ダメで元々、あわよくば。
生徒会長との仲を本物にしたい教頭先生、お風呂も計画したようですが。
Aブルー「鼻血を出してる場合じゃないよ? 努力しないと」
ハーレイ「う、うむ…。ブルー、ぜひ泊まっていきなさい」
ブルー 「そこまでして食われる馬鹿はいないよ!」
Aブルー「食わず嫌いは良くないってば。前から言っているだろう?」
ブルー 「君と一緒にしないで欲しいね。なんでハーレイと!」
ハーレイ「式も挙げたし、頑張るつもりでいるのだが…」
ブルー 「………。いっそゼルにでも通報しようか?」
Aブルー「どうぞ。ぼくは逃げないけど」
ブルー 「えっ?」
Aブルー「ゼルが駆け付けたら君が二人だ。どう説明する?」
キース 「汚いぞ! あんたのことはまだ秘密で…」
Aブルー「だよねえ、物騒なSD体制とかも。喋っちゃおうかな」
ブルー 「困るよ、ゼルたちがパニックになるし!」
Aブルー「じゃあ、通報は諦めるんだね」
大人しく花嫁をやるように、とソルジャーは勝ち誇っております。
とはいえ、それで泣き寝入りする生徒会長でもないわけで。
ブルー 「だったらサッサと逃げるだけさ。誰がお風呂なんか!」
ハーレイ「泊まっていってくれないのか?」
ブルー 「お風呂も泊まりもお断り!」
ハーレイ「だ、だが…。せめてお試しだけでも…」
ブルー 「ホントにお試し出来るわけ? 鼻血持ちのくせに」
Aブルー「そこの頑張りも是非、見てほしい。ただし結婚生活の方は…」
ハーレイ「こればっかりは初心者だからな、あまり自信が無いのだが」
ブルー 「自信が無いのにお試しだって!? 嫌だよ、そんなの!」
お試しというのは自信を持って勧めるものだ、と生徒会長。
ブルー 「無料サンプルとかでもそうだろ、自信があるから無料なんだ」
シロエ 「返金保証とか色々なのがありますよね」
Aブルー「そうか、返金保証つきもいいかも」
全員 「「「は?」」」
結婚生活のお試し期間で返金保証。
それって、いったい…?
拍手ありがとうございました!
挙式イベントを本物の結婚式にしようと努力している教頭先生。
婚姻届などを用意したのはまだいいとして、生徒会長好みの寝室とは…。
Aブルー「ハーレイはホントに頑張ったんだよ、君のためにね」
ハーレイ「照明を替えて青の間の雰囲気に似せたんだが…」
ブルー 「そこまでしたわけ!?」
ハーレイ「お前がリラックス出来ないと話にならん、とブルーがな」
Aブルー「色々アドバイスさせて貰ったよ、ぼくも青の間の住人だから」
ハーレイ「どうだ、一晩泊まってみないか? 着替えも用意してあるぞ」
ブルー 「フリルひらひらのガウンとかだろ! お断りだし!」
Aブルー「そう決め付けずに…。ねえ、ハーレイ?」
ハーレイ「うむ。普通に寛げる服がいいかと、一通り揃えてみたのだが」
ブルー 「一通りって…」
Aブルー「ん? 君が普段から愛用しているメーカーの服なら調査済み」
ハーレイ「ブルーが手伝ってくれて助かった。私には分からないからな」
ブルー 「個人情報の流出だよ、それ!!」
Aブルー「そうかなぁ? とにかく宴会が済んだら着替えてみれば?」
ブルー 「食べ終わったら即、帰る!」
こんな所に長居は無用、と生徒会長はパクパク食べております。
紋付き袴の教頭先生、しかし諦め切れないようで。
ハーレイ「風呂だけでも入っていかないか? その格好は疲れるだろう」
ブルー 「バスルームなんか借りたくないね。何か仕掛けがありそうだ」
ハーレイ「いや、単に私が背中を流すというだけだぞ」
ブルー 「………。ぼくが承諾するとでも?」
ハーレイ「エステの延長だと思えばいい。後はその場のノリでだな…」
Aブルー「そう、そう。君がいい気分になればオプションつき」
ブルー 「お、オプションって…」
Aブルー「背中だけじゃなくて腕とか足とか。太ももなんか最高だよね」
ハーレイ「ふ、太もも…」
教頭先生、懐からティッシュを取り出し、鼻を押さえておられます。
相変わらずのヘタレっぷりは治っていないようですねえ…。
拍手ありがとうございました!
