってるから、と得意満面。
Aブルー「エッチな兄貴に鬼畜な兄貴に、他にも色々!」
シロエ 「それを本気で流すんですか?」
Aブルー「名曲だからね!」
そろそろかな、と扉の方へ視線を。
Aブルー「よし、やって来た! スッポンタケの位牌を持って!」
一同 「「「ひいいっ!」」」
Aブルー「法要開始!」
ぽちっと押された再生ボタン。
高らかなファンファーレが兄貴のテーマ…。
2016/03/26 (Sat)
☆BGMは兄貴
春のお彼岸はスッポンタケの法要、BGMには兄貴シリーズのCDを。
高らかなファンファーレが兄貴のテーマで、キース君の登場で。
キース 「不本意ながら同伴出勤してやったぞ!」
Aブルー「待ってましたぁ! スッポンタケも漲ってるよ!」
奥の奥までズンズン行くぞ、って兄貴が攻めるBGMで、と。
Aブルー「さあ、スッポンタケも奥の奥まで! そこの祭壇に!」
キース 「分かっているが…。うるさい曲だな、兄貴のテーマは」
Aブルー「失礼だねえ! ビートが効いてる名曲だよ、これは!」
ズンズン響くのが名曲の証拠、という言葉通りにズンズンズンな曲。
Aブルー「とにかく法要をしてくれないかな、スッポンタケの!」
キース 「こんな調子でズンズンな曲が続くのか?」
Aブルー「ズンズン鳴るのが好きなんだったら、いいのがあるけど?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「兄貴のズンドコ節ってヤツがね!」
奥の奥までズンズン、ズンドコ、そういう歌詞がついているとか。
シロエ 「か、歌詞って…。歌もアリですか!?」
Aブルー「兄貴シリーズはヒット作だよ、いろんな曲があるんだよ!」
キース 「ズンドコ節も流すつもりなのか!?」
Aブルー「法要の間は流しっ放しになるわけだしさ、エンドレスで!」
ズンドコ節だって回ってくるのが当然だろう、と偉そうな顔。
Aブルー「ズンズンドッコン、ズッコン、ズコズコって歌うんだけど」
キース 「それに負けずに読経しろと?」
Aブルー「いいから、さっさと! じきにエッチな兄貴も来るし!」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「そういう曲だよ、兄貴のテーマが終わったらね!」
エッチな兄貴って曲が来るから、という説明。
Aブルー「エロい曲だし、法要にピッタリ!」
キース 「ズンドコ節は迷惑なんだが!」
Aブルー「だったら、コアラの国に引越し!」
キース 「そ、それは…」
困る、と青ざめる副住職。
法要をするしかなさそうですけど、エッチな兄貴って…?
2016/03/27 (Sun)
☆エッチな兄貴
春のお彼岸はスッポンタケの法要、高らかに流れる兄貴のテーマ。
もうすぐエッチな兄貴な曲が来るとか、嫌ならコアラの国にお引越し。
Aブルー「兄貴のテーマが終わらない内に、法要をしてよ!」
キース 「わ、分かった…」
コアラの国でもBGMは追って来るんだからな、と座布団に正座。
キース 「願我~身浄~如香炉~…」
Aブルー「うんうん、いいねえ…! もうすぐエッチな兄貴がね!」
シロエ 「…それもBGMですか?」
Aブルー「もちろんだけど、エッチな兄貴はダテじゃないから!」
お楽しみに、と言われましても。
サム 「ちょっと想像つかねえぜ、それ…」
スウェナ「兄貴のテーマは終わりみたいね、そういう感じよ」
ジョミー「ズンズンが遠ざかってるよね?」
Aブルー「分かってくれた? 奥の奥まで行ったら、じっくり!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ヌカロクの世界で、うんとエッチに!」
楽しもうという趣旨でエッチな兄貴に…、という話。
キース 「無上~甚深、微妙法~…」
Aブルー「うわあ、最高! ジンジン言ってる!」
サム 「あ、あれはお経の決まり文句っていうヤツでよ…!」
効果音じゃねえんだから、と慌てふためく僧籍な一名。
サム 「罰当たりなことを言うんじゃねえぜ!」
Aブルー「でもさ、BGMとの相性がさ…。ほらね!」
一同 「「「………」」」
ズンズンという音が去って行った後、ジンジンな響き。
シロエ 「…なんですか、これ?」
Aブルー「エッチな兄貴のイントロだよ!」
キース 「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏…」
Aブルー「これと合うかな、エッチな兄貴…」
でもまあ、エッチな兄貴だから、と視線をCDデッキへ。
Aブルー「どんなお経でも、兄貴にかかれば、この通り!」
シロエ 「…なんだかクニャクニャした曲ですけど?」
Aブルー「そりゃあ、エッチな兄貴だからね!」
お触りタイムも、これでオッケー! と突き上げる拳。
エッチな兄貴が何をすると?
