シャングリラ学園つれづれ語り
☆梅雨に便利な技
さて、6月。梅雨の季節で、週末は生徒会長宅な御一同様。
最近の梅雨は暴れ気味だけに、下手に出掛けるよりも屋内。
シロエ 「よく降りますね、今日はマシな方ですけど」
サム 「普通に傘でいけるしよ」
ジョミー「土砂降りになったら、傘じゃキツイよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動なら、平気だもん!」
お買い物に行くのも、一瞬だしね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「傘で手が塞がる心配だって、ちっとも!」
シロエ 「羨ましいです、両手に荷物でオッケーですよね」
スウェナ「その荷物だって、袋に詰めたら、一瞬だわ」
ジョミー「家に向かって、パッと移動で、重さも無関係…」
どれだけ買っても平気で、雨に強くて、とジョミー君も。
ジョミー「おまけに早いし、梅雨には、最強かも…」
サム 「俺たちだって、出来ればいいのによ…」
シロエ 「雨の中を登校するのも、厄介ですし…」
スウェナ「バス停までの道でも濡れるし、バス停だって…」
屋根のあるトコは満員だわよ、とスウェナちゃんの嘆き節。
スウェナ「割り込めないから、傘ごと雨の中で土砂降り…」
ジョミー「アスファルトで跳ね返って、足も濡れるしさ…」
ぶるぅ 「大変そうだね、瞬間移動、楽なんだけどな…」
キース 「まったくだ…」
羨ましすぎて泣けて来るぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「今の話で、一気に憂鬱度が大幅アップで…」
一同 「「「は?」」」
何の話だ、と皆の視線がキース君に集中。
シロエ 「キース先輩、何か悩み事でもあるんですか?」
ジョミー「梅雨の季節は、精神的に落ち込むとか?」
サム 「あるらしいよな、太陽に当たらねえとよ…」
幸せ度数、減るって言うぜ、とサム君、うんうん、と。
サム 「雨だと、朝の境内の掃除が出来ねえし…」
シロエ 「あー、朝の光が浴びられませんね」
ジョミー「前の日に叱られたショックとかのリセット…」
出来なくなるから辛いかも、とジョミー君の分析。
ありそう…。
2026/06/01 (Mon)
☆憂鬱になる理由
今年も来たのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が一番。
雨の話から瞬間移動が脚光を浴びてますけど、憂鬱な人が。
シロエ 「なるほど、雨はメンタルに良くなさそうです」
サム 「でもよ、キース、精神的にタフな方だぜ?」
ジョミー「火だるまショーでも、落ち込まなかったよね…」
スウェナ「雨の日が何日か続いた程度で、落ち込むかしら」
裏山が崩れたとかなら分かるけど、とスウェナちゃん。
スウェナ「元老寺までは届かなくても、墓地の上の方…」
シロエ 「土砂が入るとかは、あるかもですね」
サム 「その場合、責任、寺にあるよな?」
ジョミー「檀家さんには、落ち度、ないしね…」
お供え物の放置とは違うんだから、とジョミー君も。
ジョミー「置きっ放しだった、お供え物、イノシシがさ…」
シロエ 「食べに現れて、墓石、倒すらしいですよね…」
サム 「そっちだったら、寺の責任、軽くなるけどよ…」
見回りが徹底していなかった程度だし、とサム君が捻る首。
サム 「土砂崩れの方だと、そうはいかねえぜ?」
シロエ 「整備不足で、文句を言われてしまいますよ…」
ジョミー「元に戻す工事も、全額、負担だろうね…」
スウェナ「そうなった時には、キースも、うんと憂鬱で…」
修理費用を何処から出すとか、担当なんでしょ、という声。
スウェナ「雨が降る度に、その心配で、鬱になるかも…」
シロエ 「ありそうですけど、瞬間移動と関係は何処に?」
サム 「身体を張って、土砂崩れは止められねえよな…」
ジョミー「崩れる音で飛んで行っても、下敷きっぽいよ?」
飛んでってシールド張る気なのかな、とジョミー君。
ジョミー「一瞬で移動で、展開出来たら…」
ぶるぅ 「そだね…。でもでも、ソレが出来るんなら…」
ブルー 「出掛けなくても、シールドは展開可能だけどね」
シロエ 「指先一本で、オッケーですね?」
サム 「じゃあよ…」
なんでキースが憂鬱に、と聞いてますけど。
土砂崩れのせい…?
2026/06/02 (Tue)
☆土砂崩れの恐れ
今年も梅雨のシーズンでして、週末は生徒会長宅ですけど。
雨を気にせずに済むのが瞬間移動で、キース君が憂鬱な顔。
スウェナ「やっぱり、土砂崩れの件じゃないかしら?」
ジョミー「雨の激しさ、酷くなって来てるしね…」
シロエ 「今までだったら被害ゼロでも、この先は謎です」
サム 「裏山があるのは、間違いねえしな…」
墓地用に開発されている分、ヤベえかも、とサム君も。
サム 「普通の山より、崩れやすいとか、ありそうだぜ」
シロエ 「墓地は垣根くらいしか、木が無いですから…」
スウェナ「保水力、かなり低いわよね…」
ジョミー「今年こそ崩れるかも、って心配してそう…」
だけど、瞬間移動と結び付かない、とジョミー君の疑問。
ジョミー「憂鬱になるポイント、そっちだよね?」
シロエ 「雨が占めてる部分も、大きいかもです」
サム 「まあなあ、土砂崩れと雨はセットものだしよ…」
キース 「いい加減にしてくれ、縁起でもない!」
崩れた場合、損害賠償を請求するぞ、とキース君の怖い顔。
キース 「言霊は馬鹿に出来んし、今日の話は覚えておく」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「お小遣いじゃ、とても足りませんって!」
サム 「万一の時は、工事現場で働くしよ…」
費用は請求しねえでくれ、とサム君、顔面蒼白。
サム 「マジで小遣い、そんなにねえし…」
シロエ 「ぼくもなんです、請求するならマツカ先輩に…」
キース 「マツカは、何も喋っていないが!」
マツカ 「それはいいです、お困りだったら、請求書を…」
ぼく宛に送って貰えますか、とマツカ君、流石な対応。
マツカ 「執事にも伝えておきます、ご遠慮なく」
キース 「お前まで、土砂崩れ説の肩を持つ気なのか…?」
マツカ 「えっと…? もしかして、別件なんでしょうか」
スウェナ「それっぽいわね…」
シロエ 「土砂崩れの心配でないなら、何なんです?」
言霊の件は謝りますから、と質問ですけど。
何故に憂鬱…?
