シャングリラ学園つれづれ語り
☆逃げるしかない人
残暑だろうが新学期でして、週末は生徒会長宅な御一同様。
例によって迷惑な人が来まして、お彼岸の法要を頼んだ件。
キース 「悔しかったら、素行を改めるしかないと思うぞ」
シロエ 「出来るような気がしませんけど…?」
サム 「普通に無理だろ…」
ジョミー「ぼくも賛成…」
ずっと前から、この調子なんだし、とジョミー君も。
ジョミー「それより、早く帰って欲しいよね」
キース 「用が済んだら、サッサと行きやがれ!」
Aブルー「分かったってば、長居してたら不利そうだし…」
ブルー 「例の修行は申し込めなくても、やり方はね…」
いくらでもあるしさ、と生徒会長、ニンマリ。
ブルー 「お彼岸の法要に、条件をつけるとか…」
Aブルー「条件って?」
ブルー 「お念仏は必ず、キースと唱えるとかをね…」
Aブルー「ええっ…」
もしかしなくても全部、と青ざめる人。
Aブルー「キースが、皆さん、ご一緒にと言う分は…」
キース 「十回なんだが、追加しても構わん」
ブルー 「一緒にお唱えする分には、功徳なんだし…」
キース 「俺が唱える時には、唱えて貰って問題無い」
実践してくれれば大いに結構、と繰る数珠レット。
キース 「法要の終わりに長く唱える分までな」
Aブルー「嫌すぎるってば!」
サム 「あそこ、百回を超えていねえか…?」
キース 「軽く超えるな、木魚を叩いての締めの部分で…」
坊主的には大事な所だ、と説明が。
キース 「木魚の節でタイミングは分かるし、充分出来る」
Aブルー「お断りだよ、帰らせて貰う!」
ブルー 「ぶるぅ、お客様のお帰りだよ」
お土産を渡して、と生徒会長、すかさず指示。
ぶるぅ 「オッケー! テイクアウト用、用意してくる!」
キース 「土産を受け取ったら、帰るんだな!」
ブルー 「それが吉だね」
ぶるぅ 「はい、お土産、アイスもつけたよ!」
Aブルー「ありがとう!」
それじゃ帰るから、とパッと姿が消えましたけど。
逃げ足最速…。
2026/09/16 (Wed)
☆お念仏に対する姿勢
残暑が終わる気配も無いまま、週末は涼しい生徒会長宅で。
乱入して来た迷惑な人が、お彼岸の法要を頼んで逃げた件。
シロエ 「帰っちゃいました、逃げ足、速いですよね…」
キース 「ヤバい状況に陥るのは、避けたいだろうしな」
サム 「お念仏が嫌とか、罰当たりすぎるぜ…」
スウェナ「だけど、私たちだって、スルーしてるわよ?」
唱えてる人、誰かいたかしら、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「棚経はもちろん、お彼岸の法要の時とか…」
シロエ 「少なくとも、ぼくはスルーです…」
サム 「俺は立場ってヤツがあるしよ、一応は…」
一同 「「「ええっ!?」」」
いつの間に、と皆の視線がサム君に集中。
ジョミー「サムって、そんなの唱えてたっけ…?」
シロエ 「全く記憶にありませんけど、本当ですか…?」
サム 「みんなの手前、声には出していねえんだけど…」
キース 「口の中でだけ唱和ということだ」
俺の耳にも届かないが、とキース君、満足そうな表情。
キース 「流石、親父のお供を務めるヤツは心がけがいい」
サム 「やっぱ、お唱えしねえとよ…」
ブルー 「気が済まない辺り、ぼくも誇らしいよ」
シロエ 「サム先輩は、会長の直弟子ですしね…」
ジョミー先輩の方はどうなんです、とシロエ君、チラ見。
シロエ 「ジョミー先輩も、お唱えしてるんでしょうか?」
ジョミー「まさか! それじゃブルーの思う壺だし…」
スウェナ「きっちりスルーで、唱えないわけね…」
キース 「あの馬鹿野郎と同じレベルか…」
情けなさ過ぎる、とキース君、フウと溜息。
キース 「俺が思うに、マツカも唱えている組かと…」
マツカ 「それこそ、形だけですけど…」
心の中だけのことですから、と控えめな返事。
マツカ 「皆さん御一緒に、と言われた時だけですし…」
シロエ 「マツカ先輩、素晴らしいです!」
サム 「抜かりねえよな…」
何処かの馬鹿と違ってよ、と感心してますけど。
育ちの違い…。
2026/09/17 (Thu)
☆姿勢が違う理由
残暑続きな中でも新学期、週末は生徒会長宅での御一同様。
エアコンが効いて涼しいですけど、ドサクサに法要が決定。
ブルー 「育ちの違いというヤツだよね」
キース 「家に仏壇があるかどうかの違いは大きいしな」
シロエ 「そういえば、お盆の時に聞きましたっけ…」
スウェナ「棚経に出られない分、先にお参りだったわよね」
ご先祖様に対する姿勢が違いすぎるわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「私たちの場合は、お坊さんとの距離が遠いし…」
ジョミー「家に来ることなんて、絶対に無いしね…」
サム 「俺の家でも、其処は変わらねえぜ?」
キース 「家が建てられた時期にもよるし…」
ご両親の立ち位置でも変わるものだ、とキース君の言。
キース 「長男だとか、姉妹だけだと長女の場合だな」
ブルー 「まだ、それだけだと、確定しないよ?」
キース 「そうだった…。ご両親との同居の有無もある」
一同 「「「あー…」」」
いわゆる実家が他所にあるヤツか、と皆が納得。
サム 「此処の連中、家には両親だけだよな…」
ジョミー「でもさ、マツカも、まさにソレだよ?」
シロエ 「お祖父さんの別荘、よく借りてますけど…」
スウェナ「ご存命な筈よね、多分…」
別荘のお手入れ具合からして、という読み。
スウェナ「お花見とかで出掛ける別荘、庭とかが…」
シロエ 「時々、マイナーチェンジされてますよね…」
サム 「庭木が増えているとか、あるあるだしよ…」
マツカ 「祖父母の趣味が反映されてます」
好みの木とかを植えてみたり、と返った答え。
マツカ 「たまに、庭石の追加などもしますね」
ジョミー「それでも、家でお参りなんだ?」
要らなそうな感じなのに、とジョミー君の疑問。
ジョミー「お仏壇とか、なんであるのさ?」
マツカ 「ご先祖様がいらっしゃいますから…」
キース 「位牌の重複は問題無いぞ」
一同 「「「はあ?」」」
複数あっても構わないのか、と仰天ですけど。
本当に…?
