シャングリラ学園つれづれ語り
☆安全圏だった船
さて、5月。GWはシャングリラ号で過ごした、御一同様。
週末は生徒会長宅に集って、思い出話などに興じてまして。
シロエ 「あの船、やっぱり、最高ですよね!」
サム 「機械弄りが趣味なヤツだと、俺たち以上によ…」
ジョミー「楽しいだろうね、お目にかかれない系のさ…」
機械が詰まった宇宙船だし、とジョミー君が眺める窓の方。
ジョミー「ワープドライブの仕組みなんかは、謎だしさ…」
キース 「仕方なかろう、別の世界の宇宙船だしな…」
ブルー 「とはいえ、船のクルーは把握してるよ」
日常生活と乖離しすぎているらしいけれどね、と生徒会長。
ブルー 「シャングリラだと、当たり前の暮らしがさ…」
シロエ 「地球じゃ、通用しませんからねえ…」
サム 「通信用のシステムからして、大違いでよ…」
ジョミー「内線呼び出し、サイオンを使うらしいよね…」
個人的なヤツじゃなくって、力を纏めて、という相槌。
ジョミー「増幅用の機械は要るけど、エネルギーはさ…」
サム 「とんでもねえレベルで、要らねえってな…」
キース 「異世界の技術の塊というのは、それだけでも…」
分かるんだが、とキース君が顎に当てる手。
キース 「それだけの船を持っていながら、あの馬鹿は…」
ジョミー「入りびたりっていいほど、こっちに来るよね…」
シロエ 「そういう意味でも、シャングリラ号、最高です」
あの船にだけは来ませんから、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「自分の仕事を、連想させるせいでしょうねえ」
サム 「なるほどなあ…。殆ど同じと聞いているしよ」
ジョミー「非現実の世界を楽しむどころか、真逆でさ…」
ブルー 「来たくないのは、火を見るよりも…」
明らかだよね、と生徒会長も。
ブルー 「かと言って、ぼくたちが引っ越すわけにも…」
シロエ 「いきませんよね、宇宙船では…」
キース 「安全圏なら、地上にもあると思うが?」
俺が思うには、と数珠レットを繰ってますけど。
何処に…?
2026/05/01 (Fri)
☆安全圏なら学校
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の良さを語る間に、安全圏な話になった今。
ジョミー「地上にも安全圏って、学校のことだよね?」
サム 「そういや来ねえな、学校も、ぶるぅの部屋も」
シロエ 「結界なんかは、張っていないと思いますけど」
ブルー 「張っていないね、一般の学校と変わらないよ」
セキュリティーはキチンとしてるけれどさ、と生徒会長。
ブルー 「魔物なんかは想定外だし、結界は不要ってね」
サム 「一種の魔物みてえなモンでは、あるけどよ…」
シロエ 「結界が無いなら、入れますよね…」
ジョミー「理由は謎だけど、来ない事だけは確実!」
これだけの年数、付き合っていても、来ない、という指摘。
ジョミー「とはいえ、学校で暮らすのも、キツそうだし…」
サム 「寮の方でも、出ねえだろうとは思ってもよ…」
シロエ 「何が悲しくて、寮生活になるんですか…」
スウェナ「男子寮と女子寮、離れてる上、門限とかも…」
容赦なく存在しているわよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「食事にしたって、寮生、全員、同じメニューよ」
シロエ 「アレルギーの有無で、分かれる程度でしょう」
サム 「正直、入りたくはねえぜ…」
キース 「修行道場よりはマシだが、俺も遠慮したい」
ヌシもいるしな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「とんでもない年数、在籍している大先輩が…」
サム 「欠席大王の、ジルベールとかだよな…」
ジョミー「番を張ってるらしいっていう、噂だよね…」
シロエ 「特別生な身分は、ぼくたちも同じですけど…」
勝てる気が全くしませんよ、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「寮生活を始めるくらいだったら、現状維持で…」
サム 「ババはキースに丸投げしといて、円満によ…」
ジョミー「暮らしてくのが、いいと思うよね…」
キース 「なんてヤツらだ、泣けて来る…」
俺を犠牲にするつもりか、と唸ってますけど。
既にそう…。
2026/05/02 (Sat)
☆紹介だそうです
毎年恒例、GWはシャングリラ号で過ごした面々ですけど。
シャングリラ号に来ないのが、迷惑すぎる人だという事実。
キース 「俺に丸投げすると言うなら、紹介しないぞ」
一同 「「「は?」」」
何を、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「紹介しないって、誰を誰にですか?」
ジョミー「多分、誰にの方は、ぼくたちじゃないかな?」
スウェナ「文脈としては、そうなりそうよね」
サム 「けどよ、今の話と、どう繋がるんだよ?」
話が全く見えて来ねえぜ、とサム君が広げる両手。
サム 「俺たちがしてたの、安全圏の話だったよなあ?」
ジョミー「シャングリラ号と学校だけは、来ないってね」
シロエ 「両方に共通している人なら、紹介は不要ですよ」
スウェナ「ブルーと、ぶるぅになるものね…?」
他は教頭先生だとか、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「ブリッジクルーだと、ゼル先生に、ブラウ先生」
サム 「グレイブ先生みてえに、無関係な先生もよ…」
シロエ 「いるわけですから、ブルーと、ぶるぅが…」
ガチで共通項なんだと思います、とシロエ君の分析。
シロエ 「わざわざ、紹介して貰わなくても、知ってます」
ジョミー「ぼくたち全員、長いお付き合いだしね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 入学式の日からだもんね!」
付き合いの長さは、みんなおんなじ、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「ぼくのお部屋も、出入り自由だもーん!」
サム 「キースが言う意味、分からねえぜ?」
シロエ 「本当に…。あっ、もしかして…!」
若干一名、忘れていました、とシロエ君が小さくする声。
シロエ 「学校とも、シャングリラ号とも、共通な人で…」
サム 「先生以外に、誰かいるのかよ?」
思い当たる人がいねえぜ、とサム君が見回す部屋の中。
サム 「誰かいたっけ、思い付かねえよ…」
シロエ 「思い出したくない気持ちは、分かりますけど…」
本当に一人いるんですよ、と言ってますけど。
誰のことだと…?
2026/05/03 (Sun)
☆紹介される人物
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の思い出を語る間に、安全圏というブツが。
ジョミー「いったい誰が、共通なわけ?」
サム 「学校と、シャングリラ号とを、掛け持ちでよ…」
スウェナ「こなす人って、全員、知っている筈よ?」
シロエ 「嫌というほど、ご存知かと思いますけど…」
校医ですから、とシロエ君が指差す学校の方向。
シロエ 「自分の病院、持ってますから、普段は他所で…」
ジョミー「それって、例のエロドクターじゃあ?」
シロエ 「他に誰がいますか、校医ですよ?」
一同 「「「うーん…」」」
確かに忘れがちではある、と納得せざるを得ない人物。
サム 「でもよ、あいつ、迷惑なヤツと仲良しでよ…」
ジョミー「お小遣いを貢いで、デート三昧だよ?」
スウェナ「安全圏の逆なヤツでしょ、どう考えても…」
シロエ 「そうなんですけど、他に心当たりが皆無で…」
紹介が要るような人を知りません、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「お医者さんだと、お坊さんとも繋がりが…」
サム 「だよなあ、仏様が出たら、お世話になるしよ…」
ジョミー「もしかして、キース、個人的にさ…」
知り合いだったりするのかな、とジョミー君も。
ジョミー「別荘、沢山、持ってるらしいし…」
シロエ 「中には、例の人が避けている場所があるかも…」
しれませんしね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「イマイチ水が合わないだとか、そういうので」
一同 「「「あー…」」」
無いとは言えないケースかも、と考え込んでいる面々。
ジョミー「水の問題、割と大きいらしいね」
シロエ 「合わない場所だと、温泉とかもダメですし…」
そういう別荘、紹介かもです、とシロエ君の説。
シロエ 「キース先輩、合っていますか?」
キース 「なんだって俺が、あんな野郎と…!」
ジョミー「違うんだったら、誰を…?」
紹介してくれるつもりなわけ、と聞いてますけど。
誰を…?
