シャングリラ学園つれづれ語り
☆中止は無い棚経
棚経の日の14日がやって来まして、やっぱり厳しい暑さ。
朝イチで生徒会長宅に集う面々、キース君たちを心配中で。
Aブルー「キースが途中で倒れちゃったら、棚経はさ…」
シロエ 「中止になると思いますけど?」
スウェナ「ピンチヒッター、いないって言ってたわよね?」
マツカ 「檀家さんの家には、アドス和尚が大遅刻で…」
お参りに行く方ではないでしょうか、とマツカ君の見解。
マツカ 「以前は一人で回っていたと、聞いていますし…」
シロエ 「そうでした! なんとか出来ないわけでは…」
スウェナ「なさそうだわねえ、キツイと思うけど…」
ドタキャンするわけにも、とスウェナちゃんも。
スウェナ「年に一度の行事で、檀家さんも待ってるし…」
ブルー 「多分、そっちのコースになるだろうね」
シロエ 「行かないチョイスは、無いんですね?」
ブルー 「ぼくが耳にしたケースは、意地でも行ってる」
引退していた前の住職が復帰したりさ、と生徒会長。
ブルー 「現役の和尚が、急な腹痛で搬送されたらしくて」
シロエ 「急病ですか!?」
ブルー 「そう聞いてるね、次の世代は資格がまだで…」
単独で棚経は務まらないし、と説明が。
ブルー 「仕方ないから、後期高齢者どころか八十代で…」
マツカ 「棚経のピンチヒッターだったんですね?」
ブルー 「流石に、スクーターは無理だし、檀家さんが…」
急遽、運転手で自家用車で、と凄すぎるケース。
ブルー 「来て頂いた方は、有難いけど、慌てたそうだよ」
スウェナ「そりゃそうよねえ…」
シロエ 「お布施の額とか、どうなるんです?」
ブルー 「だから、大慌てで…」
額を増やして、包み直し、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「普通はつけない、お車代までつけたと聞いたね」
シロエ 「檀家さんの、白タク用ですね…」
マツカ 「善意でも、お礼はしたいでしょうし…」
ブルー 「本当に…」
それでも来て貰えるのが有難い、と合掌ですけど。
お車代…。
2026/08/16 (Sun)
☆待ち時間が長そう
棚経の日の14日ですけど、朝から厳しい暑さで嘆く面々。
そんな暑さでもキース君は棚経、倒れた場合はどうなるか。
Aブルー「キースが倒れちゃったら、アドス和尚って?」
ブルー 「スクーターで回って、遅刻しようとね」
シロエ 「お車代は要りませんけど、待ち時間がですね…」
マツカ 「いつまでかかるか、謎ですよ…」
帰省中の人が困りそうです、とマツカ君の心配そうな顔。
マツカ 「せっかくの帰省ですから、時間は最大限に…」
スウェナ「使いたいわよねえ、出掛けるとか、買い物とか」
シロエ 「棚経待ちだと、動けませんよ?」
ブルー 「流石に、最低限の人数がいればさ…」
オッケーだけど、出掛けにくいだろうね、と生徒会長。
ブルー 「お盆くらいは、親孝行と、ご先祖様への…」
スウェナ「敬意ってヤツは必要だわよ…」
シロエ 「ぼくたちの場合は、帰省も棚経も無縁ですし…」
マツカ 「此処に来ていたって、いいんですけど…」
もっとも、ぼくは家でお参りを済ませています、という声。
マツカ 「ご先祖様に、出掛けて来ます、と断って…」
シロエ 「そうだったんですか!?」
スウェナ「考えてみれば、マツカの家なんだし…」
ブルー 「お盆の行事はあって当然だよ?」
ぼくは知ってた、と生徒会長の可笑しそうな顔。
ブルー 「朝一番に、お仏壇の前に座って、合掌だしね」
シロエ 「知りませんでした…」
スウェナ「真面目過ぎるわ…」
マツカ 「子供時代から、お盆に遊びに行く時の習慣です」
お盆休みに誘われることも多かったですし、と御曹司。
マツカ 「ですから、お盆よりも早めに、お参りも…」
シロエ 「あったんですか…」
マツカ 「ええ。ですから、出掛けたい人の気持ちは…」
分かりますよ、という見解。
マツカ 「棚経で無制限に待たされるのは、辛そうです」
シロエ 「キツイですよ…」
Aブルー「それでもさ…」
来てくれるだけマシ、とスルーされそうな人の呻き。
ごもっとも…。
2026/08/17 (Mon)
☆来てくれない恐れ
スッポンタケの棚経の日ですけど、今年も朝から暑すぎで。
キース君が暑さで倒れた場合は、代わりに回るアドス和尚。
Aブルー「アドス和尚に代わっちゃったら、棚経は…」
ブルー 「知ってる範囲しか、行かないだろうね」
シロエ 「此処って、キース先輩と、ジョミー先輩しか…」
マツカ 「知らない行先になっていますし…」
アドス和尚は来ないでしょう、とマツカ君の冷静な分析。
マツカ 「過去帳には、載っていない仏様ですから…」
シロエ 「棚経の参考にするの、過去帳ですよね…」
ブルー 「後は、檀家さんの連絡先も必須で…」
お住まいを把握していないと、棚経は無理、と生徒会長。
ブルー 「引越した時に、住所変更をするのは、常識だよ」
スウェナ「お役所みたいねえ…」
ブルー 「ある意味、お役所的な存在が、お寺で…」
地域の集会所を兼ねているのは、よくある話、と説明が。
ブルー 「他にも、集落に何かあった時には、避難所もね」
シロエ 「お寺の建物、広いですしね…」
マツカ 「立地も、目立つ所や、便利な場所が多いですよ」
スウェナ「元老寺とかだと、宿坊もあるわよね…」
集会所に使うこともあるかも、とスウェナちゃん。
スウェナ「そういえば、境内で、盆踊りなお寺も多いし…」
Aブルー「うーん…。根っこの所が、お役所だとさ…」
柔軟な対応は難しそう、とソルジャーの嘆き。
Aブルー「ユニバーサルで慣れているけど、棚経まで…?」
ブルー 「ただでも多忙な時期になるしさ…」
シロエ 「キース先輩が倒れた時には、無理でしょうね…」
マツカ 「倒れたキースの立場は、弱いですしね…」
もう一軒分、追加したい、と言えないです、とマツカ君も。
マツカ 「親しい友達の家、という言い訳も、此処では…」
ブルー 「行先が、銀青の家では、冗談だとしか…」
シロエ 「来て貰うどころか、プロですし…」
Aブルー「うーん…」
スルー以外の道が見えない、と呻いてますけど。
当然かと…。
2026/08/18 (Tue)
☆バレているパクリ
お盆はスッポンタケの棚経ですけど、とんでもなく暑い日。
朝早くから厳しい暑さ、キース君が熱中症で倒れる恐れ大。
Aブルー「棚経に来て貰うためには、キースが必須って?」
シロエ 「日頃、粗末に扱ってますけど、そのようですよ」
スウェナ「最重要人物と言っていいわよね…」
ブルー 「倒れた時には、諦めるしかないと思うよ」
ぼくが代理をする気は無いし、と生徒会長の突き放し。
ブルー 「伝説の高僧、銀青が読経するには、相手がね…」
シロエ 「例のキノコでは、話にならないわけですね?」
Aブルー「でもさ、院殿号がついてて、立派なんだし…」
スウェナ「何処からついたか、バレているでしょ?」
その場に一緒にいたんだから、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「あんなの、ブルーも忘れないわよ?」
シロエ 「ぼくたちでさえも、記憶に鮮明ですし…」
マツカ 「ぼくもです。忘れられる気がしないですよね…」
ブルー 「忘れてくれと言われても、アレは無理だよ」
これでもプロの坊主だしさ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「クジラの戒名のパクリは、頂けないねえ…」
シロエ 「そうなりますよ…」
Aブルー「だけど、きちんと、つけてくれたし…」
ブルー 「言葉遊び的に、やっただけだと思うんだけど?」
その場のノリと勢いだけでさ、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「戒名のパクリは、あるあるだけどね…」
一同 「「「ええっ!?」」」
パクってもいいのか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「会長、今の話は、本当ですか?」
スウェナ「それこそ、冗談じゃないの?」
マツカ 「ぼくも、初めて聞いたように思えます…」
ブルー 「マツカの場合は、思い出しモードで…」
解決すると思うよ、と生徒会長が立てる人差し指。
ブルー 「ご先祖様の戒名、似たのがあると思うね」
マツカ 「言われれば、確かに…」
一同 「「「はあ?」」」
名門の家なのにパクリとは、と仰天ですけど。
マジですか…?