2026/06/03 (Wed)
☆梅雨の風物詩な愚痴
梅雨のシーズンで週末も雨、生徒会長宅で過ごす御一同様。
雨の日の便利技な瞬間移動の話で、キース君が憂鬱でして。
シロエ 「ぼくたちだって、気になりますし…」
サム 「真面目に、なんで雨だと憂鬱なんだよ?」
キース 「何年、俺と付き合っていやがるんだ!」
一同 「「「えっと…?」」」
何年だっけ、と指を折り始めるくらいに、長い腐れ縁。
ジョミー「十年は軽く超えているよね…」
シロエ 「キース先輩が、大学を卒業してからだって…」
スウェナ「何年目かしら、えーっと…?」
キース 「もういい、俺だけ社会人なのは分かるな?」
働いていることを思い出せ、とキース君、腕組み。
キース 「毎年、梅雨になったら愚痴っているのもだ!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と一気にピンと来るのが梅雨のシーズンの風物詩。
ジョミー「そっか、雨の日の月参りだ!」
サム 「自転車はキツイって話だっけな…」
スウェナ「確か、公共の交通機関で行っていたわね?」
キース 「だったら、そろそろ気付いて欲しいものだな」
瞬間移動が羨ましい理由に、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「これで分からないヤツがいるなら、前に出ろ!」
シロエ 「す、すみません!」
サム 「マジで深刻な理由だったのな…」
ジョミー「土砂崩れと違って、雨だと、必ず来るヤツ…」
雨の降り方が激しい今だと、厳しそう、とジョミー君。
ジョミー「ぼくたちが高校に入った頃だと、雨だって…」
サム 「折り畳みの傘があったら、いけたんだけどよ…」
シロエ 「昔話になっちゃいましたね…」
スウェナ「折り畳み傘で走って、コンビニでビニール傘…」
買わない限りは、濡れ方が半端ないわよ、という声まで。
スウェナ「キースの憧れ、スクーターから、瞬間移動に…」
シロエ 「シフトしたかもしれませんね…」
キース 「全く持って、その通りだ…」
檀家さんの家まで一瞬だったら、と嘆いてますけど。
切実かも…。
2026/06/04 (Thu)
☆専用車があるかも
今年も梅雨のシーズンでして、生徒会長宅が雨の日に最適。
週末で来ている御一同様、瞬間移動の便利さに気付いた件。
サム 「瞬間移動だったら、スクーターの比じゃねえな」
ジョミー「タクシーで送迎するより、快適そうだよ」
シロエ 「乗り降りする時だけは、雨の中ですしね…」
運転手さんが傘を差してくれても、とシロエ君。
シロエ 「マツカ先輩みたいに、車寄せでもない限りは…」
スウェナ「そう言えば、贅沢な家だったわよね…」
サム 「雨に濡れずに、車の乗り降り、出来るしよ…」
マツカ 「そうかもですけど、行先にもあるとは…」
限りませんよ、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「ぼくも今では路線バスで、登下校ですけど…」
ジョミー「そっか、校門前だと、車寄せなんか…」
サム 「あるわけねえよな、けどよ、生徒は門までで…」
マツカ 「許可を取ったら、入れるのかもしれません…」
ブルーなんかは、いけそうですよ、とマツカ君の指摘。
マツカ 「瞬間移動を使う代わりに、誰か送迎だったら…」
一同 「「「あー…」」」
言えているかも、と皆の視線が生徒会長に。
シロエ 「会長、実はソルジャーでしたっけ…」
サム 「事実上のトップなんだし、門を車で通れるぜ…」
ジョミー「しかも、黒塗りのタクシーじゃないかな」
キース 「マツカ級で、お抱え運転手の線もありそうだ」
俺たちが知らないだけで、専用車があるとか、という説。
キース 「シャングリラ号に比べたら、車なんぞは…」
シロエ 「格安ですよね、高級車でも…」
ジョミー「マンションの駐車場とかに、置いてあるとか?」
サム 「他の車に当たられねえように、他所でねえの?」
お抱え運転手とセットで、違う所に、とサム君も。
サム 「あるんだったら、キース、貸して貰えよ」
一同 「「「は?」」」
サム 「瞬間移動の代わりに、雨の日の月参り用によ…」
なにしろ使っていねえんだし、と言ってますけど。
専用車を…?
2026/06/05 (Fri)
☆専用車と道路事情
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
其処で話題が瞬間移動で、濡れないだけに月参り向けかも。
キース 「待て、檀家さんの家まで、運転手つきの車か?」
シロエ 「いいと思うんですけど、何か問題ありますか?」
サム 「借りりゃ楽だぜ、料金だってタダでねえの?」
ジョミー「ブルーのツテで頼むんだったら、そうなりそう」
ブルー専用車なんだし、ブルーはタダ、とジョミー君。
ジョミー「ぶるぅにしたって、セットでタダになるよね?」
シロエ 「日頃、使っていないの、面倒だからでしょう」
サム 「スーパーに行くだけのために、専用車はよ…」
頼んでる方が逆に面倒、とサム君が眺める窓の方向。
サム 「まずは連絡で、送迎の時間を伝えねえとよ…」
マツカ 「登下校だったら、時間が決まってますけれど…」
ジョミー「マツカ、もしかして、普段、使わないのは…」
シロエ 「ぼくたちに遠慮だけじゃないかもです」
ぼくたちの行動、思い立ったが吉日ですし、とシロエ君。
シロエ 「急に決まって集合するとか、ありがちですよ」
マツカ 「確かに、そういう面は否定出来ません…」
運転手に頼んでいるより、動いた方が、とクスクスと。
マツカ 「行先によっては、車が横付け出来ない所も…」
サム 「あー、路地裏のラーメン屋とかな…」
ジョミー「美味しいっていう話、出た途端にさ…」
シロエ 「解散した後の夜でも、行ってますよね…」
高級車は表通りまでが限界でしょう、とシロエ君の相槌。
シロエ 「スーパーの場合も、大型車はキツイかもです」
ぶるぅ 「そだね、スーパーよりも、狭い道とかに…」
食材のお店があったりするよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「でもでも、ブルー、専用車なんかは無いもん!」
サム 「マジかよ、キース、借りられねえって?」
キース 「どうせ、檀家さんの家には横付け出来んし…」
絵に描いた餅だが、少し惜しいな、と残念そう。
車ですしね…。
2026/06/06 (Sat)
☆高級車と諸事情
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には魅力的な移動手段。
サム 「なんで、家に横付け、ダメなんだよ?」
シロエ 「道路事情の問題でしょうか?」
スウェナ「住宅街だと、狭い道とか、ありがちだものねえ」
ジョミー「表通りまでしか無理だと、イマイチかもね…」
歩く間に法衣が濡れちゃいそうだし、とジョミー君も。
ジョミー「横付け出来ないとなったら、魅力半減かなあ…」
シロエ 「マツカ先輩も言ってましたね、学校の門…」
マツカ 「門を入ってから校舎まで、遠いですよ」
サム 「間にグラウンドとか、あるもんなあ…」
キースの事情も同じかもな、とサム君、うんうん、と。
サム 「そういや、棚経で回るコースも、道幅がよ…」
ジョミー「自転車だから、それほど気にならないけど…」
シロエ 「車だったら、イマイチですか?」
サム 「すれ違いとかは厳しいかもなあ…」
どっちかの車が譲らねえと…、と現場を知る人の見解。
サム 「かなり下がって横に寄せるとか、そういう…」
一同 「「「あー…」」」
高級車は入れないヤツだ、と皆が納得。
シロエ 「確かに、会長専用車があったとしても…」
スウェナ「絵に描いた餅とか以前に、使えないわよね…」
ジョミー「だけど、惜しくなる程度にはさ…」
サム 「車、憧れだったのな…」
気の毒によ、とサム君、合掌。
サム 「雨の月参り、車ねえけど、頑張れよな…」
キース 「励ましは嬉しいんだが、勘違いは良くない」
サム 「えっと…?」
キース 「僧籍だったら、心得事だぞ」
檀家さんの家に高級車は不可だ、とキース君、腕組み。
キース 「皆さん、経済的な事情がおありなんだし…」
シロエ 「狭いお家にお住まいだと、マズイですよね」
サム 「ヤベえ、気配り問題かよ…」
キース 「車の使い分けは、坊主の基本だ!」
この際、覚えておくんだな、と睨んでますけど。
使い分け…?