2016/03/28 (Mon)
☆兄貴が纏めて
春のお彼岸はスッポンタケの法要、BGMはエッチな兄貴でジンジン。
おまけにクニャクニャした感じの曲、お触りタイムもOKとかで。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「うん、いい感じにハモッて来たねえ、エッチな兄貴が!」
もう仏様を触りまくりで、と妙な台詞が。
一同 「「「仏様?」」」
Aブルー「そうだよ、阿弥陀様は背中にアレを背負っている筈で!」
シロエ 「…アレって、何です?」
Aブルー「ほら、超特大のスッポンタケ! 仏様の背中!」
前にキースがそういう形の紙を撒いたよ、とニコニコと。
Aブルー「なんだったっけか、紙で出来てる花びらのことで…」
サム 「散華かよ?」
Aブルー「そう、それ、それ! アレの形がモロにスッポンタケ!」
仏様は背中に背負ってるよね、と光背のことを言っているらしく。
Aブルー「エッチな兄貴が阿弥陀様の背中のスッポンタケをね!」
シロエ 「ど、どうするんですか?」
Aブルー「触って、しゃぶって、他にも色々!」
だってエッチな兄貴なんだし、とBGMはクニャクニャ、ジンジン。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
Aブルー「いいねえ、エッチな兄貴が触って漲るスッポンタケ!」
シロエ 「スッポンタケは位牌の方だと思いますけど?」
Aブルー「エッチな兄貴はオールマイティー! どんな時でも!」
どんなシチュエーションでもエッチな兄貴、と溢れる自信。
Aブルー「阿弥陀様の背中も、位牌の方も、兄貴が纏めて!」
一同 「「「…纏めて…?」」」
Aブルー「全部面倒見るってね! 奥の奥までズンズン行こうと!」
兄貴と一緒に奥までズンズン、と言い終わらない内にズン! と一発。
Aブルー「あっ、そろそろかな、ズンドコ節!」
一同 「「「ズンドコ節?」」」
Aブルー「言った筈だよ、兄貴のズンドコ節だよ!」
シロエ 「それですか?」
Aブルー「そう!」
ズンという音で始まるのだ、と解説が。
今度はどんなBGMが?