2026/08/19 (Wed)
☆実在するパクリ
お盆はスッポンタケの棚経、朝から生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーも来ていますけど、キース君は熱中症の恐れが。
シロエ 「マツカ先輩ほどの家なら、戒名料はですね…」
スウェナ「ケチらない筈よね、それこそ、院殿号も…」
ブルー 「貰えると思うよ、辞退していなければ」
マツカ 「何人か、いらっしゃいます…」
お会いしたこともない、ご先祖様になりますが、と御曹司。
マツカ 「全く意識してませんでしたけど、例の仏様と…」
スウェナ「お揃いなのは、ショックだわよねえ…」
マツカ 「恐らく、そのせいで、忘れ去っていたかと…」
耳にする機会も僅かでしたし、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「それこそ、百回忌とかの法要くらいでしか…」
ブルー 「聞かないだろうね、出番が無いから」
スウェナ「そういうものなの?」
ブルー 「法要で読むのは、対象になる仏様だけでさ…」
他は累代で纏めるものだし、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「五十回忌とかになったら、纏めて法要も…」
シロエ 「纏めるって、仏様をですか?」
ブルー 「五十回忌より古くなってて、近い場合はね」
誰それと、誰それの七十七回忌とかはアリ、とプロの言。
ブルー 「本当に七十七回忌の人と、七十回忌とかをさ…」
一同 「「「うーん…」」」
そこまで古いと誤差の範囲なのか、と納得の年数。
ブルー 「マツカが聞いた院殿号も、そういった席かと…」
マツカ 「二百回忌とかだったような気がします…」
シロエ 「そんな仏様でも、戒名のパクリが存在ですか?」
マツカ 「院殿号だったかどうかは、怪しいですけど…」
聞いた覚えはあるんですよ、とマツカ君が証言するパクリ。
マツカ 「響きが同じというか、韻を踏んだ感じで…」
Aブルー「ソレって、まんま、パクリと言わないかい?」
マツカ 「それっぽいです、ブルーが言う通り…」
ブルー 「パクリ戒名!」
あるあるだと言ったよ、と勝ち誇ってますけど。
パクリ…?
2026/08/20 (Thu)
☆パクリには理由
スッポンタケの棚経の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーもいまして、戒名の話からパクリがあるそうで。
シロエ 「パクリ戒名というのは、何なんです…?」
スウェナ「マツカの家でも、パクリだなんて…」
信じられない話だわ、とスウェナちゃんも愕然。
スウェナ「戒名料をケチらないのに、どうしてなの…?」
シロエ 「もしかして、理由が存在するんでしょうか…?」
ブルー 「ピンポーン!」
素人さんでも、聞けば納得、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「マツカが聞いた法要の時には、多分、ご夫婦…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「さっき話した、纏めて法要ってヤツでさ…」
お亡くなりの年が近い、ご夫婦だと思う、と解説開始。
ブルー 「そういった時には、ご夫婦合わせて法要で…」
マツカ 「一緒に二百回忌とかだったんですね…?」
ブルー 「後に亡くなった方の年忌を、繰り上げるんだよ」
繰り上げするのは問題ないし、と銀青様の仰せ。
ブルー 「それで纏めて二百回忌で、戒名を読んだわけ」
マツカ 「では、似ていたのは、夫婦だからでしょうか?」
ブルー 「それで正解!」
ご夫婦の戒名は、似せることが多いしね、との説明。
ブルー 「文字を変えたり、韻を踏んだり、手法は色々」
一同 「「「あー…」」」
それなら分かる、と素人でも理解可能な理由。
シロエ 「わざとパクッているんですね…」
マツカ 「どおりで、似たように聞こえて来たわけです…」
スウェナ「ご夫婦だものねえ、分かりやすいのが良さそう」
ブルー 「後世、ご位牌だけを見たって、一目瞭然!」
過去帳を調べなくても、誰でも分かるよ、と生徒会長の言。
ブルー 「墓石に彫ってあっても分かるし、弔うのにさ…」
シロエ 「通りすがりの人でも、心得てお参り出来ますね」
ブルー 「正当な理由で、パクリなんだよ」
Aブルー「うーん…」
スッポンタケはどうなるんだい、と質問ですけど。
ダメそう…。
2026/08/21 (Fri)
☆クジラとは無縁
お盆はスッポンタケの棚経、朝から生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも到着、キース君が暑さで倒れた時の心配中で。
シロエ 「例の迷惑な仏様は、ただのパクリですしね…」
スウェナ「正当性に欠けているから、無理でしょ?」
マツカ 「確かに、あの方の船はクジラだそうですけど…」
ブルー 「だからと言って、ご夫婦ではないしねえ…」
ついでに言うなら、ニックネームとは違う筈、と生徒会長。
ブルー 「聞いた話じゃ、敵側が使っている名称で…」
Aブルー「モビーディックは、人類側のだね…」
マツカ 「自分たちでは、クジラのつもりは無さそうです」
Aブルー「設計する時点でも、その発想は無かったよ…」
出来上がっても、誰も言わない、とソルジャーの難しい顔。
Aブルー「おまけに、広く流布してもいないし…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「人類軍の一部だけしか、知らないわけで…」
一同 「「「は?」」」
一部だけとは、と誰もがキョトン。
シロエ 「派手に戦闘しているようですけど?」
Aブルー「アルテメシアの郊外に限定、他の宙域にはさ…」
スウェナ「出ていないわけね?」
Aブルー「ピンポーン!」
機密扱いで、軍の一部しか、とソルジャーの言。
Aブルー「クジラに似ている大型船は、知られてないよ…」
ブルー 「あらゆる意味で、クジラの戒名をパクるのは…」
シロエ 「無理があるんですね?」
ブルー 「アウトすぎるよ、諦めるしか…」
言葉遊びでついただけだし、と生徒会長、バッサリ。
ブルー 「院殿号を押し出してみたって、アドス和尚は…」
シロエ 「棚経の対象からは、除外ですか…」
キース先輩だけが頼りという勘定で、とシロエ君の纏め。
シロエ 「熱中症で倒れないよう、祈るしかないでしょう」
ブルー 「そういうことだね、ぼくにやる気がない以上」
Aブルー「あのアンダーさえ、着ててくれれば…」
安心安全だったのに、と悔しそうな表情ですけど。
手遅れですね…。
2026/08/22 (Sat)
☆大雑把すぎる人
スッポンタケの棚経の日ですけれども、朝から厳しい暑さ。
生徒会長宅に集う面々、キース君が倒れないか心配な状況。
スウェナ「アンダー、断られたんだし、仕方ないわね…」
シロエ 「キース先輩、自分に厳しい人ですから…」
Aブルー「ジョミーにも貸す、と言うべきだったかな…」
ブルー 「もちろん、サムにも貸さないとね…」
サムは自転車でスクーターの追い掛けだよ、と生徒会長。
ブルー 「ハードさで言ったら、サムが一番キツイかと…」
一同 「「「うーん…」」」
上には上があるわけか、と呻くしかない棚経事情。
ブルー 「サムが頑張っているからには、キースもね…」
シロエ 「余計に、甘えていられませんね…」
マツカ 「纏めて助ける方法、無いんでしょうか?」
ブルー 「あると思うけど、やる気の問題!」
サイオンを使えば解決するよ、と生徒会長、即答。
ブルー 「シールドを応用するだけで、可能なんだし!」
シロエ 「あー…。個人用に張ればいいんですね?」
マツカ 「宇宙空間でも平気なんですし、暑さくらいは…」
スウェナ「防げないわけがないわよねえ…」
個人用シールドを三人前でオッケーだわ、と指を折る人。
スウェナ「アドス和尚は、除外でいいんでしょ?」
ブルー 「ピンポーン!」
たったそれだけ、と生徒会長の爽やかな笑み。
ブルー 「パワー的には、大して必要ないよね」
ぶるぅ 「そだね、宇宙空間と違うんだもん!」
温度調整だけでいけるよ、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「やってあげれば?」
Aブルー「あのさあ…」
シロエ 「もしかして、出来ないと言うんですか?」
Aブルー「理屈は把握してるんだけど…」
ぼくの性格、知っているよね、とソルジャーの苦悶の表情。
Aブルー「掃除が苦手で、マナーも無理でさ…」
シロエ 「アバウトなのは、承知してます」