2026/06/07 (Sun)
☆車と使い分け
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君が羨ましがる裏技。
シロエ 「車の使い分けって、何なんですか?」
キース 「坊主の間では、常識なんだが…」
実践している家と、そうでない家が、と副住職、合掌。
キース 「俺の家だと、後者になるわけで…」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「宿坊の方にも車はあるんだが、自家用車は…」
親父の車が一台だけで、とキース君の渋面。
キース 「二台持てるほど、余裕がないからな…」
サム 「お前、欲しがっているじゃねえかよ」
キース 「夢を見るのは、俺の自由だ!」
買えるとしたら、スクーターまでだろう、とキース君。
キース 「そういう寺だと、使い分けは不要なんだが…」
シロエ 「もしかして、高級車と大衆車の違いですか?」
キース 「正解だ!」
高級車を持てる寺なら、大衆車も買えるぞ、とフウと溜息。
キース 「普段、乗り回すのは高級車の方で、月参りは…」
サム 「大衆車の方を使うわけな?」
キース 「でないと、檀家さんに顔向けが出来ん!」
儲かっている理由が何であろうと、と繰る数珠レット。
キース 「空き時間に株で稼いでいようが、車に反映は…」
シロエ 「よろしくないんすね?」
キース 「坊主丸儲け、という言葉が存在するくらいだぞ」
サム 「お布施で高級車、買ったわけじゃねえのにな…」
勘違いされても仕方ねえかも、とサム君、納得した模様。
サム 「借り物にしたって、高級車はアウトだよなあ…」
キース 「軽自動車を持ってやがったら、借りるんだが…」
その場合は運転手が問題で、とキース君の苦笑い。
キース 「専用車と違って、専属の運転手がいなくて…」
ジョミー「自分が免許を取るしかないよね?」
キース 「借りられるんだったら、検討するが…」
ブルー 「生憎と無いね、夢を見るより…」
現実的な策を考えてみたら、と言ってますけど。
どんなの…?
2026/06/08 (Mon)
☆車を持つには
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には羨ましい技でして。
シロエ 「現実的な策って、どんなのですか?」
キース 「バイトを増やして、軽自動車の金を稼げと?」
ジョミー「それっぽいけど、車って、買った後もさ…」
サム 「けっこう金がかかるらしいぜ」
ガソリン代に維持費、馬鹿にならねえんだろ、とサム君も。
サム 「バイトを辞めてる場合じゃねえと思うぜ」
シロエ 「まるで車の奴隷ですよね…」
スウェナ「第一、バイト、何処でやる気なの?」
ジョミー「王道じゃないかな、会館とかで…」
バイトのお坊さん、とジョミー君。
ジョミー「勤務出来る日、選べそうだけど、出勤したら…」
サム 「二日間ほど、拘束だよな?」
ブルー 「そうだろうねえ、枕経から始めた場合は…」
三日間かも、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。
ブルー 「急ぐ家だと、枕経の日に、お通夜になるけど…」
サム 「間を置く家だって、ちゃんとあるよな…」
ブルー 「お坊さんを会館に頼む理由が、正当な時はね…」
菩提寺が遠くて、頼めないとか、と生徒会長、合掌。
ブルー 「そういう場合は、菩提寺の方に連絡してさ…」
シロエ 「誰か回して貰うんですね?」
ブルー 「空きがあったら、菩提寺のツテでいけても…」
サム 「ダメなケースも出て来そうだよな…」
菩提寺って言ってもピンキリだしよ、と僧籍な人。
サム 「顔が狭けりゃ、ツテもねえよなあ…」
ブルー 「ツテで派遣が無理になったら、会館経由で…」
サム 「誰か頼んでくれ、ってヤツかよ…」
ブルー 「ピンポーン!」
だから会館経由と言っても、読経フルコース、という説明。
ブルー 「枕経の日が要るから、三日間、拘束!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「拘束時間はフルじゃないけど、出勤は三回!」
サム 「三回かよ…」
楽なバイトと言えねえよな、と唸ってますけど。
三回ですか…。
2026/06/09 (Tue)
☆無理そうなバイト
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、濡れずに動けてキース君の憧れ。
キース 「会館の坊主バイトは、楽とは言えんぞ」
サム 「やっぱ、三日はキツイよなあ…」
キース 「取り分も、さほど無いらしい」
一同 「「「は?」」」
坊主丸儲けの延長なのでは、と皆がキョトン。
シロエ 「会館でやっても、お坊さんにはお布施ですよね」
キース 「間に会館が入るというのを忘れるな!」
サム 「もしかしなくても、天引きかよ?」
キース 「かなりの部分を、持っていかれると聞いている」
手取りは少なくなるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「軽自動車を買うまでの間に、何回、出勤やら…」
ジョミー「その後、維持費を稼ぐわけだよね?」
スウェナ「大変そうだわ、ホントに文字通り車の奴隷ね…」
サム 「現実的な解決策でも、無理なんでねえの…」
月参りの他にバイトなんだぜ、とサム君が軽く広げる両手。
サム 「諦めた方がマシな気しかしねえんだけど…」
キース 「俺もそう思う…」
現状に甘んじておくしか、とキース君、諦めの境地。
キース 「梅雨の間だけの我慢だしな…」
シロエ 「ですよね、昨今、秋雨も暴れがちですけど…」
スウェナ「梅雨ほど長引くわけじゃないものね…」
ブルー 「あのねえ…」
誰も車とは言っていないよ、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「キースだったら、出来そうなことでさ…」
一同 「「「えっと…?」」」
どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩ならではの、スキルとかですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
キースの頭に注目したまえ、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「キースだけが出来る、特殊なサイオンのさ…」
サム 「アレかよ、坊主頭に見せかけるヤツ…」
ジョミー「サイオニック・ドリームの、応用だよね?」
瞬間移動は無関係じゃあ、という疑問ですけど。
それはそう…。
2026/06/10 (Wed)
☆使わない思念波
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末も雨だと生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、キース君には羨望な件。
ブルー 「瞬間移動は無関係だけど、みんなの中にさ…」
シロエ 「お坊さんだったら、他には、いませんけど?」
スウェナ「サムとジョミーは、名前だけだものねえ…」
ブルー 「違うよ、ああいうスキルを持っている人…」
誰かいるかな、と生徒会長が見回す部屋の中。
ブルー 「せいぜい、思念波止まりなんじゃあ?」
シロエ 「それはまあ…。しかもスマホが便利ですしね…」
ジョミー「思念を飛ばす前に、つい、使っちゃうよね…」
キース 「俺の場合は、仕事関係が多いし、余計にな…」
檀家さんに思念で連絡は出来ん、と副住職な人。
キース 「スマホでさえも、使いこなせない人が多めで…」
サム 「あー…。家の電話も黒電話な、ご高齢者様な…」
キース 「お子様たちがいらして、困るらしいぞ」
シロエ 「家にWi-Fiが無いというパターンですね?」
通信費が高くつくヤツで…、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「けっこう多いと聞いてますけど…」
キース 「年末年始と、お盆の頃には、難民が増えるぞ」
ジョミー「なんで、キースが知っているのさ?」
キース 「墓参りに来た方が、愚痴を漏らしがちで…」
宿坊のWi-Fiを開放している、と気配り完璧。
キース 「難民の方が集って、スマホだからな…」
一同 「「「あー…」」」
お寺かどうかは気にしないか、と誰もが納得。
シロエ 「確かに、宿坊、Wi-Fi、必須ですしね…」
キース 「スターリンクが要る環境でもないし…」
無料開放は寺の義務だろう、と宿坊つきならでは。
キース 「そういう環境で暮らしていると、思念波は…」
サム 「縁遠くなっちまうよなあ…」
ブルー 「その件も込みで、復習しながらスキルをさ…」
キース 「俺に磨けと?」
ブルー 「どうかな?」
いい機会だと思うけれどね、と笑顔ですけど。
スキル…?