2026/05/04 (Mon)
☆同業者だそうです
GWはシャングリラ号だった面々、生徒会長宅に集う週末。
迷惑な人が来ない世界で過ごしたわけで、安全圏ですけど。
サム 「お前、意外に顔が広いんだけどよ…」
シロエ 「大迷惑な人が、避けて通る場所は、そうそう…」
存在しないと思うんですけど、とシロエ君が振っている首。
シロエ 「とはいえ、紹介して貰えるんなら、ババの件…」
ジョミー「キースに丸投げってヤツは、白紙撤回する!」
サム 「俺も賛成させて貰うぜ、んで、誰なんだよ?」
紹介してくれるってえ人は、とサム君の問い。
サム 「やっぱ、アレかよ、同業者かよ?」
キース 「それ以外に何か、あると思うのか?」
一同 「「「うーん…」」」
お坊さんか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「まさか、座禅の宗派の、厳しい人でしょうか?」
ジョミー「ありそうだよね、そういうトコには、絶対に…」
サム 「来るわけねえよな、あいつら…」
スウェナ「そうなんだけど、私たちだって、遠慮したいわ」
安全安心な場所だとしても、とスウェナちゃん。
スウェナ「確か、朝ご飯、薄いお粥と、タクアンでしょ?」
シロエ 「そう聞きますよね、ついでに三食、精進で…」
サム 「何が出ようが、残せねえっていう話もあるしよ」
一同 「「「は?」」」
普通に精進料理じゃないのか、と誰もがキョトン。
シロエ 「精進料理、トンデモな料理、ありましたっけ?」
ぶるぅ 「んとんと、基本、普通だと思うの!」
ジョミー「不味いって意味なら、分かるんだけど…」
サム 「すり鉢カレーとか、桶豆腐とか、そんなんで…」
食い切れねえ量がドンと、とサム君が竦める肩。
サム 「料理担当のヤツの、匙加減でよ…」
シロエ 「嫌がらせですか、残せない世界ですよね?」
キース 「残そうものなら、後で呼び出し、古参が怒鳴る」
ジョミー「じゃあ、嫌がらせ…」
サム 「伝統的な行事らしいぜ…」
新入り用の歓迎イベで、と言ってますけど。
歓迎イベ…?
2026/05/05 (Tue)
☆怖すぎる歓迎イベ
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
大迷惑な人を避けられる安全圏について、お坊さんな説が。
シロエ 「歓迎イベで、無理やり食べさせるんですか?」
サム 「座禅の宗派の伝統、考えてみれば分かるぜ」
ジョミー「どういう意味さ?」
サム 「三食、粗食で、量だって少しだけでよ…」
おかわり出来ると思うのかよ、とサム君の問い。
サム 「キースの宗派にしたって、変わらねえぜ」
ジョミー「ちょ、マジで!?」
サム 「キース、そうだよなあ?」
キース 「修行道場の食事は、その通りだった」
大柄だろうが、小柄だろうが、量は同じだ、とキース君。
キース 「幸い、俺は標準体形で、助かったんだが…」
シロエ 「それでも、道場明けにマックでしたよね?」
キース 「行ったまではいいが、ヘビーすぎてだ…」
ジョミー「お目当てだったヤツは、ダメだったんだっけ…」
胃袋が縮んだ結果だよね、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「修行道場、ぼくは絶対、行かないってば!」
キース 「まあ、その話は、横に置いてだ…」
サム 「歓迎イベってヤツを聞けよな」
いわゆる大盤振舞いだぜ、とサム君の言。
サム 「おかわりも出来ねえ世界で、食い放題で…」
シロエ 「残せないなら、食べ放題とは言えませんよ!」
スウェナ「ビュッフェにしたって、好きな量だけ食べて…」
お腹一杯になったらオッケーなのよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「普段の食事が少ないからって、残せないのは…」
ジョミー「嫌がらせだよね…」
サム 「歓迎イベの時期ってヤツが、大切でよ…」
ハードな修行の前にあるらしいぜ、とサム君、フウと溜息。
サム 「体力勝負の修行になるから、食いだめでよ…」
シロエ 「すり鉢カレーって、サイズですか?」
ジョミー「まさか、桶豆腐も?」
サム 「すり鉢も、桶も、器で、ドンと盛られてよ…」
全部食うしか、と恐ろしいイベらしいですけど。
怖すぎ…。
2026/05/06 (Wed)
☆保証される食事
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと認識。
けれど引っ越せないわけで、安全圏は地上にもあるそうで。
シロエ 「そんな所が安全圏でも、困りますから!」
ジョミー「ぼくたちが行った場合は、新入り扱いだしね…」
サム 「キースの紹介だったら、違うかもだぜ」
スウェナ「歓迎イベは無いにしたって、行きたくないわよ」
座禅の宗派のお寺なんて、とスウェナちゃん、キッパリ。
スウェナ「三食、粗食は、変わらないでしょ?」
サム 「寺でやってる宿坊とかだと、マシな筈でよ…」
シロエ 「ホテルを持ってるトコもあるのは、話だけは…」
ジョミー「聞いたことはあるけど、どうなのかな…」
やっぱり精進料理なんじゃあ、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「紹介されても、安全圏でも、食事は大事でさ…」
キース 「その点だったら、保証するが?」
一同 「「「は?」」」
キース 「特に希望を出さない限りは、飯は普通で…」
フライなんぞも、普通に出るが、とキース君の太鼓判。
キース 「強いて言うなら、朝飯にパンが出ない程度で…」
シロエ 「縛りがあるのは、其処だけですか?」
キース 「基本、昼食は出していないが、連泊の場合は…」
厨房の方で、簡単なものを、という説明。
キース 「凝った料理を作らないだけで、うどんとか…」
サム 「蕎麦とか、丼かよ?」
キース 「そういうことだな、精進料理にも限らんし…」
飯の事情は心配無用、とキース君。
キース 「もちろん、飯はおかわり出来るぞ」
シロエ 「本当ですか!?」
キース 「料理の方も、多めに作ってあるものだから…」
サム 「頼めば、追加、出て来るわけな?」
実費程度で、とサム君の問い。
サム 「それとも、追加、まさかのタダ飯かよ?」
キース 「残しておいても、傷むだろうが」
ジョミー「其処に紹介してくれるわけ?」
キース 「まあな…」
お前たちが希望するのなら、と言ってますけど。
好条件なのでは…?
2026/05/07 (Thu)
☆避けて通る場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だったことを認識。
とはいえ引っ越すのは無理で、キース君が地上で提供な話。
シロエ 「本当に、あの人、来ないんですね?」
キース 「長い年月、ヤツを見てはいるが、明らかに…」
避けているぞ、とキースが繰る数珠レット。
キース 「御本尊様の目がある場所では、キツイのかもな」
シロエ 「お寺には、欠かせないのが、御本尊様ですしね」
サム 「罰が当たりそうで、避けてやがるとか?」
キース 「理由は知らんが、用があっても、済み次第…」
着発で消えていることは保証する、と頼もしい言葉。
キース 「着発どころか、姿も見せない勢いで消えるな」
サム 「いいじゃねえかよ!」
シロエ 「正真正銘、安全圏に違いないです!」
ジョミー「紹介してくれる見返り、何か要るのかな?」
ぼくたちも、お小遣いは少なくて、とジョミー君の問い。
ジョミー「学校の宿題とかでも、頭はキースの方がさ…」
シロエ 「遥かにいいとは言いませんけど、勝てません!」
ぼくも頭脳には自信があるんですが、とシロエ君の苦笑い。
シロエ 「勝負となったら、負けるんですよね…」
サム 「シロエでダメなら、俺が敵うわけがねえよ」
スウェナ「紹介の条件、何なのよ?」
キース 「コレと言うヤツは、特に無いな」
朝の掃除でも手伝って貰えれば、という答え。
キース 「掃き掃除とか、雑巾がけとか、単純な作業で…」
一同 「「「あー…」」」
お寺だったら、ありがち、と誰もが納得。
サム 「んじゃよ、宿泊料とかは、掃除で払うのかよ?」
キース 「そうだが?」
ジョミー「お金は、払わなくていいんだ?」
キース 「もちろんだ」
食費も、労働だけで支払い可能、とキース君、キッパリ。
キース 「それで、紹介を希望するのか?」
シロエ 「例の迷惑な人が、避ける場所でしょう?」
サム 「美味しすぎるぜ!」
紹介して貰うべきだよな、と見回してますけど。
反対の声は…?