Aブルー「だからさ…。宇宙空間はいけても…」
ごくごく普通な場面は厳しい、と唸ってますけど。
大雑把…。
2026/08/23 (Sun)
☆個人用のは無理
お盆はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーも来てまして、キース君が来るのを待つわけで。
ブルー 「やっぱり、個人用のシールドは無理らしいね?」
Aブルー「宇宙空間用でよければ、なんとか…」
シロエ 「でしたら、それでいいのでは?」
ブルー 「そういうわけにも、いかないような気しか…」
しないんだけど、と生徒会長の苦笑。
ブルー 「檀家さんの家に着いたら、挨拶抜きではさ…」
シロエ 「いかないでしょうね、でも、何か不都合でも?」
ブルー 「玄関先での短い会話に、その日の天気は?」
話題になりがちだと思わないかい、という質問。
ブルー 「暑い中、ありがとうございます、は確実だよ?」
シロエ 「常識ですけど、答えの方も、テンプレでしょう」
マツカ 「シールドの有無で、変動は無いと思います」
ブルー 「そうかな、風があるか無いかの違いとかは…?」
風があるので、それほどでも、とか、と挙げられた例。
ブルー 「逆の場合は、せめて風でも吹いてくれれば、と」
シロエ 「言われてみれば、ありそうですね…」
マツカ 「この家の辺りは、風が通って涼しいです、も…」
スウェナ「大事な話題ね、もしかして、宇宙空間用だと…」
風が吹いても、分からないのかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「風を通すようなシールド、意味が無さそうよ?」
ブルー 「ピンポーン!」
あらゆるモノをシャットアウト、と生徒会長、即答。
ブルー 「直接照らす太陽光とか、超低温とかをね…」
シロエ 「そのレベルだと、風を通すわけがないです…」
ブルー 「だから、繊細なレベル調整がさ…」
Aブルー「必要なわけで、ぼくには、コントロールが…」
出来る気がしない、とソルジャー、お手上げのポーズ。
Aブルー「給水スポットくらい、作りたいけど…」
シロエ 「この暑さの中、立つんですか?」
Aブルー「勇者を募集!」
誰か代わりに立ってくれれば、と言われましても。
無理そう…。
2026/08/24 (Mon)
☆現場に立つしか
スッポンタケの棚経の日ですけれども、相変わらずの暑さ。
キース君が倒れそうでも、対策出来ないのがソルジャーで。
シロエ 「勇者を募集って、決死隊の間違いでしょう?」
スウェナ「この暑さの中、ドリンクを持って立つなんて…」
マツカ 「それこそ、立つ人用にシールドが要りますよ?」
ブルー 「まったくだよねえ、現実味が無さすぎてさ…」
自分で立ってくればいいだろう、と生徒会長、バッサリ。
ブルー 「君が立つなら、宇宙空間用のシールドで充分!」
ぶるぅ 「そだね、保冷ボックスに、飲み物でオッケー!」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
ぼくに行けと、とソルジャー、ドン引き。
Aブルー「そんなことをしたら、キースの瞬間移動が…」
シロエ 「おろそかになる、と言いたいんですね?」
Aブルー「ピンポーン!」
両方に気を配れないよ、とソルジャーの悲鳴。
Aブルー「ただでも、気遣いの類は難アリなんだし…」
ブルー 「その問題なら、現場に行けば解決するだろう!」
Aブルー「はあ?」
ブルー 「自力で給水スポットなんだよ、コース先取り!」
移動地点を把握しないと出来ないわけで、と生徒会長。
ブルー 「シロエ、前に棚経のコースマップをさ…」
シロエ 「作りましたね、アレをもう一度、と?」
ブルー 「そう! 地図を見ながら先回りなんだし…」
スウェナ「瞬間移動の地点、書き込んであれば完璧ね!」
確かに現場で解決するわ、とスウェナちゃんも賛同。
スウェナ「シロエ、マップを作りなさいよ!」
シロエ 「了解しました、えっと、コースの情報は…?」
ブルー 「イライザさんが控えを持っているから…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お取り寄せしたよ!」
はい、と家事万能なお子様が取り出す、檀家さん一覧表。
ぶるぅ 「住所もあるから、地図でバッチリ!」
シロエ 「会長、パソコン借ります!」
Aブルー「そ、そんな…!」
炎天下で立って、瞬間移動まで、と慌ててますけど。
やるしか…。
2026/08/25 (Tue)
☆現場に出るなら
お盆はスッポンタケの棚経、キース君が来ないと無理な件。
暑さで倒れられたらアウトで、給水スポットを作るそうで。
ブルー 「四の五の言わずに、実行したまえ!」
Aブルー「時間単位で立ちっ放しで…?」
ブルー 「椅子を希望すると?」
Aブルー「でないと、ぼくも疲れちゃうしさ…」
簡単なヤツでいいから椅子が欲しい、とソルジャーの愚痴。
Aブルー「正座よりはマシでも、立ちっ放しは…」
ブルー 「オッケー、ぶるぅ、机と椅子の用意を!」
一同 「「「は?」」」
何故に机まで、と顔を見合わせる御一同様。
ブルー 「ぶるぅ、それから、ドリンク各種、箱買いで!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 保冷ボックス、氷入りだね?」
ブルー 「もちろんだよ! 入れる端から冷えるように!」
ぶるぅ 「分かったあ! 先に買い出し、行って来る!」
パッと姿が消えまして、生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「シロエがマップを作ってる間に、一仕事!」
スウェナ「何をする気なの?」
ブルー 「待っていたまえ、すぐ戻るから」
自室に向かった模様で、十分後に戻って来まして。
ブルー 「はい、机にはコレを張ってくれたまえ!」
Aブルー「コレは何だい?」
ブルー 「見ての通りで、給水スポット、棚経応援中!」
マツカ 「御住職様方、ご自由にどうぞ、ですか…?」
宗派を問わず、と書いてありますね、とマツカ君。
マツカ 「ドリンク箱買いの理由が分かりました…」
ブルー 「どうせやるなら、皆さんのお役に立ってこそ!」
スウェナ「功徳も積める仕様なわけね?」
ブルー 「ピンポーン!」
お世話になった皆様方が、各宗派でお礼をね、と笑顔全開。
ブルー 「これぞ、お盆の精神だから、頑張って功徳!」
シロエ 「マップ出来ました! えっと、棚経応援中…?」
ブルー 「お寺様が多めに通りそうな場所は、此処と…」
Aブルー「場所も指定で、座れって…?」
この暑いのに時間単位で、と呻いてますけど。
シールドあり…。
2026/08/26 (Wed)
☆現場で応援な人
スッポンタケの棚経の日ですけれども、不可欠なキース君。
熱中症で倒れられたら詰みで、給水スポットを設ける作戦。
ブルー 「君だけだったら、暑さはシールドでオッケー!」
Aブルー「そうなんだけどさ、キース以外のお坊さんも…」
給水スポットの対象なのかい、とソルジャーの困惑顔。
Aブルー「ただでも、マナーは自信無いのに…」
ブルー 「向こうは棚経で暑いわけだし、作法まではさ…」
シロエ 「気にしている余裕が無いんですね?」
ブルー 「自分の作法は、条件反射で完璧だろうけど…」
相手の作法は見ていない筈、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「頂きます、と合掌、深くお辞儀で受け取り!」
マツカ 「渡す方の作法も、合掌なんでしょうか?」
ブルー 「正式にやるなら、マツカの指摘で正解!」
Aブルー「そんなの、無理だし!」
法要の時でもスルーしがちで、とソルジャー、ワタワタ。
Aブルー「もしかしなくても、渡し方にも作法だとか…?」
ブルー 「一般人には、其処まで求めないって!」
シロエ 「つまり、存在するんですね?」
ブルー 「お寺関係者だと、一礼してから手渡し!」
受け取ったのを見たら合掌で、とニッコリ。
ブルー 「相手の合掌とお辞儀にも、合掌とお辞儀!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「大丈夫! 給水スポットだけで充分、応援!」
声掛けも難しかったら、座ってるだけで、とアドバイス。
ブルー 「あちらは暑さでダウン寸前、地獄で仏だしね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ただいま、ドリンク、箱買い!」
ブルー 「お疲れ様! テーブルと椅子もよろしく!」
ぶるぅ 「保冷ボックスも、氷入りだよね!」
ちょっと待ってて、と手早く用意。