2026/06/11 (Thu)
☆スキルを磨けば
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
雨でも濡れない瞬間移動が、キース君の羨望の的な状況で。
キース 「俺のスキルを磨けば、何か起こるのか?」
シロエ 「雨が続いて退屈ですから、坊主ショーかもです」
サム 「あー…。キースがツルピカだったら、笑えるぜ」
ジョミー「修行道場の時に見たのが、最初で最後だもんね」
何年前の話だっけ、とジョミー君が折っている指。
ジョミー「大学時代の修行だったし、えっと…?」
シロエ 「道場が終わった日が、クリスマス当日でした」
サム 「イブはキッチリ、締めの読経だっけなあ…」
スウェナ「アレが原因で、別れるカップルいるらしいわね」
大学生活最後のクリスマスに、デートどころか、という声。
スウェナ「よっぽど出来た彼女以外は、出迎えよりも…」
シロエ 「道場が始まる前に、別れ話を切り出しますよ」
サム 「修行中は、スマホも使えねえしよ…」
ジョミー「キースの時代は、ガラケーだったけれどね…」
どっちにしたって繋がらないし、とジョミー君。
ジョミー「普通、別れて終わりじゃないのかな?」
キース 「同じ大学で出来た彼女でも、正直、厳しい…」
サム 「やっぱ、そうかよ?」
キース 「クリスマス期間に絶縁状態、終われば丸坊主…」
耐えられる女子大生は、そうはいないぞ、と副住職、合掌。
キース 「有名な寺の跡継ぎ狙いか、寺の娘で耐性持ち…」
シロエ 「それ以外の彼女は、逃げるんですね?」
キース 「辛いケースは、無言で逃げていないヤツだな…」
一同 「「「あー…」」」
道場が終わったら、彼女無しだ、と皆がガクブル。
キース 「道場入りの前に、クリスマスプレゼントを…」
サム 「手配しといたヤツだけ貰って、音信不通な…」
キース 「今も例年、あるあるらしいぞ」
シロエ 「悲惨ですねえ…」
ジョミー「思い出話、坊主頭で語ればさ…」
絶対ウケるし、坊主ショー、と注文ですけど。
スキルは磨けそう…。
2026/06/12 (Fri)
☆法衣でなければ
雨が降るのが梅雨のシーズン、生徒会長宅が週末の定位置。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、雨でも濡れずに楽々で。
キース 「坊主ショーなど、断固、断る!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ケチすぎる、と文句が出まくり。
シロエ 「それは無いでしょう、スキル磨きです!」
サム 「ブルーも言ったし、頑張れよな!」
ジョミー「ホントだってば、逃げていないで頑張るべき!」
スウェナ「スキルはアップしてこそだわよ!」
坊主頭に限定でも、とスウェナちゃん、ズイと。
スウェナ「それに本来、サイオニック・ドリームだし…」
ジョミー「使いようによっては、他にも応用出来るよ!」
サム 「雨の月参り、楽が出来るかもしれねえぜ?」
一同 「「「は?」」」
どんな方法、と皆の視線がサム君に集中。
シロエ 「まさか、檀家さんの家で、玄関先だけですか?」
ジョミー「入らないなら、雨合羽とか、着たままだよね?」
スウェナ「月参りをしたふりをして、次に行くのね?」
キース 「流石に、それは酷すぎるかと…」
仏様にも申し訳が立たん、とキース君の渋面。
キース 「入らずに済んだら、確かに楽ではあるが…」
サム 「そうじゃねえって、服の方な!」
キース 「服だと?」
サム 「法衣、着ているフリも出来るんでねえの?」
実際は半袖半パンでもよ、とサム君が立てる親指。
サム 「裾とか袖が長い法衣よりかは、ずっとマシだぜ」
一同 「「「あー…」」」
濡れ方と不快感が違うわけだ、と一同、納得。
ジョミー「タオルで拭いたら、一発だもんね…」
サム 「足元にしてもよ、草履なんかは要らねえし…」
シロエ 「スニーカーなだけでも、違いますよね…」
長靴だったら最強です、とシロエ君の相槌。
シロエ 「キース先輩、やってみませんか?」
サム 「チャレンジする価値、あると思うぜ?」
キース 「そうか、アリかもな…」
法衣を着ずに済むんだったら、と言ってますけど。
確かに…。
2026/06/13 (Sat)
☆実践している人
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、雨に強いので羨ましいキース君。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「実際、やってる人がいたような…」
一同 「「「えっと…?」」」
そうだったかな、と皆の視線が生徒会長に。
サム 「ブルー、やってたっけか?」
ブルー 「坊主頭の方なら、あちこちのお寺で…」
ぶるぅ 「修行の間にやっていたけど、服は知らないよ?」
誤魔化す必要、ないんだもん、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「法衣で行く時は、ちゃんと法衣だし…」
ブルー 「他の場面でも、服なんかでは…」
サイオニック・ドリームは使っていないよ、と断言。
ブルー 「ジョミー、その先、言わない方がさ…」
ジョミー「あーっ!?」
??? 「もしかしなくても、お呼びなのかな?」
身に覚えが、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「ひぃぃっ!!!」」」
ブルー 「だから、ジョミーに注意したのに…」
ジョミー「ウッカリしてたよ…」
思い出しちゃったモンだから、とジョミー君、顔面蒼白。
ジョミー「呼んでないから、すぐに帰って!」
Aブルー「失礼だねえ…」
ぶるぅ 「んとんと、お土産、急いで詰めるから!」
今日のおやつ、と料理上手なお子様も、ワタワタ。
ぶるぅ 「ぶるぅの分と、ハーレイの分も入れるよ!」
Aブルー「追い出しにかからなくても、話くらいはさ…」
聞いてくれてもいいだろう、とソルジャー、居座る体勢。
Aブルー「サイオニック・ドリームで、服の誤魔化し…」
ブルー 「やってるらしいね、常習犯で…」
Aブルー「ピンポーン!」
こっちじゃなくって、ぼくの世界で、と威張り返る人。
Aブルー「ソルジャーの衣装で、人類の街は無理だしさ…」
シロエ 「潜入班に借りればいいでしょう!」
Aブルー「サイズの問題とか、面倒で…」
それに流行りの服でキメたい、と笑顔ですけど。
常習犯…。
2026/06/14 (Sun)
☆目指すなら上を
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君には羨ましい技でして。
Aブルー「それでキースは、どうしたいのかな?」
キース 「法衣に見せかけられたら、楽になるんだが…」
シロエ 「スキルアップしましょう、キース先輩!」
サム 「服が無理なら、足元だけでもよ…」
草履とスニーカーじゃ違うぜ、とサム君のプッシュ。
サム 「髪だけだったら出来るんだし、足先だけもよ…」
スウェナ「服を丸ごとよりかは、簡単そうよ?」
キース 「そうだな…。草履だけでも、何とかしてみるか」
ぶるぅ 「足元だけの練習するなら、スリッパだね!」
みんな、普段は履いてないけど、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「やるんだったら、お客様用のを持って来る!」
キース 「頼む、そいつで練習して…」
サム 「スリッパが草履に見えるようにするのな?」