2026/05/08 (Fri)
☆嫌すぎる安全圏
GWはシャングリラ号だった御一同様、安全圏だった宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、そういう場所があるそうで。
ジョミー「紹介して貰うしかないってば!」
シロエ 「労働の方は我慢しますよ、普通っぽいですし」
サム 「そういや、その点、聞いてねえよな…」
ヘマをやったら、お仕置きかよ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「寺な以上は、容赦しねえってか?」
キース 「無いと思うぞ、身内じゃないしな」
一同 「「「は?」」」
身内とは、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「あのぅ…。お寺の修行は、他所へ出ますよね?」
ジョミー「自分の家では、出来ないって聞くよね」
サム 「厳しい宗派だと、数年間は、家を離れる筈だぜ
スウェナ「修行を始める前だと、家にいそうよ?」
中学生とか、とスウェナちゃんの意見。
スウェナ「その頃だったら、失敗した時は、雷かもよ」
キース 「家によるんだろうが、俺の場合は厳しかったな」
しかし…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ゲストとなったら、手加減するかと…」
一同 「「「ゲスト!?」」」
まさか、と声がひっくり返った全員。
シロエ 「紹介するって、先輩の家のことですか!?」
サム 「宿坊、やっていたよな…」
ジョミー「キースの家が、安全圏!?」
そんな馬鹿な、と皆がドン引き。
スウェナ「ババを引きまくる人の家が、安全なわけが…」
シロエ 「あるわけないです、冗談でしょう!」
キース 「だが、本当に姿を見せないか、着発で…」
用だけ済ませて退散するぞ、とキース君、目がマジ。
キース 「よほど苦手な場所で、避けてやがって…」
シロエ 「先輩の家で、暮らすんですか…?」
朝晩、お経を読んだりして、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「あんまり嬉しくないんですけど…!」
キース 「嫌なら別に、来なくてもいいが?」
一同 「「「うーん…」」」
どうするべきか、と考え込んでしまってますけど。
難問…。
2026/05/09 (Sat)
☆郊外で宿坊ライフ
GWを宇宙で過ごした御一同様、宇宙は安全な場所と判断。
迷惑すぎる人が来なくて最高ですけど、地上にもあるとか。
ジョミー「キースの家って、アルテメシアの郊外だっけ…」
シロエ 「割と不便で、バスの本数だって、少ないですね」
サム 「行く時、時刻表のチェック、欠かせねえよな」
スウェナ「乗り損ねたら、次のバスが来るまで、バス停…」
市街地だったら有り得ないわ、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「同じようなルートを走るバスとか、あるでしょ」
サム 「あの辺りには、ソレもねえしよ…」
シロエ 「最寄りのコンビニ、徒歩圏外でしょう?」
キース 「失礼なことを言うな、立派に徒歩圏内だ!」
小学校と同じくらいの距離だぞ、とキース君の反論。
キース 「スクールバスなどがある、ド田舎とは違う!」
ジョミー「歩いて通っていたってことだよね?」
キース 「当然だろうが!」
断じて不便な田舎ではない、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「宿坊にしても、隠れ里とは呼ばれていないぞ」
シロエ 「そうかもですけど、色々とですね…」
サム 「考えちまうトコはあるよな、安全圏でもよ…」
マツカ 「あの…。よろしかったら、通学用に車を…」
御用意させて頂きますが、とマツカ君の控えめな申し出。
マツカ 「部活のある方と、帰宅組とで、分けてですね…」
ジョミー「有難いけど、その話、受けたら、確定だよね…」
シロエ 「そうなるでしょうね、宿坊ライフで…」
サム 「毎朝、本堂と境内の掃除で、お勤めつきでよ…」
宿坊と言うより、お寺ライフだぜ、とサム君が震わせる肩。
サム 「キースと出会った年の夏休みに、行ってよ…」
シロエ 「会長だけが、VIP待遇でしたね…」
でも、あの時は、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「掃除とかは、全く、しませんでした」
ジョミー「家に遊びに行っただけだったしね…」
だけど今度は、ガチで宿坊ライフ、と呻いてますけど。
辛そう…。
2026/05/10 (Sun)
☆設備が気になる
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙なら安全らしい件。
迷惑すぎる人が来なくて、地上にも欲しい安全圏ですけど。
キース 「どうするつもりだ、俺の家に来るのか?」
サム 「宿坊だよなあ、庫裏じゃなくてよ」
シロエ 「宿泊用の施設ですから、マシなんでしょうか?」
ジョミー「普段、泊まるの、庫裏だしね…」
年末年始も、夏休みに最初に行った時にも、とジョミー君。
ジョミー「宿坊だったら、一人部屋とか、いけるのかな?」
キース 「設備としては、当然、シングルもアリだが」
シロエ 「お風呂とトイレは、どうなんです?」
一同 「「「あー…」」」
共用ということもありそう、と思い当たる節はドッサリ。
サム 「修行道場、風呂に入るのも、キツイらしいぜ」
ジョミー「どういう意味でさ?」
サム 「時間厳守で、汗を流せたら、御の字でよ…」
キース 「私語は禁止で、ゆっくり浸かれる時間も無いな」
洗うだけで時間切れだぞ、と経験者ならではの台詞。
キース 「他のヤツらは坊主頭で、楽勝だったが…」
シロエ 「そういえば、髪の毛、誤魔化してましたっけ…」
ジョミー「坊主頭に見えるようにさ、サイオンで…」
キース 「出来たわけだが、風呂が大変で…」
正直、髪が傷んだんだぞ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「シャンプーなんぞは、持っていないし…」
シロエ 「石鹸で洗っていたんですね?」
サム 「そりゃ、傷むよなあ…」
キース 「ついでに言うなら、時間不足で、石鹸の泡を…」」
落とし切れない日も多かった、と深い溜息。
キース 「無い筈の髪を、丁寧に洗うなど、注目の的で…」
ジョミー「それを避けるには、手早くなんだ?」
キース 「頭から、湯を、ザッとかぶって…」
それで終わりの時もあったぞ、と激白。
キース 「傷まない方が、どうかしている」
シロエ 「お気の毒です。それで、宿坊には…」
大浴場しか無いんでしょうか、と聞いてますけど。
お風呂事情…。
2026/05/11 (Mon)
☆泊めて貰える場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない場所。
安全圏なのが確実とはいえ、引っ越すわけにはいかない件。
キース 「ユニットバスなら、各部屋にあるが」
シロエ 「それなら、お風呂とトイレは安心ですね」
サム 「やっぱ、共用はキツイしよ…」
ジョミー「二泊三日とかなら、いけるんだけどさ…」
まるっと引越しもどきだと厳しいよね、とジョミー君も。
ジョミー「お風呂くらいは、好きな時間に入りたいしさ…」
キース 「誰が、宿坊に泊めると言った?」
一同 「「「は?」」」
キース 「寺の大事な収入源だぞ、泊まりたいなら金だ!」
正規の料金を支払って貰いたい、とキース君、目がマジ。
キース 「マツカが纏めて引き受けるにしても、割引は…」
マツカ 「無いわけですね、ぼくは気にしませんけど…」
おいくらでしょう、とマツカ君の問い。
マツカ 「広い部屋だと、やはり高めになりますか?」
キース 「そうだな。しかし、シングルも、値段の方は…」
サム 「高いのかよ?」
キース 「寺という場所で、個室は、厚かましすぎる!」
その精神で、高めに設定している、と副住職、即答。
キース 「当然、部屋の数も少ないわけで、人数分は…」
ジョミー「揃わないって!?」
キース 「スウェナ用に、一部屋、必須になるし…」
仮に、スウェナが、他の女性客と相部屋でも、と折る指。
キース 「ジョミーとサムと、マツカとシロエで四人分だ」
シロエ 「足りないんですね…?」
キース 「部屋数自体は、もっとあるんだが、長期間は…」
占拠されると、親父が怒るぞ、と出て来た、恐ろしい名前。
キース 「一泊くらいだったら、許容出来ても…」
サム 「連泊となったら、アウトなのかよ?」
キース 「普通に泊まりたい方に、ご迷惑がかかるからな」
ジョミー「それじゃ、泊めてくれる場所って、まさか…」
シロエ 「ご自宅でしょうか?」
年末年始に泊めて頂く庫裏、と質問ですけど。
庫裏ですか…?