2026/09/18 (Fri)
☆複数でも無問題
残暑が終わらなくても新学期、週末は生徒会長宅ですけど。
ドサクサに来た人が頼んだ法要、お彼岸は拘束決定な面々。
シロエ 「重複してても構わないって、位牌がですか?」
キース 「そうだが?」
スウェナ「嘘でしょ、信じられないわ…」
ジョミー「そんなの、やっていいわけ?」
当事者が混乱しそうだけど、とジョミー君も。
ジョミー「あっちこっちで、お参りされたら困りそうで…」
キース 「では聞くが、歴史上の有名人の場合はどうだ?」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「本拠地以外では、お参り出来ない仕様なのか?」
あちこちに御廟がある人も多いぞ、とキース君の指摘。
キース 「そういった場所で参拝しても、無意味だと?」
一同 「「「あー…」」」
キース 「それと同じで、重複するのは無問題だな」
一同 「「「うーん…」」」
そういう理屈か、と納得するしかない御一同様。
シロエ 「マツカ先輩がお参りする理由、分かりました…」
マツカ 「祖父母の家は別でも、ぼくの家にも…」
サム 「そっちも、豪邸なんだろうなあ…」
ジョミー「マツカだもんね…」
そっちは呼んで貰えないけどさ、とジョミー君、残念そう。
ジョミー「マツカの家でも、そうそう行けないし…」
キース 「何処かの馬鹿さえいなかったらな…」
スウェナ「素行がバレているものねえ…」
マツカ 「祖父母の家の執事も、承知してます」
執事同士は連携が必須ですので、とマツカ君の苦笑。
マツカ 「ぼくも祖父から、それとなく…」
シロエ 「こっちには来させるな、ですね…?」
マツカ 「そうなんです…」
皆さん、ブラックリスト入りでして、と申し訳なさMAX。
マツカ 「なんとお詫びすればいいのか…」
サム 「気にするなって、悪いのはマツカじゃねえよ」
スウェナ「ホントにねえ…」
ジョミー「そうだ、連休は?」
キース 「初日が彼岸の入りだし…」
お彼岸の間では俺は動けん、と呻いてますけど。
四連休…。
2026/09/19 (Sat)
☆連休でも無関係
残暑続きでも新学期、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
ドサクサに来たソルジャー、お彼岸の法要を頼んだわけで。
シロエ 「四連休、キース先輩は無関係でしたか…」
サム 「下手に連休な分、キツそうだぜ…」
ブルー 「間に平日が挟まらないからねえ…」
キース 「…そうなんだ…」
俺にとっては四連休ではない、とキース君の仏頂面。
キース 「四連休どころか、四連勤だ…」
一同 「「「うーん…」」」
キース 「強いて言うなら、五連休カウントの場合…」
シロエ 「土曜日だけが、お彼岸を外れるわけですね…」
とはいえ、きっと遊べないんでしょう、とシロエ君の問い。
シロエ 「例年、お中日に此処に来る分、事前に色々…」
ジョミー「やらされてたよね、土曜だったら確実っぽいよ」
スウェナ「お彼岸の準備に駆り出されるヤツだわねえ…」
キース 「嫌でも強制連行に近いものがあるな…」
世間的には四連休、もしくは五連休なのに、と悔しそう。
キース 「お前たちだけで、楽しんでくれ…」
シロエ 「お気の毒です…」
ジョミー「こう言ってるから、何処かへ行こうか?」
サム 「待てよ、その選択は危険な気がするぜ」
さっき帰ったばかりのヤツが来そうで、とサム君の不安。
サム 「一瞬あったら、湧いて出るのが定番でよ…」
ジョミー「そうだっけ…。帰ったトコだし、今日はさ…」
シロエ 「来ないでしょうけど、明日以降はヤバそうです」
キース 「その辺は任せる」
俺は一切フォローしない、とキース君、キッパリ。
キース 「ヤツが来ようが、俺は墓回向だし…」
シロエ 「無関係どころか、いないわけですね…」
スウェナ「キース不在よ…?」
ババの専門家がいない状態、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「そんな所で、何かあったら…」
サム 「他の誰かにババが回るぜ…」
シロエ 「最悪ですって…」
ジョミー「うーん…」
今の流れだとババは言い出しっぺ、と呻いてますけど。
確かに…。
2026/09/20 (Sun)
☆出掛けたら負け
残暑が続く中での新学期、週末は生徒会長宅で過ごす面々。
お彼岸の法要が決まってしまって、連休の最終日はパアで。
サム 「あいつが来た時、お前、ババを引く気なのかよ」
ジョミー「嫌だって、誰かに回したいって!」
シロエ 「でも、何処かへ行こうという提案はですね…」
スウェナ「ジョミーなのよね、ババを引くべきだわ!」
万一があった場合は、とスウェナちゃんも決め付け。
スウェナ「専門家のキースだって、そう思うでしょ?」
キース 「あえて名前を挙げるとしたら、ジョミーだな…」
ジョミー「ええ……」
サム 「なんだよ、文句あるってか?」
お前が行こうって言ったくせによ、とサム君、ズイッと。
サム 「やる気ねえなら、今の話は無しにしろよな…」
ジョミー「うーん…。せっかくの連休だけどさ…」
キース 「火だるまショーなら、お前も見てるし…」
シロエ 「多分、こなせると思うんですよね…」
カエル袋は楽勝ですし、とシロエ君の笑顔。
シロエ 「踏まれてるだけでいいんですから、簡単です!」
キース 「初心者向けのコースではある」
ジョミー「御免だってば!」
サム 「肝の据わっていねえヤツだぜ…」
たまには経験したっていいのによ、と他人事な言い種。
サム 「連休を有意義に使えるチャンスでよ…」
ジョミー「ぼく以外だけの話じゃない!」
キース 「俺も除外なことを忘れたのか?」
シロエ 「キース先輩の不在が発端ですしね…」
どうするんです、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「普通の週末と同じで、此処で過ごすか…」
サム 「リスクつきでも、出掛けるかだよな…」
ブルー 「その辺は、君たちの好きにしたまえ」
此処に来るなら、ぼくは気にしない、と生徒会長。
ブルー 「君たちの溜まり場なのは、慣れてるしさ…」
ぶるぅ 「食事も、おやつも、全部オッケー!」
ジョミー「じゃあさ、悪いけど、お願い!」
出掛ける話は無かったことに、と撤回ですけど。
やっぱり…。
2026/09/21 (Mon)
☆お布施の使い道
四連休と言うか五連休、初日の土曜から生徒会長宅な面々。
何処かへ出かける予定はズッコケ、普通の週末と全く同じ。
シロエ 「せっかくの連休、何もしないで終わりますね…」
ブルー 「明日は法要だから、ビッグイベントだよ?」
ジョミー「忘れたいから、シロエもノータッチだと思うよ」
シロエ 「それで合ってます…」
明日の話はしないでおきましょう、とシロエ君のオススメ。
シロエ 「ババを引く人はいなくても、法要ですし…」
サム 「嬉しいヤツは皆無だよなあ…」
スウェナ「キースは、お布施を貰ってるけど…」
ジョミー「そういえば、アレって、何処に消えるんだろう」
キースは万年、赤貧なのにさ、とジョミー君の疑問。
ジョミー「アドス和尚に渡してる筈がないしさ…」
ブルー 「ああ、アレね…」
シロエ 「心当たりがあるんですか?」
ブルー 「ぼくが預かって、将来に備えてるんだけど…」
この世界が安泰とは限らないし、と生徒会長の真剣な表情。
ブルー 「万一の時には、シャングリラ号でさ…」
スウェナ「脱出するしかないってこと?」
ブルー 「無いと思いたいけど、分からないしさ…」
サム 「そうだったのかよ…」
だったら馬鹿に出来ねえな、とサム君、肩をブルッと。
サム 「法要、真面目にやらせて貰うぜ…」
シロエ 「ホントですねえ…」
ブルー 「というのは、真っ赤な嘘でさ…」
一同 「「「はあ?」」」
嘘って、と皆の視線が生徒会長に集中。
シロエ 「嘘というのは、何なんです!?」
ブルー 「お布施の受け渡しは、単なるセレモニーで…」
スウェナ「形だけってこと?」
ブルー 「懐に入れたら、キースが詰むしね…」
例の仏様を認めたことになるだろう、という指摘。
ブルー 「ぼくが預かって、後で返却!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「角が立たないように、円満解決!」
一同 「「「あー…」」」
法要だけでタダ働きか、と明かされた舞台裏。
明日もですね…。
2026/09/22 (Tue)
☆早く来すぎた人
やって来ました、連休の最終日は秋分で、お彼岸のお中日。
恒例のスッポンタケの法要、朝から生徒会長宅な御一同様。
シロエ 「おはようございます…」
ジョミー「無駄に、お天気が最高だよね…」
サム 「何の役にも立ってくれねえのによ…」
スウェナ「それを言うなら、連休中、ずっと晴れだったわ」
毎日、無駄に過ごしてたけれど、とスウェナちゃんの嘆き。
スウェナ「下手に動いたら、確実に誰かババでなけりゃ…」
サム 「仕方ねえって、キースがいねえんじゃ…」
ジョミー「ババの専門家が不在は、痛かったわよねえ…」
シロエ 「アレばっかりは、キース先輩にしか…」
務まりませんし、とシロエ君も。
シロエ 「疫病仏だなんて言われていても、プロです…」
サム 「呼び込んだ厄は、自分で片を付けるしよ…」
ジョミー「たまに、誰かに回るピンチもあるけどさ…」
スウェナ「ほぼほぼ、一手引き受けだもの…」
ああなってくると才能の一種だわね、という声が。
スウェナ「厄を呼び込む腕も、招いた厄を始末するのも…」
シロエ 「真似出来る人なんか、いませんって!」
??? 「ぼくも、その点は賛成だよ!」
一同 「「「げっ!!!」」」
早くもソルジャー(会話表記はAブルー)降臨でして。
Aブルー「ご挨拶だねえ、げっ、だなんて…」
サム 「正しい対応だと、俺は思うぜ」
シロエ 「なんだって、こんなに早く来るんです!」
ジョミー「まだ朝の内だよ、いつも遅いのに…」
遅刻ギリギリで来るのが定番で、とジョミー君。
ジョミー「朝御飯は出ないよ、みんな済ませてるし!」
サム 「コンビニでパンでも買って来いよな!」
Aブルー「ぶるぅは、どうかな?」
コンビニに行けって言うわけ、と太々しい発言。
Aブルー「今の時期だと、オススメのパンは?」
ぶるぅ 「パン屋さんに行ったら、秋の新作一杯だよ!」
Aブルー「ええっ…!?」
何か作ってくれないのかい、と慌ててますけど。
パン屋さん…?