2016/03/29 (Tue)
☆兄貴のズンドコ節
春のお彼岸はスッポンタケの法要、BGMは兄貴のズンドコ節へと。
ズンという重低音で始まるらしくて、どんな曲かと誰もがガクブルで。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
サム 「頑張ってるよな、キース…。なんたって、後がねえからな」
シロエ 「此処で法要を放り出したら、確実にコアラの国ですしね…」
Aブルー「当然じゃないか、引き摺ってでもキースを連行するよ!」
コアラの国のお寺で法要の続き、と逃がす気は全く無い模様。
Aブルー「大事な春のお彼岸なんだよ、スッポンタケが漲るための!」
ブルー 「ぼくたちは巻き添えで、泣きたい気持ちなんだけど?」
Aブルー「いつも付き合ってくれてるじゃないか、法要の時は!」
それに君だって坊主なんだし、と鋭いツッコミ。
Aブルー「万一、キースが倒れた時には、君が代わりに!」
ブルー 「ぼくに読経をしろだって!? こんなBGMを流して!?」
Aブルー「いい曲じゃないか、ほら、始まるよ!」
これが兄貴のズンドコ節だ、と威張るソルジャー、ズン! という音。
Aブルー「此処からは兄貴が歌うんだよ!」
一同 「「「ひぃぃっ!!」」」
誰もが耳を塞ごうとする中、朗々と流れる兄貴な歌声。
Aブルー「ほらね、攻めるぞズンズン、ドコドコ!」
シロエ 「誰が歌ってるんですか!」
Aブルー「兄貴に決まっているだろう! 兄貴の中の兄貴だよ!」
兄貴シリーズでも一番人気なAV男優、その人が歌っているのだとか。
Aブルー「歌って踊れる兄貴なんだよ、だからプレイも最高で!」
一同 「「「プレイ?」」」
Aブルー「いろんな体位をこなしまくりで、テクニックだって!」
もう抜群の兄貴なのだ、とウットリと。
Aブルー「そんな兄貴のズンドコ節だよ、スッポンタケも漲るよ!」
サム 「ズンズンドコドコ歌う曲でかよ!?」
Aブルー「実証済みだよ、ぼくのハーレイで!」
曲に合わせてズンドコ抜き差し、と言ってますけど。
この歌でですか…?
2016/03/30 (Wed)
☆終わらないBGM
春のお彼岸はスッポンタケの法要、BGMに流れる兄貴のズンドコ節。
朗々と流れる兄貴の歌声、ソルジャーが言うには兄貴の中の兄貴。
Aブルー「ぼくのハーレイは、この曲でグンと漲るからねえ!」
シロエ 「こんな歌詞つきの曲でですか!?」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
忍の一字で唱え続ける副住職を他所に、歌声の方はズンズンドコドコ。
Aブルー「歌詞つきってトコが、実はポイント高いんだよ!」
サム 「なんかオツムがイカれてねえか?」
スウェナ「神経がマトモじゃないと思うけど…。歌ってるのよ?」
誰かが思い切り変な歌を、という意見ですけど。
Aブルー「甘いね、ぼくの青の間には、覗きが出没するものだから!」
一同 「「「覗き?」」」
Aブルー「ぶるぅに決まっているだろう! 大人の時間が大好きで!」
何かと言えば覗きなのだ、とソルジャー、深い溜息を。
Aブルー「覗かれていると、ハーレイは意気消沈だから…」
ジョミー「この曲とどう関係があるわけ!?」
Aブルー「ズンドコ節が流れているとね、ぶるぅの姿が消えるんだよ」
一同 「「「へ?」」」
Aブルー「あんまり好きじゃないらしい。…ズンドコ節が」
あるいは兄貴の歌声かも…、と。
Aブルー「とにかく、ぶるぅは絶対に来ない! それでズンドコ!」
シロエ 「正気の沙汰とも思えませんよ!」
Aブルー「分かってないねえ、セックスは正気を失くしてなんぼ!」
そういう世界なんだから、と強調する間もズンズンドコドコ。
Aブルー「盛り上がって参りましたってね! 法要の方も!」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
ポクポク、ゴーンと響く鳴り物、ズンドコ節も絶好調。
Aブルー「奥の奥まで突っ込んで! もっとズンズン!」
シロエ 「まだ続くんですか?」
Aブルー「次はイケナイ兄貴だよ! その次の曲がイヤンな兄貴!」
ズンズン行こう、と勢いづいているソルジャー。
法要は続くようですけれども、中継終了~。
2016/03/31 (Thu)