2026/05/12 (Tue)
☆保護者が問題
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れない場所で、聞けば地上にもあるらしくて。
キース 「親父の目が、行き届くという点からしても…」
サム 「なんで、親父さんの名前が出て来るんだよ!」
ジョミー「泊めてくれるの、キースだよね?」
キース 「お前たち、自分の立ち位置を考えてみろ!」
俺と違って、独立していない、とキース君が突き付ける指。
キース 「俺の場合は、寺があるから、家にいるだけで…」
シロエ 「言われてみれば、社会人ですよねえ…」
キース 「俺と同じで副住職でも、嫁を貰ったら別居で…」
他所に自宅で、通うヤツもいるんだ、とキース君。
キース 「俺にしたって、高校生でなければ、今頃はだ…」
ジョミー「お嫁さんを貰って、他所にいるって!?」
サム 「そういや、昔は、家を出るってよ…」
シロエ 「言ってましたね、我慢して同居なわけですか…」
薄給なせいで独立出来なくて、とシロエ君、同情モード。
シロエ 「それに比べると、ぼくたちは親元暮らしで…」
サム 「家を出るとか、思い付かねえ感じだよなあ…」
キース 「分かったか!」
他所のお子様を預かるわけだ、とキース君が見回す部屋。
キース 「親父には、監督責任が出来るんだぞ!」
シロエ 「保護者から預かる形になるんですね…」
キース 「食わせる義務から、無茶をしないか見守りも…」
親父の役目になって来るぞ、とキース君、腕組み。
キース 「宿坊に泊めて、何かあったら親父の責任だ!」
サム 「酒の飲み過ぎで、救急搬送とかかよ!?」
ジョミー「庫裏にいたって、飲む人は飲むよ!」
シロエ 「お正月とか、無礼講ですし…」
みんな揃って飲んでますけど、とシロエ君の反論。
シロエ 「叱られた覚え、ありませんから!」
スウェナ「当たり前だろうが、親父が同席してるんだぞ!」
一同 「「「あー…」」」
監督付きで酒宴だったか、と納得するしかない理由。
ダメかも…。
2026/05/13 (Wed)
☆キツそうな庫裏
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全な場所で生活を希望。
迷惑な人が現れない所を、キース君が紹介するんですけど。
シロエ 「庫裏に泊まるなら、制約、多そうですよね…」
サム 「個室どころか、大部屋じゃねえか…」
キース 「年末年始に、部屋の文句は聞いていないが?」
毎年、大部屋で年越しと正月で、と副住職のツッコミ。
キース 「合宿気分で盛り上がっていて、次の日の朝は…」
ぶるぅ 「お寝坊さんだよね、毎年、起こしてるもん!」
廊下を跳ねて、あけおめの挨拶、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「明けましておめでとう、起床、起床ーっ!って」
ジョミー「そうなんだけどさ、アレは非日常でさ…」
サム 「大晦日と元日だけの泊まりで、帰宅するしよ…」
シロエ 「合宿気分が抜けないままで、名残惜しくて…」
帰った次の日、初詣で会うと嬉しいんです、とシロエ君。
シロエ 「ですが、庫裏での長期滞在になった場合は…」
サム 「名残惜しいどころか、早く解散したくてよ…」
ジョミー「家に帰る日、待ち遠しいよね…」
スウェナ「学校がある日は、帰れないものね…」
土日を待つしか、とスウェナちゃんの悪い顔色。
スウェナ「下手な寮より、キツイんじゃないの…?」
キース 「やかましい! 嫌ならサッサと断ってくれ!」
一同 「「「うーん…」」」
断ったが最後、次は無いな、と誰もが考え込む場面。
シロエ 「きっと、最初で最後のチャンスですよね…」
サム 「キースの機嫌を損ねちまったら、次はねえぜ…」
ジョミー「穏便に、保留とかは無理かな…」
??? 「泊まっちゃえば?」
かまわないよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「お寺ライフで、庫裏で暮らせば?」
シロエ 「何処から湧いて出たんですか!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間から!」
サム 「安全圏、やっぱ、欲しいぜ、こうだしよ…」
大抵の場所に湧いて出るしよ、と呻いてますけど。
その通り…。
2026/05/14 (Thu)
☆縛りのある場所
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れないわけで、キース君の家も同じらしくて。
Aブルー「キースの家が安全圏なのは、保障するよ」
キース 「ほら見ろ、本当だっただろう!」
一同 「「「うーん…」」」
ガチで安全圏だったのか、と分かりはしても、お寺ライフ。
シロエ 「お墨付きですけど、イイネする気になれません」
ジョミー「ぼくも…」
サム 「俺も、言った舌の根が乾いてねえけど…」
キースの家で暮らすチョイスは、ちと、とサム君も苦い顔。
サム 「安全圏ってヤツは、欲しいけどもよ…」
スウェナ「キースの家で寝泊まりするとか、無理すぎるわ」
シロエ 「朝夕のお勤めがあって、境内とかの掃除もです」
ジョミー「嬉しくない気分、満載って気しか…」
食事も宿坊とは違うよね、とジョミー君の問い。
ジョミー「家庭料理で、お寺ライフに特化しててさ…」
シロエ 「精進ではないと思いますけど…」
サム 「ぶっちゃけ、縛りはあると思うぜ」
キース 「当然だろうが!」
焼肉は食えんと思っておけ、とキース君、ピシャリ。
キース 「食えたとしたなら、調理済みのだ」
一同 「「「は?」」」
キース 「焼肉の匂いが、寺からするのはマズイしな…」
宿坊の厨房で焼いて貰って持ち帰り、と解説が。
キース 「野菜だけなら、ホットプレートもアリだが…」
シロエ 「肉は、温め直しも、レンジですか!?」
キース 「でないと、匂いが漂うわけで…」
肉はレンジだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「一番デカい縛りが、その辺りだな」
Aブルー「思った以上に、厳しい世界らしいね…」
キース 「なんなら、あんたも参加するか?」
俺は構わん、と太っ腹な申し出。
キース 「人数くらいは、一人増えても違いは無いし」
サム 「イイネすべきか、迷うトコだぜ…」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お寺ライフに巻き込む気かい、と引いてますけど。
巻き添え?