生徒会長のウェディングドレスは何度も見てきた教頭先生。
挙式イベントには白無垢で来てほしい、と希望したまではいいのですが。
ハーレイ「ウェディングドレスの方が良かったのか…」
ブルー 「誓いのキスがお望みならね」
Aブルー「うーん…。ぼくもそこには全然気付いてなかったなぁ…」
ブルー 「瓢箪から駒どころか最初の段階で大失敗だよ、この結婚」
あとは楽しく食べるだけ、と生徒会長は至極ご機嫌。
教頭先生が用意した豪華なお膳、お味もなかなかでございます。
ぶるぅ 「美味しいね、これ! ブルーが結婚して良かったぁ♪」
ブルー 「ぶるぅ、本物の結婚じゃないよ? 分かってるよね?」
ぶるぅ 「うん! ハーレイ、ぼくのパパにはなれないんだよね」
ハーレイ「いや、私にはその用意があるが…」
ブルー 「気持ちだけだろ? 誓いのキスも逃すようじゃねえ」
ハーレイ「そ、それは…。しかしパパになる用意はあるんだ」
全員 「「「は?」」」
ハーレイ「本物の結婚になるよう努力する、と言った筈だぞ」
このとおり、と教頭先生が懐から取り出したものは。
ブルー 「こ、婚姻届と養子縁組届…?」
ハーレイ「うむ。私の欄は記入済みだから、後はお前とぶるぅだな」
ブルー 「ちょ、ちょっと…! そこまで準備してたわけ?」
ハーレイ「もちろんだ。まあ、届け出は急がなくてもいいんだが…」
ブルー 「当たり前だよ、誰が書くと言った!?」
ハーレイ「そう怒るな。ブルーもお試し期間を勧めてくれたし」
ブルー 「お試し期間?」
Aブルー「そうさ、とりあえず一緒に過ごしてみたらどうかなぁ…って」
ブルー 「もう過ごしてるよ!」
Aブルー「そうじゃなくって、もっと親密に! 結婚生活のお試し期間」
ハーレイ「寝室の方はお前の好みに合わせて整えてみたんだが…」
ブルー 「なにさ、それ!?」
いきなり生徒会長好みの寝室だなどと言われましても。
普段から妄想MAXの教頭先生、花嫁を迎えて暴走中でございますよ~!
三三九度の最後の杯は新郎が先に飲み、新婦が後から。
間接キスと言われた生徒会長、懐紙で杯の縁を綺麗に拭いて飲みまして。
ブルー 「はい、おしまい…ってね」
Aブルー「ちょ、ちょっと…。今のヤツって無効じゃないかな」
ブルー 「なんで?」
Aブルー「夫婦の固めの杯だよ? 拭いてしまってどうするのさ!」
ブルー 「イベントだって言ったじゃないか。無効も何も」
ハーレイなんかと間接キスをする気はない、と生徒会長は知らん顔。
教頭先生はガックリと肩を落としております。
Aブルー「うーん、途中まではいい感じだったのに…」
ブルー 「ハーレイに自覚が無ければ間接キスでもいいんだけどねえ」
キース 「おい。そういう問題だったのか?」
ブルー 「うん。間接キスくらい、どうってこともないじゃないか」
Aブルー「もっとキワドイ悪戯とかもやってたっけね、そういえば」
ブルー 「どうでもいいだろ、これで挙式は終わりだし!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走の時間?」
ハーレイ「う、うむ…。沢山食べていきなさい」
Aブルー「ちえっ、もう宴会タイムに突入なんだ?」
つまらないや、と巫女さん装束から制服に戻ったソルジャー。配膳係を
引き受けていたらしく、豪華なお膳が瞬間移動で座敷に出現!