ぶるぅ 「はい、コレを持ってって!」
シロエ 「マップもどうぞ!」
ブルー 「頑張ってくれたまえ!」
Aブルー「分かったってば、棚経の準備お願い!」
仕方ないから行って来る、と瞬間移動で消滅。
給水スポット…。
2026/08/27 (Thu)
☆棚経応援中な人
お盆はスッポンタケの棚経、キース君が倒れたら大ピンチ。
スルー確実とあって、熱中症対策でソルジャーが給水要員。
シロエ 「出掛けましたけど、出来るんでしょうか?」
スウェナ「張り紙付きだし、大丈夫だわよ」
マツカ 「棚経中の方が見付けたら、お立ち寄りでしょう」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ もう一人目が来たみたい!」
キースじゃないけど、と料理上手なお子様、サイオン中継。
ぶるぅ 「はい、こんな感じ!」
シロエ 「がぶ飲みですね、何処のお坊さんでしょう?」
ブルー 「座禅の宗派の人だと思うよ」
マツカ 「作法に厳しい宗派ですよね? でも、問題は…」
無さそうです、とマツカ君の分析。
マツカ 「飲んだ残りのボトルを貰って、出発ですし」
シロエ 「お辞儀も合掌も、お坊さんだけでしたね…」
スウェナ「迷惑な人は、座ってただけで、何もしてないわ」
ブルー 「ほらね、一番厳しい宗派の人でも、気にしない」
貰えただけで充分なんだよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「普段だったら、ご自由にと書いてあってもさ…」
シロエ 「スルーなんですか?」
ブルー 「自分から勝手に取りはしないね」
お布施として渡されないと、と解説が。
ブルー 「そんな人でも、置いてあるのを手にする勢い!」
スウェナ「だったら、充分、務まるわねえ…」
シロエ 「あっ、キース先輩とジョミー先輩です!」
マツカ 「目が丸いですけど、即、手に取ってますね…」
やはり地獄で仏らしいです、とマツカ君。
マツカ 「これなら熱中症は回避出来そうですし…」
シロエ 「無事に辿り着いて欲しいですよね」
Aブルー『見世物じゃないから!』
覗き見バレバレ、と飛んで来た思念。
Aブルー『暇があるなら、棚経の準備!』
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「仕方ないねえ、ぶるぅ、サイオン中継よりも…」
ぶるぅ 「お供え用の精進料理、頑張らなくっちゃ!」
みんなも祭壇を用意してね、と消えた中継画面。
残念…。
2026/08/28 (Fri)
☆ギリギリで完成
スッポンタケの棚経の日ですけれども、ソルジャー出動中。
キース君の熱中症対策で、給水スポットを設置して座る人。
ぶるぅ 「んとんと、お膳の支度で、みんなは祭壇!」
シロエ 「花と、お供え物のセッティングですね?」
スウェナ「ササッとやりましょ、もう慣れてるし」
マツカ 「お線香と蝋燭も、準備でしたっけ」
置いてある場所は、とマツカ君も慣れたもの。
マツカ 「和室の奥の棚の下でしたよね?」
ブルー 「ピンポーン! お仏壇を置く趣味は無いしさ…」
シロエ 「それもどうかと思いますけど…」
スウェナ「お坊さんになった切っ掛け、供養なんでしょ?」
おまけに高僧なのに、お仏壇なし、とスウェナちゃんも。
スウェナ「そんな姿勢で許されるわけ?」
ブルー 「お寺の関係者を招待する気も、ゼロだから!」
一同 「「「うーん…」」」
伝説の高僧が聞いて呆れる、と思っても言えない御一同様。
シロエ 「はいはい、分かりました…」
マツカ 「では、お線香とかを取って来ますね」
スウェナ「釈然としないけど、仕方ないわね…」
ブルー 「納得しておくのが吉だと思うよ」
逆らった場合はどうなるやら、と極上の笑み。
ブルー 「もっとも、盾に取れるブツが無いんだけどさ…」
シロエ 「例の仏様は、どうでもいいですしねえ…」
スウェナ「キースと違って、お寺関係も無関係だものね」
ブルー 「そういうこと! 逆らわれたって、どうにも…」
大人しくしてくれていると有難い、と低姿勢。
ブルー 「あっ、あと1時間ほどでキースが来るかな?」
ぶるぅ 「大変、みんな急いで!」
一同 「「「はーい!」」」
準備不足の方が怖いし、とバタバタ用意で、お膳も完成。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ギリギリでセーフ!」
シロエ 「チャイムですよね、ホントにギリギリ…」
キース 「邪魔するぞ!」
ジョミー「暑かった…」
Aブルー「任務完了…!」
もう終了でいいんだよね、と聞いてますけど。
恐らく…。
2026/08/29 (Sat)
☆貫徹すべき精神
お盆はスッポンタケの棚経、キース君とジョミー君が到着。
ギリギリ間に合った祭壇の準備、ソルジャーも一緒に帰還。
Aブルー「キース、早速、棚経、よろしく!」
キース 「承知している。ジョミー、蝋燭と線香だ!」
ジョミー「はいっ!」
オッケーではない辺り、仕込まれている模様。
ジョミー「用意出来ました!」
キース 「皆さん、お座りを」
一同 「「「はいっ!」」」
揃って正座で、始まった読経。
キース 「のうまく さらば たたぎゃた ばろきてぃ…」
一同 (((謎の呪文だ…)))
キース 「おん さんばら さんばら うん…」
一同 (((棚経でしか聞かないヤツ…)))
謎の呪文の後は短い読経と、お念仏でして。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((じきに終わりだ…)))
キース 「南無阿弥陀仏…」
ハハーッと、お辞儀で、ジョミー君も。
キース 「お勤め、お疲れ様でした」
Aブルー「ありがとう! はい、お布施!」
キース 「では、ジョミー、次へ急ぐぞ!」
ジョミー「はいっ!」
僧籍らしくなって来たジョミー君、あくまで「はい!」。
ジョミー「暑いけど、頑張って片付けないとね!」
キース 「片付けるとは、なんと失礼な!」
ジョミー「ご、ごめん! お参り、頑張ろう!」
キース 「よしっ! おい、其処の、あんた!」
行くぞ、とキース君の視線がソルジャーに。
Aブルー「えっ、ぼ、ぼくも!?」
キース 「当然だろうが、まだコース半ばだ!」
Aブルー「で、でもさ…!」
キース 「例年だったら、此処でオサラバだが…」
棚経応援中の身だしな、と突き付ける指。
キース 「何処の宗派のお寺さんも、この猛暑の中をだ…」
ブルー 「頑張っておられるし、残り区間も座ってこそ!」
Aブルー「えええ…! でも、ドリンク…」
ブルー 「お盆の精神を貫徹したまえ! ぶるぅ!」
ドリンク箱買い追加の一声、飛び出すお子様。
やるしか…。
2026/08/30 (Sun)
☆棚経に道連れ
スッポンタケの棚経が無事に終了、次へと急ぐ僧侶が二名。
キース君とジョミー君のコンビですけど、道連れが出そう。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ドリンク箱買い、フルセット!」
ブルー 「ご苦労様。これで準備は出来たし、急ぎたまえ」
キース 「今度こそ行くぞ、ジョミー!」
ジョミー「はいっ!」
法衣の二人が出て行く扉、ソルジャー、呆然とした顔。
キース 「あんた、何をしている!」
Aブルー「ホ、ホントに一緒に行くのかい…?」
キース 「あんたの準備で待った分だけ、出遅れている!」
ブルー 「ほら、急がないと! あっ、そうだ、マップ!」
マップを貰って追加スポットを、と生徒会長、目がマジ。
ブルー 「シロエが作ったマップを、出して欲しいね」
Aブルー「コレだけど…」
ブルー 「キース、もう少しだけ待って貰えるかな?」
キース 「承知した。だが、早くして欲しい」
10分以上の遅刻だしな、とキース君、腕組み。
ブルー 「オッケー。はい、追加の給水スポットは此処!」
ぶるぅ 「テーブルと椅子も持って行ってね!」
キース 「完了したか、では、失礼する! あんたもだ!」
Aブルー「そ、そんな…! 終了時間は、夕方なのに…!」
あんまりすぎる、という悲鳴で、振り返ったキース君。
キース 「これ以上の遅刻は、来年にツケるぞ!」
Aブルー「ちょ、来年もやる羽目に…!?」
キース 「今すぐ俺と出ないのならな!」
Aブルー「行くよ、瞬間移動もセットもので!」
次の檀家さんの最寄りまで一気に、とソルジャーも必死。
キース 「いい心がけだ。ジョミー、一区間、楽になるぞ」
ジョミー「そうだね、助かったあ!」
Aブルー「じゃあ、自転車の所へ急ごう!」
残り区間も頑張って座るから、とソルジャー、お出掛け。
Aブルー「スッポンタケのためだし、頑張ってくる!」