2026/05/15 (Fri)
さて、5月。GWはシャングリラ号で過ごした、御一同様。
週末は生徒会長宅に集って、思い出話などに興じてまして。
シロエ 「あの船、やっぱり、最高ですよね!」
サム 「機械弄りが趣味なヤツだと、俺たち以上によ…」
ジョミー「楽しいだろうね、お目にかかれない系のさ…」
機械が詰まった宇宙船だし、とジョミー君が眺める窓の方。
ジョミー「ワープドライブの仕組みなんかは、謎だしさ…」
キース 「仕方なかろう、別の世界の宇宙船だしな…」
ブルー 「とはいえ、船のクルーは把握してるよ」
日常生活と乖離しすぎているらしいけれどね、と生徒会長。
ブルー 「シャングリラだと、当たり前の暮らしがさ…」
シロエ 「地球じゃ、通用しませんからねえ…」
サム 「通信用のシステムからして、大違いでよ…」
ジョミー「内線呼び出し、サイオンを使うらしいよね…」
個人的なヤツじゃなくって、力を纏めて、という相槌。
ジョミー「増幅用の機械は要るけど、エネルギーはさ…」
サム 「とんでもねえレベルで、要らねえってな…」
キース 「異世界の技術の塊というのは、それだけでも…」
分かるんだが、とキース君が顎に当てる手。
キース 「それだけの船を持っていながら、あの馬鹿は…」
ジョミー「入りびたりっていいほど、こっちに来るよね…」
シロエ 「そういう意味でも、シャングリラ号、最高です」
あの船にだけは来ませんから、とシロエ君、ニッコリ。
シロエ 「自分の仕事を、連想させるせいでしょうねえ」
サム 「なるほどなあ…。殆ど同じと聞いているしよ」
ジョミー「非現実の世界を楽しむどころか、真逆でさ…」
ブルー 「来たくないのは、火を見るよりも…」
明らかだよね、と生徒会長も。
ブルー 「かと言って、ぼくたちが引っ越すわけにも…」
シロエ 「いきませんよね、宇宙船では…」
キース 「安全圏なら、地上にもあると思うが?」
俺が思うには、と数珠レットを繰ってますけど。
何処に…?
2026/05/01 (Fri)
☆安全圏なら学校
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の良さを語る間に、安全圏な話になった今。
ジョミー「地上にも安全圏って、学校のことだよね?」
サム 「そういや来ねえな、学校も、ぶるぅの部屋も」
シロエ 「結界なんかは、張っていないと思いますけど」
ブルー 「張っていないね、一般の学校と変わらないよ」
セキュリティーはキチンとしてるけれどさ、と生徒会長。
ブルー 「魔物なんかは想定外だし、結界は不要ってね」
サム 「一種の魔物みてえなモンでは、あるけどよ…」
シロエ 「結界が無いなら、入れますよね…」
ジョミー「理由は謎だけど、来ない事だけは確実!」
これだけの年数、付き合っていても、来ない、という指摘。
ジョミー「とはいえ、学校で暮らすのも、キツそうだし…」
サム 「寮の方でも、出ねえだろうとは思ってもよ…」
シロエ 「何が悲しくて、寮生活になるんですか…」
スウェナ「男子寮と女子寮、離れてる上、門限とかも…」
容赦なく存在しているわよね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「食事にしたって、寮生、全員、同じメニューよ」
シロエ 「アレルギーの有無で、分かれる程度でしょう」
サム 「正直、入りたくはねえぜ…」
キース 「修行道場よりはマシだが、俺も遠慮したい」
ヌシもいるしな、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「とんでもない年数、在籍している大先輩が…」
サム 「欠席大王の、ジルベールとかだよな…」
ジョミー「番を張ってるらしいっていう、噂だよね…」
シロエ 「特別生な身分は、ぼくたちも同じですけど…」
勝てる気が全くしませんよ、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「寮生活を始めるくらいだったら、現状維持で…」
サム 「ババはキースに丸投げしといて、円満によ…」
ジョミー「暮らしてくのが、いいと思うよね…」
キース 「なんてヤツらだ、泣けて来る…」
俺を犠牲にするつもりか、と唸ってますけど。
既にそう…。
2026/05/02 (Sat)
☆紹介だそうです
毎年恒例、GWはシャングリラ号で過ごした面々ですけど。
シャングリラ号に来ないのが、迷惑すぎる人だという事実。
キース 「俺に丸投げすると言うなら、紹介しないぞ」
一同 「「「は?」」」
何を、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「紹介しないって、誰を誰にですか?」
ジョミー「多分、誰にの方は、ぼくたちじゃないかな?」
スウェナ「文脈としては、そうなりそうよね」
サム 「けどよ、今の話と、どう繋がるんだよ?」
話が全く見えて来ねえぜ、とサム君が広げる両手。
サム 「俺たちがしてたの、安全圏の話だったよなあ?」
ジョミー「シャングリラ号と学校だけは、来ないってね」
シロエ 「両方に共通している人なら、紹介は不要ですよ」
スウェナ「ブルーと、ぶるぅになるものね…?」
他は教頭先生だとか、とスウェナちゃんが傾げる首。
スウェナ「ブリッジクルーだと、ゼル先生に、ブラウ先生」
サム 「グレイブ先生みてえに、無関係な先生もよ…」
シロエ 「いるわけですから、ブルーと、ぶるぅが…」
ガチで共通項なんだと思います、とシロエ君の分析。
シロエ 「わざわざ、紹介して貰わなくても、知ってます」
ジョミー「ぼくたち全員、長いお付き合いだしね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 入学式の日からだもんね!」
付き合いの長さは、みんなおんなじ、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「ぼくのお部屋も、出入り自由だもーん!」
サム 「キースが言う意味、分からねえぜ?」
シロエ 「本当に…。あっ、もしかして…!」
若干一名、忘れていました、とシロエ君が小さくする声。
シロエ 「学校とも、シャングリラ号とも、共通な人で…」
サム 「先生以外に、誰かいるのかよ?」
思い当たる人がいねえぜ、とサム君が見回す部屋の中。
サム 「誰かいたっけ、思い付かねえよ…」
シロエ 「思い出したくない気持ちは、分かりますけど…」
本当に一人いるんですよ、と言ってますけど。
誰のことだと…?
2026/05/03 (Sun)
☆紹介される人物
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
シャングリラ号の思い出を語る間に、安全圏というブツが。
ジョミー「いったい誰が、共通なわけ?」
サム 「学校と、シャングリラ号とを、掛け持ちでよ…」
スウェナ「こなす人って、全員、知っている筈よ?」
シロエ 「嫌というほど、ご存知かと思いますけど…」
校医ですから、とシロエ君が指差す学校の方向。
シロエ 「自分の病院、持ってますから、普段は他所で…」
ジョミー「それって、例のエロドクターじゃあ?」
シロエ 「他に誰がいますか、校医ですよ?」
一同 「「「うーん…」」」
確かに忘れがちではある、と納得せざるを得ない人物。
サム 「でもよ、あいつ、迷惑なヤツと仲良しでよ…」
ジョミー「お小遣いを貢いで、デート三昧だよ?」
スウェナ「安全圏の逆なヤツでしょ、どう考えても…」
シロエ 「そうなんですけど、他に心当たりが皆無で…」
紹介が要るような人を知りません、とシロエ君の深い溜息。
シロエ 「お医者さんだと、お坊さんとも繋がりが…」
サム 「だよなあ、仏様が出たら、お世話になるしよ…」
ジョミー「もしかして、キース、個人的にさ…」
知り合いだったりするのかな、とジョミー君も。
ジョミー「別荘、沢山、持ってるらしいし…」
シロエ 「中には、例の人が避けている場所があるかも…」
しれませんしね、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「イマイチ水が合わないだとか、そういうので」
一同 「「「あー…」」」
無いとは言えないケースかも、と考え込んでいる面々。
ジョミー「水の問題、割と大きいらしいね」
シロエ 「合わない場所だと、温泉とかもダメですし…」
そういう別荘、紹介かもです、とシロエ君の説。
シロエ 「キース先輩、合っていますか?」
キース 「なんだって俺が、あんな野郎と…!」
ジョミー「違うんだったら、誰を…?」
紹介してくれるつもりなわけ、と聞いてますけど。
誰を…?