2026/09/23 (Wed)
☆朝食が目当ての人
スッポンタケの法要の日で、朝から生徒会長宅な御一同様。
いつもより早くソルジャーが来まして、朝食を要求でして。
ぶるぅ 「んとんと…。作ってもいいけど、普通だよ?」
Aブルー「普通って?」
ぶるぅ 「ホットケーキとか、トーストとサラダとか…」
サム 「和風のメニューもいける筈だぜ?」
鮭と味噌汁とか、卵焼きとか、とサム君の素朴な疑問。
サム 「ぶるぅだったら、楽勝だよなあ?」
ぶるぅ 「うんっ! でもでも、パン屋さんには…」
シロエ 「勝てないんですか?」
ぶるぅ 「今からパン生地から作って、間に合う?」
朝御飯用には、絶対に無理、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「だけど、パン屋さんは朝が早くて、品揃えが…」
一同 「「「あー…」」」
朝一番に店を開けたら、既に色々、と納得の事情。
ぶるぅ 「秋の新作だから、栗のとか、サツマイモとか…」
ジョミー「サンドイッチ類だって、充実してるよね?」
スウェナ「ローストビーフに、海老に、選び放題よね…」
シロエ 「卵サンドにしたって、種類が豊富でしたっけ」
ふわふわ厚焼き玉子とか、とシロエ君も。
ぶるぅ 「でしょでしょ、パンのビュッフェスタイル!」
ブルー 「そうそう、この先の角の店だと、カフェがさ…」
シロエ 「併設ですよね、選んだパンが食べられる仕様で」
スウェナ「あそこ、紅茶とコーヒー、おかわり自由よ?」
モーニングセットもあった筈よね、とスウェナちゃん。
スウェナ「グルメ情報でも、有名だし…」
サム 「そっち行った方が、いいんでねえの?」
Aブルー「なるほど、リッチな朝御飯なんだ?」
パン屋さんでも、とソルジャー、目が窓の外へ。
Aブルー「だったら食べに行って来るから、準備お願い!」
一同 「「「はいっ!」」」
Aブルー「こっちで朝食で、正解だったよ!」
ぶるぅ 「楽しんで来てね!」
Aブルー「もっちろーん!」
パン屋さんで朝御飯、と嬉しそうに外出ですけど。
朝食狙い…。
2026/09/24 (Thu)
☆朝食が嫌だった人
お彼岸のお中日はスッポンタケの法要、生徒会長宅な面々。
早々に現れたソルジャー、朝食目当てでパン屋さんへ外出。
シロエ 「何だったんでしょう、あの人は…」
サム 「朝飯狙いはガチだけどよ、珍しいよなあ…」
ジョミー「ホントにね…。向こうで何かあったのかな?」
スウェナ「朝御飯メニューが嫌だっただけでしょ?」
ただでも食事が嫌いなんだし、とスウェナちゃんの言。
スウェナ「栄養剤で済ませたいくらいに、苦手な筈よ?」
シロエ 「こっちで見てると、嘘じゃないかと思えますよ」
サム 「たらふく食って、食いまくるんだしよ…」
ぶるぅ 「仕方ないよね、食材も全く違うらしいもん!」
お酒だってメインは合成でしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「香りづけにブランデーとか、絶対ないしね!」
ジョミー「あったとしても、合成酒じゃね…」
サム 「元の素材が美味くなけりゃよ、ひでえ味かも…」
シロエ 「朝食とかだと、手抜きもありそうですし…」
みんな嫌でも食べる時間帯です、とシロエ君の指摘。
シロエ 「夜勤明けでも、これから仕事でも、朝食ですよ」
サム 「腹が減っては戦が出来ぬ、って言うしなあ…」
ジョミー「今朝のは、特に手抜きだったとか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ただいま、とソルジャーの御帰還。
Aブルー「モーニングセット、美味しかったよ!」
シロエ 「早すぎませんか…?」
Aブルー「朝は早食いの癖がついててさ…」
ノルディが連れてくれるトコとかは別、と威張り返る人。
Aブルー「のんびり優雅に食べる場合は、しっかり!」
ジョミー「パン屋さんじゃ、ダメって?」
Aブルー「出勤前の人もいるしさ…」
雰囲気イマイチ、と贅沢な言い分。
Aブルー「もっとも、焦げたパンを食べるよりはさ…」
シロエ 「焦げてたんですか?」
Aブルー「オーブンの設定ミスで黒焦げ!」
一同 「「「あー…」」」
それは嫌すぎるかも、と納得の朝食逃亡ですけど。
黒焦げ…。
2026/09/25 (Fri)
☆黒焦げでも朝食用
スッポンタケの法要の日ですけれども、早々にソルジャー。
朝食を希望で行って来た先が、パン屋さんでのモーニング。
ぶるぅ 「黒焦げのパンって、トーストじゃないよね?」
Aブルー「トーストだったら、まだしもマシだよ」
ジョミー「食パンが丸ごと黒焦げ的な?」
Aブルー「そう! オーブンで纏めて焼くから、どれも…」
真っ黒焦げの外側で、中身も、それなり、という説明。
Aブルー「焼き直して出せるような、余裕は無い船だしさ」
シロエ 「一日当たりの食材の使用量、上限アリですね?」
Aブルー「でないと、食糧不足に陥るだろう?」
一同 「「「うーん…」」」
黒焦げの食パンでも、我慢するしか、と厳しい食糧事情。
Aブルー「逃げて来たのも、これで分かるだろう?」
サム 「他の面子が食っているのに、贅沢でねえの?」
Aブルー「その点だったら、きちんと言い訳!」
一同 「「「言い訳?」」」
逃亡のための口実だろう、と誰もが心でツッコミ。
Aブルー「食欲が無いから、誰かのおかわり用に提供!」
シロエ 「トップに立つ人の鑑っぽいですけど…」
スウェナ「食事嫌いはバレているのよね?」
Aブルー「みんな承知してるし、暗黙の了解!」
逃げたな、と思っていたって追って来ない、と太々しい人。
Aブルー「ところで、お彼岸の準備は出来たのかい?」
シロエ 「まだですから、急ぎます!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳、作って来る!」
ジョミー「用意が出来ていないと、キースもキレるしね…」
仕方ないか、と準備していく法要用の祭壇。
スウェナ「花は、この辺で良かったかしら?」
サム 「バッチリだぜ!」
ぶるぅ 「お膳も出来たよ、持って行くね!」
ちゃんと精進料理だもん、と出来上がっているお膳。
シロエ 「流石です!」
Aブルー「そういえば、キースの朝食、精進なのかな?」
サム 「言われりゃ、そうかもなあ…」
俺は聞いてみたことねえけど、と首を傾げてますけど。
精進…?