ジョミー「うわぁ、凄いや! 披露宴って感じだよね」
キース 「だが、おめでとうございますとは言えないな」
ブルー 「言ったら即座に放り出す!」
でも食べる、と高砂席の生徒会長、早速お箸を。
率先して食べる花嫁というのもアレですが…。
ハーレイ「…ブルー。そのぅ……」
ブルー 「何さ?」
ハーレイ「こう、食べさせてくれるとかは…」
ブルー 「そんな作法ってあったっけ? 三三九度で終わりだろ」
白無垢は実に好都合だった、と生徒会長は御満悦。
ブルー 「誓いのキスも要らないもんねえ、三三九度は」
ハーレイ「そ、そういえば…」
失敗した、と項垂れている教頭先生。
まさか白無垢が落とし穴とは…。
シャングリラ学園は一足お先に夏休み。
でも、その前に期末試験と終業式が。
そして夏休みとくれば、もれなく宿題が出ますけれども。
シャングリラ学園の夏の名物、宿題免除の制度は今年はどうなる!?
始まりました、三三九度。
杯に酒を注ぐソルジャー、いつの間にやら巫女さん装束を着ております。
ジョミー「あれっ、あんなの持ってたんだ」
キース 「アレは俺のだ。貸せと押し掛けてこられてな」
サム 「神楽舞のヤツかよ?」
キース 「そうだ。くれてやると言ったが、欲しいわけではないらしい」
シロエ 「まあ、キース先輩よりかは似合ってますよね」
キース 「………。殺されたいのか?」
シロエ 「とんでもない。本当のことを言っただけです」
しれっとしているシロエ君。
その間にも三三九度は順調に進んでおりまして…。
ジョミー「ねえ、アレって間接キスだよね?」
キース 「お前な…。しかし、そういう見方も出来るか」
ぶるぅ 「えっと、えっと…。それって、なあに?」
キース 「ん? 同じ杯から飲んでるだろう、そのことだ」
ぶるぅ 「そっかぁ、ハーレイの後にブルーとかだもんね!」
一つ目の杯で新郎が飲んで、同じ杯から新婦が飲んで。
二つ目の杯は新婦が先に飲み、新郎の方が後回し。
最後の三つ目は新郎からで、新婦が飲み干すわけですが。
飲む時は三回に分けてチョンチョンチョン、と。それが三度で三三九度。
Aブルー「はい、クライマックスの三杯目だよ」
ハーレイ「うむ」
教頭先生、神妙な面持ちで三杯目の杯を空け、そこにソルジャーが酒を
三回に分けてチョンチョンチョンと注ぎまして…。
Aブルー「ブルー、君の番になるんだけど? これで夫婦の固めってね」
ブルー 「ほ、ホントにイベントなんだろうね?」
Aブルー「今の所は。間接キスくらいじゃ結婚生活と呼べないし!」
ハーレイ「か、間接キス…」
Aブルー「なんだ、気付いてなかったわけ? 緊張しすぎて」
ブルー 「余計なことは言わなくていい!」
そう聞いたら腹が立ってきた、と生徒会長、白無垢に欠かせない筥迫を
開けて中から懐紙を取り出し、杯の縁をキュッキュッと。
新郎が口をつけた部分を綺麗に拭いた杯での三三九度って、有効ですか?
※「そるじゃぁ・ぶるぅ」、生後2000日お祝い企画、本日最終。
「そるじゃぁ・ぶるぅ」生後2000日目の記念日、6月16日から一週間。
お祝い企画は本日で終了させて頂きます。お越し下さった皆様に感謝!
悪戯小僧からも感謝をこめて。「かみお~ん♪ お祝い、ありがとう!」