2026/05/04 (Mon)
☆同業者だそうです
GWはシャングリラ号だった面々、生徒会長宅に集う週末。
迷惑な人が来ない世界で過ごしたわけで、安全圏ですけど。
サム 「お前、意外に顔が広いんだけどよ…」
シロエ 「大迷惑な人が、避けて通る場所は、そうそう…」
存在しないと思うんですけど、とシロエ君が振っている首。
シロエ 「とはいえ、紹介して貰えるんなら、ババの件…」
ジョミー「キースに丸投げってヤツは、白紙撤回する!」
サム 「俺も賛成させて貰うぜ、んで、誰なんだよ?」
紹介してくれるってえ人は、とサム君の問い。
サム 「やっぱ、アレかよ、同業者かよ?」
キース 「それ以外に何か、あると思うのか?」
一同 「「「うーん…」」」
お坊さんか、と皆が見合わせる顔。
シロエ 「まさか、座禅の宗派の、厳しい人でしょうか?」
ジョミー「ありそうだよね、そういうトコには、絶対に…」
サム 「来るわけねえよな、あいつら…」
スウェナ「そうなんだけど、私たちだって、遠慮したいわ」
安全安心な場所だとしても、とスウェナちゃん。
スウェナ「確か、朝ご飯、薄いお粥と、タクアンでしょ?」
シロエ 「そう聞きますよね、ついでに三食、精進で…」
サム 「何が出ようが、残せねえっていう話もあるしよ」
一同 「「「は?」」」
普通に精進料理じゃないのか、と誰もがキョトン。
シロエ 「精進料理、トンデモな料理、ありましたっけ?」
ぶるぅ 「んとんと、基本、普通だと思うの!」
ジョミー「不味いって意味なら、分かるんだけど…」
サム 「すり鉢カレーとか、桶豆腐とか、そんなんで…」
食い切れねえ量がドンと、とサム君が竦める肩。
サム 「料理担当のヤツの、匙加減でよ…」
シロエ 「嫌がらせですか、残せない世界ですよね?」
キース 「残そうものなら、後で呼び出し、古参が怒鳴る」
ジョミー「じゃあ、嫌がらせ…」
サム 「伝統的な行事らしいぜ…」
新入り用の歓迎イベで、と言ってますけど。
歓迎イベ…?
2026/05/05 (Tue)
☆怖すぎる歓迎イベ
GWを宇宙で過ごした御一同様、週末は生徒会長宅でして。
大迷惑な人を避けられる安全圏について、お坊さんな説が。
シロエ 「歓迎イベで、無理やり食べさせるんですか?」
サム 「座禅の宗派の伝統、考えてみれば分かるぜ」
ジョミー「どういう意味さ?」
サム 「三食、粗食で、量だって少しだけでよ…」
おかわり出来ると思うのかよ、とサム君の問い。
サム 「キースの宗派にしたって、変わらねえぜ」
ジョミー「ちょ、マジで!?」
サム 「キース、そうだよなあ?」
キース 「修行道場の食事は、その通りだった」
大柄だろうが、小柄だろうが、量は同じだ、とキース君。
キース 「幸い、俺は標準体形で、助かったんだが…」
シロエ 「それでも、道場明けにマックでしたよね?」
キース 「行ったまではいいが、ヘビーすぎてだ…」
ジョミー「お目当てだったヤツは、ダメだったんだっけ…」
胃袋が縮んだ結果だよね、とジョミー君、肩をブルッと。
ジョミー「修行道場、ぼくは絶対、行かないってば!」
キース 「まあ、その話は、横に置いてだ…」
サム 「歓迎イベってヤツを聞けよな」
いわゆる大盤振舞いだぜ、とサム君の言。
サム 「おかわりも出来ねえ世界で、食い放題で…」
シロエ 「残せないなら、食べ放題とは言えませんよ!」
スウェナ「ビュッフェにしたって、好きな量だけ食べて…」
お腹一杯になったらオッケーなのよ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「普段の食事が少ないからって、残せないのは…」
ジョミー「嫌がらせだよね…」
サム 「歓迎イベの時期ってヤツが、大切でよ…」
ハードな修行の前にあるらしいぜ、とサム君、フウと溜息。
サム 「体力勝負の修行になるから、食いだめでよ…」
シロエ 「すり鉢カレーって、サイズですか?」
ジョミー「まさか、桶豆腐も?」
サム 「すり鉢も、桶も、器で、ドンと盛られてよ…」
全部食うしか、と恐ろしいイベらしいですけど。
怖すぎ…。
2026/05/06 (Wed)
☆保証される食事
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと認識。
けれど引っ越せないわけで、安全圏は地上にもあるそうで。
シロエ 「そんな所が安全圏でも、困りますから!」
ジョミー「ぼくたちが行った場合は、新入り扱いだしね…」
サム 「キースの紹介だったら、違うかもだぜ」
スウェナ「歓迎イベは無いにしたって、行きたくないわよ」
座禅の宗派のお寺なんて、とスウェナちゃん、キッパリ。
スウェナ「三食、粗食は、変わらないでしょ?」
サム 「寺でやってる宿坊とかだと、マシな筈でよ…」
シロエ 「ホテルを持ってるトコもあるのは、話だけは…」
ジョミー「聞いたことはあるけど、どうなのかな…」
やっぱり精進料理なんじゃあ、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「紹介されても、安全圏でも、食事は大事でさ…」
キース 「その点だったら、保証するが?」
一同 「「「は?」」」
キース 「特に希望を出さない限りは、飯は普通で…」
フライなんぞも、普通に出るが、とキース君の太鼓判。
キース 「強いて言うなら、朝飯にパンが出ない程度で…」
シロエ 「縛りがあるのは、其処だけですか?」
キース 「基本、昼食は出していないが、連泊の場合は…」
厨房の方で、簡単なものを、という説明。
キース 「凝った料理を作らないだけで、うどんとか…」
サム 「蕎麦とか、丼かよ?」
キース 「そういうことだな、精進料理にも限らんし…」
飯の事情は心配無用、とキース君。
キース 「もちろん、飯はおかわり出来るぞ」
シロエ 「本当ですか!?」
キース 「料理の方も、多めに作ってあるものだから…」
サム 「頼めば、追加、出て来るわけな?」
実費程度で、とサム君の問い。
サム 「それとも、追加、まさかのタダ飯かよ?」
キース 「残しておいても、傷むだろうが」
ジョミー「其処に紹介してくれるわけ?」
キース 「まあな…」
お前たちが希望するのなら、と言ってますけど。
好条件なのでは…?
2026/05/07 (Thu)
☆避けて通る場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全圏だったことを認識。
とはいえ引っ越すのは無理で、キース君が地上で提供な話。
シロエ 「本当に、あの人、来ないんですね?」
キース 「長い年月、ヤツを見てはいるが、明らかに…」
避けているぞ、とキースが繰る数珠レット。
キース 「御本尊様の目がある場所では、キツイのかもな」
シロエ 「お寺には、欠かせないのが、御本尊様ですしね」
サム 「罰が当たりそうで、避けてやがるとか?」
キース 「理由は知らんが、用があっても、済み次第…」
着発で消えていることは保証する、と頼もしい言葉。
キース 「着発どころか、姿も見せない勢いで消えるな」
サム 「いいじゃねえかよ!」
シロエ 「正真正銘、安全圏に違いないです!」
ジョミー「紹介してくれる見返り、何か要るのかな?」
ぼくたちも、お小遣いは少なくて、とジョミー君の問い。
ジョミー「学校の宿題とかでも、頭はキースの方がさ…」
シロエ 「遥かにいいとは言いませんけど、勝てません!」
ぼくも頭脳には自信があるんですが、とシロエ君の苦笑い。
シロエ 「勝負となったら、負けるんですよね…」
サム 「シロエでダメなら、俺が敵うわけがねえよ」
スウェナ「紹介の条件、何なのよ?」
キース 「コレと言うヤツは、特に無いな」
朝の掃除でも手伝って貰えれば、という答え。
キース 「掃き掃除とか、雑巾がけとか、単純な作業で…」
一同 「「「あー…」」」
お寺だったら、ありがち、と誰もが納得。
サム 「んじゃよ、宿泊料とかは、掃除で払うのかよ?」
キース 「そうだが?」
ジョミー「お金は、払わなくていいんだ?」
キース 「もちろんだ」
食費も、労働だけで支払い可能、とキース君、キッパリ。
キース 「それで、紹介を希望するのか?」
シロエ 「例の迷惑な人が、避ける場所でしょう?」
サム 「美味しすぎるぜ!」
紹介して貰うべきだよな、と見回してますけど。
反対の声は…?