一同 「「「行ってらっしゃーい!」」」
お帰りは直帰コースでいいから、と見送りですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/08/31 (Mon)
棚経の日の14日がやって来まして、やっぱり厳しい暑さ。
朝イチで生徒会長宅に集う面々、キース君たちを心配中で。
Aブルー「キースが途中で倒れちゃったら、棚経はさ…」
シロエ 「中止になると思いますけど?」
スウェナ「ピンチヒッター、いないって言ってたわよね?」
マツカ 「檀家さんの家には、アドス和尚が大遅刻で…」
お参りに行く方ではないでしょうか、とマツカ君の見解。
マツカ 「以前は一人で回っていたと、聞いていますし…」
シロエ 「そうでした! なんとか出来ないわけでは…」
スウェナ「なさそうだわねえ、キツイと思うけど…」
ドタキャンするわけにも、とスウェナちゃんも。
スウェナ「年に一度の行事で、檀家さんも待ってるし…」
ブルー 「多分、そっちのコースになるだろうね」
シロエ 「行かないチョイスは、無いんですね?」
ブルー 「ぼくが耳にしたケースは、意地でも行ってる」
引退していた前の住職が復帰したりさ、と生徒会長。
ブルー 「現役の和尚が、急な腹痛で搬送されたらしくて」
シロエ 「急病ですか!?」
ブルー 「そう聞いてるね、次の世代は資格がまだで…」
単独で棚経は務まらないし、と説明が。
ブルー 「仕方ないから、後期高齢者どころか八十代で…」
マツカ 「棚経のピンチヒッターだったんですね?」
ブルー 「流石に、スクーターは無理だし、檀家さんが…」
急遽、運転手で自家用車で、と凄すぎるケース。
ブルー 「来て頂いた方は、有難いけど、慌てたそうだよ」
スウェナ「そりゃそうよねえ…」
シロエ 「お布施の額とか、どうなるんです?」
ブルー 「だから、大慌てで…」
額を増やして、包み直し、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「普通はつけない、お車代までつけたと聞いたね」
シロエ 「檀家さんの、白タク用ですね…」
マツカ 「善意でも、お礼はしたいでしょうし…」
ブルー 「本当に…」
それでも来て貰えるのが有難い、と合掌ですけど。
お車代…。
2026/08/16 (Sun)
☆待ち時間が長そう
棚経の日の14日ですけど、朝から厳しい暑さで嘆く面々。
そんな暑さでもキース君は棚経、倒れた場合はどうなるか。
Aブルー「キースが倒れちゃったら、アドス和尚って?」
ブルー 「スクーターで回って、遅刻しようとね」
シロエ 「お車代は要りませんけど、待ち時間がですね…」
マツカ 「いつまでかかるか、謎ですよ…」
帰省中の人が困りそうです、とマツカ君の心配そうな顔。
マツカ 「せっかくの帰省ですから、時間は最大限に…」
スウェナ「使いたいわよねえ、出掛けるとか、買い物とか」
シロエ 「棚経待ちだと、動けませんよ?」
ブルー 「流石に、最低限の人数がいればさ…」
オッケーだけど、出掛けにくいだろうね、と生徒会長。
ブルー 「お盆くらいは、親孝行と、ご先祖様への…」
スウェナ「敬意ってヤツは必要だわよ…」
シロエ 「ぼくたちの場合は、帰省も棚経も無縁ですし…」
マツカ 「此処に来ていたって、いいんですけど…」
もっとも、ぼくは家でお参りを済ませています、という声。
マツカ 「ご先祖様に、出掛けて来ます、と断って…」
シロエ 「そうだったんですか!?」
スウェナ「考えてみれば、マツカの家なんだし…」
ブルー 「お盆の行事はあって当然だよ?」
ぼくは知ってた、と生徒会長の可笑しそうな顔。
ブルー 「朝一番に、お仏壇の前に座って、合掌だしね」
シロエ 「知りませんでした…」
スウェナ「真面目過ぎるわ…」
マツカ 「子供時代から、お盆に遊びに行く時の習慣です」
お盆休みに誘われることも多かったですし、と御曹司。
マツカ 「ですから、お盆よりも早めに、お参りも…」
シロエ 「あったんですか…」
マツカ 「ええ。ですから、出掛けたい人の気持ちは…」
分かりますよ、という見解。
マツカ 「棚経で無制限に待たされるのは、辛そうです」
シロエ 「キツイですよ…」
Aブルー「それでもさ…」
来てくれるだけマシ、とスルーされそうな人の呻き。
ごもっとも…。
2026/08/17 (Mon)
☆来てくれない恐れ
スッポンタケの棚経の日ですけど、今年も朝から暑すぎで。
キース君が暑さで倒れた場合は、代わりに回るアドス和尚。
Aブルー「アドス和尚に代わっちゃったら、棚経は…」
ブルー 「知ってる範囲しか、行かないだろうね」
シロエ 「此処って、キース先輩と、ジョミー先輩しか…」
マツカ 「知らない行先になっていますし…」
アドス和尚は来ないでしょう、とマツカ君の冷静な分析。
マツカ 「過去帳には、載っていない仏様ですから…」
シロエ 「棚経の参考にするの、過去帳ですよね…」
ブルー 「後は、檀家さんの連絡先も必須で…」
お住まいを把握していないと、棚経は無理、と生徒会長。
ブルー 「引越した時に、住所変更をするのは、常識だよ」
スウェナ「お役所みたいねえ…」
ブルー 「ある意味、お役所的な存在が、お寺で…」
地域の集会所を兼ねているのは、よくある話、と説明が。
ブルー 「他にも、集落に何かあった時には、避難所もね」
シロエ 「お寺の建物、広いですしね…」
マツカ 「立地も、目立つ所や、便利な場所が多いですよ」
スウェナ「元老寺とかだと、宿坊もあるわよね…」
集会所に使うこともあるかも、とスウェナちゃん。
スウェナ「そういえば、境内で、盆踊りなお寺も多いし…」
Aブルー「うーん…。根っこの所が、お役所だとさ…」
柔軟な対応は難しそう、とソルジャーの嘆き。
Aブルー「ユニバーサルで慣れているけど、棚経まで…?」
ブルー 「ただでも多忙な時期になるしさ…」
シロエ 「キース先輩が倒れた時には、無理でしょうね…」
マツカ 「倒れたキースの立場は、弱いですしね…」
もう一軒分、追加したい、と言えないです、とマツカ君も。
マツカ 「親しい友達の家、という言い訳も、此処では…」
ブルー 「行先が、銀青の家では、冗談だとしか…」
シロエ 「来て貰うどころか、プロですし…」
Aブルー「うーん…」
スルー以外の道が見えない、と呻いてますけど。
当然かと…。
2026/08/18 (Tue)
☆バレているパクリ
お盆はスッポンタケの棚経ですけど、とんでもなく暑い日。
朝早くから厳しい暑さ、キース君が熱中症で倒れる恐れ大。
Aブルー「棚経に来て貰うためには、キースが必須って?」
シロエ 「日頃、粗末に扱ってますけど、そのようですよ」
スウェナ「最重要人物と言っていいわよね…」
ブルー 「倒れた時には、諦めるしかないと思うよ」
ぼくが代理をする気は無いし、と生徒会長の突き放し。
ブルー 「伝説の高僧、銀青が読経するには、相手がね…」
シロエ 「例のキノコでは、話にならないわけですね?」
Aブルー「でもさ、院殿号がついてて、立派なんだし…」
スウェナ「何処からついたか、バレているでしょ?」
その場に一緒にいたんだから、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「あんなの、ブルーも忘れないわよ?」
シロエ 「ぼくたちでさえも、記憶に鮮明ですし…」
マツカ 「ぼくもです。忘れられる気がしないですよね…」
ブルー 「忘れてくれと言われても、アレは無理だよ」
これでもプロの坊主だしさ、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「クジラの戒名のパクリは、頂けないねえ…」
シロエ 「そうなりますよ…」
Aブルー「だけど、きちんと、つけてくれたし…」
ブルー 「言葉遊び的に、やっただけだと思うんだけど?」
その場のノリと勢いだけでさ、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「戒名のパクリは、あるあるだけどね…」
一同 「「「ええっ!?」」」
パクってもいいのか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「会長、今の話は、本当ですか?」
スウェナ「それこそ、冗談じゃないの?」
マツカ 「ぼくも、初めて聞いたように思えます…」
ブルー 「マツカの場合は、思い出しモードで…」
解決すると思うよ、と生徒会長が立てる人差し指。
ブルー 「ご先祖様の戒名、似たのがあると思うね」
マツカ 「言われれば、確かに…」
一同 「「「はあ?」」」
名門の家なのにパクリとは、と仰天ですけど。
マジですか…?