2026/09/26 (Sat)
☆気になるメニュー
スッポンタケの法要の日でして、準備も出来て副住職待ち。
ソルジャーを見舞った朝食事件から、キース君の朝が話題。
Aブルー「アドス和尚って、うるさいんだろう?」
シロエ 「そう聞いてますね、カレーにも制限だそうで」
Aブルー「カレーかい?」
シロエ 「肉はともかく、匂いが強いので日を限ると…」
言ってましたよ、とシロエ君の証言。
シロエ 「ですから、お彼岸の間は朝食が精進料理でも…」
サム 「ありそうだよなあ、お盆の間はそうだしよ…」
スウェナ「実際の所は、どうなのかしら?」
ぶるぅ 「あっ、キースだ! 来たから、聞けば?」
連れて来るね、と玄関の方へ跳ねてゆくお子様。
ぶるぅ 「はい、キース着いたよ、質問は?」
キース 「はあ?」
ぶるぅ 「朝御飯のメニューを、聞きたいんだって!」
キース 「後にしやがれ! 着替えて来る!」
部屋を借りるぞ、と慣れた様子で法衣鞄を持ってスタスタ。
Aブルー「法要の後になるのかな…」
ジョミー「法話もあるしさ…」
一同 「「「うーん…」」」
キース 「戻った! 質問の件は、法要の後にする!」
正座するんだな、とピシャリ。
一同 「「「はーい…」」」
キース 「では、始める」
ハハーッと一礼、恭しく香炉を掲げて法要スタート。
キース 「願我~心浄~如~香炉~…」
一同 (((始まった…)))
キース 「十法世界~常~住~仏~…」
一同 (((長いんだよな…)))
四十分くらいかかるんだっけ、と正座するしかない実情。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((やっと終わりだ…)))
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
鐘と木魚を連打で、お念仏三昧で終了なのが法要。
キース 「南無阿弥陀仏…。よく、お勤めでした」
Aブルー「待ってました!」
キース 「なんだと!?」
Aブルー「法話だってば!」
朝御飯事情が聞けるんだろう、と乗り出してますけど。
法話で…?
2026/09/27 (Sun)
☆アドリブで朝食話
スッポンタケの法要、読経が終わって法話の時間ですけど。
朝食メニューが気になるソルジャー、すかさず突進でして。
キース 「後にするとは言ったが、何故、今なんだ!?」
Aブルー「だってさ、法話は話題が幅広いんだろう?」
キース 「ネタを用意しているのと、アドリブでは…」
Aブルー「違いすぎるから、無理だってこと?」
抹香臭い法話しか出来ないわけ、とソルジャーのツッコミ。
Aブルー「それじゃ聞くけど、法話のプロの人の場合は?」
キース 「うっ…!」
Aブルー「いきなり、朝御飯を振られても、出来るんだ?」
ブルー 「そういうことだね、プロの布教師だと当然!」
前に話題だった、上級者向けの修行の講師とか、という声。
ブルー 「あの手の人だと、アドリブも出来てこそでさ…」
シロエ 「キース先輩のスキル不足ってことですか?」
ブルー 「ズバリ言うなら、そうなるね」
キース 「余計なことを…!」
俺は布教師の勉強はしていないのに、とキース君の呻き。
キース 「法話が初っ端から台無しになったぞ!」
ブルー 「いいのかい? 怒ると、戒律破りだけど?」
キース 「ぐっ…!」
サム 「そういや、怒らねえってえの、あるよなあ…」
坊主の心得の一つだった筈だぜ、と僧籍な人も。
サム 「なんとかしろよな、朝飯でよ…」
キース 「努力しよう…。少し質問しても構わないか?」
Aブルー「もちろんだよ!」
キース 「俺の朝食メニューを知りたい理由とは、何だ?」
答え次第で考えることにする、と繰る本式の長い数珠。
Aブルー「精進料理か、そうでないかが気になってさ…」
キース 「なるほどな…。しかし、朝飯?」
今まで聞かれたことは無いが、と副住職が傾げる首。
キース 「お彼岸の間は、俺の家では精進料理ではある」
Aブルー「やっぱり、そうなんだ? 実はさ…」
キース 「精進の朝飯を、見習いたいのか?」
実践するならメニューを教えよう、と乗り気ですけど。
朝御飯…。
2026/09/28 (Mon)
☆食パンはアウト
スッポンタケの法要の法話タイムに、キース君の朝食の話。
ソルジャーのリクエストでして、アドリブで法話な副住職。
キース 「お彼岸の間、精進料理にするのは功徳が積める」
サム 「いいじゃねえかよ、法話らしくなって来たぜ」
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
キース 「ちなみに、精進の味噌汁、ナスの田楽などで…」
卵焼きだの鮭だのは、全く出ない、と朝食メニュー。
キース 「パンが食いたくなっても、俺の家ではアウトだ」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「本当の話で、トーストなどは、厳禁だな」
Aブルー「えっと…? ぼくは、ハムエッグだったけど?」
モーニングセットを食べて来たしね、とソルジャーの困惑。
Aブルー「ハムと卵は分かるけれどさ、トーストって…?」
ジョミー「ぼくにも謎だよ、マーマレードがダメなわけ?」
キース 「違うな、バターの素材は牛乳になるし…」
シロエ 「まさか、マーガリンでないと、ダメなんですか」
動物性たんぱく質がアウトと見ました、とシロエ君の読み。
キース 「それで正解だ」
一同 「「「ええっ…」」」
Aブルー「じゃあさ、ぼくの船で出た、黒焦げのパンも…」
キース 「黒焦げの事情は知らんが、材料による」
植物由来のパンだったらいける、と副住職。
キース 「お釈迦様の時代は、ヨーグルトもいけたが…」
一同 「「「マジで!?」」」
キース 「お亡くなりになった理由が、豚カツだしな…」
一同 「「「あー…」」」
聞いた覚えがあるような、と記憶にあるらしい豚カツ話。
キース 「お経にも説かれているが、柔らか豚で…」
サム 「食あたりだっけな…」
今はバターもアウトなのかよ、とサム君もショック。
サム 「お前の家だけ、厳しいって…?」
キース 「真面目な方だと、お供えに洋菓子を避けるぞ」
一同 「「「はあ?」」」
キース 「常識だ!」
洋菓子はバター多めだろうが、と言ってますけど。
そういえば…。
2026/09/29 (Tue)
☆アドリブで成功
スッポンタケの法要の法話タイムですけど、話題が朝食で。
キース君の家は精進料理で、食パンもバターでアウトとか。
サム 「お供えに洋菓子、ダメだったのかよ…」
キース 「知らない人の方が多いし、普通に来るがな…」
シロエ 「そうでしょうねえ、和菓子オンリーでは…」
キース 「羊羹とかの類ばかりでは、変化に乏しいし…」
大勢が集まる法要で供える分だと、かぶる恐れが、とマジ。
キース 「参列して下さった方にも、お返しで渡すからな」
ジョミー「全部、羊羹とか最中だったら、ショックだよね」
キース 「檀家さんに聞いた話では、品選びが大変で…」
スウェナ「ギフトカタログってわけにも、いかないわね…」
法要で供える以上は、御本尊様にもでしょ、という質問。
スウェナ「此処では、誰も供えてないけど…」