キース 「出来るようになったら、靴もいけるぞ」
スリッパを借してくれ、とキース君、やる気。
キース 「上等のヤツでなくていいから、適当に」
ぶるぅ 「オッケー!」
取って来るね、とドアの方へと跳ねてピョンピョン。
ぶるぅ 「どれがいいかな、夏用だよね!」
Aブルー「ちょっと待った!」
ぶるぅ 「ん-と…?」
夏用のスリッパ、ダメだったかな、と首を傾げるお子様。
ぶるぅ 「衣替えの季節なんだし、夏用でいいと思うの!」
Aブルー「そうじゃなくって、話は聞いていたわけで…」
スキルアップなら、上を目指そう、と指差す天井。
Aブルー「どうせだったら、瞬間移動!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ソレは無理では、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「待って下さい、サイオン・タイプが違います!」
ジョミー「キースって、タイプ・イエローだった筈だよ?」
キース 「それで合ってる、タイプ・ブルーではない!」
サム 「無理だろ…」
タイプ・ブルーだけの技なんだしよ、という声。
無理ゲー…。
2026/06/15 (Mon)
さて、6月。梅雨の季節で、週末は生徒会長宅な御一同様。
最近の梅雨は暴れ気味だけに、下手に出掛けるよりも屋内。
シロエ 「よく降りますね、今日はマシな方ですけど」
サム 「普通に傘でいけるしよ」
ジョミー「土砂降りになったら、傘じゃキツイよね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動なら、平気だもん!」
お買い物に行くのも、一瞬だしね、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「傘で手が塞がる心配だって、ちっとも!」
シロエ 「羨ましいです、両手に荷物でオッケーですよね」
スウェナ「その荷物だって、袋に詰めたら、一瞬だわ」
ジョミー「家に向かって、パッと移動で、重さも無関係…」
どれだけ買っても平気で、雨に強くて、とジョミー君も。
ジョミー「おまけに早いし、梅雨には、最強かも…」
サム 「俺たちだって、出来ればいいのによ…」
シロエ 「雨の中を登校するのも、厄介ですし…」
スウェナ「バス停までの道でも濡れるし、バス停だって…」
屋根のあるトコは満員だわよ、とスウェナちゃんの嘆き節。
スウェナ「割り込めないから、傘ごと雨の中で土砂降り…」
ジョミー「アスファルトで跳ね返って、足も濡れるしさ…」
ぶるぅ 「大変そうだね、瞬間移動、楽なんだけどな…」
キース 「まったくだ…」
羨ましすぎて泣けて来るぞ、とキース君の深い溜息。
キース 「今の話で、一気に憂鬱度が大幅アップで…」
一同 「「「は?」」」
何の話だ、と皆の視線がキース君に集中。
シロエ 「キース先輩、何か悩み事でもあるんですか?」
ジョミー「梅雨の季節は、精神的に落ち込むとか?」
サム 「あるらしいよな、太陽に当たらねえとよ…」
幸せ度数、減るって言うぜ、とサム君、うんうん、と。
サム 「雨だと、朝の境内の掃除が出来ねえし…」
シロエ 「あー、朝の光が浴びられませんね」
ジョミー「前の日に叱られたショックとかのリセット…」
出来なくなるから辛いかも、とジョミー君の分析。
ありそう…。
2026/06/01 (Mon)
☆憂鬱になる理由
今年も来たのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅が一番。
雨の話から瞬間移動が脚光を浴びてますけど、憂鬱な人が。
シロエ 「なるほど、雨はメンタルに良くなさそうです」
サム 「でもよ、キース、精神的にタフな方だぜ?」
ジョミー「火だるまショーでも、落ち込まなかったよね…」
スウェナ「雨の日が何日か続いた程度で、落ち込むかしら」
裏山が崩れたとかなら分かるけど、とスウェナちゃん。
スウェナ「元老寺までは届かなくても、墓地の上の方…」
シロエ 「土砂が入るとかは、あるかもですね」
サム 「その場合、責任、寺にあるよな?」
ジョミー「檀家さんには、落ち度、ないしね…」
お供え物の放置とは違うんだから、とジョミー君も。
ジョミー「置きっ放しだった、お供え物、イノシシがさ…」
シロエ 「食べに現れて、墓石、倒すらしいですよね…」
サム 「そっちだったら、寺の責任、軽くなるけどよ…」
見回りが徹底していなかった程度だし、とサム君が捻る首。
サム 「土砂崩れの方だと、そうはいかねえぜ?」
シロエ 「整備不足で、文句を言われてしまいますよ…」
ジョミー「元に戻す工事も、全額、負担だろうね…」
スウェナ「そうなった時には、キースも、うんと憂鬱で…」
修理費用を何処から出すとか、担当なんでしょ、という声。
スウェナ「雨が降る度に、その心配で、鬱になるかも…」
シロエ 「ありそうですけど、瞬間移動と関係は何処に?」
サム 「身体を張って、土砂崩れは止められねえよな…」
ジョミー「崩れる音で飛んで行っても、下敷きっぽいよ?」
飛んでってシールド張る気なのかな、とジョミー君。
ジョミー「一瞬で移動で、展開出来たら…」
ぶるぅ 「そだね…。でもでも、ソレが出来るんなら…」
ブルー 「出掛けなくても、シールドは展開可能だけどね」
シロエ 「指先一本で、オッケーですね?」
サム 「じゃあよ…」
なんでキースが憂鬱に、と聞いてますけど。
土砂崩れのせい…?
2026/06/02 (Tue)
☆土砂崩れの恐れ
今年も梅雨のシーズンでして、週末は生徒会長宅ですけど。
雨を気にせずに済むのが瞬間移動で、キース君が憂鬱な顔。
スウェナ「やっぱり、土砂崩れの件じゃないかしら?」
ジョミー「雨の激しさ、酷くなって来てるしね…」
シロエ 「今までだったら被害ゼロでも、この先は謎です」
サム 「裏山があるのは、間違いねえしな…」
墓地用に開発されている分、ヤベえかも、とサム君も。
サム 「普通の山より、崩れやすいとか、ありそうだぜ」
シロエ 「墓地は垣根くらいしか、木が無いですから…」
スウェナ「保水力、かなり低いわよね…」
ジョミー「今年こそ崩れるかも、って心配してそう…」
だけど、瞬間移動と結び付かない、とジョミー君の疑問。
ジョミー「憂鬱になるポイント、そっちだよね?」
シロエ 「雨が占めてる部分も、大きいかもです」
サム 「まあなあ、土砂崩れと雨はセットものだしよ…」
キース 「いい加減にしてくれ、縁起でもない!」
崩れた場合、損害賠償を請求するぞ、とキース君の怖い顔。
キース 「言霊は馬鹿に出来んし、今日の話は覚えておく」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
シロエ 「お小遣いじゃ、とても足りませんって!」
サム 「万一の時は、工事現場で働くしよ…」
費用は請求しねえでくれ、とサム君、顔面蒼白。
サム 「マジで小遣い、そんなにねえし…」
シロエ 「ぼくもなんです、請求するならマツカ先輩に…」
キース 「マツカは、何も喋っていないが!」
マツカ 「それはいいです、お困りだったら、請求書を…」
ぼく宛に送って貰えますか、とマツカ君、流石な対応。
マツカ 「執事にも伝えておきます、ご遠慮なく」
キース 「お前まで、土砂崩れ説の肩を持つ気なのか…?」
マツカ 「えっと…? もしかして、別件なんでしょうか」
スウェナ「それっぽいわね…」
シロエ 「土砂崩れの心配でないなら、何なんです?」
言霊の件は謝りますから、と質問ですけど。
何故に憂鬱…?