2026/08/19 (Wed)
☆実在するパクリ
お盆はスッポンタケの棚経、朝から生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーも来ていますけど、キース君は熱中症の恐れが。
シロエ 「マツカ先輩ほどの家なら、戒名料はですね…」
スウェナ「ケチらない筈よね、それこそ、院殿号も…」
ブルー 「貰えると思うよ、辞退していなければ」
マツカ 「何人か、いらっしゃいます…」
お会いしたこともない、ご先祖様になりますが、と御曹司。
マツカ 「全く意識してませんでしたけど、例の仏様と…」
スウェナ「お揃いなのは、ショックだわよねえ…」
マツカ 「恐らく、そのせいで、忘れ去っていたかと…」
耳にする機会も僅かでしたし、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「それこそ、百回忌とかの法要くらいでしか…」
ブルー 「聞かないだろうね、出番が無いから」
スウェナ「そういうものなの?」
ブルー 「法要で読むのは、対象になる仏様だけでさ…」
他は累代で纏めるものだし、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「五十回忌とかになったら、纏めて法要も…」
シロエ 「纏めるって、仏様をですか?」
ブルー 「五十回忌より古くなってて、近い場合はね」
誰それと、誰それの七十七回忌とかはアリ、とプロの言。
ブルー 「本当に七十七回忌の人と、七十回忌とかをさ…」
一同 「「「うーん…」」」
そこまで古いと誤差の範囲なのか、と納得の年数。
ブルー 「マツカが聞いた院殿号も、そういった席かと…」
マツカ 「二百回忌とかだったような気がします…」
シロエ 「そんな仏様でも、戒名のパクリが存在ですか?」
マツカ 「院殿号だったかどうかは、怪しいですけど…」
聞いた覚えはあるんですよ、とマツカ君が証言するパクリ。
マツカ 「響きが同じというか、韻を踏んだ感じで…」
Aブルー「ソレって、まんま、パクリと言わないかい?」
マツカ 「それっぽいです、ブルーが言う通り…」
ブルー 「パクリ戒名!」
あるあるだと言ったよ、と勝ち誇ってますけど。
パクリ…?
2026/08/20 (Thu)
☆パクリには理由
スッポンタケの棚経の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーもいまして、戒名の話からパクリがあるそうで。
シロエ 「パクリ戒名というのは、何なんです…?」
スウェナ「マツカの家でも、パクリだなんて…」
信じられない話だわ、とスウェナちゃんも愕然。
スウェナ「戒名料をケチらないのに、どうしてなの…?」
シロエ 「もしかして、理由が存在するんでしょうか…?」
ブルー 「ピンポーン!」
素人さんでも、聞けば納得、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「マツカが聞いた法要の時には、多分、ご夫婦…」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「さっき話した、纏めて法要ってヤツでさ…」
お亡くなりの年が近い、ご夫婦だと思う、と解説開始。
ブルー 「そういった時には、ご夫婦合わせて法要で…」
マツカ 「一緒に二百回忌とかだったんですね…?」
ブルー 「後に亡くなった方の年忌を、繰り上げるんだよ」
繰り上げするのは問題ないし、と銀青様の仰せ。
ブルー 「それで纏めて二百回忌で、戒名を読んだわけ」
マツカ 「では、似ていたのは、夫婦だからでしょうか?」
ブルー 「それで正解!」
ご夫婦の戒名は、似せることが多いしね、との説明。
ブルー 「文字を変えたり、韻を踏んだり、手法は色々」
一同 「「「あー…」」」
それなら分かる、と素人でも理解可能な理由。
シロエ 「わざとパクッているんですね…」
マツカ 「どおりで、似たように聞こえて来たわけです…」
スウェナ「ご夫婦だものねえ、分かりやすいのが良さそう」
ブルー 「後世、ご位牌だけを見たって、一目瞭然!」
過去帳を調べなくても、誰でも分かるよ、と生徒会長の言。
ブルー 「墓石に彫ってあっても分かるし、弔うのにさ…」
シロエ 「通りすがりの人でも、心得てお参り出来ますね」
ブルー 「正当な理由で、パクリなんだよ」
Aブルー「うーん…」
スッポンタケはどうなるんだい、と質問ですけど。
ダメそう…。
2026/08/21 (Fri)
☆クジラとは無縁
お盆はスッポンタケの棚経、朝から生徒会長宅な御一同様。
ソルジャーも到着、キース君が暑さで倒れた時の心配中で。
シロエ 「例の迷惑な仏様は、ただのパクリですしね…」
スウェナ「正当性に欠けているから、無理でしょ?」
マツカ 「確かに、あの方の船はクジラだそうですけど…」
ブルー 「だからと言って、ご夫婦ではないしねえ…」
ついでに言うなら、ニックネームとは違う筈、と生徒会長。
ブルー 「聞いた話じゃ、敵側が使っている名称で…」
Aブルー「モビーディックは、人類側のだね…」
マツカ 「自分たちでは、クジラのつもりは無さそうです」
Aブルー「設計する時点でも、その発想は無かったよ…」
出来上がっても、誰も言わない、とソルジャーの難しい顔。
Aブルー「おまけに、広く流布してもいないし…」
シロエ 「そうなんですか?」
Aブルー「人類軍の一部だけしか、知らないわけで…」
一同 「「「は?」」」
一部だけとは、と誰もがキョトン。
シロエ 「派手に戦闘しているようですけど?」
Aブルー「アルテメシアの郊外に限定、他の宙域にはさ…」
スウェナ「出ていないわけね?」
Aブルー「ピンポーン!」
機密扱いで、軍の一部しか、とソルジャーの言。
Aブルー「クジラに似ている大型船は、知られてないよ…」
ブルー 「あらゆる意味で、クジラの戒名をパクるのは…」
シロエ 「無理があるんですね?」
ブルー 「アウトすぎるよ、諦めるしか…」
言葉遊びでついただけだし、と生徒会長、バッサリ。
ブルー 「院殿号を押し出してみたって、アドス和尚は…」
シロエ 「棚経の対象からは、除外ですか…」
キース先輩だけが頼りという勘定で、とシロエ君の纏め。
シロエ 「熱中症で倒れないよう、祈るしかないでしょう」
ブルー 「そういうことだね、ぼくにやる気がない以上」
Aブルー「あのアンダーさえ、着ててくれれば…」
安心安全だったのに、と悔しそうな表情ですけど。
手遅れですね…。
2026/08/22 (Sat)
☆大雑把すぎる人
スッポンタケの棚経の日ですけれども、朝から厳しい暑さ。
生徒会長宅に集う面々、キース君が倒れないか心配な状況。
スウェナ「アンダー、断られたんだし、仕方ないわね…」
シロエ 「キース先輩、自分に厳しい人ですから…」
Aブルー「ジョミーにも貸す、と言うべきだったかな…」
ブルー 「もちろん、サムにも貸さないとね…」
サムは自転車でスクーターの追い掛けだよ、と生徒会長。
ブルー 「ハードさで言ったら、サムが一番キツイかと…」
一同 「「「うーん…」」」
上には上があるわけか、と呻くしかない棚経事情。
ブルー 「サムが頑張っているからには、キースもね…」
シロエ 「余計に、甘えていられませんね…」
マツカ 「纏めて助ける方法、無いんでしょうか?」
ブルー 「あると思うけど、やる気の問題!」
サイオンを使えば解決するよ、と生徒会長、即答。
ブルー 「シールドを応用するだけで、可能なんだし!」
シロエ 「あー…。個人用に張ればいいんですね?」
マツカ 「宇宙空間でも平気なんですし、暑さくらいは…」
スウェナ「防げないわけがないわよねえ…」
個人用シールドを三人前でオッケーだわ、と指を折る人。
スウェナ「アドス和尚は、除外でいいんでしょ?」
ブルー 「ピンポーン!」
たったそれだけ、と生徒会長の爽やかな笑み。
ブルー 「パワー的には、大して必要ないよね」
ぶるぅ 「そだね、宇宙空間と違うんだもん!」
温度調整だけでいけるよ、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「やってあげれば?」
Aブルー「あのさあ…」
シロエ 「もしかして、出来ないと言うんですか?」
Aブルー「理屈は把握してるんだけど…」
ぼくの性格、知っているよね、とソルジャーの苦悶の表情。
Aブルー「掃除が苦手で、マナーも無理でさ…」
シロエ 「アバウトなのは、承知してます」
Aブルー「だからさ…。宇宙空間はいけても…」
ごくごく普通な場面は厳しい、と唸ってますけど。
大雑把…。
2026/08/23 (Sun)
☆個人用のは無理