キース 「もちろん、御本尊様に供えて、お下げして…」
サム 「後は、住職と家族用な…」
キース 「多すぎた場合は、法要の前のお茶菓子にするぞ」
日持ちする菓子だと有難い、と繰る本式の数珠。
キース 「正直に言えば、俺もバター禁止は厳しいと…」
Aブルー「和菓子だってさ、バター、入ってる気が…」
ぶるぅ 「そだね、皮とかに入れたら、美味しいもんね!」
キース 「どら焼きの類は、要注意らしい」
バターを控える檀家さんの話では、と現場の証言。
キース 「とはいえ、世につれで、黙認だな」
シロエ 「お断りも出来ませんしね…」
キース 「御本尊様も、お許し下さる」
サム 「阿弥陀様は懐が広いらしいしよ…」
要は、お念仏の心が大事なんだよな、と僧籍な人。
サム 「何が供えてあっても、お念仏でよ…」
キース 「全て許して頂けて、お浄土へお迎え下さる」
ブルー 「お見事! アドリブで法話、上手く出来たね!」
Aブルー「スッポンタケも喜ぶよ!」
キース 「なんとかなった…。今後も、この勢いで…」
俺の面子を保ちたい、と合掌ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/09/30 (Wed)
残暑だろうが新学期でして、週末は生徒会長宅な御一同様。
例によって迷惑な人が来まして、お彼岸の法要を頼んだ件。
キース 「悔しかったら、素行を改めるしかないと思うぞ」
シロエ 「出来るような気がしませんけど…?」
サム 「普通に無理だろ…」
ジョミー「ぼくも賛成…」
ずっと前から、この調子なんだし、とジョミー君も。
ジョミー「それより、早く帰って欲しいよね」
キース 「用が済んだら、サッサと行きやがれ!」
Aブルー「分かったってば、長居してたら不利そうだし…」
ブルー 「例の修行は申し込めなくても、やり方はね…」
いくらでもあるしさ、と生徒会長、ニンマリ。
ブルー 「お彼岸の法要に、条件をつけるとか…」
Aブルー「条件って?」
ブルー 「お念仏は必ず、キースと唱えるとかをね…」
Aブルー「ええっ…」
もしかしなくても全部、と青ざめる人。
Aブルー「キースが、皆さん、ご一緒にと言う分は…」
キース 「十回なんだが、追加しても構わん」
ブルー 「一緒にお唱えする分には、功徳なんだし…」
キース 「俺が唱える時には、唱えて貰って問題無い」
実践してくれれば大いに結構、と繰る数珠レット。
キース 「法要の終わりに長く唱える分までな」
Aブルー「嫌すぎるってば!」
サム 「あそこ、百回を超えていねえか…?」
キース 「軽く超えるな、木魚を叩いての締めの部分で…」
坊主的には大事な所だ、と説明が。
キース 「木魚の節でタイミングは分かるし、充分出来る」
Aブルー「お断りだよ、帰らせて貰う!」
ブルー 「ぶるぅ、お客様のお帰りだよ」
お土産を渡して、と生徒会長、すかさず指示。
ぶるぅ 「オッケー! テイクアウト用、用意してくる!」
キース 「土産を受け取ったら、帰るんだな!」
ブルー 「それが吉だね」
ぶるぅ 「はい、お土産、アイスもつけたよ!」
Aブルー「ありがとう!」
それじゃ帰るから、とパッと姿が消えましたけど。
逃げ足最速…。
2026/09/16 (Wed)
☆お念仏に対する姿勢
残暑が終わる気配も無いまま、週末は涼しい生徒会長宅で。
乱入して来た迷惑な人が、お彼岸の法要を頼んで逃げた件。
シロエ 「帰っちゃいました、逃げ足、速いですよね…」
キース 「ヤバい状況に陥るのは、避けたいだろうしな」
サム 「お念仏が嫌とか、罰当たりすぎるぜ…」
スウェナ「だけど、私たちだって、スルーしてるわよ?」
唱えてる人、誰かいたかしら、とスウェナちゃんの問い。
スウェナ「棚経はもちろん、お彼岸の法要の時とか…」
シロエ 「少なくとも、ぼくはスルーです…」
サム 「俺は立場ってヤツがあるしよ、一応は…」
一同 「「「ええっ!?」」」
いつの間に、と皆の視線がサム君に集中。
ジョミー「サムって、そんなの唱えてたっけ…?」
シロエ 「全く記憶にありませんけど、本当ですか…?」
サム 「みんなの手前、声には出していねえんだけど…」
キース 「口の中でだけ唱和ということだ」
俺の耳にも届かないが、とキース君、満足そうな表情。
キース 「流石、親父のお供を務めるヤツは心がけがいい」
サム 「やっぱ、お唱えしねえとよ…」
ブルー 「気が済まない辺り、ぼくも誇らしいよ」
シロエ 「サム先輩は、会長の直弟子ですしね…」
ジョミー先輩の方はどうなんです、とシロエ君、チラ見。
シロエ 「ジョミー先輩も、お唱えしてるんでしょうか?」
ジョミー「まさか! それじゃブルーの思う壺だし…」
スウェナ「きっちりスルーで、唱えないわけね…」
キース 「あの馬鹿野郎と同じレベルか…」
情けなさ過ぎる、とキース君、フウと溜息。
キース 「俺が思うに、マツカも唱えている組かと…」
マツカ 「それこそ、形だけですけど…」
心の中だけのことですから、と控えめな返事。
マツカ 「皆さん御一緒に、と言われた時だけですし…」
シロエ 「マツカ先輩、素晴らしいです!」
サム 「抜かりねえよな…」
何処かの馬鹿と違ってよ、と感心してますけど。
育ちの違い…。
2026/09/17 (Thu)
☆姿勢が違う理由
残暑続きな中でも新学期、週末は生徒会長宅での御一同様。
エアコンが効いて涼しいですけど、ドサクサに法要が決定。
ブルー 「育ちの違いというヤツだよね」
キース 「家に仏壇があるかどうかの違いは大きいしな」
シロエ 「そういえば、お盆の時に聞きましたっけ…」
スウェナ「棚経に出られない分、先にお参りだったわよね」
ご先祖様に対する姿勢が違いすぎるわ、とスウェナちゃん。
スウェナ「私たちの場合は、お坊さんとの距離が遠いし…」
ジョミー「家に来ることなんて、絶対に無いしね…」
サム 「俺の家でも、其処は変わらねえぜ?」
キース 「家が建てられた時期にもよるし…」
ご両親の立ち位置でも変わるものだ、とキース君の言。
キース 「長男だとか、姉妹だけだと長女の場合だな」
ブルー 「まだ、それだけだと、確定しないよ?」
キース 「そうだった…。ご両親との同居の有無もある」
一同 「「「あー…」」」
いわゆる実家が他所にあるヤツか、と皆が納得。
サム 「此処の連中、家には両親だけだよな…」
ジョミー「でもさ、マツカも、まさにソレだよ?」
シロエ 「お祖父さんの別荘、よく借りてますけど…」
スウェナ「ご存命な筈よね、多分…」
別荘のお手入れ具合からして、という読み。
スウェナ「お花見とかで出掛ける別荘、庭とかが…」
シロエ 「時々、マイナーチェンジされてますよね…」
サム 「庭木が増えているとか、あるあるだしよ…」
マツカ 「祖父母の趣味が反映されてます」
好みの木とかを植えてみたり、と返った答え。
マツカ 「たまに、庭石の追加などもしますね」
ジョミー「それでも、家でお参りなんだ?」
要らなそうな感じなのに、とジョミー君の疑問。
ジョミー「お仏壇とか、なんであるのさ?」
マツカ 「ご先祖様がいらっしゃいますから…」
キース 「位牌の重複は問題無いぞ」
一同 「「「はあ?」」」
複数あっても構わないのか、と仰天ですけど。
本当に…?