2026/06/03 (Wed)
☆梅雨の風物詩な愚痴
梅雨のシーズンで週末も雨、生徒会長宅で過ごす御一同様。
雨の日の便利技な瞬間移動の話で、キース君が憂鬱でして。
シロエ 「ぼくたちだって、気になりますし…」
サム 「真面目に、なんで雨だと憂鬱なんだよ?」
キース 「何年、俺と付き合っていやがるんだ!」
一同 「「「えっと…?」」」
何年だっけ、と指を折り始めるくらいに、長い腐れ縁。
ジョミー「十年は軽く超えているよね…」
シロエ 「キース先輩が、大学を卒業してからだって…」
スウェナ「何年目かしら、えーっと…?」
キース 「もういい、俺だけ社会人なのは分かるな?」
働いていることを思い出せ、とキース君、腕組み。
キース 「毎年、梅雨になったら愚痴っているのもだ!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と一気にピンと来るのが梅雨のシーズンの風物詩。
ジョミー「そっか、雨の日の月参りだ!」
サム 「自転車はキツイって話だっけな…」
スウェナ「確か、公共の交通機関で行っていたわね?」
キース 「だったら、そろそろ気付いて欲しいものだな」
瞬間移動が羨ましい理由に、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「これで分からないヤツがいるなら、前に出ろ!」
シロエ 「す、すみません!」
サム 「マジで深刻な理由だったのな…」
ジョミー「土砂崩れと違って、雨だと、必ず来るヤツ…」
雨の降り方が激しい今だと、厳しそう、とジョミー君。
ジョミー「ぼくたちが高校に入った頃だと、雨だって…」
サム 「折り畳みの傘があったら、いけたんだけどよ…」
シロエ 「昔話になっちゃいましたね…」
スウェナ「折り畳み傘で走って、コンビニでビニール傘…」
買わない限りは、濡れ方が半端ないわよ、という声まで。
スウェナ「キースの憧れ、スクーターから、瞬間移動に…」
シロエ 「シフトしたかもしれませんね…」
キース 「全く持って、その通りだ…」
檀家さんの家まで一瞬だったら、と嘆いてますけど。
切実かも…。
2026/06/04 (Thu)
☆専用車があるかも
今年も梅雨のシーズンでして、生徒会長宅が雨の日に最適。
週末で来ている御一同様、瞬間移動の便利さに気付いた件。
サム 「瞬間移動だったら、スクーターの比じゃねえな」
ジョミー「タクシーで送迎するより、快適そうだよ」
シロエ 「乗り降りする時だけは、雨の中ですしね…」
運転手さんが傘を差してくれても、とシロエ君。
シロエ 「マツカ先輩みたいに、車寄せでもない限りは…」
スウェナ「そう言えば、贅沢な家だったわよね…」
サム 「雨に濡れずに、車の乗り降り、出来るしよ…」
マツカ 「そうかもですけど、行先にもあるとは…」
限りませんよ、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「ぼくも今では路線バスで、登下校ですけど…」
ジョミー「そっか、校門前だと、車寄せなんか…」
サム 「あるわけねえよな、けどよ、生徒は門までで…」
マツカ 「許可を取ったら、入れるのかもしれません…」
ブルーなんかは、いけそうですよ、とマツカ君の指摘。
マツカ 「瞬間移動を使う代わりに、誰か送迎だったら…」
一同 「「「あー…」」」
言えているかも、と皆の視線が生徒会長に。
シロエ 「会長、実はソルジャーでしたっけ…」
サム 「事実上のトップなんだし、門を車で通れるぜ…」
ジョミー「しかも、黒塗りのタクシーじゃないかな」
キース 「マツカ級で、お抱え運転手の線もありそうだ」
俺たちが知らないだけで、専用車があるとか、という説。
キース 「シャングリラ号に比べたら、車なんぞは…」
シロエ 「格安ですよね、高級車でも…」
ジョミー「マンションの駐車場とかに、置いてあるとか?」
サム 「他の車に当たられねえように、他所でねえの?」
お抱え運転手とセットで、違う所に、とサム君も。
サム 「あるんだったら、キース、貸して貰えよ」
一同 「「「は?」」」
サム 「瞬間移動の代わりに、雨の日の月参り用によ…」
なにしろ使っていねえんだし、と言ってますけど。
専用車を…?
2026/06/05 (Fri)
☆専用車と道路事情
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
其処で話題が瞬間移動で、濡れないだけに月参り向けかも。
キース 「待て、檀家さんの家まで、運転手つきの車か?」
シロエ 「いいと思うんですけど、何か問題ありますか?」
サム 「借りりゃ楽だぜ、料金だってタダでねえの?」
ジョミー「ブルーのツテで頼むんだったら、そうなりそう」
ブルー専用車なんだし、ブルーはタダ、とジョミー君。
ジョミー「ぶるぅにしたって、セットでタダになるよね?」
シロエ 「日頃、使っていないの、面倒だからでしょう」
サム 「スーパーに行くだけのために、専用車はよ…」
頼んでる方が逆に面倒、とサム君が眺める窓の方向。
サム 「まずは連絡で、送迎の時間を伝えねえとよ…」
マツカ 「登下校だったら、時間が決まってますけれど…」
ジョミー「マツカ、もしかして、普段、使わないのは…」
シロエ 「ぼくたちに遠慮だけじゃないかもです」
ぼくたちの行動、思い立ったが吉日ですし、とシロエ君。
シロエ 「急に決まって集合するとか、ありがちですよ」
マツカ 「確かに、そういう面は否定出来ません…」
運転手に頼んでいるより、動いた方が、とクスクスと。
マツカ 「行先によっては、車が横付け出来ない所も…」
サム 「あー、路地裏のラーメン屋とかな…」
ジョミー「美味しいっていう話、出た途端にさ…」
シロエ 「解散した後の夜でも、行ってますよね…」
高級車は表通りまでが限界でしょう、とシロエ君の相槌。
シロエ 「スーパーの場合も、大型車はキツイかもです」
ぶるぅ 「そだね、スーパーよりも、狭い道とかに…」
食材のお店があったりするよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「でもでも、ブルー、専用車なんかは無いもん!」
サム 「マジかよ、キース、借りられねえって?」
キース 「どうせ、檀家さんの家には横付け出来んし…」
絵に描いた餅だが、少し惜しいな、と残念そう。
車ですしね…。
2026/06/06 (Sat)
☆高級車と諸事情
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には魅力的な移動手段。
サム 「なんで、家に横付け、ダメなんだよ?」
シロエ 「道路事情の問題でしょうか?」
スウェナ「住宅街だと、狭い道とか、ありがちだものねえ」
ジョミー「表通りまでしか無理だと、イマイチかもね…」
歩く間に法衣が濡れちゃいそうだし、とジョミー君も。
ジョミー「横付け出来ないとなったら、魅力半減かなあ…」
シロエ 「マツカ先輩も言ってましたね、学校の門…」
マツカ 「門を入ってから校舎まで、遠いですよ」
サム 「間にグラウンドとか、あるもんなあ…」
キースの事情も同じかもな、とサム君、うんうん、と。
サム 「そういや、棚経で回るコースも、道幅がよ…」
ジョミー「自転車だから、それほど気にならないけど…」
シロエ 「車だったら、イマイチですか?」
サム 「すれ違いとかは厳しいかもなあ…」
どっちかの車が譲らねえと…、と現場を知る人の見解。
サム 「かなり下がって横に寄せるとか、そういう…」
一同 「「「あー…」」」
高級車は入れないヤツだ、と皆が納得。
シロエ 「確かに、会長専用車があったとしても…」
スウェナ「絵に描いた餅とか以前に、使えないわよね…」
ジョミー「だけど、惜しくなる程度にはさ…」
サム 「車、憧れだったのな…」
気の毒によ、とサム君、合掌。
サム 「雨の月参り、車ねえけど、頑張れよな…」
キース 「励ましは嬉しいんだが、勘違いは良くない」
サム 「えっと…?」
キース 「僧籍だったら、心得事だぞ」
檀家さんの家に高級車は不可だ、とキース君、腕組み。
キース 「皆さん、経済的な事情がおありなんだし…」
シロエ 「狭いお家にお住まいだと、マズイですよね」
サム 「ヤベえ、気配り問題かよ…」
キース 「車の使い分けは、坊主の基本だ!」
この際、覚えておくんだな、と睨んでますけど。
使い分け…?
2026/06/07 (Sun)
☆車と使い分け
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
其処で出て来た瞬間移動の話、キース君が羨ましがる裏技。
シロエ 「車の使い分けって、何なんですか?」
キース 「坊主の間では、常識なんだが…」
実践している家と、そうでない家が、と副住職、合掌。
キース 「俺の家だと、後者になるわけで…」
一同 「「「えっと…?」」」
キース 「宿坊の方にも車はあるんだが、自家用車は…」
親父の車が一台だけで、とキース君の渋面。
キース 「二台持てるほど、余裕がないからな…」
サム 「お前、欲しがっているじゃねえかよ」
キース 「夢を見るのは、俺の自由だ!」
買えるとしたら、スクーターまでだろう、とキース君。
キース 「そういう寺だと、使い分けは不要なんだが…」
シロエ 「もしかして、高級車と大衆車の違いですか?」
キース 「正解だ!」
高級車を持てる寺なら、大衆車も買えるぞ、とフウと溜息。
キース 「普段、乗り回すのは高級車の方で、月参りは…」
サム 「大衆車の方を使うわけな?」
キース 「でないと、檀家さんに顔向けが出来ん!」
儲かっている理由が何であろうと、と繰る数珠レット。
キース 「空き時間に株で稼いでいようが、車に反映は…」
シロエ 「よろしくないんすね?」
キース 「坊主丸儲け、という言葉が存在するくらいだぞ」
サム 「お布施で高級車、買ったわけじゃねえのにな…」
勘違いされても仕方ねえかも、とサム君、納得した模様。
サム 「借り物にしたって、高級車はアウトだよなあ…」
キース 「軽自動車を持ってやがったら、借りるんだが…」
その場合は運転手が問題で、とキース君の苦笑い。
キース 「専用車と違って、専属の運転手がいなくて…」
ジョミー「自分が免許を取るしかないよね?」
キース 「借りられるんだったら、検討するが…」
ブルー 「生憎と無いね、夢を見るより…」
現実的な策を考えてみたら、と言ってますけど。
どんなの…?