2026/05/08 (Fri)
☆嫌すぎる安全圏
GWはシャングリラ号だった御一同様、安全圏だった宇宙。
迷惑な人が来ないわけでして、そういう場所があるそうで。
ジョミー「紹介して貰うしかないってば!」
シロエ 「労働の方は我慢しますよ、普通っぽいですし」
サム 「そういや、その点、聞いてねえよな…」
ヘマをやったら、お仕置きかよ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「寺な以上は、容赦しねえってか?」
キース 「無いと思うぞ、身内じゃないしな」
一同 「「「は?」」」
身内とは、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「あのぅ…。お寺の修行は、他所へ出ますよね?」
ジョミー「自分の家では、出来ないって聞くよね」
サム 「厳しい宗派だと、数年間は、家を離れる筈だぜ
スウェナ「修行を始める前だと、家にいそうよ?」
中学生とか、とスウェナちゃんの意見。
スウェナ「その頃だったら、失敗した時は、雷かもよ」
キース 「家によるんだろうが、俺の場合は厳しかったな」
しかし…、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ゲストとなったら、手加減するかと…」
一同 「「「ゲスト!?」」」
まさか、と声がひっくり返った全員。
シロエ 「紹介するって、先輩の家のことですか!?」
サム 「宿坊、やっていたよな…」
ジョミー「キースの家が、安全圏!?」
そんな馬鹿な、と皆がドン引き。
スウェナ「ババを引きまくる人の家が、安全なわけが…」
シロエ 「あるわけないです、冗談でしょう!」
キース 「だが、本当に姿を見せないか、着発で…」
用だけ済ませて退散するぞ、とキース君、目がマジ。
キース 「よほど苦手な場所で、避けてやがって…」
シロエ 「先輩の家で、暮らすんですか…?」
朝晩、お経を読んだりして、とシロエ君の悪い顔色。
シロエ 「あんまり嬉しくないんですけど…!」
キース 「嫌なら別に、来なくてもいいが?」
一同 「「「うーん…」」」
どうするべきか、と考え込んでしまってますけど。
難問…。
2026/05/09 (Sat)
☆郊外で宿坊ライフ
GWを宇宙で過ごした御一同様、宇宙は安全な場所と判断。
迷惑すぎる人が来なくて最高ですけど、地上にもあるとか。
ジョミー「キースの家って、アルテメシアの郊外だっけ…」
シロエ 「割と不便で、バスの本数だって、少ないですね」
サム 「行く時、時刻表のチェック、欠かせねえよな」
スウェナ「乗り損ねたら、次のバスが来るまで、バス停…」
市街地だったら有り得ないわ、とスウェナちゃんの溜息。
スウェナ「同じようなルートを走るバスとか、あるでしょ」
サム 「あの辺りには、ソレもねえしよ…」
シロエ 「最寄りのコンビニ、徒歩圏外でしょう?」
キース 「失礼なことを言うな、立派に徒歩圏内だ!」
小学校と同じくらいの距離だぞ、とキース君の反論。
キース 「スクールバスなどがある、ド田舎とは違う!」
ジョミー「歩いて通っていたってことだよね?」
キース 「当然だろうが!」
断じて不便な田舎ではない、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「宿坊にしても、隠れ里とは呼ばれていないぞ」
シロエ 「そうかもですけど、色々とですね…」
サム 「考えちまうトコはあるよな、安全圏でもよ…」
マツカ 「あの…。よろしかったら、通学用に車を…」
御用意させて頂きますが、とマツカ君の控えめな申し出。
マツカ 「部活のある方と、帰宅組とで、分けてですね…」
ジョミー「有難いけど、その話、受けたら、確定だよね…」
シロエ 「そうなるでしょうね、宿坊ライフで…」
サム 「毎朝、本堂と境内の掃除で、お勤めつきでよ…」
宿坊と言うより、お寺ライフだぜ、とサム君が震わせる肩。
サム 「キースと出会った年の夏休みに、行ってよ…」
シロエ 「会長だけが、VIP待遇でしたね…」
でも、あの時は、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「掃除とかは、全く、しませんでした」
ジョミー「家に遊びに行っただけだったしね…」
だけど今度は、ガチで宿坊ライフ、と呻いてますけど。
辛そう…。
2026/05/10 (Sun)
☆設備が気になる
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙なら安全らしい件。
迷惑すぎる人が来なくて、地上にも欲しい安全圏ですけど。
キース 「どうするつもりだ、俺の家に来るのか?」
サム 「宿坊だよなあ、庫裏じゃなくてよ」
シロエ 「宿泊用の施設ですから、マシなんでしょうか?」
ジョミー「普段、泊まるの、庫裏だしね…」
年末年始も、夏休みに最初に行った時にも、とジョミー君。
ジョミー「宿坊だったら、一人部屋とか、いけるのかな?」
キース 「設備としては、当然、シングルもアリだが」
シロエ 「お風呂とトイレは、どうなんです?」
一同 「「「あー…」」」
共用ということもありそう、と思い当たる節はドッサリ。
サム 「修行道場、風呂に入るのも、キツイらしいぜ」
ジョミー「どういう意味でさ?」
サム 「時間厳守で、汗を流せたら、御の字でよ…」
キース 「私語は禁止で、ゆっくり浸かれる時間も無いな」
洗うだけで時間切れだぞ、と経験者ならではの台詞。
キース 「他のヤツらは坊主頭で、楽勝だったが…」
シロエ 「そういえば、髪の毛、誤魔化してましたっけ…」
ジョミー「坊主頭に見えるようにさ、サイオンで…」
キース 「出来たわけだが、風呂が大変で…」
正直、髪が傷んだんだぞ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「シャンプーなんぞは、持っていないし…」
シロエ 「石鹸で洗っていたんですね?」
サム 「そりゃ、傷むよなあ…」
キース 「ついでに言うなら、時間不足で、石鹸の泡を…」」
落とし切れない日も多かった、と深い溜息。
キース 「無い筈の髪を、丁寧に洗うなど、注目の的で…」
ジョミー「それを避けるには、手早くなんだ?」
キース 「頭から、湯を、ザッとかぶって…」
それで終わりの時もあったぞ、と激白。
キース 「傷まない方が、どうかしている」
シロエ 「お気の毒です。それで、宿坊には…」
大浴場しか無いんでしょうか、と聞いてますけど。
お風呂事情…。
2026/05/11 (Mon)
☆泊めて貰える場所
GWを宇宙で過ごした御一同様、迷惑な人が現れない場所。
安全圏なのが確実とはいえ、引っ越すわけにはいかない件。
キース 「ユニットバスなら、各部屋にあるが」
シロエ 「それなら、お風呂とトイレは安心ですね」
サム 「やっぱ、共用はキツイしよ…」
ジョミー「二泊三日とかなら、いけるんだけどさ…」
まるっと引越しもどきだと厳しいよね、とジョミー君も。
ジョミー「お風呂くらいは、好きな時間に入りたいしさ…」
キース 「誰が、宿坊に泊めると言った?」
一同 「「「は?」」」
キース 「寺の大事な収入源だぞ、泊まりたいなら金だ!」
正規の料金を支払って貰いたい、とキース君、目がマジ。
キース 「マツカが纏めて引き受けるにしても、割引は…」
マツカ 「無いわけですね、ぼくは気にしませんけど…」
おいくらでしょう、とマツカ君の問い。
マツカ 「広い部屋だと、やはり高めになりますか?」
キース 「そうだな。しかし、シングルも、値段の方は…」
サム 「高いのかよ?」
キース 「寺という場所で、個室は、厚かましすぎる!」
その精神で、高めに設定している、と副住職、即答。
キース 「当然、部屋の数も少ないわけで、人数分は…」
ジョミー「揃わないって!?」
キース 「スウェナ用に、一部屋、必須になるし…」
仮に、スウェナが、他の女性客と相部屋でも、と折る指。
キース 「ジョミーとサムと、マツカとシロエで四人分だ」
シロエ 「足りないんですね…?」
キース 「部屋数自体は、もっとあるんだが、長期間は…」
占拠されると、親父が怒るぞ、と出て来た、恐ろしい名前。
キース 「一泊くらいだったら、許容出来ても…」
サム 「連泊となったら、アウトなのかよ?」
キース 「普通に泊まりたい方に、ご迷惑がかかるからな」
ジョミー「それじゃ、泊めてくれる場所って、まさか…」
シロエ 「ご自宅でしょうか?」
年末年始に泊めて頂く庫裏、と質問ですけど。
庫裏ですか…?