2026/09/18 (Fri)
☆複数でも無問題
残暑が終わらなくても新学期、週末は生徒会長宅ですけど。
ドサクサに来た人が頼んだ法要、お彼岸は拘束決定な面々。
シロエ 「重複してても構わないって、位牌がですか?」
キース 「そうだが?」
スウェナ「嘘でしょ、信じられないわ…」
ジョミー「そんなの、やっていいわけ?」
当事者が混乱しそうだけど、とジョミー君も。
ジョミー「あっちこっちで、お参りされたら困りそうで…」
キース 「では聞くが、歴史上の有名人の場合はどうだ?」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「本拠地以外では、お参り出来ない仕様なのか?」
あちこちに御廟がある人も多いぞ、とキース君の指摘。
キース 「そういった場所で参拝しても、無意味だと?」
一同 「「「あー…」」」
キース 「それと同じで、重複するのは無問題だな」
一同 「「「うーん…」」」
そういう理屈か、と納得するしかない御一同様。
シロエ 「マツカ先輩がお参りする理由、分かりました…」
マツカ 「祖父母の家は別でも、ぼくの家にも…」
サム 「そっちも、豪邸なんだろうなあ…」
ジョミー「マツカだもんね…」
そっちは呼んで貰えないけどさ、とジョミー君、残念そう。
ジョミー「マツカの家でも、そうそう行けないし…」
キース 「何処かの馬鹿さえいなかったらな…」
スウェナ「素行がバレているものねえ…」
マツカ 「祖父母の家の執事も、承知してます」
執事同士は連携が必須ですので、とマツカ君の苦笑。
マツカ 「ぼくも祖父から、それとなく…」
シロエ 「こっちには来させるな、ですね…?」
マツカ 「そうなんです…」
皆さん、ブラックリスト入りでして、と申し訳なさMAX。
マツカ 「なんとお詫びすればいいのか…」
サム 「気にするなって、悪いのはマツカじゃねえよ」
スウェナ「ホントにねえ…」
ジョミー「そうだ、連休は?」
キース 「初日が彼岸の入りだし…」
お彼岸の間では俺は動けん、と呻いてますけど。
四連休…。
2026/09/19 (Sat)
☆連休でも無関係
残暑続きでも新学期、週末は涼しい生徒会長宅な御一同様。
ドサクサに来たソルジャー、お彼岸の法要を頼んだわけで。
シロエ 「四連休、キース先輩は無関係でしたか…」
サム 「下手に連休な分、キツそうだぜ…」
ブルー 「間に平日が挟まらないからねえ…」
キース 「…そうなんだ…」
俺にとっては四連休ではない、とキース君の仏頂面。
キース 「四連休どころか、四連勤だ…」
一同 「「「うーん…」」」
キース 「強いて言うなら、五連休カウントの場合…」
シロエ 「土曜日だけが、お彼岸を外れるわけですね…」
とはいえ、きっと遊べないんでしょう、とシロエ君の問い。
シロエ 「例年、お中日に此処に来る分、事前に色々…」
ジョミー「やらされてたよね、土曜だったら確実っぽいよ」
スウェナ「お彼岸の準備に駆り出されるヤツだわねえ…」
キース 「嫌でも強制連行に近いものがあるな…」
世間的には四連休、もしくは五連休なのに、と悔しそう。
キース 「お前たちだけで、楽しんでくれ…」
シロエ 「お気の毒です…」
ジョミー「こう言ってるから、何処かへ行こうか?」
サム 「待てよ、その選択は危険な気がするぜ」
さっき帰ったばかりのヤツが来そうで、とサム君の不安。
サム 「一瞬あったら、湧いて出るのが定番でよ…」
ジョミー「そうだっけ…。帰ったトコだし、今日はさ…」
シロエ 「来ないでしょうけど、明日以降はヤバそうです」
キース 「その辺は任せる」
俺は一切フォローしない、とキース君、キッパリ。
キース 「ヤツが来ようが、俺は墓回向だし…」
シロエ 「無関係どころか、いないわけですね…」
スウェナ「キース不在よ…?」
ババの専門家がいない状態、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「そんな所で、何かあったら…」
サム 「他の誰かにババが回るぜ…」
シロエ 「最悪ですって…」
ジョミー「うーん…」
今の流れだとババは言い出しっぺ、と呻いてますけど。
確かに…。
2026/09/20 (Sun)
☆出掛けたら負け
残暑が続く中での新学期、週末は生徒会長宅で過ごす面々。
お彼岸の法要が決まってしまって、連休の最終日はパアで。
サム 「あいつが来た時、お前、ババを引く気なのかよ」
ジョミー「嫌だって、誰かに回したいって!」
シロエ 「でも、何処かへ行こうという提案はですね…」
スウェナ「ジョミーなのよね、ババを引くべきだわ!」
万一があった場合は、とスウェナちゃんも決め付け。
スウェナ「専門家のキースだって、そう思うでしょ?」
キース 「あえて名前を挙げるとしたら、ジョミーだな…」
ジョミー「ええ……」
サム 「なんだよ、文句あるってか?」
お前が行こうって言ったくせによ、とサム君、ズイッと。
サム 「やる気ねえなら、今の話は無しにしろよな…」
ジョミー「うーん…。せっかくの連休だけどさ…」
キース 「火だるまショーなら、お前も見てるし…」
シロエ 「多分、こなせると思うんですよね…」
カエル袋は楽勝ですし、とシロエ君の笑顔。
シロエ 「踏まれてるだけでいいんですから、簡単です!」
キース 「初心者向けのコースではある」
ジョミー「御免だってば!」
サム 「肝の据わっていねえヤツだぜ…」
たまには経験したっていいのによ、と他人事な言い種。
サム 「連休を有意義に使えるチャンスでよ…」
ジョミー「ぼく以外だけの話じゃない!」
キース 「俺も除外なことを忘れたのか?」
シロエ 「キース先輩の不在が発端ですしね…」
どうするんです、とシロエ君が傾げる首。
シロエ 「普通の週末と同じで、此処で過ごすか…」
サム 「リスクつきでも、出掛けるかだよな…」
ブルー 「その辺は、君たちの好きにしたまえ」
此処に来るなら、ぼくは気にしない、と生徒会長。
ブルー 「君たちの溜まり場なのは、慣れてるしさ…」
ぶるぅ 「食事も、おやつも、全部オッケー!」
ジョミー「じゃあさ、悪いけど、お願い!」
出掛ける話は無かったことに、と撤回ですけど。
やっぱり…。
2026/09/21 (Mon)
☆お布施の使い道
四連休と言うか五連休、初日の土曜から生徒会長宅な面々。
何処かへ出かける予定はズッコケ、普通の週末と全く同じ。
シロエ 「せっかくの連休、何もしないで終わりますね…」
ブルー 「明日は法要だから、ビッグイベントだよ?」
ジョミー「忘れたいから、シロエもノータッチだと思うよ」
シロエ 「それで合ってます…」
明日の話はしないでおきましょう、とシロエ君のオススメ。
シロエ 「ババを引く人はいなくても、法要ですし…」
サム 「嬉しいヤツは皆無だよなあ…」
スウェナ「キースは、お布施を貰ってるけど…」
ジョミー「そういえば、アレって、何処に消えるんだろう」
キースは万年、赤貧なのにさ、とジョミー君の疑問。
ジョミー「アドス和尚に渡してる筈がないしさ…」
ブルー 「ああ、アレね…」
シロエ 「心当たりがあるんですか?」
ブルー 「ぼくが預かって、将来に備えてるんだけど…」
この世界が安泰とは限らないし、と生徒会長の真剣な表情。
ブルー 「万一の時には、シャングリラ号でさ…」
スウェナ「脱出するしかないってこと?」
ブルー 「無いと思いたいけど、分からないしさ…」
サム 「そうだったのかよ…」
だったら馬鹿に出来ねえな、とサム君、肩をブルッと。
サム 「法要、真面目にやらせて貰うぜ…」
シロエ 「ホントですねえ…」
ブルー 「というのは、真っ赤な嘘でさ…」
一同 「「「はあ?」」」
嘘って、と皆の視線が生徒会長に集中。
シロエ 「嘘というのは、何なんです!?」
ブルー 「お布施の受け渡しは、単なるセレモニーで…」
スウェナ「形だけってこと?」
ブルー 「懐に入れたら、キースが詰むしね…」
例の仏様を認めたことになるだろう、という指摘。
ブルー 「ぼくが預かって、後で返却!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「角が立たないように、円満解決!」
一同 「「「あー…」」」
法要だけでタダ働きか、と明かされた舞台裏。
明日もですね…。
2026/09/22 (Tue)
☆早く来すぎた人
やって来ました、連休の最終日は秋分で、お彼岸のお中日。
恒例のスッポンタケの法要、朝から生徒会長宅な御一同様。
シロエ 「おはようございます…」
ジョミー「無駄に、お天気が最高だよね…」
サム 「何の役にも立ってくれねえのによ…」
スウェナ「それを言うなら、連休中、ずっと晴れだったわ」
毎日、無駄に過ごしてたけれど、とスウェナちゃんの嘆き。
スウェナ「下手に動いたら、確実に誰かババでなけりゃ…」
サム 「仕方ねえって、キースがいねえんじゃ…」
ジョミー「ババの専門家が不在は、痛かったわよねえ…」
シロエ 「アレばっかりは、キース先輩にしか…」
務まりませんし、とシロエ君も。
シロエ 「疫病仏だなんて言われていても、プロです…」
サム 「呼び込んだ厄は、自分で片を付けるしよ…」
ジョミー「たまに、誰かに回るピンチもあるけどさ…」
スウェナ「ほぼほぼ、一手引き受けだもの…」
ああなってくると才能の一種だわね、という声が。
スウェナ「厄を呼び込む腕も、招いた厄を始末するのも…」
シロエ 「真似出来る人なんか、いませんって!」
??? 「ぼくも、その点は賛成だよ!」
一同 「「「げっ!!!」」」
早くもソルジャー(会話表記はAブルー)降臨でして。
Aブルー「ご挨拶だねえ、げっ、だなんて…」
サム 「正しい対応だと、俺は思うぜ」
シロエ 「なんだって、こんなに早く来るんです!」
ジョミー「まだ朝の内だよ、いつも遅いのに…」
遅刻ギリギリで来るのが定番で、とジョミー君。
ジョミー「朝御飯は出ないよ、みんな済ませてるし!」
サム 「コンビニでパンでも買って来いよな!」
Aブルー「ぶるぅは、どうかな?」
コンビニに行けって言うわけ、と太々しい発言。
Aブルー「今の時期だと、オススメのパンは?」
ぶるぅ 「パン屋さんに行ったら、秋の新作一杯だよ!」
Aブルー「ええっ…!?」
何か作ってくれないのかい、と慌ててますけど。
パン屋さん…?