お盆はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーも来てまして、キース君が来るのを待つわけで。
ブルー 「やっぱり、個人用のシールドは無理らしいね?」
Aブルー「宇宙空間用でよければ、なんとか…」
シロエ 「でしたら、それでいいのでは?」
ブルー 「そういうわけにも、いかないような気しか…」
しないんだけど、と生徒会長の苦笑。
ブルー 「檀家さんの家に着いたら、挨拶抜きではさ…」
シロエ 「いかないでしょうね、でも、何か不都合でも?」
ブルー 「玄関先での短い会話に、その日の天気は?」
話題になりがちだと思わないかい、という質問。
ブルー 「暑い中、ありがとうございます、は確実だよ?」
シロエ 「常識ですけど、答えの方も、テンプレでしょう」
マツカ 「シールドの有無で、変動は無いと思います」
ブルー 「そうかな、風があるか無いかの違いとかは…?」
風があるので、それほどでも、とか、と挙げられた例。
ブルー 「逆の場合は、せめて風でも吹いてくれれば、と」
シロエ 「言われてみれば、ありそうですね…」
マツカ 「この家の辺りは、風が通って涼しいです、も…」
スウェナ「大事な話題ね、もしかして、宇宙空間用だと…」
風が吹いても、分からないのかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「風を通すようなシールド、意味が無さそうよ?」
ブルー 「ピンポーン!」
あらゆるモノをシャットアウト、と生徒会長、即答。
ブルー 「直接照らす太陽光とか、超低温とかをね…」
シロエ 「そのレベルだと、風を通すわけがないです…」
ブルー 「だから、繊細なレベル調整がさ…」
Aブルー「必要なわけで、ぼくには、コントロールが…」
出来る気がしない、とソルジャー、お手上げのポーズ。
Aブルー「給水スポットくらい、作りたいけど…」
シロエ 「この暑さの中、立つんですか?」
Aブルー「勇者を募集!」
誰か代わりに立ってくれれば、と言われましても。
無理そう…。
2026/08/24 (Mon)
☆現場に立つしか
スッポンタケの棚経の日ですけれども、相変わらずの暑さ。
キース君が倒れそうでも、対策出来ないのがソルジャーで。
シロエ 「勇者を募集って、決死隊の間違いでしょう?」
スウェナ「この暑さの中、ドリンクを持って立つなんて…」
マツカ 「それこそ、立つ人用にシールドが要りますよ?」
ブルー 「まったくだよねえ、現実味が無さすぎてさ…」
自分で立ってくればいいだろう、と生徒会長、バッサリ。
ブルー 「君が立つなら、宇宙空間用のシールドで充分!」
ぶるぅ 「そだね、保冷ボックスに、飲み物でオッケー!」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
ぼくに行けと、とソルジャー、ドン引き。
Aブルー「そんなことをしたら、キースの瞬間移動が…」
シロエ 「おろそかになる、と言いたいんですね?」
Aブルー「ピンポーン!」
両方に気を配れないよ、とソルジャーの悲鳴。
Aブルー「ただでも、気遣いの類は難アリなんだし…」
ブルー 「その問題なら、現場に行けば解決するだろう!」
Aブルー「はあ?」
ブルー 「自力で給水スポットなんだよ、コース先取り!」
移動地点を把握しないと出来ないわけで、と生徒会長。
ブルー 「シロエ、前に棚経のコースマップをさ…」
シロエ 「作りましたね、アレをもう一度、と?」
ブルー 「そう! 地図を見ながら先回りなんだし…」
スウェナ「瞬間移動の地点、書き込んであれば完璧ね!」
確かに現場で解決するわ、とスウェナちゃんも賛同。
スウェナ「シロエ、マップを作りなさいよ!」
シロエ 「了解しました、えっと、コースの情報は…?」
ブルー 「イライザさんが控えを持っているから…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お取り寄せしたよ!」
はい、と家事万能なお子様が取り出す、檀家さん一覧表。
ぶるぅ 「住所もあるから、地図でバッチリ!」
シロエ 「会長、パソコン借ります!」
Aブルー「そ、そんな…!」
炎天下で立って、瞬間移動まで、と慌ててますけど。
やるしか…。
2026/08/25 (Tue)
☆現場に出るなら
お盆はスッポンタケの棚経、キース君が来ないと無理な件。
暑さで倒れられたらアウトで、給水スポットを作るそうで。
ブルー 「四の五の言わずに、実行したまえ!」
Aブルー「時間単位で立ちっ放しで…?」
ブルー 「椅子を希望すると?」
Aブルー「でないと、ぼくも疲れちゃうしさ…」
簡単なヤツでいいから椅子が欲しい、とソルジャーの愚痴。
Aブルー「正座よりはマシでも、立ちっ放しは…」
ブルー 「オッケー、ぶるぅ、机と椅子の用意を!」
一同 「「「は?」」」
何故に机まで、と顔を見合わせる御一同様。
ブルー 「ぶるぅ、それから、ドリンク各種、箱買いで!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 保冷ボックス、氷入りだね?」
ブルー 「もちろんだよ! 入れる端から冷えるように!」
ぶるぅ 「分かったあ! 先に買い出し、行って来る!」
パッと姿が消えまして、生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「シロエがマップを作ってる間に、一仕事!」
スウェナ「何をする気なの?」
ブルー 「待っていたまえ、すぐ戻るから」
自室に向かった模様で、十分後に戻って来まして。
ブルー 「はい、机にはコレを張ってくれたまえ!」
Aブルー「コレは何だい?」
ブルー 「見ての通りで、給水スポット、棚経応援中!」
マツカ 「御住職様方、ご自由にどうぞ、ですか…?」
宗派を問わず、と書いてありますね、とマツカ君。
マツカ 「ドリンク箱買いの理由が分かりました…」
ブルー 「どうせやるなら、皆さんのお役に立ってこそ!」
スウェナ「功徳も積める仕様なわけね?」
ブルー 「ピンポーン!」
お世話になった皆様方が、各宗派でお礼をね、と笑顔全開。
ブルー 「これぞ、お盆の精神だから、頑張って功徳!」
シロエ 「マップ出来ました! えっと、棚経応援中…?」
ブルー 「お寺様が多めに通りそうな場所は、此処と…」
Aブルー「場所も指定で、座れって…?」
この暑いのに時間単位で、と呻いてますけど。
シールドあり…。
2026/08/26 (Wed)
☆現場で応援な人
スッポンタケの棚経の日ですけれども、不可欠なキース君。
熱中症で倒れられたら詰みで、給水スポットを設ける作戦。
ブルー 「君だけだったら、暑さはシールドでオッケー!」
Aブルー「そうなんだけどさ、キース以外のお坊さんも…」
給水スポットの対象なのかい、とソルジャーの困惑顔。
Aブルー「ただでも、マナーは自信無いのに…」
ブルー 「向こうは棚経で暑いわけだし、作法まではさ…」
シロエ 「気にしている余裕が無いんですね?」
ブルー 「自分の作法は、条件反射で完璧だろうけど…」
相手の作法は見ていない筈、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「頂きます、と合掌、深くお辞儀で受け取り!」
マツカ 「渡す方の作法も、合掌なんでしょうか?」
ブルー 「正式にやるなら、マツカの指摘で正解!」
Aブルー「そんなの、無理だし!」
法要の時でもスルーしがちで、とソルジャー、ワタワタ。
Aブルー「もしかしなくても、渡し方にも作法だとか…?」
ブルー 「一般人には、其処まで求めないって!」
シロエ 「つまり、存在するんですね?」
ブルー 「お寺関係者だと、一礼してから手渡し!」
受け取ったのを見たら合掌で、とニッコリ。
ブルー 「相手の合掌とお辞儀にも、合掌とお辞儀!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「大丈夫! 給水スポットだけで充分、応援!」
声掛けも難しかったら、座ってるだけで、とアドバイス。
ブルー 「あちらは暑さでダウン寸前、地獄で仏だしね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ただいま、ドリンク、箱買い!」
ブルー 「お疲れ様! テーブルと椅子もよろしく!」
ぶるぅ 「保冷ボックスも、氷入りだよね!」
ちょっと待ってて、と手早く用意。
ぶるぅ 「はい、コレを持ってって!」
シロエ 「マップもどうぞ!」
ブルー 「頑張ってくれたまえ!」
Aブルー「分かったってば、棚経の準備お願い!」
仕方ないから行って来る、と瞬間移動で消滅。
給水スポット…。
2026/08/27 (Thu)