2026/06/08 (Mon)
☆車を持つには
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
濡れずに動ける瞬間移動、キース君には羨ましい技でして。
シロエ 「現実的な策って、どんなのですか?」
キース 「バイトを増やして、軽自動車の金を稼げと?」
ジョミー「それっぽいけど、車って、買った後もさ…」
サム 「けっこう金がかかるらしいぜ」
ガソリン代に維持費、馬鹿にならねえんだろ、とサム君も。
サム 「バイトを辞めてる場合じゃねえと思うぜ」
シロエ 「まるで車の奴隷ですよね…」
スウェナ「第一、バイト、何処でやる気なの?」
ジョミー「王道じゃないかな、会館とかで…」
バイトのお坊さん、とジョミー君。
ジョミー「勤務出来る日、選べそうだけど、出勤したら…」
サム 「二日間ほど、拘束だよな?」
ブルー 「そうだろうねえ、枕経から始めた場合は…」
三日間かも、と生徒会長、いえ、銀青様の仰せ。
ブルー 「急ぐ家だと、枕経の日に、お通夜になるけど…」
サム 「間を置く家だって、ちゃんとあるよな…」
ブルー 「お坊さんを会館に頼む理由が、正当な時はね…」
菩提寺が遠くて、頼めないとか、と生徒会長、合掌。
ブルー 「そういう場合は、菩提寺の方に連絡してさ…」
シロエ 「誰か回して貰うんですね?」
ブルー 「空きがあったら、菩提寺のツテでいけても…」
サム 「ダメなケースも出て来そうだよな…」
菩提寺って言ってもピンキリだしよ、と僧籍な人。
サム 「顔が狭けりゃ、ツテもねえよなあ…」
ブルー 「ツテで派遣が無理になったら、会館経由で…」
サム 「誰か頼んでくれ、ってヤツかよ…」
ブルー 「ピンポーン!」
だから会館経由と言っても、読経フルコース、という説明。
ブルー 「枕経の日が要るから、三日間、拘束!」
一同 「「「うーん…」」」
ブルー 「拘束時間はフルじゃないけど、出勤は三回!」
サム 「三回かよ…」
楽なバイトと言えねえよな、と唸ってますけど。
三回ですか…。
2026/06/09 (Tue)
☆無理そうなバイト
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅な面々。
瞬間移動の話が出まして、濡れずに動けてキース君の憧れ。
キース 「会館の坊主バイトは、楽とは言えんぞ」
サム 「やっぱ、三日はキツイよなあ…」
キース 「取り分も、さほど無いらしい」
一同 「「「は?」」」
坊主丸儲けの延長なのでは、と皆がキョトン。
シロエ 「会館でやっても、お坊さんにはお布施ですよね」
キース 「間に会館が入るというのを忘れるな!」
サム 「もしかしなくても、天引きかよ?」
キース 「かなりの部分を、持っていかれると聞いている」
手取りは少なくなるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「軽自動車を買うまでの間に、何回、出勤やら…」
ジョミー「その後、維持費を稼ぐわけだよね?」
スウェナ「大変そうだわ、ホントに文字通り車の奴隷ね…」
サム 「現実的な解決策でも、無理なんでねえの…」
月参りの他にバイトなんだぜ、とサム君が軽く広げる両手。
サム 「諦めた方がマシな気しかしねえんだけど…」
キース 「俺もそう思う…」
現状に甘んじておくしか、とキース君、諦めの境地。
キース 「梅雨の間だけの我慢だしな…」
シロエ 「ですよね、昨今、秋雨も暴れがちですけど…」
スウェナ「梅雨ほど長引くわけじゃないものね…」
ブルー 「あのねえ…」
誰も車とは言っていないよ、と生徒会長の苦笑い。
ブルー 「キースだったら、出来そうなことでさ…」
一同 「「「えっと…?」」」
どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「キース先輩ならではの、スキルとかですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
キースの頭に注目したまえ、と生徒会長、ニッコリ。
ブルー 「キースだけが出来る、特殊なサイオンのさ…」
サム 「アレかよ、坊主頭に見せかけるヤツ…」
ジョミー「サイオニック・ドリームの、応用だよね?」
瞬間移動は無関係じゃあ、という疑問ですけど。
それはそう…。
2026/06/10 (Wed)
☆使わない思念波
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末も雨だと生徒会長宅で。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、キース君には羨望な件。
ブルー 「瞬間移動は無関係だけど、みんなの中にさ…」
シロエ 「お坊さんだったら、他には、いませんけど?」
スウェナ「サムとジョミーは、名前だけだものねえ…」
ブルー 「違うよ、ああいうスキルを持っている人…」
誰かいるかな、と生徒会長が見回す部屋の中。
ブルー 「せいぜい、思念波止まりなんじゃあ?」
シロエ 「それはまあ…。しかもスマホが便利ですしね…」
ジョミー「思念を飛ばす前に、つい、使っちゃうよね…」
キース 「俺の場合は、仕事関係が多いし、余計にな…」
檀家さんに思念で連絡は出来ん、と副住職な人。
キース 「スマホでさえも、使いこなせない人が多めで…」
サム 「あー…。家の電話も黒電話な、ご高齢者様な…」
キース 「お子様たちがいらして、困るらしいぞ」
シロエ 「家にWi-Fiが無いというパターンですね?」
通信費が高くつくヤツで…、とシロエ君が竦める肩。
シロエ 「けっこう多いと聞いてますけど…」
キース 「年末年始と、お盆の頃には、難民が増えるぞ」
ジョミー「なんで、キースが知っているのさ?」
キース 「墓参りに来た方が、愚痴を漏らしがちで…」
宿坊のWi-Fiを開放している、と気配り完璧。
キース 「難民の方が集って、スマホだからな…」
一同 「「「あー…」」」
お寺かどうかは気にしないか、と誰もが納得。
シロエ 「確かに、宿坊、Wi-Fi、必須ですしね…」
キース 「スターリンクが要る環境でもないし…」
無料開放は寺の義務だろう、と宿坊つきならでは。
キース 「そういう環境で暮らしていると、思念波は…」
サム 「縁遠くなっちまうよなあ…」
ブルー 「その件も込みで、復習しながらスキルをさ…」
キース 「俺に磨けと?」
ブルー 「どうかな?」
いい機会だと思うけれどね、と笑顔ですけど。
スキル…?