2026/09/23 (Wed)
☆朝食が目当ての人
スッポンタケの法要の日で、朝から生徒会長宅な御一同様。
いつもより早くソルジャーが来まして、朝食を要求でして。
ぶるぅ 「んとんと…。作ってもいいけど、普通だよ?」
Aブルー「普通って?」
ぶるぅ 「ホットケーキとか、トーストとサラダとか…」
サム 「和風のメニューもいける筈だぜ?」
鮭と味噌汁とか、卵焼きとか、とサム君の素朴な疑問。
サム 「ぶるぅだったら、楽勝だよなあ?」
ぶるぅ 「うんっ! でもでも、パン屋さんには…」
シロエ 「勝てないんですか?」
ぶるぅ 「今からパン生地から作って、間に合う?」
朝御飯用には、絶対に無理、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「だけど、パン屋さんは朝が早くて、品揃えが…」
一同 「「「あー…」」」
朝一番に店を開けたら、既に色々、と納得の事情。
ぶるぅ 「秋の新作だから、栗のとか、サツマイモとか…」
ジョミー「サンドイッチ類だって、充実してるよね?」
スウェナ「ローストビーフに、海老に、選び放題よね…」
シロエ 「卵サンドにしたって、種類が豊富でしたっけ」
ふわふわ厚焼き玉子とか、とシロエ君も。
ぶるぅ 「でしょでしょ、パンのビュッフェスタイル!」
ブルー 「そうそう、この先の角の店だと、カフェがさ…」
シロエ 「併設ですよね、選んだパンが食べられる仕様で」
スウェナ「あそこ、紅茶とコーヒー、おかわり自由よ?」
モーニングセットもあった筈よね、とスウェナちゃん。
スウェナ「グルメ情報でも、有名だし…」
サム 「そっち行った方が、いいんでねえの?」
Aブルー「なるほど、リッチな朝御飯なんだ?」
パン屋さんでも、とソルジャー、目が窓の外へ。
Aブルー「だったら食べに行って来るから、準備お願い!」
一同 「「「はいっ!」」」
Aブルー「こっちで朝食で、正解だったよ!」
ぶるぅ 「楽しんで来てね!」
Aブルー「もっちろーん!」
パン屋さんで朝御飯、と嬉しそうに外出ですけど。
朝食狙い…。
2026/09/24 (Thu)
☆朝食が嫌だった人
お彼岸のお中日はスッポンタケの法要、生徒会長宅な面々。
早々に現れたソルジャー、朝食目当てでパン屋さんへ外出。
シロエ 「何だったんでしょう、あの人は…」
サム 「朝飯狙いはガチだけどよ、珍しいよなあ…」
ジョミー「ホントにね…。向こうで何かあったのかな?」
スウェナ「朝御飯メニューが嫌だっただけでしょ?」
ただでも食事が嫌いなんだし、とスウェナちゃんの言。
スウェナ「栄養剤で済ませたいくらいに、苦手な筈よ?」
シロエ 「こっちで見てると、嘘じゃないかと思えますよ」
サム 「たらふく食って、食いまくるんだしよ…」
ぶるぅ 「仕方ないよね、食材も全く違うらしいもん!」
お酒だってメインは合成でしょ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「香りづけにブランデーとか、絶対ないしね!」
ジョミー「あったとしても、合成酒じゃね…」
サム 「元の素材が美味くなけりゃよ、ひでえ味かも…」
シロエ 「朝食とかだと、手抜きもありそうですし…」
みんな嫌でも食べる時間帯です、とシロエ君の指摘。
シロエ 「夜勤明けでも、これから仕事でも、朝食ですよ」
サム 「腹が減っては戦が出来ぬ、って言うしなあ…」
ジョミー「今朝のは、特に手抜きだったとか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ただいま、とソルジャーの御帰還。
Aブルー「モーニングセット、美味しかったよ!」
シロエ 「早すぎませんか…?」
Aブルー「朝は早食いの癖がついててさ…」
ノルディが連れてくれるトコとかは別、と威張り返る人。
Aブルー「のんびり優雅に食べる場合は、しっかり!」
ジョミー「パン屋さんじゃ、ダメって?」
Aブルー「出勤前の人もいるしさ…」
雰囲気イマイチ、と贅沢な言い分。
Aブルー「もっとも、焦げたパンを食べるよりはさ…」
シロエ 「焦げてたんですか?」
Aブルー「オーブンの設定ミスで黒焦げ!」
一同 「「「あー…」」」
それは嫌すぎるかも、と納得の朝食逃亡ですけど。
黒焦げ…。
2026/09/25 (Fri)
☆黒焦げでも朝食用
スッポンタケの法要の日ですけれども、早々にソルジャー。
朝食を希望で行って来た先が、パン屋さんでのモーニング。
ぶるぅ 「黒焦げのパンって、トーストじゃないよね?」
Aブルー「トーストだったら、まだしもマシだよ」
ジョミー「食パンが丸ごと黒焦げ的な?」
Aブルー「そう! オーブンで纏めて焼くから、どれも…」
真っ黒焦げの外側で、中身も、それなり、という説明。
Aブルー「焼き直して出せるような、余裕は無い船だしさ」
シロエ 「一日当たりの食材の使用量、上限アリですね?」
Aブルー「でないと、食糧不足に陥るだろう?」
一同 「「「うーん…」」」
黒焦げの食パンでも、我慢するしか、と厳しい食糧事情。
Aブルー「逃げて来たのも、これで分かるだろう?」
サム 「他の面子が食っているのに、贅沢でねえの?」
Aブルー「その点だったら、きちんと言い訳!」
一同 「「「言い訳?」」」
逃亡のための口実だろう、と誰もが心でツッコミ。
Aブルー「食欲が無いから、誰かのおかわり用に提供!」
シロエ 「トップに立つ人の鑑っぽいですけど…」
スウェナ「食事嫌いはバレているのよね?」
Aブルー「みんな承知してるし、暗黙の了解!」
逃げたな、と思っていたって追って来ない、と太々しい人。
Aブルー「ところで、お彼岸の準備は出来たのかい?」
シロエ 「まだですから、急ぎます!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳、作って来る!」
ジョミー「用意が出来ていないと、キースもキレるしね…」
仕方ないか、と準備していく法要用の祭壇。
スウェナ「花は、この辺で良かったかしら?」
サム 「バッチリだぜ!」
ぶるぅ 「お膳も出来たよ、持って行くね!」
ちゃんと精進料理だもん、と出来上がっているお膳。
シロエ 「流石です!」
Aブルー「そういえば、キースの朝食、精進なのかな?」
サム 「言われりゃ、そうかもなあ…」
俺は聞いてみたことねえけど、と首を傾げてますけど。
精進…?