☆棚経応援中な人
お盆はスッポンタケの棚経、キース君が倒れたら大ピンチ。
スルー確実とあって、熱中症対策でソルジャーが給水要員。
シロエ 「出掛けましたけど、出来るんでしょうか?」
スウェナ「張り紙付きだし、大丈夫だわよ」
マツカ 「棚経中の方が見付けたら、お立ち寄りでしょう」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ もう一人目が来たみたい!」
キースじゃないけど、と料理上手なお子様、サイオン中継。
ぶるぅ 「はい、こんな感じ!」
シロエ 「がぶ飲みですね、何処のお坊さんでしょう?」
ブルー 「座禅の宗派の人だと思うよ」
マツカ 「作法に厳しい宗派ですよね? でも、問題は…」
無さそうです、とマツカ君の分析。
マツカ 「飲んだ残りのボトルを貰って、出発ですし」
シロエ 「お辞儀も合掌も、お坊さんだけでしたね…」
スウェナ「迷惑な人は、座ってただけで、何もしてないわ」
ブルー 「ほらね、一番厳しい宗派の人でも、気にしない」
貰えただけで充分なんだよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「普段だったら、ご自由にと書いてあってもさ…」
シロエ 「スルーなんですか?」
ブルー 「自分から勝手に取りはしないね」
お布施として渡されないと、と解説が。
ブルー 「そんな人でも、置いてあるのを手にする勢い!」
スウェナ「だったら、充分、務まるわねえ…」
シロエ 「あっ、キース先輩とジョミー先輩です!」
マツカ 「目が丸いですけど、即、手に取ってますね…」
やはり地獄で仏らしいです、とマツカ君。
マツカ 「これなら熱中症は回避出来そうですし…」
シロエ 「無事に辿り着いて欲しいですよね」
Aブルー『見世物じゃないから!』
覗き見バレバレ、と飛んで来た思念。
Aブルー『暇があるなら、棚経の準備!』
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「仕方ないねえ、ぶるぅ、サイオン中継よりも…」
ぶるぅ 「お供え用の精進料理、頑張らなくっちゃ!」
みんなも祭壇を用意してね、と消えた中継画面。
残念…。
2026/08/28 (Fri)
☆ギリギリで完成
スッポンタケの棚経の日ですけれども、ソルジャー出動中。
キース君の熱中症対策で、給水スポットを設置して座る人。
ぶるぅ 「んとんと、お膳の支度で、みんなは祭壇!」
シロエ 「花と、お供え物のセッティングですね?」
スウェナ「ササッとやりましょ、もう慣れてるし」
マツカ 「お線香と蝋燭も、準備でしたっけ」
置いてある場所は、とマツカ君も慣れたもの。
マツカ 「和室の奥の棚の下でしたよね?」
ブルー 「ピンポーン! お仏壇を置く趣味は無いしさ…」
シロエ 「それもどうかと思いますけど…」
スウェナ「お坊さんになった切っ掛け、供養なんでしょ?」
おまけに高僧なのに、お仏壇なし、とスウェナちゃんも。
スウェナ「そんな姿勢で許されるわけ?」
ブルー 「お寺の関係者を招待する気も、ゼロだから!」
一同 「「「うーん…」」」
伝説の高僧が聞いて呆れる、と思っても言えない御一同様。
シロエ 「はいはい、分かりました…」
マツカ 「では、お線香とかを取って来ますね」
スウェナ「釈然としないけど、仕方ないわね…」
ブルー 「納得しておくのが吉だと思うよ」
逆らった場合はどうなるやら、と極上の笑み。
ブルー 「もっとも、盾に取れるブツが無いんだけどさ…」
シロエ 「例の仏様は、どうでもいいですしねえ…」
スウェナ「キースと違って、お寺関係も無関係だものね」
ブルー 「そういうこと! 逆らわれたって、どうにも…」
大人しくしてくれていると有難い、と低姿勢。
ブルー 「あっ、あと1時間ほどでキースが来るかな?」
ぶるぅ 「大変、みんな急いで!」
一同 「「「はーい!」」」
準備不足の方が怖いし、とバタバタ用意で、お膳も完成。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ギリギリでセーフ!」
シロエ 「チャイムですよね、ホントにギリギリ…」
キース 「邪魔するぞ!」
ジョミー「暑かった…」
Aブルー「任務完了…!」
もう終了でいいんだよね、と聞いてますけど。
恐らく…。
2026/08/29 (Sat)
☆貫徹すべき精神
お盆はスッポンタケの棚経、キース君とジョミー君が到着。
ギリギリ間に合った祭壇の準備、ソルジャーも一緒に帰還。
Aブルー「キース、早速、棚経、よろしく!」
キース 「承知している。ジョミー、蝋燭と線香だ!」
ジョミー「はいっ!」
オッケーではない辺り、仕込まれている模様。
ジョミー「用意出来ました!」
キース 「皆さん、お座りを」
一同 「「「はいっ!」」」
揃って正座で、始まった読経。
キース 「のうまく さらば たたぎゃた ばろきてぃ…」
一同 (((謎の呪文だ…)))
キース 「おん さんばら さんばら うん…」
一同 (((棚経でしか聞かないヤツ…)))
謎の呪文の後は短い読経と、お念仏でして。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((じきに終わりだ…)))
キース 「南無阿弥陀仏…」
ハハーッと、お辞儀で、ジョミー君も。
キース 「お勤め、お疲れ様でした」
Aブルー「ありがとう! はい、お布施!」
キース 「では、ジョミー、次へ急ぐぞ!」
ジョミー「はいっ!」
僧籍らしくなって来たジョミー君、あくまで「はい!」。
ジョミー「暑いけど、頑張って片付けないとね!」
キース 「片付けるとは、なんと失礼な!」
ジョミー「ご、ごめん! お参り、頑張ろう!」
キース 「よしっ! おい、其処の、あんた!」
行くぞ、とキース君の視線がソルジャーに。
Aブルー「えっ、ぼ、ぼくも!?」
キース 「当然だろうが、まだコース半ばだ!」
Aブルー「で、でもさ…!」
キース 「例年だったら、此処でオサラバだが…」
棚経応援中の身だしな、と突き付ける指。
キース 「何処の宗派のお寺さんも、この猛暑の中をだ…」
ブルー 「頑張っておられるし、残り区間も座ってこそ!」
Aブルー「えええ…! でも、ドリンク…」
ブルー 「お盆の精神を貫徹したまえ! ぶるぅ!」
ドリンク箱買い追加の一声、飛び出すお子様。
やるしか…。
2026/08/30 (Sun)
☆棚経に道連れ
スッポンタケの棚経が無事に終了、次へと急ぐ僧侶が二名。
キース君とジョミー君のコンビですけど、道連れが出そう。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ドリンク箱買い、フルセット!」
ブルー 「ご苦労様。これで準備は出来たし、急ぎたまえ」
キース 「今度こそ行くぞ、ジョミー!」
ジョミー「はいっ!」
法衣の二人が出て行く扉、ソルジャー、呆然とした顔。
キース 「あんた、何をしている!」
Aブルー「ホ、ホントに一緒に行くのかい…?」
キース 「あんたの準備で待った分だけ、出遅れている!」
ブルー 「ほら、急がないと! あっ、そうだ、マップ!」
マップを貰って追加スポットを、と生徒会長、目がマジ。
ブルー 「シロエが作ったマップを、出して欲しいね」
Aブルー「コレだけど…」
ブルー 「キース、もう少しだけ待って貰えるかな?」
キース 「承知した。だが、早くして欲しい」
10分以上の遅刻だしな、とキース君、腕組み。
ブルー 「オッケー。はい、追加の給水スポットは此処!」
ぶるぅ 「テーブルと椅子も持って行ってね!」
キース 「完了したか、では、失礼する! あんたもだ!」
Aブルー「そ、そんな…! 終了時間は、夕方なのに…!」
あんまりすぎる、という悲鳴で、振り返ったキース君。
キース 「これ以上の遅刻は、来年にツケるぞ!」
Aブルー「ちょ、来年もやる羽目に…!?」
キース 「今すぐ俺と出ないのならな!」
Aブルー「行くよ、瞬間移動もセットもので!」
次の檀家さんの最寄りまで一気に、とソルジャーも必死。
キース 「いい心がけだ。ジョミー、一区間、楽になるぞ」
ジョミー「そうだね、助かったあ!」
Aブルー「じゃあ、自転車の所へ急ごう!」
残り区間も頑張って座るから、とソルジャー、お出掛け。
Aブルー「スッポンタケのためだし、頑張ってくる!」
一同 「「「行ってらっしゃーい!」」」
お帰りは直帰コースでいいから、と見送りですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/08/31 (Mon)
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