2026/06/11 (Thu)
☆スキルを磨けば
梅雨のシーズンは雨が降りがち、週末は生徒会長宅が一番。
雨でも濡れない瞬間移動が、キース君の羨望の的な状況で。
キース 「俺のスキルを磨けば、何か起こるのか?」
シロエ 「雨が続いて退屈ですから、坊主ショーかもです」
サム 「あー…。キースがツルピカだったら、笑えるぜ」
ジョミー「修行道場の時に見たのが、最初で最後だもんね」
何年前の話だっけ、とジョミー君が折っている指。
ジョミー「大学時代の修行だったし、えっと…?」
シロエ 「道場が終わった日が、クリスマス当日でした」
サム 「イブはキッチリ、締めの読経だっけなあ…」
スウェナ「アレが原因で、別れるカップルいるらしいわね」
大学生活最後のクリスマスに、デートどころか、という声。
スウェナ「よっぽど出来た彼女以外は、出迎えよりも…」
シロエ 「道場が始まる前に、別れ話を切り出しますよ」
サム 「修行中は、スマホも使えねえしよ…」
ジョミー「キースの時代は、ガラケーだったけれどね…」
どっちにしたって繋がらないし、とジョミー君。
ジョミー「普通、別れて終わりじゃないのかな?」
キース 「同じ大学で出来た彼女でも、正直、厳しい…」
サム 「やっぱ、そうかよ?」
キース 「クリスマス期間に絶縁状態、終われば丸坊主…」
耐えられる女子大生は、そうはいないぞ、と副住職、合掌。
キース 「有名な寺の跡継ぎ狙いか、寺の娘で耐性持ち…」
シロエ 「それ以外の彼女は、逃げるんですね?」
キース 「辛いケースは、無言で逃げていないヤツだな…」
一同 「「「あー…」」」
道場が終わったら、彼女無しだ、と皆がガクブル。
キース 「道場入りの前に、クリスマスプレゼントを…」
サム 「手配しといたヤツだけ貰って、音信不通な…」
キース 「今も例年、あるあるらしいぞ」
シロエ 「悲惨ですねえ…」
ジョミー「思い出話、坊主頭で語ればさ…」
絶対ウケるし、坊主ショー、と注文ですけど。
スキルは磨けそう…。
2026/06/12 (Fri)
☆法衣でなければ
雨が降るのが梅雨のシーズン、生徒会長宅が週末の定位置。
其処で出て来た瞬間移動な便利技、雨でも濡れずに楽々で。
キース 「坊主ショーなど、断固、断る!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ケチすぎる、と文句が出まくり。
シロエ 「それは無いでしょう、スキル磨きです!」
サム 「ブルーも言ったし、頑張れよな!」
ジョミー「ホントだってば、逃げていないで頑張るべき!」
スウェナ「スキルはアップしてこそだわよ!」
坊主頭に限定でも、とスウェナちゃん、ズイと。
スウェナ「それに本来、サイオニック・ドリームだし…」
ジョミー「使いようによっては、他にも応用出来るよ!」
サム 「雨の月参り、楽が出来るかもしれねえぜ?」
一同 「「「は?」」」
どんな方法、と皆の視線がサム君に集中。
シロエ 「まさか、檀家さんの家で、玄関先だけですか?」
ジョミー「入らないなら、雨合羽とか、着たままだよね?」
スウェナ「月参りをしたふりをして、次に行くのね?」
キース 「流石に、それは酷すぎるかと…」
仏様にも申し訳が立たん、とキース君の渋面。
キース 「入らずに済んだら、確かに楽ではあるが…」
サム 「そうじゃねえって、服の方な!」
キース 「服だと?」
サム 「法衣、着ているフリも出来るんでねえの?」
実際は半袖半パンでもよ、とサム君が立てる親指。
サム 「裾とか袖が長い法衣よりかは、ずっとマシだぜ」
一同 「「「あー…」」」
濡れ方と不快感が違うわけだ、と一同、納得。
ジョミー「タオルで拭いたら、一発だもんね…」
サム 「足元にしてもよ、草履なんかは要らねえし…」
シロエ 「スニーカーなだけでも、違いますよね…」
長靴だったら最強です、とシロエ君の相槌。
シロエ 「キース先輩、やってみませんか?」
サム 「チャレンジする価値、あると思うぜ?」
キース 「そうか、アリかもな…」
法衣を着ずに済むんだったら、と言ってますけど。
確かに…。
2026/06/13 (Sat)
☆実践している人
梅雨のシーズンは雨の日が多め、週末は生徒会長宅が一番。
瞬間移動の話が出まして、雨に強いので羨ましいキース君。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ジョミー「実際、やってる人がいたような…」
一同 「「「えっと…?」」」
そうだったかな、と皆の視線が生徒会長に。
サム 「ブルー、やってたっけか?」
ブルー 「坊主頭の方なら、あちこちのお寺で…」
ぶるぅ 「修行の間にやっていたけど、服は知らないよ?」
誤魔化す必要、ないんだもん、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「法衣で行く時は、ちゃんと法衣だし…」
ブルー 「他の場面でも、服なんかでは…」
サイオニック・ドリームは使っていないよ、と断言。
ブルー 「ジョミー、その先、言わない方がさ…」
ジョミー「あーっ!?」
??? 「もしかしなくても、お呼びなのかな?」
身に覚えが、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「ひぃぃっ!!!」」」
ブルー 「だから、ジョミーに注意したのに…」
ジョミー「ウッカリしてたよ…」
思い出しちゃったモンだから、とジョミー君、顔面蒼白。
ジョミー「呼んでないから、すぐに帰って!」
Aブルー「失礼だねえ…」
ぶるぅ 「んとんと、お土産、急いで詰めるから!」
今日のおやつ、と料理上手なお子様も、ワタワタ。
ぶるぅ 「ぶるぅの分と、ハーレイの分も入れるよ!」
Aブルー「追い出しにかからなくても、話くらいはさ…」
聞いてくれてもいいだろう、とソルジャー、居座る体勢。
Aブルー「サイオニック・ドリームで、服の誤魔化し…」
ブルー 「やってるらしいね、常習犯で…」
Aブルー「ピンポーン!」
こっちじゃなくって、ぼくの世界で、と威張り返る人。
Aブルー「ソルジャーの衣装で、人類の街は無理だしさ…」
シロエ 「潜入班に借りればいいでしょう!」
Aブルー「サイズの問題とか、面倒で…」
それに流行りの服でキメたい、と笑顔ですけど。
常習犯…。
2026/06/14 (Sun)
☆目指すなら上を
雨が多いのが梅雨のシーズン、週末は生徒会長宅ですけど。
瞬間移動が話題になって、キース君には羨ましい技でして。
Aブルー「それでキースは、どうしたいのかな?」
キース 「法衣に見せかけられたら、楽になるんだが…」
シロエ 「スキルアップしましょう、キース先輩!」
サム 「服が無理なら、足元だけでもよ…」
草履とスニーカーじゃ違うぜ、とサム君のプッシュ。
サム 「髪だけだったら出来るんだし、足先だけもよ…」
スウェナ「服を丸ごとよりかは、簡単そうよ?」
キース 「そうだな…。草履だけでも、何とかしてみるか」
ぶるぅ 「足元だけの練習するなら、スリッパだね!」
みんな、普段は履いてないけど、と家事万能なお子様も。
ぶるぅ 「やるんだったら、お客様用のを持って来る!」
キース 「頼む、そいつで練習して…」
サム 「スリッパが草履に見えるようにするのな?」
キース 「出来るようになったら、靴もいけるぞ」
スリッパを借してくれ、とキース君、やる気。
キース 「上等のヤツでなくていいから、適当に」
ぶるぅ 「オッケー!」
取って来るね、とドアの方へと跳ねてピョンピョン。
ぶるぅ 「どれがいいかな、夏用だよね!」
Aブルー「ちょっと待った!」
ぶるぅ 「ん-と…?」
夏用のスリッパ、ダメだったかな、と首を傾げるお子様。
ぶるぅ 「衣替えの季節なんだし、夏用でいいと思うの!」
Aブルー「そうじゃなくって、話は聞いていたわけで…」
スキルアップなら、上を目指そう、と指差す天井。
Aブルー「どうせだったら、瞬間移動!」
一同 「「「えーっ!?」」」
ソレは無理では、と誰もが見合わせる顔。
シロエ 「待って下さい、サイオン・タイプが違います!」
ジョミー「キースって、タイプ・イエローだった筈だよ?」
キース 「それで合ってる、タイプ・ブルーではない!」
サム 「無理だろ…」
タイプ・ブルーだけの技なんだしよ、という声。
無理ゲー…。
2026/06/15 (Mon)
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