2026/09/26 (Sat)
☆気になるメニュー
スッポンタケの法要の日でして、準備も出来て副住職待ち。
ソルジャーを見舞った朝食事件から、キース君の朝が話題。
Aブルー「アドス和尚って、うるさいんだろう?」
シロエ 「そう聞いてますね、カレーにも制限だそうで」
Aブルー「カレーかい?」
シロエ 「肉はともかく、匂いが強いので日を限ると…」
言ってましたよ、とシロエ君の証言。
シロエ 「ですから、お彼岸の間は朝食が精進料理でも…」
サム 「ありそうだよなあ、お盆の間はそうだしよ…」
スウェナ「実際の所は、どうなのかしら?」
ぶるぅ 「あっ、キースだ! 来たから、聞けば?」
連れて来るね、と玄関の方へ跳ねてゆくお子様。
ぶるぅ 「はい、キース着いたよ、質問は?」
キース 「はあ?」
ぶるぅ 「朝御飯のメニューを、聞きたいんだって!」
キース 「後にしやがれ! 着替えて来る!」
部屋を借りるぞ、と慣れた様子で法衣鞄を持ってスタスタ。
Aブルー「法要の後になるのかな…」
ジョミー「法話もあるしさ…」
一同 「「「うーん…」」」
キース 「戻った! 質問の件は、法要の後にする!」
正座するんだな、とピシャリ。
一同 「「「はーい…」」」
キース 「では、始める」
ハハーッと一礼、恭しく香炉を掲げて法要スタート。
キース 「願我~心浄~如~香炉~…」
一同 (((始まった…)))
キース 「十法世界~常~住~仏~…」
一同 (((長いんだよな…)))
四十分くらいかかるんだっけ、と正座するしかない実情。
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同 (((やっと終わりだ…)))
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
鐘と木魚を連打で、お念仏三昧で終了なのが法要。
キース 「南無阿弥陀仏…。よく、お勤めでした」
Aブルー「待ってました!」
キース 「なんだと!?」
Aブルー「法話だってば!」
朝御飯事情が聞けるんだろう、と乗り出してますけど。
法話で…?
2026/09/27 (Sun)
☆アドリブで朝食話
スッポンタケの法要、読経が終わって法話の時間ですけど。
朝食メニューが気になるソルジャー、すかさず突進でして。
キース 「後にするとは言ったが、何故、今なんだ!?」
Aブルー「だってさ、法話は話題が幅広いんだろう?」
キース 「ネタを用意しているのと、アドリブでは…」
Aブルー「違いすぎるから、無理だってこと?」
抹香臭い法話しか出来ないわけ、とソルジャーのツッコミ。
Aブルー「それじゃ聞くけど、法話のプロの人の場合は?」
キース 「うっ…!」
Aブルー「いきなり、朝御飯を振られても、出来るんだ?」
ブルー 「そういうことだね、プロの布教師だと当然!」
前に話題だった、上級者向けの修行の講師とか、という声。
ブルー 「あの手の人だと、アドリブも出来てこそでさ…」
シロエ 「キース先輩のスキル不足ってことですか?」
ブルー 「ズバリ言うなら、そうなるね」
キース 「余計なことを…!」
俺は布教師の勉強はしていないのに、とキース君の呻き。
キース 「法話が初っ端から台無しになったぞ!」
ブルー 「いいのかい? 怒ると、戒律破りだけど?」
キース 「ぐっ…!」
サム 「そういや、怒らねえってえの、あるよなあ…」
坊主の心得の一つだった筈だぜ、と僧籍な人も。
サム 「なんとかしろよな、朝飯でよ…」
キース 「努力しよう…。少し質問しても構わないか?」
Aブルー「もちろんだよ!」
キース 「俺の朝食メニューを知りたい理由とは、何だ?」
答え次第で考えることにする、と繰る本式の長い数珠。
Aブルー「精進料理か、そうでないかが気になってさ…」
キース 「なるほどな…。しかし、朝飯?」
今まで聞かれたことは無いが、と副住職が傾げる首。
キース 「お彼岸の間は、俺の家では精進料理ではある」
Aブルー「やっぱり、そうなんだ? 実はさ…」
キース 「精進の朝飯を、見習いたいのか?」
実践するならメニューを教えよう、と乗り気ですけど。
朝御飯…。
2026/09/28 (Mon)
☆食パンはアウト
スッポンタケの法要の法話タイムに、キース君の朝食の話。
ソルジャーのリクエストでして、アドリブで法話な副住職。
キース 「お彼岸の間、精進料理にするのは功徳が積める」
サム 「いいじゃねえかよ、法話らしくなって来たぜ」
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
キース 「ちなみに、精進の味噌汁、ナスの田楽などで…」
卵焼きだの鮭だのは、全く出ない、と朝食メニュー。
キース 「パンが食いたくなっても、俺の家ではアウトだ」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「本当の話で、トーストなどは、厳禁だな」
Aブルー「えっと…? ぼくは、ハムエッグだったけど?」
モーニングセットを食べて来たしね、とソルジャーの困惑。
Aブルー「ハムと卵は分かるけれどさ、トーストって…?」
ジョミー「ぼくにも謎だよ、マーマレードがダメなわけ?」
キース 「違うな、バターの素材は牛乳になるし…」
シロエ 「まさか、マーガリンでないと、ダメなんですか」
動物性たんぱく質がアウトと見ました、とシロエ君の読み。
キース 「それで正解だ」
一同 「「「ええっ…」」」
Aブルー「じゃあさ、ぼくの船で出た、黒焦げのパンも…」
キース 「黒焦げの事情は知らんが、材料による」
植物由来のパンだったらいける、と副住職。
キース 「お釈迦様の時代は、ヨーグルトもいけたが…」
一同 「「「マジで!?」」」
キース 「お亡くなりになった理由が、豚カツだしな…」
一同 「「「あー…」」」
聞いた覚えがあるような、と記憶にあるらしい豚カツ話。
キース 「お経にも説かれているが、柔らか豚で…」
サム 「食あたりだっけな…」
今はバターもアウトなのかよ、とサム君もショック。
サム 「お前の家だけ、厳しいって…?」
キース 「真面目な方だと、お供えに洋菓子を避けるぞ」
一同 「「「はあ?」」」
キース 「常識だ!」
洋菓子はバター多めだろうが、と言ってますけど。
そういえば…。
2026/09/29 (Tue)
☆アドリブで成功
スッポンタケの法要の法話タイムですけど、話題が朝食で。
キース君の家は精進料理で、食パンもバターでアウトとか。
サム 「お供えに洋菓子、ダメだったのかよ…」
キース 「知らない人の方が多いし、普通に来るがな…」
シロエ 「そうでしょうねえ、和菓子オンリーでは…」
キース 「羊羹とかの類ばかりでは、変化に乏しいし…」
大勢が集まる法要で供える分だと、かぶる恐れが、とマジ。
キース 「参列して下さった方にも、お返しで渡すからな」
ジョミー「全部、羊羹とか最中だったら、ショックだよね」
キース 「檀家さんに聞いた話では、品選びが大変で…」
スウェナ「ギフトカタログってわけにも、いかないわね…」
法要で供える以上は、御本尊様にもでしょ、という質問。
スウェナ「此処では、誰も供えてないけど…」
キース 「もちろん、御本尊様に供えて、お下げして…」
サム 「後は、住職と家族用な…」
キース 「多すぎた場合は、法要の前のお茶菓子にするぞ」
日持ちする菓子だと有難い、と繰る本式の数珠。
キース 「正直に言えば、俺もバター禁止は厳しいと…」
Aブルー「和菓子だってさ、バター、入ってる気が…」
ぶるぅ 「そだね、皮とかに入れたら、美味しいもんね!」
キース 「どら焼きの類は、要注意らしい」
バターを控える檀家さんの話では、と現場の証言。
キース 「とはいえ、世につれで、黙認だな」
シロエ 「お断りも出来ませんしね…」
キース 「御本尊様も、お許し下さる」
サム 「阿弥陀様は懐が広いらしいしよ…」
要は、お念仏の心が大事なんだよな、と僧籍な人。
サム 「何が供えてあっても、お念仏でよ…」
キース 「全て許して頂けて、お浄土へお迎え下さる」
ブルー 「お見事! アドリブで法話、上手く出来たね!」
Aブルー「スッポンタケも喜ぶよ!」
キース 「なんとかなった…。今後も、この勢いで…」
俺の面子を保ちたい、と合掌ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/09/30 (Wed)
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