2026/05/12 (Tue)
☆保護者が問題
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れない場所で、聞けば地上にもあるらしくて。
キース 「親父の目が、行き届くという点からしても…」
サム 「なんで、親父さんの名前が出て来るんだよ!」
ジョミー「泊めてくれるの、キースだよね?」
キース 「お前たち、自分の立ち位置を考えてみろ!」
俺と違って、独立していない、とキース君が突き付ける指。
キース 「俺の場合は、寺があるから、家にいるだけで…」
シロエ 「言われてみれば、社会人ですよねえ…」
キース 「俺と同じで副住職でも、嫁を貰ったら別居で…」
他所に自宅で、通うヤツもいるんだ、とキース君。
キース 「俺にしたって、高校生でなければ、今頃はだ…」
ジョミー「お嫁さんを貰って、他所にいるって!?」
サム 「そういや、昔は、家を出るってよ…」
シロエ 「言ってましたね、我慢して同居なわけですか…」
薄給なせいで独立出来なくて、とシロエ君、同情モード。
シロエ 「それに比べると、ぼくたちは親元暮らしで…」
サム 「家を出るとか、思い付かねえ感じだよなあ…」
キース 「分かったか!」
他所のお子様を預かるわけだ、とキース君が見回す部屋。
キース 「親父には、監督責任が出来るんだぞ!」
シロエ 「保護者から預かる形になるんですね…」
キース 「食わせる義務から、無茶をしないか見守りも…」
親父の役目になって来るぞ、とキース君、腕組み。
キース 「宿坊に泊めて、何かあったら親父の責任だ!」
サム 「酒の飲み過ぎで、救急搬送とかかよ!?」
ジョミー「庫裏にいたって、飲む人は飲むよ!」
シロエ 「お正月とか、無礼講ですし…」
みんな揃って飲んでますけど、とシロエ君の反論。
シロエ 「叱られた覚え、ありませんから!」
スウェナ「当たり前だろうが、親父が同席してるんだぞ!」
一同 「「「あー…」」」
監督付きで酒宴だったか、と納得するしかない理由。
ダメかも…。
2026/05/13 (Wed)
☆キツそうな庫裏
GWを宇宙で過ごした御一同様、安全な場所で生活を希望。
迷惑な人が現れない所を、キース君が紹介するんですけど。
シロエ 「庫裏に泊まるなら、制約、多そうですよね…」
サム 「個室どころか、大部屋じゃねえか…」
キース 「年末年始に、部屋の文句は聞いていないが?」
毎年、大部屋で年越しと正月で、と副住職のツッコミ。
キース 「合宿気分で盛り上がっていて、次の日の朝は…」
ぶるぅ 「お寝坊さんだよね、毎年、起こしてるもん!」
廊下を跳ねて、あけおめの挨拶、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「明けましておめでとう、起床、起床ーっ!って」
ジョミー「そうなんだけどさ、アレは非日常でさ…」
サム 「大晦日と元日だけの泊まりで、帰宅するしよ…」
シロエ 「合宿気分が抜けないままで、名残惜しくて…」
帰った次の日、初詣で会うと嬉しいんです、とシロエ君。
シロエ 「ですが、庫裏での長期滞在になった場合は…」
サム 「名残惜しいどころか、早く解散したくてよ…」
ジョミー「家に帰る日、待ち遠しいよね…」
スウェナ「学校がある日は、帰れないものね…」
土日を待つしか、とスウェナちゃんの悪い顔色。
スウェナ「下手な寮より、キツイんじゃないの…?」
キース 「やかましい! 嫌ならサッサと断ってくれ!」
一同 「「「うーん…」」」
断ったが最後、次は無いな、と誰もが考え込む場面。
シロエ 「きっと、最初で最後のチャンスですよね…」
サム 「キースの機嫌を損ねちまったら、次はねえぜ…」
ジョミー「穏便に、保留とかは無理かな…」
??? 「泊まっちゃえば?」
かまわないよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「お寺ライフで、庫裏で暮らせば?」
シロエ 「何処から湧いて出たんですか!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間から!」
サム 「安全圏、やっぱ、欲しいぜ、こうだしよ…」
大抵の場所に湧いて出るしよ、と呻いてますけど。
その通り…。
2026/05/14 (Thu)
☆縛りのある場所
GWはシャングリラ号だった面々、宇宙は安全圏だと確信。
迷惑な人が現れないわけで、キース君の家も同じらしくて。
Aブルー「キースの家が安全圏なのは、保障するよ」
キース 「ほら見ろ、本当だっただろう!」
一同 「「「うーん…」」」
ガチで安全圏だったのか、と分かりはしても、お寺ライフ。
シロエ 「お墨付きですけど、イイネする気になれません」
ジョミー「ぼくも…」
サム 「俺も、言った舌の根が乾いてねえけど…」
キースの家で暮らすチョイスは、ちと、とサム君も苦い顔。
サム 「安全圏ってヤツは、欲しいけどもよ…」
スウェナ「キースの家で寝泊まりするとか、無理すぎるわ」
シロエ 「朝夕のお勤めがあって、境内とかの掃除もです」
ジョミー「嬉しくない気分、満載って気しか…」
食事も宿坊とは違うよね、とジョミー君の問い。
ジョミー「家庭料理で、お寺ライフに特化しててさ…」
シロエ 「精進ではないと思いますけど…」
サム 「ぶっちゃけ、縛りはあると思うぜ」
キース 「当然だろうが!」
焼肉は食えんと思っておけ、とキース君、ピシャリ。
キース 「食えたとしたなら、調理済みのだ」
一同 「「「は?」」」
キース 「焼肉の匂いが、寺からするのはマズイしな…」
宿坊の厨房で焼いて貰って持ち帰り、と解説が。
キース 「野菜だけなら、ホットプレートもアリだが…」
シロエ 「肉は、温め直しも、レンジですか!?」
キース 「でないと、匂いが漂うわけで…」
肉はレンジだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「一番デカい縛りが、その辺りだな」
Aブルー「思った以上に、厳しい世界らしいね…」
キース 「なんなら、あんたも参加するか?」
俺は構わん、と太っ腹な申し出。
キース 「人数くらいは、一人増えても違いは無いし」
サム 「イイネすべきか、迷うトコだぜ…」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
お寺ライフに巻き込む気かい、と引いてますけど。
巻き添え?
2026/05/15 (Fri)
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